JP7225442B2 - データ書込装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、データ書込装置に関する。
データ書込装置には、RFID(radio frequency identifier)などの無線タグにデータを書き込むものがある。そのようなデータ書込装置は、無線タグを含むラベルを搬送し所定の位置でデータを無線タグに書き込む。
しかしながら、従来、データ書込装置は、実際の電波の強度に関係なく、所定の位置でデータの書込みを行うように制御される。このため、従来のデータ書込装置では、無線タグからの電波の感度が悪い位置でデータを書き込もうとすることがあるという課題がある。
特開2003-178271号公報
上記の課題を解決するため、無線タグからの電波の感度がよい位置でデータを書き込むことができるデータ書込装置を提供する。
実施形態によれば、データ書込装置は、搬送部と、リーダライタと、プロセッサと、を備える。搬送部は、無線タグを含むラベルを所定の方向に搬送する。リーダライタは、前記搬送部によって搬送される前記ラベルの前記無線タグと無線で通信し、電波の強度を測定する。プロセッサは、測定した位置と前記電波の強度とのグラフを生成し、生成した前記グラフに基づいて、前記所定の方向において前記グラフの面積の重心点を算出し、前記重心点から所定の範囲内に強度が安定してデータを書き込むことができる電波強度の閾値より小さい箇所があるか否かを判断し、前記閾値より小さい箇所がある場合、前記閾値以上である区間に、前記リーダライタが前記無線タグにデータを書き込む書込位置を設定する。
図1は、第1実施形態に係るデータ書込装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る印字ヘッドなどの構成例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るラベルロール紙の構成例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るラベルロール紙の構成例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係るラベルの構成例を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る無線タグからの電波強度を示すグラフである。 図7は、第1実施形態に係るデータ書込装置の動作例を示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態に係るデータ書込装置の動作例を示すフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係る無線タグからの電波強度を示すグラフである。 図10は、第2実施形態に係るデータ書込装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係るデータ書込装置は、無線タグにデータを格納する。たとえば、データ書込装置は、無線タグを含むラベルを格納する。データ書込装置は、ラベルを所定の位置まで搬送し、当該ラベル内の無線タグにデータを格納する。また、データ書込装置は、オペレータなどが入力した操作などに基づいて所定のデータを無線タグに格納する。また、データ書込装置は、ラベルに所定の画像を印刷する。データ書込装置は、画像を印刷したラベルを搬送し外部に放出する。
図1は、データ書込装置1の構成例を示すブロック図である。図1が示すように、データ書込装置1は、コントローラ11、表示デバイス12、入力デバイス13、インターフェース14、メモリ15、リーダライタ16、アンテナ17、印字ヘッド駆動回路18、印字ヘッド19、モータドライバ20、モータ21、ローラ22、センサ回路23及びマークセンサ24などを備える。
コントローラ11と、表示デバイス12、入力デバイス13、インターフェース14、メモリ15、リーダライタ16、印字ヘッド駆動回路18、モータドライバ20及びセンサ回路23とは、データバスなどを介して互いに接続する。
リーダライタ16とアンテナ17とは、互いに電気的に接続する。印字ヘッド駆動回路18と印字ヘッド19とは、互いに電気的に接続する。モータドライバ20とモータ21とは、互いに電気的に接続する。モータ21とローラ22とは、物理的に接続する。センサ回路23とマークセンサ24とは、互いに電気的に接続する。
なお、データ書込装置1は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、データ書込装置1から特定の構成が除外されたりしてもよい。
