JP2018136070A - 風呂装置 - Google Patents

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益生 浜岡
Masuo Hamaoka
益生 浜岡
高野 秀弘
Hidehiro Takano
秀弘 高野
幸寛 茶谷
Yukihiro Chatani
幸寛 茶谷
史朗 清水
Shiro Shimizu
史朗 清水
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Abstract

【課題】装置の大型化や高コスト化などを適切に回避しつつ、浴槽の湯水を洗濯などの所定の用途に適するものとすることが可能な風呂装置を提供する。【解決手段】浴槽1の湯水の除菌及び/又は濾過を行なうための湯水処理部4と、浴槽1の湯水を加熱するための加熱装置33,34と、湯水処理部4を利用した湯水処理動作を制御する制御部7と、を備えている、風呂装置Aであって、前記湯水処理動作の終了予定時刻teを設定可能な湯水処理終了時刻設定手段72をさらに備えており、制御部7は、終了予定時刻teに前記湯水処理動作が終了し、かつその際の湯水温度が所定の温度THとなるように、前記湯水処理動作に対応させて加熱装置33,34を動作させる制御を実行する。【選択図】 図1

Description

本発明は、浴槽の湯水の除菌処理及び/又は濾過処理を図ることが可能とされた風呂装置に関する。
従来の風呂装置の具体例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載された風呂装置は、浴槽の湯水(残り湯)をポンプによって汲み上げてから、洗濯機などの所定の湯水供給先に供給することが可能とされている。その際、前記湯水については、除菌処理、及び加熱処理が適宜可能とされている。
このような構成によれば、浴槽の湯水を洗濯などに有効利用することが可能であり、水資源の節約を図ることができる。また、前記湯水については、除菌処理により清浄化を図るとともに、加熱により、前記湯水を暖めることが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地がある。
すなわち、たとえば浴槽の残り湯としての湯水が洗濯に用いられる場合、この湯水が入浴を終えた当日に洗濯に用いられる場合は少なく、多くの場合は、たとえば翌朝9時頃などの時期に洗濯に用いられる。このように入浴時から実際に浴槽の湯水が洗濯に用いられるまでの時間が長いと、湯水中の雑菌類が繁殖し、翌朝9時頃には多くの雑菌類を含む湯水となる虞がある。仮に、入浴後の夜間などに一時的に除菌処理を行なったとしても、浴槽の湯水の全量及び浴槽の内側を無菌状態にすることは不可能であり、その後は雑菌類の繁殖が再開される結果、翌朝9時頃にはやはり多くの雑菌を含んだ湯水となる。
これに対し、前記従来技術においては、浴槽の湯水を洗濯機に供給する途中過程で除菌処理を行なっているが、このような手段では、優れた除菌効果は得られず、とくに多くの雑菌類を含んだ湯水を適切に清浄化することは難しい。このような状況は、できる限り衛生的な湯水を洗濯に用いたいというユーザの要望を考慮すると、改善すべき余地がある。
前記した不具合を解消するための手段としては、除菌処理に用いられる除菌灯を大型化し、かつポンプの運転速度を低速として除菌用の処理部に送られる湯水の流量を少なくすることが考えられる。ところが、このような手段を採用したのでは、除菌灯などの大型化に伴う装置全体の大型化や、高コスト化を招く。また、浴槽から洗濯機への給水流量が少なくなるため、洗濯機に必要量の湯水を供給し終わるまでの待ち時間が長くなる。
さらに、前記従来技術においては、洗濯機に供給する湯水を加熱することは可能であるものの、その湯水温度が洗濯などに適さない温度である場合がある。また、湯水の加熱、及び除菌処理は、洗濯機に湯水が供給される経路の途中で行なわれるに過ぎず、浴槽内に存在する湯水は非加熱かつ非除菌処理状態のままである。このため、浴槽の湯水を別途準備したポンプや桶などを用いて浴槽の外部に汲み出してから使用するような場合には適しないものとなり、融通性に欠ける。
特開2001−321286公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、装置の大型化や高コスト化などを適切に回避しつつ、浴槽の湯水を洗濯などの所定の用途に適するものとすることが可能な風呂装置を提供することを、その課題としている。
