JP2007100657A - 合成樹脂製シリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造並びに合成樹脂製シリンダヘッドカバー - Google Patents

合成樹脂製シリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造並びに合成樹脂製シリンダヘッドカバー Download PDF

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Abstract

【課題】金属製のオイルコントロールバルブを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して、オイル漏れを確実に防止可能な状態で取り付け得る技術を提供する。
【解決手段】挿入穴44と該挿入穴44の開口側部分を構成する内孔を備えた筒状部とを有する取付金具16を、該筒状部において、シリンダヘッドカバー10に設けられた挿通孔内に挿通せしめると共に、それら筒状部の外周面と挿通部の内周面との間にシール部材を位置せしめ、更に、該筒状部の軸心回りと該軸心方向への該取付金具16の回動乃至は移動を阻止するストッパ機構56,37を設けて、該取付金具16を該シリンダヘッドカバー10に固定する一方、オイルコントロールバルブ14を該取付金具16の前記挿入穴44に挿入するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂製シリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造並びに合成樹脂製シリンダヘッドカバーに係り、特に、金属製のオイルコントロールバルブを合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して確実に取り付けられ得る構造と、そのような構造を有する新規な合成樹脂製シリンダヘッドカバーとに関するものである。
従来から、内燃機関、特に自動車のエンジン等においては、燃費やトルク、出力の向上等を目的とした各種の装置が搭載されており、その中の一種として、エンジンの稼働状態に応じて、給気バルブや排気バルブの開閉タイミングを制御する油圧式の可変バルブタイミング装置がある。この可変バルブタイミング装置は、よく知られているように、オイルコントロールバルブによる制御の下で供給される作動オイルの油圧に応じて、カム軸とカム軸に取り付けられたタイミングプーリとの回転位相を変化せしめることにより、給気バルブや排気バルブの開閉タイミングを調整するものである。
ところで、このような可変バルブタイミング装置への作動オイルの供給を制御するオイルコントロールバルブは、一般に、シリンダヘッドの上部を覆って位置せしめられるシリンダヘッドカバーに取り付けられているが、このシリンダヘッドカバーについても、エンジンの軽量化等の実現のために、近年において、従来のアルミダイキャスト等からなる金属製のものから合成樹脂製のものへの移行が検討され、一部で進められてきている。
ところが、オイルコントロールバルブが取り付けられるシリンダヘッドカバーは、これまで、金属製のものに限られており、合成樹脂製のものは、何等用いられていなかった。
すなわち、従来においては、例えば、下記特許文献1に記載されるように、オイルコントロールバルブが、シリンダヘッドカバーに対して、それに設けられた挿入穴に挿入されて、取り付けられている。そして、この挿入穴の形成部位に対して、可変バルブタイミング装置に通ずる油路が設けられ、以て、オイルコントロールバルブの制御の下で供給される作動オイルが、かかる油路を通じて可変バルブタイミング装置に供給されるようになっている。このようなオイルコントロールバルブの取付構造を採用する際には、オイルコントロールバルブにて供給される作動オイルやエンジン内に充満するオイルミスト等の挿入穴から外部への漏れを確実に防止する上で、挿入穴の内径寸法を、オイルコントロールバルブの外径と対応した寸法となるように、極めて厳密に管理する必要がある。
かかる条件の下、金属製のシリンダヘッドカバーにおいては、切削工具や穿孔工具等を用いた簡単な機械加工等により、所定の内径を有する挿入穴が、高い寸法精度をもって容易に形成され得る。しかしながら、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーにあっては、金属製のもの比して剛性に乏しいところから、オイルコントロールバルブの挿入するための穴を形成する際に、使用される穿孔工具にて穴が押し広げられるようになる。そのため、所定の内径を有する挿入穴を厳密な寸法精度をもって形成することが、困難であった。それ故、従来では、オイル漏れを未然に且つ確実に防止するために、オイルコントロールバルブが取り付けられるシリンダヘッドカバーとして、金属製のもののみが使用されていたのである。
なお、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーにオイルコントロールバルブを取り付ける際には、例えば、オイルコントロールバルブの挿入穴が、機械加工等にて高い寸法精度をもって設けられた取付金具を用い、これを公知のインサート成形にて、合成樹脂製シリンダヘッドカバーに一体成形することにより、合成樹脂製シリンダヘッドカバーに対して、所定の内径を有する挿入穴を形成することも、容易に考えられる。しかしながら、合成樹脂材料と金属材料との間には線膨張係数(熱膨張率)に大きな差異があるため、挿入穴を有する取付金具を合成樹脂製のシリンダヘッドカバーにインサート成形した場合、エンジンの駆動時におけるシリンダヘッドカバーの温度上昇によって、挿入穴の内周面とオイルコントロールバルブの外周面との間に線膨張係数の違いによる隙間が生じ、その結果、そのような隙間からオイルが漏れ出してしまうといった懸念があったのである。
特開2003−193813号公報
ここにおいて、本発明は、上述せる如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、金属製のオイルコントロールバルブを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して、オイル漏れを確実に防止可能な状態で有利に取り付けることが出来る構造を提供することにある。また、本発明にあっては、オイル漏れが確実に防止され得る状態で、金属製のオイルコントロールバルブが有利に取り付けられ得るようにした合成樹脂製シリンダヘッドカバーの改良された構造を提供することをも、その解決課題とするところである。
