JP2020022820A - 鼓膜再生剤作製治具及び鼓膜再生剤作製容器 - Google Patents

鼓膜再生剤作製治具及び鼓膜再生剤作製容器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、鼓膜再生剤を簡便に作製することができる鼓膜再生剤作製治具及び鼓膜再生剤作製容器を提供する。【解決手段】鼓膜再生剤作製治具1a及び鼓膜再生剤作製容器1Aは、薬液支持体2が収容される内部空間S1を形成し一方向に開口する開口部6hが形成された収容壁部6,7を有した容器3Aと、内部空間S1に配される押え部4Aとを備え、内部空間S1の奥側は、薬液を保持する薬液支持体2を収める収容部S3であり、内部空間S1の開口部6h側が押え部4Aを配する設置空間S2である。【選択図】図1

Description

本発明は、鼓膜再生剤作製治具及び鼓膜再生剤作製容器に関する。
鼓膜に穿孔が形成された場合などに行われる鼓膜再生治療には、例えば下記特許文献1に記載された鼓膜再生剤等が用いられている。特許文献1に記載の鼓膜再生剤は、スポンジ状に形成されたゼラチン(以下「ゼラチンスポンジ」という)の内部に塩基性繊維芽増殖因子(bFGF)等からなる薬液を含ませて作製されている。施術者は、施術前にシャーレに薬液とゼラチンスポンジとを入れ、ゼラチンスポンジが薬液に浮かないようにゼラチンスポンジを軽く押えておき、吸液させたり、スポイト等で薬液の液滴をゼラチンスポンジに徐々に吸液させる作業を行っている。また、均一に吸液させるためには、ゼラチンスポンジを裏返したり、ある程度吸液した段階で脱気のために、押し潰さない程度に押さえつけたりする作業を行っている。
特許第5398712号公報
しかし、吸液の際に、ゼラチンスポンジを押さえていなければならないのは不便であり、また施術者は、ゼラチンスポンジに薬液を均一に浸漬させるために多くの手数をかけ、この間他の作業を行えないという問題があった。
そこで、本発明は、鼓膜再生剤を簡便に作製することができる鼓膜再生剤作製治具及び鼓膜再生剤作製容器を提供することを課題としている。
(1)本発明の鼓膜再生剤作製治具は、薬液支持体が収容される内部空間を形成し一方向に開口する開口部が形成された収容壁部を有した容器と、前記内部空間に配される押え部とを備え、前記内部空間の奥側は、薬液を保持する薬液支持体を収める収容部であり、前記内部空間の前記開口部側が前記押え部を配する設置空間となっている。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、容器に薬液支持体と薬液とを入れた際に、薬液支持体が移動することを押え部によって防止することができる。
(2)本発明の前記押え部を前記設置空間に配した状態で前記開口部から注入する薬液を前記収容部内に流入させる流路が、前記容器の内壁面に及び/又は押え部に形成されていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、容器に押え部を配したまま、流路を通じて薬液を収容部内に注入することができる。
(3)本発明の前記容器には、前記押え部が前記収容部側へ移動することを規制する下側係止部が設けられていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、押え部が収容部側へ移動することを規制することで、押え部が薬液支持体に不用意に接触することを防止することができる。
(4)本発明の前記収容部には、前記薬液支持体を載置させる載置部と、載置部の前記奥側に薬液の貯留部とが形成されていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、貯留部に薬液を溜めることにより薬液支持体の上面及び側面からのみならず、下面からも薬液支持体に薬液を吸収させることができる。
(5)本発明の前記押え部が前記開口側に移動することを防止する上側係止部を前記容器に備えていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、押え部の開口側への移動を簡便に抑えることができる。
(6)本発明の前記開口部を覆う天板部を有する蓋体を備えていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、開口部から容器内に塵埃類等が入り込むことを防止して鼓膜再生剤作製治具を衛生的に保持することができる。
(7)本発明の前記天板部は、前記蓋体を前記容器に被せた際に前記設置空間に向かって凹む凹所を備え、前記凹所は、前記押え部を構成していてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、押え部を押える機能を兼用する蓋体によりシンプルな構成にすることができる。
(8)本発明の前記容器は、前記収容壁部の外側で前記内部空間を更に囲繞し前記開口部側に突出する環状の突出壁部を有し、前記蓋体は、環状の突出壁部に嵌合する環状の凹部を前記天板部の下面側に形成する環状の凹部形成壁部を有し、前記凹部形成壁部の内方に前記押え部が形成されていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、容器の収容壁部の外側に環状の突出壁部を備えいわゆるリブを形成しているため、収容壁部の剛性を高めることができる。蓋体は、環状の突出壁部に対応する環状の凹部形成壁部を備えいわゆるリブを形成しているため、容器に被冠した場合に環状の突出壁部の剛性を更に高めることができる。
(9)本発明の前記環状の凹部形成壁部の外側には、この環状の凹部形成壁部の更に外方に張り出した嵌合段部が形成され、前記環状の突出壁部の外側には、前記環状の突出壁部の外方に張り出し、前記嵌合段部に嵌合される被嵌合段部が形成されていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、環状の突出壁部の外側の被嵌合段部と環状の凹部形成壁部の嵌合段部とを嵌合させることができるため、容器と蓋体とを互いにきっちりと嵌合させることができる。
