JP2020091042A - 給湯機 - Google Patents

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真行 須藤
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Abstract

【課題】除菌装置の寿命を延ばすことができる給湯機を提供する。【解決手段】給湯機は、浴水の水位を検出するセンサと、浴水の流路において浴水を除菌する除菌装置と、センサに検出された水位の変化から入浴パターンを学習し、入浴パターンから予め設定された期間内における除菌装置の積算浴水除菌動作時間を推定し、積算浴水除菌動作時間が予め設定された上限時間を超える場合は、予め設定された期間内における除菌装置の動作時間が上限時間を超えないように、除菌装置を動作させる制御部と、を備えた。【選択図】図1

Description

この発明は、給湯機に関する。
特許文献1は、給湯機を開示する。当該給湯機は、除菌装置を備える。当該除菌装置は、入浴パターンに基づいて浴水を除菌する。このため、浴水を衛生的に保つことができる。
特開平11−47012号公報
しかしながら、特許文献1に記載の給湯機において、除菌装置が酷使される場合もある。この場合、除菌装置の寿命が給湯機の寿命に比べて短くなることもある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、除菌装置の寿命を延ばすことができる給湯機を提供することである。
この発明に係る給湯機は、浴水の水位を検出するセンサと、浴水の流路において浴水を除菌する除菌装置と、センサに検出された水位の変化から入浴パターンを学習し、入浴パターンから予め設定された期間内における除菌装置の積算浴水除菌動作時間を推定し、積算浴水除菌動作時間が予め設定された上限時間を超える場合は、予め設定された期間内における除菌装置の動作時間が上限時間を超えないように、除菌装置の動作時間を判断前よりも抑制する制御部と、を備えた。
この発明によれば、除菌装置の寿命を延ばすことができる。
実施の形態1における給湯機の構成図である。 実施の形態1における給湯機の除菌運転時の回路構成図である。 実施の形態1における給湯機の紫外線照射装置として紫外線LEDが使用された際の除菌効果を示す図である。 実施の形態1における給湯機による入浴判定のタイムチャートである。 実施の形態1における給湯機による入浴パターンの学習例のタイムチャートである。 実施の形態1における給湯機による除菌装置の制御例を示すタイムチャートである。 実施の形態1における給湯機による除菌装置の制御例を示すタイムチャートである。 実施の形態1における給湯機が適用される浴水の菌増殖率の例を示す図である。 実施の形態1における給湯機による制御例を示す図である。 実施の形態1における給湯機の余剰時間と積算除菌運転時間を示す図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における給湯機の構成図である。図1の給湯機35は、湯水を浴槽30などに供給する装置である。給湯機35は、タンクユニット33とHPユニット7とリモコン装置44とを備える。タンクユニット33は、貯湯タンク8を備える。貯湯タンク8は、湯水を貯留する。HPユニット7は、タンクユニット33と図示されない電気配線を介して接続される。図示されないが、リモコン装置44は、表示部、操作部、スピーカー、マイク等を搭載する。例えば、表示部は、給湯機35の状態の情報を表示する。例えば、操作部は、使用者が操作するスイッチである。例えば、スピーカーは、音声、音等で使用者に情報を報知する。リモコン装置44は、設定値の変更操作を受け付けたり運転動作指令を出力したりする。
制御部36は、タンクユニット33に内蔵される。制御部36は、リモコン装置44と相互通信可能に接続される。制御部36は、タンクユニット33とHPユニット7とが備える各種弁類、ポンプ類等と電気的に接続される。制御部36は、タンクユニット33とHPユニット7とが備える各種弁類、ポンプ類等の作動を制御する。
タンクユニット33は、水導入口8a、温水導出口8d、温水導入口8e、中温水導出口8f、複数の貯湯温度センサ41、42、43を備える。水導入口8aは、貯湯タンク8の下部に設けられる。水導入口8aは、水道等の水源から供給される水の貯湯タンク8の内部への流入を受け付ける。温水導出口8dは、貯湯タンク8の上部に設けられる。温水導出口8dは、貯湯タンク8の内部に貯留された湯を給湯機35の外部へ供給する。温水導入口8eは、貯湯タンク8の上部に設けられる。温水導入口8eは、HPユニット7からの高温湯の貯湯タンク8への内部への流入を受け付ける。中温水導出口8fは、貯湯タンク8の中央に設けられる。中温水導出口8fは、貯湯タンク8の内部に貯留された湯を給湯機35の外部へ供給する。複数の貯湯温度センサ41、42、43は、貯湯タンク8の表面において中温水導出口8f近傍とその上下方向に高さを変えて取り付けられる。貯湯温度センサ41、42、43は、それぞれの位置の湯水の温度を検出する。