前記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される風呂装置は、浴槽の湯水の除菌及び/又は濾過を行なうための湯水処理部と、前記浴槽の湯水を加熱するための加熱装置と、この加熱装置のオン・オフ制御及び前記湯水処理部を利用した湯水処理動作のオン・オフ制御を実行可能な制御部と、を備えている、風呂装置であって、前記湯水処理動作の終了予定時刻を設定可能な湯水処理終了時刻設定手段を、さらに備えており、前記制御部は、前記湯水処理終了時刻設定手段によって前記終了予定時刻が設定された場合には、この設定された終了予定時刻に前記湯水処理動作が終了し、かつその際の湯水温度が所定の温度となるように、前記湯水処理動作に対応させて前記加熱装置を動作させる制御を実行するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、浴槽の湯水(残り湯)の湯水処理動作は、予め設定された終了予定時刻に終了するが、この時点における浴槽の湯水は、除菌及び/又は濾過によって清浄化された直後のものであることに加え、加熱装置を利用して既に加熱されており、その湯水温度は所定の温度とされている。したがって、この湯水を、直ちに洗濯やその他の所望の用途に利用するといったことが可能となる。湯水温度を洗濯に適する温度にしておくといったことも可能である。
このようなことから、本発明においては、特許文献1とは異なり、浴槽の湯水を洗濯機などに供給する経路の途中で、この湯水に除菌処理や加熱処理を施す必要はない(ただし、あえてそのような処理をさらに追加で行なってもよい)。したがって、特許文献1について述べたような不具合を適切に解消し、除菌灯などの装置の大型化や高コスト化を適切に回避しつつ、浴槽の湯水を所望の用途に適切かつ迅速に使用するとことが可能となる。
本発明において、好ましくは、前記所定の温度を設定変更可能な操作スイッチを備えている。
このような構成によれば、浴槽の湯水を使用用途に適した温度にする上で、より好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記湯水処理動作の終了予定時刻に、前記湯水温度が前記所定の温度となるように前記加熱装置の動作を許容するモードと、許容しないモードとを切替え設定可能な操作スイッチを備えている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、湯水の使用用途によっては、湯水を加熱する必要がない場合がある。このような場合には、湯水が不必要に加熱されないようにすることができる。
本発明において、好ましくは、前記制御部は、前記湯水処理動作の終了予定時刻、又はこの終了予定時刻前の所定時間以内の時期に、前記湯水温度が前記所定の温度となり、前記加熱装置の動作を停止させるように構成されている。
このような構成によれば、浴槽の湯水は、湯水処理動作の終了予定時刻又はその直前の
時期に所定の温度とされる。前記構成とは異なり、湯水処理動作の終了予定時刻よりもかなり前に浴槽の湯水が所定の温度とされたのでは、湯水処理動作の終了予定時刻になった時点で、前記した湯水の温度が所定の温度よりもかなり低下するといった虞がある。これを防止すべく前記湯水の温度を所定の温度に維持するように前記湯水をその後も加熱したのでは、エネルギロスが多くなる。これに対し、前記構成によれば、そのような不具合を適切に回避することが可能である。
本発明において、好ましくは、前記浴槽の湯水を、前記加熱装置を構成する湯水加熱用の熱交換器に導いてから前記浴槽に戻すことが可能な風呂追い焚き用の湯水循環路及び循環ポンプを備えており、前記湯水処理部は、前記湯水循環路を流通する湯水に除菌用の光を照射可能な除菌灯を備えており、この除菌灯及び前記循環ポンプがともに駆動オンとされることにより、前記湯水処理動作として、除菌処理動作が可能とされている。
本発明において、好ましくは、前記湯水循環路に流路切替え弁を介して分岐接続され、かつ前記浴槽の外部の所定の湯水供給先に前記浴槽の湯水を供給可能とする給水路を、さらに備えており、前記浴槽の湯水を前記湯水循環路および前記給水路を介して前記湯水供給先に供給する際に、前記除菌灯を利用した除菌処理動作が可能とされている。