そして、本発明にあっては、かかる課題の解決のために、その要旨とするところは、内燃機関の可変バルブタイミング装置への作動オイルの供給を制御する金属製のオイルコントロールバルブを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに取り付けるための構造であって、前記オイルコントロールバルブが挿入される挿入穴を有する取付金具を、前記シリンダヘッドカバーの内側に位置せしめて、該取付金具の挿入穴の開口側部分を構成する内孔を有して該取付金具に一体形成された筒状部を、前記シリンダヘッドカバーに設けられた挿通孔内に挿通することにより、該取付穴の挿入穴を該シリンダヘッドカバーの外側に向かって開口せしめると共に、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間に、弾性材料からなる第一のシール部材を予備圧縮して、それら筒状部の外周面と挿通孔の内周面とにそれぞれ接触配置することにより、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間をシールした状態で、該挿通孔の内周面にて、該筒状部を軸直角方向において移動不能となるように支持せしめ、更に、該シリンダヘッドカバーと該取付金具との間に、該筒状部の軸心回りにおける該取付金具の回動と、該筒状部の軸方向における該取付金具の移動とを阻止するストッパ機構を設けて、該取付金具を該シリンダヘッドカバーに固定する一方、前記オイルコントロールバルブを該取付金具の前記挿入穴に挿入することにより、該取付金具を介して、該オイルコントロールバルブを該シリンダヘッドカバーに対して固定的に取り付けるようにしたことを特徴とする、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造にある。
すなわち、この本発明に従う合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造にあっては、オイルコントロールバルブを挿入するための挿入穴を有する取付金具が、シリンダヘッドカバーの挿通孔内への筒状部の挿通とストッパ機構とにてシリンダヘッドカバーに固定されることで、かかる挿入穴が、シリンダヘッドカバーに対して、外側に向かって開口して、形成されるようになっているところから、オイルコントロールバルブの挿入穴を、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して直接に穿設する場合とは異なって、挿入穴の内径が、厳密な寸法精度をもって有利に確保され得る。そして、そのような挿入穴内に、オイルコントロールバルブが、シリンダヘッドカバーの外側から容易に挿入されて、挿入穴の内周面との間からのオイル漏れが確実に防止された状態で、確実に取り付けられ得る。
しかも、かかる本発明構造では、取付金具の筒状部の外周面と、それが挿通されるシリンダヘッドカバーの挿通孔の内周面との間に、弾性材料からなる第一のシール部材が、予備圧縮せしめられた状態で、それらの外周面と内周面とに接触して配置されるようになっているところから、例えば、取付金具をインサート成形によりシリンダヘッドカバーに一体化させて固定する場合とは異なって、エンジンの駆動時におけるシリンダヘッドカバーの温度上昇に伴って、挿入穴の内周面とオイルコントロールバルブの外周面との間に線膨張係数の違いによる隙間が生じても、第一のシール部材が、圧縮状態から、その隙間の大きさに応じた分だけ復元せしめられる。そして、それにより、筒状部の外周面と挿通孔の内周面とに対する接触状態が安定的に維持され得て、それらの外周面と内周面との間のシール状態が、効果的に確保され得る。
従って、かくの如き本発明に従う、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造によれば、金属製のオイルコントロールバルブを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して、オイル漏れを確実に防止可能な状態で有利に取り付けることが出来る。そして、その結果として、可変バルブタイミング装置と合成樹脂製シリンダヘッドカバーの併用による内燃機関の性能向上が、極めて有利に実現され得ることとなるのである。
発明の態様
ところで、本発明は、少なくとも、以下に列挙する如き各種の態様において、好適に実施され得るものである。
<1> 内燃機関の可変バルブタイミング装置への作動オイルの供給を制御する金属製のオイルコントロールバルブを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに取り付けるための構造であって、前記オイルコントロールバルブが挿入される挿入穴を有する取付金具を、前記シリンダヘッドカバーの内側に位置せしめて、該取付金具の挿入穴の開口側部分を構成する内孔を有して該取付金具に一体形成された筒状部を、前記シリンダヘッドカバーに設けられた挿通孔内に挿通することにより、該取付穴の挿入穴を該シリンダヘッドカバーの外側に向かって開口せしめると共に、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間に、弾性材料からなる第一のシール部材を予備圧縮して、それら筒状部の外周面と挿通孔の内周面とにそれぞれ接触配置することにより、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間をシールした状態で、該挿通孔の内周面にて、該筒状部を軸直角方向において移動不能となるように支持せしめ、更に、該シリンダヘッドカバーと該取付金具との間に、該筒状部の軸心回りにおける該取付金具の回動と、該筒状部の軸方向における該取付金具の移動とを阻止するストッパ機構を設けて、該取付金具を該シリンダヘッドカバーに固定する一方、前記オイルコントロールバルブを該取付金具の前記挿入穴に挿入することにより、該取付金具を介して、該オイルコントロールバルブを該シリンダヘッドカバーに対して固定的に取り付けるようにしたことを特徴とする、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造。
