JP7139942B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯装置に関する。
下記特許文献1には、浴槽水の循環による除菌機能を有する風呂システムが開示されている。この風呂システムは、以下のように構成されている。浴槽内の循環アダプタと接続された追焚循環路には、循環ポンプの作動によって、浴槽水の循環経路が形成される。UVユニットは、追焚循環路に配置されて、UV灯の点灯により、UVユニットを通過する浴槽水を除菌する。コントローラは、循環ポンプが作動した状態における浴槽水の循環流量、及び、浴槽内の浴槽水量の少なくとも一方に基づいて、循環流量が多いほど、または、浴槽水量が少ないほど、除菌運転中におけるUV灯の点灯時間の比率を低下させるようにUV灯を制御する。
特開2018-054180号公報
特許文献1のように、浴槽水の循環流量が多いほど、または、浴槽水量が少ないほど、除菌運転中におけるUV灯の点灯時間の比率を低下させるようにUV灯を制御すると、除菌効果が低下するため、十分に除菌できない可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、高い除菌効果を得ることと、UV照射手段の寿命を長くすることとを両立する上で有利になる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、浴槽から取り出した流体を、熱交換器を経由して浴槽へ戻す風呂循環流路に流体を循環させる循環ポンプと、流体に紫外線を照射するUV照射手段と、循環ポンプの運転中に風呂循環流路を流れる流体にUV照射手段により紫外線を照射するUV照射運転を制御する制御手段と、を備え、第一の除菌モードにおいて、制御手段は、循環ポンプの回転数が所定回転数以上のときにはUV照射手段により紫外線を照射し、循環ポンプが所定回転数未満の回転数で運転されているときには紫外線の照射を停止するものである。
本発明によれば、高い除菌効果を得ることと、UV照射手段の寿命を長くすることとを両立する上で有利になる給湯装置を提供することが可能となる。
実施の形態1による給湯装置を示す構成図である。 図1に示す給湯装置における風呂熱回収モードのときの回路構成図である。 第一の除菌モードによるUV照射運転の例を示すタイムチャートである。 風呂熱回収モード実行中の第二の除菌モードによるUV照射運転の例を示すタイムチャートである。 操作UV照射運転モードによるUV照射運転の例を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による給湯装置を示す構成図である。図1に示す本実施の形態の給湯装置35は、貯湯タンク8を備えた貯湯式の給湯装置である。給湯装置35は、タンクユニット33、HP(ヒートポンプ)ユニット7、及びリモコン装置44を備える。HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御装置36が内蔵されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御装置36により制御される。
リモコン装置44は、運転動作指令及び設定値の変更などに関する使用者の操作を受け付ける機能を有する。リモコン装置44は、ユーザーインターフェースの例である。制御装置36とリモコン装置44の間は、有線または無線により、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン装置44には、図示を省略するが、給湯装置35の状態等の情報を表示する表示部、使用者が操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。リモコン装置44の表示部は、使用者に情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態におけるリモコン装置44は、表示部を報知手段として備えるが、変形例として、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン装置44は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。複数のリモコン装置44が制御装置36に対して通信可能でもよい。また、例えばスマートフォンのような携帯端末がリモコン装置44のようなユーザーインターフェースとしての機能を有するように構成してもよい。当該携帯端末と制御装置36とが、ネットワークを介して通信してもよい。
HPユニット7は、水を加熱する加熱手段の例である。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続した冷媒回路を備える。HPユニット7は、この冷媒回路によりヒートポンプサイクルの運転を行う。水冷媒熱交換器3では、圧縮機1で圧縮された冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱を交換することで、水が加熱される。圧縮機1で圧縮された冷媒と、水道等の水源から直接供給される水とを水冷媒熱交換器3で熱交換させることができる構成を備えてもよい。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留する。貯湯タンク8の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成することができる。
貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から第一給水配管9aを通って供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部には、貯湯タンク8内に貯留された湯を給湯装置35の外部へ供給するための温水導入出口8dと、HP戻り配管15に連通可能な温水導入出口8eとが設けられている。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ41,42,43が高さを変えて取り付けられている。貯湯温度センサ41は、中温水導入出口8fと同じ高さの位置、または中温水導入出口8fに近い高さの位置にある。貯湯温度センサ42は、貯湯温度センサ41より高い位置にある。貯湯温度センサ43は、貯湯温度センサ41より低い位置にある。これらの貯湯温度センサ41,42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の残湯量及び蓄熱量を計算できる。
制御装置36は、HPユニット7で加熱された湯を貯湯タンク8に流入させる沸上運転を制御する。制御装置36は、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量に応じて、沸上運転の開始及び停止などを制御する。HP往き配管14に取り付けられた入水温度センサ40は、水冷媒熱交換器3に流入する水の温度である入水温度を検出する。HP戻り配管15に取り付けられた出湯温度センサ39は、水冷媒熱交換器3から流出する湯の温度である出湯温度を検出する。沸上運転では、以下のようになる。貯湯タンク8の下部から流出する低温水は、HP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれ、水冷媒熱交換器3において加熱され、湯すなわち高温水となる。この高温水は、HP戻り配管15を経由して、貯湯タンク8の上部の温水導入出口8eから貯湯タンク8内に流入する。このような沸上運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなっていく。制御装置36は、貯湯温度センサ41,42,43により把握される貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量が所定量を超えると、沸上運転を終了する。
タンクユニット33には、タンク水ポンプ12及び風呂用熱交換器20が内蔵されている。タンク水ポンプ12は、各種配管に湯水を循環させるためのポンプであり、第一送水配管13a上に設けられている。以下の説明では、貯湯タンク8に溜められた湯水を「タンク水」と呼ぶことがある。また、浴槽30に溜められた流体を「浴水」と称する。風呂用熱交換器20は、貯湯タンク8から供給されるタンク水と、浴槽30からの浴水との間で熱を交換する。
風呂往き配管27及び風呂戻り配管28は、浴槽30に設置された浴槽アダプタ80に接続されている。風呂用熱交換器20は、風呂往き配管27及び風呂戻り配管28の途中に設置されている。風呂往き配管27の途中には、風呂用熱交換器20を通過した浴水の温度を検出するための風呂往き温度センサ37が設置されている。風呂戻り配管28の途中には、浴水を循環させるための風呂循環ポンプ29と、浴槽30から出て風呂用熱交換器20に入る前の浴水の温度を検出するための風呂戻り温度センサ38と、浴槽30内の水位レベルを検出するための水位センサ46と、流量センサ47とが設置されている。流量センサ47は、浴水の流れの有無と、浴水の流量とを検出可能である。
三方弁11は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。三方弁11は、a-c、b-cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁16は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポート及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁16は、a-c、a-d、b-c、b-dの4つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁18は、入口となるaポートと、出口となるbポート、cポート、及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、a-b、a-c、a-dの3つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