タンクユニット33は、三方弁11、第1四方弁16、第2四方弁18を備える。三方弁11は、aポートとbポートとcポートとを備える。三方弁11は、aポートとcポートとをつなぐ流路、bポートとcポートとをつなぐ流路の間で切り替え自在に設けられる。湯水は、aポート、bポートから流入する。湯水は、cポートから流出する。第1四方弁16は、aポートとbポートとcポートとdポートとを備える。第1四方弁16は、aポートとcポートとをつなぐ流路、aポートとdポートとをつなぐ流路、bポートとcポートとをつなぐ流路、bポートとdポートとをつなぐ流路の間で切り替え自在に設けられる。湯水は、aポート、bポートから流入する。湯水は、cポート、dポートから流出する。第2四方弁18は、aポートとbポートとcポートとdポートとを備える。第2四方弁18は、aポートとbポートとをつなぐ流路、aポートとcポートとをつなぐ流路、aポートとdポートとをつなぐ流路の間で切り替え自在に設けられる。湯水は、aポート、から流入する。湯水は、bポート、cポート、dポートから流出する。
タンクユニット33は、水導出口配管10、第1送水配管13a、HP往き配管14、HP戻り配管15、第2送水配管13b、第1温水配管17a、第3温水配管19a、第4温水配管19b、第5温水配管19cを備える。水導出口配管10は、水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。第1送水配管13aは、三方弁11のcポートと熱源ポンプ12の入口側とを接続する。HP往き配管14は、熱源ポンプ12の出口側とHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口側と第1四方弁16のbポートとを接続する。第2送水配管13bは、HP往き配管14において熱源ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、第1四方弁16のaポートに接続される。第1温水配管17aは、第1四方弁16のdポートと第2四方弁18のaポートとを接続する。第3温水配管19aは、第2四方弁18のbポートと温水導入口8eとを接続する。第4温水配管19bは、第2四方弁18のdポートと温水導出口8dとを接続する。第5温水配管19cは、第2四方弁18のcポートと中温水導入口8gとを接続する。
タンクユニット33は、第1給水配管9a、減圧弁31、第2給水配管9b、中温水切換弁78、第3給水配管9c、第4給水配管9d、中温配管79を備える。第1給水配管9aの一端は、水道等の水源に接続される。減圧弁31は、第1給水配管9aの他端に接続される。第2給水配管9bの一端は、減圧弁31に接続される。中温水切換弁78のaポートは、第2給水配管9bの他端に接続される。第3給水配管9cの一端は、第2給水配管9bの途中に接続される。第3給水配管9cの他端は、水導入口8aに接続される。第1給水配管9a、第2給水配管9b、第3給水配管9cによって、給水管路が構成される。第4給水配管9dの一端は、中温水切換弁78のcポートに接続される。中温配管79の一端は、中温水導出口8fに接続される。中温配管79の他端は、中温水切換弁78のbポートに接続される。
タンクユニット33は、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28、熱源ポンプ12、ふろ用熱交換器20を備える。ふろ往き配管27の一端とふろ戻り配管28の一端とは、浴槽30に接続される。熱源ポンプ12は、第1送水配管13aに設けられる。熱源ポンプ12は、タンクユニット33の内部の各種配管に湯水を循環させる。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き配管27の他端とふろ戻り配管28の他端とに接続される。ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8から供給される高温湯を利用し2次側の対象水(浴水)を加熱したり、貯湯タンク8の下部から供給される低温水を利用して2次側の対象水(浴水)から熱を回収して冷却したりする。
