JP7226267B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は給湯装置に関する。より具体的には、浴槽水を除菌するための除菌装置を備える給湯装置に関するものである。
従来、除菌装置として、紫外線照射装置、オゾン発生装置、及び、紫外線LED等を用いたものが知られている。紫外線LEDを除菌装置として使用するメリットは、紫外線照射装置及びオゾン発生装置に比べて消費電力が比較的少なく、駆動時間に対する寿命が長いことにある。しかし、紫外線LEDは、高温状態で長く使用された場合、輝度低下を起こしやすく、その結果、紫外線LEDの除菌性能が低下すると共に、紫外線LEDの寿命が短くなることが考えられる。これに対し、紫外線LEDの点灯中に発生する熱をファン又はヒートシンク等で排熱する等の対策が考えられている。
ところで、浴槽水を循環通流させて追い焚きできる給湯装置として、浴槽水を循環する通路の途中に、浴槽水を除菌するため除菌装置を配置したものが知られている。これに関し、例えば、特許文献1には、LEDを含むUV灯を用いた除菌装置を備える給湯装置が記載されており、除菌装置の長寿命化のため、浴槽水を循環させないときは除菌装置を点灯させないようにすることでUV等の点灯時間を短くする制御方法が示されている。
特開2018-54179号公報
給湯装置は、湯を蓄える性質上、特に使用中には内部の温度が高温となる。従って、給湯装置の除菌装置として紫外線LEDが用いられる場合には、紫外線LEDにファン又はヒートシンク等を設定しても、それによる放熱効果は十分に得られない可能性がある。また特許文献1の制御は、除菌装置の駆動時間の短縮化を図るものであるが、UV灯が発する熱の放熱については何ら考慮しておらず、この点で改善の余地が残る。
本発明は、上記のような問題点を解決するもので、給湯装置の内部で使用される場合でも、紫外線LEDを効果的に放熱できるように改良された給湯装置を提供するものである。
本発明の給湯装置は、浴槽に設けられた吸込口と吐出口とを接続する追焚循環路と、追焚循環路に設置され、作動により、追焚循環路に浴槽水を循環させる循環ポンプと、追焚循環路に、浴槽水との熱交換により放熱可能な状態で配置され、点灯により浴槽水に除菌効果を有する波長域の光線を照射するLEDと、循環ポンプの作動及び停止の切り替えと、LEDの点灯及び消灯の切り替えと、を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、LEDを点灯させる時は、循環ポンプを作動させると共に、LEDを消灯した時点から放熱のために設定された放熱時間が経過するまでの間、循環ポンプが作動された状態を維持するように構成されている。
ここで、制御装置は、放熱時間は、LEDの点灯から消灯までの点灯時間に応じて設定するように構成され、点灯時間が長い場合に設定される放熱時間の方が、点灯時間が短い場合に設定される放熱時間よりも長い、ものであってもよい。
あるいは、給湯装置は、浴槽の吐出口から導出される浴槽水の温度を検出する温度検出手段を備え、制御装置は、放熱時間を、温度検出手段によって検出された浴槽水の温度に応じて設定するように構成され、浴槽水の温度が高い場合に設定される放熱時間の方が、浴槽水の温度が低い場合に設定される放熱時間よりも長い、ものであってもよい。
また、制御装置は、LEDの点灯から消灯までの点灯時間に応じて、放熱時間の間に追焚循環路に循環させる浴槽水の流量を制御するように構成され、点灯時間が長い場合に制御される流量の方が、点灯時間が短い場合に制御される流量よりも多い、ものであってもよい。
また、給湯装置は、浴槽の吐出口から導出される浴槽水の温度を検出する温度検出手段を、備え、制御装置は、浴槽水の温度に応じて、放熱時間の間に追焚循環路に循環させる浴槽水の流量を制御するように構成され、
浴槽水の温度が高い場合に制御される流量の方が、浴槽水の温度が低い場合に制御される流量よりも多い、ものであってもよい。
本発明の給湯装置によれば、浴槽水との熱交換により、LEDを効果的に冷却しながら使用することができる。従って、LEDの長寿命化を図るとともに、LEDの高い除菌性能を確保して、衛生性の高い浴槽水を提供することができる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯装置の構成を模式的に示す図である。 紫外線照射量と浴槽水除菌の効果との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における除菌運転時の紫外線LEDの点灯と消灯と、循環ポンプの停止とのタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1における紫外線LEDの点灯時間と、浴槽水の温度と、放熱時間との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1の除菌運転時の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における紫外線LEDの点灯時間と、浴槽水の温度と、浴槽水の流量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態3における除菌運転時の紫外線LEDの点灯と消灯と、循環ポンプの停止とのタイミングを示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。また、本発明は、以降に示す各実施の形態のあらゆる組み合わせを含むものとする。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の貯湯式給湯装置35の構成を模式的に示す図である。図1に示されるように、本実施の形態1の貯湯式給湯装置35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、リモコン装置44と、を備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14、HP戻り配管15、及び、図示しない電気配線を介して接続されている。
