JP2020007963A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】全体に対してオイルパンの割合を増加させることができるエンジンを提供する。【解決手段】エンジン31は、水平面Dp内に規定される割り面47で上下体に分割されるクランクケース33と、クランクケース33の水平面Dpに対して所定の傾斜角で交差する仮想平面(Mp)内に規定される合わせ面49でクランクケース33に下方から結合されて、オイルを貯留するオイルパン51と、オイルパン51の壁体に組み込まれる透明な仕切り52aを有し、視覚的にオイルパン51内のオイルの油面を提示する点検窓52とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、合わせ面でクランクケースに下方から結合されて、オイルを貯留するオイルパンと、壁体に組み込まれる透明な仕切りを有し、視覚的にオイルの油面を提供する点検窓とを備えるエンジンに関する。
例えば自動二輪車に搭載されるエンジンでは、クランクケースに、クランク軸や2次バランサー、多段変速機のメイン軸およびカウンター軸、オイルポンプ、ウオーターポンプが支持されるほか、車体フレームにクランクケースを連結するエンジンハンガーが固定され、クランク軸の一端に接続される発電機を覆う発電機カバーや、クランク軸の他端に接続される動弁機構を覆う動弁機構カバー、多段変速機のメイン軸に接続されるクラッチを覆うクラッチカバーその他が結合される。したがって、クランクケースには相応の剛性が要求される。クランクケースに比べてオイルパンの剛性は低くて済むことから、クランクケースに比べてオイルパンは軽量化されることができ、エンジン全体に対してオイルパンの割合が増加すればエンジン全体は軽量化されることができる。
特開2008−14220号公報
特許文献1は、割り面で上下体に分割されるクランクケースを備えるエンジン(エンジン)を開示する。クランクケースには、クランクケースの割り面に対して平行な合わせ面で下方からオイルパンが結合される。合わせ面は、最も下方に位置する他部材との干渉を避けてクランクケースの割り面に平行に設定されることから、必要以上にエンジン全体に対してオイルパンの割合は減少してしまう。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、全体に対してオイルパンの割合を増加させることができるエンジンを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、水平面内に規定される割り面で上下体に分割されるクランクケースと、前記クランクケースの前記水平面に対して所定の傾斜角で交差する仮想平面内に規定される合わせ面で前記クランクケースに下方から結合されて、オイルを貯留するオイルパンと、前記オイルパンの側壁に組み込まれる透明な仕切りを有し、視覚的に前記オイルパン内の前記オイルの油面を提示する点検窓とを備えるエンジンが提供される。ここでは、割り面は重力方向に直交する水平面に合わせ込まれればよい。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、エンジンは、前記クランクケースの前部に上方から結合されて、前記水平面に対して起立するシリンダー軸線を有するシリンダーを区画するシリンダーブロックと、前記クランクケースに回転自在に支持され、前記シリンダーに案内されるピストンにコネクティングロッドで連結されるクランク軸と、前記クランクケースに結合されて、前記クランク軸の一端に接続される発電機を覆う発電機カバーとを備え、前記合わせ面は、前記クランク軸の回転軸線に平行に広がって、前記発電機カバーの下方に位置する前縁から後ろ下がりに傾斜する。
第3側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記合わせ面の前縁は、前記点検窓の窓孔に上方から接する仮想水平面よりも上方に位置する。
第4側面によれば、第2または第3側面の構成に加えて、エンジンは、前記クランクケースの後壁下端に形成されて、車体フレームに前記クランクケースを連結するエンジンハンガーを備え、前記合わせ面は、前記エンジンハンガーの下方に位置する後縁から前上がりに傾斜する。
第5側面によれば、第4側面の構成に加えて、前記合わせ面の後縁は、前記点検窓の窓孔に下方から接する仮想水平面よりも上方に位置する。
