JP2020054624A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の趣向性を高く維持するとともに、防犯性能を高めることができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機1は、遊技領域形成部2と、遊技領域形成部2の前方D1に配置された樹脂透明板6と、遊技者の操作を受けて可動する操作装置7とを備える。遊技領域形成部2の遊技領域には、遊技球が進入して流下可能な球流下領域21と、遊技球が進入せず、遊技の演出を行うための演出領域22とが形成されている。操作装置7は、遊技者の操作を受けて可動する可動部71と、可動部71の動きを検出する検出部75とを有する。可動部71は、樹脂透明板6における、演出領域22の前方D1に配置されており、検出部75は、樹脂透明板6の後方D2に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技者の操作を受けて可動する操作装置を備える遊技機に関する。
例えば、遊技機としてのパチンコ遊技機においては、遊技領域が形成された遊技盤の前方に、2枚のガラス板が設けられたガラス扉が開閉可能に取り付けられている。また、遊技機の前面であってガラス扉の下方には、遊技球を貯留する球皿等が配置された前面パネルが設けられている。そして、球皿、前面パネル等には遊技者によって操作される、演出ボタン等の操作装置が設けられることがある。
例えば、特許文献1においては、操作装置及び遊技制御装置が設けられた遊技機について記載されている。この操作装置は、遊技機の前面に設けられ、遊技者によって操作可能な操作部と、遊技盤に設けられ、操作部の操作に応じて操作信号を出力する信号出力部とを有する。そして、遊技制御装置は、信号出力部からの操作信号を受けて、遊技機における遊技を制御する。
特開2001−70536号公報
従来の操作装置は、前面パネル、球皿等に配置されているために、遊技機における遊技を行う遊技者は、操作装置を操作するときには、遊技機における遊技盤等から一旦視線をそらし、操作装置に視線を合わせた後、この操作装置を操作する。そのため、遊技盤における遊技又は遊技の演出と、操作装置の操作とが一時的に途切れるおそれがある。
また、特許文献1の操作装置の操作部(操作器)は、2枚のガラス板のうちの前側のガラス板の前面に配置されることがある。この場合には、遊技者の視線が遊技盤に集中しやすいと考えられる。しかし、特許文献1の操作装置においては、操作部による操作を信号出力部によって検出するために、2枚のガラス板に貫通孔を設けるか、遊技者によって操作される操作部内に、電気通信を行うための無線機等を配置する必要がある。この場合には、貫通孔を介して、遊技盤に設けられた各種入賞装置に対して不正行為が行われたり、操作部内の無線機等を用いて遊技制御装置に対して不正な電波を送信する不正行為が行われるおそれがあり、防犯対策として改善の余地が残る。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、遊技の趣向性を高く維持するとともに、防犯性能を高めることができる遊技機を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、遊技領域形成部と、前記遊技領域形成部の前方に配置された透明部材と、遊技者の操作を受けて可動する操作装置とを備える遊技機であって、
前記遊技領域形成部には、遊技球が進入して流下可能な球流下領域と、遊技球が進入せず、遊技の演出を行うための演出領域とが形成されており、
前記操作装置は、
前記透明部材における、前記演出領域の前方の位置に配置されて、遊技者の操作を受けて可動する可動部と、
前記透明部材の後方に配置されて、前記可動部の動きを検出する検出部と、を有する、遊技機にある。
前記一態様の遊技機においては、操作装置の可動部は、透明部材における、演出領域の前方の位置に配置されている。これにより、遊技者は、遊技を行う遊技領域形成部の遊技領域からほとんど視線をそらさずに可動部を操作することができる。そのため、球流下領域における遊技球の流下状態、演出領域における遊技の演出等を見るときの視線と、操作装置の可動部を操作するときの視線とが一時的に途切れることがなく、遊技又は遊技の演出と可動部の操作との連続性を高め、遊技の趣向性を高く維持することができる。また、可動部が演出領域の前方に配置されていることにより、可動部が、球流下領域を流下する遊技球を視認する際の妨げにならないようにすることができる。
