JP2020143032A - 白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化mitf/mitf産生比増加剤 - Google Patents

白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化mitf/mitf産生比増加剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2020143032A
JP2020143032A JP2019042555A JP2019042555A JP2020143032A JP 2020143032 A JP2020143032 A JP 2020143032A JP 2019042555 A JP2019042555 A JP 2019042555A JP 2019042555 A JP2019042555 A JP 2019042555A JP 2020143032 A JP2020143032 A JP 2020143032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mitf
extract
cyanide
phosphorylated
production ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019042555A
Other languages
English (en)
Inventor
栄美 西村
Shigeyoshi Nishimura
栄美 西村
敏之 木谷
Toshiyuki Kitani
敏之 木谷
康博 上野
Yasuhiro Ueno
康博 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Medical and Dental University NUC
Bathclin Corp
Original Assignee
Tokyo Medical and Dental University NUC
Bathclin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Medical and Dental University NUC, Bathclin Corp filed Critical Tokyo Medical and Dental University NUC
Priority to JP2019042555A priority Critical patent/JP2020143032A/ja
Priority to CN202010152551.5A priority patent/CN111658593A/zh
Publication of JP2020143032A publication Critical patent/JP2020143032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
    • A61K8/97Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
    • A61K8/9783Angiosperms [Magnoliophyta]
    • A61K8/9794Liliopsida [monocotyledons]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/60Sugars; Derivatives thereof
    • A61K8/602Glycosides, e.g. rutin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
    • A61K8/97Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
    • A61K8/9783Angiosperms [Magnoliophyta]
    • A61K8/9789Magnoliopsida [dicotyledons]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる効果のある成分を有効成分として含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤を提供する。【解決手段】クララ等から選ばれる植物の抽出物、または、シアン化合物を含有する白髪抑制・改善剤等である。【選択図】図3

