JP2011137415A - ドレンボルトの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレンボルトの取付け作業性の改善、シール性の向上、電食に起因するドレンボルトの緩み防止を図る。
【解決手段】ドレンボルトの取付構造10は、マグネシウムを含む第1金属材料からなるオイルパン12の外表面12aにドレン排出孔52に連続して形成され、その底面60aの一部にドレン排出孔52の端部52aが開口された有底穴60と、ドレン排出孔52の内周面に形成された雌ねじ62と、雄ねじ72が形成された軸部74と、頭部76とを有するドレンボルト64と、第1金属材料の標準電極電位よりも高い標準電極電位を有するアルミニウムを含む第2金属材料からなり、貫通孔(第1孔)82を有し、その外周面66cと有底穴60の内周面60bとが隙間なく接触するように有底穴60に圧入される圧入部材66と、貫通孔(第2孔)86を有し、圧入部材66と頭部76との間で圧潰される圧潰部材68とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、マグネシウムを含む金属材料からなるオイルパンのドレン排出孔を液密的に閉塞するドレンボルトの取付構造に関する。
自動二輪車等の乗り物に搭載されるエンジンは、シリンダヘッド、シリンダブロック、クランクケースおよびオイルパン等を備えており、クランクケースの内部にはクランクシャフトおよびオイルポンプが収容されている。また、オイルパンの底部には、ドレン排出孔が形成されており、当該ドレン排出孔がドレンボルト等によって液密的に閉塞されている。そして、エンジンを運転すると、クランクシャフトの回転に連動してオイルポンプが駆動され、オイルパン内のオイルがオイルポンプに汲み上げられて各種の駆動部および要冷却部に供給される。
したがって、ドレンボルトの取付構造においては、オイル漏れを防止するために高い液密性を確保する必要があり、また、ドレンボルトが緩むのを防止する必要がある。さらに、エンジンの軽量化等のためにマグネシウム製またはマグネシウム合金製のオイルパンを用いる場合には、マグネシウムの標準電極電位が極めて低く、他の金属との接触(異種金属接触)により電食が生じ易いことから、電食対策を施す必要がある。
特許文献1に記載された従来のドレンボルトの取付構造は、これらの課題を解決するものであり、具体的には、環状シール突起(16),(23)によって高い液密性を確保し、ワッシャ(11)によってボルト(12)の緩みを防止し、防食板(14)によってマグネシウム合金製のオイルパン(1)の電食を防止するものである。なお、上記括弧内数字は、特許文献1に記載された参照番号を示している(以下、同じ。)。
特許第3299526号公報
特許文献1に記載されたドレンボルトの取付構造では、オイルパン(1)の側壁(2)とワッシャ(11)との間で防食板(14)を挟むようにしていたので、オイル交換等のためにボルト(すなわちドレンボルト)(12)を取り外した際には、オイルパン(1)から防食板(14)が完全に分離されていた。そのため、ボルト(12)を再び取り付ける際には、防食板(14)を再度位置決めしなければならず、取付け作業性が悪いという問題があった。
また、防食板(14)の端面に環状シール突起(16)を形成し、当該環状シール突起(16)を側壁(2)に食い込ませるようにしていたので、ボルト(12)の脱着を繰り返すうちに側壁(2)が損傷し、防食板(14)と側壁(2)との間のシール性が損なわれて、これらの間からオイル漏れを生じるおそれがあった。