また、操作装置における、可動部の動きを検出する検出部は、透明部材の後方に配置されている。これにより、遊技者による、遊技盤に設けられた各種入賞装置への不正行為や、遊技制御装置に対する不正行為ができなくなり、遊技機の防犯性能を高めることができる。
前記一態様の遊技機によれば、遊技の趣向性を高く維持するとともに、防犯性能を高めることができる。
実施形態にかかる、遊技機を模式的に示す説明図。 実施形態にかかる、遊技機を示す、図1のII−II断面図。 実施形態にかかる、遊技機を示す、図2の部分拡大断面図。 実施形態にかかる、遊技機を示す、図1のIV−IV断面図。 実施形態にかかる、遊技機の電気的構成の一部を示すブロック図。
前述した遊技機にかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
本形態の遊技機1は、図1及び図2に示すように、遊技領域形成部2と、遊技領域形成部2の前方D1に配置された透明部材としての樹脂透明板6と、遊技者の操作を受けて可動する操作装置7とを備える。遊技領域形成部2の遊技領域20には、遊技球Bが進入して流下可能な球流下領域21と、遊技球Bが進入せず、遊技の演出を行うための演出領域22とが形成されている。操作装置7は、遊技者の操作を受けて可動する可動部71と、可動部71の動きを検出する検出部75とを有する。可動部71は、樹脂透明板6における、演出領域22の前方D1に配置されており、検出部75は、樹脂透明板6の後方D2に配置されている。
図1〜図4においては、遊技機1の前後方向D、左右方向W及び上下方向Hのそれぞれを矢印で示す。また、前後方向Dの前方をD1で示し、前後方向Dの後方をD2で示す。
以下に、本形態の遊技機1について詳説する。
(遊技機1)
図1及び図2に示すように、本形態の遊技機1は、パチンコ遊技機であり、外枠11に対して開閉可能な本体枠12と、本体枠12に配置された遊技盤3と、遊技盤3の前方D1に配置されて、本体枠12に対して開閉可能なガラス扉13とを備える。本体枠12における、ガラス扉13が配置された位置の下方には、前面パネル14が開閉可能に配置されている。前面パネル14には、遊技球Bを貯留するための球皿15、球発射装置を操作するための操作ハンドル16等が配置されている。本体枠12には、球皿15から整流器を経由して発射レールに置かれた遊技球Bを遊技機1の球流下領域21へ発射させる球発射装置、遊技球Bを貯留するための球タンク、球タンクから流下する遊技球Bを球皿15へ払い出す球払出装置等が配置されている。
ここで、図1には、遊技機1における遊技盤3等の配置状態を模式的に示す。同図は、遊技盤3、操作装置7、後述する発光源62、振動発生源63、可動演出装置8等の配置箇所を示す図であり、ガラス扉13を適宜省略して示す。
(遊技領域形成部2)
本形態の遊技領域形成部2は、遊技盤3に形成された開口部31を含む、遊技盤3の全体のことを示す。遊技領域形成部2の遊技領域20において、球流下領域21は、遊技盤3の前面によって形成されており、演出領域22は、遊技盤3の前面及び開口部31によって形成されている。
(遊技盤3及び画像表示装置4)
図1〜図4に示すように、遊技盤3には、遊技盤3の後方D2に配置された画像表示装置4の表示画面41を視認可能にするための開口部31が形成されている。開口部31の縁部の周辺には、種々の装飾部材33が配置されている。画像表示装置4の表示画面41においては、球流下領域21における遊技球Bの遊技に関連した画像が表示される。画像表示装置4の表示画面41は、演出領域22を構成する部分の一つとなる。換言すれば、表示画面41において表示される画像は、遊技機1における遊技演出の一つとなる。
遊技盤3の前面には、球発射装置から発射される遊技球Bが流下する球流下領域21の外縁を形成する球レール32が設けられている。球レール32の一部は、遊技球Bの通過を案内する二重レール部321として形成されている。また、球レール32の内側においては、開口部31の縁部の周辺に配置された装飾部材33の外側面331によって、球流下領域21の内縁が形成されている。
