JP2005320715A - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

温水洗浄便座装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005320715A
JP2005320715A JP2004137967A JP2004137967A JP2005320715A JP 2005320715 A JP2005320715 A JP 2005320715A JP 2004137967 A JP2004137967 A JP 2004137967A JP 2004137967 A JP2004137967 A JP 2004137967A JP 2005320715 A JP2005320715 A JP 2005320715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
warm water
air
water washing
seat device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004137967A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Aida
智一 合田
Yoshikatsu Adachi
善勝 安達
Yuji Ito
祐史 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2004137967A priority Critical patent/JP2005320715A/ja
Publication of JP2005320715A publication Critical patent/JP2005320715A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】 除菌機能と室内暖房手段を兼用することにより、装置のコンパクト化を可能とする。
【解決手段】 空気を暖めるヒータ104と、ヒータ104が収納される排気ダクト103と、装置内及び/又は装置外の空気を吸気し、ヒータ104により生成された温風を装置外へ噴出させるファンモータ105と、ヒータ104の通電制御とファンモータ105の駆動制御を行う制御装置14と、ファンモータ105の吸い込み口の上流に設けられて空気中のアレルゲンやウィルスを不活性化する集じんフィルタ108を備えた室内暖房装置100を温水洗浄便座装置1に内蔵した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、温水洗浄便座装置に係り、特にトイレ内で使用するのに好適な空気清浄装置を搭載した温水洗浄便座装置に関する発明である。
従来のトイレ空間の空気を清浄化する手段としては、便器後部上縁に載置されるハウジング内に収容され人体局部を洗浄する洗浄機構を備えた温水洗浄便座装置に対して、前記便器の近傍に位置するように空気清浄装置を温水洗浄便座装置内に内蔵していた(例えば、特許文献1参照。)。
この従来技術における空気清浄機能は、使用者が脱着衣を行なうことでトイレ内に拡散する塵や埃を効率的に排除しようとするものである。
特開平10−114989号公報
この従来技術においては、温水洗浄便座装置の空気清浄装置は、空気清浄機専用のファンモータやプレフィルタ、吸気口、排気口が必要となり、温水洗浄便座装置を大型化してしまうという問題があった。
また、トイレ内に残ったウィルスやアレルゲンは、塵や埃を捕獲するフィルタでは除去することができず、完全な空気清浄機能を発揮しているとはいえない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、温水洗浄便座装置内にウィルスやアレルゲンを不活性化する機能を持つ空気清浄装置を設置する場合に温水洗浄便座装置が大型化するのを防ぐことにある。さらに、本発明の第二の課題は、温水洗浄便座装置内に設けた空気清浄装置のフィルタのメンテナンスを行いやすくすることにある。
請求項1記載の温水洗浄便座装置によれば、暖房便座と、人体の局部を洗浄する洗浄装置と、トイレ空間を暖房する室内暖房装置を備えた温水洗浄便座装置において、前記室内暖房装置は、空気を暖めるヒータと、前記ヒータが収納される排気ダクトと、装置内及び/又は装置外の空気を吸気し、前記ヒータにより生成された温風を装置外へ噴出させるファンモータと、前記ヒータの通電制御と前記ファンモータの駆動制御を行う制御装置と、前記ファンモータの吸い込み口の上流に設けられて空気中のアレルゲンやウィルスを不活性化する集じんフィルタを備えたことにより、室内暖房装置に空気清浄機能が付加することが可能となり、装置のコンパクト化が可能となった。
また、請求項2記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項1記載の発明に加え、前記ファンモータの上流に吸気ダクトが配置され、前記集じんフィルタを前記吸気ダクト内に配置したことにより、集じんフィルタの固定が確実に行えようになった。
