JP2020072106A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性の向上を図った半導体装置を提供する。【解決手段】本開示の半導体装置A1は、半導体素子10Aと、厚さ方向zにおいて互いに反対側を向く基板主面221Aおよび基板裏面222Aを有しており、基板主面221に素子接合材100Aを介して半導体素子10Aが搭載された導電性基板22Aと、基板主面221Aと同じ方向を向く放熱部材主面601を有しており、放熱部材主面601に導電性基板22Aが搭載された放熱部材60と、半導体素子10Aおよび導電性基板22Aと、放熱部材60の一部と、を覆う封止樹脂7と、を備えており、放熱部材60は、中空部610を有する中空構造であるフレーム部61と、封止樹脂7の外部と中空部610とを繋ぐ筒状の流入部62および流出部63と、を有することを特徴とする。【選択図】図9

Description

本開示は、半導体素子を搭載した半導体装置に関する。
従来、半導体素子としてMOSFETやIGBTなどのスイッチング素子を搭載した半導体装置が広く知られている。このような半導体装置は、インバータなど電力変換を行う装置の一部を構成している。特許文献1には、複数のスイッチング素子を搭載した半導体装置の一例が開示されている。当該半導体装置では、絶縁基板の上に金属箔からなる導電層(金属パターン)が配置され、複数のスイッチング素子は、導電層に電気的に接合されている。
特許文献1に開示されている半導体装置の使用時は、複数のスイッチング素子から熱が発生し、その熱が導電層に伝導する。導電層に伝導した熱は、絶縁基板を介して外部に放熱される。
特開2009−158787号公報
近年では、半導体装置の高出力化が求められている。それにより、複数のスイッチング素子から発生する熱がより増加する。このため、半導体装置において、放熱性の向上が課題となっている。
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであって、その目的は、放熱性の向上を図った半導体装置を提供することにある。
本開示の半導体装置は、半導体素子と、第1方向において互いに反対側を向く基板主面および基板裏面を有しており、前記基板主面に接合材を介して前記半導体素子が搭載された支持基板と、前記基板主面と同じ方向を向く放熱部材主面を有しており、前記放熱部材主面に前記支持基板が搭載された放熱部材と、前記半導体素子および前記支持基板と、前記放熱部材の一部と、を覆う封止樹脂と、を備えており、前記放熱部材は、中空部を有する中空構造であるフレーム部と、前記封止樹脂の外部と前記中空部とを繋ぐ筒状の流入部および流出部と、を有することを特徴とする。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記支持基板は、前記第1方向に見て、前記流入部と前記流出部との間に配置されている。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記フレーム部は、前記支持基板が搭載された平板状の天板部、および、前記天板部から前記第1方向に延びており、かつ、前記中空部に内包された複数の第1突起部を含んでいる。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記複数の第1突起部は、前記第1方向に見て、千鳥配列に並んでいる。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記複数の第1突起部の各々は、前記第1方向に見て、略円形である。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記フレーム部は、前記第1方向に見て重なる第1部材および第2部材を含んでおり、前記第1部材は、前記天板部および前記複数の第1突起部を含んでいる。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記第2部材は、前記天板部に略平行な平板状の底板部を含んでおり、各前記第1突起部は、前記底板部に離間している。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記第2部材は、前記底板部から前記第1方向に突き出し、かつ、前記中空部に内包された複数の第2突起部を有しており、前記複数の第2突起部の各々と前記複数の第1突起部の各々とは、前記第1方向に見て、離間している。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記複数の第1突起部は、前記第1方向に見て、前記流入部に近い側から前記流出部に近い側に向かうほど、配置密度が高い。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記支持基板は、グラファイト基板と当該グラファイト基板の前記第1方向を向く両面に形成された銅膜とを含む複合基板である。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記放熱部材は、前記第1方向において前記放熱部材主面と反対側を向く放熱部材裏面を有しており、前記放熱部材裏面は、前記封止樹脂から露出している。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記放熱部材は、絶縁性樹脂によって構成されている。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記接合材は、焼結金属からなる。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記支持基板は、焼結金属によって、前記放熱部材に接合されている。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記流入部および前記流出部はそれぞれ、前記封止樹脂から露出した露出部を有しており、前記流入部および前記流出部の各前記露出部は、外周面から盛り上がった隆起部を含んでいる。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記封止樹脂は、前記基板主面と同じ方向を向く樹脂主面を有しており、前記流入部の一部および前記流出部の一部はそれぞれ、前記樹脂主面から突き出ている。
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、各々が、前記半導体素子および前記支持基板を含む複数のユニットを備えており、前記複数のユニットが、前記放熱部材に搭載され、かつ、前記封止樹脂に覆われている。
本開示の半導体装置によれば、放熱性を向上することができる。
第1実施形態にかかる半導体装置を示す斜視図である。 図1に示す斜視図において、ワイヤ部材および封止樹脂を省略した図である。 第1実施形態にかかる半導体装置を示す平面図である。 図3に示す平面図において、封止樹脂を省略したものである。 図4の一部を拡大した部分拡大図である。 第1実施形態にかかる半導体装置を示す正面図である。 第1実施形態にかかる半導体装置を示す底面図である。 第1実施形態にかかる半導体装置を示す左側面図である。 図4のIX−IX線に沿う断面図である。 図9の一部を拡大した部分拡大図である。 放熱部材を示す平面図である。 図11のXII−XII線に沿う断面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す断面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す断面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す断面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す断面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す断面図である。 図17に示す放熱部材の平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 変形例にかかる放熱部材を示す平面図である。 第2実施形態にかかる半導体装置を示す断面図である。 第3実施形態にかかる半導体装置を示す平面図である。 図28に示す半導体装置を示す回路構成図である。
本開示の半導体装置の好ましい実施の形態について、図面を参照して、以下に説明する。