図1に示すように、本形態の遊技領域20は、遊技盤3の前面に設けられた球レール32及び装飾部材33の外側面331によって、球流下領域21と演出領域22とに仕切られている。球流下領域21は、球レール32と装飾部材33の外側面331との間の領域として形成されている。演出領域22は、球流下領域21の内側の領域と、球レール32の外側に位置する領域とに分かれて形成されている。球流下領域21の内側の領域は、装飾部材33が配置された領域、及び装飾部材33の内側に位置する開口部31の領域(又は開口部31から視認できる画像表示装置4の表示画面41の領域)として表される。
開口部31の縁部の周辺に配置された装飾部材33の下辺部は、遊技球Bが上面を転がるステージとして使用されてもよい。この場合には、装飾部材33の下辺部は、球流下領域21に含まれるものとする。そして、操作装置7の可動部71は、装飾部材33の下辺部の前方D1には配置しないようにする。
本形態の操作装置7の検出部75は、前後方向Dから見たときに、演出領域22としての開口部31内の領域に配置された部材34に配置されている。部材34は、装飾部材33から延出された部分とすることができ、別部材として、装飾部材33又は遊技盤3に取り付けることもできる。
また、可動部71及び検出部75は、遊技機1の前後方向Dから見て、開口部31における、左右方向Wの中心部であって上下方向Hの下側位置に配置されている。そして、可動部71及び検出部75は、画像表示装置4の下側部分の前方D1に配置されている。なお、可動部71及び検出部75は、遊技機1の前後方向Dから見て、開口部31の下辺部に重なる位置に配置されていてもよい。
可動部71が、遊技機1の前後方向Dから見て、演出領域22としての開口部31の領域又は開口部31の近傍に配置されていることにより、遊技者は、画像表示装置4の表示画面41を見る視線をほとんどそらすことなく、可動部71の押し込み操作を行うことができる。これにより、画像表示装置4における遊技の演出と、可動部71の押し込み操作との一体感を向上させることができる。
(ガラス板5A,5B)
図2〜図4に示すように、遊技盤3の前方D1には、互いに積層された2枚のガラス板5A,5Bが配置されている。2枚のガラス板5A,5Bは、接着剤等によって保持枠体51に固着されて、ガラスユニットとしてユニット化されている。ガラスユニットの保持枠体51は、ガラス扉13の裏面側に、取付け機構等によって固定されている。流下領域21内を流下する遊技球Bは、遊技盤3と、後側のガラス板5Bとの間を通過する。2枚のガラス板5A,5Bには、貫通孔は形成されていない。
(樹脂透明板6)
図3及び図4に示すように、可動部71が配置された樹脂透明板6は、透明又は半透明の樹脂材料によって構成されており、2枚のガラス板5A,5Bの前方D1に積層されている。樹脂透明板6は、2枚のガラス板5A,5Bと同じ大きさ又は2枚のガラス板5A,5Bの全体を覆う大きさに形成されており、操作装置7の可動部71を取り付けるために設けられたものである。樹脂透明板6は、2枚のガラス板5A,5Bと同様に光を透過し、遊技盤3、画像表示装置4等を視認することができるものであればよい。
本形態の樹脂透明板6は、2枚のガラス板5A,5Bを保持する保持枠体51に保持されている。樹脂透明板6は、ガラス扉13の枠部を構成する樹脂枠131に保持されていてもよい。
樹脂透明板6は、前側のガラス板5Aとの間に所定の間隔を形成して、前側のガラス板5Aの前方D1に配置されている。樹脂透明板6は、前側のガラス板5Aに接触して配置されていてもよい。また、前側のガラス板5Aをなくすとともに、樹脂透明板6を前側のガラス板5Aの代わりに使用することもできる。この場合には、遊技盤3の前方D1には、樹脂透明板6と後側のガラス板5Bとが積層して配置される。
(操作装置7)
図3及び図4に示すように、本形態の操作装置7は、互いに分離して設けられた、遊技者による機械的操作を受けて可動する可動部71と、可動部71の動きを電気的に検出する検出部75とを有する。可動部71は、樹脂透明板6の前面に配置されており、検出部75は、開口部31の領域としての演出領域22における、可動部71の後方D2に対向する位置に配置されている。換言すれば、検出部75は、遊技機1の前後方向Dから見たときに、可動部71の後方D2に重なる位置に配置されている。
本形態の可動部71は、押釦スイッチによって構成されており、遊技者によって押し込み操作が可能である。可動部71としての押釦スイッチは、樹脂透明板6に取り付けられたベゼル(ベース部材)72と、ベゼル72に対してスライド可能に配置されたスライド釦73と、スライド釦73を突出方向(戻し方向)に付勢するバネ等の付勢部材74とを有する。スライド釦73は、ベゼル72に対して遊技機1の前後方向Dへスライドするよう樹脂透明板6に配置されている。
