JP2008114375A - 印刷装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 様々な材料のセパレータに対応しつつ、ラベル内に内蔵されるRF−IDタグの位置に制限をかけることなく、RF−IDタグ内蔵ラベル紙のラベル部分を精度よく検出できるようにする。
【解決手段】 RF−IDタグを内蔵し、帯状の台紙の長手方向に複数仮着されたラベルに対して、印刷を行う印刷装置200であって、前記台紙が長手方向に搬送された場合に、前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域を光軸が透過するように制御される透過型センサ214を備え、検出された透過光量に基づいて、前記ラベル部分であるか否かを認識し、該認識結果に基づいて、前記ラベルに対して印刷を行うことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、印刷装置における制御技術に関するものであり、特にRF−IDタグを内蔵するラベルに印刷する印刷装置における制御技術に関するものである。
近年、非接触で情報の送受信が可能なRF−ID(Radio Frequency Identification)を用いたシステムが普及しつつある。RF−IDシステムは、主として、電子情報を記憶するための不揮発性メモリを搭載したICチップとICチップに電気的に接続されたアンテナとを備えるRF−IDタグと、該RF−IDタグをコントロールするRF−IDリーダ/ライタとから構成されている。当該システムの特徴は、データの新規書き込みや記憶が可能であることに加え、複数のRF−IDタグと同時に通信を行うことができ、かつ障害物等の影響を受けにくい点にある。このため、例えば、RF−IDタグを商品等に搭載させることで、当該商品の流通管理システム等を構築することができる。
ここで、RF−IDタグを商品等に搭載するための搭載方法としては様々な方法がある。その中でも、RF−IDタグを商品情報等を印刷するラベルに搭載させ、該ラベルを商品等に貼り付けることで、RF−IDタグを商品に搭載する方法が一般に知られている。
通常、このようなラベルを用いるにあたっては、該ラベルの表面への印刷処理とRF−IDタグへの電子情報の書き込み処理とを行う必要がある。しかし、これらの作業を別々の装置を用いて分担して行ったのでは手間がかかることから、最近では、印刷装置にRF−IDリーダ/ライタを搭載させ、ラベル表面への印刷処理と、RF−IDタグへの電子情報の書き込み処理とを一括して行うことが可能なRF−IDタグ記録機能付き印刷装置が普及しつつある。
図1は、RF−IDタグ記録機能付き印刷装置により、印刷処理と電子情報の書き込み処理とが行われるRF−IDタグ内蔵のラベル紙の一例を示す図である。同図に示すように、RF−IDタグ内蔵のラベル紙100は、帯状で且つ半透明のセパレータ(台紙)101上に複数のラベル102が剥離可能に仮着されている(各ラベル102間には、所定のラベル間ギャップ103が設けられている)。
そして、ラベル102の内部には、電子情報を記憶するための不揮発性メモリを搭載したICチップ104と、ICチップ104に電気的に接続されたアンテナ105とが封入されている。
ここで、印刷処理と電子情報の書き込み処理とを行うにあたっては、搬送されるラベル紙100のラベル102部分(ラベル102の先端部及び後端部)を判別する必要がある。ラベル102部分の判別には、例えば、ラベル紙100の下側に配置したLED光源等から発光され透過した光を、ラベル紙100上側に配された受光素子にて検出する透過型センサが用いられる。
具体的には、ラベル間ギャップ103部分の透過光量がラベル102部分より多いことを利用して、印刷装置内を搬送されるラベル102の先端部、或いは後端部を検知する。そして、当該検知結果を用いて透過型センサの下流側に配置された、印刷を行うための記録ヘッドにおける各ラベル102への印刷の開始・終了位置を決定する。
図10Aの(a)は、透過型センサの光軸が透過する所定の位置における、RF−IDタグを内蔵するラベル紙100の横断面図であり、図10Aの(b)は、そのときの透過センサの受光素子の出力信号を示す図である。
図10Aの(a)の例では、透過型センサの光軸は、ラベル102のうち内蔵されたRF−IDと交差しない領域を透過しているため、図10Aの(b)に示す受光素子の出力信号1001は、ラベル間ギャップ103部分とラベル102部分の2種類(VbとVa)が発生する。このため、固定の閾値を設定すれば、ラベル102の先端部または後端部を検知することができる(閾値処理後の信号1002において、Hはラベル間ギャップ103部分を、Lはラベル102部分を示す)。
