JP2015046097A - Rfidプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙上のRFIDタグの位置を変更することなく、良好な条件で通信を行うことができるRFIDプリンタを提供する。【解決手段】RFIDプリンタ10は、通信手段を介してRFIDタグ4に出力する電磁波の出力値を切り替えるリーダライタ制御部32と、プラテンローラ12による用紙1の搬送位置を制御してRFIDタグ4の通信位置を複数位置設定し、かつ、リーダライタ制御部32を制御して電磁波の出力値を複数値設定し、設定した複数のRFIDタグ4の通信位置、及び、設定した複数の電磁波の出力値の組み合わせについて、通信状態を検査し、検査結果に基づき良好な電磁波の出力値及び通信位置を検出し、アンテナは、検出結果にしたがって位置調整が可能であり、リーダライタ制御部32は、検出結果にしたがって出力値の切り替えが可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、RFIDタグが付設された用紙に対して、印字と、情報の読み書きを行うRFIDプリンタに関するものである。
近年、種々の情報を記憶するICチップと、このICチップに接続された通信用アンテナからなるRFID(radio frequency identification)タグを用紙に付設し、この用紙を物品に付して無線による非接触の自動識別を行なう技術が普及している。
RFIDタグのICチップには、コイル状のアンテナが接続されており、このアンテナに、リーダライタからの電磁波が当たると電流が生じ、この電流を使ってICチップを駆動し、リーダライタから送られてくるデータを受信したり、ICチップ内のメモリに格納されている情報を無線で返信したりする。
したがって、RFIDタグとアンテナとの位置関係及びアンテナから出力される電磁波の出力値の大きさが、通信状態を決定する大きな要因であった。
特許文献1には、良好な通信状態を得られるRFIDタグの位置及びアンテナから出力される電磁波の出力値の大きさを自動的に検査できるが開示されている。この技術は、キャリブレーション機能として、すでに実際のRFIDタグにも採用されている機能である。
特開2007−213298号公報
上述した従来の技術では、良好な通信状態を得られるRFIDタグの位置及びアンテナから出力される電磁波の出力値の大きさについて、最適な条件を取得できる。このうち、電磁波の出力値については、RFIDプリンタの設定により容易に切り替えが可能である。しかし、従来のRFIDタグの位置は、用紙毎に決まっているものである。したがって、従来は、上述のキャリブレーション機能により、RFIDタグの位置(通常は、プラテンの接触位置からの距離で表現する)を求め、これに適合する位置にRFIDタグを設けた用紙を製造していた。したがって、従来は、RFIDプリンタのモデルチェンジに合わせて用紙を作り直す必要があり、用紙の共通化が図りにくいという問題があった。
また、用紙を作り替えない場合には、用紙の搬送機構により、RFIDタグの通信位置を制御する方法が考えられるが、その場合には、連続した搬送が困難になり、印字速度(発行速度)の低下を招いてしまうという問題があった。
本発明の課題は、用紙上のRFIDタグの位置を変更することなく、良好な条件で通信を行うことができるRFIDプリンタを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、RFIDタグが付設された用紙に印字する印字手段と、前記用紙を搬送する用紙搬送手段と、アンテナを有し、前記アンテナを用いて前記RFIDタグへ非接触により情報を読み書きする通信手段と、を有するRFIDプリンタにおいて、前記通信手段を介して前記RFIDタグに出力する電磁波の出力値を切り替える出力切替手段と、前記用紙搬送手段による前記用紙の搬送位置を制御して前記RFIDタグの通信位置を複数位置設定し、かつ、前記出力切替手段を制御して電磁波の出力値を複数値設定し、設定した複数の前記RFIDタグの通信位置、及び、設定した複数の電磁波の出力値の組み合わせについて、通信状態を検査する検査手段と、前記検査手段による検査結果に基づき良好な電磁波の出力値及び通信位置を検出する検出手段と、を備え、前記アンテナは、前記検出手段の検出結果にしたがって位置調整が可能であり、前記出力切替手段は、前記検出手段の検出結果にしたがって出力値の切り替えが可能であること、を特徴とするRFIDプリンタである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のRFIDプリンタにおいて、前記アンテナの位置調整、及び、前記出力値の切り替えの後に、利用者に対して前記検査手段を用いた再検査を行うか否かの判断を求める再検査確認手段を備えること、を特徴とするRFIDプリンタである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のRFIDプリンタにおいて、当該RFIDプリンタに用いられる連続用紙に前記RFIDタグが搬送方向において並ぶピッチを含む用紙情報を取得する用紙情報取得手段を備え、前記検出手段は、良好な通信位置として検出した通信位置を用いる場合に印字実行時に用紙の逆搬送が必要となるか否かを判断し、逆搬送が必要となる場合には、逆搬送が不要であって、かつ、通信が可能な位置を新たに良好な通信位置として検出し直すこと、を特徴とするRFIDプリンタである。
