JP2018134316A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018134316A
JP2018134316A JP2017032350A JP2017032350A JP2018134316A JP 2018134316 A JP2018134316 A JP 2018134316A JP 2017032350 A JP2017032350 A JP 2017032350A JP 2017032350 A JP2017032350 A JP 2017032350A JP 2018134316 A JP2018134316 A JP 2018134316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilization
water
bath
time
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017032350A
Other languages
English (en)
Inventor
孝司 木下
Koji Kinoshita
孝司 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2017032350A priority Critical patent/JP2018134316A/ja
Publication of JP2018134316A publication Critical patent/JP2018134316A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

【課題】除菌機能を有する風呂装置において、終了予定時刻がタイマ設定された除菌運転において、終了予定時刻以降に浴槽水が不使用である場合での浴槽水の清浄性低下を抑制する。【解決手段】循環ポンプの作動およびUV灯の点灯によって、循環浴槽水の除菌期間が設けられる。除菌運転は、タイマ設定された終了予定時刻tmまでに一旦終了される。終了予定時刻tm以後のタイミングにおいて、浴槽水の使用有無判定が起動される。判定の起動時に、使用有無判定によって浴槽水の使用が検知されない場合には、終了予定時刻tmより後に、除菌期間がさらに設けられる。一方で、浴槽水の使用が検知されると除菌運転が完了されて、以降では除菌期間は設けられない。【選択図】図3

Description

この発明は風呂装置に関し、より特定的には、浴槽水の循環による除菌機能を有する風呂装置に関する。
ポンプの運転に伴って、浴槽循環水が浄化殺菌装置を通過することにより、浴槽水を浄化殺菌する装置が、特開2002−1354号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1では、時間経過に応じた運転パターンに従って浄化殺菌運転を間欠的に実行すること、および、運転パターンを入浴中とそれ以外の期間との間で切換えることが記載されている。
特開2002−1354号公報
特許文献1では、浴槽水を入浴目的で連続的に使用するための浄化殺菌運転が記載されている。一方で、他の態様として、風呂の残り湯を入浴以外の用途(たとえば、洗濯等)に使用するために、浴槽水を除菌する除菌運転のニーズがある。
このような除菌運転では、ユーザが使用予定に合せてタイマ設定した除菌運転の終了予定時刻から逆算して、除菌灯等の除菌手段を作動させることで、効率的な除菌運転を行うことが期待できる。
しかしながら、かかるタイマ運転では、通常、終了予定時刻以降では除菌運転は非実行とされる。したがって、終了予定時刻の到来後に長期間浴槽水が不使用とされた場合には、雑菌の増殖により浴槽水の清浄性が低下することが懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、除菌機能を有する風呂装置において、終了予定時刻がタイマ設定された除菌運転において、終了予定時刻以降に浴槽水が不使用である場合における浴槽水の清浄性低下を抑制することである。
この発明のある局面によれば、風呂装置は、循環経路と、除菌部と、循環ポンプと、入力部と、制御装置とを備える。循環経路は、浴槽に設けられた吸込口および吐出口と接続されて浴槽水を循環するように構成される。除菌部は、循環経路に含まれるように配置される。循環ポンプは、作動時に循環経路に浴槽水を循環させる。入力部は、除菌部を用いて循環経路を通過する浴槽水を除菌するための除菌運転の終了予定時刻をタイマ設定するために設けられる。制御装置は、終了予定時刻に従った除菌運転のために、循環ポンプの作動および停止と除菌部の作動および停止とを制御する。制御装置は、判定部および制御部を有する。判定部は、終了予定時刻以後に起動されて、起動時点において浴槽水の使用有無を判定する。制御部は、判定部によって浴槽水の使用が検知されないときに、当該時点以後に循環ポンプおよび除菌部が作動する除菌期間を設ける。一方で、制御部は、判定部によって浴槽水の使用が検知されたときには、除菌部および循環ポンプを固定的に停止して除菌運転を完了する。
上記風呂装置によれば、タイマ設定された除菌運転の終了予定時刻以後において、浴槽水が使用されるまでの間に、除菌期間を設けることができる。これにより、除菌運転の終了予定時刻後に長期間浴槽水が不使用とされた場合にも、雑菌の増殖による浴槽水の清浄性の低下を抑制できる。
好ましくは、判定部は、制御部によって設けられた除菌期間の終了から所定の停止時間が経過すると再起動される。制御部は、判定部の再起動によって浴槽水の使用が検知されない場合には、当該時点以後に除菌期間をさらに設ける一方で、判定部の再起動によって浴槽水の使用が検知された場合には、除菌部および循環ポンプを固定的に停止して除菌運転を完了する。
このように構成すると、除菌運転の終了予定時刻以降において、浴槽水が使用されるまでの間、浴槽水の使用有無判定を周期的に起動することにより、除菌期間を効率的に設けることができる。これにより、消費エネルギの抑制とともに、機器寿命の短縮を抑制することができる。
また好ましくは、風呂装置は、浴槽水の温度を検出する温度検出器をさらに備える。制御部は、判定部によって浴槽水の使用が検知されないときであっても、当該時点での浴槽水の温度が基準温度よりも低いときには、除菌部および循環ポンプを固定的に停止して除菌運転を完了する。
このように構成すると、雑菌の繁殖力が低くなる浴槽水の温度低下時には、除菌期間が無用に設定されることを回避できる。これにより、循環ポンプおよび除菌部について、消費エネルギの抑制とともに、機器寿命の短縮を抑制することができる。