そして、防食板(14)と側壁(2)との間のシール性が損なわれること等によって、これらの間に雨水等の水分が浸入すると、マグネシウム合金からなる側壁(2)の電食が促進されて、ボルト(12)の緩みが生じるおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ドレンボルトの取付け作業性を改善することができるとともに、高いシール性を安定的に得ることができ、さらに、電食に起因するドレンボルトの緩みを防止することができる、ドレンボルトの取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のドレンボルトの取付構造は、マグネシウムを含む第1金属材料からなるオイルパンに形成されたドレン排出孔を液密的に閉塞する、ドレンボルトの取付構造であって、前記オイルパンの外表面に前記ドレン排出孔に連続して形成され、その底面の一部に前記ドレン排出孔の端部が開口された有底穴と、前記ドレン排出孔の内周面に形成された雌ねじと、前記雌ねじに螺合される雄ねじが形成された軸部と、前記軸部の一方端部に前記軸部の径方向に出っ張るように形成された頭部とを有するドレンボルトと、前記第1金属材料の標準電極電位よりも高い標準電極電位を有するアルミニウムを含む第2金属材料からなり、前記軸部が挿通される第1孔を有し、その外周面と前記有底穴の内周面とが隙間なく接触するように前記有底穴に圧入される圧入部材と、前記軸部が挿通される第2孔を有し、前記圧入部材と前記頭部との間で圧潰される圧潰部材とを備える。
この構成では、オイルパンの外表面に形成された有底穴に圧入部材が圧入されるので、ドレンボルトを取り外したときに、有底穴から圧入部材が離脱するのを防止することができる。したがって、ドレンボルトを再び取り付ける際には、圧入部材を再度位置決めしたり、圧入したりする手間を省くことができ、取付け作業性を改善することができる。
また、圧入部材は、その外周面と有底穴の内周面とが隙間なく接触するようにして有底穴に圧入されるので、「有底穴の内周面と圧入部材の外周面との間」において高いシール性を安定的に得ることができる。また、圧潰部材は、ドレンボルトを締め付ける際に圧入部材とドレンボルトの頭部との間で圧潰されて変形されるので、圧潰部材と圧入部材、圧潰部材とドレンボルトの頭部をそれぞれ密着させることが可能であり、これらの間においても高いシール性を得ることができる。したがって、オイルパン内のオイルがドレン排出孔を通して外部に漏れるのを防止することができる。
そして、オイルパンの一部である有底穴の底面はマグネシウムを含む第1金属材料で形成されており、有底穴の底面に接触する圧入部材は第1金属材料の標準電極電位よりも高い標準電極電位を有するアルミニウムを含む第2金属材料で形成されているので、有底穴の底面と圧入部材との間の標準電極電位差を小さくして、有底穴の底面の電食を抑制することができる。また、上述したように「有底穴の内周面と圧入部材の外周面との間」で高いシール性を安定的に得ることができることから、「有底穴の底面と圧入部材との間」に雨水等の水分が浸入するのを防止することができ、当該水分によって有底穴の底面の電食が促進されるのを防止することができる。したがって、有底穴の底面の電食による劣化や変形を効果的に抑制することが可能であり、電食に起因するドレンボルトの緩みを防止することができる。
前記圧潰部材における少なくとも前記圧入部材側の表面は、前記圧入部材における前記圧潰部材側の表面の硬度よりも低い硬度を有するアルミニウムを含む第3金属材料で形成されていてもよい。
この構成では、圧潰部材における少なくとも圧入部材側の表面が、それに対向する圧入部材の表面の硬度よりも低い硬度を有しているので、ドレンボルトを締め付ける際には、圧入部材の損傷を抑制しつつ、圧潰部材を優先的に圧潰させることが可能であり、圧潰により損傷した圧潰部材だけを交換することによって、製造時の品質を長期に亘って維持することができる。また、圧潰部材には、安価なアルミニウムを含む第3金属材料が用いられているので、圧潰部材の交換に要するコストを抑えることができる。
前記圧入部材における少なくとも前記圧潰部材側の表面には、硬化処理が施されていてもよい。
この構成は、圧入部材の表面が硬化処理によって硬化されるものである。ここで、「硬化処理」とは、アルミニウムを含む第2金属材料からなる圧入部材の表面を2次的に硬化させる処理をいい、たとえば、当該表面に硬質金属の皮膜を形成する「成膜処理(メッキ処理等)」、当該表面に酸化皮膜を形成する「酸化処理(アルマイト処理等)」、当該表面をハンマー等で叩いて締める「鍛造処理」等が「硬化処理」に該当する。
前記有底穴の底面と前記圧入部材との間で、かつ、前記軸部の周囲には、Oリングが配設されていてもよい。