本発明のRFIDプリンタによれば、用紙上のRFIDタグの位置を変更することなく、良好な条件で通信を行うことができる。
本発明によるRFIDプリンタ10の第1実施形態の概要を示す図である。 用紙1が搬送されている状態を模式的に示した図である。 RFIDプリンタ10の回路構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態のRFIDプリンタ10の通信条件の調整に関する動作の流れを示すフローチャートである。 検査結果、及び、良好な条件の検出結果の表示例を示す図である。 アンテナ17を移動させる状態を示す図である。 第2実施形態のRFIDプリンタ10の通信条件の調整に関する動作の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態のRFIDプリンタ10の通信条件の調整に関する動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるRFIDプリンタ10の第1実施形態の概要を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
RFIDプリンタ10は、サーマルヘッド11と、プラテンローラ12と、ラベル供給部13と、リボン供給部14と、リボン巻取り部15と、センサ16と、リーダライタ18とを備えている。
サーマルヘッド(印字手段)11には、複数の発熱体が幅方向に形成されている発熱体部がプラテンローラ12に対向するように配置されている。この発熱体部がプラテンローラ12との間で後述する用紙1を挟持した状態で用紙1に当て付けられることとなる。また、サーマルヘッド11は、プラテンローラ12の向きに加圧されている。サーマルヘッド11は、発熱体部を選択的に発熱させることにより、用紙1にインクリボンRからインクを転写させて印字を行う。また、サーマルヘッド11は、感熱用紙に対して印字を行うこともできる。
プラテンローラ(用紙搬送手段)12は、不図示のタイミングベルトを介して搬送モータ26(図3参照)に接続されている。プラテンローラ12は、搬送モータ26の駆動により、回転駆動する。
ラベル供給部13は、ロール状に巻かれた用紙1が装填され、用紙1をサーマルヘッド11とプラテンローラ12との間へ繰り出す。
リボン供給部14は、用紙1上のラベル3に熱転写により印字を行うためのインクリボンRを、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間に供給する。
リボン巻取り部15は、使用済のインクリボンRをサーマルヘッド11とプラテンローラ12との間から回収し、巻取る。
センサ16は、用紙1の搬送路途中に配置された光センサであり、ラベル3の先端を検知する。
リーダライタ(通信手段)18は、RFIDタグ4と通信を行うアンテナ17を有しており、RFIDタグ4のICチップに対しデータの読み書きを行う。このリーダライタ18に設けられているアンテナ17は、用紙1の搬送方向に沿って、その位置を移動可能となっている。アンテナ17は、手動で移動されて、所望の位置で不図示の固定機構により、固定される。また、リーダライタ18には、アンテナ17の位置を用紙1のプラテンローラ12との接触位置からの距離で示す不図示の目盛りが設けられている。
図2は、用紙1が搬送されている状態を模式的に示した図である。
用紙1は、台紙2と、ラベル3とRFIDタグ4とを有している。
台紙2は、帯状に形成されており、その一方の面に剥離面が形成されている。
ラベル3は、台紙2の剥離面上に不図示の粘着剤層を介して仮着されている。
RFIDタグ4は、ラベル3の基材と粘着剤層との間に挟まれる形で埋め込まれており、不図示のICチップとタグ側アンテナとを有している。
図3は、RFIDプリンタ10の回路構成を示す概略ブロック図である。
RFIDプリンタ10は、CPU20と、不揮発性メモリ21と、EEPROM22と、RAM23と、外部インタフェース25と、搬送モータ26と、搬送モータ制御部27と、操作部28と、操作制御部29と、ヘッド制御部30と、センサ制御部31と、リーダライタ制御部32と、描画展開部33と、システムバス34とを備えている。
CPU(central processing unit)20は、不揮発性メモリ21に記憶されている各種制御プログラムにしたがって動作し、システムバス34を介して以下に示す各部を統括して制御する。本実施形態では、CPU20は、RFIDタグ4の通信位置を複数位置設定し、かつ、出力切替手段として機能するリーダライタ制御部32を制御して電磁波の出力値を複数値設定し、設定した複数のRFIDタグ4の通信位置、及び、設定した複数の電磁波の出力値の組み合わせについて、通信状態を検査する検査手段としての機能も有する。さらに、本実施形態では、CPU20は、上述の検査による検査結果に基づき良好な電磁波の出力値及び通信位置を検出する検出手段としての機能も有する。
