JP6895047B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽の湯水の除菌処理が可能とされた風呂装置に関する。
従来の風呂装置の具体例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載された風呂装置は、浴槽に接続され、かつ循環ポンプの駆動により浴槽の湯水を一定の経路で循環可能とする湯水循環路、およびこの湯水循環路の途中位置にそれぞれ設けられた除菌装置ならびに風呂追い焚き用の加熱装置を備えている。除菌装置は、除菌灯を有しており、浴槽内から湯水循環路に流れてきた湯水に除菌用の光としての紫外線を照射可能であり、この紫外線照射によって除菌された湯水は浴槽に戻されるようになっている。このような浴槽の湯水についての除菌処理動作は、前記加熱装置が駆動オンとされている場合を除き、一定の周期で繰り返し実行されるように構成されている。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地がある。
すなわち、浴槽の湯水は、入浴時には40℃前後の温度とされるが、入浴後には徐々に冷えていき、最終的には、浴室の室温、あるいは外気温に近い温度まで低下する。一方、浴槽の湯水中の雑菌類は、湯水温度が低くなるほど増殖速度が遅くなるのが一般的であり、たとえば冬季などにおいて湯水が外気温に近い温度まで低下したような場合には、雑菌類の増殖速度はかなり遅くなり、除菌装置を利用して除菌処理を行なわなくても、雑菌類の増殖が抑制される場合がある。
ところが、前記従来技術においては、前記したような湯水温度と雑菌類の増殖速度との関係を考慮することなく、基本的には、除菌装置を一定の周期で稼働させている。このため、除菌灯のオン・オフ切り替え回数が多くなる他、除菌灯の累積点灯時間が長くなる。これでは、除菌処理に要する装置のランニングコストが高くなるばかりか、除菌灯の使用寿命が短くなるといった不具合も生じる(除菌ランプは、そのオン・オフ切り替え頻度が高いほど、および点灯時間が長くなるほど、その使用寿命が短くなるのが一般的である)。
特開平10−128320号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、浴槽の湯水中の雑菌類が不当に増殖するような不具合を生じさせることなく、除菌灯の使用寿命の長期化などを適切に図ることが可能な風呂装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される風呂装置は、浴槽の湯水の除菌処理を行なうための除菌灯と、所定の除菌開始予定時期が到来したときに、前記除菌灯を利用して前記浴槽の湯水の除菌処理動作を実行させるように前記除菌処理動作を制御する制御部と、を備えている、風呂装置であって、前記除菌開始予定時期が到来したときには、前記湯水の温度が所定の基準温度以上であるか否かが前記制御部によって判断され、かつ前記湯水の温度が前記基準温度未満であると判断された場合には、前記除菌灯は駆動オンにはされず、前記除菌処理動作は実行されないように構成されており、前記湯水の温度が前記基準温度未満であることに基づいて、前記除菌処理動作が実行されない回数が所定回数発生した場合、または前記除菌処理動作が実行されない時間が所定時間以上となった場合には、前記湯水の温度には関係なく、前記浴槽の湯水の除菌処理動作が実行されるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、所定の除菌開始予定時期が到来したときであっても、浴槽の湯水温度が低温であり、所定の基準温度よりも低い場合には、除菌灯は駆動オンとはされず、除菌処理動作は実行されないため、その分だけ除菌灯の駆動オン・オフの切り替え頻度を少なくし、また除菌灯の点灯時間の短縮化を図ることができる。その結果、除菌灯の使用寿命の長期化を図ることができる。除菌灯を点灯駆動させるための消費電力も少なくすることができる。
一方、浴槽の湯水温度が低温である場合には、除菌処理動作を行なわなくても、雑菌類の増殖は抑制された状態となるため、浴槽の湯水が不衛生になるといった不具合も生じないようにすることが可能である。