タンクユニット33は、ふろ循環ポンプ29、ふろ戻り温度センサ38、ふろ往き温度センサ37、水位センサ46、フロースイッチ47を備える。例えば、ふろ循環ポンプ29とふろ戻り温度センサ38と水位センサ46とフロースイッチ47とは、ふろ戻り配管28の途中に設けられる。例えば、ふろ往き温度センサ37は、ふろ往き配管27の途中に設けられる。ふろ循環ポンプ29は、浴水を循環させる。ふろ戻り温度センサ38は、浴槽30から出た浴水の温度を検出する。ふろ往き温度センサ37は、ふろ用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出する。水位センサ46は、浴槽30の内部の残水の水位レベルを検出する。フロースイッチ47は、ふろ戻り配管28における水の循環を検知する。
タンクユニット33は、第1タンク循環配管20a、第3タンク循環配管20c、第2タンク循環配管20bを備える。第1タンク循環配管20aの一端は、温水導入口8eに接続される。第1タンク循環配管20aの他端は、ふろ用熱交換器20の1次側入口に接続される。第3タンク循環配管20cの一端は、ふろ用熱交換器20の1次側出口に接続される。第3タンク循環配管20cの他端は、三方弁11のbポートに接続される。第2タンク循環配管20bの一端は、第3タンク循環配管20cの途中に接続される。第2タンク循環配管20bの他端は、中温配管79の途中に接続される。
タンクユニット33は、逆止弁50、温水導出配管21、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、給湯栓34、給湯配管24、風呂配管25、ふろ用電磁弁26を備える。逆止弁50は、第2タンク循環配管20bにおいて貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部へ向かう流れを阻害する方向に設けられる。温水導出配管21の一端は、温水導出口8dの合流地点に接続される。給湯用混合弁22の湯側は、温水導出配管21の他端に接続される。給湯用混合弁22の水側は、第4給水配管9dの他端に接続される。ふろ用混合弁23の湯側は、温水導出配管21の他端に接続される。ふろ用混合弁23の水側は、第4給水配管9dの他端に接続される。給湯栓34は、使用者が使用するシャワー、カラン等の図示されない蛇口に接続される。給湯配管24の一端は、給湯用混合弁22に接続される。給湯配管24の他端は、給湯栓34に接続される。風呂配管25の一端は、ふろ用混合弁23に接続される。ふろ用電磁弁26は、風呂配管25の他端とふろ用熱交換器20とに接続される。
給湯用混合弁22は、温水導出配管21から供給される高温湯と第4給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整する。その結果、使用者がリモコン装置44にて設定した設定温度の湯が生成される。当該湯は、給湯配管24に流入する。当該湯は、給湯栓34を経由して使用者が使用するシャワー、カラン等の図示されない蛇口に供給される。
ふろ用混合弁23は、温水導出配管21から供給される高温湯と第4給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整する。その結果、使用者がリモコン装置44にて設定した設定温度、設定湯量の湯が生成される。当該湯は、風呂配管25に流入する。当該湯は、ふろ用電磁弁26、ふろ用流量センサ45、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28を経由して浴槽30へ供給される。リモコン装置44には、風呂自動運転が備えられる。風呂自動運転が設定されると、浴水の温度、浴槽湯量がリモコン装置44で設定された温度、湯量に維持されるように、必要に応じて浴水の昇温、冷却、たし湯、さし水が行われる。
HPユニット7は、タンクユニット33が備える貯湯タンク8から導かれた低温水等を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒循環配管5にて環状に接続することにより、ヒートポンプサイクルを構成する。水冷媒熱交換器3は、冷媒循環配管5を流れる冷媒とタンクユニット33から導かれた低温水との間で熱交換を行う。水冷媒熱交換器3の構成として、冷媒循環配管5を流れる冷媒と水道等の水源から直接供給される低温水と熱交換してもよい。
