JP2020106943A - 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム - Google Patents

車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020106943A
JP2020106943A JP2018243050A JP2018243050A JP2020106943A JP 2020106943 A JP2020106943 A JP 2020106943A JP 2018243050 A JP2018243050 A JP 2018243050A JP 2018243050 A JP2018243050 A JP 2018243050A JP 2020106943 A JP2020106943 A JP 2020106943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
recording
event
unit
video data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018243050A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6696558B1 (ja
Inventor
田端 清史
Seishi Tabata
清史 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2018243050A priority Critical patent/JP6696558B1/ja
Priority to PCT/JP2019/023036 priority patent/WO2020136941A1/ja
Priority to EP19903505.6A priority patent/EP3742724A4/en
Priority to CN201980006979.4A priority patent/CN111615825B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6696558B1 publication Critical patent/JP6696558B1/ja
Publication of JP2020106943A publication Critical patent/JP2020106943A/ja
Priority to US16/986,315 priority patent/US11685320B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R11/04Mounting of cameras operative during drive; Arrangement of controls thereof relative to the vehicle
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0841Registering performance data
    • G07C5/085Registering performance data using electronic data carriers
    • G07C5/0866Registering performance data using electronic data carriers the electronic data carrier being a digital video recorder in combination with video camera
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2300/00Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle
    • B60R2300/10Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of camera system used
    • B60R2300/105Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of camera system used using multiple cameras
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2300/00Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle
    • B60R2300/80Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the intended use of the viewing arrangement
    • B60R2300/8073Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the intended use of the viewing arrangement for vehicle security, e.g. parked vehicle surveillance, burglar detection

Abstract

【課題】適切に駐車監視を行うこと。【解決手段】車両の周辺を撮影する複数の撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部120と、車両に対するイベントを検出するイベント検出部127と、車両が駐車状態にあることを検出する駐車検出部129と、車両の駐車時における車両から所定距離未満の周辺物体を検出する物体検出部130と、物体検出部130が車両の駐車時に車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、複数のカメラのうち周辺物体が検出された方向を撮影するカメラ以外のカメラが撮影した映像データを用いて、イベント検出部127により検出されたイベントに起因する記録を行う記録機能制御部123とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラムに関する。
車両の前後方向を撮影する、いわゆるドライブレコーダ(車両用記録装置)が知られている。ドライブレコーダは、車両の前方を撮影する前方カメラと、車両の後方を撮影する後方カメラとを備える(例えば、特許文献1参照)。ドライブレコーダは、イベントが検出された場合、前方カメラおよび後方カメラの映像をイベント記録データとして保存する(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−044692公報 特開2006−321357公報
駐車監視を行うドライブレコーダは、車両に閾値以上の大きさの加速度が加わった場合、または、動体が検出された場合、イベント記録を行う。前方カメラおよび後方カメラのように複数のカメラを備えたドライブレコーダによって駐車監視を行う場合、1つのカメラによって駐車監視を行う場合に比べて、消費電力が大きく駐車監視が可能な時間が短くなるおそれがある。