JP2014124303A - 遊技機の演出操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機1の演出操作装置3は、遊技領域221が形成された遊技盤22と、遊技領域221を前方から視認できる開口部21が形成された前面枠2とを備えた遊技機1の前面に配設されており、遊技領域221における遊技を演出するための操作入力を受け付けるよう構成されている。演出操作装置3は、開口部21の前方を避けた位置で待機する待機状態301と、開口部21の前方を遮って、操作入力を促す遊技促進状態とに変化するよう構成されている。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1の遊技機用押ボタンスイッチにおいては、付勢部材により押ボタンを上向きに付勢している。そして、押ボタンを途中まで押し込んだときに、係合手段によってこの押ボタンの上動を阻止し、電動アクチュエータを作動させるときに、付勢部材の弾性により押ボタンを突出させるようにしている。特許文献1においては、押ボタンを突出させることにより、遊技中の遊技者に対して強烈なインパクトを与え、押ボタンの存在を遊技者に知らしめている。
該演出操作装置は、上記開口部の前方を避けた位置で待機する待機状態と、上記開口部の前方を遮って、上記操作入力を促す遊技促進状態とに変化するよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置にある(請求項1)。
演出操作装置は、遊技領域における遊技の状態に応じて、遊技者に操作入力を促す必要のないときには、待機状態として、前面枠の開口部の前方を避けた位置で待機する。そして、演出操作装置は、遊技領域における遊技の状態が変化して、遊技者に操作入力を促す必要が生じたときには、遊技促進状態として、前面枠の開口部の前方を遮るように変化する。このときには、遊技領域における遊技に注目する遊技者に対して、演出操作装置の存在をアピールし、遊技者に操作入力を促すことができる。この遊技促進状態は、操作入力を受け付ける場合だけでなく、操作入力を受け付けなくても遊技者にその存在をアピールする場合にも形成することができる。
上記遊技機の演出操作装置は、駆動源によって駆動され、上記待機状態と上記遊技促進状態とを変化させるよう可動する可動部と、該可動部に配設され、遊技者による操作入力を受け付ける操作部とを有しており、上記遊技促進状態においては、少なくとも上記可動部の一部が上記開口部の前方に停止されてもよい(請求項2)。
この場合には、遊技促進状態において、少なくとも可動部の一部が前面枠の開口部の前方に停止されることにより、遊技者に対して、操作部への操作入力をより効果的に促すことができる。
この場合には、操作部は、待機状態及び遊技促進状態のいずれにおいても、前面枠の開口部の前方を避けた位置に維持されている一方、遊技促進状態においては、可動部の一部を前面枠の開口部の前方を遮るように変化させる。
この場合には、操作部は、待機状態及び遊技促進状態のいずれにおいても、前面枠の開口部の前方を避けた位置に維持されている一方、遊技促進状態においては、可動部の一部及び操作部を前面枠の開口部の前方を遮るように変化させる。そして、遊技促進状態において、操作部が開口部の前方を遮ることにより、遊技者による操作部への操作入力を、遊技中の遊技者の視線が集中する遊技領域の前方において受け付けることができる。そのため、演出操作装置の存在をより一層目立たせることができ、遊技の演出をより一層高めることができる。
この場合には、操作部への操作入力の受付を画像表示装置における表示と関連付けることにより、より一層ダイナミックな演出を行うことができる。
(実施例1)
本例の遊技機1の演出操作装置3は、図1、図2に示すごとく、遊技領域221が形成された遊技盤22と、遊技領域221を前方から視認できる開口部21が形成された前面枠2とを備えた遊技機1の前面に配設されており、遊技領域221における遊技を演出するための操作入力を受け付けるよう構成されている。演出操作装置3は、開口部21の前方を避けた位置で待機する待機状態301(図1参照)と、開口部21の前方を遮って、操作入力を促す遊技促進状態302(図2参照)とに変化するよう構成されている。
