JP2018007770A - 遊技機 - Google Patents

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Takashi Miyazaki
崇 宮嵜
禎幸 新宅
Sadayuki Shintaku
禎幸 新宅
田中 秀典
Hidenori Tanaka
秀典 田中
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Abstract

【課題】操作手段の操作部を楽しく操作できて、遊技の興趣を向上できる遊技機を提供すること。【解決手段】遊技者が操作可能な操作部51,121を有するとともに、操作部内に、遊技の状況に応じて発光する発光部55,125を配設させている構成の操作手段47、を備える。発光部55,125は、操作部が操作されると、操作部の側面51e,121eで所定方向に向けて発光するように、配設されている。発光部55,125は、操作部の操作を案内する際に、案内前の通常点灯パターンと異なった特別点灯パターンとして、発光する。【選択図】図20

Description

本発明は、遊技者が操作可能な演出ボタン等の操作部を有する操作手段を備えた遊技機に関する。
従来の遊技機では、押下操作する端面側に発光体を設けた演出ボタンを有するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−125344号公報
しかし、従来の遊技機では、演出ボタンの端面側の点灯だけを視認できるだけであり、面白みに欠け、遊技の興趣向上に課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、操作手段の操作部を楽しく操作できて、遊技の興趣を向上できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、本欄における括弧内の記述は、本発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
本発明に係る遊技機(1)は、遊技者が操作可能な操作部(51,121)を有するとともに、前記操作部内に、遊技の状況に応じて発光する発光部(55,125)を配設させている構成の操作手段(操作装置47)、を備えた遊技機であって、
操作されると、前記発光部(55,125)が、前記操作部の側面(51e,121e)で所定方向に向けて発光するように、配設されていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機では、操作手段の操作部を楽しく操作できて、遊技の興趣を向上させることができる。
本発明における一実施形態の遊技機の正面図である。 実施形態の遊技機の電気系統のブロック図である。 実施形態の操作手段としての操作装置の概略拡大平面図である。 実施形態の操作装置の概略拡大正面図である。 実施形態の操作装置の概略分解斜視図である。 実施形態の操作装置における左側の第1操作部を有した第1操作機構の概略分解斜視図である。 実施形態の操作装置における第1操作機構の概略縦断面図である。 実施形態の第1操作機構における小反発力のばねの配置部位での概略部分縦断面図であり、操作前と操作後との状態を示す。 実施形態の第1操作部を位置規制するストッパ機構の作動を説明する概略横断面図であり、規制時と規制解除時とを示す。 実施形態の第1操作部の初期位置から第1位置と第2位置とへ操作した際の概略縦断面図である。 実施形態の操作装置における右側の第2操作部を有した第2操作機構の概略分解斜視図である。 実施形態の操作装置における第2操作機構の概略縦断面図である。 実施形態の第2操作部の初期位置から第1位置と第2位置とへ操作した際の概略縦断面図である。 実施形態の収納本体部における装飾パネル部の分解斜視図である。 実施形態の第1振動装置付近の概略縦断面図である。 実施形態の第2振動装置付近の概略縦断面図である。 実施形態の第1操作部における発光部の概略分解斜視図である。 実施形態の第1操作部における発光部の概略縦断面図である。 実施形態の第1操作部における発光部の概略横断面図であり、図18のXIXA−XIXAの部位をAに示し、図18のXIXB−XIXBの部位をBに示す。 実施形態の第1操作部と第2操作部との操作状態を示す概略正面図である。 実施形態の第1操作部と第2操作部との操作時における手の配置の一例を示す概略正面図である。 実施形態の第1操作部の第1操作時における第1操作演出を説明する図である。 実施形態の第1操作部の第2操作時における第2操作演出を説明する図である。 実施形態の図23の第2操作演出後における装飾図柄変動演出の確定停止までを説明する図である。 実施形態の第2操作部の第1操作時における第1操作演出を説明する図である。 実施形態の第2操作部の第2操作時における第2操作演出を説明する図である。 実施形態の図26の第2操作演出後における装飾図柄変動演出の確定停止までを説明する図である。 実施形態の第1操作演出の変形例を説明する図である。 実施形態の第2操作演出の変形例を説明する図である。 実施形態のサブ制御部での第1/2操作部第1操作処理を説明するフローチャートである。 実施形態のサブ制御部での第1/2操作部第2操作処理を説明するフローチャートである。 実施形態のランプ制御部での振動装置作動処理を説明するフローチャートである。 実施形態のランプ制御部での操作案内用点灯パターン処理を説明するフローチャートである。 実施形態の発光部の点灯パターンを説明する図である。 実施形態の発光部の点灯パターンの他の例を説明する図である。 実施形態の変形例の第1操作部第2操作処理を説明するフローチャートである。
(1)遊技機の概略構成
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の遊技機1は、パチンコ遊技機であり、図1に示すように、前面枠11、外枠12、及び、内枠13を備え、内枠13には遊技盤2が取り付けられている。外枠12は、遊技機1の外郭部となる枠体であり、内枠13は、外枠12に対して開閉可能に取り付けられ、外枠12の内側に配置されている。遊技盤2には、発射ハンドル27の操作により発射された遊技球が流下する遊技領域3が、レール部材4で囲まれて形成され、遊技領域3には、遊技球を誘導する遊技釘(図示せず)が多数突設されている。
なお、本明細書中、概ね、上下とは、遊技を行うために遊技機1を立設した状態における上下をいい、左右は、遊技盤2の遊技領域3に向かっての左右をいい、遊技盤2の遊技領域3側を前方とし、その反対側を後方とする。但し、後述する操作装置47の各部位の説明の上下では、縦断面図に表われる第1操作部51や第2操作部121の軸心(操作方向)に沿った方向での上下をいう(図7,8,10,12,13参照)。
前面枠11は、内枠13及び外枠12に対して開閉可能に、内枠13の前面側に取り付けられ、遊技盤2を保護するとともに、発射ハンドル27、枠ランプ18及びスピーカ17が配設されている。前面枠11は、遊技領域3や、遊技盤2の遊技領域3外に配置された図柄表示器14及び保留ランプ16を目視できるように、それらの前側を覆う透明なガラス部11aと、そのガラス部11aの下方の皿ユニット部11bとを備え、皿ユニット部11bには、遊技球の貯留皿が設けられるとともに、操作手段としての操作装置47が配設されている。
遊技盤2には盤ランプ19が配設され、遊技盤2の中央部には、画像表示部6の表示画面6aが配置されるとともに、可動役物装置28が配置されている。画像表示部6は、客待ち用のデモ演出、図柄変動演出、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出などを表示画面6aに表示する。図柄変動演出は、数字等の識別情報を有する装飾図柄を変動させた後停止させ、その停止させた装飾図柄により、大当たり判定の結果を報知する演出である。この図柄変動演出は、後述する特別図柄変動に並行して行われる。また、画像表示部6には、所定時、操作装置47の後述する操作部51,121を第1位置P11,P21や第2位置P12,P22に配置させた際に、第1操作演出AC11,A21や第2操作演出AC12,AC22を表示する(図22,23,25,26参照)。
遊技領域3には、始動入賞装置5が設けられている。始動入賞装置5は、常時開放されている第1始動口5aと、電動チューリップ(以下、「電チュー」という。)5cにより開閉される第2始動口5bとを備えている。電チュー5cは、電チューソレノイド5f(図2参照)により駆動される。第2始動口5bは、電チュー5cが開いているときのみ遊技球が入賞可能となる。
また、遊技領域3には、大入賞装置7と、遊技球が通過可能なゲート8と、複数の普通入賞装置9とが設けられている。大入賞装置7は、大入賞口ソレノイド7d(図2参照)により開閉される大入賞口7aを備えている。各普通入賞装置9に入った遊技球は、その普通入賞装置9内の普通入賞口9aに入賞する。遊技領域3の中央下端部には、いずれの入賞装置にも入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口15が設けられている。
遊技領域3の外側には、複数のランプからなる図柄表示器14、及び、保留ランプ16が設けられている。図柄表示器14に含まれる第1特別図柄表示器14a及び第2特別図柄表示器14b(図2参照)は、それぞれ、遊技球の第1始動口5a、第2始動口5bへの入賞を契機として行われる大当たり抽選の結果を、変動表示を経て停止表示された図柄(特別図柄)により報知する(これを「特別図柄変動」という)ものである。第1特別図柄表示器14aや第2特別図柄表示器14bに停止表示された図柄(特別図柄)が大当たり図柄又は小当たり図柄であれば、大入賞口7aを所定回数開閉する当たり遊技が行われる。
特別図柄変動の実行中または当たり遊技の実行中に、遊技球が第1始動口5aまたは第2始動口5bに入賞すると、メイン制御部20(図2参照)は、その入賞に対して取得した大当たり乱数等の乱数を、保留記憶として記憶する。そして、特別図柄変動を実行可能になったときに、記憶しておいた保留記憶に基づいて大当たりか否かの判定を行い、特別図柄変動を実行する。
保留ランプ16に含まれる第1特別図柄保留ランプ16a及び第2特別図柄保留ランプ16b(図2参照)は、それぞれ、第1始動口5a、第2始動口5bへの入賞に基づく保留記憶の個数を表示するものである。なお、第1始動口5a、第2始動口5bへの入賞に基づく保留記憶の個数は、それぞれ4個が上限とされている。
図柄表示器14に含まれる普通図柄表示器14c(図2参照)は、ゲート8への遊技球の通過を契機として行われる普通図柄抽選の結果を、変動表示を経て停止表示される普通図柄により報知する(これを「普通図柄変動」という)ものである。停止表示された普通図柄が当たり図柄であれば、所定時間及び所定回数、電チュー5cを開く補助遊技が行われる。
普通図柄変動の実行中または補助遊技の実行中に、遊技球がゲート8を通過すると、メイン制御部20は、その通過に対して取得した当たり乱数を記憶する。そして、普通図柄変動を開始可能な状態になったときに、記憶しておいた当たり乱数を用いて当たりか否かの判定を行い、普通図柄の変動表示を開始して、その判定結果を示す普通図柄を停止表示する。保留ランプ16に含まれる普通図柄保留ランプ16c(図2参照)は、このように記憶されている当たり乱数の個数を表示するものである。なお、記憶される当たり乱数は4個が上限とされている。
(2)遊技機の電気系統
実施形態の遊技機1の電気系統について説明すると、実施形態の遊技機1は、図2に示すように、メイン制御部20、払出制御部21、演出制御手段としてのサブ制御部25を備え、サブ制御部25は、演出制御部22、画像制御部23、及び、ランプ制御部24を備えている。そして、払出制御部21及び演出制御部22はメイン制御部20に接続され、画像制御部23及びランプ制御部24は演出制御部22に接続されている。各制御部は、CPU、ROM、RAM等を備えている。
メイン制御部20は、大当たりの抽選(判定)や遊技状態の移行など主に利益に関わる制御を行うものである。メイン制御部20には、第1始動口5aに入球した遊技球を検出する第1始動口SW(スイッチ)5d、第2始動口5bに入球した遊技球を検出する第2始動口SW5e、電チュー5cを駆動する電チューソレノイド5f、ゲート8を通過した遊技球を検出するゲートSW8a、大入賞口7aに入球した遊技球を検出する大入賞口SW7b、開閉部材7cを駆動する大入賞口ソレノイド7d、各普通入賞口9aに入球した遊技球を検出する普通入賞口SW9b、第1特別図柄保留ランプ16a、第2特別図柄保留ランプ16b、普通図柄保留ランプ16c、第1特別図柄表示器14a、第2特別図柄表示器14b、普通図柄表示器14cがそれぞれ接続され、図3に矢印で示すように、各スイッチからはメイン制御部20に信号が入力され、各ソレノイドやランプ等にはメイン制御部20から信号が出力される。
また、メイン制御部20は、払出制御部21に各種コマンドを送信するとともに、払い出し監視のために払出制御部21から信号を受信する。払出制御部21には、図示しない払出装置を駆動する払出駆動モータ26が接続され、払出制御部21は、メイン制御部20から受信したコマンドに従って払出駆動モータ26を動作させ、賞球の払出を行わせる。
さらに、メイン制御部20は、サブ制御部25の演出制御部22に対し各種コマンドを送信し、演出制御部22は、画像制御部23及びランプ制御部24との間でコマンドや信号の送受信を行う。演出制御部22には、操作装置47の第1操作部51と第2操作部121とが操作されたことを検出する操作検出SW107,108,157,158が接続されている。画像制御部23には画像表示部6及びスピーカ17が接続され、画像制御部23は、演出制御部22から受信したコマンドに従って、画像表示部6の表示画面6aに画像を表示し、スピーカ17から音声を出力する。ランプ制御部24には、後述する第1操作部51や第2操作部121の発光部55,125における演出ランプ57,57、枠ランプ18、盤ランプ19、可動役物装置28、さらには、後述するストッパ機構84,134の駆動モータ92,142、回転角度検出SW94,144、後述する第1,2振動装置180,185の振動モータ181,186等が接続され、ランプ制御部24は、演出制御部22から受信したコマンドに従って、演出ランプ57,57、枠ランプ18、盤ランプ19を点灯・消灯し、可動役物装置28を動作させ、さらに、回転角度検出SW94,144の検出信号の入力に応じて、ストッパ機構84,134の駆動モータ92,142を駆動させる。
(3)操作手段としての操作装置47の説明
実施形態の操作手段としての操作装置(演出ボタン装置)47は、図1,3〜5に示すように、第1操作部(第1演出ボタン)51を有した第1操作機構48、第2操作部(第2演出ボタン)121を有した第2操作機構49、第1,2操作機構48,49を取付固定して皿ユニット部11bの図示しない機枠に固定する収納本体部170、及び、顔演出ボタン装置190、を備えて構成されている。なお、顔演出ボタン装置190は、本発明と異なるので、詳しい説明を省略するが、露出している仮面状の演出ボタン191を、10mm程度の操作量として、斜め後下方向に押下操作するものであり、押下後には、図示しないばねの付勢力によって押下前の初期位置に復帰する構成としている。
第1操作機構48は、図6,7に示すように、第1操作部51、第1操作部51の押下操作を案内支持する支持側部83、及び、第1操作部51の元部51a側を収納する収納部100、を備えて構成されている。第2操作機構49は、図11,12に示すように、第2操作部121、第2操作部121の押下操作を案内支持する支持側部133、第2操作部121の元部121a側を収納する収納部150、を備えて構成されている。収納本体部170は、図5,14〜16に示すように、皿ユニット部11bの図示しない機枠に固定される取付ベース171、装飾パネル部172、及び、第1,2振動装置180,185、を備えて構成されている。
装飾パネル部172は、図14〜16に示すように、第1操作部51の周囲に配置されて取付ベース171に固定される第1装飾パネル173、第2操作部121の周囲に配置されて取付ベース171に固定される第2装飾パネル175、顔演出ボタン装置190の前下側に配置される下装飾パネル178、顔演出ボタン装置190の後上側に配置される上装飾パネル179、及び、第2装飾パネル175に取り付けられる装飾体177、を備えて構成されている。
第1装飾パネル173は、相互にねじ等により結合される表面側の装飾部173aと裏面側のベース部173bとを備えて構成される。ベース部173bは、取付ベース171にねじ等で取付固定されるとともに、上面側で第1振動装置180を固定している。第1振動装置180は、偏心させた振動子183を回転駆動軸182に固定させた振動モータ181と、振動モータ181をベース部173bに取付固定する固定板184と、を備えて構成されている。第1装飾パネル173は、第1操作部51の収納部100における外カバー106のスリーブ部106aを嵌挿させる嵌挿口部174を備えて、外カバー106と、直接的に、若しくは、取付ベース171を介して、間接的に、接触するように配置されている。そのため、振動モータ181が駆動されれば、第1装飾パネル173や取付ベース171を介して、第1操作部51の外カバー106等に振動を与えて、第1操作部51を振動させることができる。
第2装飾パネル175は、相互にねじ等により結合される表面側の装飾部175aと裏面側のベース部175bとを備えて構成される。ベース部175bは、取付ベース171にねじ等で取付固定されるとともに、上面側で第2振動装置185を固定している。第2振動装置185も、偏心させた振動子188を回転駆動軸187に固定させた振動モータ186と、振動モータ186をベース部175bに取付固定する固定板189と、を備えて構成されている。また、第2装飾パネル175も、第2操作部121の収納部150における外カバー156のスリーブ部156aを嵌挿させる嵌挿口部176を備えて、外カバー156と、直接的に、若しくは、取付ベース171を介して、間接的に、接触するように配置されている。そのため、振動モータ186が作動されれば、第2装飾パネル175や取付ベース171を介して、第2操作部121の外カバー156等に振動を与えて、第2操作部121を振動させることができる。
