JP2018050221A - 監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラム - Google Patents
監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電力消費を抑制しつつ、車両を適切に監視する監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラムを提供する。【解決手段】監視システム1000は、所定の駐車領域に駐車した車両1に搭載された複数の車載カメラ111〜114と、車両に搭載され、車両の向き及び位置情報を取得する無線端末13と、車両の駐車領域付近を撮影する監視カメラ211〜213と、無線端末と通信可能な監視制御装置24と、を備える。無線端末は、駐車時における車両の向き及び位置情報を監視制御装置へ送信する。監視制御装置は、受信した車両の位置情報から駐車領域を特定し、車両の向き及び特定された駐車領域に基づいて複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成し、第1の制御指示を無線端末へ送信する。また、無線端末は、第1の制御指示に応じて複数の車載カメラを制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラムに関する。
近年、車両に搭載された車載カメラが普及しつつある。特許文献1には、車載カメラを有効活用して家屋の防犯性を向上させるためのセキュリティシステムが開示されている。特許文献1では、まず、複数のカメラを搭載したプラグイン車両の駐車時に家庭用電源に車両の電源プラグを接続する。そして、家屋を監視する監視カメラと共に車載カメラを用いて家屋の監視を行うものである。
ここで、特許文献1にかかる技術は、電源プラグにより車両へ電力を供給できることを前提としている。しかしながら、電源プラグにより充電を行えない車両や、一般の駐車場など電源プラグにより車両の充電ができない環境においては、適用することができない。特に、全ての車載カメラの電源を常時ONにしておくことは電力消費が大きいため実現が困難であるという問題点がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、電力消費を抑制しつつ、車両を適切に監視するための監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された複数の車載カメラと、前記車両に搭載され、前記車両の向き及び位置情報を取得する無線端末と、前記車両の駐車領域付近を撮影する監視カメラと、前記無線端末と通信可能な監視制御装置と、を備え、前記無線端末は、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を前記監視制御装置へ送信し、前記監視制御装置は、受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定し、前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて前記複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成し、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信し、前記無線端末は、前記第1の制御指示に応じて前記複数の車載カメラを制御する、監視システムを提供する。
本発明の第2の態様は、所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された無線端末が、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を取得し、前記車両の向き及び位置情報を監視制御装置へ送信するステップと、前記監視制御装置が、受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定するステップと、前記監視制御装置が、前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて、前記車両に搭載された複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成するステップと、前記監視制御装置が、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信するステップと、前記無線端末が、前記第1の制御指示に応じて前記複数の車載カメラを制御するステップと、を含む監視方法を提供する。
本発明の第3の態様は、所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された無線端末から、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を受信する受信部と、前記受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定する特定部と、前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて、前記車両に搭載された複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成する生成部と、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信する送信部と、を備える監視制御装置を提供する。