本開示において、「ある物Aがある物Bに形成されている」および「ある物Aがある物B上に形成されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接形成されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに形成されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物Bに配置されている」および「ある物Aがある物B上に配置されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接配置されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに配置されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物B上に位置している」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに接していること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在していること」を含む。同様に、「ある物Aがある物Bに積層されている」および「ある物Aがある物B上に積層されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接積層されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに積層されていること」を含む。また、「ある物Aがある物Bにある方向に見て重なる」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bのすべてに重なること」、および、「ある物Aがある物Bの一部に重なること」を含む。
<第1実施形態>
図1〜図10は、本開示の第1実施形態にかかる半導体装置を示している。第1実施形態の半導体装置A1は、回路ユニットU1、放熱部材60、封止樹脂7を備えている。回路ユニットU1は、複数の半導体素子10、支持基板20、複数の端子30、複数のリード部材40および複数のワイヤ部材50を含んでいる。本実施形態において、複数の端子30には、入力端子31,32、出力端子33、一対のゲート端子34A,34B、一対の検出端子35A,35B、および、複数のダミー端子36がある。
図1は、半導体装置A1を示す斜視図である。図2は、図1に示す斜視図において、ワイヤ部材50および封止樹脂7を省略した図である。図3は、半導体装置A1を示す平面図である。図4は、図3に示す平面図において、封止樹脂7を省略した図である。なお、図4においては、封止樹脂7を想像線(二点鎖線)で示している。図5は、図4の一部を拡大した部分拡大図である。図6は、半導体装置A1を示す正面図である。図7は、半導体装置A1を示す底面図である。図8は、半導体装置A1を示す側面図(左側面図)である。図9は、図4のIX−IX線に沿う断面図である。なお、図9において、封止樹脂7を想像線で示している。図10は、図9の一部を拡大した部分拡大図である。
説明の便宜上、図1〜図10において、互いに直交する3つの方向を、幅方向x、奥行き方向y、厚さ方向zと定義する。幅方向xは、半導体装置A1の平面図(図3および図4参照)における左右方向である。奥行き方向yは、半導体装置A1の平面図(図3および図4参照)における上下方向である。なお、必要に応じて、幅方向xの一方を幅方向x1、幅方向xの他方を幅方向x2とする。同様に、奥行き方向yの一方を奥行き方向y1、奥行き方向yの他方を奥行き方向y2とし、厚さ方向zの一方を厚さ方向z1、厚さ方向zの他方を厚さ方向z2とする。また、厚さ方向z1を下、厚さ方向z2を上という場合もある。さらに、厚さ方向zの寸法を「厚み」あるいは「厚さ」という場合もある。厚さ方向zが、特許請求の範囲に記載の「第1方向」に相当する。
複数の半導体素子10の各々は、SiC(炭化ケイ素)を主とする半導体材料を用いて構成されている。なお、当該半導体材料は、SiCに限定されず、Si(シリコン)、GaAs(ヒ化ガリウム)あるいはGaN(窒化ガリウム)などであってもよい。また、本実施形態において、各半導体素子10は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。なお、複数の半導体素子10は、MOSFETに限定されず、MISFET(Metal-Insulator-Semiconductor FET)を含む電界効果トランジスタや、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)のようなバイポーラトランジスタ、LSIなどのICチップ、ダイオード、コンデンサなどであってもよい。本実施形態においては、各半導体素子10は、いずれも同一素子であり、かつ、nチャネル型のMOSFETである場合を示す。各半導体素子10は、厚さ方向zに見て(以下、「平面視」ともいう。)、矩形状であるが、これに限定されない。
複数の半導体素子10の各々は、図10に示すように、素子主面101および素子裏面102を有する。各半導体素子10において、素子主面101および素子裏面102は、厚さ方向zにおいて離間し、かつ、互いに反対側を向く。本実施形態において、素子主面101は、厚さ方向z2を向き、素子裏面102は、厚さ方向z1を向く。
複数の半導体素子10の各々は、図5および図10に示すように、主面電極11、裏面電極12および絶縁膜13を有する。
主面電極11は、図10に示すように、素子主面101に設けられている。主面電極11は、図5に示すように、第1電極111および第2電極112を含む。本実施形態においては、第1電極111は、ソース電極であって、ソース電流が流れる。また、本実施形態においては、第2電極112は、ゲート電極であって、各半導体素子10を駆動させるためのゲート電圧が印加される。第1電極111は、第2電極112よりも大きい。また、本実施形態においては、第1電極111は、1つの領域で構成されている場合を示すが、複数の領域に分割されていてもよい。
裏面電極12は、図10に示すように、素子裏面102に設けられている。本実施形態においては、裏面電極12は、素子裏面102の全体にわたって形成されている。本実施形態においては、裏面電極12は、ドレイン電極であって、ドレイン電流が流れる。
絶縁膜13は、図5に示すように、素子主面101に設けられている。絶縁膜13は、電気絶縁性を有する。絶縁膜13は、平面視において主面電極11を囲んでいる。絶縁膜13は、第1電極111と第2電極112とを絶縁する。絶縁膜13は、たとえばSiO2(二酸化ケイ素)層、SiN4(窒化ケイ素)層、ポリベンゾオキサゾール層が、素子主面101からこの順番で積層されたものである。なお、絶縁膜13においては、ポリベンゾオキサゾール層に代えてポリイミド層でもよい。絶縁膜13の構成は、上記したものに限定されない。
複数の半導体素子10は、複数の半導体素子10Aおよび複数の半導体素子10Bを含んでいる。本実施形態において、半導体装置A1は、ハーフブリッジ型のスイッチング回路を構成している。複数の半導体素子10Aは、このスイッチング回路における上アーム回路を構成し、複数の半導体素子10Bは、このスイッチング回路における下アーム回路を構成する。半導体装置A1は、図4に示すように、4つの半導体素子10Aおよび4つの半導体素子10Bを含んでいる。なお、半導体素子10の数は、本構成に限定されず、半導体装置A1に要求される性能に応じて自在に設定可能である。
複数の半導体素子10Aの各々は、図4、図9および図10に示すように、支持基板20(後述する導電性基板22A)に搭載されている。本実施形態においては、複数の半導体素子10Aは、奥行き方向yに並んでおり、互いに離間している。各半導体素子10Aは、導電性基板22Aに搭載された際、素子裏面102が導電性基板22Aに対向する。各半導体素子10Aは、図10に示すように、素子接合材100Aを介して、支持基板20(導電性基板22A)に導通接合されている。
素子接合材100Aは、導電性を有しており、その構成材料は、本実施形態においては、焼結処理によって形成された焼結金属からなる。焼結金属は、多数の微細孔を有する多孔質である。焼結金属は、溶媒中にマイクロサイズあるいはナノサイズの金属粒子が混ぜ合わさった焼結用金属ペースト材を焼結処理(乾燥処理および加圧加熱処理)することで形成されうる。本実施形態における焼結金属は、焼結銀であるが、焼結銅などであってもよい。なお、素子接合材100Aの構成材料は、これに限定されず、はんだであってもよい。素子接合材100Aには、フィレットが形成されていてもよい。
複数の半導体素子10Bの各々は、図4、図9および図10に示すように、支持基板20(後述する導電性基板22B)に搭載されている。本実施形態においては、複数の半導体素子10Bは、奥行き方向yに並んでおり、互いに離間している。各半導体素子10Bは、導電性基板22Bに搭載された際、素子裏面102が導電性基板22Bに対向する。各半導体素子10Bは、図10に示すように、素子接合材100Bを介して、支持基板20(導電性基板22B)に導通接合されている。本実施形態においては、幅方向xに見て、複数の半導体素子10Aと複数の半導体素子10Bとは重なっている。なお、複数の半導体素子10Aと複数の半導体素子10Bとは、幅方向xに見て、重なっていなくてもよい。
素子接合材100Bは、導電性を有しており、その構成材料は、素子接合材100Aと同じである。素子接合材100Bにおいても、フィレットが形成されていてもよい。
支持基板20は、複数の半導体素子10を支持する支持部材である。支持基板20は、一対の導電性基板22A,22B、一対の絶縁層23A,23B、一対のゲート層24A,24Bおよび一対の検出層25A,25Bを備えている。
