JP2020070091A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度低下を抑制しつつ容易に開封することができる包装箱を提供する。【解決手段】中しんにライナを貼り付けた段ボールシートから形成されている包装箱1であって、端壁10と、端壁10の第1方向両端部に連設されている一対の側壁11と、一対の側壁11の第1方向に交差する第2方向一端部に連設されている一対の上外フラップ14と、端壁10と一対の側壁11とに亘って第1方向に沿って延設されている第1破断線21と、第1破断線21よりも上外フラップ14側において、一対の側壁11と一対の上外フラップ14とに亘って第2方向に沿って延設されている一対の第2破断線22と、を備え、第1破断線21は、端壁10と一対の側壁11との内側の裏ライナを切断したライナカットであり、一対の第2破断線22は、段ボールシートを厚さ方向に貫通した複数の切目を所定間隔で並べた破断線である。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
特許文献1には、容易に開封して商品の展示形態とすることができる易開封包装箱が開示されている。易開封包装箱の前壁には両方の側壁との稜部間に前切線が入れられ、側壁には前切線から続いて後上方へ延びる側切線が入れられていた。前切線および側切線は、段ボールシートを貫通した複数の切目(全切線)を所定間隔で並べることで形成されていた。易開封包装箱を開封する場合、前切線および側切線に沿って前壁および側壁が切断された後、易開封包装箱の上方部分が除去されていた。
特開2016−107993号公報
しかしながら、上記した易開封包装箱では、前切線および側切線が、複数の全切線で構成され、横方向に延びているため、前壁および側壁の強度が低下する虞があった。
本発明は、上記課題を解決するために、強度低下を抑制しつつ容易に開封することができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明は、中しんにライナを貼り付けた段ボールシートから形成されている包装箱であって、第1壁と、前記第1壁の第1方向両端部に連設されている一対の第2壁と、前記一対の第2壁の第1方向に交差する第2方向一端部に連設されている一対のフラップと、前記第1壁と前記一対の第2壁とに亘って第1方向に沿って延設されている第1破断線と、前記第1破断線よりも前記フラップ側において、前記一対の第2壁と前記一対のフラップとに亘って第2方向に沿って延設されている一対の第2破断線と、を備え、前記第1破断線は、前記第1壁と前記一対の第2壁との内側の前記ライナを切断したライナカットであり、前記一対の第2破断線は、前記段ボールシートを厚さ方向に貫通した複数の切目を所定間隔で並べた破断線である。
この場合、前記第1壁と前記一対の第2壁とには、帯状の破断帯を構成するように第2方向に間隔をあけて平行に一対の前記第1破断線が形成され、前記一対の第2壁の少なくとも一方には、前記段ボールシートを厚さ方向に貫通した摘み破断線によって前記破断帯を分断して掴むための摘み部が形成され、前記摘み破断線の一部は、前記第2破断線の端末部に接続されていることが好ましい。
この場合、前記一対の第2破断線は、前記フラップから前記第2壁に向かう方向に前記フラップと前記第2壁とを破断することが好ましい。
この場合、前記第1壁の第2方向一端部に連設されている内フラップを更に備え、前記フラップは、前記内フラップの外側に重ねられ、前記フラップには、ユーザが手を入れる開封開始穴を開口させるための開封開始破断線が前記第2破断線の一部を曲げることで形成されていることが好ましい。
他の場合、前記第1壁の第2方向一端部に連設されている外フラップを更に備え、前記外フラップは、前記フラップの外側に重ねられ、前記外フラップの自由端側には、ユーザが手を入れる開封開始穴を開口させるための開封開始破断線が形成されていることが好ましい。
他の場合、前記一対の第2破断線は、前記第2壁から前記フラップに向かう方向に前記第2壁と前記フラップとを破断することが好ましい。
本発明によれば、包装箱の強度低下を抑制しつつ、包装箱を容易に開封することができる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱に前側開口部を形成する過程を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱に前側開口部を形成した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱に全面開口部を形成した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱に前側開口部を形成する過程を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱に前側開口部を形成した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。前後方向は左右方向に直交(交差)し、上下方向(第2方向)は前後方向と左右方向とに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態:包装箱の概要]
