JP2019512617A - 靴下 - Google Patents

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ガブリエーレ ブラント
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エリザベッタ ビルメリン
ゼバスチャン カメラー
ゼバスチャン カメラー
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ペディレイ ケア ゲーエムベーハー
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Abstract

【課題】形状通りに使用者の足に容易に装着可能な靴下を提供する。【解決手段】靴下(10)には靴下(10)の着用時に足(1)の裏を覆うのに適した足裏部(100)がある。更に、靴下(10)のつま先部(200)は、靴下(10)の着用時に足裏部(100)と共に足(1)のつま先部分を受け止めるのに適している。靴下(10)は更に靴下(10)の着用時に足(1)の甲を少なくとも部分的に覆う足背部(300)を含む。靴下(10)のかかと部(400)は靴下(10)の着用時に足(1)のかかとを覆うのに適している。靴下(10)は靴下(10)の着用時に足(1)の足首で開放可能に靴下(10)を閉じるのに適した足首締付部(600)を含む。【選択図】図4B

Description

本発明は、靴下、特に使い捨て靴下、又はブーティ、特に使い捨てブーティ、特に使い捨てブーティ又は靴下、特に足病ケアに関するヘルスケア、化粧品、個人衛生及び衛生産業、運送業、旅館業ならびに社会施設及び/又は医療施設で使用される繊維系材料製の使い捨て靴下、ならびにこのような靴下又はブーティの製造方法に関する。本発明は更に包帯のようなブーティ、包帯靴下、又は包帯靴に関する。
複数の異なる個人や足の種類を対象とした従来型の靴下又はブーティが使用される病院、老人ホーム、その他施設において、綿やプラスチック製の再使用可能なブーティや靴下を使用する際には、ブーティの衛生、特に無菌状態の確保に多大な努力を要するという課題がある。
このため、使い捨てブーティの使用は環境的な見地からも有意義である。さらに再使用可能なブーティの使用には、その着脱だけでなく、尚努力を要する洗濯への再循環が含まれる。また、靴下には通常滑り止めがあまりないため、靴なしで歩くには従来の靴下の適正は限定的である。
使い捨てブーティは、例えばDE100 52 825 C2又はDE 299 18 743 Ulから知られている。ここではペーパストッキング、特に柔らかく恒久性、吸収性、弾力性のある紙からなる紙靴下が設けられ、紙靴下は使い捨て1回使用のものである。この商品は一枚の平判紙を裁断したものからなり、更に着用中に足の形状通りに取り付け可能である。ここで、かかと領域及びつま先領域の裁断縁は形状通りに互いに接着され、又は形状通りに互いに縫製又は接着可能である。このように使用者の足が全体に好ましくは折り重なることなく取り囲まれる。
不織布製使い捨てブーティの製造方法がDE 10 2008 030 941 B4から知られており、使い捨てブーティの裁断パターンが示され、その裁断パターンには少なくとも2つの第1裁断パターン縁、2つの第2裁断パターン縁、2つの第3裁断パターン縁がある。
不織布材料は巻物又はシート地として設けられる。シート地はインプリント加工及び/又はエンボス加工される。更に、少なくとも1つの弾性片要素が不織布材料の第3裁断パターン縁に固定され、第3裁断パターン縁が足の開口を画定する。また、マイクロビーズが不織布材料に導入され、次にこのために第1裁断パターン縁と第2裁断パターン縁とが正確に取り付けられる。最後に裁断パターンに基づき不織布材料が適切に打ち抜かれる、又は切り抜かれる。
DE 10 2004 005 556 B4は肌に密着して着用される織物ストッキング、靴下、パンティストッキング、包帯を記載しており、活性物質堆積物が徐々に放出される活性物質層が含まれる。ここで、肌と接する織物内側の所定領域、及び/又は、標示に従い予め設定可能又は周知のツボや経絡等により決定可能であって成分を混成することができるパッドには、ゾルゲル法により製造された有機液体及び/又は油に含有された無機金属酸化物粉末が設けられる。
独国特許発明第10052825号明細書 独国実用新案第29918743号明細書 独国特許出願公開第102008030941号明細書 独国特許出願公開第102004005556号明細書
本発明は形状通りに使用者の足に容易に装着可能な靴下、特に使い捨て靴下、又は使い捨てブーティ、ならびにその製造方法を提供するという目的に基づくものである。
この目的は独立請求項の主題より解決される。本発明の有利な実施形態やさらなる進歩は従属請求項に記載されている。
このため、本発明によると、靴下又は使い捨てブーティの着用時に足の裏を覆う足裏部と、靴下又は使い捨てブーティの着用時に足裏部と共に足のつま先部分を完全に受け止める又は収容するつま先部と、靴下又は使い捨てブーティの着用時に少なくとも部分的に足の甲を覆う足背部とを具備する靴下、特に使い捨て靴下又は使い捨てブーティが提供される。
一実施形態によると、靴下又は使い捨てブーティの着用時につま先部は足裏部と共に少なくとも部分的に足のつま先部分を受け止めてもよい。一実施形態によると、靴下又は使い捨てブーティは、靴下又は使い捨てブーティの着用時に足のかかとを覆うかかと部を更に含んでもよい。靴下又は使い捨てブーティは、靴下又は使い捨てブーティの着用時に足首又は足の足首領域において、靴下又は使い捨てブーティを開放可能に固定する足首締付部を更に含んでもよい。
