JP6523015B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯タンク内の湯水の滅菌を行う貯湯式給湯装置に関する。
従来、貯湯式給湯装置においては、使用者が長期間不在である等の理由により、貯湯タンク内の湯水の温度が低下した状態が継続して、湯水内の雑菌(レジオネラ菌等)の繁殖が懸念される場合に、貯湯タンク内の湯水を高温に加熱して滅菌する機能が備えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された貯湯式給湯装置では、貯湯タンクの上部及び下部に端部が接続されたタンク循環路の途中に補助熱源機が設けられている。そして、貯湯タンク内で雑菌が繁殖するおそれがある状況になったときに、貯湯タンク内の湯水をタンク循環路を介して循環させる循環ポンプと、補助熱源機とを作動させることによって、貯湯タンク内の水を高温に加熱する滅菌処理を行っている。
特開2014−25682号公報
貯湯タンク内の水をヒートポンプにより加熱する貯湯式給湯装置が普及しており、この貯湯式給湯装置では、ヒートポンプを作動させて貯湯タンクの水を高温まで加熱することによって、貯湯タンク内の湯水の滅菌処理を行っている。
ヒートポンプにより貯湯タンク内の水を加熱する貯湯式給湯装置は、貯湯タンクの上部及び下部に端部が接続されたタンク循環路を流通する水と、ヒートポンプの熱媒体循環路内を流通する熱媒との間で熱交換を行う熱交換器を有して、貯湯タンクの下部からタンク循環路に流入した水を熱交換器で加熱して、貯湯タンクの上部に戻す構成を備えている。
ここで、貯湯タンク内の全ての湯水の温度が高温(例えば60℃以上)である状態として、貯湯タンク内の湯水を滅菌する場合、貯湯タンクの下部から熱交換器に流入する水の温度を60℃以上にしなければならず、タンク循環路を介して貯湯タンクの下部から上部に流通する湯水を、ヒートポンプによって、60℃よりも高い温度(例えば、65℃)に沸き上げる必要がある。
そして、このように、貯湯タンク内の湯水を高温に沸き上げるときには、ヒートポンプの消費電力が多くなるという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、貯湯タンク内の湯水の滅菌処理に伴う消費電力を低減した貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の貯湯式給湯装置は、
下部に給水管が接続されると共に上部に出湯管が接続され、該給水管から供給される水が貯められる貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの下部と上部を接続したタンク循環路と、
前記貯湯タンクの下部に貯まった湯水を前記タンク循環路を介して前記貯湯タンクの上部に循環させるタンク循環ポンプと、
前記タンク循環路の途中に設けられた熱交換器と、
圧縮機と、前記熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とを、熱媒体が封入された熱媒体循環路により順に接続して構成され、前記圧縮機により圧縮された熱媒体を前記熱媒体循環路に流通させることにより、前記熱交換器において、前記タンク循環路を流通する湯水と前記熱媒体循環路を流通する熱媒体との間の熱交換により、前記タンク循環路を流通する湯水を加熱するヒートポンプと、
前記貯湯タンクの下部に貯まった湯水の温度を検出するタンク下部温度センサと、
前記貯湯タンクの前記タンク下部温度センサによる温度検出箇所よりも上方に貯まった湯水の温度を検出するタンク内温度センサと、
所定の滅菌実施条件が成立したときに、前記タンク循環ポンプを作動させると共に、前記ヒートポンプを前記タンク循環路から前記貯湯タンクに第1所定温度の湯が供給されるように作動させ、前記タンク下部温度センサの検出温度が前記第1所定温度よりも低い第2所定温度以上になったときに前記ヒートポンプの作動を停止する高温加熱工程と、該高温加熱工程の終了後に、前記タンク内温度センサの検出温度が前記第1所定温度と前記第2所定温度の間に設定された第3所定温度以上になるまで、又は第1所定時間が経過するまで、前記ヒートポンプの作動を停止した状態で前記タンク循環ポンプを作動させる温度均一化工程とを含むタンク滅菌運転を実行する運転制御部と
前記給水管から分岐して、前記出湯管に接続された給水分岐管と、