しかしながら、セパレータ101に用いられる材料は常に同じであるとは限られず、通常、セパレータ101には種々の材料が用いられる。セパレータ101の材料が異なれば透明度も異なるため、透過型センサの受光素子の出力信号も変化することとなる。このため、固定の閾値を設定したのでは、様々な材料のセパレータに対応することができない。
かかる問題に対応するため、例えば、特許文献1では、ラベル102の先端部または後端部の検知に際して、可変の閾値を用いる方法を提案している。具体的には、受光素子の出力波形から「ラベル部分」(=L)の最小電圧値、及び「ラベル間ギャップ部分」(=H)の最大電圧値を抽出し、これらの値の中間値になるように閾値電圧Vthを算出する(1003参照)。
特開2003−145858号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法の場合、透過型センサの光軸が、ラベル102内のRF−IDタグが内蔵された部分を透過する場合にあっては、ラベル102の先端部または後端部を正確に検知することができなくなってしまう。
図10Bを用いて具体的に説明する。図10Bの(a)は、透過型センサの光軸が透過する位置における、RF−IDタグを内蔵するラベル紙100の横断面図であり、図10Bの(b)は、そのときの透過型センサの受光素子の出力信号を示す図である。
図10Bの(a)に示すように、透過センサの光軸が、ラベル102内のRF−IDタグが内蔵された部分を透過するため、受光素子の出力信号として、ラベル間ギャップ103部分とラベル102部分の2種類(VbとVa)のほか、RF−IDタグ部分の出力信号(Vc)が発生する(1011参照)。
ここで、上記特許文献1に記載されているように、最大電圧値と最小電圧値とに基づいて閾値電圧Vthを算出すると、閾値電圧は1013のようになる。この結果、当該閾値電圧Vthによる閾値処理後の信号は、1012のようになる。つまり、検出されるラベル102の先端部または後端部は、実際のラベル102の先端部または後端部と大きくずれることとなる。
このように、ラベル102の先端部と後端部の検知に際して、様々なセパレータ材料に対応しようとすると、RF−IDタグ部分の透過光量の落ち込みに起因して正確な検知ができなくなる。このため、これまでは、ラベル内に内蔵するRF−IDタグの位置を制限するなどの処置をとらなければならなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、様々な材料のセパレータに対応可能で、かつ、ラベル内に内蔵されるRF−IDタグの位置に制限をかけることなく、RF−IDタグ内蔵のラベル紙のラベル部分を精度よく検出することが可能な印刷装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る印刷装置は以下のような構成を備える。即ち、
RF−IDタグを内蔵し、帯状の台紙の長手方向に複数仮着されたラベルに対して、印刷を行う印刷装置であって、
前記台紙が長手方向に搬送された場合に、前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域を光軸が透過するように制御される透過型の検出手段と、
前記検出手段により検出された透過光量に基づいて、前記ラベル部分であるか否かを認識する認識手段と、を備え、
前記認識手段における認識結果に基づいて、前記ラベルに対して印刷を行うことを特徴とする。
本発明によれば、様々な材料のセパレータに対応が可能で、かつ、RF−IDタグの配置に制限をかけることなく、RF−IDタグ内蔵ラベル紙のラベル部分を精度よく検出することが可能となる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について、具体的かつ詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<印刷装置のハードウェア構成>
本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置を図2に示す。本実施形態にかかる印刷装置200は、図1のRF−IDタグ内蔵のラベル紙100に対して印刷を行う、ラベルプリンタと呼ばれるタイプのものである。
印刷装置200は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロ(Y)の各記録ヘッド202〜205を有する。各々の記録ヘッドはラベル紙100幅分のノズル列を持ったインクジェット方式のラインヘッドである。これら4本の記録ヘッド202〜205からそれぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロ(Y)のインクを選択的に吐出し、カラー印刷を行う。