勿論、第1振動装置180の振動モータ181が作動すれば、取付ベース171も振動することから、第2装飾パネル175を経て、第2操作部121を振動させることもでき、逆に、第2振動装置185の振動モータ186が作動すれば、取付ベース171も振動することから、第1装飾パネル173を経て、第1操作部51を振動させることもできる。
また、振動モータ181の回転駆動軸182の軸方向V1は、第1操作部51の操作方向と一致する軸方向X1と平行に配設され、振動モータ186の回転駆動軸187の軸方向V2は、第2操作部121の操作方向と一致する軸方向X2と平行に配設されている。そのため、第1振動装置180が、振動子183を回転させて振動を発生させると、その振動は、第1操作部51の軸直交方向に作用するため、自由端側の先端部51b側を揺れ易くできて、効果的に、第1操作部51を振動させることができる。同様に、第2振動装置185でも、振動子188を回転させて振動を発生させれば、その振動は、第2操作部121の軸直交方向に作用するため、自由端側の先端部121b側を揺れ易くできて、効果的に、第2操作部121を振動させることができる。
さらに、第1操作部51と第2操作部121とは、直交交差ではないもののの、軸方向X1,X2相互を、交差させるように、先端部51b,121b側相互をテーパ状に左右に開かせるように配設されている。そのため、第1,2振動装置180,185を同時に作動させれば、異なる方向への振幅の振動が加わることから、共振させるように振幅を大きくできて、第1操作部51や第2操作部121を、振動モータ181,186の単独で作動させる場合に比べて、大きく振動させることができる。
なお、実施形態の場合、振動モータ181,186は、回転数を3000rpm程度として、振動数を、約50(rpm/60)としている。
第1操作部51は、図6,7に示すように、収納部100の円形に開口した突出口101から突出しており、略円板状の天井壁52aと天井壁52aの外周縁から略円筒状に下方に延びる周壁52bとを有したポリカーボネイト等の透明な合成樹脂材料からなるカバー体52、カバー体52内に配置される発光部55、ばね受け座66,78、及び、ばね受け座66,78間に介在されるばね73,73、を備えて構成されている。カバー体52の突出口101からの突出長さL1(実施形態では約110mm)は、突出口101の開口寸法d1(実施形態では約40mm)の約2.75倍と大きく設定されている。カバー体52は、下端のフランジ部52cが、収納部100の内カバー103のリブ103aに係止されて、上方への抜けが規制されているだけで、内カバー103や発光部55に対して、周方向に回動可能に配設されている。
発光部55は、図17〜19に示すように、6個の発光体としてのLEDからなる演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)、演出ランプ57を支持する支持部としてのランプ部56、演出ランプ57の発光を拡散させる光拡散部58、を備えて構成されている。ランプ部56には、各演出ランプ57の発光や消灯を制御するように電源を供給可能に構成されている。光拡散部58は、ランプ部56の表面側から裏面側を覆うととも、演出ランプ57の発光をランプ部56の表面側から裏面側まで拡散させるものであり、透光性を有した透明なポリカーボネイト等の合成樹脂材料からなるレンズ板59、表側拡散部60、裏側拡散部61、レンズ62、及び、発光基部63、を備えて構成されている。
レンズ板59は、各演出ランプ57の表側に配置される6個の凸レンズ状のレンズ部59aが上下方向に並設されて構成される。各レンズ部59aは、略長方形板状の区画壁59bに区画されて、光を乱反射し易いように、構成されている。レンズ板59の上端には、上方に延びる円柱部59cが形成されている。円柱部59cの上方には、凸レンズ状のレンズ62が配設されて、第1操作部51のカバー体52の天井壁52aを経て、演出ランプ57の発光が上方に照射されるように構成されている。レンズ板59とレンズ62とは、表側拡散部60と裏側拡散部61とが相互にねじ止めされる際、ランプ部56とともに、表側拡散部60と裏側拡散部61との上下両端付近で挟持されて取付固定される。レンズ62は、カバー体52の天井壁52aの下面に、接近して配設されている。
表側拡散部60は、レンズ板59の前面側と前面側から連なる両側面側とでレンズ板59を囲うように上下に延びる断面U字状の樋部60aを備えるとともに、樋部60aの両縁側から延びる鍔部60h,60hを備えて構成されている。樋部60aは、レンズ板59のレンズ部59aの正面側の凸レンズ状の厚肉部60bと、厚肉部60bの両縁から鍔部60h,60h側に連なる側壁部60c,60cと、を備えて構成されている。樋部60aの外表面側には、厚肉部60bの上下方向に延びる略半円柱状の部位の窓部60eを残して、その周囲を囲む囲い部60fには、青色の金属光沢を有したメッキ塗膜部60gが形成されている。樋部60aは、メッキ塗膜部60gにより、注射器形状の外形形状を表されて、窓部60eから注射器の中(例えば透過性を有した注射液に相当するようなもの)が見えるような形態となっている。鍔部60h,60hには、光を乱反射し易いように、凹凸60iが形成されている。
裏側拡散部61は、半割り円筒状の樋部61aを備えるとともに、内周側に上下に延びるリブ61bを突設させている。樋部61aの内外周面には、光を乱反射し易いように、凹凸61cが形成されている。発光基部63は、演出ランプ57を設けたランプ部56、レンズ板59、及び、レンズ62を挟持して相互にねじ止めされた表側拡散部60と裏側拡散部61とを、取付固定し、そして、ばね受け座66に対し、ねじ等により結合されている。
発光部55は、演出ランプ57が、同時に発光・点滅する全発光・点滅パターンや、あるいは、上下の縁から中央側に順に発光するような順次発光パターン等の種々の発光パターンで発光可能である。
通常時には、6個の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)の点灯パターンとして、上下の縁のランプ57a,57fが点灯し、他のランプ57b,57c,57d,57eが消灯し、ついで、内側のランプ57b,57eが点灯して、他のランプ57a,57c,57d,57e,57fが消灯し、ついで、中間位置のランプ57c,57dが点灯して、他のランプ57a,57b,57e,57fが消灯し、ついで、ランプ57b,57eが点灯して、他のランプ57a,57c,57d,57e,57fが消灯し、そして、ランプ57a,57fが点灯し、他のランプ57b,57c,57d,57eが消灯するパターン(通常点灯パターンとしての順次発光パターン、図34のA参照)を繰り返している(57a,57f→57b,57e→57c,57d→57b,57e→57a,57f)。
押下操作案内時には、6個の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)の全てを同時に点灯・消灯することを短時間で繰り返す特別点灯パターンとしての同時点滅パターンとしている(図34のB参照)。
演出ランプ57の点灯時には、窓部60eの厚肉部60bやレンズ部59aを経た光が、直接光SLとして、強く光るとともに、区画壁59bやメッキ塗膜部60gで反射した光が、間接光CLとして、鍔部60hを発光させたり、さらには、鍔部60hで反射した光が、間接光CLとして、裏側拡散部61を発光させる。さらに、レンズ板59の円柱部59cを透過した間接光CLが、レンズ62を経て、強く光る状態となる。そして、遊技者は、これらの発光部55の発光状態を、透明な天井壁52aや周壁52bを有したカバー体52を通して、容易に目視できることとなる。換言すれば、第1操作部51では、カバー体52の周壁52b側となる外周面51d側、すなわち、第1操作部51の側面51e側が発光するとともに、カバー体52の天井壁52a側となる先端面51c側も発光することなる。
また、発光部55は、光拡散部58の上端のレンズ62がカバー体52の天井壁52aの下面に接近して配置され、演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)が、装飾パネル部172の嵌挿口部174より上方に配置されて、下端側の発光基部63等が、装飾パネル部172に隠れるように配置されていることから、収納部100から突出した第1操作部51の全体で、演出ランプ57を発光させる状態となって、点灯時の演出効果を高めることができる。
さらに、実施形態の場合、第1操作部51の発光部55における6個全ての演出ランプ57の強く発光する直接光SLの向きが、ガラス部11aで反射し易い遊技盤2側の後方に向かう方向でなく、遊技者側の斜め前方側として、皿ユニット部11bの左右方向の中央に配置された装飾体、すなわち、顔演出ボタン装置190の顔の仮面のような演出ボタン191の上面側の左の照射エリアA1(図3参照)を照らすように設定されている。そのため、遊技時の通常点灯パターンや特別点灯パターン等での点灯時、発光部55が、装飾体としての仮面のような演出ボタン191に光を当てて、注目させることができて、遊技者に、実施形態の遊技機1の発光部55の意匠効果をアピールすることができる。
上下のばね受け座66,78は、図6,8に示すように、2つのばね(コイルばね)73,73で相互に離隔するように付勢されて配設されている。ばね受け座66,78は、取付孔68,81を貫通してガイドピン72,72にねじ止めされるワッシャ付きねじ74,75により、離隔距離を規制されている。ガイドピン72,72は、上端側がばね受け座66の取付孔68に嵌合する角柱状として、ねじ74により、上側のばね受け座66側に固定されて、第1操作部51の押下操作時、ばね73,73を圧縮させつつ、ガイドピン72が、ねじ75を螺着させたまま、下側のばね受け座78の取付孔81を挿通して下方移動し、そして、ばね受け座66の周縁の下面66bがばね受け座78の周縁の上面78cに当接する状態となって、ばね73,73の圧縮状態が停止される。
上側のばね受け座66は、既述したように、発光基部63を固定して、発光部55を支持するとともに、押下操作時の第1操作部51のカバー体52のフランジ部52cの下端面52dを、外周縁の上面66aで支持する。また、ばね受け座66は、中央に、第1操作部51を最下端の第2位置P12まで押下操作した際、ストッパ機構84のねじ86付近を挿通させる中央孔67を配設させている(図10のC参照)。また、ばね受け座66は、操作検出SW107,108をONさせる検知片69を、外周側に突設させている。下側のばね受け座78は、中央に、第1操作部51を最下端の第2位置P12まで押下操作する際、図9,10に示すように、ストッパ機構84のストッパ85を挿通可能な中央孔79を備えている。但し、中央孔79の内周面には、第1操作部51を中間位置の第1位置P11までの押下操作だけを許容する場合に、ストッパ85に当接する係止突起80が突設されている。すなわち、ばね受け座78は、ストッパ85により、押下操作を許容されたり、あるいは、規制される操作位置規制部材78となる。なお、この操作位置規制部材78は、係止突起80をストッパ85に当接させて、第1操作部51の第1位置P11に位置規制する他、下面78a付近(実施形態ではねじ75)を後述するばね受け座97の上面97aに当接させて、第1操作部51の第2位置P12を位置規制するように構成されている(図10のC参照)。
実施形態の場合、図10に示すように、初期位置P10から第1位置P11まで押下操作する第1操作の操作量S11、すなわち、初期位置P10からストッパ85に係止突起80が当接するまでの操作量S11は、4mm、初期位置P10から第2位置P12まで押下操作する第2操作の操作量S12、すなわち、初期位置P10からストッパ85を中央孔79を挿通させて、ばね受け座78の下面78a付近がばね受け座97の上面97aに当接するまでの操作量S12は、30mm、としている。
押下操作される第1操作部51を支持する支持側部83は、ストッパ機構84、ばね95、上下のばね受け座96,97、を備えて構成されている。ストッパ機構84は、図6,7,9,10に示すように、ストッパ85、ストッパ85を上端にねじ86止めするガイドピン87、ガイドピン87の下端に対して、止め環89を介在させてねじ88止めされる従動歯車90、従動歯車90に噛合する駆動歯車91、及び、駆動歯車91を回転駆動させる駆動モータ92、を備えて構成されている。ストッパ85は、外周面に三枚の扇状の突出片85aを突出させて構成され、駆動モータ92の作動により、駆動歯車91が回転駆動し、駆動歯車91の回転駆動に伴ない、従動歯車90が回転し、従動歯車90の回転駆動に伴ない、ガイドピン87が回転すれば、ストッパ85が回転する。そして、突出片85aが、第1操作部51側のばね受け座78の係止突起80と、ガイドピン87の軸方向に沿って重なる規制位置RPに配置されれば、第1操作部51を押下操作しても、係止突起80がストッパ85の突出片85aに当接して、第1位置P11までの第1操作しか行えない。また、突出片85aが、第1操作部51側のばね受け座78の係止突起80と、ガイドピン87の軸方向に沿って重ならない規制解除位置FPに配置された場合には、第1操作部51を押下操作すると、ストッパ85が係止突起80と干渉せずにばね受け座78の中央孔79を挿通して、第1操作部51のばね受け座78の下面78aがばね受け座97の上面97aに当接するまでの操作、すなわち、第2位置P12までの第2操作が可能となる。
ストッパ85の回転の制御は、駆動モータ92の駆動制御によって行なわれる。具体的には、従動歯車90の下面側に、光電スイッチ等からなる回転角度検出SW94をON(遮光)するように、3つの検知片93が突設されるとともに、突出片85aが係止突起80と干渉しない規制解除位置FPに配置されることに対応して、いずれか一つの検知片93が、回転角度検出SW94をON(遮光)するように、設定され、逆に、突出片85aが係止突起80と干渉する規制位置RPに配置されることに対応して、いずれの検知片93も回転角度検出SW94を遮光せずに、OFF(透光)するように、設定されており、検知片93が回転角度検出SW94をON・OFFするように、駆動モータ92を駆動制御して、ストッパ85の回転制御を行なっている。なお、回転角度検出SW94は、後述する下カバー110に取り付けられている。
また、通常時には、第1操作部51が、ばね73の付勢力と若干のばね95の付勢力に抗して、初期位置P10から第1位置P11までしか押下操作できないように、ストッパ85の突出片85aが操作位置規制部材78の係止突起80と当接するように、すなわち、回転角度検出SW94がOFF(透光)状態となる規制位置RPでストッパ85は停止されている。
ばね受け座96は、コイルばね(円すいコイルばね)95の上端を支持してばね受け座78にねじ止めされている。ばね受け座96は、ガイドピン87を摺動可能な摺動孔96aを備えている。ばね受け座97は、ばね95の下端を支持して、下カバー110にねじ止めされている。なお、駆動モータ92は、下側のばね受け座97の上面側に取り付けられて、駆動歯車91を取り付けた駆動軸92aをばね受け座97の下方に突出させており、そして、駆動歯車91、従動歯車90、止め環89は、下側のばね受け座97と下カバー110との間で、回転自在に配設されている。
また、ばね95は、2つのばね73,73のばね定数より大きなばね定数のばねとし、そして、2つのばね73,73を同時に圧縮させる場合に比べて、大きな反発力としている。そのため、第1操作部51を、初期位置P10から第1位置P11まで押下操作する場合には、2つのばね73,73を圧縮させるだけであるが、第1位置P11から第2位置P12まで押下操作する際には、大きなばね定数のばね95を圧縮させることから、反発力が大きく、強い力で押下操作する状態となる。
なお、実施形態の場合、第1操作部51を第1位置P11まで第1操作する際、係止突起80がストッパ85の突出片85aに当接する第1位置P11に配置される直前には、ばね受け座66の周縁の下面66bがばね受け座78の周縁の上面78cに当接して、ばね73,73の圧縮状態が停止される。さらに、その後の押下操作により、ばね受け座66,78相互の当接状態を維持して、すなわち、ばね73,73の圧縮状態が維持されつつ、ばね95の大きな反発力が発揮される前に、ばね95が僅かに圧縮されて、係止突起80がストッパ85の突出片85aに当接する第1位置P11に、配置される状態としている。この第1位置P11への配置完了直前のばね95の反発力は、操作量が僅かで圧縮代が小さいことから、その後の第2位置P12への配置時に比べて、極めて小さい反発力の感触としている。そのため、初期位置P10から第1位置P11までの操作では、概ね、反発力の小さなばね73,73だけの付勢力に対抗して、押下操作する状態となる。
収納部100は、内カバー103、外カバー106、下カバー110、及び、底カバー115、を備えて構成されている。内カバー103は、略円筒状として、第1操作部51の軸直交方向で二分割される分割体105A,105Bとして構成され、分割体105A,105B相互をねじ止め等して合体させる際に、下端側のリブ103bが下側のばね受け座97の係止孔部97cに挿入係止されることから(図8参照)、上下移動が規制され、上端側のリブ103aがカバー体52のフランジ部52cを係止し、カバー体52の上方移動を規制している。内カバー103には、ばね受け座66の検知片69を突出させるとともに、検知片69の上下移動を許容するスライド孔104が形成されている。