あるいは好ましくは、制御部は、判定部によって浴槽水の使用が検知されず、かつ、当該時点での浴槽水の温度が基準温度よりも高いときには、当該時点以降において除菌期間の時間長を浴槽水の温度に応じて可変に設定する。判定部は、除菌期間の終了から停止時間が経過すると再起動される。浴槽水の温度が高くなるのに応じて、除菌期間の時間長および停止時間の和に対する除菌期間の時間長の比は高く設定される。
このように構成すると、雑菌の繁殖能力が高くなる浴槽水の高温時ほど除菌部による除菌力を高めることができるので、浴槽水温度に対応して雑菌の増殖を効果的に抑制することができる。
さらに好ましくは、浴槽水の温度が高くなるのに応じて、除菌期間の時間長および停止時間の和は短く設定される。
このように構成すると、浴槽水の温度が高いときに短い周期で除菌期間を設けることができるので、雑菌の繁殖能力が高くなる高温時に雑菌の増殖を抑制することができる。
また好ましくは、風呂装置は、浴槽における浴槽水の水位検出器をさらに備える。判定部は、水位検出器の出力の推移に基づいて浴槽水の使用有無を判定する。
このように構成すると、インターネット接続のための構成や浴室内の人感センサの配置を要することなく、浴槽の水位監視のための水位検出器を用いて、浴槽水の使用有無を判定することができる。
好ましくは、除菌部は、点灯時に除菌効果を有する波長域の光線を照射する除菌灯を含む。除菌灯は、除菌部の作動時に点灯する一方で、除菌部の停止時に消灯する。
このように構成すると、除菌灯の点灯および消灯の切換えによって簡易に除菌部の作動および停止を制御することができる。
この発明によれば、除菌機能を有する風呂装置において、終了予定時刻がタイマ設定された除菌運転において、終了予定時刻以降に浴槽水が不使用である場合における浴槽水の清浄性低下を抑制することができる。
本実施の形態に従う風呂装置を実現するための給湯システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示された給湯システムに対する遠隔制御システム(リモコンシステム)の構成を説明する概略図である。 本実施の形態に従う風呂装置におけるタイマ除菌運転の動作例を説明するための概念的な波形図である。 実施の形態1に従うタイマ除菌運転の制御処理を説明するフローチャートである。 水位センサを用いて浴槽水の使用有無判定を実行する場合の制御処理例を説明するフローチャートである。 実施の形態2に従うタイマ除菌運転の制御処理を説明するフローチャートである。 浴槽水温度に応じた除菌期間の設定を説明するための概念図である。 浴槽水温度に応じた除菌期間の設定を説明するための概念的な波形図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態に従う風呂装置を実現するための給湯システムの概略構成を示すブロック図である。以下の説明で明らかになるように、本実施の形態に従う風呂装置は、給湯システムの一部機能によって実現することができる。
図1を参照して、給湯システム1は、給湯機能を実現するための給湯回路2と、風呂追焚機能を実現するための追焚循環回路3と、浴槽8への湯張り機能を実現するための注湯回路4と、ドレン処理回路5と、コントローラ50と、リモートコントローラ(以下、単に「リモコン」とも称する)200とを備える。
たとえば、給湯回路2、追焚循環回路3、注湯回路4およびドレン処理回路5は、給湯器10内に配置されて、給湯器10と浴槽8との間は、配管35a,35bによって接続される。以下では、後程説明する追焚循環経路での通流方向に合わせて、配管35aを風呂戻り配管35aとも称し、配管35bを風呂往き配管35bとも称する。なお、以下では、浴槽8内に貯留された、通常浴用に適温の湯、および適温の湯が冷めて低温になった水の両者を包括して、単に「浴槽水」と称することとする。
給湯システム1は、風呂の追焚機能に加え、給湯機能および風呂湯張り機能の各機能を併用する複合熱源機型に構成されたものである。本実施の形態に従う風呂装置は、主に、追焚循環回路3と、コントローラ50と、リモコン200とによって構成することができる。また、本実施の形態に従う風呂装置は、後程詳細に説明するように、追焚循環回路3を用いて、浴槽水の除菌機能を有するように構成されている。
給湯回路2は、バーナ20と、給湯用の一次熱交換器21および二次熱交換器24とを含む。バーナ20は、図示しない燃料供給系から流量調整弁を経由した燃料ガスの供給を受けて、燃焼作動するように構成される。
一次熱交換器21は、バーナ20の燃焼ガスの顕熱(燃焼熱)により入水(低温水)を熱交換によって加熱する。給湯回路2へは、入水路22から水道水等が給水される。二次熱交換器24は、たとえば、排気集合筒内に配設される。二次熱交換器24は、バーナ20からの燃焼排ガスの潜熱によって通流された低温水を熱交換によって加熱する。
入水路22の低温水は、まず二次熱交換器24によって予熱された後、一次熱交換器21において主加熱される。一次熱交換器21および二次熱交換器24によって所定温度まで加熱された高温水は、入水路22からバイパス弁25を経由して非加熱とされた低温水と混合されて、出湯路23から出湯される。たとえば、給湯システム1は、出湯路23に出湯された湯が、台所や浴室等の給湯栓900や上記注湯回路4などの所定の給湯箇所に給湯されるように構成される。
入水路22には、流量センサ26や入水温度センサ27が配置される。出湯路23には、流量制御弁28や温度センサ29を配置することができる。
注湯回路4は、注湯路41と、注湯ユニット42とを含む。注湯路41は、給湯回路2の出湯路23から上流端が分岐される。注湯路41は、注湯ユニット42を経由して、追焚循環経路(戻り回路32a上の合流点47)に合流するように配置される。注湯ユニット42は、開閉切換により注湯の実行および遮断を切換えるための注湯電磁弁や縁切り弁等がユニット化されて構成される。注湯路41に流量センサ45を設けることにより、注湯回路4から浴槽8への供給流量を検出することができる。また、バーナ20を非作動とした状態で注湯電磁弁を開放することにより、注湯回路4によって低温水(非加熱水)を浴槽8へ供給することも可能である。
追焚循環回路3は、バーナ30と、追焚用の一次熱交換器31および二次熱交換器34と、追焚用の循環ポンプ33と、UV(Ultra Violet)ユニット70とを含む。