第6側面によれば、第5側面の構成に加えて、前記エンジンハンガーは、前記発電機カバーよりも重力方向に下方に位置し、かつ、前記合わせ面の前縁よりも重力方向に下方に位置する。
第7側面によれば、第6側面の構成に加えて、前記クランクケースには、前記クランク軸の前方に配置されて前記クランク軸に連動する2次バランサーを前方および下方から覆う膨出部が形成され、前記合わせ面は前記膨出部の下端から後下がりに広がる。
第8側面によれば、第7側面の構成に加えて、エンジンは、前記シリンダーブロックの後方に配置されて、前記クランクケースに収容されるメイン軸およびカウンター軸を有する多段変速機と、前記多段変速機の下方で前記クランクケースに取り付けられ、少なくとも部分的に、前記合わせ面の前縁を含む仮想水平面よりも下方に位置するオイルポンプと
を備える。
第9側面によれば、第8側面の構成に加えて、エンジンは、前記多段変速機の下方で前記クランクケースに取り付けられ、少なくとも部分的に、前記合わせ面の前縁を含む仮想水平面よりも下方に位置するウオーターポンプを備える。
第10側面によれば、第1〜第9側面のいずれか1の構成に加えて、前記オイルパンには、側壁から窪んで、前記オイルパンの下方を通過する排気管を避ける逃げが形成され、前記点検窓は前記逃げよりも上方で前記側壁に設置される。
第11側面によれば、第1〜第10側面のいずれか1の構成に加えて、前記オイルパンはマグネシウム合金から成形される。
第1側面によれば、クランクケースとオイルパンとの合わせ面が傾斜することで、クランクケースは最も下方に位置する他部材よりも上方の無用な空間を解消することができ、クランクケースの割り面に対して平行な合わせ面でクランクケースにオイルパンが結合される場合に比べて、クランクケースは縮小されオイルパンは拡大されることができる。クランクケースに比べてオイルパンには低い剛性で済むことから、クランクケースに比べてオイルパンは軽量化されることができ、エンジン全体に対してオイルパンの割合が増加することでエンジン全体は軽量化されることができる。オイルパンの割合が増加するので、点検窓がオイルパンに設置されてもオイルの油面は点検窓に達することができる。
第2側面によれば、クランクケースではクランク軸の下方で構造がコンパクトに構成されることから、合わせ面の前縁は可及的に上方に配置されることができ、エンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第3側面によれば、点検窓の位置は、エンジンに要求されるオイル量に応じて一義的に決定されるので、合わせ面の前縁が点検窓の窓孔に上方から接する仮想水平面よりも上方に位置すれば、エンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第4側面によれば、車体フレームに連結され剛性を要するエンジンハンガーを避けつつ可及的に合わせ面の後縁は上方に配置されることから、エンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第5側面によれば、点検窓の位置は、エンジンに要求されるオイル量に応じて一義的に決定されるので、合わせ面の後縁が点検窓の窓孔に下方から接する仮想水平面よりも上方に位置すれば、エンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第6側面によれば、合わせ面はエンジンハンガーおよび発電機カバーの下方に位置しつつ可及的に上方に配置されることで、エンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第7側面によれば、合わせ面の前縁は2次バランサーを避けつつ最大限に上方に配置されることから、エンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第8側面によれば、クランクケースとオイルパンとの合わせ面が傾斜することで、2次バランサーよりも低い位置にオイルポンプが配置されても、クランクケースでは2次バランサーの下方に無用な空間の形成は回避されることができる。こうしてエンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第9側面によれば、クランクケースとオイルパンとの合わせ面が傾斜することで、2次バランサーよりも低い位置にウオーターポンプが配置されても、クランクケースでは2次バランサーの下方に無用な空間の形成は回避されることができる。こうしてエンジン全体に占めるオイルパンの割合は拡大されることができる。