またこのような構成によれば、浴槽の湯水の温度が基準温度未満の比較的低い温度の場合に、湯水の除菌処理動作が長時間にわたって継続して実行されない事態を生じないようにすることができる。湯水の温度が低い場合には、既述したように、雑菌類の増殖は抑えられるものの、基準温度に近いような温度では、雑菌類が多少は増殖する可能性があり、ユーザの要望としては、そのようなことを防止したいということが考えられる。前記構成によれば、そのような要望に的確に応えることが可能である。
本発明において、好ましくは、前記浴槽に接続され、かつ循環ポンプの駆動により前記浴槽の湯水を一定の経路で循環させる湯水循環路を備えており、前記除菌灯は、前記湯水循環路を流れる湯水に除菌用の光を照射可能とされており、前記浴槽の湯水の除菌処理動作は、前記除菌灯および前記循環ポンプがともに駆動オンとされることにより実行される構成とされている。
このような構成によれば、簡易な装置構成によって、浴槽の湯水の除菌処理を適切に行なうことができる。
本発明において、好ましくは、前記湯水の温度が前記基準温度以上であるか否かの判断は、前記除菌開始予定時期が到来したときに、前記循環ポンプを駆動させて前記浴槽の湯水を前記湯水循環路に導くことにより、この湯水循環路に設けられている温度センサを利用して前記湯水の温度を検出して行なわれ、前記浴槽の湯水の除菌処理動作を実行する場合には、前記循環ポンプを駆動させたまま前記除菌灯を駆動オンとする一方、そうでない場合には、前記除菌灯を駆動オンにすることなく前記循環ポンプを駆動オフとするように構成されている。
このような構成によれば、浴槽の湯水の温度検出、およびこの温度検出後における除菌処理動作の開始または中止を、容易かつ合理的に行なうことが可能である。
本発明において、好ましくは、前記除菌開始予定時期が到来し、かつ前記浴槽の湯水の温度が前記基準温度以上である場合には、前記除菌処理動作に加え、前記浴槽の湯水の冷却動作がさらに実行されるように構成されている。
このような構成によれば、浴槽の湯水の温度が高く、雑菌類が増殖する虞がある場合には、この湯水の温度を低下させて、その後雑菌類が増殖し難い環境にすることが可能である。また、このように湯水の温度を低下させれば、たとえば次に予定されている除菌処理動作を実行しないようにすることも可能となる。
本発明において、好ましくは、前記浴槽の湯水の冷却動作は、前記浴槽に接続された湯水循環路に具備された風呂追い焚き用の熱交換器に前記浴槽の湯水を流通させつつ、別途設けられているファンから前記熱交換器にエアを送風する動作である。
このような構成によれば、浴槽の湯水が前記熱交換器を通過する過程で冷却される。前記構成においては、瞬間式給湯装置を備えた風呂装置に通常具備されている構成要素を有効に利用し、浴槽の湯水を効率よく冷却することができる。
本発明において、好ましくは、前記浴槽の湯水の冷却動作は、風呂保温期間中または所定の入浴予定期間中においては実行されないように構成されている。
このような構成によれば、本来、浴槽の湯水温度を低下させるべきでない状況下で、浴槽の湯水温度が不当に低下されることを適切に回避することができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る風呂装置の一例を示す説明図である。 図1に示す風呂装置において実行される除菌処理動作の基本的なタイムスケジュールの一例を示す説明図である。 図1に示す風呂装置において実行される動作制御の一例を示すフローチャートである。 図3に示す動作制御によって実行される除菌処理動作の例を示す説明図である。 図1に示す風呂装置において実行される動作制御の他の例を示すフローチャートである。 図5に示す動作制御によって実行される除菌処理動作の例を示す説明図である。 図1に示す風呂装置において実行される動作制御の他の例を示すフローチャートである。 図7に示す動作制御によって実行される除菌処理動作の例を示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す風呂装置Aは、浴室BR内に設置された浴槽1、この浴槽1に接続された湯水循環路5、この湯水循環路5を構成する外部配管5a,5bを介して浴槽1に接続された給湯装置WH、湯水循環路5の途中に設けられた循環ポンプP1、除菌装置4、給湯装置WHの動作制御を実行する制御部7を備えている。同図において、符号90は、給湯装置WHの外装ケースである。
