JP7296542B2 - 風呂装置 - Google Patents
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Description
同文献に記載された風呂装置は、浴槽の湯水を除菌するための除菌装置を備えており、この除菌装置は、浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部と、この湯水流通部の湯水に向けて紫外線を照射可能な除菌灯とを組み合わせて構成されている。除菌装置は、ユーザによって所定のスイッチ操作がなされた場合、あるいはユーザによって予めタイマ設定された時期が到来した場合などに稼働し、浴槽の湯水への紫外線照射により、この湯水の除菌が図られる。
一方、湯水の除菌を行なうには、除菌灯を点灯駆動させることに加え、浴槽の湯水を所定の湯水流通部に送り込むためのポンプを駆動させる必要がある。
したがって、湯水の濁度がかなり高く、除菌効果が殆ど得られないにも拘わらず、除菌装置の除菌能力を通常時よりもかなり高くしようとすることは、合理的ではなく、消費電力や時間などの無駄が多く発生する。また、除菌灯やポンプの使用寿命も短くなる。
ここで、本発明でいう濁度とは、湯水の濁りの程度であり、JISに規定されている定義および単位に沿わないものであってもよい。湯水の濁りの程度がなんらかのかたちで客観的に示されるものであればよく、たとえば、湯水の透光率、吸光率、反射率、あるいはこれらに類する数値を用いることが可能である。また、濁度は、絶対的な値でなくてもよく、たとえば所定の湯水を基準とする相対的な値として表されるものであってもよい。
すなわち、浴槽の湯水に入浴剤が投入されていることなどに起因して、前記湯水の濁度がかなり高くなっている場合には、除菌装置は稼働されないため、除菌効果が殆ど得られないにも拘わらず多くの電力や時間を消費するといった無駄を排することができ、合理的である。また、除菌灯の使用寿命が無駄に短くなることを防止し得る他、ポンプを利用して浴槽の湯水を除菌装置の湯水流通部に供給させる構成が採用されている場合には、このポンプの使用寿命が無駄に短くなることも防止することができる。
一方、浴槽の湯水の濁度が低い場合には、通常通りに、除菌装置が稼働するため、浴槽の湯水の適切な除菌を行ない、湯水を衛生的なものとすることが可能である。
さらにこのような構成によれば、受光素子から出力される信号のレベルに基づき、湯水の濁度を正確に判断することが可能であるが、光源として、除菌灯を利用しているため、濁度計測専用の光源を別途用いる必要はない。したがって、製造コストおよびランニングコストの上昇を抑制することが可能である。
ここで、除菌処理の度合いを高めるための手段としては、たとえば除菌灯から発せられる除菌用の光の強度を高めること、除菌処理時間を長くすること、湯水流通部における湯水の流速を遅くすることなどが挙げられる。
水循環路5、この湯水循環路5を構成する外部配管5a,5bを介して浴槽1に接続された給湯装置WH、湯水循環路5の途中に設けられた循環ポンプP1、除菌装置E、給湯装置WHの動作制御を実行する制御部7を備えている。同図において、符号90は、給湯装置WHの外装ケースである。
浴槽1への湯張り動作は、風呂給湯用出湯路50に設けられた開閉弁V1が開状態とされることにより、熱交換器30によって加熱された湯水が風呂給湯用出湯路50から湯水循環路5に流れ込む態様で行なわれる。湯水循環路5は、浴槽1のアダプタ10に接続された外部配管5a,5bに、給湯装置WHの内部配管5c,5d、および風呂追い焚き用の熱交換器33が接続された構成である。
風呂追い焚き動作は、循環ポンプP1が駆動オンとされ、浴槽1の湯水が湯水循環路5を介して熱交換器33に送り込まれてバーナ34により加熱されてから浴槽1に戻される態様で行なわれる。
湯水循環路5には、水圧センサSaが設けられており、この水圧センサSaにより浴槽1の水位を検し得るとともに、人が入浴した状態(浴槽1の湯水に身体を沈めた状態)を検出することが可能である。
部7に送信されることにより、制御部7においては、後述するように、湯水の濁度Ra,Rbなどを判断可能である。
前記した第1の時期T1は、好ましくは、検知照度E1の判断処理がなされる迄に入浴剤が投入されないよう、浴槽1への湯張り完了時から短時間の期間とされる。なお、可能であれば、浴槽1への湯張り動作完了前の時期に、検知照度E1の判断処理を行なってもよい。
れるようにしてもよい(浴室BRに入室した人が退出することなく、入浴を開始した場合には、この2回目の濁度対応値検知処理は実行されなくてもよい)。
知がなされる(S17:NO,S23)。浴槽1の湯水には、入浴者によって入浴剤が投入される場合があるが、このような場合においても、入浴剤の投入によって湯水の濁度が所定以上になると、その旨が適切に判断され、それ以降に無駄な除菌処理が実行されないようにすることが可能である。