図1および図2を参照して、包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、略直方体状に形成されている。包装箱1は、略角筒状の周壁1Wの上端面および下端面を閉じることで封緘されるA式の箱である。包装箱1の内部には、複数の物品(図示せず)が収容されるようになっている。
包装箱1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成される。包装箱1(ブランク5)は、例えば、波状の中しん9Aの表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図3参照)とを貼り付けた紙製の両面段ボールシートから形成されている。ブランク5は、例えば、一枚の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向(第2方向)」と呼び、段方向(中しん9A)に直交する方向を「流れ方向(第1方向)」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。また、本明細書では、「上(天)」、「下(底)」およびこれに類する用語は、包装箱1を組み立てた状態(組立状態)における上(天)、下(底)およびこれに類する概念を指している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク5は、一対の端壁10(第1壁)と、一対の側壁11(第2壁)と、継代片12と、一対の上内フラップ13(内フラップ)と、一対の上外フラップ14(フラップ)と、一対の下内フラップ15と、一対の下外フラップ16と、を含んでいる。
<端壁,側壁>
一対の端壁10と一対の側壁11とは、第1折曲線L1を介して交互に連設されている。端壁10は、側壁11よりも流れ方向に幅狭い略長方形状に形成されている。継代片12は、側壁11の流れ方向端部に第1折曲線L1を介して連設されている。なお、端壁10の段方向一方(上側)には、手掛け穴(図示せず)を開口させるための手掛け用切断線17が形成されている。ユーザは、手掛け用切断線17に沿って端壁10を切断して手掛け穴を形成し、手掛け穴に手を掛けて包装箱1を運搬することができる。
<上内フラップ,上外フラップ>
一対の上内フラップ13は、一対の端壁10の段方向一端部(上端部)に第2折曲線L2を介して連設されている。上内フラップ13は、端壁10の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上内フラップ13の段方向の寸法(延出寸法)は、端壁10の流れ方向の寸法の略半分に設定されている。一対の上外フラップ14は、一対の側壁11の段方向一端部(上端部)に第2折曲線L2を介して連設されている。上外フラップ14は、側壁11の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上外フラップ14の段方向の寸法(延出寸法)は、上内フラップ13の延出寸法と略同一である。
<下内フラップ,下外フラップ>
一対の下内フラップ15は、一対の端壁10の段方向他端部(下端部)に第3折曲線L3を介して連設されている。一対の下外フラップ16は、一対の側壁11の段方向他端部(下端部)に第3折曲線L3を介して連設されている。下内フラップ15は上内フラップ13と略同一形状に形成され、下外フラップ16は上外フラップ14と略同一形状に形成されている。
なお、第1〜第3折曲線L1〜L3は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折曲させる機能を有している。上記した第1〜第3折曲線L1〜L3は、汎用罫線に限らず、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫線等、段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
[開封構造]
図2に示すように、ブランク5には、封緘した包装箱1を開封するための開封構造20が形成されている。開封構造20は、一対の第1破断線21と、一対の第2破断線22と、を含んでいる。一対の第1破断線21は、一対の端壁10と一対の側壁11と(継代片12と)に亘って流れ方向(第1方向)に沿って延設されている。一対の第2破断線22は、第1破断線21よりも上外フラップ14側(上側)において、一対の側壁11と一対の上外フラップ14とに亘って段方向(第2方向)に沿って延設されている。
<第1破断線>