吐出するインクは、インクカートリッジ(K)206、(C)207、(M)208、及びインクカートリッジ(Y)209から、図示しないポンプ、チューブによってそれぞれ対応する記録ヘッドに供給される。
ロールユニット201は、ロール状に巻かれたラベル紙100を装着するロール駆動軸213、ロール駆動軸213を駆動するモータ(不図示)等から構成される。
217は印刷装置の操作パネルで、電源ON/OFFやオンライン/オフラインの切り替えスイッチ、状態表示用のLCD等を備える。
印刷動作中、ラベル紙100は概ね一定速度で搬送され、記録ヘッド(K)202より更に上流側に備える透過型センサ214によってラベル102の先端部または後端部が検知される(ラベル102の検出方法については後述)。
搬送入口には、ラベル102のRF−IDタグに対して電子情報を書き込むためのRF−ID用アンテナ220が配され、これを用いて電子情報を書き込む。
ここで、透過型センサ214は、ラベル紙100の搬送方向に対して垂直方向に、センサ移動モータ(不図示)の駆動により移動可能であり、印刷装置200に接続されたホストコンピュータ(後述)より通知された「ラベル紙情報」および「RF−IDタグ位置情報」に従い、透過型センサ214の光軸がRF−IDタグと交差せず、ラベル102部分のみを検出する位置に移動するよう構成されている。
<印刷装置200の電気ブロック構成>
図3は、印刷装置200の電気的なブロック図である。300はホストコンピュータであり、ラベル102に印刷するための「記録データ」を、印刷装置200のインタフェースコントローラ302に転送して印刷処理の開始を指示する。また、記録するラベルの枚数、及びラベルの種類やサイズ等の「ラベル紙情報」や、「RF−IDタグ位置情報」等を指示するコマンド(詳細は後述)を、インタフェースコントローラ302に転送して指示する。CPU301は記録データ等の受信、記録動作、ラベル紙100のハンドリング等、印刷装置全般の制御を掌る演算処理装置である。
CPU301は受信したコマンドを解析後、メモリコントローラ306に対して、記録データの各色成分のイメージデータをVRAM307にビットマップ展開するよう指示する。
また、印刷前の処理としてCPU301は、ラベル紙情報、RF−IDタグ位置情報に基づき透過型センサ214の光軸がRF−IDタグと交差しない位置を算出し、当該位置に透過型センサ214を移動させるべく、センサ移動モータ318を動作させる。
さらに、記録ヘッドを上下に駆動するヘッドU/Dモータ311により記録ヘッド202〜205を印刷位置へ移動させる(U/D:Up/Down)。この時、不図示のキャップ機構を搬送方向左右に移動させるキャッピングモータ312により、キャップ機構を移動させる。
さらに、ラベル紙100を給紙するために給紙モータ313により給紙部201の駆動軸213を動作させ、ラベル紙100の給紙を開始させる。続いて搬送モータ210によって搬送ベルト211を駆動させ、ラベル紙100を印刷位置まで搬送させる。
各モータ(311、312、210、313、314、318)はI/Oポート309〜駆動部310を介して駆動される。一定速度で搬送されるラベル紙101のラベル102に内蔵するRF−IDタグに対して情報を書き込むタイミングおよび印刷を行うタイミングを決定するために透過型センサ214にてラベル102の先端部および後端部を検出する。
CPU301は、透過型センサ214の出力レベル(アナログ値)をADコンバータ317経由でほぼリアルタイムに読み出すことができる。
ラベル紙100の搬送に同期して、メモリコントローラ306はVRAM307から対応する色のイメージデータを順次読み出し、記録ヘッド制御回路308を介して記録ヘッド(K)202、(C)203、(M)204、及び記録ヘッド(Y)205にデータ転送し、カラー印刷を行う。
以上の動作のうち、CPU301が司る動作は処理プログラムとしてROM303に記憶される。後述する図7の処理フローに対応した処理プログラムもまた、ROM303に記憶されている。なお、CPU301では、これらの処理プログラムを実行するにあたり、作業用のメモリとしてRAM304を使用する。
EEPROM305は不揮発性のメモリで記録ヘッド相互の微小印刷位置調整値等、印刷装置特有の設定値等を保存する。
ポンプモータ314はインクの供給時や、記録ヘッド202〜205のクリーニング動作時の、インクの加圧等に使用されるが、本発明に直接的な関連がないために、ここでは説明を省略する。