HPユニット7は、タンクユニット33から導かれた水を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、及び、空気熱交換器6を冷媒配管5により環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱交換させる。HPユニット7は、電力により駆動される。
タンクユニット33には、以下の各種部品や配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、温水を貯えるためのものである。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を取り出すための給湯管路21と、送湯配管13とが接続されている。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42、43が高さを変えて取り付けられている。
タンクユニット33内には、熱源ポンプ12、ふろ熱交換器20、及び、循環ポンプ29が設けられている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の各種配管に温水を循環させるためのポンプであり、HP往き配管14上に設けられている。
三方弁11は、流入口であるa及びbポートと、流出口であるcポートとを有する流路切替手段である。HP往き配管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の水冷媒熱交換器3の水入口とを接続する。三方弁11は、貯湯タンク8の下部の水導出口8bに接続する水導出口配管10とHP往き配管14とが連通する形態(a-c経路)と、ふろ熱交換器20の1次側出口に接続する温水導出配管20bとHP往き配管14とが連通する形態(b-c経路)と、の2つの流路形態の何れかにタンクユニット33内の温水の流路を切り替える。
四方弁18は、a、b、c、及び、dポートを有する流路切替手段である。四方弁18の流入口であるcポートには、HPユニット7の水冷媒熱交換器3の水出口に接続されたHP戻り配管15が接続し、bポートには、HP往き配管14における熱源ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐する第二バイパス配管17が接続している。四方弁18の流出口であるdポートには、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dに接続する送湯配管13が接続し、aポートには、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cに接続する第一バイパス配管16が接続する。四方弁18の切り替えによって、HP戻り配管15側から湯水が流入する形態と、第二バイパス配管17側から湯水が流入する形態とが切り替えられるとともに、送湯配管13に湯水が流出する形態と、第一バイパス配管16に流出する形態とが切り替えられる。
さらに、タンクユニット33は、第一給水配管9a、第二給水配管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第一給湯配管24、及び、第二給湯配管25を有している。第一給水配管9aの一端は水道等の水源に接続される。第一給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続される。第二給水配管9bは、途中から分岐して、給湯用混合弁22の二つの入口のうちの一方と、ふろ用混合弁23の二つの入口のうちの一方とにそれぞれ接続されている。
給湯管路21は、一端が貯湯タンク8の上部に接続され、他端は、途中から分岐して、給湯用混合弁22の二つの入口のうちの他方と、ふろ用混合弁23の二つの入口のうちの他方とにそれぞれ接続されている。給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から給湯管路21を介して供給される湯と、第二給水配管9bから供給される低温水との流量比を可変とすることで湯温を調整する。給湯用混合弁22の出口は、第一給湯配管24の一端に接続されている。第一給湯配管24の他端は、給湯栓34に接続されている。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、第一給湯配管24と、給湯栓34と、給湯栓34に接続された図示しない外部配管とを経由して、シャワー、カラン、流し台、及び、洗面台の蛇口等へ送られる。
ふろ用混合弁23は、貯湯タンク8から給湯管路21により供給される湯と、第二給水配管9bから供給される低温水との流量比を可変とすることで湯温を調整する。ふろ用混合弁23の出口は、第二給湯配管25の一端に接続されている。第二給湯配管25の他端は、ふろ往き配管27の、ふろ熱交換器20とふろ往き温度センサ37との間の部分に接続されている。第二給湯配管25の途中には、第二給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第二給湯配管25を通る湯の流量を検知するふろ用流量センサ45とが設けられている。ふろ用混合弁23で温度調整された湯は、第二給湯配管25及びふろ往き配管27を経て、浴槽30に流入する。
