JP2020004473A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020004473A
JP2020004473A JP2019135826A JP2019135826A JP2020004473A JP 2020004473 A JP2020004473 A JP 2020004473A JP 2019135826 A JP2019135826 A JP 2019135826A JP 2019135826 A JP2019135826 A JP 2019135826A JP 2020004473 A JP2020004473 A JP 2020004473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
state
transistor
memory
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019135826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6815446B2 (ja
Inventor
康之 高橋
Yasuyuki Takahashi
康之 高橋
誠一 米田
Seiichi Yoneda
誠一 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Publication of JP2020004473A publication Critical patent/JP2020004473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6815446B2 publication Critical patent/JP6815446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/005Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor comprising combined but independently operative RAM-ROM, RAM-PROM, RAM-EPROM cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Executing Machine-Instructions (AREA)
  • Microcomputers (AREA)
  • Retry When Errors Occur (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】不揮発性メモリの動作が正常に行うことができ、かつP−ステート機能による省電力化が行える半導体装置、およびその駆動方法を提供する。【解決手段】プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波数を含むステートを制御する第1の回路と、ステートの情報を記憶する第1の記憶回路および第2の記憶回路と、第1の回路と電気的に接続された、電源を生成する第2の回路およびクロックを生成する第3の回路と、第2の回路および第3の回路とスイッチを介して電気的に接続されたプロセッサコアを有し、プロセッサコアには、揮発性メモリと、該揮発性メモリとデータの授受を行う不揮発性メモリが含まれた構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、およびその駆動方法に関する。
プロセッサなどの半導体装置は、多種多様な構成を有する信号処理回路を含んでいるが、
一般的に、レジスタやキャッシュメモリなど、各種の記憶装置を有している。レジスタは
、演算処理やプログラムの実行状態の保持などのために一時的にデータを保持する役割を
有する。また、キャッシュメモリは、演算回路とメインメモリの間に介在し、低速なメイ
ンメモリへのアクセスを減らして演算処理を高速化させる役割を有している。
レジスタやキャッシュメモリ等の記憶装置は、メインメモリよりも読み書きが高速でなけ
ればならない。よって、通常は、レジスタとしてフリップフロップが、キャッシュメモリ
としてSRAM(Static Random Access Memory)等が用い
られる。これらのレジスタ、キャッシュメモリ等は、電源電位の供給が途絶えるとデータ
を消失してしまう揮発性の記憶装置である。
一方、消費電力を抑えるため、データの入出力が行われない期間において信号処理回路へ
の電源電圧の供給を一時的に停止するという方法が提案されている。例えば、レジスタ、
キャッシュメモリ等の揮発性の記憶装置に格納されているデータを周辺に形成した不揮発
性の記憶装置に格納し、電源電位の供給を停止する間もデータを保持する方法が特許文献
1に開示されている。
特開平10−078836号公報
プロセッサの消費電力を抑える一手段として、処理の規模に応じて駆動電圧や周波数条件
を変更するパフォーマンスステート(P−ステート)と呼ばれる機能がある。一般的には
、プロセッサにおいて、高速な処理が必要な場合には駆動電圧や周波数を高くし、高速な
処理が不要な場合には駆動電圧や周波数を低くして消費電力を抑える。
このP−ステート機能による省電力化と、前述した不揮発性メモリを利用した省電力化を
組み合わせることで、さらに高い省電力効果を得ることができる。しかしながら、P−ス
テート機能により駆動電圧や周波数を変動させると、不揮発性メモリへの書き込み動作、
または読み出し動作に異常を誘発させてしまうことがある。例えば、駆動電圧が低い場合
や周波数が高い場合は、不揮発性メモリへの正常な書き込みが行えないことがある。
したがって、本発明の一態様は、不揮発性メモリの動作が正常に行うことができ、かつP
−ステート機能による省電力化が行える半導体装置を提供することを目的の一つとする。
また、当該半導体装置の駆動方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、不揮発性メモリとして動作するメモリを有する半導体装置において、
P−ステート機能を有効にした状態でも当該メモリを正常に動作させることができる半導
体装置、およびその駆動方法に関する。
本発明の一態様は、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波数を含むステートを制
御する第1の回路と、ステートの情報を記憶する第1の記憶回路および第2の記憶回路と
、第1の回路と電気的に接続された、電源を生成する第2の回路およびクロックを生成す
る第3の回路と、第2の回路および第3の回路とスイッチを介して電気的に接続されたプ
ロセッサコアを有し、プロセッサコアには、第1のメモリと、該第1のメモリとデータの
授受を行う第2のメモリが含まれていることを特徴とする半導体装置である。
なお、本明細書等における「第1」、「第2」などの序数詞は、構成要素の混同を避ける
ために付すものであり、数的に限定するものではないことを付記する。
上記第1の記憶回路には、プロセッサコアに供給されている駆動電圧およびクロック周波
数を含むステート情報を格納することができる。
また、上記第2の記憶回路には、第1の回路がオフ動作要求を受ける前のプロセッサコア
に供給されていた駆動電圧およびクロック周波数を含むステート情報を格納することがで
きる。
上記、第1の回路、スイッチ、およびプロセッサコアはパワーゲーティング回路と電気的
に接続されている構成であってもよい。
また、上記、プロセッサコア、第1の回路、第2の回路、およびスイッチは、それぞれが
複数である構成であってもよい。
また、上記第2のメモリは、チャネル形成領域が酸化物半導体で形成されたトランジスタ
を有することが好ましい。
また、本発明の他の一態様は、プロセッサコアを第1のステートで動作し、オフ動作にお
いて、第1のステートを維持、または第2のステートに変更し、プロセッサコアが有する
第1のメモリからデータを読み出し、プロセッサコアが有する第2のメモリにデータを書
き込み、プロセッサコアの電源をオフし、オン動作において、オフ動作におけるステート
を維持、または第3のステートに変更し、プロセッサコアの電源をオンし、第2のメモリ
からデータを読み出し、第1のメモリにデータを書き込み、ステートを第1のステートに
変更することを特徴とする半導体装置の駆動方法である。
上記オフ動作おいて、第1のステートを維持するか、第2のステートに変更するかの判断
を行ってもよい。
上記オン動作おいて、オフ動作におけるステートを維持するか、第3のステートに変更す
るかの判断を行ってもよい。
また、上記第1のステートは、オフ動作要求を受ける前のプロセッサコアの動作時におけ
る駆動電圧およびクロック周波数の条件を含む。
また、第2のステートは、プロセッサコアが有する第2のメモリに正常にデータを書き込
める駆動電圧およびクロック周波数の条件を含む。
また、第3のステートは、プロセッサコアが有する第2のメモリから正常にデータを読み
出せる駆動電圧およびクロック周波数の条件を含む。
また、本発明の他の一態様は、プロセッサコアに供給されている駆動電圧およびクロック
周波数を含む第1のステート情報を第1の記憶装置に格納し、オフ動作において、ステー
トを制御する第1の回路がオフ動作要求を受け取り、第1のステート情報を第2の記憶装
置に格納し、第1の記憶装置に格納されている第1のステート情報を第2のステート情報
に書き換え、第2のステート情報に従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周
波数を切り替え、第1の回路がパワーゲーティング回路にオフ動作を要求し、プロセッサ
コアが有する第1のメモリに格納されているデータを読み出し、プロセッサコアが有する
第2のメモリにデータを書き込み、電源を生成する第2の回路およびクロックを生成する
第3の回路とプロセッサコアとの電気的接続を遮断し、オン動作において、第1の回路が
オン動作要求を受け取り、第1の記憶装置に格納されている第2のステート情報を第3の
ステート情報に書き換え、第3のステート情報に従って、プロセッサコアの駆動電圧およ
びクロック周波数を切り替え、第1の回路がパワーゲーティング回路にオン動作を要求し
、第2の回路および第3の回路とプロセッサコアとの電気的接続を復帰し、第2のメモリ
に格納されているデータを読み出し、第1のメモリにデータを書き込み、第1の記憶装置
に格納されている第3のステート情報を第2の記憶装置に格納されている第1のステート
情報に書き換え、第1のステート情報に従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロッ
ク周波数の切り替えることを特徴とする半導体装置の駆動方法である。
また、本発明の他の一態様は、プロセッサコアに供給されている駆動電圧およびクロック
周波数を含む第1のステート情報を第1の記憶装置に格納し、オフ動作において、ステー
トを制御する第1の回路がオフ動作要求を受け取り、第1のステート情報を第2の記憶装
置に格納し、第1の回路が第1の記憶装置から第1のステート情報を読み出し、第1のス
テートでプロセッサコアが有する第2のメモリに、プロセッサコアが有する第1のメモリ
に格納されているデータを正常に書き込めるか否かを判断し、第2のメモリに正常にデー
タを書き込める場合は、第1の回路がパワーゲーティング回路にオフ動作を要求し、第1
のメモリに格納されているデータを読み出し、第2のメモリにデータを書き込み、電源を
生成する第2の回路およびクロックを生成する第3の回路とプロセッサコアとの電気的接
続を遮断し、第2のメモリに正常にデータを書き込めない場合は、第1の記憶装置に格納
されている第1のステート情報を第2のステート情報に書き換え、第2のステート情報に
従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波数を切り替え、第1の回路がパワ
ーゲーティング回路にオフ動作を要求し、第1のメモリに格納されているデータを読み出
し、第2のメモリにデータを書き込み、電源を生成する第2の回路およびクロックを生成
する第3の回路とプロセッサコアとの電気的接続を遮断し、オン動作において、第1の回
路がオン動作要求を受け取り、第1の回路が第1の記憶装置に格納されている第1のステ
ート情報または第2のステート情報を読み出し、当該ステートでプロセッサコアが有する
第2のメモリから正常にデータが読み込めるか否かを判断し、第2のメモリから正常にデ
ータが読み込める場合には、第1の回路がパワーゲーティング回路にオン動作を要求し、
第2の回路および第3の回路とプロセッサコアとの電気的接続を復帰し、第2のメモリに
格納されているデータを読み出し、第1のメモリにデータを書き込み、第1の記憶装置に
格納されているステート情報を第2の記憶装置に格納されている第1のステート情報に書
き換え、第1のステート情報に従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波数
の切り替え、第2のメモリから正常にデータが読み込めない場合には、第1の記憶装置に
格納されている第1または第2のステート情報を第3のステート情報に書き換え、第3の
ステート情報に従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波数を切り替え、第
1の回路がパワーゲーティング回路にオン動作を要求し、第2の回路および第3の回路と
プロセッサコアとの電気的接続を復帰し、第2のメモリに格納されているデータを読み出
し、第1のメモリにデータを書き込み、第1の記憶装置に格納されているステート情報を
第2の記憶装置に格納されている第1のステート情報に書き換え、第1のステート情報に
従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波数の切り替えることを特徴とする
半導体装置の駆動方法である。
上記第3のステート情報は、プロセッサコアが有する第2のメモリから正常にデータを読
み出せる駆動電圧およびクロック周波数に関する情報を含む。
また、本発明の他の一態様は、プロセッサコアに供給されている駆動電圧およびクロック
周波数を含む第1のステート情報を第1の記憶装置に格納し、オフ動作において、ステー
トを制御する第1の回路がオフ動作要求を受け取り、第1のステート情報を第2の記憶装
置に格納し、第1の回路が第1の記憶装置から第1のステート情報を読み出し、第1のス
テートでプロセッサコアが有する第2のメモリに、プロセッサコアが有する第1のメモリ
に格納されているデータを正常に書き込めるか否かを判断し、第2のメモリに正常にデー
タを書き込める場合は、第1の回路がパワーゲーティング回路にオフ動作を要求し、第1
のメモリに格納されているデータを読み出し、第2のメモリにデータを書き込み、電源を
生成する第2の回路およびクロックを生成する第3の回路とプロセッサコアとの電気的接
続を遮断し、第2のメモリに正常にデータを書き込めない場合は、第1の記憶装置に格納
されている第1のステート情報を第2のステート情報に書き換え、第2のステート情報に
従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波数を切り替え、第1の回路がパワ
ーゲーティング回路にオフ動作を要求し、第1のメモリに格納されているデータを読み出
し、第2のメモリにデータを書き込み、電源を生成する第2の回路およびクロックを生成
する第3の回路とプロセッサコアとの電気的接続を遮断し、オン動作において、第1の回
路がオン動作要求を受け取り、第1の回路がパワーゲーティング回路にオン動作を要求し
、第2の回路および第3の回路とプロセッサコアとの電気的接続を復帰し、第2のメモリ
に格納されているデータを読み出し、第1のメモリにデータを書き込み、第1の記憶装置
に格納されているステート情報を第2の記憶装置に格納されている第1のステート情報に
書き換え、第1のステート情報に従って、プロセッサコアの駆動電圧およびクロック周波
数の切り替えることを特徴とする半導体装置の駆動方法である。
上記第1のステート情報は、オフ動作要求を受ける前のプロセッサコアの動作における駆
動電圧およびクロック周波数に関する情報を含む。
また、上記第2のステート情報は、プロセッサコアが有する第2のメモリに正常にデータ
を書き込める駆動電圧およびクロック周波数に関する情報を含む。
上記それぞれの態様の半導体装置の駆動方法におけるオフ動作またはオン動作においては
、プロセッサコアを選択する手段が含まれていてもよい。
本発明の一態様を用いることにより、不揮発性メモリとして動作するメモリを有する半導
体装置において、P−ステート機能を有効にした状態でも当該メモリを正常に動作させる
ことができる。また、当該メモリを有する半導体装置をP−ステート機能を有効にして動
作させることにより、該半導体装置を低消費電力化することができる。
半導体装置を説明するブロック図。 半導体装置の動作を説明するフローチャート。 半導体装置の動作を説明するフローチャート。 半導体装置の動作を説明するフローチャート。 半導体装置の動作を説明するフローチャート。 半導体装置の動作を説明するフローチャート。 記憶装置を説明する回路図。 記憶装置の動作を示すタイミングチャート。 記憶装置の構成を示す断面図。 トランジスタの構成を示す断面図。 CPUのブロック図。 電子機器を説明する図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は
以下の説明に限定されず、その形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれ
ば容易に理解される。また、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈さ
れるものではない。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分または同
様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略することがある
なお、本発明は、CPU(Central Processing Unit)等のプロ
セッサ、画像処理回路、DSP(Digital Signal Processor)
、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイク
ロコントローラなどの集積回路や、RFタグ、半導体表示装置等、記憶装置などを有する
半導体装置を、その範疇に含む。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様における半導体装置の構成および駆動方法について説
明する。
プロセッサの消費電力を抑える一手段として、プロセッサが有するレジスタ、キャッシュ
メモリ等の揮発性の記憶装置に格納されているデータを周辺に形成した不揮発性の記憶装
置に格納し、該レジスタ、該キャッシュメモリを含む信号処理回路への電源電圧の供給を
一時的に停止する方法がある。データの入出力が行われない期間において信号処理回路へ
の電源電圧の供給を遮断するため、プロセッサの処理能力を大きく低下させることなく、
低消費電力化することができる。
なお、本明細書において不揮発性とは、電源を遮断しても記憶されているデータが揮発し
ないと見なされる性質を指し、揮発性とは、電源遮断により記憶されているデータが瞬時
に揮発する性質を指す。
上記不揮発性メモリには、例えば、オフ電流の著しく小さいトランジスタにより容量素子
やフローティングノードへの電荷の供給、保持、放出が制御される記憶素子、MTJ素子
(磁気トンネル接合素子)を用いた記憶素子、強誘電体を用いた記憶素子、抵抗変化型素
子を用いた記憶素子などを用いることができる。
また、プロセッサの消費電力を抑える他の一手段として、処理の規模に応じて駆動電圧や
周波数条件を変更するパフォーマンスステート(P−ステート)と呼ばれる機能がある。
P−ステートは、例えば、P0、P1、P2などの表記で示され、数字が大きいほど、よ
り低いクロック周波数、より低い電源電圧でプロセッサが動作することを意味している。
つまり、P−ステートの数値が大きいほど、プロセッサの消費電力が小さくなる。なお、
複数のコアを有するプロセッサでは、コア毎に異なるP−ステートを割り当て、効率良く
省電力化することもできる。
上述した不揮発性メモリを有する構成でプロセッサを形成し、P−ステート機能を用いて
動作させれば、より低消費電力化できることが期待される。しかしながら、P−ステート
機能により駆動電圧や周波数を変動させると、不揮発性メモリへの書き込み動作、または
読み出し動作に異常を誘発させてしまうことがある。
例えば、不揮発性メモリの記憶ノードM2に容量素子を用いる場合、該容量素子に”Hi
gh”を書き込む(充電する)電圧を電源電圧とすると、小さい電源電圧のP−ステート
では正常に書き込みができない場合がある。つまり、一定以上の電圧で書き込みを行わな
いと、”Low”との違いを判断できなくなってしまう。
また、不揮発性メモリからの読み出しにおいて、電源電圧でノードM1をプリチャージし
、ノードM1を記憶ノードM2に書き込まれたデータに従って放電させ、ノードM1の電
位を利用して”High”、”Low”を判断する構成では次の問題がある。例えば、電
源電圧の比較的低いP−ステートで記憶ノードM2へ”High”の書き込みを行った後
、電源電圧が比較的高いP−ステートに変更すると、読み出し時において高い電圧でノー
ドM1をプリチャージすることになるため、ノードM1を十分に放電することができなく
なり、”High”、”Low”の判断ができなくなってしまう。
また、記憶ノードM2への書き込み(充電量)を制御するスイッチ(例えばトランジスタ
)の性能によっては、クロック周波数が速いP−ステートでは十分に記憶ノードM2を充
電することができず、正常に書き込みができない場合がある。
つまり、不揮発性メモリには、書き込みまたは読み出しに対して、適切な電源電圧やクロ
ック周波数があるため、P−ステートを変更する場合には、不揮発性メモリへの書き込み
、または読み出しに対して、異常を生じさせない対処が必要である。本発明の一態様は上
記問題を顧みて創出されたものであり、以下にその詳細を説明する。
図1は、本発明の一態様における半導体装置の一例を説明するブロック図である。半導体
装置100は、第1の記憶装置111および第2の記憶装置112を含むステート制御回
路110、電源生成回路120、クロック生成回路130、パワーゲーティング回路14
0、プロセッサコア151、152、153、キャッシュメモリ160を有する。なお、
プロセッサコアの数は任意である。また、図示していないが、各プロセッサコアは揮発性
メモリで構成されるレジスタやキャッシュメモリ、および該揮発性メモリとデータの授受
を行うことのできる不揮発性メモリを有している。なお、キャッシュメモリは、プロセッ
サコアの内外を問わず、複数が設けられていても良い。
ステート制御回路110は電源生成回路120およびクロック生成回路130と電気的に
接続され、プロセッサコア151、152、153の駆動電圧(電源電圧)およびクロッ
ク周波数を制御する。また、ステート制御回路110はパワーゲーティング回路140と
電気的に接続され、プロセッサコア151、152、153に供給する電源電圧および動
作周波数を含むステート情報の授受を行う。ステート情報は、ステート制御回路110に
設けられた第1の記憶装置111および第2の記憶装置112に格納することができる。
なお、第1の記憶装置111および第2の記憶装置112は、ステート制御回路110の
外部に設けられていてもよい。
電源生成回路120およびクロック生成回路130は、それぞれスイッチ170を介して
プロセッサコア151、152、153と電気的に接続され、プロセッサコア151、1
52、153に電源電圧およびクロックを供給する。スイッチ170はパワーゲーティン
グ回路140で制御される。なお、電源生成回路120、クロック生成回路130および
スイッチ170を複数有し、プロセッサコア毎にオンオフ制御や異なる電源電圧およびク
ロックを供給できる構成であってもよい。
プロセッサコア151、152、153はバスライン180と電気的に接続されており、
キャッシュメモリ160を始め、様々な周辺装置と命令、アドレス、データなどの授受を
行う。また、プロセッサコア151、152、153はバスライン180を通じてパワー
ゲーティング回路140と電気的に接続されており、プロセッサコア毎のパワーゲーティ
ング制御を行うこともできる。
なお、半導体装置100は上述した構成に限らず、図1に図示された回路の一部が省かれ
た構成、いくつかの回路が統合された構成、または他の回路が付加された構成であっても
よい。また、各回路は1チップ上に形成された構成に限らず、複数のチップ上に構成され
、バスラインや専用の信号線、電源線で電気的に接続されていてもよい。また、一部の回
路の機能をソフトウェアに置き換えた構成であってもよい。
次に、前述した問題を解決するための半導体装置の駆動方法の詳細を説明する。具体的に
前述した問題を解決するには、不揮発性メモリへデータを書き込むときに、不揮発性メモ
リへデータを正常に書き込むことができるP−ステートを割り当てればよい。また、不揮
発性メモリからデータの読み出すときには、不揮発性メモリからデータを正常に読み出す
ことができるP−ステートを割り当てればよい。
図2および図3は、図1に示した半導体装置100を第1の方法で駆動するためのフロー
チャートである。
まず、図2のフローチャートを用いて第1の方法におけるプロセッサコア151、152
、153の電源遮断時の駆動の手順(オフ動作)を説明する。外部からステート制御回路
110が、プロセッサコア151、152、153のそれぞれに割り当てるP−ステート
(駆動電圧およびクロック周波数)の指示を受ける毎に、ステート制御回路110は現行
のステート情報として、当該P−ステートに関する情報を第1の記憶装置111に格納す
る(S201)。そして、電源生成回路120およびクロック生成回路130で現行のス
テート情報に従った電源電圧とクロックを生成し、パワーゲーティング回路140の指示
によりスイッチ170をオンし、プロセッサコア151、152、153に現行のステー
ト情報に従った電源電圧とクロックを供給する。
次に、ステート制御回路110が外部からオフ命令を受け取る(S202)と、ステート
制御回路110は、第2の記憶装置112に現行のステート情報を格納する(S203)
次に、第1の記憶装置111に格納されている現行のステート情報を退避用ステート情報
に書き換える(S204)。ここで、退避用ステート情報とは、プロセッサコア151、
152、153が有する不揮発性メモリに正常に書き込みを行うことのできる電源電圧お
よびクロック周波数に関し、予め設定された値に関する情報である。例えば、比較的高い
電源電圧、比較的低いクロック周波数に変更する。なお、第1の方法では、現行のステー
トを破棄して、強制的に退避用ステートに変更する。
次に、退避用ステート情報に従った電源電圧とクロックを生成し、プロセッサコア151
、152、153に該電源電圧と該クロックを供給する(S205)。
次に、ステート制御回路110がパワーゲーティング回路140にオフ要求を行う(S2
06)と、パワーゲーティング回路140はプロセッサコア151、152、153にデ
ータ退避要求をする(S207)。
ここで、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが有するレジスタやキャッシ
ュメモリなどの揮発性メモリにおける処理中のデータは、プロセッサコア151、152
、153のそれぞれが有する不揮発性メモリに書き込まれる(S208)。このとき、P
−ステートは退避用ステートに変更されているため、不揮発性メモリにデータを正常に書
き込むことができる。
そして、パワーゲーティング回路140の指示によりスイッチ170がオフとなり、プロ
セッサコア151、152、153への電源電圧およびクロックの供給が遮断される(S
209)。
次に、図2のフローチャートに従って電源が遮断されたプロセッサコア151、152、
153に対して、電源を復帰する手順(オン動作)を図3のフローチャートを用いて説明
する。
まず、ステート制御回路110が外部からオン命令を受け取る(S301)と、第1の記
憶装置111に格納されている退避用ステート情報を復帰用ステート情報に書き換える(
S302)。ここで、復帰用ステート情報とは、プロセッサコア151、152、153
が有する不揮発性メモリから正常に読み出しを行うことのできる電源電圧およびクロック
周波数に関し、予め設定された値に関する情報である。例えば、退避時と同じ電源電圧と
し、読み出し誤差を小さくするクロック周波数に変更する。
次に、復帰用ステート情報に従った電源電圧とクロックを生成し、プロセッサコア151
、152、153に該電源電圧と該クロックを供給する(S303)。
次に、ステート制御回路110がパワーゲーティング回路140にオン要求を行う(S3
04)と、パワーゲーティング回路140の指示によりスイッチ170がオンとなり、プ
ロセッサコア151、152、153へ電源電圧およびクロックが供給される。
次に、パワーゲーティング回路140は、プロセッサコア151、152、153にデー
タ復帰要求をする(S306)。
ここで、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが有する不揮発性メモリに格
納されているデータが読み出され、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが
有するレジスタやキャッシュメモリなどの揮発性メモリに書き戻される(S307)。こ
のとき、P−ステートは復帰用ステートに変更されているため、不揮発性メモリからデー
タを正常に読み出すことができる。
次に、第1の記憶装置111に格納されている復帰用のステート情報を第2の記憶装置1
12に格納されているステート情報に書き換える(S308)。ここで、第2の記憶装置
112に格納されているステート情報とは、ステート制御回路110がオフ命令を受け取
る前のステートに関する情報である。
そして、第1の記憶装置111に格納されているステート情報に従った電源電圧とクロッ
クを生成し、プロセッサコア151、152、153に該電源電圧と該クロックを供給す
る(S309)。したがって、電源の供給を遮断する前と同じステートでプロセッサコア
151、152、153の動作を復帰させることができる。
次に、図4および図5を用いて、図1に示した半導体装置100を第2の方法で駆動する
手順を説明する。
まず、図4のフローチャートを用いて第2の方法におけるプロセッサコア151、152
、153の電源遮断時の駆動の手順(オフ動作)を説明する。外部からステート制御回路
110が、プロセッサコア151、152、153のそれぞれに割り当てるP−ステート
(駆動電圧およびクロック周波数)の指示を受ける毎に、ステート制御回路110は現行
のステート情報として、当該P−ステートに関する情報を第1の記憶装置111に格納す
る(S401)。そして、電源生成回路120およびクロック生成回路130で現行のス
テート情報に従った電源電圧とクロックを生成し、パワーゲーティング回路140の指示
によりスイッチ170をオンし、プロセッサコア151、152、153に現行のステー
ト情報に従った電源電圧とクロックを供給する。
次に、ステート制御回路110が外部からオフ命令を受け取る(S402)と、ステート
制御回路110は、第2の記憶装置112に現行のステート情報を格納する(S403)
次に、ステート制御回路110は、第1の記憶装置111に格納されている現行のステー
ト情報を読み取り(S404)、現行ステートでプロセッサコアにおいて処理中のデータ
が退避可能か否かの判断を行う。ここで、ステート情報の読み取り、およびデータの退避
可能か否かの判断には、ソフトウェアを用いてもよい。
現行ステートでデータの退避が可能な場合は、ステート制御回路110がパワーゲーティ
ング回路140にオフ要求を行う(S408)。そして、パワーゲーティング回路140
はプロセッサコア151、152、153にデータ退避要求をする(S409)。
ここで、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが有するレジスタやキャッシ
ュメモリなどの揮発性メモリにおける処理中のデータは、プロセッサコア151、152
、153のそれぞれが有する不揮発性メモリに書き込まれる(S410)。このとき、P
−ステートはデータの退避が可能なステートであるため、不揮発性メモリにデータを正常
に書き込むことができる。
そして、パワーゲーティング回路140の指示によりスイッチ170がオフとなり、プロ
セッサコア151、152、153への電源電圧およびクロックの供給が遮断される(S
411)。
現行ステートでデータの退避が不可能な場合は、第1の記憶装置111に格納されている
現行のステート情報を退避用ステート情報に書き換える(S406)。
次に、退避用ステート情報に従った電源電圧とクロックを生成し、プロセッサコア151
、152、153に該電源電圧と該クロックを供給する(S407)。これ以降の手順は
、現行ステートでデータの退避が可能な場合と同じである。
次に、図4のフローチャートに従って電源が遮断されたプロセッサコア151、152、
153に対して、電源を復帰する手順(オン動作)を図5のフローチャートを用いて説明
する。
まず、ステート制御回路110が外部からオン命令を受け取る(S501)と、ステート
制御回路110は、第1の記憶装置111に格納されているステートの情報を読み取り(
S502)、当該ステートでプロセッサコア151、152、153のそれぞれが有する
不揮発性メモリからデータが正常に読み出せるか否かの判断を行う。ここで、ステート情
報の読み取り、およびデータの復帰可能か否かの判断には、ソフトウェアを用いてもよい
第1の記憶装置111に格納されているステートでデータの退避が可能な場合は、ステー
ト制御回路110がパワーゲーティング回路140にオン要求を行う(S506)。そし
て、パワーゲーティング回路140の指示によりスイッチ170がオンとなり、プロセッ
サコア151、152、153へ電源電圧およびクロックが供給される(S507)。
次に、パワーゲーティング回路140は、プロセッサコア151、152、153にデー
タ復帰要求をする(S508)。
ここで、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが有する不揮発性メモリに格
納されているデータが読み出され、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが
有するレジスタやキャッシュメモリなどの揮発性メモリに書き戻される(S509)。
次に、第1の記憶装置111に格納されているステート情報を第2の記憶装置112に格
納されているステート情報に書き換える(S510)。ここで、第2の記憶装置112に
格納されているステート情報とは、ステート制御回路110がオフ命令を受け取る前のス
テートに関する情報である。
そして、第1の記憶装置111に格納されているステート情報に従った電源電圧とクロッ
クを生成し、プロセッサコア151、152、153に該電源電圧と該クロックを供給す
る(S511)。したがって、電源の供給を遮断する前と同じステートでプロセッサコア
151、152、153の動作を復帰させることができる。
第1の記憶装置111に格納されているステートでデータの復帰が不可能な場合は、第1
の記憶装置111に格納されているステート情報を復帰用ステート情報に書き換える(S