給湯装置WHは、たとえば瞬間式ガス給湯装置であり、浴槽1への自動湯張り機能、風呂追い焚き機能、給湯栓60などへの一般給湯機能を備えている。加えて、除菌装置4を利用することによる浴槽1の湯水の除菌処理動作も可能である。
具体的には、この給湯装置WHにおいては、入水口20から入水路2に流入した湯水が熱交換器30に送られ、ファン35から燃焼用のエア供給を受けるバーナ31によって加熱される。この加熱された湯水は、流路22を経て混合弁23に到達し、バイパス流路21を流れてくる非加熱の湯水と所定の混合比で混合されることにより温度調整される。給湯栓60への一般給湯は、混合弁23を通過した湯水が一般給湯用出湯路6を流通することによりなされる。
浴槽1への自動湯張り動作は、風呂給湯用出湯路50に設けられた開閉弁V1が開状態とされることにより、混合弁23を通過した湯水が風呂給湯用出湯路50から湯水循環路5に流れ込むことにより行なわれる。湯水循環路5は、浴槽1のアダプタ10に接続された外部配管5a,5bに、給湯装置WHの内部配管5c,5d、および風呂追い焚き用の熱交換器33が接続された構成である。風呂追い焚き動作においては、循環ポンプP1が駆動オンとされ、浴槽1の湯水が湯水循環路5を介して熱交換器33に送り込まれてバーナ34により加熱されてから浴槽1に戻される。
除菌装置4は、湯水循環路5の途中位置に接続され、かつ内部に湯水が流通するように設けられたハウジング41内に、除菌灯40が収容された構成である。除菌灯40は、たとえば紫外線ランプであり、ハウジング41内を流通する湯水に直接接触しないように紫外線透過性を有する適当なカバー体(不図示)によって覆われて保護されている。
浴槽1の湯水の除菌処理動作は、除菌灯40および循環ポンプP1の双方を駆動オンとし、浴槽1の湯水を湯水循環路5に流出させて除菌装置4のハウジング41内に送り込むことにより湯水の除菌を図り、かつこの除菌を終えた湯水を浴槽1に戻す動作である。
制御部7は、マイクロコンピュータを用いて構成されており、この制御部7に通信接続された浴室および台所のリモコン70,71のスイッチ操作などに対応し、給湯装置WHの各部の動作制御やデータ処理を実行する。リモコン70,71には、複数の操作スイッチ72が設けられているが、これら複数の操作スイッチ72のいずれかは、後述する除菌処理制御モードの設定、およびその解除を切り替え可能な操作スイッチ72とされている。制御部7は、除菌処理制御モードが設定された場合には、基本的には、たとえば図2を
参照して説明する後述の動作制御を行なう。ただし、その際には、浴槽1の湯水の温度に応じて異なる動作制御が行なわれる。湯水循環路5の内部配管5cには、温度センサSaが設けられており、循環ポンプP1が駆動されて浴槽1の湯水が湯水循環路5に流れ込む際に、温度センサSaを利用して浴槽1の湯水の温度検出が可能とされている。
次に、前記した風呂装置Aの作用について説明する。
まず、浴室および台所のリモコン70,71のいずれかのスイッチ操作がなされることにより、除菌処理制御モードが設定された場合には、基本的には、たとえば図2に示すような制御が行なわれる。この制御においては、基本的には、除菌灯40および循環ポンプP1の双方が所定時間(たとえば、30分)だけ駆動オンとされる除菌処理動作が、所定のインターバル時間(たとえば、90分)を介して間欠的に繰り返されるようになっている。除菌処理制御の開始時刻または終了時刻については、浴室および台所のリモコン70,71のいずれかのスイッチ操作により、ユーザなどが予め設定できるようにされている。
図2の例をより具体的に説明すると、同図において、19時〜23時の時間帯は、入浴予定時間帯とされ、かつ23時〜翌朝1時までの時間帯は除菌処理開始の許容時間帯とされている。これ以降は、除菌処理動作が間欠的に実行される時間帯である。同図においては、翌朝の9時が除菌処理の完了予定時刻として設定されている。既述したように、除菌処理動作は30分オン、インターバル期間としての90分オフを1サイクルとして繰り返されるため、1回目の除菌処理動作の開始時刻は、除菌処理の完了予定時刻である翌朝9時から逆算し、0時30分とされる。この1回目の除菌処理動作は30分後の1時に終了し、その後90分が経過した2時30分に2回目の30分間の除菌処理動作が開始される。以降は、除菌処理動作が30分、インターバルが90分を1サイクルとする動作が複数回にわたって繰り返され、予定時刻の9時に最終の除菌処理動作が終了する。したがって、9時以降においては、浴槽1の湯水(残り湯)を除菌処理が完了した状態で洗濯に用いるといったことが可能となる。