本発明の第4の態様は、所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された無線端末から、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を受信するステップと、前記受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定するステップと、前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて、前記車両に搭載された複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成するステップと、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信するステップと、をコンピュータに実行させる監視制御プログラムを提供する。
本発明により、電力消費を抑制しつつ、車両を適切に監視するための監視システム、監視方法、監視制御装置及び監視制御プログラムを提供することができる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<発明の実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかる監視システム1000の全体構成を示すブロック図である。監視システム1000は、車両1と、セキュリティシステム2と、無線通信基地局3と、ネットワーク4とを備える。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる監視システム1000の全体構成を示すブロック図である。監視システム1000は、車両1と、セキュリティシステム2と、無線通信基地局3と、ネットワーク4とを備える。
車両1は、所定の駐車領域に駐車されているものとする。車両1は、車載カメラ111〜114と、画像保存装置12と、無線端末13とを備える。車載カメラ111〜114は、車両に搭載された撮像手段である。車載カメラ111は前方カメラ、車載カメラ112は左側面カメラ、車載カメラ113は右側面カメラ、車載カメラ114は後方カメラである。但し、車載カメラの台数はこれに限定されず、少なくとも2台以上であればよい。また、車載カメラ111〜114のそれぞれは、物体検出手段を内蔵していてもよい。物体検出手段としては、例えば、超音波センサ等である。
画像保存装置12は、車載カメラ111〜114により撮影された画像又は映像データを保存する記憶装置である。無線端末13は、無線通信基地局22又は無線通信基地局3と無線通信を行うことが可能な情報処理端末である。無線端末13は、車両の向き及び位置情報を取得することが可能であるものとする。ここで、車両の向きとは例えば、車両の前方が向いている方角である。そして、車両の向きは、車両1に搭載されたコンパス(不図示)等により取得可能な情報である。また、位置情報とは、例えば、GPS(Global Positioning System)信号の受信により取得される緯度及び経度を示す情報である。そのため、無線端末13は、GPS受信機能(不図示)も備えるものとする。尚、無線端末13は、車両1に搭載されたものであるが、車両1に固定されたナビゲーションシステム等の車載装置であるか、又は、持ち運び可能なスマートフォン等の移動端末であってもよい。
セキュリティシステム2は、駐車場等のセキュリティを管理するための情報システムである。セキュリティシステム2は、監視カメラ211〜213と、無線通信基地局22と、画像保存装置23と、監視制御装置24とを備える。監視カメラ211〜213は、駐車場内に設置され、駐車領域付近を撮影する撮像手段である。尚、監視カメラ211〜213は、少なくとも1台以上であればよい。
無線通信基地局22は、無線端末13と無線通信が可能な基地局装置である。画像保存装置23は、監視カメラ211〜213により撮影された画像又は映像データを保存する記憶装置である。監視制御装置24は、セキュリティシステム2における監視を制御する情報処理装置である。監視制御装置24は、無線通信基地局22を介して無線端末13と直接、無線通信を行うか、無線通信基地局3及びネットワーク4と有線通信を行うことにより、無線端末13と間接的に無線通信を行うことが可能である。
無線通信基地局3は、無線端末13と無線通信が可能な基地局装置である。また、無線通信基地局3は、ネットワーク4を介して有線通信により監視制御装置24と通信が可能である。ネットワーク4は、インターネットか、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークである。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる監視カメラと駐車領域に駐車された車両との関係を説明するための図である。図2では、例として3つの駐車領域PA、PB及びPCを監視カメラ211が撮影することにより監視する状況を示す。そして、駐車領域PAには、車両VAの先頭が北向きに駐車され、駐車領域PBには、車両VBの先頭が南向きに駐車されていることを示す。尚、他の監視カメラ、車両及び駐車領域は省略している。