バーナ30は、バーナ20と同様に、図示しない燃料供給系から燃料ガスを供給されることによって、燃焼作動する。なお、バーナ20および30は、図示しない電磁弁によって燃料ガスの供給を別個に制御可能とすれば、一体的に構成することも可能である。一次熱交換器31は、バーナ30の燃焼ガスの顕熱(燃焼熱)により通流された水を加熱する。二次熱交換器34は、バーナ30からの燃焼排ガスの潜熱によって通流された水を加熱する。
追焚循環回路3には、戻り回路32aおよび往き回路32bが設けられる。戻り回路32aの上流端(すなわち、浴槽側)の接続口321に対して、風呂戻り配管35aの下流端が接続される。さらに、風呂戻り配管35aの上流端が、浴槽8に設置された循環アダプタ81の吸込側(吸入口85)に接続される。また、往き回路32bの下流端(すなわち、浴槽側)の接続口322に対して、風呂往き配管35bの上流端が接続される。風呂往き配管35bの下流端は、循環アダプタ81の吐出側(吐出口86)に接続される。
戻り回路32aには、さらに、水流スイッチ36および温度センサ37が配置される。水流スイッチ36は、所定流量を超えた通流があった場合にオンされる一方で、そうでない場合にはオフされる。温度センサ37は、追焚循環経路での一次熱交換器31および二次熱交換器34の入側(通過前)での浴槽水の温度を検出するために配置される。
さらに、戻り回路32aには、浴槽8内の水位を測定するための水位センサ38が配置される。水位センサ38は、代表的には、水位に応じて戻り回路32aに生じた水圧を検出するための圧力センサによって構成される。なお、温度センサ37および水位センサ38は、循環ポンプ33の停止時においても、浴槽水に接触するように配置されている。水位センサ38は、後述する注湯路41における注湯ユニット42の下流側(浴槽側)に配置されてもよい。
また、往き回路32bには、温度センサ39が配置される。温度センサ39は、一次熱交換器31および二次熱交換器34による加熱後の浴槽水の温度(すなわち、浴槽8へ戻される湯温)を検出するために設けられる。
循環ポンプ33が作動すると、浴槽8からの浴槽水は、循環アダプタ81の吸入口85から、風呂戻り配管35aおよび戻り回路32a、二次熱交換器34および一次熱交換器31、ならびに、往き回路32bおよび風呂往き配管35bを経由して、循環アダプタ81の吐出口86へ至る経路を循環する。このように、循環ポンプ33が作動することによって、浴槽水の「循環経路」を形成することができる。
浴槽水の循環経路が一次熱交換器31および二次熱交換器34を含むため、循環浴槽水を一次熱交換器31および二次熱交換器34で加熱することによって、追焚機能が実現される。
UVユニット70は、紫外線を照射するためのUV灯71を内蔵する。すなわち、UV灯71は、点灯時に除菌効果を有する波長域の光線(紫外線)を照射するように構成されており、「除菌灯」および「除菌部」の一実施例に相当する。UV灯71は、循環ポンプ33の作動による浴槽水の循環経路に含まれるように配置されている。UV灯71を内蔵するUVユニット70は、浴槽水の循環経路上のいずれに配置されてもよいが、好ましくは、二次熱交換器34よりも上流側に配置される。たとえば、UVユニット70は、図1に例示するように、戻り回路32aに配置することができる。
本実施の形態に従う風呂装置では、循環ポンプ33の作動による循環経路において、UVユニット70を通過する浴槽水が、UV灯71の点灯時に紫外線照射によって除菌される。これにより、浴槽水の雑菌数を低減する除菌運転を実行することができる。特に、入浴後の浴槽水(いわゆる、残り湯)を洗濯等の入浴以外の用途で使用するための除菌運転では、当該使用予定時刻に対応させて、除菌運転の終了予定時刻をタイマ設定することにより、除菌運転を効率的に実行することができる。終了予定時刻がタイマ設定された除菌運転(以下、「タイマ除菌運転」とも称する)の詳細については、後程詳細に説明する。
なお、本実施の形態では、「除菌灯」としてUV灯71を例示するが、点灯時に除菌効果を有する波長域の光線を照射するものであれば、UV灯以外にも、蛍光灯や発光ダイオード(LED)等によって「除菌灯」を構成することも可能である。また、除菌機能のオンオフが可能であれば、除菌灯以外の機器によって「除菌部」を構成することも可能である。
ドレン処理回路5は、集水パン51と、中和器60と、ドレン排出路55とを有する。ドレン処理回路5は、二次熱交換器24,34において燃焼排ガスが潜熱回収のための熱交換により冷やされて凝縮することにより生じたドレンを処理するために設けられる。ドレンは、酸性の水溶液である。
集水パン51は、二次熱交換器24,34からドレンを集水するように構成される。中和器60は、集水パン51によって集水されたドレンに中和処理を施す。中和器60による中和処理後のドレンは、ドレン排出路55を経由して排水口へ導出される。
図2は、図1に示された給湯システムに対する遠隔制御システム(リモコンシステム)の構成を説明する概略図である。
図2を参照して、図1に示された給湯システム1は、リモコン200aおよび200bを備える。すなわち、図1に示されたリモコン200は、リモコン200aおよび200bを包括的に記載した機能ブロックに相当する。
給湯システム1に対するユーザ指令は、リモートコントローラ200a,200bによって入力される。リモートコントローラ200a,200bは、通信線260aおよび260bによって、給湯器10内のコントローラ50(図1)と接続される。通信線260aおよび260bは、代表的には、2芯の通信ケーブルによって構成することができる。
リモートコントローラ200aは、たとえば、台所の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ200aを「台所リモコン200a」とも称する。台所リモコン200aは、給湯システム1の運転を入り切りするための運転スイッチ202aと、操作スイッチ203bと、表示部205bとを含む。運転スイッチ202aおよび操作スイッチ203aは、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部205aは、液晶パネルによって構成することができる。操作スイッチ203aの一部または全部は、タッチパネル上に形成されるソフトスイッチによって構成されてもよい。
