JP2020056287A - 移動体阻止器及び拘束器 - Google Patents

移動体阻止器及び拘束器 Download PDF

Info

Publication number
JP2020056287A
JP2020056287A JP2019000403A JP2019000403A JP2020056287A JP 2020056287 A JP2020056287 A JP 2020056287A JP 2019000403 A JP2019000403 A JP 2019000403A JP 2019000403 A JP2019000403 A JP 2019000403A JP 2020056287 A JP2020056287 A JP 2020056287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
moving body
wheel
wheels
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019000403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7121882B2 (ja
Inventor
古賀信明
Nobuaki Koga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SpFX Studio Inc
Original Assignee
SpFX Studio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SpFX Studio Inc filed Critical SpFX Studio Inc
Publication of JP2020056287A publication Critical patent/JP2020056287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7121882B2 publication Critical patent/JP7121882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F13/00Arrangements for obstructing or restricting traffic, e.g. gates, barricades ; Preventing passage of vehicles of selected category or dimensions
    • E01F13/10Vehicle barriers specially adapted for allowing passage in one direction only
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F13/00Arrangements for obstructing or restricting traffic, e.g. gates, barricades ; Preventing passage of vehicles of selected category or dimensions
    • E01F13/12Arrangements for obstructing or restricting traffic, e.g. gates, barricades ; Preventing passage of vehicles of selected category or dimensions for forcibly arresting or disabling vehicles, e.g. spiked mats

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

【課題】従来の高速道路の出口や、一方通行路の出口からの車両通行阻止器等の仕組みは、センサーとコンピューターを使い、表示や音の警告や、遮断機等の動作では電気を必要とする。また電気を使わない逆止ローラー式は順方向の車両に対してブレーキが利かず危険で、警告や機械式の逆止メカニズムなどは強引に乗り越える事が可能であった。【解決手段】図3のF3Aの様に、間隔を置いて互いに平行に並べられた渦巻きローラー行102Rは、連続して、逆走移動体の車輪01にとって上り坂となる様に01の進入方向に交わる様に配置され、01が逆走する003方向に進み、102R上の登り坂に差し掛かると102Rが空転し、逆走移動体は前進する事が出来ず、その際振動が起こるので運転者に異常を伝え、そこから安全にバックも出来る。一方、順方向は問題無く通過出来、ブレーキの使用も可能で、102Rの平坦な部分によって通過ノイズが少ない。【選択図】図3

Description

本発明は、移動体の逆走阻止または特定の場所への侵入移動体の拘束に関するものである。
従来の侵入移動体防止技術はセンサーとコンピューターを組み合わせたものや画像認識などで警告を発するもの、路面に目立つ標識を描いて注意を喚起するもの、路面に順方向と逆方向の傾斜角度の違うバンプや突起物を配置して逆方向に走行すると段差によるショックで運転者に異常を感じさせるものなどがあった。
しかし、順方向には安全に通過させる必要性から、いずれも単に警告を発するだけであったり、電気電力を必要としたり、敢えて逆走する者にとっては、板や突起の阻害物を乗り越える事で、それを許してしまうものが多かった。
逆止ラチェットを内蔵したローラーを使ったものの場合、逆走移動体の車輪が空転する事で侵入阻止が可能だが、移動体が順方向で走行中、前記ローラー上でブレーキを踏むとローラーが空転する事で車輪はスリップと同じ状態となり、特に渋滞時等は危険であった。
中国出願番号201210106097公開番号10260528 特開2017−066682 特開2017−96028 特開2017−107559
一方通行道路における逆走車両は故意過失を問わず、重大事故を引き起こしかねない。特に、高齢者の過失による逆走は多いが、簡易な段差や、信号や標識等で注意を促す程度では、逆走を阻止する事は困難である。
文献1の逆止ラチェットローラー式の場合、順方向でブレーキを掛けてもローラーが空転し、ブレーキが利かなかった。
文献2や文献3の様に路面に可動式の物理的で乗り越え可能な突起を出して注意喚起をするものは、完全な通行阻止は難しく、老人などによる強い思い込みや、テロ等の侵入の強い意志が侵入者にあった場合、その手法で侵入を阻止する事は完全には困難である。
また、文献4の様にコンピューターを介在させるものは電気や通信回線を必要とし、入出力を含めその構造が複雑で故障のリスクや頻繁なメンテナンスが必要となる。また、警告を表示する方式は、物理的な抑止力は無かった。
また、特定の領域の侵入車両を拘束する手段もバックして再侵入を試みる事が可能であったり、また、明らかに見た目からして、突入すると膠着状態になったり、車両の破損が予想されるバリケードは、当然避けられ、他の侵入可能な場所を探して再度試みる事も考えられるから、その様な車両はその場で拘束して、その自由を奪う事が必要である。
そこで、課題に基づき、電力を使わないものも可能で、構造がシンプルで耐久性を持ち、順方向は安全に移動体を通過させつつ、侵入移動体の通過を物理的に許さない通行阻止器、または、侵入移動体を拘束する車輪拘束器を考案した。
例えば、泥道や雪道において、車両の車輪が泥または雪や氷等により、車輪と接する路面との摩擦が大幅に減じる事によりスリップして前進も後退もままならない状態をスタック(stuck)というが、本発明においては、これに近い状態を複数のローラーによって車輪と路面の摩擦から絶縁する事で、移動体の推力や、舵取りの自由、を奪い、侵入移動体を阻止するものである。
(ローラーの高さ)
本発明によれば、自由に回転可能なローラーを移動体の車輪(駆動輪)に接触可能に配置して、路面との接触摩擦を無くし、前記移動体の進行方向に向けてローラーの高さを順次高くする部分を設ける事で車輪に触れるローラーは空転し、前記車輪(駆動輪)の摩擦による足掛かりを失い、事実上その場で前記車輪がスリップする状態を作り出して前記移動体の進行を阻む。
(ローラーの高さと移動可能な配置)
少なくとも2つ以上のローラーの外周部が、移動体の車輪と接触可能な部分、の鉛直方向の高さに差が生じる様に、配置または移動可能になっている移動体通行阻止器について以下に説明する。
その手段は、逆走移動体を防止したい路面上に配置され、逆走移動体の車輪の回転軸と路面に平行な、または鉛直方向に交わり、逆走移動体の車輪の進入方向に交わり、それぞれ自由に回転可能な回転軸を持つ複数のローラー行の内、少なくとも2つ以上の前記ローラー行の外周部は、逆走移動体の車輪と接触可能で、逆走車両が進む方向に向けて前記複数のローラーのうち少なくとも2つ目以降のローラー行の高さは手前のローラー行より高くなっている配置になっているか、図5の5Bや図6の様に前記複数のローラーの少なくとも1つ以上は、前記逆走移動体にとって手前のローラーに比べて、奥のローラーの回転軸が移動して前記ローラーの高さに差が生ずる機構を持っている事で車輪をスリップさせて逆走移動体を阻止出来る。
つまり、平行に並び、前記車輪に対して交わる方向で、かつ鉛直方向にも交わる、少なくとも2つのローラーの相対的な高さに差があり、かつ前記ローラーのみが前記車輪に触れている時、前記ローラーの内、前記車輪は、より高いローラー方向へ進む事は出来ず、前記車輪に接した前記ローラーが空転する事で、前記車輪の回転が接地面との摩擦で生ずる筈の前記移動体の推進力を奪う事が出来る。
特に前記移動体の車輪によって、推進しようとする方向へ進むにつれて、前記ローラーの高さが鉛直方向(plumb line)に順次高くなっている事で、前記車輪が前記ローラーを通過する事は甚だ困難になる。
(傾斜面のローラー)
