JP2009162202A - 内燃機関およびそれを備えた車両 - Google Patents

内燃機関およびそれを備えた車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2009162202A
JP2009162202A JP2008003093A JP2008003093A JP2009162202A JP 2009162202 A JP2009162202 A JP 2009162202A JP 2008003093 A JP2008003093 A JP 2008003093A JP 2008003093 A JP2008003093 A JP 2008003093A JP 2009162202 A JP2009162202 A JP 2009162202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disposed
shaft
balancer shaft
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008003093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Takeuchi
善彦 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2008003093A priority Critical patent/JP2009162202A/ja
Publication of JP2009162202A publication Critical patent/JP2009162202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】2つのバランサ軸を組み付ける際の作業者の作業負担が大きくなるのを抑制することが可能な内燃機関を提供する。
【解決手段】このエンジン15(内燃機関)は、アッパーケース22aとロアケース22bとを含むクランクケース22と、クランクケース22の内部に配置されるクランクシャフト30と、クランクケース22の内部に配置され、バランサ34aを有する前側バランサシャフト34と、前側バランサシャフト34と所定の間隔を隔てて配置されるバランサ44aおよび44bを有する後側バランサシャフト44とを備え、前側バランサシャフト34および後側バランサシャフト44の少なくともいずれか一方は、クランクケース22のアッパーケース22aとロアケース22bとの合面100に配置されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関およびそれを備えた車両に関し、特に、クランクケースを含む内燃機関およびそれを備えた車両に関する。
従来、クランクケースを含む内燃機関が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、上ケース(上側ケース部)と下ケース(下側ケース部)とを含むケース(クランクケース)と、ケースの内部に配置され、下ケースの上ケースとの合面よりも下方に配置され、バランサウェイトが固定された前バランサ軸と、上ケースの下ケースとの合面よりも上方に配置され、バランサウェイトが固定された後バランサ軸とを備えるエンジン(内燃機関)が開示されている。このエンジンは、バランサウェイトが固定された前バランサ軸と、前バランサ軸と同様に、バランサウェイトが固定された後バランサ軸との2つのバランサ軸を設けることにより、バランサ軸が1つのみ設けられる場合と比較して、エンジンの動作時の振動をより小さくすることが可能なように構成されている。
特開平4−331842号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたエンジン(内燃機関)では、前バランサ軸は、下ケース(下側ケース部)の上ケース(上側ケース部)との合面よりも下方に配置されているので、作業者は、重量物である前バランサ軸を下ケースに取り付ける際に、下ケースの上ケースとの合面と前バランサ軸が配置される部分との間に設けられる部品を避けながら前バランサ軸を下ケースに配置する必要がある。このため、前バランサ軸の取付作業を行うのが煩わしいという不都合がある。また、後バランサ軸は、上ケースの下ケースとの合面より上方に配置されているので、作業者は、重量物である後バランサ軸を上ケースに取り付ける際に、上ケースの下ケースとの合面と後バランサ軸が配置される部分との間に設けられる部品を避けながら後バランサ軸を上ケースに配置する必要がある。このため、後バランサ軸の取付作業も、行うのが煩わしいという不都合がある。その結果、前バランサ軸および後バランサ軸を組み付ける際の作業者の作業負担が大きくなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、2つのバランサ軸を組み付ける際の作業者の作業負担が大きくなるのを抑制することが可能な内燃機関およびそれを備えた車両を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による内燃機関は、上側ケース部と下側ケース部とを含むクランクケースと、クランクケースの内部に配置されるクランク軸と、クランクケースの内部に配置され、第1ウェイト部を有する第1バランサ軸と、第1バランサ軸と所定の間隔を隔てて配置される第2ウェイト部を有する第2バランサ軸とを備え、第1バランサ軸および第2バランサ軸の少なくともいずれか一方は、クランクケースの上側ケース部と下側ケース部との合面に配置されている。
この第1の局面による内燃機関では、上記のように、クランクケースの内部に、第1ウェイト部を有する第1バランサ軸と、第1バランサ軸と所定の間隔を隔てて配置される第2ウェイト部を有する第2バランサ軸とを設け、第1バランサ軸および第2バランサ軸の少なくともいずれか一方を、クランクケースの上側ケース部と下側ケース部との合面に配置する。これにより、第1バランサ軸および第2バランサ軸の少なくともいずれか一方を、下側ケース部の上側ケース部との合面よりも下方に配置する場合と比較して、第1バランサ軸および第2バランサ軸の少なくともいずれか一方が配置される部分近傍に配置される部品に邪魔されることなく、下側ケース部の上側ケース部との合面に配置することができる。その結果、2つのバランサ軸の両方を、組み付ける際の作業者の作業負担が大きくなるのを抑制することができる。