台所リモコン200aは、無線通信部240を内蔵するように構成することができる。無線通信部240は、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信経路510によって、ルータ400と通信可能に構成されている。ルータ400は、代表的にはインターネット500で構成される広域通信網とアクセス可能に構成されている。この結果、台所リモコン200aは、ルータ400を経由してインターネット500にアクセスすることができる。なお、無線通信経路510は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zig−Bee(登録商標)等の各種通信プロトコルに従って形成することができる。
タイマ除菌運転による除菌対象の浴槽水(残り湯)は、たとえば、洗濯機600によって使用される。したがって、洗濯機600が、無線通信経路520を経由してインターネット500と接続可能に構成されていれば、台所リモコン200aは、インターネット500を経由して、洗濯機600の動作に係る情報を取得することができる。この結果、台所リモコン200aと通信線260aで接続されたコントローラ50は、洗濯機600の動作に係る情報(たとえば、動作履歴)に基づいて、洗濯機600による浴槽水の使用有無を推定することが可能である。
リモートコントローラ200bは、浴室の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ200bを「浴室リモコン200b」とも称する。浴室リモコン200bは、運転スイッチ202bと、操作スイッチ203b,204bと、表示部205bとを有する。運転スイッチ202bおよび操作スイッチ203b,204bは、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。
表示部205bは、セグメントLED206bを含む。セグメントLED206bによって、数字またはアルファベットを表示することができる。表示部205bは、たとえば、蛍光表示管によって構成されて、予め規定された文字や図柄等の固定表示(点灯および消灯の切換)、および、セグメントLED206bによる表示によって、給湯温度や浴槽湯温の目標値を表示するように構成される。
浴室リモコン200bは、人感センサ250を内蔵するように構成することができる。人感センサ250は、代表的には、焦電型赤外線センサによって構成されて、浴室内への人の立ち入りの有無を検知することができる。
給湯システム1に対するユーザ指示は、リモコン200a,200b(操作スイッチ203a,203bおよび/または表示部205aを構成するタッチパネル)の操作によって入力される。以下では、リモコン200a,200bを用いて入力されたユーザ指示を「ユーザ入力指示」とも称する。ユーザ入力指示には、「風呂湯張り」、「風呂保温」、「風呂水位キープ」および、これらの全てを含む「風呂自動モード」、ならびに、「追焚運転」等が含まれる。
再び図1を参照して、コントローラ50は、給湯システム1がリモコン200a,200bに入力されたユーザ入力指示に従って運転されるように、各種センサによる検出値を用いて、給湯回路2、追焚循環回路3、および、注湯回路4の動作を制御する。各回路を構成する各機器は、コントローラ50からの指令に応じて制御することができる。たとえば、コントローラ50は、マイクロコンピュータやメモリ等を含んで構成することができる。
次に、給湯システム1の動作について説明する。
まず、通常の給湯運転について説明する。給湯運転は、給湯栓900が開かれることにより、最低作動流量以上の通水流量が流量センサ26により検知されることによって開始される。給湯運転が開始されると、バーナ20の燃焼制御と、バイパス弁25による高温水および低温水の混合比率制御とによって、リモコン200により設定された設定給湯温度と出湯温度が同等となるように、給湯システム1が動作する。
また、リモコン200から「風呂湯張り」が指示されると、注湯ユニット42内の注湯電磁弁が開かれることにより、浴槽8への給湯運転(注湯運転)が実行される。注湯運転時には、出湯路23から分岐供給される湯(高温水および低温水の混合)が、注湯路41および追焚循環経路を経由して、浴槽8に注湯される。注湯運転は、水位センサ38の出力に基づいて、浴槽8の水位が所定レベルになるまで継続される。
あるいは、「風呂水位キープ」または「風呂自動モード」が指示された場合には、初期の湯張りのため、または、一定水位を維持するために、水位センサ38の検出値に基づいて注湯運転を実行することができる。風呂自動モードでは、湯張り完了後の浴槽水は、一定温度(風呂設定温度)に自動的に保温される。
追焚運転は、湯張り後の風呂設定温度までの自動沸上げ、浴槽水を一定温度(風呂設定温度)に保温するための自動沸上げ、あるいはユーザからの追焚指令に基づく沸上げ等により開始される。追焚運転では、循環ポンプ33が作動することにより、浴槽水が追焚循環路を循環する。さらに、バーナ30の燃焼制御により、循環水は、温度センサ37,39による検出値に基づき、所定温度まで上昇させた上で浴槽8に再度供給される。
さらに、本実施の形態に従う風呂システムでは、台所リモコン200aおよび/または浴室リモコン200bによって入力されるユーザ入力指示には、上述の除菌タイマ運転の指示、および、タイマ除菌運転における除菌運転の終了予定時刻が含まれる。すなわち、台所リモコン200aおよび/または浴室リモコン200bによって「入力部」を構成することができる。
以下では、本実施の形態に従う風呂装置でのタイマ除菌運転の詳細を説明する。
図3は、本実施の形態に従う風呂装置におけるタイマ除菌運転の動作例を説明するための概念的な波形図である。
図3を参照して、終了予定時刻tmは、ユーザによって台所リモコン200aおよび/または浴室リモコン200bから入力される。コントローラ50は、循環ポンプ33の作動およびUV灯71の点灯によって、浴槽水中の雑菌数を抑制するための除菌期間を設ける。タイマ除菌運転において、除菌期間は終了予定時刻tmに一旦終了される。なお、図3の例では、除菌期間は、一定周期Tc0毎に、停止時間Ts0を挟んで一定時間長Tj0ずつ間欠的に複数回設けられているが(すなわち、Tc0=Ts0+Tj0)、除菌期間は、連続的に設けられてもよい。
図3の例では、除菌期間が最初に開始される時刻tsは、浴槽8への注湯運転が完了した時刻t0から所定時間Tprの経過以降に設定することができる。浴槽8へ注湯された浴槽水中には残留塩素が存在しているため、一定時間内は、雑菌の繁殖抑制効果が生じているが、蒸発によって塩素濃度が低下するのに伴って雑菌の増加速度が上昇する。したがって、所定時間Tprは、残留塩素による繁殖抑制効果が残存する期間長に合せて、予め設定することができる。また、以下では、終了予定時刻tmに終了する除菌期間の開始時刻をtnとする。
