JP2023131722A - 給湯装置 - Google Patents

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智樹 坂上
Tomoki Sakanoue
翔登 平
Shoto Taira
裕幸 ▲高▼山
Hiroyuki Takayama
晃平 小川
Kohei Ogawa
一真 辻本
Kazuma Tsujimoto
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Abstract

【課題】浴水を十分に殺菌することが可能な給湯装置を提供する。【解決手段】給湯装置35は、浴槽30に接続された風呂循環流路に浴水を循環させる風呂循環ポンプ29と、風呂循環流路を流れる浴水に紫外線を照射する殺菌装置49と、風呂循環ポンプ29により風呂循環流路に浴水を循環させて殺菌装置49により当該浴水に紫外線を照射する殺菌運転、の実行を制御する制御部36と、を備える。制御部36は、殺菌装置49の動作時間の積算値を記憶し、記憶した当該積算値に応じて、殺菌運転の実行時の風呂循環ポンプ29と殺菌装置49との動作時間を変更する。【選択図】図2

Description

本開示は、給湯装置に関する。
特許文献1に、追い焚き回路に湯を循環させつつ殺菌装置で湯を殺菌する殺菌運転を行う給湯装置が記載されている。
特開2016-223699号公報
上記特許文献1に開示された給湯装置においては、経年劣化による殺菌装置の性能低下が考慮されておらず、浴槽内の湯水である浴水を十分に殺菌することができない可能性がある。
本開示は、上述のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、浴槽内の湯水である浴水を十分に殺菌することが可能な給湯装置を提供することである。
本開示に係る給湯装置は、浴槽に接続された風呂循環流路に浴水を循環させる風呂循環ポンプと、風呂循環流路を流れる浴水に紫外線を照射する殺菌装置と、風呂循環ポンプにより風呂循環流路に浴水を循環させて殺菌装置により当該浴水に紫外線を照射する殺菌運転、の実行を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、殺菌装置の動作時間の積算値を記憶し、記憶した当該積算値に応じて、殺菌運転の実行時の風呂循環ポンプと殺菌装置との動作時間を変更する。
本開示によれば、浴水を十分に殺菌することが可能な給湯装置を提供することができる。
実施の形態1による給湯装置を示す図である。 図1に示す給湯装置における殺菌運転のときの回路構成図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「水」、「湯」、「湯水」、「温水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、冷水から熱湯までもが含まれうるものとする。また、本開示において、「殺菌」とは、雑菌の少なくとも一部を不活化して、その繁殖を抑制することに相当する。本開示において「雑菌」とは、ウイルス、原核生物、花粉、カビなどの真菌、原虫のうちの少なくとも一つを含む。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による給湯装置を示す図である。本実施の形態では、貯湯タンク8を備えた貯湯式の給湯装置35を例に説明するが、本開示による給湯装置は、貯湯式給湯装置に限定されるものではなく、例えば、貯湯タンクを備えない瞬間式の給湯装置でもよい。
図1に示すように、給湯装置35は、タンクユニット33、HP(ヒートポンプ)ユニット7、及びリモコン44を備える。HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御手段に相当する制御部36が内蔵されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
なお、本開示では、単一の制御部36により給湯装置35の動作が制御される構成に限定されるものではなく、複数の制御装置が連携することで給湯装置35の動作を制御する構成にしてもよい。
リモコン44は、運転動作指令及び設定値の変更などに関する使用者の操作を受け付ける機能を有する。リモコン44は、ユーザーインターフェースの一例である。制御部36とリモコン44とは、有線または無線により、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン44は、図示を省略するが、ユーザーが操作するボタンあるいはスイッチ等の操作部を備える。また、リモコン44は、給湯装置35の状態等の情報を表示する表示部をさらに備えていてもよい。リモコン44は、図示しないスピーカーおよびマイク等の報知部を搭載し、音声等でユーザーに情報を報知してもよい。
HPユニット7は、水を加熱する加熱手段の例である。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4及び空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続した冷媒回路を備える。HPユニット7は、この冷媒回路により、ヒートポンプサイクルの運転を行う。また、HPユニット7には外気温度を検出する外気温度センサ39が備えられていてもよい。