図1、図2に示すごとく、本例の遊技機1はパチンコ遊技機であり、遊技者による操作ハンドル23の操作を受けて遊技領域221に遊技球が発射され、遊技領域221において遊技を行うよう構成されている。遊技盤22は、遊技機1における機能部品が配設される本体枠に配設されており、前面枠2は、開口部21に、遊技領域221を透過して視認できるガラス板を設けて構成されたガラス枠である。演出操作装置3及び操作ハンドル23は、前面枠2に対する下方に配設された前面パネル20に設けられている。
遊技盤22の遊技領域221には、遊技領域221における遊技状態に応じて表示を変化させるよう構成された画像表示装置24、アタッカー、電チュー、チャッカー、ゲート、可動ギミック、装飾部品等が配設されている。演出操作装置3は、遊技促進状態302においては、画像表示装置24における表示と関連付けて、操作部32の操作入力を受け付けるよう構成されている。
また、図示は省略するが、ボタンスイッチの内部には、突出させる方向にボタンスイッチを付勢するバネと、押圧操作を検知する電気的なスイッチとが収容されている。そして、ボタンスイッチは、バネの付勢力に抗してボタンスイッチが押圧されたときに、遊技者の操作入力を受け付けるよう構成されている。
本例の演出操作装置3は、遊技者から操作入力を受け付ける際、あるいは遊技者に存在をアピールする際に、遊技者が視認しやすい状態に変化できるよう構成されている。
演出操作装置3は、遊技領域221における遊技の状態に応じて、遊技者に操作入力を促す必要のないときには、図1に示すごとく、待機状態301として、可動部31及び操作部32が前面枠2の開口部21の前方を避けた位置で待機する。
それ故、本例の遊技機1の演出操作装置3によれば、前面枠2の開口部21の前方を遮るように状態が変化することにより、遊技者に対して十分に存在をアピールすることができる。
本例は、遊技促進状態302において、可動部31の一部及び操作部32が前面枠2の開口部21の前方を遮るよう構成された演出操作装置3を示す例である。
本例の可動部31及び操作部32は、図3に示すごとく、待機状態301においては、前面枠2の開口部21に対する下方の位置で待機する。本例の可動部31は、左右方向の中心部に配設された可動中心部315と、可動中心部315を左右から支える可動支持部316とを有している。可動支持部316は、前面枠2が配設された中心部に対する左右の側部において、上下方向に移動するよう構成されている。
そして、本例の演出操作装置3は、可動部31及び操作部32A,32Bの全体が、前面枠2の開口部21における全体の前方を、上下方向に通過するよう構成されている。
なお、可動部31及び操作部32A,32Bは、待機状態301においては、前面枠2の開口部21に対する上方の位置で待機させることもできる。また、可動部31及び操作部32A,32Bは、遊技促進状態302においては、遊技領域221の中央付近で停止したり、そのまま遊技領域221を通過して球皿上面まで移動して停止してもよい。
本例においては、図4に示すごとく、遊技促進状態302を形成するときには、可動中心部315及び操作部32A,32Bを、遊技領域221に注目する遊技者の視線に対して上下に通過させる。そして、遊技促進状態302において、可動中心部315及び操作部32A,32Bが開口部21の前方に停止され、遊技者による操作部32Bへの操作入力を、遊技中の遊技者の視線が集中する遊技領域221の前方において受け付けることができる。そのため、遊技者に対して操作部32Bへの操作入力をより促進することができ、遊技の演出をより一層高めることができる。
また、演出操作装置3は、賞球の際に球皿に遊技球を払い出す通常の遊技機1以外にも、所定数の遊技球を封入して遊技を行う封入式遊技機に対して採用することもできる。この場合には、遊技者が遊技球を発射球として供給する必要がなく球皿(球貯留部)を必要としないことから前面枠2の開口部21に対する下方位置に、待機状態301にある演出操作装置3を配置することが容易である。
演出操作装置3は、図5に示すごとく、待機状態301において、可動部31及び操作部32が、前面枠2の開口部21の周囲に設けられた装飾部材25の後方に隠れるように待機させておき、図6に示すごとく、遊技促進状態302において、可動部31及び操作部32が、開口部21の前方に出現する構成にすることもできる。可動部31は、操作部32を両側から吊下げる構造とし、可動部31及び操作部32は、前面枠2の開口部21に対して上方又は斜め上方に位置する装飾部材25の後方に隠れるようにしている。操作部32の周囲には、操作部32の出現を際立たせるために、連続回転させる回転体34を設けることができる。
本例の演出操作装置3においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