<2> 上記せる態様<1>において、前記ストッパ機構が、前記取付金具に対して、前記筒状部の軸方向と交差する方向に向かって一体的に突出形成された、筒状外周面を有するボス部と、該ボス部の筒状外周面に対応した筒状内周面を有する、該ボス部に外嵌可能な合成樹脂製の嵌合部材とを含んで構成されて、該ボス部が、前記挿通孔の軸方向と交差する方向に延びる状態で前記シリンダヘッドカバーに設けられた貫通孔内に、先端側部分を該シリンダヘッドカバーの外側に突出させるように挿通されると共に、該貫通孔内から突出する該ボス部の先端側部分に対して、前記嵌合部材が、前記筒状外周面を該ボス部の前記筒状内周面に接触させて外嵌され、更に、該嵌合部材と該貫通孔のうちの少なくとも何れか一方の内周面と該ボス部の外周面との間に、弾性材料からなる第二のシール部材が、予備圧縮せしめられて、それらの内周面と外周面とに接触位置せしめられた状態下で、該嵌合部材が該シリンダヘッドカバーにおける該貫通孔の開口周縁部に溶着されることにより、該嵌合部材の内周面や該貫通孔の内周面と該筒状ボス部の外周面との間がシールされると共に、該取付金具の該筒状部の軸心回りの回動と軸方向への移動とが阻止せしめられるようになっていること。
この本態様においては、シリンダヘッドカバーの貫通孔内に挿通された取付金具のボス部に嵌合部材を外嵌せしめた上で、かかる嵌合部材をシリンダヘッドカバーに溶着するだけの極めて単純な構造にて、取付金具をシリンダヘッドカバーに対して容易に且つ確実に固定することが出来る。しかも、エンジンの駆動に伴うシリンダヘッドカバーの温度上昇時にも、弾性材料からなる第二のシール部材によって、嵌合部材と貫通孔のうちの少なくとも何れか一方の内周面とボス部の外周面との間が良好にシールされ得て、それらの内周面と外周面との間からのオイル漏れが、確実に防止され得る。
従って、かくの如き本態様によれば、金属製のオイルコントロールバルブを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して、オイル漏れを更に確実に防止しつつ、より容易に取り付けることが出来る。
<3> 上記せる態様<2>において、前記第二のシール部材が、前記ボス部に外嵌された前記嵌合部材の前記シリンダヘッドカバーへの溶着側端面と、前記取付金具における該ボス部の周辺部位のうち、該嵌合部材の溶着側端面と対向する部位との間で挟持されることにより、予備圧縮せしめられて、前記貫通孔の内周面と該ボス部の外周面とに接触位置せしめられた状態下で、該嵌合部材が、該シリンダヘッドカバーに溶着されるようになっていること。
この本態様では、嵌合部材をシリンダヘッドカバーに溶着せしめるのに、嵌合部材がシリンダヘッドカバー側に押圧された際に、第二のシール部材が予備圧縮せしめられるようになる。つまり、嵌合部材をシリンダヘッドカバーに溶着せしめるための一連の作業を行うだけで、ボス部の外周面と貫通孔の内周面との間の第二のシール部材によるシール状態が良好に確保され得る。従って、かかる本態様によれば、オイル漏れの防止を図りつつ、金属製のオイルコントロールバルブを合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに取り付ける作業が、より容易となる。
<4> 上記せる態様<2>又は態様<3>において、前記取付金具が、前記シリンダヘッドカバーの内側において、前記内燃機関のカム軸を軸支するカムキャップと該シリンダヘッドカバーとの間に位置せしめられると共に、該取付金具に対して、固定ボルトが、前記ボス部の突出方向において、該ボス部を該シリンダヘッドカバーの外側から貫通して延びるように挿通された状態下で、該固定ボルトが、該カムキャップに対して締結されることにより、かかる固定ボルトの該カムキャップに対する締結力に基づいて、該取付金具が、該カムキャップと該シリンダヘッドカバーとの間で挟圧保持されるようになっていること。
このような本態様によれば、取付金具が、内燃機関の内側に、より安定的に固定され、それによって、そのような取付金具の挿入穴内に挿入されるオイルコントロールバルブが、シリンダヘッドカバー、更には内燃機関に対して、更に確実に取り付けられ得る。
また、特に、本態様が、上記せる態様<3>と併せて採用される場合にあっては、固定ボルトの締結力に基づいて、第二のシール部材が、嵌合部材と取付金具との間において、より十分に圧縮せしめられた状態で挟持されるようになり、以て、ボス部の外周面と貫通孔の内周面との間の第二のシール部材によるシール状態が、更に一層良好に確保され得ることとなる。
<5> 内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられる合成樹脂製のシリンダヘッドカバーであって、(a)互いに交差する方向に延びる挿通孔と貫通孔とを備えた合成樹脂製のカバー本体と、(b)内燃機関の可変バルブタイミング装置への作動オイルの供給を制御する金属製のオイルコントロールバルブが挿入される挿入穴を有して、前記カバー本体の内側に配置される取付金具と、(c)該取付金具の前記挿入穴の開口側部分を構成する内孔を有して、該取付金具に一体形成され、前記カバー本体の前記挿通孔内に挿通されることにより、該挿入穴を該カバー本体の外側に向かって開口せしめた状態で、該カバー本体に対して、軸直角方向に移動不能に支持される筒状部と、(d)弾性材料にて構成されて、前記筒状部の外周面と前記カバー本体の前記挿通孔の内周面との間に、予備圧縮せしめられた状態で、それら筒状部の外周面と挿通孔の内周面にそれぞれ接触配置されることにより、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間をシールする第一のシール部材と、(e)筒状外周面を有して、前記筒状部の軸方向と交差する方向に向かって突出する状態で、前記取付金具に一体形成されて、先端側部分が前記カバー本体の外側に突出位置せしめられるように、該カバー本体の前記貫通孔内に挿通されるボス部と、(f)該ボス部の前記筒状外周面に対応した筒状内周面を有し、該筒状内周面を、前記カバー本体の前記貫通孔から突出する該ボス部の先端側部位の該筒状外周面に接触させた状態で、該ボス部に外嵌されて、該カバー本体における該貫通孔の開口周縁部に溶着されることにより、前記取付金具における前記筒状部の軸心回りの回動と軸方向への移動とを阻止する合成樹脂製の嵌合部材と、(g)弾性材料にて構成されて、前記嵌合部材と前記カバー本体の前記貫通孔のうちの少なくとも何れか一方の内周面と前記ボス部の外周面との間に、予備圧縮せしめられた状態で、それらの内周面と外周面とに接触配置されることにより、該嵌合部材の内周面や該貫通孔の内周面と該筒状ボス部の外周面との間をシールする第二のシール部材とを含んで構成したことを特徴とする合成樹脂製シリンダヘッドカバー。
この本態様においては、オイルコントロールバルブの挿入穴が、カバー本体に直接に穿設される場合とは異なって、挿入穴の内径が、厳密な寸法精度をもって有利に確保され得る。また、そのような挿入穴内に、オイルコントロールバルブが、カバー本体の外側から容易に挿入されて、挿入穴の内周面との間からのオイル漏れが確実に防止された状態で、確実に取り付けられ得る。
