JP6886613B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽の湯水の除菌処理が可能とされた風呂装置に関する。
従来の風呂装置の具体例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載された風呂装置は、浴槽に接続され、かつ循環ポンプの駆動により浴槽の湯水を一定の経路で循環可能とする湯水循環路、およびこの湯水循環路の途中位置に設けられた除菌装置を備えている。除菌装置は、湯水循環路を流れる湯水の流入口および流出口を有し、かつ内部に湯水流通部が形成されたハウジング、このハウジング内に配された除菌灯、およびこの除菌灯が湯水と接触しないように除菌灯の周囲を覆う保護カバーを備えている。保護カバーは、除菌灯から発せられる除菌用の紫外線を透過させる透光性を有しており、除菌灯を点灯駆動させることにより、前記ハウジング内の湯水に紫外線が照射され、この湯水の除菌がなされる。
前記したような風呂装置においては、保護カバーの外面に湯水が接触するため、この部分に汚れを生じ易い。保護カバーの外面に汚れを生じると、保護カバーの紫外線透過率が低くなり、湯水に対する紫外線照射量が少なくなるため、除菌処理能力が低下する。そこで、特許文献1においては、保護カバーの外面を洗浄するための洗浄装置を設けている。この洗浄装置は、保護カバーの外面に接触するブラシを備えた洗浄用回転体を備えており、かつこの洗浄用回転体を回転させながら保護カバーの軸長方向に沿って昇降可能としたものである。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地がある。
すなわち、保護カバーの汚れは、湯水中の異物などの汚れが保護カバーに直接付着することによって生じる他、除菌装置のハウジング内において雑菌類が増殖することによっても生じ得る。具体的には、除菌処理が長時間にわたって実行されることなく、除菌装置内に湯水が残留したままとなる場合があるが、このような場合には除菌装置内において雑菌類が増殖する虞がある。除菌装置内において雑菌類が増殖すると、除菌灯の保護カバーの表面が雑菌類によって汚れてしまう。これでは、保護カバーの紫外線透過率(湯水に対する紫外線照射効率)が低下し、除菌処理能力も低下する。
これに対し、特許文献1における除菌装置は、ユーザによって所定のスイッチ操作がなされた場合、あるいはユーザによって予めタイマ設定された時期が到来した場合に稼働するように構成されているに過ぎないため、前記したように、除菌装置内において雑菌類が増殖し、この汚れに起因して除菌処理能力が低下する不具合を生じる場合がある。特許文献1において、その不具合を防止するには、ユーザが除菌装置を頻繁に稼働させるように気を配る必要があるが、これではユーザの負担が大きくなり、不便である。
また、特許文献1においては、雑菌類の増殖に起因して除菌装置の保護カバーに汚れを生じた場合には、洗浄装置を稼働させて保護カバーを洗浄することとなるが、雑菌類の増殖に起因する汚れは、単なる異物の付着とは異なり、容易には落ちず、洗浄装置を稼働させたとしても、保護カバーを元の綺麗な状態に洗浄することは難しい。したがって、保護カバーの汚れに起因して除菌処理能力が低下することは避け難いものとなる。
風呂装置の他の例として、特許文献2に記載のものがある。
同文献に記載の風呂装置においては、いわゆる24時間風呂として用いるのに適するように構成されており、運転開始初期の所定時間は除菌装置の除菌灯を連続して駆動させ、その後は除菌灯を所定の周期で間欠的に駆動オンとする制御を行なわせている。このような構成によれば、除菌装置のハウジング内において雑菌類が増殖することを防止することが可能である。
ところが、特許文献2においては、除菌装置をただ単に所定の周期でオン・オフさせているに過ぎないため、たとえばユーザが入浴を終えた後に操作スイッチを操作することによって除菌処理を実行させた後において、その直後に除菌処理が再度繰り返されるといった無駄を生じる場合がある。これでは、装置のランニングコストが高くなるばかりか、除菌灯の使用寿命が短くなるといった不具合も生じる(除菌灯は、そのオン・オフ切り替え頻度が高いほど、および点灯時間が長くなるほど、その使用寿命が短くなるのが一般的である)。