コントローラ11は、データ書込装置1全体を制御する。コントローラ11は、プロセッサ111などを備える。
プロセッサ111は、コントローラ11の動作を制御する。即ち、プロセッサ111は、データ書込装置1全体を制御する。プロセッサ111は、内部メモリ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ111は、内部メモリ又はメモリ15などが予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ111がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ111は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
表示デバイス12は、プロセッサ111の制御により種々の情報を表示する。たとえば、表示デバイス12は、液晶モニタから構成される。
入力デバイス13は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。入力デバイス13は、受け付けた操作を示す信号をプロセッサ111へ送信する。たとえば、入力デバイス13は、キーボード、テンキー及びタッチパネルから構成される。なお、入力デバイス13がタッチパネルなどで構成される場合、表示デバイス12と一体的に形成されてもよい。
インターフェース14は、外部装置とデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、インターフェース14は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して外部装置とデータを送受信する。また、インターフェース14は、USB接続をサポートするインターフェースであってもよい。
メモリ15は、書き換え可能な不揮発性のメモリである。メモリ15は、例えば、SSD、または、HDDなどで構成する。また、メモリ15は、プロセッサ111が実行するプログラムおよび制御データなどを記憶してもよい。
リーダライタ16は、アンテナ17を通じて、後述する無線タグ44との無線通信するデバイスである。リーダライタ16は、無線タグ44からの電波により無線タグ44の識別情報(たとえば、EPC(Electronic Product Code))などを読み取る。また、リーダライタ16は、無線タグ44からの電波の強度を取得する。また、リーダライタ16は、コントローラ11からの信号に基づいて所定のデータを無線タグ44に格納する。
アンテナ17は、リーダライタ16が無線タグ44と無線通信するためのアンテナである。たとえば、アンテナ17は、無線タグ44が搬送される搬送路に隣接するように設置される。また、アンテナ17は、搬送路に指向性を有する指向性アンテナであってもよい。
印字ヘッド駆動回路18は、コントローラ11からの信号に従って、印字ヘッド19の駆動を制御する。たとえば、印字ヘッド駆動回路18は、電力又は制御信号を印字ヘッド19に送信する。
印字ヘッド19は、印字ヘッド駆動回路18の制御に基づいて、無線タグ44を含むラベル43に画像を印字する。たとえば、印字ヘッド19は、インク滴を吐出するインクジェットヘッドなどから構成される。印字ヘッド19は、モノクロ画像をラベル43に印字してもよいし、カラー画像をラベル43に印字してもよい。
モータドライバ20は、コントローラ11からの信号に従って、モータ21の駆動を制御する。たとえば、モータドライバ20は、電力又は制御信号をモータ21に送信する。
モータ21は、モータドライバ20の制御に基づいて、ローラ22を駆動する。たとえば、モータ21は、ステッピングモータなどである。
ローラ22(搬送部)は、モータ21からの駆動力によって回転する。ローラ22は、回転することでラベル43を所定の方向に搬送する。
センサ回路23は、コントローラ11からの信号に従って、マークセンサ24の駆動を制御する。たとえば、センサ回路23は、電力又は制御信号をマークセンサ24に送信する。
マークセンサ24は、ラベルロール紙41に形成されるマーク45を読み取る。マークセンサ24は、マーク45を読み取ると、所定の信号をセンサ回路23に送信する。たとえば、マークセンサ24は、光学センサなどである。
図2は、アンテナ17などの位置関係を示す図である。図2が示すように、ローラ22は、ローラ22a及び22bから構成される。ローラ22a及びローラ22bは、所定の間隔で空けて形成される。ラベルロール紙41は、ローラ22a側からローラ22b側に搬送される。ここでは、ローラ22a側を上流、ローラ22b側を下流とする。
ローラ22a及び22bは、ラベルロール紙41を挟持して搬送する2つのローラから構成される。