(10)本発明の前記嵌合段部には、嵌合凸部が形成され、前記被嵌合段部には、前記嵌合凸部を嵌合させる被嵌合凸部が形成されていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、嵌合凸部と被嵌合凸部とを嵌合させることで容器と蓋体とを互いにきつく嵌合させることが出来る。
(11)本発明の前記嵌合凸部及び前記被嵌合凸部は、前記蓋体を前記容器に対して前記内部空間の軸線周りの向きを一の向きにしたときに互いに嵌合し、前記一の向き以外の向きにしたときに互いに嵌合しない位置に形成されていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製治具は、容器と蓋体との相対的な向きを変更することで押え部の容器に対する高さを設定することができる。
(12)本発明の鼓膜再生剤作製容器は、上記いずれかに記載の容器と押え部とを備え、前記容器の収容部に予め薬液支持体が収められている。
本発明の鼓膜再生剤作製容器は、上記した作用及び機能を有するとともに、薬液支持体をシャーレ等の薬液を浸漬させる容器に設置する手間を省くことができる。
(13)本発明の前記薬液支持体に浸透させる薬液を封入し、開口可能な袋体が前記容器の内部に収容されていてもよい。
本発明の鼓膜再生剤作製容器は、薬液収容体を開口することにより薬液を容器内に容易に注入することができ、薬液の分量を量ったり別途用意したりする必要がない。
本発明の鼓膜再生剤作製治具及び鼓膜再生剤作製容器は、取り扱う者の作業の手間を省いて鼓膜再生剤を簡便に作製することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器を分解して一部を断面視した正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の押え部を示した平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器をその蓋体を省略して示した平面図である。 図3に示す鼓膜再生剤作製容器をX−X線において矢視した一部縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の使用方法を示した一部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器を示した一部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の変形例を示した一部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の変形例を示した一部縦断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器を示した一部縦断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の変形例を示した一部縦断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器をその蓋体を省略して示した平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器を分解して示した斜視図である。 (a)本発明の第5の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器を(b)に示すX−X線で矢視した断面図である。(b)本発明の第5の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器を(a)同図(b)に示すY−Y線で矢視した断面図である。(b)本発明の第5の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の変形例を示した一部縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の変形例をその蓋体を省略して示した平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鼓膜再生剤作製容器の変形例をその蓋体を省略して示した一部縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の鼓膜再生剤作製治具を含め、鼓膜再生剤作製容器の実施形態について説明する。なお、以下の説明で用いる図は模式的なものであり、各部分の寸法、比率は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
図1に示すように、第1の実施形態の鼓膜再生剤作製容器1Aは、不図示の薬液を保持可能な薬液支持体2と、鼓膜再生剤作製治具1aとを備えている。
鼓膜再生剤作製治具1aは、薬液支持体2を収容する容器3Aと、薬液支持体2の移動を規制する押え部材(押え部)4Aと、容器3Aに被せられる蓋体5Aとを備えている。
薬液支持体2は、図1,図3に示すように軸線L1に直交する断面形状が長円形(本実施形態では楕円形)の柱状に形成されている。薬液支持体2の内部には微細な小孔が連続するように多数形成され、スポンジ状になっている。
薬液支持体2の材質としては、再生される鼓膜の機能に支障のない限り限定されないが、本実施形態では生分解性の材料が好適に用いられている。
薬液支持体2を構成する生分解性の材料としては、例えばゼラチン,不溶性コラーゲン、アテロコラーゲン、コラーゲンペプチド、エラスチンその他の材料が採用され得る。ゼラチンとしては、例えば牛,豚,鶏等の骨、靭帯、腱、皮膚などを酸又はアルカリで処理して得られたコラーゲンを水で加熱抽出したもの等が挙げられる。また、不溶性コラーゲンとしては、牛,豚,鶏等の骨、靭帯、腱、皮膚、アキレス腱等由来のコラーゲンを凍結乾燥処理して得られるもの等が挙げられる。薬液支持体2は、生分解性の材料だけで構成してもよいが、生分解性の材料の特性に悪影響を及ぼさない範囲であれば、他の生体内吸収高分子材料を含んでいてもよい。そのような生体内吸収高分子材料としては、例えばポリ乳酸、ポリグリコール酸、その他の公知のものが挙げられる。