504)。
次に、復帰用ステート情報に従った電源電圧とクロックを生成し、プロセッサコア151
、152、153に該電源電圧と該クロックを供給する(S505)。これ以降の手順は
、第1の記憶装置111に格納されているステートでデータの退避が可能な場合と同じで
ある。
次に、図6を用いて、図1に示した半導体装置100を第3の方法で駆動する手順を説明
する。なお、第3の方法におけるプロセッサコア151、152、153の電源遮断の手
順(オフ動作)は、第2の方法と同じである。したがって、図4のフローチャートに従っ
て電源が遮断されたプロセッサコア151、152、153に対して、電源を復帰する手
順(オン動作)を図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステート制御回路110が外部からオン命令を受け取る(S601)と、ステート
制御回路110がパワーゲーティング回路140にオン要求を行う(S602)。そして
、パワーゲーティング回路140の指示によりスイッチ170がオンとなり、プロセッサ
コア151、152、153へ電源電圧およびクロックが供給される(S603)。
つまり、第3の方法では、電源遮断時のステートで復帰可能か否かの判断を行わず、電源
遮断時のステートで復帰させる。そのため、電源遮断時のステートは復帰も可能なステー
トとすることが好ましい。
次に、パワーゲーティング回路140は、プロセッサコア151、152、153にデー
タ復帰要求をする(S604)。
ここで、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが有する不揮発性メモリに格
納されているデータが読み出され、プロセッサコア151、152、153のそれぞれが
有するレジスタやキャッシュメモリなどの揮発性メモリに書き戻される(S605)。
次に、第1の記憶装置111に格納されているステート情報を第2の記憶装置112に格
納されているステート情報に書き換える(S606)。ここで、第2の記憶装置112に
格納されているステート情報とは、ステート制御回路110がオフ命令を受け取る前のス
テートに関する情報である。
そして、第1の記憶装置111に格納されているステート情報に従った電源電圧とクロッ
クを生成し、プロセッサコア151、152、153に該電源電圧と該クロックを供給す
る(S607)。したがって、電源の供給を遮断する前と同じステートでプロセッサコア
151、152、153の動作を復帰させることができる。
上記、本発明の一態様の半導体装置の駆動方法を用いることによって、不揮発性メモリを
有する構成のプロセッサをP−ステート機能を用いても正常に動作させることができ、半
導体装置をより低消費電力で駆動することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1で説明した半導体装置に使用できる不揮発性メモリを有
する記憶素子の一例に関して説明する。
図7は、不揮発性メモリを有する記憶素子(レジスタ)の回路図の一例である。記憶素子
700は、揮発性記憶回路701と、不揮発性記憶回路702と、スイッチ703と、ス
イッチ704と、論理素子706と、容量素子707と、セレクタ回路720と、を有す
る。揮発性記憶回路701は、電源電圧が供給されている期間のみデータを保持する。不
揮発性記憶回路702は、容量素子708と、トランジスタ709と、トランジスタ71
0と、を有する。
なお、記憶素子700は、必要に応じて、ダイオード、抵抗素子、インダクタなどのその
他の回路素子をさらに有していても良い。
トランジスタ709は、チャネルが酸化物半導体層で形成されるトランジスタである。図
7において、トランジスタ709は酸化物半導体層でチャネルが形成されるトランジスタ
であることを示すためにOSの符号を付す。ここで、チャネルが酸化物半導体層に形成さ
れるトランジスタ709として、リーク電流(オフ電流)が極めて小さい、エンハンスメ
ント型(ノーマリオフ型)のnチャネル型のトランジスタを用いる。そして、記憶素子7
00への電源電圧の供給が停止した際、トランジスタ709のゲートには接地電位(0V
)、またはトランジスタ709がオフする電位が入力され続ける構成とする。例えば、ト
ランジスタ709のゲートが抵抗等の負荷を介して接地される構成とする。
図7では、スイッチ703は、一導電型(例えば、nチャネル型)のトランジスタ713
を用いて構成され、スイッチ704は、一導電型とは逆の導電型(例えば、pチャネル型
)のトランジスタ714を用いて構成した例を示す。ここで、スイッチ703の第1の端
子はトランジスタ713のソースとドレインの一方に対応し、スイッチ703の第2の端
子はトランジスタ713のソースとドレインの他方に対応し、スイッチ703はトランジ
スタ713のゲートに入力される制御信号RDによって、第1の端子と第2の端子の間の
導通または非導通(つまり、トランジスタ713のオン状態またはオフ状態)が選択され
る。スイッチ704の第1の端子はトランジスタ714のソースとドレインの一方に対応
し、スイッチ704の第2の端子はトランジスタ714のソースとドレインの他方に対応
し、スイッチ704はトランジスタ714のゲートに入力される制御信号RDによって、
第1の端子と第2の端子の間の導通または非導通(つまり、トランジスタ714のオン状
態またはオフ状態)が選択される。
トランジスタ709のソースとドレインの一方は、容量素子708の一対の電極のうちの
一方、及びトランジスタ710のゲートと電気的に接続される。ここで、接続部分をノー
ドM2とする。トランジスタ710のソースとドレインの一方は、低電位電源線(例えば
GND線)に電気的に接続され、他方は、スイッチ703の第1の端子(トランジスタ7
13のソースとドレインの一方)と電気的に接続される。スイッチ703の第2の端子(
トランジスタ713のソースとドレインの他方)はスイッチ704の第1の端子(トラン
ジスタ714のソースとドレインの一方)と電気的に接続される。スイッチ704の第2
の端子(トランジスタ714のソースとドレインの他方)は電源電位VDDが与えられる
電源線と電気的に接続される。スイッチ703の第2の端子(トランジスタ713のソー
スとドレインの他方)と、スイッチ704の第1の端子(トランジスタ714のソースと
ドレインの一方)と、論理素子706の入力端子と、容量素子707の一対の電極のうち
の一方と、は電気的に接続される。ここで、接続部分をノードM1とする。容量素子70
7の一対の電極のうちの他方は、一定の電位が入力される構成とすることができる。例え
ば、低電源電位(GND等)または高電源電位(VDD等)が入力される構成とすること
ができる。容量素子707の一対の電極のうちの他方は、低電位電源線(例えばGND線
)と電気的に接続される。容量素子708の一対の電極のうちの他方は、一定の電位が入
力される構成とすることができる。例えば、低電源電位(GND等)または高電源電位(
VDD等)が入力される構成とすることができる。容量素子708の一対の電極のうちの
他方は、低電位電源線(例えばGND線)と電気的に接続される。
なお、容量素子707および容量素子708は、トランジスタや配線の寄生容量等を積極
的に利用することによって省略することも可能である。
トランジスタ709のゲートには、制御信号WEが入力される。スイッチ703及びスイ
ッチ704は、制御信号WEとは異なる制御信号RDによって第1の端子と第2の端子の
間の導通状態または非導通状態を選択され、一方のスイッチの第1の端子と第2の端子の
間が導通状態のとき他方のスイッチの第1の端子と第2の端子の間は非導通状態となる。
トランジスタ709のソースとドレインの他方には、揮発性記憶回路701に保持された
データに対応する信号が入力される。図7では、揮発性記憶回路701から出力された信
号が、トランジスタ709のソースとドレインの他方に入力される例を示した。スイッチ
703の第2の端子(トランジスタ713のソースとドレインの他方)から出力される信
号は、論理素子706によってその論理値が反転された反転信号となり、セレクタ回路7
20を介して揮発性記憶回路701に入力される。
なお、図7では、スイッチ703の第2の端子(トランジスタ713のソースとドレイン
の他方)から出力される信号は、論理素子706及びセレクタ回路720を介して揮発性
記憶回路701に入力する例を示したがこれに限定されない。スイッチ703の第2の端
子(トランジスタ713のソースとドレインの他方)から出力される信号が、論理値を反
転させられることなく、揮発性記憶回路701に入力されてもよい。例えば、揮発性記憶
回路701内に、入力端子から入力された信号の論理値が反転した信号が保持されるノー
ドが存在する場合に、スイッチ703の第2の端子(トランジスタ713のソースとドレ
インの他方)から出力される信号を当該ノードに入力することができる。
図7におけるトランジスタ709は、酸化物半導体層を挟んで上下に2つのゲートを有す
るトランジスタとすることもできる。一方のゲートに制御信号WEを入力し、他方のゲー
トには、制御信号WE2を入力することができる。制御信号WE2は、一定の電位の信号
であってもよい。一定の電位は、接地電位GNDや電源電位VDDであってもよい。なお
、酸化物半導体層を挟んで上下に設けられた2つのゲートを電気的に接続し、制御信号W
Eを入力してもよい。トランジスタ709の他方のゲートに入力される信号によって、ト
ランジスタ709のしきい値電圧を制御することができる。例えば、トランジスタ709
のオフ電流を更に低減することもできる。
図7において、記憶素子700に用いられるトランジスタのうち、トランジスタ709以
外のトランジスタは、酸化物半導体以外の半導体でなる層または基板にチャネルが形成さ
れるトランジスタとすることができる。例えば、シリコン層またはシリコン基板にチャネ
ルが形成されるトランジスタとすることができる。また、記憶素子700に用いられるト
ランジスタ全てを、チャネルが酸化物半導体層で形成されるトランジスタとすることもで
きる。または、記憶素子700は、トランジスタ709以外にも、チャネルが酸化物半導
体層で形成されるトランジスタを含んでいてもよく、残りのトランジスタは酸化物半導体
以外の半導体でなる層または基板にチャネルが形成されるトランジスタとすることもでき
る。
図7における揮発性記憶回路701には、例えばフリップフロップ回路を用いることがで
きる。また、論理素子706としては、例えばインバータやクロックドインバータ等を用
いることができる。
以上が、記憶素子700の構成の説明である。次いで、記憶素子700の駆動方法につい
て説明する。
記憶素子700において、電源電圧の供給の後、データの保持時における消費電力を削減
するために電源電圧の供給を停止し、再び電源電圧を供給する場合の駆動方法は次のよう
にすることができる。駆動方法について、図8のタイミングチャートを参照して説明する
。図8のタイミングチャートにおいて、701は揮発性記憶回路701に保持されている
データを示し、WEは制御信号WEの電位を示し、RDは制御信号RDの電位を示し、S
ELはセレクタ回路720における一経路の制御信号SELの電位を示し、VDDは電源
電位VDDを示す。また、M1はノードM1の電位を示し、M2はノードM2の電位を示
す。なお、上記セレクタ回路720における一経路とは、不揮発性記憶回路702の出力
側と揮発性記憶回路701の入力側を接続する経路である。
なお、以下に示す駆動方法では、図7に示した構成において、スイッチ703をnチャネ
ル型トランジスタとし、スイッチ704をpチャネル型トランジスタとして、制御信号R
Dがハイレベル電位の場合に、スイッチ703の第1の端子と第2の端子の間が導通状態
となり、且つスイッチ704の第1の端子と第2の端子の間が非導通状態となり、制御信
号RDがローレベル電位の場合に、スイッチ703の第1の端子と第2の端子の間が非導
通状態となり、且つスイッチ704の第1の端子と第2の端子の間が導通状態となる例を
示す。また、制御信号SELがハイレベル電位の場合にセレクタ回路720の一経路にお
ける第1の端子と第2の端子の間が導通状態となり、制御信号SELがローレベル電位の
場合に第1の端子と第2の端子の間が非導通状態となる例を示す。また、トランジスタ7
09をnチャネル型トランジスタとして、制御信号WEがハイレベル電位の場合に、トラ
ンジスタ709がオン状態となり、制御信号WEがローレベル電位の場合に、トランジス
タ709がオフ状態となる例を示す。
しかしながら、本発明の一態様の半導体装置の駆動方法はこれに限定されず、以下の説明
における、スイッチ703、スイッチ704、セレクタ回路720、トランジスタ709
の状態が同じとなるように、各制御信号の電位を定めることができる。
まず、図8におけるT1の期間の動作について説明する。T1では、電源電圧VDDが記
憶素子700に供給されている。記憶素子700へ電源電圧が供給されている間は、揮発
性記憶回路701がデータ(図8中、dataXと表記)を保持する。この際、制御信号
SELをローレベル電位として、セレクタ回路720の一経路における第1の端子と第2
の端子の間は非導通状態とされる。なお、スイッチ703及びスイッチ704の第1の端
子と第2の端子の間の状態(導通状態、非導通状態)はどちらの状態であってもよい。即
ち、制御信号RDはハイレベル電位であってもローレベル電位であってもよい(図8中、
Aと表記)。また、トランジスタ709の状態(オン状態、オフ状態)はどちらの状態で
あってもよい。即ち、制御信号WEはハイレベル電位であってもローレベル電位であって
もよい(図8中、Aと表記)。T1において、ノードM1はどのような電位であってもよ
い(図8中、Aと表記)。T1において、ノードM2はどのような電位であってもよい(
図8中、Aと表記)。T1の動作を通常動作と呼ぶ。
次に、図8におけるT2の期間の動作について説明する。記憶素子700への電源電圧の
供給の停止をする前に、制御信号WEをハイレベル電位として、トランジスタ709をオ
ン状態とする。こうして、揮発性記憶回路701に保持されたデータ(dataX)に対
応する信号が、トランジスタ709を介してトランジスタ710のゲートに入力される。
トランジスタ710のゲートに入力された信号は、容量素子708によって保持される。
こうして、ノードM2の電位は、揮発性記憶回路701に保持されたデータに対応する信
号電位(図8中、VXと表記)となる。その後、制御信号WEをローレベル電位としてト
ランジスタ709をオフ状態とする。こうして、揮発性記憶回路701に保持されたデー
タに対応する信号が不揮発性記憶回路702に保持される。T2の間も、制御信号SEL
によって、セレクタ回路720の一経路における第1の端子と第2の端子の間は非導通状
態とされる。スイッチ703及びスイッチ704の第1の端子と第2の端子の間の状態(
導通状態、非導通状態)はどちらの状態であってもよい。即ち、制御信号RDはハイレベ
ル電位であってもローレベル電位であってもよい(図8中、Aと表記)。T2において、
ノードM1はどのような電位であってもよい(図8中、Aと表記)。T2の動作を電源電
圧供給停止前の動作と呼ぶ。
次に、図8におけるT3の期間の動作について説明する。電源電圧供給停止前の動作を行
った後、T3のはじめに、記憶素子700への電源電圧の供給を停止する。電源電圧の供
給が停止すると、揮発性記憶回路701に保持されていたデータ(dataX)は消失す
る。しかし、記憶素子700への電源電圧の供給が停止した後においても、容量素子70
8によって揮発性記憶回路701に保持されていたデータ(dataX)に対応する信号
電位(VX)がノードM2に保持される。ここで、トランジスタ709は、チャネルが酸
化物半導体層で形成され、リーク電流(オフ電流)が極めて小さい、エンハンスメント型
(ノーマリオフ型)のnチャネル型のトランジスタを用である。したがって、記憶素子7
00への電源電圧の供給が停止した際、トランジスタ709のゲートには接地電位(0V
)またはトランジスタ709がオフとなる電位が入力され続ける構成であるため、記憶素
子700への電源電圧の供給が停止した後も、トランジスタ709のオフ状態を維持する
ことができ、容量素子708によって保持された電位(ノードM2の電位VX)を長期間
保つことができる。こうして、記憶素子700は電源電圧の供給が停止した後も、データ
(dataX)を保持する。T3は、記憶素子700への電源電圧の供給が停止している
期間に対応する。
次に、図8におけるT4の期間の動作について説明する。記憶素子700への電源電圧の
供給を再開した後、制御信号RDをローレベル電位として、スイッチ704の第1の端子
と第2の端子の間を導通状態とし、スイッチ703の第1の端子と第2の端子の間を非導
通状態とする。この際、制御信号WEはローレベル電位であり、トランジスタ709はオ
フ状態のままである。また、制御信号SELはローレベル電位であり、セレクタ回路72
0の一経路における第1の端子と第2の端子の間は非導通状態である。こうして、スイッ
チ703の第2の端子及びスイッチ704の第1の端子に、電源電圧VDDが入力される
。したがって、スイッチ703の第2の端子及びスイッチ704の第1の端子の電位(ノ
ードM1の電位)を、一定の電位(ここではVDD)にすることができる。T4の動作を
プリチャージ動作と呼ぶ。なお、ノードM1の電位は、容量素子707によって保持され
る。
上記プリチャージ動作の後、T5の期間において、制御信号RDをハイレベル電位とする
ことによって、スイッチ703の第1の端子と第2の端子の間を導通状態とし、スイッチ
704の第1の端子と第2の端子の間を非導通状態とする。この際、制御信号WEはロー
レベル電位のままであり、トランジスタ709はオフ状態のままである。また、制御信号
SELはローレベル電位であり、セレクタ回路720の一経路における第1の端子と第2