このような構成によれば、浴槽の湯水を所定の湯水供給先に供給する過程においても、この湯水を除菌することができ、湯水の清浄度を高める上で好ましい。なお、浴槽から湯水供給先に供給される湯水は、浴槽に貯留されている段階で既に除菌処理を終えたものであるため、特許文献1について述べたような不具合はない。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る風呂装置の一例を示す説明図である。 図1に示す風呂装置において実行される基本的な動作制御の例を示すフローチャートである。 図1に示す風呂装置において図2に示す動作制御と並行して実行される動作制御の例を示すフローチャートである。 除菌処理制御モードが設定された場合の基本的な動作の一例を示す説明図である。 (a)〜(c)は、図1に示す風呂装置の動作制御の例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す風呂装置Aは、浴室BR内に設置された浴槽1、この浴槽1に接続された湯水循環路5、この湯水循環路5を構成する外部配管5a,5bを介して浴槽1に接続された給湯装置WH、湯水循環路5の途中に設けられた循環ポンプP1、除菌灯40を利用して構成された除菌処理部4、湯水循環路5に流路切替え弁V2を介して分岐接続された給水路59、及び給湯装置WHの動作制御を実行する制御部7を備えている。同図において、符号90は、給湯装置WHの外装ケースである。
給湯装置WHは、たとえば瞬間式ガス給湯装置であり、浴槽1への自動湯張り機能、風呂追い焚き機能、給湯栓60などへの一般給湯機能を備えていることに加え、浴槽1の湯水の除菌処理動作も可能である。
具体的には、この給湯装置WHにおいては、入水口20から入水路2に流入した湯水が熱交換器30に送られてバーナ31により加熱される。この加熱された湯水は、流路22を経て混合弁23に到達し、バイパス流路21を流れてくる非加熱の湯水と所定の混合比で混合されることにより温度調整される。給湯栓60への一般給湯は、混合弁23を通過した湯水が一般給湯用出湯路6を流れることにより行なわれる。
浴槽1への自動湯張り動作は、風呂給湯用出湯路50に設けられた開閉弁V1が開状態とされることにより、混合弁23を通過した湯水が風呂給湯用出湯路50から湯水循環路5に流れ込むことにより行なわれる。湯水循環路5は、浴槽1のアダプタ10に接続された外部配管5a,5bに、給湯装置WHの内部配管5c,5d、及び風呂追い焚き用の熱交換器33が接続された構成である。風呂追い焚き動作においては、循環ポンプP1が駆動オンとされ、浴槽1の湯水が湯水循環路5を介して熱交換器33に送り込まれて追い焚き用のバーナ34により加熱されてから浴槽1に戻される。なお、湯水循環路5には、その内部を流通する湯水の温度(浴槽1の湯水の温度に相当)を検出するための温度センサSbが取付けられている。
除菌処理部4は、湯水循環路5の途中位置に接続され、かつ内部に湯水が流通するように設けられたハウジング41内に、除菌灯40が収容された構成である。除菌灯40は、たとえば紫外線ランプであり、ハウジング41内を流通する湯水に直接接触しないように紫外線透過性を有する適当なカバー体(不図示)によって覆われて保護されている。
浴槽1の湯水の除菌処理動作は、除菌灯40及び循環ポンプP1の双方を駆動オンとし、浴槽1の湯水を湯水循環路5に流出させて除菌処理部4のハウジング41内に送り込むことにより湯水の除菌を図り、かつこの除菌を終えた湯水を浴槽1に戻す動作である。
給水路59は、浴槽1の湯水を洗濯機8に供給するための部位である。洗濯機8は、本発明でいう湯水供給先の一例である。循環ポンプP1を運転させ、かつ流路切替え弁V2を切替えることにより、浴槽1の湯水を給水路59を介して洗濯機8に供給することが可能である。
制御部7は、マイクロコンピュータを用いて構成されており、この制御部7に通信接続された浴室及び台所のリモコン70,71のスイッチ操作などに対応し、給湯装置WHの各部の動作制御やデータ処理を実行する。リモコン70,71には、複数の操作スイッチ72が設けられており、これら複数の操作スイッチ72としては、風呂運転モードとして、除菌処理制御モードを設定するための操作スイッチ72が設けられている。また、除菌処理動作の終了予定時刻teを設定するための操作スイッチ72(本発明でいう湯水処理終了時刻設定手段の一例)も設けられている。除菌処理動作の終了予定時刻teの値は、ユーザが任意に変更できるようにされている。なお、後述するように、除菌処理動作の終了予定時刻teは、ユーザによるスイッチ操作に代えて、又は加えて、制御部7の学習機能により自動設定させるように構成することもできる。