容器3Aは、内部空間S1を形成する収容壁部6,7を備えている。収容壁部6,7は、側壁部6と、側壁部6の内壁面6aから張り出した底壁部7とを備えている。
側壁部6は、筒状で一方向及びこれと反対の方向に開口している。
底壁部7は、図1に示すように側壁部6の一方の開口端縁8aから所定寸法の位置において側壁部6の内孔を閉塞している。
側壁部6の一方の開口端縁8aから底壁部7が張り出した位置までは、押え部材4Aを収容する胴壁部9を構成しており、底壁部7が張り出した位置から側壁部6の他方の開口端縁8bまでは、容器3Aを自立させる脚部10を構成している。
なお、各実施形態の説明において、容器3Aの一方の開口端縁8a側を上側とし、他方の開口端縁8b側(奥側)を下側と称する。
底壁部7及び胴壁部9に囲まれた容器3Aの内部空間S1において、上側は押え部材4Aの設置空間S2を構成しており、下側は薬液支持体2の収容部S3を構成している。
底壁部7は、側壁部6から容器3Aの内部空間S1の中心に向かって所定寸法張り出した第1底部15と、第1底部15の内縁から下方に向かって延びる第2底部16と、第2底部16の下端縁から内側に張り出して第2底部16を閉塞する第3底部17とを備えている。
第1底部15の上面15aは側壁部6の軸線L2に向かって下方に傾斜している。上面15aには、押え部材4Aを載置させる台座部18が設けられている。
図1又は図3に示すように、台座部18は、第1底部15の外縁15eに沿って複数(本実施形態では3つ)設けられている。複数の台座部18,18,18同士の間隔は、軸線L2を中心とする円周方向に等間隔に設けられている。台座部18は、一定の厚さ寸法で、平面視略台形に形成されている。
台座部18の幅方向中間部には、上面15aに向かって凹み、側壁部6の径方向に沿って延びる溝19が形成されている。
溝19の幅寸法は、嵌合させる押え部材4Aの厚さ寸法P(図2参照)に合わせて形成されている。
図4に示すように、溝19の底面19aは傾斜している。
上面15aから溝19の底面19aまでの高さ寸法T1は、収容部S3に配置した薬液支持体2を圧縮したい寸法に合わせて設定されている。
以上の構成を有する台座部18は、押え部材4Aを載置させてその下方(収容部S3側)への移動を規制する下側係止部K1を構成している。
図1に示すように、第2底部16は、側壁部6の軸線L2を平面視略楕円形状に取り囲んでいる。第2底部16の軸線L2方向の寸法は、薬液支持体2の軸線L1方向の寸法と同等に形成されている。
第3底部17は、薬液支持体2の端面2aよりも大きく平面視楕円形に形成されている。
この構成により、第2底部16と第3底部17とは、薬液支持体2を収納してその水平方向の大幅な移動を規制する収容部S3を形成している。また、収容部S3は、薬液支持体2よりも大きく形成されているため、ピンセット等の治具で把持し容易に出し入れできるようになっている。
設置空間S2を形成している側壁部6の内壁面6aの断面積は、収容部S3を形成している第2底部16の内壁面16aの断面積よりも大きく形成されている。
図1に示すように、押え部材4Aは、軸線L3を中心に異なる複数の方向に延出させた複数の平板部材22を備え、容器から着脱自在に形成されている。平板部材22は、容器3Aの設置空間S2に配される係止板部20と、収容部S3に進入可能で薬液支持体2を圧縮させ得る押圧部21とを備えている。
図1又は図2に示すように、係止板部20は、略台形(正確には五角形)を成し互いに対向する一対の側板面20a,20aと、係止板部20の延出方向を向く先端面20bと、容器3Aの開口部6h側を向く上面20cと、容器3Aの底壁部7側に対向させる下面20dとを有している。
図1に示すように、係止板部20の軸線L3からの延出寸法は、側壁部6の軸線L2から側壁部6の内壁面6aまでの寸法よりも僅かに小さく設定され、容器3Aの設置空間S2にちょうど収まるようになっている。
係止板部20の下面20dは、先端面20bの端縁eからに軸線L3向かって下方に傾斜している。下面20dの水平方向に対する傾斜角度は、第1底部15の上面15aの傾斜角度に合わせて設定されている。
係止板部20の厚さ寸法Pは、台座部18の溝19の幅寸法よりも僅かに小さく設定されている。
押圧部21は、係止板部20よりも小さい延出寸法で、係止板部20の下方に形成されている。具体的に、押圧部21の延出寸法は容器3Aの軸線L2から第2底部16の内壁面16aまでの最少距離よりも小さく形成されている。押圧部21の厚さ寸法は係止板部20の厚さ寸法Pと同一に形成されている。このようにして、押圧部21は収容部S3内に進入自在に構成されている。
図4に示すように、押圧部21の軸線L3方向への突出寸法は、係止板部20を台座部18の溝19内に載置した際に、収容部S3に収めた薬液支持体2の端面2aに触れるか触れない程度に設定されていることが好ましい。
押え部材4Aは、押圧部21を収容部S3に向けて設置空間S2に配される。そして、押え部材4Aは、図3に示すように設置空間S2に配された際に、隣り合う平板部材22と側壁部6とに囲まれ、収容部S3に通じる流路25を形成している。
図1に示すように、蓋体5Aは、天板部26と、天板部26の外縁から環状に延びる周板部27とを備えている。
天板部26は、側壁部6の開口部6h全体を覆い得る大きさに形成されている。
周板部27は、側壁部6の外径よりも僅かに大きな内径に形成され、側壁部6を外側から覆い得るように構成されている。
この構成により、蓋体5Aは側壁部6の開口部6hを着脱自在に開閉し、開口部6hに取り付けられた際に容器3Aにしっかりと固定されるように構成されている。
次に、鼓膜再生剤作製容器1Aを用いて鼓膜再生剤を作成する方法について説明する。
図1,図4に示すように、鼓膜再生剤作製容器1Aの容器3Aは、使用前において容器3Aの収容部S3内に薬液支持体2を収容し、設置空間S2に押え部材4Aを配した状態で蓋体5Aによって封止されている。
この状態において、容器3Aの収容部S3は薬液支持体2の外形に合わせて形成されているため、薬液支持体2は、収容部S3内で不必要に動くことが抑えられ、薬液支持体2が容器3A内で内壁面16aに当たることによる薬液支持体2の損壊、変形が防止されている。
