JP2020104862A - 開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ - Google Patents
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Abstract
Description
トレー、プラスチック容器は内容物がなくなったあと、洗浄して廃棄する必要があった。しかしながら、コンビニエンスストアのイートインスペースや、野外での喫食においては実施することが困難であった。
内容物の収納空間を有するスタンディングパウチにおいて、
スタンディングパウチは、前側胴部、後ろ側胴部、底フィルム、および形状保持部材からなり、
前側胴部は、前側胴部上方から連続するフィルムと、前側胴部下方から連続するフィルムとで構成されており、
前側胴部と後ろ側胴部は、四辺を有してシーラント層同士が対向して重ね合わせられ、
前側胴部には、前側胴部から張り出した分岐が形成されており、
分岐は、前側胴部上方から連続するフィルムと、前側胴部下方から連続するフィルムとが重なって、側端部および先端部をシールされて形成されており、
分岐の先端部には、パウチ内部の圧力の上昇によって、内部の水蒸気を外部に排出することができる蒸気抜き機構を有しており、
前記四辺のうち、左右両端部はシールされて密封されており、
胴部下部において底フィルムは、前側胴部と後ろ側胴部との間に折りたたまれて配置され、拡張可能にシールされて、底部は密封されており、
胴部上部において、上端部はシールされて、密封されており、
胴部はまた、パウチ幅方向に開封予定線を有しており、
さらに少なくとも一方の胴部において、開封予定線の位置に沿って、その近傍の下方には、前記形状保持部材が、胴部内側にパウチ幅方向全体、またはパウチ幅方向の一部に接着されていることを特徴とする、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記開封予定線は、分岐より下方に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記開封予定線は、易開封機構を備えたものであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記形状保持部材は、一軸超延伸した高密度ポリエチレン樹脂テープを、シーラント層に溶着したものであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記形状保持部材は、ポリプロピレン樹脂/一軸超延伸したポリエチレン樹脂/ポリプロピレン樹脂の層構成で積層したテープを、シーラント層に溶着したものであるであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記分岐の蒸気抜き機構は、分岐に設けられた脆弱部であって、パウチ内部の圧力が上昇した際には、この部分が破壊されて貫通孔を形成し、蒸気抜き機構として機能することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記分岐に設けられた脆弱部は、シール部の一部においてイージーピールフィルムを介してシールされた部分であることを特徴とする請求項6に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記分岐に設けられた脆弱部は、シーラント層として用いるフィルムが、フィルムの流れ方向と直交する方向に、シール後退しやすい特徴を有するブロックポリプロピレン樹脂からなるフィルムであることを特徴とする、請求項6に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記分岐に設けられた脆弱部は、分岐を構成するフィルムに、切り込みが設けられている部分であることを特徴とする、請求項6に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
前記スタンディングパウチを構成する、前側胴部、後ろ側胴部、底フィルムには、無機化合物蒸着層からなるガスバリア層を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチである。
部よる内側の、分岐を構成するフィルムの部分に、切り込みが設けられていることによって、脆弱部が確実に安定して形成され、蒸気抜き機構として作動することを可能にするものである。
や、取り扱い、特に開封時においての、水蒸気の噴出による手指などの火傷などをなくすことができ、より安全性が高まる。
による、蒸気抜き機構(14)として作用可能な範囲において、たとえばレーザー光照射によるハーフカット(16)形成、あるいは機械的に刃物を用いたハーフカット(16)形成など、脆弱部による蒸気抜き機構(14)として機能する限りにおいて、適宜選択することが可能である。また、前述のように切り込みはハーフカットではなくフィルムを貫通するものであってもよい。
したがってこの部分が、蒸気抜き機構(14)として機能することができる。また、蒸気抜き機構(14)において、図2に示すように、先端部シール部(13)の幅を狭くしておくことができる。
ガスバリアフィルムを用いることができる。
スタンディングパウチの寸法は、実施例1、および比較例1〜比較例2は共通であって、下記のとおりである。
幅:120mm
高さ:180mm。
また、スタンディングパウチを構成するフィルムの層構成は、実施例1、および比較例1〜比較例2は共通であって、下記のとおりである。
ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/印刷インキ層/無機化合物蒸着層つきポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/ポリアミドフィルム(厚さ15μm)/押し出しポリプロピレン樹脂(厚さ15μm)
とした。
また、開口部形状保持部材の層構成は下記のとおりである。
形状保持テープ:共押出しポリプロピレン樹脂(厚さ30μm)/高密度超延伸ポリエチレンフィルム(厚さ400μm)/共押出しポリプロピレン樹脂(厚さ30μm)
とした。
内容物は、ハンバーグとした。
電子レンジによる内容物の、加熱、調理を行ない下記の項目について評価を行なった。
・通蒸性:自動通蒸(蒸気抜き)が適切に行なわれたか。
・開口性:開口部の形状保持が適切に行なわれたか。
とした。
図5は、本発明に係るスタンディングパウチに関して、実施例1を説明するための斜視模式図である。
スタンディングパウチ(100)は分岐(10)を有しており、分岐(10)は、イージーピールフィルムによる蒸気抜き機構(14)を有している。
図6は、本発明におけるスタンディングパウチに関して、比較例1を説明するための斜視模式図である。
図7は、本発明におけるスタンディングパウチに関して、比較例2を説明するための斜視模式図である。
また、開口部形状保持部材は用いていない。
2・・・後ろ側胴部
3・・・左右両端部
4・・・底シール部
5・・・底フィルム
6・・・折りたたみ線
7・・・底部
8・・・上端部
9・・・開口部
10・・・分岐
11・・・分岐の折り返し線
12・・・側端部シール部
13・・・先端部シール部
14・・・蒸気抜き機構
15・・・開封予定線
16・・・ハーフカット
17・・・イージーピールフィルム
18・・・矢印
19・・・矢印
20・・・開口部形状保持部材
100・・・スタンディングパウチ
Claims (10)
- 内容物の収納空間を有するスタンディングパウチにおいて、
スタンディングパウチは、前側胴部、後ろ側胴部、底フィルム、および形状保持部材からなり、
前側胴部は、前側胴部上方から連続するフィルムと、前側胴部下方から連続するフィルムとで構成されており、
前側胴部と後ろ側胴部は、四辺を有してシーラント層同士が対向して重ね合わせられ、
前側胴部には、前側胴部から張り出した分岐が形成されており、
分岐は、前側胴部上方から連続するフィルムと、前側胴部下方から連続するフィルムとが重なって、側端部および先端部をシールされて形成されており、
分岐は、パウチ内部の圧力の上昇によって、内部の水蒸気を外部に排出することができる蒸気抜き機構を有しており、
前記四辺のうち、左右両端部はシールされて密封されており、
胴部下部において底フィルムは、前側胴部と後ろ側胴部との間に折りたたまれて配置され、拡張可能にシールされて、底部は密封されており、
胴部上部において、上端部はシールされて、密封されており、
胴部はまた、パウチ幅方向に開封予定線を有しており、
さらに少なくとも一方の胴部において、開封予定線の位置に沿って、その近傍の下方には、前記形状保持部材が、胴部内側にパウチ幅方向全体、またはパウチ幅方向の一部に接着されていることを特徴とする、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。 - 前記開封予定線は、分岐より下方に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記開封予定線は、易開封機構を備えたものであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記形状保持部材は、一軸超延伸した高密度ポリエチレン樹脂テープを、シーラント層に溶着したものであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記形状保持部材は、ポリプロピレン樹脂/一軸超延伸したポリエチレン樹脂/ポリプロピレン樹脂の層構成で積層したテープを、シーラント層に溶着したものであるであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記分岐の蒸気抜き機構は、分岐に設けられた脆弱部であって、パウチ内部の圧力が上昇した際には、この部分が破壊されて貫通孔を形成し、蒸気抜き機構として機能することを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記分岐に設けられた脆弱部は、シール部の一部においてイージーピールフィルムを介してシールされた部分であることを特徴とする、請求項6に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記分岐に設けられた脆弱部は、シーラント層として用いるフィルムが、フィルムの流れ方向と直交する方向に、シール後退しやすい特徴を有するブロックポリプロピレン樹脂からなるフィルムであることを特徴とする、請求項6に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記分岐に設けられた脆弱部は、分岐を構成するフィルムに、切り込みが設けられている部分であることを特徴とする、請求項6に記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
- 前記スタンディングパウチを構成する、前側胴部、後ろ側胴部、底フィルムには、無機化合物蒸着層からなるガスバリア層を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の、開口部形状保持機能付きスタンディングパウチ。
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