水冷媒熱交換器3では、圧縮機1で圧縮された冷媒とタンクユニット33から導かれた水との間で熱交換が行われることで、水が加熱される。水冷媒熱交換器3は、圧縮機1で圧縮された冷媒と水道等の水源から直接供給される水との間で熱交換が行われるように構成されてもよい。
なお、本開示における加熱手段は、上述したHPユニット7に限定されない。加熱手段は、例えば、ヒートポンプ式のほかに、燃料の燃焼熱を熱源として利用するものでもよいし、太陽熱を熱源として利用するものでもよいし、燃料電池の廃熱を熱源として利用するものでもよいし、貯湯タンク8内に配置された電熱ヒータでもよいし、複数種類の熱源を組み合わせて利用するものでもよい。
タンクユニット33に内蔵された貯湯タンク8は、湯水を貯留する。貯湯タンク8の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層が形成されている。
貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から第一給水配管9aを通って供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部には、貯湯タンク8内に貯留された湯を給湯装置35の外部へ供給するための温水導入出口8dと、HP戻り配管15に連通可能な温水導入出口8eとが設けられている。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ41,42,43が高さを変えて取り付けられている。貯湯温度センサ41は、貯湯タンク8の中間部に設けられた中温水導入出口8fと同じ高さの位置、または中温水導入出口8fに近い高さの位置にある。貯湯温度センサ42は、貯湯温度センサ41より高い位置にある。貯湯温度センサ43は、貯湯温度センサ41より低い位置にある。これらの貯湯温度センサ41,42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の残湯量及び蓄熱量を制御部36が計算できる。
制御部36は、HPユニット7で加熱された湯を貯湯タンク8に流入させる沸上運転を制御する。制御部36は、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量に応じて、沸上運転の開始及び停止などを制御する。沸上運転では、以下のようになる。貯湯タンク8の下部から流出する低温水は、HP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれ、水冷媒熱交換器3において加熱され、湯すなわち高温水となる。この高温水は、HP戻り配管15を経由して、貯湯タンク8の上部の温水導入出口8eから貯湯タンク8内に流入する。このような沸上運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水の層が徐々に厚くなっていく。制御部36は、貯湯温度センサ41,42,43により把握される貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量が所定量を超えると、沸上運転を終了させる。
以下の説明では、貯湯タンク8に溜められた湯水を「タンク水」と称することがある。また、浴室にある浴槽30に溜められた湯水を「浴水」と称することがある。タンクユニット33には、熱源ポンプ12と、風呂用熱交換器20と、風呂循環ポンプ29と、が内蔵されている。熱源ポンプ12は、各種配管に湯水を循環させるためのポンプであり、第一送水配管13a上に設けられている。風呂用熱交換器20は、貯湯タンク8から供給されるタンク水と浴槽30からの浴水との間で、熱交換を行う。
浴槽30に設置された浴槽アダプタ80には、風呂往き配管27の一端と、風呂戻り配管28の一端と、が接続されている。風呂往き配管27の他端と、風呂戻り配管28の他端とは、風呂用熱交換器20に接続されている。本実施の形態では、風呂用熱交換器20、風呂往き配管27及び風呂戻り配管28により、風呂循環流路が形成される。
風呂往き配管27の途中には、風呂用熱交換器20を通過した浴水の温度を検出するための風呂往き温度センサ37が設置されている。風呂戻り配管28の途中には、風呂循環流路に浴水を循環させる風呂循環ポンプ29と、浴槽30から出て風呂用熱交換器20に入る前の浴水の温度を検出するための風呂戻り温度センサ38と、浴槽30内の水位レベルを検出するための水位センサ46と、流量センサ47と、が設置されている。流量センサ47は、浴水の流れの有無と浴水の流量とを検出可能である。風呂循環ポンプ29が運転されると、浴槽30内の浴水が、浴槽アダプタ80から風呂戻り配管28へ引き込まれ、風呂戻り配管28を通って風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20を通過した浴水は、風呂往き配管27を通り、浴槽アダプタ80から浴槽30内に流入する。