第10側面によれば、排気管に妨げられずに点検窓の視認性は確保されることができる。
第11側面によれば、オイルパンは軽量化されることができる。
一実施形態に係る自動二輪車の全体構成を概略的に示す側面図である。 車体カバーが外された状態で自動二輪車の全体構成を概略的に示す側面図である。 エンジンの機関本体の拡大側面図である。 2次バランサーの回転軸に直交する切断面で観察される機関本体の拡大垂直断面図である。 クランク軸の軸心、メイン軸の軸心およびカウンター軸の軸心を含む切断面で観察される機関本体の拡大断面図である。 オイルポンプの回転軸に直交する切断面で観察される機関本体の拡大垂直断面図である。 ウオーターポンプの回転軸に直交する切断面で観察される機関本体の拡大垂直断面図である。 機関本体の拡大正面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。ここで、車体の上下前後左右は自動二輪車に乗車した乗員の目線に基づき規定されるものとする。
図1は本発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両である自動二輪車の全体像を概略的に示す。自動二輪車11は、車体フレーム12と、車体フレーム12に装着された車体カバー13とを備える。車体カバー13は、前方から車体フレーム12を覆うフロントカウル14と、燃料タンク15の外面から前方に連続し、燃料タンク15の後方の乗員シート16に接続されるタンクカバー17とを有する。燃料タンク15に燃料は貯留される。自動二輪車11の運転にあたって乗員は乗員シート16を跨ぐ。
車体フレーム12は、ヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18から後ろ下がりに延びて、後下端にピボットフレーム19を有する左右1対のメインフレーム21と、メインフレーム21の下方の位置でヘッドパイプ18から下方に延び、メインフレーム21に一体化されるダウンフレーム22と、メインフレーム21の湾曲域21aから後上がりに延びトラス構造を構成する左右のシートフレーム23とを有する。シートフレーム23に乗員シート16は支持される。
ヘッドパイプ18には操向自在にフロントフォーク24が支持される。フロントフォーク24には車軸25回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク24の上端には操向ハンドル26が結合される。運転者は自動二輪車11の運転にあたって操向ハンドル26の左右端のグリップを握る。
車両の後方で車体フレーム12にはピボット27回りで上下に揺動自在にスイングアーム28が連結される。スイングアーム28の後端に車軸29回りで回転自在に後輪WRが支持される。前輪WFと後輪WRとの間で車体フレーム12には後輪WRに伝達される駆動力を生成するエンジン31が搭載される。エンジン31はダウンフレーム22およびメインフレーム21に連結されて支持される。エンジン31の動力は伝動装置を経て後輪WRに伝達される。
図2に示されるように、エンジン31の機関本体は、後壁の上端および下端にメインフレーム21に連結されるエンジンハンガー32a、32bを有し、回転軸線Rx回りで動力を出力するクランクケース33と、クランクケース33の前部に上方から結合されて、回転軸線Rxに直交する鉛直面内に位置して水平面に対して起立するシリンダー軸線Cを有するシリンダーブロック34と、シリンダーブロック34の上端に結合されて、前壁にダウンフレーム22に連結されるエンジンハンガー32cを有し、動弁機構を支持するシリンダーヘッド35と、シリンダーヘッド35の上端に結合されて、シリンダーヘッド35上の動弁機構を覆うヘッドカバー36とを備える。
シリンダーヘッド35には、エアクリーナー37で浄化される空気に燃料を噴霧して混合気を生成し、シリンダーヘッド35で覆われる燃焼室に混合気を供給する吸気装置38と、燃焼室から排出される燃焼後の排ガスを触媒39で浄化し、排ガスの温度を降下させながら車体後方に排出する排気装置41とが接続される。排気装置41は、クランクケース33の下方をくぐって後輪WRの側方に沿って延び、クランクケース33の下方で触媒39を支持する排気管42を備える。
エンジン31は、シリンダーブロック34の前方に配置されるラジエーター43と機関本体内のウオータージャケットとの間で冷却水を流通させて機関本体の冷却を実現する冷却装置44と、クランクケース33の前方であってラジエーター43の下端に連結されるオイルクーラー45と機関本体内のオイル通路との間でエンジンオイルを流通させてエンジンオイルの冷却を実現するオイル循環装置46とを備える。