浴槽30に設けられた吸込口と吐出口とは追焚循環路によって接続され、これにより浴槽30内の浴槽水が導出されて循環するように構成されている。追焚循環路は、浴槽30とふろ往き配管27とふろ戻り配管28とからなる。ふろ熱交換器20は、ふろ戻り配管28の途中に設置されている。ふろ熱交換器20の1次側入口には、送湯配管13の途中から分岐する温水導入配管20aが接続されている。ふろ熱交換器20は、貯湯タンク8又はHPユニット7から供給される高温の湯と、浴槽30から導かれた浴槽水との熱交換を行うことで、浴槽水を加熱する熱交換器である。
ふろ往き配管27の途中には、ふろ熱交換器20から出た熱交換後の浴槽水の温度を検知するふろ往き温度センサ37が設置されている。また、ふろ戻り配管28の途中には、循環ポンプ29と、フロースイッチ19と、ふろ戻り温度センサ38と、除菌装置39と、が設置されている。循環ポンプ29は、追焚循環路に浴槽水を循環させる。フロースイッチ19は、ふろ戻り配管28内の浴槽水の流れの有無を検知すると共に、ふろ戻り配管28内を循環する浴槽水の流量を検出する流量検出手段である。ふろ戻り温度センサ38は、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出する温度検出手段である。
除菌装置39は、浴槽30から出た浴槽水を除菌する装置である。本実施の形態では、除菌装置39として紫外線LEDを用いる。紫外線LEDは、除菌効果を有する波長域の紫外線を照射する。除菌装置39は、紫外線LEDが発する光が、ふろ戻り配管28内を流通する浴槽水に照射されるように設置されている。また、除菌装置39は、紫外線LEDが浴槽水によって冷却されやすい状態でふろ戻り配管28に設置されている。
タンクユニット33には、制御装置36が内蔵されている。制御装置36は、少なくとも一つのプロセッサと、少なくとも一つのメモリとを備える。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種の弁類及びポンプ類等は制御装置36に電気的に接続され、これら弁類及びポンプ類等は制御装置36により制御される。
制御装置36とリモコン装置44とは、相互に通信可能に接続されている。リモコン装置44は、給湯装置の運転動作指令及び設定値の変更操作をするユーザーインターフェース装置である。リモコン装置44の設置場所に限定はない。リモコン装置44の設置場所としては、例えば、浴室及び台所等が挙げられる。また、リモコン装置44は1台でも良いし異なる場所に複数台設置されてもよい。リモコン装置44の他に、例えばスマートフォンのような携帯端末が貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースとして使用可能であってもよい。
リモコン装置44は、表示部44a及び操作部44bを備える。表示部44aは、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部44aは、報知手段としての機能を有し、例えば、貯湯式給湯装置35の状態に関する情報、及び、貯湯式給湯装置35の設定内容に関する情報などを表示できる。操作部44bは、ユーザーが操作するためのボタン、ダイヤル、及び、キーなどを含んでもよい。表示部44aは、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。リモコン装置44は、スピーカ及びマイク等をさらに備えてもよい。
制御装置36は、貯湯温度センサ42、43で貯湯タンク8内の温水の温度分布を計測することにより、貯湯タンク8内の残湯量及び蓄熱量を検出する。制御装置36は、検出された残湯量及び蓄熱量等に基づいて、HPユニット7により水を加熱して生成した湯を貯湯タンク8内に貯える沸き上げ運転の開始及び停止などを制御する。
沸き上げ運転では、HPユニット7及び熱源ポンプ12を稼動させる。三方弁11は、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通する形態(a-c経路)とされる。四方弁18は、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通する形態(c-d経路)とされる。熱源ポンプ12が稼動することで、貯湯タンク8内の下部の水が、水導出口8b、水導出口配管10、三方弁11、HP往き配管14を経由し、HPユニット7の水冷媒熱交換器3へ送られる。そして、水冷媒熱交換器3を通過する間に加熱されて高温になった湯は、HP戻り配管15、四方弁18、送湯配管13、温水導入出口8dを通り、貯湯タンク8内の上部に流入する。このような貯湯運転により、貯湯タンク8内に上から下に向かって湯が貯えられ、蓄熱される。
制御装置36は、浴槽30内の湯を加温または保温するための追いだき運転の動作を制御する。追いだき運転では、熱源ポンプ12及び循環ポンプ29を稼動させる。 熱源ポンプ12が稼動することで、貯湯タンク8内の上部から導出される高温の湯が、熱源流体として、温水導入出口8d、送湯配管13の一部、及び、温水導入配管20aを介して、ふろ熱交換器20へ送られる。ふろ熱交換器20における浴槽水との熱交換により温度低下した熱源流体は、温水導出配管20b、三方弁11、HP往き配管14の一部、第二バイパス配管17、四方弁18、第一バイパス配管16、及び、温水導入口8cを介して、貯湯タンク8内に戻される。ただし、追いだき運転は、熱源流体が貯湯タンク8に戻される形態に限らず、HPユニット7を経由して、ふろ熱交換器20へ送られる循環形態で運転することもできる。