また、タンクユニット33には、三方弁11、四方弁16及び四方弁18が内蔵されている。三方弁11は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートと、を有する流路切替手段である。三方弁11は、a-c及びb-cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁16は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポート及びdポートと、を有する流路切替手段である。四方弁16は、a-c、a-d、b-c、b-dの4つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁18は、入口となるaポートと、出口となるbポート、cポート及びdポートと、を有する流路切替手段である。四方弁18は、a-b、a-c、a-dの3つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
また、タンクユニット33は、低温配管10、第一送水配管13a、第一温水配管17a、第二温水配管17b、第三温水配管19a、第四温水配管19b及び第五温水配管19cを有している。低温配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと、三方弁11のaポートと、を接続する。第一送水配管13aは、三方弁11のcポートと、熱源ポンプ12の入口とを接続する。熱源ポンプ12の出口は、HP往き配管14によって、HPユニット7の入口に接続される。HPユニット7の出口は、HP戻り配管15によって、四方弁16のbポートに接続される。第一温水配管17aは、四方弁16のdポートと、四方弁18のaポートとを接続する。第二温水配管17bは、四方弁16のcポートと、貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8cとを接続する。第三温水配管19aは、四方弁18のbポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8eとを接続する。第四温水配管19bは、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dとを接続する。第五温水配管19cは、四方弁18のcポートと、貯湯タンク8の上部から中間部の間に設けられた温水導入口8gとを接続する。
前述した第三温水配管19aの途中の位置から分岐した第一タンク循環配管20aは、風呂用熱交換器20のタンク水の入口に接続されている。風呂用熱交換器20のタンク水の出口は、第二タンク循環配管20cによって、三方弁11のbポートと接続される。HP往き配管14における熱源ポンプ12とHPユニット7の入口との間から分岐した第二送水配管13bは、四方弁16のaポートに接続されている。
さらに、タンクユニット33は、中温配管79、第一給水配管9a、第二給水配管9b、第三給水配管9c、第四給水配管9d、給湯用混合弁22、風呂用混合弁23、中温水切替弁78、高温配管21、給湯配管24、風呂配管25、戻り配管20b及び逆止弁50を有している。
中温水切替弁78は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートと、を有する流路切替手段である。中温水切替弁78は、a-c、b-cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
給湯用混合弁22は、第一入口及び第二入口と、出口と、を備える混合手段である。風呂用混合弁23は、第一入口及び第二入口と、出口と、を備える混合手段である。
第一給水配管9aの一端は水道等の水源に接続される。第一給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続される。これらの各給水配管によって給水管路が構成されている。第二給水配管9bは、中温水切替弁78のaポートに接続されている。中温配管79は、貯湯タンク8の中間部に設けられた中温水導入出口8fと中温水切替弁78のbポートとを接続している。戻り配管20bは、第二タンク循環配管20cの途中から分岐して、中温配管79の途中に接続されている。逆止弁50は、戻り配管20b上に設置されている。逆止弁50は、貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部へ向かう流れを阻害する。第四給水配管9dの一端は、中温水切替弁78のcポートに接続されている。第四給水配管9dの他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第一入口に接続されている。高温配管21の一端は、貯湯タンク8の温水導入出口8dに連通する。高温配管21の他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第二入口に接続されている。