Description

本発明は、白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
MITFが色素幹細胞の維持制御に必須であることが報告されている(非特許文献1)。一方、エンドセリンシグナルは、MITFのリン酸化(以下、「pMITF」とも記載する)と続いておこる分解を促進させて色素細胞の増殖や生存を促すことや、生体内ではエンドセリンシグナルが色素幹細胞の自己複製や維持において必須であることが報告されている(非特許文献2、3)。
Emi K. Nishimura. (2005) SCIENCE 307:72(0-724, Mechanisms of hair graying: Incomplete melanocyte stem cell maintenance in the niche. Kayo Sato-Jin et al. (2008) FASEB J. 22:1155-1168, Epistatic connections between microphthalmia associated transcription factor and endothelisignaling in Waardenburg syndrome and other pigmentary disorders. Makoto Takeo et al. (2016) Cell Reports 15: 1291-1302, EdnrB governs regenerative response of melanocyte stem cells by crosstalk with wnt signaling. Inomata K et al. (2009) Cell 137(6):1088-1099, Genotoxic stress abrogates renewal of melanocyte stem cells by triggering their differentiation.
MITF転写因子が色素幹細胞の維持において重要であることは示されているが(非特許文献1)、白髪の発症においてMITFの発現量が低下してしまうことが重要なのか、リン酸化シグナルによる活性化がおこりにくくなることが重要なのかについては十分に検証されておらず、白髪予防や治療においていずれを重視すべきか明らかにされていない。例えば、マウスの放射線照射においては、ストレスによりMITFが継続的に高いレベルで維持された際に色素幹細胞の異常分化が誘導されてしまい、ニッチ内の色素幹細胞は枯渇することが観察されており、これによって通常継続されている色素幹細胞からのメラノサイトへの正常な分化ができなくなるため、メラノサイトも消失してメラニン色素が産生されないために白髪になる(色素幹細胞の維持不全)と理解されている(非特許文献4)。そこで、MITF発現増加作用や、その結果として誘導されるチロシナーゼなどの色素細胞の分化成熟を担う分子群の誘導作用を持つフォルスコリン塗布によって、色素幹細胞においてMITF発現レベルを継続的に高いレベルを保つことによって、実際に色素幹細胞の枯渇による白毛化を予防できるのか、あるいはMITFの発現のみが高くなると色素幹細胞の異所性分化を誘導して幹細胞枯渇による白毛化を誘導するのかについて実験的に検証した。その結果、MITF発現増加作用をもつフォルスコリンによって、必要以上に幹細胞の分化促進を誘導してしまうため、むしろ長期間使用すると、例えばX線を照射してDNAを損傷した場合と同様に、白髪化してしまうことが判明した(図1、2)。従って、MITFが色素幹細胞を分化誘導してしまうほどに過剰発現されないように、MITF産生のみを高めるのではなく、MITFのリン酸化を促進してMITFを制御する素材が求められている(非特許文献2)。
そこで本発明の目的は、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる効果のある成分を有効成分として含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤を提供することにある。
本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の植物抽出物、又は、シアン化合物を配合することによって、上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の白髪抑制・改善剤は、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる植物抽出物を含有する白髪抑制・改善剤であって、前記植物抽出物が、クララ、アボカド、ウイキョウ、ウコン、ガマ、シャクヤク、ジュズダマ、トウキ、マルバアカザ、ヤブカンゾウ、ヨモギ、及び、ワレモコウからなる群から選ばれる少なくともいずれか1種の植物の抽出物であることを特徴とするものである。
本発明のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、クララ、アキノノゲシ、アシタバ、アボカド、ウイキョウ、ウコン、ガマ、サンショウ、シャクヤク、ジュズダマ、センコツ、トウキ、マルバアカザ、ムクロジ、ヤブカンゾウ、ユキノシタ、ヨモギ、及び、ワレモコウからなる群から選ばれる少なくともいずれか1種の植物の抽出物を含有することを特徴とするものである。
本発明の他の白髪抑制・改善剤は、シアン化合物(ただし、アミグダリンを除く)を含有することを特徴とするものである。
本発明の白髪抑制・改善剤は、前記シアン化合物(ただし、アミグダリンを除く)が、青酸、青酸のアルカリ金属塩、ヒドロシアニン、シアン配糖体、又は、シアン脂質であることが好ましい。
本発明の白髪抑制・改善剤は、前記シアン化合物(ただし、アミグダリンを除く)が、下記一般式(1)で表されるシアン化合物であることが好ましい。
(式中、R及びRは水素原子または有機基を、Rは水素原子または置換または非置換の脂肪酸残基または糖残基を表す。)
本発明の白髪抑制・改善剤は、前記一般式(1)中、R及びRが、水素原子、置換基を有してもよい炭素原子数1〜3のアルキル基、または、置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基であることが好ましい。
本発明の白髪抑制・改善剤は、前記シアン化合物が、シアン配糖体であり、プルナシン、マンデロニトリル、タキシフィリン、及び、リナマリンから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の他のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、シアン化合物を含有することを特徴とするものである。
本発明のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、前記シアン化合物が、青酸、青酸のアルカリ金属塩、ヒドロシアニン、シアン配糖体、又は、シアン脂質であることが好ましい。
本発明のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、前記シアン化合物が、下記一般式(1)で表されるシアン化合物であることが好ましい。
(式中、R及びRは水素原子または有機基を、Rは水素原子または置換または非置換の脂肪酸残基または糖残基を表す。)
本発明のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、前記一般式(1)中、R及びRが、水素原子、置換基を有してもよい炭素原子数1〜3のアルキル基、または、置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基であることが好ましい。
本発明のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、前記一般式(1)で表されるシアン化合物が、シアン配糖体であり、アミグダリン、プルナシン、マンデロニトリル、タキシフィリン、及び、リナマリンから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明によれば、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる効果のある成分を有効成分として含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤を提供することが可能となる。
図1は、MITF発現増加作用を有するフォルスコリンを、左側半身のみに4か月間塗布したマウス(1年齢、Vitiligo)の体毛の色の変化を示す写真図である。 図2は、色素幹細胞のDNA損傷又は分化促進による白髪化のメカニズムを示す説明図である。 図3は、X線照射したC57BL/6Nマウスを用いたクララ種子抽出液(50%EtOH−BuOH画分)の反復塗布による有用性試験の結果を示す、マウス各4匹ずつの再生毛の写真図である。
本発明の白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる植物抽出物を含有することを特徴とするものである。以下、各成分について詳述する。
[リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる植物抽出物]
本発明において、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる植物抽出物として、クララ、シャクヤク、ユキノシタ、アキノノゲシ、アシタバ、アボカド、ウイキョウ、ウコン、ガマ、サンショウ、ジュズダマ、センコツ、トウキ、マルバアカザ、ムクロジ、ヤブカンゾウ、ヨモギ、及び、ワレモコウからなる群から選ばれる植物の抽出物を用いることができる。抽出物としては、特に限定されず、各種溶媒抽出液、その希釈液、その濃縮液、あるいはその乾燥末及び乾燥粉末の溶解液が挙げられる。抽出方法は特に限定されず、公知慣用の方法によって抽出したものを用いることができる。