この発明の第2の局面による車両は、上記記載の内燃機関を備えた車両である。このように構成すれば、2つのバランサ軸を設けることにより、動作時の振動が大きくなるのを抑制しながら、2つのバランサ軸を組み付ける際の作業者の作業負担が大きくなるのを抑制することが可能な内燃機関を備えた車両を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるエンジン(内燃機関)が搭載された自動二輪車(車両)の全体構造を示した側面図である。図2〜図7は、図1に示した一実施形態による並列2気筒エンジンの構造を詳細に説明するための図である。なお、本実施形態では、本発明の車両の一例として、自動二輪車について説明する。図中、矢印FWDは、自動二輪車の走行方向の前方を示している。まず、図1〜図7を参照して、本実施形態によるエンジン15およびそれが搭載された自動二輪車1の構造について説明する。
本発明の一実施形態によるエンジン(内燃機関)15が搭載された自動二輪車1の構造としては、図1に示すように、ヘッドパイプ2の後方には、前後方向に延びるメインフレーム3が配置されている。また、メインフレーム3は、ヘッドパイプ2の上側の部分から後方に延びる上側フレーム3aと、ヘッドパイプ2の下側の部分から後方に延びる下側フレーム3bとを有している。また、シートレール4の後部には、前方(矢印FWD方向)、かつ、下方に向かって延びるバックステー5が接続されている。これらのヘッドパイプ2、メインフレーム3、シートレール4およびバックステー5によって、車体フレームが構成されている。
また、ヘッドパイプ2の上方には、ハンドル6が回動可能に設けられている。また、ハンドル6の下方には、上下方向の衝撃を吸収するためのサスペンションを有する一対のフロントフォーク7が配置されている。このフロントフォーク7の下端には、前輪8が回転可能に取り付けられている。また、前輪8の上方には、フロントフェンダ9が配置されている。また、フロントフォーク7の後方には、ラジエータ10が配置されている。
また、上側フレーム3aの後部には、ピボット軸3cを介して、スイングアーム11の前端部が回動可能に取り付けられている。このスイングアーム11の後端部には、後輪12が回転可能に取り付けられている。また、スイングアーム11の内部には、後述するエンジン15に設けられている接続部材58(図3参照)の回転とともに駆動されるユニバーサルジョイント(図示せず)およびプロペラシャフト(図示せず)が配置されている。また、メインフレーム3の上方には、燃料タンク13が配置されている。また、シートレール4の上方には、シート14が配置されている。
また、エンジン15は、メインフレーム3の上側フレーム3aと下側フレーム3bとに挟まれるように、かつ、後述するシリンダ19の上部が矢印FWD方向側に向かって傾斜した状態で搭載されている。また、エンジン15は、並列2気筒エンジンである。なお、エンジン15は、本発明の「内燃機関」の一例である。また、エンジン15の前方には、後述するシリンダヘッド20の排気ポート20bに接続され、下方に延びた後に、後方に延びる排気管16が配置されている。また、排気管16の後端部には、マフラー17が接続されている。また、エンジン15の下方には、メインスタンド18が配置されている。
また、エンジン15は、図2に示すように、左右方向(図3の矢印L方向および矢印R方向)に並ぶように2つ配置される筒部19a(図3参照)を有するシリンダ19と、シリンダヘッド20と、シリンダヘッドカバー21と、クランクケース22とを含んでいる。シリンダ19の2つの筒部19aには、図3に示すように、それぞれ、各内周面にピストン23が摺動可能に配置されている。これらのピストン23には、それぞれ、コンロッド24の各一方端部が回動可能に取り付けられている。また、シリンダヘッド20は、シリンダ19の一方の開口を塞ぐように配置されている。また、シリンダヘッド20には、図2に示すように、シリンダ19の筒部19aの上方に設けられる吸気ポート20aおよび排気ポート20bが形成されている。吸気ポート20aおよび排気ポート20bには、それぞれ、傘部25aを有する吸気バルブ25および傘部26aを有する排気バルブ26が配置されている。また、図3に示すように、シリンダ19の各筒部19aおよびピストン23の上部とシリンダヘッド20の下面とに囲まれる部分には、それぞれ、燃焼室20cが設けられている。また、吸気ポート20aは、図2に示すように、空気と燃料とを含む混合気を燃焼室20c(図3参照)に供給するために設けられている。また、排気ポート20bは、燃焼後の残留ガスを燃焼室20cから排出するために設けられている。また、それぞれの排気ポート20bには、排気管16(図1参照)が接続されている。また、シリンダ19には、後述するウォータポンプ37が駆動された際に、冷却水が循環されるウォータジャケット19bが筒部19aを覆うように設けられている。
また、シリンダ19およびシリンダヘッド20の内部には、図3に示すように、カムチェーン27が配置されているカムチェーン室19cおよび20dが設けられている。これらのカムチェーン室19cおよび20dは、クランクケース22とシリンダヘッドカバー21との間を接続するように設けられている。
また、シリンダヘッド20には、4つの点火プラグ28が配置されている。これら4つの点火プラグ28は、各燃焼室20cに対して2つずつ設けられており、各点火プラグ28のプラグ部28aは、図3に示すように、それぞれ、各燃焼室20cの上部にその下端部が突出するように配置されている。また、点火プラグ28は、プラグキャップ28bがシリンダヘッドカバー21の上方に突出した状態でシリンダヘッドカバー21に取り付けられている。