中温水切替弁78は、第二給水配管9bと第四給水配管9dとが連通する第一流路状態と、中温配管79と第四給水配管9dとが連通する第二流路状態の2つの流路状態を切替えて使用する。中温水切替弁78を第一流路状態にすると、水源から供給される低温水が、第二給水配管9b及び第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。中温水切替弁78を第二流路状態にすると、貯湯タンク8から中温配管79を通って供給される中温水が、第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。
給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成し、給湯配管24に流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、給湯配管24から給湯栓34を経由して、ユーザーが利用するシャワー、カラン等の蛇口(図示省略)に供給される。
風呂用混合弁23は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と、第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成可能である。風呂用混合弁23で設定温度に調整された湯は、風呂配管25に流入し、当該風呂配管25に設置された風呂用流量センサ45及び風呂用電磁弁26、風呂往き配管27、風呂戻り配管28を通って、浴槽30へ流入する。
制御部36は、風呂用流量センサ45及び水位センサ46により検出される情報に基づいて、浴槽30への湯張りの完了を判定することができる。制御部36は、湯張り完了時の浴槽30内の浴水の量である湯張り湯量が、ユーザーがリモコン44にて設定した湯張り湯量に等しくなるように制御できる。本実施の形態の給湯装置35は、風呂自動運転を実行可能なものでもよい。リモコン44にて風呂自動運転が設定されると、制御部36は、湯張りの完了後、浴槽30内の浴水の温度及び量が、リモコン44で設定された温度及び量に維持されるように、保温、昇温、あるいは冷却を行ったり、浴槽30への足し湯またはさし水を行ったりするように、給湯装置35の各部を制御する。
本実施の形態の給湯装置35は、風呂循環流路を流れる水の中に微細気泡を発生させる微細気泡発生装置48をさらに備えている。図示の例では、微細気泡発生装置48は、風呂循環流路において、殺菌装置49より上流側に配置されている。本実施の形態では、風呂循環流路の循環方向において、流量センサ47の下流側に微細気泡発生装置48があり、微細気泡発生装置48の下流側に殺菌装置49があり、殺菌装置49の下流側に風呂用熱交換器20がある。本開示において、この微細気泡発生装置48は、無くてもよい。
本実施の形態の給湯装置35は、風呂熱回収運転を実行可能でもよい。風呂熱回収運転は、入浴の終了後に、浴槽30内に残った浴水の熱を貯湯タンク8内へ回収するための運転である。風呂熱回収運転のとき、制御部36は、風呂循環ポンプ29を作動させて、浴槽30内の浴水を風呂循環流路に循環させる。風呂熱回収運転のときには、以下のようになる。三方弁11は、aポートとcポートとが連通し、bポートが閉状態となるように制御される。これにより、低温配管10と第一送水配管13aとが連通するとともに、第二タンク循環配管20cへの流路が遮断される。四方弁16は、aポートとdポートとが連通し、bポートとcポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第二送水配管13bと第一温水配管17aとが連通するとともに、第二温水配管17b側を閉として貯湯タンク8の下部への流路が遮断される。四方弁18は、aポートとbポートとが連通し、cポートとdポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第一温水配管17aと第三温水配管19aとが連通するとともに、第四温水配管19b側と第五温水配管19c側を閉として貯湯タンク8の中間部への流路が遮断される。
風呂熱回収運転において、制御部36は、以下のように制御を行う。まず、風呂循環ポンプ29に動作を開始させることで浴水の循環が開始した後に、上記のように三方弁11、四方弁16及び四方弁18を制御した状態で、熱源ポンプ12の運転を開始させる。タンク水は、以下のように循環する。貯湯タンク8の水導出口8bから低温配管10を通って流出した低温のタンク水は、三方弁11、第一送水配管13a、熱源ポンプ12、第二送水配管13b、四方弁16、第一温水配管17a、四方弁18、第三温水配管19a及び第一タンク循環配管20aを通って、風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20内で、タンク水は、浴槽30からの浴水の熱により加熱され、浴槽30内の浴水の温度に近い温度になる。この加熱されたタンク水を以下「熱回収温水」と称する。熱回収温水は、風呂用熱交換器20から、戻り配管20b、逆止弁50、及び中温配管79を通って、中温水導入出口8fから貯湯タンク8内に流入する。風呂熱回収運転が実施されると、貯湯タンク8内の中温水導入出口8fの近くに、熱回収温水が貯留される。
風呂循環流路を循環する水の流量を以下「浴水循環流量」と称する。制御部36は、風呂循環ポンプ29の回転速度を調整することで、浴水循環流量を調整してもよい。風呂循環ポンプ29の回転速度が高いほど、浴水循環流量が高くなる。