また、請求項3記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明に加え、温水洗浄便座装置の装置内と装置外を仕切る基材に、前記装置内と装置外を連通する開口部を形成し、前記開口部より装置外の空気が前記集じんフィルタ内を通気するように構成したことにより、装置外の空気を集じんフィルタへ通気し空気清浄をすることが可能である。
また、請求項4記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項3に記載の発明に加え、前記開口部に、前記基材の外側より着脱可能なプレフィルタを設けたので、塵や埃は集じんフィルタより上流に位置するプレフィルタが捕獲するので、集じんフィルタのウィルスやアレルゲンの不活性化機能を阻害することがない。
また、請求項5記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項3に記載の発明に加え、前記開口部に吸気口を有するフィルタケースを着脱可能に取り付け、前記フィルタケースに前記基材の外側より着脱可能なプレフィルタを設け、前記フィルタケースを前記開口部から外すことで前記集じんフィルタを装置外へ取り外し可能としたことにより、使用者が間違って、集じんフィルタを取り外せない構成とした。
また、請求項6記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項3〜5のいずれかに記載の発明に加え、前記基材に対して前記吸気ダクトを密着構成又は略密着に配置するとともに、前記ファンモータと前記集じんフィルタ間の前記吸気ダクトに前記基材内と連通する部分を有することにより、前記集じんフィルタ等が詰まったとしても、室暖機能の使用停止を防げる。
また、請求項7記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項1〜6のいずれかに記載の発明に加え、前記制御装置は、温水洗浄便座装置の過去の使用状況を記憶し、その記憶結果に基づいて使用頻度の低い時間帯を学習してなり、かかる使用頻度の低い時間帯では、前記ファンモータを第一の駆動制御で運転し、それ以外の時間帯では、前記ファンモータを第一の駆動制御より回転数の多い第二の駆動制御で運転することにより、使用者が使用しないと思われる深夜の就寝中は、するであろう時間帯にファンモータの回転数を少なくし、運転を低減させつつ、トイレ空間の除菌を行い、人が来るであろう時間帯はファンモータの回転数を上げて、除菌をする。
また、請求項8記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項7記載の発明に加え、使用者の温水洗浄便座装置への接近や便座への着座を検知する対象物検知センサを有し、前記対象物検知センサが使用者を検知した場合は、前記ファンモータを停止又は回転数を低減することにより、冷たい空気がトイレ空間に流れ、使用者に冷感による不快感を与えてしまうのを防止する
また、請求項9記載の温水洗浄便座装置によれば、請求項8記載の発明に加え、前記対象物検知センサにて使用者を検知後、非検知になった場合、一定時間内は前記第二の駆動制御より回転数の多い第三の駆動制御で運転することにより積極的に除菌運転をさせる。
本発明によれば、除菌機能と室内暖房手段を兼用することにより、装置のコンパクト化を可能という効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は温水洗浄便座装置の透視斜視図である。温水洗浄便座装置1は、人体の局部を清浄な水もしくは温水で洗浄する装置である。温水洗浄便座装置1への水の供給は、給水源より通水される給水管2が給水管取付口を有する分岐管3に接続することにより行われる。分岐管3は、温水洗浄便座装置1の内部に設置されているロータンク4に水を供給するボールタップ5と、局部洗浄の水の流れを制御する水路開閉手段を有した給水装置6に給水するように分岐される。
給水装置6の下流に接続される温水タンク7で温水を生成し、局部洗浄用ノズル8を伸出させ先端の吐水口8aから温水を吐水させ、便座9に着座している使用者の局部を洗浄する。局部洗浄用ノズル8は、通常状態では温水洗浄便座装置1の内部に収納され、本体ケース10にて覆われている。本体ケース10は、給水装置6,温水タンク7,局部洗浄用ノズル8,さらに後方に設置されているロータンク4を一体で覆う構成であり、また、本体ケース10内には、便座9及び便ふた11の開閉制御を行う開閉制御装置12(ソフト閉止装置又は自動開閉装置)が設置される。温水洗浄便座装置1の本体ケース10、便座9及び便ふた11は、便器13と略同一幅に構成されている。
温水洗浄便座装置1の制御装置14からの制御信号より便器洗浄バルブ装置15が作動し、フラッパ弁16が開閉することにより、温水洗浄便座装置1内部の後方に配置されるロータンク4に貯水されている水を便器側へ通水して便器洗浄を行う。
また、制御装置14は、ロータンク4の側面に配置され、温水タンク7の温度制御、給水装置6の開閉制御等の局部洗浄動作制御及び脱臭装置17、便座9及び便ふた11の開閉制御装置12(自動開閉装置の場合)の駆動制御、後述する空気清浄機能付き室内暖房装置100や乾燥装置18の温度制御及び駆動制御等を行う。また、これらの駆動機器は、本体プレート19に固定されている。なお、この本体プレート19および本体ケース10が、温水洗浄便座装置の基材に相当する。