マークセンサ24は、ローラ22aの下流に形成される。マークセンサ24は、ラベルロール紙41の裏面にあるマーク45を検知する。
アンテナ17は、マークセンサ24の下流に形成される。アンテナ17は、マークセンサ24と対向する位置に形成される。即ち、アンテナ17は、ラベルロール紙41の表面に接するように形成される。
印字ヘッド19は、アンテナ17の下流に形成される。印字ヘッド19は、ラベルロール紙41の表面に接するように形成される。即ち、印字ヘッド19は、ラベル43の表面に画像を形成する。
印字ヘッド19の下流には、ローラ22bが形成される。
次に、ラベルロール紙41について説明する。図3は、ラベルロール紙41の表面の構成例を示す。また、図4は、ラベルロール紙41の裏面の構成例を示す。
ラベルロール紙41は、複数のラベル43を一列に含むベルトである。ここでは、ラベルロール紙41は、ラベル43の長辺と平行に伸びるように形成される。
ラベルロール紙41は、台紙42及びラベル43から構成される。
台紙42は、複数のラベル43を所定の間隔を空けて一列に支持する。たとえば、台紙42は、ラベル43と一部で接続することでラベル43を支持する。たとえば、台紙42は、紙、プラスチック又はビニールなどの素材から構成される。
ラベル43は、内部に無線タグ44を含む媒体である。ラベル43は、矩形状に形成される。ラベル43は、複数の層を重ねて形成される。ラベル43は、複数の層の間に無線タグ44を有する。たとえば、ラベル43は、紙、プラスチック又はビニールなどの素材から構成される。ラベル43は、台紙42と同様の素材から構成されてもよいし、異なる素材から構成されてもよい。
また、ラベルロール紙41は、裏面にマーク45を備える。マーク45は、ラベル43の位置を示す。マーク45は、ラベル43ごとに添付される。ここでは、マーク45は、ラベル43の開始点に添付される。
次に、ラベル43について説明する。図5は、ラベル43の構成例を示す。
図5が示すように、ラベル43は、無線タグ44及び印刷領域431などを備える。なお、ラベル43は、図5が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
無線タグ44は、ラベル43の所定の位置に配置される。図5が示す例においては、無線タグ44は、ラベル43の左側に配置される。なお、無線タグ44は、ラベル43の右側に配置されてもよいし、中央部に配置されてもよい。無線タグ44が配置される位置は、特定の構成に限定されるものではない。
無線タグ44は、ラベル43を構成する複数の層の間に埋め込まれる。また、無線タグ44は、1枚のラベル43に少なくとも1つ埋め込まれる。無線タグ44は、外部装置から無線で所定のデータを書き込まれ、又は、外部装置へ無線で所定のデータを送信する。
図5が示すように、無線タグ44は、チップ441及びアンテナ442などを備える。 チップ441は、無線タグ44全体を制御する。たとえば、チップ441は、制御部、メモリ及び通信インターフェースなどを備える。
制御部は、チップ441全体の動作を制御する機能を有する。制御部は、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。たとえば、制御部は、内部メモリ、又は、メモリに記憶したデータにより種々の処理を実現する。制御部は、プロセッサなどから構成されてもよい。また、制御部は、シーケンサなどのハードウエアから構成されてもよい。
メモリは、データを書き込み可能な不揮発性のメモリである。メモリは、制御部の動作に基づいて種々のデータを記憶する。また、メモリは、無線タグ44の運用用途に応じて予め制御用のデータなどを記憶してもよい。また、メモリは、制御部の処理中のデータなどを一時的に格納してもよい。また、メモリは、データを書き換え可能な不揮発性メモリであってもよい。
通信インターフェースは、アンテナ442を通じて外部装置と通信するためのインターフェースである。通信インターフェースは、外部装置から受信した電力を供給する電源部などを備えてもよい。
アンテナ442は、外部装置と無線で通信するためのアンテナである。また、アンテナ442は、外部装置から電力の供給を受けるためにも使用される。たとえば、アンテナ442は、所定の領域に網目状に形成されてもよい。また、アンテナ442は、所定の領域に環状に形成されてもよい。
無線タグ44は、外部装置から非接触で電力などの供給を受けて活性化される(動作可能な状態になる)。無線タグ44は、通信インターフェースとしてのアンテナ442及び変復調回路などを介して外部装置からの電波を受信する。無線タグ44は、当該電波によって駆動する電源部により動作電源及び動作クロックを生成して活性化する。