この構成では、Oリングのシール機能によって、オイルパン内のオイルの漏出や、雨水等の水分の浸入をより確実に防止することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、一旦取り外したドレンボルトを再び取り付ける際の取付け作業性を改善することができるとともに、高いシール性を安定的に得ることができ、さらに、電食に起因するドレンボルトの緩みをより確実に防止することができる。
図1は、実施形態に係るドレンボルトの取付構造をそのオイルパンに適用した自動二輪車の全体構成を示す左側面図である。 図2は、実施形態に係るドレンボルトの取付構造を適用したオイルパンおよびクランクケースの構成を示す断面図である。 図3は、実施形態に係るドレンボルトの取付構造を示す断面図である。 図4は、実施形態に係るドレンボルトの取付構造を示す分解斜視図である。 図5は、実施形態に係るドレンボルトの取付構造において、ドレンボルトおよび圧潰部材を取り外した状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、自動二輪車に搭乗した運転者から見た方向を基準とする。
[自動二輪車の全体構成]
図1は、実施形態に係るドレンボルトの取付構造10をそのオイルパン12に適用した自動二輪車14の全体構成を示す左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車14は、メインフレーム16と、メインフレーム16の前部に設けられたヘッドパイプ18と、メインフレーム16の後部に設けられた左右一対のピボットフレーム20とを備えており、ヘッドパイプ18には、ステアリングシャフト(図示省略)が回転自在に挿通されており、当該ステアリングシャフトには、フロントフォーク22およびハンドル24が取り付けられている。また、ピボットフレーム20には、左右一対のスイングアーム26が取り付けられており、フロントフォーク22の下端部には、前輪28が取り付けられており、スイングアーム26の後端部には、後輪30が取り付けられている。そして、メインフレーム16の上部には、燃料タンク32およびシート34が前後に並べて配設されており、燃料タンク32の下方に位置するメインフレーム16の中央部には、エンジンEが搭載されている。
エンジンEは、シリンダヘッド36と、シリンダブロック38と、クランクケース40と、オイルパン12とを備えており、図示していないが、シリンダヘッド36の内部には、燃料タンク32から供給された燃料を燃焼させる燃焼室が構成されており、シリンダブロック38の内部には、上記燃料の燃焼により往復駆動されるピストンが収容されており、クランクケース40の内部には、ピストンにより回転駆動されるクランクシャフトが収容されている。
図2は、クランクケース40およびオイルパン12の構成を示す断面図である。図2に示すように、クランクケース40は、クランクシャフト(図示省略)を収容する部材であり、クランクケース40の内部には、クランクシャフトの他に、クランクシャフトに連動して駆動されるオイルポンプ44と、オイルポンプ44から吐出されたオイルを通すオイル通路46とが設けられている。一方、オイルパン12は、オイルを収容する部材であり、オイルパン12の内部には、オイルガイド部材48が設けられている。オイルガイド部材48は、オイルパン12の内部に溜まったオイルをオイルポンプ44に供給する管状の部材であり、オイルガイド部材48の上端部48aがオイルポンプ44の吸入口44aに接続されており、オイルガイド部材48の下端部48bがオイルパン12の底部に配置されている。そして、当該下端部48bには、オイルに混入した異物等を除去するオイルフィルタ50が取り付けられている。さらに、オイルパン12の底部には、ドレン排出孔52が形成されており、ドレン排出孔52がドレンボルトの取付構造10によって液密的に閉塞されている。