図3に示されるように、クランクケース33は、水平面Dp内に規定される割り面47で上体48aおよび下体48bに分割される。クランクケース33には、割り面47を含む水平面Dpに対して所定の傾斜角で交差する仮想平面Mp内に規定される合わせ面49で下方からオイルパン51が結合される。仮想平面Mpと水平面Dpとの交線はクランク軸の回転軸線Rxに平行に設定される。合わせ面49は前縁49aから後ろ下がりに傾斜する。合わせ面49の後縁49bは、クランクケース33の下端に配置されるエンジンハンガー32bの下方に位置する。合わせ面49は後縁49bから前上がりに傾斜する。
オイルパン51は例えばマグネシウム合金で成型される。マグネシウム合金は金属素材として最も軽い素材に属する。マグネシウム合金は鋼やアルミニウム合金よりも軽い。オイルパン51にエンジンオイルは貯留される。
オイルパン51の側壁には、視覚的にオイルパン51内のエンジンオイルの油面を提示する点検窓52が形成される。点検窓52は、オイルパン51の壁体を貫通する窓孔に組み込まれて、オイルパン51の内外の空間を仕切る透明な仕切り52aを備える。仕切り52aは例えばガラスから成形される。ここでは、合わせ面49の前縁49aは、点検窓52の窓孔に上方から接する仮想水平面Luよりも上方に位置する。そして、合わせ面49の後縁49bは、点検窓52の窓孔に下方から接する仮想水平面Lbよりも上方に位置する。
図4に示されるように、シリンダーブロック34にはシリンダー軸線Cに沿ってピストン53の線形往復運動を案内するシリンダー54が形成される。ここでは、シリンダーブロック34には回転軸線Rxに沿って4つのシリンダー54が並び、エンジン31はいわゆる直列4気筒に構成される。ピストン53とシリンダーヘッド35との間に燃焼室55が区画される。カムシャフトの回転に応じて開閉する吸気弁56aおよび排気弁56bの働きで燃焼室55に混合気が導入され燃焼後の排ガスは燃焼室55から排気される。
図5に示されるように、クランクケース33には回転軸線Rx回りで回転自在にクランク軸58が支持される。クランク軸58は、滑り軸受に連結されるジャーナル59と、隣接するジャーナル59の間に配置されて、回転軸線Rxに平行に延びクランクウエブを相互に結合するクランクピン61を有するクランク62とを備える。クランクピン61には、ピストン53から延びるコネクティングロッド63の大端部が回転自在に連結される。コネクティングロッド63はピストン53の線形往復運動をクランク軸58の回転運動に変換する。
クランク軸58の一端はクランクケース33の左側面から外側に突出する。クランク軸58の一端にはACG(交流発電機)64が接続される。クランクケース33の左側面にはクランクケース33との間にACG64を収容するACGカバー65が結合される。ACG64は、ACGカバー65に固定されるステーター66と、クランクケース33から突き出るクランク軸58の一端に相対回転不能に結合されるローター67とを備える。ステーター66は、クランク軸58周りで周方向に配列されて、ステーターコアに巻き付けられる複数のコイル66aを有する。ローター67は、ステーター66を囲む環状の軌道に沿って周方向に配列される複数の磁石67aを有する。クランク軸58が回転すると、コイル66aに対して磁石67aが相対変位し、ACG64は発電する。図3に示されるように、オイルパン51の合わせ面49は、ACGカバー65よりも下方に位置する前縁49aから後ろ下がりに傾斜する。エンジンハンガー32bは、ACGカバー65よりも下方に位置し、かつ、合わせ面49の前縁49aよりも重力方向に下方に位置する。
クランク軸58の他端はクランクケース33の右側面から外側に突出する。クランク軸58の他端にはカムシャフトに動力を伝達する動弁機構68が連結される。動弁機構68は、クランク軸58に同軸に固定される駆動カムギア68aと、カムシャフトに固定される従動カムギア(図示されず)と、駆動カムギア68aから従動カムギアまで順番に噛み合って駆動カムギア68aから従動カムギアまで動力を伝達する複数のギアで構成されるカムギア列68bとを備える。クランクケース33の右側面にはクランクケース33との間に駆動カムギア68aを収容する動弁機構カバー69が結合される。ACGカバー65および動弁機構カバー69はクランクケース33の外面に被さってクランク軸58を収容するクランク室71を区画する。動弁機構68は、駆動カムギア68a、従動カムギアおよびカムギア列68bに代えて、駆動スプロケット、従動スプロケットおよびカムチェーンを備えてもよい。