しかも、かかる本態様では、例えば、取付金具をインサート成形によりカバー本体に一体化させて固定する場合とは異なって、エンジンの駆動時におけるカバー本体の温度上昇に伴って、挿入穴の内周面とオイルコントロールバルブの外周面との間に線膨張係数の違いによる隙間が生じても、第一のシール部材の圧縮状態からの復元により、筒状部の外周面と挿通孔の内周面との間のシール状態が、効果的に確保され得る。
従って、かくの如き本態様によれば、金属製のオイルコントロールバルブが、カバー本体に対して、オイル漏れの防止が確実に図られ得る状態で、有利に取り付けられ得る。そして、その結果として、樹脂化に伴う軽量化の実現に加えて、可変バルブタイミング装置の使用が可能となり、以て、内燃機関の性能向上に大きく寄与し得ることとなる。
<6> 上記せる態様<5>において、前記第二のシール部材が、前記ボス部に外嵌された前記嵌合部材の前記カバー本体への溶着側端面と、前記取付金具における該ボス部の周辺部位のうち、該嵌合部材の該溶着側端面と対向する部位との間で挟持されることにより、予備圧縮せしめられて、前記貫通孔の内周面と前記ボス部の外周面とに接触位置せしめられた状態下で、該嵌合部材が、該カバー本体に溶着されていること。
かかる本態様では、嵌合部材をカバー本体に溶着せしめるための一連の作業を行う過程で、第二のシール部材が確実に予備圧縮せしめられ、それにより、ボス部の外周面と貫通孔の内周面との間の第二のシール部材によるシール状態が良好に確保され得る。従って、本態様によれば、金属製のオイルコントロールバルブが、カバー本体に対して、オイル漏れの防止を図りつつ、より容易に取り付けられ得ることとなる。
<7> 上記せる態様<5>又は態様<6>において、前記ボス部の突出方向において該ボス部を貫通し、且つ前記カバー本体の外側と内側とを連通するように延びるボルト挿通孔が、前記取付金具に設けられていること。
このような本態様では、例えば、ボス部のボルト挿通孔内に、固定ボルトを挿通せしめた状態下で、取付金具を、カバー本体の内側において、内燃機関のカム軸を軸支するカムキャップとカバー本体との間に位置せしめて、固定ボルトをカムキャップに締結すれば、取付金具が、固定ボルトのカムキャップに対する締結力に基づいて、カムキャップとカバー本体との間で挟圧保持されるようになる。そして、それにより、取付金具が、内燃機関の内側に、より安定的に固定され、以て、取付金具の挿入穴内に挿入されるオイルコントロールバルブが、カバー本体、更には内燃機関に対して、更に確実に取り付けられ得る。
また、特に、本態様が、上記せる態様<6>と併せて採用される場合にあっては、固定ボルトの締結力に基づいて、第二のシール部材が、嵌合部材と取付金具との間において、より十分に圧縮せしめられた状態で挟持されるようになり、以て、ボス部の外周面と貫通孔の内周面との間の第二のシール部材によるシール状態が、更に一層良好に確保され得ることとなる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1及び図2には、本発明に従う合成樹脂製のシリンダヘッドカバーの一実施形態として、自動車のエンジンのシリンダヘッドカバーが、エンジンに取り付けられた状態で、互いに直交する二つの切断面にて切断された断面形態において、それぞれ概略的に示されている。それらの図から明らかなように、本実施形態のシリンダヘッドカバー10は、カバー本体12を有し、このカバー本体12の内側に、金属製のオイルコントロールバルブ14を取り付けるための取付金具16が固定されて、成っている。
より具体的には、シリンダヘッドカバー10のカバー本体12は、例えば、ポリアミド樹脂をマトリックスとしたガラス繊維強化樹脂材料等を用いて、形成されている。そして、シリンダヘッド18の上部に所定距離を隔てて対向位置せしめられて、その全体を覆う天板部20と、シリンダヘッド18に固定される側壁部22とを一体的に有して、構成されている。
また、カバー本体12の天板部20は、上方に向かって膨らんだ膨出部分(図1におけるカバー本体16の右側部分)と、そのような膨らみのない平坦部分(図1におけるカバー本体16の左側部分)とを、更に有している。そして、膨出部分には、水平方向において所定距離を隔てて互いに対向する二つの対向壁部24a,24bと、それら二つの対向壁部24a,24bの間に水平に延びる、上方に凸となる上側半割円筒部26とが、一体的に設けられている。
また、二つの対向壁部24a,24bのうちの一方の対向壁部24aには、それを他方の対向壁部24bとの対向方向に貫通する挿通孔28が、形成されている。即ち、ここでは、挿通孔28が、上側半割円筒部26の延出方向たる水平方向において開口して、上側半割円筒部26にて囲まれたカバー本体12の内側空間部分を外部に連通せしめる状態で、カバー本体12の天板部20に設けられているのである。
さらに、天板部20の膨出部分の内側には、上側半割円筒部26の挿通孔28側の端部の下側に、上側半割円筒部26と対応した、下方に凸となる半割円筒形状を呈する下側半割円筒部30が、上側半割円筒部26よりも十分に短い軸方向長さをもって、一体的に設けられている(図4参照)。これにより、カバー本体12の天板部20における挿通孔28の形成部位に、上側半割円筒部26の挿通孔28側の端部と下側半割円筒部30とにて、挿通孔28を外部への開口部とした円筒状支持部32が、形成されている。
一方、カバー本体12の天板部20における前記平坦部分には、上側半割円筒部26形成部位の直近に、天板部20を上下方向に貫通する円形の貫通孔34が、設けられている。つまり、ここでは、貫通孔34が、かかる貫通孔34とは別の天板部20部分に設けられた挿通孔28の開口方向に対して直交する方向に向かって延出して、開口せしめられている。そして、そのような貫通孔34の内側には、第二のシール部材としてのゴム製のOリング36が、貫通孔34の内周面に接触する状態で、収容位置せしめられている。
さらに、天板部20の平坦部分の上面には、貫通孔34よりも小さな内径を有する厚肉円筒状のカラー部37が、貫通孔34と同軸上において、貫通孔34の上側開口部を取り囲むようにして、突出位置せしめられている。そして、このカラー部37は、下端面の外周部において、貫通孔34の開口周縁部に溶着されて、天板部20に一体化されている。これにより、カラー部37の内周面が、貫通孔34の内周面よりも小さな径をもって、それと同軸的に位置せしめられた円筒状内周面38とされていると共に、カラー部37の下端面の内周部が、円筒状内周面38と貫通孔34の内周面とを接続する円環面形態をもって水平に広がる円環状押圧面39とされている。