不揮発性メモリ21は、各種制御部のプログラムを格納するROM(read only memory)やフラッシュメモリ等により構成されている。
EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)22は、不揮発性で書き換え可能なメモリであってRFIDプリンタ10の各種動作の設定を保持する。
RAM(random access memory)23は、CPU20の作業領域として使用される。
外部インタフェース(外部I/F)25は、ホスト24と有線又は無線により通信を行うためのインタフェースである。
搬送モータ26は、プラテンローラ12を駆動して用紙1を搬送するステッピングモータ等の電動機である。
搬送モータ制御部27は、搬送モータ26の制御を行なう。搬送モータ制御部27は、搬送モータ26の回転速度を制御することにより、ラベル3が仮着された台紙2の搬送速度を制御する。また、搬送モータ制御部27は、搬送モータ26を正回転させ、台紙2をラベル搬送方向で上流から下流へ搬送するか、又は、搬送モータ26を逆回転させ、台紙2をラベル搬送方向とは逆方向の下流から上流へ搬送するかを制御する。
操作部28は、RFIDプリンタ10の動作に関する情報の設定入力に用いられる各種釦と表示部とを有している。
操作制御部29は、操作部28を制御する。
ヘッド制御部30は、サーマルヘッド11を制御する。
センサ制御部31は、センサ16の制御を行なう。
リーダライタ制御部(出力切替手段)32は、RFIDタグ4との通信を行うリーダライタ18を制御する。リーダライタ制御部32は、リーダライタ18から出力する電磁波の強度、つまり出力値(dBm:デシベル値)を切り替えることができる。また、リーダライタ制御部32は、リーダライタ18を介してラベル3に付設されたRFIDタグ4へ情報の書き込み又は読み込みを行う。
描画展開部33は、ラベル3の表面に可変情報を印字するための描画を生成する。
図4は、第1実施形態のRFIDプリンタ10の通信条件の調整に関する動作の流れを示すフローチャートである。
ステップ(以下、Sとする)100では、CPU20が、通信状態の検査を行う。すなわち、CPU20は、プラテンローラ12による用紙1の搬送位置を制御してRFIDタグ4の通信位置を複数位置設定し、かつ、リーダライタ制御部32を制御して電磁波の出力値を複数値設定し、設定した複数の前記RFIDタグの通信位置、及び、設定した複数の電磁波の出力値の組み合わせの全てについて、通信状態を検査する。そして、CPU20は、組み合わせ毎の通信状態の検査結果を例えばRAM23上に一時的に記憶したり、不揮発性メモリ21上に記憶したりする。
S110では、CPU20が、S100における検査結果に基づいて、良好な電磁波の出力値及び通信位置の検出を行う。そして、CPU20は、検査結果、及び、良好な条件の検出結果を、操作部28が有する表示部に表示したり、外部I/F25を介してホスト24に送ったりして、利用者に提示する。
図5は、検査結果、及び、良好な条件の検出結果の表示例を示す図である。
図5中の横軸は、印字位置(用紙1がサーマルヘッド11とプラテンローラ12とに挟まれる位置)からRFIDタグ4の位置(通信位置)までの距離を示し、縦軸は、リーダライタ18からの出力値を示している。また、図中の丸印は、通信可能であった条件を示し、丸印がない条件は、通信不可であったことを示す。丸印のうち、黒く塗り潰した条件は、最適な条件として検出した通信位置、及び、出力値を表している。この黒く塗り潰した条件が重なる条件が最適な条件である。図5の例では、最適な条件は、通信位置が50mmであり、出力値が13.8dBmとなる。
なお、このS100及びS110で行う処理は、従来からRFIDプリンタに搭載されている、キャリブレーション機能と同様な処理である。
図4に戻って、S120では、利用者が手動でアンテナ17の位置を移動させる調整を行う。図5の例では、RFIDタグ4の通信位置は、印字位置から50mmの位置が最適であるとの結果を得ている。この値に合わせて、本実施形態では、アンテナ17の位置を印字位置から50mmの位置となるように移動させる。
図6は、アンテナ17を移動させる状態を示す図である。例えば、図6(a)の状態で、アンテナ17が印字位置から40mmの位置にあったとしたら、図6(b)のように、アンテナ17が印字位置から50mmの位置となるように調整を行う。なお、アンテナ17の位置は、本実施形態のように、目盛りを設けて目視で位置合わせを行うようにしてもよいし、位置センサとエンコーダとを組み合わせてアンテナ17の位置をより正確に表示するようにしてもよい。