一対の導電性基板22A,22Bはともに、導電性を有する板状部材である。本実施形態においては、各導電性基板22A,22Bは、図9および図10に示すように、グラファイト基板220mおよび当該グラファイト基板220mの厚さ方向zの両面に形成された銅膜220nを含む複合基板である。なお、導電性基板22A,22Bの構成材料は、これに限定されず、銅または銅合金であってもよい。なお、各導電性基板22の表面は、銀めっきで覆われていてもよい。導電性基板22A,22Bは、複数の端子30とともに、複数の半導体素子10への導通経路を構成している。導電性基板22A,22Bは、互いに離間している。導電性基板22Aと導電性基板22Bとは、図4および図9に示すように、幅方向xに離間し、かつ、並んでいる。導電性基板22A,22Bはともに、図4に示すように、平面視矩形状である。導電性基板22A,22Bはともに、厚さ方向zの寸法が、およそ3.0mmである。上記グラファイト基板220mの厚さがおよそ2.0mmであり、上記一対の銅膜220nの各厚さがおよそ0.5mmである。なお、これらの厚さは、上記したものに限定されない。
導電性基板22Aは、図9および図10に示すように、基板接合材220Aを介して、放熱部材60に接合されている。基板接合材220Aは、たとえば、銀ペーストやはんだ、あるいは焼結金属材などの導電性材料であってもよいし、絶縁性材料であってもよい。導電性基板22Aは、図4、図9および図10に示すように、導電性基板22Bよりも幅方向x1に位置する。導電性基板22Aは、幅方向xに見て、そのすべてが導電性基板22Bに重なっている。導電性基板22Aの厚さ方向zの寸法は、およそ0.4〜3.0mmである。なお、導電性基板22Aの厚さ方向zの寸法は、上記したものに限定されない。
導電性基板22Aは、図9および図10に示すように、主面221Aおよび裏面222Aを有している。主面221Aおよび裏面222Aは、厚さ方向zにおいて、離間し、かつ、互いに反対側を向く。主面221Aは、厚さ方向z2を向き、裏面222Aは、厚さ方向z1を向く。主面221A上に、複数の半導体素子10Aが搭載される。また、主面221A上に絶縁層23Aが接合される。
導電性基板22Bは、図9および図10に示すように、基板接合材220Bを介して、放熱部材60に接合されている。なお、基板接合材220Bは、たとえば、銀ペーストやはんだ、あるいは焼結金属などの導電性材料であってもよいし、絶縁性材料であってもよい。導電性基板22Bの厚さ方向zの寸法は、およそ0.4〜3.0mmである。なお、導電性基板22Bの厚さ方向zの寸法は、上記したものに限定されない。
導電性基板22Bは、図9および図10に示すように、主面221Bおよび裏面222Bを有している。主面221Bおよび裏面222Bは、厚さ方向zにおいて、離間し、かつ、互いに反対側を向く。主面221Bは、厚さ方向z2を向き、裏面222Bは、厚さ方向z1を向く。主面221B上に、複数の半導体素子10Bが搭載される。また、主面221B上に、絶縁層23Bおよび複数のリード部材40の一端がそれぞれ接合される。
一対の絶縁層23A,23Bは、電気絶縁性を有しており、その構成材料は、たとえばガラスエポキシ樹脂あるいはセラミックスである。一対の絶縁層23A,23Bは、図4に示すように、各々が奥行き方向yに延びる帯状である。絶縁層23Aは、図4および図9に示すように、導電性基板22Aの主面221Aに接合されている。絶縁層23Aは、複数の半導体素子10Aよりも幅方向x1に位置する。なお、反対に、絶縁層23Aを、複数の半導体素子10Aよりも幅方向x2側に配置してもよい。絶縁層23Bは、図4、図5および図9に示すように、導電性基板22Bの主面221Bに接合されている。絶縁層23Bは、半導体素子10Bよりも幅方向x2に位置する。なお、反対に、絶縁層23Bを、複数の半導体素子10Bよりも幅方向x1側に配置してもよい。
一対のゲート層24A,24Bは、導電性を有しており、その構成材料は、たとえば銅あるいは銅合金である。一対のゲート層24A,24Bは、図4に示すように、各々が奥行き方向yに延びる帯状である。ゲート層24Aは、図4、図5および図9に示すように、絶縁層23A上に配置されている。ゲート層24Aは、ワイヤ部材50(後述するゲートワイヤ51)を介して、各半導体素子10Aの第2電極112(ゲート電極)に導通する。ゲート層24Bは、図4、図5および図9に示すように、絶縁層23B上に配置されている。ゲート層24Bは、ワイヤ部材50(後述するゲートワイヤ51)を介して、各半導体素子10Bの第2電極112(ゲート電極)に導通する。
一対の検出層25A、25Bは、導電性を有しており、その構成材料は、たとえば銅あるいは銅合金である。一対の検出層25A,25Bは、図4に示すように、各々が奥行き方向yに延びる帯状である。検出層25Aは、図4、図5および図9に示すように、ゲート層24Aとともに絶縁層23A上に配置されている。検出層25Aは、平面視において、絶縁層23A上において、ゲート層24Aの隣に位置し、ゲート層24Aから離間している。本実施形態においては、検出層25Aは、幅方向xにおいて、ゲート層24Aよりも複数の半導体素子10Aの近くに配置されている。よって、検出層25Aは、ゲート層24Aの幅方向x2側に位置する。なお、ゲート層24Aと検出層25Aとの幅方向xにおける配置は、反対であってもよい。検出層25Aは、ワイヤ部材50(後述する検出ワイヤ52)を介して、各半導体素子10Aの第1電極111(ソース電極)に導通する。検出層25Bは、図4、図5および図9に示すように、ゲート層24Bとともに絶縁層23B上に配置されている。検出層25Bは、平面視において、絶縁層23B上において、ゲート層24Bの隣に位置し、ゲート層24Bから離間している。本実施形態においては、検出層25Bは、ゲート層24Bよりも複数の半導体素子10Bの近くに配置されている。よって、検出層25Bは、ゲート層24Bの幅方向x1側に位置する。なお、ゲート層24Bと検出層25Bとの幅方向xにおける配置は、反対であってもよい。検出層25Bは、ワイヤ部材50(後述する検出ワイヤ52)を介して、各半導体素子10Bの第1電極111(ソース電極)に導通する。
本実施形態においては、導電性基板22Aの主面221Aあるいは導電性基板22Bの主面221B、または、これらを合わせたものが、特許請求の範囲に記載の「基板主面」に相当する。また、導電性基板22Aの裏面222Aあるいは導電性基板22Bの裏面222B、または、これらを合わせたものが、特許請求の範囲に記載の「基板裏面」に相当する。
2つの入力端子31,32はそれぞれ、金属板である。当該金属板の構成材料は、銅または銅合金である。本実施形態において、2つの入力端子31,32はともに、厚さ方向zの寸法がおよそ0.8mmである。なお、各入力端子31,32の厚みは、これに限定されない。2つの入力端子31,32はともに、図1〜図4および図7に示すように、半導体装置A1において幅方向x1寄りに位置する。2つの入力端子31,32の間には、たとえば電源電圧が印加される。入力端子31は、正極(P端子)であり、入力端子32は、負極(N端子)である。入力端子31と入力端子32とは、互いに離間している。入力端子32は、導電性基板22Aと離間している。
入力端子31は、図4に示すように、パッド部311および端子部312を有する。
パッド部311は、入力端子31のうち、封止樹脂7に覆われた部分である。パッド部311は、図9に示すように、導電性のブロック材319を介して、導電性基板22Aに導通接合されている。具体的には、図9に示すように、パッド部311は、図示しない導電性接合材を介して、ブロック材319に接合され、ブロック材319は、図示しない導電性接合材を介して、導電性基板22Aに接合されている。これにより、入力端子31と導電性基板22Aとが導通している。なお、パッド部311とブロック材319との接合およびブロック材319と導電性基板22Aとの接合は、導電性接合材を介した接合に限定されず、たとえば、レーザ溶接あるいは超音波接合などによって直接接合されていてもよい。ブロック材319の構成材料は、特に限定されないが、たとえばCu(銅)、Cu合金、CuMo(銅モリブデン)の複合材、CIC(Copper-Inver-Copper)の複合材などが用いられる。
端子部312は、入力端子31のうち、封止樹脂7から露出した部分である。端子部312は、図4および図9に示すように、平面視において、封止樹脂70から幅方向x1に延びている。
入力端子32は、図3および図9に示すように、パッド部321および端子部322を有する。
パッド部321は、入力端子32のうち、封止樹脂7に覆われた部分である。パッド部321は、連結部321a、複数の延出部321bおよび接続部321cを含んでいる。連結部321aは、奥行き方向yに延びる帯状である。複数の延出部321bは、各々が連結部321aから幅方向x1に向けて延びる帯状である。本実施形態においては、各延出部321bは、連結部321aから、平面視において各半導体素子10Bに重なるまで、幅方向xに延びている。複数の延出部321bは、平面視において、奥行き方向yに並んでおり、かつ、互いに離間している。各延出部321bは、図9および図10に示すように、その先端部分が、導電性のブロック材329を介して、各半導体素子10Bに接合されている。具体的には、図10に示すように、各延出部321bの先端部分は、図示しない導電性接合材を介して、ブロック材329に接合され、ブロック材329は、ブロック接合材320を介して、各半導体素子10Bの第1電極111に接合されている。なお、各延出部321bと各ブロック材329との接合は、導電性接合材を介した接合に限定されず、たとえば、レーザ溶接あるいは超音波接合などによって直接接合されていてもよい。ブロック材329の構成材料は、特に限定されないが、たとえばCu、Cu合金、CuMoの複合材、CICの複合材などが用いられる。各延出部321bは、その先端部分が、平面視において、各ブロック材329に重なっている。接続部321cは、連結部321aと端子部322とを接続する部分である。