一方、このようなカバー本体12の内側に固定される取付金具16は、例えば、アルミニウム材料を用いた鋳造品にて、構成されている。そして、図1乃至図3に示されるように、この取付金具16は、略長手矩形のブロック形態を呈するベース40を有しており、かかるベース40の上面における長手方向一方側の部位には、スリーブ42が、一体的に設けられている。
このスリーブ42は、全体として、ベース40の幅(ベース40における長手方向に対して直角な方向の寸法)よりも大なる軸方向長さを有する片側有底の円筒形状を呈し、その内孔が、軸方向の一方側のみに開口する挿入穴44とされている。なお、この挿入穴44は、例えば、切削工具や穿孔工具等を用いた機械加工等により、十分に高い寸法精度をもって、前記オイルコントロールバルブ14の外径寸法に対応した内径を有するように形成されており、以て、オイルコントロールバルブ14が、挿入穴44の内周面に密接せしめられた状態で、挿入されるようになっている(図4参照)。
そして、このようなスリーブ42が、ベース40の幅方向に延び出して、かかる幅方向の一方側に向かって挿入穴44を開口せしめ、且つ開口側の端部と底部側の端部とを、ベース40の幅方向に対向する各側面から側方にそれぞれ突出せしめた状態で、ベース40の上面上に位置せしめられており、また、そのような配置状態下において、ベース40に対して、その上面に一体形成されたアングル状支持部46を介して、一体化せしめられている。
さらに、かくしてベース40に一体形成されたスリーブ42においては、ベース40の上面から側方に突出する開口側端部が、挿通筒部48とされている。換言すれば、挿通筒部48が、挿入穴44の開口側部分を構成する内孔を有して、取付金具16に一体形成されている。そして、この挿通筒部48は、カバー本体12の天板部20に設けられた前記挿通孔28と、かかる挿通孔28の形成部位に設けられた円筒状支持部32のそれぞれの内径よりも極僅かに小さな外径を有している。また、そのような挿通筒部48の外周面には、周溝50が設けられ、かかる周溝50内に、第一のシール部材たるゴム製のOリング52が、外周部を、周溝50内から外部に突出させた状態で、収容位置せしめられている。このことから明らかなように、ここでは、かかる挿通筒部48にて、筒状部が構成されている。
一方、かくの如きスリーブ42が一体化せしめられたベース40とアングル状支持部46とにおいては、ベース40の長手方向と幅方向とにそれぞれ所定距離を隔てて位置する部位に、二つの油路54,54が、それらベース40とアングル状支持部46とをそれぞれ上下方向に貫通して、スリーブ42の内周面とベース40の下面とにおいてそれぞれ開口するように設けられている。これら各油路54は、後述する如く、スリーブ42の挿入穴44内へのオイルコントロールバルブ14の挿入状態下で、オイルコントロールバルブ14から供給される作動オイルの流路として、機能せしめられるようになっている。
また、ベース40の上面における長手方向のスリーブ42形成側とは反対側の部位には、ボス部56が、スリーブ42(挿通筒部48)の軸方向と直交する方向に延びるようにして、一体的に突出形成されている。このボス部56は、シリンダヘッドカバー10におけるカバー本体12の天板部20に一体化せしめられたカラー部37の円筒状内周面38よりも極僅かに小さな外径を有する円筒状外周面58を備えており、また、その高さが、天板部20の厚さとカラー部37の高さとの合計寸法よりも所定寸法小さくされている。
これによって、ボス部56が、天板部20に設けられた貫通孔34を通じて、カラー部37内に挿入可能とされている。そして、かかるカラー部37内への挿入状態下で、ボス部56の円筒状外周面58が、カラー部37の円筒状内周面38に対して、全周に亘って接触せしめられて、ガタツキが生じないようになっていると共に、上端面(先端面)が、カラー部37の上端面(先端面)よりも上方に突出しないようになっている。
また、このようなボス部56を有する取付金具16にあっては、ボス部56の中心において、ボス部56を貫通し、更にベース40のボス部56形成部位を貫通して延びるボルト挿通孔60が、設けられている。つまり、ボルト挿通孔60は、ボス部56とベース40とを上下方向に貫通して延びるように形成されている。
そして、本実施形態では、上記の如き構造とされた取付金具16が、例えば、以下に示すような手順でカバー本体12に固定されることにより、シリンダヘッドカバー10が、それらカバー本体12と取付金具16との一体品として、構成されているのである。
すなわち、先ず、図4に示される如く、取付金具16の挿通筒部48に対して、Oリング52が、周溝50内に収容されるように、外挿される。その後、取付金具16が、スリーブ42の上部側の外周面を、カバー本体12に設けられた上側半割円筒部26の内周面に接触させるようにして、カバー本体12の内側に位置せしめられる。そして、その状態から、図4に矢印で示されるように、取付金具16の挿通筒部48が、上側半割円筒部26の挿通孔28側の端部と半割円筒状支持部30とにて形成される円筒状支持部32内に挿入される。なお、図4には明示されてはいないものの、本操作は、取付金具16を斜めに傾けた状態(取付金具16を、図5に示されるように傾けた状態よりも更に大きく傾けた状態)で行われることとなる。
これにより、取付金具16が、挿通筒部48(スリーブ42)の軸心回りに回動可能ではあるものの、挿通筒部48の軸直角方向への移動が阻止された状態で、カバー本体12(円筒状支持部32)に支持される。また、かかる支持状態下で、取付金具16の挿入穴44が、挿通孔28を通じて、カバー本体12の外側に向かって開口せしめられる。更に、挿通筒部48の周溝50内に収容されたOリング52が、挿通筒部48の外周面と円筒状支持部32(挿通孔28)の内周面との間で予備圧縮せしめられた状態で、それらの外周面と内周面とに接触位置せしめられ、以て、挿通筒部48の外周面と円筒状支持部32(挿通孔28)の内周面との間が、Oリング52にて液密にシールされる(図2参照)。
次に、図5に示されるように、取付金具16が、挿通筒部48の軸心回りに回動せしめられて、上記の如き傾き状態から水平状態に姿勢が変えられ、また、そのような回動に伴って、取付金具16のボス部56が、カバー本体12の天板部20に設けられた貫通孔34内に挿入される。これにより、ボス部56の基部側部位を除く先端側部分が、カバー本体12の天板部20上に突出位置せしめられる。
引き続き、図6に示されるように、Oリング36が、貫通孔34内に挿入されたボス部56に外挿された状態で、貫通孔34の内側に収容位置せしめられる。その後、前記カラー部37を構成する嵌合部材たる合成樹脂製の嵌合筒体62が、天板部20上に突出するボス部56の突出部分に外嵌される。このとき、嵌合筒体62の内周面にて、カラー部37の円筒状内周面38が構成されており、かかる嵌合筒体62の円筒状内周面38とボス部56の円筒状外周面58とが、全周に亘って相互に接触せしめられる。これによって、挿通筒部48の軸心回りの取付金具16の回動が阻止されると共に、挿通筒部48の軸方向を含むボス部56の軸直角方向における取付金具16の移動が阻止されるようになり、以て、取付金具16が、カバー本体12に対して固定される。このことから明らかなように、本実施形態では、嵌合筒体62とボス部56とにて、ストッパ機構が構成されている。