外カバー106は、略円筒状として、内カバー103のリブ103aの上面に当接して上方に延びて、カバー体52(第1操作部51)の外周面51dに沿うように先細りに延びるスリーブ部106aを備えて、下カバー110にねじ止めされている。外カバー106は、スリーブ部106aの内周側を第1操作部51を突出させる突出口101としている。また、外カバー106には、内カバー103から突出した検知片69の有無を検知して第1操作部51の第1操作や第2操作を検出可能な光電スイッチ等からなる操作検出SW107,108が配設されている。上側の操作検出SW107は、第1操作部51が初期位置P10から第1位置P11に操作された際に、検知片69が初期位置P10から第1位置P11に対応する位置に移動すると、遮光状態から透光状態となることによりON信号を出力するように構成されている。また、下側の操作検出SW108は、第1操作部51が第2位置P12に操作された際に、検知片69が第2位置P12に対応する位置に移動すると、透光状態から遮光状態になることによりON信号を出力するように設定されている。
下カバー110は、下側のばね受け座97をねじ止め等により固定するとともに、外カバー106をねじ止め等により固定し、さらに、既述の回転角度検出SW94を取付固定して、底カバー115にねじ止め等により固定されている。底カバー115は、収納本体部170の取付ベース171に対してねじ止め等により固定されている。また、下カバー110には、ガイドピン87の直下に、ねじ88や止め環89との摩擦抵抗を小さくするための滑板111を固定させるとともに、剛性を高めるように、金属製の受圧板112を配設させている。
第2操作部121は、図11,12に示すように、収納部150の円形に開口した突出口151から突出しており、略円板状の天井壁122aと天井壁122aの外周縁から下方に延びる略円筒状の周壁122bとを有したポリカーボネイト等の透明な合成樹脂材料からなるカバー体122、カバー体122内に配置される発光部125、及び、操作位置規制部材128、を備えて構成されている。カバー体122の突出口151からの突出長さL2(約113mm)は、突出口151の開口寸法d2(約44mm)の約2.57倍と大きく設定されている。カバー体122は、下端のフランジ部122cが、収納部150の内カバー153のリブ153aに係止されて、上方への抜けが規制されているだけで、内カバー153や発光部125に対して、周方向に回動可能に配設されている。
発光部125は、第1操作部51側の発光部55と同様の構成であり、発光部55と同様なランプ部56、6個の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)、及び、光拡散部58を備えており、発光部55と同様の部位には、同じ符号を付して説明を省略する。なお、この発光部125は、発光部55の青色の金属光沢色としたメッキ塗膜部60gと相違して、赤色の金属光沢色としたメッキ塗膜部60gとして配設されている。また、発光部125を操作位置規制部材128にねじ止めして固定する発光基部126が、発光部55の発光基部63に比べて、若干、大径に形成されている。
発光部125の発光パターンは、発光部55と同様であり、通常時には、6個の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)が順次発光する通常点灯パターンとして、順次発光パターンを繰り返しており(57a,57f→57b,57e→57c,57d→57b,57e→57a,57f:図34のA参照)、また、押下操作案内時には、6個の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)の全てを同時に点灯・消灯することを短時間で繰り返す特別点灯パターンとしての同時点滅パターンとしている(図34のB参照)。そして、発光部55と同様に、発光部125が演出ランプ57を順次発光パターンや同時点滅パターンで発光すれば、遊技者は、これらの発光部125の発光状態を、透明な天井壁122aや周壁122bを有したカバー体122を通して、容易に目視できることとなる。換言すれば、第2操作部121でも、発光部125の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)が点灯すれば、カバー体122の周壁122b側となる外周面121d側、すなわち、第2操作部121の側面121e側が発光するとともに、カバー体122の天井壁122a側となる先端面121c側も発光することなる。
また、発光部125は、光拡散部58の上端のレンズ62がカバー体122の天井壁122aの下面に接近して配置され、演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)が、装飾パネル部172の嵌挿口部176より上方に配置されて、下端側の発光基部126等が、装飾パネル部172に隠れるように配置されていることから、収納部150から突出した第2操作部121の全体で、演出ランプ57を発光させる状態となって、点灯時の演出効果を高めることができる。
さらに、この第2操作部121でも、発光部125における6個全ての演出ランプ57の強く発光する直接光SLの向きが、ガラス部11aで反射し易い遊技盤2側の後方に向かう方向でなく、遊技者側の斜め前方側として、皿ユニット部11bの左右方向の中央に配置された装飾体、すなわち、顔演出ボタン装置190の顔の仮面のような演出ボタン191の上面側の右の照射エリアA2(図3参照)を照らすように設定されている。そのため、発光部55と同様に、遊技時の通常点灯パターンや特別点灯パターン等での点灯時、発光部125が、装飾体としての仮面のような演出ボタン191に光を当てて、注目させることができて、遊技者に、実施形態の遊技機1の発光部125の意匠効果をアピールすることができる。
操作位置規制部材128は、既述したように、発光基部126を固定して、発光部125を支持するとともに、押下操作時の第2操作部121のカバー体122のフランジ部122cの下端面122dを、外周縁の上面128aで支持する。また、操作位置規制部材128は、操作検出SW157,158をONさせる検知片127を、外周側に突設させるとともに、中央に、第2操作部121を最下端の第2位置P22まで押下操作する際、図13のCに示すように、ストッパ機構134のストッパ135を挿通可能な中央孔129を備えている。但し、中央孔129の内周面には、第2操作部121を中間位置の第1位置P21までの押下操作だけを許容する場合に、ストッパ135に当接する係止突起130が突設されている。この操作位置規制部材128は、係止突起130をストッパ135に当接させて、第2操作部121を第1位置P21で位置規制する他、下面128bを後述するばね受け座147の上面147aに当接させて、第2操作部121を第2位置P22で位置規制するように構成されている。
実施形態の場合、初期位置P20から第1位置P21まで押下操作する第2操作の操作量S21、すなわち、初期位置P20からストッパ135に係止突起130が当接するまでの操作量S21は、3mm、初期位置P20から第2位置P12まで押下操作する第2操作の操作量S22、すなわち、初期位置P20からストッパ135を中央孔129を挿通させて、操作位置規制部材128の下面128bがばね受け座147の上面147aに当接するまでの操作量S22は、30mm、としている。
押下操作される第2操作部121を支持する支持側部133は、ストッパ機構134、ばね145、上下のばね受け座146,147、を備えて構成されている。ストッパ機構134は、第1操作部51側のストッパ機構34と同様であり(図8参照)、ストッパ135、ストッパ135を上端にねじ136止めするガイドピン137、ガイドピン137の下端に対して、止め環139を介在させてねじ138止めされる従動歯車140、従動歯車140に噛合する駆動歯車141、及び、駆動歯車141を回転駆動させる駆動モータ142、を備えて構成されている。ストッパ135は、ストッパ85と同様に、外周面に三枚の扇状の突出片135aを突出させて構成され、駆動モータ142の作動により、駆動歯車141が回転駆動し、駆動歯車141の回転駆動に伴ない、従動歯車140が回転し、従動歯車140の回転駆動に伴ない、ガイドピン137が回転すれば、ストッパ135が回転する。そして、突出片135aが、ストッパ機構34と同様に、第2操作部121側の操作位置規制部材128の中央孔129に設けられた係止突起130と、ガイドピン137の軸方向に沿って重なる規制位置RPに配置されれば、第2操作部121を押下操作しても、係止突起130がストッパ135の突出片135aに当接して、第1位置P21までの第1操作しか行えない。また、突出片135aが、第2操作部121側の操作位置規制部材128の係止突起130と、ガイドピン137の軸方向に沿って重ならない規制解除位置FPに配置される場合には、第2操作部121を押下操作すると、ストッパ135が係止突起130と干渉せずに操作位置規制部材128の中央孔129を挿通して、操作位置規制部材128の下面128bがばね受け座147の上面147aに当接する操作、すなわち、第2位置P22までの第2操作が可能となる。
ストッパ135の回転の制御は、駆動モータ142の駆動制御によって行なわれる。具体的には、従動歯車140の下面側に、光電スイッチ等からなる回転角度検出SW144をON(遮光)するように、3つの検知片143が突設されるとともに、突出片135aが係止突起130と干渉しない規制解除位置FPに配置されることに対応して、いずれか一つの検知片143が、回転角度検出SW144をON(遮光)するように、設定され、そして逆に、突出片135aが係止突起130と干渉する規制位置RPに配置されることに対応して、いずれの検知片143も回転角度検出SW144を遮光せずに、OFF(透光)するように、配設されている。そして、検知片143が回転角度検出SW144をON・OFFするように、駆動モータ142を駆動制御して、ストッパ135の回転制御を行なっている。なお、回転角度検出SW144は、後述する下カバー160に取り付けられている。
また、通常時には、第2操作部121が、ばね145の付勢力に抗して、初期位置P20から第1位置P21までしか押下操作できないように、ストッパ135の突出片135aが操作位置規制部材128の係止突起130と当接するように、すなわち、回転角度検出SW144がOFF(透光)状態となる規制位置RPでストッパ135は停止されている。
ばね受け座146は、コイルばね(円すいコイルばね)145の上端を支持して操作位置規制部材128にねじ止めされている。ばね受け座146は、ガイドピン137を摺動可能な摺動孔146aを備えている。ばね受け座147は、コイルばね145の下端を支持して、下カバー160にねじ止めされている。なお、駆動モータ142は、下側のばね受け座147の上面側に取り付けられて、駆動歯車141を取り付けた駆動軸142aをばね受け座147の下方に突出させており、そして、駆動歯車141、従動歯車140、止め環139は、下側のばね受け座147と下カバー160との間で、回転自在に配設されている。
収納部150は、内カバー153、外カバー156、下カバー160、及び、底カバー165、を備えて構成されている。内カバー153は、略円筒状として、第2操作部121の軸直交方向で二分割される分割体155A,155Bとして構成され、分割体155A,155B相互をねじ止め等して合体させる際に、収納部100と同様に、下端側のリブ153bが下側のばね受け座147の係止孔部147c(図11参照)に挿入係止されることから、上下移動が規制され、上端側のリブ153aがカバー体122のフランジ部122cを、緩衝材152を介在させて、係止し、カバー体122の上方移動を規制している。内カバー153には、操作位置規制部材128の検知片127を突出させるとともに、検知片127の上下移動を許容するスライド孔154が形成されている。緩衝材152は、ゴム等から円環状に形成されており、ばね145の付勢力で第2操作部121が初期位置P20に復帰する際、カバー体122のフランジ部122cがリブ153aに直接当接して異音が発生しないように、配設されている。
外カバー156は、略円筒状として、内カバー153のリブ153aの上面に当接して上方に延びて、カバー体122(第2操作部121)の外周面121dに沿うように先細りに延びるスリーブ部156aを備えて、下カバー160にねじ止めされている。外カバー156は、スリーブ部156aの内周側を第2操作部121を突出させる突出口151としている。また、外カバー156には、内カバー153から突出した検知片143の有無を検知して第2操作部121の第1操作や第2操作を検出可能な光電スイッチ等からなる操作検出SW157,158が配設されている。上側の操作検出SW157は、第2操作部121が初期位置P20から第1位置P21に操作された際に、検知片143が初期位置P20から第1位置P21に対応する位置に移動すると、遮光状態から透光状態となることによりON信号を出力するように構成されている。また、下側の操作検出SW158は、第2操作部121が第2位置P22に操作された際に、検知片143が第2位置P22に対応する位置に移動すると、透光状態から遮光状態になることによりON信号を出力するように設定されている。
下カバー160は、下側のばね受け座147をねじ止め等により固定するとともに、外カバー156をねじ止め等により固定し、さらに、既述の回転角度検出SW144を取付固定して、底カバー165にねじ等により固定されている。底カバー165は、収納本体部170の取付ベース171に対してねじ止め等により固定されている。また、下カバー160には、ガイドピン137の直下に、ねじ138や止め環139との摩擦抵抗を小さくするための滑板161を固定させるとともに、剛性を高めるように、金属製の受圧板162を配設させている。
(4)操作装置47の操作と演出の説明
操作装置47の操作と演出について説明すると、演出制御手段としてのサブ制御部25では、メイン制御部20での特別図柄変動の開始に伴なって出力された変動開始コマンドが演出制御部22に入力され、演出制御部22は、入力した変動開始コマンドを解析し、変動開始コマンドに含まれる変動パターンや大当たりか否かの情報に伴い、所定の変動演出パターンを選択し、選択した変動演出パターンに応じて、所定の装飾図柄変動演出を実行するように、画像制御部23に所定のコマンドを送信するとともに、所定のランプ18,19,57の点灯や、可動役物装置28、ストッパ機構84,134、及び、振動装置180,185の作動を行なわせるように、ランプ制御部24に所定のコマンドを送信する。そして、画像制御部23では、所定パターンの装飾図柄変動演出の画像データ、遊技者に操作装置47の第1操作部51や第2操作部121の第1操作や第2操作を行わせるための画像データ、操作後の第1操作演出や第2操作演出等の画像データを記憶しており、演出制御部22から受信したコマンドにしたがって、装飾図柄変動演出する際に、所定の画像データを用いて、画像表示部6において所定の演出画像を表示する。
(第1/2操作部第1操作処理)
そして例えば、演出制御部22の選択した変動演出パターンが第1操作部51若しくは第2操作部121の第1操作の押下操作を求める演出を含むものであれば、図30に示す第1/2操作部第1操作処理のように、演出制御部22が、その変動演出パターンの実行中において、第1操作演出を実行するタイミングか否かを判定し(S3001)、そのタイミングであれば(S3001でYES)、対応する操作案内画像(G11(図22のB参照),G21(図25のB参照))を画像表示部6の表示画面6aに表示させ(S3002)、S3003に移行し、そのタイミングでなければ(S3001でNO)、処理を終える。
移行したS3003では、対応する第1操作部51や第2操作部121の押下操作があったか否を判定し、有効時間内に無ければ(S3003でNO→S3005でYES)、S3007に移行して、操作案内画像(G11,G21)の表示を停止させる。一方、有効時間内に、対応する第1操作部51や第2操作部121の押下操作があった場合には(S3003でYES)、対応する第1操作演出としての対応演出画像(AC11(図22のC等参照),AC21(図25のC等参照))を画像表示部6の表示画面6aに表示させ(S3004)、所定時間経過後、その表示を停止させて(S3006でYES→S3007)、処理を終える。
(第1/2操作部第2操作処理)
演出制御部22の選択した変動演出パターンが第1操作部51若しくは第2操作部121の第2操作の押下操作を求める演出を含むものであれば、図31に示す第1/2操作部第2操作処理のように、演出制御部22が、その変動演出パターンの実行中において、第2操作演出を実行するタイミングか否かを判定し(S3101)、そのタイミングでなければ(S3101でNO)、処理を終え、そのタイミングであれば(S3101でYES)、S3102に移行して、駆動モータ92,142に無用な負荷を与えないように、遊技者が既に第1位置P11,P21まで押下していないことを確認するため、上操作検出SW107,157がONか否かを判定し、ONであれば(S3102でYES)、処理を終え、ONで無ければ(S3102でNO)、対応する操作案内画像(G12(図23のB参照),G22(図26のB参照))を画像表示部6の表示画面6aに表示させ(S3103)、S3104に移行する。