また、押え部材4Aの係止板部20は、台座部18の溝19内に配されている。この状態において押え部材4Aの押圧部21は、薬液支持体2の上側の端面2aに接するか接しないかの突出寸法で形成されている。
したがって、薬液支持体2は、収容部S3内でいたずらに上下方向に動くことが規制されている。
このような鼓膜再生剤作製容器1Aは、使用にあたりまず蓋体5Aを容器3Aから取り外して容器3Aを開封する。薬液支持体2は容器3Aの収容部S3内に、押え部材4Aは収容部S3の上方の設置空間S2に配されている。すなわち、鼓膜再生剤作製容器1Aは、蓋体5Aを取ると、既に押え部材4Aにより薬液支持体2を押えた状態にセットされているため、直ちに開口部6hから容器3A内に別途用意しておいた薬液を注入できる。
薬液は、図3に示す流路25を直接通って又は側壁部6若しくは押え部材4Aを伝って底壁部7上に流れる。第1底部15の上面15aに滴下した薬液は、第1底部15が軸線L2すなわち収容部S3に向かって下り傾斜に形成されているため、開口部6hから収容部S3に向かって直接に滴下する薬液と共に収容部S3に流れ、溜まっていく。
収容部S3における薬液の液面が高くなっていくと、収容部S3に配された薬液支持体2は、その浮力により液面上に浮上しようとする。しかし、薬液支持体2は、その端面2aを押え部材4Aにより押えられて収容部S3の上端縁16f以下に留まる。薬液支持体2は、徐々に薬液に浸され、吸液していく。
薬液は、収容部S3に略一杯で、薬液支持体2に十分に染み込む量が溜まった時点で注液を止める。ここで、薬液支持体2の浮力により押え部材4Aが逆に押し上げられてしまう場合には、蓋体5Aを開口部6hに取り付け、押え部材4Aを設置空間S2内に固定することで薬液支持体2を薬液内に浸漬させておくことができる。この場合、蓋体5Aは、押え部材4Aの開口部6h側への移動を抑制する上側係止部K2を構成する。
この状態で暫く置くと、薬液支持体2の全体に薬液が浸み込む。その後、蓋体5Aを取り外し、最後に必要に応じて薬液支持体2をピンセットなどで押圧して薬液支持体2内に残った気泡を押し出し、薬液をさらに浸透させることで薬液が薬液支持体2に保持された鼓膜再生剤の作製が完了する。鼓膜再生剤の完成後は、押え部材4Aを容器3Aから取り出した上で、ピンセットなどの治具で鼓膜再生剤を把持して収容部S3から簡単に取り出すことができる。
このように、鼓膜再生剤作製容器1Aは、薬液支持体2及び押え部材4Aが容器3Aに予めセットされているので、蓋体5Aを取り外して薬液を開口部6hから注入し、蓋体5Aを再び被せておくだけで、人の手を煩わせることなく簡便に鼓膜再生剤を作成することができるという効果を奏する。
また、鼓膜再生剤作製容器1Aは、収容部S3が薬液支持体2の大きさと薬液支持体2の操作性とを考慮して形成されているため、薬液を収容部S3に必要な分量だけ入れて薬液支持体2に効率よく浸透させることができる。したがって鼓膜再生剤作製容器A1は、薬液を無駄なく使用することができるという効果が得られる。また、鼓膜再生剤作製容器1Aは、第1底部15が収容部S3に向かって下方に傾斜しているため、薬液の注入時又は収容部S3から薬液が溢れた場合に、薬液自身の自重で収容部S3に再び流し込むことができるという効果を奏する。
また、容器3Aの底壁部7は、薬液支持体2の形状に合わせて収容部S3を形成しているため第3底部17の面積は側壁部6の断面積に比べて小さくなっている。しかし、側壁部6が底壁部7よりも下方に延びた脚部10を有しているため、容器3Aを安定的に自立させておくことができるという効果が得られる。
なお、押え部材4Aは、本実施形態で説明した構成に限定されない。押え部材4Aは、薬液を通過させる流路25が可及的に広く形成され、かつ、収容部S3の薬液支持体2を適切に抑えることができる限り、平板部材22をどのように組んで形成してもよい。
具体的には、押え部材4Aは、軸線L3を中心とする円周を4等分以上する平板部材22を有したものであってもよい。又は、押え部材4Aは、平板部材22を格子状に組んで形成してもよい。この場合、平板部材22の少なくとも一部は収容部S3上に位置するように構成されている。押え部材4Aは、交叉部が一つ以上収容部S3上に位置するように構成されていることがより好ましい。
また、流路25は、側壁部6の内壁面6aに、上下方向に延びる溝形状で形成してもよい。
鼓膜再生剤作製容器1Aは、上記のような押え部材4Aを用いることによっても本実施形態と同様の作用、機能及び効果を奏する。
また、図4に示すようにして薬液を浸透させた後に薬液支持体2に残った空気は、押え部材4Aを台座部18から外し、図5に示すように台座部18,18間の第1底部15上に係止板部20を位置させて、押圧部21を収容部S3に進入させ、薬液支持体2を圧縮することで排出してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について図6を用いて説明する。ここで説明する実施形態については、主として第1の実施形態と異なる構成について説明し、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。以下、第3の実施形態以降についても同様である。
本実施形態の鼓膜再生剤作製容器1Bは、主として容器3Bの形状が鼓膜再生剤作製容器1Aの容器3Aと異なっている。鼓膜再生剤作製容器1Bの容器3Bは、第3底部17に薬液支持体2を載せる載置部30と、載置部30の内側に形成された薬液の貯留部31とを備えている。
載置部30は、第3底部17の内縁に沿って所定の幅寸法で形成された環状の段差部により形成されている。この載置部30の上面30aは内側に向かって軸線L2に直交する面M上に形成されている。
貯留部31は、載置部30の内側において載置部30から下方に凹んで形成された空間である。
鼓膜再生剤作製容器1Bは、載置部30上に薬液支持体2を配し、貯留部31に薬液を収容できるようになっている。従って、鼓膜再生剤作製容器1Bは、収容部S3内に薬液が流入すると薬液支持体2の下方に薬液が溜まるため、薬液支持体2の下方からも薬液を浸透させることができ、より速やかに薬液を吸収させることができるという効果を奏する。