また、1つのカメラによって駐車監視を行う場合に比べて、複数のカメラが撮影した映像の容量が大きくなるので、イベント記録データとして保存できる上限が不足するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適切に駐車監視を行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用記録制御装置は、車両の周辺を撮影する複数の撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、前記車両に対するイベントを検出するイベント検出部と、前記車両が駐車状態にあることを検出する駐車検出部と、前記車両の駐車時における前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出する物体検出部と、前記物体検出部が前記車両の駐車時に前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、前記複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データを用いて、前記イベント検出部により検出されたイベントに起因する記録を記録部に行う記録機能制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用記録装置は、上記の車両用記録制御装置および、車両の周辺を撮影する撮影部と、前記映像データを保存する記録部との少なくともいずれかを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用記録制御方法は、車両が駐車状態にあることを検出する駐車検出ステップと、前記車両の駐車時における前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出する物体検出ステップと、前記車両に対するイベントを検出するイベント検出ステップと、前記物体検出ステップによって前記車両の駐車時に前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、前記車両の周辺を撮影する複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データを用いて、前記イベント検出ステップにより検出されたイベントに起因する記録を行う記録機能制御ステップとを含む。
本発明に係るプログラムは、車両が駐車状態にあることを検出する駐車検出ステップと、前記車両の駐車時における前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出する物体検出ステップと、前記車両に対するイベントを検出するイベント検出ステップと、前記物体検出ステップによって前記車両の駐車時に前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、前記車両の周辺を撮影する複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データを用いて、前記イベント検出ステップにより検出されたイベントに起因する記録を行う記録機能制御ステップと、を車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、適切に駐車監視を行うことができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、車両と周辺物体との位置関係に応じて、複数のカメラのうち適切なカメラを使用して適切に駐車監視を行う。
周辺物体とは、駐車時の車両の周辺に位置する物体である。周辺物体は、車両の周囲を物理的に隔てる。周辺物体は、車両の周辺への他車両の進入を阻害する。周辺物体は、例えば、車庫、壁、柵、車止め、段差、または、他車両が容易に超えることができない物体である。
車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。また、車両用記録装置10は、車両に予め設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。車両用記録装置10は、カメラユニット(複数の撮影部)210と、記録部220と、操作部230と、表示部240と、加速度センサ250と、GPS(Global Positioning System)受信部260と、車両用記録制御装置100とを有する。
カメラユニット210は、車両の周辺を撮影する複数のカメラを有する。複数のカメラは、車両に対して異なる方向を撮影する。本実施形態では、カメラユニット210は、前方を撮影可能な前方カメラ211と、後方を撮影可能な後方カメラ212とを有する。前方カメラ211は、例えば、車両の車室内前方に配置されている。後方カメラ212は、例えば、車両の車室内後方に配置されている。以下の説明において複数のカメラの区別を要しない場合、カメラユニット210として説明する。本実施形態では、カメラユニット210は、アクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中、イベントが検出されると、例えば、数10秒程度の所定期間の映像を保存可能である。カメラユニット210は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。カメラユニット210は、車両用記録制御装置100の制御によって、カメラユニット210が備える複数のカメラのうち、選択された全てまたは一部のカメラを動作させ、動作しているカメラが撮影した映像データを映像データ取得部120へ出力する。
記録部220は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部220は、車両用記録制御装置100の記録機能制御部123から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベント記録データを記録する。
操作部230は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部230は、撮影した映像データを記録部220にイベント記録データとして手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したループ記録映像データまたはイベント記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したイベント記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部230は、操作情報を車両用記録制御装置100の操作制御部125に出力する。
表示部240は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部240は、カメラユニット210と一体に形成されていてもよい。表示部240は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部240は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部240は、車両用記録制御装置100の表示制御部126から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部240は、カメラユニット210が撮影している映像、または、記録部220に記録された映像を表示する。
加速度センサ250は、車両に対して生じる加速度を検出するセンサである。加速度センサ250は、検出結果を車両用記録制御装置100のイベント検出部127に出力する。加速度センサ250は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
GPS受信部260は、図示しないGPS衛星から電波を受信する。GPS受信部260は、受信した電波の信号を車両用記録制御装置100の位置情報取得部128へ出力する。
車両用記録制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。車両用記録制御装置100は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。車両用記録制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは車両用記録制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。車両用記録制御装置100は、バス110に接続された、映像データ取得部120と、バッファメモリ121と、映像データ処理部122と、記録機能制御部123と、再生制御部124と、操作制御部125と、表示制御部126と、イベント検出部127と、位置情報取得部128と、駐車検出部129と、物体検出部130とを有する。
