JP2020083004A - 無人搬送車の台車連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】台車に何ら加工することなく、無人搬送車に台車を連結することができる無人搬送車の台車連結装置を提供する。【解決手段】台車連結装置は、車体12に配設した支持部材16に上下方向に移動可能に支持され、台車11における載置部13aの下面に当接可能な受け部材17と、台車11の側枠13bを前後から挟持可能な第1挟持部材18および第2挟持部材19とを備える。そして、受け部材17で載置部13aの下面を弾性的に支持すると共に側枠13bを両挟持部材18,19で弾性的に挟持することで、無人搬送車10に台車11を牽引可能に連結する。【選択図】図3

Description

本発明は、無人搬送車に台車を連結する台車連結装置に関するものである。
前記無人搬送車に台車を連結する連結装置として、台車の下面に設けた係合爪と、無人搬送車に昇降可能に設けた係止ピンとを備え、台車の下に潜り込ませた無人搬送車の係止ピンを上昇して係合爪に係合することで、無人搬送車に台車を連結する構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特公昭52−34823号公報
弁当、おにぎり、サンドイッチなどを製造してスーパーやコンビニエンスストアなどに納品している供給業者では、複数の物品を収容した運搬容器(所謂番重)を、作業ステーションにおいて台車に複数積み重ねている。そして、番重が積み重ねられた台車を、物品の出荷作業などが行われる次工程ステーションに搬送している。この台車の搬送に、省力化を図るために無人搬送車を用いることが求められている。
しかしながら、夫々の業者で使用されている台車は数百台に及び、特許文献1の連結装置のように、無人搬送車に設けた係止ピンを係合するための係合爪などの係合部を台車に設置する必要がある装置では、無人搬送車を導入する際には流通過程にある台車を含む全ての台車へ設置する加工を要し、無人搬送車を導入する際の問題点となっていた。
本発明は、台車に何ら加工することなく、無人搬送車に台車を連結することができる無人搬送車の台車連結装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明の無人搬送車の台車連結装置は、
無人搬送車(10)に設けられ、積荷(14)が載置される載置部(13a)から立上がる側枠(13b)を設けた台車(11)を連結する台車連結装置であって、
前記無人搬送車(10)に設けた支持部材(16)に上下方向に移動可能に支持され、前記載置部(13a)の下面に当接可能な受け部材(17)と、
前記台車(11)の連結時に前記側枠(13b)における前記無人搬送車(10)と対向する第1側面(SA)に当接可能な第1挟持部材(18)と、
前記側枠(13b)における前記第1側面(SA)とは反対の第2側面(SB)に当接可能な第2挟持部材(19)とを備え、
前記受け部材(17)で前記載置部(13a)の下面を支持すると共に、前記第1挟持部材(18)と第2挟持部材(19)とにより前記側枠(13b)を挟持して前記無人搬送車(10)に前記台車(11)を連結するよう構成し、
前記受け部材(17)は、連結した前記台車(11)と無人搬送車(10)との相互の上下方向の変位に追従可能に前記載置部(13a)の下面を支持すると共に、該変位に伴い作用する力を緩衝可能に構成され、
前記第1挟持部材(18)および第2挟持部材(19)は、連結した前記台車(11)と無人搬送車との相互の近接方向への変位に伴い作用する力を緩衝可能に前記側枠(13b)を挟持するよう構成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、現在用いられている台車を何ら加工する必要はないので、無人搬送車を導入することが容易となる。また、現在用いられている台車をそのまま利用するので、無人搬送車を導入する際の初期コストを低減することができる。更に、台車と無人搬送車との相互の上下方向の変位に伴い作用する力を緩衝可能に受け部材で載置部の下面を支持すると共に、台車と無人搬送車との相互の近接方向への変位に伴い作用する力を緩衝可能に一対の挟持部材で側枠を挟持するよう構成したので、無人搬送車および台車が走行する路面状況の変化による無人搬送車や台車の動きに対応して連結部でその動きを吸収して、連結状態に支障をきたすことがない。
請求項2に係る発明では、前記第1挟持部材(18)と第2挟持部材(19)とによる前記側枠の挟持高さ位置を調節する高さ調節手段(26,27,28)を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、高さの異なる台車への切り替え対応を簡単に行うことができる。