抽出溶媒は特に限定されず、水、有機溶媒または水と有機溶媒との混合溶媒を用いて抽出すればよい。抽出溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、ブタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチル等の低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素、ジエチルエーテル、アセトン等の公知の溶媒が挙げられる。これらの溶媒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。水、低級アルコール、水と低級アルコールとの混合溶媒が好ましく、水と低級アルコールとの混合溶媒がより好ましく、水とエタノールとの混合溶媒がさらに好ましい。
抽出方法は特に限定されないが、室温で行ってもよく、抽出効率を高めるため、ソックスレー抽出や超音波抽出、または、還流抽出のように加熱した抽出溶媒を用いてもよい。加熱した抽出溶媒を用いた抽出方法としては、例えば50℃以上に加熱した抽出溶媒に浸漬させる方法が挙げられる。
得られた抽出物はそのまま用いてもよいが、さらに必要により、濾過等の処理をしてもよい。また、抽出物を、例えば水と有機溶媒で分配処理したり、液体クロマトグラフィーで溶出して、リン酸化MITF/MITF産生比の増加効果のある画分を回収して用いてもよい。これらの処理は組み合わせて行ってもよい。
(クララの抽出物)
クララ(Sophora flavescens)の抽出物は、クララの種子又は地上部の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、クララ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、クララの種子又は地上部の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(シャクヤクの抽出物)
シャクヤク(Paeonia lactiflora)の抽出物は、シャクヤクの根又は種子の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、シャクヤク抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、シャクヤクの根又は種子の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ユキノシタの抽出物)
ユキノシタ(Saxifraga stolonifera)の抽出物は、ユキノシタの全草の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ユキノシタ抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ユキノシタの全草の抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(アキノノゲシの抽出物)
アキノノゲシ(Lactuca indica)の抽出物は、アキノノゲシの根又は地上部の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、アキノノゲシ抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、アキノノゲシの根又は地上部の抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(アシタバの抽出物)
アシタバ(Angelica keiskei)の抽出物は、アシタバの全草の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、アシタバ抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、アシタバの全草の抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(アボカドの抽出物)
アボカド(Persea americana)の抽出物は、アボカドの枝葉の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、アボカド抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、アボカドの枝葉の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ウイキョウの抽出物)
ウイキョウ(Foeniculum vulgare)の抽出物は、ウイキョウの地上部の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ウイキョウ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ウイキョウの地上部の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ウコンの抽出物)
ウコン(Curcuma longa)の抽出物は、ウコンの地上部の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ウコン抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ウコンの地上部の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ガマの抽出物)
ガマ(Typha latifolia)の抽出物は、ガマの全草の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ガマ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ガマの全草の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(サンショウの抽出物)
サンショウ(Zanthoxylum piperitum)の抽出物は、サンショウの枝葉の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、サンショウ抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、サンショウの枝葉の抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ジュズダマの抽出物)
ジュズダマ(Coix lacryma−jobi)の抽出物は、ジュズダマの全草の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ジュズダマ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ジュズダマの全草の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(センコツの抽出物)
センコツの抽出物は、コウホネ(Nuphar japonicum)の根茎の抽出物である。よって、本発明の一部の実施形態は、センコツ抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、コウホネの根茎の抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(トウキの抽出物)
トウキ(Angelica acutiloba)の抽出物は、トウキの地上部の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、トウキ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、トウキの地上部の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(マルバアカザの抽出物)
マルバアカザ(Chenopodium acuminatum)の抽出物は、マルバアカザの全草の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、マルバアカザ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、マルバアカザの全草の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ムクロジの抽出物)
ムクロジ(Sapindus mukorossi)の抽出物は、ムクロジの果実の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ムクロジ抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ムクロジの果実の抽出物を含有するリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ヤブカンゾウの抽出物)
ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva)の抽出物は、ヤブカンゾウの全草の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ヤブカンゾウ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ヤブカンゾウの全草の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ヨモギの抽出物)