なお、除菌処理の度合いに、高・低の差を設けるには、除菌灯8の発光度、除菌処理時間、および循環ポンプP1の運転速度(湯水流通部40における湯水の流速)のうち、少なくとも1つを相違させる手段が具体例として挙げられる。
るか否かを判断することが可能である。
図3に示した動作処理手順においては、湯水の除菌処理を行なう場合の除菌の度合いをステップS21,S22の低・高の2段階に区分しているが、これ以上の多段階とすることもできる。
BR 浴室
E 除菌装置
WH 給湯装置
1 浴槽
40 湯水流通部(除菌装置の)
7 制御部(制御手段)
7A,7B リモコン
72 操作スイッチ
8 除菌灯(濁度検知手段の一部を兼用)
83 受光素子(濁度検知手段)
Claims (5)
- 浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部、およびこの湯水流通部の湯水に向けて除菌用の光を照射可能な除菌灯を有する除菌装置と、
所定の除菌開始予定時期に前記除菌装置を稼働させる制御を実行する制御手段と、
を備えている、風呂装置であって、
前記浴槽の湯水の濁度が所定以上であるか否かを判断可能な濁度検知手段を、さらに備えており、
前記制御手段は、前記湯水の濁度が所定以上である場合には、前記所定の除菌開始予定時期が到来しても前記除菌装置を稼働させないように構成されており、
前記濁度検知手段は、前記除菌灯と、前記除菌灯から発せられて前記湯水を透過し、または前記湯水により反射された光を受け、かつその受光量に対応したレベルの信号を出力する受光素子と、を組み合わせて構成されていることを特徴とする、風呂装置。 - 浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部、およびこの湯水流通部の湯水に向けて除菌用の光を照射可能な除菌灯を有する除菌装置と、
所定の除菌開始予定時期に前記除菌装置を稼働させる制御を実行する制御手段と、
を備えている、風呂装置であって、
前記浴槽の湯水の濁度が所定以上であるか否かを判断可能な濁度検知手段を、さらに備えており、
前記制御手段は、前記湯水の濁度が所定以上である場合には、前記所定の除菌開始予定時期が到来しても前記除菌装置を稼働させないように構成されており、
前記制御手段は、前記浴槽への湯張り中または湯張り完了後の所定の第1の時期に、前記浴槽の湯水の濁度またはこれに対応する値を計測して、この計測値を基準値とし、かつ浴室への人の入室があった後の所定の第2の時期、および/または前記浴槽への人の入浴があった後の所定の第3の時期に、前記浴槽の湯水の濁度またはこれに対応する値をさらに計測し、この計測値と前記基準値とに基づいて、前記湯水の濁度を判断するように構成されていることを特徴とする、風呂装置。 - 請求項1または2に記載の風呂装置であって、
前記湯水の濁度が所定以上ではなく、前記除菌装置を稼働させる場合において、前記湯水の濁度が高い場合には、低い場合よりも除菌処理の度合いを高めるように構成されている、風呂装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の風呂装置であって、
前記制御手段との相互間でデータ通信が可能なリモコン、および/または通信端末を備えており、
前記制御手段は、前記湯水の濁度が所定以上であり、前記所定の除菌開始予定時期が到来しても前記除菌装置を稼働させない場合には、その旨を前記リモコン、および/または前記通信端末を利用して報知させるように構成されている、風呂装置。 - 浴槽の湯水が流入出可能な湯水流通部、およびこの湯水流通部の湯水に向けて除菌用の光を照射可能な除菌灯を有する除菌装置と、
所定の除菌開始予定時期に前記除菌装置を稼働させる制御を実行する制御手段と、
を備えている、風呂装置であって、
前記浴槽の湯水に入浴剤が投入されている場合に、その旨を前記制御手段に認識させるための操作スイッチを、さらに備えており、
前記制御手段は、前記操作スイッチが操作されていることにより、前記浴槽の湯水に入浴剤が投入されていると認識しているときには、前記所定の除菌開始予定時期が到来しても前記除菌装置を稼働させないように構成されていることを特徴とする、風呂装置。
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JP2001198415A (ja) | 2000-01-19 | 2001-07-24 | Toto Ltd | 浴槽水浄化殺菌装置 |
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JPH11319818A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 浴水循環浄化装置 |
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