制御部7は、前記除菌処理制御モードが設定された場合には、後述するように、所定の手順に従って浴槽1の湯水の除菌処理動作制御を実行する。ただし、除菌処理動作時には、風呂追い焚き用のバーナ34を利用し、浴槽1の湯水を加熱する加熱動作が行なわれる。風呂追い焚き用のバーナ34及び熱交換器33は、本発明でいう加熱装置の一例に相当する。このことに対応し、リモコン70,71の操作スイッチ72としては、前記した加熱動作の終了時における浴槽1の湯水温度を所定の温度TH(目標温度)として増減変更設定することが可能な操作スイッチ72がさらに設けられている。この所定の温度THは、自動湯張り動作時の湯張り温度とは異なる温度に設定することが可能である。他の操作スイッチ72としては、前記した加熱動作を許容しないモードを設定可能な操作スイッチ
72も設けられている。
次に、前記した風呂装置Aの作用について説明する。
制御部7は、図2及び図3のフローチャートで示す2種類の動作制御を並行して複合的に実行するように構成されている。
まず、図2に示す動作制御について説明する。
浴室及び台所のリモコン70,71のいずれかのスイッチ操作がなされ、除菌処理制御モードが設定されると、制御部7においては、除菌処理動作の開始時刻tsが算出される(S1:YES,S2)。この除菌処理動作の開始時刻tsの算出処理は、除菌処理動作の終了予定時刻te、及び浴槽1への湯張り完了時刻taに基づいて算出される。除菌処理動作は、所定のインターバル期間を介して間欠的に繰り返して実行されるように構成されており、1サイクルあたりにおける除菌処理動作時間Taは、たとえば30分であり、インターバル時間Tbは、たとえば90分とされている。これらの値も、除菌処理動作の開始時刻tsの算出に用いられる。
前記した事項について、より具体的に説明すると、除菌処理動作の開始時刻tsは、たとえば次のような条件a,bの双方を満たす時刻として算出される。
〔条件a〕:除菌処理動作は、所定時間Ta(たとえば、30分)単位で行なわれ、かつ所定時間Tb(たとえば、90分)のインターバル期間を介して間欠的に繰り返し実行されることを原則とし、何回目かの除菌処理動作は、除菌処理動作の終了予定時刻teに終了すること。ただし、現時刻から終了予定時刻teまでの時間が短い場合、所定時間Taの除菌処理動作は、少なくとも1回実行されればよい。
〔条件b〕:除菌処理動作の開始時刻tsは、浴槽1への湯張り完了後の所定の時間帯の時刻であること。この時間帯は、たとえば浴槽1への湯張り完了時刻taから4〜6時間の経過期間中(初期が時刻taの4時間後、終期が時刻taの6時間後)である。
図4に示す具体例を説明すると、同図では、除菌処理動作の終了予定時刻teが、翌朝9時とされている。浴槽1への湯張り完了時刻taは、当日の19時である。このため、除菌処理動作開始の時間帯(許容時間帯)は、当日の23時〜翌日の1時の範囲である。このような状況下において、時間Ta(30分)の除菌処理動作が時間Tb(90分)のインターバル期間を介して複数回にわたって間欠的に繰り返される時間を終了予定時刻teから逆算すると、前記の条件a,bを満たす除菌処理動作の開始時刻tsは、翌日の0時30分となる。
なお、図4とは異なり、除菌処理動作の終了予定時刻teが、浴槽1への湯張り完了時刻taからかなり短い時間に設定されるなどの理由により、前記条件a,bを満たす除菌処理動作の開始時刻tsを算出することができない場合には、終了予定時刻teの設定入力をエラーとし、その旨をリモコン70,71などを利用して報知させるように処理することが可能である。
制御部7は、前記した開始時刻ts(0時30分)が到来すると、除菌処理動作を開始させる(S3:YES,S4)。除菌処理動作は、既述したように、除菌灯40及び循環ポンプP1をともに駆動オンとすることにより行なわれる。その後は、除菌処理動作が一定の周期で行なわれ、除菌処理動作が、所定時間Ta(たとえば、30分)実行されると、除菌灯40及び循環ポンプP1がともに駆動オフとされるとともに、この時点で除菌処理動作の終了予定時刻teが到来していない場合には、所定時間Tb(たとえば、90分)のインターバル期間が経過した時点で、所定時間Taの除菌処理動作が再度繰り返して行なわれる(S4,S5:YES,S6,S7:NO,S8:YES)。除菌処理動作が終了した時点で、終了予定時刻teが到来している場合には、その時点で除菌処理動作を
実行するための制御を終了する(S6,S7:YES,エンド)。除菌灯40及び循環ポンプP1の駆動制御は、図5(a),(b)に示すような態様で行なわれることとなる。
次に、図3に示す動作制御について説明する。