前記貯湯タンクから前記出湯管に供給される湯と前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水との混合比を変更する湯水混合部とを備え、
前記運転制御部は、前記出湯管から所定の目標給湯温度の湯が供給されるように、前記湯水混合部による混合比を調節し、前記タンク滅菌運転を終了した後、前記タンク内温度センサの検出温度が前記第3所定温度よりも低い第4所定温度以下になるまで、又は第2所定時間が経過するまで、前記ヒートポンプの作動を停止した状態で、前記タンク循環ポンプを作動させるタンク冷却運転を実行することを特徴とする。
かかる発明によれば、前記運転制御部は、前記滅菌実施条件が成立して前記タンク滅菌運転を実行するときに、前記高温加熱工程において、前記タンク下部温度センサの検出温度が前記第1所定温度よりも低い前記第2所定温度以上になった段階で、前記ヒートポンプの作動を停止する。そして、続く温度均一化工程において、前記運転制御部は、前記ヒートポンプの作動を停止した状態で前記タンク循環ポンプを作動させることにより、前記貯湯タンク内の湯水の温度の均一化を図っている。
このように、前記高温加熱工程を前記タンク下部温度センサの検出温度が前記第2所定温度以上になった段階で前記ヒートポンプの作動を停止した後、前記タンク循環ポンプを作動させて、前記貯湯タンク内の全ての湯水の温度を滅菌に必要な前記第3所定温度とした場合、前記タンク下部温度センサの検出温度が前記第3所定温度以上になるまでヒートポンプを作動させる場合よりも、ヒートポンプの消費電力が少なくなる。そのため、前記貯湯タンク内の湯水の滅菌処理に伴う消費電力を低減することができる。
更に、上記構成によれば、前記運転制御部により、前記出湯管から前記目標給湯温度の湯が供給されるように、前記湯水混合部による混合比が調節される。そのため、基本的には、前記出湯管から前記目標給湯温度を超える高温の湯が供給されることはない。しかし、前記湯水混合部の異常が生じて、前記給水管分岐管から前記出湯管に供給される水の割合が小さくなったときに、前記貯湯タンク内の湯が高温になっているときには、前記貯湯タンク内の高温の湯がそのまま前記出湯管に供給されてしまうという不都合がある。
そこで、かかる不都合が生じることを防止するため、前記運転制御部は、前記タンク冷却運転を実行することにより、前記貯湯タンク内の湯水の温度の低下を促進させる。これにより、前記湯水混合部の故障が生じたときに、前記出湯管から高温の湯が供給されることを防止することができる。
貯湯式給湯装置の構成図。 タンク滅菌運転、及びタンク冷却運転のフローチャート。
本発明の実施形態について、図1〜図2を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の貯湯式給湯装置1は、貯湯ユニット10、ヒートポンプユニット50、ガス熱源ユニット80、及び貯湯式給湯装置1の全体的な作動を制御するコントローラ120を備えて構成されている。
なお、図1では、貯湯式給湯装置1のコントローラとして一つのコントローラ120を示したが、貯湯ユニット10のコントローラと、ヒートポンプユニット50のコントローラと、ガス熱源ユニット80のコントローラを個別に備え、各コントローラ間の通信によって、貯湯式給湯装置1の全体的な作動を制御する構成としてもよい。
貯湯ユニット10は、貯湯タンク11、給水管12、出湯管13等を備えている。貯湯タンク11には、給水管12から供給される水が貯められ、高さ方向に略等間隔で配置されて、各高さでの貯湯タンク11内の湯水の温度th2〜th5を検出するタンク表面温度センサ14〜17(本発明のタンク内温度センサに相当する)と、貯湯タンク11の上部に配置されて貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水の温度th1を検出するタンク中温度センサ26(本発明のタンク内温度センサに相当する)が設けられている。
また、貯湯タンク11の上部と下部を接続するタンク循環路41の貯湯タンク11の下部との接続箇所の付近には、貯湯タンク11の下部に貯められた湯水の温度th6を検出するタンク下部温度センサ42が設けられている。また、貯湯タンク11の底部には、作業者の手動操作により開弁される排水弁18が設けられている。