また、本実施の形態では、車両及び駐車領域は少なくとも1つずつであればよい。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる無線端末13の構成を示すブロック図である。無線端末13は、記憶部131と、制御部132と、無線通信部133とを備える。記憶部131は、メモリやハードディスク等の記憶装置である。記憶部131は、プログラム1311と、車両識別情報1312と、車両の向き1313と、位置情報1314とを記憶する。プログラム1311は、本実施の形態にかかる無線端末13の制御プログラムである。車両識別情報1312は、車両1の識別情報である。車両識別情報1312は、例えば、車両1のプレートのナンバー等の情報であり、車種等の情報を含めても構わない。車両の向き1313は、上述した通り、車両の前方が向いている方角を示す情報である。位置情報1314は、上述した通り、車両1の現在位置を示す情報である。尚、車両識別情報1312は、車両1の情報がユーザにより予め設定済みであり、車両の向き1313及び位置情報1314は、車両1の駐車時の情報であるものとする。
制御部132は、CPU(Central Processing Unit)等の制御装置である。制御部132は、記憶部131に記憶されたプログラム1311等を読み込み、実行する。これにより、無線端末13は、本実施の形態にかかる各種処理を実現する。無線通信部133は、無線通信基地局22又は無線通信基地局3と無線通信を行う。
図4は、本発明の実施の形態1にかかる監視制御装置24の構成を示すブロック図である。監視制御装置24は、記憶部241と、制御部242と、通信部243とを備える。記憶部241は、メモリやハードディスク等の記憶装置である。記憶部241は、プログラム2411と、監視対象管理情報2412と、駐車領域定義情報2413と、死角領域特定情報2414とを記憶する。プログラム2411は、本実施の形態にかかる監視制御装置24の動作を制御するための監視制御プログラムである。監視対象管理情報2412は、駐車領域PA〜PCに駐車した車両から取得した登録情報であり、セキュリティシステム2による監視対象となる車両の情報である。例えば、監視対象管理情報2412は、車両識別情報、駐車位置情報、車両の向き等と、駐車領域と対応付けられた情報である。駐車領域定義情報2413は、駐車領域PA〜PCのそれぞれの位置や範囲を示す情報、すなわち、緯度及び経度を用いて駐車場の範囲を定義した情報である。死角領域特定情報2414は、駐車領域と、車両の向きと、監視カメラの死角領域とが対応付けられた情報である。尚、監視対象管理情報2412、駐車領域定義情報2413及び死角領域特定情報2414の規定の仕方は一例であり、これ以外の情報を用いても構わない。
図5は、本発明の実施の形態1にかかる死角領域特定情報2414の例を示す図である。例えば、図2の駐車領域PAでは、監視カメラ211からの死角領域は、車両の向きが北向きの場合、車両の前面及び右側面となり、車両の向きが南向きの場合、車両の背面及び左側面となる。尚、死角領域の定義の仕方はこれに限定されない。
図4に戻り説明を続ける。制御部242は、CPU等の制御装置である。制御部242は、記憶部241に記憶されたプログラム2411等を読み込み、実行する。これにより、監視制御装置24は、本実施の形態にかかる各種監視制御処理を実現する。具体的には、制御部242は、登録部2421、特定部2422、生成部2423として動作する。
登録部2421は、無線端末13から受信した車両識別情報1312、車両の向き1313及び位置情報1314を対応付けて監視対象管理情報2412として記憶部241に登録する。特定部2422は、車両1の位置情報から駐車領域を特定する。生成部2423は、車両の向き及び特定された駐車領域に基づいて、車両1に搭載された複数の車載カメラ111〜114に対する第1の制御指示を生成する。
通信部243は、無線通信基地局22及びネットワーク4を介して無線通信基地局3と有線通信を行う。通信部243は、無線端末13から、駐車時における車両の向き及び位置情報を受信する受信部である。また、通信部243は、所定の制御指示を無線端末13へ送信する送信部である。
図6は、本発明の実施の形態1にかかる監視方法の流れを示すシーケンス図である。まず、無線端末13は、ユーザの入力により初期設定を行う(S101)。具体的には、無線端末13は、ユーザにより入力された車両1のプレートのナンバーや車種等を受け付けて、車両識別情報1312として記憶部131に格納する。その後、車両1が所定の駐車領域に駐車されたものとする。
次に、無線端末13は、車両識別情報1312と共に、駐車時における車両の向き1313及び位置情報1314を監視制御装置24へ送信する(S102)。このとき、無線端末13から監視制御装置24への情報の送信は、無線通信基地局22を経由するか、無線通信基地局3及びネットワーク4を経由するかのいずれであっても構わない。
監視制御装置24の通信部243は、無線端末13から車両識別情報1312、車両の向き1313及び位置情報1314を受信する。続いて、監視制御装置24の登録部2421は、無線端末13から受信した車両識別情報1312、車両の向き1313及び位置情報1314を対応付けて監視対象管理情報2412として記憶部241に登録する(S103)。そして、監視制御装置24の特定部2422は、車両1の位置情報から駐車領域を特定する(S104)。具体的には、特定部2422は、記憶部241から登録された監視対象管理情報2412に含まれる位置情報を読み出し、駐車領域定義情報2413の緯度及び経度の範囲と比較し、該当する駐車領域を特定する。このとき、特定部2422は、特定された駐車領域を監視対象管理情報2412に対応付けて追加する。
