JP5811760B2 - 燃料ポンプの取付構造 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記孔部は、前記第1取付座及び前記第2取付座を締結するための締結ボルトが挿通されるボルト挿通用孔部であることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載において、前記孔部は、前記燃料ポンプが挿通されるポンプ挿通用孔部であることを要旨とする。
さらに、前記シリンダヘッドカバーの前記孔部にフランジが設けられ、該フランジに前記ガスケットが設けられ、前記第1取付座と前記第2取付座との間に該ガスケットを介して該フランジが挟持されているので、シリンダヘッドカバーがクリープ変形し難くなるとともに、ガスケットにより第1及び第2取付座のそれぞれとフランジとの間が密封されるので、シール性を更に高めることができる。
また、前記孔部が、前記第1取付座及び前記第2取付座を締結するための締結ボルトが挿通されるボルト挿通用孔部である場合は、シリンダヘッドカバーに形成されたボルト挿通用孔部の周面に接触するガスケットが第1及び第2取付座の間で挟持される。これにより、燃料ポンプの振動がシリンダヘッドカバーに更に伝わり難く、振動伝達音の発生を更に確実に抑制できる。
また、前記孔部が、前記燃料ポンプが挿通されるポンプ挿通用孔部である場合は、シリンダヘッドカバーに形成されたポンプ挿通用孔部の周面に接触するガスケットが第1及び第2取付座の間で挟持される。これにより、燃料ポンプの振動がシリンダヘッドカバーに更に伝わり難く、振動伝達音の発生を更に確実に抑制できる。
本実施形態1.に係る燃料ポンプの取付構造は、エンジンに対する燃料ポンプの取付構造(1、21)であって、エンジンのシリンダヘッド(2)に固定される第1取付座(4、24)と、第1取付座に固定され、燃料ポンプ(7)が取り付けられる第2取付座(5、25)と、エンジンのシリンダヘッドカバー(3、23)に形成された孔部(12、33)の周面に接触するガスケット(6,19、26)と、を備え、第1取付座と第2取付座との間には、ガスケットが挟持されていることを特徴とする(例えば、図3、図7及び図12等参照)。上記第1取付座は、通常、エンジンのカムシャフト(8)を覆うように配置されている。
本実施形態2.に係る燃料ポンプの取付方法は、シリンダヘッドカバー(3、23)に形成された孔部(12、33)の周面に接触するように孔部にガスケット(6、26)を装着する工程と、ガスケットが装着されたシリンダヘッドカバーを第1取付座(4、24)が固定されたシリンダヘッド(2)に装着する工程と、シリンダヘッドに装着されたシリンダヘッドカバーの孔部を介して第1取付座に対して第2取付座を位置決め配置するとともに、第2取付座に燃料ポンプ(7)を取り付ける工程と、その位置決め配置された第1取付座、第2取付座及び燃料ポンプを締結ボルトにより締結して第1取付座と第2取付座との間にガスケットを挟持させる工程と、を備えることを特徴とする(例えば、図2及び図8等参照)。これにより、エンジンに対して燃料ポンプを容易且つ迅速に取り付け得るとともに、上記実施形態1.の燃料ポンプの取付構造を好適に提供できる。なお、本実施形態2.の燃料ポンプの取付方法では、例えば、上記実施形態1.の燃料ポンプの取付構造で述べた各構成要素を適用することができる。
(1)燃料ポンプの取付構造
本実施例に係る燃料ポンプの取付構造1は、図1及び図2に示すように、直噴式エンジン(以下、単に「エンジン」と記載する。)のシリンダヘッド2(図3参照)に固定されるアルミニウム等の金属製のカムキャップ4(本発明に係る「第1取付座」として例示する。)と、このカムキャップ4に固定され燃料ポンプ7が取り付けられるアルミニウム等の金属製のブラケット5(本発明に係る「第2取付座」として例示する。)と、樹脂製のシリンダヘッドカバー3に形成されたポンプ挿通用孔部12(本発明に係る「孔部」として例示する。)の周面に圧接する縦断面略C字状でゴム製のガスケット6(図6参照)と、を備えている。
次に、上記構成の燃料ポンプの取付方法について説明する。先ず、シリンダヘッド2にカムキャップ4をボルト締結等により固定するとともに、シリンダヘッドカバー3のフランジ12aにガスケット6を装着しておく。次に、シリンダヘッド2に対してシリンダヘッドカバー3を被せてセットする。次いで、シリンダヘッドカバー3のポンプ挿通用孔部12を介してカムキャップ4の筒部4bの内周側にブラケット5の下側筒部5aを嵌挿するとともに、シリンダヘッドカバー3のボルト挿通用孔部13にブラケット5の挿通部5cを嵌挿する。このとき、カムキャップ4の筒部4bの先端側とブラケット5の外側段差部16との間にガスケット6とともにフランジ12aが挟持される。その後、ブラケット5の上側筒部5b内に燃料ポンプ7を挿入し、ブラケット5の挿通部5cを介して燃料ポンプ7の取付部7cとカムキャップ4の取付部4cとをスタッドボルト18a及びナット18bでボルト締結すると、エンジンに対して燃料ポンプ7が取り付けられる。