図3では、終了予定時刻tmよりも遅れた時刻tuにおいて、浴槽水(残り湯)が実際に使用されるケースを考える。
図3の(a)には、終了予定時刻tm以後には除菌期間が設けられない、一般的なタイマ除菌運転が比較例として示される。比較例では、終了予定時刻tmから時刻tuまでの間に除菌期間は設けられない。したがって、時刻tuでは、ユーザが使用する浴槽水中の雑菌数が増加していることが懸念される。
これに対して、本実施の形態に従う風呂装置では、終了予定時刻tm以後においても、浴槽水の使用有無に応じて、除菌期間を設定可能とすることにより、浴槽水中の雑菌の増加を抑制することで、清浄性低下を抑制する。
図4は、実施の形態1に従うタイマ除菌運転の制御処理を説明するフローチャートである。図4に示された制御処理は、タイマ除菌運転が指示されている場合に、コントローラ50によって実行することができる。
図4を参照して、コントローラ50は、ステップS100により、時計機能およびタイマ機能に基づき、使用有無の判定タイミングが到来したかどうかを判定する。ステップS100は、終了予定時刻tmから予め定められた時間Ts(Ts≧0)が経過するとYES判定とされる一方で、それまではNO判定とされる。すなわち、ステップS100は、終了予定時刻tmまでの期間ではNO判定とされる。さらに、Ts>0であれば、終了予定時刻tmからTsが経過するまでの期間にもNO判定とされる。また、Ts=0のときには、終了予定時刻tmにおいてステップS100はYES判定とされる。
コントローラ50は、判定タイミングが到来すると(S100のYES判定時)、ステップS200に処理を進めて、浴槽水(残り湯)の使用有無を判定する。これにより、終了予定時刻tm以後に、ステップS200による判定を起動することができる。すなわち、本実施の形態における、「終了予定時刻以後」は、終了予定時刻tmと同時点、および、終了予定時刻tmよりも後の時点の両方を含むものである。たとえば、初回の判定タイミングではTs=0とする一方で、2回目以降の判定タイミングではTs>0に設定することも可能である。
図2に示されるように、インターネット等を経由してコントローラ50が洗濯機600の動作履歴を取得可能な場合には、ステップS200では、当該動作履歴に基づいて、浴槽水の使用有無を推定することが可能である。たとえば、判定タイミングから所定時間遡った期間内において、洗濯機の動作履歴がある場合には「浴槽水の使用有り」と判定する一方で、洗濯機の動作履歴がない場合には「浴槽水の使用無し」と判定することができる。
あるいは、ステップS200では、浴室リモコン200bに設けられた人感センサ250の検出履歴に基づき、判定タイミングから所定時間遡った期間内において、人感センサ250によって浴室内に人の存在が検知されたときは「浴槽水の使用有り」と判定する一方で、検知されないときは「浴槽水の使用無し」と判定することができる。
また、水位センサ38によって検出された水位の推移に基づいて、ステップS200による判定を実行することも可能である。インターネット接続や人感センサ250の配置を要さないこの判定例については、後程さらに詳細に説明する。このように、ステップS200による処理によって「判定部」の機能を実現することができる。
コントローラ50は、ステップS300により、ステップS200での判定結果に従って処理を分岐する。具体的には、コントローラ50は、「浴槽水の使用有り」と判定されたとき(S300のYES判定時)には、ステップS310に処理を進めて、今回の除菌運転を完了する。これにより、次回のタイマ除菌運転が開始されるまで、循環ポンプ33の停止およびUV灯71の消灯(すなわち、オフ)が維持される。
これに対して、コントローラ50は、「浴槽水の使用無し」と判定されたとき(S300のNO判定時)には、除菌期間を設けるために、ステップS320に処理を進める。ステップS320では、循環ポンプ33が作動されるとともに、UV灯71が点灯(すなわち、オン)される。
さらに、コントローラ50は、ステップS330により、ステップS320による除菌期間の開始からの経過時間を所定時間Tjと比較する。所定時間Tjが経過すると(S330のYES判定時)、ステップS340に処理が進められて、循環ポンプ33が停止するとともに、UV灯71が消灯される。これにより、除菌期間が終了される。
一方で、所定時間Tjが経過するまでの間(S330のNO判定時)、ステップS320によって、循環ポンプ33の作動およびUV灯71の点灯が維持される。
再び図3を参照して、実施の形態1に従うタイマ除菌運転では、(b)に示されるように、終了予定時刻tmから所定時間Tsが経過した時刻t1aにおいて、ステップS100(図4)がYES判定される。浴槽水は時刻tuまで使用されないため、このタイミングではステップS300(図4)がNO判定とされて、時刻t1aから除菌期間が開始される。時刻t1aから所定時間Tjが経過した時刻t1bでは、ステップS340(図4)により除菌期間が終了される。これにより、時刻t1a〜t1bの間に除菌期間が設けられる。なお、所定時間TsおよびTjについては、終了予定時刻tm以前における除菌期間に係る所定時間Ts0およびTj0と同じ値としてもよく、異なる値としてもよい。
再び図4を参照して、コントローラ50は、時刻t1bでの除菌期間の終了時(S340)において、ステップS100に処理を戻す。時刻t1bから所定時間Tsが経過すると次回の判定タイミングが到来して、ステップS100がYES判定とされる。すなわち、図3(b)の時刻t2aにおいて、ステップS200以降の処理が再度実行されて、浴槽水の使用有無判定(S200)が起動される。一方で、図3の時刻t1b〜t2aの間は、ステップS100(図4)はNO判定に維持される。
図3および図4を参照して、時刻t2aにおいてもステップS300がNO判定とされて、除菌期間が開始される(S320)。時刻t2aから所定時間Tjが経過した時刻t2bでは、除菌期間が終了されるとともに(S340)、処理が再びステップS100に戻される。
そして、時刻t3aにおいて、再びステップS100がYES判定とされて浴槽水の使用有無判定(S200)が起動されるが、浴槽水が使用されていないため、時刻t3a〜t3bに除菌期間が設けられる。このように、終了予定時刻tm以降でも、浴槽水が使用されずに1回目の除菌期間が設けられた後には、周期的に(たとえば、Tc(Tc=Ts+Tj)毎に)浴槽水の使用有無判定を起動して、除菌期間を設けることができる。