なお、鼓膜再生剤作製容器1Bの貯留部31は、薬液支持体2の下方に薬液を貯留させる空間が形成されるのであればどのように形成されてもよい。具体的には、図7に示すように、載置部30を互いに離間して形成された複数の突起32,32・・により形成し、突起32同士の間に貯留部31を形成してもよい。
また、載置部30は、図8に示すように軸線L2方向下方に向かうに従い内径を小さくかつ深く形成した複数の段差部33,33・・を有したものであってもよい。載置部30をこのような構成にした場合には、断面積の異なる薬液支持体2を収容しやすくなるという効果が得られる。また、載置部30の下方に常に貯留部31が形成される。したがって、載置部30に薬液支持体2を載置した場合に、薬液支持体2の下方から効率よく薬液を浸透させることができるという効果が得られる。
次に本発明の第3の実施形態について図9を用いて説明する。
第3の実施形態の鼓膜再生剤作製容器1Cは、可撓性のある平板状の蓋体5Cの下面26aの中央に押え部材4Cが固定されている。
押え部材4Cは、柱状の係止部36と、円板状の押圧部37とを備えている。
押圧部37の下面37aは収容部S3よりも小さい面積でほぼ平坦に形成されている。
押え部材4Cの軸線L3方向の長さ寸法は、蓋体5Cで容器3Cの開口部6hを閉塞した状態で、収容部S3の上端縁16fに位置する程度に設定されている。
押圧部37は、蓋体5Cを開口部6hに配した際に収容部S3に配された薬液支持体2の上に位置するように蓋体5Cに固定されている。また、押圧部37の下面37aは、薬液支持体2に触れるか触れない程度に位置するように固定されている。
蓋体5Cは、接着剤等を用いて人の手で剥離可能に容器3Cの上端面39に貼り付けられ、容器3Cを封止している。なお、押え部材4Cは蓋体5Cに固定されており、蓋体5Cは容器3Cの上端面39に貼り付けられているので、底壁部7に押え部材4Cを載置させる台座部18は形成されていない。
本実施形態において、蓋体5Cを支持する容器3Cの上端面39が押え部材4Cの下側係止部K1を構成している。
以上の構成により、収容部S3に収容された薬液支持体2が、いたずらに上下方向に移動することが規制される。
鼓膜再生剤作製容器1Cを使用するにあたっては、開口部6hが半分以下程度の範囲で開封されるように、すなわち蓋体5Cに固定した押え部材4Cがやたらと動かない範囲で蓋体5Cをめくり、薬液を入れる。
この状態で又は開封した開口部6hを再び閉じてしばらく置き、薬液支持体2に薬液が浸透したタイミングで蓋体5Cの全体を容器3Cから剥離する。そして、必要に応じて押え部材4C等で適宜薬液支持体2に残った空気を排出して鼓膜再生剤の作製を完成させる。
この鼓膜再生剤作製容器1Cによっても、第1の実施形態の鼓膜再生剤作製容器1Cと同様の作用,機能及び効果が得られる。
なお、本実施形態に示した蓋体5C及び押え部材4Cに代えて、図10に示すように蓋体5Cと押え部材4Cとを同一の樹脂材料により形成し一体にして両者を兼用できる押え部兼蓋体40を用いてもよい。
この変形例では、押え部兼蓋体40は、天板部26と、天板部26の下面26aから突出する押え部材4Cと、天板部26の外縁から軸線L4方向に延びる周板部27を有している。
押え部材4Cは、上記に説明した押え部材4Cと同様に柱状の係止部36と、円板状の押圧部37とを備えている。
周板部27の内周面には、雌ネジ部28が形成されている。
容器3Dの側壁部6の外周面には、蓋体5Cを取り付ける際に雌ネジ部28に対応する部分に雄ネジ部29が形成されている。
本変形例の押え部兼蓋体40は、例えば容器3Dに取り付けて半回転程度の浅い螺合で押圧部37の下面37aが薬液支持体2の端面2aに触れるか触れない程度に位置するようになっており、押え部兼蓋体40の螺合を深めるに従って徐々に薬液支持体2の端面2aを押圧できるようになっている。
本変形例の鼓膜再生剤作製容器1Dは、収容部S3に薬液を入れた後暫くは押え部兼蓋体40を容器3Dに浅く螺合させておく。そして、薬液支持体2に薬液がある程度浸透した時点で押え部兼蓋体40をより多く螺合し、薬液支持体2を押えて薬液支持体2に含まれた気泡を抜く。そして再び押え部兼蓋体40を浅い螺合に戻す。
この構成において、容器3Dの雄ネジ部29の上方側を向く面は、押え部兼蓋体40の下方への移動を規制する下側係止部K1を構成している。また、雄ネジ部29の下方側を向く面は、押え部兼蓋体40の上方への移動を規制する上側係止部K2を構成している。
このように本変形例の鼓膜再生剤作製容器1Dは、押え部兼蓋体40を取り外して薬液を入れた後は、押え部兼蓋体40の螺合を調整することにより、押え部材4Cひいては薬液支持体2の移動を規制し又は薬液支持体2を圧縮又は復帰させて薬液を浸透させることができる。
したがって、より簡便に薬液支持体2に薬液をできる限り均一に浸透させることができるという効果が得られる。
次に本発明の第4の実施形態について図11を用いて説明する。
第4の実施形態の鼓膜再生剤作製容器1Eは、設置空間S2に形成された押え部材4Aと容器3Aとの隙間に薬液収容体(袋体)45が備えられている。
薬液収容体45は、樹脂フィルム46と薬液47とを備えている。樹脂フィルム46は、治具等で開口容易な材質で袋状に形成されている。薬液47は、樹脂フィルム46内に封入されている。
鼓膜再生剤作製容器1Eは、図1に示す蓋体5Aを容器3Aから取り外した後、薬液収容体45を開口させる。開口方法には、薬液収容体45を構成する樹脂フィルム46を不図示の鋭利な治具で切り裂いたり、薬液収容体45の一部に開封部(不図示)を予め形成しておいてその開封部を開けたりする方法が挙げられる。薬液収容体45を開口させて内部の薬液47を樹脂フィルム46から溢れさせると、薬液47は流路25を通って底壁部7に流れ落ちる。その後は、鼓膜再生剤作製容器1Aと同様にして鼓膜再生剤が作製される。
次に本発明の第5の実施形態の鼓膜再生剤作製容器1Fについて図12から図14を用いて説明する。
図12に示すように、鼓膜再生剤作製容器1Fは、フィルム状部材に凹凸を設けて形成された容器3Fと、容器3Fの凹凸に嵌合させる凹凸が形成された蓋体5Fとを備えている。