続いて、特定部2422は、車両の向き及び特定された駐車領域に基づいて監視カメラ211〜213における死角領域を特定する(S105)。具体的には、特定部2422は、記憶部241から登録された監視対象管理情報2412に含まれる車両の向きを読み出し、車両の向きと特定された駐車領域の組合せを、死角領域特定情報2414の車両の向きと駐車領域との組合せと比較し、該当する死角領域を特定する。つまり、特定部2422は、死角領域特定情報2414を用いて死角領域を特定する。
そして、監視制御装置24の生成部2423は、特定した死角領域を含めて車載カメラ111〜114に対する第1の制御指示を生成する(S106)。具体的には、生成部2423は、特定した死角領域を指定し、死角領域を撮影可能な車載カメラについて機能をオンにするように制御し、それ以外の車載カメラについては機能をオフにするように制御する指示を生成する。
その後、監視制御装置24の通信部243は、第1の制御指示を無線端末13へ送信する(S107)。
そして、無線端末13は、監視制御装置24から第1の制御指示を受信し、第1の制御指示に含まれる死角領域から制御対象の車載カメラを特定する(S108)。すなわち、無線端末13は、機能をオン、つまり稼動させる車載カメラを特定する。その後、無線端末13は、特定された車載カメラについて稼動させるように制御する(S109)。つまり、無線端末13は、特定された車載カメラについて機能をオンにして撮影を開始させる。尚、特定されなかった車載カメラの電源がオンにされている場合には、無線端末13は、これらの車載カメラについて機能をオフ、つまり非稼働にさせる。ここで、非稼働にさせることには、電源をオフにすることも含むものとする。なお、第1の制御指示に含まれる死角領域に関する情報は、車両の前後左右により死角を特定する情報であって、例えば、前面及び右側面が死角である旨の情報である。無線端末13はそのような死角領域を含む第1の制御指示と、無線端末13の記憶部131に記憶された車載カメラ111〜114と各カメラの撮影方向を対応づけたテーブルとを比較することで、稼動させる車載カメラを特定する。
ここで、図2の例を用いて説明する。まず、車両VAが北向きで駐車領域PAに駐車したものとする。この場合、監視制御装置24は、図5の死角領域特定情報2414により死角領域を前面及び右側面と特定する。そのため、無線端末13は、車両VAの車載カメラのうち前方カメラである車載カメラ111及び右側面カメラである車載カメラ113について電源をオンにして稼動させるように制御する。一方、無線端末13は、左側面カメラである車載カメラ112と後方カメラである車載カメラ114については電源をオフにする。
このように、本発明の実施の形態1により、監視カメラの死角領域を一部の車載カメラでカバーすることができるため、車両の電力消費を抑制しつつ、車両を適切に監視することができる。
<発明の実施の形態2>
本実施の形態2は、上述した実施の形態1の改良例である。すなわち、本実施の形態2にかかる監視制御装置は、前記監視カメラの監視映像を解析して前記駐車領域への侵入物体を検出した場合に、前記複数の車載カメラの少なくとも一部を稼動させる前記第1の制御指示を生成し、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信する。そして、前記無線端末は、前記第1の制御指示に応じて前記複数の車載カメラの少なくとも一部を稼動させるように制御する。これにより、侵入物体が検出された際に必要最小限の車載カメラのみを稼動させることができ、より電力消費を抑制することができる。
本実施の形態2は、上述した実施の形態1の改良例である。すなわち、本実施の形態2にかかる監視制御装置は、前記監視カメラの監視映像を解析して前記駐車領域への侵入物体を検出した場合に、前記複数の車載カメラの少なくとも一部を稼動させる前記第1の制御指示を生成し、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信する。そして、前記無線端末は、前記第1の制御指示に応じて前記複数の車載カメラの少なくとも一部を稼動させるように制御する。これにより、侵入物体が検出された際に必要最小限の車載カメラのみを稼動させることができ、より電力消費を抑制することができる。
さらに、前記監視制御装置は、前記第1の制御指示の前に、前記複数の車載カメラの全てを非稼働とする第2の制御指示を生成し、前記第2の制御指示を前記無線端末へ送信する。そして、前記無線端末は、前記第2の制御指示に応じて前記複数の車載カメラの全てを非稼働とするように制御する。これにより、侵入物体が検出されていないという、危険性の低い時間帯には、さらに車両の電力消費を抑制することができる。
また、前記監視映像には、複数の前記駐車領域が含まれるものとする。その場合、前記監視制御装置は、前記監視映像を解析して第1の駐車領域への前記侵入物体を検出し、かつ、前記車両が前記第1の駐車領域又は前記第1の駐車領域と隣接する駐車領域に駐車している場合に、前記第1の制御指示を生成する。これにより、侵入物体が近付く可能性が出た場合に車載カメラを稼動させることができ、より効果的な監視が可能となる。