ここで、S100及びS110で行ったキャリブレーション機能による検査結果は、アンテナ17が検査実行時にある位置(通常は、所定の位置を決めておく)に固定された状態において、RFIDタグ4の通信位置を探るものである。よって、得られた最適条件としての通信位置は、アンテナ17の位置を示すものではない。RFIDプリンタ10には、様々な材料が用いられており、金属等の導電性を有する部材も多数が複雑に組み合わせられている。RFIDタグ4との通信に用いる電磁波は、これら金属等の導電性を有する部材の影響を受け、最適な通信位置は、必ずしもアンテナ17の直近とはならない。よって、上述のS100及びS110で行ったキャリブレーション機能による検査結果により得られたRFIDタグ4の通信位置は、アンテナ17のある位置とずれている場合が多い。
先に述べたように、従来は、上述の検査結果に合わせて、用紙1上のRFIDタグ4の位置を決め、RFIDプリンタ10に合わせた専用の用紙1を製造し、利用していた。しかし、本実施形態では、用紙1を変更せず、その代わりとして、アンテナ17の位置を、RFIDタグ4の通信位置に合わせるように移動させる調整を行うようにしている。これにより、厳密には、通信環境が変化するので、最適位置は、若干ずれることとなる。しかし、RFIDプリンタ10を構成する他の部品の位置は、変更されていないので、最適位置が大きくずれることがない。また、アンテナ17とRFIDタグ4とが近い位置にあると通信に有利であることは、明らかである。
よって、本実施形態のRFIDプリンタ10では、アンテナ17を移動させることができるように構成し、これにより、本実施形態のRFIDプリンタ10は、用紙1を変更することなく、良好な条件で通信が可能となる。
図4に戻って、S130では、CPU20は、最適な出力値となるように、リーダライタ制御部32に出力値の切り替えを行わせる。
以上説明したように、第1実施形態によれば、RFIDプリンタ10は、検査結果に合わせてアンテナ17の位置を変更可能とした。よって、RFIDプリンタ10は、用紙1上のRFIDタグ4の位置を変更することなく、良好な条件で通信を行うことができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態のRFIDプリンタ10の通信条件の調整に関する動作の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態のRFIDプリンタ10は、図7に示すS240の動作を行う他は、第1実施形態のRFIDプリンタ10と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態では、CPU20が、アンテナの位置調整、及び、出力値の切り替えの後に、利用者に対して再検査を行うか否かの判断を求める再検査確認手段としての動作(図7のS240)を行う。
S200からS230は、第1実施形態のS100からS130と同様なので、説明は省略する。
S240では、CPU20は、操作部28の表示部に表示を行う等により、利用者に対して再検査を行うか否かの判断を求める。再検査を行う旨の入力が行われた場合には、
S200へ戻る。一方、再検査を行わない旨の入力が行われた場合には、動作を終了する。
第1実施形態において説明したように、S210における検査により得られる通信位置は、検査時のアンテナ17の位置を固定した条件下での、RFIDタグ4の通信位置を検査するものである。よって、アンテナ17の位置を移動すると、通信条件が変化し、移動した位置が最適な条件ではないおそれがある。特に、検査時のアンテナ17の位置と移動後のアンテナ17の位置とが大きく離れている場合には、移動した位置が最適な条件ではない可能性が高くなる。
そこで、第2実施形態では、再検査の実行が可能な形態とし、より精度の高い調整を可能としている。なお、検査は、多数の組合せを実行するものであることから、検査時間が長時間となる。よって、本実施形態では、再検査の実行を利用者が任意に選択可能として、利用者の便宜を図っている。
以上説明したように、第2実施形態のRFIDプリンタ10は、アンテナ17の位置調整後に、再検査の要否を利用者に問い合わせ、必要に応じて再検査を行う。よって、利用者が望む場合には、より精度の高い調整を行うことが可能である。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態のRFIDプリンタ10の通信条件の調整に関する動作の流れを示すフローチャートである。
第3実施形態のRFIDプリンタ10は、図8に示すS300の動作と、S330及びS340の動作を行う他は、第1実施形態のRFIDプリンタ10と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
S300では、CPU20は、操作制御部29を制御して、印字に用いる用紙1の用紙情報を取得する用紙情報取得手段として動作する。用紙情報は、利用者により入力されるものであり、CPU20は、操作制御部29を制御して、利用者に対して用紙情報の入力を促す。また、取得する用紙情報としては、台紙2上にRFIDタグ4が搬送方向において並ぶピッチを少なくとも含むことが必要である。