本実施の形態の給湯装置35は、殺菌装置49を備える。殺菌装置49は、風呂循環流路の水に紫外線を照射するUV発生手段を有する。UV発生手段は、例えば、紫外線LED(Light Emitting Diode)を紫外線源とするものでもよいし、あるいは低圧水銀ランプを紫外線源とするものでもよい。図示の例では、風呂戻り配管28の途中に殺菌装置49が配置されているが、風呂往き配管27の途中に殺菌装置49を配置してもよい。
本実施の形態の給湯装置35は、殺菌運転を実行可能である。制御部36は、殺菌運転の実行を制御する。殺菌運転は、風呂循環ポンプ29により風呂循環流路に浴水を循環させながら、殺菌装置49のUV発生手段により当該浴水に紫外線を照射する運転である。殺菌運転において、制御部36は、風呂循環ポンプ29を運転させ、殺菌装置49のUV発生手段を点灯させる。殺菌運転が行われると、浴槽30内の浴水は、浴槽アダプタ80から風呂戻り配管28へ引き込まれ、殺菌装置49を通過する間に紫外線の照射を受ける。浴水に含まれる雑菌のDNAに紫外線が作用することにより、浴水が殺菌される。殺菌された浴水は、風呂用熱交換器20及び風呂往き配管27を通過して、浴槽アダプタ80から浴槽30内に流入する。殺菌運転を行うことで、浴槽30内の浴水を殺菌することができる。
図2は、図1に示す給湯装置35における殺菌運転のときの回路構成図である。図2に示すように、殺菌運転のとき、制御部36は、風呂循環ポンプ29を作動させて、浴槽30内の浴水を風呂循環流路に循環させる。殺菌運転のとき、制御部36は、殺菌装置49のUV発生手段を作動させて、風呂循環流路を循環する浴水に紫外線を照射させる。なお、殺菌運転の実行中においては、風呂循環ポンプ29と殺菌装置49とを一定時間の間だけ連続的に動作させてもよいし、一定時間内において風呂循環ポンプ29と殺菌装置49とを断続的に動作させてもよい。
本実施の形態において、制御部36は、殺菌装置49の動作時間の積算値、すなわち、UV発生手段の点灯時間の積算値(総点灯時間)を記憶することが可能に構成されている。そして、制御部36は、記憶した殺菌装置49の動作時間の積算値に応じて、殺菌運転の実行時の風呂循環ポンプ29と殺菌装置49との動作時間を変更する。
殺菌装置49の性能は、その動作時間の積算値、すなわち、UV発生手段の総点灯時間に依存する。そこで、本実施の形態では、上述したように、殺菌装置49の動作時間の積算値に応じて、殺菌運転の実行時の風呂循環ポンプ29と殺菌装置49との動作時間を変更する。これにより、給湯装置35は、浴水を十分に殺菌することが可能となる。
殺菌装置49の経年劣化による性能低下が起きている可能性は、殺菌装置49の動作時間の積算値が多いほど高まると考えられる。そこで、例えば、殺菌装置49の動作時間の積算値が多いほど、殺菌運転の実行時間を長くするとよい。また、例えば、殺菌運転の実行中に風呂循環ポンプ29と殺菌装置49とを断続的に動作させる場合は、殺菌装置49の動作時間の積算値が多いほど、殺菌運転の実行時間内における風呂循環ポンプ29と殺菌装置49とが動作している時間の比率を高めてもよい。
殺菌運転の実行時の風呂循環ポンプ29と殺菌装置49との動作時間が自動で変更された場合、ユーザーが不安を感じる可能性がある。そこで、殺菌運転の実行時の風呂循環ポンプ29と殺菌装置49との動作時間の変更の実施の有無をリモコン44等の操作部で設定可能としてもよい。
また、殺菌装置49の動作時間の積算値が基準時間以上となった場合に、リモコン44等の報知部で報知を行ってもよい。これにより、殺菌装置49の経年劣化をユーザーが認識することができ、例えば、速やかなメンテナンス等を行うことが可能となる。
殺菌装置49の性能低下には、UV発生手段の温度が影響する。UV発生手段の温度が高い状態で殺菌装置49を運転した方が、性能低下が早まる傾向にある。このため、殺菌装置49は、風呂循環流路を流れる浴水によりUV発生手段の高温化を抑制するように構成されることが望ましい。
殺菌運転の主な目的として、ユーザーが入浴する前に浴水の清潔性を確保する、ということが挙げられる。この場合は、浴水の温度が比較的高い状態、例えば40℃以上であることが想定される。また、殺菌運転の別の目的として、入浴後の残り湯の清潔性を確保する、ということも考えられる。この場合は、浴水の温度が比較的低い状態、例えば20℃程度であることが想定される。このように、殺菌運転の実行時における浴水の温度は、その時々によって大きく異なる可能性がある。上述したように、殺菌装置49の性能低下には、UV発生手段の温度に影響を与える浴水の温度が影響する。そこで、制御部36は、殺菌装置の動作時間の積算値を、浴水の温度に応じて補正してもよい。浴水の温度に応じて補正を行うことで、高精度の運転が可能となる。
例えば、制御部36は、殺菌装置49の動作時に風呂循環流路に流れる浴水の温度が基準値より高い場合は、殺菌装置49の実際の動作時間より多く見積もった補正時間を積算値として積算してもよい。基準値の情報は、例えば、予め制御部36に記憶される。例えば、浴水の温度が40℃の状態で殺菌装置49を60分動作させた場合、積算記憶する時間は、5%増やした63分としてもよい。