さらに、前記監視制御装置は、前記監視映像を解析して前記侵入物体が前記第1の駐車領域から離れたことを検出し、かつ、前記車両が前記第1の駐車領域に駐車している場合に、前記第1の制御指示により稼動させた車載カメラを非稼働とする第3の制御指示を生成し、前記第3の制御指示を前記無線端末へ送信する。そして、前記無線端末は、前記第3の制御指示に応じて前記複数の車載カメラの少なくとも一部を非稼働とするように制御する。これにより、一旦、車載カメラによる監視を開始した後に侵入物体による危険性が下がった場合にも、電力消費を抑制することができる。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる監視制御装置24aの構成を示すブロック図である。監視制御装置24aは、上述した図4と比べて、制御部242aに物体検出部2424が追加されたものである。それ以外の構成は実施の形態1と同等であるため、図示及び説明を省略する。
物体検出部2424は、監視カメラ211〜213の監視映像を解析して、画像認識により物体検出を行う。すなわち、物体検出部2424は、監視カメラの監視映像を解析して駐車領域への侵入物体を検出する。また、物体検出部2424は、監視映像を解析して前記侵入物体が駐車領域から離れたことを検出する。
図8は、本発明の実施の形態2にかかる駐車時の登録処理の流れを示すシーケンス図である。尚、ステップS101からS105までは、図6と同様であるため、説明を省略する。ここでは、車両1の駐車時であるため、監視制御装置24の生成部2423は、複数の車載カメラ111〜114の全てを非稼働とする第2の制御指示を生成する(S106a)。そして、監視制御装置24の通信部243は、第2の制御指示を無線端末13へ送信する(S107a)。
無線端末13は、受信した第2の制御指示に応じて複数の車載カメラ111〜114の全てを特定し(S108a)、非稼働とするように制御する(S109a)。つまり、無線端末13は、複数の車載カメラ111〜114の全ての電源をオフにする。
ここで、図9は、本発明の実施の形態2にかかる侵入物体と駐車領域との関係を説明するための図である。ここでは、まず、侵入物体I1が駐車領域PAに侵入していることを示す。そして、その後、侵入物体I2が駐車領域PAから離れたことを示す。
図10は、本発明の実施の形態2にかかる侵入物体検出時の処理の流れを示すシーケンス図である。尚、車両VA及びVBの駐車領域及び死角領域は、図8のステップS104及びS105において既に特定されているものとする。つまり、車両VAの死角領域は前面及び右側面であり、車両VBの死角領域は背面と特定されている。
まず、監視制御装置24aの物体検出部2424は、監視カメラの監視映像を解析して第1の駐車領域PAへの侵入物体I1を検出する(S111a)。そして、特定部2422は、制御対象の車両を特定する(S112a)。ここでは、車両VAが第1の駐車領域PAに駐車しており、車両VBが第1の駐車領域PAと隣接する第2の駐車領域に駐車しているため、特定部2422は、制御対象車両として車両VA及びVBを特定する。
そして、生成部2423は、車両VA及びVBのそれぞれに対して、それぞれの死角領域を含めて第1の制御指示を生成する(S113a)。その後、通信部243は、車両VA及びVBのそれぞれに対して第1の制御指示を送信する(S114a及びS117a)。
車両VAの無線端末13は、受信した第1の制御指示に応じて車載カメラ111及び113を特定し(S115a)、稼働させるように制御する(S116a)。また、車両VBの無線端末13は、受信した第1の制御指示に応じて車載カメラ114を特定し(S118a)、稼働させるように制御する(S119a)。
図11は、本発明の実施の形態2にかかる侵入物体が離れた時の処理の流れを示すシーケンス図である。図11は、図10の直後の状態とする。まず、物体検出部2424は、監視カメラの監視映像を解析して侵入物体I2が第1の駐車領域PAから離れたことを検出する(S111b)。そして、特定部2422は、制御対象の車両を特定する(S112b)。ここでは、車両VAが第1の駐車領域PAに駐車しているため、特定部2422は、制御対象車両として車両VAを特定する。
そして、生成部2423は、車両VAに対して、第1の制御指示により稼動させた車載カメラ111及び113を非稼働とする第3の制御指示を生成する(S113b)。その後、通信部243は、車両VAに対して第3の制御指示を送信する(S114b)。
車両VAの無線端末13は、受信した第3の制御指示に応じて車載カメラ111及び113を特定し(S115a)、非稼働させるように制御する(S116a)。つまり、車両VAの無線端末13は、車載カメラ111及び113の電源をオフにする。
このように、本実施の形態2では、上述した実施の形態1と比べてさらに車両の電力消費を抑制することができる。
<その他の発明の実施の形態>
<その他の発明の実施の形態>
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