容器3Fは、内部空間S1を形成する収容壁部50と、収容壁部50の外側において内部空間S1を囲繞して開口部側に突出する環状の突出壁部51と、環状の突出壁部51の外方に張り出した被嵌合段部52と、被嵌合段部52の外方に張り出すフランジ部53とを備えている。
環状の突出壁部51は、収容壁部50の上端縁から水平に張り出した第1頂面54と、第1頂面54から下側に向かって傾斜する第1傾斜面55とを有している。
被嵌合段部52は、環状の突出壁部51の下端縁51aから外側に向かって平面視正方形に張り出している。被嵌合段部52は、第2頂面56と、第2頂面56の外縁から下側に向かう第2傾斜面57とを備えている。
被嵌合段部52の第2頂面56には、角部の近傍において上側に突出する平面視円形の被嵌合凸部58が4つ形成されている。
被嵌合凸部58は、仮想長方形の角部に相当する位置に形成されている。
更に、第2傾斜面57の下端縁57aから平面視矩形で水平方向に張り出すフランジ部53が形成されている。
フランジ部53は、平面視で長方形に形成されている。フランジ部53を形成する一対の短辺の一辺側に半円形の切欠き59が形成されている。
以上の構成により、被嵌合段部52はフランジ部53から膨出した形状をなしている。また、環状の突出壁部51は被嵌合段部52の第2頂面56から環状に膨出した形状を成して、収容壁部50と共に環状に隆起した第1隆起部60を形成している。
蓋体5Fは、天板部26の内方を凹ませた凹所により構成された押え部4Fと、押え部4Fの外側において天板部26の下面側に図13(a)に示す環状の凹部61を形成する環状の凹部形成壁部62と、環状の凹部形成壁部62の外方に平面視矩形に張り出した嵌合段部63と、嵌合段部63から張り出したフランジ部64とを備えている。
押え部4Fは、天板部26の外縁26tに沿って、外縁26tから所定寸法内側において天板部26が凹んだ凹所により形成されている。押え部4Fには薬液を通過させる貫通孔65が径方向に間隔を空けて二つ形成されている。貫通孔65は薬液の流路25を構成している。
環状の凹部形成壁部62は、天板部26の環状の外周部と、天板部26の外縁26tから斜め下方に向かって環状に立設する第1の傾斜壁部66とを備えている。
環状の凹部形成壁部62と押え部4Fの傾斜面72とは、嵌合段部63上に環状に隆起する第2隆起部67を形成している。
嵌合段部63は、環状の凹部形成壁部62の下端縁62aから外方に平面視正方形に張り出した水平壁部68と、水平壁部68の外縁から下側に傾斜するように立設した第2の傾斜壁部69とを備えている。
水平壁部68の上面68aには、容器3Fの被嵌合凸部58に嵌合させる嵌合凸部70が形成されている。嵌合凸部70は、水平壁部68の四隅の近傍で、仮想長方形の角部に相当する位置に4つ設けられている。被嵌合凸部58の大きさは嵌合凸部70の大きさよりもわずかに小さく形成されている。
第2の傾斜壁部69の下端縁69aからは、平面視で矩形に水平方向に張り出すフランジ部64が形成されている。
フランジ部64は、平面視で略長方形に形成されている。フランジ部64を形成する一対の短辺の一辺側に半円形の切欠き71が形成されている。
以上の構成によって、第1隆起部60は、第2隆起部67に対し僅かに小さい相似形状に形成され、第1隆起部60に対して第2隆起部67が嵌合するようになっている。
被嵌合段部52は、嵌合段部63に対し僅かに小さい相似形状に形成され、容易に嵌合するようになっている。
図13(a),(b)に示すように、蓋体5Fのフランジ部64と容器3Fのフランジ部53とをそれぞれの長辺64j,53jを揃えて蓋体5Fを容器3Fに重ねた場合には、第1隆起部60及び第2隆起部67並びに被嵌合段部52及び嵌合段部63が嵌合するようになっている。しかし、この場合において、被嵌合凸部58と嵌合凸部70とは、互いに位置がずれて嵌合しないようになっている。
一方、図14(a),(b)に示すように、蓋体5Fのフランジ部64と容器3Fのフランジ部53とを長辺64j,53j同士が直交するように内部空間S1の軸線L2周りの向きを90度回転させて蓋体5Fを容器3Fに重ねた場合には、第1隆起部60及び第2隆起部67、被嵌合段部52及び嵌合段部63、並びに被嵌合凸部58及び嵌合凸部70が嵌合するようになっている。
次に、本実施形態の鼓膜再生剤作製容器1Fの使用方法について説明する。
使用前において、蓋体5Fは、図13(a),(b)に示すように、容器3Fの内部空間S1に薬液支持体2を配した状態で容器3Fに被さっている。
そこで、この状態で押え部4Fに薬液を滴下すると、薬液は貫通孔65を通過して容器3Fの内部空間S1に漸次溜まっていく。この際、押え部4Fの周囲に第2隆起部67が突出しているため、薬液は、第2隆起部67の内側に所定量貯留される。
この状態で、フランジ部64の長辺64jは、容器3Fのフランジ部53の長辺53jに合わせて平行に配されているため、被嵌合凸部58は、嵌合凸部70に嵌合しない。したがって、蓋体5Fは、容器3Fに対して被嵌合凸部58の突出分、容器3Fに対して浮いた状態となっている。
薬液支持体2が内部空間S1で薬液に完全に浸漬された状態になると、薬液支持体2は、漸次薬液を含浸して柔軟になっていく。
そこで、図14(a),(b)に示すように、蓋体5Fのフランジ部64の向きを90度回転させてフランジ部64の長辺64jを容器3Fのフランジ部53の長辺53jに直交するように配置する。
このように蓋体5Fの向きを変えると、嵌合凸部70が被嵌合凸部58に対向する。そこで、嵌合凸部70を被嵌合凸部58に嵌合させると、押え部4Fが内部空間S1に進入し薬液支持体2を押圧して薬液の薬液支持体2への含浸を進行させることができる。
この状態で暫く置くと、薬液支持体2への薬液の含浸が略完了するので、蓋体5Fを取り外し、鼓膜再生剤を得る。
以上に説明した鼓膜再生剤作製容器1Fの容器3Fは、図12に示すように、収容壁部50の外方に環状の突出壁部51が形成され、環状の突出壁部51の外方に更に被嵌合段部52が形成され、更にフランジ部53が形成され、全体的に扁平となっているため、安定的に載置される。
また、容器3Fに被せる蓋体5Fも容器3Fを嵌合させることができるように容器3Fとほぼ同じ形状で扁平に形成されている。