特開平10−128316号公報 特開平9−164089号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、除菌装置の内部において雑菌類が増殖して汚れが生じることを防止し、この汚れに起因して除菌処理能力が低下するといった不具合を適切に解消することが可能な風呂装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される風呂装置は、浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部、およびこの湯水流通部の湯水に向けて除菌用の光を照射可能な除菌灯を有する除菌装置と、この除菌装置を制御する制御部と、を備えている、風呂装置であって、前記制御部は、前記除菌灯の駆動オフ状態が所定時間以上継続したときには、前記除菌灯を一時的に駆動オンとするように構成されており、前記除菌灯の駆動オフ状態が前記所定時間以上継続した場合であっても、その期間中において、前記湯水流通部の湯水が他の湯水と入れ替えられる動作があった場合には、前記除菌灯の一時的な駆動オンの動作は実行されず、前記除菌灯の一時的な駆動オンの動作は、前記除菌灯の駆動オフ状態、および前記湯水流通部の湯水の入れ替えなし状態のいずれもが前記所定時間以上継続した場合に実行されるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、除菌灯の駆動オフ状態が所定時間以上継続すると、除菌灯が駆動オンとされるために、除菌装置の湯水流通部内において雑菌類が増殖することは適切に防止される。したがって、雑菌類の増殖によって除菌装置内が汚れることも防止され、湯水に対する除菌用の光の照射効率が低下するような不具合は好適に解消される。
第2に、前記した除菌灯の一時的な駆動オンの動作は、制御部の制御により、いわゆる自動で行なわれる。このため、除菌装置の湯水流通部内において雑菌類が増殖することを、ユーザに負担をかけることなく、確実に防止することができる。
第3に、除菌灯が一時的に駆動オンとされるのは、除菌灯の駆動オフ状態が所定時間以上継続した場合であるため、一定周期で除菌灯を駆動オンとする特許文献2とは異なり、除菌灯が不必要なタイミングで無駄に多く駆動オンとされないようにすることができる。既述したように、除菌灯は、そのオン・オフ切り替え頻度が高いほど、および点灯時間が長くなるほど、その使用寿命が短くなるのが一般的であるが、本発明によれば、除菌灯の駆動オン・オフの回数を少なくし、かつ点灯時間を短めとして、除菌灯の使用寿命が短くなることを適切に抑制することが可能である。
第4に、除菌灯の駆動オフ状態が前記所定時間以上継続した場合であっても、その期間中において、除菌装置の湯水流通部の湯水が他の湯水と入れ替えられる動作があった場合には、そうでない場合と比較すると、湯水流通部において雑菌類が増殖し難い状況となる。このような場合には、除菌灯が駆動オンとされないため、除菌灯が不必要に駆動オンとされることを、より適切に回避することができる。一方、除菌灯の駆動オフ状態に加え、湯水流通部の湯水の入れ替えなし状態も所定時間以上継続した場合には、除菌灯が一時的に駆動オンとされるため、湯水流通部における雑菌類の増殖を適切に防止することが可能である。
本発明の第2の側面により提供される風呂装置は、浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部、およびこの湯水流通部の湯水に向けて除菌用の光を照射可能な除菌灯を有する除菌装置と、この除菌装置を制御する制御部と、を備えている、風呂装置であって、前記湯水流通部に向けて上水を供給可能な湯水供給手段を備えており、前記制御部は、前記除菌灯の駆動オフ状態が所定時間以上継続したときには、前記湯水供給手段から前記湯水流通部に上水を供給させて前記湯水流通部の湯水の入れ替え動作を行なわせるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、除菌灯の駆動オフ状態が所定時間以上継続すると、除菌装置の湯水流通部内の湯水が上水に入れ替えられるために、この湯水流通部内において雑菌類が増殖することは適切に防止または抑制される。したがって、本発明の第1の側面により提供される風呂装置と同様に、雑菌類の増殖によって除菌装置内が汚れることを防止し、湯水に対する除菌用の光の照射効率が低下するようなことを好適に解消することが可能である。