ただし、前記したような除菌処理は、あく迄も基本的なタイムスケジュールであり、除菌処理が実際に行なわれる場合には、図3のフローチャートに示すような動作制御が実行される。
すなわち、除菌開始予定時期が到来すると、制御部7は循環ポンプP1を駆動させて浴槽1の湯水を湯水循環路5に流れさせ、かつ温度センサSaを利用して浴槽1の湯水の温度検出を行なう(S1:YES,S2,S3)。次いで、この検出された浴槽1の湯水温度と所定の基準温度とを比較し、浴槽1の湯水温度が基準温度よりも低い場合には、制御部7は、除菌処理動作を実行しない旨を決定し、循環ポンプP1の駆動を停止させる(S4:NO,S9,S10)。この場合、除菌灯40を駆動オンにはしない。前記基準温度は、たとえば20℃であるが、これに限定されない。リモコン70,71のスイッチ操作によって、ユーザが基準温度を適宜変更できるようにすることもできる。
前記したように、除菌処理動作が不実行とされれば、その分だけ除菌灯40が駆動オンとされる頻度が少なくなり、また除菌灯40の累積点灯時間を短くできるため、除菌灯40の使用寿命を長くすることが可能となる。一方、浴槽1の湯水温度が基準温度よりも低い状態であれば、浴槽1内において雑菌類が繁殖し難く、浴槽1の湯水が不衛生になることはない、または殆どない。
前記とは異なり、浴槽1の湯水温度が高めであり、所定の基準温度以上である場合には、除菌灯40が駆動オンとされ、除菌処理動作が開始される(S4:YES,S5)。ま
た、この場合には、風呂装置Aが風呂保温中であるか否か、および現時刻が所定の入浴予定時間帯内であるか否かが制御部7によって判断され、これらのいずれにも該当しない場合には、ファン35の駆動が開始される(S6:NO,S11)。このファン35の駆動は、浴槽1の湯水を冷却する動作である。この動作においては、浴槽1から湯水循環路5に流れ出た湯水が熱交換器33に送り込まれるとともに、この熱交換器33にはファン35からエアが送風されることにより、前記湯水が冷却され、かつこの冷却された湯水が浴槽1に戻される。このことにより、浴槽1の湯水の温度低下が促進され、浴槽1内に雑菌類が繁殖し難くすることが可能である。
除菌処理動作開始時から所定時間が経過すると、その時点で浴槽1の湯水の除菌処理動作および冷却動作を停止すべく循環ポンプP1、除菌灯40、およびファン35が駆動オフとされる(S12:YES,S13)。ただし、前記した除菌処理動作および冷却動作は、同時に停止する必要はなく、たとえば除菌灯40を駆動オフとして除菌処理動作を停止させた後においても循環ポンプP1およびファン35の駆動を適当な時間だけ継続させるようにしてもよい。また、ファン35を停止させた状態において、循環ポンプP1のみを駆動させて浴槽1の湯水を湯水循環路5において循環させるだけであっても、湯水を冷却させることが可能である。したがって、除菌処理動作の終了後において、除菌処理を目的とすることなく、循環ポンプP1を駆動させ、湯水循環路5に湯水を循環させてその温度を低下させる動作も、本発明でいう浴槽の湯水の冷却動作に該当する。
一方、前記とは異なり、風呂装置Aが風呂保温中であるか、または現時刻が所定の入浴予定時間帯である場合には、前記した浴槽の湯水の冷却動作は実行されず、除菌処理動作の開始時から所定時間が経過した時点で、循環ポンプP1および除菌灯40が駆動オフとされ、除菌処理動作が終了する(S6:YES,S7:YES,S8)。湯水温度が高めであって、雑菌類が増殖し易い状況の場合には、除菌処理が適切に行なわれるため、浴槽1の湯水を衛生なものとすることが可能である。また、風呂保温中や、所定の入浴予定時間帯において、浴槽1の湯水の冷却動作が実行されることは望ましいものではないが、このような望ましくない事態も適切に回避される。
前記した一連の動作は、除菌開始予定時期が到来する都度実行される。図4は、そのような動作が実行された場合の一例を示している。同図においては、1回目〜3回目の除菌処理予定時期には、浴槽1の湯水温度が基準温度以上であることにより、除菌処理が行なわれている。ただし、その後は浴槽1の湯水温度が基準温度未満まで低下したことにより、4回目および5回目の除去処理は実行されていない。