図2は、背面から見た温水洗浄便座装置1である。ロータンク4を覆う本体ケース10は、背面が湾曲し、トイレ空間の背面壁との隙間部Aに空気清浄機能付き室内暖房装置の吸気口101aが配置されている。吸気口101aはフィルタケース101に形成されており、比較的大きい塵や埃を除去するプレフィルタ102がフィルタケース101に着脱ができるように装着されている。
図3は、フィルタケース101とプレフィルタ102の説明図である。フィルタケース101は、外気を取り込む吸気口101aと、プレフィルタ102の挿入口101bが設けられている。フィルタケース101の上面と下面の2箇所に、本体ケース10と係合する係合部101cが設けられ、フィルタケース101を本体ケース10と着脱操作するため係合部101cを操作する操作部101dが設けられている(スナップフィット構造)。また、プレフィルタ102のフィルタ部102aはメッシュ構成になっており、また、使用者が着脱できるように取っ手部102bが設けられ、フィルタケース101にプレフィルタ102を取り付けた際の係合部102cが形成されている(スナップフィット構造)。
図4は、本体ケース内の空気清浄機能付き室内暖房装置の斜視図であり、図5は、空気清浄機能付き室内暖房装置部の概略断面図であり、図6は、風路系統図である。
空気清浄機能付き室内暖房装置100は、排気ダクト103、ヒータ104、ファンモータ105、吸気ダクト106、パッキン107、集じんフィルタ108、サーミスタ109にて概略構成されている。排気ダクト103内には、ヒータ104が設けられている。ヒータ104には、温度ヒューズ104a、バイメタルスイッチ104bの安全装置が組み込まれている。
空気中に浮遊しているウィルスを捕集する集じんフィルタ108として、帯電処理を行ったエレクトレットフィルタなどの集じんフィルタと茶の抽出成分を添着しウィルスを不活性化させるカテキンフィルタを積層して構成したものや、また、より多くの細菌や微生物への殺傷力を高めた集じんフィルタとして、酵素(エゾチーム)と金属を坦持した無機抗菌剤(Ag−アパタイト)をプリフィルタに塗布した除菌フィルタと、カテキンフィルタと、塵埃を除去するヘパフィルターを積層にして構成してもよい。
また、前述の積層フィルタにダニ等に代表される害虫由来のアレルゲンを不活性化させるフィルタを構成してもよく、集じんフィルタ108内にトイレ内の空気が通気することにより、ウィルス、ダニや花粉などのアレルゲンを不活性化し空気を除菌し排気される。
本体ケース10の背面には開口部10aが形成されている。フィルタケース101は開口部10aに挿入し、係合部101cにより本体ケース10裏面と係合され固定される。フィルタケース101内には、通常プレフィルタ102が装着状態となっている。吸気ダクト106内には、集じんフィルター108が挿入されて、吸気ダクト106のフランジ部106aにパッキン107が取り付けられている。パッキン107は、発泡部材であり、フランジ部106aとの固定は両面テープにより固定される。フランジ部106aに取り付けられたパッキン107は、本体ケース10の裏面と密着するような構造となっている。
フィルタケース101の操作部101dをフィルタケース101内側に操作する(押す)ことにより、フィルタケース101は本体ケース10から外れ、集じんフィルタ108の交換が可能となっている。
ファンモータ105と吸気ダクト106の配置構成は、図5(a)においては、ファンモータ105と吸気ダクト106が密着されているため、本体内の空気は吸気せず、トイレ空間の空気のみ吸気する構成となっている。本構成において、プレフィルタ102が埃などで目詰まりを起こした場合、ファンモータ105を駆動させると、ファンモータ105とプレフィルタ102の間は真空に近い状態となり排気が出来なくなってしまう。この目詰まり状態で室暖機能を使うと、ヒータ104に装着されているバイメタルスイッチ104bがヒータ104の異常温度を検知し、ヒータ104に通電させないようにする。この場合、使用者は、なぜ室暖機能が使用できないかが分からず、不快に感じてしまう。よって、これを防止するため、例えば、目詰まりセンサ(図示なし)を、ファンモータ105の上流又は下流に配置し、室暖機能を使用する際は、ヒータ104を非通電状態でファンモータ105のみ所定時間運転をし目詰まりをチェックし、問題が無ければヒータ104を通電状態し、トイレ空間の暖房を開始させる。また、問題がある場合や予測される場合は、使用者に目詰まりを報知してプレフィルタ102の清掃を促す。目詰まりセンサ(図示なし)は、風速センサを用いることにより簡易的に目詰まりを検知できる。
別のファンモータ105と吸気ダクト106の配置構成として、図5(b)に示すように、ファンモータ105と吸気ダクト106に所定空間を設け本体内の空気とトイレ空間の空気の両方を吸気する構成としている。本構成によれば、ファンモータ105と吸気ダクト106を所定空間Bを設けて配置することにより、プレフィルタ102又は集じんフィルタ108が目詰まりを起こしても、室暖機能としては、温水洗浄便座装置1内の空気により正常な運転が可能となる。前述した図5(a)の構成では目詰まりセンサが必要であったが、本構成では必要がなくなる。