循環ポンプ29が稼動することで、浴槽30からふろ戻り配管28へ浴槽水が引き込まれ、ふろ熱交換器20へ送られる。浴槽水は、ふろ熱交換器20における熱源流体との熱交換により加熱され、ふろ往き配管27を介して浴槽30へ戻される。
次に、本実施の形態で制御装置36が実行する除菌運転について説明する。浴槽30内の菌の発生数は、浴槽30に浴槽水を張った直後から増加していく。従って、菌の増加を抑制するための除菌運転を実施する。図1には、貯湯式給湯装置35の除菌運転動作時の回路が、矢印Aで示されている。
除菌運転を実行する際、制御装置36は、循環ポンプ29を作動すると共に、除菌装置39の紫外線LEDへの電力供給を行う。これにより、図1に矢印で示されるように、追焚循環路に浴槽水が循環する。浴槽水は、ふろ戻り配管28の除菌装置39の設置部を通過する際に、紫外線LEDからの光線を受けて除菌される。
本実施の形態において、除菌運転の実行タイミング及びその長さに限定はない。例えば、制御装置36は、例えば、追いだき運転により循環ポンプ29が作動している間、紫外線LEDを一定時間の間点灯する1サイクルの除菌動作を、所定のインターバル期間をおいて間欠的に自動的に繰り返すように構成されていてもよい。また、浴槽30内の浴槽水が所定量以上である場合に、一定の間隔で循環ポンプ29を自動的に作動させて、紫外線LEDを点灯する1サイクルの除菌動作を、所定のインターバル期間をおいて間欠的に自動的に繰り返すように構成されていてもよい。また、ユーザーがリモコン装置44等により、除菌運転の開始を指示できる構成としてもよい。
図2は、紫外線照射量と浴槽水除菌の効果との関係を示す図である。図2において横軸は紫外線量を示し、縦軸は浴槽水除菌率を示す。図2から、紫外線を浴槽水に照射することにより、浴槽水の除菌が可能であり、照射する紫外線量が多いほど、その効果が高くなることがわかる。
ところで、紫外線LEDはその特性上、紫外線LEDを動作させる電流、累積動作時間、及び発熱量に応じて、輝度低下を起こす。このため紫外線LEDの除菌性能を維持しつつ高寿命化を図るためには、紫外線LEDの点灯時に発する熱を効果的に放熱することが重要となる。
そこで、本実施の形態の除菌装置39は、紫外線LEDと循環する浴槽水との間で熱交換ができる状態で配置されている。通常、浴槽水は、入浴に使用する40℃前後の温度以下となっている。従って、浴槽水との熱交換により紫外線LEDを十分に放熱しながら使用することができ、紫外線LEDの輝度低下を抑制することが可能となっている。
また、紫外線LEDの停止と同時に循環ポンプ29を停止させ浴槽水の循環を停止すると、紫外線LEDと浴槽水との間の熱交換が進みにくくなり、紫外線LEDの内部に熱が残る恐れがある。このため、制御装置36は、紫外線LEDの点灯停止後、紫外線LEDの内部に残る熱を十分に放熱するべく、紫外線LEDの消灯より後に循環ポンプ29を停止させるように制御する。
図3は、除菌運転時の紫外線LEDの点灯と消灯と、循環ポンプ29の停止とのタイミングを時系列で表したタイミングチャートである。図3の縦軸は紫外線LEDに供給する電流を表し、横軸は時間を表す。図3の例では、時間T1において紫外線LEDに電流が供給されて紫外線LEDが点灯され、その後、除菌が完了し、時間T2で消灯とされている。そして、T2の紫外線LEDの消灯から所定の放熱時間が経過するまでの間は、循環ポンプ29の停止を禁止し、循環ポンプ29を作動を継続させる。図3の例では、時間T3に放熱時間が経過し、この時点で、循環ポンプ29が停止されている。
紫外線LED消灯後、循環ポンプ29の停止を禁止する所定の放熱時間は、制御装置36によって設定される時間である。具体的に、制御装置36には、予め、放熱時間と紫外線LEDの点灯時間との関係、及び、放熱時間と浴槽水の温度との具体的な関係が記憶されている。図4は、紫外線LEDの点灯時間と、浴槽水の温度と、放熱時間との関係を示す図である。図4の横軸は紫外線LEDの点灯時間であり、縦軸は放熱時間を示す。また、実線aは、浴槽水が高温の場合、実線bは浴槽水が中温の場合、実線cは浴槽水が低温の場合を示す。
紫外線LEDは点灯後、発熱し徐々に高温となっていく。従って、放熱時間は、図4に示されるように、紫外線LEDの点灯時間に対して比例的に増加するように、紫外線LEDの点灯時間と放熱時間との関係が定められている。なお、ここでの点灯時間は、紫外線LEDが点灯されてから消灯されるまでの時間、即ち、1回の除菌動作での連続的な点灯時間を意味するものとする。
また浴槽水の温度は、ユーザーの設定によって異なる。そして、紫外線LEDは浴槽水との熱交換で冷却される構成であるので、冷却性能は、浴槽水の温度が低いほど高くなる。従って、制御装置36は、図4に示されるように、同一の紫外線LED点灯時間で比較した場合、浴槽水の温度が高い範囲にある場合の方が、相対的に放熱時間が長く設定され、浴槽水の温度が低い範囲にある場合の方が、相対的に放熱時間が短くなるように、浴槽水と放熱時間との関係が定められている。
制御装置36は、上記のような関係に基づいて、紫外線LEDの点灯時間及び浴槽水の温度に応じた放熱時間を設定する。なおここで、浴槽水の温度としては、例えば、ふろ戻り温度センサ38により計測された浴槽水の温度を用いることができる。また、制御装置36は、紫外線LEDの点灯から消灯するまでの時間、即ち点灯時間をカウントする機能を有している。