一対の第1破断線21は、端壁10、側壁11および継代片12の段方向中央よりも下方に形成されている。一対の第1破断線21は、帯状の破断帯23を構成するように段方向(上下方向)に間隔をあけて略平行に形成されている。つまり、一対の第1破断線21は、包装箱1を組み立てた状態において周壁1Wの全周に亘って略水平に延設されている(図1等参照)。第1破断線21は、一対の端壁10、一対の側壁11および継代片12の内側の裏ライナ9Cを切断したライナカットである。一対の第1破断線21は、端壁10、側壁11および継代片12から破断帯23を分離する機能を有している。なお、「第1破断線21は、・・・裏ライナ9Cを切断したライナカットである」とは、厳密に段ボールシートの裏ライナ9Cのみを切断することを要求する意味ではなく、中しん9Aの裏側も僅かに切断されることも含む意味である。つまり、「第1破断線21(ライナカット)」とは、裏ライナ9Cのみを切断したものに加えて、裏ライナ9C側から段ボールシートの厚さの半分程度まで切断したものも含んでいる。
各々の側壁11には、段ボールシートを厚さ方向に貫通した摘み破断線24(全切線)によって破断帯23を分断して掴むための一対の摘み部24Aが形成されている。摘み部24Aは、側壁11の流れ方向中央よりも、一対の側壁11に挟まれた端壁10の側に寄った位置に形成されている。摘み破断線24は、破断帯23を横断するように段方向に延びた1つの全切線と、第1破断線21の段方向外側で第1破断線21と略平行に延びた4つの全切線とによって略H字状に形成されている。
<第2破断線>
一対の第2破断線22は、側壁11の流れ方向中央よりも、一対の側壁11に挟まれた端壁10の側に寄った位置に形成されている。一対の第2破断線22は、上側の第1破断線21から上外フラップ14の先端部までの間に延設されている。一対の第2破断線22は、段ボールシートを厚さ方向に貫通した複数の略L字状の切目を所定間隔で並べたジッパー(破断線)である。一対の第2破断線22は、端壁10を挟んで対称に形成されている。一対の第2破断線22を構成する複数の切目は、主に、段方向一方を互いに接近させる方向に屈曲させた鉤形状となっている。一対の第2破断線22は、上外フラップ14から側壁11に向かう方向に上外フラップ14と側壁11とを破断する機能を有している。
詳細には、第2破断線22は、側壁11に形成された第2側面破断線22Aと、上外フラップ14に形成された第2天面破断線22Bと、を含んでいる。
(第2側面破断線)
第2側面破断線22Aは、第1破断線21(摘み部24A)と第2折曲線L2との間に形成されている。一対の第2側面破断線22Aは、一対の摘み部24Aの間の全切線の上端付近から第2折曲線L2に向かって互いに離れるように傾斜している。
また、上記した摘み破断線24の一部(全切線)は、第2側面破断線22A(第2破断線22)の端末部22Eに接続されている。詳細には、摘み破断線24を構成する複数の全切線のうち、一対の側壁11に挟まれた端壁10の側で第1破断線21と略平行に延びた上側の全切線が、第2側面破断線22Aの端末部22Eに接続されている。さらに詳細には、第1破断線21側に位置する第2側面破断線22Aの端末部22Eは、一対の側壁11に挟まれた端壁10の側に湾曲しながら上記した摘み破断線24の全切線に連続している。
(第2天面破断線)
第2天面破断線22Bは、中しん9A(の段目)と略平行に延設されている。また、上外フラップ14の先端側(自由端側)には、ユーザが手を入れる開封開始穴25A(図3参照)を開口させるための開封開始破断線25が形成されている。開封開始破断線25は、第2天面破断線22B(第2破断線22)の一部を曲げることで形成されている。詳細には、一対の開封開始破断線25は、一対の第2天面破断線22Bから互いに離れる方向に屈曲した後、一対の第2天面破断線22Bと略平行になるように自由端側に向かって湾曲している。また、上外フラップ14には、第2天面破断線22Bの延長線上に開封開始折曲線25B(汎用罫線)が形成されている。
[包装箱の封緘]
次に、図1を参照して、包装箱1の封緘手順(組立手順)について説明する。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、製函機によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、作業者が包装箱1を組み立てる場合について説明する。また、ブランク5の流れ方向中央付近にて端壁10と側壁11とは第1折曲線L1に沿って折り曲げられ、包装箱1は折り畳まれた状態であるものとする。また、継代片12は端壁10の内面に接着剤で接着されているものとする。
まず、作業者は、一対の端壁10と一対の側壁11とを第1折曲線L1で略直角に折り曲げ、略角筒状の周壁1Wを形成する。この状態で、一対の端壁10は前後方向に対向して配置され、一対の側壁11は、各端壁10の前後方向(流れ方向)両端部に連設されている。