映像データ取得部120は、車両の周辺を撮影した映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部120は、カメラユニット210が出力した映像データを取得して、バッファメモリ121に出力する。映像データ取得部120は、カメラユニット210が備える複数のカメラのうち、選択された全てまたは一部の動作しているカメラが撮影した映像データを取得する。
バッファメモリ121は、車両用記録制御装置100が備える内部メモリであり、映像データ取得部120が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG−4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データをファイルとして生成する。映像データ処理部122は、生成した映像データを記録機能制御部123へ出力する。また、映像データ処理部122は、生成した映像データを表示制御部126へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、カメラユニット210が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
記録機能制御部123は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、記録部220に記録させる制御を行う。記録機能制御部123は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、上書き可能な映像データとして、記録部220に記録する。より詳しくは、記録機能制御部123は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122が生成した映像データを記録部220に記録し続け、記録部220の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書きして記録する。
さらに、記録機能制御部123は、イベント検出部127がイベントを検出した場合、映像データ処理部122が生成した映像データにおける所定の期間の映像データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部220に保存する。
記録機能制御部123が記録部220に保存するイベント記録データは、イベントが検出されてから撮影を開始する場合は、イベントが検出され撮影が開始されてから、例えば10秒以上、60秒以下程度の所定の期間の映像データをイベント記録データとして保存する。記録機能制御部123が記録部220に保存するイベント記録データは、ループ記録処理を実行する期間においては、イベントが検出された時点の前後10秒以上、60秒以下程度の所定の期間の映像データをイベント記録データとして保存する。
記録機能制御部123は、車両のアクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中に、駐車監視機能を動作させて、カメラユニット210が撮影した映像データを保存する。より詳しくは、駐車監視機能は、イベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する。または、駐車監視機能は、イベントを検出してからカメラユニット210を起動して映像データを保存する。
記録機能制御部123は、車両と周辺物体との位置関係に応じて、駐車監視機能を制御する。記録機能制御部123は、物体検出部130が車両の駐車時に車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、カメラユニット210のうち周辺物体が検出された方向(以下、「周辺物体方向」という。)を撮影するカメラ以外のカメラが撮影した撮影データを用いて、イベント検出部127により検出されたイベントに起因する記録を行う。
周辺物体方向以外のカメラとは、カメラユニット210に含まれるカメラであって、周辺物体方向以外の方向を撮影範囲に含むカメラである。例えば、周辺物体方向が車両の前方である場合、周辺物体方向以外のカメラとは、車両の前方以外の方向を撮影範囲に含む後方カメラ212である。
より詳しくは、記録機能制御部123は、車両から所定距離未満に周辺物体を検出した場合、カメラユニット210のうち周辺物体方向を撮影するカメラ以外のカメラによって映像を撮影する。周辺物体がある場合、周辺物体方向から他車両が近付き車両に衝突するおそれがない。これにより、記録機能制御部123は、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによって映像を撮影すればよい。そして、記録機能制御部123は、イベント検出部127によるイベントの検出に基づいて、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラが撮影した映像データをイベント記録データとして保存する。
また、記録機能制御部123は、車両から所定距離未満に周辺物体を検出しない場合、カメラユニット210のすべてのカメラによって映像を撮影する。周辺物体がない場合、いずれの方向からでも他車両が近付き車両に衝突するおそれがある。これにより、記録機能制御部123は、すべてのカメラによって映像を撮影することが好ましい。そして、記録機能制御部123は、イベント検出部127によるイベントの検出に基づいて、すべてのカメラが撮影した撮影データをイベント記録データとして保存する。
再生制御部124は、操作制御部125から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データを再生するよう制御する。
操作制御部125は、操作部230が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部125は、映像データの手動保存操作を示す保存操作情報、再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部125は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
表示制御部126は、表示部240における映像データの表示を制御する。表示制御部126は、映像データを表示部240に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部126は、カメラユニット210が撮影している映像、または、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データの再生によって表示する映像信号を出力する。
イベント検出部127は、加速度センサ250の検出結果に基づいて、車両に対するイベントを検出する。より詳しくは、イベント検出部127は、加速度センサ250が検出した加速度における閾値以上の加速度が検出されると、イベントとして検出する。駐車記録時のイベントを検出する閾値は、走行時にイベント検出を行う場合の閾値より小さい閾値を設定してもよい。例えば、走行時のイベント検出を行う加速度の閾値が例えば1G程度である場合、駐車記録時のイベント検出を行う加速度の閾値を0.3G程度としてもよい。
位置情報取得部128は、GPS受信部260が受信した電波に基づいて、車両の現在の位置情報を公知の方法によって算出する。
駐車検出部129は、車両から取得する情報に基づいて、車両が駐車状態にあることを検出する。
車両が駐車状態であるとは、シフトポジションが「パーキング」となったことやサイドブレーキが操作されたこと、例えば5秒以上の時間、速度がゼロとなったこと、エンジン停止などの状態である。または、ユーザ操作など任意のトリガが発生したとき、車両が駐車状態であると判断してもよい。
物体検出部130は、車両の駐車時に、車両の駐車位置において車両から所定距離未満に存在し、他車両の進入を阻害する周辺物体を検出する。所定距離は、例えば2m程度である。また、物体検出部130は、車両に対する周辺物体の検出方向を検出する。