また、シリンダヘッドカバー21の下方には、図2および図4に示すように、一対のカムシャフト29が設けられている。これら一対のカムシャフト29には、図2に示すように、それぞれ、吸気バルブ25および排気バルブ26をそれぞれ動作させるためのカム部29a(図2参照)が設けられている。また、図4に示すように、一対のカムシャフト29には、それぞれ、スプロケット29bが取り付けられており、各スプロケット29bには、それぞれ、カムチェーン27が噛合されている。このカムチェーン27は、図3および図4に示すように、カムチェーン室19c(図3参照)およびチェーン室20d(図3参照)を通って、後述するクランクシャフト30のスプロケット30aに噛合されており、カムシャフト29は、クランクシャフト30が回転するのに伴って回転するように構成されている。
ここで、本実施形態では、クランクケース22は、図2に示すように、クランクケース2の上部を構成するアッパーケース22aと、クランクケース22の下部を構成するロアケース22bとを含んでいる。なお、アッパーケース22aは、本発明の「上側ケース部」の一例であり、ロアケース22bは、本発明の「下側ケース部」の一例である。これらアッパーケース22aとクランクケース22bとの接合面には、合面100が形成されている。また、ロアケース22bは、図2および図5に示すように、管状のオイル通路67を含む。このオイル通路67は、後述するオイルポンプ37によって流動されるオイルの流動通路となる。
また、本実施形態では、クランクケース22の内部には、図3に示すように、クランクシャフト30と、クランクシャフト30を中心として回転するスプロケット30aと、第1クランクギア31、第2クランクギア32およびスタータクラッチ33aを有するスタータギア33とが配置されている。なお、クランクシャフト30は、本発明の「クランク軸」の一例である。クランクシャフト30は、ピストン23が上下に摺動することにより、コンロッド24を介して回転可能に構成されている。また、クランクシャフト30は、図2に示すように、アッパーケース22aとロアケース22bとの合面100に配置されている。また、スプロケット30aは、クランクシャフト30が回転するのに伴って回転されることにより、カムチェーン27を介してカムシャフト29を回転するように構成されている。これにより、吸気バルブ25(図2参照)および排気バルブ26(図2参照)を作動させることが可能となる。
また、本実施形態では、クランクシャフト30の前方(矢印FWD方向)のアッパーケース22aとロアケース22bとの合面には、図2に示すように、円弧形状に形成された2つのバランサ34a(図5参照)を有する前側バランサシャフト34が配置されている。なお、前側バランサシャフト34は、本発明の「第1バランサ軸」の一例であり、バランサ34aは、本発明の「第1ウェイト部」の一例である。また、前側バランサシャフト34には、前側バランサシャフト34を中心に回転する前側バランサギア35が取り付けられている。この前側バランサギア35は、図2および図5に示すように、第1クランクギア31に噛合しているので、クランクシャフト30が回転するのに伴って、前側バランサシャフト34が回転するように構成されている。また、前側バランサシャフト34は、図5に示すように、その中心が軸方向に沿って中空形状の中空部34bを有している。
また、本実施形態では、図5に示すように、前側バランサシャフト34と同軸上の矢印R方向側には、ウォータポンプシャフト36が配置されている。具体的には、ウォータポンプシャフト36は、前側バランサシャフト34の中空部34bの一方端部(矢印R方向側)に嵌め込まれるように固定されている。なお、ウォータポンプシャフト36は、本発明の「ウォータポンプ軸」の一例である。また、ウォータポンプシャフト36の矢印R方向側端部には、ウォータポンプ37のインペラ38が取り付けられている。このインペラ38は、ウォータポンプシャフト36が回転するのに伴って回転可能に構成されており、シリンダ19のウォータジャケット19bにより温められた冷却水を、図示しないホースを介してラジエータ10(図1参照)に戻す機能を有する。つまり、ウォータポンプ37は、前側バランサギア35の回転に伴って前側バランサシャフト34が回転されることにより、ウォータポンプシャフト36が回転され、ウォータポンプシャフト36が回転されることによりインペラ38が回転されるように構成されている。
また、本実施形態では、図2および図4に示すように、前側バランサシャフト34の下方には、オイルを流動させることによりエンジン15内を循環させるためのオイルポンプ39が配置されている。また、前側バランサシャフト34の下方には、図2に示すように、オイルポンプ39の回転駆動軸であるオイルポンプシャフト40と、オイルポンプシャフト40を中心に回転するオイルポンプギア41とが配置されている。このオイルポンプギア41は、前側バランサギア35と噛合している。つまり、オイルポンプ39は、前側バランサギア35が回転するのに伴ってオイルポンプギア41が回転され、オイルポンプギア41が回転されるのに伴って、駆動可能に構成されている。なお、オイルポンプ39は、本発明の「潤滑系部品」の一例である。
また、本実施形態では、図2に示すように、オイルポンプシャフト40の前方には、ロアケース22bに取り付けられているオイルフィルタ42が配置されている。このオイルフィルタ42は、オイルポンプ39によって流動されたオイルをろ過するために設けられている。また、オイルポンプ39の前方、かつ、オイルフィルタ42の矢印R方向側(図5参照)には、オイルポンプ39により流動されたオイルを冷却水によって冷却するためのオイルクーラ43(図5参照)が配置されている。これらオイルポンプ39、オイルフィルタ42(図2参照)およびオイルクーラ43(図4参照)は、図2および図4に示すように、前側バランサシャフト34よりも下方に配置されている。なお、オイルフィルタ42およびオイルクーラ43は、本発明の「潤滑系部品」の一例である。