給湯機35において、HPユニット7を用いて加熱された高温湯は、温水導入口8eから貯湯タンク8に流入する。水道等の水源から供給される低温水は、第1給水配管9aより減圧弁31で予め設定された圧力に調整された上で、第3給水配管9cを通って貯湯タンク8の内部に流入する。その結果、貯湯タンク8は、上下部で温度差が生じるように湯水を貯留する。制御部36は、貯湯温度センサ41、42、43の検出結果に基づいて貯湯タンク8の内部の湯水の温度分布を検出する。その結果、制御部36は、当該温度分布の検出結果に基づいて貯湯タンク8の内部の残湯量を把握する。制御部36は、当該残湯量に基づいてHPユニット7による貯湯タンク8の内部の湯水の沸上運転の開始、停止などを制御する。
例えば、制御部36は、HPユニット7の運転を開始することにより沸上運転を実行する。その結果、貯湯タンク8の下部から流出する低温水は、HP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれる。当該低温水は、水冷媒熱交換器3において加熱された後、高温水となる。当該高温水は、HP戻り配管15を経由して貯湯タンク8の上部から当該貯湯タンク8の内部に流入して貯えられる。当該沸上運転が実行されることで、高温水は、貯湯タンク8の内部においては、上層部から貯えられていく。当該高温水の層は、徐々に厚くなっていく。貯湯温度センサ41、42、43により把握される貯湯タンク8の内部の残湯量が予め設定した量を超えると、制御部36は、沸上運転を停止する。
図2は実施の形態1における給湯機の除菌運転時の回路構成図である。除菌運転時において、ふろ循環ポンプ29が動作を開始すると、浴水の循環が開始される。その後、除菌装置49が動作することで、浴水の除菌が行われる。例えば、除菌装置49は、紫外線照射装置、オゾン発生装置、重金属イオン発生装置、超音波発生装置、微細気泡発生装置などである。
図3は実施の形態1における給湯機の紫外線照射装置として紫外線LEDが使用された際の除菌効果を示す図である。図3に示されるように、紫外線が浴水に照射されることにより、浴水の除菌が行われる。
図4は実施の形態1における給湯機による入浴判定のタイムチャートである。制御部36は、水位センサ46による浴槽30の内部の水位の検出結果に基づいて使用者の入浴有無を判定する。制御部36は、水位の急激な増減を検出し、水位の急激な減少からΔtだけ経過したときまでを入浴と判定する。例えば、制御部36は、水位の急激な減少から30分が経過したときまでを入浴と判定する。制御部36は、時刻データとともに入浴判定結果のデータを保存する。Δtは、使用者が入浴中に除菌装置49が動作することを抑制するように設定される。例えば、Δtは、使用者が体を洗うために短時間だけ出浴する際に除菌装置49が動作することを抑制するように設定される。
制御部36は、使用者の入浴有無の判定結果に基づいて、使用者の入浴前の時間に合わせて除菌運転を開始する。その後、制御部36は、浴水の水位の変化を検出した場合に使用者が入浴中であると判定する。この場合、制御部36は、除菌運転を停止する。
図5は実施の形態1における給湯機による入浴パターンの学習例のタイムチャートである。制御部36は、使用者の入浴有無の判定結果を曜日ごとに積算して入浴度数を導出する。制御部36は、入浴度数が大きい時間帯を導出する。制御部36は、当該時間帯を使用者が入浴する時間帯と判定する。
図6と図7とは実施の形態1における給湯機による除菌装置の制御例を示す図である。制御部36は、除菌装置49への通電時間から積算浴水除菌動作時間をカウントする。人間の生活パターンの区切りである判定期間内の除菌装置49の積算浴水除菌動作時間に対し、除菌装置49の寿命時間を給湯機35の製品寿命で除算し当該判定期間を積算した上限時間と当該上限時間よりも少ない任意の判定時間とを設定する。
例えば、除菌装置49の寿命時間が11,000時間、給湯機35の製品寿命が15年、判定期間が1週間である場合、上限時間は、1日当たり2時間の14時間である。この場合、判定時間は、14時間以下に設定される。
判定時間が長ければ、除菌装置49の運転時間が長くなる。この場合、入浴機会の少ない使用者に対しては、常に浴水が除菌状態となる。判定時間が短ければ、除菌装置49の運転時間が短くなる。この場合、除菌装置49の寿命が相対的に延びる。
除菌動作時において、「入浴時間の1時間前から動作させる」等の制御が実施されている場合、制御部36は、学習した入浴パターンから予め設定された期間内の除菌装置49の積算浴水除菌動作時間を推定する。制御部36は、予め設定された期間内の除菌装置49の動作時間が上限時間に到達する否かを判定時間に到達した時刻に判定する。制御部36は、予め設定された期間内の除菌装置49の積算浴水除菌動作時間が上限時間に到達すると判定した場合にリモコン装置44を介して使用者に報知する。この際、図7に示されるように、制御部36は、除菌装置49の運転を断続運転に切り替える。例えば、制御部36は、断続運転として、浴水除菌を30分間実施し、浴水除菌を60分間停止させる。