また、前記車輪が進むにつれて前記ローラーの高さが順次高くなっていれば良いので、前記移動体の車輪が接地するはずの路面が斜面であれば、その斜面に沿って、斜面の傾斜方向であり、かつ路面の進行方向と交わる様に各平行に並べられた、ローラー群を設置しても、ローラーの高さが順次高くなる事に変わりなく、前記同様に移動体の阻止効果を示す。
低い方のローラーに乗っている前記車輪が、次に接触する高い方のローラーを乗り越える時、前記車輪が前記低い方のローラーを蹴って前進し、前記低い方のローラーとの接触から前記高い方のローラーへの接触へ乗り替わって行かねば前記車輪は前進できない。しかし、前記車輪と接した前記低い方のローラーと前記高い方のローラーはいずれも自由に回転するので、前記車輪は前進の為の足掛かりにする事は出来ない。従って前記車輪のモーメントによる推進力は前記ローラー群によって奪われて前進することが出来なくなる。
(不均等ローラー)
一般的なローラー(均等ローラー)とは、回転軸に直角な面の断面が正円で、その正円の中心を回転軸が貫くもの、であるが、本出願で使用する不均等ローラーについて説明する。
本出願でいう前記不均等ローラーとは、ローラーの回転軸と、移動体の車輪(駆動輪)と接触可能な前記ローラーの外周部、との距離が等しくない、偏心ローラーを含むローラーを指す。
また、偏心した回転軸を持つローラーや楕円、多角形や不定形の断面図形を持つ不均等ローラーを使えば、前記移動体および車輪の重さによる加重が、均等ローラーに比べて前記不均等ローラーに掛かる事で、前記不均等ローラーの回転には不均等な回転抵抗が生ずる。
また、前記均等ローラー上で移動する車両がブレーキを掛けると、前記均等ローラーは抵抗なく空転してスリップと同じ状態になるが、前記移動体と車輪の重量によって踏まれた前記不均等ローラーは、不均等ローラー上で車両がブレーキを掛けた際にも前記回転抵抗によって一定の負荷が生ずるのでブレーキが有効になる。
(不均等ローラーと高さ)
例えば、一方通行の出口から逆走行で侵入する移動体の車輪が、
ローラーの高さが順次鉛直方向に高くなっているローラー群に侵入する時、前記移動体の車輪が進むにつれて前記車輪(駆動輪)に接触可能な複数のローラーの高さが徐々に高くなって行く事で、それらを乗り越える為の足掛かりは前記ローラーしかなく、前記ローラーを不均等ローラーにした場合も、前記不均等ローラーは鉛直方向に荷重が加わった状態では、回転する際に抵抗があるが、それらは一定のモーメントを超えると空転し、結果的に前記車輪はその場でスリップを始めて、前記侵入移動体は前進出来ず、前記不均等ローラーによって、前記車輪の推力は路面を蹴る事は無い。
移動体の駆動輪は、低い方の不均等ローラーに、移動体の駆動輪によるモーメントを超える回転抵抗が無い限り、より高い不均等ローラーの高さには行けないし、
仮に低い方のローラーの回転軸に充分な回転抵抗があったとしても、次に高いローラーの回転軸に同様の回転抵抗が無い限り、前記次に高いローラーの回転軸を持つ前記不均等ローラーを超える事は出来ない。
(ローラーの移動)
また、前記均等ローラーや前記不均等ローラーも含む、前記複数のローラー行の内1つ以上の前記ローラー行の各軸は高さ方向にも移動可能にして、前記ローラー行同士の相対的な高さの差を出しても良く、そのローラーを移動させる手段は、
移動体の車輪がローラー群へ進入する事をきっかけに、
前記移動体の車輪の回転力、前記移動体及び車輪の重さ、前記移動体の移動の力、チェーン、ワイヤー、てこ、バネ、歯車、のいずれか単独または組み合わせて使い、更に電磁気を使った動力、液圧を使っても良い。
(拘束器)
本発明の侵入移動体を阻止し、さらに前記侵入移動体を拘束する目的では、前記侵入移動体の車輪の外周部の一部を接触可能に囲う事が可能な、前記車輪回転軸と平行な軸を持つ2つ以上のローラーは、自由に回転可能なそれぞれのローラーが、高さ方向にも移動可能で、かつ移動後はその位置が保持される事で、前記車輪は前記ローラーによって路面の接触から絶縁され、
本来、車輪(駆動輪)が路面に接し、その摩擦によって得られる筈の侵入移動体の推力が生じず、更に前進も後退も出来ない状態が得られる様にした。
(拘束器のターンテーブル)
侵入移動体を阻止したり、拘束する目的のローラー群には前記ローラー群の回転軸と前記侵入移動体の車輪の回転軸は平行、または前記ローラー群の回転軸と前記侵入移動体の車輪の進入方向は直角である事が望ましいが、現実には拘束しようとする侵入移動体が正確に前記ローラー群の回転角度と直角に進入するとは限らず、車輪と前記ローラーの軸との間には角度の捻れが起こり得る。
そこで、前記侵入移動体を阻止や拘束する目的のローラー群の一部、または全部をターンテーブルに載せ、前記侵入移動体の車輪をそのターンテーブル上の前記ローラー群を踏ませると、前記ターンテーブル上の前記車輪に踏まれたローラー行の軸方向に個別に回転自由な複数配置されたローラーは、それぞれ個別の速度と向きで回転する事で、進入角度のねじれが前記ターンテーブルに伝達され、前記ターンテーブルが旋回する事で、そのねじれが解消すると同時に進入角度が補正される。
この時、ターンテーブルは自由に回転出来、かつ、侵入移動体の車輪が最初に踏むべきローラーの回転軸は、侵入移動体が進入して来る方向と直角に近い方向を向いていなければならないが、一般的に一定の向きを向かせる為にはバネ等の弾性体が使われる。
しかし、侵入移動体がローラーを踏む段階で、侵入移動体の車輪の向きに、ターンテーブル上の前記複数のローラーが揃える様に回転させるには、前記バネの弾性は抵抗となり邪魔になってしまう。
そこで、前記ターンテーブルの旋回軸と前記ターンテーブルとのバランス関係を、前記「侵入移動体の車輪が最初に踏むべきローラー部分」が重くなる様に偏心させる事で、重力を利用してターンテーブルの向きを特定の方向に定める事が出来るのと同時に、前記侵入移動体の進入角度を補正出来る。
尚、本出願のターンテーブルの仕組みは移動体阻止器に使っても良い。
(減速補助)
本発明の、より確実な侵入阻止効果や拘束効果を期する為に、移動体の車輪が、前記移動体阻止器を踏む手前の路面上に、移動体進入方向と交わる方向に回転軸を持つ複数の前記ローラー群を配置するか、前記移動体阻止器を通過する前に一つ以上の減速ロードバンプを配置するか、道路のカーブの直前から直後にかけてのいずれかの場所に前記移動体阻止器または拘束器を配置する事で移動体の減速が可能である。
また、前記移動体阻止器の配列の仕方をローラーの高低を繰り返して、前記移動体阻止器内のローラーの高さの並び方が階段状、鋸歯状、波形などのパターンで配置しても良い。
また、移動体を阻止した上、拘束する目的のローラー群は、特に路面に固定しなくとも良い。駆動輪が拘束されれば、それ以上の前進は不可能であるし、4WDやRF車であっても、舵取りの自由が奪われるのと、路面に固定されないローラー群は前記移動体の車輪を拘束したまま前記車輪と一体化する事で、前輪はロックしたブレーキと同等以上となるので、依然として大きな拘束力は残る。
本出願においての用語を以下に定義する。
本出願で言う移動体とは、複数の車輪(タイヤなど)を持ち、その何れかが駆動輪であり、移動体自らの力で移動可能なもの、を指す。
本出願の移動体通行阻止器における車輪とは、前記移動体の駆動輪の事を指し、移動体拘束用途における車輪とは、前記移動体の駆動輪に限らない。
本出願において、例えば、図4の101〜111に有る様にローラーの回転軸方向に直角な面の断面形状が、多角形、楕円、直線と曲線の組み合わせ、不定型な形状などで、それらの形状の中に設定される回転軸がどこにあろうとも「ローラー回転軸と移動体の車輪と接触可能な前記ローラー外周部との距離が不均等なローラー」とし、
ローラーの回転軸方向に直角な面の断面が中心を持つ正円であっても、その中心を回転軸が貫いていない場合(偏心)を含む移動体の車輪と接触可能な前記ローラー外周部と、前記ローラー回転軸との距離が均等ではない形状のものを略して「不均等ローラー」または「不均等なローラー」とよぶ。
また、不均等ローラーの回転軸とその外周部との距離は、必ずしもその全ての外周部に渡って、その距離が変化している必要は無く、その一部に均等な距離があっても良い。
本出願において、回転軸に直角な面の断面が正円で、かつその正円の中心を回転軸となっている、一般的なローラーとされるものは「均等ローラー」または「均等なローラー」とよび、前記の「不均等ローラー」と区別する。また、単に「ローラー」とした場合は「均等ローラー」と「不均等ローラー」の両方を含んだものを指す。
本出願において、ひとつの回転軸の延長線上に回転軸を持ち、個別に回転可能な複数のローラーを「ローラー行」とよぶ。また、図8の様に、1つ以上のローラーが旋回軸を持つ枠に配置した複数の複合ローラーは、共通する回転軸の延長線上に回転軸を持つポジションを成す複数のローラー行があっても、その後、その場所から別の位置に移動しても良い。また、複数のローラー行が、互いに機械的に連結している纏まりを「ローラー群」とよぶ。
また、図12の20〜22に見られる様にローラー群は左右で1つと数える(従って図12には3つのローラー群が描かれている)。
本出願に記載のローラー行は、間隔を置いて配置されて互いに干渉するべきでは無いが、ローラーの一部が移動可能に配置される場合、例えば複合ローラー、車輪拘束枠やテンションアーム等に配置されたローラー等は、その移動位置によっては、ローラー同士が干渉する場合があっても良い。
本出願でいう「複合ローラー」とは、複数のローラー行の回転軸が互いに平行に配置され、前記複数のローラー行はそれぞれの回転軸で個々のローラーが回転可能で、それらのローラーのうち、特定の一つ以上のローラー行はその回転軸と平行な特定の位置に設定された旋回軸との位置関係を相対的に拘束する枠に配置され、その結果、前記特定の一つ以上のローラー行の鉛直方向の高さが変化するものをいう。
本出願でいう「車輪拘束枠」とは、移動体拘束器において前記複数のローラー行のうち、特定のローラー行と他の1つ以上の特定のローラー行で車輪の外周部の一部を挟み込む様な位置に移動、または配置され、その位置関係を保持する為の構造を持つ、枠と前記ローラー行であり、車輪を路面との摩擦による接地摩擦から物理的に絶縁する事で、移動体の車輪による推力や自由な舵取りを奪うものをいい、前記「車輪拘束枠」は前記「複合ローラー」に含まれる。