ヨモギ(Artemisia indica Willd. var. maximowiczii)の抽出物は、ヨモギの根の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ヨモギ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ヨモギの根の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
(ワレモコウの抽出物)
ワレモコウ(Sanguisorba officinalis)の抽出物は、ワレモコウの地上部の抽出物であることが好ましい。よって、本発明の一部の実施形態は、ワレモコウ抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関し、特に、ワレモコウの地上部の抽出物を含有する白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に関する。
本発明において上記の植物抽出物を配合する場合、本発明の白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に含まれる上記の植物抽出物の配合量は、抽出物の乾燥重量換算で、1〜100,000μg/mLが好ましく、10〜10,000μg/mLがより好ましく、10〜1,000μg/mLであることがさらに好ましい。
[シアン化合物]
シアン化合物としては、特に限定されず、青酸;青酸のアルカリ金属塩;およびヒドロシアニン、シアン配糖体、シアン脂質等のシアノ基を有する有機化合物が挙げられる。
前記青酸のアルカリ金属塩としては、青酸ナトリウム、青酸カリウム等が挙げられる。
前記シアノ基を有する有機化合物としては、α−ヒドロキシニトリル(シアノヒドリン)構造を有する化合物、または、α−ヒドロキシニトリルの水酸基に糖が結合したシアン配糖体もしくは脂肪酸が結合したシアン脂質であることが好ましく、そのような化合物としては、下記一般式(1)で表されるシアン化合物が挙げられる。
(式中、R及びRは水素原子または有機基を、Rは水素原子または置換または非置換の脂肪酸残基または糖残基を表す。)
ここで、有機基は、炭素原子を有する基を意味する。
一般式(1)中、R及びRがとり得る有機基としては、置換基を有していてもよい、直鎖又は分岐状の炭素数1〜5のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等)、炭素数3〜7のシクロアルキル基(例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等)、直鎖又は分岐状の炭素数2〜3のアルケニル基(例えば、ビニル基、アリル基等)、炭素数6〜12のアリール基(例えば、フェニル基、p−メトキシフェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基等)、炭素数7〜13のアラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基等)、炭素数2〜10の複素環基(例えば、オキソラン基、フラン基等の含酸素複素環基、ピロリジン基、ピリジン基、イミダゾール基、インドール基等の含窒素複素環基、チオフェン基等の含硫黄複素環基等)、直鎖又は分岐状の炭素数1〜5のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基等)、炭素数6〜12のアリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフチルオキシ基等)、直鎖又は分岐状の炭素数1〜8のアルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基等)、炭素数7〜13のアリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフチルオキシカルボニル基等)、炭素数8〜14のアラルキルオキシカルボニル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル基、フェネチルオキシカルボニル基等)等が挙げられる。
一般式(1)中、Rがとり得る置換または非置換の糖残基としては、置換または非置換の、トリオース;テトロース;ペントース;グルコース、マンノース、アロース、アルトロース、グロース、イドース、ガラクトース、タロース等のヘキソース;ヘプトース等の単糖類や、スクロース、ラクトース、マルトース、トレハロース、ツラノース、セロビオース等の二糖類;三糖類;四糖類等の多糖類の残基が挙げられる。糖残基は、α−ヒドロキシニトリルの水酸基と糖類との反応で形成された基であってよい。
一般式(1)中、Rがとり得る置換または非置換の脂肪酸残基としては、置換または非置換の、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、イソ吉草酸、吉草酸、3−メチルブタン酸等の炭素数5以下の短鎖脂肪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸等の炭素数6〜12の中鎖脂肪酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸等の炭素数13以上の長鎖脂肪酸の残基が挙げられる。脂肪酸残基は、α−ヒドロキシニトリルの水酸基と脂肪酸との反応で形成された基であってよい。
及びRがとり得る有機基置換基及びRがとり得る糖残基及び脂肪酸残基の置換基としては、水酸基、直鎖又は分岐状の炭素数1〜5のアルキル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、直鎖又は分岐状の炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜13のアラルキル基、炭素数2〜10の複素環基、炭素数6〜12のアリールオキシ基、直鎖又は分岐状の炭素数1〜8のアルコキシカルボニル基、炭素数7〜13のアリールオキシカルボニル基、炭素数8〜14のアラルキルオキシカルボニル基、酸素原子を介して結合した糖残基、酸素原子を介して結合した脂肪酸残基等が挙げられる。
前記シアン化合物は、青酸、α−ヒドロキシニトリル(シアノヒドリン)構造を有する化合物、または、α−ヒドロキシニトリルの水酸基に糖が結合したシアン配糖体および脂肪酸が結合したシアン脂質であることが好ましい。前記糖としては、前記糖残基で挙げた糖類が挙げられる。前記脂肪酸としては、前記脂肪酸残基で挙げた脂肪酸が挙げられる。前記シアン化合物は、α−ヒドロキシニトリル構造を有する化合物、または、α−ヒドロキシニトリルの水酸基に単糖類または二糖類が結合したシアン配糖体であることがより好ましい。前期単糖類または二糖類を構成する糖はグルコースであることがさらに好ましい。
一般式(1)中、R及びRは、水素原子、置換基を有してもよい炭素原子数1〜3のアルキル基、または、置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基であることが好ましい。
前記一般式(1)で表されるシアン化合物の具体例としては、アミグダリン、プルナシン、マンデロニトリル、タキシフィリン、及び、リナマリン等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
アミグダリン
プルナシン
マンデロニトリル
タキシフィリン
リナマリン
前記シアン化合物は、特に限定されないが、分子量27〜2000であることが好ましい。分子量が2000を超えると生体利用効率が低くなることがある。より好ましくは、分子量100〜1000、さらに好ましくは分子量120〜800、特に好ましくは分子量120〜700である。前記シアン化合物は、常温常圧下で固体または液体または気体の化合物であってもよいが、物理化学的安定性の観点から、常温常圧下で固体または液体の化合物であることが好ましく、常温常圧下で固体の化合物であることがより好ましい。常温常圧下で気体であると拡散により含有量が減少することがある。また、液体であると揮発により気化し、含有量が減少することがある。ここで、常温常圧とは、25℃、1atmを意味する。また、化学構造上の特徴は特に限定されないが、シアン化合物は酸化等による分解を受けやすいことから、比較的化学的安定性の高い青酸のアルカリ金属塩、シアン配糖体またはシアン脂質シアン配糖体であることが好ましく、シアン配糖体またはシアン脂質であることがより好ましく、シアン配糖体であることがさらに好ましい。
シアン化合物の製造方法は特に限定されず、公知慣用の合成方法で合成してもよく、天然物から精製等してもよく、また、市販品を用いてもよい。
本発明において前記シアン化合物を配合する場合、本発明の白髪抑制・改善剤及びリン酸化MITF/MITF産生比増加剤に含まれる上記のシアン化合物の配合量は、好ましくは0.1〜10,000μg/mL、より好ましくは1〜3,000μg/mL、さらに好ましくは5〜1,000μg/mLである。上記範囲内とすることによって、より良好な白髪抑制・改善効果が得られる。
本発明の白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化MITF/MITF産生比増加剤の剤型は特に限定されず、例えば、前記植物抽出物をそのまま使用してもよい。また、適当な基剤、薬剤などと混合した皮膚外用剤や頭髪化粧料等の外用形態とすることができる。具体的には、ローション、乳液、軟膏、クリーム、しっぷ、ジェル、オイル、パック、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアミスト、ヘアートニック、ヘアーリキッド、エアゾール、ムース等の形態を採ることができる。さらに上記のような外用剤の他にも、例えば、石鹸、入浴剤といったものに配合して用いてもよい。