少なくともオイルパン12は、エンジンEの軽量化等のために、マグネシウムを含む金属材料(以下、「第1金属材料」という。)で形成されている。この第1金属材料は、軽量化の観点からマグネシウムを主成分とすることが望ましいが、全部(100%)がマグネシウムである必要はなく、マグネシウムと他の金属(アルミニウム、亜鉛、ジルコニウム、マンガン、トリウム等)との合金であってもよい。いずれにしても、マグネシウムの標準電極電位が極めて低いことから、マグネシウムを含む第1金属材料からなるオイルパン12は、他の金属部材との接触(異種金属接触)によって電食され易い性質を有している。
[ドレンボルトの取付構造の構成]
図3は、実施形態に係るドレンボルトの取付構造10を示す断面図であり、図4は、ドレンボルトの取付構造10を示す分解斜視図である。
図3および図4に示すように、ドレンボルトの取付構造10は、上記第1金属材料からなるオイルパン12に形成されたドレン排出孔52を、オイルパン12の電食を防止しつつ、液密的に閉塞するものであり、オイルパン12の外表面12aに形成された有底穴60と、ドレン排出孔52の内周面に形成された雌ねじ62と、ドレンボルト64と、圧入部材66と、圧潰部材68と、Oリング70とを備えている。
有底穴60は、オイルパン12の外表面12aにドレン排出孔52に連続して形成された円形穴であり、有底穴60の底面60aの一部(本実施形態では中央部)にドレン排出孔52の端部52aが開口されている。有底穴60の底面60aは、圧入部材66のオイルパン12側の表面66aに対して面接触可能なように滑らかな平面に形成されており、有底穴60の内周面60bは、圧入部材66の外周面66cに対して面接触可能なように滑らかな曲面に形成されている。また、有底穴60における開口側の端部内周縁には、テーパ状に面取りされることによってガイド面60cが形成されている。そして、本実施形態では、底面60aの中央部にドレン排出孔52の端部52aが開口されていることから、有底穴60の内部における当該端部52aの周囲には、Oリング70を配置する空間が確保されている。
なお、有底穴60の形状は、特に限定されるものではなく、本実施形態のような円形の他、楕円形や多角形(四角形、六角形等)であってもよい。
雌ねじ62は、ドレンボルト64の雄ねじ72が接合される接合部として機能するものであり、雌ねじ62の直径が大きくなるほど、或いは、長さが長くなるほど、雄ねじ72との接合面積が増大して「接合力」が大きくなる。しかし、雌ねじ62の直径は、ドレン排出孔52の直径、すなわちドレン(オイル)の排出量に影響するため、これを大きくすることには制限がある。そこで、本実施形態では、図3に示すように、オイルパン12の底部を部分的に厚肉に形成し、厚肉にした部分(以下、「厚肉部」という。)12bにドレン排出孔52および雌ねじ62を形成することによって雌ねじ62の長さを長くし、これにより上記「接合力」を大きくしている。
ドレンボルト64は、雌ねじ62に螺合される雄ねじ72がその外周面に形成された軸部74と、軸部74の一方端部(すなわち基端部)74aに軸部74の径方向に出っ張るように形成された頭部76とを有している。軸部74の長さは、雌ねじ62の長さと、圧入部材66の厚さと、圧潰部材68の厚さとを合計した長さよりも長く設計されており、これにより雌ねじ62の全長に亘って雄ねじ72が安定的に接合(螺合)されるようになっている。頭部76は、スパナ等の工具が係合される略六角柱状の係合部78と、係合部78の軸部74側の端部に形成された円形の座部80とを有しており、座部80における軸部74側の端面80aは、圧潰部材68の頭部76(座部80)側の表面68bに対して面接触可能なように滑らかな平面に形成されている。
なお、ドレンボルト64の材質は、特に限定されるものではなく、鉄、アルミニウムおよび真鍮等を含む金属材料を適宜選択して用いることができる。