エンジン31にはドグクラッチ式の多段変速機(以下「変速機」)72が組み込まれる。変速機72は、シリンダーブロック34の後方に配置され、クランク室71から連続してクランクケース33に区画される変速機室73に収容される。変速機72はクランク軸58の軸心に平行な軸心を有するメイン軸74およびカウンター軸75を備える。メイン軸74およびカウンター軸75は転がり軸受76a、76b、77a、77bで回転自在にクランクケース33に支持される。
メイン軸74およびカウンター軸75には複数の変速ギア78が支持される。変速ギア78は軸受76a、76b;77a、77b同士の間に配置されて変速機室73に収容される。変速ギア78は、メイン軸74またはカウンター軸75に同軸に相対回転自在に支持される回転ギア78aと、メイン軸74に相対回転不能に固定されて、対応する回転ギア78aに噛み合う固定ギア78bと、メイン軸74またはカウンター軸75に相対回転不能かつ軸方向変位自在に支持されて、対応する回転ギア78aに噛み合うシフトギア78cとを含む。回転ギア78aおよび固定ギア78bの軸方向変位は規制される。軸方向変位を通じてシフトギア78cが回転ギア78aに連結されると、回転ギア78aとメイン軸74またはカウンター軸75との相対回転は規制される。シフトギア78cが他軸の固定ギア78bに噛み合うと、メイン軸74およびカウンター軸75の間で回転動力は伝達される。他軸の固定ギア78bに噛み合う回転ギア78aにシフトギア78cが連結されると、メイン軸74およびカウンター軸75の間で回転動力は伝達される。こうしてメイン軸74とカウンター軸75との間で特定の変速ギア78が噛み合うことで規定の減速比でメイン軸74からカウンター軸75に回転動力は伝達される。
メイン軸74の一端はクランクケース33の右側面から外側に突出する。メイン軸74の一端には、クランクケース33の外側で、クランク軸58のプライマリ駆動ギア79に噛み合うプライマリ従動ギア81が相対回転自在に同軸に支持される。プライマリ駆動ギア79は例えばクランク軸58のクランク62に一体に形成される。
メイン軸74上でプライマリ従動ギア81には摩擦クラッチ83が連結される。クランクケース33の右側面には、クランクケース33との間に摩擦クラッチ83を収容するクラッチカバー84が結合される。摩擦クラッチ83はクラッチアウター83aおよびクラッチハブ83bを備える。クラッチアウター83aにプライマリ従動ギア81は連結される。クラッチレバーの操作に応じて摩擦クラッチ83ではクラッチアウター83aおよびクラッチハブ83bの間で連結および切断が切り替えられる。
カウンター軸75には、クランクケース33の外側に配置される伝動装置85の駆動スプロケット85aが結合される。駆動スプロケット85aには駆動チェーン85bが巻き掛けられる。駆動チェーン85bは駆動スプロケット85aの回転動力を後輪WRに伝達する。
図4に示されるように、クランクケース33には、クランク軸58の前方に配置されてクランク軸58に連動する2次バランサー87が収容される。2次バランサー87は、クランク軸58の回転軸線Rxに平行な軸心回りで回転する偏心ウエイト87aを備える。偏心ウエイト87aには軸心に同軸にバランサー従動ギア87bが固定される。バランサー従動ギア87bはクランク軸58に固定される駆動ギア88に噛み合う。2次バランサー87は偏心ウエイト87aの働きでカウンターウエイトの重量バランスを調整する。図5に示されるように、駆動ギア88はクランク軸58の1クランク62に一体に形成される。
クランクケース33には、前方および下方から2次バランサー87を覆う膨出部89が形成される。合わせ面49は膨出部89の下端から後下がりに広がる。
図6に示されるように、オイル循環装置46は、変速機72の下方でクランクケース33の内側に取り付けられるオイルポンプ91と、クランクケース33の前壁から前方に突き出るブラケット92に取り付けられ、流入するエンジンオイルを濾過するオイルフィルター93とを備える。オイルポンプ91はトロコイドポンプとして構成される。すなわち、オイルポンプ91は、クランク軸58の回転軸線Rxに平行な軸心を有する円板形状の空間を区画するポンプ室94と、ポンプ室94に同軸の円筒面でポンプ室94の内壁面にスライド自在にポンプ室94に嵌め込まれるアウターローター95と、アウターローター95の内側に配置されて、アウターローター95の回転軸線からずれた回転軸線回りで回転するインナーローター96とを備える。