また、使用者へのプレフィルタ102の清掃を促す手段として、ファンモータ105の累積駆動時間を制御部が算出して、所定駆動時間になったら使用者へ報知する態様をとることができる。この場合、清掃後は駆動時間を使用者が駆動時間をリセットすることにより、実施可能となる。
ファンモータ105と吸気ダクト106の別の配置構成として、吸気ダクト106とファンモータ105は所定空間Bを設けたが、ファンモータ105と吸気ダクト106を密着配置させた場合でも、集じんフィルタ108とファンモータ105の間に、吸気ダクト106に本体内と連通する通気穴(図示なし)を設けて本体内外の空気を取り込んでも、同様の効果が得られる。
前記構成において、本体内外からの空気取り込む場合、本体内からの空気取り込み量より、本体外からの空気取り込み量を多くするように構成する方が、除菌効率が良い。
また、図5(c)は、本体底面から吸気する場合の構成である。本体プレート19の開口部19aにフィルタケース101が前述と同様に装着される。本体プレート19には、開口部19aを囲うリブ19bが形成され、吸気ダクト106の吸気口とリブ19bが重なるように取り付けられ、本体内からの吸気を妨げている構成となっている。この場合、パッキンを使わずに確実に本体外からの吸気が可能となり、前述の構成と同様の効果が得られる。なお、このリブ19bを5mm程度の高さにすれば、温水洗浄便座装置1やロータンク4から水漏れが生じて本体プレート19上に落水しても開口部19aから落下することがない。
前述した構成において、送風ファンの吸い込み側に集じんフィルタ108を設けたことで便器内の湿気や尿などアンモニア成分等の空気が集じんフィルタ108を通過することを防止しているため、除菌部である集じんフィルタ108の早期劣化を防ぐことが可能となる。また、特に集じんフィルタ108にカテキンが添着している場合、アンモニア成分等の湿気による劣化が顕著であるため、便器内の空気を吸い込む脱臭装置に集じんフィルタ108を設けるより、室内暖房装置にカテキン添着のフィルタを構成することが望ましい。
また、フィルタを清掃する際には、通常は、フィルタケース101を開口部19aに装着したままプレフィルタ102の取っ手部102bを引いてプレフィルタ102のみを外して付着した塵や埃を除去する。集じんフィルタ108を掃除したり交換する場合には、フィルタケース101を開口部109aから外して集じんフィルタ108を開口部109aから取り出せばよい。このように、2つのフィルタをメンテナンスの頻度によって異なる取り外し方法としているので、通常のプレフィルタ102のメンテナンスのみを簡単に行なうことができる。
なお、異臭の原因となる便器内からのアンモニア成分等の空気は、別に構成されている脱臭装置17の触媒によって無臭化され便器外へ排気される(図示無し)。
図7は温水洗浄便座装置1を操作するリモコン20である。リモコン20には除菌ボタン20aと室内暖房ボタン20b(以下 室暖ボタン)が用意されており、室暖ボタン20bにより室暖機能が選択されていない場合、除菌ボタン20aが操作されると、制御装置14の制御信号によりヒータ104が非通電の状態でファンモータ105のみ動作をし、トイレ空間の除菌運転が開始される。除菌運転中に、室暖ボタン20bが操作されると、室暖機能が優先され、ヒータ104が通電され室内暖房機能が開始される。室内暖房機能が開始されても、本体ケース10の外の空気が集じんフィルタ108に通気しヒータ104によって空気は暖められ、除菌された空気が温風となり本体ケース10外へ排気されることになる。
次に、節電機能について説明する。
温水洗浄便座装置1には、学習制御により節電機能(以下 学習節電)と決まった時間を節電するタイマー節電とタイマー室内暖房運転(タイマー室暖)が搭載されている。学習節電は、リモコン20の学習節電ボタン20c(おまかせ節電)を操作することにより、開始される。学習節電は、トイレの使用状況を常時記憶し、各時間帯での使用頻度を予測して、「あまり使わない時間帯」に便座温度、温水温度を予め設定された低い温度に抑えることで節電を行う機能である。
図8は、使用頻度の予測の説明図である。制御装置14に設けた記憶部に、1日を32個の時間帯(1個:45分)に分割し、各時間帯でのトイレの使用状況を記憶する。トイレの使用状況は、リモコン使用の有無によりトイレを使ったか使わなかったかを判断する。1日分の使用状況のデータが揃ったところで、その日のデータを最近8日間の使用状況データに登録し、最近8日間を更新する。
1つの時間帯に対し、最近8日間でトイレを使用したのが3日以下若しくは4日未満であればその時間帯は「あまり使わない時間帯」と判断する。過去1日分しかデータがない場合はその前後の使用頻度を見て予測する。
使用頻度の予測には最低でも1日分の使用状況データが必要なため、学習節電が働くのは、温水洗浄便座装置の通電開始後、1日以上経過後となり、その後決まった使用パターンで使用すると、精度の良い節電が可能となる。