本発明の白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化MITF/MITF産生比増加剤には、化粧品や医薬部外品又は医薬品等に一般に用いられている添加成分、例えば、保湿剤、油性成分、界面活性剤、ビタミン類、蛋白分解酵素、増粘剤、防腐剤、粉体、酸化防止剤、紫外線吸収剤、乳化剤、アルコール類、色素、水性成分、脂肪酸類、香料、清涼化剤、キレート剤、pH調整剤、精製水等を配合することができる。
また、本発明の白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化MITF/MITF産生比増加剤には、前記植物抽出物及び前記シアン化合物の両方を含んでいてもよい。また、発明の効果を損なわない範囲で、他の白髪抑制・改善に効果のある成分を配合してもよい。
本発明の白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、頭髪以外の毛髪の白髪の抑制や改善にも用いてもよい。
[植物抽出液の抽出]
・クララ地上部抽出液:クララ地上部を50%エタノール還流抽出して得た。
・クララ種子抽出液:クララ種子を80%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とAcOEtで分画して調製したAcOEt画分ならびに同分画後の水画分を水とBuOHで分画して調製したBuOH画分をそれぞれクララ種子抽出液(80%EtOH−AcOEt画分)及びクララ種子抽出液(80%EtOH−BuOH画分)として用いた。
・シャクヤク根抽出液:シャクヤクの根を50%エタノール還流抽出して得た。
・シャクヤク種子抽出液:シャクヤクの種子を80%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とBuOHで分画して調製したBuOH画分をシャクヤク種子抽出液として用いた。
・ユキノシタ抽出液:ユキノシタの全草を50%エタノール還流抽出して得た。
・アキノノゲシ根抽出液:アキノノゲシ根を80%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とBuOHで分画して調製したBuOH画分をアキノノゲシ根抽出液として用いた。
・アキノノゲシ地上部抽出液:アキノノゲシ地上部を50%エタノール還流抽出して得た。
・アシタバ抽出液:アシタバの全草を50%エタノール還流抽出して得た。
・アボカド抽出液:アボカドの枝葉を50%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とAcOEtで分画して調製した水画分をアボカド抽出液として用いた。
・ウイキョウ抽出液:ウイキョウの地上部を50%エタノール還流抽出して得た。
・ウコン抽出液:ウコンの地上部を50%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とAcOEtで分画して調製した水画分をウコン抽出液として用いた。
・ガマ抽出液:ガマの全草を50%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とBuOHで分画して調製したBuOH画分をガマ抽出液として用いた。
・サンショウ抽出液:サンショウの枝葉を50%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とEtOAcで分画して調製した水画分をサンショウ抽出液として用いた。
・ジュズダマ抽出液:ジュズダマの全草を50%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とBuOHで分画して調製したBuOH画分をジュズダマ抽出液として用いた。
・センコツ抽出液:センコツ(コウホネの根茎)を50%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とAcOEtで分画して調製した水画分をセンコツ抽出液として用いた。
・トウキ抽出液:トウキの地上部を50%エタノール還流抽出して得た。
・マルバアカザ抽出液:マルバアカザの全草を50%エタノール還流抽出して得た。
・ムクロジ抽出液:ムクロジの果実を80%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とAcOEtで分画して調製した水画分をムクロジ抽出液として用いた。
・ヤブカンゾウ抽出液:ヤブカンゾウの全草を80%エタノール還流抽出して得た。
・ヨモギ抽出液:ヨモギの根を80%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とBuOHで分画して調製したBuOH画分をヨモギ抽出液として用いた。
・ワレモコウ抽出液:ワレモコウの地上部を50%エタノール還流抽出した。得られた還流抽出物を水とBuOHで分画して調製したBuOH画分をワレモコウ抽出液として用いた。
[正常ヒト表皮メラニン細胞を用いたウェスタンブロッティングによる、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる抽出液の探索]
(培養方法及び評価)
正常ヒト表皮メラニン細胞の継代細胞は、HuMedia−KG(増殖添加剤)を加えたHuMedia−KB2(基礎培地)(共にクラボウ社製)を用いてT75フラスコで培養し、5−6日後に評価培地プレートに播種した。
翌日、基礎培地(+0.1%BSA+0.1%BPE)に交換し、さらに24時間後に上記で得た植物抽出液を、抽出物の乾燥重量換算で最終濃度100μg/mL(即ち、1mLあたりの抽出物の乾燥重量が100μg)となるように添加し、10分後、Lysis Bufferで細胞溶解し、タンパク質サンプルとして回収した。電気泳動用のサンプル調製は、回収したタンパク質サンプルをEz Applyで1:1混合し、Thermal Cyclerを用いてPCR反応(95℃、5分間加熱処理)した。
試料サンプルのタンパク質量は、DC Protein Assay kitを用いて反応し、EnSpireを用いて吸光度(波長750nm)を測定して算出した。電気泳動用のサンプルは、試料サンプルをEz Apply(アトー株式会社)で1:1混合し、Thermal Cyclerを用いてPCR反応(95℃、5分間加熱処理)させて用いた。蛋白質量が5μg/ウェルとなるように、ポリアクリルアミドゲル電気泳動した。続いて、泳動ゲルからPVDF膜に転写し、Western Blotting法を実施した。常法に従って、MITFおよび内部標準としてbeta−Actin抗体を反応させた。次に、HRP標識二次抗体反応させた後、HRP化学発光検出試薬で反応させたものをFluorChem FC2装置(Alpha Innotech)で反応バンド画像を取り込み、MITFおよびリン酸化MITF(pMITF)のタンパク発現についてAlpha viewソフトで解析評価した。MITF/beta−actinおよびpMITF/beta−actinの相対値を算出し、その相対値を元にpMITF/MITF相対比を算出し、同様に算出したコントロール(基礎培地(+0.1%BSA+0.1%BPE)を添加したもの)のpMITF/MITF相対比に対する割合(即ち、(試料サンプルのpMITF/MITF相対比)/(コントロールのpMITF/MITF相対比))で評価した。結果を表1に示す。
表1中に示すように、上記の各植物の抽出液において、リン酸化MITF/MITF相対比が増加することがわかる。
[X線照射したC57BL/6Nマウスを用いたクララ種子抽出液(50%EtOH−BuOH画分)の反復塗布による有用性試験]
試験動物としてC57BL/6Nマウスを用い、非照射コントロール群以外のマウスは、50日齢にX線照射処理(5Gy)を行い、その後、全マウスは、バリカン処理および除毛剤処理し、下記表中の各被験物質の反復塗布を開始した(各除毛処理後、100μL/1日1回1週間連続塗布を行い、その後は、1日1回、5回/week塗布した)。1か月後、再度、バリカン処理および除毛剤処理し、再生毛を繰り返し誘導し、除毛2回目の再生毛で評価した。
図3に、コントロール(X線非照射)及びコントロール(X線照射)と共に、上記で得たクララ種子抽出液(100μg/mL(乾燥重量換算))を反復塗布したマウス各4匹ずつの再生毛の写真図を示す。図3から、クララ種子抽出液を塗布したことによって、白髪化が抑制されることがわかる。
また、キョウニン(アンズの種子)を水蒸気雰囲気下で30wt%エタノールで10日間、室温浸漬抽出して得た、キョウニン抽出液についても、上記と同様にリン酸化MITF/MITF産生比の増加を調べたところ、pMITF/MITF相対比は、1.61であり、また、上記と同様にC57BL/6Nマウスを用いて有用性試験を行ったところ、白髪化が抑制された。
[シアン化合物のリン酸化MITF産生の比較]
正常ヒト表皮メラニン細胞の継代細胞は、HuMedia−KG(増殖添加剤)を加えたHuMedia−KB2(基礎培地)(共にクラボウ社製)を用いてT75フラスコで培養し、5−6日後に評価培地プレートに播種した。
翌日、基礎培地(+0.1%BSA+0.1%BPE)に交換し、さらに24時間後、D−アミグダリン、プルナシンおよびマンデロニトリルそれぞれ44μg/mLとなるように培地中に添加した。10分後、Lysis Bufferで細胞溶解し、タンパク質サンプルとして回収した。上記と同様に、MITFおよびリン酸化MITFのタンパク発現について、正常ヒト表皮メラニン細胞を用いて、Western Blotting法によって評価した。コントロールとして基礎培地(+0.1%BSA+0.1%BPE)のみを添加したものを用いた。上記と同様に算出したpMITF/MITF相対比を表3に示す。
