JP7277750B2 - 風呂装置 - Google Patents
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Description
同文献に記載の風呂装置は、浴槽の湯水を紫外線照射によって除菌するための除菌装置を備えており、この除菌装置を利用して除菌を終えた湯水については、ポンプを利用して洗濯機に供給し、洗濯に利用できるようにしている。
このような構成によれば、多くの場合に廃棄される湯水(残り湯)が洗濯に利用されるため、水資源の節約を効果的に図ることができる。浴槽の湯水は、洗濯に利用される前に除菌されているため、洗濯に適した衛生的なものとすることもできる。
湯水の前記浴槽外への排水を可能とする排水手段と、所定のスイッチ操作または制御プログラムにしたがった前記除菌装置の動作制御、および前記排水手段の動作制御を実行可能な制御手段と、を備えている、風呂装置であって、除菌済み湯水の必要量に関するデータの設定が可能なデータ設定手段を、さらに備えており、前記制御手段は、前記浴槽の湯水の除菌処理を開始する前において、前記浴槽の湯水の量が前記データ設定手段により設定された除菌済み湯水の必要量よりも多い場合には、前記排水手段を利用して、前記浴槽の湯水が前記必要量未満にならない範囲で前記浴槽の湯水を排水させ、かつこの排水の後に前記浴槽に残存する湯水を、除菌処理の対象とするように構成されていることを特徴としている。
すなわち、浴槽の湯水の除菌処理が実行される前において、その湯水の量が、データ設定手段を用いて予め設定された除菌済み湯水の必要量よりも多い場合には、浴槽の湯水が適当量だけ排水され、その全体量が少なくされてから除菌処理が実行される。このため、浴槽の湯水の全量を除菌処理していた従来技術と比較すると、除菌装置の稼働時間の短縮を図り、ランニングコストを低減することができる。また、除菌装置の使用寿命の長期化を図るといった利点も得られる。
一方、除菌処理を終えた後には、予め設定された必要量以上の湯水量が確保されるため、湯水量に不足を生じる不具合もない。
具体的には、一般給湯は、入水口20から入水路2に流入した湯水が熱交換器30に送られてバーナ31により加熱され、かつこの加熱された湯水は一般給湯用出湯路6を流通して給湯栓60に供給される態様で行なわれる。
浴槽1への湯張り動作は、風呂給湯用出湯路50に設けられた開閉弁V1が開状態とされることにより、熱交換器30によって加熱された湯水が風呂給湯用出湯路50から湯水循環路5に流れ込む態様で行なわれる。湯水循環路5は、浴槽1のアダプタ10に接続された外部配管5a,5bに、給湯装置WHの内部配管5c,5d、および風呂追い焚き用の熱交換器33が接続された構成である。
風呂追い焚き動作は、循環ポンプP1が駆動オンとされ、浴槽1の湯水が湯水循環路5を介して熱交換器33に送り込まれてバーナ34により加熱されてから浴槽1に戻される態様で行なわれる。
浴槽1の湯水の除菌処理は、除菌灯40及び循環ポンプP1の双方を駆動オンとし、浴槽1の湯水を湯水循環路5に流出させて除菌装置Eのハウジング41内に送り込むことにより湯水の除菌を図り、かつこの除菌を終えた湯水を浴槽1に戻すことにより図られる。
を操作することにより、浴槽1の湯水の除菌処理を直ちに開始させ、あるいは除菌処理の開始予定時期を予約設定するといったことが可能とされている。
除菌済み湯水の必要量Q1(以下、「必要量Q1」と適宜略称する)は、たとえば除菌済み湯水が洗濯に用いられる場合、この洗濯に必要とされる湯水の量である。図3に示すように、リモコン7Aまたは7Bにおいては、所定のスイッチ操作がなされることにより、表示部73に、たとえば「除菌済み湯水の必要量 100L」などとデータ表示がなされる。この状態において、ユーザが操作スイッチ72を操作することにより、除菌済み湯水の必要量Q1を100Lに決定し、あるいはこれ以外の数値に任意に増減変更可能とされている。
浴槽1の湯水量Q0は、水位センサSaにより検出される水圧に基づいて求めることが可能である。ただし、浴槽1への湯張り時から現時点に到るまでの浴槽1への積算注湯量、あるいはこの積算注湯量と前記水圧との双方に基づいて求めることも可能である。
せる手段を用いることも可能である。
なお、上述したQ0=Q1の関係においては、多少の誤差が含まれてもよく、実際には、制御誤差を含んだQ0≒Q1の結果となってもよい。
一方、前記したステップS3において、Q0>Q1の関係が成立しない場合があるが、この場合には、浴槽1の湯水の一部の排水動作が実行されることなく、除菌処理が実行される(S3:NO,S5)。
このような構成によれば、たとえばユーザが洗濯に使用する湯水の量(必要量Q1)を予測できない場合、あるいはとりあえずは浴槽1に存在する湯水の全量を除菌したいような場合には、浴槽1の湯水を排水させる動作を実行しないように設定し、適切に対応することが可能である。