1日に1回も使用しなかった場合、その日は使用者が留守状態と判断し、その日のデータは登録しない。したがって使用者が不在などでしばらく1回も使わなくても、1日中すべて「あまり使わない時間帯」とはならない。
タイマー節電は、毎日同じ時刻に設定された時間だけ自動的に便座ヒータ(図示無し)、温水ヒータ(図示無し)への通電を停止する機能である。リモコンのタイマー節電ボタン20dを押し、3時間、6時間、9時間の節電時間を設定する。設定が完了したときより(ボタンを押したときより)タイマー節電は開始される。但し、使用者の便座9への着座検知と、便器13付近への人体の検知を行う対象物検知センサ21(図1参照)が検知している場合は、節電を行わなず通常設定運転になり、使用者が対象物検知センサ21から非検知となったら、節電が再度開始される。
タイマー室暖は、リモコン20のタイマー室暖ボタン20eを押し、3時間、6時間、9時間の運転時間を設定する。設定が完了したときより(ボタンを押したときより)室内暖房装置は運転を開始する。
図9は、学習節電とタイマー節電を設定されている場合の除菌運転の動作説明図である。学習節電とタイマー節電の運転制御は、タイマー節電が優先される。
学習節電の「あまり使わない時間帯」では、除菌機能付き室内暖房装置のファンモータ105は、ファンモータ105の回転数を通常運転より回転数を下げ運転(低量運転)する。この制御での「あまり使わない時間帯」は、夜中の就寝中などの場合が多いため、通常運転の回転数での運転では運転音が響き使用者が不快になってしまい、この場合は回転数を下げ運転させることにより、消費電力も少なく、運転音を低減させることが可能となった。
使用予測時間帯ではファンモータ105の回転数を上げ、通常運転にて運転させる。使用予測時間帯及び「あまり使わない時間帯」で、対象物検知センサ21が使用者を検知したら、ファンモータ105の回転数を低減運転又は、ファンモータ105の回転を停止させ、使用者に不快を与えない程度の運転若しくは停止させる。この制御は、例えば、冬場に除菌運転が設定されている場合、冷たい空気がトイレ空間に流れ、使用者に冷感による不快感を与えてしまうのを防止することや、ファンモータ105の駆動音により使用者に不快感を与えるのを防止することにある。その後、トイレの退室などで使用者の検知が非検知になった場合、ある一定期間、通常運転の回転数より回転数を上げ使用者の衣服などからトイレ内に拡散した埃やゴミなどを積極的に除去させる。一定期間後は、通常運転又は低量運転に復帰する。
図10は、タイマー室暖、タイマー節電及び学習節電が、併用された場合の動作説明図である。節電機能とタイマー室暖では、室暖運転が優先される。タイマー室暖運転では通常運転でトイレ空間の室内暖房と除菌を行い、タイマー節電期間が過ぎれば、前述同様に「あまり使われない時間帯」では、除菌機能付き室内暖房装置のヒータ104は非通電で低量運転で運転をし、使用が予測された場合は、ファンモータ105の回転数を上げ、通常運転をする。使用者を対象物検知センサ21にて検知した場合は、前述と同様である。
以上のように、本実施例では室内暖房装置の吸気側に集じんフィルタを配置し装置の兼用が可能となった。また、吸気口は本体ケース背面部に設けているが、使用者が便器正面に立ったとき若しくは便座に着座した際、視認しにくい場所(例えば:底面や側面)であれば、集じんフィルタやプレフィルタ交換の意思が無い使用者が,フィルタケースやプレフィルタを着脱操作をすることを防げ、また、フィルタケースやプレフィルタの盗難防止にもなる。
なお、本実施例は、ロータンクと局部洗浄装置を一体にしている、いわゆる「一体形」の温水洗浄便座装置である。しかし、ロータンクと温水洗浄便座装置が別体式であっても同様の構造は可能であり、また、室内暖房と温水洗浄便座装置が別体に取付られ、温水洗浄便座装置と室内暖房装置が電気的に接続されているものも、構成をコンパクトにできる点で本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の温水洗浄便座の透視斜視図である。 本発明の背面からの見た温水洗浄便座装置である。 本発明のフィルタケースとプレフィルタの図である。 本発明の室内暖房装置の斜視図である。 本発明の室内暖房装置部の概略断面図である。 本発明の風路系統図である。 本発明のリモコンの図である。 本発明の使用頻度の予測の説明図である。 本発明の動作説明図である。 本発明の動作説明図である。
符号の説明
1・・・温水洗浄便座装置
2・・・給水管
3・・・分岐管
4・・・ロータンク
5・・・ボールタップ
6・・・給水装置
7・・・温水タンク
8・・・局部洗浄用ノズル
9・・・暖房便座
10・・・本体ケース(基材)
10a・・・開口部
11・・・便ふた
12・・・開閉制御装置
13・・・便器
14・・・制御装置
15・・・便器洗浄バルブ装置
16・・・フラッパ弁
17・・・脱臭装置
18・・・乾燥装置
19・・・本体プレート(基材)
19a・・・開口部
20・・・リモコン
21・・・対象物検知センサ
100・・・空気清浄機能付き室内暖房装置
101・・・フィルタケース
102・・・プレフィルタ
103・・・排気ダクト
104・・・ヒータ
105・・・ファンモータ
106・・・吸気ダクト
107・・・パッキン
108・・・集じんフィルタ