無線タグ44が活性化すると、チップ441は、アンテナ442を通じて外部装置とデータ通信することができる。たとえば、チップ441は、アンテナ442を通じてリーダライタ16などからアクセスパスワードなどを受信し、リーダライタ16との通信を確立する。また、チップ441は、アンテナ442を通じてリーダライタ16と所定のデータを送受信する。
たとえば、無線タグ44は、RFIDなどである。なお、無線タグ44の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
印刷領域431は、印字ヘッド19によって種々の画像が印刷される領域である。なお、印刷領域431は、感熱紙などから構成されてもよい。
次に、データ書込装置1が実現する機能について説明する。データ書込装置1が実現する機能は、プロセッサ111が内部メモリ又はメモリ15などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ111は、無線タグ44からの電波強度を複数の位置で測定する機能を有する。
プロセッサ111は、モータ21を駆動してラベルロール紙41を搬送する。プロセッサ111は、マークセンサ24がマーク45を検知するまで待機する。マークセンサ24がマーク45を検知すると、プロセッサ111は、ラベルロール紙41の搬送を停止する。即ち、プロセッサ111は、ラベル43を初期位置にセットする。
ラベルロール紙41の搬送を停止すると、プロセッサ111は、リーダライタ16を用いて無線タグ44へ所定の信号を送信する。所定の信号を送信すると、プロセッサ111は、リーダライタ16を用いて無線タグ44からのレスポンスの電波強度を取得する。また、プロセッサ111は、レスポンスとして無線タグ44の識別情報を受信する。
電波強度を取得すると、プロセッサ111は、モータ21を駆動して最小の移動単位S、ラベルロール紙41(即ち、ラベル43)を搬送する。ラベル43をS、移動させると、プロセッサ111は、リーダライタ16を用いて無線タグ44へ所定の信号を送信する。所定の信号を送信すると、プロセッサ111は、リーダライタ16を用いて無線タグ44からのレスポンスの電波強度を取得する。プロセッサ111は、以上の動作を無線タグ44の幅L、ラベル43を移動するまで繰り返す。以上の動作により、プロセッサ111は、無線タグ44からの電波強度を搬送方向における複数の位置で測定する。
また、プロセッサ111は、隣接する無線タグ44からの電波強度を除外する。たとえば、プロセッサ111は、無線タグ44からの識別情報に基づいて、隣接する無線タグ44からの電波強度を除外する。
また、プロセッサ111は、測定した位置と電波強度とのグラフを生成する。
図6は、グラフの例を示す。図6が示す例では、横軸は、ラベル43の位置(フィード量)を示し、縦軸は、電波強度を示す。図6が示すように、各プロット点の間隔は、Sである。また、プロット点は、ラベル43の幅Lの間に形成される。
また、プロセッサ111は、電波強度のグラフの重心点を算出する機能を有する。 重心点は、各プロット点を繋いだグラフの面積の重心点である。即ち、図6において、重心点は、右側のグラフの面積と左側のグラフの面積とが一致する位置である。
図6が示す例では、線101は、重心点を示す。即ち、線101は、グラフの重心のX座標(横軸の座標)を示す。線101は、右側のグラフの面積と左側のグラフも面積とが一致する点を示す。
また、プロセッサ111は、重心点から所定の範囲内に電波強度が落ち込む箇所(落込点)があるかを判定する機能を有する。
たとえば、プロセッサ111は、重心点からSの範囲に落込点があるか判定する。即ち、プロセッサ111は、重心点-Sから重心点+Sまでの範囲に落込点があるかを判定する。
また、プロセッサ111は、電波強度が所定の閾値Tより小さい箇所を落込点と判定する。たとえば、閾値Tは、安定してデータを書き込むことができる電波強度である。
図6が示す例では、プロセッサ111は、重心点からSの範囲にプロット点102a及びプロット点102bを発見する。プロセッサ111は、プロット点102a及び102bの電波強度が閾値Tより小さいか判定する。ここでは、プロセッサ111は、プロット点102bの電波強度が閾値Tより小さいと判定する。
また、プロセッサ111は、重心点と閾値Tより小さいプロット点(落込点)とに基づいて書込位置を設定する機能を有する。
書込位置は、リーダライタ16が無線タグ44にデータを書き込む際にアンテナ17がラベル43に接する位置である。ここでは、書込位置は、リーダライタ16が無線タグ44にデータを書き込む際に、初期位置からラベル43を搬送する距離である。
プロセッサ111は、重心点から落込点と反対方向に所定の距離離れた位置に書込位置を設定する。たとえば、プロセッサ111は、重心点からS、反対に移動した位置に書込位置を設定する。