一方、例えば、制御部36は、殺菌装置49の動作時に風呂循環流路に流れる浴水の温度が基準値より低い場合は、殺菌装置49の実際の動作時間より少なく見積もった補正時間を積算値として積算してもよい。例えば、浴水の温度が20℃の状態で殺菌装置49を60分動作させた場合、積算記憶する時間は、5%減らした57分としてもよい。
制御部36が殺菌装置の動作時間の積算値を浴水の温度を利用して補正する場合、当該浴水の温度は、例えば、給湯装置35の設定温度等を利用してもよいし、実測値を利用してもよい。実測値を用いて補正時間の見積もりを行う場合には、より高精度の動作が可能となる。風呂循環流路を流れる浴水の温度は、例えば、風呂往き温度センサ37あるいは風呂戻り温度センサ38等の温度検出装置によって実測することができる。
1 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒配管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 水導入口、 8d 温水導入出口、 8e 温水導入出口、 8f 中温水導入出口、 8g 温水導入口、 9a 第一給水配管、 9b 第二給水配管、 9c 第三給水配管、 9d 第四給水配管、 10 低温配管、 11 三方弁、 12 熱源ポンプ、 13a 第一送水配管、 13b 第二送水配管、 14 HP往き配管、 15 HP戻り配管、 16 四方弁、 17a 第一温水配管、 17b 第二温水配管、 18 四方弁、 19a 第三温水配管、 19b 第四温水配管、 19c 第五温水配管、 20 風呂用熱交換器、 20a 第一タンク循環配管、 20b 戻り配管、 20c 第二タンク循環配管、 21 高温配管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 給湯配管、 25 風呂配管、 26 風呂用電磁弁、 27 風呂往き配管、 28 風呂戻り配管、 29 風呂循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 給湯装置、 36 制御部、 37 風呂往き温度センサ、 38 風呂戻り温度センサ、 39 外気温度センサ、 41 貯湯温度センサ、 42 貯湯温度センサ、 43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 45 風呂用流量センサ、 46 水位センサ、 47 流量センサ、 48 微細気泡発生装置、 49 殺菌装置、 50 逆止弁、 78 中温水切替弁、 79 中温配管、 80 浴槽アダプタ

Claims (7)

  1. 浴槽に接続された風呂循環流路に浴水を循環させる風呂循環ポンプと、
    前記風呂循環流路を流れる浴水に紫外線を照射する殺菌装置と、
    前記風呂循環ポンプにより前記風呂循環流路に浴水を循環させて前記殺菌装置により当該浴水に紫外線を照射する殺菌運転、の実行を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記殺菌装置の動作時間の積算値を記憶し、記憶した当該積算値に応じて、前記殺菌運転の実行時の前記風呂循環ポンプと前記殺菌装置との動作時間を変更することを特徴とする給湯装置。
  2. 前記制御手段は、前記殺菌装置の動作時間の積算値が多いほど、前記殺菌運転の実行時間を長くすることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記制御手段は、前記殺菌装置の動作時に前記風呂循環流路を流れる浴水の温度が基準値より高い場合には、当該殺菌装置の実際の動作時間より多く見積もった補正時間を前記積算値として積算して記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記殺菌装置の動作時に前記風呂循環流路を流れる浴水の温度が基準値より低い場合には、当該殺菌装置の実際の動作時間より少なく見積もった補正時間を前記積算値として積算して記憶することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の給湯装置。
  5. 前記風呂循環流路を流れる浴水の温度を実測する温度検出装置を備え、
    前記制御手段は、温度検出装置による前記風呂循環流路を流れる浴水の温度の実測値を用いて、前記補正時間を見積もることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の給湯装置。
  6. 前記制御手段による前記殺菌運転の実行時の前記風呂循環ポンプと前記殺菌装置との動作時間の変更の実施の有無を設定可能な操作部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の給湯装置。
  7. 前記殺菌装置の動作時間の積算値が基準時間以上となった場合に報知する報知部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の給湯装置。
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