オイルポンプ91にはインナーローター96の回転軸線に同軸に被動スプロケット97が結合される。被動スプロケット97と、変速機72のメイン軸74に同軸に固定される駆動スプロケット98とにはチェーン99が巻き掛けられる。オイルポンプ91は、被動スプロケット97から受けるメイン軸74の駆動力に応じて動作する。
オイルポンプ91は、オイルパン51の下方位置からエンジンオイルを吸い上げる下向きの吸込ポート101を備える。吸込ポート101にはオイルパン51の下方位置まで延びるストレーナー102が接続される。オイルポンプ91が作動すると、オイルパン51に貯留するエンジンオイルは吸込ポート101からポンプ室94内に吸い込まれる。
オイルポンプ91は下向きの吐出ポート103を備える。吐出ポート103には、前上がりに延びて、ブラケット92からオイルフィルター93に通じるオイル路に接続されるオイル管104が接続される。ブラケット92には、オイルフィルター93にオイルクーラー45を接続する接続管105が結合される。オイルポンプ91から吐出されるエンジンオイルは、オイルフィルター93で濾過され、オイルクーラー45で冷却され、機関本体に戻って機関本体内の潤滑部位に流入する。オイルポンプ91は、少なくとも部分的に、合わせ面49の前縁49aを含む仮想水平面Hpよりも下方に位置する。オイルフィルター93のブラケット92は合わせ面49の前縁49aよりも上方に位置する。
図7に示されるように、冷却装置44は、変速機72の下方でクランクケース33の外側に取り付けられるウオーターポンプ106と、ウオーターポンプ106の吐出口に接続されて、機関本体のウオータージャケットに繋がる第1水管107と、機関本体およびラジエーター43に接続されて、ウオータージャケットからラジエーター43の流入口に冷却水を導入する第2水管108と、ウオーターポンプ106の吸込口に接続されて、ラジエーター43の戻り口に繋がる第3水管109とを備える。ウオーターポンプ106は遠心ポンプとして構成される。ウオーターポンプ106の羽根車106aはオイルポンプ91のインナーローター96に同軸に連結される。したがって、ウオーターポンプ106は、被動スプロケット97から受けるメイン軸74の駆動力に応じて動作する。ウオーターポンプ106は、少なくとも部分的に、合わせ面49の前縁49aを含む仮想水平面Hpよりも下方に位置する。
図8に示されるように、オイルパン51には、側壁51aから窪んで、オイルパン51の下方を通過する排気管42を避ける逃げ111が形成され、点検窓52は逃げ111よりも上方で側壁51aに設置される。
次に本実施形態の作用を説明する。本実施形態では、オイルパン51は、クランクケース33の割り面47に対して所定の傾斜角で交差する仮想平面Mp内に規定される合わせ面49でクランクケース33に下方から結合される。オイルパン51の側壁51aには、オイルパン51の壁体に組み込まれる透明な仕切り52aを有し、視覚的にオイルパン51内のエンジンオイルの油面を提示する点検窓52が配置される。クランクケース33とオイルパン51との合わせ面49が傾斜することで、クランクケース33は最も下方に位置する他部材よりも上方の無用な空間を解消することができ、クランクケース33の割り面47に対して平行な合わせ面でクランクケース33にオイルパン51が結合される場合に比べて、クランクケース33は縮小されオイルパン51は拡大される。クランクケース33に比べてオイルパン51には低い剛性で済むことから、クランクケース33に比べてオイルパン51は軽量化され、エンジン31全体に対してオイルパン51の割合が増加することでエンジン31全体は軽量化される。オイルパン51の割合が増加するので、点検窓52がオイルパン51に設置されてもエンジンオイルの油面は点検窓52に達する。エンジンオイルの点検作業に支障は生じない。