図5は、本実施の形態の除菌運転時の制御動作を示すフローチャートである。図5の制御は、一定の周期で繰り返し実行される。図5のステップS102では、除菌運転が開始されるか否かが判別される。除菌運転は予め制御装置36により設定されたタイミング又はユーザーにより指定されたタイミングで開始される。ステップS102で除菌運転が開始されないと判別された場合、今回の処理はこのまま終了する。
一方、ステップS102で除菌運転が開始されると判別された場合、次に、ステップS104に進む。ステップS104では、循環ポンプ29の運転が開始されるか、あるいは循環ポンプ29が既に作動状態にある場合には、その状態が維持され、循環ポンプ29の停止が禁止される。
次に、ステップS106に進み、除菌装置39の紫外線LEDに電源配線から電力が供給され紫外線LEDが点灯される。次に、ステップS108に進み、除菌運転を終了するか否かが判別される。ここでは、例えば、1サイクルの除菌動作時間が予め設定されている場合には、除菌運転開始から除菌動作時間が経過したか否かに基づいて、除菌運転の終了と判別される。また、除菌運転の実行中に、ユーザーのリモコン装置44の操作により除菌運転の停止の指示がなされた場合には、ステップS108において除菌運転終了と判別される。
ステップS108において、除菌運転を終了しないと判別された場合には、処理はステップS108に戻され、除菌運転の終了と判別されるまでステップS108の判別処理が定期的に繰り返される。一方、ステップS108で、除菌運転を終了すると判別された場合、処理はステップS110に進む。ステップS110では、紫外線LEDへの電力供給が停止され、紫外線LEDが消灯される。なお、この段階では、ステップS104で設定された、循環ポンプ29の停止を禁止する状態が維持されており、追焚循環路には浴槽水が循環している。
次に、ステップS112に進み、今回の除菌運転での紫外線LEDの点灯時間が取得される。次に、ステップS114に進み、浴槽水の温度が検出される。次に、ステップS116に進み、放熱時間が設定される。上述したように、制御装置36は、予め記憶された浴槽水の温度と紫外線LEDの点灯時間と放熱時間との関係に基づいて、ステップS114で取得された浴槽水の温度とステップS112で取得された紫外線LEDの点灯時間とに応じた放熱時間を算出し、これを今回の放熱時間として設定する。
次に、ステップS118に進み、紫外線LEDを消灯してからの経過時間が放熱時間に達したか否かが判別される。ステップS118で、経過時間が放熱時間に達していないと判別された場合には、処理はステップS118に戻される。経過時間が放熱時間に達したと判別されるまでの間、定期的にステップS118の判別処理が繰り返される。
一方、ステップS118で経過時間が放熱時間に達したと判別された場合、循環ポンプ29の停止が許可される。例えば、追いだき運転中など必要な場合には、循環ポンプ29は作動状態で維持される。その後今回の処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、除菌装置39の紫外線LEDの点灯中及び消灯後放熱時間が経過するまでの間、紫外線LEDは浴槽水との熱交換により冷却される。これにより、紫外線LEDの放熱を効果的に行うことができ、紫外線LEDの輝度低下を抑制することができる。従って、浴槽水の除菌効果を高く維持することができるとともに、除菌効果の高寿命化を図ることができる。
また、紫外線LEDの消灯後の放熱時間は、紫外線LEDの点灯時間と浴槽水の温度に応じて決定される。つまり放熱時間は、紫外線LEDの発熱量と冷却効率とを考慮したものとなっている。従って、紫外線LEDを十分に放熱できるとともに、不必要な循環ポンプ29の作動を抑えることができ、放熱のための循環ポンプ29の作動による電力消費量の増大分を小さく抑えることができる。
なお、本実施の形態では、放熱時間を、紫外線LEDの点灯時間及び浴槽水の温度の両方を考慮して決定する構成とした。しかし、これに限らず、点灯時間及び浴槽水の温度のうちいずれか一方のみに応じて放熱時間を設定する構成としてもよい。放熱時間を点灯時間に応じて設定する場合には、点灯時間が長い場合に設定される放熱時間の方が、点灯時間が短い場合に設定される放熱時間よりも長くなるようにする。また、浴槽水の温度に応じて放熱時間を設定する場合には、浴槽水の温度が高い場合に設定される放熱時間の方が、浴槽水の温度が低い場合に設定される放熱時間よりも長くなるようにする。これは以下の実施の形態2及び3にも適用される。
また、除菌運転中は、リモコン装置44の表示部に除菌中であることを表示することで、ユーザーに報知する構成としてもよい。また、紫外線LED点灯停止後の放熱期間経過までは、浴槽水の循環による冷却中であること表示部に表示してユーザーに報知する構成としてもよい。これによりユーザーは、除菌動作停止後にも浴槽水が循環している理由を容易に認識することができる。これは以下の実施の形態2及び3にも適用される。
また、本実施の形態では、追いだき運転中の除菌運転を禁止していない。しかしながら、追いだき運転中は、除菌装置39の動作を禁止するようにしてもよい。追いだき運転は、浴槽水の湯を温める動作であるため、除菌装置39に接する浴槽水も高温になる。従って、追いだき運転中でない場合のみ、紫外線LEDの点灯を許可する構成とすることで、紫外線LEDを十分に放熱しながら除菌を行うことができ、除菌効果をより高めると共に、除菌装置39の更なる高寿命化を図ることができる。これは以下の実施の形態2及び3にも適用される。
実施の形態2.