そして、その後、図7に示されるように、嵌合筒体62が、下端部の外周部分において、カバー本体12の天板部20の上面における挿通孔34の開口周縁部に対して溶着される。これにより、嵌合筒体62が、天板部20と一体化せしめられて、かかる嵌合筒体62にて、カラー部37が形成される。
なお、本操作では、嵌合筒体62に対して、それを天板部20側に向かって押圧する押圧力が加えられつつ、嵌合筒体62の天板部20への溶着が行われる。そのため、かかる溶着操作の実施時において、貫通孔34の内側に位置せしめられたOリング36が、上記の押圧力に基づいて、嵌合筒体62の下面の内周部、即ち前記円環状押圧面39と、取付金具16のベース40の上面におけるボス部56の周辺部分のうち、円環状押圧面39と対向する部位との間で圧縮せしめられる。そして、それにより、嵌合筒体62の溶着後に、Oリング36が、予備圧縮せしめられた状態で、貫通孔34の内周面と、ボス部56における貫通孔34内への挿通部分の外周面とに対して、それぞれ接触せしめられ、以て、それら貫通孔34の内周面とボス部56の外周面との間が、かかるOリング36にて、液密にシールされるようになる。
かくして、上記せるような手順を経て、取付金具16がカバー本体12の内側に固定されることで、シリンダヘッドカバー10が構成され、そして、そのようなシリンダヘッドカバー10に対して、オイルコントロールバルブ14の外径に対応した内径を厳密な寸法精度で有する挿入穴44が、挿通孔28を通じて外部に開口せしめられた状態で形成されるようになっている。また、かかるシリンダヘッドカバー10においては、取付金具16のボス部56や挿通筒部48が挿通乃至は挿入される部位が、Oリング36,52にて液密にシールされるようになっている。
そして、ここでは、かくの如き構造とされたシリンダヘッドカバー10が、エンジンのシリンダヘッド18に取り付けられると共に、かかるシリンダヘッドカバー10に対して、アルミニウム製のオイルコントロールバルブ14が、取り付けられている。
すなわち、図1及び図2に示されるように、本実施形態のシリンダヘッドカバー10は、取付金具16を、シリンダヘッド18との間でカム軸64を軸支するカムキャップ66の上に載置せしめた状態で、シリンダヘッド18の上方に位置せしめられている。また、かかる配置状態下において、カムキャップ66上に載置された取付金具16のボルト挿通孔60が、カムキャップ66に形成された雌ねじ穴68に対応位置せしめられると共に、取付金具16に設けられた二つの油路54,54が、カムキャップ66の内部に形成された二つの油路70,70にそれぞれ連通せしめられている。なお、カムキャップ66の各油路70は、カム軸64に形成された図示しない油路に対して、更に連通せしめられるようになっている。
そして、カバー本体12の側壁部22が、従来と同様にして、シリンダヘッド18に固定される一方、取付金具16のボス部56とベース40とを上下方向に貫通して設けられるボルト挿通孔60内に挿通された固定ボルト72が、カムキャップ66の雌ねじ穴68に螺入されて、締結せしめられており、以て、シリンダヘッドカバー10が、シリンダヘッド18に取り付けられるようになっている。
また、ここでは、そのようなシリンダヘッドカバー10のシリンダヘッド18への取付状態下で、固定ボルト72の締結力に基づいて、ボス部56が挿通されるカラー部37が、固定ボルト72に外挿されたワッシャ74により、カムキャップ66側に押圧されて、取付金具16が、カバー本体12とカムキャップ66との間で挟圧保持されるようになる。このため、取付金具16が、シリンダヘッドカバー10に対して、より強固に固定されると共に、貫通孔34の内側に位置するOリング36が、カラー部37の円環状押圧面39と、それに対向するベース40の上面部分との間で、更に一層十分に圧縮せしめられて、かかるOリング36が接触位置せしめられる貫通孔34の内周面とボス部56の外周面との間が、より確実にシールされ得るようになっている。
そして、上記のようにしてシリンダヘッドカバー10に強固に固定された取付金具16の挿入穴44内に、オイルコントロールバルブ14が、カバー本体12の外側から挿入されている。これにより、オイルコントロールバルブ14が、シリンダヘッド18に取り付けられたシリンダヘッドカバー10に対して、取付金具16を介して容易に且つ固定的に取り付けられている。そうして、シリンダヘッドカバー10に取り付けられたオイルコントロールバルブ14から供給される作動オイルが、取付金具16とカムキャップ66とカム軸64にそれぞれ設けられた油路54,70を通じて、図示しない可変バルブタイミング装置に供給されるようになっているのである。
このように、本実施形態のシリンダヘッドカバー10においては、カバー本体12に固定された取付金具16に対して厳密な寸法精度をもって設けられる挿入穴44内に、オイルコントロールバルブ14が、カバー本体12の外側から挿入されるようになっているところから、オイルコントロールバルブ14の外周面と挿入穴44の内周面との間からの作動オイルの漏出が確実に防止され得る状態で、オイルコントロールバルブ14が、容易に且つ確実に取り付けられ得る。
また、かかる本実施形態では、取付金具16のボス部56や挿通筒部48の各外周面と、それらが挿通乃至は挿入されるカバー本体12の貫通孔34や挿通孔28の各内周面との間が、それらの間に位置せしめられたOリング36,52にて液密にシールされるようになっており、しかも、それらのOリング36,52が、圧縮状態で位置せしめられている。それ故、例えば、エンジンの駆動時におけるシリンダヘッドカバー10の温度上昇に伴って、カバー本体12と取付金具16との熱膨張率の違いにより、ボス部56や挿通筒部48の各外周面と貫通孔34や挿通孔28の各内周面との間に隙間が生じても、Oリング36,52が圧縮状態から復元せしめられることで、それらの各外周面と各内周面との間のシール状態が、効果的に確保され得る。
従って、かくの如き本実施形態のシリンダヘッドカバー10にあっては、金属製のオイルコントロールバルブ14が、オイル漏れを完全に防止した状態で、容易に且つ確実に取り付けられ得て、可変バルブタイミング装置に対して、オイルコントロールバルブ14から供給される作動オイルを安定的に導くことが出来る。そして、その結果、樹脂化による軽量化と可変バルブタイミング装置の使用によるエンジン性能の向上を、極めて効果的に実現せしめることが可能となるのである。