時刻t3bと、時刻t3bから所定時間Tsが経過した時刻t4aとの間の時刻tuにおいて、浴槽水(残り湯)が使用される。時刻t4aにおいて、再びステップS100がYES判定とされて、図4のステップS200以降の処理が再度実行されると、このタイミングでは、ステップS300がYES判定されることにより、除菌運転が完了する。したがって、時刻t4a以降では、循環ポンプ33の停止およびUV灯71の消灯が維持されて、次回のタイマ除菌運転まで除菌期間は設けられない。このように、ステップS300〜S340による処理によって「制御部」の機能を実現することができる。
したがって、図4の制御処理によれば、タイマ除菌運転の終了予定時刻tm以後において、浴槽水が使用されるまでの間に、除菌期間を設けることができる。これにより、除菌運転の終了予定時刻後に長期間浴槽水が不使用とされた場合にも、雑菌の増殖により浴槽水の清浄性の低下を抑制できる。
さらに、浴槽水が使用されるまでの間、浴槽水の使用有無判定を周期的に起動することにより、除菌期間を効率的に設けることができる。これにより、消費エネルギの抑制とともに、機器寿命の短縮を抑制することができる。
図5には、水位センサを用いて浴槽水の使用有無判定を実行する場合の制御動作例が示される。
図5を図4と比較して、図5の制御処理では、水位センサを用いて図4に示した使用有無判定(S200)を実現するための、ステップS210〜S270がさらに実行される。
コントローラ50は、ステップS210により、終了予定時刻tmよりも前の所定タイミングで、水位センサ38の検出値に基づいて水位データLmを記憶する。この所定タイミングは、たとえば、図3において、終了予定時刻tmに終了する除菌期間が開始される時刻tnとすることができる。
コントローラ50は、図4と同様のステップS100により、判定タイミングが到来したか否かを判定する。したがって、終了予定時刻tmの到来後、図3の時刻t1aにおいて、コントローラ50は、ステップS220〜S260の処理を実行する。
コントローラ50は、ステップS220により、記憶された水位データLmを読出し、ステップS230により、現時点での水位センサ38の検出値に基づき、現在の水位データLpを読込む。さらに、コントローラ50は、ステップS240により、記憶された水位データLmと、現在の水位データLpとを比較する。たとえば、ステップS240では、浴槽水の使用によって浴槽の水位が低下しているか否かを、Lm−Lp>ε(ε:所定値)が成立するか否かによって判定する。
コントローラ50は、Lm−Lp>εが成立するとき(S240のYES判定時)には、ステップS250に処理を進めて、「浴槽水の使用有り」と判定する。これにより、処理が図4と同様のステップS310に進められるので、除菌運転が完了する。
一方で、コントローラ50は、Lm−Lp>εの非成立時(S240のNO判定時)には、ステップS260により「浴槽水の使用無し」と判定して、図4と同様のステップS320〜S340に処理を進める。これにより、図3の時刻t1a〜t1bの間に除菌期間を設けることができる。
除菌期間の終了時(図3の時刻t1b)において、コントローラ50は、ステップS270により、当該時点における水位センサ38の検出値に基づく水位データを記憶する。これにより、記憶されている水位データLmが更新される。更新された水位データLmは、次回にステップS100がYES判定とされる判定タイミングの到来時(図3の時刻t2a)において、ステップS220で読出される。すなわち、時刻t2aでは、時刻t1bにおける水位データLmと、時刻t2aでの水位データLp(S230)との比較によって、浴槽水の使用有無を判定することができる。
以降では、「浴槽水の使用無し」との判定に応じて除菌期間が設けられる毎に(S320〜S340)、ステップS270により当該除菌期間の終了時における水位データLmを記憶することができる。したがって、一定周期Tcで浴槽水の使用有無判定が起動される毎に、水位センサ38の検出値に基づいて、浴槽水の使用有無を判定することができる。
このように、図5に示す制御処理によれば、インターネット接続のための構成や浴室への人感センサの配置を要することなく、給湯システムに設けられた水位センサ38の出力に基づいて、終了予定時刻tm以後における浴槽水(残り湯)の使用有無を判定することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、除菌期間の要否判断に、浴槽水の温度を組み合わせる変形例を説明する。
図6は実施の形態2に従う風呂装置における除菌運転の制御処理を説明するためのフローチャートである。
図6を参照して、実施の形態2に従うタイマ除菌運転では、コントローラ50は、図4に示された各ステップに加えて、ステップS400〜S420の処理を実行する。
コントローラ50は、判定タイミングが到来時(S100のYES判定時)に、「浴槽水の使用無し」と判定されると(S300のNO判定時)、ステップS400により、温度センサ37による検出値に基づいて現在の浴槽水温度Tpを示す温度データを読込む。
コントローラ50は、ステップS410により、ステップS400で読込んだ浴槽水温度Tpを基準温度Trと比較する。
さらに、コントローラ50は、浴槽水温度Tpが基準温度Trよりも低いとき(S410のYES判定時)には、ステップS310に処理を進めて、浴槽水が使用されていなくても、除菌運転を完了する。浴槽水温度が低下している場合には、雑菌の繁殖力が低くなるため、UV灯71による紫外線照射を行わなくても、雑菌の増殖による浴槽水の清浄性低下がある程度抑制される。したがって、低温時には、除菌期間が無用に設定されることを回避して、消費エネルギの抑制とともに、機器寿命の短縮を抑制することができる。
一方で、浴槽水が使用されておらず、かつ、浴槽水温度Tpが基準温度Tr以上であるとき(S410のNO判定時)には、コントローラ50は、ステップS420に処理を進めて、浴槽水温度Tpに応じて除菌期間の長さTjを設定する。
図7および図8は、浴槽水温度に応じた除菌期間の設定を説明するための概念図および概念的な波形図である。
図7を参照して、Tp<Trのときには除菌運転が終了される一方で、Tp≧Trの領域では、所定温度T1,T2と浴槽水温度Tpとの比較に基づいて、複数のパターンPT1〜PT3のうちの1つが選択される。図7の例では、Tr≦Tp<T1のときにはパターンPT1が選択され、T1≦Tp<T2のときにはパターンPT2が選択され、T2≦Tpのときには、パターンPT3が選択される。