シアン化合物であるアミグダリン、プルナシンおよびマンデロニトリルは、表3に示されるように、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させることが明らかになった。一方、マンデロニトリルからシアノ基の脱落によって生じる代謝物である、シアン化合物でないベンズアルデヒド、および、ベンズアルデヒドの酸化によって生じる代謝物である、シアン化合物でない安息香酸について上記と同様の試験を行ったところ、増加作用は確認されなかった。
上記において、シアン化合物であるアミグダリン、プルナシン及びマンデロニトリルにおいて、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる効果が認められたことから、他のシアン化合物であるリナマリンおよびタキシフィリンついて、リン酸化MITF/MITF産生比の増加検討を下記のように実施した。
正常ヒト表皮メラニン細胞の継代細胞は、HuMedia−KG(増殖添加剤)を加えたHuMedia−KB2(基礎培地)(共にクラボウ社製)を用いてT75フラスコで培養し、5−6日後に評価培地プレートに播種した。
翌日、基礎培地(+0.1%BSA+0.1%BPE)に交換し、さらに24時間後、シアン化合物のリナマリンおよびタキシフィリンをそれぞれ40μg/mLとなるように培地中に添加した。10分後、Lysis Bufferで細胞溶解し、タンパク質サンプルとして回収した。上記と同様に、MITFおよびリン酸化MITFのタンパク発現について、正常ヒト表皮メラニン細胞を用いて、Western Blotting法によって評価した。コントロールとして基礎培地(+0.1%BSA+0.1%BPE)のみを添加したものを用いた。上記と同様に算出したpMITF/MITF相対比を表4に示す。
表4に示されるように、シアン化合物であるリナマリン及びタキシフィリンも、リン酸化MITF/MITF産生比を増加させることが明らかになった。これらの結果から、シアン化合物はリン酸化MITF/MITF産生比を増加させる可能性があることが確認された。
また、30%エタノールに溶解させたアミグダリン(東京化成社製)(アミグダリン濃度:13.3ppm、40ppm、120ppm)について、上記と同様にC57BL/6Nマウスを用いて有用性試験を行ったところ、白髪化が改善された。
以上に示す結果から、本発明の白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化MITF/MITF産生比増加剤は、白髪の抑制・改善に有用であることが分かる。
以下、本発明の白髪抑制・改善剤の具体的な配合例を記載するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、以下の配合例においては、上記の各植物抽出液を抽出物の乾燥重量換算で10,000μg/mLの濃度になるよう、50%エタノールに溶解したものを用いた。
[入浴剤(炭酸ブリケット)]
下記表に示す組成により長径20mm、厚さ9.4mmの炭酸ブリケット製剤を製造した。
[白色固形セッケン]
下記表に示す組成の成分に対して、機械練り法(各成分をニーダー中で攪拌混合した後、ニーダーより取り出し、チリングロールで室温まで冷却する。これをセッケン用プロッダーで2〜3回混練した後、コーン部より押し出し、型打ちして乾燥し、全体を磨き成型する)及び枠練り法(メントール等の添加剤を除く各成分を混合加熱(約70℃)溶解し、冷却したのち約50℃にて添加剤を加え、混合してから枠練り用枠に流し込む。固化後枠から取り出し60〜90日乾燥後、型打ち機で型打ちを行い、全体を磨いて仕上げる)を適用して白色固形セッケンを製造した。
[ヘアーリキッド]
下記表中の配合割合で、ヘアーリキッドを常法により製造した。
[ヘアーシャンプー]
下記表中の配合割合で、ヘアーシャンプーを常法により製造した。
[ヘアートリートメント]
下記表中の配合割合で、ヘアートリートメントを常法により製造した。
[軟膏(PEG)]
下記表中の配合割合で、軟膏(PEG)を常法により製造した。
[軟膏(パラフィン)]
下記表中の配合割合で、軟膏(パラフィン)を常法により製造した。
[育毛剤]
上記調製例で得たクララ種子抽出液を、50%エタノール水溶液に溶解した。これを使用し、下記表中の成分と混合し、育毛剤を製造した。
[トニック]
下記表の処方(質量%)に従い、まず、酢酸dl−α−トコフェロール、イソプロピルメチルフェノール、パントテニルアルコール、グリチルレチン酸、エタノール(99.5%)、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸オクチル、香料、メントールを均一に混合した。次に、センブリ抽出液、ニンジン抽出液、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、エデト酸4ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O)、クララ地上部抽出液、精製水を均一に混合した。最後に両者を混合し、濾過して充填することにより液状型トニックを製造した。
[トニック]
下記表の処方(質量%)に従い、まず、酢酸dl−α−トコフェロール、イソプロピルメチルフェノール、パントテニルアルコール、エタノール(99.5%)、香料、メントールを均一に混合した。次に、センブリ抽出液、ニンジン抽出液、ジプロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、エデト酸4ナトリウム、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸デカグリセリル、アボカド抽出液、精製水を均一に混合した。次に両者を混合し、濾過して原液とし、最後に、原液と噴射剤を充填処方に合わせて、缶に充填することによりエアゾール型トニックを製造した。
[ハンドクリーム]
下記表の処方(質量%)に従い、下記の製造例に準拠し、ハンドクリーム製剤を製造した。まず、流動パラフィン、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸、セタノール、モノステアリン酸グリセリン、ジメチルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ブチルパラベン、モノステアリン酸デカグリセリル、酢酸トコフェロールを混合し、加熱した。次に、メチルパラベン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、濃グリセリン、エデト酸2ナトリウム、トリエタノールアミン、精製水を混合し加熱し、先の混合物に加え乳化させた。冷却後、フェノキシエタノール、グリチルリチン酸ジカリウム、香料、アキノノゲシ根抽出液を添加することによりハンドクリームを製造した。
[ボディクリーム]
下記表の処方(質量%)に従い、油相と水相をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解させた。水相に油相を添加して乳化させた後、冷却後、添加相を添加することによりpH6.1のボディクリームを製造した。
[ボディクリーム]
下記表の処方(質量%)に従い、油相と水相をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解させた。水相に油相を添加して乳化させた後、冷却後、添加相を添加することによりpH7.5のボディクリームを製造した。
[日焼け止めクリーム]
下記表の処方(質量%)に従い、油相と水相をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解させた。水相に油相を添加して乳化させた後、冷却後、微細に粉砕した粉体相および添加相を添加することによりSPF20の日焼け止めクリームを製造した。
[粉体入浴剤]
上記調製例で得たクララ種子抽出液を、50%エタノール水溶液に溶解した。これを使用し、下記表の処方(質量%)に従い、すべての原料を均一に混合することにより粉体入浴剤を製造した。
[液体入浴剤]
上記調製例で得たクララ種子抽出液を、50%エタノール水溶液に溶解した。これを使用し、下記表の処方(質量%)に従い、A相およびB相を70℃に加熱し完全溶解させ、A相をB相に添加後、30℃まで冷却することにより液体入浴剤を製造した。
[化粧水]
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加し原液を調整し、その原液を缶に入れ、LPG、ブタン等のガスを充填することにより化粧水(エアゾール製品)を製造した。
[化粧水]
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加し、可溶化させることによりpH5.5の弱酸性化粧水(透明タイプ)を製造した。
[化粧水]
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加し、乳化させることによりpH7.5の化粧水(白濁タイプ)を製造した。
[化粧水]
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加して可溶化させた後、粉体相を添加することによりpH6.2の3層型の化粧水(分離型タイプ)を製造した。
[スプレーローション]
下記表中の配合割合で、スプレーローションを常法により製造した。
[エアゾールスプレー]
下記表中の配合割合で、エアゾールスプレーを常法により製造した。
[上がり湯用組成物]
下記表中の配合割合で、上がり湯用組成物を常法により製造した。
[清拭剤]
下記表中の配合割合で、清拭剤を常法により製造した。
[シャワー洗い流しローション]
下記表中の配合割合で、シャワー洗い流しローションを常法により製造した。