また、かかる本実施形態においては、取付金具16のボス部56と挿通筒部48とを、カバー本体12の貫通孔34や挿通孔28に挿通乃至は挿入せしめると共に、貫通孔34に挿通されたボス部56に嵌合筒体62を外嵌せしめた上で、この嵌合筒体62をカバー本体12に溶着するだけで、取付金具16が、カバー本体12に固定されるようになっており、しかも、それらボス部56や挿通筒部48の各外周面と貫通孔34や挿通孔28の各内周面との間が、圧縮状態のOリング36,52にてシールされるようになっている。それ故、取付金具16のカバー本体12への固定に、例えば、ボルト等を用いる場合とは異なって、取付金具16のカバー本体12に対する取付作業が容易となり、また、接着剤を使用する場合とも異なって、取付金具16とカバー本体12との間の熱膨張率の違いにより接着剤層が破壊される等して、シール性が低下するようなことも、未然に防止され得る。
さらに、本実施形態では、貫通孔34の内側に収容されたOリング36が、カラー部37の円環状押圧面39とベース40の上面との間に位置せしめられているため、取付金具16をカバー本体12に固定する際に、カラー部37を形成する嵌合筒体62を、ボス部56に外嵌せしめた状態で、カバー本体12に溶着すると同時に、Oリング36が圧縮せしめられるようになっている。従って、Oリング36を圧縮せしめるための特別な作業を行わなくとも、嵌合筒体62をカバー本体12に溶着するための一連の作業を行うだけで、Oリング36が圧縮せしめられて、ボス部56の外周面と貫通孔34の内周面との間のOリング36によるシール状態が容易に且つ効果的に確保され得るといった利点が得られることとなる。
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受けるものではない。
例えば、シリンダヘッドカバー10のカバー本体12の形成材料は、合成樹脂材料であれば、例示のものに、特に限定されるものではなく、シリンダヘッドカバーの形成材料として従来から用いられるものが、何れも採用され得る。
また、取付金具16の形成材料も、アルミニウム材料に何等限定されるものではなく、各種の金属材料が使用され得るが、挿入穴44の内周面とそれに挿入されるオイルコントロールバルブ14の外周面との間のシール性を十分に確保する上で、少なくとも挿入穴44の内周面が、オイルコントロールバルブ14を構成する金属材料と同じ金属材料にて構成されていることが、望ましい。
さらに、筒状部としての挿通筒部48の軸心回りにおける取付金具16の回動と、挿通筒部48の軸方向における取付金具16の移動とを、それぞれ阻止するストッパ機構の構造も、前記実施形態に示される如き構造のものに、決して限定されるものではない。
ストッパ機構が前記実施形態に示される構造において実現される場合には、ボス部56の外周面が円筒形状以外の筒状形状、例えば、多角形や楕円形の横断面を有する筒状の外周面とされていても、何等差し支えない。そして、その際には、カラー部37の内周面が、そのようなボス部56の外周面に対応した筒状の内周面とされることは、勿論である。なお、ボス部56が円筒状外周面58を有すると共に、カラー部37が円筒状内周面38を有する場合には、カラー部37を構成する嵌合筒体62を、ボス部56に対して、周方向における方向を特定することなく、自由に且つ容易に外嵌せしめることが出来るといった利点が得られる。
また、それらボス部56の外周面やカラー部37の内周面は、それぞれの全面が、必ずしも互いに対応する筒状外周面とされている必要はない。
一方、ストッパ機構が前記実施形態に示される以外の構造において実現される場合にあっては、ボス部56やカラー部37(嵌合筒体62)を省略することが出来る。
また、第一及び第二のシール部材は、弾性材料からなるものであれば、例示のOリング36,52以外のものも、適宜に用いられ得る。
さらに、第二のシール部材は、ボス部56の外周面とカラー部37の内周面との間に、予備圧縮せしめられた状態で配置しても良い。
加えて、前記実施形態では、本発明を、自動車エンジンに取り付けられる合成樹脂製のシリンダヘッドカバーと、かかるシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造とに適用したものの具体例を示したが、本発明は、その他、自動車エンジン以外の内燃機関に取り付けられる合成樹脂製のシリンダヘッドカバーと、かかるシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造の何れに対しても適用可能であることは、勿論である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
本発明に従うシリンダヘッドカバーの一実施形態を、自動車エンジンに取付状態において示す断面説明図であって、図2のI−I断面に相当する図である。 図1におけるII−II断面説明図である。 図1に示されたシリンダヘッドカバーに固定される取付金具を示す斜視説明図である。 図3に示された取付金具をカバー本体に固定する工程の一例を示す説明図である。 図4に引き続いて行われる工程の一例を示す説明図である。 図5に引き続いて行われる工程の一例を示す説明図である。 図6に引き続いて行われる工程の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 シリンダヘッドカバー 12 カバー本体
14 オイルコントロールバルブ 16 取付金具
28 挿通孔 34 貫通孔
36,52 Oリング 37 カラー部
38 円筒状外周面 44 挿入穴
48 挿通筒部 56 ボス部
58 円筒状外周面 62 嵌合筒体

Claims (7)

  1. 内燃機関の可変バルブタイミング装置への作動オイルの供給を制御する金属製のオイルコントロールバルブを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに取り付けるための構造であって、