圧入部材66は、その外周面66cと有底穴60の内周面60bとが隙間なく接触するように有底穴60に圧入される部材(本実施形態では板状部材)であり、オイルパン12を構成する上記第1金属材料の標準電極電位よりも高い標準電極電位を有するアルミニウムを含む金属材料(以下、「第2金属材料」という。)によって形成されている。そして、圧入部材66の中央部には、ドレンボルト64の軸部74が挿通される「第1孔」としての円形の貫通孔82が形成されており、圧入部材66のオイルパン12側の端部の外周縁には、テーパ状に面取りされることによってガイド面66eが形成されている。また、圧入部材66のオイルパン12側の表面66aにおける貫通孔82の周囲には、Oリング70を収容する環状の溝84が形成されている。溝84の深さは、Oリング70の断面の直径よりも小さく設計されている。したがって、溝84にOリング70を収容した状態では、有底穴60の底面60aと圧入部材66(すなわち溝84の底面84a)との間で、かつ、軸部74の周囲にOリング70を配設することができるとともに、Oリング70の一部を溝84の開口から突出させて有底穴60の底面60aに接触させることができる。
また、圧入部材66の外周面66cは、有底穴60の内周面60bに隙間なく圧入可能なように、当該内周面60bと同じ形状(本実施形態では円形)の滑らかな面(本実施形態では曲面)に形成されており、圧入部材66の内周面(すなわち貫通孔82の内周面)66dは、軸部74の直径よりもやや大きい内径を有する円形に形成されている。さらに、圧入部材66のオイルパン12側の表面66aは、有底穴60の底面60aに対して面接触可能なように滑らかな平面に形成されており、圧入部材66の圧潰部材68側の表面66bは、圧潰部材68の圧入部材66側の表面68aに対して面接触可能なように滑らかな平面に形成されている。
なお、圧入部材66を構成する第2金属材料は、軽量かつ安価であり、しかも第1金属材料(マグネシウムを含む。)との間の標準電極電位差が小さく、オイルパン12に電食を生じさせ難いことから、アルミニウムを主成分とすることが望ましいが、全部(100%)がアルミニウムである必要はなく、アルミニウムと他の金属(銅、亜鉛、マグネシウム等)との合金であってもよい。
また、圧入部材66における少なくとも圧潰部材68側の表面66bの硬度は、圧入部材66の損傷を抑制しつつ、圧潰部材68を優先的に圧潰させるために、圧潰部材68における圧入部材66側の表面68aの硬度よりも高くなっていることが望ましい。当該表面66bの硬度を高めるためには、たとえば、硬質金属を含有するアルミニウム合金(第2金属材料)を用いて圧入部材66を形成することによって、圧入部材66の全体の硬度を高めてもよいし、圧入部材66の全表面に「硬化処理」を施すことによって、全表面の硬度を高めてもよいし、当該表面66bだけに「硬化処理」を施すことによって、当該表面66bの硬度だけを高めてもよい。なお、「硬化処理」としては、たとえば、当該表面66bに硬質金属の皮膜を形成する「成膜処理(メッキ処理等)」、当該表面66bに酸化皮膜を形成する「酸化処理(アルマイト処理等)」、および当該表面66bをハンマー等で叩いて締める「鍛造処理」等を適宜選択して用いることができる。
圧潰部材68は、圧入部材66とドレンボルト64の頭部76との間で圧潰される部材(本実施形態では板状部材)であり、圧潰部材68における少なくとも圧入部材66側の表面68aは、圧入部材66における圧潰部材68側の表面66bの硬度よりも低い硬度を有するアルミニウムを含む金属材料(以下、「第3金属材料」という。)で形成されている。また、圧潰部材68の中央部には、ドレンボルト64の軸部74が挿通される「第2孔」としての円形の貫通孔86が形成されている。そして、圧潰部材68の外周面68cは、圧入部材66と頭部76(座部80)との間で圧潰部材68が均等に圧潰され得るように、圧入部材66の外周面66cよりも小さい外径を有する円形に形成されており、圧潰部材68の内周面(すなわち貫通孔86の内周面)68dは、圧潰部材68が圧潰されたときに軸部74の外周面に均等に接触し得るように、軸部74の直径よりもやや大きい内径を有する円形に形成されている。さらに、圧潰部材68の圧入部材66側の表面68aは、圧入部材66の表面66bに対して面接触可能なように滑らかな平面に形成されており、圧潰部材68の頭部76(座部80)側の表面68bは、座部80の端面80aに対して面接触可能なように滑らかな平面に形成されている。