したがって、鼓膜再生剤作製容器1Fは、安定的に載置することができるという効果が得られる。
また、鼓膜再生剤作製容器1Fは、容器3Fの収容壁部50の外側に環状の突出壁部51を備えているため、収容壁部50の剛性を高めることができるという効果を奏する。また、鼓膜再生剤作製容器1Fは、容器3Fに外力が加わった場合であっても、環状の突出壁部51が外力を受けることにより、収容壁部50が外力を受けて変形することを防
止することができるという効果を奏する。
蓋体5Fは、環状の突出壁部51に対応する環状の凹部形成壁部62を備えており、容器3Fに被冠した場合に環状の突出壁部51の剛性を更に高めることができるという効果を奏する。
また、鼓膜再生剤作製容器1Fは、環状の突出壁部51の外側の被嵌合段部52と環状の凹部形成壁部62の嵌合段部63とが嵌合するため、これらの嵌合により容器3Fと蓋体5Fとを互いにきっちりと嵌合させることもできる。
また、被嵌合凸部58が第1頂面54からの距離が近い被嵌合段部52の第2頂面56に形成され、嵌合凸部70が、天板部26からの距離が近い嵌合段部63の上面68aに形成されている。したがって、鼓膜再生剤作製容器1Fは、被嵌合凸部58と嵌合凸部70とを嵌合させて、蓋体5Fを容器3Fに固定しやすいという効果を奏する。
また、容器3F及び蓋体5Fは、それぞれ一枚の樹脂製のフィルム材を用いて型押し又は真空引き等により一体成形できるため、軽量かつ安価に作製することができるという効果が得られる。また、容器3F及び蓋体5Fがシンプルな凹凸構造で一体成形されることにより、鼓膜再生剤の作製後、洗浄して繰り返し利用することができるという効果が得られる。
なお、鼓膜再生剤作製容器1Fにおいて、蓋体5Fの押え部4F又は天板部26には、鼓膜再生剤作製容器1Fの使用前に貫通孔65から塵埃類が侵入することを防止するために容易に剥離自在なカバーシールが貼着されていてもよい。
また、図13(a)において仮想線で示すように、押え部4Fの下面には、薬液支持体2の内部空間S1における移動を規制する移動規制突起75が設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、フランジ部53,64の長辺53j,64jをそろえて蓋体5Fを容器3Fに被せた場合、図13(a),(b)に示すように、蓋体5Fが容器3Fに対して浮く構成となっているが、例えば嵌合段部63と被嵌合段部52とは一部タイトに嵌合するように構成されていてもよい。このような構成とすることで、鼓膜再生剤作製容器1Fの使用前においても、蓋体5Fの押え部4Fを薬液支持体2に対して離間させた状態で容器3Fに対してしっかりと固定することができるという効果が得られる。
以上、鼓膜再生剤作製容器1A−1Fを用いて本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定されない。
例えば、鼓膜再生剤作製容器1A,1B,1Eにおいて、押え部材4A等の自重により薬液支持体2の上下動を確実に防止できる限り、蓋体5A等は必須ではない。また、押え部材4A等に係止部(不図示)を設け、容器3A等に被係止部(不図示)を設けて、押え部材4A等が容器3A等に対して上方に移動しないよう係止できかつ一定以上の力での引っ張りで係止を解除できるようにすることにより、薬液支持体2の上下動を確実に防止できるようにしてもよい。
また、第1の実施形態,第3の実施形態及び第4の実施形態において押え部材4A,4Cの形態が異なる鼓膜再生剤作製容器を説明したが、本発明に適用される押え部材はこれらに限定されない。すなわち、本発明の押え部材4A,4C,4Dは、収容部S3に配した薬液支持体2の上方への移動を抑え、薬液を開口部6hから収容部S3に向けて流入させる流路25が容器3A等との間で形成されるものであればどのような構成であってもよい。
また、鼓膜再生剤作製容器1Fの押え部4Fの構造は、鼓膜再生剤作製容器1A等で示した蓋体5A等にも応用することができる。すなわち、例えば押え部材4Aに代えて、蓋体5Aの天板部26の内方を凹ませて蓋体5Aに一体成形された押え部4Aを構成し、容器3Aの胴壁部9の高さを適宜小さくして鼓膜再生剤作製容器としてもよい。
また、鼓膜再生剤作製容器1Fは、嵌合段部63及び被嵌合段部52並びにフラン部53,64を有していることが好ましいが、必ずしもこれらを有していなくてもよい。すなわち、内部空間S1を形成する第1隆起部60とこの第1隆起部60に被せられる押え部4Fを形成した第2隆起部67を備えているだけでもよい。
なお、各実施形態及び応用例で説明した容器3A等及び押え部材4A等、又は、容器3A等,押え部材4A等及び蓋体5A等は、予め薬液支持体2をセットしない鼓膜再生剤作製治具1a(図1に例示)の発明とすることもできる。この鼓膜再生剤作製治具1aは、使用時に別途用意しておいた薬液支持体2を容器3F等の収容部S3若しくは内部空間S1に設置することにより鼓膜再生剤作製容器1A等と同様に使用することができ、薬液支持体2を別に用意すべき点を除いて鼓膜再生剤作製容器1A等と同様の作用,機能及び効果を奏する。
以上に説明した各実施形態又はそれらの変形例の鼓膜再生剤作製容器1A−1F又は鼓膜再生剤作製治具1a等は、異なる構成を適宜組み合わせて別の形態として応用してもよい。
また、容器3A等を透明又は半透明にして、容器3A等内に設置した薬液支持体2への薬液の浸透状態を容器3A等の側面から視認できるようにしているとなおよい。
また、前述した各実施形態において、収容部S3又は内部空間S1を薬液支持体2が不図示のピンセット等で容易に把持できる程度の大きさで形成した例を説明したが、収容部S3又は内部空間S1は、薬液支持体2を収容部S3又は内部空間S1内でトリミング等の加工ができる程度の大きさで形成されてもよい。
また、各実施形態において収容部S3又は内部空間S1に薬液支持体2が一つだけ収容された構成を説明したが、収容部S3又は内部空間S1は、複数の薬液支持体2が収容されるものであってもよい。