また、本実施形態では、クランクシャフト30の上方には、図2に示すように、2つのバランサ44a(図6参照)および44b(図6参照)を有する後側バランサシャフト44が配置されている。また、後側バランサシャフト44は、アッパーケース22aとロアケース22bとの合面100よりも上方に配置されている。なお、後側バランサシャフト44は、本発明の「第2バランサ軸」の一例であり、バランサ44aおよび44bは、本発明の「第2ウェイト部」の一例である。また、後側バランサシャフト44は、前側バランサシャフト34と所定の間隔を隔てて配置されている。具体的には、後側バランサシャフト44は、コンロッド24とクランクシャフト30とを結ぶ中心線200に対して、前側バランサシャフト34と線対称になる位置に配置されている。また、後側バランサシャフト44には、後側バランサシャフト44を中心に回転する後側バランサギア45が取り付けられている。この後側バランサギア45は、第1クランクギア31と噛合する。そして、後側バランサシャフト44は、クランクシャフト30とともに第1クランクギア31が回転するのに伴って、後側バランサギア45が回転される。そして、後側バランサギア45が回転するのに伴って、回転可能に構成されている。これら、前側バランサシャフト34のバランサ34aと後側バランサシャフト44のバランサ44aおよび44bとが回転することによって、2つ配置されるピストン23(図3参照)の往復運動やクランクシャフト30(図3参照)の回転などに起因して発生する慣性力を、前側バランサシャフト34とともに回転するバランサ34aと、後側バランサ44とともに回転するバランサ44aおよび44bとが回転することに起因して発生する遠心力によって相殺することが可能となる。これにより、エンジン15の振動を軽減することが可能となる。
また、後側バランサシャフト44の後方には、図2に示すように、ドリブンギア46(図3参照)と、メインシャフト47と、メインシャフト47の回転に伴って回転される複数のギアを有する変速ギア部48(図3参照)とを含む変速機構部49が配置されている。なお、メインシャフト47は、本発明の「メイン軸」の一例である。ドリブンギア46は、図3に示すように、第2クランクギア32と噛合する。また、メインシャフト47は、ドリブンギア46の回転とともに回転可能に構成されるとともに、変速ギア部48は、メインシャフト47が回転するのに伴って回転可能に構成されている。また、ドリブンギア46は、第2クランクギア32の直径よりも大きな直径を有するように構成されている。すなわち、ドリブンギア46は、第2クランクギア32の回転数よりも減速された回転数で回転されるように構成されている。また、メインシャフト47の一方端部(矢印R方向側)には、ドリブンギア46に伝達された駆動力を断続的にメインシャフト47に伝達するためのクラッチ機構部50が取り付けられている。また、メインシャフト47は、一方側(矢印R方向側)を軸受部51aによって、他方端部(矢印L方向側)を軸受部51bによって、それぞれ、回転可能に支持されている。
また、変速機構部49の変速ギア部48は、図6に示すように、メインシャフト47の矢印R方向側に配置され、複数の変速ギア部48のギアの中で最小の外径を有する1速ギア48aと、メインシャフト47の矢印L方向側に配置され、複数の変速ギア部48のギアの中で2番目に小さい外径を有する2速ギア48bとを含む。また、変速機構部49の変速ギア部48は、1速ギア48aと2速ギア48bとの間にそれぞれ配置される3速ギア48c、4速ギア48d、5速ギア48eおよび6速ギア48fを含む。また、6速ギア48fは、変速ギア部48のギアの中で最大の外径を有する。なお、1速ギア48aは、本発明の「第1変速ギア」の一例であり、2速ギア48bは、本発明の「第2変速ギア」の一例である。
また、本実施形態では、後側バランサシャフト44のバランサ44aは、変速ギア部48の1速ギア48aと対向する位置に配置されている。また、バランサ44aは、バランサ44aの端部44cが1速ギア48aの端部の近傍にまで延びるように構成されている。また、後側バランサシャフト44のバランサ44bは、変速ギア部48の2速ギア48bと対向する位置に配置されている。また、バランサ44bは、バランサ44bの端部44dが2速ギア48bの端部の近傍にまで延びるように構成されている。
また、本実施形態では、メインシャフト47の下方、かつ、アッパーケース22aとロアケース22bとの合面100には、図2に示すように、ドライブシャフト52が配置されている。なお、ドライブシャフト52は、本発明の「ドライブ軸」の一例である。また、ドライブシャフト52には、図6に示すように、複数のドライブギア53が取り付けられている。これら複数のドライブギア53は、それぞれ、メインシャフト47の複数の変速ギア部48と噛合するように構成されている。これにより、複数のドライブギア53は、複数の変速ギア部48が回転するのに伴って回転され、運転者が選択したギア比に基づいて、ドライブシャフト52は回転されることが可能となる。また、ドライブシャフト52は、一方端部(矢印R方向側)を軸受部54aによって、中央部近傍を軸受部54bによって、さらに他方端部(矢印L方向側)を軸受部54cによって、それぞれ、回転可能に支持されている。
また、図6に示すように、ドライブシャフト52の他方端部(矢印L方向側)には、ドライブシャフト52の回転に伴って回転するベベルギア55が取り付けられている。また、ベベルギア55には、ジョイントシャフト56を回転させるためのベベルギア57が噛合されている。これらベベルギア55およびベベルギア57によって、ジョイントシャフト56を、ドライブシャフト52の回転方向とは直交する方向に回転させることが可能となる。そして、ジョイントシャフト56の下方に配置される接続部材58が回転され、図示しないユニバーサルジョイントとプロペラシャフトとを介してドライブシャフト52の駆動力を後輪12に伝達することが可能となる。また、ジョイントシャフト56は、クランクケース22に設けられた軸受部59によって回転可能に支持されている。