なお、圧潰部材68を構成する第3金属材料は、軽量かつ安価であり、しかもドレンボルト64の締付け力によって圧潰可能な程度に低硬度であることから、アルミニウムを主成分とすることが望ましいが、全部(100%)がアルミニウムである必要はなく、アルミニウムと他の金属(銅、亜鉛、マグネシウム等)との合金であってもよい。また、圧潰部材68の全体が、圧入部材66の表面66bよりも低硬度に形成されていてもよいし、圧潰部材68の表面68aだけが、圧入部材66の表面66bよりも低硬度に形成されていてもよい。
Oリング70は、有底穴60の底面60aと圧入部材66(すなわち溝84の底面84a)との間で、かつ、軸部74の周囲で圧縮されることによって、これらの間を液密的に封止するものであり、オイルがOリング70の外側に漏出するのを防止するとともに、雨水等の水分がOリング70の内側に浸入するのを防止する機能を有している。
なお、本実施形態では、圧入部材66のオイルパン12側の表面66aに環状の溝84を形成し、この溝84にOリング70を収容しているが、オイルパン12に設けられた有底穴60の底面60aに環状の溝(図示省略)を形成し、この溝にOリング70を収容してもよい。また、圧入部材66の表面66aおよび有底穴60の底面60aの両方に互いに対向する環状の溝を形成し、これらの溝によって構成された環状の空間内にOリング70を収容してもよい。
[ドレンボルトの取付構造の製造方法および使用方法]
図4に示すように、ドレンボルトの取付構造10を製造する際には、まず、オイルパン12の製造と同時に、オイルパン12の底部に厚肉部12bと、ドレン排出孔52と、有底穴60と、雌ねじ62とを一体的に形成する。そして、圧入部材66の溝84にOリング70を装着し、この圧入部材66を有底穴60の内部に圧入する。圧入前の圧入部材66の外径は、有底穴60の内径よりもやや大きく設計されている。したがって、圧入部材66を有底穴60に圧入する際には、圧入部材66の外周部および有底穴60の内周部の少なくとも一方が圧入力によって押し潰され、圧入後には、圧入部材66の外周面66cと有底穴60の内周面60bとが隙間なく接触される。この圧入工程では、大きな圧入力を要するが、有底穴60における開口側の端部内周縁にはガイド面60cが形成されており、圧入部材66のオイルパン12側の端部外周縁にはガイド面66eが形成されているので、これらのガイド面60c,66eを互いに突き合わせることによって、圧入工程を容易に行うことができる。
有底穴60に対する圧入部材66の圧入が完了すると、圧入部材66の表面66bに圧潰部材68を配置するとともに、ドレンボルト64の軸部74を、圧潰部材68の貫通孔86と圧入部材66の貫通孔82とに挿通し、軸部74に形成された雄ねじ72を雌ねじ62にねじ込んでいく。すると、ドレンボルト64における頭部76(座部80の端面80a)が圧潰部材68の表面68bに当接し、圧入部材66と頭部76との間で圧潰部材68が挟まれる。この状態では、未だ圧潰部材68は圧潰されておらず、圧潰部材68と圧入部材66との間、圧潰部材68と頭部76との間、圧潰部材68と軸部74との間には、僅かに隙間が生じている。そこで、ドレンボルト64をさらにねじ込むことによって圧潰部材68を圧潰し、これにより圧潰部材を変形させて上記隙間を液密的に封止する。
このようにして製造されたドレンボルトの取付構造10においては、圧入部材66の外周面66cと有底穴60の内周面60bとが隙間なく接触しているので、これらの間において高いシール性を安定的に得ることができ、圧潰部材68によって上記隙間が封止されていることや、有底穴60の底面60aと圧入部材66との間にOリング70が配設されていることと相俟って、オイル漏れを確実に防止することができる。
また、圧入部材66の外周面66cと有底穴60の内周面60bとの間で高いシール性を安定的に得ることができることから、有底穴60の底面60aと圧入部材66との間に雨水等の水分が浸入するのを効果的に防止することができ、有底穴60の底面60aの電食が当該水分によって促進されるのを防止することができる。したがって、有底穴60の底面60aを構成する第1金属材料と圧入部材66を構成する第2金属材料との間の標準電極電位差が小さいことと相俟って、有底穴60の底面60aの電食による劣化や変形を効果的に抑制することが可能であり、電食に起因するドレンボルト64の緩みを防止することができる。