本実施形態に係るエンジン31では、オイルパン51の合わせ面49は、クランク軸58の回転軸線Rxに平行に広がって、ACGカバー65よりも下方に位置する前縁49aから後ろ下がりに傾斜する。クランクケースではクランク軸58の下方で構造がコンパクトに構成されることから、合わせ面49の前縁49aが可及的に上方に配置されることができ、その結果、エンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。ここでは、合わせ面49の前縁49aは、点検窓52の窓孔に上方から接する仮想水平面Luよりも上方に位置する。点検窓52の位置は、エンジン31に要求されるオイル量に応じて一義的に決定されるので、合わせ面49の前縁49aが点検窓52の窓孔に上方から接する仮想水平面Luよりも上方に位置すれば、エンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。
オイルパン51の合わせ面49は、エンジンハンガー32bの下方に位置する後縁49bから前上がりに傾斜する。車体フレーム12に連結され剛性を要するエンジンハンガー32bを避けつつ可及的に合わせ面49の後縁49bは上方に配置されることから、エンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。ここでは、合わせ面49の後縁49bは、点検窓52の窓孔に下方から接する仮想水平面Lbよりも上方に位置する。点検窓52の位置は、前述のように、エンジン31に要求されるオイル量に応じて一義的に決定されるので、合わせ面49の後縁49bが点検窓52の窓孔に下方から接する仮想水平面Lbよりも上方に位置すれば、エンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。
エンジンハンガー32bは、ACGカバー65よりも重力方向に下方に位置し、かつ、合わせ面49の前縁49aよりも重力方向に下方に位置する。合わせ面49はエンジンハンガー32bおよびACGカバー65の下方に位置しつつ可及的に上方に配置されることで、エンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。
本実施形態では、オイルパン51の合わせ面49はクランクケース33の膨出部89の下端から後下がりに広がる。合わせ面49の前縁49aは2次バランサー87を避けつつ最大限に上方に配置されることから、エンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。
本実施形態に係るエンジン31では、オイルポンプ91は、変速機72の下方でクランクケース33に取り付けられ、少なくとも部分的に、合わせ面49の前縁49aを含む仮想水平面よりも下方に位置する。クランクケース33とオイルパン51との合わせ面49が傾斜することで、クランクケース33では2次バランサー87の下方に無用な空間の形成は回避される。こうしてエンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。
ウオーターポンプ106は、変速機72の下方でクランクケース33に取り付けられ、少なくとも部分的に、合わせ面49の前縁49aを含む仮想水平面よりも下方に位置する。クランクケース33とオイルパン51との合わせ面49が傾斜することで、クランクケース33では2次バランサー87の下方に無用な空間の形成は回避される。こうしてエンジン31全体に占めるオイルパン51の割合は拡大される。
本実施形態では、オイルパン51には、側壁51aから窪んで、オイルパン51の下方を通過する排気管42を避ける逃げ111が形成され、点検窓52は逃げ111よりも上方で側壁51aに設置される。排気管42に妨げられずに点検窓52の視認性は確保される。
オイルパン51はマグネシウム合金から成形される。オイルパン51は軽量化されることができる。
12…車体フレーム、31…エンジン、32b…エンジンハンガー、33…クランクケース、34…シリンダーブロック、42…排気管、47…割り面、49…合わせ面、49a…(合わせ面の)前縁、49b…(合わせ面の)後縁、51…オイルパン、51a…壁体(側壁)、52…点検窓、52a…仕切り、53…ピストン、54…シリンダー、58…クランク軸、63…コネクティングロッド、64…発電機(ACG)、65…発電機(ACG)カバー、72…変速機(多段変速機)、74…メイン軸、75…カウンター軸、87…2次バランサー、89…膨出部、91…オイルポンプ、106…ウオーターポンプ、C…シリンダー軸線、Dp…水平面、Hp…(合わせ面の前縁を含む)仮想水平面、Lu…(点検窓に上方から接する)仮想水平面、Lb…(点検窓に下方から接する)仮想水平面、Mp…(水平面に交差する)仮想平面、Rx…(クランク軸の)回転軸線。

Claims (11)

  1. 水平面(Dp)内に規定される割り面(47)で上下体に分割されるクランクケース(33)と、