タンクユニット33は、低温配管10、第一送水配管13a、第一温水配管17a、第二温水配管17b、第三温水配管19a、第四温水配管19b、及び第五温水配管19cを有している。低温配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと、三方弁11のaポートとを接続する。第一送水配管13aは、三方弁11のcポートと、タンク水ポンプ12の入口とを接続する。HP往き配管14は、タンク水ポンプ12の出口と、HPユニット7の入口とを接続する。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口と、四方弁16のbポートとを接続する。第一温水配管17aは、四方弁16のdポートと、四方弁18のaポートとを接続する。第二温水配管17bは、四方弁16のcポートと、貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8cとを接続する。第三温水配管19aは、四方弁18のbポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8eとを接続する。第四温水配管19bは、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dとを接続する。第五温水配管19cは、四方弁18のcポートと、貯湯タンク8の上部から中間部の間に設けられた温水導入口8gとを接続する。
第一タンク循環配管20aは、前述した第三温水配管19aの途中の位置から分岐して、風呂用熱交換器20のタンク水の入口に接続されている。第二タンク循環配管20cは、風呂用熱交換器20のタンク水の出口と、三方弁11のbポートとを接続する。第二送水配管13bは、HP往き配管14におけるタンク水ポンプ12とHPユニット7の入口との間から分岐して、四方弁16のaポートに接続されている。
さらに、タンクユニット33は、中温配管79、第一給水配管9a、第二給水配管9b、第三給水配管9c、第四給水配管9d、給湯用混合弁22、風呂用混合弁23、中温水切替弁78、給湯配管24、風呂配管25、戻り配管20b、及び逆止弁50を有している。
中温水切替弁78は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。中温水切替弁78は、a-c、b-cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
給湯用混合弁22は、第一入口、第二入口、及び出口を備える混合手段である。風呂用混合弁23は、第一入口、第二入口、及び出口を備える混合手段である。
第一給水配管9aの一端は水道等の水源に接続される。第一給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続される。第二給水配管9bは、中温水切替弁78のaポートに接続されている。中温配管79は、貯湯タンク8の中間部に設けられた中温水導入出口8fと中温水切替弁78のbポートとを接続している。戻り配管20bは、第二タンク循環配管20cの途中から分岐して、中温配管79の途中に接続されている。逆止弁50は、戻り配管20b上に設置されている。逆止弁50は、貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部へ向かう流れを阻害する。これにより、貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部への熱の流出を確実に防止できる。第四給水配管9dの一端は、中温水切替弁78のcポートに接続されている。第四給水配管9dの他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第一入口に接続されている。高温配管21の一端は、貯湯タンク8の温水導入出口8dに連通する。高温配管21の他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第二入口に接続されている。
中温水切替弁78は、第二給水配管9bと第四給水配管9dとが連通する第一流路状態と、中温配管79と第四給水配管9dとが連通する第二流路状態の2つの流路状態を切替えて使用する。中温水切替弁78を第一流路状態にすると、水源から供給される低温水が、第二給水配管9b及び第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。中温水切替弁78を第二流路状態にすると、貯湯タンク8から中温配管79を通って供給される中温水が、第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。
給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と、第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、使用者がリモコン装置44にて設定した設定温度の湯を生成し、給湯配管24に流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、給湯配管24から給湯栓34を経由して、使用者が利用するシャワー、カラン等の蛇口(図示省略)に供給される。