    前記オイルコントロールバルブが挿入される挿入穴を有する取付金具を、前記シリンダヘッドカバーの内側に位置せしめて、該取付金具の挿入穴の開口側部分を構成する内孔を有して該取付金具に一体形成された筒状部を、前記シリンダヘッドカバーに設けられた挿通孔内に挿通することにより、該取付穴の挿入穴を該シリンダヘッドカバーの外側に向かって開口せしめると共に、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間に、弾性材料からなる第一のシール部材を予備圧縮して、それら筒状部の外周面と挿通孔の内周面とにそれぞれ接触配置することにより、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間をシールした状態で、該挿通孔の内周面にて、該筒状部を軸直角方向において移動不能となるように支持せしめ、更に、該シリンダヘッドカバーと該取付金具との間に、該筒状部の軸心回りにおける該取付金具の回動と、該筒状部の軸方向における該取付金具の移動とを阻止するストッパ機構を設けて、該取付金具を該シリンダヘッドカバーに固定する一方、前記オイルコントロールバルブを該取付金具の前記挿入穴に挿入することにより、該取付金具を介して、該オイルコントロールバルブを該シリンダヘッドカバーに対して固定的に取り付けるようにしたことを特徴とする、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造。
  2. 前記ストッパ機構が、前記取付金具に対して、前記筒状部の軸方向と交差する方向に向かって一体的に突出形成された、筒状外周面を有するボス部と、該ボス部の筒状外周面に対応した筒状内周面を有する、該ボス部に外嵌可能な合成樹脂製の嵌合部材とを含んで構成されて、該ボス部が、前記挿通孔の軸方向と交差する方向に延びる状態で前記シリンダヘッドカバーに設けられた貫通孔内に、先端側部分を該シリンダヘッドカバーの外側に突出させるように挿通されると共に、該貫通孔内から突出する該ボス部の先端側部分に対して、前記嵌合部材が、前記筒状外周面を該ボス部の前記筒状内周面に接触させて外嵌され、更に、該嵌合部材と該貫通孔のうちの少なくとも何れか一方の内周面と該ボス部の外周面との間に、弾性材料からなる第二のシール部材が、予備圧縮せしめられて、それらの内周面と外周面とに接触位置せしめられた状態下で、該嵌合部材が該シリンダヘッドカバーにおける該貫通孔の開口周縁部に溶着されることにより、該嵌合部材の内周面や該貫通孔の内周面と該筒状ボス部の外周面との間がシールされると共に、該取付金具の該筒状部の軸心回りの回動と軸方向への移動とが阻止せしめられるようになっている請求項1に記載の合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造。
  3. 前記第二のシール部材が、前記ボス部に外嵌された前記嵌合部材の前記シリンダヘッドカバーへの溶着側端面と、前記取付金具における該ボス部の周辺部位のうち、該嵌合部材の溶着側端面と対向する部位との間で挟持されることにより、予備圧縮せしめられて、前記貫通孔の内周面と該ボス部の外周面とに接触位置せしめられた状態下で、該嵌合部材が、該シリンダヘッドカバーに溶着されるようになっている請求項2に記載の合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造。
  4. 前記取付金具が、前記シリンダヘッドカバーの内側において、前記内燃機関のカム軸を軸支するカムキャップと該シリンダヘッドカバーとの間に位置せしめられると共に、該取付金具に対して、固定ボルトが、前記ボス部の突出方向において、該ボス部を該シリンダヘッドカバーの外側から貫通して延びるように挿通された状態下で、該固定ボルトが、該カムキャップに対して締結されることにより、かかる固定ボルトの該カムキャップに対する締結力に基づいて、該取付金具が、該カムキャップと該シリンダヘッドカバーとの間で挟圧保持されるようになっている請求項2又は請求項3に記載の合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対するオイルコントロールバルブの取付構造。
  5. 内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられる合成樹脂製のシリンダヘッドカバーであって、
    互いに交差する方向に延びる挿通孔と貫通孔とを備えた合成樹脂製のカバー本体と、
    内燃機関の可変バルブタイミング装置への作動オイルの供給を制御する金属製のオイルコントロールバルブが挿入される挿入穴を有して、前記カバー本体の内側に配置される取付金具と、
    該取付金具の前記挿入穴の開口側部分を構成する内孔を有して、該取付金具に一体形成され、前記カバー本体の前記挿通孔内に挿通されることにより、該挿入穴を該カバー本体の外側に向かって開口せしめた状態で、該カバー本体に対して、軸直角方向に移動不能に支持される筒状部と、
    弾性材料にて構成されて、前記筒状部の外周面と前記カバー本体の前記挿通孔の内周面との間に、予備圧縮せしめられた状態で、それら筒状部の外周面と挿通孔の内周面にそれぞれ接触配置されることにより、該筒状部の外周面と該挿通孔の内周面との間をシールする第一のシール部材と、
    筒状外周面を有して、前記筒状部の軸方向と交差する方向に向かって突出する状態で、前記取付金具に一体形成されて、先端側部分が前記カバー本体の外側に突出位置せしめられるように、該カバー本体の前記貫通孔内に挿通されるボス部と、
    該ボス部の前記筒状外周面に対応した筒状内周面を有し、該筒状内周面を、前記カバー本体の前記貫通孔から突出する該ボス部の先端側部位の該筒状外周面に接触させた状態で、該ボス部に外嵌されて、該カバー本体における該貫通孔の開口周縁部に溶着されることにより、前記取付金具における前記筒状部の軸心回りの回動と軸方向への移動とを阻止する合成樹脂製の嵌合部材と、
    弾性材料にて構成されて、前記嵌合部材と前記カバー本体の前記貫通孔のうちの少なくとも何れか一方の内周面と前記ボス部の外周面との間に、予備圧縮せしめられた状態で、それらの内周面と外周面とに接触配置されることにより、該嵌合部材の内周面や該貫通孔の内周面と該筒状ボス部の外周面との間をシールする第二のシール部材と、
    を含んで構成したことを特徴とする合成樹脂製シリンダヘッドカバー。
  6. 前記第二のシール部材が、前記ボス部に外嵌された前記嵌合部材の前記カバー本体への溶着側端面と、前記取付金具における該ボス部の周辺部位のうち、該嵌合部材の該溶着側端面と対向する部位との間で挟持されることにより、予備圧縮せしめられて、前記貫通孔の内周面と前記ボス部の外周面とに接触位置せしめられた状態下で、該嵌合部材が、該カバー本体に溶着されている請求項5に記載の合成樹脂製のシリンダヘッドカバー。
  7. 前記ボス部の突出方向において該ボス部を貫通し、且つ前記カバー本体の外側と内側とを連通するように延びるボルト挿通孔が、前記取付金具に設けられている請求項5又は請求項6に記載の合成樹脂製シリンダヘッドカバー。
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