図6が示す例では、プロセッサ111は、重心点(線101)からプロット点102bの反対にS、移動した点に書込位置を設定する。即ち、プロセッサ111は、線103が示す位置に書込位置を設定する。
なお、プロセッサ111は、重心点からSの範囲に落込点がない場合には、重心点を書込位置に設定する。
また、プロセッサ111は、設定した書込位置に基づいて、所定のデータを無線タグ44に書き込む機能を有する。
プロセッサ111は、アンテナ17の位置が書込位置と一致するようにラベル43を搬送する。即ち、プロセッサ111は、マーク45を検知してから書込位置まで搬送するとラベル43を停止する。ラベル43の搬送を停止すると、プロセッサ111は、ラベル43の無線タグ44に所定のデータを格納する。たとえば、プロセッサ111は、リーダライタ16を用いて所定の書込コマンドを無線タグ44に送信する。
なお、プロセッサ111は、ラベル43の搬送を停止せずに当該タイミングで所定のデータを無線タグ44に書き込んでもよい。
また、プロセッサ111は、ラベル43の印刷領域431に所定の画像を印刷する機能を有する。
プロセッサ111は、モータ21を駆動してラベル43を印字ヘッド19まで搬送する。ラベル43を搬送すると、プロセッサ111は、印字ヘッド19を用いて所定の画像をラベル43の印刷領域431に印刷する。
また、プロセッサ111は、所定の画像を印刷したラベル43を外部に排出してもよい。たとえば、プロセッサ111は、カッタなどを用いて台紙42からラベル43を取り外して、排出口などに搬送する。
次に、データ書込装置1の動作例について説明する。
まず、データ書込装置1がグラフを生成する動作例について説明する。図7は、データ書込装置1がグラフを生成する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ111は、マークセンサ24を通じてマーク45を検知することで、ラベル43を初期位置にセットする(ACT11)。ラベル43を初期位置にセットすると、プロセッサ111は、リーダライタ16を用いてラベル43の無線タグ44からの電波強度を取得する(ACT12)。
電波強度を取得すると、プロセッサ111は、ラベル43をS、搬送する(ACT13)。ラベル43をS、搬送すると、プロセッサ111は、ラベル43の幅L、ラベル43を搬送したか判定する(ACT14)。
ラベル43の幅L、ラベル43を搬送していないと判定すると(ACT14、NO)、プロセッサ111は、ACT12に戻る。
ラベル43の幅L、ラベル43を搬送したと判定する(ACT14、YES)、プロセッサ111は、異なる識別情報の電波強度を除去する(ACT15)。異なる識別情報の電波強度を除去すると、プロセッサ111は、電波強度をグラフ化する(ACT16)。 電波強度をグラフ化すると、プロセッサ111は、動作を終了する。
次に、データ書込装置1が書込位置を設定する動作例について説明する。図8は、データ書込装置1が書込位置を設定する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ111は、電波強度のグラフを生成する(ACT21)。電波強度のグラフを生成する動作例は、前述の通りである。電波強度のグラフを生成すると、プロセッサ111は、グラフに基づいて重心点を算出する(ACT22)。重心点を算出すると、プロセッサ111は、重心点から所定の範囲内に落ち込みがあるか判定する(ACT23)。
重心点から所定の範囲内に落ち込みがないと判定すると(ACT23、NO)、プロセッサ111は、重心点を書込位置に設定する(ACT24)。
重心点から所定の範囲内に落ち込みがあると判定すると(ACT23、YES)、プロセッサ111は、落ち込みが重心点の上流側であるか判定する(ACT25)。落ち込みが重心点の上流側であると判定すると(ACT25、YES)、プロセッサ111は、重心点+Sの位置を書込位置に設定する(ACT26)。
落ち込みが重心点の上流側でないと判定すると(ACT25、NO)、プロセッサ111は、重心点-Sの位置を書込位置に設定する(ACT27)。
重心点を書込位置に設定した場合(ACT24)、重心点+Sの位置を書込位置に設定した場合(ACT26)、又は、重心点-Sの位置を書込位置に設定した場合(ACT27)、プロセッサ111は、動作を終了する。
なお、プロセッサ111は、ラベルロール紙41の代わりにラベル43を直接搬送してもよい。たとえば、プロセッサ111は、複数のラベル43を格納する供給部からラベル43を取り出して、搬送してもよい。
また、プロセッサ111は、ラベル43に画像を印刷しなくともよい。