特に介護者等の第三者による靴下の着用を容易にするために、足裏部と反対側で足の甲に沿って延びる足背開口により足背部が足背部の第1の左部と第2の右部に分離され、足背開口が少なくとも部分的に足首締付部により固定可能であれば有利である。特に靴下の装着を容易にするためには、足背開口が、つま先部から足背部への移行領域において、つま先部から、特に足背開口端から靴下の折り返し領域の終結縁に、特に折り返し開口に隣接する裁断縁部分に延びれば便利である。靴下の製造を簡略化するためには、足背開口をスリット又は切り抜きとして形成し、靴下の着用時であって、足の甲に固定されていない状態において、スリット又は切り抜きが足の足首領域からつま先部へと延びることができれば有利である。足首締付部により確実に靴下を容易に固定するためには、足背開口に隣接する靴下の裁断縁部分と、折り返し開口に隣接する靴下の裁断縁部分との間の足首締付部の領域に、角度が80°〜130°の範囲の裁断縁角部分を設ければ有利である。低コストな製造のために、特に使い捨て靴下として、靴下の構成要素の少なくとも1つが不織布材料を含む既製の平坦材料で構成されれば有利である。靴下を使用者の足に形状通りに調節させるために、ならびに収縮状態ではサイズが1つのみの靴下を異なる大きさの足に適用するためには、靴下の構成部分の少なくとも1つが既製の伸縮材で構成されれば便利である。ここで、伸縮材は、少なくとも50%の伸縮性を有するものであれば有利である。ここで伸縮材の拡張度が100%〜30%であれば有利である。ここで、伸縮材の収縮状態において、伸縮材の伸縮方向が1方向のみで、かかと部の折り返し領域の終結縁と略平行に延び、裁断縁部分の法線方向からずれて10°〜80°の範囲の角度で足裏部に隣接する裁断縁部分と交差すれば有利である。ここで、伸縮方向がかかと部の脚領域に隣接する裁断縁部分と略垂直に交差すれば有利である。伸縮材を簡易に製造するために、伸縮材が材料層と弾性化手段からなる複合構造を含み、当該複合構造が少なくとも伸縮方向に沿って伸縮可能なように、材料層が収縮した弾性化手段に波打形状で接合されれば有利である。ここで、弾性化手段が弾性繊維又は弾性膜を含めば便利である。継ぎ目方向に伸縮させるために、靴下の構成部分の少なくとも2つが、継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目に接合されれば有利である。収縮状態ではサイズが1つのみの靴下を異なる大きさの足に適用するために、収縮状態の靴下の靴下縦方向に沿った寸法が収縮状態では40cm以下であり、着用時に伸張状態に伸ばされて、かかと部が足のかかとを覆い、足首締付部により足首に固定されるようになれば有利である。
本発明によると、以下の構成要素を含む使い捨てブーティが更に提供される。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に足の裏を覆う足裏部を含む。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に足裏部と共に足のつま先部分を完全に受け止める、又は収容するつま先部を更に含む。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に少なくとも部分的に足の甲を覆う足背部を更に含む。足背部の裁断縁領域が足の甲を斜めに横切って足の足首領域に延びることが可能であると好ましい。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に足のかかとを覆うかかと部を含むことが好ましい。少なくとも足裏部、かかと部、つま先部を一枚の裁断パターンとして形成可能であることが好ましい。使い捨てブーティを簡易に製造するために、足裏部、かかと部、足背部、つま先部を一枚の裁断パターンとして形成すれば有利である。使い捨てブーティを使用者の足にしっかり形状通りに装着可能とするために、着用時に足の甲で使い捨てブーティを開放可能に固定する足背締付部を使い捨てブーティが更に備えれば特に有利である。足背締付部の実施形態によると、足背締付部はフラップ部を含み、フラップ部は足裏部に固定され、フラップ部を開放可能に足背部又は足裏部に固定するボンディング要素を備える。別の実施形態によると、足背締付部は、使い捨てブーティの着用時に少なくとも部分的に足裏部と足背部を取り囲む接着テープを含む。本発明の別の有利な実施形態によると、使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に足の足首を開放可能に固定する足首締付部を更に含む。一実施形態によると、足首締付部は少なくともフラップ部を含み、フラップ部はかかと部に固定され、フラップ部を足首締付部又はかかと部に開放可能に固定する接着要素を備える。本発明の別の有利な実施形態によると、足首締付部は少なくとも接着テープを含み、接着テープは使い捨てブーティの着用時に足の足首を少なくとも一度取り囲む。使い捨てブーティを低コストで簡易に製造するために、使い捨てブーティの構成部分の少なくとも2つを接着、縫製、ボンディング、溶接により相互接合すれば有利である。使い捨てブーティを確実に右足又は左足に特にうまく形状通りに調節させるために、使い捨てブーティが形状通りに左足又は右足の両方に装着できるような足裏部、足背部、つま先部であれば特に便利である。ここで、足背部の裁断縁部分が、使い捨てブーティの着用時に足の内側のつま先部分から足の外側の足首部分に延びれば有利である。更に、足裏部が形状通りに足の直立投影を取り囲む形状であれば有利である。使い捨てブーティを特に低コストで大量に製造するために、使い捨てブーティの構成部分の少なくとも1つが不織布、紙、織物等の既製の平坦材料からなれば特に便利である。中間サイズの使用者の足でも形状通りに調節させるために、平坦既製部が裁断面に沿って他の方向よりも伸縮可能又は拡張可能な好ましい方向が平坦既製部にあれば特に便利である。ここで、足裏部の場合、好ましい方向が足の縦方向と平行であれば便利である。更に、かかと部の場合、好ましい方向がかかと部の法線に対し斜めであれば有利である。また、つま先部の場合、好ましい方向が足の縦方向に対し斜め又は略直交であれば特に有利である。看護や病院の分野で使用するために、使い捨てブーティの少なくとも一部がスキンケア又は埋め込み医薬的活性物質であれば特に有利である。本発明によると、以下の工程を含む本発明による使い捨てブーティの製造方法が更に設けられる。まず、一巻き又は積み重ねた平坦材料が設けられる。その後、使い捨てブーティの構成部分を所定の裁断パターンによって平坦材料から分離する。次に、使い捨てブーティの構成部分の所定接合部分に従い構成部分を接合する。使い捨て靴下の構成部分のうち、構成部分として明細書や請求項に導入される構成、特に足裏部、つま先部、足背部、かかと部、足背締付部、足首締付部、ならびにフラップ部は全て含まれなければならない。