<ラベルの検知機能>
次に、ラベル102の先端部及び後端部を検知するための検知機能について図4、図5を用いて詳説する。図4は、ラベル102の先端部及び後端部を検知するための検知機能に関わるブロック構成を図3より抜粋して示したものである。また、図5は、ラベル紙100が透過型センサ214を透過したときの出力波形を示す図である。
図4に示すように、透過型センサ214の発光部401はラベル紙100の搬送路の下側に、受光部402はラベル紙100の搬送路の上側にそれぞれ配置されており、発光部401と受光部402との間を透過するラベル紙100のラベル102とラベル間ギャップ103部分との透過光量の違いによってラベル102の先端部、または後端部が検知される。
ラベル102の先端部(或いは後端)を検出する場合は、透過型センサ214の発光素子(例えばLED)401から出力される光がラベル紙100を透過して受光素子(例えばフォトトランジスタ)402にて受光される。フォトトランジスタ402のエミッタ側には出力感度を決定するための可変抵抗403が接続されている。
フォトトランジスタ402の出力電圧と、D/Aコンバータ315から供給される閾値(スレッシュホールド)電圧とは、比較器316により比較される。
ラベル紙100の場合、ラベル102部分とラベル間ギャップ103部分との透過光量の違いによって、フォトトランジスタ402の出力電圧は図5の如く変化する(501参照)。
具体的には、フォトトランジスタ402の出力電圧は、ラベル102部分にてVaとなり、ラベル間ギャップ103部分ではVbに変化する。
従ってこれらの変化点を捉えることでラベル102の先端部、または後端部が検出できる(502参照)。そのための閾値電圧Vthは、印刷動作中にフォトトランジスタ402の出力電圧を監視し、(Vb+Va)/2に相当するデジタル値をD/Aコンバータ315に書き込むことで随時更新される。
ただし、図10Bの(b)を用いて上述したように、フォトトランジスタ402がRF−IDタグを検出してしまうとVcとVaを誤認してしまい、(Vb+Vc)/2を閾値としてしまう。このような場合では、正しくラベル102の先端部と後端部とを検出することができなくなり、ラベル紙100搬送異常などの誤検出が発生してしまう。
そこで、本実施形態にかかる印刷装置200では、発光部401と受光部402とを結ぶ光軸が、RF−IDタグと交差することがないように、透過型センサ214の位置を決定し、該位置に移動させている。以下、透過型センサ214の位置決定方法について詳説する。
<透過型センサの位置決定に用いられるラベル紙情報およびRF−IDタグの位置情報>
はじめに、透過型センサ214の位置決定に用いられる「ラベル紙情報」および「RF−IDタグ位置情報」について説明する。
図6は、透過型センサ214の位置決定の際に用いられるラベル紙情報及びRF−IDタグ位置情報を示す図である。同図において、600はラベル紙100を搬送する際の搬送基準位置である。具体的には、ラベル紙100を上方からみた場合、搬送方向に向かって右側端部にあたる位置である(以下、右側/左側とは、ラベル紙100を上方からみた際の、搬送方向に向かっての右側/左側を指しているものとする)。
(1)ラベル紙情報
ラベル紙情報のうち、透過型センサ214の位置決定に用いられる情報は、以下の通りである。
601:ラベル紙幅
602:ラベル位置(ラベル紙100の右側端部からラベル102右側端部までの距離)
603:ラベル幅
(2)RF−IDタグ位置情報
RF−IDタグ位置情報のうち、透過型センサ214の位置決定に用いられる情報は、以下の通りである。
604:RF−IDタグ位置(ラベル紙100の右側端部からRF−IDタグの右側端部までの距離)
605:RF−IDタグ幅
なお、図6中の矢印611、612により示される領域は、透過型センサ214の光軸がRF−IDタグと交差せず、ラベル101のみを検出可能な範囲である。
<透過型センサ位置決定処理>
図7は、本実施形態に係る印刷装置200における透過型センサ214の位置決定処理の流れを示すフローチャートである。図7のフローチャートについて、図6を参照しながら説明する。
ステップS701では、ホストコンピュータ300より記録データと共に送信される、ラベル紙情報やRF−IDタグ位置情報等を受信する。なお、送られてくるラベル紙情報およびRF−IDタグ位置情報の詳細は上述したとおりである。
ステップS702では、ステップS701において受信した情報に基づいて、透過型センサ214の光軸がRF−IDタグと交差せずラベル101のみを検出可能な範囲である第一のエリア611および第二のエリア612のサイズを算出する。