また、本実施形態では、ロアケース22bの内部には、図2に示すように、ドライブシャフト52の下方にオイルを貯留するためのオイルタンクスペース22cが設けられている。なお、オイルタンクスペース22cは、本発明の「オイルタンク部」の一例である。また、ロアケース22bは、オイルポンプシャフト40の下方に配置され、エンジン15の内部を循環したオイルが貯留されるオイルパン22dを含む。また、ロアケース22bは、オイルタンクスペース22cとオイルパン22dとを隔てるための壁部22eを一体的に含む。
また、ロアケース22bのオイルタンクスペース22cには、オイルタンクスペース22c内のオイルを吸引するためのオイルストレーナ60が配置されている。このオイルストレーナ60は、オイルタンクスペース22c内に貯留されたオイルをオイル通路67を通過させ、オイルポンプ39に流入される機能を有する。また、ロアケース22bのオイルパン22dには、図4に示すように、オイルパン22dに貯留されたオイルを吸引してオイルタンクスペース22cに流入させるオイルストレーナ61が配置されている。
また、本実施形態では、シリンダ19の後方、かつ、後側バランサシャフト44の上方には、図2に示すように、セルモータ62が配置されている。なお、セルモータ62は、本発明の「始動系部品」の一例である。また、セルモータ62は、図7に示すように、アッパーケース22aの上方に配置されるとともに、矢印L方向側の端部がアッパーケース22a内に挿入されるように配置されている。また、セルモータ62は、クランクケース22のアッパーケース22aの上方に配置されているので、セルモータ62をクランクケース22のロアケース22bの下方に設ける場合と比較して、エンジン15の高さ方向の大きさが大きくなるのを抑制することが可能となる。
また、セルモータ62の矢印L方向側の端部には、セルモータ62の駆動とともに回転するピニオンギア63が取り付けられている。また、ピニオンギア63の下方には、2つのギア部64aと、ギア部64bと、ギア部64aとともに回転する軸部64cとを有する中間ギア64が配置されている。この中間ギア64は、トルクリミッタ64dを有している。また、中間ギア64のギア部64aは、ピニオンギア63と噛合しており、ピニオンギア63が回転するのに伴って回転可能に構成されている。また、中間ギア64のギア部64bは、ギア部64aが回転するのに伴って回転可能に構成されている。また、中間ギア64の下方には、中間ギア64のギア部64bと噛合するギア部65aを有する中間ギア65が配置されている。この中間ギア65は、ギア部65aの回転とともに回転するギア部65bを有している。また、中間ギア65のギア部65bは、スタータギア33と噛合する。これにより、中間ギア65のギア部65bが回転するのに伴って、スタータギア33は、回転可能に構成されている。そして、スタータギア33が回転されることにより、スタータクラッチ33aを介してエンジン15が始動する。また、エンジン15が始動した後には、クランクシャフト30の回転力は、スタータクラッチ33aによってスタータギア33には伝達されないように構成されている。これにより、セルモータ62を、エンジン15が始動した後に、クランクシャフト30の回転力が伝達しないように構成することが可能となる。
また、クランクシャフト30の矢印L方向側端部には、発電装置66が取り付けられている。この発電装置66は、クランクシャフト30が回転するのに伴って、発電可能なように構成されている。
本実施形態では、上記のように、クランクケース22の内部に、カウンタウェイト34aを有する前側バランサシャフト34と、前側バランサシャフト34と所定の間隔を隔てて配置されるバランサ44aおよび44bを有する後側バランサシャフト44とを設け、前側バランサシャフト34を、クランクケース22のアッパーケース22aとロアケース22bとの合面100に配置する。これにより、前側バランサシャフト34を、アッパーケース22aとロアケース22bとの合面100よりも下方に配置する場合と比較して、前側バランサシャフト34が配置される部分近傍に配置される部品に邪魔されることなく、ロアケース22bのアッパーケース22aとの合面に配置することができる。その結果、前側バランサシャフト34および後側バランサシャフト44の両方を、組み付ける際の作業者の作業負担が大きくなるのを抑制することができる。また、前側バランサシャフト34と所定の間隔を隔てて配置されるバランサ44aおよび44bを有する後側バランサシャフト44とを設けることによって、前側バランサシャフト34のバランサ34aと後側バランサシャフト44のバランサ44aおよび44bとが回転することにより、2つ配置されるピストン23(図3参照)の往復運動やクランクシャフト30(図3参照)の回転などに起因して発生する慣性力を、前側バランサシャフト34とともに回転するバランサ34aと、後側バランサ44とともに回転するバランサ44aおよび44bとが回転することに起因して発生する遠心力によって相殺することができる。これにより、エンジン15の振動を軽減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、前側バランサシャフト34の下方にオイルポンプ39、オイルフィルタ42およびオイルクーラ43を配置することによって、前側バランサシャフト34をアッパーケース22aとロアケース22bとの合面100に配置することに起因してロアケース22b内に形成されるスペースにオイルポンプ39を配置することができる。また、前側バランサシャフト34とともに回転する前側バランサギア35と噛合するオイルポンプギア41が回転するのに伴って、オイルポンプシャフト40が回転し、オイルポンプ39が駆動するように構成することによって、オイルポンプ39を駆動させるために、前側バランサギア35とオイルポンプギア41との間に中間ギアなどの駆動力を伝達するための部品を設ける必要がない。