実施の形態2では、除菌運転での紫外線LED消灯後、紫外線LEDを冷却するための循環ポンプの運転時間は、予め設定された一定の時間とする。制御装置36は、この一定の時間の間に、紫外線LEDの十分な放熱ができるように、循環させる浴槽水の流量を変更する。
図6は、紫外線LEDの点灯時間と、循環する浴槽水の温度と流量との関係を示す図である。図6の横軸は紫外線LEDの点灯時間であり、縦軸は循環させる浴槽水の流量を示す。また、実線e、f、gはそれぞれ、浴槽水が高温、中温、低温の場合を示す。
紫外線LEDの点灯時間と流量との関係は、図6に示されるように、浴槽水の流量が、紫外線LEDの点灯時間に対して、比例的に増加するように定められている。また浴槽水の温度が高い範囲にある場合の方が、流量が多くなり、浴槽水の温度が低い範囲にある場合の方が、相対的に流量が少なくなるように、浴槽水の温度と流量との関係が定められている。制御装置36にはこのように定められた関係性が記憶されており、制御装置36は、この関係に基づいて、紫外線LEDの点灯時間及び浴槽水の温度に応じた浴槽水の流量を設定する。制御装置36は、設定された流量に応じた制御量で、循環ポンプの回転数を制御することで、浴槽水の流量を目標とする流量に制御する。
本実施の形態の制御装置36が除菌運転を行う場合、図5のステップS116の放熱時間の設定に替えて、循環させる流量の算出が行われ、算出された流量に応じて循環ポンプの回転数が制御される。その後、ステップS118では、紫外線LEDの消灯から一定時間が経過したか否かが判別され、一定時間の経過が認められた場合に、ステップS120で循環ポンプの停止が許可される。
以上説明したように、実施の形態2では、紫外線LED消灯後の一定時間に、十分な流量で浴槽水を循環させることで、紫外線LEDの十分な放熱を行うことができる。
なお、本実施の形態では、紫外線LED消灯後の浴槽水の流量を、紫外線LEDの点灯時間及び浴槽水の温度の両方を考慮して決定する構成とした。しかし、これに限らず、点灯時間及び浴槽水の温度のうちいずれか一方のみに応じて流量を設定する構成としてもよい。流量を点灯時間に応じて設定する場合には、点灯時間が長い場合に設定される流量の方が、点灯時間が短い場合に設定される流量よりも多くなるようにする。また、浴槽水の温度に応じて流量を設定する場合には、浴槽水の温度が高い場合に設定される流量の方が、浴槽水の温度が低い場合に設定される流量よりも長くなるようにする。これは以下の実施の形態3にも適用される。
なお、追いだき中運転中に除菌運転を終了され紫外線LEDを消灯する場合に、浴槽水の流量を変更すると、ユーザーが違和感を覚える可能性がある。従って、このような場合には、流量の変更を禁止する構成としてもよい。この場合、放熱時間は、実施の形態1と同様に、浴槽水の温度と紫外線LEDの点灯時間とに応じて設定される構成としてもよい。あるいは、放熱時間は、実施の形態2で規定されている一定時間を補正する形で設定してもよい。即ち、現在の浴槽水の流量が、紫外線LEDの点灯時間と浴槽水の温度とに応じて定められた紫外線LED消灯後の流量に対して小さい場合ほど一定時間を長くするように補正する構成としてもよい。これは以下の実施の形態3にも適用される。
また、浴槽水の流量の変更が禁止されている場合、制御装置36は、例えば、放熱時間を、浴槽水の流量に応じて設定する構成としてもよい。この場合、流量が多い場合に設定される放熱時間の方が、流量が少ない場合に設定される放熱時間よりも短くなるようにする。
実施の形態3.