ここで、第一のエリア611は、「(RF−IDタグ位置604)−ラベル位置(602)」を算出することにより求めることができる。また、第二のエリア612は、「(ラベル幅603)−(第一のエリア611)−(RF−IDタグ幅605)」を算出することにより求めることができる。
ステップS703では、ステップS702において算出された第一のエリア611及び第二のエリア612を確認し、共に所定の値以下であるか否かを判定する。なお、所定の値とは、透過型センサ214の光軸の大きさを指す。
第一のエリア611及び第二のエリア612が共に所定の値以下であると判定された場合には、ステップS710に進み、操作パネル217上において使用者に対してエラー通知を行うとともに、透過型センサ214の位置決定処理を終了する。
一方、ステップS703において、第一のエリア611または第二のエリア612の少なくとも一方が所定の値を超えていると判定された場合には、第一のエリア611と第二のエリア612のどちらか大きいかを判定する。
ステップS704において、第一のエリア611の方が大きいと判定された場合には、ステップS705に進み、透過型センサ214の位置として、第一のエリア611を選択する。更に、ステップS707では、透過型センサの位置を算出する。具体的には、搬送基準位置600から第一のエリア611の中央位置までの距離として、「(ラベル位置602)+(第一のエリア611の大きさ)/2」を算出する。
一方、ステップS704において、第二のエリアの方が大きいと判定された場合には、ステップS706に進み、透過型センサ214の位置として、第二のエリア612を選択する。更に、ステップS708では、透過型センサ214の位置を算出する。具体的には、搬送基準位置600から第二のエリア612の中央位置までの距離として、「(ラベル位置602)+(第一のエリア611の大きさ)+(RF−IDタグ幅605)+(第二のエリアの大きさ612)/2」を算出する。
ステップS709では、ステップS707またはS708において算出された位置に、透過型センサ214を移動させる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる印刷装置では、透過型センサ214を用いてラベルの先端部及び後端部を検出するにあたり、ラベル間ギャップ部分とラベル部分とを判別するための閾値を可変としているため、セパレータの材料が様々に変化しても、これに対応して、ラベル部分を検出することができる。
また、本実施形態にかかる印刷装置では、ラベル紙情報およびRF−IDタグ位置情報を用いて、RF−IDタグが封入されていないエリアを算出し、当該RF−IDタグが封入されていないエリアに透過型センサを移動させる構成とした。これにより、RF−IDタグを検出することに起因するラベルの先端部および後端部の誤検出を回避することが可能となり、ラベル部分を精度よく検出することができるようになる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、透過型センサ214の光軸がRF−IDタグと交差せず、かつラベル102を検出することができる位置に透過型センサ214を移動させる構成としたが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、透過型センサを複数配置し、RF−IDタグの位置に応じて使用する透過型センサを選択して切り替えるようにしてもよい。
<透過型センサの配置>
図8は、RF−IDタグ内蔵のラベル紙100と本実施形態にかかる印刷装置の透過型センサとの関係を示した模式図である。
図8に示すように、ラベル紙100の搬送方向と直交する方向には、複数(本実施形態では3個)の透過型センサ(透過型センサ214a〜214c)が配置されており、印刷の際にはそれらのうちの1つを選択して使用する。なお、搬送基準位置600からそれぞれのセンサまでの距離801a〜801cは、既知の値として記憶されているものとする。
<透過型センサの選択処理>
図9は、本実施形態にかかる印刷装置における透過型センサ214a〜214cの選択処理の流れを示すフローチャートであり、図8を参照しながら、図9の選択処理の流れを説明する。
ステップS901では、ホストコンピュータ300より記録データと共に送信される、ラベル紙情報やRF−IDタグ位置情報等を受信する。なお、送られてくるラベル紙情報およびRF−IDタグ位置情報の詳細は上述したとおりである。
ステップS902では、ステップS901において受信した情報に基づいて、透過型センサ214a乃至214cのいずれかの光軸がRF−IDタグと交差せずラベル101のみを検出可能な範囲である第一のエリア611および第二のエリア612のサイズを算出する。