移行したS3104では、対応する第1操作部51や第2操作部121の第2位置P12,P22まで押下操作されたか否か、すなわち、下操作検出SW108,158がONされる有効操作があったか否を判定し、有効時間内に無ければ(S3104でNO→S3106でYES)、S3108に移行して、操作案内画像(G12,G22)の表示を停止させる。一方、有効時間内に対応する第1操作部51や第2操作部121の第2位置P12,P22までの押下操作があった場合には(S3104でYES)、対応する第2操作演出としての対応演出画像(AC12(図23のC,D,F,G参照),AC22(図26のC,D,F,G参照))を画像表示部6の表示画面6aに表示させ(S3105)、所定時間経過後、その表示を停止させて(S3107でYES→S3108)、処理を終える。
(振動装置作動処理)
また、第1操作部51や第2操作部121の第2操作の場合には、実施形態の場合、第1振動装置180や第2振動装置185を作動させることとしている。そのため、演出制御部22が、その変動演出パターンの実行中において、第1振動装置180や第2振動装置185を作動させる場合には、所定タイミングで、その作動コマンドをランプ制御部24に送信する。そして、図32に示す振動装置作動処理のように、ランプ制御部24では、まず、S4001において、振動装置作動コマンドを受信したか否かを判定し、受信していなければ(S4001でNO)、処理を終え、受信していれば(S4001でYES)、S4002に移行して、第1振動装置180と第2振動装置185とを共に作動するか否かを判定し、共に作動する場合には(S4002でYES)、S4003に移行して、第1振動装置180と第2振動装置185とを作動させ、所定時間経過後、第1振動装置180と第2振動装置185との作動を停止させる(S4007でYES→S4010)。一方、第1振動装置180と第2振動装置185とを共に作動させる場合でなければ(S4002でNO)、S4004に移行し、第1振動装置180を作動させる場合であれば(S4004でYES)、S4005に移行して、第1振動装置180を作動させ、所定時間経過後、第1振動装置180の作動を停止させ(S4008でYES→S4010)、第1振動装置180を作動させる場合でなければ(S4004でNO)、S4006に移行して、第2振動装置185を作動させ、所定時間経過後、第2振動装置185の作動を停止させる(S4009でYES→S4010)。
(操作案内用点灯パターン処理)
また、第1操作部51と第2操作部121の操作時には、ランプ制御部24により、所定の点灯パターンで発光部55,125の演出ランブ57が、図33に示す操作案内用点灯パターン処理により、所定の操作案内用の点灯パターンで点灯される。すなわち、ランプ制御部24では、まず、S5001において、演出制御部22から出力された操作案内用点灯コマンドを受信したか否かを判定し、受信していなければ(S5001でNO)、処理を終え、受信していれば(S5001でYES)、S5002に移行して、発光部55,125を共に所定のパターンで点灯するか否かを判定し、共に点灯させる場合には(S5002でYES)、S5003に移行して、発光部55,125の演出ランプ57を所定の点灯パターン(図34のB参照)で点灯させ、所定時間経過後(S5007でYES)、S5010に移行して、発光部55,125の演出ランプ57の通常の点灯パターン(図34のA参照)で点灯させる。一方、発光部55,125を共に点灯させる場合でなければ(S5002でNO)、S5004に移行し、発光部55を点灯させる場合であれば(S5004でYES)、S5005に移行して、発光部55の演出ランプ57を所定の点灯パターン(図34のB参照)で点灯させ、所定時間経過後(S5007でYES)、S5010に移行して、発光部55の演出ランプ57の通常の点灯パターン(図34のA参照)で点灯させ(S5008でYES→S5010)、発光部55を点灯させる場合でなければ(S5004でNO)、S5006に移行して、発光部125を所定の点灯パターン(図34のB参照)で点灯させ、所定時間経過後(S5009でYES)、S5010に移行して、発光部125の演出ランプ57の通常の点灯パターン(図34のA参照)で点灯させる。
なお、点灯パターンとしては、図34のA,Bの他に、例えば、図34のCに示すように、押下方向に沿って発光部55,125の演出ランプ57の点灯を、演出ランプ57a→57b→57c→57d→57e→57fとし、これを繰り返したり、あるいは、図35のDに示すように、点灯するランプを消灯させずに、演出ランプ57a→57b→57c→57d→57e→57fと点灯させる数を増やして、これを繰り返したり、さらに、図35のFに示すように、全灯状態から消灯させるランプとして、順に、演出ランプ57a→57b→57c→57d→57e→57fと切り替えて、これを繰り返すようにしてもよい。また、図35のEに示すように、演出ランプ57a,57b,57cと演出ランプ57d,57e,57fとを交互に点灯・消灯することを繰り返してもよい。
また、操作部51,121の押下操作方向に沿って演出ランプ57aから57fまでの点灯・消灯を移動させるパターンとした図34のC,図35のD,Fにおいて、第1操作では繰り返す1サイクルの時間(経過時間)を長くし、第2操作ではその1サイクルの時間を短くする、あるいは、1サイクルの時間の長短をその逆としてもよい。勿論、図35のEの場合や、実施形態の図34のBの場合でも、第1操作では1サイクルの時間を長くし、第2操作では1サイクルの時間を短くしたり、あるいは、1サイクルの時間の長短を逆にしても良い。さらに、第1操作部51と第2操作部121との押下操作時には、一方を、図34のC,図35のD,Fの何れか、他方を、他の何れか、とするように異ならせるようにしてよい。
1.第1操作部の第1操作の演出例
上記操作と演出画像とを具体的に説明すると、装飾図柄変動演出の実行中、すなわち、画像表示部6の表示画面6aにおいて、図22のAに示すように、装飾図柄の左図柄、中図柄、及び、右図柄が変動している際、第1操作部51の第1操作演出を実行するタイミングが到来すると、図22のBに示すように、第1操作部51を初期位置P10から第1位置P11まで押下操作させるように、第1操作案内画像(短押し(1回押し)操作案内画像)G11が表示される。なお、実施形態の第1操作案内画像G11は、第1操作部51の操作を示唆するように、第1操作部51と同じ青色の注射器を把持する注射器画像BI1と、短押し(1回押し)を示唆する「刺せ」の文字画像BW1とからなる。そして、この第1操作案内画像(短押し操作案内画像)G11が表示されれば、遊技者は、第1操作部51の先端部51b側の操作把持部53を把持して押下操作する(図20のAの二点鎖線、図21参照)。なお、第1操作案内画像(短押し操作案内画像)G11が表示される際には、図22のBに示すように、遊技者に有効時間を示唆するように、タイマー図柄TMが表示され、時間経過とともに、色塗りの目盛り(メータ図柄)が長くなり、有効時間が経過する際には、目盛りがタイマー図柄TMの全域を塞ぐように表示される。
なお、この時、ランプ制御部24では、演出制御部22からのコマンドにより、ストッパ機構84におけるストッパ85の突出片85aが操作位置規制部材78の係止突起80と当接する規制位置RPを維持するように、駆動モータ92の作動を停止しておき、また、発光部55の発光パターンとして、通常時の順次発光パターン(通常点灯パターン)から同時点滅パターン(特別点灯パターン)に替えて演出ランプ57を点灯する(図33のS5001でYES→S5002でNO→S5004でYES→S5005参照)。この時、第2操作部121の発光部125は、通常時の通常点灯パターンである順次発光パターンとして発光部125の演出ランプ57を点灯させておく。
そして、遊技者が第1操作部51を押下操作すれば、図10のA,Bに示すように、操作検出SW107が遮光状態から透光状態となってONされて、第1操作部51が第1位置P11に配置されたこととなり、そのON信号を受信した演出制御部22は、図30のS3003でYES→S3004として、その後の所定の演出、すなわち、図22のCに示すような第1操作演出AC11を、画像表示部6の表示画面6aに表示させるとともに、発光部55の発光パターンを通常時の点灯パターンに戻すように、ランプ制御部24に所定のコマンドを送信する。
実施形態の場合、第1操作演出AC11は、選択された変動演出パターンに対応して表示されるものであり、そして、大当たりの期待度を示唆するようなカットイン予告演出としている。具体的には、星マークの背景色を赤色とした第1操作演出AC11R(図22のC参照)、背景色を黄色とした第1操作演出AC11Y(図22のE参照)、背景色を青色とした第1操作演出AC11B(図22のF参照)の三種類がある。期待度の大きさは、AC11R>AC11Y>AC11Bとしている。
なお、第1操作演出AC11を選択される変動演出パターンにおいて、AC11R、AC11Y、及び、AC11Bの表示される割合は、
大当たりの場合、
AC11Rは、60%、
AC11Yは、30%、
AC11Bは、10%
ハズレの場合、
AC11Rは、10%、
AC11Yは、30%、
AC11Bは、60%、
とした選択割合で、表示されるように、設定されている。
第1操作演出AC11を表示した後、所定時間経過すれば、図30のS3004→S3006でYES→S3007に移行し、第1操作演出AC11の表示を停止して、装飾図柄変動演出が再開されて、例えば、図22のDやGに示すように、左図柄と右図柄とが同じ表示としたリーチ、あるいは、左図柄と右図柄とが異なるバラハズレが表示される。
なお、第1操作案内画像(短押し操作案内画像)G11が表示され、また、発光部55が同時点滅パターン(特別点灯パターン)で発光していても、所定有効時間内に、第1操作部51が第1位置P11に配置されなければ、すなわち、第1操作部51が第1操作されなければ、図30のS3003でNO→S3005でYES→S3007に移行して、演出制御部22は、第1操作案内画像(短押し操作案内画像)G11の表示を停止させて、その後の演出を表示させるように、画像制御部23に所定のコマンドを送信することから、図22のBからD、あるいは、Gに示す状態となる。また、発光部55では、図33のS5008でYES→S5010に移行して、発光部55の同時点滅パターンを停止させて、通常時の通常点灯パターンである順次発光パターンに戻すように、ランプ制御部24に所定のコマンドを送信することから、発光部55,125が共に、通常時の順次発光パターン(図34のA参照)で点灯することとなる。
2.第2操作部の第1操作の演出例
装飾図柄変動演出の実行中、すなわち、画像表示部6の表示画面6aにおいて、図25のAに示すように、装飾図柄の左図柄、中図柄、及び、右図柄が変動している際、第2操作部121の第1操作演出を実行するタイミングが到来すると、図25のBに示すように、第2操作部121を初期位置P20から第1位置P21まで押下操作させるように、第1操作案内画像(短押し(1回押し)操作案内画像)G21が表示される。なお、実施形態の第1操作案内画像G21は、第2操作部121の操作を示唆するように、第2操作部121と同じ赤色の注射器を把持する注射器画像RI1と、短押し(1回押し)を示唆する「刺せ」の文字画像RW1とからなる。そして、タイマー図柄TMとともに、この第1操作案内画像(短押し操作案内画像)G21が表示されれば、遊技者は、第2操作部121の先端部121b側の操作把持部53を把持して押下操作する(図20のBの二点鎖線、図21参照)。
なお、この時、ランプ制御部24では、演出制御部22からのコマンドにより、ストッパ機構134におけるストッパ135の突出片135aが操作位置規制部材128の係止突起130と当接する規制位置RPを維持するように、駆動モータ142の作動を停止しておき、また、発光部125の発光パターンとして、通常時の順次発光パターンから同時点滅パターンとして演出ランプ57を点灯する(図33のS5001でYES→S5002でNO→S5004でNO→S5006参照)。この時、第1操作部51の発光部55は、通常時の順次発光パターンとして発光部55の演出ランプ57を点灯させておく。
そして、遊技者が第2操作部121を押下操作すれば、図13のA,Bに示すように、操作検出SW157が遮光状態から透光状態となってONされて、第2操作部121が第1位置P21に配置されたこととなり、そのON信号を受信した演出制御部22は、図30のS3003でYES→S3004として、その後の所定の演出、すなわち、図25のCに示すような第1操作演出AC21を、画像表示部6の表示画面6aに表示させるとともに、発光部125の発光パターンを通常時の点灯パターンに戻すように、ランプ制御部24に所定のコマンドを送信する。
実施形態の場合、第1操作演出AC21は、選択された変動演出パターンに対応して表示されるものであり、そして、大当たりの期待度の割合を示唆するようなカットイン予告演出としている。具体的には、75%の数字表示として背景色を赤色とした第1操作演出AC21R(図25のC参照)、50%の数字表示として背景色を黄色とした第1操作演出AC21Y(図25のE参照)、背景色を青色とした第1操作演出AC21B(図25のF参照)の三種類がある。期待度の大きさは、AC21R>AC21Y>AC21Bとしている。
なお、第1操作演出AC21を選択される変動演出パターンにおいて、AC21R、AC21Y、及び、AC21Bの表示される割合は、
大当たりの場合、
AC21Rは、60%、
AC21Yは、30%、
AC21Bは、10%
ハズレの場合、
AC21Rは、10%、
AC21Yは、30%、
AC21Bは、60%、
とした選択割合で、表示されるように、設定されている。
第1操作演出AC21を表示した後、所定時間経過すれば、図30のS3004→S3006でYES→S3007に移行し、第1操作演出AC21の表示を停止して、装飾図柄変動演出が再開されて、例えば、図25のDやGに示すように、左図柄と右図柄とが同じ表示としたリーチ、あるいは、左図柄と右図柄とが異なるバラハズレが表示される。
なお、第1操作案内画像(短押し操作案内画像)G21が表示され、また、発光部125が同時点滅パターンで発光していても、所定有効時間内に、第2操作部121が第1位置P21に配置されなければ、すなわち、第2操作部121が第1操作されなければ、図30のS3003でNO→S3005でYES→S3007に移行して、演出制御部22は、第1操作案内画像(短押し操作案内画像)G21の表示を停止させて、その後の演出を表示させるように、画像制御部23に所定のコマンドを送信することから、図25のBからD、あるいは、Gに示す状態となる。また、発光部125では、図33のS5009でYES→S5010に移行して、発光部125の同時点滅パターンを停止させて、通常時の順次発光パターンに戻すように、ランプ制御部24に所定のコマンドを送信することから、発光部55,125が共に、通常時の順次発光パターン(図34のA参照)で点灯することとなる。
3.第1操作部の第2操作の演出例
装飾図柄変動演出の実行中、すなわち、画像表示部6の表示画面6aにおいて、例えば、図22のDに示すリーチ演出が発展して、図23のAに示すように、味方キャラクタPC1と敵方キャラクタRC1とのバトル演出が表示され、第1操作部51の第2操作演出を実行するタイミングが到来すると(図31のS3101でYES→S3102でNO→S3103参照)、図23のBに示すように、第1操作部51を、初期位置P10から第2位置P12まで、長い操作量S12として、押下操作させる第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G12が表示される。この第2操作案内画像G12は、第1操作部51の操作を示唆するように、第1操作部51と同じ青色の注射器を把持してプランジャを押し込むような注射器画像BI2と、長押しを示唆する「長押し」の文字画像BW2とからなる。そして、第2操作案内画像G12が表示されれば、遊技者は、第1操作部51の先端部51b側の操作把持部53を把持して押下操作する(図20のAの二点鎖線から実線参照)。その際、ランプ制御部24では、演出制御部22からのコマンドにより、ストッパ機構84におけるストッパ85の突出片85aが操作位置規制部材78の係止突起80と当接しない規制解除位置FPに配置されるように、すなわち、検知片93が回転角度検出SW94をON(遮光)させるまで、駆動モータ92を回転駆動させて駆動歯車91を回転させて、噛合する従動歯車90とともにガイドピン87を回転させる。
また、発光部55の発光パターンとして、通常時の順次発光パターンから同時点滅パターンとして演出ランプ57を点灯する(図33のS5001でYES→S5002でNO→S5004でYES→S5005参照)。この時、第2操作部121の発光部125は、通常時の順次発光パターンとして発光部125の演出ランプ57を点灯させておく。さらに、ランプ制御部24では、演出制御部22からのコマンドにより、第1振動装置180の振動モータ181を回転駆動させて、第1操作部51を振動させる(図32のS4001でYES→S4002でNO→S4004でYES→S4005参照)。この時、第2操作部121の発光部125は、通常時の順次発光パターンとして発光部125の演出ランプ57を点灯させておく。
そして、図10のCに示すように、操作検出SW108が透光状態から遮光状態となってONされれば、第1操作部51が第2位置P12に配置されたこととなり、そのON信号を受信した演出制御部22は、その後の所定の演出、すなわち、図23のC〜Fに示すような第2操作演出AC12(AC12P,AC12R,AC12Y,AC12B)を、画像表示部6の表示画面6aに表示させる(図31のS3103→S3104でYES→S3105参照)。そして、所定時間経過後(例えば、操作有効時間の3秒経過後)、第2操作演出AC12の表示を停止させて(図29のS3107でYES→S3108参照)、図23のGや図24に示すように、装飾図柄変動演出を再開させるとともに、振動モータ181の回転駆動を停止させ(図32のS4005→S4008でYES→S4010参照)、かつ、発光部55の発光パターンを通常時の点灯パターンに戻すように(図33のS5005→S5008でYES→S5010参照)、演出制御部22が画像制御部23やランプ制御部24に所定のコマンドを送信する。また、ストッパ機構84においては、第1操作部51が初期位置P10に復帰したことを検知した後、すなわち、検知片69が操作検出SW107を遮光したことを演出制御部22が検知した後、演出制御部22は、ランプ制御部24に対して、ストッパ85を係止突起80と当接可能な規制位置RPに配置させるように、すなわち、回転角度検出SW94が検知片93に遮光されない透光状態となるように、駆動モータ92を駆動させる。