本出願中の「ローラーの高さ」とは、特にことわりが無い限り、ローラーの直径やローラーの回転軸の位置に関係なく、本出願のローラーの外周部のうち、移動体の車輪が接触可能な部分の鉛直方向の高さをいう。
従って、ローラーの回転軸と外周部の距離が等しくないローラー、つまり「不均等ローラー」は、その回転角度によりその高さも変わる。
更に、ローラー同士の「高い」「低い」は前記ローラー外周部のうち、移動体の持つ車輪と接触可能な部分、の鉛直方向の高さ、の相対的な比較となる。
本出願での「軸垂直子午断面」とは回転の軸に直角な平面で切った断面とする。
本出願では、主に「偏心ローラー」と、「ローラーの回転軸と前期ローラーの外周部の一部との距離が、順次回転と共に増大または減少する部分を持つローラー=渦巻きローラー」で説明しているが、前記形状のローラーの代わりに図4に例として挙げる100以外の様な回転軸と外周部との距離が不均等なローラーであっても良いし、その一部に均等ローラーが入っていても良いが、特に不可逆通行の特性を強く示すローラーは渦巻きローラーである。
更に、ローラーの、回転軸との軸受けと接する部分の軸垂直子午断面の形状は正円でなくとも良く、その場合も前記外周部とローラー回転軸との距離が不均等と言える。
本出願におけるターンテーブルとは、移動体拘束器が路上に設置された際、旋回可能な上向きの旋回軸を持つ部材に、複数のローラー部材等が配置されたもの、を指す。
この出願でいう、「移動体阻止器」及び「移動体拘束器」とは、1つまたは複数のローラー行で構成されたローラー群が含まれる機構をいい、「特定方向の車輪の通過を許さない」という機能を互いに共通する方法で、実施可能である
本発明である移動体阻止器に配置されるローラーは、同じ大きさ、形状のローラーが同じ鉛直方向の高さの回転軸で互いに間隔を置いて並んでいても良い。
つまり、同じ高さのローラーが並んでいる部分があっても良い。
本出願の図面に示したものは、単に出願の趣旨を説明する一例で、理解を深める為のもので有り、権利の内容を図面に限るものではない。
本出願において、回転軸とその外周部との距離が等しくなく、その外周部と回転軸との距離が徐々に増大又は減少する部分を持つローラーを「渦巻きローラー」とよぶ。
また、ローラーの断面の外周部の一部が中心点を持つ正円の一部で、その外周部と回転軸との距離が等しくても、それ以外の外周部が等しくなければ、「渦巻きローラー」のバリエーションの1つである。
平坦な面とは、車両の車輪と接触可能な平坦な面が、必ずしも連続している必要は無く、その面の途中に切れ目や溝等により、その車両の車輪と接触可能な平坦な面が部分的に途切れていても良く、一般的に見られる舗装された路面、程度の起伏を持った状態の面も含む。
本出願においては、回転軸を持ち、その軸を中心に回転、旋回可能であり、その外周部が他と接触して回転、旋回可能であれば、その形状を問わず、ローラーと呼ぶ。
本発明である移動体阻止器においては、一方通行道路における車両の順方向の通行は問題なく通過出来、その際、ブレーキも使えるが、逆方向からの侵入は車輪がローラーの空転によりスリップして逆侵入を阻止する。
その際、その振動によって運転者に異常を感じさせ、警告を与える事が出来、逆侵入に気付いた運転者がバックしようとすれば、それが可能となる。これは、順方向に移動体を安全に通過させる為にも非常に重要な機能である。
(不均等ローラー)
以下に偏心した回転軸を持つ正円の断面を持つローラーを含む「回転軸と車輪と接触可能な外周部との距離が不均等なローラー=不均等ローラー」を使う利点を説明する。
ローラーの断面が閉じた正円で、その中心に回転軸を持つ、回転可能な複数の均等ローラー行が同じ高さで平行に並ぶ複数の均等ローラー群は、その上にイナーシャを持つ重量物を乗せると負荷抵抗が少ないので簡単には止まらず、移動体の車輪も同様である。
しかし、前記均等ローラーの代わりに「軸と外周部との距離が不均等なローラー群」を配置して上記と同様にイナーシャを持つ移動重量物を乗せると、「軸と外周部との距離が不均等なローラー群」の一部が前記移動重量物と接して、その摩擦により軸上で回転するローラーの角速度と負荷抵抗は周期的に変化する。その際に外周部に接する重量物と前記ローラーの回転軸との距離応じた幅で重量物を上下に動かす。その際この上下動も重量物のイナーシャを消費して前記移動重量物の減速にも寄与する。
この重量物を車輪付きの自動車などの移動体に置き換えても同様で、車両自体の減速効果や前記移動体の駆動輪のモーメントが、前記車輪が路面と接触しない事によって、前記車輪の持つ推力が路面に伝わらない効果が期待出来、回転軸と外周部との距離が不均等なローラーが起こす振動が移動体の運転者に注意を喚起し、または前記運転者に異常を伝える事が出来る。
また、上記の状況より移動体の運転者が逆走に気付いて、これらローラー群からバックで出ようとした場合、ゆっくりとしたスピードなら、前記偏心ローラーは空転しないので、前記偏心ローラー群から抜け出る事が可能である。
(ブレーキの使用可)
参考文献1にある様に、ラチェット状の仕組みを持つローラーが敷き詰められたエリアに一方通行を逆方向から進入してくる侵入移動体が、順方向の駆動輪に対してはラチェット状の仕組みによりローラーは空転せず、通常の路面と同じような摩擦を呈して、逆走車はその駆動輪を空転させて侵入を阻む手法があるが、この手法では、順方向に進行中の移動体が前記ラチェットローラー上でブレーキを踏むと、前記車輪はラチェットローラーをグリップせず、スリップしてしまうので大変危険である。
しかし、均等ローラー群の場合はローラー群のローラーが空転する事でブレーキは利かず前記ローラー上を移動体の車輪はロックしたまま滑走してしまうので、移動体の移動方向への均等ローラーの配置は最短にするべきであるが、順方向の走行移動体が、不均等なローラー群を通過する場合、通過を阻害しない上に、仮に前記不均等ローラー群上でブレーキを掛けた場合、前記不均等ローラーの回転抵抗によって、前記車輪と前記不均等ローラーとの間に摩擦が生ずるので制動効果が得られる。
(回転抵抗の持続性)
また、前記不均等ローラーは、接触した回転する車輪により回転可能で不均等ローラーの回転抵抗は前記ローラーの回転軸の摩擦抵抗によるものではないので、長時間稼働してもその断面形状と軸の状態が変わらない限り、その抵抗は同じように持続する。
(メカニズムの単純性)
高速道路の出口などから侵入しようとする逆走車両を防ぐ場合、複雑な構造や、頻繁なメンテナンスの必要なメカニズムであっては故障発生の確率が上昇し、高速道路等の安全で滞りの無い維持運営に大きな影響を与えかねないが、本発明であれば、構造が最小限のシンプルな可動部分で構成されているので、高い信頼性で長期間その機能を維持可能である。
また、移動体拘束器においては、前記車輪の侵入によって、移動可能な少なくともひとつ以上のローラーと他のローラーとの相対的な高さが変化して前記車輪外周部の一部を囲う位置に移動する。
それによって、前記車輪と路面の摩擦による接触を無くし、前記車輪の回転や舵取りが路面から物理的に絶縁される事で前記移動体の進退を阻み、前記移動体そのものを拘束出来る。
(平坦部を持つローラー)
なお、面でローラーの外周部の一部をカットした平坦部を持ったローラーの重心を調整して、平坦部が上を向いていると、これらを複数配列、配置する事で車輪に接触する際のローラーの高低差が殆ど無くなり、特に順方向で通過する移動体の走行ノイズが低減される。
また、前記平坦部を持つローラーを人が踏んで歩いても、前記平坦部を持つローラーは回転しにくく、不意にローラーが回転する事による歩行者の転倒などの事故は起こりにくい。
構造がシンプルなので故障が少なく、メンテナンス等の手間が少ない上に、万一故障しても順方向の通行に支障が起こり難い阻止器であり、順方向の通行時に前記逆走防止器上で停止した移動体は再び前進可能である。
また、本出願の移動体通行阻止器または移動体拘束器の手前に減速ロードバンプ、または同様のローラー群、を配置するか、カーブの前後かその途中に前記ローラー群、を配置する事で、移動体が減速し、本発明の阻止効果や拘束効果が、より確実となる。
複数のローラーを使った逆走防止器の例(側面図) 複数の偏心ローラーを使った逆走防止器の例(側面図) ローラーの外周部の一部が平坦な渦巻き型ローラーを複数使用した逆走防止器の例(側面図) ローラー断面形状のバリエーションの例 複数の偏心ローラーの一部が高くなったものと、一部に複合ローラー(テンションアーム)を用いた逆走防止器の例(側面図) 複数のローラーが束ねたものを有する、旋回可能な複合ローラーを備えた逆走防止器の例(側面図) 移動体と車輪の重さで回転可能な車輪拘束枠による車輪拘束器の例(側面図) 斜めから進入した際に車輪拘束ターンテーブルが、向きを補正する例 車輪導入傾斜を設けた車輪拘束器の例(側面図) 大型車の車輪の拘束器の例(側面図) ターンテーブルの旋回軸の傾きの例(側面図) カーブにおける移動体原則目的のローラー配置の例(上面図) 移動体減速目的の減速ロードバンプやローラーの配置の例(側面図) 大型車の車輪に対応した拘束器の例(側面図) 渦巻きローラーの基本形状(側面図) 平地で使用可能な渦巻きローラーの基本配置形状(側面図) 平地で使用可能な渦巻きローラーの順走方向での動き(側面図) 平地で使用可能な渦巻きローラーの逆走方向での動き(側面図) 平地で使用可能な渦巻きローラーの配置例(立体図) ローラーの外周部に更にローラーを配置した例(側面図) 形状自体がバネ構造を持ち、矢印方向に変形可能な渦巻きローラーの例(側面図、立体図)
(ローラーの材質、形状)
まず、本出願の逆走防止器に使われるべきローラーの材質について述べる。
通過する移動体から加わる重量と車輪のモーメント、移動体の進行方向の力などを受けても変形や破壊などが起こらない、充分に高強度で軽量な素材であり、かつ、長期間の野外での使用で錆などにより劣化せず、高速道路の出口等で使用する場合、順方向で通過する移動体による摩滅が少ないものが良い。例えば、外周部と回転軸部分はステンレスで、補助的にFRP 、CFRP等の複合材か、肉抜きしたステンレス、または一部または全部に高強度セラミックス等が使われていても良い。また、タイヤなどに使われるゴムなども使用した複合素材でも良い。