風呂用混合弁23は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と、第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、使用者がリモコン装置44にて設定した設定温度の湯を生成可能である。風呂用混合弁23で設定温度に調整された湯は、風呂配管25に流入し、風呂用流量センサ45、風呂用電磁弁26、風呂往き配管27、風呂戻り配管28を通って、浴槽30へ流入する。
制御装置36は、風呂用流量センサ45及び水位センサ46により検出される情報に基づいて湯張りの完了を判定することにより、湯張り完了時の浴槽30内の浴水の量が、使用者がリモコン装置44にて設定した湯張り設定湯量に等しくなるように制御できる。本実施の形態の給湯装置35は、風呂自動運転を実行可能なものでもよい。リモコン装置44にて風呂自動運転が設定されると、制御装置36は、湯張りの完了後、浴槽30内の浴水の温度及び量が、リモコン装置44で設定された温度及び量に維持されるように、必要に応じて、風呂用熱交換器20を用いて浴水の保温、昇温、あるいは冷却を行ったり、浴槽30への足し湯またはさし水を行ったりすることができる。
本実施の形態における制御装置36は、風呂熱回収モードを制御モードとして備えている。風呂熱回収モードは、入浴の終了後に、浴槽30内に残った浴水の熱を貯湯タンク8内へ回収するためのモードである。図2は、図1に示す給湯装置35における風呂熱回収モードのときの回路構成図である。風呂熱回収モードのときには、以下のようになる。三方弁11は、aポートとcポートとが連通し、bポートが閉状態となるように制御される。これにより、低温配管10と第一送水配管13aとが連通するとともに、第二タンク循環配管20cへの流路が遮断される。四方弁16は、aポートとdポートとが連通し、bポートとcポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第二送水配管13bと第一温水配管17aとが連通するとともに、第二温水配管17b側を閉として貯湯タンク8の下部への流路が遮断される。四方弁18は、aポートとbポートとが連通し、cポートとdポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第一温水配管17aと第三温水配管19aとが連通するとともに、第四温水配管19b及び第五温水配管19c側を閉として貯湯タンク8の中間部への流路が遮断される。
風呂熱回収モードを開始する場合に、制御装置36は、以下のように制御してもよい。まず、風呂循環ポンプ29が動作を開始することで浴水の循環が開始された後に、上記のように三方弁11、四方弁16、及び四方弁18が制御された状態で、タンク水ポンプ12の運転が開始される。タンク水は、以下のように循環する。貯湯タンク8の水導出口8bから低温配管10を通って流出した低温のタンク水は、三方弁11、第一送水配管13a、タンク水ポンプ12、第二送水配管13b、四方弁16、第一温水配管17a、四方弁18、第三温水配管19a、及び第一タンク循環配管20aを通って、風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20内で、タンク水は、浴槽30からの浴水の熱により加熱され、浴槽30内の浴水の温度に近い温度になる。この加熱されたタンク水を以下「熱回収温水」と呼ぶことがある。熱回収温水は、風呂用熱交換器20から、戻り配管20b、逆止弁50、及び中温配管79を通って、中温水導入出口8fから貯湯タンク8内に流入する。本実施の形態では、上述したようにタンク水が循環する流路が「タンク水循環流路」に相当する。風呂熱回収モードが実施されると、貯湯タンク8内の中温水導入出口8fの近くに、熱回収温水が貯留される。
風呂循環ポンプ29が運転されると、浴槽30内の浴水が、浴槽アダプタ80から風呂戻り配管28へ引き込まれ、風呂戻り配管28を通って風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20を通過した浴水は、風呂往き配管27を通り、浴槽アダプタ80から浴槽30内に流入する。本実施の形態では、上述したように浴水が循環する流路が「風呂循環流路」に相当する。
本実施の形態において、制御装置36は、風呂熱回収モードのときに、回収運転と撹拌運転とを交互に行う。回収運転は、タンク水ポンプ12及び風呂循環ポンプ29を同時に動作させることにより、浴槽30内の浴水の熱を貯湯タンク8内へ移送する運転である。撹拌運転は、タンク水ポンプ12を動作させることなく風呂循環ポンプ29を動作させることにより、浴槽30内の浴水を撹拌する運転である。
風呂循環流路を流れる浴水の流量を以下「浴水循環流量」と称する。制御装置36は、風呂循環ポンプ29の回転数を調整可能である。風呂循環ポンプ29の回転数が高いほど、浴水循環流量が高くなる。制御装置36は、撹拌運転での風呂循環ポンプ29の回転数が、回収運転での風呂循環ポンプ29の回転数よりも高くなるように風呂循環ポンプ29を制御する。これにより、以下の効果が得られる。撹拌運転では、風呂往き配管27から浴槽30内に流入する浴水の流速が高くなるので、浴槽30内をより効率良く撹拌できる。