スライド釦73は、図3に示すように、初期位置701においては、付勢部材74によって突出方向に付勢されてベゼル72から突出しており、図4に示すように、付勢部材74を弾性変形させながら、初期位置701から押込位置702に押し込み操作される。初期位置701にあるスライド釦73は、ベゼル72の先端部によって抜け出しが防止されている。また、ベゼル72には、スライド釦73の押し込み操作位置を規定するための位置規定ストッパーが別途設けられている。
図3及び図4に示すように、本形態の検出部75は、可動部71におけるスライド釦73の動き(スライド)を非接触で検出するよう構成されている。非接触式の検出部75を用いることにより、可動部71と検出部75との間には、可動部71の操作を検出部75に伝達するための伝達部材等を設ける必要がない。これにより、2枚のガラス板5A,5Bには、貫通孔が形成されていない。そのため、2枚のガラス板5A,5Bの貫通孔を利用した、遊技盤に設けられた各種入賞装置に対しての遊技者による不正行為を防止することができる。
検出部75においては、物体の存在を検出可能な、検出部75の出射部751からの検出可能距離を決定する検出可能範囲Aが設定されている。そして、スライド釦73の一部が検出可能範囲A内に入ったときに、スライド釦73が初期位置701から押込位置702に押し込まれたことを検出可能である。本形態の検出部75は、電気的に動作する、赤外線反射方式の測距センサ(距離測定センサ)によって構成されている。検出部75の検知方向は、開口部31の領域としての演出領域22において遊技機1の前方D1に向けられている。
図3及び図4に示すように、樹脂透明板6における、ベゼル72が配置された部位の内側には、貫通孔61が形成されている。なお、貫通孔61は形成しないこともできる。
スライド釦73は、円筒部731と、円筒部731の前端部を閉塞する閉塞前端部732とを有する。スライド釦73の閉塞前端部732の後面には、後方D2に向けて突出する検出用突起733が形成されている。本形態の検出用突起733は、スライド釦73が押込位置702にスライドする際に貫通孔61内に挿入される。検出用突起733の形成と、検出用突起733が挿入されるように貫通孔61が形成されていることにより、スライド釦73から検出部75の出射部751までの距離を短くして、検出部75によるスライド釦73の検出を容易にすることができる。
また、図示は省略するが、検出部75は、赤外線の出射方向がガラス板5A,5Bに対して垂直な状態から若干傾斜するように、遊技盤3の部材34に配置されている。これにより、検出部75から出射される赤外線が、2枚のガラス板5A,5Bにおいて反射しにくくすることができ、検出部75による誤検出を防止することができる。検出部75は、ガラス板5A,5Bの垂線に対して5°以下の傾斜角度で、遊技盤3、遊技盤3の装飾部材等に配置することができる。
検出部75から出射される赤外線は、2枚のガラス板5A,5Bを透過することができる。そして、検出部75から出射される赤外線は、スライド釦73の検出用突起733が、検出部75の検出可能範囲A内に入ったときに、検出用突起733によって反射されて検出部75に入射する。これにより、検出部75が、スライド釦73が押込位置702に押し込まれたことを検出することができる。
なお、操作装置7は、遊技盤3の演出領域22内における種々の部位の前方D1に配置することができる。また、可動部71は、前後方向Dにスライド操作可能にする以外にも、前後方向Dに対して傾斜する方向又は直交する方向にスライド操作可能にすることもできる。また、可動部71は、回動操作可能にすることもできる。検出部75は、赤外線反射方式のもの以外にも、非接触式であれば、光、電波等を用いた種々のものとすることができる。
(スライド釦73の発光)
図2及び図3に示すように、可動部71におけるスライド釦73は、樹脂透明板6を利用して送られる可視光Xを、遊技者に向けて照射するよう構成されている。スライド釦73は、可視光Xを導光して出射することが可能な透明又は半透明の樹脂部材によって形成されている。また、樹脂透明板6は、可視光Xを導光する導光体として機能する。樹脂透明板6の端面には、LED(発光ダイオード)等の発光源62が対向して配置されている。発光源62は、2枚のガラス板5A,5B及び樹脂透明板6の外縁部を保持する保持枠体51に配置されている。発光源62は、ガラス扉13の樹脂枠131に配置されていてもよい。