本発明によると、以下の構成要素を備えた使い捨てブーティが更に提供される。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に足の裏を覆う足裏部を含む。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に足裏部と共に足のつま先部分を完全に受け止める、又は収容するつま先部を更に含む。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に少なくとも部分的に足の甲を覆う足背部を更に含む。使い捨てブーティは、使い捨てブーティの着用時に足のかかとを覆うかかと部を更に含む。かかと部は挿入物を受け止める受け部を含んでもよい。一実施形態によると、使い捨てブーティの着用時に受け部は足のかかと周囲で足の甲から少なくとも部分的に足の丸くふくらんだ部分に延びる。受け部で足のかかとを囲むことができ有利である。挿入物が圧力保護用材料を含む場合、足、特にかかとを過剰な機械的負荷から保護できる。例えば、挿入物は特に少なくとも部分的に足の甲、足の足首、及び/又は足の側面を覆うシリコンパッド、ゲルパッド、クッション、スポンジ、フォームクッション、綿パッドを含んでもよく、又はこれらであってもよい。更に、支持手段により足の安定性を向上させる挿入物も考えられる。これは足の足首に沿って上向きに受け部が到達すればするほど一層効果的である。また、一種の中敷として裏から足を支える挿入物が考えられる。肌との摩擦を最小限とするために、使い捨てブーティの着用時に足と接する使い捨てブーティの表面領域に低摩擦化材料を含めてもよい。本発明による使い捨てブーティの弾性や張力等の機械的及び/又は幾何学的特性の他に、触覚的「柔らかさ」(つまり縁のない特になめらかなできれいな加工等)は着用者及び/又は足にとって有利である。例えば、低摩擦化材料に低摩擦化基材又は含浸織物又は表面領域の被覆を含めてもよい。足の肌と使い捨てブーティとの間に潤滑効果を生成するために、ローションを含む織物片を設けることができる。織物片は特に少なくとも部分的に足の甲、足の足首、及び/又は足の側面を覆うことができる。(例えば潤滑効果により)皮膚刺激を低減する他に、使い捨てブーティに塗布される活性物質を更に使い捨てブーティに含めもよく、活性物質は摩擦低減、悪臭抑制、抗菌性、静菌性、静真菌性、抗ウイルス性、止血性、痛み緩和作用がある。有利な実施形態によると、使い捨てブーティはかかと部に固定される着用補助部を含む。着用補助部により使い捨てブーティの着脱を容易にすることができる。例えば、かかと部をかかとに被せる及び/又はかかとから取り外すために着用補助部で使い捨てブーティを掴むことができるため、着用補助部は使い捨てブーティの着脱を容易にすることができる。例えば、特に簡略で低コストの実施形態ではかかと部から延びるフラップ、小穴、布切を着用補助部に含めてもよい。
足裏部、かかと部、つま先部、更に足背部を一枚の裁断パターンとして形成可能とすることが好ましい。使い捨てブーティ全体を一枚の裁断パターンとして形成可能とすることが好ましい。一枚の裁断パターンの少なくとも裁断縁角部分の裁断縁角は70°以上、特に75°以上、及び/又は90°以下、特に85°以下、及び/又は好ましくは約80°であってもよい。更に、一枚の裁断パターンにはつま先部に対応する領域に半円形のへこみがある。更に、多層材料におむつ材料又は伸縮材を含めてもよい。更に、局在領域又は限定空間領域において、その領域用の特殊機能を設ける局在材料層を多層材料に含めてもよい。更に、足に使い捨てブーティを着用する際に、足の甲で使い捨てブーティを開放可能に固定する足背締付部を設けてもよい。足背締付部は弾性材料を備えてもよい。更に、継ぎ目なしの使い捨てブーティを製造することができる。
このため、本発明によると、形状通りに足を受け止める、又は収容するよう調節される使い捨てブーティが設けられる。ここで、使い捨てブーティの足裏部は平坦既製部として形成され、好ましい実施形態では足裏形状である。更に、使い捨てブーティには足裏部に接合されるかかと部があり、かかと部は足裏部と共にかかとを受け止める袋を形成する。また、使い捨てブーティには足裏部に接合されるつま先部があり、つま先部は足裏部と共につま先を受け止める袋を形成する。使い捨てブーティには更に足背部があり、足背部は足裏部の長手側面に沿って足裏部に接合され、足裏部と共に中足を受け止める袋を形成し、足裏部の長手側面の反対側に開放される。使い捨てブーティには更にかかと部があり、使い捨てブーティの着用時にかかと部は足のかかとを覆う。使い捨てブーティはかかと部、挿入物を受け止める受け部を備えてもよい。受け部を特に袋状に形成することができる。この関係で受け部を袋又はかかと部袋としてもよい。
よって、形状に正確な足裏を備えた使い捨てブーティが形成され、足の前部と後部を受け止める袋が更にかかと領域とつま先領域に形成される。更に、本発明によると、足の一方側に向かって開口し、足の他方側に向かって閉鎖する中足用袋が形成される。