図8は実施の形態1における給湯機が適用される浴水の菌増殖率の例を示す図である。図8は、ワンパス除菌率80%、循環流量8L/min、浴水200Lにおける浴水の菌増殖率を示す。図8に示されるように、浴水除菌が30分間実施され、浴水除菌が60分間停止される場合、浴水の菌増殖率の増加が抑制される。この場合、1日の積算浴水除菌動作時間が2時間とすると、30分浴水除菌を4回実施することができる。1回の30分浴水除菌により1.5時間、浴水の菌の増殖が抑制される。このため、6時間の湯はり時間において、浴水の菌の増殖が抑制される。
図9は実施の形態1における給湯機による制御例を示す図である。制御部36は、予め設定された期間内の積算浴水除菌動作時間が上限時間に到達すると推定した場合、リモコン装置44にガイダンスを表示により報知させる。その後、制御部36は、除菌装置49を断続運転へ切り替える。
図10は実施の形態1における給湯機の余剰時間と積算除菌運転時間を示す図である。
制御部36は、過去において予め設定された期間内の積算浴水除菌動作時間の実績が上限時間に到達せず、現在において予め設定された期間内の積算浴水除菌動作時間が上限時間に到達すると推定した場合、上限時間と過去において予め設定された期間内の積算浴水除菌動作時間との差分である余剰時間を現在の上限時間に上乗せする。この際、制御部36は、リモコン装置44にガイダンスを表示させることで断続運転への切り替えの有無を使用者に確認する。
以上で説明した実施の形態1によれば、制御部36は、予め設定された期間内における除菌装置49の動作時間が上限時間を超えないように、除菌装置49を動作させる。このため、除菌装置49の寿命を延ばすことができる。
また、制御部36は、判定時間に達した時刻において予め設定された期間内における除菌装置49の積算浴水除菌動作時間が上限時間に到達すると推定した場合は、予め設定された期間内における除菌装置49の動作時間が上限時間を超えないように、除菌装置49を動作させる。このため、除菌装置49の寿命をより確実に延ばすことができる。
具体的には、制御部36は、判定時間に達した時刻において予め設定された期間内における除菌装置49の積算浴水除菌動作時間が上限時間に到達すると推定した場合は、除菌装置49の運転を断続運転に切り替える。このため、簡単な制御で、除菌装置49の寿命をより確実に延ばすことができる。
また、制御部36は、過去において予め設定された期間内の除菌装置49の積算浴水除菌動作時間の実績が上限時間に到達せず、現在において予め設定された期間内の除菌装置49の積算浴水除菌動作時間が上限時間に到達すると推定した場合は、上限時間と過去において予め設定された期間内の積算浴水除菌動作時間の実績の差分である余剰時間を現在の上限時間に上乗せする。このため、予め設定された期間により除菌装置49の使用頻度が異なる場合でも、除菌装置49の長寿命化を確保しながら、浴水を衛生的に保つことができる。
なお、制御部36は、除菌装置49の運転を断続運転に切り替えるタイミングを余剰時間の増加分だけ遅らせる。このため、除菌装置49の長寿命化を確保しながら、浴水を衛生的により確実に保つことができる。
なお、制御部36において、複数の候補の中から判定時間を選択してもよい。例えば、リモコン装置44の操作に基づいて複数の候補の中から判定時間を選択してもよい。この場合、使用者の入浴パターンに応じて、除菌装置49を適切に使用することができる。
また、制御部36は、予め設定された期間内の除菌装置49の積算浴水除菌動作時間が上限時間に到達すると推定した場合は、ガイダンスをリモコン装置44に報知させる。このため、除菌装置49の使用頻度が高いことを使用者に知らせることができる。
なお、制御部36は、除菌装置49の動作時間の合計が除菌装置49の動作寿命時間から予め設定された時間を差し引いた時間に到達した場合は、除菌装置49の運転を断続運転に切り替え、除菌装置49が寿命間近であり対応が必要な旨をリモコン装置44に報知させてもよい。この場合、除菌装置49の寿命により浴水を衛生的に保つことできなくなることを抑制できる。
なお、予め設定された時間は、寿命となる除菌装置を交換するために使用者が要する猶予時間としてもよい。例えば、予め設定された期間は、販売店、サービスセンタに修理を依頼して修理を完了できるまでの期間としてもよい。例えば、予め設定された期間は、1か月、2週間等、入浴パターンに応じて適宜設定してもよい。
また、制御部36により、除菌装置49の運転の状態をリモコン装置44に常に報知させてもよい。このため、除菌装置49が連続運転と断続運転とのうちのどちらの運転を行っているのかを使用者に知らせることができる。
1 圧縮機