物体検出部130は、例えば、車両の周辺に向けて可視光以外の電波を出力し、その電波の反射波によって物体を検出するセンサによる検出結果に基づいて、物体を検出してもよい。物体検出部130は、例えば、赤外線センサまたは超音波センサ、ミリ波レーダなどの検出結果に基づいて、物体を検出してもよい。物体検出部130は、例えば、カメラユニット210が撮影した映像データに画像処理を行って、物体を検出してよい。物体検出部130は、例えば、位置情報取得部128が取得した位置情報と、ナビゲーションシステムから取得した地図情報とに基づいて、物体を検出してもよい。物体検出部130は、物体を検出可能であれば、任意のものであってよい。
車両用記録装置10は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり車両が駐車状態ではなく動作している間は、映像を常時記録、所謂ループ記録を行うとともにイベントの検出を行う。車両用記録装置10は、アクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中は、車両用記録装置10にアクセサリ電源以外に車両のバッテリから電源が供給されている場合は、映像を常時記録、所謂ループ記録を行うとともにイベントの検出を行い、車両用記録装置10の専用のバッテリで動作する場合は、イベントの検出を行うとともにイベントが検出された場合に映像の撮影を行う。
次に、図2を用いて、車両用記録制御装置100における処理の流れについて説明する。図2は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。
車両用記録制御装置100は、駐車検出部129によって、車両が駐車状態であるか否かを判定する(ステップS11)。車両用記録制御装置100は、駐車検出部129によって、車両が駐車状態であると判定した場合(ステップS11でYes)、ステップS12に進む。車両用記録制御装置100は、駐車検出部129によって、車両が駐車状態ではないと判定した場合(ステップS11でNo)、本処理を終了する。図2の処理において、ステップS11でYesと判定される前と、図2の処理が終了した後は、車両は駐車状態ではないため、走行時のイベント検出が行われる。
車両が駐車状態であると判定した場合(ステップS11でYes)、車両用記録制御装置100は、駐車監視機能を動作させる(ステップS12)。車両用記録制御装置100は、本処理を終了する。
次に、図3を用いて、駐車監視機能の一例として、イベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する処理の流れについて説明する。図3は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。図3に示す処理は、イベント検出に基づきループ記録している映像データから、イベントが検出された検出時を含む前後の所定期間の映像データをイベント検出データとして記録部220に保存する。
図3の処理は、図2に示すフローチャートのステップS12において駐車監視機能が動作されることで開始される。
車両用記録制御装置100は、車両から所定距離未満に、他車両の進入を阻害する周辺物体が存在するかを判定する(ステップS101)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、物体検出部130の検出結果が、車両から所定距離未満に、他車両の進入を阻害する周辺物体が存在することを示し、他車両の進入を阻害する周辺物体があると判定する場合(ステップS101でYes)、ステップS102に進む。ステップS101の判定を行うための物体検出部130による物体検出は、車両の駐車直前の検出結果に基づいてもよく、駐車後に検出することとしてもよい。車両用記録制御装置100は、物体検出部130の検出結果が、車両から所定距離未満に、他車両の進入を阻害する周辺物体が存在することを示さず、他車両の進入を阻害する周辺物体があると判定しない場合(ステップS101でNo)、ステップS106に進む。
ステップS101において、車両から所定距離未満に、他車両の進入を阻害する周辺物体が存在すると判定する場合(ステップS101でYes)、車両用記録制御装置100は、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによる常時記録を開始する(ステップS102)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、周辺物体方向以外のカメラが撮影した映像データによるループ記録処理を開始するとともに、加速度センサ250の出力に基づくイベントの検出を開始し(ステップS102)、ステップS103に進む。
車両用記録制御装置100は、閾値以上の加速度を検出したか否かを判定する(ステップS103)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、閾値以上の加速度が検出された場合、イベントを検出したと判定して(ステップS103でYes)、ステップS104に進む。車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、閾値以上の加速度が検出されなかった場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS103でNo)、ステップS105に進む。
閾値以上の加速度が検出された場合(ステップS103でYes)、車両用記録制御装置100は、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラが撮影した映像データからイベント記録データを保存する(ステップS104)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、映像データ処理部122によって、周辺物体方向以外のカメラから取得した、イベント検出時を含む前後の所定期間の映像データをイベント記録データとして生成する。車両用記録制御装置100は、所定時間が経過したと判断されると、記録機能制御部123によって、映像データ処理部122が生成したイベント記録データを記録部220に保存させ、ステップS105に進む。
車両用記録制御装置100は、駐車監視機能を終了したか否かを判断する(ステップS105)。駐車監視機能の終了とは、例えばアクセサリ電源がONとなったことや、操作部230の操作によって駐車監視機能が停止されたことなどで判断される。
ステップS105において、駐車監視機能が終了したと判断された場合(ステップS105でYes)、本処理を終了する。駐車監視機能が終了していないと判断された場合(ステップS105でNo)、ステップS103に戻る。
ステップS101において、車両から所定距離未満に、他車両の進入を阻害する周辺物体があると判定しない場合(ステップS101でNo)、車両用記録制御装置100は、カメラユニット210のすべてのカメラが撮影した映像データによる常時記録を開始する(ステップS106)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のすべてのカメラが撮影した映像データによるループ記録処理を開始するとともに、加速度センサ250の出力に基づくイベントの検出を開始し(ステップS106)、ステップS107に進む。
ステップS107においては、ステップS103における処理と同様の処理を行う。
ステップS107において、閾値以上の加速度が検出された場合(ステップS107でYes)、車両用記録制御装置100は、カメラユニット210のすべてのカメラが撮影した映像データからイベント記録データを保存する(ステップS108)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、映像データ処理部122によって、カメラユニット210のすべてのカメラから取得した、イベント検出時を含む前後の所定期間の映像データをイベント記録データとして生成する。車両用記録制御装置100は、所定時間が経過したと判断されると、記録機能制御部123によって、映像データ処理部122が生成したイベント記録データを記録部220に保存させ、ステップS109に進む。
ステップS109においては、ステップS105における処理と同様の処理を行う。