まず、図2のステップS1と同様に、浴槽湯水の除菌処理制御モードが設定されると、リモコン70,71の操作スイッチ72を利用して予め浴槽1の湯水を加熱する動作が許容されているか否かが制御部7において判断される(S1:S20)。浴槽1の湯水を加熱する動作が許容されていない場合、以下に述べるような湯水の加熱動作は実行されない(S20:NO,エンド)。
前記とは異なり、浴槽1の湯水を加熱する動作が許容されている通常モードの場合、制御部7は、現時点の浴槽1の湯水を所定の温度THに加熱するのに必要な時間Tcを演算する(S20:YES,S21)。温度THは、浴槽1の湯水を洗濯に用いる場合には、たとえば40℃前後とされる。時間Tcは、温度センサSbを利用して検出される浴槽1の湯水の現時点の温度、浴槽1の湯水の量、循環ポンプP1の吐出流量、並びに風呂追い焚き用のバーナ34及び熱交換器33による単位時間当たりの対湯水加熱量などのパラメータに基づいて求めることが可能である。
その後、現時点から除菌処理動作の終了予定時刻teまでの残り時間が減少していき、この残り時間が前記した時間Tcになると、制御部7は、その時点で風呂追い焚き用のバーナ34を駆動オンにし、浴槽1の湯水を加熱する(S22:YES,S23)。その際、循環ポンプP1が駆動オフであれば、これを先に駆動オンにしておく。前記した加熱により、浴槽1の湯水の温度が所定の温度THまで上昇すると、その時点で追い焚き用のバーナ34を駆動オフとし、湯水加熱を終了する。追い焚き用のバーナ34は、たとえば図5(c)に示すタイムチャートのような態様で駆動されることとなる。
前記した動作制御によれば、浴槽1の湯水が所定の温度THとなって、前記湯水加熱を終了する時期は、除菌処理動作の終了予定時刻teと一致することとなる。したがって、本実施形態の風呂装置Aによれば、除菌処理動作の終了予定時刻teにおいては、前述した除菌処理によって適切に清浄化され、しかも洗濯に適する所定の温度THに加熱された直後の湯水が浴槽1中に貯留された状態となる。その結果、前記湯水を洗濯機8に供給し、汚れ落ちのよい洗濯を行なうことが可能である。
なお、洗濯機8に湯水を供給する場合には、循環ポンプP1を運転させて、浴槽1の湯水を湯水循環路5から給水路59に流れさせるため、その際に除菌灯40を駆動オンとすることにより、前記湯水にさらなる除菌処理を施すことも可能である。
図4に示した動作制御においては、浴槽1の湯水の除菌処理動作は、浴槽1への湯張り完了後の入浴頻度の高い時間帯を避け、かつこの時間帯が経過した直後に開始されているため、ユーザの入浴中に除菌処理を目的とする循環ポンプP1の運転が行なわれることを回避することができるとともに、浴槽1の湯水の除菌処理を十分に行なうための時間も適切に確保することが可能である。また、除菌処理動作が所定のインターバル期間を介して間欠的に行なわれるために、除菌処理動作が連続して行なわれる場合と比較して、省エネを図り、ランニングコストを低減することも可能となる。除菌灯40の延べ点灯時間を短くし、除菌灯40の寿命を長くする利点も得られる。除菌処理動作が間欠的に行なわれる場合、インターバル期間中において、浴槽1の湯水の雑菌が増殖する現象を生じる虞があるが、1回あたりの除菌処理動作の時間Ta、及びインターバル時間Tbを適切な時間とすることにより、浴槽1の湯水の雑菌の増殖を適切に抑制しつつ、湯水中の雑菌の量を効率よく減少させていくことが可能である。ただし、本発明はこれに限定されず、除菌処理動作が連続的に行なわれる構成とすることもできる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る風呂装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
除菌処理動作の終了予定時刻は、ユーザなどがスイッチ操作によって設定することに代えて、又は加えて、制御部7の学習機能により自動設定させるようにしてもよい。たとえば、浴槽1の湯水が排出されて洗濯などに用いられる時刻のデータを、月日や曜日などのデータとともに制御部7に順次記憶させていき、次回の除菌処理動作の終了時刻に適する時刻を制御部7に推測させるように構成することも可能である。したがって、本発明でいう「湯水処理終了時刻設定手段」は、操作スイッチを用いて構成されるだけではなく、制御部自体を「湯水処理終了時刻設定手段」とすることもできる。