請求項3に係る発明では、前記第2挟持部材(19)は、前記側枠(13b)の第2側面(SB)に当接可能な連結位置と、側枠(13b)から上方に離間する解放位置との間を移動可能に引掛け部材(34)を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、台車の連結および連結解除を簡単に行うことができる。
請求項4に係る発明では、前記受け部材(17)を、前記載置部(13a)の下面に圧接する弾性手段(25)を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、無人搬送車および台車が走行する路面状況の変化に対応して無人搬送車と台車とが相互に上下動しても、両車の動きが相互に伝達されるのを抑制して、連結状態に支障をきたすことがない。
請求項5に係る発明では、前記受け部材(17)に支持された前記第1挟持部材(18)を、前記側枠(13b)の第1側面(SA)に圧接する弾性手段(31)を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、シンプルな構成でありながら台車の側枠の挟持を良好に行うことができる。また、側枠の厚みの異なる台車にも対応することができる。更に、無人搬送車および台車が走行する路面状況の変化による両車の相対的な傾きに対応して連結部でその傾きを吸収して、連結状態に支障をきたすことがない。
請求項6に係る発明では、前記支持部材(16)に支持された前記第2挟持部材(19)を、前記第1挟持部材(18)とにより前記側枠(13b)を挟持した位置に保持可能な保持手段(37)と、
その保持位置の前記第2挟持部材(19)を、前記保持手段(37)に圧接する弾性手段(36)を設けたことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、搬送中に無人搬送車が台車に近づく状況が発生した場合に、台車連結装置にかかる負荷を抑えることができる。
本発明によれば、台車を何ら加工することなく、現在用いられている台車をそのまま利用して無人搬送車に台車を連結することができるので、無人搬送車の導入が容易となる。
無人搬送車に台車を台車連結装置により連結した状態を示す概略斜視図である。 台車連結装置を示す概略斜視図である。 無人搬送車に台車を台車連結装置により連結した状態で示す要部縦断側面図である。
次に、本発明に係る無人搬送車の台車連結装置の好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
実施例の台車連結装置は、図1に示す如く、無人搬送車10に設けられて、該無人搬送車10に台車11を連結するものであるので、無人搬送車10および台車11について先に説明する。なお、台車連結装置により無人搬送車10に台車11を連結する際の無人搬送車10と台車11との対向方向(台車11の後述する側枠13bに対する近接離間方向)を前後方向と指称し、該前後方向と交差する方向を左右方向と指称する。
図1に示す如く、前記無人搬送車10は、バッテリーからの電力供給を受けた動力によって、工場等の床面を自走可能な車体12を備え、該車体12に、番重14などの積荷が積層された台車11を連結し、所定の制御指令により周辺の状況を判断して、連結した台車11を目的の場所に運んでいく。前記台車11は、トレー状の荷受部13を備え、該荷受部13には、周囲に立上がる側枠13bを備えて矩形状に形成された載置部13aが配設される。該載置部13aに番重14が複数段積み重ねられて載置される。荷受部13(載置部13a)の下側には、その四隅にキャスター15を配設して床面上を走行可能に構成し、載置部13aは床面から所定高さだけ上方に位置する。また、左右方向に離間する一対のキャスター15,15の間には、台車連結装置における後述する受け部材17の挿脱を許容する空間Cが画成される。
前記台車連結装置は、前記車体12における前後何れかの端部に設けられている。台車連結装置は、車体12に配設した支持部材16に上下方向に移動可能に支持され、前記台車11における載置部13aの下面に当接可能な受け部材17と、前記側枠13bを前後から挟持可能な第1挟持部材18および第2挟持部材19とを備え、受け部材17で載置部13aの下面を下側から弾性的に支持すると共に、両挟持部材18,19で側枠13bを前後から弾性的に挟持することで、無人搬送車10に台車11を牽引可能に連結するよう構成される。