の端子の間は非導通状態である。容量素子708に保持された信号(ノードM2の電位V
X)に応じて、トランジスタ710のオン状態またはオフ状態が選択され、スイッチ70
3の第2の端子及びスイッチ704の第1の端子の電位、即ちノードM1の電位が定まる
。トランジスタ710がオン状態の場合、ノードM1には低電源電位(例えば、GND)
が入力される。一方、トランジスタ710がオフ状態の場合には、ノードM1の電位は、
上記プリチャージ動作によって定められた一定の電位(例えば、VDD)のまま維持され
る。こうして、トランジスタ710のオン状態またはオフ状態に対応して、ノードM1の
電位はVDDまたはGNDとなる。例えば、揮発性記憶回路701に保持されていた信号
が「1」であり、ハイレベルの電位(VDD)に対応する場合、ノードM1の電位は、信
号「0」に対応するローレベルの電位(GND)となる。一方、揮発性記憶回路701に
保持されていた信号が「0」であり、ローレベルの電位(GND)に対応する場合、ノー
ドM1の電位は、信号「1」に対応するハイレベルの電位(VDD)となる。つまり、揮
発性記憶回路701に記憶されていた信号の反転信号がノードM1に保持されることとな
る。図8において、この電位をVXbと表記する。つまり、T2において揮発性記憶回路
701から入力されたデータ(dataX)に対応する信号が、ノードM1の電位(VX
b)に変換される。
その後、T6の期間において、制御信号SELをハイレベル電位として、セレクタ回路7
20の一経路における第1の端子と第2の端子の間を導通状態とする。この際、制御信号
RDはハイレベル電位のままである。また、制御信号WEはローレベル電位のままであり
、トランジスタ709はオフ状態のままである。すると、スイッチ703の第2の端子及
びスイッチ704の第1の端子の電位(ノードM1の電位(VXb))に対応する信号を
、論理素子706を介して反転信号とし、当該反転信号を揮発性記憶回路701に入力す
ることができる。こうして、揮発性記憶回路701は、記憶素子700への電源電圧の供
給停止前に保持していたデータ(dataX)を再び保持することができる。
また、ノードM1の電位は、T4におけるプリチャージ動作によって一定の電位(図8で
は、VDD)にされた後、T5において、データ(dataX)に対応する電位VXbと
なる。プリチャージ動作を行っているため、ノードM1の電位が所定の電位VXbに定ま
るまでの時間を短くすることができる。こうして、電源電圧供給再開後に、揮発性記憶回
路701が元のデータを保持しなおすまでの時間を短くすることができる。
以上が、記憶素子の駆動方法の説明である。
本発明の一態様における半導体装置の駆動方法では、記憶素子700に電源電圧が供給さ
れない間は、揮発性記憶回路701に記憶されていたデータを、不揮発性記憶回路702
に設けられた容量素子708によって保持することができる。
また、酸化物半導体層にチャネルが形成されるトランジスタはオフ電流が極めて小さい。
例えば、酸化物半導体層にチャネルが形成されるトランジスタのオフ電流は、結晶性を有
するシリコンにチャネルが形成されるトランジスタのオフ電流に比べて著しく低い。その
ため、当該トランジスタをトランジスタ709として用いることによって、記憶素子70
0に電源電圧が供給されない間も容量素子708に保持された信号は長期間にわたり保た
れる。こうして、記憶素子700は電源電圧の供給が停止した間も記憶内容(データ)を
保持することが可能である。
また、スイッチ703及びスイッチ704を設けることによって、上述したプリチャージ
動作を行うことを特徴とする記憶素子であるため、電源電圧供給再開後に、揮発性記憶回
路701が元のデータを保持しなおすまでの時間を短くすることができる。
また、不揮発性記憶回路702において、容量素子708によって保持された信号はトラ
ンジスタ710のゲートに入力される。そのため、記憶素子700への電源電圧の供給が
再開された後、容量素子708によって保持された信号を、トランジスタ710の状態(
オン状態、またはオフ状態)に変換して、不揮発性記憶回路702から読み出すことがで
きる。それ故、容量素子708に保持された信号に対応する電位が多少変動していても、
元の信号を正確に読み出すことが可能である。
このような記憶素子700を、プロセッサが有するレジスタやキャッシュメモリなどの記
憶装置に用いることで、電源電圧の供給停止による記憶装置内のデータの消失を防ぐこと
ができる。また、電源電圧の供給を再開した後、短時間で電源供給停止前の状態に復帰す
ることができる。よって、プロセッサ全体、もしくはプロセッサを構成する一つ、または
複数の論理回路において、短い時間でも電源停止を行うことができるため、消費電力を抑
えることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態1および2で説明した不揮発性メモリに用いることができ
、酸化物半導体を有するトランジスタを含む記憶装置の一例を、図面を用いて説明する。
図9(A)、(B)、(C)は、実施の形態2における不揮発性記憶回路702の一例の
断面図である。
図9(A)に示す不揮発性記憶回路702は、下部に第1の半導体材料(基板3000)
をチャネル形成領域に用いたトランジスタ710を有し、上部に第2の半導体材料321
0をチャネル形成領域に用いたトランジスタ709、および容量素子708を有している
。容量素子708は、一方の電極をトランジスタ709のゲート電極3260と同時に形
成することのできる層、他方の電極をトランジスタ709のソース電極またはドレイン電
極3240と同時に形成することのできる層、誘電体をトランジスタ709のゲート絶縁
膜3250と同時に形成することのできる層とすることで、トランジスタ709と同時に
形成することができる。
なお、トランジスタ709としては、図9(A)に示すノンセルフアライン型のトップゲ
ート型のトランジスタのほか、図9(B)に示すセルフアライン型、図9(C)に示すボ
トムゲート型のトランジスタであってもよい。なお、ボトムゲート型とする場合は、図1
0に示すような構造としてもよい。当該構造では、ゲート電極3260と同時に形成する
ことのできる層でソース配線またはドレイン配線3290を形成することができ、作製工
程を削減することができる。また、図10では絶縁層3280を介して第2の半導体材料
3210と重なるように第2のゲート電極3270を設けた構成を示している。第2のゲ
ート電極3270を設けることで、しきい値電圧を調整することができる。なお、図9(
A)、(B)の構成においても、下地絶縁層3230を介して第2の半導体材料3210
と重なるように導電層を設け、該導電層を第2のゲート電極として機能させてもよい。
また、容量素子708は、図9(B)に示すように、誘電体に平坦化膜等の絶縁膜を用い
る構成としてもよい。
ここで、第1の半導体材料(基板3000)と第2の半導体材料3210は異なる禁制帯
幅を持つ材料とすることが望ましい。例えば、第1の半導体材料(基板3000)を酸化
物半導体以外の半導体材料(シリコンなど)とし、第2の半導体材料3210を酸化物半
導体とすることができる。酸化物半導体以外の材料を用いたトランジスタは、高速動作が
容易である。一方で、酸化物半導体を用いたトランジスタは、その特性により不揮発性記
憶回路702の長時間の電荷保持を可能とする。
なお、上記トランジスタは、いずれもnチャネル型トランジスタであるものとして説明す
るが、pチャネル型トランジスタを用いることができるのはいうまでもない。また、情報
を保持するために酸化物半導体を用いたトランジスタを用いる他は、記憶装置に用いられ
る材料や記憶装置の構造など、記憶装置の具体的な構成をここで示すものに限定する必要
はない。
図9(A)、(B)、(C)におけるトランジスタ710は、半導体材料(例えば、結晶
性シリコンなど)を含む基板3000に設けられたチャネル形成領域と、チャネル形成領
域を挟むように設けられた不純物領域と、不純物領域に接する金属間化合物領域と、チャ
ネル形成領域上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極層
と、を有する。なお、図において、明示的にはソース電極層やドレイン電極層を有しない
場合があるが、便宜上、このような状態を含めてトランジスタと呼ぶ場合がある。また、
この場合、トランジスタの接続関係を説明するために、ソース領域やドレイン領域を含め
てソース電極層やドレイン電極層と表現することがある。つまり、本明細書において、ソ
ース電極層との記載には、ソース領域が含まれうる。
基板3000上にはトランジスタ710を囲むように素子分離絶縁層3100が設けられ
ており、トランジスタ710を覆うように絶縁層3220が設けられている。なお、素子
分離絶縁層3100は、LOCOS(Local Oxidation of Sili
con)や、STI(Shallow Trench Isolation)などの素子
分離技術を用いて形成することができる。
例えば、結晶性シリコン基板を用いたトランジスタ710は、高速動作が可能である。こ
のため、当該トランジスタを読み出し用のトランジスタとして用いることで、情報の読み
出しを高速に行うことができる。トランジスタ709および容量素子708の形成前の処
理として、トランジスタ710を覆う絶縁層3220にCMP処理を施して、絶縁層32
20を平坦化すると同時にトランジスタ710のゲート電極層の上面を露出させる。
トランジスタ710のゲート電極層は、絶縁層3220上に設けられたトランジスタ70
9のソース電極またはドレイン電極の一方が延在した容量素子708の一方の電極と電気
的に接続されている。
図9(A)、(B)、(C)に示すトランジスタ709は、酸化物半導体層にチャネルが
形成されるトランジスタである。トランジスタ709は、オフ電流が小さいため、これを
用いることにより長期にわたり記憶内容を保持することが可能である。つまり、リフレッ
シュ動作を必要としない、或いは、リフレッシュ動作の頻度が極めて少ない半導体記憶装
置とすることが可能となるため、消費電力を十分に低減することができる。
また、図9(A)、(B)、(C)に示すように、トランジスタ710と容量素子708
は重畳するように形成することができるため、その占有面積を低減することができる。し
たがって、記憶装置の集積度を高めることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、実施の形態1、2および3で説明した不揮発性メモリに用いることの
できる、オフ電流の著しく小さいトランジスタおよび該トランジスタを構成する材料につ
いて説明する。
オフ電流の著しく小さいトランジスタとしては、例えば酸化物半導体などのバンドギャッ
プの広い半導体をチャネル形成領域に含むトランジスタを用いることが好ましい。
シリコン半導体よりもバンドギャップが広く、真性キャリア密度がシリコンよりも低い半
導体材料の一例としては、酸化物半導体の他に、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(G
aN)などの化合物半導体などがあるが、酸化物半導体は、炭化珪素や窒化ガリウムと異
なり、スパッタリング法や湿式法により作製可能であり、量産性に優れるといった利点が
ある。また、炭化シリコンまたは窒化ガリウムとは異なり、酸化物半導体は室温でも成膜
が可能なため、ガラス基板上への成膜、或いはシリコンを用いた集積回路上への成膜が可
能である。また、基板の大型化にも対応が可能である。よって、上述したワイドギャップ
半導体の中でも、特に酸化物半導体は量産性が高いというメリットを有する。また、トラ
ンジスタの性能(例えば電界効果移動度)を向上させるために結晶性の酸化物半導体を得
ようとする場合でも、250℃から800℃の熱処理によって容易に結晶性の酸化物半導
体を得ることができる。
また、電子供与体(ドナー)となる水分または水素などの不純物が低減され、なおかつ酸
素欠損が低減されることにより高純度化された酸化物半導体(purified OS)
の導電型は、i型またはi型に限りなく近い。そのため、上記酸化物半導体を用いたトラ
ンジスタは、オフ電流が著しく低いという特性を有する。また、酸化物半導体のバンドギ
ャップは、2eV以上、好ましくは2.5eV以上、より好ましくは3eV以上である。
水分または水素などの不純物濃度が十分に低減され、なおかつ酸素欠損が低減されること
により高純度化された酸化物半導体膜を用いることにより、トランジスタのオフ電流を下
げることができる。
具体的に、高純度化された酸化物半導体膜をチャネル形成領域に用いたトランジスタのオ
フ電流が低いことは、いろいろな実験により証明できる。例えば、チャネル幅が1×10
μmでチャネル長が10μmの素子であっても、ソース電極とドレイン電極間の電圧(
ドレイン電圧)が1Vから10Vの範囲において、オフ電流が、半導体パラメータアナラ
イザの測定限界以下、すなわち1×10−13A以下という特性を得ることができる。こ
の場合、オフ電流をトランジスタのチャネル幅で規格化したオフ電流は、100zA/μ
m以下であることが分かる。また、容量素子とトランジスタとを接続して、容量素子に流
入または容量素子から流出する電荷を当該トランジスタで制御する回路を用いて、オフ電
流の測定を行った。当該測定では、上記トランジスタに高純度化された酸化物半導体膜を
チャネル形成領域に用い、容量素子の単位時間あたりの電荷量の推移から当該トランジス
タのオフ電流を測定した。その結果、トランジスタのソース電極とドレイン電極間の電圧
が3Vの場合に、数十yA/μmという、さらに低いオフ電流が得られることが分かった
。したがって、高純度化された酸化物半導体膜をチャネル形成領域に用いたトランジスタ
は、オフ電流が、結晶性を有するシリコンを用いたトランジスタに比べて著しく低い。
なお、酸化物半導体としては、少なくともインジウム(In)あるいは亜鉛(Zn)を含
むことが好ましい。特にInとZnを含むことが好ましい。また、該酸化物半導体を用い
たトランジスタの電気的特性のばらつきを減らすためのスタビライザーとして、それらに
加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてスズ(S
n)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてハフニウム(Hf)を有する
ことが好ましい。また、スタビライザーとしてアルミニウム(Al)を有することが好ま
しい。
また、他のスタビライザーとして、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(
Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム
(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホル
ミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ル
テチウム(Lu)のいずれか一種または複数種を含んでいてもよい。
例えば、酸化物半導体として、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、In−Zn系酸化
物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化
物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、In−Ga−Zn系酸化物(IGZOと
も表記する)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Z
n系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn
系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系
酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸
化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化
物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物
、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸
化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn
−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸
化物を用いることができる。また、上記酸化物半導体は、珪素を含んでいてもよい。
なお、例えば、In−Ga−Zn系酸化物とは、InとGaとZnを含む酸化物という意
味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとGaとZn以外の金属元素
を含んでいてもよい。In−Ga−Zn系酸化物は、無電界時の抵抗が十分に高くオフ電
流を十分に小さくすることが可能であり、また、移動度も高いため、半導体装置に用いる
半導体材料としては好適である。
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1(=1/3:1/3:1/3)あるいはIn:G
a:Zn=2:2:1(=2/5:2/5:1/5)の原子比のIn−Ga−Zn系酸化
物やその組成の近傍の酸化物を用いることができる。あるいは、In:Sn:Zn=1:
1:1(=1/3:1/3:1/3)、In:Sn:Zn=2:1:3(=1/3:1/
6:1/2)あるいはIn:Sn:Zn=2:1:5(=1/4:1/8:5/8)の原