S310及びS320は、第1実施形態のS100及びS110と同様な処理を行う。
S330では、検査手段としてのCPU20は、S320において良好な通信位置として検出した通信位置を用いる場合に印字実行時に用紙の逆搬送が必要となるか否かを判断する。逆搬送が必要な場合には、S340へ進み、逆搬送が不要な場合には、S350へ進む。
S340では、逆搬送が不要であって、かつ、通信が可能な位置を新たに良好な通信位置として検出し直し、利用者に対して再提示する。これにより、実際の印字動作において逆搬送が不要となり、効率よくRFIDラベルの発行を行うことができる。
S350及びS360は、第1実施形態のS120及びS130と同様な処理を行う。
以上説明したように、第3実施形態によれば、通信品質と発行速度とのバランスを考慮したより使い勝手のよい通信位置を設定可能である。
なお、本明細書及び請求項中においては、当業者の通常の用法として、RFIDプリンタによる各種情報の出力を「印字」と記載している。しかし、「印字」との記載は、上述したように、RFIDプリンタによる情報の出力を指すものであり、文字の出力に限らず、バーコード等の図形や画像等の出力も含む広義の意味であるものとする。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
各実施形態において、アンテナ17の位置の移動は、手動で行う例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、周知の各種センサと駆動機構を備えて、アンテナ17を自動的に移動させるようにしてもよい。
各実施形態において、サーマルヘッドを用いた熱転写方式のプリンタを例に挙げて説明した。これに限らず、印字方式は、例えば、インクジェット方式であってもよい。
なお、第1実施形態から第3実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 用紙
2 台紙
3 ラベル
4 RFIDタグ
10 RFIDプリンタ
11 サーマルヘッド
12 プラテンローラ
13 ラベル供給部
14 リボン供給部
15 リボン巻取り部
16 センサ
17 アンテナ
18 リーダライタ
20 CPU
21 不揮発性メモリ
22 ROM
23 RAM
24 ホスト
25 外部インタフェース
26 搬送モータ
27 搬送モータ制御部
28 操作部
29 操作制御部
30 ヘッド制御部
31 センサ制御部
32 リーダライタ制御部
33 描画展開部
34 システムバス
R インクリボン

Claims (3)

  1. RFIDタグが付設された用紙に印字する印字手段と、
    前記用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    アンテナを有し、前記アンテナを用いて前記RFIDタグへ非接触により情報を読み書きする通信手段と、
    を有するRFIDプリンタにおいて、
    前記通信手段を介して前記RFIDタグに出力する電磁波の出力値を切り替える出力切替手段と、
    前記用紙搬送手段による前記用紙の搬送位置を制御して前記RFIDタグの通信位置を複数位置設定し、かつ、前記出力切替手段を制御して電磁波の出力値を複数値設定し、設定した複数の前記RFIDタグの通信位置、及び、設定した複数の電磁波の出力値の組み合わせについて、通信状態を検査する検査手段と、
    前記検査手段による検査結果に基づき良好な電磁波の出力値及び通信位置を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記アンテナは、前記検出手段の検出結果にしたがって位置調整が可能であり、
    前記出力切替手段は、前記検出手段の検出結果にしたがって出力値の切り替えが可能であること、
    を特徴とするRFIDプリンタ。
  2. 請求項1に記載のRFIDプリンタにおいて、
    前記アンテナの位置調整、及び、前記出力値の切り替えの後に、利用者に対して前記検査手段を用いた再検査を行うか否かの判断を求める再検査確認手段を備えること、
    を特徴とするRFIDプリンタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のRFIDプリンタにおいて、
    当該RFIDプリンタに用いられる連続用紙に前記RFIDタグが搬送方向において並ぶピッチを含む用紙情報を取得する用紙情報取得手段を備え、
    前記検出手段は、良好な通信位置として検出した通信位置を用いる場合に印字実行時に用紙の逆搬送が必要となるか否かを判断し、逆搬送が必要となる場合には、逆搬送が不要であって、かつ、通信が可能な位置を新たに良好な通信位置として検出し直すこと、
    を特徴とするRFIDプリンタ。
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