実施形態の場合、第2操作演出AC12は、選択された変動演出パターンに対応して表示されるものであり、操作検出SW108のON信号により、第1表示AC12Pとして、図23のCに示すように、味方キャラクタPC1とパワーメータ図柄PMとが表示され、さらに、長押し操作に伴なう操作検出SW108のON信号の継続時間(若しくは、離しても再度ONさせるような場合も想定しており、ON信号の積算時間も含む)に応じて、パワーメータ図柄PMの目盛りが上昇して、味方キャラクタPC1がパワーを溜めるような演出を行なう。そして、有効時間の経過時、図23のD,E,Fに示すように、大当たりの期待度の割合を示唆するような示唆演出としての第2表示を表示している。具体的には、背景色を赤色として味方キャラクタPC1と蓄えたパワーメータ図柄PMとを表示する第2操作演出AC12の第2表示AC12R(図23のD参照)、背景色を黄色として味方キャラクタPC1と蓄えたパワーメータ図柄PMとを表示するの第2表示AC12Y(図23のE参照)、及び、背景色を青色として味方キャラクタPC1とパワーメータ図柄PMとを表示する第2表示AC12B(図23のF参照)の三種類がある。なお、期待度の大きさは、AC12R>AC12Y>AC12Bとしている。
なお、第2操作演出AC12を選択される変動演出パターンにおいて、AC12R、AC12Y、及び、AC12Bの表示される割合は、
大当たりの場合、
AC12Rは、60%、
AC12Yは、30%、
AC12Bは、10%
ハズレの場合、
AC12Rは、10%、
AC12Yは、30%、
AC12Bは、60%、
とした選択割合で、表示されるように、設定されている。
また、それぞれの第2操作演出AC12の第2表示AC12R,AC12Y,AC12Bのパワーメータ図柄PMでは、操作有効時間内での操作検出SW108からのON信号が2秒以上あれば、図23のDに示すパワーメータ図柄PMMのように、「Max」として、パワーメータ図柄PMの目盛りが上端まで到達して、さらに、赤色となっている表示とし、操作検出SW108からのON信号が1秒以上2秒未満としていれば、図23のEに示すパワーメータ図柄PMFのように、「Full Power」とし、パワーメータ図柄PMの目盛りが上端まで到達している表示とし、操作検出SW108からのON信号が1秒未満としていれば、図23のFに示すパワーメータ図柄PMHのように、「Power Up」として、パワーメータ図柄PMの目盛りが80%の位置まで到達している表示として、それらのパワーメータ図柄PMM、PMF,PMHが、それぞれ、第2表示AC12R,AC12Y,AC12Bと組み合わされて表示される。したがって、第1操作部51の長押し時間が短ければ(操作検出SW108からのON信号が1秒以上2秒未満)、大当たりの期待度の高い赤色背景の第2表示AC12Rとしていても、パワーメータ図柄PMとしては、「Power Up」のパワーメータ図柄PMHとして、表示される場合もある。
また、実施形態の場合、演出制御部22は、画像制御部23による図23のBの第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G12を表示する前に、操作検出SW107がONしている(透光状態)か否かを判定して、操作検出SW107がONされていれば、すなわち、第1操作部51が第1位置P11に押下操作されていれば、ストッパ85の突出片85aに操作位置規制部材78の係止突起80が当接していることから、その状態で、ストッパ85を回転させると、摩擦抵抗が大きくなって、駆動モータ92に負荷が掛かってしまう。そのため、演出制御部22は、駆動モータ92に負荷が掛からないように、すなわち、ストッパ85を規制解除位置FPに移動させないように、画像制御部23による図23のBの第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G12を表示しないとともに(図31のS3102でYES→RTN参照)、ランプ制御部24に振動装置作動コマンド(図32のS4001参照)や操作案内用点灯コマンド(図33のS5001参照)を出力しない。そのため、ランプ制御部24は、ストッパ85を規制位置RPに配置させたままとしておき、第1振動装置180を作動させず、また、発光部55を通常時の順次発光パターンで点灯させる状態を維持する。そして、演出制御部22は、図23のGや図24に示すように、その後の所定の装飾図柄変動演出を再開させるように、画像制御部23に所定のコマンドを送信する。
なお、この時の第1操作部51の第2操作では、第1操作部51を第1位置P11付近まで押下操作する際に、反発力の小さなばね73,73を圧縮させているが、第1位置P11を超えて、ばね95を圧縮させる状態となれば、ばね95の反発力が大きく、強い力で押下操作することとなり、さらに、振動している第1操作部51を大きな操作量S12で押下操作することから、遊技者は、長押し操作の達成感を十分得ることができる。
また、第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G12が表示され、また、発光部55が同時点滅パターンで発光していても、所定有効時間内に、第1操作部51が第2位置P12に配置されなければ、すなわち、第1操作部51が第2操作されなければ、演出制御部22は、第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G12の表示を停止させて(図31のS3104でNO→S3106でYES→S3108参照)、その後の装飾図柄変動演出を表示させるように、すなわち、図23のBからGに移行するように、画像制御部23に所定のコマンドを送信するとともに、ランプ制御部24は、振動モータ181の駆動を停止させ(図32のS4005→S4008でYES→S4010参照)、また、発光部55の同時点滅パターンを停止させて、通常時の順次発光パターンに戻す(図33のS5005→S5008でYES→S5010参照)。さらに、この時、ストッパ機構84においては、第1操作部51が初期位置P10に配置されている状態を検知していれば、換言すれば、検知片69が操作検出SW107を遮光したことを演出制御部22が検知していれば、演出制御部22は、ランプ制御部24に対して、ストッパ85を係止突起80と当接可能な規制位置RPに配置させるように、すなわち、回転角度検出SW94が検知片93に遮光されない透光状態となるように、駆動モータ92を駆動させる。
ちなみに、第2操作演出のその後の装飾図柄変動演出について説明すると、例えば、図23のGを経た図24のAでは、味方キャラクタPC1が敵方キャラクタRC1にパンチを当て、当該変動演出パターンが大当たりに基づくものであれば、図24のB,C,Dに示すように、敵方キャラクタRC1が吹っ飛び、装飾図柄変動が停止されて、大当たりを報知する装飾図柄が確定停止表示されることとなる。一方、当該変動演出パターンがハズレに基づくものであれば、図24のE,F,Gに示すように、敵方キャラクタRC1が倒れず、装飾図柄変動が停止されて、ハズレを報知する装飾図柄が確定停止表示されることとなる。
4.第2操作部の第2操作の演出例
画像表示部6の表示画面6aにおいて、例えば、図25のDに示すリーチ演出が発展して、図26のAに示すように、味方キャラクタPC2と敵方キャラクタRC2とのバトル演出が表示され、第2操作部121の第2操作演出を実行するタイミングが到来すると(図31のS3101でYES→S3102でNO→S3103参照)、図26のBに示すように、第2操作部121を、初期位置P20から第2位置P22まで、長い操作量S22として、押下操作させる第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G22が表示される。この第2操作案内画像G22は、第2操作部121の操作を示唆するように、第2操作部121と同じ赤色の注射器を把持してプランジャを押し込むような注射器画像RI2と、長押しを示唆する「長押し」の文字画像RW2とからなる。そして、第2操作案内画像G22が表示されれば、遊技者は、第2操作部121の先端部121b側の操作把持部123を把持して押下操作する(図20のBの二点鎖線から実線参照)。その際、ランプ制御部24では、演出制御部22からのコマンドにより、ストッパ機構134におけるストッパ135の突出片135aが操作位置規制部材128の係止突起130と当接しない規制解除位置FPに配置されるように、すなわち、検知片143が回転角度検出SW144をON(遮光)させるまで、駆動モータ142を回転駆動させて駆動歯車141を回転させて、噛合する従動歯車140とともにガイドピン137を回転させる。また、ランプ制御部24では、演出制御部22からのコマンドにより、第2振動装置185の振動モータ186を回転駆動させて、第2操作部121を振動させ(図32のS4001でYES→S4002でNO→S4004でNO→S4006参照)、さらに、発光部125の発光パターンとして、通常時の順次発光パターン(通常点灯パターン)から同時点滅パターン(特別点灯パターン)として演出ランプ57を点灯する(図33のS5001でYES→S5002でNO→S5004でNO→S5006参照)。なお、この時、第1操作部51の発光部55は、通常時の順次発光パターンとして発光部55の演出ランプ57を点灯させておく。
そして、図13のCに示すように、操作検出SW158が透光状態から遮光状態となってONされれば、第2操作部121が第2位置P22に配置されたこととなり、そのON信号を受信した演出制御部22は、その後の所定の演出、すなわち、図26のC〜Fに示すような第2操作演出AC22(AC22P、AC22R,AC22Y,AC22B)を、画像表示部6の表示画面6aに表示させる(図31のS3103→S3104でYES→S3105参照)。そして、所定時間経過後、第2操作演出AC22の表示を停止させて(図31のS3107でYES→S3108参照)、図26のGや図27に示すように、装飾図柄変動演出を再開させるとともに、振動モータ186の回転駆動を停止させ(図32のS4006→S4009でYES→S4010参照)、かつ、発光部125の発光パターンを通常時の点灯パターンに戻すように(図33のS5006→S5009でYES→S5010参照)、演出制御部22が画像制御部23やランプ制御部24に所定のコマンドを送信する。また、ストッパ機構134においては、第2操作部121が初期位置P20に復帰したことを検知した後、すなわち、検知片127が操作検出SW157を遮光したことを演出制御部22が検知した後、演出制御部22は、ランプ制御部24に対して、ストッパ135を係止突起130と当接可能な規制位置RPに配置させるように、すなわち、回転角度検出SW144が検知片143に遮光されない透光状態となるように、駆動モータ142を駆動させる。
実施形態の場合、第2操作演出AC22は、選択された変動演出パターンに対応して表示されるものであり、初期表示(第1表示)AC22Pから何れかの最終表示(第2表示)AC22R,AC22Y,AC22Bを表示する演出としている。具体的には、図26のCに示すように、味方キャラクタPC2が所定のアイテム(刀)を保持している初期表示(第1表示)AC22Pから、アイテムの回りに表示される星の数が適宜増え、その星の多さにより、三種類の大当たりの期待度を表示した最終表示(第2表示)AC22R,AC22Y,AC22B(図26のD,E,F参照)の何れかを表示する演出としている。実施形態の場合、大当たりの期待度は、味方キャラクタPC2の保持しているアイテム(刀)の威力の度合い(鋭さ)を、星の数の多さで表示するものであり、第2操作演出では、最終表示(第2表示)として、AC22R(図26のD参照)が、背景色を赤色として星が最も多く表示され、AC22B(図26のF)が、背景色を青色として、星が最も少なく表示され、AC22Y(図26のE)が、背景色を黄色として星が多少多く表示されている。すなわち、期待度の大きさは、AC22R>AC22Y>AC22Bとしている。
なお、第2操作演出AC22を選択される変動演出パターンにおいて、AC22R、AC22Y、及び、AC22Bの表示される割合は、
大当たりの場合、
AC22Rは、60%、
AC22Yは、30%、
AC22Bは、10%
ハズレの場合、
AC22Rは、10%、
AC22Yは、30%、
AC22Bは、60%、
とした選択割合で、表示されるように、設定されている。
また、実施形態の場合、演出制御部22は、画像制御部23による図26のBの第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G22を表示する前に、操作検出SW157がONしている(透光状態)か否かを判定して、操作検出SW157がONされていれば、すなわち、第2操作部121が第1位置P21に押下操作されていれば、ストッパ135の突出片135aに操作位置規制部材128の係止突起130が当接していることから、その状態で、ストッパ135を回転させると、摩擦抵抗が大きくなって、駆動モータ142に負荷が掛かってしまう。そのため、駆動モータ142に負荷が掛からないように、すなわち、ストッパ135を規制解除位置FPに移動させないように、画像制御部23による図26のBの第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G22を表示しないとともに(図31のS3102でYES→RTN参照)、ランプ制御部24に振動装置作動コマンド(図32のS4001参照)や操作案内用点灯コマンド(図33のS5001参照)を出力しない。そのため、ランプ制御部24は、ストッパ135を規制位置RPに配置させたままとしておき、第2振動装置185を作動させず、また、発光部125を通常時の順次発光パターンで点灯させる状態を維持する。そして、演出制御部22は、図26のGや図27に示すように、その後の所定の装飾図柄変動演出を再開させるように、画像制御部23に所定のコマンドを送信する。
なお、第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G22が表示され、また、発光部125が同時点滅パターンで発光していても、所定有効時間内に、第2操作部121が第2位置P22に配置されなければ、すなわち、第2操作部121が第2操作されなければ、演出制御部22は、第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G22の表示を停止させて(図31のS3104でNO→S3106でYES→S3108参照)、その後の装飾図柄変動演出を表示させるように、すなわち、図26のBからGに移行するように、画像制御部23に所定のコマンドを送信するとともに、ランプ制御部24は、振動モータ186の駆動を停止させ(図32のS4006→S4009でYES→S4010参照)、また、発光部125の同時点滅パターンを停止させて、通常時の順次発光パターンに戻す(図33のS5006→S5009でYES→S5010参照)。さらに、この時、ストッパ機構134においては、第2操作部121が初期位置P20に配置されている状態を検知していれば、換言すれば、検知片127が操作検出SW157を遮光したことを演出制御部22が検知していれば、演出制御部22は、ランプ制御部24に対して、ストッパ135を係止突起130と当接可能な規制位置RPに配置させるように、すなわち、回転角度検出SW144が検知片143に遮光されない透光状態となるように、駆動モータ142を駆動させる。
ちなみに、第2操作部121による第2操作演出のその後の装飾図柄変動演出について説明すると、例えば、図26のGを経た図27のAでは、味方キャラクタPC2が敵方キャラクタRC2に刀で斬りつけ、当該変動演出パターンが大当たりに基づくものであれば、図27のB,C,Dに示すように、敵方キャラクタRC2が斬られ、装飾図柄変動が停止されて、大当たりを報知する装飾図柄が確定停止表示されることとなる。一方、当該変動演出パターンがハズレに基づくものであれば、図27のE,F,Gに示すように、刀が折れて、敵方キャラクタRC2が斬られずに、装飾図柄変動が停止されて、ハズレを報知する装飾図柄が確定停止表示されることとなる。
なお、実施形態では、第1操作部51や第2操作部121の第2操作案内画像G12,G22を表示して、第1,2振動装置180,185を作動させる際、既述の説明では、第1操作部51の第2操作案内画像G12を表示して、第1操作部51の第2操作(長押し操作)を案内する際、第1振動装置180の振動モータ181だけを駆動させることとしたが、第1振動装置180の振動モータ181を駆動させるとともに、第2振動装置185の振動モータ186を駆動させてもよい(図32のS4001でYES→S4002でYES→S4003参照)。勿論、第2操作部121の第2操作(長押し操作)を案内する際でも、既述の説明では、第2振動装置185の振動モータ186だけを駆動させることとしたが、第2振動装置185の振動モータ186を駆動させるとともに、第1振動装置180の振動モータ181を駆動させてもよい(図32のS4001でYES→S4002でYES→S4003参照)。このように、第1,2振動装置180,185の振動モータ181,186を共に駆動させれば、第1操作部51や第2操作部121を大きく振動させることができて、より、長押しの達成感を遊技者に与えることができる。
(5)実施形態の作用・効果
◆A.