また、除菌装置の湯水流通部に上水を供給する動作は、制御部の制御により、いわゆる自動で行なわれるため、ユーザに負担をかけるようなこともない。さらに、本発明の第1の側面により提供される風呂装置とは異なり、除菌灯を駆動オンとする必要はないため、除菌灯の駆動オン・オフの切り替え頻度を少なくし、除菌灯の使用寿命を長くする上で、より好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記除菌灯の駆動オフ状態が前記所定時間以上継続した場合であっても、その期間中において、前記湯水流通部の湯水が他の湯水と入れ替えられる動作があった場合には、前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給はなされず、前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給は、前記除菌灯の駆動オフ状態、および前記湯水流通部の湯水の入れ替えなし状態のいずれもが前記所定時間以上継続した場合に実行されるように構成されている。
このような構成によれば、除菌灯の駆動オフ状態が前記所定時間以上継続した場合であっても、その期間中において、除菌装置の湯水流通部の湯水が他の湯水と入れ替えられる動作があり、湯水流通部において雑菌類が増殖し難い状況となった場合には、湯水流通部への上水の供給が無駄に実行されないようにすることができる。したがって、水資源の節約を図り、かつランニングコストを下げる点で、より有効である。
本発明において、好ましくは、前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給がなされるときには、前記除菌灯が一時的に駆動オンとされるように構成されている。
前記構成は、本発明の第1の側面、および第2の側面のそれぞれによって提供される風呂装置の主要構成を組み合わせた構成に相当する。前記構成によれば、除菌装置の湯水流通部において雑菌類が増殖し、この部分に汚れを生じることが、より徹底して防止される。
本発明において、好ましくは、前記除菌灯の一時的な駆動オンの動作、または前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給は、前記除菌灯の駆動オフ状態が所定時間継続した時点から遅延させたタイミングで実行可能とされている。
このような構成によれば、除菌灯の一時的な駆動オンの動作、または湯水流通部への上水の供給動作を、たとえばユーザが要望するタイミングで実行させるといったことが可能となる。湯水流通部に上水を供給する際には、水の流通音や排水音などが発生するが、このような音が、たとえば深夜に発生しないように設定することが可能である。
本発明において、好ましくは、前記浴槽に接続され、かつ循環ポンプの駆動により前記浴槽の湯水を一定の経路で循環させる湯水循環路を備えており、前記除菌装置は、前記湯水流通部を形成するハウジングが前記湯水循環路の途中箇所に接続され、かつ前記除菌灯が透光性を有する筒状の保護カバー内に収容された状態で前記ハウジング内に配された構成とされている。
このような構成によれば、除菌装置などの全体構成を簡易なものにしつつ、浴槽の湯水の除菌処理を適切に行なうことが可能なものとすることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る風呂装置の一例を示す説明図である。 図1に示す風呂装置において用いられている除菌装置を示す要部断面図である。 図1に示す風呂装置において実行される除菌処理動作の一例を示す説明図である。 図1に示す風呂装置において実行される動作制御の一例を示すフローチャートである。 図1に示す風呂装置において実行される動作制御の他の例を示すフローチャートである。 図1に示す風呂装置において実行される動作制御の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す風呂装置Aは、浴室BR内に設置された浴槽1、この浴槽1に接続された湯水循環路5、この湯水循環路5を構成する外部配管5a,5bを介して浴槽1に接続された給湯装置WH、湯水循環路5の途中に設けられた循環ポンプP1、除菌装置E、給湯装置WHの動作制御を実行する制御部7を備えている。同図において、符号90は、給湯装置WHの外装ケースである。
給湯装置WHは、たとえば瞬間式ガス給湯装置であり、浴槽1への自動湯張り機能、風呂追い焚き機能、給湯栓60などへの一般給湯機能を備えている。加えて、除菌装置Eを利用することによる浴槽1の湯水の除菌処理動作も可能である。