Claims (12)

  1. リン酸化MITF/MITF産生比を増加させる植物抽出物を含有する白髪抑制・改善剤であって、
    前記植物抽出物が、クララ、シャクヤク、アボカド、ウイキョウ、ウコン、ガマ、ジュズダマ、トウキ、マルバアカザ、ヤブカンゾウ、ヨモギ、及び、ワレモコウからなる群から選ばれる少なくともいずれか1種の植物の抽出物であることを特徴とする白髪抑制・改善剤。
  2. クララ、シャクヤク、ユキノシタ、アキノノゲシ、アシタバ、アボカド、ウイキョウ、ウコン、ガマ、サンショウ、ジュズダマ、センコツ、トウキ、マルバアカザ、ムクロジ、ヤブカンゾウ、ヨモギ、及び、ワレモコウからなる群から選ばれる少なくともいずれか1種の植物の抽出物を含有することを特徴とするリン酸化MITF/MITF産生比増加剤。
  3. シアン化合物(ただし、アミグダリンを除く)を含有することを特徴とする白髪抑制・改善剤。
  4. 前記シアン化合物(ただし、アミグダリンを除く)が、青酸、青酸のアルカリ金属塩、ヒドロシアニン、シアン配糖体、又は、シアン脂質である請求項3記載の白髪抑制・改善剤。
  5. 前記シアン化合物(ただし、アミグダリンを除く)が、下記一般式(1)で表されるシアン化合物である請求項4記載の白髪抑制・改善剤。
    (式中、R及びRは水素原子または有機基を、Rは水素原子または置換または非置換の脂肪酸残基または糖残基を表す。)
  6. 前記一般式(1)中、R及びRが、水素原子、置換基を有してもよい炭素原子数1〜3のアルキル基、または、置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基である請求項5記載の白髪抑制・改善剤。
  7. 前記一般式(1)で表されるシアン化合物が、シアン配糖体であり、プルナシン、マンデロニトリル、タキシフィリン、及び、リナマリンから選ばれる少なくとも1種である請求項6記載の白髪抑制・改善剤。
  8. シアン化合物を含有することを特徴とするリン酸化MITF/MITF産生比増加剤。
  9. 前記シアン化合物が、青酸、青酸のアルカリ金属塩、ヒドロシアニン、シアン配糖体、又は、シアン脂質である請求項8記載のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤。
  10. 前記シアン化合物が、下記一般式(1)で表されるシアン化合物である請求項9記載のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤。
    (式中、R及びRは水素原子または有機基を、Rは水素原子または置換または非置換の脂肪酸残基または糖残基を表す。)
  11. 前記一般式(1)中、R及びRが、水素原子、置換基を有してもよい炭素原子数1〜3のアルキル基、または、置換基を有していてもよい炭素数6〜12のアリール基である請求項10記載のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤。
  12. 前記一般式(1)で表されるシアン化合物が、シアン配糖体であり、アミグダリン、プルナシン、マンデロニトリル、タキシフィリン、及び、リナマリンから選ばれる少なくとも1種である請求項11記載のリン酸化MITF/MITF産生比増加剤。
JP2019042555A 2019-03-08 2019-03-08 白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化mitf/mitf産生比増加剤 Pending JP2020143032A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019042555A JP2020143032A (ja) 2019-03-08 2019-03-08 白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化mitf/mitf産生比増加剤
CN202010152551.5A CN111658593A (zh) 2019-03-08 2020-03-06 白发抑制改善剂以及磷酸化mitf/mitf产生比增加剂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019042555A JP2020143032A (ja) 2019-03-08 2019-03-08 白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化mitf/mitf産生比増加剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020143032A true JP2020143032A (ja) 2020-09-10