端子部322は、入力端子32のうち、封止樹脂7から露出した部分である。端子部322は、図4に示すように、平面視において、封止樹脂7から幅方向x1に延びている。端子部322は、平面視矩形状である。端子部322は、図4に示すように、平面視において、入力端子31の端子部312の、奥行き方向y2側に位置する。なお、本実施形態においては、端子部322の形状は、端子部312の形状と同一である。
出力端子33は、金属板である。当該金属板の構成材料は、たとえば銅または銅合金である。出力端子33は、図1〜図4および図7に示すように、半導体装置A1において幅方向x2寄りに位置する。複数の半導体素子10により電力変換された交流電力(電圧)は、この出力端子33から出力される。
出力端子33は、図4に示すように、パッド部331および端子部332を含んでいる。
パッド部331は、出力端子33のうち、封止樹脂7に覆われた部分である。パッド部331は、その一部において、導電性のブロック材339を介して、導電性基板22Bに導通接合されている。具体的には、図9に示すように、パッド部331は、図示しない導電性接合材を介して、ブロック材339に接合され、ブロック材339は、図示しない導電性接合材を介して、導電性基板22Bに接合されている。これにより、出力端子33と導電性基板22Bとが導通している。なお、パッド部331とブロック材339との接合およびブロック材339と導電性基板22Bとが、レーザ溶接あるいは超音波接合などによって直接接合されていてもよい。ブロック材339の構成材料は、特に限定されないが、たとえばCu、Cu合金、CuMoの複合材、CICの複合材などが用いられる。
端子部332は、出力端子33のうち、封止樹脂7から露出した部分である。端子部332は、図4に示すように、封止樹脂7から幅方向x2に延び出ている。
一対のゲート端子34A,34Bは、図1〜図6に示すように、奥行き方向yにおいて、各導電性基板22A,22Bの隣に位置する。ゲート端子34Aには、複数の半導体素子10Aを駆動させるためのゲート電圧が印加される。ゲート端子34Bには、複数の半導体素子10Bを駆動させるためのゲート電圧が印加される。
一対のゲート端子34A,34Bはともに、図5に示すように、パッド部341および端子部342を有する。各ゲート端子34A,34Bにおいて、パッド部341は、封止樹脂7に覆われている。各ゲート端子34A,34Bは、封止樹脂7に支持されている。パッド部341は、図2に示すように、幅方向xに見て、L字状をなしている。端子部342は、パッド部341に繋がり、かつ、封止樹脂7から露出している。本実施形態においては、端子部342は、封止樹脂7の厚さ方向z2を向く面(後述する樹脂主面71)から突き出ている。
一対の検出端子35A,35Bは、図1〜図6に示すように、幅方向xにおいて一対のゲート端子34A,34Bの隣に位置する。検出端子35Aから、複数の半導体素子10Aの各主面電極11(第1電極111)に印加される電圧(ソース電流に対応した電圧)が検出される。検出端子35Bから、複数の半導体素子10Bの各主面電極11(第1電極111)に印加される電圧(ソース電流に対応した電圧)が検出される。
一対の検出端子35A,35Bはともに、図5に示すように、パッド部351および端子部352を有する。各検出端子35A,35Bにおいて、パッド部351は、封止樹脂7に覆われている。各検出端子35A,35Bは、封止樹脂7に支持されている。パッド部351は、図2に示すように、幅方向xに見て、L字状をなしている。端子部352は、パッド部351に繋がり、かつ、封止樹脂7から露出している。本実施形態においては、端子部352は、封止樹脂7の厚さ方向z2を向く面(後述する樹脂主面71)から突き出ている。
複数のダミー端子36は、図1〜図6に示すように、幅方向xにおいて一対の検出端子35A,35Bに対して一対のゲート端子34A,34Bとは反対側に位置する。本実施形態においては、ダミー端子36の数は4つである。このうち2つのダミー端子36は、幅方向xの一方側(幅方向x2)に位置する。残り2つのダミー端子36は、幅方向xの他方側(幅方向x1)に位置する。なお、複数のダミー端子36は、上記した構成に限定されない。また、複数のダミー端子36を備えない構成としてもよい。
複数のダミー端子36の各々は、図5に示すように、パッド部361および端子部362を有する。各ダミー端子36において、パッド部361は、封止樹脂7に覆われている。複数のダミー端子36は、封止樹脂7に支持されている。パッド部361は、図2に示すように、幅方向xに見て、L字状をなしている。端子部362は、パッド部361に繋がり、かつ、封止樹脂7から露出している。本実施形態においては、端子部362は、封止樹脂7の厚さ方向z2を向く面(後述する樹脂主面71)から突き出ている。
本実施形態においては、各ゲート端子34A,34B、各検出端子35A,35Bおよび各ダミー端子36は、略同じ形状である。そして、これらは、図1〜図6に示すように、平面視において、幅方向xに沿って配列されている。半導体装置A1において、一対のゲート端子34A,34B、一対の検出端子35A,35Bおよび複数のダミー端子36は、いずれも同一のリードフレームから形成される。
複数のリード部材40は、各半導体素子10Aと導電性基板22Bとを接続するものである。各リード部材40の構成材料は、たとえば銅あるいは銅合金である。なお、各リード部材40の構成材料は、これに限定されず、CICなどのクラッド材、アルミニウムなどであってもよい。各リード部材40は、図3、図4、図9および図10に示すように、平面視において、幅方向xに延びる矩形状である。各リード部材40は、平板状の接続部材である。
各リード部材40は、図10に示すように、第1接合部41、第2接合部42および連絡部43を含んでいる。
第1接合部41は、図10に示すように、リード接合材410を介して、半導体素子10Aの主面電極11(第1電極111)に接合された部分である。リード接合材410は、導電性を有しており、その構成材料は、本実施形態においては、たとえば焼結金属である。当該焼結金属は、焼結銀であってもよいし、焼結銅であってもよい。リード接合材410の構成材料は、焼結金属に限定されず、はんだであってもよい。第1接合部41は、平面視において、半導体素子10Aの第1電極111、リード接合材410および半導体素子10Aに重なる。
第2接合部42は、図10に示すように、リード接合材420を介して、導電性基板22Bに接合された部分である。リード接合材420の構成材料は、リード接合材410と同じである。なお、第2接合部42と導電性基板22Bとの接合は、レーザ溶接あるいは超音波接合によって直接接合されていてもよい。第2接合部42の厚さ方向zの寸法は、第1接合部41の厚さ方向zの寸法よりも大きい。
連絡部43は、第1接合部41と第2接合部42とに繋がる部分である。連絡部43の厚さ方向zの寸法は、第1接合部41と同じである。
各リード部材40は、リード主面401を有する。リード主面401は、厚さ方向z2を向く。本実施形態において、リード主面401は、略平坦である。リード主面401は、第1接合部41、第2接合部42および連絡部43の厚さ方向z2を向くそれぞれの面を含んでいる。
複数のワイヤ部材50の各々は、いわゆるボンディングワイヤである。各ワイヤ部材50は、導電性を有しており、その構成材料は、たとえばアルミニウム、金、銅のいずれかである。本実施形態において、複数のワイヤ部材50は、図5に示すように、複数のゲートワイヤ51、複数の検出ワイヤ52、一対の第1接続ワイヤ53および一対の第2接続ワイヤ54を含んでいる。
複数のゲートワイヤ51の各々は、図5に示すように、その一端が各半導体素子10の第2電極112(ゲート電極)に接合され、その他端が一対のゲート層24A、24Bのいずれかに接合されている。複数のゲートワイヤ51には、各半導体素子10Aの第2電極112とゲート層24Aとを導通させるものと、各半導体素子10Bの第2電極112とゲート層24Bとを導通させるものとがある。
複数の検出ワイヤ52の各々は、図5に示すように、その一端が各半導体素子10の第1電極111(ソース電極)に接合され、その他端が一対の検出層25A,25Bのいずれかに接合されている。複数の検出ワイヤ52には、各半導体素子10Aの第1電極111と検出層25Aとを導通させるものと、各半導体素子10Bの第1電極111と検出層25Bとを導通させるものとがある。
一対の第1接続ワイヤ53は、図5に示すように、その一方がゲート層24Aとゲート端子34Aとを接続し、その他方がゲート層24Bとゲート端子34Bとを接続する。一方の第1接続ワイヤ53は、一端がゲート層24Aに接合され、他端がゲート端子34Aのパッド部341に接合されており、これらを導通している。他方の第1接続ワイヤ53は、一端がゲート層24Bに接合され、他端がゲート端子34Bのパッド部341に接合されており、これらを導通している。