これにより、中間ギアなどの駆動力を伝達するための部品を必要としない分、部品点数が増加することを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ウォータポンプシャフト37を、前側バランサシャフト34が回転することによって回転するように構成することによって、前側バランサシャフト34が回転することにより、ウォータポンプ36を駆動させることができるので、ウォータポンプ36を駆動するための部品を別途設ける必要がない。これにより、ウォータポンプ36を駆動するための部品を必要としない分、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、クランクシャフト30を、クランクケース22のアッパーケース22aとロアケース22bとの合面100に配置し、後側バランサシャフト44を、アッパーケース22aとロアケース22bとの合面100よりも上方に配置することによって、後側バランサシャフト44を、アッパーケース22aとロアケース22bとの合面100に配置する場合およびアッパーケース22aとロアケース22bとの合面100よりも下方に配置する場合と比較して、後側バランサシャフト44の下方にスペースを確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、クランクケース22の上方にシリンダ19を設け、シリンダ19の後方、かつ、後側バランサシャフト44の上方にセルモータ62を配置することによって、シリンダ19の後方のスペースを有効に利用することができる。
また、本実施形態では、上記のように、クランクシャフト30の後方にドライブシャフト52を設け、クランクケース22のロアケース22bの内部には、ドライブシャフト52の下方にオイルタンクスペース22cを設けることによって、後側バランサシャフト44をアッパーケース22aとロアケース22bとの合面100よりも上方に配置することにより確保されたドライブシャフト52の下方のスペースを有効に利用することができる。
また、本実施形態では、上記のように、オイルパン22dとオイルタンクスペース22cとを隔てるための壁部22eを設けることによって、オイルが貯留されるオイルタンクスペース22cとオイルパン22dとを容易に隔てることができる。これにより、オイルパン22dのオイルをオイルタンクスペース22cに流入させれば、オイルパン22dのオイルの液面が上昇するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、変速機構部49の変速ギア部48は、変速ギア部48が有するギアの中で最小の外径を有する1速ギア48aと、2番目に小さい外径を有する2速ギア48bとを設け、後側バランサシャフト44のバランサ44aを、1速ギア48aと対向するとともに、バランサ44bを、2速ギア48bと対向するように配置することによって、バランサ44aおよびバランサ44bを1速ギア48aおよび2速ギア48bよりも外径の大きい3速ギア48c〜6速ギア48fのいずれかと対向させるように配置する場合と比較して、バランサ44aおよびバランサ44bを大きく形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ドライブシャフト52を、アッパーケース22aとロアケース22bとの合面100に配置することによって、ロアケース22bのアッパーケース22aとの合面よりも下方に配置する場合と比較して、ドライブシャフト52が配置される部分近傍に配置される部品に邪魔されることなく、ロアケース22bのアッパーケース22aとの合面に配置することができる。これにより、ドライブシャフト52を組み付ける際の作業者の作業負担が大きくなることを抑制することができる。
また、本実施形態では、クランクケース22のロアケース22bの内部にオイル通路67を設けることによって、ロアケース22bの内部を流動させる管状のオイル通路67を形成することができるので、ロアケース22bの構造が複雑化させることができる。これにより、ロアケース22bの剛性を向上させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、内燃機関を備えた車両の一例として自動二輪車を示したが、本発明はこれに限らず、内燃機関を備えた車両であれば、自動車、三輪車、ATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)などの自動二輪車以外の車両にも適用可能である。
また、上記実施形態では、内燃機関の一例として並列2気筒エンジンを示したが、本発明はこれに限らず、2つのバランサ軸を備えた内燃機関であれば、たとえば並列4気筒エンジンなどの並列2気筒エンジン以外のエンジンにも適用可能である。
また、上記実施形態では、前側バランサシャフトをアッパーケースとロアケースとの合面に配置する例を示したが、本発明はこれに限らず、後側バランサシャフトをアッパーケースとロアケースとの合面に配置してもよい。
また、上記実施形態では、後側バランサシャフトをアッパーケースとロアケースとの合面よりも上方に配置する例を示したが、本発明はこれに限らず、後側バランサシャフトをアッパーケースとロアケースとの合面に配置してもよい。この場合、前側バランサシャフトのみならず後側バランサシャフトについても着脱作業を簡素化することができる。
本発明の一実施形態によるエンジンが搭載された自動二輪車の全体構造を示した側面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのクランクシャフトおよびその周辺の構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのシリンダおよびその周辺の構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのクランクシャフトおよびその周辺の構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのクランクシャフトと前側バランサシャフトとドライブシャフトの構造を説明するための断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのクランクシャフトと前側バランサシャフトと後側バランサシャフトとメインシャフトとドライブシャフトとの構造を説明するための断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのセルモータの配置を説明するための断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