子比のIn−Sn−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
しかし、これらに限られず、必要とする電気的特性(移動度、しきい値、ばらつき等)に
応じて適切な組成のものを用いればよい。また、必要とする半導体特性を得るために、キ
ャリア密度や不純物濃度、欠陥密度、金属元素と酸素の原子数比、原子間距離、密度等を
適切なものとすることが好ましい。
なお、例えば、酸化物半導体膜は、In(インジウム)、Ga(ガリウム)、及びZn(
亜鉛)を含むターゲットを用いたスパッタリング法により形成することができる。In−
Ga−Zn系酸化物半導体膜をスパッタリング法で成膜する場合、好ましくは、原子数比
がIn:Ga:Zn=1:1:1、4:2:3、3:1:2、1:1:2、2:1:3、
または3:1:4で示されるIn−Ga−Zn系酸化物のターゲットを用いる。前述の原
子数比を有するIn−Ga−Zn系酸化物のターゲットを用いて酸化物半導体膜を成膜す
ることで、多結晶またはCAACが形成されやすくなる。また、In、Ga、及びZnを
含むターゲットの充填率は90%以上、好ましくは95%以上である。充填率の高いター
ゲットを用いることにより、成膜した酸化物半導体膜は緻密な膜となる。
なお、酸化物半導体としてIn−Zn系酸化物の材料を用いる場合、用いるターゲットの
組成は、原子数比で、In:Zn=50:1〜1:2(モル数比に換算するとIn
:ZnO=25:1〜1:4)、好ましくはIn:Zn=20:1〜1:1(モル数比に
換算するとIn:ZnO=10:1〜1:2)、さらに好ましくはIn:Zn=1
.5:1〜15:1(モル数比に換算するとIn:ZnO=3:4〜15:2)と
する。例えば、In−Zn系酸化物である酸化物半導体膜の形成に用いるターゲットは、
原子数比がIn:Zn:O=X:Y:Zのとき、Z>1.5X+Yとする。Znの比率を
上記範囲に収めることで、移動度の向上を実現することができる。
また、酸化物半導体膜としてIn−Sn−Zn系酸化物半導体膜をスパッタリング法で成
膜する場合、好ましくは、原子数比がIn:Sn:Zn=1:1:1、2:1:3、1:
2:2、または20:45:35で示されるIn−Sn−Zn−Oターゲットを用いる。
そして、具体的に酸化物半導体膜は、減圧状態に保持された処理室内に基板を保持し、処
理室内の残留水分を除去しつつ水素及び水分が除去されたスパッタガスを導入し、上記タ
ーゲットを用いて形成すればよい。成膜時に、基板温度を100℃以上600℃以下、好
ましくは200℃以上400℃以下としても良い。基板を加熱しながら成膜することによ
り、成膜した酸化物半導体膜に含まれる不純物濃度を低減することができる。また、スパ
ッタリングによる損傷が軽減される。処理室内の残留水分を除去するためには、吸着型の
真空ポンプを用いることが好ましい。例えば、クライオポンプ、イオンポンプ、チタンサ
ブリメーションポンプを用いることが好ましい。また、排気手段としては、ターボポンプ
にコールドトラップを加えたものであってもよい。クライオポンプを用いて処理室を排気
すると、例えば、水素原子、水(HO)など水素原子を含む化合物(より好ましくは炭
素原子を含む化合物も)等が排気されるため、当該処理室で成膜した酸化物半導体膜に含
まれる不純物の濃度を低減できる。
なお、スパッタリング等で成膜された酸化物半導体膜中には、不純物としての水分または
水素(水酸基を含む)が多量に含まれていることがある。水分または水素はドナー準位を
形成しやすいため、酸化物半導体にとっては不純物である。そこで、酸化物半導体膜中の
水分または水素などの不純物を低減(脱水化または脱水素化)するために、酸化物半導体
膜に対して、減圧雰囲気下、窒素や希ガスなどの不活性ガス雰囲気下、酸素ガス雰囲気下
、または超乾燥エア(CRDS(キャビティリングダウンレーザー分光法)方式の露点計
を用いて測定した場合の水分量が20ppm(露点換算で−55℃)以下、好ましくは1
ppm以下、好ましくは10ppb以下の空気)雰囲気下で、加熱処理を施す。
酸化物半導体膜に加熱処理を施すことで、酸化物半導体膜中の水分または水素を脱離させ
ることができる。具体的には、250℃以上750℃以下、好ましくは400℃以上基板
の歪み点未満の温度で加熱処理を行えば良い。例えば、500℃、3分間以上6分間以下
程度で行えばよい。加熱処理にRTA法を用いれば、短時間に脱水化または脱水素化が行
えるため、ガラス基板の歪点を超える温度でも処理することができる。
なお、上記加熱処理により、酸化物半導体膜から酸素が脱離し、酸化物半導体膜内に酸素
欠損が形成される場合がある。そこで、上記加熱処理の後に、酸化物半導体膜に酸素を供
給する処理を行い、酸素欠損を低減させることが望ましい。
例えば、酸素を含むガス雰囲気下において加熱処理を行うことで、酸化物半導体膜に酸素
を供給することができる。酸素を供給するための加熱処理は、上述した、水分または水素
の濃度を低減するための加熱処理と同様の条件で行えば良い。ただし、酸素を供給するた
めの加熱処理は、酸素ガス、または超乾燥エア(CRDS(キャビティリングダウンレー
ザー分光法)方式の露点計を用いて測定した場合の水分量が20ppm(露点換算で−5
5℃)以下、好ましくは1ppm以下、好ましくは10ppb以下の空気)などの酸素を
含むガス雰囲気下において行う。
上記酸素を含むガスには、水、水素などの濃度が低いことが好ましい。具体的には、酸素
を含むガス内に含まれる不純物濃度を、1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下とす
ることが好ましい。
或いは、イオン注入法、イオンドーピング法、プラズマイマージョンイオンインプランテ
ーション法、プラズマ処理などを用いて、酸化物半導体膜に酸素を供給することができる
。上記方法を用いて酸素を酸化物半導体膜に供給した後、酸化物半導体膜に含まれる結晶
部が損傷を受けた場合は、加熱処理を行い、損傷を受けた結晶部を修復するようにしても
良い。
また、酸化物半導体膜と接するゲート絶縁膜などの絶縁膜として、酸素を含む絶縁膜を用
い、上記絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素を供給するようにしても良い。酸素を含む絶縁
膜は、酸素雰囲気下による熱処理や、酸素ドープなどにより、絶縁材料を化学量論的組成
より酸素が多い状態とすることが好ましい。酸素ドープとは、酸素を半導体膜に添加する
ことをいう。また、酸素ドープには、プラズマ化した酸素を半導体膜に添加する酸素プラ
ズマドープが含まれる。また、酸素ドープは、イオン注入法またはイオンドーピング法を
用いて行ってもよい。酸素ドープ処理を行うことにより、化学量論的組成より酸素が多い
領域を有する絶縁膜を形成することができる。そして、酸素を含む絶縁膜を形成した後、
加熱処理を施すことで、上記絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素が供与されるようにする。
上記構成により、ドナーとなる酸素欠損を低減し、酸化物半導体膜に含まれる酸化物半導
体の、化学量論的組成を満たすことができる。その結果、酸化物半導体膜をi型に近づけ
ることができ、酸素欠損によるトランジスタの電気特性のばらつきを軽減し、電気特性の
向上を実現することができる。
酸素を絶縁膜から酸化物半導体膜に供与するための加熱処理は、窒素、超乾燥空気、また
は希ガス(アルゴン、ヘリウムなど)の雰囲気下において、好ましくは200℃以上40
0℃以下、例えば250℃以上350℃以下)で行う。上記ガスは、水の含有量が20p
pm以下、好ましくは1ppm以下、より好ましくは10ppb以下であることが望まし
い。
以下では、酸化物半導体膜の構造について説明する。
なお、本明細書において、「平行」とは、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で
配置されている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「垂
直」とは、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従
って、85°以上95°以下の場合も含まれる。
また、本明細書において、結晶が三方晶または菱面体晶である場合、六方晶系として表す
酸化物半導体膜は、単結晶酸化物半導体膜と非単結晶酸化物半導体膜とに大別される。非
単結晶酸化物半導体膜とは、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、多結晶酸化
物半導体膜、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline
Oxide Semiconductor)膜などをいう。
非晶質酸化物半導体膜は、膜中における原子配列が不規則であり、結晶成分を有さない酸
化物半導体膜である。微小領域においても結晶部を有さず、膜全体が完全な非晶質構造の
酸化物半導体膜が典型である。
微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満の大きさの微結晶(ナノ結晶
ともいう。)を含む。従って、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも原
子配列の規則性が高い。そのため、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜より
も欠陥準位密度が低いという特徴がある。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結
晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−O
S膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内
に収まる大きさの場合も含まれる。CAAC−OS膜は、微結晶酸化物半導体膜よりも欠
陥準位密度が低いという特徴がある。以下、CAAC−OS膜について詳細な説明を行う
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Elect
ron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結
晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CA
AC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察
)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子
の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸
を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TE
M観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列しているこ
とを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られな
い。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有して
いることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装
置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜
のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが
現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(009)面に帰属される
ことから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概
略垂直な方向を向いていることが確認できる。
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−pl
ane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは
、InGaZnOの結晶の(110)面に帰属される。InGaZnOの単結晶酸化
物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)と
して試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に
帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを5
6°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不
規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行
な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配
列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理などの結晶化処理を行
った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面また
は上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形
状をエッチングなどによって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面
または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜
の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面
近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAA
C−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分
的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法
による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れ
る場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性
を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍に
ピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動
が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、CA
AC−OS膜のうち、二種以上を有する積層膜であってもよい。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、実施の形態1で説明したプロセッサの一例として、CPUの構成につ
いて説明する。
図11に、本実施の形態のCPUの構成を示す。図11に示すCPUは、基板9900上
に、ALU9901、ALU・Controller9902、Instruction
・Decoder9903、Interrupt・Controller9904、Ti
ming・Controller9905、Register9906、Registe
r・Controller9907、Bus・I/F9908、書き換え可能なROM9
909、ROM・I/F9920と、を主に有している。なお、ALUはArithme
tic logic unitであり、Bus・I/Fはバスインターフェースであり、
ROM・I/FはROMインターフェースである。ROM9909及びROM・I/F9
920は、別チップに設けても良い。勿論、図11に示すCPUは、その構成を簡略化し
て示した一例にすぎず、実際のCPUはその用途によって多種多様な構成を有している。
Bus・I/F9908を介してCPUに入力された命令は、Instruction・
Decoder9903に入力され、デコードされた後、ALU・Controller
9902、Interrupt・Controller9904、Register・C
ontroller9907、Timing・Controller9905に入力され
る。
ALU・Controller9902、Interrupt・Controller9
904、Register・Controller9907、Timing・Contr
oller9905は、デコードされた命令に基づき、各種制御を行なう。具体的にAL
U・Controller9902は、ALU9901の動作を制御するための信号を生
成する。また、Interrupt・Controller9904は、CPUのプログ
ラム実行中に、外部の入出力装置や、周辺回路からの割り込み要求を、その優先度やマス
ク状態から判断し、処理する。Register・Controller9907は、R
egister9906のアドレスを生成し、CPUの状態に応じてRegister9
906の読み出しや書き込みを行なう。
またTiming・Controller9905は、ALU9901、ALU・Con
troller9902、Instruction・Decoder9903、Inte
rrupt・Controller9904、Register・Controller
9907の動作のタイミングを制御する信号を生成する。例えばTiming・Cont