    前記クランクケース(33)の前記水平面(Dp)に対して所定の傾斜角で交差する仮想平面(Mp)内に規定される合わせ面(49)で前記クランクケース(33)に下方から結合されて、オイルを貯留するオイルパン(51)と、
    前記オイルパン(51)の側壁(51a)に組み込まれる透明な仕切り(52a)を有し、視覚的に前記オイルパン(51)内の前記オイルの油面を提示する点検窓(52)と
    を備えることを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    前記クランクケース(33)の前部に上方から結合されて、前記水平面(Dp)に対して起立するシリンダー軸線(C)を有するシリンダー(54)を区画するシリンダーブロック(34)と、
    前記クランクケース(33)に回転自在に支持され、前記シリンダー(54)に案内されるピストン(53)にコネクティングロッド(63)で連結されるクランク軸(58)と、
    前記クランクケース(33)に結合されて、前記クランク軸(58)の一端に接続される発電機(64)を覆う発電機カバー(65)とを備え、
    前記合わせ面(49)は、前記クランク軸(58)の回転軸線(Rx)に平行に広がって、前記発電機カバー(65)の下方に位置する前縁(49a)から後ろ下がりに傾斜することを特徴とするエンジン。
  3. 請求項2に記載のエンジンにおいて、前記合わせ面(49)の前縁(49a)は、前記点検窓(52)の窓孔に上方から接する仮想水平面(Lu)よりも上方に位置することを特徴とするエンジン。
  4. 請求項2または3に記載のエンジンにおいて、前記クランクケース(33)の後壁下端に形成されて、車体フレーム(12)に前記クランクケース(33)を連結するエンジンハンガー(32b)を備え、前記合わせ面(49)は、前記エンジンハンガー(32b)の下方に位置する後縁(49b)から前上がりに傾斜することを特徴とするエンジン。
  5. 請求項4に記載のエンジンにおいて、前記合わせ面(49)の後縁(49b)は、前記点検窓(52)の窓孔に下方から接する仮想水平面(Lb)よりも上方に位置することを特徴とするエンジン。
  6. 請求項5に記載のエンジンにおいて、前記エンジンハンガー(32b)は、前記発電機カバー(65)よりも重力方向に下方に位置し、かつ、前記合わせ面(49)の前縁(49a)よりも重力方向に下方に位置することを特徴とするエンジン。
  7. 請求項6に記載のエンジンにおいて、前記クランクケース(33)には、前記クランク軸(58)の前方に配置されて前記クランク軸(58)に連動する2次バランサー(87)を前方および下方から覆う膨出部(89)が形成され、前記合わせ面(49)は前記膨出部(89)の下端から後下がりに広がることを特徴とするエンジン。
  8. 請求項7に記載のエンジンにおいて、
    前記シリンダーブロック(34)の後方に配置されて、前記クランクケース(33)に収容されるメイン軸(74)およびカウンター軸(75)を有する多段変速機(72)と、
    前記多段変速機(72)の下方で前記クランクケース(33)に取り付けられ、少なくとも部分的に、前記合わせ面(49)の前縁(49a)を含む仮想水平面(Hp)よりも下方に位置するオイルポンプ(91)と
    を備えることを特徴とするエンジン。
  9. 請求項8に記載のエンジンにおいて、前記多段変速機(72)の下方で前記クランクケース(33)に取り付けられ、少なくとも部分的に、前記合わせ面(49)の前縁(49a)を含む仮想水平面(Hp)よりも下方に位置するウオーターポンプ(106)を備えることを特徴とするエンジン。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のエンジンにおいて、前記オイルパン(51)には、側壁(51a)から窪んで、前記オイルパン(51)の下方を通過する排気管(42)を避ける逃げ(111)が形成され、前記点検窓(52)は前記逃げ(111)よりも上方で前記側壁(51a)に設置されることを特徴とするエンジン。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のエンジンにおいて、前記オイルパン(51)はマグネシウム合金から成形されることを特徴とするエンジン。
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