具体的には、この給湯装置WHにおいては、入水口20から入水路2に流入した湯水が熱交換器30に送られてバーナ31により加熱される。この加熱された湯水は、流路22を経て混合弁23に到達し、バイパス流路21を流れてくる非加熱の湯水と所定の混合比で混合されることにより温度調整される。給湯栓60への一般給湯は、混合弁23を通過した湯水が一般給湯用出湯路6を流通することによりなされる。
浴槽1への自動湯張り動作は、風呂給湯用出湯路50に設けられた開閉弁V1が開状態とされることにより、混合弁23を通過した湯水が風呂給湯用出湯路50から湯水循環路5に流れ込むことにより行なわれる。湯水循環路5は、浴槽1のアダプタ10に接続された外部配管5a,5bに、給湯装置WHの内部配管5c,5d、および風呂追い焚き用の熱交換器33が接続された構成である。風呂追い焚き動作においては、循環ポンプP1が駆動オンとされ、浴槽1の湯水が湯水循環路5を介して熱交換器33に送り込まれてバーナ34により加熱されてから浴槽1に戻される。
図2に示すように、除菌装置Eは、湯水の流入口41および流出口42を有し、内部が湯水流通部40として形成されたハウジング4、このハウジング4内に収容された除菌灯8、この除菌灯8を覆う2つの略円筒状の保護カバー81,82、およびハウジング4の上部および下部の開口部を塞ぐためのキャップ43a,43bを備えている。ハウジング4の流入口41および流出口42は、湯水循環路5の内部配管5cの途中箇所に接続されている。除菌灯8は、たとえば紫外線ランプである。
保護カバー81,82は、ともに除菌灯8から発せられる紫外線に対する透光性を有しており、除菌灯8を点灯駆動させることにより、湯水流通部40の湯水を除菌処理可能である。一方の保護カバー81は、除菌灯8がハウジング4内の湯水に接触することを阻止する防水用の部材であり、たとえばガラス製である。これに対し、他方の保護カバー82は、樹脂製であり、一方の保護カバー81に隙間を介して外嵌されている。この保護カバー82は、ガラス製の保護カバー81が万一破損した場合に、その破片が散らばって湯水循環路5に流出することを防止する役割を果たす。本実施形態においては、保護カバー81,82の相互間の隙間にも湯水が流入するようになっている。ただし、このような隙間を生じないように保護カバー82を保護カバー81の外周面に密接させた構成とすることも可能である。浴槽1の湯水の除菌処理動作は、除菌灯8および循環ポンプP1の双方を駆動オンとし、浴槽1の湯水を湯水循環路5に流出させて除菌装置Eの湯水流通部40に送り込むことにより湯水の除菌を図り、かつこの除菌を終えた湯水を浴槽1に戻す動作である。
制御部7は、マイクロコンピュータを用いて構成されており、この制御部7に通信接続された浴室および台所のリモコン70,71のスイッチ操作などに対応し、給湯装置WHの各部の動作制御やデータ処理を実行する。リモコン70,71には、複数の操作スイッチ72が設けられているが、これら複数の操作スイッチ72のいずれかは、後述する除菌処理制御モードの設定、およびその解除を切り替え可能な操作スイッチ72とされている。制御部7は、除菌処理制御モードが設定された場合には、たとえば図3を参照して説明する後述の動作制御を行なう。また、制御部7は、除菌処理制御モードの設定の有無には関係なく、除菌装置E内において雑菌類が増殖することを防止するための動作制御を行なうように構成されており、この点についても後述する。
次に、前記した風呂装置Aの作用について説明する。
まず、浴室および台所のリモコン70,71のいずれかのスイッチ操作がなされることにより、除菌処理制御モードが設定された場合には、たとえば図3に示すような制御が行なわれる。この制御においては、基本的には、除菌灯8および循環ポンプP1の双方が所定時間(たとえば、30分)だけ駆動オンとされる除菌処理動作が、所定のインターバル時間(たとえば、90分)を介して間欠的に繰り返されるようになっている。除菌処理制御の開始時刻または終了時刻については、浴室および台所のリモコン70,71のいずれかのスイッチ操作により、ユーザなどが予め設定できるようにされている。