roller9905は、基準クロック信号CLK1を元に、内部クロック信号CLK2
を生成する内部クロック生成部を備えており、クロック信号CLK2を上記各種回路に供
給する。
本実施の形態のCPUでは、Register9906に、実施の形態2で示した構成を
有する記憶素子が設けられている。Register・Controller9907は
、ALU9901、または、実施の形態1で説明したパワーゲーティング回路140から
の指示に従い、Register9906が有する記憶素子において、揮発性記憶回路7
01によるデータの保持を行うか、不揮発性記憶回路702によるデータの保持を行うか
を選択する。
揮発性記憶回路701によるデータの保持が選択されている場合、Register99
06内の記憶素子への電源電圧の供給が行われる。不揮発性記憶回路702によるデータ
の保持が選択されている場合、Register9906内の記憶素子への電源電圧の供
給を停止することができる。
この様にして、一時的にCPUの動作を停止し、電源電圧の供給を停止した場合において
もデータを保持することが可能であり、消費電力の低減を行うことができる。具体的には
、例えば、パーソナルコンピュータのユーザーが、キーボードなどの入力装置への情報の
入力を停止している間でも、CPUを停止することができ、それにより消費電力を低減す
ることができる。
本実施の形態では、CPUを例に挙げて説明したが、本発明の信号処理回路はCPUに限
定されず、マイクロプロセッサ、画像処理回路、DSP、FPGA等の集積回路にも応用
可能である。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態6)
本発明の一態様に係る半導体装置は、表示機器、パーソナルコンピュータ、記録媒体を備
えた画像再生装置などに用いることができる。その他に、本発明の一態様に係る半導体装
置を用いることができる電子機器として、携帯電話、携帯型を含むゲーム機、携帯情報端
末、電子書籍、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッド
マウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、デ
ジタルオーディオプレイヤー等)、複写機、ファクシミリ、プリンター、プリンター複合
機、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機などが挙げられる。これら電子機器
の具体例を図12に示す。
図12(A)は携帯型ゲーム機であり、筐体5001、筐体5002、表示部5003、
表示部5004、マイクロホン5005、スピーカー5006、操作キー5007、スタ
イラス5008等を有する。なお、図12(A)に示した携帯型ゲーム機は、2つの表示
部5003と表示部5004とを有しているが、携帯型ゲーム機が有する表示部の数は、
これに限定されない。
図12(B)は携帯情報端末であり、第1筐体5601、第2筐体5602、第1表示部
5603、第2表示部5604、接続部5605、操作キー5606等を有する。第1表
示部5603は第1筐体5601に設けられており、第2表示部5604は第2筐体56
02に設けられている。そして、第1筐体5601と第2筐体5602とは、接続部56
05により接続されており、第1筐体5601と第2筐体5602の間の角度は、接続部
5605により可動となっている。第1表示部5603における映像の切り替えを、接続
部5605における第1筐体5601と第2筐体5602との間の角度に従って、切り替
える構成としても良い。また、第1表示部5603及び第2表示部5604の少なくとも
一方に、位置入力装置としての機能が付加された表示装置を用いるようにしても良い。な
お、位置入力装置としての機能は、表示装置にタッチパネルを設けることで付加すること
ができる。或いは、位置入力装置としての機能は、フォトセンサとも呼ばれる光電変換素
子を表示装置の画素部に設けることでも、付加することができる。
図12(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、筐体5401、表示部5402
、キーボード5403、ポインティングデバイス5404等を有する。
図12(D)は電気冷凍冷蔵庫であり、筐体5301、冷蔵室用扉5302、冷凍室用扉
5303等を有する。
図12(E)はビデオカメラであり、第1筐体5801、第2筐体5802、表示部58
03、操作キー5804、レンズ5805、接続部5806等を有する。操作キー580
4及びレンズ5805は第1筐体5801に設けられており、表示部5803は第2筐体
5802に設けられている。そして、第1筐体5801と第2筐体5802とは、接続部
5806により接続されており、第1筐体5801と第2筐体5802の間の角度は、接
続部5806により可動となっている。表示部5803における映像の切り替えを、接続
部5806における第1筐体5801と第2筐体5802との間の角度に従って行う構成
としても良い。
図12(F)は普通自動車であり、車体5101、車輪5102、ダッシュボード510
3、ライト5104等を有する。
以上の電子機器は、プロセッサなどによる電子制御が積極的に行われており、本発明の一
態様を適用することで、電子機器の消費電力を削減することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
100 半導体装置
110 ステート制御回路
111 第1の記憶装置
112 第2の記憶装置
120 電源生成回路
130 クロック生成回路
140 パワーゲーティング回路
151 プロセッサコア
152 プロセッサコア
153 プロセッサコア
160 キャッシュメモリ
170 スイッチ
180 バスライン
700 記憶素子
701 揮発性記憶回路
702 不揮発性記憶回路
703 スイッチ
704 スイッチ
706 論理素子
707 容量素子
708 容量素子
709 トランジスタ
710 トランジスタ
713 トランジスタ
714 トランジスタ
720 セレクタ回路
3000 基板
3100 素子分離絶縁層
3210 半導体材料
3220 絶縁層
3230 下地絶縁層
3240 ドレイン電極
3250 ゲート絶縁膜
3260 ゲート電極
3270 第2のゲート電極
3280 絶縁層
3290 ソース配線またはドレイン配線
5001 筐体
5002 筐体
5003 表示部
5004 表示部
5005 マイクロホン
5006 スピーカー
5007 操作キー
5008 スタイラス
5101 車体
5102 車輪
5103 ダッシュボード
5104 ライト
5301 筐体
5302 冷蔵室用扉
5303 冷凍室用扉
5401 筐体
5402 表示部
5403 キーボード
5404 ポインティングデバイス
5601 筐体
5602 筐体
5603 表示部
5604 表示部
5605 接続部
5606 操作キー
5801 筐体
5802 筐体
5803 表示部
5804 操作キー
5805 レンズ
5806 接続部
9900 基板
9901 ALU
9906 Register
9909 ROM

Claims (3)

  1. 第1のメモリと、第2のメモリと、を有し、
    前記第1のメモリは、フリップフロップ回路を有し、
    前記第2のメモリは、第1のトランジスタと、容量素子と、を有する半導体装置であって、
    電源電圧及びクロック信号の前記半導体装置への供給が遮断される前に、前記第1のメモリに保持されているデータを前記第2のメモリに退避させる機能を有し、
    前記第1のメモリに保持されている前記データを前記第2のメモリに退避させるとき、前記電源電圧を高くする機能を有する半導体装置。
  2. 第1のメモリと、第2のメモリと、を有し、
    前記第1のメモリは、フリップフロップ回路を有し、
    前記第2のメモリは、第1のトランジスタと、容量素子と、を有する半導体装置であって、
    電源電圧及びクロック信号の前記半導体装置への供給が遮断される前に、前記第1のメモリに保持されているデータを前記第2のメモリに退避させる機能を有し、
    前記第1のメモリに保持されている前記データを前記第2のメモリに退避させるとき、前記電源電圧を高くする機能と、前記クロック信号の周波数を低くする機能と、を有する半導体装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第1のトランジスタは、チャネル形成領域に酸化物半導体を含む半導体装置。
JP2019135826A 2012-05-25 2019-07-24 半導体装置 Active JP6815446B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119314 2012-05-25
JP2012119314 2012-05-25

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001011A Division JP6563530B2 (ja) 2012-05-25 2018-01-09 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020004473A true JP2020004473A (ja) 2020-01-09
JP6815446B2 JP6815446B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=49621505

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013106687A Expired - Fee Related JP6050721B2 (ja) 2012-05-25 2013-05-21 半導体装置
JP2016228537A Expired - Fee Related JP6275232B2 (ja) 2012-05-25 2016-11-25 半導体装置
JP2018001011A Active JP6563530B2 (ja) 2012-05-25 2018-01-09 半導体装置
JP2019135826A Active JP6815446B2 (ja) 2012-05-25 2019-07-24 半導体装置

Family Applications Before (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013106687A Expired - Fee Related JP6050721B2 (ja) 2012-05-25 2013-05-21 半導体装置
JP2016228537A Expired - Fee Related JP6275232B2 (ja) 2012-05-25 2016-11-25 半導体装置
JP2018001011A Active JP6563530B2 (ja) 2012-05-25 2018-01-09 半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9129667B2 (ja)
JP (4) JP6050721B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013085499A1 (en) * 2011-12-06 2013-06-13 Intel Corporation Low power voice detection
JP6050721B2 (ja) * 2012-05-25 2016-12-21 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
SG11201504939RA (en) * 2012-09-03 2015-07-30 Semiconductor Energy Lab Microcontroller
CN104132663A (zh) * 2014-05-27 2014-11-05 北京遥测技术研究所 一种基于fpga的导航计算机协处理器
US9971535B2 (en) 2014-11-05 2018-05-15 Industrial Technology Research Institute Conversion method for reducing power consumption and computing apparatus using the same
TWI533319B (zh) 2014-11-20 2016-05-11 財團法人工業技術研究院 非揮發性記憶體裝置及其控制方法
CN107037870B (zh) * 2016-02-04 2020-04-10 京微雅格(北京)科技有限公司 一种fpga电源控制电路及fpga芯片
CN109478883A (zh) 2016-07-19 2019-03-15 株式会社半导体能源研究所 半导体装置
US10120470B2 (en) 2016-07-22 2018-11-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, display device and electronic device
US10797706B2 (en) 2016-12-27 2020-10-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
US11534632B2 (en) 2017-09-01 2022-12-27 3M Innovative Properties Company Fit-test method for respirator with sensing system
EP3675968A4 (en) 2017-09-01 2021-06-16 3M Innovative Properties Company SENSOR AND DETECTION SYSTEM FOR RESPIRATOR FIT TEST PROCEDURE
US11793422B2 (en) 2017-09-01 2023-10-24 3M Innovative Properties Company Sensing system for respirator
BR112020004233A2 (pt) 2017-09-01 2020-09-01 3M Innovative Properties Company elemento de detecção para respirador
CN111124034B (zh) * 2019-11-28 2021-03-30 中国航空工业集团公司西安航空计算技术研究所 一种使用时间处理单元的时序控制方法
CN114110749B (zh) * 2020-09-01 2023-08-15 广州联动万物科技有限公司 一种导风板运动机构及控制方法、空调室内机

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07287699A (ja) * 1994-02-28 1995-10-31 Hitachi Ltd データ処理装置
US5778237A (en) * 1995-01-10 1998-07-07 Hitachi, Ltd. Data processor and single-chip microcomputer with changing clock frequency and operating voltage
JP2002288150A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
US20110156024A1 (en) * 2009-12-25 2011-06-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Memory device, semiconductor device, and electronic device
US20110176357A1 (en) * 2010-01-20 2011-07-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Signal processing circuit and method for driving the same
US20120054479A1 (en) * 2010-08-27 2012-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd IMAGE FORMING APPARATUS, SYSTEM-ON-CHIP (soc) UNIT, AND DRIVING METHOD THEREOF
JP6563530B2 (ja) * 2012-05-25 2019-08-21 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

Family Cites Families (130)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60198861A (ja) 1984-03-23 1985-10-08 Fujitsu Ltd 薄膜トランジスタ
JPH0244256B2 (ja) 1987-01-28 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn2o5deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPH0244260B2 (ja) 1987-02-24 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn5o8deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPH0244258B2 (ja) 1987-02-24 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn3o6deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPS63210023A (ja) 1987-02-24 1988-08-31 Natl Inst For Res In Inorg Mater InGaZn↓4O↓7で示される六方晶系の層状構造を有する化合物およびその製造法