制御装置36は、リモコン装置44に対する使用者の操作に応じて風呂熱回収モードを開始してもよい。例えば、リモコン装置44の所定のボタンが押下された場合に制御装置36が風呂熱回収モードを開始してもよい。
貯湯温度センサ43により検出される貯湯タンク8の下部のタンク水の温度が、風呂戻り温度センサ38により検出される風呂戻り温度よりも低ければ、風呂熱回収が可能である。このため、制御装置36は、貯湯温度センサ43の検出温度が風呂戻り温度よりも低い場合に、風呂熱回収モードの開始を許可してもよい。
回収運転が行われると、浴槽30内の浴水に温度境界層が生成される。回収運転において、風呂用熱交換器20から流出した浴水は、タンク水に熱を奪われて温度が低下しているために、密度が高くなっている。この浴水が浴槽30内に流入すると、密度の低い比較的高温の浴水が浴槽30内の上方に滞留し、密度の高い比較的低温の浴水が浴槽30内の下方に滞留することで、浴槽30内に、上側が高温で下側が低温の温度境界層が生成される。温度境界層が浴槽アダプタ80の位置よりも高い位置になると、上層側の高温の浴水を風呂戻り配管28へ引き込めないので、風呂用熱交換器20に流入する浴水の温度が低くなり、熱回収効率が低下する。
これに対し、浴槽30内に温度境界層が形成された状態から撹拌運転を行うと、浴槽30内の温度境界層が壊され、比較的高温の上層側の浴水と比較的低温の下層側の浴水とが混ざり合い、浴槽30内の浴水の温度が均一になる。その結果、浴槽アダプタ80の高さでの浴水の温度が上昇するので、風呂用熱交換器20に流入する浴水の温度が上昇する。よって、撹拌運転の後に回収運転を行うことで、熱回収効率が向上する。
本実施の形態であれば、撹拌運転のときにタンク水ポンプ12が停止していることで、以下の効果が得られる。風呂用熱交換器20内で浴水が冷却されないので、風呂往き配管27から浴槽30内に流入する噴流の温度が低くなることを防止できる。よって、浴槽30内の浴水全体の温度が均一化するまでに要する時間を短縮できるので、必要な撹拌運転の時間を短縮できる。その結果、風呂熱回収モード全体の所要時間を短縮できるので、使用者の使い勝手が向上する。さらに、タンク水ポンプ12の消費電力を節約することもできる。
撹拌運転のときの風呂循環ポンプ29の回転数は、浴槽30内の浴水を撹拌可能な回転数以上となるように制御される。例えば、撹拌運転のときの浴水循環流量が8L/分であれば、浴槽30内の浴水を十分に撹拌可能である。よって、制御装置36は、撹拌運転のときの浴水循環流量が、8L/分または8L/分以上となるように、風呂循環ポンプ29の回転数を制御してもよい。一方、例えば3L/分またはそれ以下の浴水循環流量では浴槽30内の浴水を効率良く撹拌することが困難となる場合がある。
制御装置36は、所定の設定時間だけ撹拌運転を行う。当該設定時間は、浴槽30内の浴水の温度を均一にするために必要な時間であり、例えば、浴水循環流量が8L/分で撹拌運転を行う場合には、5分間程度でもよい。当該設定時間が経過すると、制御装置36は、風呂循環ポンプ29を一時的に停止させ、停止させていたタンク水ポンプ12の運転を再開させる。制御装置36は、タンク水ポンプ12の運転が開始し次第、風呂循環ポンプ29の運転を開始させる制御を行うことで、回収運転を再び実行する。回収運転が行われると、浴槽30内の浴水に再び温度境界層が生成される。その後、制御装置36は、タンク水ポンプ12を停止し、風呂循環ポンプ29を高回転数で動作させる撹拌運転を再び行う。このようにして、回収運転と撹拌運転とを交互に繰り返し行うことで、浴槽30内の浴水の熱を効率良く貯湯タンク8内に回収することが可能となる。
本実施の形態の給湯装置35は、風呂循環流路を流れる流体である浴水に紫外線を照射する除菌装置49を備える。除菌装置49は、UV照射手段に相当する。本実施の形態では、風呂戻り配管28の途中に除菌装置49が配置されている。除菌装置49は、例えば紫外線LED(Light Emitting Diode)を紫外線源として備えたものでもよいし、あるいは低圧水銀ランプを紫外線源として備えたものでもよい。
本実施の形態の給湯装置35は、風呂循環流路を流れる浴水の中に微細気泡を発生させる微細気泡発生装置48をさらに備えている。図示の例では、微細気泡発生装置48は、除菌装置49よりも上流側の風呂循環流路に設置されている。本実施の形態では、風呂循環流路の循環方向において、流量センサ47の下流側に微細気泡発生装置48があり、微細気泡発生装置48の下流側に除菌装置49があり、除菌装置49の下流側に風呂用熱交換器20がある。この微細気泡発生装置48は、無くてもよい。
制御装置36は、風呂循環ポンプ29の運転中に風呂循環流路を流れる浴水に除菌装置49により紫外線を照射するUV照射運転を制御する。UV照射運転を行うことで浴水を除菌することができる。UV照射運転を行う場合に、制御装置36は、風呂循環ポンプ29が動作を開始することで浴水の循環が開始された後に、除菌装置49による紫外線照射を開始させる。
制御装置36は、UV照射運転を制御する制御モードとして、第一の除菌モードを備える。第一の除菌モードにおいて、制御装置36は、風呂循環ポンプ29の回転数が所定回転数以上のときには除菌装置49により紫外線を照射し、風呂循環ポンプ29の回転数が所定回転数未満のときには除菌装置49を停止させて紫外線の照射を停止する。上記所定回転数は、例えば5000rpmでもよい。