15 エンジン(内燃機関)
19 シリンダ(シリンダ部)
22 クランクケース
22a アッパーケース(上側ケース部)
22b ロアケース(下側ケース部)
22c オイルタンクスペース(オイルタンク部)
22d オイルパン
22e 壁部
30 クランクシャフト(クランク軸)
34 前側バランサシャフト(第1バランサ軸)
34a バランサ(第1ウェイト部)
36 ウォータポンプシャフト(ウォータポンプ軸)
37 ウォータポンプ
39 オイルポンプ(潤滑系部品)
42 オイルフィルタ(潤滑系部品)
43 オイルクーラ(潤滑系部品)
44 後側バランサシャフト(第2バランサ軸)
44a バランサ(第2ウェイト部)
44b バランサ(第2ウェイト部)
47 メインシャフト(メイン軸)
48 変速ギア部
48a 1速ギア(第1変速ギア)
48b 2速ギア(第2変速ギア)
49 変速機構部
52 ドライブシャフト(ドライブ軸)
62 セルモータ(始動系部品)
67 オイル通路
100 合面

Claims (13)

  1. 上側ケース部と下側ケース部とを含むクランクケースと、
    前記クランクケースの内部に配置されるクランク軸と、
    前記クランクケースの内部に配置され、第1ウェイト部を有する第1バランサ軸と、
    前記第1バランサ軸と所定の間隔を隔てて配置される第2ウェイト部を有する第2バランサ軸とを備え、
    前記第1バランサ軸および前記第2バランサ軸の少なくともいずれか一方は、前記クランクケースの上側ケース部と下側ケース部との合面に配置されている、内燃機関。
  2. 前記第1バランサ軸が前記クランクケースの上側ケース部と下側ケース部との合面に配置されるとともに、前記第1バランサ軸の下方に配置される潤滑系部品をさらに備え、
    前記潤滑系部品は、前記第1バランサ軸が回転することによって駆動されるように構成されている、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記潤滑系部品は、オイルを流動させるためのオイルポンプ、オイルをろ過するためのオイルフィルタおよびオイルを冷却するためのオイルクーラの少なくともいずれかである、請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記クランクケースの外部に配置されるウォータポンプと、
    前記ウォータポンプを駆動させるためのウォータポンプ軸とをさらに備え、
    前記ウォータポンプ軸は、前記第1バランサ軸と同軸上に配置されるとともに、前記第1バランサ軸が回転することによって回転されるように構成されている、請求項1に記載の内燃機関。
  5. 前記クランク軸は、前記クランクケースの上側ケース部と下側ケース部との合面に配置され、
    前記第2バランサ軸は、前記クランクケースの上側ケース部と下側ケース部との合面よりも上方に配置されている、請求項1に記載の内燃機関。
  6. 前記クランクケースによって下方から支持されるシリンダ部と、
    前記シリンダ部の後方、かつ、前記第2バランサ軸の上方に配置される始動系部品とをさらに備える、請求項1に記載の内燃機関。
  7. 前記始動系部品は、セルモータである、請求項6に記載の内燃機関。
  8. 前記クランク軸の後方に配置されるドライブ軸をさらに備え、
    前記クランクケースの下側ケース部は、前記下側ケース部の内部、かつ、前記ドライブ軸の下方に配置されるオイルタンク部を含む、請求項1に記載の内燃機関。
  9. 前記クランクケースの下側ケース部は、前記下側ケース部の下部に配置されたオイルパンをさらに含み、前記オイルパンと前記オイルタンク部との間には、前記オイルパンと前記オイルタンク部とを隔てるための壁部が形成されている、請求項8に記載の内燃機関。
  10. 前記第2バランサ軸の後方に設けられ、前記クランク軸の駆動力が伝達されることにより回転されるメイン軸と、前記メイン軸の回転に伴って回転する外径の大きさがそれぞれ異なる複数のギアを有する変速ギア部とを含む変速機構部をさらに備え、
    前記変速機構部の変速ギア部は、前記変速ギア部の有するギアの中で最小の外径を有する第1変速ギアと、2番目に小さい外径を有する第2変速ギアとを有し、
    前記第2バランサ軸の第2ウェイト部は、前記第1変速ギア部および前記第2変速ギア部の少なくとも一方と対向するように配置されている、請求項1に記載の内燃機関。
  11. 前記ドライブ軸は、前記クランクケースの上側ケース部と下側ケース部との合面に配置されている、請求項8に記載の内燃機関。
  12. 前記クランクケースの下側ケース部は、内部にオイル通路を含む、請求項1に記載の内燃機関。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の内燃機関を備えた、車両。
JP2008003093A 2008-01-10 2008-01-10 内燃機関およびそれを備えた車両 Pending JP2009162202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003093A JP2009162202A (ja) 2008-01-10 2008-01-10 内燃機関およびそれを備えた車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003093A JP2009162202A (ja) 2008-01-10 2008-01-10 内燃機関およびそれを備えた車両