本出願の明細書や図面中のローラーの回転軸方向の長さは、一つの軸に対して一つの長いローラーである必要は無く、例えばローラーの直径と同じ長さにして同じ軸上に複数配列する等、短く、軸方向に複数配列する事で、前記ローラー単体のイナーシャが小さくなり、前記ローラーの回転軸を支える軸受けとの接触面積が小さく、軸接触抵抗も少なく出来るので回転応答性が良くなる。
また、ローラーの回転軸方向に直角な平面の断面形状で成形された板状の材料をスペーサーと交互に、個別に、または一部が組み合わされて回転可能に配置したものでも良い。
特に移動体との摩擦係数を向上させる為に、本出願のローラーの表面に摩擦係数が大きくなる凹凸の加工、摩擦材の塗布、焼き付けを行っても良いし、軟材と硬材(例えば、軟鉄と鋼鉄、ゴム材とカーボンファイバーなど)を組み合わせた複合材料や、摩擦材そのもので作られるローラー等を採用しても良い。
本出願は、本出願のローラーで前記車輪を捉えて移動体の車輪と接する路面との接触摩擦から絶縁する事を目的としており、前記ローラーが回転すれば、侵入移動体の阻止は機能するが、水に濡れて前記車輪と前記ローラーの摩擦が減少すると、移動体の横滑りなどが起きて、前記ローラーから前記車輪が離脱する可能性が出てくる。
そこで、前記ローラー外周部は前記車輪との摩擦があった方が良く、例えばローラー外周部に凹凸の刻みを入れたものや、高摩擦材を焼き付けたものが使われても良い。
本出願に使われるべきローラーは、そのローラーを通過しようとする移動体の車輪に接触可能な外周部を持つが、軽自動車などの小型移動体等の小径車輪で接触可能であっても、前記ローラーの位置によっては大型トラックなどの大径車輪には接触出来ないローラー外周部を持つローラーが有っても良い。
また、ひとつの物理的な軸上に、個別に回転可能な複数のローラーの回転軸が有っても良く、それぞれのローラーが回転しても互いに干渉/衝突しない程度の位置関係で、かつ移動体の加重が加わっても回転を阻害しない強度を持つ軸受けに配置されるべきである。
本出願の図面で例に挙げるローラー部材は、例えば、肉抜きされたステンレス材やゴム材などから成り、軸方向の長さが10〜50ミリ、そのローラーの最大直径が20〜220ミリの同じ軸上で同じ寸法のローラーが互いに間隔を置いて配置されているとして図と共に説明しているが、実際には本出願の例に限らず、用途、使用環境と強度、耐久、耐摩耗性なども考慮して、部材の寸法、材料は決定されて良い。
本件発明のローラーを路面に配置される場合、
予想される侵入移動体の1つの車輪の軸方向の前記車輪幅よりローラー行を構成するローラー単体の長さを小さくして、上から見てチェッカーパターン状、または隣り合うローラー行の回転軸間隔を前記ローラーの回転最大半径に近付け、かつ、隣同士のローラーが干渉しない様に互違いに配列したローラー群にしても良く、これにより、前記ローラー群を構成するローラーの高さが連続する事で前記車輪にとって凹凸が少なくなり、ローラー上の順方向走行ノイズを小さく出来る。
(図1)
本発明の最良の形態を示す為に図に挙げた例で具体的に説明する。第一の例は、図1に示す様に例えば直径20〜100ミリの間で決められた同じ径の複数のローラー行100R、の回転軸が、互いに平行かつ100R同士が、移動体の侵入方向と交わる方向に並び、100Rの大部分は、前記侵入移動体の駆動輪の車輪01と接触可能な面の鉛直方向のそれぞれの高さが連続的に変化し、01にとって斜面を形成する様に路面上に設置される。
ここで01が001方向から侵入して来ると、複数の100Rにより、車輪と路面との摩擦によって得られる筈の移動体の推力はローラーを回転させる事のみに消費され、更に鉛直方向により高いローラーを乗り越える事が困難となり移動体の侵入を阻止できるが、順方向002からの通行は可能である。
(図2)
第二の例は図2に示す様に偏心ローラー101がその軸上で複数の並んだ偏心ローラー行101R、の回転軸が互いに平行かつ、移動体の侵入方向001方向と交わる方向に並び、特に101Rの様に前記ローラーの回転軸が偏心している事で、車輪と接する前記ローラーが回転を開始するのに一定以上のモーメントを必要とし、回転するに従い101Rが車輪外周部に接する部分と101の回転軸との距離が拡がって、車輪とその移動体自らを持ち上げる。それは前記侵入移動体の移動エネルギーの一部が消費される事を意味する。
更に複数の101Rの一部は、前記侵入移動体の車輪01と接触可能な面の鉛直方向の高さが断続的に変化する事で振動が起こり、運転者の注意を喚起しつつ、水平に並んだ101はその空転により車輪01の加速を奪い、更に、複数の101R群は、01にとって斜面を形成している事により、01が101R群を乗り超えて通過する事は甚だ困難である。
この図2の例では図4の101の様な断面形状を持つ偏心ローラーを例に挙げて説明しているが、
本発明を構成するローラーの回転軸方向に直角な面の断面の形状は、必ずしも正円である必要は無く、
103〜111の例にある様な断面形状を持つ、ローラー軸と該ローラー外周部との距離が不均等なローラーに代えても良く、
偏心したものや、前記ローラーの回転軸に直角な面の断面形状が円の一部を切り欠いた状態、
即ち円柱状ローラーの曲面の一部が平坦な部分になっている渦巻きローラーでも良い。
また、前記複数のローラー群を構成する個々の前記断面形状は、同じ形状、同じ直径である必要は無く、
正円の中心を通る回転軸を持つローラーを含む形状が複数種混在していても良い。
(図3)
第三の例では図4に示すローラー形状102の様に外周部の一部に平坦な部分が有る渦巻きローラーでも良く、その形状で図3を例に説明する。
特に102Rの様にローラーの外周部の一部に、平坦部分があると、F3Bの様に
順方向へ進行する車輪02では102は回転しない。
しかし、F3Aの様に、は01の005方向の回転により、102は020方向へ回転する。
それに従い102Rの一部が車輪表面に接する部分と102Rの回転軸との距離が拡がり、前記侵入移動体の車輪とその移動体を持ち上げる。それは前記侵入移動体の移動エネルギーの一部が消費される事を意味する。
従って、複数列並んだ102Rの一部はその回転によって車輪の加速モーメントを奪う。
また、順方向に走行する移動体が、前記ローラーの一部が平坦な部分の上でブレーキを掛けると、前記平坦な部分に摩擦が作用し、更に、前記ローラーが回転しても前記同様に移動エネルギーが消費され、空転してしまう均等ローラーと比べて前記車輪及びその移動体の制動効果も期待出来る。
前記ローラー102の平坦な部分を順方向(002方向)へは問題なく通過出来、順方向002方向なら、前記車両を102R上から発車したり、同じく102R上を通過中に加速しても102Rは空転しない。
更に、断面が円で、その円の中心が回転軸になっている通常のローラーと違い、ローラー回転軸と該ローラー外周部との距離が不均等なローラーは回転に抵抗が生ずる。
従って、複数の前記ローラー回転軸と該ローラー外周部との距離が不均等なローラー上を人が歩いても、前記ローラーが容易に回転する事は無く人が、滑って転倒する等の事故は起こりにくく、不均等ローラーの径が大きかったり、渦巻きローラーである102の場合は特にその傾向が強い。
(図5の5A)
第四の例である図5の5Aでは、ローラーを段差のある角部に配置した例で、前記ローラーの作用と同時に、前記角部に配置したローラー101aを車輪図5の車輪01はより低い位置に並ぶローラーを足場に101aを乗り越えようとする事は、車輪に接する全てのローラーが空転する事によって、路面に対する車輪の回転はスリップしているのと同等となる。従って、これらのローラーの回転を全て固定しない限り、車輪がこれらのローラー群を乗り越える事は出来ない。
(図5の5B)
第五の例である図5の5Bでは、テンションアーム10の先端に偏心ローラー101bが配置され、4を10の旋回軸とし、10aの位置にも移動可能な10はトーションバネ7によって図5中の10の位置になる様に配置されている。
5Bの様に逆走移動体が003の方向から進入すると、前記侵入移動体の車輪はローラー群101g〜101jを踏みつつ10に配置されたローラー101bを空転させるが、10は移動せず、それ以上前記侵入移動体は前進出来ない。
順方向008から進入する移動体の場合は、7で立ち上がっている10を押し倒して008方向へ進む事が出来る。
この時、10は7の力により車輪が段差によって受ける衝撃を吸収させても良く、10aの位置に移動する事で段差が緩やかになって衝撃を和らげつつ、通過可能となっている。
(図6)
第六の例である図6では、4の回転軸上で自由に回転可能な複合ローラー11に偏心ローラー101d〜101fが配置されており、
図5同様偏心ローラーによって逆走移動体の進入を阻む事が出来る。
仮に101d〜101fのローラーのいずれかを前記逆走移動体の車輪が乗り越えそうになったとしても、
4を中心に11は回転するので、前記侵入移動体の車輪は自らのモーメントだけでは11に配置されたローラー101d〜101fを超える事は出来ない。
順方向から進入する移動体の車輪が受ける段差のショックは、11が車輪の移動と共に回転する事で和らげつつ、支障なく通行する事が出来る。
(高低差の無い路面での渦巻きローラー)
本発明である、ローラーの回転中心軸と前記ローラーの外周部との距離が等しくないローラーによる車両阻止方法では、進入速度を抑える為に上り坂の途中などに本発明を配置すべきだが、渦巻きローラーを使い、以下に述べる方法によれば、傾斜面やローラーの高さに差が無くても移動体の減速効果、及び阻止効果は有効である。
以下に高低差の無い路面における渦巻きローラーの効果について、移動体を車両とした場合を例に詳細に説明する。
(渦巻きローラーの形状)
前記渦巻きローラーの形状の一例を挙げると、その軸垂直子午断面形状102は、その回転軸と外周部との距離は等しくなく、その車輪と接触可能な外周部は、その渦巻きローラー回転軸との距離、を順次増加、または減少させた外周部rを持ち、