図1及び図2に示すように、本形態の発光源62は、樹脂透明板6の左右一対の端面における、可動部71の側方に対向する位置に配置されている。発光源62を、可動部71の両側の側方に対向して配置することにより、発光源62から出射される可視光Xによって、スライド釦73の円筒部731の全周を介して閉塞前端部732の全周を発光させることができる。発光源62は、例えば、樹脂透明板6の上下一対の端面における、可動部71の両側に対向する位置に配置することもできる。また、発光源62は、例えば、樹脂透明板6の左右一対の端面及び上下一対の端面の計4か所に対向する位置に配置することもできる。
樹脂透明板6における貫通孔61の縁部には、樹脂透明板6内を前後方向Dに直交する方向に沿って通過する可視光Xを、可動部71のスライド釦73に向けて屈折させるプリズムとして機能する傾斜面611が形成されている。貫通孔61の縁部の傾斜面611は、前後方向Dに対して45°傾斜する内面として形成されている。樹脂透明板6に、傾斜面611を有する貫通孔61を形成することにより、可視光Xを屈折させるプリズム機能を容易に構成することができる。
図3に示すように、発光源62から出射された可視光Xは、樹脂透明板6内を左右方向Wの内側へ通過した後、貫通孔61の縁部の傾斜面611によって前後方向Dの前方D1に屈折され、スライド釦73の円筒部731へ入射する。そして、この可視光Xは、スライド釦73の円筒部731内を前方D1へ通過した後、スライド釦73の閉塞前端部732の前面から遊技者に向けて出射される。可視光Xは、スライド釦73が初期位置701及び押込位置702のいずれの位置にあるときにおいても、貫通孔61の傾斜面611から円筒部731へ入射することができる。なお、スライド釦73の円筒部731の内周面には装飾カットが施されており、この装飾カットによって、円筒部731に入射した可視光Xの一部は外周側に向けて拡散出射される。
スライド釦73を発光させる発光源62は、可動部71の外部に配置されている。そして、可動部71内には、発光源62等の電気を使用する機器は配置されていない。樹脂透明板6を保持する保持枠体51に配置された発光源62から出射させる可視光Xを、樹脂透明板6及び樹脂透明板6の貫通孔61を利用してスライド釦73へ導く構成により、スライド釦73の内部又は樹脂透明板6の前面に発光源62を配置することなく、スライド釦73を発光させることができる。また、樹脂透明板6には、レーザーカット等によって意匠模様を設けることもできる。この場合には、意匠模様により、発光源62の発光時にのみ、いわゆるイルミパネルのような発光表示を行うことができる。
(振動発生源63)
図1及び図4に示すように、本形態の遊技機1は、遊技者による可動部71の押し込み操作が検出部75によって検出されたことを、振動によって遊技者にフィードバックするよう構成されている。本形態の樹脂透明板6には、樹脂透明板6に振動を与えるための振動発生源63が配置されている。本形態の振動発生源63は、通電することによって振動を発生させる振動モータによって構成されている。
そして、遊技機1の制御装置10は、検出部75が、遊技者による可動部71のスライド釦73の押し込み操作を検出したとき(スライド釦73が押込位置702にスライドしたとき)には、振動発生源63を動作させて樹脂透明板6を振動させる。こうして、振動発生源63から樹脂透明板6を介して可動部71へと振動が伝達され、その結果として遊技者に振動が伝わることにより、遊技者は、スライド釦73の押し込み操作が検出部75によって遊技機1に入力されたことを認知することができる。そのため、遊技者による可動部71の操作感を向上させることができる。また、振動発生源63による可動部71の振動は、遊技者がスライド釦73を操作するときの触感に訴える、振動を用いた遊技演出の向上を目的としても利用される。
振動発生源63は、樹脂透明板6におけるいずれかの端部に、1つ又は複数配置することができる。本形態の振動発生源63は、樹脂透明板6の下辺部の左右両側に配置されている。
(可動演出装置8)