給水管12は、一端が給水口30を介して図示しない上水道に接続され、他端が貯湯タンク11の下部に接続されて、貯湯タンク11内の下部に水を供給する。給水管12には、貯湯タンク11の内圧が過大になることを防止するための減圧弁19と、給水管12から貯湯タンク11への方向のみの通水を可能にして、貯湯タンク11から給水管12側への湯水の流出を阻止する第1湯側逆止弁20が設けられている。
給水管12から分岐した給水バイパス管34(本発明の給水分岐管に相当する)は、給湯混合弁21(本発明の湯水混合部に相当する)を介して接続箇所Xで出湯管13に連通しており、給湯混合弁21により、貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水と給水バイパス管34から出湯管13に供給される水との混合比が変更される。
給水バイパス管34には、給水バイパス管34に供給される水の温度Twを検出する給水温度センサ22と、給水バイパス管34を流通する水の流量Fwを検出する水側流量センサ23と、給水バイパス管34から出湯管13への方向のみの通水を可能にして、出湯管13から給水バイパス管34側への湯水の流出を阻止する水側逆止弁24とが設けられている。
出湯管13は、一端が給湯口31に接続され、他端が貯湯タンク11の上部に接続されている。貯湯タンク11の上部に貯められた湯水は、出湯管13から給湯口31を介して図示しない給湯栓(台所、洗面所、浴室のカランやシャワー等)に供給される。出湯管13には、貯湯タンク11から出湯管13への方向のみの通水を可能にして、出湯管13から貯湯タンク11側への湯水の流入を阻止する第2湯側逆止弁25と、貯湯タンク11から出湯管13に供給される湯水の流量Fhを検出する湯側流量センサ27とが設けられている。
ガス熱源ユニット80は、出湯管13の給水バイパス管34との接続箇所Xよりも下流側の途中に設けられ、貯湯ユニット10には、ガス熱源ユニット80をバイパスして、ガス熱源ユニット80の下流側と上流側の出湯管13を連通する出湯バイパス管33と、出湯バイパス管33を開閉する出湯バイパス弁29とが設けられている。
出湯管13の出湯バイパス管33との分岐箇所Yと給湯混合弁21との間に、給湯混合弁21を介して出湯管13に供給される湯水の温度Tmを検出する混合温度センサ28が設けられ、出湯管13の出湯バイパス管33との合流箇所Zと給湯口31との間に、給湯口31から出湯される湯水の温度を検出する給湯温度センサ32が設けられている。
貯湯ユニット10に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、給湯混合弁21と出湯バイパス弁29の作動が制御される。
次に、ヒートポンプユニット50は、貯湯タンク11内の湯水をタンク循環路41を介して循環させて加熱するものであり、屋外に設置されている。ヒートポンプユニット50は、熱媒体(ハイドロフルオロカーボン(HFC)等の代替フロン、二酸化炭素等)が封入されたヒートポンプ循環路52(本発明の熱媒体循環路に相当する)により接続された蒸発器53、圧縮機54、ヒートポンプ熱交換器55(凝縮機)、及び膨張弁56により構成されたヒートポンプ51を有している。
蒸発器53は、ファン60の回転により供給される空気(外気)とヒートポンプ循環路52内を流通する熱媒体との間で熱交換を行う。圧縮機54は、蒸発器53から吐出された熱媒体を圧縮して高圧・高温とし、ヒートポンプ熱交換器55に送出する。膨張弁56は、圧縮機54で加圧された熱媒体の圧力を開放する。
除霜弁61は膨張弁56をバイパスして設けられており、圧縮機54から送出される熱媒体により蒸発器53を除霜する。ヒートポンプ循環路52の膨張弁56の上流側及び下流側、圧縮機54の上流側及び下流側には、ヒートポンプ循環路52内を流通する熱媒体の温度を検出する熱媒体温度センサ62,63,64,65が、それぞれ設けられている。また、蒸発器53には、蒸発器53に吸入される空気の温度Toutを検出する周囲温度センサ67が設けられている。
ヒートポンプ熱交換器55はタンク循環路41と接続され、圧縮機54により高圧・高温とされた熱媒体と、タンク循環路41内を流通する湯水との熱交換により、タンク循環路41内を流通する湯水を加熱する。タンク循環路41には、貯湯タンク11内の湯水をタンク循環路41を介して循環させるためのタンク循環ポンプ66が設けられている。
貯湯タンク11内の下部に貯まった湯水は、タンク循環ポンプ66によりタンク循環路41に導かれ、ヒートポンプ熱交換器55で所定温度(沸き上げ温度)まで加熱されて貯湯タンク11の上部に戻される。これにより、所定温度の湯が、貯湯タンク11の上部から順次積層して貯められる。