また、プロセッサ111は、無線タグ44にデータを書き込む際にラベル43を上流に戻してもよい。
また、アンテナ17は、移動可能であってもよい。プロセッサ111は、アンテナ17を移動して各部の電波強度を測定してもよい。また、プロセッサ111は、アンテナ17を書込位置に移動して所定のデータを無線タグ44に格納してもよい。
以上のように構成されたデータ書込装置は、電波強度のグラフを生成してグラフの重心点を算出する。また、データ書込装置は、重心点から所定の範囲内に落ち込みがあれば、落ち込みを避ける位置に書込位置を設定する。その結果、データ書込装置は、ラベルの中央部に電波強度の落ち込みがあった場合であっても電波強度がよい位置に書込位置を設定することができる。従って、データ書込装置は、無線タグからの電波の感度がよい位置でデータを書き込むことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係るデータ書込装置1は、二値化したグラフに基づいて書込位置を設定する点で第1実施形態のそれと異なる。従って、他の点については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第2実施形態に掛かるデータ書込装置1の構成例は、第1実施形態に係るそれと同様であるため説明を省略する。
次に、データ書込装置1が実現する機能について説明する。データ書込装置1が実現する機能は、プロセッサ111が内部メモリ又はメモリ15などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ111は、電波強度のグラフを二値化したグラフを生成する機能を有する。
プロセッサ111は、各位置の電波強度と所定の閾値Rとを比較する。たとえば、閾値Rは、安定してデータを書き込むことができる電波強度である。プロセッサ111は、電波強度が所定の閾値R以上である場合、当該位置の値を真(High)とする。また、プロセッサ111は、電波強度が閾値Rより小さい場合、当該位置の値を偽(Low)とする。
図9は、二値化したグラフの例を示す。図9において、グラフ201は、電波強度を二値化したグラフである。図9が示すように、グラフ201は、電波強度が閾値R以上である区間では、真となる。また、グラフ201は、電波強度が閾値Rより小さい区間では、偽となる。
ここでは、グラフ201は、値が真となる区間(真区間)として、区間301及び区間302を有する。
また、プロセッサ111は、書込位置を設定するため真区間を選択する機能を有する。 まず、プロセッサ111は、真区間が複数あるか判定する。区間が1つであれば、プロセッサ111は、当該真区間を選択する。
真区間が複数あると判定すると、プロセッサ111は、最も幅が広い真区間が複数あるか判定する。最も幅が広い真区間が1つであれば、プロセッサ111は、当該真区間を選択する。
最も幅が広い真区間が複数あると判定すると、プロセッサ111は、マーク45に近い真区間を選択する。即ち、プロセッサ111は、ラベル43を検知してから書込位置までの搬送距離が短くなるように真区間を選択する。
図9が示す例では、プロセッサ111は、真区間(区間301及び302)が複数あると判定する。また、区間301は、区間302よりも広いので、プロセッサ111は、区間301を選択する。
また、プロセッサ111は、選択された真区間の中心点を書込位置に設定する機能を有する。
プロセッサ111は、選択された真区間の中心点を算出する。中心点を算出すると、プロセッサ111は、算出された中心点を書込位置に設定する。
図9が示す例では、プロセッサ111は、区間301の中心点を書込位置に設定する。
次に、データ書込装置1の動作例について説明する。
図10は、データ書込装置1の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ111は、電波強度のグラフを生成する(ACT31)。電波強度のグラフを生成すると、プロセッサ111は、生成したグラフを二値化する(ACT32)。
生成したグラフを二値化すると、プロセッサ111は、真区間が複数あるか判定する(ACT33)。真区間が複数あると判定すると(ACT33、YES)、プロセッサ111は、最も幅が広い真区間が複数あるか判定する(ACT34)。
最も幅が広い真区間が1つであると判定すると(ACT34、NO)、プロセッサ111は、最も幅が広い真区間を選択する(ACT35)。
最も幅が広い真区間が複数あると判定すると(ACT34、YES)、プロセッサ111は、マーク45に最も近い真区間を選択する(ACT36)。
真区間が1つであると判定すると(ACT33、NO)、プロセッサ111は、当該真区間を選択する(ACT37)。