前記回転軸と前記外周部の距離がより短い外周部分と、より長い外周部分を連架されて閉じた形状であり、平坦な外周部hを持っている。
尚、この形状の外周部は侵入車両の車輪に対して、必ずしも連続して接触可能である必要は無く、断続して接触可能な、例えばr0,h0の様に外周部自体に起伏が有っても良い。
また、車輪と接触可能な前記渦巻きローラーの外周部には侵入車両の車輪との接触摩擦を高める部材が、更に有っても良い。
具体的には、図15のF15Aは渦巻き型ローラーの基本形で回転軸と外周部rの距離がd1<d2<d3<d4と、大きくなり、fとcで連架されて閉じた形状になっており、fの角部をF15Bのf1の様に丸めても良い。
また、hは平坦であるのが望ましいが、必ずしも平面である必要は無い。
F15CはF15Bの外周部に起伏を与えてF15Cと接触可能な車輪との接触摩擦を増加したものである。
また、前記渦巻きローラーの実質的なその回転軸方向の厚みを得る為に、
ローラーの断面形状に切り抜かれた板を複数積層して一定の厚みを得ても良く、
また、それら板素材の材料は同じ材質でなくとも良く、
積層時に前記断面形状より小さな前記板を挟む事で空間を作っても、または切削、成形によって同様の空間を作っても良い。
尚、この形状は複数の分割されたパーツで構成され、実質的に渦巻きローラーの形状を成していても良い。
(渦巻きローラーの材質)
渦巻きローラーは、図16の様にf2の部分が、図18のKの様に車輪と衝突して102bの一部が、
慣性質量を持つ車輪の進行圧接で押し潰され、変形する事で、前記移動体の慣性質量の一部を消費すると同時に、車両への衝撃を和らげる作用を持ちつつ、再び元の形へ容易に復元可能な素材が望ましく、
例えば、Xの部材は、摩耗に強く、耐候性、復元性のある、ゴムタイヤに使われるゴム材や、
図21の102cに例を挙げるX2の様な復元可能な金属等のバネ材で作られるのが望ましい。
また、前記渦巻きローラーの一部に復元可能な気泡や空洞や貫通穴g、g1、g2,g3などの空間があっても良いし、
前記の空間に換えてバネや衝撃吸収体を配置しても良い。
また、前記渦巻きローラーの軸受けがバネによって保持されていても良い。
当然に、本出願のローラーおよび周辺材は単一の材質である必要は無く、複数の材質の組み合わせ、またはFRP、CFRP等の複合材料であっても良い。
(渦巻きローラーの配置バランス)
前記渦巻きローラーは、前記渦巻きローラーの回転軸を中心に各々自由に回転可能に配置されるが、
前記渦巻きローラーの設置される路面より上に前記渦巻きローラーの外周部の平坦な部分h0と、前記外周部の湾曲した部分r0、の両方が、路面の高さに配置された19−03より上に露出して安定して静止する様に、前記渦巻きローラーの重心バランスを取ったものであり、かつ侵入車両の車輪と路面の最小距離、つまり002方向からの車両にとっての実質的な段差はSt(図17)となっている。
また、102bは、外力を受けない際の静止位置が任意の予め決めた角度位置でバランスして静止する様に102b内部に空隙を設けたり、バランサーウエイト(錘)を付加、内蔵しても良い。
また、102bと共通の軸で連結させ、102bと同期して回転可能な1つ以上の102bに、予め決めた角度で静止する様なバランサーウエイトを前記共通の軸に取り付けても良い。
また、102bを適切な角度に静止させる為にバネやそれに類する弾性体を使っても良い。
(順方向に通行する移動体(車両)への作用)
次に図17で002方向へ進行する順走方向の車輪による102bへの作用を説明する。
図16の様に19−03の面より上方向に102bのh0とr0が突出して静止している102bに、図17のF17Aの様に順方向の駆動輪を含む車輪がさしかかると、車輪02は最初にh0に当たるが、102bは3の回転軸を中心として015方向に特に抵抗なく回転して、02はF17Bの様に102bを踏みつつ通過出来る。
その際、19−03の面より下には車輪は行かず、前記順方向に進行する車輪は、非常に小さな段差Stを越えるのみで、実質的に大きな上下動は無い。
従って102bを通過する際の移動体の運転者のショック及び走行ノイズは小さい。
また、前記車輪の通過後は、再びバランサーウエイトやバネの力で元の待機状態の角度に戻る。
これは102bが002方向へいくつ設置されていても同じで、順方向への車両は問題なく通過できる。
(逆方向から侵入する移動体(車両)への阻止作用)
一方、図18の様に逆方向003から侵入してきた車両の駆動輪を含む車輪01−01は最初にKと衝突するが、力の向きが102bの回転可能な方向と交わる向きになるため、回転せず、102bは変形して前記車両の慣性重量の一部を吸収する。
続いて01−02の様に、前記駆動輪は102bに乗り上げ、01−02の回転は102bの回転(102b−2)に費やされ、更に102bの回転に従い102b−03と01−03の様に車体をd4の高さに車両を持ち上げる事にも費やされる。
また、この時の衝撃により、車両の運転者の多くはそのショックに気付き、大きなバウンドを避ける為にブレーキを掛け反射的に減速させようとする事も予想される。
最初の前記渦巻きローラーが阻止効果を発揮して前記渦巻きローラーが空転する際、前記渦巻きローラーの回転軸と外周部の距離が変化する事によって、前記渦巻きローラーに乗っている前記車輪はその場で上下運動して車両を揺らすので、前記運転者は前進出来ない事と併せて、その振動から明らかな異常を感じる。
当然、初速が速い場合や、003方向の01の速度及び慣性重量が大きい場合は、102bをそのまま乗り越えてしまう事も起こり得る、しかし図19のF19Bの様に前記102bが003方向に複数並び、003−01〜003−03の様に前記と同様の作用を繰り返す事により、慣性重量はその度に消費されて、最終的に侵入車両、その回転を同期させても良い。
この様に、003の進行方向に連続して同様の渦巻きローラー行を複数配置する事で、更に確実な通行阻止効果が期待できる。
また、渦巻きローラーの回転径020を順次大きなものにして、図19と同様に配置する事で、車両の阻止効果が、より高いものが得られる。
上記によって前記運転者が逆走に気付き、前記車両を後退させようとする際、前記渦巻きローラーはF17Bの様にh0部分は19−03を下回って空転する事無く、前記渦巻きローラー群から安全に脱出する事が出来る。
また、002または003方向に2つの102bをr0が互いに向かい合わせになる様に一組以上配置(図示しない)すると、駆動輪を持った移動体の拘束器にもなる。
尚、設置場所や複数のローラーの配置位置等によってローラーの回転が制限される場合や、その上を接して通過する車輪の空転を助ける場合などの場合は図20のF20AやF20Bの様にローラーの外周部にさらにローラーを配置しても良く、
また、図6の11の様に回転軸を持つ外周部に3つ以上のローラーを配置しても良い。
上記の様な方法をとれば、複数のローラーを傾斜面に配置する事なく、またはローラーに高低差を付ける事無く、平らな路面で前記渦巻きローラーが逆走車両の侵入を阻止出来る。
(センサー)
複数の、回転軸と外周部との距離が不均等なローラーを車輪が侵入する際の振動でも、運転者に注意を十分喚起出来るが、車輪とローラーとの接触によって生ずる振動を発音体に伝導させて音を出しても良く、前記振動を電気信号に変えても良い。
また、前記振動を圧電素子、マイクロホン、電気接点、ホール素子などのセンサーで感知して、それらセンサー入力を人の音声を含む電子音や光信号に変えても良い。
また、その場所に一定時間以上滞留している状態を検知して逆走行向移動体の運転者にのみ見える様な方向に向いた「逆走」を示す警告表示や警告音、音声警告を出しても良い。
その際、映像解析やセンサーを通して予め決められた範囲に移動体があると認められた場合には順方向の渋滞による滞留と見なして警告を出さない様にしても良い。
(図12、13 減速ロードバンプ、ローラー、カーブ)
阻止または拘束しようとする侵入移動体が、前記移動体の侵入経路上に配置される本発明である移動体阻止器または移動体拘束器に差し掛かる前の路面上に、一つ以上の減速ロードバンプか、一つ以上のローラー群または、その両方を組み合わせたもの、配置をすることで、侵入移動体の運転者による減速を促し、また物理的に前記侵入移動体が減速するので、前記侵入移動体の阻止効果または拘束効果を更に高める事が出来る。
また、同様の効果を狙って、本発明を移動体の車輪が通行可能な上り坂の途中や、減速の必要があるカーブが始まる50m手前から、カーブが終わる場所から50m先にかけて、のいずれかの場所に配置しても良いし、前記減速ロードバンプ、移動体阻止器本体または移動体拘束器本体以外のローラー群、カーブのいずれかの組み合わせでも良い。
(二輪通行エリア)
路面の車線の中央(4輪車が踏まないであろうエリア、移動体通行帯中央部)または路側帯にローラー群が無い部分を設けて二輪車通行エリアとしても良い。
また、本発明の4輪駆動車(4WD車)への対応は、当該車両のホイールベース(最遠軸距)を充分カバーする連続したエリア全体に必ずしもローラー群が無くとも、少なくとも各々の前輪と後輪が、各々本発明に接触可能に複数個配置されていれば、他のFF車、FR車やMR車同様、移動体の阻止効果を示す。
(ローラー群の設置環境)
複数のローラーが配置される路面の空間に水や高圧気体などを放出して内部に溜まったゴミ、砂、土、雪、氷等を排除しても良い。
また、前記空間の底面にベルトコンベア等を置いて定期的に稼働させ内部に溜まったゴミ、砂、土、雪、氷等を排除しても良い。
前記ローラー群を利用した移動体阻止器のローラー内部や周辺部に通電可能な電熱ヒーターの配置や凍結しない温度の水を散水する事で凍結を防いでも良い。
また、前記空間の底面を特に設けず解放していても良い。
また、前記空間の底面は異物除去や排水などの目的で、傾斜面にしても良いし、充分に広い空間を設けていても良い。
(図9、10 侵入移動体の拘束)
侵入移動体を阻止した上、更に前記侵入移動体の拘束を目的とした、本発明の移動体拘束器の一例を図9で説明する。