なお、タンク循環路41のヒートポンプ熱交換器55の上流側及び下流側には、タンク循環路41内を流通する湯水の温度を検出する湯温度センサ68,69が設けられている。また、ヒートポンプ熱交換器55には、その内部の雰囲気温度を検出する雰囲気温度センサ57が設けられている。
ヒートポンプユニット50に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、圧縮機54、タンク循環ポンプ66、及びファン60の作動が制御される。
次に、ガス熱源ユニット80は、出湯管13を流通する湯水を加熱するものであり、缶体87内に収容された給湯バーナ81及び給湯バーナ81により加熱される給湯熱交換器82等を備えている。
また、出湯管13の途中箇所には、浴槽105に連通した湯張り管100が設けられている。湯張り管100には、湯張り管100を開閉する湯張り弁103が設けられており、コントローラ120は、湯張り弁103を開弁することによって、出湯管13から湯張り管100を介して浴槽105に湯を供給する湯張り運転を実行する。
給湯バーナ81には、図示しないガス供給管から燃料ガスが供給されると共に、図示しない燃焼ファンにより燃焼用空気が供給される。コントローラ120は、給湯バーナ81に供給する燃料ガスと燃焼用空気の流量を調節して、給湯バーナ81の燃焼量を制御する。
給湯熱交換器82は、出湯管13の途中に接続されており、給湯バーナ81の燃焼熱によって、内部を流通する湯水を加熱する。出湯管13には、上流側から順に、止水弁93と水量センサ88が設けられている。給湯熱交換器82の上流側と下流側は、熱源バイパス管89により連通されており、熱源バイパス管89には、熱源バイパス管89の開度を調節するための熱源バイパス弁90が設けられている。出湯管13の給湯熱交換器82の出口付近には熱交出湯温度センサ91が設けられ、出湯管13の熱源バイパス管89との接続箇所の下流側には熱源出湯温度センサ92が設けられている。
この構成により、貯湯タンク11内に湯が無いとき(湯切れ状態)に、給水管12から貯湯タンク11及び給水バイパス管34を介して出湯管13に供給される水が、給湯熱交換器82により加熱されて湯となり、熱源バイパス管89からの水と混合されて、目標給湯温度の湯が給湯口31から供給されるようになっている。
ガス熱源ユニット80に備えられた各センサの検出信号は、コントローラ120に入力される。また、コントローラ120から出力される制御信号によって、給湯バーナ81、熱源バイパス弁90、及び湯張り弁103の作動が制御される。
コントローラ120は、図示しないCPU,メモリ等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された貯湯式給湯装置1の制御用プログラムを、CPUで実行することによって、運転制御部121として機能する。
コントローラ120は、通信ケーブル130によりリモコン140と接続されている。リモコン140は、貯湯式給湯装置1の運転状況や運転条件の設定等を表示するための表示器141と、各種スイッチが設けられたスイッチ部142とを備えている。貯湯式給湯装置1の使用者は、リモコン140のスイッチ部142を操作することによって、給湯口31からの給湯温度(目標給湯温度)の設定や、湯張り運転における浴槽105への給湯温度(目標湯張り温度)及び湯張り量(目標湯張り量)の設定等を行う。
また、運転制御部121は、貯湯タンク11内の湯水を沸し上げ温度まで加熱する沸き上げ運転が実行されない状態が100時間継続したとき(本発明の滅菌実施条件が成立したときに相当する)に、貯湯タンク11内の水を高温に加熱して雑菌(レジオネラ菌等)を死滅させるタンク滅菌運転を実行する。以下、図2に示したフローチャートに従って、タンク滅菌運転について説明する。
運転制御部121は、STEP1で、滅菌実施条件が成立したか否かを判断する。そして、滅菌実施条件が成立したときにSTEP2に進み、運転制御部121は、給湯混合弁21を湯側を閉弁した状態に制御し、次のSTEP3で出湯バイパス弁29を閉弁する。STEP2で給湯混合弁21を湯側を閉弁した状態とすることにより、貯湯タンク11内の滅菌前の湯水が出湯管13に流入することを禁止している。