最も幅が広い真区間を選択した場合(ACT35)、マーク45に最も近い真区間を選択した場合(ACT36)、又は、当該真区間を選択した場合(ACT37)、プロセッサ111は、選択した真区間の中心点を算出する(ACT38)。
選択した真区間の中心点を算出すると、プロセッサ111は、算出した中心点を書込位置に設定する(ACT39)。算出した中心点を書込位置に設定すると、プロセッサ111は、動作を終了する。
以上のように構成されたデータ書込装置は、所定の閾値を超える電波強度の区間の中心点を書込位置に設定する。その結果、データ書込装置は、電波強度の落ち込みを避けた位置に書込位置を設定することができる。
また、データ書込装置は、最も広い区間の中心点を書込位置に設定する。その結果、データ書込装置は、より落ち込みから遠い位置に書込位置を設定することができる。
また、データ書込装置は、ラベルの位置を示すマークに最も近い区間の中心点を書込位置に設定する。その結果、データ書込装置は、マークを検知してから最も少ない搬送量で書込位置にラベルを搬送することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線タグを含むラベルを所定の方向に搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記ラベルの前記無線タグと無線で通信し、電波の強度を測定するリーダライタと、
前記所定の方向において電波の強度が所定の閾値以上である区間に、前記リーダライタが前記無線タグにデータを書き込む書込位置を設定するプロセッサと、
を備えるデータ書込装置。
[C2]
前記プロセッサは、前記区間の中心に前記書込位置を設定する、
前記C1に記載のデータ書込装置。
[C3]
前記プロセッサは、前記区間が複数ある場合、最も広い区間に前記書込位置を設定する、
前記C1又は2に記載のデータ書込装置。
[C4]
前記プロセッサは、最も広い区間が複数ある場合、複数の最も広い前記区間の中で前記ラベルの位置を示すマークに最も近い区間に前記書込位置を設定する、
前記C3に記載のデータ書込装置。
[C5]
無線タグを含むラベルを所定の方向に搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記ラベルの前記無線タグと無線で通信し、電波の強度を測定するリーダライタと、
前記強度に基づいて、前記所定の方向において前記強度の重心点を算出し、
前記重心点から所定の範囲内に強度が所定の閾値より小さい箇所がある場合、前記重心点から前記箇所と反対方向に所定の距離離れた位置に前記リーダライタが前記無線タグにデータを格納する書込位置を設定する、
プロセッサと、
を備えるデータ書込装置。
1…データ書込装置、11…コントローラ、16…リーダライタ、17…アンテナ、20…モータドライバ、21…モータ、22…ローラ、22a…ローラ、22b…ローラ、23…センサ回路、24…マークセンサ、41…ラベルロール紙、42…台紙、43…ラベル、44…無線タグ、45…マーク、101…線、102a…プロット点、102b…プロット点、103…線、111…プロセッサ、201…グラフ、301…区間、302…区間、441…チップ、442…アンテナ。

Claims (4)

  1. 無線タグを含むラベルを所定の方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記ラベルの前記無線タグと無線で通信し、電波の強度を測定するリーダライタと、
    測定した位置と前記電波の強度とのグラフを生成し、
    生成した前記グラフに基づいて、前記所定の方向において前記グラフの面積の重心点を算出し、
    前記重心点から所定の範囲内に強度が安定してデータを書き込むことができる電波強度の閾値より小さい箇所があるか否かを判断し、
    前記閾値より小さい箇所がある場合、前記閾値以上である区間に、前記リーダライタが前記無線タグにデータを書き込む書込位置を設定する
    プロセッサと、
    を備えるデータ書込装置。
  2. 前記プロセッサは、前記区間が複数ある場合、最も広い区間に前記書込位置を設定する、
    前記請求項に記載のデータ書込装置。
  3. 前記プロセッサは、前記重心点から前記箇所と反対方向に所定の距離離れた位置に前記リーダライタが前記無線タグにデータを格納する書込位置を設定する、
    前記請求項1又は2に記載のデータ書込装置。
  4. 前記ラベルに所定の画像を印刷する印字ヘッドと、をさらに含む、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ書込装置。
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