次に、図4を用いて、駐車監視機能の他の例として、イベントを検出してから、カメラを起動して映像データを保存する処理の流れについて説明する。図4は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、イベント検出に基づきカメラユニット210を起動させて、イベント検出後の所定期間の映像データをイベント記録データとして記録部220に保存する。
図4の処理は、図2に示すフローチャートのステップS12において駐車監視機能が動作されることで開始される。図4のステップS111、ステップS112、ステップS115、ステップS116、および、ステップS119の処理は、図3のステップS101、ステップS103、ステップS105、ステップS107、および、ステップS109と同様の処理を行う。
他車両の進入を阻害する周辺物体が存在すると判定された状態において、ステップS112で閾値以上の加速度が検出された場合(ステップS112でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによる撮影を開始させ(ステップS113)、ステップS114に進む。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによって撮影された映像データをイベント記録データとして記録部220に保存させ(ステップS114)、ステップS115に進む。ステップS114において保存されるイベント記録データは、ステップS113において撮影を開始してから所定期間が経過したと判定されて撮影が終了するまでの期間の映像データである。
他車両の進入を阻害する周辺物体存在しないと判定された状態において、ステップS116で閾値以上の加速度が検出された場合(ステップS116でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のすべてのカメラによる撮影を開始させ(ステップS117)、ステップS118に進む。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のすべてのカメラによって撮影された映像データをイベント記録データとして記録部220に保存させ(ステップS118)、ステップS119に進む。ステップS118において保存されるイベント記録データは、ステップS117において撮影を開始してから所定期間が経過したと判定されて撮影が終了するまでの期間の映像データである。
このように、車両の周辺への他車両の進入を阻害する周辺物体が検出された場合、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによって映像が撮影されて、駐車監視機能が動作される。また、周辺物体が検出されない場合、カメラユニット210のすべてのカメラによって映像が撮影されて、駐車監視機能が動作される。
上述したように、本実施形態では、車両の周辺への他車両の進入を阻害する周辺物体が検出された場合、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによって映像を撮影して、駐車監視機能を動作させることができる。また、本実施形態では、周辺物体が検出されない場合、カメラユニット210のすべてのカメラによって映像を撮影して、駐車監視機能を動作させることができる。本実施形態によれば、車両と周辺物体との位置関係に応じて、カメラユニット210のうち適切なカメラを使用して適切に駐車監視を行うことができる。
本実施形態では、周辺物体方向、言い換えると、車両に他車両が近付き衝突するおそれがない方向については、カメラユニット210による撮影を行わない。また、本実施形態では、周辺物体方向以外の方向、言い換えると、車両に他車両が近付き衝突するおそれがある方向については、カメラユニット210による撮影を行う。このように、本実施形態は、周辺物体が検出された場合、他車両が近づいてくるおそれがある方向を撮影可能なカメラのみを動作させるので、消費電力を低減して、駐車監視時間を長くすることができる。
本実施形態は、他車両が近付き衝突するおそれがある方向を撮影可能なカメラのみを動作させて映像を保存するので、記録部220に保存する映像データの容量を低減することができる。
[第二実施形態]
図5、図6を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図5は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。図6は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。以下の説明においては、車両用記録装置10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。車両用記録装置10は、イベント検出部127と物体検出部130とにおける処理が第一実施形態と異なる。
本実施形態では、周辺物体は、車両の周辺への人物の進入を阻害する物体である。周辺物体とは、例えば、車庫、壁、柵、または、人物が容易に超えることができない物体である。
イベント検出部127は、車両の周辺における動体を検出したことをイベントとして検出する。より詳しくは、イベント検出部127は、カメラユニット210が撮影した映像データに画像処理を行って、動体を検出する。映像データから動体を検出する方法は公知のいずれの技術を用いてもよく、限定されない。
動体は、例えば、車両、人物、落下物または飛来物のような動く物体である。
物体検出部130は、車両の駐車時に、車両の駐車位置において車両から所定距離未満に存在し、人物の進入を阻害する周辺物体を検出する。
次に、図5を用いて、駐車監視機能の一例として、イベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する処理の流れについて説明する。図5に示す処理は、イベント検出に基づきループ記録している映像データから、イベントが検出された検出時を含む前後の所定期間の映像データをイベント検出データとして記録部220に保存する。
図5の処理は、図2に示すフローチャートのステップS12において駐車監視機能が動作されることで開始される。図5のステップS124、ステップS125、ステップS128、および、ステップS129の処理は、図3のステップS104、ステップS105、ステップS108、および、ステップS109と同様の処理を行う。
車両用記録制御装置100は、車両から所定距離未満に、人物の進入を阻害する周辺物体があるか否かを判定する(ステップS121)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、物体検出部130の検出結果が、人物の進入を阻害する周辺物体があることを示し、人物の進入を阻害する周辺物体があると判定する場合(ステップS121でYes)、ステップS122に進む。ステップS121の判定を行うための物体検出部130による物体検出は、車両の駐車直前の検出結果に基づいてもよく、駐車後に検出することとしてもよい。車両用記録制御装置100は、物体検出部130の検出結果が、人物の進入を阻害する周辺物体があることを示さず、人物の進入を阻害する周辺物体があると判定しない場合(ステップS121でNo)、ステップS126に進む。
ステップS121において、車両から所定距離未満に、人物の進入を阻害する周辺物体があると判定する場合(ステップS121でYes)、車両用記録制御装置100は、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによる動体検知と常時記録とを開始する(ステップS122)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、周辺物体方向以外のカメラによるループ記録処理を開始するとともに、周辺物体方向以外のカメラが撮影した映像データに基づくイベントの検出を開始して、ステップS123に進む。