次に、作業者は、一対の下内フラップ15を第3折曲線L3で周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の下外フラップ16を第3折曲線L3で周壁1Wの内側に折り曲げる。下外フラップ16は、ホットメルト等の接着剤によって下内フラップ15の表面に接着される。この状態で、一対の下内フラップ15は一対の端壁10の下端部から互いに接近するように延設され、一対の下内フラップ15の先端部は離間している。一対の下外フラップ16は、一対の側壁11の下端部から互いに接近するように延設され、先端同士を突き合せた状態で一対の下内フラップ15に重ねられている。
以上によって、周壁1Wの下面開口が閉じられ、包装箱1の底面が形成される。作業者は、周壁1Wの上面開口から内部(底面上)に複数の物品(図示せず)を入れる。
次に、作業者は、一対の上内フラップ13を第2折曲線L2で周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の上外フラップ14を第2折曲線L2で周壁1Wの内側に折り曲げる。上外フラップ14は、ホットメルト等の接着剤によって上内フラップ13の表面に接着される。この状態で、一対の上内フラップ13は一対の端壁10の上端部から互いに接近するように延設され、一対の上内フラップ13の先端部は離間している。また、前側の上内フラップ13の先端部は、第2天面破断線22Bと略一致する位置、または第2天面破断線22Bよりも前側に位置している。上内フラップ13は、開封開始穴25Aの形成を妨げないように、第2天面破断線22Bを越えない位置まで延びている。一対の上外フラップ14は、一対の側壁11の上端部から互いに接近するように延設され、先端同士を突き合せた状態で一対の上内フラップ13に重ねられている。
以上によって、周壁1Wの上面開口が閉じられ、包装箱1の天面が形成される。つまり、包装箱1は封緘された状態になる(図1参照)。なお、上下の各外フラップ14,16は、接着剤を介して各内フラップ13,15に接着されていたが、これに限らず、各外フラップ14,16の突き合せ部に沿って粘着テープを貼付してもよい(図示せず)。
[包装箱の開封]
次に、図3ないし図5を参照して、包装箱1の開封手順について説明する。図3は包装箱1に前側開口部M1を形成する過程を説明する斜視図である。図4は包装箱1に前側開口部M1を形成した状態を示す斜視図である。図5は包装箱1に全面開口部M2を形成した状態を示す斜視図である。
包装箱1は、開封構造20を用いて、2通りの開封形態をとることができる。具体的には、開封構造20は、包装箱1の前側上部を除去して前側開口部M1を形成するか、または包装箱1の上部全体を除去して全面開口部M2を形成することができる。
<前側開口部を形成する場合>
まず、包装箱1に前側開口部M1を形成する場合について説明する。ユーザは、一対の開封開始破断線25で囲まれた部分(図1参照)を押し下げ、一対の上外フラップ14を一対の開封開始破断線25に沿って切断する。開封開始破断線25で囲まれた部分が切断されながら開封開始折曲線25Bに沿って包装箱1の内側に折り曲げられることで、開封開始穴25Aが形成される(図3参照)。
ユーザは、開封開始穴25Aに手(指)を入れて一対の上外フラップ14や上内フラップ13を掴み、手前に引っ張る(引き下げる)。すると、一対の上外フラップ14は、開封開始穴25Aから両外側に向かって一対の第2天面破断線22Bに沿って切断される。その後、一対の側壁11は、上方から下方に向かって一対の第2側面破断線22Aに沿って切断される。さらに、側壁11は、第2側面破断線22Aの端末部22Eから摘み破断線24の一部(上前側)に沿って切断された後、摘み破断線24の一部から前方に向かって上側の第1破断線21に沿って切断される。図3に示すように、上外フラップ14の前部、側壁11の上前部および端壁10の上部は、端壁10に形成された上側の第1破断線21を支点として前方に傾倒することができる。
図4に示すように、ユーザは、端壁10を上側の第1破断線21に沿って切断し、上外フラップ14、側壁11および端壁10の一部を除去する。これにより、第1破断線21(の前側)と一対の第2破断線22とで囲まれた範囲(包装箱1の前面上部)に前側開口部M1が形成される。包装箱1に収容された物品の一部は前側開口部M1から露出し、ユーザ等は前側開口部M1から物品を取り出すことができる。なお、物品は、前側開口部M1を開口させた包装箱1に収容された状態で店頭等に展示される。
<全面開口部を形成する場合>
次に、包装箱1に全面開口部M2を形成する場合について説明する。ユーザは、例えば、側壁11に形成された摘み部24A(図1および図4参照)を押し込み(または引き出し)、摘み部24Aを掴んで水平方向に引っ張る。すると、破断帯23は、上下一対の第1破断線21に沿って切断される。破断帯23は周壁1Wの全周に亘って形成されているため、破断帯23を周壁1Wから除去することによって、包装箱1(周壁1W)は上下に2分割される。