一対の第2接続ワイヤ54は、図5に示すように、その一方が検出層25Aと検出端子35Aとを接続し、その他方が検出層25Bと検出端子35Bとを接続する。一方の第2接続ワイヤ54は、一端が検出層25Aに接合され、他端が検出端子35Aのパッド部351に接合されており、これらを導通している。他方の第2接続ワイヤ54は、一端が検出層25Bに接合され、他端が検出端子35Bのパッド部351に接合されており、これらを導通している。
放熱部材60は、複数の半導体素子10から発生させられた熱を放熱するものである。放熱部材60の構成材料は、絶縁性を有する樹脂である。本実施形態における当該樹脂は、フィラーにBN(窒化ホウ素)を含んだエポキシ樹脂あるいはフェノール樹脂などである。放熱部材60には、回路ユニットU1が搭載されている。図11および図12は、本実施形態における放熱部材60の詳細な構成を示している。図11は、放熱部材60を示す平面図である。図12は、図11のXII−XII線に沿う断面図である。
放熱部材60は、図12に示すように、放熱部材主面601および放熱部材裏面602を有する。放熱部材主面601と放熱部材裏面602とは、厚さ方向zにおいて離間し、かつ、互いに反対側を向く。放熱部材主面601は、厚さ方向z2を向く。よって、放熱部材主面601は、導電性基板22Aの主面221Aおよび導電性基板22Bの主面221Bと同じ方向を向く。放熱部材裏面602は、厚さ方向z1を向く。放熱部材裏面602は、封止樹脂7から露出している。
放熱部材60は、図11および図12に示すように、フレーム部61、流入部62および流出部63を含んでいる。
フレーム部61は、箱型であり、中空構造をなす。ゆえに、フレーム部61は、中空部610を含んでいる。また、フレーム部61は、図12に示すように、第1部材611および第2部材612を含んでいる。第1部材611および第2部材612はともに、金型を用いた射出成形によって形成されうる。なお、フレーム部61が、2つの部材(第1部材611および第2部材612)から形成されているのではなく、1つの部材から形成されていてもよい。すなわち、第1部材611と第2部材612とが一体的に形成されていてもよい。この場合、たとえば3Dプリンタによって形成されうる。
第1部材611は、図12に示すように、天板部611aおよび複数の第1突起部611bを含んでいる。
天板部611aは、支持基板20が接合されている。天板部611aは、平板状であって、平面視において、矩形状である。本実施形態においては、天板部611aの厚さ方向z2を向く面が、放熱部材主面601である。
複数の第1突起部611bの各々は、図12に示すように、天板部611aから延びている。各第1突起部611bは、中空部610に内包されている。各第1突起部611bの厚さ方向zの寸法は、およそ1〜6mmである。本実施形態においては、各第1突起部611bは、図11に示すように、平面視において略円形である。本実施形態においては、各第1突起部611bは、平面視において、直径がおよそ1mmの略円形である。また、複数の第1突起部611bは、図11に示すように、平面視において千鳥配列に並んでいる。なお、複数の第1突起部611bの数、配置、各寸法および形状は、図11に示すものに限定されない。各第1突起部611bは、図12に示すように、第2部材612(詳細には、後述する底板部612a)に接している。
第2部材612は、図12に示すように、底板部612aおよび複数の側板部612bを含んでいる。
底板部612aは、平板状であって、平面視において矩形状である。底板部612aは、天板部611aに対して略平行に配置されている。底板部612aの厚さ方向zの寸法は、天板部611aの厚さ方向zの寸法よりも小さい。本実施形態においては、底板部612aの厚さ方向z1を向く面が、放熱部材裏面602である。
複数の側板部612bの各々は、底板部612aから厚さ方向z2に起立している。本実施形態においては、第2部材612は、幅方向xにおいて離間しかつ互いに反対側を向く一対の側板部612bと、奥行き方向yにおいて離間しかつ互いに反対側を向く一対の側板部612bとを含んでいる。すなわち、第2部材612は、4つの側板部612bを含んでいる。各側板部612bは、図12に示すように、厚さ方向z2を向く面が天板部611aに当接する。
フレーム部61において、第1部材611と第2部材612とは、平面視において重なっている。そして、第1部材611と第2部材612とが部分的に密着している。本実施形態においては、天板部611aと側板部612bとが当接する部分において固着されている。第1部材611と第2部材612との固着の方法は、特に限定されないが、たとえばレーザ溶着や超音波溶着、熱板溶着などの溶着であってもよいし、あるいは、接着剤を用いた接着であってもよい。
流入部62および流出部63はともに、封止樹脂7の外部とフレーム部61の中空部610とを繋ぐ。流入部62および流出部63はともに、筒状である。本実施形態においては、流入部62および流出部63はともに、平面視円形状の筒であるが、平面視多角形状の筒であってもよい。本実施形態においては、図11に示すように、平面視において、流入部62が、フレーム部61の奥行き方向y1側に配置され、流出部63が、フレーム部61の奥行き方向y2側に配置されている。なお、流入部62と流出部63との配置は、逆であってもよい。流入部62および流出部63は、フレーム部61の第1部材611と、一体的に形成されていてもよいし、固着されていてもよい。
流入部62は、露出部621を含んでいる。露出部621は、流入部62のうち、封止樹脂7から露出する部分である。露出部621は、図1、図3および図8に示すように、封止樹脂7(後述する樹脂主面71)よりも厚さ方向z2に突き出ている。
流出部63は、露出部631を含んでいる。露出部631は、流出部63のうち、封止樹脂7から露出する部分である。露出部631は、図1、図3および図8に示すように、封止樹脂7(後述する樹脂主面71)よりも厚さ方向z2に突き出ている。
放熱部材60において、流入部62および流出部63の内側の空洞部分は、中空部610に繋がっている。これにより、流入部62の空洞部分から、中空部610を通って、流出部63の空洞部分に至る流路が形成されている。
封止樹脂7は、図1〜図3および図5〜図10に示すように、回路ユニットU1の一部および放熱部材60の一部を覆っている。回路ユニットU1においては、複数の半導体素子10、支持基板20、各端子30の一部ずつ、複数のリード部材40、複数のワイヤ部材50を覆っている。封止樹脂7の構成材料は、たとえばエポキシ樹脂である。封止樹脂7は、図1〜図3および図5〜図10に示すように、樹脂主面71、樹脂裏面72および複数の樹脂側面731〜734を有している。
樹脂主面71および樹脂裏面72は、図5および図7〜図10に示すように、厚さ方向zにおいて、離間し、かつ、互いに反対側を向く。樹脂主面71は、厚さ方向z2を向き、樹脂裏面72は、厚さ方向z1を向く。樹脂裏面72は、図6に示すように、平面視において、放熱部材60の放熱部材裏面602を囲む枠状である。放熱部材60の放熱部材裏面602は、当該樹脂裏面72から露出する。複数の樹脂側面731〜734の各々は、樹脂主面71および樹脂裏面72の双方に繋がり、かつ、厚さ方向zにおいてこれらに挟まれている。本実施形態においては、樹脂側面731,732は、幅方向xにおいて、離間し、かつ、互いに反対側を向く。樹脂側面731は、幅方向x2を向き、樹脂側面732は、幅方向x1を向く。また、樹脂側面733,734は、奥行き方向yにおいて、離間し、かつ、互いに反対側を向く。樹脂側面733は、奥行き方向y2を向き、樹脂側面734は、奥行き方向y1を向く。
次に、第1実施形態にかかる半導体装置A1の作用効果について説明する。
半導体装置A1によれば、放熱部材60を備えている。放熱部材60は、中空部610を含んだフレーム部61と、各々が封止樹脂7の外部(外気)と中空部610とを繋ぐ流入部62および流出部63とを含んでいる。この構成によると、流入部62から中空部610に、すなわち、放熱部材60の内部に、水や油などの液体、または、空気などの気体といった冷却媒体を流し込み、流出部63を介して、外部に排出することができる。各半導体素子10の通電によって発生した熱は、導電性基板22A,22Bを介して、放熱部材60に伝達される。この熱は、放熱部材60と放熱部材60の内部の冷却媒体との間で熱交換され、外部に排出される。したがって、半導体装置A1は、放熱性を向上させることができる。また、放熱部材60は、熱交換器として機能するので、放熱板である場合よりも放熱性が高い。
半導体装置A1によれば、放熱部材60は、封止樹脂7に覆われている。すなわち、放熱部材60は、半導体装置A1におけるパッケージに内包されている。この構成によると、たとえばフィンが設けられた冷却器などを外部に設ける必要がない。したがって、半導体装置A1は、外部に冷却器を設ける場合よりも、厚さ方向zの寸法を小さくできる。すなわち、半導体装置A1は、放熱性を向上させつつ、小型化を図ることができる。