車両用記録制御装置100は、動体を検出したか否かを判定する(ステップS123)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、車両の周辺の動体が検出された場合、イベントを検出したと判定して(ステップS123でYes)、ステップS124に進む。車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、車両の周辺の動体が検出されなかった場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS123でNo)、ステップS125に進む。
ステップS121において、車両から所定距離未満に、人物の進入を阻害する周辺物体があると判定しない場合(ステップS121でNo)、車両用記録制御装置100は、カメラユニット210のすべてのカメラによる動体検知と常時記録とを開始する(ステップS126)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、すべてのカメラによるループ記録処理を開始するとともに、すべてのカメラが撮影した映像データに基づくイベントの検出を開始して、ステップS127に進む。
ステップS127においては、ステップS123における処理と同様の処理を行う。
次に、図6を用いて、駐車監視機能の他の例として、イベントを検出してから、カメラを起動して映像データを保存する処理の流れについて説明する。図6に示す処理は、イベント検出に基づきカメラユニット210を起動させて、イベント検出後の所定期間の映像データをイベント記録データとして記録部220に保存する。
図6の処理は、図2に示すフローチャートのステップS12において駐車監視機能が動作されることで開始される。図6のステップS131、ステップS133、ステップS136、ステップS138、ステップS141の処理は、図5のステップS121、ステップS123、ステップS125、ステップS127、ステップS129の処理と同様の処理を行う。図6のステップS135、ステップS140の処理は、図4のステップS114、ステップS118と同様の処理を行う。
ステップS131において、車両から所定距離未満に、人物の進入を阻害する周辺物体があると判定する場合(ステップS131でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによる動体検知を開始させ(ステップS132)、ステップS133に進む。
車両の周辺の動体が検出された場合(ステップS133でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによる撮影を開始させ(ステップS134)、ステップS135に進む。
ステップS131において、車両から所定距離未満に、人物の進入を阻害する周辺物体がないと判定する場合(ステップS131でNo)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のすべてのカメラによる動体検知を開始させ(ステップS137)、ステップS138に進む。
車両の周辺の動体が検出された場合(ステップS138でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210のすべてのカメラによる撮影を開始させ(ステップS139)、ステップS140に進む。
上述したように、本実施形態では、車両の周辺への人物の進入を阻害する周辺物体が検出された場合、カメラユニット210のうち周辺物体方向以外のカメラによって映像を撮影して、駐車監視機能を動作させることができる。また、本実施形態では、周辺物体が検出されない場合、カメラユニット210のすべてのカメラによって映像を撮影して、駐車監視機能を動作させることができる。
本実施形態では、周辺物体方向、言い換えると、車両に人物が近付き衝突するおそれがない方向については、カメラユニット210による撮影を行わない。また、本実施形態では、周辺物体方向以外の方向、言い換えると、車両に人物が近付き衝突するおそれがある方向については、カメラユニット210による撮影を行う。このように、本実施形態は、駐車監視機能を動作する際に、人物が近づいてくるおそれがある方向を撮影可能なカメラのみを動作させるので、消費電力を低減することができる。
本実施形態は、人物が近づいてくるおそれがある方向を撮影可能なカメラのみを動作させて映像を保存するので、記録部220に保存する映像データの容量を低減することができる。
本発明に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 車両用記録装置
100 車両用記録制御装置
110 バス
120 映像データ取得部
121 バッファメモリ
122 映像データ処理部
123 記録機能制御部(記録制御部)
124 再生制御部
125 操作制御部
126 表示制御部
127 イベント検出部
128 位置情報取得部
129 駐車検出部
130 物体検出部
210 カメラユニット(複数の撮影部)
220 記録部
230 操作部
240 表示部
250 加速度センサ
260 GPS受信部

Claims (8)

  1. 車両の周辺を撮影する複数の撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記車両に対するイベントを検出するイベント検出部と、
    前記車両が駐車状態にあることを検出する駐車検出部と、
    前記車両の駐車時における前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出する物体検出部と、
    前記物体検出部が前記車両の駐車時に前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、前記複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データを用いて、前記イベント検出部により検出されたイベントに起因する記録を記録部に行う記録機能制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用記録制御装置。
  2. 前記物体検出部は、前記車両の駐車位置において前記車両から所定距離未満に存在する、他車両の進入を阻害する周辺物体を検出する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記イベント検出部は、前記車両に所定以上の大きさの加速度が加わったことをイベントとして検出し、
    前記記録機能制御部は、前記イベントの検出に基づいて前記複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データをイベント記録データとして保存する、
    請求項2に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記物体検出部は、前記車両の駐車位置において前記車両から所定距離未満に存在する、人物の進入を阻害する周辺物体を検出する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  5. 前記イベント検出部は、前記車両の周辺における動体を検出したことをイベントとして検出し、
    前記記録機能制御部は、前記イベントの検出に基づいて前記複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データをイベント記録データとして保存する、
    請求項4に記載の車両用記録制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用記録制御装置および、
    車両の周辺を撮影する複数の撮影部と、前記映像データを保存する記録部との少なくともいずれかを備えることを特徴とする車両用記録装置。
  7. 車両が駐車状態にあることを検出する駐車検出ステップと、
    前記車両の駐車時における前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出する物体検出ステップと、
    前記車両に対するイベントを検出するイベント検出ステップと、