前記台車連結装置は、図1に示す如く、取付けベース20によって前記車体12に配設される。取付けベース20は、L字形状に形成された薄板状部材であって、車体12の上面に沿って水平方向に延びる天面ベース20aが、車体12の上面に載置固定され、天面ベース20aの一端部から下方に延びる保持ベース20bが、車体12の前面に臨むよう構成される。図2に示す如く、前記保持ベース20bには、左右に離間して一対の第1ガイド21,21が配設され、該第1ガイド21,21により前記支持部材16が上下に移動可能に支持される。
図2に示す如く、前記支持部材16は、前記第1ガイド21,21で支持された立設部22に、該立設部22に直交し、無人搬送車10の前方に向けて水平に延出する延出支持部23を設け、該延出支持部23には、左右に離間して一対のスライド部材24,24が上下方向に移動可能に支持されている。また、各スライド部材24は、延出支持部23より下方の立設部22に設けられたスライドガイド22aに上下方向に移動可能に支持されており、該スライドガイド22aの下方に延出するスライド部材24,24の下端に前記受け部材17が配設され、該受け部材17は、延出支持部23に対して一対のスライド部材24,24と一体的にスライドガイド22a,22aに沿って上下方向に移動可能に構成される。受け部材17は、前記台車11における左右一対のキャスター15,15間の空間Cに挿脱可能な幅寸法に形成されて、前記延出支持部23の下方に平行に臨む下受け部17aと該下受け部17aの延出端側の先端に、下向きに傾斜する導入部17bが設けられている。また、延出支持部23の上方に延出する各スライド部材24に規制部24aが設けられると共に、該規制部24a,24aと延出支持部23との間のスライド部材24,24に、弾性手段としての圧縮バネ25,25が巻装される。そして、受け部材17は、台車11における荷受部13の下側に、圧縮バネ25,25を圧縮しつつ入り込ませることで、該圧縮バネ25,25の付勢力によって前記載置部13aの下面に弾性的に圧接される。すなわち、受け部材17は、無人搬送車10と台車11との相互の上下方向の変位に追従し得る状態で、載置部13aの下面に圧接されると共に、上下方向の変位に伴い作用する力を圧縮バネ25,25によって緩衝し得るよう構成される。
図3に示す如く、無人搬送車10における前記取付けベース20の天面ベース20aには、ブラケット44に支持されて回転自在に配設されるネジ軸26が立設され、該ネジ軸26が、前記支持部材16の立設部22の上端部に取着した雌ネジ部材27に螺合されている。ネジ軸26の上端に高さ調節ハンドル28が配設されており、該高さ調節ハンドル28によりネジ軸26を正逆方向に回転することで、ネジ軸26と雌ネジ部材27との螺合作用下に、支持部材16が前記第1ガイド21,21に沿って昇降し、支持部材16の高さを調節し得る。また、支持部材16の高さ調節に伴って、上部が支持部材16に支持された受け部材17による台車下面の受支え高さも変化する。このような取付けベース20に対する支持部材16の高さ位置を調節する各構成部材によって、該支持部材16に支持される前記第1挟持部材18および第2挟持部材19による側枠13bの挟持高さ位置を調節する高さ調節手段が構成される。
図2に示す如く、前記受け部材17の下受け部17aの上面には、左右に離間して一対の第2ガイド29,29が配設される。前記第1挟持部材18は、第2ガイド29,29により前後方向に移動自在に支持される。第1挟持部材18は、第2ガイド29,29で支持されるスライド部18aの前端に、所定高さで立上がる第1規制壁18bを備え、前記側枠13bにおける無人搬送車10と対向する、台車11の側枠外面(第1側面)SAに第1規制壁18bが面する。前記下受け部17aに係止部材30が配設され、該係止部材30と第1規制壁18bとの間に、第1挟持部材18を側枠13bに向けて弾性的に付勢する第1の弾性手段31が設けられる。そして、第1規制壁18bは、前記台車11との連結時において、無人搬送車10と台車11との相対的な前後方向の変位に追従し得る状態で、側枠外面SAに圧接されると共に、両車10,11の相互の近接方向の変位に伴い作用する力を第1の弾性手段31によって緩衝し得るよう構成される。実施例では、第1の弾性手段31は、左右に離間して配設した弾性部材として2つの圧縮バネ31a,31aから構成される。なお、第1挟持部材18は、第1規制壁18bが左右方向の一側と他側とでわずかな傾きを許容し得るように、前記一対の第2ガイド29,29により支持される。