上述の実施形態においては、浴槽の湯水が所定温度THとなる時期が、除菌処理動作の終了予定時刻teと一致するように制御されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、除菌処理動作の終了予定時刻teよりも前の所定時間以内の時期に、湯水温度が所定温度THとなるようにしてもよい。このような構成であっても、湯水加熱終了後から前記の終了予定時刻teまでの期間における湯水の放熱量を少なくして熱効率を高めることができるとともに、終了予定時刻teの時点で、湯水温度が所定温度THよりもかなり低くなってしまうといった不具合を生じないようにすることが可能である。
本発明でいう「加熱装置」としては、風呂装置に元々具備されている風呂追い焚き用のバーナや熱交換器を用いることが好ましいが、これ以外の加熱装置を用いることもできる。
本発明でいう湯水処理部は、除菌灯を利用したものに限らず、他の除菌処理手段を利用した構成とすることができる。また、除菌処理用の湯水処理部に代えて、又は加えて、湯水の濾過処理用の機器又は部材を用いて、浴槽の湯水を清浄化する構成とすることも可能である。すなわち、本発明でいう湯水処理部は、湯水濾過部として構成することも可能である。浴槽の湯水は、洗濯の他、防災用、あるいは水不足時用などの水として用いることが可能であるが、事前に除菌処理あるいは濾過処理を施しておけば、浴槽の湯水の臭いなどをなくし、又は弱めることも可能である。
A 風呂装置
BR 浴室
WH 給湯装置
P1 循環ポンプ
1 浴槽
33 熱交換器(加熱装置)
34 バーナ(加熱装置)
4 除菌処理部(湯水処理部)
40 除菌灯
5 湯水循環路
7 制御部
72 操作スイッチ(湯水処理終了時刻設定手段)
8 洗濯機(湯水供給先)

Claims (6)

  1. 浴槽の湯水の除菌及び/又は濾過を行なうための湯水処理部と、
    前記浴槽の湯水を加熱するための加熱装置と、
    この加熱装置のオン・オフ制御及び前記湯水処理部を利用した湯水処理動作のオン・オフ制御を実行可能な制御部と、
    を備えている、風呂装置であって、
    前記湯水処理動作の終了予定時刻を設定可能な湯水処理終了時刻設定手段を、さらに備えており、
    前記制御部は、前記湯水処理終了時刻設定手段によって前記終了予定時刻が設定された場合には、この設定された終了予定時刻に前記湯水処理動作が終了し、かつその際の湯水温度が所定の温度となるように、前記湯水処理動作に対応させて前記加熱装置を動作させる制御を実行するように構成されていることを特徴とする、風呂装置。
  2. 請求項1に記載の風呂装置であって、
    前記所定の温度を設定変更可能な操作スイッチを備えている、風呂装置。
  3. 請求項1又は2に記載の風呂装置であって、
    前記湯水処理動作の終了予定時刻に、前記湯水温度が前記所定の温度となるように前記加熱装置の動作を許容するモードと、許容しないモードとを切替え設定可能な操作スイッチを備えている、風呂装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の風呂装置であって、
    前記制御部は、前記湯水処理動作の終了予定時刻、又はこの終了予定時刻前の所定時間以内の時期に、前記湯水温度が前記所定の温度となり、前記加熱装置の動作を停止させるように構成されている、風呂装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の風呂装置であって、
    前記浴槽の湯水を、前記加熱装置を構成する湯水加熱用の熱交換器に導いてから前記浴槽に戻すことが可能な風呂追い焚き用の湯水循環路及び循環ポンプを備えており、
    前記湯水処理部は、前記湯水循環路を流通する湯水に除菌用の光を照射可能な除菌灯を備えており、
    この除菌灯及び前記循環ポンプがともに駆動オンとされることにより、前記湯水処理動作として、除菌処理動作が可能とされている、風呂装置。
  6. 請求項5に記載の風呂装置であって、
    前記湯水循環路に流路切替え弁を介して分岐接続され、かつ前記浴槽の外部の所定の湯水供給先に前記浴槽の湯水を供給可能とする給水路を、さらに備えており、
    前記浴槽の湯水を前記湯水循環路および前記給水路を介して前記湯水供給先に供給する際に、前記除菌灯を利用した除菌処理動作が可能とされている、風呂装置。
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Citations (5)

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