半導体装置A1によれば、放熱部材60は、第1部材611を備えており、当該第1部材611には、中空部610に内包される複数の第1突起部611bを含んでいる。この構成によると、中空部610において、放熱部材60の表面積を大きくすることができる。したがって、中空部610に流れる冷却媒体による熱交換をより促進することができる。よって、半導体装置A1は、さらに放熱性を向上させることができる。本願発明者の研究によると、放熱部材60の熱伝導率がおよそ10である(比較的低い)場合、各第1突起部611bの厚さ方向zの寸法をおよそ1mmにすると、効率的に放熱できることがわかった。さらに、放熱部材60の熱伝導率がおよそ100である(比較的高い)場合、各第1突起部611bの厚さ方向zの寸法をおよそ4mmにすると、効率的に放熱できることがわかった。本実施形態においては、各第1突起部611bは、第2部材612の底板部612aに接しているので、各第1突起部611bの厚さ方向zの寸法は、中空部610の厚さ方向zの寸法と略同じである。よって、放熱部材60の熱伝導率が比較的低い場合、各第1突起部611bの厚さ方向zの寸法を小さく設定することで、中空部610の厚さ方向zの寸法、もって、放熱部材60の厚さ方向zの寸法を小さくする。これにより、放熱部材60による放熱効率が良くなる。一方、放熱部材60の熱伝導率が比較的高い場合、各第1突起部611bの厚さ方向zの寸法を大きく設定することで、中空部610の厚さ方向zの寸法、もって、放熱部材60の厚さ方向zの寸法を大きくする。これにより、放熱部材60による放熱効率が良くなる。
半導体装置A1によれば、半導体素子10Aは、導電性基板22Aに接合され、半導体素子10Bは、導電性基板22Bに接合されている。この構成によると、各半導体素子10A,10Bの通電時に発生する熱は、まず、導電性基板22A,22Bによって拡散される。そして、導電性基板22A,22Bによって拡散された熱が、放熱部材60によって放熱される。したがって、各半導体素子10A,10Bからの熱を効率よく、放熱部材60に伝達させることができる。よって、半導体装置A1は、さらに放熱性を向上させることができる。特に、本実施形態においては、導電性基板22A,22Bは、グラファイト基板220mを含んでいる。グラファイト基板220mは、面方向への熱伝導率が高い。したがって、半導体素子10A,10Bからの熱を、より効果的に、放熱部材60に伝達させることができる。
半導体装置A1によれば、放熱部材60は、絶縁性を有しており、かつ、導電性基板22A,22Bを支持している。この構成によると、導電性基板22Aと導電性基板22Bとを放熱部材60によって絶縁することができる。したがって、導電性基板22Aと導電性基板22Bとを絶縁するための絶縁部材を別途備える必要がない。よって、半導体装置A1は、放熱性を向上させつつ、小型化を図ることができる。
半導体装置A1によれば、放熱部材60は、樹脂材料によって構成されている。この構成によると、放熱部材60は、射出成形によって形成することができる。そのため、放熱部材60の形状が複雑であっても、放熱部材60が金属製である場合よりも、比較的容易に製造することができる。したがって、半導体装置A1は、その生産効率を向上させることができる。
半導体装置A1によれば、放熱部材60は、樹脂材料に含まれるフィラーとしてBN(窒化ホウ素)を用いている。当該BNは、絶縁性を有するとともに、熱伝導性が優れている。したがって、放熱部材60に伝達された熱は、放熱部材60内において拡散されやすい。これにより、半導体装置A1は、さらに放熱性を向上させることができる。
半導体装置A1によれば、放熱部材60は、第1部材611の天板部611aは、第2部材612の底板部612aよりも、厚さ方向zの寸法が大きい。この構成によると、導電性基板22Aと導電性基板22Bとをより確実に絶縁することができる。
半導体装置A1において、放熱部材60の構成は上記したものに限定されない。以下に、放熱部材60の、代表的な変形例について、図13〜図26に基づいて、説明する。図13〜図17は、各変形例にかかる放熱部材60を示す断面図である。これらの断面図は、第1実施形態の図12に示す断面に相当する。図18〜図26は、各変形例にかかる放熱部材60を示す平面図である。
図13は、複数の第1突起部611bが、底板部612aに当接せず、離間している場合を示している。
図14は、複数の第1突起部611bの各々が、厚さ方向zにおいて、天板部611aに近い側から底板部612aに近い側に向けて細くなるように、テーパ状に形成されている場合を示している。なお、図14に示す放熱部材60は、図13に示す放熱部材60と同様に、各第1突起部611bが底板部612aに当接していないが、第1実施形態と同様に、各第1突起部611bが底板部612aに当接していてもよい。上記するように、第1部材611は、金型を用いた射出成形によって形成されている。この射出成形においては、金型から第1部材611を取り出す必要がある。このとき、各第1突起部611bにテーパが設けられていると、第1部材611を金型から取り出しやすくなる。したがって、第1部材611、ひいては、放熱部材60の製造が容易になる。
図15は、第2部材612において、底板部612aから突き出ており、かつ、中空部610に内包された複数の第2突起部612cをさらに含んでいる場合を示している。なお、各第2突起部612cは、平面視において、複数の第1突起部611bから離間している。すなわち、各第2突起部612cは、複数の第1突起部611bのいずれにも重ならずに配置されている。なお、図15に示す放熱部材60は、図14に示す放熱部材60と同様に、各第1突起部611bが底板部612aに当接せず、かつ、テーパ状に形成されているが、第1実施形態と同様に、各第1突起部611bが底板部612aに当接してもよいし、テーパが設けられていなくてもよい。また、図15に示す放熱部材60においては、各第2突起部612cが、厚さ方向zにおいて、底板部612aに近い側から天板部611aに近い側に向けて細くなるように、テーパ状に形成されている場合を示しているが、テーパを設けていなくてもよい。
図16は、流入部62に、その外周面622から外方に盛り上がった隆起部622aが形成され、流出部63に、その外周面632から外方に盛り上がった隆起部632aが形成されている場合を示している。なお、隆起部622aは、流入部62のうち、露出部621に形成されている。隆起部632aは、流出部63のうち、露出部631に形成されている。流入部62の露出部621および流出部63の露出部631には、冷却媒体を流すためのホースなどが取り付けられる場合がある。このような場合において、当該取り付けられたホースが、隆起部622a,632aによって、抜け落ちにくくなる。
図17および図18は、第1部材611と第2部材612とが、締結部材65を用いて、密着させた場合を示している。締結部材65は、たとえばボルトである。本変形例においては、第1部材611および第2部材612はそれぞれ、平面視において、外方に突き出た延出部611d,612dをさらに含んでいる。この延出部611d,612dはそれぞれ、雌ねじとなる貫通孔が設けられており、この貫通孔に雄ねじである締結部材65(ボルト)が螺合されることで、第1部材611と第2部材612とが係止される。また、本変形例において、放熱部材60は、第1部材611と第2部材612(側板部612b)とが、ガスケットやパッキンなどと呼ばれる密閉部材66によって、密着されている。密閉部材66は、平面視において、中空部610の外周の全周にわたって形成されている。密閉部材66の構成材料は、特に限定されないが、たとえばゴム、樹脂あるいは皮革などである。よって、放熱部材60は、流入部62および流出部63に繋がる部分を除いて、中空部610が密封される。これにより、放熱部材60の内部(中空部610)に流し込む冷却媒体が漏れ出すことを防ぐことができる。
図17および図18に示す変形例において、第1部材611と第2部材612との係止方法は、これに限定されない。たとえば、上記貫通孔は、雌ねじに形成されておらず、単に締結部材65が挿通された穴である。そして、延出部612dの下方から突き出た締結部材65にナットで締め付けることで、第1部材611と第2部材612とを係止してもよい。
図19は、複数の第1突起部611bが、平面視において、六角形である場合を示している。また、図20は、複数の第1突起部611bが、平面視において、歯車状である場合を示している。なお、複数の第1突起部611bの平面視形状は、第1実施形態、図19の変形例および図20の変形例に示したものに限定されない。たとえば、多角形であってもよいし、星形であってもよいし、十字状であってもよい。
図21は、中空部610において、流入部62および流出部63の付近に、傾斜壁610aが形成されている場合を示している。傾斜壁610aは、流入部62の幅方向xの両側および流出部63の幅方向xの両側に形成されている。本変形例によれば、流入部62に流し込まれた冷却媒体は、幅方向xに流れ込んでも、傾斜壁610aにあたって、その流れる方向が変わる。よって、流入部62から流し込まれた冷却媒体を奥行き方向yに誘導することができる。これにより、流入部62に流し込まれた冷却媒体を、滞留させることなく、放熱部材60内において奥行き方向yに円滑に流すことができる。また、フレーム部61を流れる冷却媒体が、傾斜壁610aにあたって、流出部63に誘導される。よって、放熱部材60内において流れる冷却媒体を、滞留させることなく、流出部63から円滑に排出することができる。
図22は、複数の第1突起部611bが、平面視において、マトリクス状に配列されている場合を示している。