ここで、中足用袋の縁は、つま先領域から足首領域に至る中足袋の開口側から、中足袋の閉鎖側へと斜めに延びる。よって、つま先部分がつま先部袋に容易に挿入可能で、その後、かかと部に形成した袋内へと足を挿入でき、両手順は共にブーティを足の一方から滑らせて行われるため、使い捨てブーティの容易な装着が達成される。本発明による実施形態において、使い捨てブーティを使用者の足にしっかり装着可能とする足背締付部が中足袋の開口側に更に形成される。
以下では例えば図面に基づき本発明をより詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態による使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図2Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図2Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図3Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図3Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図4Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図4Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図5Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図5Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図6Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図6Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図7Aは本発明の別の実施形態による使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図7Bは本発明の別の実施形態による使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図8は本発明の実施形態による使い捨てブーティの足裏部の既製部を示す。 図9は本発明の実施形態による使い捨てブーティのつま先部と足背部の一枚の既製部を示す。 図10Aは本発明の実施形態による使い捨てブーティのかかと部の既製部を示す。 図10Bは本発明の実施形態による使い捨てブーティのかかと部と足首締付部の一枚の既製部を示す。 図10Cは本発明の別の実施形態による使い捨てブーティのかかと部と足首締付部の一枚の既製部を示す。 図11Aは本発明の実施形態による使い捨てブーティの足背締付部又は足首締付部の接着テープを示す。 図11Bは本発明の実施形態による使い捨てブーティの足背締付部のフラップ部を示す。 図12は本発明の実施形態による使い捨てブーティの足裏部、かかと部、足背部、かかと部の一枚の既製部を示す。 図13は本発明の実施形態による一枚の既製部からなる使い捨てブーティにおいて、足の縦方向に関連して平坦既製部の好ましい方向について記載を追加した図12の一枚の既製部を示す。 図14は本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図15は本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図16は本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図17Aは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図17Bは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図18は本発明の実施形態による使い捨てブーティの多層材料の概略斜視図を示す。 図19は本発明の別の実施形態による使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図20は本発明の別の実施形態による使い捨てブーティの概略斜視図を示す。 図21は本発明の実施形態による使い捨てブーティの多層材料の概略斜視図を示す。 図22Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図22Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図22Cは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図23Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図23Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図23Cは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図24Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図24Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図24Cは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図25Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図25Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図25Cは