拘束したい移動体の車輪01が、9Aの様に進入して車輪拘束枠3aと3bの間に落ちると、9Bの様に旋回軸2a、2bを軸として100a〜100dのローラーは車輪01を囲う様に旋回移動する、と、同時に5aや5bが011の様にバネによって跳ね上がり、前進または後退しようとする移動体の車輪によって再び3aまたは3bが倒れない様に、5a、5bによって突っ支い板になっている。
このような状態になると前記車輪01の回転は路面に触れる事は無く、2aまたは2bの旋回軸を引き抜くか、5aまたは5bの突っ支いを外すか、ジャッキアップ等で前記移動体拘束器から移動体と車輪を浮かせない限り、この機構から脱する事は出来ない。
図10も同様で、大型車両の車輪に対応するもので、車輪径に対応する長さの4aおよび4bを追加して、大きな加重に耐えられる6a、6bを配置したものである。
(図14)
なお、図7〜11に示す突っ支い板/棒の旋回軸2、2a、2bの位置は一例であって、図14の様にローラー群の外側に配置されていても良く、この場合、前記ローラー群の外側に配置された軸を旋回軸14a、14bとし、かつ、そこから伸びてローラー100g、100hを保持する部材8a、8bは、路面に対して平行に収納されているが、車輪が前記移動体拘束器を踏むと、スプリング等の力で、前記ローラーと保持部が前記旋回軸を中心に旋回して立ち上がり、脱出しようとする車輪の力を受け止めて丁度、100g、100jの保持部8a、8bと、不可逆に展開する9a、9bが、8a、8bの回角度を制限する事で、より大きな力を受け止める事が出来る。
また、侵入移動体の拘束をする図7〜11及び14に示す図はあくまで本発明の一例であり、侵入する移動体の車輪の回転力、前記移動体及び車輪の重さ、前記移動体の移動の力、バネ、電動機、油圧のいずれかによって車輪に接触可能な前記複数のローラーはその互いの高さを変える事が出来る構造を持っていれば侵入移動体の拘束は可能である。
また、図7,9,10,11,14の様に車輪の侵入によって一旦立ち上がった車輪拘束枠の3a、3bや4a、4bや8a、8bは、軸2a、2bや14a、14bを中心に起き上がり、その状態が維持出来るように突っ支い部材5a、5bや6a、6bや9a、9bによるか、前記軸2a、2bや、14a、14bに付加されたラチェット構造やフリーホイール構造、等の逆回転止め構造により、再び倒れない様にしても良い。
(複合ローラーの旋回/ターンテーブル)
侵入移動体の拘束用途においては移動体の実際の車輪進入方向が前記ローラー群の回転軸に対して直角に近い事が望ましいが、侵入移動体の方向によっては直角以外の角度になり得る。
そこで、図7,8,11の様に前記ローラー群を保持する部材全体が前記ローラー群に対して直角に近づく様に旋回可能なターンテーブル様にしても良い。
それにより、さらに確実な車輪の拘束が可能である。
(図7、8)
図7及び図8の様な旋回軸を持つターンテーブルに配置された、車輪拘束用途の複数のローラー群の回転軸の向きを侵入移動体の車輪の進入方向に対して直角にする方法について説明する。
例えば、図8のF8Aの様に侵入移動体の車輪がローラー群の回転軸に対して、斜めから車輪拘束ターンテーブルに進入した場合、前記車輪と接した前記複数のローラーは図8のF8Bの様に、前記ターンテーブルは進入した車輪と移動体の重量によって、進行方向に対して前記ターンテーブル上のローラーの回転軸が直角になるように、または前記ターンテーブル上のローラーの回転軸と侵入移動体の前記車輪の回転軸が平行になるように、前記ターンテーブルは旋回軸0aを中心に自動的に補正旋回する。
前記補正旋回する仕組みは、前記車輪が前記複数のローラーの軸方向に対して直角では無く、斜めから侵入した際に、移動体と車輪の重量が前記ローラーに加わり、前記車輪に対して斜めの接触面の前記ローラーはねじれの力が加わるが、前記回転軸方向に並んだ複数のローラーがそれぞれ違う回転方向、違う回転速度で回転し、そのねじれは前記ターンテーブルの旋回により解消され、前記回ターンテーブルに並んだ複数のローラー群の向きは自動補正される。
(図11 ターンテーブルの重心偏向)
しかし、前記ターンテーブルの侵入移動体の待ち受け時は、少なくとも前記侵入移動体の車輪の進入方向と、前記ターンテーブルに配置された前記ローラー群の回転軸と、は、直角に近い位置関係でなければ前記ターンテーブルによる自動的な回転補正は望めない。
そこで、ターンテーブルに配置された複数のローラーのうち、最初に車輪が踏むべきローラーが、車両の進入して来る想定方向を自然に向くようにするには、バネを使う方法の他、
例えば、図11のF11Bに挙げた例の様に前記ターンテーブルの旋回軸の中心はターンテーブルの重心ではなく、最初に前記車輪が踏むローラー100d方向がバランス的に重くなる位置に偏心させた上で、旋回軸0bと前記ターンテーブル全体、を前記侵入車両の進入して来る方向に、鉛直方向に対してθbの様に0.1度以上傾けるか、
F11Cの様に前記鉛直方向に旋回軸を持つターンテーブルの旋回軸0c(PL)はそのままに、前期ローラーが配置された旋回面のみを前記侵入車両の進入して来る方向に0.1度以上傾ける事で、
ターンテーブルの重心が100dの方に偏った侵入車両の進入して来る方向を向いた位置に旋回して静止する。
この様にする事で、重力を利用して特定の方向にローラー群を向ける事が出来、かつ侵入する車輪の向きによって前記ターンテーブルが車輪の向きに合わせる自動補正旋回を妨げない。更にターンテーブルを使う事によって、前記ターンテーブル上に配置されたローラー群に拘束された移動体の運転者が移動体拘束器から脱出しようとハンドル操作で車輪の舵取りをしようとしても、車輪を拘束しているターンテーブルがそれに追従して動くので、脱出は困難である。
このターンテーブルは必ずしも旋回軸上に軸受けがある必要は無く、旋回軸から離れた位置で円弧レール状のスラスト軸受(回転体の軸方向に働く力を受け止める軸受)であっても良く、更に、90°以上の旋回角を持つ必要は無いので、スラスト軸受は必ずしも閉じた円形である必要は無く、旋回軸を中心とした円の一部を有する円弧形状であっても良い。
このように侵入移動体の拘束用途において、複数のローラーの内、一部の特定の2つのローラーの回転軸で作られる平面を貫く軸を、前記特定の2つのローラーを含む2つ以上のローラーを回転可能に配置する枠を保持する旋回軸を持ち、侵入移動体の想定侵入方向に重心が偏ったターンテーブルとしても良く、必ずしもローラー群全体が一つの旋回軸で旋回可能なターンテーブルでなくても良い。
(ターンテーブルの材質)
侵入移動体拘束目的の前記ターンテーブルを構成する部材の重量は、
重いとそのイナーシャから前記ターンテーブルの旋回角度と前記車輪の整合する追従速度が遅くなってしまうので、使用部材を肉抜きしたものか、極力軽量なFRP、CFRP等の複合材料やアルミニウム合金等の軽金属で作られるべきであり、本出願記載の逆走防止の目的とは違い、長期間自然環境に晒されつつ順方向に車輪が通過する事によるローラー等の損耗の心配は無く、純粋に加重や衝撃に対する強度とその軽さで選定されるべきである。
1 傾斜面
2 複合ローラー(車輪拘束枠)3aの旋回軸
3 ローラー回転軸
3a、3b、4a、4b 複合ローラー(車輪拘束枠)
4 複合ローラーの旋回軸
6 テンションアーム
7 トーションバネ
5a、5b、6a、6b、8a、8b 突っ支い(筋交い)板/棒
0a(PL) ターンテーブル旋回軸(鉛直方向)
0b ターンテーブル旋回軸
0c(PL) ターンテーブル旋回軸(鉛直方向)
01 逆走移動体の駆動輪(車輪)
02 順走移動体の駆動輪(車輪)
03 移動体の進入路または道路(路面)
03s 移動体の進入路または傾斜道路(傾斜路面)
01−01 Kに衝突した瞬間の車輪または駆動輪
01−02 102bに乗り上げ回転させている駆動輪
01−03 102bに最も高く乗り上げた駆動輪
9a 9bの旋回角度制限バー
10 テンションアーム
10a 順方向の車輪が押しのけた10の移動位置11 ローラー保持板
12 a、12b 鋸型突っ支い(筋交い)板/棒 受け
14a、14b 8a、8bの旋回軸
19 軸受け板
19−03 軸受け板の、車輪と接触可能な面(19の厚み部分、路面と同じ高さ)
20 カーブの終わりに配置されたローラー群
21 カーブの途中に配置されたローラー群
22 カーブの始まりに配置されたローラー群
001、003、007、009 逆走移動体の進行方向
002、004、008 順走移動体の進行方向
005 逆走移動体の駆動輪(車輪)の回転方向
005−01 Kに衝突した瞬間の005
005−02 102bに乗り上げ回転させている005
005−03 最も高く乗り上げた005
006 順走移動体の駆動輪(車輪)の回転方向
010 3aが立ち上がる方向
011 5aが展開する方向
012 6aが展開する方向
013 4aが立ち上がる方向
014a、014b 8a、8bの展開方向
015 順方向の車輪によりローラーが回転する方向
020 102/102bが回転する最大半径及び回転方向
100 一般的な均等ローラーの断面
101 偏心ローラーの断面
102 渦巻きローラーの断面
102b 突起、バランサーウエイト付き渦巻きローラーの断面
102c バネ材で作られた渦巻ローラーの形状例
103 上下方向に平坦部を持つ不均等ローラーの断面
104 角Rの正方形の不均等ローラーの断面
105 不定形の不均等ローラーの断面
106 楕円形の不均等ローラーの断面
107 六角形の不均等ローラーの断面
108 角Rの三角形の不均等ローラーの断面
109 渦巻きの断面を持ち更に小さな切れ込みを持つ不均等ローラーの断面
110 歯車状断面を持つ不均等ローラーの断面
111 放物線と曲線が組み合わさった不均等ローラーの断面
100R 100ローラーのローラー行
101R 101ローラーのローラー行
102R 102ローラーのローラー行
101a〜101j 101偏心ローラー行
1000 ローラー群のエリア
1001 減速ロードバンプ
c 3から伸びた線と渦巻きの基点との交点
d1〜d4 回転軸3から外周部までの距離
e 軸受け部
F1A ローラーを使用した逆走移動体が侵入した際の説明図
F1B ローラーを使用した順走移動体が通過する際の説明図