図2に示す如く、前記支持部材16の延出支持部23には、左右に離間して一対の第3ガイド32,32が配設される。前記第2挟持部材19が一対の第3ガイド32,32により、前後方向に移動自在に支持される。第2挟持部材19は、第3ガイド32,32に支持される可動部材33と、該可動部材33の延出端部に、左右方向の軸回りに回動可能に支持された引掛け部材34とを備える。可動部材33は、第3ガイド32,32で支持されるスライド部33aの後方に、所定高さで立上がる第2規制壁33bを備える。また、延出支持部23に係止部材35が配設され、該係止部材35と第2規制壁33bとの間に、第2挟持部材19を後述する保持手段37に向けて弾性的に付勢する第2の弾性手段36が配設されている。実施例では、第2の弾性手段36は、左右に離間する弾性部材としての2つの圧縮バネ36a,36aから構成される。
前記延出支持部23には、前記第2挟持部材19を、前記第1挟持部材18とにより台車11の側枠13bを押圧するように挟持した位置に保持可能な保持手段37が設けられる。保持手段37は、図2、図3に示す如く、下端が延出支持部23に回転自在に支持され、上部をブラケット38に回転自在に支持されて立設される操作軸39と、該操作軸39の上端に配設した挟持ハンドル40と、可動部材33とブラケット38との間において操作軸39に一体回動可能に配設した偏心カム41とを備える。偏心カム41の周面は、前記第2規制壁33bの壁面に臨み、前記挟持ハンドル40により操作軸39を回動操作することで、偏心カム41の周面で、第2規制壁33bが後方に押され、前記第2の弾性手段36で付勢された第2挟持部材19がその付勢力に抗して後退移動し、第2規制壁33bが偏心カム41に圧接される。なお、前記可動部材33には、操作軸39が挿通される前後方向の長孔33cが形成されており、操作軸39に対して可動部材33の前後動が許容される。
図2、図3に示す如く、前記引掛け部材34はL字形を呈し、係止片34aが、前記台車11の側枠13bの側面に臨む連結位置(図3の実線位置)と、側枠13bから上方に離間した解放位置(図3の二点鎖線位置)との間を移動可能に、前記可動部材33の延出端において支軸34bに支持されて、回動自在に配設される。引掛け部材34は、前記連結位置において係止片34aが下方に向けて延出し、側枠13bにおける前記第1挟持部材18が臨む前記側枠外面SAとは反対の内面(第2側面)SBに臨み、解放位置において係止片34aが台車11の連結を解除し得る位置まで退避するよう回動する。そして係止片34aは、前記台車11との連結時において、前記第1挟持部材18の第1規制壁18bとで側枠13bを挟持する位置に前記保持手段37によって保持される。前記支軸34bの一方の軸端側にはロック機構42が設けられる。ロック機構42は、ロックハンドル43の操作によって引掛け部材34の回動を許容する許容位置と、回動を規制する規制位置とに切り替え操作可能に構成される。すなわち、ロック機構42を許容位置に変位することで、引掛け部材34は連結位置と解放位置との間を移動可能で、ロック機構42を規制位置に変位することで、引掛け部材34は連結位置または解放位置に位置決め保持されるようになっている。引掛け部材34の連結位置に対する前記受け部材17の位置は、側枠13bにおける高さ寸法との関係で、受け部材17が前記荷受部13の下側に入り込むことが可能で、かつ荷受部13の下側に入り込んだ際には前記圧縮バネ25,25の付勢力によって前記載置部13aの下面に圧接される高さに設定されている。なお、引掛け部材34の連結位置に対して受け部材17の高さ位置を変更可能な調節手段を、別途設けるようにしてもよい。
次に、実施例に係る無人搬送車の台車連結装置の作用について説明する。前記高さ調節ハンドル28を回転操作して、前記第2挟持部材19の係止片34aが、前記引掛け部材34の連結位置において、前記台車11の側枠13bの内側に入り込み、かつ前記受け部材17の導入部17bが前記荷受部13の下縁に当接可能な高さとなるように支持部材16の昇降位置を調節する。そして、引掛け部材34を解放位置に位置させた無人搬送車10を台車11に近づけると、受け部材17は、導入部17bが荷受部13の下縁に当接しつつ前記圧縮バネ25,25の付勢力に抗して下降し、前記空間Cを介して荷受部13の下側に入り込む。すなわち、荷受部13の下側に入り込んだ受け部材17は、圧縮バネ25,25の付勢力によって前記載置部13aの下面に向けて下受け部17aを押し付けるように付勢される。前記第1挟持部材18の第1規制壁18bが台車11の側枠外面SAに当接する位置まで無人搬送車10を台車11に近づけた後、前記ロックハンドル43を操作してロック機構42を規制位置から許容位置に変位させ、前記引掛け部材34を解放位置から連結位置に移動することで、該引掛け部材34の係止片34aが側枠13bの内側に入り込んで、該側枠13bの内面SBに臨む。