図5は、ドレンボルトの取付構造10において、ドレンボルト64および圧潰部材68を取り外して、これらを互いに分離した状態を示す断面図である。図5に示すように、オイル交換等のためにドレン排出孔52を開放する際には、ドレンボルト64および圧潰部材68を取り外す。本実施形態では、圧入部材66が有底穴60に圧入されて固定されているので、ドレンボルト64を取り外しても、有底穴60から圧入部材66およびOリング70が離脱されることはない。したがって、ドレンボルト64を再び取り付ける際には、圧入部材66およびOリング70を再度位置決めしたり、圧入したりする手間を省くことができる。なお、この効果を得るためには、圧入部材66を有底穴60の内部で固定する力、すなわち圧入部材66の外周面66cと有底穴60の内周面60bとの間に作用する摩擦力が、Oリング70の弾発力よりも大きい必要があり、本実施形態では、この条件を満足するように、Oリング70の大きさ、Oリングの圧縮率、圧入前の圧入部材66の外径、および圧入部材66の圧入深さ等が設計されている。
また、本実施形態では、圧潰部材68における少なくとも圧入部材66側の表面68aが、それに対向する圧入部材66の表面66bの硬度よりも低い硬度を有しているので、ドレンボルト64を締め付ける際には、圧入部材66の損傷を抑制しつつ、圧潰部材68を優先的に圧潰させることが可能であり、ドレンボルト64を再び取り付ける際には、圧潰により損傷した圧潰部材68だけを交換することによって、製造時の品質を長期に亘って維持することができる。また、圧潰部材68には、安価なアルミニウムを含む第3金属材料が用いられているので、圧潰部材68の交換に要するコストを抑えることができる。
以上のように、本発明に係るドレンボルトの取付構造は、シール性の向上、ドレンボルトの緩み防止、取付け作業性の改善、および品質の維持に貢献する優れた効果を有し、この効果の意義を発揮できるオイルパンに広く適用することが可能である。
E… エンジン
10… ドレンボルトの取付構造
12… オイルパン
12a… 外表面
12b… 厚肉部
14… 自動二輪車
16… メインフレーム
40… クランクケース
44… オイルポンプ
52… ドレン排出孔
60… 有底穴
60a… 底面
60b… 内周面
62… 雌ねじ
64… ドレンボルト
66… 圧入部材
68… 圧潰部材
70… Oリング
72… 雄ねじ
74… 軸部
76… 頭部
80… 座部
84… 溝

Claims (4)

  1. マグネシウムを含む第1金属材料からなるオイルパンに形成されたドレン排出孔を液密的に閉塞する、ドレンボルトの取付構造であって、
    前記オイルパンの外表面に前記ドレン排出孔に連続して形成され、その底面の一部に前記ドレン排出孔の端部が開口された有底穴と、
    前記ドレン排出孔の内周面に形成された雌ねじと、
    前記雌ねじに螺合される雄ねじが形成された軸部と、前記軸部の一方端部に前記軸部の径方向に出っ張るように形成された頭部とを有するドレンボルトと、
    前記第1金属材料の標準電極電位よりも高い標準電極電位を有するアルミニウムを含む第2金属材料からなり、前記軸部が挿通される第1孔を有し、その外周面と前記有底穴の内周面とが隙間なく接触するように前記有底穴に圧入される圧入部材と、
    前記軸部が挿通される第2孔を有し、前記圧入部材と前記頭部との間で圧潰される圧潰部材とを備える、ドレンボルトの取付構造。
  2. 前記圧潰部材における少なくとも前記圧入部材側の表面は、前記圧入部材における前記圧潰部材側の表面の硬度よりも低い硬度を有するアルミニウムを含む第3金属材料で形成されている、請求項1に記載のドレンボルトの取付構造。
  3. 前記圧入部材における少なくとも前記圧潰部材側の表面には、硬化処理が施されている、請求項2に記載のドレンボルトの取付構造。
  4. 前記有底穴の底面と前記圧入部材との間で、かつ、前記軸部の周囲には、Oリングが配設されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のドレンボルトの取付構造。
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