F2A 偏心ローラーを使用した逆走移動体が侵入した際の説明図
F2B 偏心ローラーを使用した順走移動体が通過する際の説明図
F3A 渦巻きローラーを使用した逆走移動体が侵入した際の説明図
F3B 渦巻きローラーを使用した順走移動体が通過する際の説明図
F5A 段差の角部分と、それより低い部分にローラー行101g〜101jを配置した例
F5B 段差の角部分に10を配置し、それより低い部分にローラー行101g〜101jを配置した例
F7A、F7B、F7C(8D) ターンテーブルに車輪が侵入して自重で拘束されるプロセス
F8A〜F8D ターンテーブルに斜めから車輪が侵入して自重で拘束されるプロセス
F9A、F9B 小型車輪が侵入移動体拘束器に車輪が拘束される様子
F10A、F10B 大型車輪が侵入移動体拘束器に車輪が拘束される様子
F10A 大型車の車輪の通行阻止器に進入直前の図
F10B 大型車の車輪の通行阻止器に拘束された状態の図
F11A 重心が移動体進入方向に寄った旋回軸を持つターンテーブル
F11B 重心が移動体進入方向に寄り、旋回軸と軸垂直子午断面を移動体進入方向に傾けたターンテーブル
F11C 重心が移動体進入方向に寄り、鉛直方向に旋回軸を持ち、軸垂直子午断面を移動体進入方向に傾けたターンテーブル
F13A〜F13D 移動体減速用配置のバリエーション
F14A、F14B 筋交いの旋回軸がローラー群の外側にある車輪の拘束器
F15A 渦巻きローラーの基本形状
F15B 渦巻きローラーの外周部の一部にアールを付けたもの
F15C 渦巻きローラーの外周部に起伏を付けたもの
F17A 順方向の車輪が102bを踏む瞬間の図
F18B 順方向の車輪が102bを通過する瞬間の図
F19A 順方向の車輪が102bを通過する立体図
F19B 逆方向の車輪が102bによって阻まれる立体図
F20A 外周部の一部に均等ローラーを付けた例
F20B 外周部の一部に不均等ローラーを付けた例
F21A、F21B バネ材で作られる102c形状の一例
f 外周部とcの接線との交点
f1 fにアールを付けた部分
f2 f1に起伏を設けた部分
g、g1〜g3 空隙
h fとcを連架した部分
h0 hに起伏を設けた部分
r 渦巻き曲線の外周部分
r0 渦巻き曲線を成す外周部に起伏を設けた部分
K 逆走車輪と衝突する部分
St 順方向の車輪が乗り上げる実質的な段差
TV ターンテーブルの軸垂直子午断面に垂直な軸θb、θc 侵入移動体の進入方向へ傾斜した角度
T1 旋回軸が鉛直方向のターンテーブル
T2 旋回軸が進入移動体の方向へ旋回面と旋回軸が傾いたターンテーブル
T3 旋回軸が進入移動体の方向へ旋回面のみ傾き、旋回軸は鉛直のままのターンテーブル
Tf ターンテーブルの軸垂直子午断面と平行な面
PL 鉛直方向を向いたターンテーブルの旋回軸
W 偏心用錘
X ゴムなどの複合材料
X2 金属などのバネ材
Y バランサーウエイト
Z 軸受け

Claims (9)

  1. 移動体の持つ、駆動輪を含む車輪と接触可能な、路面上に配置される複数のローラーのうち、2つ以上のローラーの高さは、
    前記移動体の移動による力、または前記車輪の移動による力、または前記車輪の回転力、または前記移動体や前記車輪の重さ、
    によって互いに相対的な差が生じる位置に配置または、相対的な差が生じる位置に移動可能に配置される移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  2. 鉛直方向と交わり、かつ移動体の進入方向と、交わる方向に回転軸を持つ、前記回転軸で回転可能な複数のローラー行の外周部は、前記移動体の持つ、駆動輪を含む車輪のうち、いずれかと接触可能で、
    前記ローラー行が、間隔を置いて配置された、前記複数のローラー行のうち、前記移動体の車輪が最初に接触可能なローラー行の、前記車輪と接触可能な外周部分の鉛直方向の高さと、
    それ以降に前記移動体の車輪が接触する一つ以上のローラー行の、前記車輪と接触可能な外周部分の鉛直方向の高さ、は、
    前記移動体の移動による力、またはその車輪の移動による力、または前記車輪の回転力、または前記移動体や前記車輪の重さによって、
    前記1つ以上のローラー行に移動体の車輪がローラー群へ進入する事をきっかけに、
    相対的な高さの差が生じる位置に移動を可能にする構造を持つ、移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  3. 鉛直方向と交わり、かつ移動体の進入方向と、交わる方向に回転軸を持つ、前記回転軸で回転可能な複数のローラー行の外周部は、前記移動体の持つ、駆動輪を含む車輪のうち、いずれかと接触可能で、
    前記ローラー行が、間隔を置いて配置された、前記複数のローラー行のうち、その一部の少なくとも2つのローラー行の前記車輪と接触可能な前記ローラー外周部分、
    は、前記移動体の車輪にとって、登り坂の傾斜面となる様に、鉛直方向の高さを変えて配置されたローラー群も持つ移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  4. 鉛直方向と交わり、かつ移動体の進入方向と、交わる方向に回転軸を持つ、前記回転軸で回転可能な複数のローラー行の外周部は、前記移動体の持つ、駆動輪を含む車輪のうちいずれかと接触可能で、
    前記ローラー行が、間隔を置いて配置された、前記複数のローラー行のうち、
    少なくとも一つ以上のローラー行は、前記複数のローラー行と平行な旋回軸を持つ枠に配置され、
    前記移動体の移動による力、またはその車輪の移動による力、または前記車輪の回転力、または前記移動体や車輪の重さによって、
    高さ方向に移動可能な機構を持つ移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  5. 複数のローラーのうち、少なくとも一つ以上のローラーは、
    その回転軸、と、移動体の駆動輪を含む車輪と接触可能な外周部、
    と、の距離が等しくないものが使われている、
    移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  6. 請求項5に記載のローラーのうち、前記車両の駆動輪を含む車輪と、接触可能な外周部の一部は、
    その回転軸とその外周部との距離が、そのローラーの回転方向に前記外周部が移動するに従って、渦巻き状にその回転軸と外周部との距離が近づく、または遠ざかる形状を持つローラー、
    を使った移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  7. 請求項5または6に記載のローラーのうち、少なくとも一つ以上のローラーは、
    前記移動体の駆動輪を含む車輪と、接触可能な外周部の一部に、平坦な部分を持つ、
    移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  8. 回転軸を持つローラーの外周部に、更に均等ローラーまたは不均等ローラーを持つ移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
  9. 請求項1〜8に記載の、少なくともいずれかのローラー群が配置されたターンテーブル旋回面に垂直な旋回軸を持つ旋回可能なターンテーブルを、
    前記ターンテーブルに配置されたローラー群のうち、阻止または拘束する移動体が最初に踏むべきローラー部分方向に傾いて静止する様に、
    前記ターンテーブルの旋回面のみ、または旋回軸と旋回面の両方を
    前記そしまたは拘束する移動体の車輪が最初に踏むべきローラー部分方向に傾けて、
    移動体の進入して来る方向に重く偏って偏心して安定させた、
    移動体通行阻止方法または移動体拘束方法。
JP2019000403A 2018-10-03 2019-01-07 移動体阻止器及び拘束器 Active JP7121882B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188163 2018-10-03
JP2018188163 2018-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020056287A true JP2020056287A (ja) 2020-04-09
JP7121882B2 JP7121882B2 (ja) 2022-08-19

Family

ID=70054586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019000403A Active JP7121882B2 (ja) 2018-10-03 2019-01-07 移動体阻止器及び拘束器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7121882B2 (ja)
WO (1) WO2020070901A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230001878U (ko) * 2022-03-18 2023-09-26 안종욱 차량 역주행 방지턱

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112746572B (zh) * 2020-09-04 2022-03-22 嘉兴日名环交通安全设备有限公司 多功能安全警示缓冲型牵引装置
CN115182283A (zh) * 2022-08-23 2022-10-14 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车防逃逸系统

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5393579A (en) * 1977-01-26 1978-08-16 Kousuke Shimoda Device for stopping automobile at predetermined position