風呂装置Aにおいては、図5および図7に示すフローチャートのような動作制御を実行させることも可能である。これらの図において、図4に示すフローチャートと実質的に同一内容のステップについては、同一のステップ番号を付しており、重複説明は省略する。
図5に示す動作制御においては、除菌開始予定時期が到来すると、浴槽1の湯水温度が基準温度未満であることに基づいて除菌処理動作が不実行とされた回数が所定回数に達しているか否か、または除菌処理動作が不実行の時間が所定時間以上に達しているか否かが、制御部7によって判断される(S1:YES,S21)。これらの条件のいずれにも該当しない場合は、その後に図3のステップS2以降の動作が実行される(S21:NO,図3のN1)。これに対し、前記条件のいずれかに該当する場合には、浴槽1の湯水温度には関係なく、循環ポンプP1および除菌灯40が駆動オンとされ、除菌処理動作が開始される(S21:YES,S22)。前記所定回数は、1回、あるいは複数回のいずれであってもよい。また、前記所定時間は、たとえば2時間など、適宜の時間に設定することが可能である。
図6は、前記した動作制御が実行された場合の一例を示している。同図においては、4回目の除菌処理動作が不実行とされており、除菌処理動作が不実行とされた回数が所定回数(この場合、所定回数は1回)に達しているため、5回目の除菌処理動作は、浴槽1の湯水温度には関係なく実行されている。
このような例からも理解されるように、前記した動作制御によれば、浴槽1の湯水温度が基準温度未満に低下し、かつその状態が継続する場合であっても、適度な時間間隔で除菌処理動作を実行させることが可能となり、雑菌類の増殖防止の確実化を図ることができる。浴槽1の湯水温度が低下した場合に、除菌処理動作が一切実行されないようにしてもよいが、ユーザからは除菌処理動作が適度に実行されることが要望されることも考えられる。本実施形態では、そのような要望に的確に応え得ることとなる。
本実施形態から理解されるように、本発明は、基本的には、浴槽1の湯水温度が基準温度未満の場合には、除菌処理動作が実行されない内容であるが、常に、そのような制御が行なわれる必要はなく、浴槽1の湯水温度には関係なく、浴槽1の湯水温度が基準温度未満であっても、除菌処理動作が実行される場合があってもよい。
図7に示す動作制御におけるステップS1〜S8(ステップS6は便宜上省略)は、図3に示した動作制御内容と実質的に同一である。ただし、ステップS4において、浴槽1の湯水温度(検出温度)が基準温度未満であると判断された場合には、除菌処理動作が不実行とはされず、検出温度が基準温度以上であると判断された場合と同様に、除菌灯40が駆動オンとされ、除菌処理動作が開始される(S4:NO,S31)。この場合の除菌処理動作は、ステップS5における除菌処理動作の実行時間(所定の第1の時間T1)よりも短い時間とされた所定の第2の時間T2だけ実行された時点で終了するようにされている(S32:YES,S8)。第1の時間T1は、たとえば30分であるのに対し、第2の時間T2は、たとえば10分である(ただし、これに限定されない)。
図8は、前記した動作制御が実行された場合の一例を示している。同図においては、1〜3回目の除菌処理動作が30分であるのに対し、4回目および5回目の除菌処理動作時には、浴槽1の湯水温度が基準温度未満に低下したことにより、その実行時間が10分となっている。なお、同図では、5回目の除菌処理動作の終了時刻が8時40分となっているが、5回目の除菌処理動作の開始時期を遅延させて、その終了時刻を当初の終了予定時刻である9時となるようにしてもよい。
前記した動作制御によれば、浴槽1の湯水温度が基準温度未満となった場合であっても、除菌灯40が駆動オンとされるため、除菌灯40のオン・オフ切り替え頻度を少なくすることはできないものの、除菌灯40の累積点灯時間を短くすることが可能である。このことにより、除菌灯40の使用寿命を長くすることが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る風呂装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述の実施形態においては、浴槽の湯水の除菌処理を一定の周期で行なうことを基本的な動作態様としているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、人感センサを浴室リモコン70などに設けておき、この人感センサによって入浴者の浴室BRからの入室や退出が検出された時期を基準として、湯水の除菌開始予定時期が決定されるようにしてもよい。もちろん、これ以外の時期を基準としてもよい。