1.
実施形態の遊技機(1)では、遊技者が操作可能な操作部(51,121)を有するとともに、前記操作部内に、遊技の状況に応じて発光する発光部(55,125)を配設させている構成の操作手段(操作装置47)、を備えた遊技機であって、
操作されると、前記発光部(55,125)が、前記操作部の側面(51e,121e)で所定方向に向けて発光するように、配設されていることを特徴とする。
実施形態の遊技機1では、発光部55,125が発光(点灯)する際、操作部51,121の側面51e,121eで、所定方向に向けて、発光部55,125が発光することとなって、演出効果が高く、楽しく遊技できる。
したがって、実施形態の遊技機1では、操作手段としての操作装置の操作部51,121を楽しく操作できて、遊技の興趣を向上させることができる。
発光時の発光部55,125の光の向きは、すなわち、強く光る直接光SLの向きは、、ガラス部11aで反射し易い遊技盤2側の後方に向かう方向でなく、遊技者側に向かう前方側が望ましい。実施形態の場合には、遊技者側の斜め前方側として、皿ユニット部11bの左右方向の中央に配置された装飾体、すなわち、顔演出ボタン装置190の顔の仮面のような演出ボタン191の上面側の左右の照射エリアA1,A2(図3参照)を照らすように設定されている。そのため、遊技時の通常点灯パターンや特別点灯パターン等での点灯時、発光部55,125が、装飾体としての仮面のような演出ボタン191に光を当てて、注目させることができて、遊技者に、実施形態の遊技機1の発光部55,125の意匠効果をアピールすることができる。
さらに、実施形態では、複数(実施形態では6個)の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)が同じ方向を向いて発光することから、受光部位がより明るく照らされることとなって、一層、発光による意匠効果を向上させることができる。
さらに、実施形態では、収納部100,150から長く突出する配設状態の操作部51,121の側面51e,121eで、複数(実施形態では6個)の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)が、収納部100,150から長く突出する操作部51,121の軸方向(突出方向)X1,X2に沿って、すなわち、操作方向に沿って配設されている。そのため、側面51e,121e側の発光部55,125が、操作部51,121の操作時の移動中に、発光していれば、その操作時に点灯や点滅していたり、あるいは、点灯後の消灯時であっても、遊技者の操作に伴ない、点灯・点滅・消灯している発光部55,125を移動させることができることから、操作時に発光部55,125の操作部51,121との一体感を感じることができて、一層、楽しく操作できる。
2.
実施形態の遊技機1では、前記発光部(55,125)は、前記操作部(51,121)の操作を案内する際に、案内前の通常点灯パターンと異なった特別点灯パターンとして、発光することが望ましい。
実施形態の場合、通常点灯パターンは、図34のAに示すように、複数の演出ランプ57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)を順次点灯させる順次点灯パターンとして、そして、操作を案内する際には、特別点灯パターンとして、図34のBに示すように、複数の演出ランプ57を同時に点滅させる同時点滅パターンとし、通常時の点灯状態と異なることから、操作部51,121に注目させることができて、操作部51,121の操作を遊技者により促すことができて、遊技者は操作部51,121を操作し易くなる。
なお、実施形態の場合には、操作部51,121の操作を案内する際に、通常点灯パターンから特別点灯パターンに変更しているが、通常点灯パターンは、遊技時だけでなく、遊技をしていない時、例えば、客待ちデモ演出時でも、発光部55,125が発光する。その結果、遊技者の着座していない客待ちデモ演出中の遊技機1は、装飾体としての仮面のような演出ボタン191に光を当てて、装飾体(演出ボタン191)や遊技機1自体を注目させることができ、遊技者に実施形態の遊技機1をアピールすることができる。
勿論、点灯パターンとしては、図34のA〜C、図35のD〜F等の何れか一つを、通常点灯パターンとし、他の一つを特別点灯パターンとして採用しても良い。また、操作の案内を行う場合以外の通常点灯パターンとしては、遊技時、客待ちデモ演出時、大当たり遊技時等に、別々の点灯パターンとしてもよい。さらに、図34のA〜Cや図35のD〜F等の点灯パターンのいずれかを採用して、点灯パターンを繰り返す1サイクルの時間を、長くする場合と短くする場合とで、通常点灯パターンと特別点灯パターンとに区別しても良い。この場合、遊技者に注目させ易い点を考慮すれば、1サイクルの時間の長短で区別する場合、特別点灯パターンは、1サイクルの短い時間のパターンとすることが望ましい。
また、操作部51,121の操作をより促す特別点灯パターンとしては、押下方向に沿って発光部55,125の演出ランプ57を点灯させることが望ましい。例えば、既述したように、図34のCに示すように、押下方向に沿って発光部55,125の演出ランプ57の点灯を、演出ランプ57a→57b→57c→57d→57e→57fとし(2個ずつ、57a,57b→57c,57d→57e,57fでも良い)、これを繰り返したり、あるいは、図35のDに示すように、点灯するランプを消灯させずに、演出ランプ57a→57b→57c→57d→57e→57fと点灯させる数を増やして、これを繰り返したり、さらに、図35のFに示すように、全灯状態から消灯させるランプとして、順に、演出ランプ57a→57b→57c→57d→57e→57fと切り替えて(2個ずつ、57a,57b→57c,57d→57e,57fでも良い)、これを繰り返すようにしてもよい。また、図35のEに示すように、演出ランプ57a,57b,57cと演出ランプ57d,57e,57fとを交互に点灯・消灯することを繰り返してもよい。
また、特別点灯パターンとしては、既述したように、操作部51,121の押下操作方向に沿って演出ランプ57aから演出ランプ57fまでの点灯・消灯を移動させるパターンとした図34のC,図35のD,Fにおいて、第1操作では繰り返す1サイクルの時間(経過時間)を長くし、第2操作ではその1サイクルの時間を短くする、あるいは、1サイクルの時間の長短をその逆としてもよい。勿論、図35のEの場合や、実施形態の図34のBの場合でも、操作の案内用の特別点灯パターンとして採用して、第1操作用ではそれらの1サイクルの時間を長くし、第2操作用では1サイクルの時間を短くしたり、あるいは、1サイクルの時間の長短を逆にしても良い。さらに、第1操作部51と第2操作部121との操作案内時には、一方を、図34のC,図35のD,Fの何れか、他方を、他の何れか、とするように異ならせるようにしてよい。
さらに、特別点灯パターンは、実施形態のように、第1操作や第2操作の案内を開始してから、操作部51,121の操作有効時間の経過時まで、実行するだけでなく、操作完了時まで、あるいは、当該特別図柄変動の停止時まで、あるいは、操作に対応した操作演出(第1操作演出AC11,AC12,AC21,AC22)の終了時まで、あるいは、当該特別図柄変動の判定結果が大当たりであれば、その大当たり遊技が終了するまで等と、適宜、実行期間を設定してもよい。
3.
実施形態の遊技機1では、操作部51,121が、元部51a,121aから先端部51b,121bまでの発光部55,125の周囲の全周を覆うように配設された透光性を有したカバー体52,122、を備えて構成されるとともに、
カバー体52,122が、発光部55,125に対して、操作部51,121の軸周り方向で回転可能に配設されている。
このような構成では、図3,4に示すように、軸方向(軸心:図面では軸心と一致している)X1,X2を中心として、カバー体52,122を回転操作できることから、遊技者の操作部51,121を操作できるバリエーションを、押下操作だけでなく、回転操作を増やすことができて、操作部51,121を楽しく操作できる。勿論、カバー体52,122を回転操作しても、回転するのはカバー体52,122だけであって、発光部55,125の発光体としての演出ランプ57の発光する向きは、変わらないことから、演出ランプ57の点灯パターンを安定させることができる。
さらに、発光部55,125の周囲に、遊技者の操作時に把持する透明なカバー体52,122が配設されており、遊技者は発光部55,125自体を把持する構成でないことから、発光部55,125の外形形状を、装飾性を高められるような形状とすることができて、発光部55,125の点灯の演出効果だけでなく、発光部55,125の外形形状による装飾性によっても、遊技者の視覚を刺激できることから、点灯時だけでなく、消灯時であっても、この遊技機1では、楽しく遊技できる。ちなみに、実施形態の場合には、発光部55,125は、注射器を連想させるような外形形状としている。
4.
実施形態の遊技機1では、発光部としての演出ランプ57が、
表面側に演出ランプ57を取り付けた支持部としてのランプ基板56と、
ランプ基板56の表面側から裏面側を覆うととも、演出ランプ57の発光をランプ基板56の表面側から裏面側まで拡散させる透光性を有した光拡散部58と、
を備えて構成されている。
このような構成では、発光部55,125の演出ランプ57の発光する向きが表面側に向いていても、光拡散部58によって、裏面側からでも発光させる状態を確保できて、操作部51,121の一側面でなく、外周面51d,121dの全周から光を発することができて、演出効果を高めることができる。
ちなみに、実施形態の場合には、演出ランプ57の点灯時には、光拡散部58の表側拡散部60における窓部60eの厚肉部60bやレンズ板59のレンズ部59aを経た光が、その表面側の向いている方向側の演出ボタン191側に、直接光SLとして、強く放射される。と同時に、表側拡散部60のレンズ板59の区画壁59bやメッキ塗膜部60gで反射した光が、間接光CLとして、表側拡散部60の鍔部60hを発光させたり、さらには、鍔部60hで反射した光が、間接光CLとして、裏側拡散部61を発光させることから、操作部51,121の一側面でなく、外周面51d,121dの全周から光を発することができる。
さらに、実施形態では、操作部51,121の先端面51c,121c側でも、光拡散部58の円柱部59cにより、発光させることができて、一層、演出効果を高めることができる。ちなみに、実施形態の場合、光拡散部58のレンズ板59における区画壁59bやメッキ塗膜部60gで反射した光が、間接光CLとしていても、レンズ板59の透明な円柱部59cを透過し、さらに、レンズ62を経て、明るく光る状態となり、操作部51,121の外周面51d,121dだけでなく、先端面51c,121cからでも光が発せられることから、点灯時の演出効果を高めることができる。
特に、実施形態では、発光部55,125の点灯時に、発光部55,125の表側拡散部60や裏側拡散部61から発する発光やレンズ62から発する発光を、透明なカバー体52,122を通して、目視できて、発光部55,125の単なる点灯の演出効果だけでなく、装飾性のある外形形状を目視した状態での発光部55,125の発光となることから、一層、遊技者の視覚を刺激できて、楽しく遊技できる。
5.
実施形態の遊技機1では、押圧操作前における収納部100,150からの操作部51,121の突出長さL1,L2が、収納部100,150における操作部51,121を突出させる突出口101,151の開口寸法d1,d2より、大きく構成されている。既述したように、実施形態では、第1操作部51の突出長さL1は、約110mmであり、突出口101の開口寸法d1が約40mmとしており、開口寸法d1の2倍以上の約2.75倍と大きく設定されている。また、第2操作部121の突出長さL2は、約113mmであり、突出口151の開口寸法d2が約44mmとしており、開口寸法d2の2倍以上の約2.57倍と大きく設定されている。
このような構成では、突出長さL1,L2>開口寸法d1,d2として、操作部51,121が収納部100,150から長く突出する配設状態であり、長く突出した操作部51,121の側面51e,121eが光れば、演出効果がより高くなり、楽しく遊技できる。
さらに、実施形態では、所定の発光パターン(同時点滅パターン)中に、操作量S12,S22の大きな第2操作で押下操作する際、発光部55,125の下部55a,125a側の一部、すなわち、演出ランプ57e,57fが、収納部100,150側に隠れるように収納されることから、押下完了時の操作達成感があり、楽しく操作できる。
6.