JPS5827446U (ja) * 1981-08-16 1983-02-22 犬塚 雅生 ロ−ラ−による自動車の出入制御装置
JPH02269274A (ja) * 1989-04-10 1990-11-02 Koyo Autom Mach Co Ltd 回転テーブル装置
JPH0598840A (ja) * 1991-10-11 1993-04-20 Asahi Gold Kk 駐車場用輪止装置
JPH05231026A (ja) * 1992-02-25 1993-09-07 Kanai Gakuen 簡易設置式パーキング装置
JPH08156795A (ja) * 1994-12-06 1996-06-18 Kuwabara Akira 道路と平面交差する踏切への車輛進入防止法
JP3027101U (ja) * 1996-01-22 1996-07-30 秋生 吉田 駐車装置
JP2001159257A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Ootex Kk 駐車場の無断入出防止装置
JP2006266838A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Anzen Motor Car Co Ltd ブレーキ/速度テスト用試験機に使用するローラ及びその製造方法
JP2007292560A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyota Motor Corp 車両正対装置および車両正対方法
JP2008068635A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Daifuku Co Ltd 洗車設備
JP2011133695A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Okayama Prefecture Industrial Promotion Foundation 運転シミュレーション装置
JP2012041730A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Okuno Kizai Kk 輪止め及び輪止めシステム
JP2013256365A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Honda Motor Co Ltd 搬送装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2986940B2 (ja) * 1991-03-15 1999-12-06 学校法人金井学園 パーキング装置
JPH082644A (ja) * 1994-06-14 1996-01-09 Tosoh Corp 粉粒体ばら輸送ベルトコンベア用キャリアローラー
JP2004352117A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置および駐車支援装置
JP3123682U (ja) * 2006-04-19 2006-07-27 ノーベル工業株式会社 伸縮自在な車両進入阻止柵
JP3148420U (ja) * 2008-11-28 2009-02-12 有限会社サンセルフ 減速帯
JP2017150200A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 Hikari株式会社 バリケード
JP2017217712A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 Kyb株式会社 ねじの締付け装置
JP3215299U (ja) * 2017-12-27 2018-03-08 東海理研株式会社 車輪交換補助装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5393579A (en) * 1977-01-26 1978-08-16 Kousuke Shimoda Device for stopping automobile at predetermined position
JPS5827446U (ja) * 1981-08-16 1983-02-22 犬塚 雅生 ロ−ラ−による自動車の出入制御装置
JPH02269274A (ja) * 1989-04-10 1990-11-02 Koyo Autom Mach Co Ltd 回転テーブル装置
JPH0598840A (ja) * 1991-10-11 1993-04-20 Asahi Gold Kk 駐車場用輪止装置
JPH05231026A (ja) * 1992-02-25 1993-09-07 Kanai Gakuen 簡易設置式パーキング装置
JPH08156795A (ja) * 1994-12-06 1996-06-18 Kuwabara Akira 道路と平面交差する踏切への車輛進入防止法
JP3027101U (ja) * 1996-01-22 1996-07-30 秋生 吉田 駐車装置
JP2001159257A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Ootex Kk 駐車場の無断入出防止装置
JP2006266838A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Anzen Motor Car Co Ltd ブレーキ/速度テスト用試験機に使用するローラ及びその製造方法
JP2007292560A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyota Motor Corp 車両正対装置および車両正対方法
JP2008068635A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Daifuku Co Ltd 洗車設備
JP2011133695A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Okayama Prefecture Industrial Promotion Foundation 運転シミュレーション装置
JP2012041730A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Okuno Kizai Kk 輪止め及び輪止めシステム
JP2013256365A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Honda Motor Co Ltd 搬送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230001878U (ko) * 2022-03-18 2023-09-26 안종욱 차량 역주행 방지턱
KR200497458Y1 (ko) 2022-03-18 2023-11-15 안종욱 차량 역주행 방지턱

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020070901A1 (ja) 2020-04-09
JP7121882B2 (ja) 2022-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020056287A (ja) 移動体阻止器及び拘束器
US8562244B2 (en) Device for halting vehicle traffic
EP1488102B1 (en) Spherical mobility mechanism
US10259494B2 (en) Rollover prevention apparatus
CN107000746A (zh) 用于车辆路径预测的系统及方法
US8634989B1 (en) Rollover prevention apparatus
CN107190601A (zh) 一种车辆紧急避险装置
JP2006132172A (ja) 車両強制停止装置と該装置を使用した車両強制停止方法
CN109736219B (zh) 道路非机动车限流分道装置
EP2761093B1 (en) A security barrier
US20220316158A1 (en) Directional warning system and method
CN2808661Y (zh) 中大型车车前安全护栏
CN211522871U (zh) 一种道路桥梁安全缓冲结构
KR20180029540A (ko) 회전형 가드레일
KR200281818Y1 (ko) 가드레일의 롤러형 완충장치
CN105899420A (zh) 防倾翻装置
CN209741722U (zh) 一种减冲中央护栏
WO2006052115A1 (en) Device for relieving the impact of collision of vehicles on roads
JPH03191179A (ja) 車止めと駐車場
JP2011179304A (ja) 安全駐停車装置
CN111455842B (zh) 一种分解车辆撞击力的桥梁护栏
KR20110131966A (ko) 차량 안전주행 유도장치
US11780413B1 (en) Emergency brake assistance system for bicycles
CN218148002U (zh) 一种抗冲击缓冲防攀爬护栏
KR200323063Y1 (ko) 급커브 도로용 안전장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7121882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150