続くSTEP4で、運転制御部121は、タンク温度が40℃未満であるか否かを判断する。ここで、タンク温度とは、タンク中温度センサ26の検出温度th1、タンク表面温度センサ14の検出温度th2、及びタンク表面温度センサ15の検出温度th3のうちの最も低い温度である。
STEP4でタンク温度が40℃以上であって、後述するSTEP6の沸き上げ終了条件である45℃との温度差が5℃以下であるときはSTEP1に戻り、運転制御部121は、タンク滅菌運転を行わない。
一方、STEP4でタンク温度が40℃未満であるときはSTEP5に進み、運転制御部121は、沸き上げ温度を65℃(本発明の第1所定温度に相当する)に設定して、沸き上げ運転を実行する。すなわち、運転制御部121は、タンク循環ポンプ66を作動させた状態で、ヒートポンプ51を、湯温度センサ69の検出温度が65℃になるように作動させる。
これにより、貯湯タンク11の下部に貯まった水が65℃に加熱されて貯湯タンク11の上部に戻され、貯湯タンク11の上部から下部に向かって、65℃付近の湯の層が次第に拡大していく。
なお、外気温が低いときや、タンク循環路41が所定長以上であるときには、沸き上げ温度を35℃として沸き上げ運転を行った後(予備加熱後)、沸き上げ温度を65℃にして沸き上げ運転を行ってもよい。
続くSTEP6で、運転制御部121は、タンク下部温度センサ42の検出温度th6が45℃(本発明の第2所定温度に相当する)以上になるのを待ってSTEP7に進む。そして、STEP7で、運転制御部121は、ヒートポンプ51とタンク循環ポンプ66の作動を停止して沸き上げ運転を終了する。ここで、STEP5〜STEP7の処理は、本発明の高温加熱工程に相当する。なお、STEP7でタンク循環ポンプ66の作動を停止せずに、続けてSTEP8以下の処理を行ってもよい。
次のSTEP8で、運転制御部121はタンク循環ポンプ66を作動させ、続くSTEP9で、(a)タンク下部温度センサ42の検出温度th6が60℃(本発明の第3所定温度に相当する)以上、且つタンク表面温度センサ15の検出温度th3及びタンク表面温度センサ16の検出温度th4が共に57℃(本発明の第3所定温度に相当する)以上であるとき、又は(b)STEP8でタンク循環ポンプ66の作動を開始した時から20分(本発明の第1所定時間に相当する)が経過したときに、STEP10に進んでタンク循環ポンプ66を停止する。
なお、タンク表面温度センサ15の検出温度th3が57℃以上であるときは、タンク表面温度センサ15の配置位置における貯湯タンク11内の湯水の温度が60℃以上であると判断することができる。タンク表面温度センサ16についても同様である。
ここで、STEP8〜STEP10の処理は、本発明の温度均一化工程に相当する。温度均一化工程により、貯湯タンク11内の湯水の温度が、滅菌に必要な温度以上に均一化される。
STEP6で、タンク下部温度センサ42の検出温度th6が45℃以上になった段階で、ヒートポンプ51を停止して沸き上げ運転を終了し、STEP8〜STEP10でタンク循環ポンプ66を作動させてタンク11内の湯水の温度を均一化させることによって、タンク下部温度センサ42の検出温度th6が60℃(貯湯タンク11内の湯水の滅菌に必要な温度)以上になるまで、沸き上げ運転を実行する場合よりも、ヒートポンプ51の消費電力を減少させることができる。
続くSTEP11で、運転制御部121は、タンク表面温度センサ15の検出温度th3又はタンク表面温度センサ16の検出温度th4が50℃以上である状態が、20分継続したか否かを判断する。そして、この状態が20分継続しなかったとき(20分継続する前に、th3とth4が共に50℃未満に下がったとき)はSTEP1に戻り、再びSTEP1以下の処理を実行する。
一方、この状態が20分継続したときには、貯湯タンク11内の湯水が滅菌したと判断できるので、STEP12に進んで、運転制御部121は、滅菌実施条件をクリア(滅菌実施条件の時間を計時するタイマをリスタート)する。
続くSTEP13〜STEP15で、運転制御部121は、貯湯タンク11内の湯の温度を下げるタンク冷却運転を実行する。運転制御部121は、STEP13でタンク循環ポンプ66を作動させ、次のSTEP14で、タンク中温度センサ26の検出温度th1が59℃(本発明の第4所定温度に相当する)以下まで下がるのを待ってSTEP15に進む。STEP15で、運転制御部121は、タンク循環ポンプ66の作動を停止する。