ここで、第一のエリア611は、「(RF−IDタグ位置604)−ラベル位置(602)」を算出することにより求めることができる。また、第二のエリア612は、「(ラベル幅603)−(第一のエリア611)−(RF−IDタグ幅605)」を算出することにより求めることができる。
ステップS903では、ステップS902において算出された第一のエリア611内を透過する光軸を有する透過型センサの有無を確認する。同様に、第二のエリア612内を透過する光軸を有する透過型センサの有無を確認する。そして、いずれかの透過型センサの光軸が、第一のエリア611内または第二のエリア612内を透過するか否かを判定する。
ステップS903において、いずれの透過型センサの光軸も、第一のエリア611内および第二のエリア612内を透過しないと判定された場合には、ステップS908に進み、操作パネル上において使用者に対してエラー通知を行うとともに、透過型センサの選択処理を終了する。
一方、ステップS903において、第一のエリア611または第二のエリア612の少なくとも一方を光軸が透過する透過型センサがあると判定された場合には、ステップS904に進む。
ステップS904では、第一のエリア611または第二のエリア612を光軸が透過する透過型センサが1つのみであるか否かを判定する。ステップS904において、1つのみであると判定された場合には、当該透過型センサを、ラベルの先端部および後端部の検出に使用する透過型センサとして選択する。
一方、ステップS904において、第一のエリア611または第二のエリア612を光軸が透過する透過型センサが複数あると判定された場合には、ステップS905に進む。ステップS905では、第一のエリア611を透過する光軸の第一のエリア端部までの距離と、第二のエリア612を透過する光軸の第二のエリア端部までの距離とを比較する。
ステップS907では、ステップS905における比較の結果、距離が大きい方の光軸を有する透過型センサを選択する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を享受することができ、かつ、上記第1の実施形態の場合と比べ、透過型センサを移動させるための機構が不要であるため、装置構成を簡略化できるというメリットがある。また、透過型センサを移動させるための時間を短縮することができるというメリットもある。
[その他の実施形態]
上記第1、第2の実施形態では、光軸がRF−IDタグと交差せずラベルのみを検出する位置に透過型センサを移動させるか、または、光軸がRF−IDタグと交差せずラベルのみを検出する位置の透過型センサを選択する構成について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、透過型センサを、搬送方向と垂直方向に使用者の手により移動可能に構成したうえで、透過型センサの位置を検出するセンサを設け、透過型センサの光軸がRF−IDタグと交差せずラベルのみを検出する位置にあるかどうかを使用者に伝える構成を備えていてもよい。
また、RF−IDタグのベース部分の全体的な透明度が高い場合には、透過型センサ214の光軸が避けるべき領域として、アンテナ105の搬送方向パターン部分とICチップ104部分のみに限定しても良い。但しこの方法を実施する場合には、アンテナ105の幅方向のパターン部分通過時の透過型センサ214出力はマスクする(読み飛ばす)必要がある。
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
RF−IDタグ記録機能付き印刷装置により、印刷処理と電子情報の書き込み処理とが行われるRF−IDタグ内蔵のラベル紙の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置を示す図である。 印刷装置200の電気的なブロック図である。 ラベルの先端部及び後端部を検知するための検知機能に関わるブロック構成を図3より抜粋して示したものである。 ラベル紙100が透過型センサ214を透過したときの出力波形を示す図である。 透過型センサ214の位置決定の際に用いられるラベル紙情報及びRF−IDタグ位置情報を示す図である。 印刷装置200における透過型センサ214の位置決定処理の流れを示すフローチャートである。 RF−IDタグ内蔵のラベル紙100と本実施形態にかかる印刷装置の透過型センサとの関係を示した模式図である。 本発明の第二の実施形態にかかる印刷装置における透過型センサ214a〜214cの選択処理の流れを示すフローチャートである。 透過型センサの光軸が透過する位置における、RF−IDタグを内蔵するラベル紙100の横断面図および、そのときの透過センサの受光素子の出力信号を示す図である。 透過型センサの光軸が透過する位置における、RF−IDタグを内蔵するラベル紙100の横断面図であり、そのときの透過型センサの受光素子の出力信号を示す図である。