風呂循環ポンプ29の回転数が所定回転数以上のときには、浴水循環流量が高いので、時間当たりに除菌装置49を通過する浴水の量が多い。このため、時間当たりに多量の浴水を除菌することができるので、高い除菌効果が得られる。これに対し、風呂循環ポンプ29の回転数が所定回転数未満のときには、浴水循環流量が低いので、時間当たりに除菌装置49を通過する浴水の量が少ない。このため、時間当たりに除菌できる浴水の量が比較的少ないので、除菌効果は比較的低くなる。
第一の除菌モードによれば、浴水の循環流量が高い場合すなわち除菌効果が高い場合にのみ、紫外線照射を実行する。これにより、UV照射運転を効率良く実行できるとともに、除菌装置49の照射時間を短縮可能となる。その結果、高い除菌効果を得ることと除菌装置49の寿命を長くすることとを両立する上で有利になる。
図3は、第一の除菌モードによるUV照射運転の例を示すタイムチャートである。図3に示すように、本実施の形態において、制御装置36は、風呂循環機能が実施中のときに第一の除菌モードを実行する。風呂循環機能は、浴槽30内の浴水を保温する保温運転と、浴槽30内の浴水を昇温する追焚運転との少なくとも一方を含む。保温運転及び追焚運転のときには、タンク水が例えば以下のように循環する。貯湯タンク8内の上部にある高温のタンク水が、温水導入出口8e及び第一タンク循環配管20aを通って風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20にて浴水に熱を奪われることで温度低下したタンク水は、第二タンク循環配管20c、三方弁11、第一送水配管13a、タンク水ポンプ12、第二送水配管13b、四方弁16、第二温水配管17b、及び水導入口8cを通って貯湯タンク8内の下部に流入する。
図3に示す例では、以下のようになっている。時刻t1から時刻t2までの間、保温運転が行われる。この保温運転中の風呂循環ポンプ29の回転数は、所定回転数を超える5500rpmであるので、制御装置36は、UV照射運転を実行する。時刻t2から時刻t3までの間は、風呂循環ポンプ29が停止しており、UV照射運転は実行されない。時刻t3から時刻t4までの間は、風呂循環ポンプ29が約3500rpmの回転数で運転される。このときの風呂循環ポンプ29の回転数は、所定回転数未満であるので、制御装置36は、UV照射運転を実行しない。時刻t4から時刻t5までの間は、風呂循環ポンプ29が停止しており、UV照射運転は実行されない。時刻t5から時刻t6までの間、追焚運転が行われる。この追焚運転中の風呂循環ポンプ29の回転数は、所定回転数を超える5500rpmであるので、制御装置36は、UV照射運転を実行する。
本実施の形態において、制御装置36は、風呂熱回収モードの実行中に第二の除菌モードを実行可能である。第二の除菌モードの少なくとも一部において、制御装置36は、風呂循環ポンプ29を所定回転数未満の回転数で運転しながら風呂循環流路を流れる浴水に除菌装置49により紫外線を照射する。風呂熱回収モードの実行中には、風呂循環ポンプ29の回転数が所定回転数以下となる場合が想定される。その一方で、風呂熱回収モードの開始から終了までには、比較的長い時間(例えば、1時間から1.5時間程度)を要するので、風呂熱回収モード実行中に除菌装置49を通過する浴水の総循環量は多くなる。よって、風呂熱回収モードの実行中には、第二の除菌モードを実行し、風呂循環ポンプ29の回転数が所定回転数未満のときにもUV照射運転を実行する。これにより、多量の浴水に対して紫外線を照射できるので、高い除菌効果が得られる。
また、入浴が終了した後に実施される風呂熱回収モードのときにUV照射運転を行うことで、浴水中の菌を確実に抑制できる。その結果、浴水を洗濯水などに再利用する場合に、臭いの発生を抑制する上で有利になる。
図4は、風呂熱回収モード実行中の第二の除菌モードによるUV照射運転の例を示すタイムチャートである。図4に示すように、風呂熱回収モードにおいて、制御装置36は、回収運転と撹拌運転とを交互に繰り返し実行する。回収運転では、制御装置36は、風呂循環ポンプ29を所定回転数未満の回転数(図示の例では2500rpm)で運転する。この回収運転のとき、制御装置36は、UV照射運転を併せて実行する。撹拌運転では、制御装置36は、風呂循環ポンプ29を所定回転数以上の回転数(図示の例では5500rpm)で運転する。この撹拌運転のとき、制御装置36は、UV照射運転を併せて実行する。このように、図4の例では、制御装置36は、回収運転のときと撹拌運転のときとの両方においてUV照射運転を実行する。