本実施形態から理解されるように、浴槽の湯水の一部を排水させる場合、そのための手段として、三方弁V2を用いた手段を採用することも可能であり、本発明でいう排水手段の具体的な手段は限定されない。
浴槽の湯水(残り湯)は、洗濯に利用し得る他、たとえば庭や道路などへの散水用の水として、あるいは防災用水などとして用いることが可能であり、その具体的な用途は限定されない。
BR 浴室
E 除菌装置
P1 循環ポンプ
V2 三方弁(排水手段)
1 浴槽
11 排水栓(排水手段)
40 除菌灯
7 制御部(制御手段)
7A,7B リモコン(データ設定手段)
72 操作スイッチ
Claims (4)
- 浴槽の湯水を除菌可能な除菌装置と、
前記浴槽の湯水の前記浴槽外への排水を可能とする排水手段と、
所定のスイッチ操作または制御プログラムにしたがった前記除菌装置の動作制御、および前記排水手段の動作制御を実行可能な制御手段と、
を備えている、風呂装置であって、
除菌済み湯水の必要量に関するデータの設定が可能なデータ設定手段を、さらに備えており、
前記制御手段は、前記浴槽の湯水の除菌処理を開始する前において、前記浴槽の湯水の量が前記データ設定手段により設定された除菌済み湯水の必要量よりも多い場合には、前記排水手段を利用して、前記浴槽の湯水が前記必要量未満にならない範囲で前記浴槽の湯水を排水させ、かつこの排水の後に前記浴槽に残存する湯水を、除菌処理の対象とするように構成されていることを特徴とする、風呂装置。 - 請求項1に記載の風呂装置であって、
前記浴槽の湯水を排水する動作においては、この動作後に前記浴槽に残存する湯水の量が、前記データ設定手段により設定された除菌済み湯水の必要量と同一となるように制御される構成とされている、風呂装置。 - 請求項1または2に記載の風呂装置であって、
前記除菌済み湯水の必要量を増減変更可能な操作スイッチを、さらに備えている、風呂装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の風呂装置であって、
前記浴槽の湯水の除菌処理を開始する前に、前記浴槽の湯水を排水させる動作を実行する場合と、実行しない場合とのいずれかを任意に選択することが可能な操作スイッチを、さらに備えている、風呂装置。
Priority Applications (1)
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JP2019136177A JP7277750B2 (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 風呂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019136177A JP7277750B2 (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 風呂装置 |
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JP2021021495A JP2021021495A (ja) | 2021-02-18 |
JP7277750B2 true JP7277750B2 (ja) | 2023-05-19 |
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Family Applications (1)
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JP2019136177A Active JP7277750B2 (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 風呂装置 |
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JP (1) | JP7277750B2 (ja) |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JP2001104724A (ja) | 1999-10-04 | 2001-04-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化機能付き給湯風呂装置 |
JP2003269786A (ja) | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Toto Ltd | 風呂装置 |
JP2018054180A (ja) | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 株式会社ノーリツ | 風呂システム |
JP2018134316A (ja) | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 株式会社ノーリツ | 風呂装置 |
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