前記ロックハンドル43を操作してロック機構42を許容位置から規制位置に変位して前記引掛け部材34を連結位置に保持したもとで、前記保持手段37の挟持ハンドル40によって前記偏心カム41を水平回動することで、前記可動部材33の第2規制壁33bが偏心カム41の周面に押されて後退し、前記第2挟持部材19は、前記第2の弾性手段36の付勢力に抗して後方へ移動する。これにより、図3に示す如く、前記引掛け部材34の係止片34aが前記側枠13bの内面SBに圧接されて、無人搬送車10と台車11とが相対的に接近し、前記第1挟持部材18の第1規制壁18bが前記第1の弾性手段31の付勢力によって側枠外面SAに押し付けられ、該側枠13bは第1規制壁18bと係止片34aとによって前後から弾性的(押圧するよう)に挟持されて、無人搬送車10に台車11が連結される。
前記台車連結装置により台車11を連結した無人搬送車10を走行させると、前記保持手段37の偏心カム41に第2規制壁33bが当接して前方(台車側)への移動が規制されている第2挟持部材19の係止片34aが当接する側枠13bを引っ張ることで、台車11が牽引される。この牽引時には、前記第1挟持部材18は、前記第1の弾性手段31によって側枠13bの外面SAに圧接されているので、側枠13bの内面SBが前記係止片34aから前側に離間するのを抑制することができ、台車11を連結して牽引を良好に行うことができる。また、無人搬送車10が曲がるように走行する際に、無人搬送車10に対して台車11が左右方向に傾いた場合は、前記第1挟持部材18が前記圧縮バネ31a,31aの変形によって傾きが吸収されるので、台車連結装置に過度な負荷が加わるのを抑制できると共に、連結状態に支障をきたすことがない。更に、前記受け部材17は、前記圧縮バネ25,25によって前記載置部13aの下面に押し付けるように付勢されているので、工場等の床面の傾斜、段差によって無人搬送車10と台車11とが相互に上下に揺れた場合であっても、常に受け部材17で、台車11の下面を弾性的に支持して良好に牽引することができる。また、圧縮バネ25,25によって、無人搬送車10と台車11との相互の上下方向の変位に伴い作用する力を緩衝することができ、両車10,11の動きの変化によって台車連結装置に過度な負荷が加わるのを抑制できる。
前記台車連結装置による台車11の連結を解除する場合は、前記保持手段37の挟持ハンドル40によって前記偏心カム41を水平回動させて、該偏心カム41の周面を前記第2規制壁33bから離間すると、前記第2挟持部材19は前記第2の弾性手段36により付勢されて前方へ移動し、前記係止片34aが前記側枠13bの内面SBから内側に離間する。そして、前記ロックハンドル43を操作してロック機構42を規制位置から許容位置に変位させ、前記引掛け部材34を連結位置から解放位置に移動することで、台車11の連結は解除され、該台車11を無人搬送車10から分離することができる。
実施例の台車連結装置は、無人搬送車10に設けられているので、台車11に何ら加工を施すことなく、既存の台車11をそのまま利用することができるので、無人搬送車10の導入が容易となる。また、無人搬送車10を導入する際の初期コストを低減することができる。
台車連結装置は、第1挟持部材18と第2挟持部材19とによる側枠13bの挟持高さ位置を調節可能な高さ調節手段26,27,28を備えているので、側枠上端の高さ位置が異なる台車11への切り替え対応を簡単に行うことができる。また、保持手段37によって前方への移動が規制された第2挟持部材19の係止片34aを側枠13bの内面SBに当接する一方で、前後方向に移動可能な第1挟持部材18の第1規制壁18bを、側枠外面SAに押し付けるように第1の弾性手段31で付勢しているので、シンプルな構成で台車11の側枠13bの挟持を良好に行うことができる。また、第1の弾性手段31で付勢される第1挟持部材18の第1規制壁18bの前後位置は、側枠13bの厚みに応じて変化可能であるので、該側枠13bの厚みの異なる台車11にも調節等することなく対応することができる。また、台車11の連結時には、該台車11の側枠13bを第2挟持部材19の係止片34aと第1規制壁18bとで挟持している第1挟持部材18は、側枠13bに対する離間方向への移動が許容された状態で第1の弾性手段31によって近接方向に付勢されるので、無人搬送車10による台車11の牽引走行時における両車10,11の相互の近接方向の変位に伴い作用する力を第1の弾性手段31で緩衝することができ、両車10,11の動きの変化によって台車連結装置に過度な負荷が加わるのを抑制できる。また、第2挟持部材19も側枠13bに対する離間方向への移動が許容された状態で第2の弾性手段36によって近接方向に付勢されているので、両車10,11が相対的に近接して台車11あるいは番重14が第2挟持部材19に接触した場合であっても、その接触時の力を第2の弾性手段36で緩衝することができ、台車連結装置に過度な負荷が加わるのを抑制できる。