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010001257U Continuation JP3159742U (ja) 2010-03-01 2010-03-01 内燃機関およびそれを備えた車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009162202A true JP2009162202A (ja) 2009-07-23

Family

ID=40965072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008003093A Pending JP2009162202A (ja) 2008-01-10 2008-01-10 内燃機関およびそれを備えた車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009162202A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132821A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車輌用複数気筒エンジン
JP2011185407A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Honda Motor Co Ltd エンジンのプライマリギヤの取付構造
EP2806135A3 (en) * 2013-05-23 2015-03-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Cooling apparatus for internal combustion engine and motorcycle including same
EP2853702A1 (en) 2013-09-26 2015-04-01 Honda Motor Co., Ltd. Internal combustion engine
EP2924252A1 (en) * 2014-03-26 2015-09-30 Honda Motor Co., Ltd. Power unit

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132821A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車輌用複数気筒エンジン
JP2011185407A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Honda Motor Co Ltd エンジンのプライマリギヤの取付構造
US9074676B2 (en) 2010-03-10 2015-07-07 Honda Motor Co., Ltd. Attachment structure for primary gear of engine
EP2806135A3 (en) * 2013-05-23 2015-03-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Cooling apparatus for internal combustion engine and motorcycle including same
EP2853702A1 (en) 2013-09-26 2015-04-01 Honda Motor Co., Ltd. Internal combustion engine
US9528569B2 (en) 2013-09-26 2016-12-27 Honda Motor Co., Ltd. Internal combustion engine
EP2924252A1 (en) * 2014-03-26 2015-09-30 Honda Motor Co., Ltd. Power unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1862005B (zh) 摩托车用发动机装置
US8316816B2 (en) Internal combustion engine and vehicle having the internal combustion engine
JP4725285B2 (ja) 自動二輪車のエンジン
JP2010188992A (ja) 4輪駆動車両
JP2009162202A (ja) 内燃機関およびそれを備えた車両
EP1136677B1 (en) Engine with crankshaft connected to a driving shaft
JP3159742U (ja) 内燃機関およびそれを備えた車両
JP4369185B2 (ja) 並列多気筒エンジン
JP4580856B2 (ja) スクータ型車両
JP2008223593A (ja) 内燃機関およびそれを備えた車両
JP6277913B2 (ja) 多気筒エンジン
JP6299422B2 (ja) 内燃機関のクランクケース及び内燃機関
JP6135488B2 (ja) エンジンのブリーザ装置
JP6044241B2 (ja) 鞍乗型車両
US10006326B2 (en) Crank chamber internal pressure reduction mechanism for internal combustion engine
EP3037633B1 (en) Engine and straddled vehicle
JP4105057B2 (ja) スタータモータを備えた内燃機関
JP2005308001A (ja) エンジンのバランサ装置
JP2010236451A (ja) 小型車両用内燃機関
JP2007022409A (ja) 車両のチェーンガード構造
JP2012136996A (ja) 内燃機関用クランク角検出装置
JP2670109B2 (ja) エンジン
JP6205974B2 (ja) エンジンのオイルストレーナ構造
JP6160335B2 (ja) 並列多気筒エンジン
JP6291949B2 (ja) エンジン