実施の形態3の貯湯式給湯装置は、除菌運転を開始する前に、紫外線LEDの放熱のため循環ポンプ29を作動する制御が実行されるように構成されている点を除き、実施の形態1又は2の貯湯式給湯装置と同一である。
図7は、除菌運転に際しての紫外線LEDの点灯と消灯と、循環ポンプ29の作動及び停止のタイミングを時系列で表したタイミングチャートである。図7の縦軸は紫外線LEDに供給する電流であり、横軸は時間を表す。
図7に示される例では、除菌運転を開始する場合、紫外線LEDの点灯開始の時間T1より一定時間前の時間T0で、循環ポンプ29を作動させている。ここでの一定時間は、循環ポンプ29の作動開始からふろ戻り配管28に浴槽水が満たされるまでに必要な時間以上の時間となるように予め定められている。
これにより、紫外線LEDが、ふろ戻り配管28に浴槽水が満たされていない状態で点灯されるのを防止することができる。従って、紫外線LEDが点灯により高温となるのを、より確実に抑制することができ、紫外線LEDの更なる高寿命化を図ることができる。
1 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒配管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 温水導入口、 8d 温水導入出口、 9a 第一給水配管、 9b 第二給水配管、 9c 第三給水配管、 10 水導出口配管、 11 三方弁、 12 熱源ポンプ、 13 送湯配管、 14 HP往き配管、 15 HP戻り配管、 16 第一バイパス配管、 17 第二バイパス配管、 18 四方弁、 19 フロースイッチ、 20 ふろ熱交換器、 20a 温水導入配管、 20b 温水導出配管、 21 給湯管路、 22 給湯用混合弁、 23 ふろ用混合弁、 24 第一給湯配管、 25 第二給湯配管、 26 ふろ用電磁弁、 27 ふろ往き配管、 28 ふろ戻り配管、 29 循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御装置、 37 ふろ往き温度センサ、 38 ふろ戻り温度センサ、 39 除菌装置、 42、43 貯湯温度センサ、 44 リモコン装置、 44a 表示部、 44b 操作部、 45 ふろ用流量センサ

Claims (11)

  1. 浴槽に設けられた吸込口と吐出口とを接続する追焚循環路と、
    前記追焚循環路に設置され、作動により、前記追焚循環路に浴槽水を循環させる循環ポンプと、
    前記追焚循環路に、前記浴槽水との熱交換により放熱可能な状態で配置され、点灯により前記浴槽水に除菌効果を有する波長域の光線を照射するLEDと、
    前記循環ポンプの作動及び停止の切り替えと、前記LEDの点灯及び消灯の切り替えと、を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記LEDを点灯させる時は、前記循環ポンプを作動させると共に、
    前記LEDを消灯した時点から放熱のために設定された放熱時間が経過するまでの間、前記循環ポンプが作動された状態を維持する、
    ように構成され、かつ、
    前記放熱時間を、前記LEDの点灯から消灯までの点灯時間に応じて設定するように構成され、
    前記点灯時間が長い場合に設定される前記放熱時間の方が、前記点灯時間が短い場合に設定される前記放熱時間よりも長い、
    ことを特徴とする給湯装置。
  2. 浴槽に設けられた吸込口と吐出口とを接続する追焚循環路と、
    前記追焚循環路に設置され、作動により、前記追焚循環路に浴槽水を循環させる循環ポンプと、
    前記追焚循環路に、前記浴槽水との熱交換により放熱可能な状態で配置され、点灯により前記浴槽水に除菌効果を有する波長域の光線を照射するLEDと、
    前記浴槽の前記吐出口から導出される前記浴槽水の温度を検出する温度検出手段
    前記循環ポンプの作動及び停止の切り替えと、前記LEDの点灯及び消灯の切り替えと、を制御する制御装置と、
    備え、
    前記制御装置は、
    前記LEDを点灯させる時は、前記循環ポンプを作動させると共に、
    前記LEDを消灯した時点から放熱のために設定された放熱時間が経過するまでの間、前記循環ポンプが作動された状態を維持する、
    ように構成され、かつ、
    前記放熱時間を、前記温度検出手段によって検出された前記浴槽水の温度に応じて設定するように構成され、
    前記浴槽水の温度が高い場合に設定される前記放熱時間の方が、前記浴槽水の温度が低い場合に設定される前記放熱時間よりも長い、
    ことを特徴とする給湯装置。
  3. 浴槽に設けられた吸込口と吐出口とを接続する追焚循環路と、
    前記追焚循環路に設置され、作動により、前記追焚循環路に浴槽水を循環させる循環ポンプと、
    前記追焚循環路に、前記浴槽水との熱交換により放熱可能な状態で配置され、点灯により前記浴槽水に除菌効果を有する波長域の光線を照射するLEDと、