JPH0244262B2 (ja) 1987-02-27 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn6o9deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPH0244263B2 (ja) 1987-04-22 1990-10-03 Kagaku Gijutsucho Mukizaishitsu Kenkyushocho Ingazn7o10deshimesarerurotsuhoshokeinosojokozoojusurukagobutsuoyobisonoseizoho
JPH05251705A (ja) 1992-03-04 1993-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 薄膜トランジスタ
JP3479375B2 (ja) 1995-03-27 2003-12-15 科学技術振興事業団 亜酸化銅等の金属酸化物半導体による薄膜トランジスタとpn接合を形成した金属酸化物半導体装置およびそれらの製造方法
WO1997006554A2 (en) 1995-08-03 1997-02-20 Philips Electronics N.V. Semiconductor device provided with transparent switching element
JP3625598B2 (ja) 1995-12-30 2005-03-02 三星電子株式会社 液晶表示装置の製造方法
JP3658072B2 (ja) * 1996-02-07 2005-06-08 株式会社ルネサステクノロジ データ処理装置およびデータ処理方法
JPH1069336A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Hitachi Ltd 集積回路
JPH1078836A (ja) 1996-09-05 1998-03-24 Hitachi Ltd データ処理装置
JP4103968B2 (ja) 1996-09-18 2008-06-18 株式会社半導体エネルギー研究所 絶縁ゲイト型半導体装置
JPH10187302A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Toshiba Corp データ記憶システム及び同システムに適用する電力節約方法
JP4170454B2 (ja) 1998-07-24 2008-10-22 Hoya株式会社 透明導電性酸化物薄膜を有する物品及びその製造方法
JP2000150861A (ja) 1998-11-16 2000-05-30 Tdk Corp 酸化物薄膜
JP3276930B2 (ja) 1998-11-17 2002-04-22 科学技術振興事業団 トランジスタ及び半導体装置
US6118306A (en) * 1998-12-03 2000-09-12 Intel Corporation Changing clock frequency
US6272642B2 (en) * 1998-12-03 2001-08-07 Intel Corporation Managing a system's performance state
TW460731B (en) 1999-09-03 2001-10-21 Ind Tech Res Inst Electrode structure and production method of wide viewing angle LCD
US6668308B2 (en) * 2000-06-10 2003-12-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Scalable architecture based on single-chip multiprocessing
US6785829B1 (en) * 2000-06-30 2004-08-31 Intel Corporation Multiple operating frequencies in a processor
JP4089858B2 (ja) 2000-09-01 2008-05-28 国立大学法人東北大学 半導体デバイス
KR20020038482A (ko) 2000-11-15 2002-05-23 모리시타 요이찌 박막 트랜지스터 어레이, 그 제조방법 및 그것을 이용한표시패널
JP3997731B2 (ja) 2001-03-19 2007-10-24 富士ゼロックス株式会社 基材上に結晶性半導体薄膜を形成する方法
JP2002289859A (ja) 2001-03-23 2002-10-04 Minolta Co Ltd 薄膜トランジスタ
JP2002328912A (ja) * 2001-05-02 2002-11-15 Seiko Precision Inc マイクロコンピュータ
JP4090716B2 (ja) 2001-09-10 2008-05-28 雅司 川崎 薄膜トランジスタおよびマトリクス表示装置
JP3925839B2 (ja) 2001-09-10 2007-06-06 シャープ株式会社 半導体記憶装置およびその試験方法
WO2003040441A1 (en) 2001-11-05 2003-05-15 Japan Science And Technology Agency Natural superlattice homologous single crystal thin film, method for preparation thereof, and device using said single crystal thin film
JP4164562B2 (ja) 2002-09-11 2008-10-15 独立行政法人科学技術振興機構 ホモロガス薄膜を活性層として用いる透明薄膜電界効果型トランジスタ
JP4083486B2 (ja) 2002-02-21 2008-04-30 独立行政法人科学技術振興機構 LnCuO(S,Se,Te)単結晶薄膜の製造方法
US7049190B2 (en) 2002-03-15 2006-05-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Method for forming ZnO film, method for forming ZnO semiconductor layer, method for fabricating semiconductor device, and semiconductor device
JP3933591B2 (ja) 2002-03-26 2007-06-20 淳二 城戸 有機エレクトロルミネッセント素子
US7339187B2 (en) 2002-05-21 2008-03-04 State Of Oregon Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education On Behalf Of Oregon State University Transistor structures
JP2004022625A (ja) 2002-06-13 2004-01-22 Murata Mfg Co Ltd 半導体デバイス及び該半導体デバイスの製造方法
US7105868B2 (en) 2002-06-24 2006-09-12 Cermet, Inc. High-electron mobility transistor with zinc oxide
US7067843B2 (en) 2002-10-11 2006-06-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Transparent oxide semiconductor thin film transistors
JP4166105B2 (ja) 2003-03-06 2008-10-15 シャープ株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP2004273732A (ja) 2003-03-07 2004-09-30 Sharp Corp アクティブマトリクス基板およびその製造方法
JP4108633B2 (ja) 2003-06-20 2008-06-25 シャープ株式会社 薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびに電子デバイス
US7262463B2 (en) 2003-07-25 2007-08-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transistor including a deposited channel region having a doped portion
US7145174B2 (en) 2004-03-12 2006-12-05 Hewlett-Packard Development Company, Lp. Semiconductor device
US7282782B2 (en) 2004-03-12 2007-10-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Combined binary oxide semiconductor device
US7297977B2 (en) 2004-03-12 2007-11-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Semiconductor device
KR101078509B1 (ko) 2004-03-12 2011-10-31 도꾸리쯔교세이호징 가가꾸 기쥬쯔 신꼬 기꼬 박막 트랜지스터의 제조 방법
US7211825B2 (en) 2004-06-14 2007-05-01 Yi-Chi Shih Indium oxide-based thin film transistors and circuits
EP1622009A1 (en) * 2004-07-27 2006-02-01 Texas Instruments Incorporated JSM architecture and systems
JP2006100760A (ja) 2004-09-02 2006-04-13 Casio Comput Co Ltd 薄膜トランジスタおよびその製造方法
US7285501B2 (en) 2004-09-17 2007-10-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method of forming a solution processed device
US7298084B2 (en) 2004-11-02 2007-11-20 3M Innovative Properties Company Methods and displays utilizing integrated zinc oxide row and column drivers in conjunction with organic light emitting diodes
CA2585071A1 (en) 2004-11-10 2006-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Field effect transistor employing an amorphous oxide
US7791072B2 (en) 2004-11-10 2010-09-07 Canon Kabushiki Kaisha Display
US7453065B2 (en) 2004-11-10 2008-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Sensor and image pickup device
WO2006051994A2 (en) 2004-11-10 2006-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Light-emitting device
US7829444B2 (en) 2004-11-10 2010-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Field effect transistor manufacturing method
CN102938420B (zh) 2004-11-10 2015-12-02 佳能株式会社 无定形氧化物和场效应晶体管
US7863611B2 (en) 2004-11-10 2011-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Integrated circuits utilizing amorphous oxides
US7579224B2 (en) 2005-01-21 2009-08-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing a thin film semiconductor device
TWI472037B (zh) 2005-01-28 2015-02-01 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置,電子裝置,和半導體裝置的製造方法
TWI569441B (zh) 2005-01-28 2017-02-01 半導體能源研究所股份有限公司 半導體裝置,電子裝置,和半導體裝置的製造方法
US7858451B2 (en) 2005-02-03 2010-12-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device, semiconductor device and manufacturing method thereof
US7948171B2 (en) 2005-02-18 2011-05-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device
US20060197092A1 (en) 2005-03-03 2006-09-07 Randy Hoffman System and method for forming conductive material on a substrate
US8681077B2 (en) 2005-03-18 2014-03-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, and display device, driving method and electronic apparatus thereof
WO2006105077A2 (en) 2005-03-28 2006-10-05 Massachusetts Institute Of Technology Low voltage thin film transistor with high-k dielectric material
US7645478B2 (en) 2005-03-31 2010-01-12 3M Innovative Properties Company Methods of making displays
US8300031B2 (en) 2005-04-20 2012-10-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device comprising transistor having gate and drain connected through a current-voltage conversion element
JP2006344849A (ja) 2005-06-10 2006-12-21 Casio Comput Co Ltd 薄膜トランジスタ
US7402506B2 (en) 2005-06-16 2008-07-22 Eastman Kodak Company Methods of making thin film transistors comprising zinc-oxide-based semiconductor materials and transistors made thereby
US7691666B2 (en) 2005-06-16 2010-04-06 Eastman Kodak Company Methods of making thin film transistors comprising zinc-oxide-based semiconductor materials and transistors made thereby
US7507618B2 (en) 2005-06-27 2009-03-24 3M Innovative Properties Company Method for making electronic devices using metal oxide nanoparticles
KR100711890B1 (ko) 2005-07-28 2007-04-25 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광표시장치 및 그의 제조방법