    前記物体検出ステップによって前記車両の駐車時に前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、前記車両の周辺を撮影する複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データを用いて、前記イベント検出ステップにより検出されたイベントに起因する記録を行う記録機能制御ステップと、
    を含む車両用記録制御方法。
  8. 車両が駐車状態にあることを検出する駐車検出ステップと、
    前記車両の駐車時における前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出する物体検出ステップと、
    前記車両に対するイベントを検出するイベント検出ステップと、
    前記物体検出ステップによって前記車両の駐車時に前記車両から所定距離未満の周辺物体を検出した場合、前記車両の周辺を撮影する複数の撮影部のうち周辺物体が検出された方向を撮影する撮影部以外の撮影部が撮影した映像データを用いて、前記イベント検出ステップにより検出されたイベントに起因する記録を行う記録機能制御ステップと、
    を車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2018243050A 2018-12-26 2018-12-26 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム Active JP6696558B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018243050A JP6696558B1 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
PCT/JP2019/023036 WO2020136941A1 (ja) 2018-12-26 2019-06-11 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
EP19903505.6A EP3742724A4 (en) 2018-12-26 2019-06-11 VEHICLE REGISTRATION CONTROL DEVICE, VEHICLE REGISTRATION DEVICE, VEHICLE REGISTRATION CONTROL PROCESS AND PROGRAM
CN201980006979.4A CN111615825B (zh) 2018-12-26 2019-06-11 车辆用记录控制装置、车辆用记录装置和方法以及存储介质
US16/986,315 US11685320B2 (en) 2018-12-26 2020-08-06 Vehicular recording control apparatus, vehicular recording apparatus, vehicular recording control method, and computer program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018243050A JP6696558B1 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6696558B1 JP6696558B1 (ja) 2020-05-20
JP2020106943A true JP2020106943A (ja) 2020-07-09

Family

ID=70682388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018243050A Active JP6696558B1 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11685320B2 (ja)
EP (1) EP3742724A4 (ja)
JP (1) JP6696558B1 (ja)
CN (1) CN111615825B (ja)
WO (1) WO2020136941A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7388338B2 (ja) * 2020-10-30 2023-11-29 トヨタ自動車株式会社 運転支援システム
CN116057588A (zh) * 2020-10-30 2023-05-02 Jvc建伍株式会社 车辆用记录控制装置以及车辆用记录控制方法
TWI794075B (zh) * 2022-04-07 2023-02-21 神達數位股份有限公司 用於停車監控的可移除式雷達感測裝置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004276807A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Denso Corp 車両の後退駐車支援装置
JP2007282162A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視システム
JP2015105070A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 株式会社デンソー 駐車支援装置
JP2016139865A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 株式会社デンソー 車両の周辺画像送信装置及びセキュリティシステム
WO2016199287A1 (ja) * 2015-06-12 2016-12-15 三菱電機株式会社 車体映像記録装置および車体映像記録方法
JP2018050221A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 株式会社Jvcケンウッド 監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラム

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012527B1 (ja) 1969-11-08 1975-05-13
KR20060026712A (ko) * 2004-09-21 2006-03-24 문상연 자동차 감지기
JP2006321357A (ja) 2005-05-19 2006-11-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両用監視装置
JP5012527B2 (ja) * 2008-01-17 2012-08-29 株式会社デンソー 衝突監視装置
JP2009280109A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Toyota Industries Corp 車両周辺監視装置
JP5812598B2 (ja) * 2010-12-06 2015-11-17 富士通テン株式会社 物体検出装置
JP2014044692A (ja) 2012-08-29 2014-03-13 Toyoda Gosei Co Ltd ドライブレコーダシステム
JP6260462B2 (ja) * 2014-06-10 2018-01-17 株式会社デンソー 運転支援装置
CN104574571B (zh) * 2015-02-06 2017-12-12 福建省速卖通电子商务有限公司 行车安全记录仪
US20180215344A1 (en) * 2015-02-10 2018-08-02 Mobile Intelligent Alerts, Llc Information processing system, method, apparatus, computer readable medium, and computer readable program for information exchange in vehicles