図3の例をより具体的に説明すると、同図において、19時〜23時の時間帯は、入浴予定時間帯とされ、かつ23時〜翌朝1時までの時間帯は除菌処理開始の許容時間帯とされている。これ以降は、除菌処理動作が間欠的に実行される時間帯である。同図においては、翌朝の9時が除菌処理の完了予定時刻として設定されている。既述したように、除菌処理動作は30分オン、インターバル期間としての90分オフを1サイクルとして繰り返されるため、1回目の除去処理動作の開始時刻は、除菌処理の完了予定時刻である翌朝9時から逆算し、0時30分とされる。この1回目の除菌処理動作は30分後の1時に終了し、その後90分が経過した2時30分に2回目の30分間の除菌処理動作が開始される。以降は、除菌処理動作が30分、インターバルが90分を1サイクルとする動作が複数回にわたって繰り返され、予定時刻の9時に最終の除菌処理動作が終了する。したがって、9時以降においては、浴槽1の湯水(残り湯)を除菌処理が完了した状態で洗濯に用いるといったことが可能となる。
一方、前記したような除菌処理制御モードとは別に、制御部7は、図4のフローチャートに示すような動作制御も実行するように構成されている。
すなわち、制御部7は、除菌灯8が駆動オフであると、この駆動オフの状態が所定時間(たとえば、24時間)以上継続しているか否かを判断する(S1:YES,S2)。除菌処理制御モードが設定され、図3に示したような除菌処理動作が毎日実行される場合には、除菌灯8の駆動オフ状態が24時間以上継続することはないが、ユーザが前記除菌処理制御モードを設定しない場合には、除菌灯8の駆動オフ状態が24時間以上継続する場合はあり得る。
前記判断において、除菌灯8の駆動オフの状態が所定時間以上継続していると判断した場合には、さらに除菌装置Eの湯水流通部40の湯水の入れ替えの無い状態も前記所定時間以上継続しているか否かについても判断される(S2:YES,S3)。ここで、湯水流通部40の湯水の入れ替えとは、浴槽1への湯張り、たし湯、たし水など、開閉弁V1が開状態とされることによって、風呂給湯用出湯路50から除菌装置Eが設けられている湯水循環路5に上水(入水口20に入水した湯水)が所定量以上供給された場合が該当する。また、循環ポンプP1が駆動されることにより、浴槽1の湯水が湯水循環路5に所定量以上流れ込んだ場合も該当する。
制御部7は、前記した湯水循環路5の湯水の入れ替えがなされていない状態が、前記所定時間以上継続していると判断した場合には、除菌灯8を一時的に駆動オンにするとともに、開閉弁V1を開状態として、入水口20から風呂給湯用出湯路50に流通する上水を湯水循環路5に所定量供給し、除菌装置Eの湯水流通部40の湯水の入れ替えを行なわせる(S3:YES,S4,S5)。入水口20から風呂給湯用出湯路50に到る湯水流通経路、および開閉弁V1をトータルした構成は、本発明における「湯水流通部に向けて上水を供給可能な湯水供給手段」の一例に相当する。
前記した動作において、除菌灯8の一時的な駆動オンの時間は、たとえば1分程度である。ただし、これに限定されず、またリモコン70,71をスイッチ操作するなどして適宜変更できるようにすることも可能である。開閉弁V1を開状態として、上水を湯水循環路5に所定量供給する動作においては、この上水をバーナ31によって加熱する必要はなく、上水は非加熱のままでよい。湯水循環路5への上水の供給量は、好ましくは、湯水循環路5の容積、または湯水循環路5と風呂給湯用出湯路50とのトータルの容積と略同等の量とされる。
前記した湯水循環路5への上水の供給時には、除菌装置E内の残留湯水がハウジング4の外部に流出し、内部配管5dおよび外部配管5bを流れる。このため、好ましくは、図1に示すように、外部配管5bには三方弁V2を設けておき、かつ前記残留湯水が排水パン11上に排水されるようにし、浴槽1内に流れ込まないようにされる。また、このような構成に代えて、浴槽1の排水弁12として、開閉動作が遠隔操作可能なものを用いておき、湯水循環路5に上水が供給されるときには、排水弁12を予め開状態に設定した上で、前記残留湯水が浴槽1内に流れ込むように構成することもできる。
前記した一連の動作によれば、除菌装置Eの湯水流通部40に存在する湯水の入れ替えがなされず、かつ除菌処理がなされない状態が所定時間(たとえば24時間)以上継続した時点で、除菌灯8が駆動オンとされ、湯水流通部40内の除菌処理が図られる。また、湯水流通部40内に上水が供給されることにより、湯水流通部40内の湯水が上水と入れ替えられる。このため、湯水流通部40内において雑菌類が繁殖することは適切に防止される。
なお、前記した湯水の入れ替えが行なわれた場合には、その旨をリモコン70,71に具備されている報知手段を利用してユーザなどに報知させる構成とすることもできる。