図5に示すように、分割された包装箱1の上部を取り除くことで全面開口部M2が形成される。物品は残された包装箱1の下部に収容されている。物品の上部は全面開口部M2から露出し、ユーザ等は全面開口部M2から物品を取り出すことができる。なお、物品は、全面開口部M2を開口させた包装箱1に収容された状態で店頭等に展示されてもよい。また、封緘された包装箱1に対して全面開口部M2が形成されてもよいし、前側開口部M1を開口させた後の包装箱1に対して全面開口部M2が形成されてもよい。
以上説明した第1実施形態に係る包装箱1では、第1破断線21が端壁10と側壁11とで略角筒状に形成された周壁1Wの全周に亘って形成され、第1破断線21がライナカットで構成されていた。この構成によれば、第1破断線21(ライナカット)は各壁10,11を厚さ方向に貫通していないため、各壁10,11の厚さ方向に貫通した切目を形成した場合に比べて、各壁10,11の強度(圧縮強度や曲げ強度等)を高く維持することができる。また、端壁10、側壁11および上外フラップ14が、第1破断線21と第2破断線22に沿って破断(切断)される構成とした。この構成によれば、第1および第2破断線21,22に沿って各壁10,11と上外フラップ14とを切断することで、第1破断線21と第2破断線22とで囲まれた範囲(包装箱1の一部分)を容易に除去することができる。その他にも、第1破断線21に沿って各壁10,11(周壁1W)を切断することで、包装箱1の上部全体を容易に除去することができる。このように、ユーザは、包装箱1の前側上部を除去した形態と、包装箱1の上部全体を除去した形態と、の何れかの開封形態を自由に選択することができる。以上より、包装箱1の強度低下を抑制しつつ、包装箱1を容易に開封することができる。さらに、利用状況(ユーザの希望)に応じて、包装箱1の開封範囲を変化させることができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、第2破断線22の端末部22Eが摘み部24Aを構成する摘み破断線24の一部(全切線)に連続する構成とした。換言すれば、摘み破断線24の一部が、第2破断線22の端末部22Eの一部として兼用される構成とした。この構成によれば、第1破断線21と第2破断線22との境界部分を円滑に切断することができる。これにより、第1および第2破断線21,22とで囲まれた範囲を容易に除去することができる。その他にも、ユーザは摘み部24Aを確りと掴み、破断帯23を各壁10,11から破断させることができる。これにより、包装箱1を容易に上下2つに分断することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、ユーザは、切断した上外フラップ14を掴んで引き下げるだけで側壁11から端壁10までを切断することができる。これにより、第1および第2破断線21,22で囲まれた範囲を容易に除去することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、ユーザは、上外フラップ14を開封開始破断線25に沿って切断して開封開始穴25Aを形成し、開封開始穴25Aに手を入れて上外フラップ14を外側(上方斜め前側)に引っ張ることができる。これにより、上外フラップ14を第2破断線22に沿って容易に切断することができる。
なお、第1実施形態に係る包装箱1では、第2破断線22が側壁11と上外フラップ14とに亘って形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、第1変形例に係る包装箱1(ブランク5)では、一対の第2破断線22が、一対の端壁10と一対の上内フラップ13に亘って段方向に沿って延設されている。この場合、一対の端壁10が、側壁11(第1壁)の流れ方向(第1方向)両端部に連設された第2壁になる。また、この場合、開封開始破断線25が省略されており、第2天面破断線22Bは上内フラップ13の先端まで延設されている。ユーザが手を入れる開封開始穴26Aを開口させるための開封開始破断線26および開封開始折曲線26Bは、一対の上内フラップ13に挟まれた上外フラップ14の自由端側に形成されている。また、この場合、端壁10から手掛け穴(手掛け用切断線17)は省略されている。以上説明した第1実施形態の第1変形例に係る包装箱1によれば、包装箱1の強度低下を抑制しつつ、包装箱1を容易に開封することができる等、上記した第1実施形態に係る包装箱1と同様の作用、効果を得ることができる。
また、第1実施形態(第1変形例を含む。)に係る包装箱1では、第2破断線22の端末部22Eが摘み破断線24の一部(全切線)に連続していたが、本発明はこれに限定されない。図7に示すように、第2破断線22の端末部22Eが摘み破断線24から離れていてもよい。例えば、第2破断線22が側壁11に形成されている場合、摘み部24A(摘み破断線24)は端壁10に形成されていてもよい。