図1〜図4に示すように、演出領域22における、可動部71の後方D2であって検出部75の検出可能範囲Aを除く部位には、遊技に関連した演出を行う可動演出装置8が配置されている。可動演出装置8は、可動ギミック又は可動演出体ともいい、外形が拡大する等の形状の変化によって遊技の演出を行うものである。また、可動演出装置8は、可動部71のスライド釦73の操作に応じて動作することができる。
可動演出装置8は、初期状態801においては、遊技機1の前方D1から見て、可動部71又は検出部75の周囲に収束されており、可動状態802においては、可動部71の周囲から、前後方向Dに直交する方向に拡がるように可動する。初期状態801において、可動演出装置8が可動部71又は検出部75の周囲に収束された状態においては、可動演出装置8の一部が遊技者から視認可能であってもよい。可動演出装置8は、画像表示装置4の表示画面41の一部を前方D1から覆っており、初期状態801から可動状態802に変化するときに、画像表示装置4の表示画面41を覆う面積を大きくする。可動演出装置8が初期状態801にあるときには、可動演出装置8の、拡大するように可動する可動部分が、視認不能な状態で隠されており、可動演出装置8が可動状態802に変化したときには、可動演出装置8の可動部分が視認可能な状態で出現する。
遊技機1の制御装置10は、可動部71の可動を検出部75が検出したときに、換言すれば、スライド釦73が押込位置702にスライドしたことを検出部75が検出したときに、可動演出装置8を初期状態801から可動状態802に変化させ、可動演出装置8の一部を視認可能な状態で出現させるよう構成されている。遊技者が可動部71のスライド釦73を押し込み操作したことを受けて、可動演出装置8の一部が出現することにより、遊技者による操作と遊技機1による遊技の演出との一体感を向上させることができる。また、可動部71、検出部75、又は初期状態801にある可動演出装置8の視認可能部分の外観意匠と、可動状態802にある可動演出装置8の外観意匠とに関連性を持たせることによって、可動演出装置8の出現時に、意匠性による演出の一体感を持たせることができる。
遊技機1の制御装置10は、画像表示装置4の表示画面41に表示される画像に関連して、遊技者による可動部71の可動操作を受け付けるよう構成されている。遊技機1の制御装置10は、球流下領域21における遊技球Bの遊技中に、画像表示装置4の表示画面41に、可動部71のスライド釦73を押し込むように促す画像表示を行うよう構成されている。
図5は、遊技機1の電気的構成の一部を示す。同図に示すように、画像表示装置4の表示画面41における画像の表示、発光源62の発光動作、検出部75の検出動作、振動発生源63の振動動作、可動演出装置8の動作等のすべては、遊技機1の制御装置10によって行われる。
(遊技機1における制御動作)
遊技者が、遊技機1において、操作ハンドル16を操作して、球発射装置によって発射される遊技球Bを遊技盤3の球流下領域21へ発射させて遊技を行う際には、制御装置10によって、画像表示装置4の表示画面41に、遊技内容に応じた表示が行われる。そして、球流下領域21における入賞装置等に遊技球Bが入賞したとき等には、制御装置10は、画像表示装置4の表示画面41に、可動部71のスライド釦73を押し込むように促す表示をする。このとき、スライド釦73は、発光源62から樹脂透明板6によって導光される可視光Xを受けて発光することができる。
また、制御装置10は、操作装置7の検出部75によって、スライド釦73の押し込み操作の有無の検出を開始する。そして、遊技者がスライド釦73を初期位置701から押込位置702へ押し込んだときには、制御装置10は、このスライド釦73の押し込み操作を検出部75によって検出する。このとき、制御装置10は、振動発生源63を動作させて樹脂透明板6を振動させるとともに、可動演出装置8を動作させて、可動演出装置8を初期状態801から可動状態802に変化させる。これにより、遊技者によって操作装置7の可動部71が操作されるときには、遊技者に、操作が受け付けられたことを確認できる、振動による操作感、振動触感による遊技演出感等を与えるとともに、可動演出装置8の出現による躍動感を与えることができる。
また、可動演出装置8を用いる代わりに、画像表示装置4の表示画面41による画像表示を用いて、可動演出装置8を用いる場合と同様に、操作装置7から演出体が出現するような遊技演出を行うこともできる。
(作用効果)