また、上述の車載装置の任意の処理は、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、コンピュータが上述の実施の形態の機能を実現するプログラムを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現される場合だけでなく、このプログラムが、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)もしくはアプリケーションソフトウェアと共同して、上述の実施の形態の機能を実現する場合も、本発明の実施の形態に含まれる。さらに、このプログラムの処理の全てもしくは一部がコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットによって行われて、上述の実施の形態の機能が実現される場合も、本発明の実施の形態に含まれる。
1000 監視システム
1 車両
111〜114 車載カメラ
12 画像保存装置
13 無線端末
2 セキュリティシステム
211〜213 監視カメラ
22 無線通信基地局
23 画像保存装置
24 監視制御装置
3 無線通信基地局
4 ネットワーク
1 車両
111〜114 車載カメラ
12 画像保存装置
13 無線端末
2 セキュリティシステム
211〜213 監視カメラ
22 無線通信基地局
23 画像保存装置
24 監視制御装置
3 無線通信基地局
4 ネットワーク
Claims (5)
- 所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された複数の車載カメラと、
前記車両に搭載され、前記車両の向き及び位置情報を取得する無線端末と、
前記車両の駐車領域付近を撮影する監視カメラと、
前記無線端末と通信可能な監視制御装置と、を備え、
前記無線端末は、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を前記監視制御装置へ送信し、
前記監視制御装置は、
受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定し、
前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて前記複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成し、
前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信し、
前記無線端末は、前記第1の制御指示に応じて前記複数の車載カメラを制御する、
監視システム。 - 前記監視制御装置は、
前記監視カメラの監視映像を解析して前記駐車領域への侵入物体を検出した場合に、前記複数の車載カメラの少なくとも一部を稼動させる前記第1の制御指示を生成し、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信し、
前記無線端末は、前記第1の制御指示に応じて前記複数の車載カメラの少なくとも一部を稼動させるように制御する
請求項1に記載の監視システム。 - 所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された無線端末が、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を取得し、前記車両の向き及び位置情報を監視制御装置へ送信するステップと、
前記監視制御装置が、受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定するステップと、
前記監視制御装置が、前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて、前記車両に搭載された複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成するステップと、
前記監視制御装置が、前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信するステップと、
前記無線端末が、前記第1の制御指示に応じて前記複数の車載カメラを制御するステップと、
を含む監視方法。 - 所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された無線端末から、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を受信する受信部と、
前記受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定する特定部と、
前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて、前記車両に搭載された複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成する生成部と、
前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信する送信部と、
を備える監視制御装置。 - 所定の駐車領域に駐車した車両に搭載された無線端末から、駐車時における前記車両の向き及び位置情報を受信するステップと、
前記受信した前記車両の位置情報から前記駐車領域を特定するステップと、
前記車両の向き及び前記特定された駐車領域に基づいて、前記車両に搭載された複数の車載カメラに対する第1の制御指示を生成するステップと、
前記第1の制御指示を前記無線端末へ送信するステップと、
をコンピュータに実行させる監視制御プログラム。
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