    前記循環ポンプの作動及び停止の切り替えと、前記LEDの点灯及び消灯の切り替えと、を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記LEDを点灯させる時は、前記循環ポンプを作動させると共に、
    前記LEDを消灯した時点から放熱のために設定された放熱時間が経過するまでの間、前記循環ポンプが作動された状態を維持する、
    ように構成され、かつ、
    前記LEDの点灯から消灯までの点灯時間に応じて、前記放熱時間の間に前記追焚循環路に循環させる前記浴槽水の流量を制御するように構成され、
    前記点灯時間が長い場合に制御される前記流量の方が、前記点灯時間が短い場合に制御される前記流量よりも多い、
    ことを特徴とする給湯装置。
  4. 浴槽に設けられた吸込口と吐出口とを接続する追焚循環路と、
    前記追焚循環路に設置され、作動により、前記追焚循環路に浴槽水を循環させる循環ポンプと、
    前記追焚循環路に、前記浴槽水との熱交換により放熱可能な状態で配置され、点灯により前記浴槽水に除菌効果を有する波長域の光線を照射するLEDと、
    前記浴槽の前記吐出口から導出される前記浴槽水の温度を検出する温度検出手段
    前記循環ポンプの作動及び停止の切り替えと、前記LEDの点灯及び消灯の切り替えと、を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記LEDを点灯させる時は、前記循環ポンプを作動させると共に、
    前記LEDを消灯した時点から放熱のために設定された放熱時間が経過するまでの間、前記循環ポンプが作動された状態を維持する、
    ように構成され、かつ、
    前記浴槽水の温度に応じて、前記放熱時間の間に前記追焚循環路に循環させる前記浴槽水の流量を制御するように構成され、
    前記浴槽水の温度が高い場合に制御される前記流量の方が、前記浴槽水の温度が低い場合に制御される前記流量よりも多い、
    ことを特徴とする給湯装置。
  5. 前記浴槽の前記吐出口から導出される前記浴槽水の温度を検出する温度検出手段を、更に備え、
    前記制御装置は、前記放熱時間を、前記温度検出手段によって検出された前記浴槽水の温度に応じて設定するように構成され、
    前記浴槽水の温度が高い場合に設定される前記放熱時間の方が、前記浴槽水の温度が低い場合に設定される前記放熱時間よりも長い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  6. 前記制御装置は、前記LEDの点灯から消灯までの点灯時間に応じて、前記放熱時間の間に前記追焚循環路に循環させる前記浴槽水の流量を制御するように構成され、
    前記点灯時間が長い場合に制御される前記流量の方が、前記点灯時間が短い場合に制御される前記流量よりも多い、
    ことを特徴とする請求項1、2、及び、5の何れか1項に記載の給湯装置。
  7. 前記浴槽の前記吐出口から導出される前記浴槽水の温度を検出する温度検出手段を、更に備え、
    前記制御装置は、前記浴槽水の温度に応じて、前記放熱時間の間に前記追焚循環路に循環させる前記浴槽水の流量を制御するように構成され、
    前記浴槽水の温度が高い場合に制御される前記流量の方が、前記浴槽水の温度が低い場合に制御される前記流量よりも多い、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、5、及び、6の何れか1項に記載の給湯装置。
  8. 前記制御装置は、前記LEDの点灯を、前記循環ポンプの作動を開始してから一定の時間が経過した時点で行うことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の給湯装置。
  9. 前記給湯装置の動作状態を報知する報知手段を、更に備え、
    前記制御装置は、前記LEDを消灯させた後前記放熱時間が経過するまでの間、前記LEDの冷却のため前記浴槽水を循環中であることを前記報知手段により報知する、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の給湯装置。
  10. 前記追焚循環路に循環する浴槽水の流量を検出する流量検出手段を、更に備え、
    前記制御装置は、前記浴槽水の流量を変更できない場合には、前記放熱時間を、前記流量に応じて設定するように構成され、
    前記流量が多い場合に設定される放熱時間の方が、前記流量が少ない場合に設定される放熱時間よりも短い、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の給湯装置。
  11. 前記追焚循環路に、前記浴槽水を加熱する加熱手段を、更に備え、
    前記制御装置は、前記循環ポンプを作動させて循環する前記浴槽水を前記加熱手段により加熱する追いだき運転を実行している間は、前記LEDを点灯させないことを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の給湯装置。
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