[第2実施形態]
次に、図8および図9を参照して、第2実施形態に係る包装箱2の構成について説明する。図8は包装箱2を示す斜視図である。図9は包装箱2のブランク6を示す平面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態(第1および第2変形例を含む。)に係る包装箱1と同一または対応する構成には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
第2実施形態では、包装箱2を開封するための開封構造30が、第1実施形態に係る包装箱1の開封構造20と異なっている。
[開封構造]
開封構造30は、一対の第1破断線21と、一対の第2破断線32と、を含んでいる。一対の第1破断線21は周壁2Wの全周に亘って形成され、一対の第2破断線32は一対の側壁11および上外フラップ14に形成されている。なお、ユーザが掴むための一対の摘み部24A(摘み破断線24)は、端壁10の流れ方向中央付近に形成されている。
<第2破断線>
一対の第2破断線32は、端壁10を挟んで対称に形成されたジッパーである。一対の第2破断線32を構成する複数の切目は、主に、段方向他方(下方)を互いに接近させる方向に屈曲させた鉤形状となっている。一対の第2破断線32は、側壁11から上外フラップ14に向かう方向に側壁11と上外フラップ14とを破断する機能を有している。
詳細には、第2破断線32は、側壁11に形成された第2側面破断線32Aと、上外フラップ14に形成された第2天面破断線32Bと、を含んでいる。一対の第2側面破断線32Aは、上側の第1破断線21から第2折曲線L2に向かって互いに離れるように傾斜している。第2側面破断線32A(第2破断線32)の端末部32Eは、上側の第1破断線21よりも僅かに上側に位置している。第2天面破断線32Bは、上外フラップ14の基端から先端まで中しん9A(の段目)と略平行に延設されている。なお、開封開始破断線25(開封開始穴25A)は省略されている。
以上説明したブランク6から包装箱2が組み立てられる。包装箱2の組立手順(封緘手順)は、第1実施形態に係る包装箱1の組立手順と同様であるため、その説明は省略する。
[包装箱の開封]
次に、図10および図11を参照して、包装箱2の開封手順について説明する。図10は包装箱2に前側開口部M1を形成する過程を説明する斜視図である。図11は包装箱2に前側開口部M1を形成した状態を示す斜視図である。
<前側開口部を形成する場合>
ユーザは、前側の端壁10に形成された摘み部24A(図8参照)を押し込んで(または引き出して)開口を形成し、その開口の上縁部に手(指)を掛けて端壁10を手前に引っ張る(引き上げる)。すると、端壁10は、摘み部24Aから両外側に向かって上側の第1破断線21に沿って切断される。その後、一対の側壁11は、端壁10との境界線から第2側面破断線32Aの端末部32Eに向かって上側の第1破断線21に沿って切断された後、下方から上方に向かって一対の第2側面破断線32Aに沿って切断される。図10に示すように、上記切断された端壁10と側壁11との一部は、上外フラップ14に形成された第2天面破断線32Bを支点として後方に傾倒することができる。
図11に示すように、ユーザは、一対の上外フラップ14を第2天面破断線32Bに沿って切断し、端壁10、側壁11および上外フラップ14の一部を除去する。これにより、第1破断線21(の前側)と一対の第2破断線32とで囲まれた範囲(包装箱2の前面上部)に前側開口部M1が形成される。
なお、包装箱2に全面開口部M2を形成する手順は、第1実施形態に係る包装箱1の該当手順と同様であるため、その説明は省略する。また、包装箱2に全面開口部M2を開口させ形状は、図5に示す第1実施形態に係る包装箱1と同様であるため、図示は省略する。
以上説明した第2実施形態に係る包装箱2によれば、包装箱2の強度低下を抑制しつつ、包装箱2を容易に開封することができる等、上記した第1実施形態に係る包装箱1と同様の作用、効果を得ることができる。また、ユーザは、切断した端壁10を掴んで引き上げるだけで側壁11から上外フラップ14までを切断することができる。これにより、第1および第2破断線21,22で囲まれた範囲を容易に除去することができる。
なお、上記した第1実施形態の第1変形例に係る包装箱1と同様に、第2実施形態の第1変形例に係る包装箱2として、一対の第2破断線32が、一対の端壁10と一対の上内フラップ13に亘って段方向に沿って延設されてもよい(図示せず)。
また、第2実施形態(第1変形例を含む。)に係る包装箱2では、摘み部24A(摘み破断線24)が、正面となる端壁10に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、摘み部24A(摘み破断線24)は、第1実施形態に係る包装箱1と同様に、側壁11に形成されてもよい(図示せず)。しかしながら、ワンアクションで適切に前側開口部M1を形成するためには、包装箱1の正面となる端壁10に摘み部24Aを形成することが好ましい。