図8を参照して、パターンPT1〜PT3の各々において、除菌期間の時間長Tj、および、除菌期間の終了から次の判定タイミングまでの停止時間Tsは別個に設定することができる。
パターンPT1〜PT3について、除菌期間の時間長Tjおよび停止時間Tsの和に相当する判定周期をTc(1)〜Tc(3)とそれぞれ表記する。さらに、パターンPT1〜PT3での、除菌時間比率k=Tj/(Tj+Ts)について、k(1)〜k(3)とそれぞれ表記する。
各パターンのTjおよびTsは、パターンPT1〜PT3の間で、k(1)<k(2)<k(3)となるように、すなわち、浴槽水温度Tpが高くなるのに応じて除菌時間比率kが高くなるように設定される。これにより、雑菌の繁殖能力が高くなる高温時に、UV灯71による除菌力を高めることができる。
好ましくは、各パターンのTjおよびTsは、k(1)<k(2)<k(3)を満たす下で、さらに、Tc(1)>Tc(2)>Tc(3)となるように設定される。このようにすると、浴槽水温度Tpが高くなるのに応じて、短い周期で除菌期間を設けることができる。すなわち、雑菌の繁殖能力が高くなる浴槽水の高温時に、雑菌の増殖を効果的に抑制できる。
なお、図6に示したステップS400〜S420は、図5に示された制御処理と組み合せることも可能である。この場合には、図5のステップS300のNO判定時において、ステップS320の前に、ステップS400〜S420の処理を挿入することができる。
このように、実施の形態2に従うタイマ除菌運転によれば、浴槽水が使用されていないときに、浴槽水の温度レベルおよび温度推移に対応して効率的に除菌期間を設けることができる。
なお、図3では、終了予定時刻tmまでの除菌運転が、終了予定時刻tmに終了される例を示したが、終了予定時刻tmよりも前に除菌運転が一旦終了するように、タイマ除菌運転を行うことも可能である。この場合には、上述したように、初回の判定タイミング(S100)ではTs=0とする一方で、2回目以降の判定タイミング(S100)ではTs>0に設定することが好ましい。
また、本実施の形態に従う風呂装置が適用される給湯システムの構成について、図1に示された構成は例示に過ぎないことについて、確認的に記載する。すなわち、循環ポンプの作動によって浴槽水が導入される循環経路内に「除菌部」が配置された構成を有する風呂システムであれば、各実施の形態で説明した、タイマ除菌運転を適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 給湯システム、2 給湯回路、3 追焚循環回路、4 注湯回路、5 ドレン処理回路、8 浴槽、10 給湯器、20,30 バーナ、21,31 一次熱交換器、22 入水路、23 出湯路、24,34 二次熱交換器、25 バイパス弁、26,45 流量センサ、27 入水温度センサ、28 流量制御弁、32a 戻り回路、32b 往き回路、33 循環ポンプ、35a,35b 配管、36 水流スイッチ、29,37,39 温度センサ、38 水位センサ、41 注湯路、42 注湯ユニット、47 合流点、50 コントローラ、51 集水パン、55 ドレン排出路、60 中和器、70 UVユニット、71 UV灯、81 循環アダプタ、85 吸入口、86 吐出口、200,200a,200b リモートコントローラ、202a,202b 運転スイッチ、203a,203b,204b 操作スイッチ、205a,205b 表示部、206b セグメントLED、240 無線通信部、250 人感センサ、260a,260b 通信線、321,322 接続口、400 ルータ、500 インターネット、510,520 無線通信経路、600 洗濯機、900 給湯栓、PT1,PT2,PT3 パターン、Tj,Tj0 時間長(除菌期間)、Ts,Ts0 停止時間、k 除菌時間比率、tm 終了予定時刻(タイマ除菌運転)。

Claims (7)

  1. 浴槽に設けられた吸込口および吐出口と接続されて浴槽水を循環するように構成された循環経路と、
    前記循環経路に含まれるように配置される除菌部と、
    前記循環経路に前記浴槽水を循環させるための循環ポンプと、
    前記除菌部を用いて前記循環経路を通過する前記浴槽水を除菌するための除菌運転の終了予定時刻をタイマ設定するための入力部と、
    前記終了予定時刻に従った前記除菌運転のために、前記循環ポンプの作動および停止と前記除菌部の作動および停止とを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記終了予定時刻以後に起動されて、起動時点において前記浴槽水の使用有無を判定するための判定部と、
    前記判定部によって前記浴槽水の使用が検知されないときに、当該時点以後に前記循環ポンプおよび前記除菌部が作動する除菌期間を設ける一方で、前記判定部によって前記浴槽水の使用が検知されたときには、前記除菌部および前記循環ポンプを固定的に停止して前記除菌運転を完了する制御部とを含む、風呂装置。
  2. 前記判定部は、前記制御部によって設けられた前記除菌期間の終了から所定の停止時間が経過すると再起動され、
    前記制御部は、前記判定部の前記再起動によって前記浴槽水の使用が検知されない場合に、当該時点以後に前記除菌期間をさらに設ける一方で、前記判定部の前記再起動によって前記浴槽水の使用が検知された場合には、前記除菌部および前記循環ポンプを固定的に停止して前記除菌運転を完了する、請求項1記載の風呂装置。
  3. 前記浴槽水の温度を検出する温度検出器をさらに備え、
    前記制御部は、前記判定部によって前記浴槽水の使用が検知されないときであっても、当該時点での前記浴槽水の温度が基準温度よりも低いときには、前記除菌部および前記循環ポンプを固定的に停止して前記除菌運転を完了する、請求項1または2記載の風呂装置。
  4. 前記制御部は、前記判定部によって前記浴槽水の使用が検知されず、かつ、当該時点での前記浴槽水の温度が基準温度よりも高いときには、当該時点以降において前記除菌期間の時間長を浴槽水の温度に応じて可変に設定し、
    前記判定部は、前記除菌期間の終了から停止時間が経過すると再起動され、
    前記浴槽水の温度が高くなるのに応じて、前記除菌期間の時間長および前記停止時間の和に対する前記除菌期間の時間長の比は高く設定される、請求項3記載の風呂装置。
  5. 前記浴槽水の温度が高くなるのに応じて、前記除菌期間の時間長および前記停止時間の和は短く設定される、請求項4記載の風呂装置。