制御装置36は、1度のUV照射運転での紫外線の照射時間が上限時間に達すると、除菌装置49による紫外線の照射を停止するように制御してもよい。これにより、除菌装置49の稼働時間が必要以上に長くなることを確実に防止できるので、除菌装置49の寿命を長くする上でより有利になる。制御装置36は、浴槽30の湯張り設定湯量を浴水循環流量で除算した商の値に応じて、上記の上限時間を設定してもよい。例えば、湯張り設定湯量が180L、流量センサ47により検出される浴水循環流量が5L/分の場合に、制御装置36は、180L÷5L/分=36分を、上限時間として設定してもよい。浴槽30内の浴水の総量は、湯張り設定湯量にほぼ等しい。よって、上記のように算出した上限時間だけUV照射運転を行うことで、UV照射運転中に除菌装置49を通過する浴水の総量が、浴槽30内の浴水の総量にほぼ等しくなる。このため、浴槽30内の浴水をより確実に除菌できるとともに、UV照射運転中に浴水を必要以上に循環させることを防止でき、より効率の良いUV照射運転が可能となる。使用者は、リモコン装置44にて湯張り設定湯量を自由に変えることができる。すなわち、使用者は、湯張り設定湯量の値を変えることで、UV照射運転の上限時間を自由に変えることができる。
本実施の形態において、給湯装置35は、使用者の操作によりUV照射運転の実行を指示する操作手段を備える。本実施の形態ではリモコン装置44が操作手段に相当する。制御装置36は、リモコン装置44から指示があったときにUV照射運転を開始する操作UV照射運転モードを備える。制御装置36は、使用者からリモコン装置44を介してUV照射運転の実行の指示を受けた場合には、操作UV照射運転モードのUV照射運転を直ちに開始する。操作UV照射運転モードによれば、使用者は、任意の時間に浴水を除菌することができるので、除菌された浴水を所望の時間に利用することができ、優れた使い勝手が得られる。
図5は、操作UV照射運転モードによるUV照射運転の例を示すタイムチャートである。図5に示す例では、制御装置36は、時刻t1においてリモコン装置44から指示を受けてUV照射運転を開始する。このUV照射運転において、制御装置36は、風呂循環ポンプ29を所定回転数以上の回転数(図示の例では5500rpm)で運転しながら、時刻t2までの所定時間の間、風呂循環流路を流れる浴水に除菌装置49により紫外線を照射する。
リモコン装置44は、操作UV照射運転モードのUV照射運転の開始時刻を使用者が設定可能となるように構成されてもよい。制御装置36は、タイマー機能を有しており、上記開始時刻になると、風呂循環ポンプ29を所定回転数以上の回転数で運転しながら、所定時間の間、風呂循環流路を流れる浴水に除菌装置49により紫外線を照射する。このようにすることで、操作UV照射運転モードのUV照射運転の時刻を使用者が事前に予約することができるので、優れた使い勝手が得られる。
制御装置36は、浴槽30の湯張り設定湯量を浴水循環流量で除算した商の値に応じて、操作UV照射運転モードのUV照射運転の継続時間(図5の例では時刻t1から時刻t2までの時間)を設定してもよい。これにより、UV照射運転の継続時間を、過不足の無い値に設定することができる。
制御装置36は、UV照射運転を自動で実施する自動UV照射運転モードを備えていてもよい。その場合、制御装置36は、深夜電力時間帯の開始時刻になると、浴槽30内の浴水の有無を確認し、浴槽30内に浴水があった場合には、自動UV照射運転モードによるUV照射運転を開始する。一方、浴槽30内に浴水がなかった場合には、制御装置36は、自動UV照射運転モードによるUV照射運転を実施しない。深夜電力時間帯は、他の時間帯よりも電力コストが安価となる。自動UV照射運転モードによれば、深夜電力時間帯の安価な電力を用いて自動でUV照射運転を実施できるので、低コストで浴水を除菌することが可能となる。なお、制御装置36は、風呂循環ポンプ29を運転して流量センサ47の信号を確認することにより、浴槽30内の浴水の有無を判定できる。
制御装置36は、深夜電力時間帯の終了時刻までに自動UV照射運転モードのUV照射運転を終了させるように制御することが好ましい。これにより、電力コストをより確実に低減することができる。また、使用者は、深夜電力時間帯の終了する朝の時刻から、除菌された浴水を例えば洗濯などに利用することができ、優れた使い勝手が得られる。
制御装置36は、UV照射運転の実行中に、風呂循環流路内の流れが流量センサ47により検知できなくなった場合には、除菌装置49を停止し、UV照射運転を終了する。これにより、浴槽30内の浴水が排水栓81から排出されて無くなっている場合などに、除菌装置49が不必要に稼動することを確実に防止できる。
なお、制御装置36は、UV照射運転が実行中のときには、UV照射運転が実行中であることを示す文字または図形などを例えばリモコン装置44の表示部に表示することにより、使用者に報知することが望ましい。