以上より、本実施例の燃料ポンプの取付構造1によると、カムキャップ4とブラケット5との間にガスケット6が挟持されているので、ガスケット6は、シリンダヘッドカバー3のクリープ変形の影響を受け難くなる。よって、ガスケット6の面圧の低下が抑制され、シリンダヘッドカバー3のポンプ挿通用孔部12の十分なシール性を確保できる。特に、樹脂製のシリンダヘッドカバー3を採用した場合であっても十分なシール性を確保できる。また、カムキャップ4及びブラケット5のそれぞれとシリンダヘッドカバー3との間にガスケット6が介在するので、燃料ポンプ7の振動がシリンダヘッドカバー3に伝わり難く、振動伝達音の発生を抑制できる。
次に、本実施例2に係る燃料ポンプの取付構造について説明する。なお、本実施例2の燃料ポンプの取付構造において、上記実施例1の燃料ポンプの取付構造1と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略する。
本実施例に係る燃料ポンプの取付構造21は、図7及び図8に示すように、直噴式エンジン(以下、単に「エンジン」と記載する。)のシリンダヘッド2に固定されるアルミニウム等の金属製の複数(図中2つ)のカムキャップ24(本発明に係る「第1取付座」として例示する。)と、このカムキャップ24に固定され燃料ポンプ7が取り付けられるアルミニウム等の金属製のブラケット25(本発明に係る「第2取付座」として例示する。)と、樹脂製のシリンダヘッドカバー23に形成されたボルト挿通用孔部33(本発明に係る「孔部」として例示する。)の周面に圧接するゴム製のガスケット26と、を備えている。
次に、上記構成の燃料ポンプの取付方法について説明する。先ず、シリンダヘッド2にカムキャップ24をボルト締結等により固定するとともに、シリンダヘッドカバー23のポンプ挿通用孔部32及びボルト挿通用孔部33にガスケット26を装着しておく(図11(a)(b)参照)。次に、シリンダヘッド2に対してシリンダヘッドカバー23を被せてセットする。次いで、シリンダヘッドカバー23のポンプ挿通用孔部32にブラケット25の下側筒部25aを嵌挿するとともに、シリンダヘッドカバー23のボルト挿通用孔部33にブラケット25の挿通部25cを嵌挿する。このとき、図10に示すように、カムキャップ24の取付部24bの先端側とブラケット25の段差部37との間にガスケット26の第1シール部26aとともにフランジ33aが挟持されるとともに、ブラケット25の段差部36とポンプ挿通用孔部32との間にはガスケット26の第2シール部26bが挟持される。その後、ブラケット25の上側筒部25b内に燃料ポンプ7を挿入し、ブラケット25の挿通部25cを介して燃料ポンプ7の取付部7cとカムキャップ24の取付部24bとをスタッドボルト18a及びナット18bでボルト締結すると、エンジンに対して燃料ポンプ7が取り付けられる。
以上より、本実施例の燃料ポンプの取付構造21によると、カムキャップ24とブラケット25との間にガスケット26が挟持されているので、ガスケット26は、シリンダヘッドカバー23のクリープ変形の影響を受け難くなる。よって、ガスケット26の面圧の低下が抑制され、シリンダヘッドカバー23のボルト挿通用孔部33の十分なシール性を確保できる。特に、樹脂製のシリンダヘッドカバー23を採用した場合であっても十分なシール性を確保できる。また、カムキャップ24及びブラケット25のそれぞれとシリンダヘッドカバー23との間にガスケット26が介在するので、燃料ポンプ7の振動がシリンダヘッドカバー23に伝わり難く、振動伝達音の発生を抑制できる。
Claims (3)
- エンジンに対する燃料ポンプの取付構造であって、
前記エンジンのシリンダヘッドに固定される第1取付座と、
前記第1取付座に固定され、前記燃料ポンプが取り付けられる第2取付座と、
前記エンジンのシリンダヘッドカバーに形成された孔部の周面に接触するガスケットと、を備え、
前記シリンダヘッドカバーの前記孔部には内側に突出するフランジが設けられ、該フランジには、該フランジの表裏面に接するように前記ガスケットが設けられ、前記第1取付座と前記第2取付座との間には、該ガスケットを介して該フランジが挟持されていることを特徴とする燃料ポンプの取付構造。 - 前記孔部は、前記第1取付座及び前記第2取付座を締結するための締結ボルトが挿通されるボルト挿通用孔部である請求項1記載の燃料ポンプの取付構造。
- 前記孔部は、前記燃料ポンプが挿通されるポンプ挿通用孔部である請求項1記載の燃料ポンプの取付構造。
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