本実施形態の除菌装置Eにおいては、図2に示した2つの保護カバー81,82の隙間に湯水が残留し易い構造となっているが、前記したように除菌灯8の駆動オン、および上水の供給によって、前記した隙間の残留湯水の排出や除菌処理を適切に行なうことが可能である。したがって、保護カバー81,82の表面に雑菌類の増殖に起因する汚れを生じ難くする効果を高めることが可能である。このようなことから、保護カバー81,82の紫外線透過率が低下しないようにし、除菌装置Eの除菌処理能力を優れた状態に維持することができる。ステップS4,S5における除菌灯8の駆動オン動作、および上水の供給動作は、除菌装置Eの湯水流通部40内において雑菌類が急激に増殖を開始する前のタイミングで実行されるため、その効率性に優れ、除菌灯8の点灯回数を少なくして除菌灯8の使用寿命を長くしたり、あるいは上水を節約してランニングコストを低く抑えることができるなどの利点も得られる。
ステップS4,S5の除菌灯8の一時的な駆動オン動作、および除菌装置Eへの上水の供給動作は、必ずしも前記所定時間(たとえば、24時間)が経過した時点で直ちに実行されなくてもかまわず、適当な時間だけ遅延させて実行させるようにしてもよい。とくに、ステップS5の上水の供給動作が実行される際には、湯水循環路5などを湯水が流通し、排水パン11あるいは浴槽1内に湯水が流れ込む音が発生するため、たとえば深夜時間帯を避けるようなタイミングで前記動作を実行させるようにすることも可能である。
前記した風呂装置Aにおいては、図5および図6に示すフローチャートのような動作制御を実行するように構成することも可能である。これらの図において、図4に示すフローチャートと同一内容のステップについては、同一のステップ番号を付しており、重複説明は省略する。
図5に示す動作制御においては、除菌灯8の駆動オフ状態が所定時間以上継続すると、
除菌灯8が一時的に駆動オンとされる(S1,S2:YES,S4)。この動作制御においては、開閉弁V1を開状態として除菌装置Eに上水を供給することにより、湯水流通部40の湯水を入れ替える動作は実行されないが、除菌灯8が一時的に駆動オンとされるため、除菌装置Eの湯水流通部40内において雑菌類が増殖することを適切に阻止し、保護カバー81,82が雑菌類の増殖に起因して汚れることを適切に防止することが可能である。
図示説明は省略するが、図5に示す動作制御において、ステップS4の除菌灯8を駆動オンとするための条件として、図4に示したステップS3を追加することができる。
図6に示す動作制御においては、除菌灯8の駆動オフ状態が所定時間以上継続すると、開閉弁V1を開状態として除菌装置Eに上水を供給し、湯水流通部40の湯水を入れ替える動作が実行される(S1,S2:YES,S5)。この動作制御においては、除菌灯8を駆動オンとする動作は実行されないが、湯水流通部40の残留湯水が上水と入れ替えられることにより、湯水流通部40内におい雑菌類が増殖することは防止されることとなり、本発明が意図する効果を得ることが可能である。
図示説明は省略するが、図6に示す動作制御において、ステップS5の上水の供給動作を実行するための条件として、図4に示したステップS3を追加することができる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る風呂装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
除菌装置は、図2に示した除菌装置Eとは異なる構成とすることが可能であり、たとえば保護カバー82については省略した構成とすることができる。また、除菌装置のハウジングとして、周壁部の全体または一部が透光性の材質とされた筒状のハウジングを用いて、このハウジングの内部を湯水流通部とし、かつこのハウジングの外部に除菌灯を配置することにより、ハウジングの外部からハウジング内の湯水に向けて除菌用の光を照射させるような構成とすることもできる。
上述の実施形態においては、浴槽1の湯水に対する通常の除菌処理動作として、図3に示すような除菌処理動作が実行されるように構成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、人感センサを浴室リモコン70などに設けておき、この人感センサによって入浴者の浴室BRからの退出が検出されたタイミングで除菌灯8が駆動オンとされるような構成とすることも可能である。もちろん、これらとは異なり、ユーザがリモコン70,71のいずれかを利用して特定のスイッチ操作を行なった場合にのみ、浴槽1の湯水の除菌処理が行なわれるような構成とすることも可能である。本発明は、通常の除菌処理動作がどのようなタイミングまたは操作によって行なわれるかを問うものではない。