また更に、第1、第2、第4の実施形態で示した鼓膜再生剤作製治具1a等は、図15に示すように、係止板部20と容器3A等の内周壁との間で上下方向に係合し、水平方向に通過を許す係合凸部80と係合凹部81とが形成されていてもよい。
具体的には、例えば、容器3A等の側には、側壁部6から内側に突出する係合凸部80が図16に示すように周方向に間隔を空けて形成されており、図15に示すように係止板部20には、その厚さP方向に貫通するとともに軸線L3に向かって矩形に凹んだ係合凹部81が係合凸部80に対応して形成された構成が挙げられる。
この場合、係合凹部81の上下方向の寸法Qは、係合凸部80の厚さ寸法Rに加え、少なくとも台座部18の溝19の深さ寸法を有するように設定されている。
図16に示すように、係合凸部80の周方向の寸法は、係合凸部80と係合凹部81との係合の解除が容易になり過ぎないように、係止板部20の厚さ寸法Pよりも大きく設定されていることが好ましい。
この場合、係合凸部80は上側係止部K1及び下側係止部K2の機能を併せ持つ構成となる。
鼓膜再生剤作製治具1aをこのような構成にすることで、蓋体5Aを取り外した後、不用意に押え部材4Aを取り外そうとした場合に押え部材4Aを係合凸部80の上側の内壁面に係合させることができる。これにより、薬液支持体2に薬液を浸透させるまで押え部材4Aを載置することに対する注意喚起をすることができるという効果が得られる。
一方、薬液支持体2に薬液を浸透させて鼓膜再生剤を作製した後には、台座部18の溝19に配置した押え部材4Aを溝19から引き上げた状態で押え部材4Aを軸線L3周りに回転させて係合凸部80と係合凹部81との係合を解除し、押え部材4Aを取り外すことができる。
なお、容器3A等に台座部18が形成されていない場合には、溝19への嵌合を考慮する必要がないので、係合凹部81の上下方向の寸法を係合凸部80の上下方向の寸法に合わせて形成してもよい。
又は、図17に示すように、押え部材4Aの上面20cを係合凸部80に対する係合部82として、この係合部82が係合凸部80の下方に位置するように押え部材4Aの係止板部20の寸法を設定してもよい。
1A−1E 鼓膜再生剤作製容器
2 薬液支持体
3A−3D 容器
4A−4D 押え部材
5A 蓋体
6 側壁部
6h 開口部
7 底壁部
25 流路
30 載置部
31 貯留部
K1 下側係止部
K2 上側係止部
S1 内部空間
S2 設置区間
S3 収容部

Claims (13)

  1. 薬液支持体が収容される内部空間を形成し一方向に開口する開口部が形成された収容壁部を有した容器と、
    前記内部空間に配される押え部とを備え、
    前記内部空間の奥側は、薬液を保持する薬液支持体を収める収容部であり、前記内部空間の前記開口部側が前記押え部を配する設置空間である鼓膜再生剤作製治具。
  2. 前記押え部を前記設置空間に配した状態で開口部から注入する薬液を前記収容部内に流入させる流路が、前記容器の内壁面に及び/又は押え部に形成されている請求項1に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  3. 前記容器には、前記押え部が前記収容部側へ移動することを規制する下側係止部が設けられている請求項1又は2に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  4. 前記収容部には、前記薬液支持体を載置させる載置部と、載置部の前記奥側に薬液の貯留部とが形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  5. 前記押え部が前記開口部側に移動することを防止する上側係止部を前記容器に備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  6. 前記開口部を覆う天板部を有する蓋体を備えた請求項1から5のいずれか一項に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  7. 前記天板部は、前記蓋体を前記容器に被せた際に前記設置空間に向かって凹む凹所を備え、
    前記凹所は、前記押え部を構成している請求項6に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  8. 前記容器は、前記収容壁部の外側で前記内部空間を更に囲繞し前記開口部側に突出する環状の突出壁部を有し、
    前記蓋体は、環状の突出壁部に嵌合する環状の凹部を前記天板部の下面側に形成する環状の凹部形成壁部を有し、
    前記凹部形成壁部の内方に前記押え部が形成された請求項7に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  9. 前記環状の凹部形成壁部の外側には、この環状の凹部形成壁部の更に外方に張り出した嵌合段部が形成され、
    前記環状の突出壁部の外側には、前記環状の突出壁部の外方に張り出し、前記嵌合段部に嵌合される被嵌合段部が形成されている請求項8に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  10. 前記嵌合段部には、嵌合凸部が形成され、
    前記被嵌合段部には、前記嵌合凸部を嵌合させる被嵌合凸部が形成されている請求項9に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  11. 前記嵌合凸部及び前記被嵌合凸部は、前記蓋体を前記容器に対して前記内部空間の軸線周りの向きを一の向きにしたときに互いに嵌合し、前記一の向き以外の向きにしたときに互いに嵌合しない位置に形成されている請求項10に記載の鼓膜再生剤作製治具。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の容器と押え部とを備え、
    前記容器の収容部に予め薬液支持体が収められた鼓膜再生剤作製容器。
  13. 前記薬液支持体に浸透させる薬液を封入し、開口可能な袋体が前記容器の内部空間に収容されている請求項12に記載の鼓膜再生剤作製容器。
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