本形態の遊技機1においては、操作装置7の可動部71は、樹脂透明板6の前面における、画像表示装置4の表示画面41が配置された開口部31の領域としての演出領域22の前方D1に配置されている。これにより、遊技者は、特に、遊技盤3の中央部付近に配置された画像表示装置4の表示画面41からほとんど視線をそらさずに可動部71を操作することができる。そのため、遊技者が画像表示装置4の表示画面41等を見るときの視線と、遊技者が操作装置7の可動部71を操作するときの視線とが一時的に途切れることがなく、遊技又は遊技の演出と可動部71の操作との連続性を高め、遊技の趣向性を高く維持することができる。また、可動部71が演出領域22の前方D1に配置されていることにより、可動部71が、球流下領域21を流下する遊技球Bを視認する際の妨げにならないようにすることができる。
また、可動部71のスライド釦73の押し込み操作を検出部75が検出したときに、可動演出装置8が動作して初期状態801から可動状態802に変化することにより、可動部71の操作を受けた遊技の演出効果を高めることができ、遊技の趣向性をさらに高めることができる。
また、操作装置7の可動部71におけるスライド釦73の押し込み操作を検出する検出部75は、後側のガラス板5Bの後方D2に配置されている。そして、2枚のガラス板5A,5Bには、操作装置7の操作及び操作の検出を行うために利用される貫通孔は形成されていない。これにより、遊技者による、遊技盤3に設けられた各種入賞装置への貫通孔を利用した不正行為や、遊技者による、制御装置10に対する不正行為が行われることがなくなり、遊技機1の防犯性能を高めることができる。
また、可動部71は、機械的な機構のみで構成されており、可動部71には、電気又は電気通信を利用して動作する、無線機等の電気的な構成は設けられていない。これにより、遊技者によって、電波等の電気的媒体を利用して制御装置10に対して不正行為が行われることを防止することができる。また、可動部71には、可動部71に電力を供給するための電気接続線を設ける必要がない。そのため、操作装置7に関連して使用される構成部品の構成を簡易的にすることができる。
このように、本形態の遊技機1によれば、遊技の趣向性を高く維持するとともに、防犯性能を高めることができる。
本発明は、実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。
1 遊技機
10 制御装置
2 遊技領域形成部
20 遊技領域
21 球流下領域
22 演出領域
3 遊技盤
31 開口部
4 画像表示装置
5A,5B ガラス板
6 樹脂透明板(透明部材)
7 操作装置
71 可動部
75 検出部
8 可動演出装置

Claims (3)

  1. 遊技領域形成部と、前記遊技領域形成部の前方に配置された透明部材と、遊技者の操作を受けて可動する操作装置とを備える遊技機であって、
    前記遊技領域形成部には、遊技球が進入して流下可能な球流下領域と、遊技球が進入せず、遊技の演出を行うための演出領域とが形成されており、
    前記操作装置は、
    前記透明部材における、前記演出領域の前方の位置に配置されて、遊技者の操作を受けて可動する可動部と、
    前記透明部材の後方に配置されて、前記可動部の動きを検出する検出部と、を有する、遊技機。
  2. 前記遊技領域形成部は、前記球流下領域及び前記演出領域を含む遊技領域を有する遊技盤によって構成されており、
    前記遊技盤の前方には、互いに積層された2枚のガラス板が配置されており、
    前記透明部材は、樹脂透明板として2枚の前記ガラス板の前方に積層されており、
    前記可動部は、前記樹脂透明板の前面に配置されており、
    前記検出部は、前記演出領域における、前記可動部の後方に対向する位置に配置されて、前記可動部の動きを非接触で検出するよう構成されている、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出領域における、前記可動部の後方であって前記検出部の検出可能範囲を除く部位には、遊技に関連した演出を行う可動演出装置が配置されており、
    前記遊技機の制御装置は、前記可動部が可動したことを前記検出部が検出したときに、前記可動演出装置の少なくとも一部を視認可能な状態で出現させるよう構成されている、請求項1又は2に記載の遊技機。
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