[第3実施形態]
なお、第1および第2実施形態(各変形例を含む。)に係る包装箱1,2では、第2破断線22,32は、切断(破断)方向が決められている所謂ジッパーであったが、本発明はこれに限定されない。第2破断線22,32は、段ボールシートを破断(切断)するための線であれば如何なるものでもよい。例えば、図12に示すように、第3実施形態では、包装箱3(周壁3W)を開封するための開封構造40に含まれた第2破断線42(第2側面破断線42A、第2天面破断線42B、端末部42E)が、ミシン目状(直線状)の複数の切目(段ボールシートを厚さ方向に貫通した切目)を並べたミシン刃線で形成されている。この場合、側壁11から上外フラップ14に向かって切断することもできるし、上外フラップ14から側壁11に向かって切断することもできる。つまり、側壁11および上外フラップ14を上下両方から切断することができる。なお、この第2破断線42は、他の実施形態や変形例に係る包装箱1,2に適用することもできる。
[第4実施形態]
また、第1ないし第3実施形態(各変形例を含む。)に係る包装箱1〜3では、上側の第1破断線21と一対の第2破断線22,32,42とで囲まれた範囲に前側開口部M1が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示すように、第4実施形態に係る包装箱4(ブランク8)を開封するための開封構造50は、複数の補助切目群53を更に含んでいる。各補助切目群53は、複数(4〜6つ程度)の切目を並べた短いミシン刃線である。複数の補助切目群53は、一対の第2破断線22の端末部22Eと、上側の摘み破断線24と、を通る直線上に隙間をあけて配置されている。複数の補助切目群53は、第2破断線22や摘み破断線24に接続されていない。また、複数の補助切目群53は、第1折曲線L1に交差せず、第1折曲線L1から離れた位置に形成されている。このように、複数の補助切目群53が間欠的に形成されることによって、各壁10,11の強度(圧縮強度や曲げ強度等)の低下を最小限に抑えながら、包装箱4を容易に開封することができる等、上記した第1実施形態に係る包装箱1と同様の作用、効果を得ることができる。なお、この補助切目群53は、他の実施形態や変形例に係る包装箱1〜3に適用することもできる。
なお、第1ないし第4実施形態(各変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1〜4では、周壁1W〜3W(端壁10、側壁11)に上下一対の第1破断線21が形成されていたが、これに限らず、周壁1W〜3Wに1本の第1破断線21が形成されていてもよい(図示せず)。
また、第1ないし第4実施形態に係る包装箱1〜4では、第1破断線21が周壁1W〜3Wの全周に亘って形成されていたが、本発明はこれに限定されない。仮に、全面開口部M2を必要とせず、前側開口部M1を形成できればよいのであれば、1本または2本の第1破断線21が、前側開口部M1を形成範囲となる一対の第2破断線22,32,42の端末部22E,32E,42Eの間に形成されていればよい(図示せず)。
また、第1ないし第4実施形態に係る包装箱1〜4では、前側開口部M1を形成する場合において、端壁10および側壁11が、上側の第1破断線21に沿って切断されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、前側開口部M1を形成する場合において、第2破断線22,32,42の延長線に沿って破断帯23を切断し(千切って)、端壁10および側壁11が下側の第1破断線21に沿って切断されてもよい。
また、第1ないし第4実施形態に係る包装箱1〜4では、第2破断線22,32,42が、上側の第1破断線21から上方に向かって形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2破断線22,32,42は、下側の第1破断線21から上方に向かって形成されていてもよい。つまり、第2破断線22,32,42は、上側の第1破断線21と交差していてもよい。この場合、下側の摘み破断線24が第2破断線22の端末部22E等に接続されることになる。
また、第1ないし第4実施形態に係る包装箱1〜4は、第2破断線22,32,42の第2側面破断線22A,32A,42Aが、中しん9Aの段目に対して僅かに斜めに形成されていたが、これに限らず、中しん9Aの段目と平行(垂直)に形成されてもよい(図示せず)。また、第2破断線22,32,42の第2天面破断線22B,32B,42Bは、中しん9Aの段目と略平行に形成されていたが、これに限らず、中しん9Aの段目に対して斜めに形成されてもよい(図示せず)。