3 水冷媒熱交換器
4 膨張弁
5 冷媒循環配管
6 空気熱交換器
7 HPユニット
8 貯湯タンク
8a 水導入口
8b 水導出口
8c 水導入口
8d 温水導出口
8e 温水導入口
8f 中温水導出口
8g 中温水導入口
9a 第1給水配管
9b 第2給水配管
9c 第3給水配管
9d 第4給水配管
10 水導出口配管
11 三方弁
12 熱源ポンプ
13a 第1送水配管
13b 第2送水配管
14 HP往き配管
15 HP戻り配管
16 第1四方弁
17a 第1温水配管
17b 第2温水配管
18 第2四方弁
19a 第3温水配管
19b 第4温水配管
19c 第5温水配管
20 ふろ用熱交換器
20a 第1タンク循環配管
20b 第2タンク循環配管
20c 第3タンク循環配管
21 温水導出配管
22 給湯用混合弁
23 ふろ用混合弁
24 給湯配管
25 風呂配管
26 ふろ用電磁弁
27 ふろ往き配管
28 ふろ戻り配管
29 ふろ循環ポンプ
30 浴槽
31 減圧弁
33 タンクユニット
34 給湯栓
35 給湯機
36 制御部
37 ふろ往き温度センサ
38 ふろ戻り温度センサ
41 貯湯温度センサ
42 貯湯温度センサ
43 貯湯温度センサ
44 リモコン装置
45 ふろ用流量センサ
46 水位センサ
47 フロースイッチ
49 除菌装置
50 逆止弁
78 中温水切換弁
79 中温配管

Claims (9)

  1. 浴水の水位を検出するセンサと、
    浴水の流路において浴水を除菌する除菌装置と、
    前記センサに検出された水位の変化から入浴パターンを学習し、当該入浴パターンから予め設定された期間内における前記除菌装置の積算浴水除菌動作時間を推定し、当該推定した積算浴水除菌動作時間が予め設定された上限時間を超えると判断した場合は、予め設定された期間内における前記除菌装置の動作時間が前記上限時間を超えないように、前記除菌装置の動作時間を判断前よりも抑制する制御部と、
    を備えた給湯機。
  2. 前記制御部は、予め設定された期間内の前記除菌装置の動作時間に対し、前記上限時間と前記上限時間よりも短い判定時間とを設定し、学習した入浴パターンから、前記判定時間に達した時刻において予め設定された期間内における前記除菌装置の積算浴水除菌動作時間が前記上限時間に到達すると推定した場合は、予め設定された期間内における前記除菌装置の動作時間が前記上限時間を超えないように、前記除菌装置を動作させる請求項1に記載の給湯機。
  3. 前記制御部は、学習した入浴パターンから、前記判定時間に達した時刻において予め設定された期間内における前記除菌装置の積算浴水除菌動作時間が前記上限時間に到達すると推定した場合は、前記除菌装置の運転を断続運転に切り替える請求項2に記載の給湯機。
  4. 前記制御部は、過去において予め設定された期間内の前記除菌装置の積算浴水除菌動作時間の実績が前記上限時間に到達せず、現在において予め設定された期間内の前記除菌装置の積算浴水除菌動作時間が前記上限時間に到達すると推定した場合は、前記上限時間と過去において予め設定された期間内の積算浴水除菌動作時間の実績の差分である余剰時間を現在の前記上限時間に上乗せする請求項3に記載の給湯機。
  5. 前記制御部は、前記除菌装置の運転を断続運転に切り替えるタイミングを前記余剰時間の分だけ遅らせる請求項4に記載の給湯機。
  6. 前記制御部は、前記判定時間が複数の候補の中から選択されるように設けられた請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の給湯機。
  7. 前記制御部は、予め設定された期間内の前記除菌装置の積算浴水除菌動作時間が前記上限時間に到達すると推定した場合は、ガイダンスをリモコン装置に報知させる請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の給湯機。
  8. 前記制御部は、前記除菌装置の動作時間の合計が前記除菌装置の動作寿命時間から前記除菌装置の交換に要する猶予時間を差し引いた時間に到達した場合は、前記除菌装置の運転を断続運転に切り替え、前記除菌装置が寿命間近である旨をリモコン装置に報知させる請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の給湯機。
  9. 前記制御部は、前記除菌装置の運転の状態をリモコン装置に報知させる請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の給湯機。
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