前記第2挟持部材19は、側枠13bの内面SBに当接可能な引掛け部材34を、前記係止片34aが内面SBに当接可能な連結位置と、側枠13bから上方に離間する解放位置との間を移動可能に備えているので、台車11の連結および連結解除を簡単に行うことができる。
(変更例)
本発明は実施例などの構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例などに記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 高さ調節ハンドル28、挟持ハンドル40およびロックハンドル43を手動操作するのに代えて、それらの操作部にモータその他の駆動手段を連繋して自動操作を行い得る構成を採用してもよい。
(2) 第1挟持部材18、第2挟持部材19、受け部材17による押圧力を与えるため圧縮バネを用いたが、引張りバネやその他のバネであってもよい。また、バネに代えて、各部材17,18,19によりクッション(緩衝)効果を与えるように付勢可能な弾性体、エアシリンダ、ダンパ、その他の各種構成を弾性手段として採用することができる。
(3) 引掛け部材34の動作と、第2挟持部材19の移動とを別々の操作により行うようにしたが、それらを連動機構等を用いて同時的に手動または自動で動作させるようにすることがより好ましい。
10 無人搬送車、11 台車、13a 載置部、13b 側枠、14 番重(積荷)
16 支持部材、17 受け部材、18 第1挟持部材、19 第2挟持部材
20 取付けベース、25 圧縮バネ(弾性手段)、26 ネジ軸(高さ調節手段)
27 雌ネジ部材(高さ調節手段)、28 高さ調節ハンドル(高さ調節手段)
31 第1の弾性手段、34 引掛け部材、36 第2の弾性手段、37 保持手段
SA 側枠外面(第1側面),SB 内面(第2側面)

Claims (6)

  1. 無人搬送車に設けられ、積荷が載置される載置部から立上がる側枠を設けた台車を連結する台車連結装置であって、
    前記無人搬送車に設けた支持部材に上下方向に移動可能に支持され、前記載置部の下面に当接可能な受け部材と、
    前記台車の連結時に前記側枠における前記無人搬送車と対向する第1側面に当接可能な第1挟持部材と、
    前記側枠における前記第1側面とは反対の第2側面に当接可能な第2挟持部材とを備え、
    前記受け部材で前記載置部の下面を支持すると共に、前記第1挟持部材と第2挟持部材とにより前記側枠を挟持して前記無人搬送車に前記台車を連結するよう構成し、
    前記受け部材は、連結した前記台車と無人搬送車との相互の上下方向の変位に追従可能に前記載置部の下面を支持すると共に、該変位に伴い作用する力を緩衝可能に構成され、
    前記第1挟持部材および第2挟持部材は、連結した前記台車と無人搬送車との相互の近接方向への変位に伴い作用する力を緩衝可能に前記側枠を挟持するよう構成された
    ことを特徴とする無人搬送車の台車連結装置。
  2. 前記第1挟持部材と第2挟持部材とによる前記側枠の挟持高さ位置を調節する高さ調節手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の無人搬送車の台車連結装置。
  3. 前記第2挟持部材は、前記側枠の第2側面に当接可能な連結位置と、側枠から上方に離間する解放位置との間を移動可能に引掛け部材を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の無人搬送車の台車連結装置。
  4. 前記受け部材を、前記載置部の下面に圧接する弾性手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の無人搬送車の台車連結装置。
  5. 前記受け部材に支持された前記第1挟持部材を、前記側枠の第1側面に圧接する弾性手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の無人搬送車の台車連結装置。
  6. 前記支持部材に支持された前記第2挟持部材を、前記第1挟持部材とにより前記側枠を挟持した位置に保持可能な保持手段と、
    その保持位置の前記第2挟持部材を、前記保持手段に圧接する弾性手段を設けたことを特徴とする請求項5記載の無人搬送車の台車連結装置。
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