Family

ID=72355434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019042555A Pending JP2020143032A (ja) 2019-03-08 2019-03-08 白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化mitf/mitf産生比増加剤

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020143032A (ja)
CN (1) CN111658593A (ja)

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145216A (ja) * 1986-12-08 1988-06-17 Okuno Shoji:Kk 育毛養毛等美髪料
JPH01172317A (ja) * 1987-12-26 1989-07-07 Daimaru Tsusho Kk 薬用歯みがき組成物
JPH1179951A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Shiseido Co Ltd チロシナーゼ活性促進剤
US6187325B1 (en) * 1998-09-07 2001-02-13 L'oreal Use of at least one extract of a rosacea of the genus Sanguisorba officinalis for promoting pigmentation of the skin and/or the body hair and/or the cranial hair
JP2002020242A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Lion Corp 毛髪外用剤組成物
JP2002080382A (ja) * 2000-06-27 2002-03-19 Kao Corp アポトーシス抑制剤
JP2004345959A (ja) * 2003-05-14 2004-12-09 Sakamoto Bio:Kk メラニン産生促進剤及びメラニン産生促進用組成物
JP2013216606A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Chizuko Hioki ヨモギ抽出組成物
JP2014125429A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Kose Corp Dna損傷抑制剤
CN104083404A (zh) * 2014-08-01 2014-10-08 李江红 一种抗衰老的中药组合物
CN104971273A (zh) * 2014-04-04 2015-10-14 曹洪利 一种生发治脱发养发白发变黑发液
JP2016172723A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 大正製薬株式会社 毛髪用剤
WO2017122668A1 (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 国立大学法人 東京医科歯科大学 脱毛および白毛化を抑制もしくは改善するための組成物ならびにその使用
JP2017203012A (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 株式会社Nil 毛髪剤
JP2018024687A (ja) * 2017-09-13 2018-02-15 国立大学法人九州大学 ヘアケア製品の生産方法、毛母細胞増殖促進剤、毛乳頭細胞増殖促進剤及びメラニン生成促進剤
CN107823024A (zh) * 2017-12-24 2018-03-23 姚佑灿 一种乌发洗发水
JP2018193336A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 共栄化学工業株式会社 皮膚外用剤

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003171240A (ja) * 2001-09-28 2003-06-17 Lion Corp 白髪予防改善剤及び毛髪有効成分のスクリーニング方法
JP5476722B2 (ja) * 2008-06-26 2014-04-23 住友化学株式会社 マンデロニトリル類の製造方法

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145216A (ja) * 1986-12-08 1988-06-17 Okuno Shoji:Kk 育毛養毛等美髪料
JPH01172317A (ja) * 1987-12-26 1989-07-07 Daimaru Tsusho Kk 薬用歯みがき組成物
JPH1179951A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Shiseido Co Ltd チロシナーゼ活性促進剤
US6187325B1 (en) * 1998-09-07 2001-02-13 L'oreal Use of at least one extract of a rosacea of the genus Sanguisorba officinalis for promoting pigmentation of the skin and/or the body hair and/or the cranial hair
JP2002080382A (ja) * 2000-06-27 2002-03-19 Kao Corp アポトーシス抑制剤
JP2002020242A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Lion Corp 毛髪外用剤組成物
JP2004345959A (ja) * 2003-05-14 2004-12-09 Sakamoto Bio:Kk メラニン産生促進剤及びメラニン産生促進用組成物
JP2013216606A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Chizuko Hioki ヨモギ抽出組成物
JP2014125429A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Kose Corp Dna損傷抑制剤
CN104971273A (zh) * 2014-04-04 2015-10-14 曹洪利 一种生发治脱发养发白发变黑发液
CN104083404A (zh) * 2014-08-01 2014-10-08 李江红 一种抗衰老的中药组合物
JP2016172723A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 大正製薬株式会社 毛髪用剤
WO2017122668A1 (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 国立大学法人 東京医科歯科大学 脱毛および白毛化を抑制もしくは改善するための組成物ならびにその使用
JP2017203012A (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 株式会社Nil 毛髪剤
JP2018193336A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 共栄化学工業株式会社 皮膚外用剤
JP2018024687A (ja) * 2017-09-13 2018-02-15 国立大学法人九州大学 ヘアケア製品の生産方法、毛母細胞増殖促進剤、毛乳頭細胞増殖促進剤及びメラニン生成促進剤
CN107823024A (zh) * 2017-12-24 2018-03-23 姚佑灿 一种乌发洗发水

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ARITOMI, M. ET AL., PHYTOCHEMISTRY (1985), VOL.24, PP.2438-2439, JPN6022055032, ISSN: 0004953433 *

Also Published As

Publication number Publication date
CN111658593A (zh) 2020-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4819171B2 (ja) シワ改善剤、脂肪分解促進剤、皮膚外用組成物及び飲食物組成物
JP2022036981A (ja) 化粧品ブレンド
US8765809B2 (en) Ester derivative and use thereof
KR20090069732A (ko) 알부틴 베타유도체를 포함하는 피부미백용 조성물
JP2008247839A (ja) カルコン配糖体を含む抗酸化剤
JP2012001467A (ja) 皮膚外用剤
JP5754796B2 (ja) 抗酸化剤及びその利用
JP2009196980A (ja) メラニン生成抑制剤及び美白化粧料
JPWO2010071051A1 (ja) メラニン生成抑制剤及び皮膚外用剤
JP6979919B2 (ja) ヒト正常細胞賦活剤
JP2020143032A (ja) 白髪抑制・改善剤、及び、リン酸化mitf/mitf産生比増加剤
EP2440551B1 (fr) Mono esters et bis esters d'acide gras insature sur l'acide ascorbique et leurs utilisations cosmetiques
JP6887649B1 (ja) Cd39発現促進剤
JP7082827B2 (ja) 化粧料
JP2010120860A (ja) 美白剤
JP4861753B2 (ja) 皮膚外用組成物
JP7246125B2 (ja) 表皮細胞賦活剤
JP2011051920A (ja) 美白剤
JP2009132645A (ja) アシル化ハイドロキノン配糖体及びそれを含有する皮膚外用剤
JP2007161659A (ja) 紫外線によるTGF−βレセプターの産生低下改善剤
JP2016113394A (ja) アスコルビン酸誘導体又はその塩、及び化粧料。
JP7325779B1 (ja) Cd39発現促進剤
JP5623901B2 (ja) 抗酸化剤
JP2003252743A (ja) チロシナーゼ活性阻害剤、メラニン産生抑制剤及びこれらを含有する皮膚外用剤
JP2013166731A (ja) エンドセリン作用抑制剤及び美白剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220208

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20220208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230627