JP2007059128A (ja) 2005-08-23 2007-03-08 Canon Inc 有機el表示装置およびその製造方法
JP4850457B2 (ja) 2005-09-06 2012-01-11 キヤノン株式会社 薄膜トランジスタ及び薄膜ダイオード
JP4280736B2 (ja) 2005-09-06 2009-06-17 キヤノン株式会社 半導体素子
JP2007073705A (ja) 2005-09-06 2007-03-22 Canon Inc 酸化物半導体チャネル薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP5116225B2 (ja) 2005-09-06 2013-01-09 キヤノン株式会社 酸化物半導体デバイスの製造方法
EP1995787A3 (en) 2005-09-29 2012-01-18 Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. Semiconductor device having oxide semiconductor layer and manufacturing method therof
JP5037808B2 (ja) 2005-10-20 2012-10-03 キヤノン株式会社 アモルファス酸化物を用いた電界効果型トランジスタ、及び該トランジスタを用いた表示装置
CN101707212B (zh) 2005-11-15 2012-07-11 株式会社半导体能源研究所 半导体器件及其制造方法
TWI292281B (en) 2005-12-29 2008-01-01 Ind Tech Res Inst Pixel structure of active organic light emitting diode and method of fabricating the same
US7867636B2 (en) 2006-01-11 2011-01-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transparent conductive film and method for manufacturing the same
JP4977478B2 (ja) 2006-01-21 2012-07-18 三星電子株式会社 ZnOフィルム及びこれを用いたTFTの製造方法
US7576394B2 (en) 2006-02-02 2009-08-18 Kochi Industrial Promotion Center Thin film transistor including low resistance conductive thin films and manufacturing method thereof
US7977169B2 (en) 2006-02-15 2011-07-12 Kochi Industrial Promotion Center Semiconductor device including active layer made of zinc oxide with controlled orientations and manufacturing method thereof
KR20070101595A (ko) 2006-04-11 2007-10-17 삼성전자주식회사 ZnO TFT
US20070252928A1 (en) 2006-04-28 2007-11-01 Toppan Printing Co., Ltd. Structure, transmission type liquid crystal display, reflection type display and manufacturing method thereof
JP5028033B2 (ja) 2006-06-13 2012-09-19 キヤノン株式会社 酸化物半導体膜のドライエッチング方法
JP4999400B2 (ja) 2006-08-09 2012-08-15 キヤノン株式会社 酸化物半導体膜のドライエッチング方法
JP4609797B2 (ja) 2006-08-09 2011-01-12 Nec液晶テクノロジー株式会社 薄膜デバイス及びその製造方法
JP4332545B2 (ja) 2006-09-15 2009-09-16 キヤノン株式会社 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP4274219B2 (ja) 2006-09-27 2009-06-03 セイコーエプソン株式会社 電子デバイス、有機エレクトロルミネッセンス装置、有機薄膜半導体装置
JP5164357B2 (ja) 2006-09-27 2013-03-21 キヤノン株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US7622371B2 (en) 2006-10-10 2009-11-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fused nanocrystal thin film semiconductor and method
US7772021B2 (en) 2006-11-29 2010-08-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Flat panel displays comprising a thin-film transistor having a semiconductive oxide in its channel and methods of fabricating the same for use in flat panel displays
JP2008140684A (ja) 2006-12-04 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd カラーelディスプレイおよびその製造方法
KR101303578B1 (ko) 2007-01-05 2013-09-09 삼성전자주식회사 박막 식각 방법
US8207063B2 (en) 2007-01-26 2012-06-26 Eastman Kodak Company Process for atomic layer deposition
KR100851215B1 (ko) 2007-03-14 2008-08-07 삼성에스디아이 주식회사 박막 트랜지스터 및 이를 이용한 유기 전계 발광표시장치
JP2008262350A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Rohm Co Ltd データ処理装置及びこれに用いるデータ制御回路
US7795613B2 (en) 2007-04-17 2010-09-14 Toppan Printing Co., Ltd. Structure with transistor
KR101325053B1 (ko) 2007-04-18 2013-11-05 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 기판 및 이의 제조 방법
KR20080094300A (ko) 2007-04-19 2008-10-23 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법과 박막 트랜지스터를포함하는 평판 디스플레이
KR101334181B1 (ko) 2007-04-20 2013-11-28 삼성전자주식회사 선택적으로 결정화된 채널층을 갖는 박막 트랜지스터 및 그제조 방법
CN101663762B (zh) 2007-04-25 2011-09-21 佳能株式会社 氧氮化物半导体
EP2075696A3 (en) * 2007-05-10 2010-01-27 Texas Instruments Incorporated Interrupt- related circuits, systems and processes
KR101345376B1 (ko) 2007-05-29 2013-12-24 삼성전자주식회사 ZnO 계 박막 트랜지스터 및 그 제조방법
US20080307240A1 (en) * 2007-06-08 2008-12-11 Texas Instruments Incorporated Power management electronic circuits, systems, and methods and processes of manufacture
US7730248B2 (en) * 2007-12-13 2010-06-01 Texas Instruments Incorporated Interrupt morphing and configuration, circuits, systems and processes
US8202365B2 (en) 2007-12-17 2012-06-19 Fujifilm Corporation Process for producing oriented inorganic crystalline film, and semiconductor device using the oriented inorganic crystalline film
JP4623179B2 (ja) 2008-09-18 2011-02-02 ソニー株式会社 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP4464451B2 (ja) * 2008-10-07 2010-05-19 Necエレクトロニクス株式会社 マイクロコントローラ
JP5451280B2 (ja) 2008-10-09 2014-03-26 キヤノン株式会社 ウルツ鉱型結晶成長用基板およびその製造方法ならびに半導体装置
JP5781720B2 (ja) 2008-12-15 2015-09-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
WO2011048968A1 (en) * 2009-10-21 2011-04-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
EP2887395B1 (en) * 2009-11-20 2019-05-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Nonvolatile latch circuit and logic circuit, and semiconductor device using the same
JP2011210152A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Renesas Electronics Corp マイクロコンピュータ
WO2012004863A1 (ja) * 2010-07-07 2012-01-12 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ処理装置およびデータ処理システム
TWI615920B (zh) * 2010-08-06 2018-02-21 半導體能源研究所股份有限公司 半導體裝置及其製造方法
US9129703B2 (en) * 2010-08-16 2015-09-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory device
US8871565B2 (en) * 2010-09-13 2014-10-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device
WO2012050934A2 (en) * 2010-09-28 2012-04-19 Fusion-Io, Inc. Apparatus, system, and method for a direct interface between a memory controller and non-volatile memory using a command protocol
JP5839474B2 (ja) * 2011-03-24 2016-01-06 株式会社半導体エネルギー研究所 信号処理回路
US8837203B2 (en) * 2011-05-19 2014-09-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP5890251B2 (ja) * 2011-06-08 2016-03-22 株式会社半導体エネルギー研究所 通信方法
JP6100076B2 (ja) * 2012-05-02 2017-03-22 株式会社半導体エネルギー研究所 プロセッサ
US8604852B1 (en) * 2012-09-11 2013-12-10 Oracle International Corporation Noise suppression using an asymmetric frequency-locked loop

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07287699A (ja) * 1994-02-28 1995-10-31 Hitachi Ltd データ処理装置
US5778237A (en) * 1995-01-10 1998-07-07 Hitachi, Ltd. Data processor and single-chip microcomputer with changing clock frequency and operating voltage
JP2002288150A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
US20110156024A1 (en) * 2009-12-25 2011-06-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Memory device, semiconductor device, and electronic device
JP2011151796A (ja) * 2009-12-25 2011-08-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 記憶装置、半導体装置、及び電子機器
US20110176357A1 (en) * 2010-01-20 2011-07-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Signal processing circuit and method for driving the same
JP2011171723A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 信号処理回路、及び信号処理回路の駆動方法
US20120054479A1 (en) * 2010-08-27 2012-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd IMAGE FORMING APPARATUS, SYSTEM-ON-CHIP (soc) UNIT, AND DRIVING METHOD THEREOF
JP6563530B2 (ja) * 2012-05-25 2019-08-21 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130315011A1 (en) 2013-11-28
JP2014002726A (ja) 2014-01-09
JP2018085163A (ja) 2018-05-31
JP6050721B2 (ja) 2016-12-21
JP6275232B2 (ja) 2018-02-07
JP6815446B2 (ja) 2021-01-20
JP6563530B2 (ja) 2019-08-21
US9129667B2 (en) 2015-09-08
JP2017045479A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6563530B2 (ja) 半導体装置
KR102195659B1 (ko) 기억 장치
JP6178466B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の作製方法
JP6074488B2 (ja) 半導体装置
US9741794B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
JP6285589B2 (ja) 半導体装置の駆動方法
US9857860B2 (en) Power supply control circuit and signal processing circuit
US9207751B2 (en) Semiconductor device
JP5807076B2 (ja) 半導体装置
JP6420103B2 (ja) 記憶装置
JP6122709B2 (ja) 信号処理回路
US9786350B2 (en) Memory device
US9261943B2 (en) Semiconductor device and driving method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6815446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250