  6. 前記浴槽における前記浴槽水の水位検出器をさらに備え、
    前記判定部は、前記水位検出器の出力の推移に基づいて前記浴槽水の使用有無を判定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の風呂装置。
  7. 前記除菌部は、点灯時に除菌効果を有する波長域の光線を照射する除菌灯を含み、
    前記除菌灯は、前記除菌部の作動時に点灯する一方で、前記除菌部の停止時に消灯する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の風呂装置。
JP2017032350A 2017-02-23 2017-02-23 風呂装置 Pending JP2018134316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017032350A JP2018134316A (ja) 2017-02-23 2017-02-23 風呂装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017032350A JP2018134316A (ja) 2017-02-23 2017-02-23 風呂装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018134316A true JP2018134316A (ja) 2018-08-30

Family

ID=63365057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017032350A Pending JP2018134316A (ja) 2017-02-23 2017-02-23 風呂装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018134316A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020091042A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 三菱電機株式会社 給湯機
JP2020151643A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 三菱電機株式会社 殺菌装置および給湯装置
JP2021021495A (ja) * 2019-07-24 2021-02-18 株式会社ノーリツ 風呂装置
JP2021076349A (ja) * 2019-11-13 2021-05-20 三菱電機株式会社 給湯装置
JP2021133343A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 三菱電機株式会社 給湯装置
JP2022114933A (ja) * 2021-01-27 2022-08-08 三菱電機株式会社 給湯装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020091042A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 三菱電機株式会社 給湯機
JP7119961B2 (ja) 2018-12-03 2022-08-17 三菱電機株式会社 給湯機
JP2020151643A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 三菱電機株式会社 殺菌装置および給湯装置
JP7275700B2 (ja) 2019-03-19 2023-05-18 三菱電機株式会社 殺菌装置および給湯装置
JP2021021495A (ja) * 2019-07-24 2021-02-18 株式会社ノーリツ 風呂装置
JP7277750B2 (ja) 2019-07-24 2023-05-19 株式会社ノーリツ 風呂装置
JP2021076349A (ja) * 2019-11-13 2021-05-20 三菱電機株式会社 給湯装置
JP7423995B2 (ja) 2019-11-13 2024-01-30 三菱電機株式会社 給湯装置
JP2021133343A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 三菱電機株式会社 給湯装置
JP7351240B2 (ja) 2020-02-28 2023-09-27 三菱電機株式会社 給湯装置
JP2022114933A (ja) * 2021-01-27 2022-08-08 三菱電機株式会社 給湯装置
JP7468382B2 (ja) 2021-01-27 2024-04-16 三菱電機株式会社 給湯装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018134316A (ja) 風呂装置
JP2018054180A (ja) 風呂システム
JP6844174B2 (ja) 風呂システム
JP2011085296A (ja) 風呂暖房複合装置
JP6844172B2 (ja) 風呂装置
JP2016223699A (ja) 給湯装置
JP4673651B2 (ja) 熱水供給装置
JP3935416B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP6876266B2 (ja) 風呂装置
JP6873394B2 (ja) 風呂装置
JP6895047B2 (ja) 風呂装置
JP4870982B2 (ja) ドレン処理装置、熱源装置及びドレン処理方法
JP2017161194A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP6395577B2 (ja) 風呂用給湯装置
JP5818585B2 (ja) 追焚装置
JP2017156059A (ja) 給湯装置
JP2018134207A (ja) 風呂装置
JP2012077990A (ja) 風呂給湯装置
JP6684580B2 (ja) 給湯システム
JP2017156060A (ja) 給湯装置における殺菌方法
JP6802971B2 (ja) 風呂装置
JP7226267B2 (ja) 給湯装置
JP7296542B2 (ja) 風呂装置
JP5076208B2 (ja) 風呂装置
JP7468382B2 (ja) 給湯装置