図23は、平面視において、流入部62から流出部63に向かうほど、複数の第1突起部611bの配置密度が高い場合を示している。図23においては、幅方向xに隣り合う2つの第1突起部611bの離間距離を、奥行き方向yにおいて、流入部62に近いほど大きく、流出部63に近いほど小さくしている。なお、配置密度を変える手法は、これに限定されず、奥行き方向yに隣り合う2つの第1突起部611bの離間距離を、流入部62に近いほど大きく、流出部63に近いほど小さくしてもよい。放熱部材60の中空部610に流れる冷却媒体は、流入部62に近いほど温度が低く、流出部63に近いほど温度が高くなる。そのため、冷却媒体による放熱性(熱交換性)は、流入部62に近いほど高く、流出部63に近いほど低い。そのため、本変形例のように、流出部63に近い側の複数の第1突起部611bの配置密度を高くすることで、冷却媒体に曝される複数の第1突起部611bを多くして、流出部63に近い側における放熱性の低下を抑制することができる。
図24は、流入部62が、平面視において、フレーム部61の幅方向xにおける中央付近ではなく、幅方向xの一方寄りに配置され、かつ、流出部63が、平面視において、フレーム部61の幅方向xにおける中央付近ではなく、幅方向xの他方寄りに配置されている場合を示している。なお、図24においては、流入部62が、幅方向x1寄りに配置され、流出部63が、幅方向x2寄りに配置されている。
図25は、2つの流入部62および2つの流出部63を備えている場合を示している。2つの流入部62は、平面視において、フレーム部61の奥行き方向y1寄りであり、かつ、幅方向x1,x2寄りにそれぞれ1つずつ配置されている。2つの流出部63は、平面視において、フレーム部61の奥行き方向y2寄りであり、かつ、幅方向x1,x2寄りにそれぞれ1つずつ配置されている。このように、流入部62および流出部63をそれぞれ2つずつ設けることで、中空部610へ流し込む流体を増加させることができる。したがって、放熱性をさらに向上させることができる。
図26は、流入部62および流出部63が、奥行き方向yを向く一対の側板部612bにそれぞれ繋がっている場合を示している。この場合、流入部62は、樹脂側面734から露出し、流出部63は、樹脂側面733から露出する。なお、奥行き方向yを向く一対の側板部612bではなく、幅方向xを向く一対の側板部612bに繋がっていてもよい。この場合、流入部62は、樹脂側面731,732のいずれか一方から露出し、流出部63は、樹脂側面731,732の他方から露出する。あるいは、流入部62および流出部63が、底板部612aに繋がっていてもよい。この場合、流入部62および流出部63は、樹脂裏面72から露出する。
上記した図13〜図26に示す放熱部材60であっても、上記第1実施形態と同様に、熱交換器として機能する。
<第2実施形態>
図27は、第2実施形態にかかる半導体装置を示している。第2実施形態にかかる半導体装置A2は、半導体装置A1と比較して、支持基板20の構成が異なる。図27は、半導体装置A2を示す断面図であって、第1実施形態の図9に示す断面に相当する。
本実施形態において、支持基板20は、絶縁基板21A,21B、熱伝導シート26をさらに含んでいる。
絶縁基板21は、導電性基板22A,22Bがそれぞれ配置されている。絶縁基板21の構成材料は、たとえば、熱伝導性に優れたセラミックスである。このようなセラミックスとしては、たとえばAlN(窒化アルミニウム)、SiN(窒化ケイ素)、Al23(酸化アルミニウム)などが挙げられる。本実施形態においては、絶縁基板21は、図3に示すように、平面視矩形状である。また、絶縁基板21はそれぞれ、平板状である。
絶縁基板21は、図27に示すように、主面211および裏面212を有している。主面211と裏面212とは、厚さ方向zにおいて、離間し、かつ、互いに反対側を向く。主面211は、厚さ方向zにおいて複数の導電性基板22が配置される側、すなわち、厚さ方向z2を向く。主面211は、複数の導電性基板22および複数の半導体素子10とともに封止樹脂7に覆われている。裏面212は、厚さ方向z1を向く。裏面212は、図27に示すように、封止樹脂7から露出している。なお、絶縁基板21の構成は、上記したものに限定されず、複数の導電性基板22ごとに個別に設けてもよい。
熱伝導シート26は、絶縁基板21と放熱部材60との間に挟まれている。熱伝導シート26は、シート主面261およびシート裏面262を有している。シート主面261およびシート裏面262は、厚さ方向zにおいて、離間し、かつ、互いに反対側を向く。シート主面261は、絶縁基板21に接しており、シート裏面262は、放熱部材60に接している。本実施形態においては、シート裏面262が、特許請求の範囲に記載の「基板裏面」に相当する。
本実施形態においては、導電性基板22A,22Bは、銅板である。なお、第1実施形態と同様に、グラファイト複合基板であってもよい。本実施形態においては、導電性基板22Aの主面221Aあるいは導電性基板22Bの主面221Bのいずれか、または、これらを合わせたものが、特許請求の範囲に記載の「基板主面」に相当する。
半導体装置A2によれば、放熱部材60を備えている。したがって、第1実施形態と同様に、各半導体素子10から発生する熱を、効率よく放熱することができる。よって、半導体装置A2は、放熱性を向上できる。
第2実施形態では、導電性基板22A,22Bはそれぞれ、1つの絶縁基板21上に配置されている場合を示したが、これに限定されない。たとえば、導電性基板22A,22Bごとに、絶縁基板21を設けてもよい。すなわち、半導体装置A2は、2つの絶縁基板21を備えており、一方の絶縁基板21上に導電性基板22Aが接合され、他方の絶縁基板21上に導電性基板22Bが接合されていてもよい。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、放熱部材60が絶縁性を有する樹脂からなる場合を示したが、これに限定されない。導電性基板22A,22Bは、絶縁基板21によって、絶縁されるため、放熱部材60を金属製にしてもよい。
<第3実施形態>
図28および図29は、第3実施形態にかかる半導体装置を示している。第3実施形態にかかる半導体装置A3は、半導体装置A1と比較して、複数の回路ユニットU1を備えている点で異なる。図28は、半導体装置A3を示す平面図であって、封止樹脂7を省略している。なお、図28において、封止樹脂7を想像線で示す。図29は、半導体装置A3における回路構成図を示している。
本実施形態においては、半導体装置A3が、3つの回路ユニットU1A,U1B,U1Cを備えている場合を説明する。3つの回路ユニットU1A,U1B,U1Cのそれぞれが、1つの放熱部材60に搭載されている。本実施形態においては、奥行き方向y1側から奥行き方向y2側に向けて、回路ユニットU1A、回路ユニットU1B、回路ユニットU1Cの順に、並んでいる。なお、図28に示すように、各回路ユニットU1A,U1B,U1Cにおいて、各入力端子31,32が幅方向x1側に位置し、各出力端子33が幅方向x2側に位置する場合を示しているが、これに限定されない。
半導体装置A3は、図29に示すように、直流電源DCからの直流出力を、三相交流出力に変換する。インダクタL1およびコンデンサC1は、各回路ユニットU1A,U1B,U1Cの入力を安定させるためのものである。インダクタL1およびコンデンサC1は、半導体装置A3に内蔵されていてもよいし、半導体装置A3を実装する回路基板に配置されていてもよい。
図29において、スイッチング素子Q1は、回路ユニットU1Aの半導体素子10Aに対応する。スイッチング素子Q2は、回路ユニットU1Aの半導体素子10Bに対応するスイッチング素子Q3は、回路ユニットU1Bの半導体素子10Aに対応する。スイッチング素子Q4は、回路ユニットU1Bの半導体素子10Bに対応する。スイッチング素子Q5は、回路ユニットU1Cの半導体素子10Aに対応する。スイッチング素子Q6は、回路ユニットU1Cの半導体素子10Bに対応する。
図29において、端子T1,T3,T5は、インダクタL1を介して、直流電源DCの高電位側の端子に接続され、端子T2,T4,T6は、直流電源DCの低電位側の端子に接続される。端子T1は、回路ユニットU1Aの入力端子31に対応し、端子T2は、回路ユニットU1Aの入力端子32に対応する。端子T3は、回路ユニットU1Bの入力端子31に対応し、端子T4は、回路ユニットU1Bの入力端子32に対応する。端子T5は、回路ユニットU1Cの入力端子31に対応し、端子T6は、回路ユニットU1Cの入力端子32に対応する。
図29において、端子U,V,Wは、図示しない負荷に接続される。負荷が、三相モータの場合、端子Uは、当該三相モータのU相の入力端子に接続され、端子Vは、当該三相モータのV相の入力端子に接続され、端子Wは、当該三相モータのW相の入力端子に接続される。端子Uは、回路ユニットU1Aの出力端子33に対応する。端子Vは、回路ユニットU1Bの出力端子33に対応する。端子Wは、回路ユニットU1Cの出力端子33に対応する。
図29において、各ゲート端子G1〜G6は、図示しないゲートドライバに接続され、ゲートドライバからの駆動信号(ゲート電圧)によって、各スイッチング素子Q1〜Q6の導通状態と遮断状態とが切り替わる。ゲート端子G1は、回路ユニットU1Aのゲート端子34Aに対応し、ゲート端子G2は、回路ユニットU1Aのゲート端子34Bに対応する。ゲート端子G3は、回路ユニットU1Bのゲート端子34Aに対応し、ゲート端子G4は、回路ユニットU1Bのゲート端子34Bに対応する。ゲート端子G5は、回路ユニットU1Cのゲート端子34Aに対応し、ゲート端子G6は、回路ユニットU1Cのゲート端子34Bに対応する。