JP2016197310A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 三菱電機株式会社 車両用映像記録装置および車両周辺映像の記録方法
JP6595401B2 (ja) * 2016-04-26 2019-10-23 株式会社Soken 表示制御装置
CN107618434A (zh) * 2016-07-13 2018-01-23 芜湖优必慧新能源科技有限公司 一种基于dps的汽车安全系统
CN109076195B (zh) * 2016-09-20 2021-03-05 Jvc 建伍株式会社 俯瞰影像生成装置、系统、方法以及存储介质
CN206900301U (zh) * 2016-11-07 2018-01-19 纵目科技(上海)股份有限公司 一种具有摄像头以及测距装置的汽车
US9747795B1 (en) * 2016-12-05 2017-08-29 AEGIS Enterprises, LLC System to alert users of potential ambushers
KR20180065048A (ko) * 2016-12-06 2018-06-18 (주)엠아이웨어 카메라 영상의 뎁쓰-맵을 이용한 이동 차량의 장애물 검출 장치
CN106671922B (zh) * 2016-12-21 2018-12-25 重庆长安汽车股份有限公司 汽车防刮蹭预警系统及方法
US20180208116A1 (en) * 2017-01-26 2018-07-26 International Business Machines Corporation System and methodology for vehicle sensor adjustment
US10131323B1 (en) * 2017-09-01 2018-11-20 Gentex Corporation Vehicle notification system for approaching object detection
CN108921969A (zh) * 2018-03-30 2018-11-30 斑马网络技术有限公司 信息存储系统及其应用
CN108806020A (zh) * 2018-05-31 2018-11-13 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 基于雷达的提高环视系统dvr中sd卡使用寿命的方法
US10647300B2 (en) * 2018-06-29 2020-05-12 Toyota Motor Engingeering & Manufacturing North America, Inc. Obtaining identifying information when intrusion is detected
CN109087485B (zh) * 2018-08-30 2021-06-08 Oppo广东移动通信有限公司 驾驶提醒方法、装置、智能眼镜及存储介质

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004276807A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Denso Corp 車両の後退駐車支援装置
JP2007282162A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視システム
JP2015105070A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 株式会社デンソー 駐車支援装置
JP2016139865A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 株式会社デンソー 車両の周辺画像送信装置及びセキュリティシステム
WO2016199287A1 (ja) * 2015-06-12 2016-12-15 三菱電機株式会社 車体映像記録装置および車体映像記録方法
JP2018050221A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 株式会社Jvcケンウッド 監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11685320B2 (en) 2023-06-27
CN111615825B (zh) 2021-10-26
JP6696558B1 (ja) 2020-05-20
US20200369220A1 (en) 2020-11-26
EP3742724A4 (en) 2021-01-06
CN111615825A (zh) 2020-09-01
EP3742724A1 (en) 2020-11-25
WO2020136941A1 (ja) 2020-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6705495B1 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP6696558B1 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP2006321357A (ja) 車両用監視装置
US20210407227A1 (en) On-vehicle recording control apparatus, on-vehicle recording apparatus, on-vehicle recording control method, and non-transitory computer-readable recording medium
JP7259661B2 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
CN111543052B (zh) 车辆用记录控制装置、车辆用记录装置、车辆用记录控制方法及存储介质
US20230260289A1 (en) On-vehicle recording control device and on-vehicle recording control method
US11354911B2 (en) Vehicle recording control device, vehicle recording device, vehicle recording control method, and computer program
US11798294B2 (en) Vehicle recording control device, vehicle recording device, vehicle recording control method, and computer program
JP6874879B2 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP7287010B2 (ja) 車両用表示制御装置、車両用撮影装置、車両用表示制御方法およびプログラム
WO2020261765A1 (ja) 車両用記録制御装置、記録制御方法およびプログラム
JP2024047113A (ja) 車両用記録制御装置および車両用記録制御方法
JP2022073132A (ja) 車両用記録制御装置および車両用記録制御方法
JP2021044661A (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP2022158154A (ja) 車両用記録制御装置
JP2020194505A (ja) 車両用記録制御装置、記録制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191224

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200109

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6696558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150