1 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒配管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 水導入口、 8d,8e 温水導入出口、 8f 中温水導入出口、 8g 温水導入口、 9a 第一給水配管、 9b 第二給水配管、 9c 第三給水配管、 9d 第四給水配管、 10 低温配管、 11 三方弁、 12 タンク水ポンプ、 13a 第一送水配管、 13b 第二送水配管、 16 四方弁、 17a 第一温水配管、 17b 第二温水配管、 18 四方弁、 19a 第三温水配管、 19b 第四温水配管、 19c 第五温水配管、 20 風呂用熱交換器、 20a 第一タンク循環配管、 20b 戻り配管、 20c 第二タンク循環配管、 21 高温配管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 給湯配管、 25 風呂配管、 26 風呂用電磁弁、 29 風呂循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 給湯装置、 36 制御装置、 37 風呂往き温度センサ、 38 風呂戻り温度センサ、 41,42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン装置、 45 風呂用流量センサ、 46 水位センサ、 47 流量センサ、 48 微細気泡発生装置、 49 除菌装置、 50 逆止弁、 78 中温水切替弁、 79 中温配管、 80 浴槽アダプタ

Claims (10)

  1. 浴槽から取り出した流体を、熱交換器を経由して前記浴槽へ戻す風呂循環流路に前記流体を循環させる循環ポンプと、
    前記流体に紫外線を照射するUV照射手段と、
    前記循環ポンプの運転中に前記風呂循環流路を流れる前記流体に前記UV照射手段により紫外線を照射するUV照射運転を制御する制御手段と、
    を備え、
    第一の除菌モードにおいて、前記制御手段は、前記循環ポンプの回転数が所定回転数以上のときには前記UV照射手段により紫外線を照射し、前記循環ポンプが前記所定回転数未満の回転数で運転されているときには紫外線の照射を停止する給湯装置。
  2. 貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクから取り出したタンク水を、前記熱交換器を経由して前記貯湯タンクに戻すタンク水循環流路と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記浴槽内の前記流体の熱を、前記熱交換器を介して前記貯湯タンク内に回収する風呂熱回収モードの実行中に第二の除菌モードを実行可能であり、
    前記第二の除菌モードは、前記風呂熱回収モードの少なくとも一部において、前記制御手段、前記循環ポンプを前記所定回転数未満の回転数で運転しながら前記風呂循環流路を流れる前記流体に前記UV照射手段により紫外線を照射するモードである請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記制御手段は、1度の前記UV照射運転での紫外線の照射時間が上限時間に達すると、紫外線の照射を停止する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
  4. 使用者の操作により前記UV照射運転の実行を指示する操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段から指示があったときに前記UV照射運転を開始する操作UV照射運転モードを備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給湯装置。
  5. 前記操作手段は、前記操作UV照射運転モードの前記UV照射運転の開始時刻を使用者が設定可能となるように構成され、
    前記制御手段は、前記開始時刻になると、前記循環ポンプを前記所定回転数以上の回転数で運転しながら、所定時間の間、前記風呂循環流路を流れる前記流体に前記UV照射手段により紫外線を照射する請求項4に記載の給湯装置。
  6. 前記制御手段は、前記浴槽の湯張り設定湯量を、前記風呂循環流路を流れる前記流体の流量で除算した値に応じて、前記操作UV照射運転モードの前記UV照射運転の継続時間を設定する請求項4または請求項5に記載の給湯装置。
  7. 前記UV照射運転が実行中のときにその旨を報知する報知手段を備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給湯装置。
  8. 前記制御手段は、前記UV照射運転を自動で実施する自動UV照射運転モードを備え、
    前記制御手段は、深夜電力時間帯の開始時刻になると、前記浴槽内の前記流体の有無を確認し、前記浴槽内に前記流体があった場合には、前記自動UV照射運転モードの運転を開始する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の給湯装置。
  9. 前記制御手段は、前記UV照射運転を自動で実施する自動UV照射運転モードを備え、
    前記制御手段は、深夜電力時間帯の終了時刻までに前記自動UV照射運転モードの運転を終了させる請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の給湯装置。
  10. 前記制御手段は、前記UV照射運転の実行中に、前記風呂循環流路内の流れが検知できなくなった場合には、前記UV照射運転を終了する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の給湯装置。
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