半導体装置A3によれば、放熱部材60を備えている。したがって、第1実施形態と同様に、各回路ユニットU1A,U1B,U1Cにおける半導体素子10から発生する熱を、効率よく放熱することができる。よって、半導体装置A3は、放熱性を向上できる。
半導体装置A3においては、好ましくは、放熱部材60の複数の第1突起部611bは、図23に示すように、流入部62側から流出部63側に向かうほど、その配置密度を高くするとよい。なお、この場合において、回路ユニットU1Cの下方に配置される複数の第1突起部611bの配置密度を、回路ユニットU1Bの下方に配置される複数の第1突起部611bの配置密度よりも高くし、回路ユニットU1Bの下方に配置される複数の第1突起部611bの配置密度を、回路ユニットU1Aの下方に配置される複数の第1突起部611bの配置密度よりも高くしてもよい。すなわち、ある分割された領域ごとに、第1突起部611bの配置密度を変更してもよい。
上記第1ないし第3実施形態においては、複数の半導体素子10を備えた場合を示したが、これに限定されない。たとえば、本開示にかかる半導体装置は、1つの半導体素子10を備えたものであってもよい。すなわち、本開示にかかる半導体装置は、多機能型の半導体装置に限定されず、単機能型の半導体装置であってもよい。
本開示にかかる半導体装置は、上記した実施形態に限定されるものではない。本開示の半導体装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A2,A3:半導体装置
U1,U1A,U1B,U1C:回路ユニット
7 :封止樹脂
10,10A,10B:半導体素子
100A,100B:素子接合材
101 :素子主面
102 :素子裏面
11 :主面電極
111 :第1電極
112 :第2電極
12 :裏面電極
13 :絶縁膜
20 :支持基板
21,21A,21B:絶縁基板
211 :主面
212 :裏面
22,22A,22B:導電性基板
220m :グラファイト基板
220n :銅膜
220A,220B:基板接合材
221A,221B:主面
222A,222B:裏面
23A,23B:絶縁層
24A,24B:ゲート層
25A,25B:検出層
26 :熱伝導シート
261 :シート主面
262 :シート裏面
30 :端子
31,32:入力端子
311 :パッド部
312 :端子部
319 :ブロック材
321 :パッド部
321a :連結部
321b :延出部
321c :接続部
322 :端子部
329 :ブロック材
320 :ブロック接合材
33 :出力端子
331 :パッド部
332 :端子部
339 :ブロック材
34A,34B:ゲート端子
341 :パッド部
342 :端子部
35A,35B:検出端子
351 :パッド部
352 :端子部
36 :ダミー端子
361 :パッド部
362 :端子部
40 :リード部材
401 :リード主面
410,420:リード接合材
41 :第1接合部
42 :第2接合部
43 :連絡部
50 :ワイヤ部材
51 :ゲートワイヤ
52 :検出ワイヤ
53 :第1接続ワイヤ
54 :第2接続ワイヤ
60 :放熱部材
601 :放熱部材主面
602 :放熱部材裏面
61 :フレーム部
610 :中空部
610a :傾斜壁
611 :第1部材
611a :天板部
611b :第1突起部
611d :延出部
612 :第2部材
612a :底板部
612b :側板部
612c :第2突起部
612d :延出部
62 :流入部
621 :露出部
622 :外周面
622a :隆起部
63 :流出部
631 :露出部
632 :外周面
632a :隆起部
65 :締結部材
66 :密閉部材
70 :封止樹脂
71 :樹脂主面
72 :樹脂裏面
731 :樹脂側面
732 :樹脂側面
733 :樹脂側面
734 :樹脂側面
G1〜G6:ゲート端子
Q1〜Q6:スイッチング素子
T1〜T6:端子

Claims (17)

  1. 半導体素子と、
    第1方向において互いに反対側を向く基板主面および基板裏面を有しており、前記基板主面に接合材を介して前記半導体素子が搭載された支持基板と、
    前記基板主面と同じ方向を向く放熱部材主面を有しており、前記放熱部材主面に前記支持基板が搭載された放熱部材と、
    前記半導体素子および前記支持基板と、前記放熱部材の一部と、を覆う封止樹脂と、
    を備えており、
    前記放熱部材は、中空部を有する中空構造であるフレーム部と、前記封止樹脂の外部と前記中空部とを繋ぐ筒状の流入部および流出部と、を有する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記支持基板は、前記第1方向に見て、前記流入部と前記流出部との間に配置されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記フレーム部は、前記支持基板が搭載された平板状の天板部、および、前記天板部から前記第1方向に延びており、かつ、前記中空部に内包された複数の第1突起部を含んでいる、
    請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数の第1突起部は、前記第1方向に見て、千鳥配列に並んでいる、
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記複数の第1突起部の各々は、前記第1方向に見て、略円形である、
    請求項3または請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記フレーム部は、前記第1方向に見て重なる第1部材および第2部材を含んでおり、
    前記第1部材は、前記天板部および前記複数の第1突起部を含んでいる、
    請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記第2部材は、前記天板部に略平行な平板状の底板部を含んでおり、
    各前記第1突起部は、前記底板部に離間している、
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第2部材は、前記底板部から前記第1方向に突き出し、かつ、前記中空部に内包された複数の第2突起部を有しており、
    前記複数の第2突起部の各々と前記複数の第1突起部の各々とは、前記第1方向に見て、離間している、
    請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記複数の第1突起部は、前記第1方向に見て、前記流入部に近い側から前記流出部に近い側に向かうほど、配置密度が高い、
    請求項3ないし請求項8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記支持基板は、グラファイト基板と当該グラファイト基板の前記第1方向を向く両面に形成された銅膜とを含む複合基板である、
    請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記放熱部材は、前記第1方向において前記放熱部材主面と反対側を向く放熱部材裏面を有しており、
    前記放熱部材裏面は、前記封止樹脂から露出している、
    請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記放熱部材は、絶縁性樹脂によって構成されている、
    請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 前記接合材は、焼結金属からなる、
    請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記支持基板は、焼結金属によって、前記放熱部材に接合されている、
    請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記流入部および前記流出部はそれぞれ、前記封止樹脂から露出した露出部を有しており、
    前記流入部および前記流出部の各前記露出部は、外周面から盛り上がった隆起部を含んでいる、
    請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 前記封止樹脂は、前記基板主面と同じ方向を向く樹脂主面を有しており、
    前記流入部の一部および前記流出部の一部はそれぞれ、前記樹脂主面から突き出ている、
    請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の半導体装置。
  17. 各々が、前記半導体素子および前記支持基板を含む複数のユニットを備えており、
    前記複数のユニットが、前記放熱部材に搭載され、かつ、前記封止樹脂に覆われている、
    請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の半導体装置。
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