A 風呂装置
BR 浴室
E 除菌装置
WH 給湯装置
P1 循環ポンプ
V1 開閉弁(湯水供給手段の一部)
1 浴槽
2 入水路(湯水供給手段の一部)
20 入水口(湯水供給手段の一部)
22 流路(湯水供給手段の一部)
4 ハウジング(除菌装置の)
40 湯水流通部(除菌装置の)
5 湯水循環路
50 風呂給湯用出湯路(湯水供給手段の一部)
7 制御部
72 操作スイッチ
8 除菌灯

Claims (6)

  1. 浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部、およびこの湯水流通部の湯水に向けて除菌用の光を照射可能な除菌灯を有する除菌装置と、
    この除菌装置を制御する制御部と、
    を備えている、風呂装置であって、
    前記制御部は、前記除菌灯の駆動オフ状態が所定時間以上継続したときには、前記除菌灯を一時的に駆動オンとするように構成されており、
    前記除菌灯の駆動オフ状態が前記所定時間以上継続した場合であっても、その期間中において、前記湯水流通部の湯水が他の湯水と入れ替えられる動作があった場合には、前記除菌灯の一時的な駆動オンの動作は実行されず、
    前記除菌灯の一時的な駆動オンの動作は、前記除菌灯の駆動オフ状態、および前記湯水流通部の湯水の入れ替えなし状態のいずれもが前記所定時間以上継続した場合に実行されるように構成されていることを特徴とする、風呂装置。
  2. 浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部、およびこの湯水流通部の湯水に向けて除菌用の光を照射可能な除菌灯を有する除菌装置と、
    この除菌装置を制御する制御部と、
    を備えている、風呂装置であって、
    前記湯水流通部に向けて上水を供給可能な湯水供給手段を備えており、
    前記制御部は、前記除菌灯の駆動オフ状態が所定時間以上継続したときには、前記湯水供給手段から前記湯水流通部に上水を供給させて前記湯水流通部の湯水の入れ替え動作を行なわせるように構成されていることを特徴とする、風呂装置。
  3. 請求項2に記載の風呂装置であって、
    前記除菌灯の駆動オフ状態が前記所定時間以上継続した場合であっても、その期間中において、前記湯水流通部の湯水が他の湯水と入れ替えられる動作があった場合には、前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給はなされず、
    前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給は、前記除菌灯の駆動オフ状態、および前記湯水流通部の湯水の入れ替えなし状態のいずれもが前記所定時間以上継続した場合に実行されるように構成されている、風呂装置。
  4. 請求項2または3に記載の風呂装置であって、
    前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給がなされるときには、前記除菌灯が一時的に駆動オンとされるように構成されている、風呂装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の風呂装置であって、
    前記除菌灯の一時的な駆動オンの動作、または前記湯水供給手段から前記湯水流通部への上水の供給は、前記除菌灯の駆動オフ状態が所定時間継続した時点から遅延させたタイミングで実行可能とされている、風呂装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の風呂装置であって、
    前記浴槽に接続され、かつ循環ポンプの駆動により前記浴槽の湯水を一定の経路で循環させる湯水循環路を備えており、
    前記除菌装置は、前記湯水流通部を形成するハウジングが前記湯水循環路の途中箇所に接続され、かつ前記除菌灯が透光性を有する筒状の保護カバー内に収容された状態で前記ハウジング内に配された構成とされている、風呂装置。
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