上述の実施形態では、浴槽の湯水の除菌開始予定時期が制御部(制御プログラム)によって決定されているが、リモコン70,71を利用して除菌処理動作を開始すべき旨の特定のスイッチ操作がなされた時点を、除菌開始予定時期とし、本発明が意図する動作制御
が実行されるように構成することも可能である。この場合、たとえば浴槽の湯水の温度が前記基準温度未満であると判断し、前記除菌処理動作を実行しない場合には、その旨をリモコン70,71に設けられた報知手段を利用して報知させる一方、さらに特定のスイッチ操作が行なわれた場合には、前記除菌処理動作を強制的に実行させるといった構成とすることができる。
A 風呂装置
BR 浴室
WH 給湯装置
P1 循環ポンプ
Sa 温度センサ
1 浴槽
33 熱交換器
35 ファン
4 除菌装置
40 除菌灯
5 湯水循環路
7 制御部
72 操作スイッチ

Claims (6)

  1. 浴槽の湯水の除菌処理を行なうための除菌灯と、
    所定の除菌開始予定時期が到来したときに、前記除菌灯を利用して前記浴槽の湯水の除菌処理動作を実行させるように前記除菌処理動作を制御する制御部と、
    を備えている、風呂装置であって、
    前記除菌開始予定時期が到来したときには、前記湯水の温度が所定の基準温度以上であるか否かが前記制御部によって判断され、かつ前記湯水の温度が前記基準温度未満であると判断された場合には、前記除菌灯は駆動オンにはされず、前記除菌処理動作は実行されないように構成されており、
    前記湯水の温度が前記基準温度未満であることに基づいて、前記除菌処理動作が実行されない回数が所定回数発生した場合、または前記除菌処理動作が実行されない時間が所定時間以上となった場合には、前記湯水の温度には関係なく、前記浴槽の湯水の除菌処理動作が実行されるように構成されていることを特徴とする、風呂装置。
  2. 請求項1に記載の風呂装置であって、
    前記浴槽に接続され、かつ循環ポンプの駆動により前記浴槽の湯水を一定の経路で循環させる湯水循環路を備えており、
    前記除菌灯は、前記湯水循環路を流れる湯水に除菌用の光を照射可能とされており、
    前記浴槽の湯水の除菌処理動作は、前記除菌灯および前記循環ポンプがともに駆動オンとされることにより実行される構成とされている、風呂装置。
  3. 請求項2に記載の風呂装置であって、
    前記湯水の温度が前記基準温度以上であるか否かの判断は、前記除菌開始予定時期が到来したときに、前記循環ポンプを駆動させて前記浴槽の湯水を前記湯水循環路に導くことにより、この湯水循環路に設けられている温度センサを利用して前記湯水の温度を検出して行なわれ、
    前記浴槽の湯水の除菌処理動作を実行する場合には、前記循環ポンプを駆動させたまま前記除菌灯を駆動オンとする一方、そうでない場合には、前記除菌灯を駆動オンにすることなく前記循環ポンプを駆動オフとするように構成されている、風呂装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の風呂装置であって、
    前記除菌開始予定時期が到来し、かつ前記浴槽の湯水の温度が前記基準温度以上である場合には、前記除菌処理動作に加え、前記浴槽の湯水の冷却動作がさらに実行されるように構成されている、風呂装置。
  5. 請求項4に記載の風呂装置であって、
    前記浴槽の湯水の冷却動作は、前記浴槽に接続された湯水循環路に具備された風呂追い焚き用の熱交換器に前記浴槽の湯水を流通させつつ、別途設けられているファンから前記熱交換器にエアを送風する動作である、風呂装置。
  6. 請求項4または5に記載の風呂装置であって、
    前記浴槽の湯水の冷却動作は、風呂保温期間中または所定の入浴予定期間中においては実行されないように構成されている、風呂装置。
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