本例は、上記実施例1,2に示した演出操作装置3において採用することができる種々の構成を示す例である。
演出操作装置3の遊技促進状態302を形成するときには、遊技盤22に配設された入賞装置、可動ギミック、装飾部材等、あるいは前面枠2に配設された可動ギミック、装飾部材等における動作又は発色動作に、可動部31の動作及び操作部32による入力操作の受付の少なくとも一方を関連させて行うことができる。入賞装置、可動ギミック、装飾部材、可動部31の各動作は、遊技領域221における遊技状態に応じて互いに連動させることができる。
また、演出操作装置3が遊技促進状態302になったとき、演出操作装置3とそれに対向するガラス等の透明板との間には、前後方向に所定の間隔を設けるとよい。これにより、遊技機1の正面視において、演出操作装置3と遊技領域221とが重なっていても、容易に遊技領域221を視認可能にすることができる。
例えば、遊技機1における制御手段は、画像表示装置24において稲妻の演出表示を行うときには、その演出表示に応じて演出操作装置3における操作部32を振動させることができる。また、遊技機1における制御手段は、画像表示装置24において嵐又は突風の演出表示を行うときには、その演出表示に応じて演出操作装置3における操作部32から風を吹き出させることができる。
また、遊技機1における制御手段は、演出操作装置3における操作部32から操作入力を受け付けたときには、その操作に応じて画像表示装置24において爆発が生じる演出表示を行うことができる。また、遊技機1における制御手段は、演出操作装置3における操作部32又は操作部32の周辺に設けられた補助操作部を擦るときには、その操作に応じて画像表示装置24において、煙とともに魔人が現れる演出表示を行うことができる。
2 前面枠
21 開口部
22 遊技盤
221 遊技領域
24 画像表示装置
3 演出操作装置
301 待機状態
302 遊技促進状態
31 可動部
32 操作部
Claims (5)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、上記遊技領域を前方から視認できる開口部が形成された前面枠と、を備えた遊技機の前面に配設され、上記遊技領域における遊技を演出するための操作入力を受け付ける演出操作装置であって、
該演出操作装置は、上記開口部の前方を避けた位置で待機する待機状態と、上記開口部の前方を遮って、上記操作入力を促す遊技促進状態とに変化するよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置。 - 請求項1に記載の演出操作装置において、駆動源によって駆動され、上記待機状態と上記遊技促進状態とを変化させるよう可動する可動部と、該可動部に配設され、遊技者による操作入力を受け付ける操作部とを有しており、
上記遊技促進状態においては、少なくとも上記可動部の一部が上記開口部の前方に停止されることを特徴とする遊技機の演出操作装置。 - 請求項2に記載の演出操作装置において、上記待機状態においては、上記可動部及び上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置で待機し、上記遊技促進状態においては、上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置に維持されたまま、上記可動部の一部が上記開口部の前方を遮るよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置。
- 請求項2に記載の演出操作装置において、上記待機状態においては、上記可動部及び上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置で待機し、上記遊技促進状態においては、上記可動部の一部及び上記操作部が上記開口部の前方を遮るよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置。
- 請求項2〜4のいずれか一項に記載の演出操作装置において、上記遊技領域には、画像表示装置が配設されており、上記遊技促進状態においては、上記画像表示装置における表示と関連付けて、上記操作部の操作入力を受け付けるよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置。
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