109・・・サーミスタ


Claims (9)

  1. 暖房便座と、人体の局部を洗浄する洗浄装置と、トイレ空間を暖房する室内暖房装置を備えた温水洗浄便座装置において、
    前記室内暖房装置は、空気を暖めるヒータと、前記ヒータが収納される排気ダクトと、装置内及び/又は装置外の空気を吸気し、前記ヒータにより生成された温風を装置外へ噴出させるファンモータと、前記ヒータの通電制御と前記ファンモータの駆動制御を行う制御装置と、前記ファンモータの吸い込み口の上流に設けられて空気中のアレルゲンやウィルスを不活性化する集じんフィルタを備えたことを特徴とする温水洗浄便座装置。
  2. 前記ファンモータの上流に吸気ダクトが配置され、前記集じんフィルタを前記吸気ダクト内に配置したことを特徴とする請求項1に記載の温水洗浄便座装置。
  3. 温水洗浄便座装置の装置内と装置外を仕切る基材に、前記装置内と装置外を連通する開口部を形成し、装置外の空気が前記開口部を介して前記集じんフィルタ内を通気するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の温水洗浄便座装置。
  4. 前記開口部に、前記基材の外側より着脱可能なプレフィルタを設けたことを特徴とする請求項3に記載の温水洗浄便座装置。
  5. 前記開口部に吸気口を有するフィルタケースを着脱可能に取り付け、前記フィルタケースに前記基材の外側より着脱可能なプレフィルタを設け、前記フィルタケースを前記開口部から外すことで前記集じんフィルタを装置外へ取り外し可能としたことを特徴とする請求項3に記載の温水洗浄便座装置。
  6. 前記基材に対して前記吸気ダクトを密着構成又は略密着に配置するとともに、前記ファンモータと前記集じんフィルタ間の前記吸気ダクトに前記基材内と連通する部分を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の温水洗浄便座装置。
  7. 前記制御装置は、温水洗浄便座装置の過去の使用状況を記憶し、その記憶結果に基づいて使用頻度の低い時間帯を学習してなり、
    かかる使用頻度の低い時間帯では、前記ファンモータを第一の駆動制御で運転し、それ以外の時間帯では、前記ファンモータを第一の駆動制御より回転数の多い第二の駆動制御で運転することを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の温水洗浄便座装置。
  8. 使用者の温水洗浄便座装置への接近や便座への着座を検知する対象物検知センサを有し、前記対象物検知センサが使用者を検知した場合は、前記ファンモータを停止又は回転数を低減することを特徴とする請求項7に記載の温水洗浄便座装置。
  9. 前記対象物検知センサにて使用者を検知後、非検知になった場合、一定時間内は前記第二の駆動制御より回転数の多い第三の駆動制御で運転することを特徴とする請求項8に記載の温水洗浄便座装置。


JP2004137967A 2004-05-07 2004-05-07 温水洗浄便座装置 Withdrawn JP2005320715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004137967A JP2005320715A (ja) 2004-05-07 2004-05-07 温水洗浄便座装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004137967A JP2005320715A (ja) 2004-05-07 2004-05-07 温水洗浄便座装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005320715A true JP2005320715A (ja) 2005-11-17

Family

ID=35468174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004137967A Withdrawn JP2005320715A (ja) 2004-05-07 2004-05-07 温水洗浄便座装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005320715A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336953A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置
JP2008092625A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Toto Ltd 電気機器及び衛生洗浄装置
JP2009167588A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Inax Corp 便器装置
JP2009222258A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toto Ltd 貯湯式電気温水器