実施形態の遊技機1では、収納部100,150からの突出長さL1,L2を長くして、共に、発光部55,125を有した二つの第1,2操作部51,121を備えており、演出時に、一方側の第1操作部51だけや第2操作部121だけの操作、あるいは、適宜、第1操作部51と第2操作部121とを、順に、あるいは、順序を逆にして、操作を促すことができて、一層、遊技の興趣を向上させることができる。
勿論、操作部としては、第1操作部51側だけ、あるいは、第2操作部121側だけの一方側だけ、遊技機1に配設させる構成としてもよい。
◆B.
1.
実施形態の遊技機(1)では、遊技者が押下操作可能な操作部(51,121)を有する操作手段(操作装置47)と、
画像表示部(6)に所定の演出画像を表示可能な演出制御手段(サブ制御部25)と、
を備え、
操作手段(操作装置47)は、
操作部(51,121)が、押下操作可能な先端面(51c,121c)と、把持して押下操作可能な外周面(51d,121d)と、を備えて構成されるとともに、
操作部(51,121)の押下操作時の操作完了位置が、第1位置(P11,P21)と、第1位置と異なる位置とした第2位置(P12,P22)と、を備えて構成され、
演出制御手段(サブ制御部25)は、
操作手段の操作部(51,121)を第1位置(P11,P21)に配置させる第1操作に対応して、第1操作演出(AC11,AC21)を画像表示部(6)に表示可能とするとともに、
操作手段の操作部を第2位置(P12,P22)に配置させる第2操作に対応して、第2操作演出(AC12,AC22)を画像表示部(6)に表示可能としていることを特徴とする。
実施形態の遊技機1では、図20に示すように、操作部51,121を第1位置P11,P21や第1位置と異なる位置の第2位置P12,P22まで押下操作すると、図22,23,25,26に示すように、対応する第1操作演出AC11,AC21や第2操作演出AC12,AC22が画像表示部6の表示画面6aに表示される。さらに、図21のA,Bに示すように、第1操作部51や第2操作部121の操作把持部53,123を押下操作する際、先端面51c,121cを押下しても、あるいは、外周面51d、121dを把持して押下しても、共に、操作できる。すなわち、操作完了位置が相互の異なった第1位置P11,P21と第2位置P12,P22としており、操作量S11,S21,S12,S22に大小があっても、適宜、先端面51c,121cだけを叩くように押下したり(図21のAの第1操作部51参照)、掌を先端面51c,121cに当てつつ、先端面51c,121c近傍の外周面51d,121dを摘まんだり握って、押下したり(図21のAの第2操作部121や図21のBの第1操作部51参照)、あるいは、主に、外周面51d、121dを握って押下して(図21のBの第2操作部121参照)、操作できることから、操作態様のバリエーション(叩いて押下操作、摘まんで押下操作、あるいは、握って押下操作)が多く、楽しく、操作装置47を操作できる。
そして、異なった操作位置(第1位置P11,P21や第2位置P12,P22)への操作に対応して、第1操作演出AC11,AC21や第2操作演出AC12,AC22が表示されることから、操作態様のバリエーションだけでなく、操作完了時に応じて操作演出(第1操作演出AC11,AC21や第2操作演出AC12,AC22)が表示されることから、一層、楽しく、操作装置47を操作できる。
したがって、実施形態の遊技機1では、操作手段としての操作装置47の操作部51,121を楽しく操作できて、遊技の興趣を向上させることができる。
2.
実施形態の場合、図22,23,25,26に示すように、操作部51,121の第1位置P11,P21へ押下操作した場合に表示する第1操作演出AC11,AC21と、第2位置P12,P22へ押下操作した場合に表示する第2操作演出AC12,AC22とを、全く、異なった演出画像としており、操作態様のバリエーションだけでなく、操作演出(第1操作演出AC11,AC21や第2操作演出AC12,AC22)のバリエーションも種々表示されることから、一層、遊技の興趣を向上させることができる。
勿論、第1操作演出AC11,AC21と第2操作演出AC12,AC22とを、全く、異なった演出画像とせずに、第1操作演出AC11と第2操作演出AC12、若しくは、第1操作演出AC21と第2操作演出AC22とを、同じ演出、例えば、図26の第2操作演出AC22を、図25のC〜Fに示す演出AC21の演出としても良い。あるいは、図25の第1操作演出AC21を、図26の第2操作演出として、表示してもよい。
3.
また、実施形態の場合、操作量S11の小さな第1操作を短押し操作として、操作量S12の長い第2操作を長押し操作するように、第2操作案内画像(長押し操作案内画像)G12を表示し、第2位置P12への配置時、第2操作演出AC12の第1演出(初期画像)AC12Pを表示し、長押し操作の継続操作(下操作スイッチ108のON信号の入力)に応じて、パワーメータ図柄PMの目盛りを増加させる演出を表示している。そのため、操作量S12が大きく、かつ、その長押し操作により、第2操作演出AC12Pが楽しめることから、第1操作部51の第2操作において、一層、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、第2操作部121では、第2操作を行えば、すなわち、第2位置P22まで押下操作すれば、長押し状態を維持することなく(押下操作を維持することなく)、第2操作演出AC22の初期表示(第1表示)AC22Pを表示し、ついで、最終表示(第2表示)AC22R等を表示しており、このように構成してもよい。ちなみに、この場合には、操作量S22が長いものの、1回押しの操作と同様となる。
また、実施形態の場合、操作量S12,S22の大きな第2操作を案内する際、「長押し」という文字図柄BI2,RI2を表示したが、操作量S12,S22の大きなことを強調できるように、文字図柄BI2,RI2として、「深く刺せ」あるいは「押し込め」等の操作量S12,S22が大きなことを示唆できる案内図柄としてもよい。さらに、第2操作の操作量S12,S22が第1操作の操作量S11,S21と差が少なければ、第2操作を案内する際、単に、第1操作案内画像G11,G21と同様に、単に、「刺せ」や「押せ」としてもよい。
4.連打の演出例
操作部51,121の操作量S11,S21の小さな操作、すなわち、実施形態では、第1操作を行う際、連打操作としても良い。
(第1操作部の連打演出)
例えば、第1操作部51を第1操作する際、連打する操作を行って、第1操作演出を行なってもよい。画像表示部6の表示画面6aにおいて、例えば、図22のDに示すリーチ演出が発展して、図28のAに示すように、味方キャラクタPC1と敵方キャラクタRC1とのバトル演出が表示され、第1操作部51の第1操作演出を実行するタイミングが到来すると(図30のS3001でYES→S3002参照)、図28のBに示すように、第1操作部51を初期位置P10から第1位置P11まで連打で押下操作させる第1操作案内画像(連打操作案内画像)G11Aを表示し、有効時間内に、遊技者が、第1操作部51の先端部51b側の操作把持部53の先端面51cを連打して押下操作すれば(図30のS3003でYES→S3004参照)、操作毎に味方キャラクタPC1が敵方キャラクタRC1にパンチを浴びせる第1操作演出AC11Aを表示する(図28のC参照)。その後(図30のS3006でYES→S3007参照)、例えば、当該変動演出パターンが大当たりに基づくものであれば、図28のD,Eに示すように、敵方キャラクタRC1がぶっ飛び(若しくは、倒れ)、装飾図柄変動が停止されて、大当たりを報知する装飾図柄が確定停止表示されるようにしてもよい。一方、当該変動演出パターンがハズレに基づくものであれば、図28のF,Gに示すように、敵方キャラクタRC1が倒れず、装飾図柄変動が停止されて、ハズレを報知する装飾図柄が確定停止表示されるようにしてもよい。
(第2操作部の連打演出)
同様に、第2操作部121を第1操作する際、連打する操作を行って、第1操作演出を行なってもよい。画像表示部6の表示画面6aにおいて、例えば、図25のDに示すリーチ演出が発展して、図29のAに示すように、味方キャラクタPC2と敵方キャラクタRC2とのバトル演出が表示され、第2操作部121の第1操作演出を実行するタイミングが到来すると(図30のS3001でYES→S3002参照)、図29のBに示すように、第2操作部121を初期位置P20から第1位置P21まで連打で押下操作させる第1操作案内画像(連打操作案内画像)G21Aを表示し、有効時間内に、遊技者が、第2操作部121の先端部51b側の操作把持部53の先端面51cを連打して押下操作すれば(図30のS3003でYES→S3004参照)、操作毎に味方キャラクタPC2が気合を入れて敵方キャラクタRC2に刀を押し付けるような第1操作演出AC21Aを表示する(図29のC参照)。その後(図30のS3006でYES→S3007参照)、例えば、当該変動演出パターンが大当たりに基づくものであれば、図29のD,Eに示すように、敵方キャラクタRC2が斬られ、装飾図柄変動が停止されて、大当たりを報知する装飾図柄が確定停止表示されるようにしてもよい。一方、当該変動演出パターンがハズレに基づくものであれば、図29のF,Gに示すように、敵方キャラクタRC2が倒れず、装飾図柄変動が停止されて、ハズレを報知する装飾図柄が確定停止表示されるようにしてもよい。
なお、上記の場合、遊技者に、第1操作部51や第2操作部121を第2位置P12,22に配置させる第2操作を案内し、長押しさせることにより、すなわち、図28のBや図29のBの演出時、図23のBや図26のBに示すように、第1操作部51と第2操作部121を第2操作させるような「長押し」の第2操作案内画像G12、G22を画像表示部6の表示画面6aの表示し、その後、第2操作に応じた第2操作演出として、図28のCや図29のCを表示し、その後、図28のD,E、あるいは、図28のF,Gを表示したり、図29のD,E、あるいは、図29のF,Gを表示するようにしてもよい。
勿論、図28のBや図29のBにおいて、第1操作部51や第2操作部121を第1位置P11,P21に配置させるような図22のBや図25のBの1回押しの第1操作案内画像G11,G21を表示し、操作があれば、第1操作演出として、図28のCや図29のCを表示し、その後、図28のD,E、あるいは、図28のF,Gを表示したり、図29のD,E、あるいは、図29のF,Gを表示するようにしてもよい。
5.(第2操作時の第1位置通過時の挙動(信号)を利用)
実施形態では、第1操作部51を第2操作して第2操作演出を表示する際、第2位置P12まで操作して、すなわち、下操作検出SW108のON信号により(図31のS3104でYES→S3105参照)、対応する第2操作演出AC12を画像表示部6の表示画面6aに表示するようにした(図23のC〜F参照)。しかし、第2位置P12まで操作する際、下操作検出SW108がONする前に、第1操作部51では、第1位置P11を通過して、上操作検出SW107がONされることから、第2操作演出AC12の予備演出として、図23のCの第1表示AC12Pを表示し、その後、第2位置P12まで到達して、下操作検出SW108がONした際に、第2操作演出AC12の本演出として、図23のCのパワーメータ図柄PMの目盛りを上昇させる演出を表示し、そして、有効時間の経過時、図23のD〜Fの第2表示AC12R,AC12Y,AC12Bを演出表示するように構成してもよい。
このような処理は、例えば、図36に示すような第1操作部第2操作処理により行なえる。図36に示す第1操作部第2操作処理では、演出制御部22が、その変動演出パターンの実行中において、第2操作演出を実行するタイミングか否かを判定し(S3201)、そのタイミングでなければ(S3201でNO)、処理を終え、そのタイミングであれば(S3201でYES)、S3202に移行して、駆動モータ92に無用な負荷を与えないように、遊技者が既に第1位置P11まで押下していないことを確認するため、上操作検出SW107がONか否かを判定し、ONであれば(S3202でYES)、処理を終え、ONで無ければ(S3202でNO)、対応する操作案内画像(G12(図23のB参照))を画像表示部6の表示画面6aに表示させ(S3203)、S3204に移行する。
移行したS3104では、第1操作部51が押下されて第1位置P11を通過した否か、すなわち、上操作検出SW107がONされたか否かを判定し、ONされれば(S3204でYES)、対応する演出画像、すなわち、操作予備演出画像(第1表示)AC12Pを表示させる(S3206)。有効時間内に上操作検出SW107がONされなければ(S3204でNO→S3205でYES)、S3212に移行して、操作案内画像(G12)の表示を停止させる。また、操作予備演出画像(第1表示)AC12Pを表示した後、有効時間内に、第1操作部51が第2位置P12に到達せずに第2操作が完了しなければ(S3207でNO→S3208でYES)、S3212に移行して、操作予備演出画像(第1表示)AC12Pを表示を停止させる。一方、操作予備演出画像(第1表示)AC12Pを表示した後、有効時間内に、第1操作部51が第2位置P12に到達して第2操作が完了すれば(S3207でYES)、S3209に移行して、操作予備演出画像(第1表示)AC12Pのパワーメータ図柄PMの目盛りが増加する演出(操作本演出第1画像)を画像表示部6の表示画面6aに表示させ、所定時間経過後(S3210でYES)、S3211に移行して、操作本演出第2画像(操作本演出最終画像)AC12R,AC12Y,AC12Bの何れかを表示し、その後、その表示を停止させて(S3212)、処理を終えればよい。
6.