また、第1ないし第4実施形態に係る包装箱1〜4では、一対の端壁10または一対の側壁11に摘み部24A(摘み破断線24)が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、摘み部24A(摘み破断線24)は、片側の端壁10または片側の側壁11のみ(一対の端壁10の少なくとも一方、または一対の側壁11の少なくとも一方)に形成されてもよい。また、略H字状の摘み破断線24によって一対の摘み部24Aが形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、略U字状の摘み破断線24によって1つの摘み部24Aが形成されてもよい(図示せず)。
また、第1ないし第4実施形態に係る包装箱1〜4は、所謂A式の段ボール箱であったが、本発明はこれに限定されない。包装箱1,2の少なくとも上面が各フラップ13,14で閉じられる形式の箱であればよく、例えば、包装箱の底面は、アメリカンロック等の組底であってもよいし、一枚の板で形成されてもよい。
また、第1ないし第4実施形態に係る包装箱1〜4は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートを両面段ボールシートに貼り合せた複両面段ボールシートであってもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1,2,3,4 包装箱
9A 中しん
9B 表ライナ(ライナ)
9C 裏ライナ(ライナ)
10 端壁(第1壁、第2壁)
11 端壁(第1壁、第2壁)
13 上内フラップ(内フラップ)
14 上外フラップ(フラップ、外フラップ)
21 第1破断線
22,32,42 第2破断線
23 破断帯
24 摘み破断線
24A 摘み部
22E,32E,42E 端末部
25A,26A 開封開始穴
25,26 開封開始破断線

Claims (6)

  1. 中しん(9A)にライナ(9B,9C)を貼り付けた段ボールシートから形成されている包装箱(1〜4)であって、
    第1壁(10(11))と、
    前記第1壁の第1方向両端部に連設されている一対の第2壁(11(10))と、
    前記一対の第2壁の第1方向に交差する第2方向一端部に連設されている一対のフラップ(14(13))と、
    前記第1壁と前記一対の第2壁とに亘って第1方向に沿って延設されている第1破断線(21)と、
    前記第1破断線よりも前記フラップ側において、前記一対の第2壁と前記一対のフラップとに亘って第2方向に沿って延設されている一対の第2破断線(22,32,42)と、を備え、
    前記第1破断線は、前記第1壁と前記一対の第2壁との内側の前記ライナ(9C)を切断したライナカットであり、
    前記一対の第2破断線は、前記段ボールシートを厚さ方向に貫通した複数の切目を所定間隔で並べた破断線であることを特徴とする包装箱。
  2. 前記第1壁と前記一対の第2壁とには、帯状の破断帯(23)を構成するように第2方向に間隔をあけて平行に一対の前記第1破断線が形成され、
    前記一対の第2壁の少なくとも一方には、前記段ボールシートを厚さ方向に貫通した摘み破断線(24)によって前記破断帯を分断して掴むための摘み部(24A)が形成され、
    前記摘み破断線の一部は、前記第2破断線の端末部(22E)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記一対の第2破断線は、前記フラップから前記第2壁に向かう方向に前記フラップと前記第2壁とを破断することを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 前記第1壁の第2方向一端部に連設されている内フラップ(13)を更に備え、
    前記フラップは、前記内フラップの外側に重ねられ、
    前記フラップには、ユーザが手を入れる開封開始穴(25A)を開口させるための開封開始破断線(25)が前記第2破断線の一部を曲げることで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
  5. 前記第1壁の第2方向一端部に連設されている外フラップ(14)を更に備え、
    前記外フラップは、前記フラップの外側に重ねられ、
    前記外フラップの自由端側には、ユーザが手を入れる開封開始穴(26A)を開口させるための開封開始破断線(26)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
  6. 前記一対の第2破断線は、前記第2壁から前記フラップに向かう方向に前記第2壁と前記フラップとを破断することを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
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