JP2009222259A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toto Ltd 貯湯式電気温水器
JP2019514677A (ja) * 2016-04-28 2019-06-06 インテグリス・インコーポレーテッド 可燃性のフィルタカートリッジおよび再利用可能なフレームを備えた浮遊分子状汚染フィルタカートリッジシステム
JP2020091042A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 三菱電機株式会社 給湯機
JP2021127621A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 Toto株式会社 トイレ空間用脱臭装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336953A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置
JP2008092625A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Toto Ltd 電気機器及び衛生洗浄装置
JP2009167588A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Inax Corp 便器装置
JP2009222258A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toto Ltd 貯湯式電気温水器
JP2009222259A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toto Ltd 貯湯式電気温水器
JP2019514677A (ja) * 2016-04-28 2019-06-06 インテグリス・インコーポレーテッド 可燃性のフィルタカートリッジおよび再利用可能なフレームを備えた浮遊分子状汚染フィルタカートリッジシステム
US10987612B2 (en) 2016-04-28 2021-04-27 Entegris, Inc. Airborne molecular contamination filter cartridge system with combustible filter cartridge and reusable frame
JP2020091042A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 三菱電機株式会社 給湯機
JP7119961B2 (ja) 2018-12-03 2022-08-17 三菱電機株式会社 給湯機
JP2021127621A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 Toto株式会社 トイレ空間用脱臭装置
JP7395123B2 (ja) 2020-02-14 2023-12-11 Toto株式会社 トイレ空間用脱臭装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6874397B2 (ja) 衛生洗浄装置
WO2014024552A1 (ja) イオン発生装置及びそれを組み込んだ便座装置
JP4928888B2 (ja) 洋風便器装置
JP2005320715A (ja) 温水洗浄便座装置
KR200441147Y1 (ko) 소독기능을 겸비한 손 건조기
JP2009019336A (ja) トイレ用空気清浄装置
KR20160142213A (ko) 좌변기 기반의 탈취 장치
JP5259532B2 (ja) サウナ装置
CN100504202C (zh) 具有杀菌功能的空气净化器及其控制方法
JP2013096107A (ja) 衛生洗浄装置
KR200432717Y1 (ko) 악취제거변기
KR200427889Y1 (ko) 바람막을 이용한 탈취 및 항균 변기시트
JP7069928B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2007092493A (ja) トイレ消臭芳香装置
KR20060035911A (ko) 공기 살균 기능을 갖는 공기청정기 및 이를 제어하는 방법
JP5129093B2 (ja) サウナ装置
KR102000496B1 (ko) 좌변기용 비데
JP5069187B2 (ja) サウナ装置
KR101775395B1 (ko) 위생 세정 장치
JPS6043538A (ja) 便所用脱臭装置
JP2007023769A (ja) 衛生洗浄装置の芳香制御方法
JP2019167780A (ja) 衛生洗浄装置
JP4512804B2 (ja) 酸性水手洗い装置
JP2011111813A (ja) 局部洗浄装置
KR102169150B1 (ko) 직수식 변기용 악취 제거장치

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060712

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807