Claims (11)

  1. RF−IDタグを内蔵し、帯状の台紙の長手方向に複数仮着されたラベルに対して、印刷を行う印刷装置であって、
    前記台紙が長手方向に搬送された場合に、前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域を光軸が透過するように制御される透過型の検出手段と、
    前記検出手段により検出された透過光量に基づいて、前記ラベル部分であるか否かを認識する認識手段と、を備え、
    前記認識手段における認識結果に基づいて、前記ラベルに対して印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記台紙内の幅方向に対する前記RF−IDタグの位置に関する情報と、該RF−IDタグの幅方向の大きさに関する情報と、前記台紙内の幅方向に対する該ラベルの位置に関する情報と、該ラベルの幅方向の大きさに関する情報とを受信する受信手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記受信手段により受信された情報を用いることで、前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域の大きさを算出する算出手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域を光軸が透過するように、前記透過型の検出手段を幅方向に移動させる移動手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記領域のうち、幅方向の大きさが大きい領域を光軸が透過するように、前記透過型の検出手段を幅方向に移動させる移動手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  6. 前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域を光軸が透過するように、幅方向に複数配された前記透過型の検出手段のうちの1つの検出手段を選択する選択手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  7. 前記領域のうち、該領域の幅方向端部までの距離が長い方の領域を光軸が透過するように、幅方向に複数配された前記透過型の検出手段のうちの1つの検出手段を選択する選択手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  8. 前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域を光軸が透過するように、前記透過型の検出手段を制御することができない場合に、エラーメッセージを出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  9. RF−IDタグを内蔵し、帯状の台紙の長手方向に複数仮着されたラベルに対して、印刷を行う印刷装置を制御する制御方法であって、
    前記台紙が長手方向に搬送された場合に、前記ラベル内の領域であって、かつ前記RF−IDタグと交差しない領域を光軸が透過するように制御される透過型の検出手段による検出工程と、
    前記検出工程により検出された透過光量に基づいて、前記ラベル部分であるか否かを認識する認識工程と、を備え、
    前記認識工程における認識結果に基づいて、前記ラベルに対して印刷を行うことを特徴とする制御方法。
  10. 請求項9に記載の制御方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  11. 請求項9に記載の制御方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010030752A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Seiko Epson Corp ラベルプリンタの紙幅検出方法およびラベルプリンタの印刷制御方法、並びにラベルプリンタ

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