実施形態の遊技機1では、操作部51,121が、収納部100,150からの突出長さL1,L2を長くして、押圧操作時の操作完了位置として、第1位置(P11,P21)と、第1位置(P11,P21)より操作量(S12,S22)を長くした第2位置(P12,P22)と、を備えて構成されている。具体的には、操作部51,121は、収納部100,150における操作部51,121を突出させる突出口101,151の開口寸法d1,d2より、大きく、構成されている(突出長さL1,L2>開口寸法d1,d2)。実施形態の場合、第1操作部51の突出長さL1は、約110mmであり、突出口101の開口寸法d1が約40mmとしており、開口寸法d1の2倍以上の約2.75倍と大きく設定されている。また、第2操作部121の突出長さL2は、約113mmであり、突出口151の開口寸法d2が約44mmとしており、開口寸法d2の2倍以上の約2.57倍と大きく設定されている。
さらに、実施形態の遊技機1では、第2位置P12,P22までの操作部51,121の操作量S12,S22が、第1位置P11,P21までの操作部51,121の操作量S11,S21の2倍以上となるように、設定されている。具体的には、実施形態の場合、第1操作部51では、初期位置P10から第2位置P12までの第2操作の操作量S12は、30mmであり、初期位置P10から第1位置P11の第1操作の操作量S11が4mmであることから、操作量S11の2倍以上の7.5倍と大きく設定されている。第2操作部121では、初期位置P20から第2位置P22までの第2操作の操作量S22は、30mm、初期位置P20から第1位置P21までの第1操作の操作量S21が3mmであることから、操作量S21の2倍以上の10倍と大きく設定されている。
そのため、実施形態の遊技機1では、操作部51,121の第2操作の操作量S12,S22が第1操作の操作量S11,S21より大きく、長さの長い操作部51,121を長く押し込むことができて、楽しく操作装置(操作手段)47を操作できて、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、収納部100,150における突出口101,151の開口寸法d1,d2は、操作部51,121の操作方向X1,X2に沿った突出口101,105の開口形状(投影面積)での最も大きな開口幅の寸法をいうものである。そのため、例えば、操作部51,121が断面を長方形としていれば、その長方形断面の操作部51,121の元部51a,121a側を収納する収納部100,150の突出口101,151における操作方向X1,X2に沿った開口形状は、長方形の開口となり、その開口の長辺側の長さ寸法が、開口寸法d1,d2となる。
また、収納部100,150の突出口101,151としては、実施形態の場合、操作部51,121の外表面側に露出したカバー体52,122の下端側の外周面に接近して配置された外カバー106,156のスリーブ部106a,156aの開口としているが、装飾パネル部172の嵌挿口部174,176の周縁173c,175cが、スリーブ部106a,156aより、操作部51,121の元部51a,121a側のカバー体52,122の下端側を覆うように、上方に迫り出していれば、それらの嵌挿口部174,176が収納部100,150となって、それらの嵌挿口部174,176の開口が、突出口101,151となる。そして、操作部51,121の突出長さL1,L2は、それらの嵌挿口部174,176の周縁173c,175cから操作部51,121の先端面51c,121cまでの長さとなる。すなわち、操作部51,121の元部51a,121a側を収納する収納部100,150とは、操作部51,121の元部51a,121a側を、収納可能に接近して覆い、かつ、最も先端面51c,121cに接近するように配置される部位である。そして、収納部100,150の突出口101,151は、その収納部100,150における元部51a,121aを収納可能に囲うように開口する部位である。
さらに、収納部100,150の突出口101,105の周縁が、操作部51,121の軸周り方向で、凹凸しているような場合には、操作部51,121の収納部100,150からの突出長さL1,L2は、突出口101,105の周縁における遊技者に目視できる縁であって、最も、操作方向X1,X2に沿って操作部51,121の先端部51b,121bから離れた縁、から、先端面51c,121cまでの操作方向X1,X2に沿った長さである。操作時に、操作部51,121の収納部100,150へ収納される部位を長く目視できることから、このように定義することが望ましい。勿論、突出長さL1,L2としては、突出口101,105の周縁における遊技者に目視できる縁であって、最も、操作方向X1,X2に沿って操作部51,121の先端部51b,121bに接近している縁、から、先端面51c,121cまでの操作方向X1,X2に沿った長さとしてもよい。
7.
実施形態の遊技機1では、操作部51が、押圧操作の開始位置(初期位置P10)側へ付勢するばね73,73,95を接続させて配設され、ばね73,73,95の反発力が、第1位置P11までの押圧操作時より、第2位置P12までの押圧操作時に大きくなるように、設定されている。
すなわち、実施形態では、第1操作部51の第1位置P11までの第1操作では、反発力の大きなばね95に支持されたばね受け座96,78側に、反発力の小さなばね73,73に支持されたばね受け座66側を接近させるように、単に、反発力の小さなばね73を圧縮させるだけである。これに対し、第2位置P12までの第2操作では、ばね受け座66をばね受け座78に当接させてばね73を一定の圧縮状態として、ばね受け座78側のばね受け座96を下方のばね受け座97に接近させるように、反発力の大きなばね95を、大きく圧縮させることから、第2位置P12までの第2操作では、第1位置P11までの第1操作より、大きな反発力に対抗して、長い操作量S12で押下操作することとなる。そのため、実施形態の第1操作部51の第2操作では、遊技者は、第1操作部51を、長い操作量S12で、かつ、力をこめて押し込むことから、操作完了時に達成感があり、遊技の興趣を向上させることができる。
8.
実施形態の遊技機1では、操作部51,121の第1位置P11,P21までの第1操作と、操作部51,121の第2位置P12,P22までの第2操作とを、遊技者に案内する操作案内手段(演出制御部22、画像制御部23、画像表示部6の表示画面6a、及び、演出制御部22と画像制御部23とに制御されて画像表示部6の表示画面6aに表示される第1操作案内画像G11,G21や第2操作案内画像G12,G22)、を備える構成として、
操作手段(操作装置47)が、第1位置P11,P21において、操作部51,121を位置規制するストッパ85,135を有したストッパ機構84,134を備え、
ストッパ機構84,134が、操作部51,121の第2位置P12.P22までの操作時に、ストッパ85,135の位置規制を解除可能に構成され、
操作案内手段(演出制御部22、画像制御部23、画像表示部6の表示画面6a、及び、演出制御部22と画像制御部23とに制御されて画像表示部6の表示画面6aに表示される第1操作案内画像G11,G21や第2操作案内画像G12,G22)が、遊技者に第2操作を案内しようとする際に、操作部51,121のストッパ85,135との接触を検知していると、第2操作の案内を行なわず(表示画面6aに第2操作案内画像G12,G22を表示せず)、かつ、ストッパ機構84,134が、ストッパ85,135の位置規制を解除しない。
すなわち、実施形態では、表示画面6aに第2操作案内画像G12,G22を表示しようとする前に、例えば、演出制御部22が、操作検出SW107,157のON(透光状態)を検出して、操作部51,121が第1位置P11、P21に配置されて、操作部51,121の係止突起80,130のストッパ85,135との接触を検知していれば、その接触状態で、ストッパ85,135を規制位置RPから規制解除位置FPに移動させるように、駆動モータ92,142を駆動させると、摩擦抵抗により、駆動モータ92,142に故障を招くような負荷が掛かってしまう。そのため、そのような負荷が掛からないように、第2操作案内画像G12,G22を表示しようとする前に、既に、操作部51,121の係止突起80,130がストッパ85,135と接触していれば、第2操作の案内を行なわず(表示画面6aに第2操作案内画像G12,G22を表示せず)、かつ、ストッパ機構84,134のストッパ85,135を規制位置RPから規制解除位置FPに回転移動させないように、すなわち、駆動モータ92,142を駆動させないようにしている。そのため、実施形態では、ストッパ機構84,134の駆動モータ92,142を保護することができる。
9.
実施形態の遊技機1では、突出長さL1,L2を長くし、かつ、共に第1位置P11,P21と第2位置P12,P22との2段階で操作できる複数の第1,2操作部51,121を備えており、演出時に、一方側の第1操作部51だけや第2操作部121だけの短押しや長押し、あるいは連打の複数種類の一つの操作、あるいは、適宜、第1操作部51と第2操作部121とを、順に、あるいは、順序を逆にして、操作を促したり、複数種類の操作を適宜促すことができて、一層、遊技の興趣を向上させることができる。
勿論、操作部としては、第1位置へ押下操作する第1操作と第1位置とは異なる第2位置へ押下操作する第2操作とを行えれば、第1操作部51だけ、あるいは、第2操作部121だけとしてもよい。
◆C.
1.
実施形態の遊技機(1)では、遊技者が押下操作可能な操作部(51,121)を有する操作手段(操作装置47)と、
画像表示部(6)に所定の演出画像を表示可能な演出制御手段(サブ制御部25)と、
を備え、
前記操作手段(操作装置47)は、
前記操作部(51,121)が、押下操作可能な先端面(51c,121c)と、把持して押下操作可能な外周面(51d,121d)と、を備えて構成されるとともに、
前記操作部(51,121)の押下操作時の操作完了位置が、第1位置(P11,P21)と、該第1位置と異なる位置とした第2位置(P12,P22)と、を備えて構成され、さらに、
前記操作部(51,121)を振動可能な振動装置(180,185)、を備えて構成され、
前記演出制御手段(サブ制御部25)は、
前記操作手段の前記操作部(51,121)を前記第1位置(P11,P21)に配置させる第1操作に対応して、第1操作演出(AC11,AC21)を前記画像表示部(6)に表示可能とするとともに、
前記操作手段の前記操作部を前記第2位置(P12,P22)に配置させる第2操作に対応して、第2操作演出(AC12,AC22)を前記画像表示部(6)に表示可能としていることを特徴とする。
実施形態の遊技機1では、図20に示すように、操作部51,121を第1位置P11,P21や第1位置と異なる位置の第2位置P12,P22まで押下操作すると、図22,23,25,26に示すように、対応する第1操作演出AC11,AC21や第2操作演出AC12,AC22が画像表示部6の表示画面6aに表示される。さらに、図21のA,Bに示すように、第1操作部51や第2操作部121の操作把持部53,123を押下操作する際、先端面51c,121cを押下しても、あるいは、外周面51d、121dを把持して押下しても、共に、操作できる。すなわち、操作完了位置が相互の異なった第1位置P11,P21と第2位置P12,P22としており、操作量S11,S21,S12,S22に大小があっても、適宜、先端面51c,121cだけを叩くように押下したり(図21のAの第1操作部51参照)、掌を先端面51c,121cに当てつつ、先端面51c,121c近傍の外周面51d,121dを摘まんだり握って、押下したり(図21のAの第2操作部121や図21のBの第1操作部51参照)、あるいは、主に、外周面51d、121dを握って押下して(図21のBの第2操作部121参照)、操作できることから、操作態様のバリエーション(叩いて押下操作、摘まんで押下操作、あるいは、握って押下操作)が多く、楽しく、操作装置47を操作できる。
そして、異なった操作位置(第1位置P11,P21や第2位置P12,P22)への操作に対応して、第1操作演出AC11,AC21や第2操作演出AC12,AC22が表示されることから、操作態様のバリエーションだけでなく、操作完了時に応じて操作演出(第1操作演出AC11,AC21や第2操作演出AC12,AC22)が表示されることから、一層、楽しく、操作装置47を操作できる。
さらに、押下操作時、振動装置180,185の作動により、操作部51,121が振動すれば、一層、掌等で振動を感じやすく、面白く操作できる。特に、収納部100から離れた先端部51b側では、片持ち梁状に突出しており、振幅が大きくなり、面白く操作できる。
したがって、実施形態の遊技機1では、操作手段としての操作装置47の操作部51,121を楽しく操作できて、遊技の興趣を向上させることができる。
2.
実施形態の遊技機1では、操作手段としての操作装置47が、操作部として、突出長さL1,L2を大きくした第1操作部51と第2操作部とを備えて、これらの複数の第1操作部51と第2操作部121とが、先端面51c,121cを押下しても、あるいは、外周面51d、121dを把持して押下しても、共に、押し込み操作を可能とする操作把持部53,123を備えて構成されている。
このような構成では、押し込み操作できる操作部が第1操作部51と第2操作部121として、複数あることから、遊技者が押下操作できる操作部の数が増えて、楽しく遊技できる。勿論、この点を考慮しなければ、第1操作部51若しくは第2操作部121だけの構成としてもよい。
なお、実施形態の遊技機1では、左側の第1操作部51と右側の第2操作部121との間に、顔演出ボタン装置190の斜め後下方向に押下操作可能な操作部としての演出ボタン191が配設されており、一層、遊技者が押下操作できる操作部の数が増えて、楽しく遊技できる。そして、これらの操作時、振動装置180を作動させれば、押下操作時に、操作部51,121,191が振動することから、押下操作の達成感が生じ、遊技の興趣向上に寄与できる。
3.
実施形態の遊技機1では、操作手段としての操作装置47が、第1操作部51を振動可能な振動装置としての第1の振動装置180と別に、第2操作部121を振動可能な第2の振動装置185を備えて構成されている。
このような構成では、第2操作部121の操作時、第2振動装置185の振動モータ181を駆動させて、第2操作部121を振動させれば、遊技者は、押し込み操作する第2操作部121の振動を的確に感じて、第2操作部121を押下操作(押し込み操作)できて、押し込み操作の達成感を感じることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
勿論、操作装置47としては、第2振動装置185を設けずに、第1振動装置180により、第2操作部121を振動させるように構成してても良い。
4.
実施形態の遊技機1では、第1の振動装置180と第2の振動装置185とが、それぞれ、回転駆動軸182,187に振動子183,188を設けた振動モータ181,186を有して構成されるとともに、対応する近傍の第1操作部51若しくは第2操作部121の操作方向に一致する軸方向X1,X2に沿わせて、回転駆動軸182,187の軸方向V1,V2を配置させている。
このような構成では、第1振動装置180が、振動子183を回転させて振動を発生させると、その振動は、第1操作部51の軸直交方向に作用するため、自由端側の先端部51b側を揺れ易くできて、効果的に、第1操作部51を振動させることができる。同様に、第2振動装置185でも、振動子188を回転させて振動を発生させれば、その振動は、第2操作部121の軸直交方向に作用するため、自由端側の先端部121b側を揺れ易くできて、効果的に、第2操作部121を振動させることができる。そしてさらに、第1操作部51と第2操作部121とが、軸方向X1,X2相互を、交差させるように、配設されている。そのため、第1,2振動装置180,185を同時に作動させれば、異なる方向への振幅の振動が加わることから、共振させるように振幅を大きくできて、第1操作部51や第2操作部121を、振動モータ181,186の単独で作動させる場合に比べて、大きく振動させることができる。すなわち、実施形態では、第1,2振動装置180,185の振動モータ181,186を同時に作動させると、共振に近似した作用が働き、別々に第1,2振動装置180,185の振動モータ181,186を作動させた場合より、第1操作部51や第2操作部121を大きく振動させることができ、遊技者の押し込み操作完了時に達成感がより高まり、一層、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、実施形態では、回転駆動軸182,187の軸方向V1,V2は、略一つの交点の部位で交差する構成としているが、ずれて交差するように配設されていてもよい。
勿論、強く振動させることを考慮しなければ、第1,2操作部51,121や回転駆動軸182,187は、相互の軸方向X1,X2,V1,V2を平行とするように、配設してもよい。
5.
実施形態の遊技機1では、第1,2操作部51,121の小さな操作量S11,S21の押し込み操作とした第1操作の時には、振動装置180,185を作動させずに、大きな操作量S12,S22の第2操作の時に、振動装置180,185を作動させて、操作部51,121を振動させている。なお、実施形態の場合、第1操作部51では、第1操作の操作量S11を4mm、第2操作の操作量S12を30mm、第2操作部121では、第1操作の操作量S21を3mm、第2操作の操作量S22を30mmとしている。
このような構成では、短押し程度の第1操作では、振動せず、深く押し込む第2操作時に、操作部51,121が振動することから、一層、遊技者は、第2操作の押し込み操作完了時の達成感が高まり、楽しく操作部51,121を操作できる。
勿論、操作部51,121の第1操作の時にも、振動させてもよい。逆に、操作量の小さな第1操作の時にだけ、振動させてよい。あるいは、大当たりの期待値の大きい場合にだけ、第2操作あるいは第1操作の一方の操作時、あるいは、第1操作と第2操作との両方の操作時に、振動させるように構成してもよい。
1…遊技機、47…(操作手段・演出ボタン装置)操作装置、51,121…操作部、51e…側面、55,125…発光部、57(57a,57b,57c,57d,57e,57f)…(発光体)演出ランプ。

本発明に係る遊技機(1)は、遊技者が操作可能な操作部(51,121)を有するとともに、前記操作部内に、遊技の状況に応じて発光する発光部(55,125)を配設させている構成の操作手段(操作装置47)、を備えた遊技機であって、
前記操作部の操作を案内する際に、前記発光部(55,125)が、前記操作部の側面(51e,121e)で所定方向に向けて発光するように、配設されていることを特徴とする。

Claims (2)

  1. 遊技者が操作可能な操作部を有するとともに、前記操作部内に、遊技の状況に応じて発光する発光部を配設させている構成の操作手段、を備えた遊技機であって、
    操作されると、前記発光部が、前記操作部の側面で所定方向に向けて発光するように、配設されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光部は、前記操作部の操作を案内する際に、案内前の通常点灯パターンと異なった特別点灯パターンとして、発光することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

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