このように、ヒートポンプ51の作動を停止した状態でタンク循環ポンプ66を作動させることにより、タンク循環路41を流通する際の放熱によって、貯湯タンク11内の湯の温度の低下を促進させることができる。
そのため、給湯混合弁21の異常により、給水バイパスから34から出湯管13に供給される水の量が僅かになり、運転制御部121により給湯混合弁21の混合比を調節して目標給湯温度の湯を給湯口31から供給することができない状態になったときに、貯湯タンク11から出湯管13に出湯された高温の湯が、そのまま給湯口31から供給されることを防止することができる。
なお、本実施形態では、図2のSTEP14で、タンク中温度センサ26の検出温度th1が59℃以下になったときに、STEP15に進んでタンク循環ポンプ66の作動を停止したが、STEP14で第2所定時間(貯湯タンク11内の湯の温度が、出湯管13に供給可能な温度まで低下する時間を想定して設定された時間)が経過するのを待って、STEP15に進むようにしてもよい。
1…貯湯式給湯装置、10…貯湯ユニット、11…貯湯タンク、12…給水管、13…出湯管、14〜17…タンク表面温度センサ(タンク内温度センサ)、21…給湯混合弁(湯水混合部)、26…タンク中温度センサ(タンク内温度センサ)、34…給水バイパス管(給水分岐管)、42…タンク下部温度センサ、50…ヒートポンプユニット、66…タンク循環ポンプ、80…ガス熱源機ユニット、120…コントローラ、121…運転制御部。

Claims (1)

  1. 下部に給水管が接続されると共に上部に出湯管が接続され、該給水管から供給される水が貯められる貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの下部と上部を接続したタンク循環路と、
    前記貯湯タンクの下部に貯まった湯水を前記タンク循環路を介して前記貯湯タンクの上部に循環させるタンク循環ポンプと、
    前記タンク循環路の途中に設けられた熱交換器と、
    圧縮機と、前記熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とを、熱媒体が封入された熱媒体循環路により順に接続して構成され、前記圧縮機により圧縮された熱媒体を前記熱媒体循環路に流通させることにより、前記熱交換器において、前記タンク循環路を流通する湯水と前記熱媒体循環路を流通する熱媒体との間の熱交換により、前記タンク循環路を流通する湯水を加熱するヒートポンプと、
    前記貯湯タンクの下部に貯まった湯水の温度を検出するタンク下部温度センサと、
    前記貯湯タンクの前記タンク下部温度センサによる温度検出箇所よりも上方に貯まった湯水の温度を検出するタンク内温度センサと、
    所定の滅菌実施条件が成立したときに、前記タンク循環ポンプを作動させると共に、前記ヒートポンプを前記タンク循環路から前記貯湯タンクに第1所定温度の湯が供給されるように作動させ、前記タンク下部温度センサの検出温度が前記第1所定温度よりも低い第2所定温度以上になったときに前記ヒートポンプの作動を停止する高温加熱工程と、該高温加熱工程の終了後に、前記タンク内温度センサの検出温度が前記第1所定温度と前記第2所定温度の間に設定された第3所定温度以上になるまで、又は第1所定時間が経過するまで、前記ヒートポンプの作動を停止した状態で前記タンク循環ポンプを作動させる温度均一化工程とを含むタンク滅菌運転を実行する運転制御部と
    前記給水管から分岐して、前記出湯管に接続された給水分岐管と、
    前記貯湯タンクから前記出湯管に供給される湯と前記給水分岐管から前記出湯管に供給される水との混合比を変更する湯水混合部とを備え、
    前記運転制御部は、前記出湯管から所定の目標給湯温度の湯が供給されるように、前記湯水混合部による混合比を調節し、前記タンク滅菌運転を終了した後、前記タンク内温度センサの検出温度が前記第3所定温度よりも低い第4所定温度以下になるまで、又は第2所定時間が経過するまで、前記ヒートポンプの作動を停止した状態で、前記タンク循環ポンプを作動させるタンク冷却運転を実行することを特徴とする貯湯式給湯装置。
JP2015071021A 2015-03-31 2015-03-31 貯湯式給湯装置 Active JP6523015B2 (ja)

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