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図26Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図26Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図26Cは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図27Aは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図27Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図27Cは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図28Aは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図28Bは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図29Aは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図29Bは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図30Aは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図30Bは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図31Aは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図31Bは本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ、及び関連する裁断パターンの概略斜視図を示す。 図32Aは本発明のある実施形態による靴下、特に伸縮材を含み得る靴下の収縮状態と伸張状態の裁断パターンの概略図を示す。 図32Bは本発明のある実施形態による靴下、特に伸縮材を含み得る靴下の収縮状態と伸張状態の裁断パターンの概略図を示す。 図33Aは図32Aの収縮状態の裁断パターンに基づく本発明のある実施形態による靴下の概略斜視図ならびに側面図を示す。 図33Bは図32Aの収縮状態の裁断パターンに基づく本発明のある実施形態による靴下の概略斜視図ならびに側面図を示す。 図33Cは図33Aによる靴下の伸張状態の概略斜視図を示す。 図34Aは本発明の別の実施形態による靴下の概略斜視図を示す。 図34Bは本発明の別の実施形態による靴下の概略斜視図を示す。 図34Cは本発明の別の実施形態による靴下の概略斜視図を示す。 図34Dは本発明の別の実施形態による靴下の概略斜視図を示す。 図35Aは折り畳み状態の靴下の上面図を示す。 図35Bは折り畳み状態の靴下の上面図を示す。 図35Cは折り畳み状態の靴下の上面図を示す。
図面における様々な図形では互いに対応する構成要素に同じ参照番号を付す。
図1は本発明の実施形態による靴下10、又は使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。
使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10には足裏部100、つま先部200、足背部300がある。形状に正確な状態で足1に装着可能なように使い捨てブーティ10を製造する。これについて、使い捨てブーティ10を足1に着用した状態において、足裏部100が足1の裏を覆う。使い捨てブーティ10の着用時につま先部200が足裏部100と共に足1のつま先部分を完全に受け止める。このため、使い捨てブーティ10を足1に着用した状態において、足背部300が少なくとも部分的に足1の甲を覆う。「足背」、「足の土踏まず」、「足の甲」という用語は同義語とみなされる。
図1から分かるように、本発明の一実施形態によると、足背部300の裁断縁310の部分が足1のつま先部分から足1の甲を横切り足1の足首部分まで斜めに延びることができる。このように延びる足背部300の裁断縁310を設けることにより、使い捨てブーティ10を足1に着用する際に、足1のつま先部分をまず足背部300の開放側からつま先部200内へと滑り込ませることができ、足1への使い捨てブーティ10の装着が容易になる。
図2A、図2Bは、本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図2A、図2Bから分かるように、使い捨てブーティ10、又は靴下10、特に使い捨て靴下10は、足裏部100、つま先部200、足背部300の他に、使い捨てブーティ10の着用時に足1のかかとを覆うかかと部400を更に含む。更に、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10には足背締付部500があり、使い捨てブーティ10を足1に着用した状態において、足背締付部500が足1の甲で使い捨てブーティ10を開放可能に固定する。図2A、図2Bに示す本発明の実施形態によると、足背締付部500にはフラップ部510があり、フラップ部510は足裏部100に固定され、足背部300又は足裏部100にフラップ部510を開放可能に固定するためのボンディング要素515を備える。
図2Aから分かるように、上記の裁断縁310の部分は足裏部100の第1長手側面101から足裏部100の第2長手側面102に延び、使い捨てブーティ10のつま先部200から始まり使い捨てブーティ10のかかと部400に至る。本発明の実施形態によると、足裏部100、足背部300、つま先部200により使い捨てブーティが左足又は図示の右足1に形状通りに着用されるようになる。
図2Aに示す実施形態において、足裏部100の第1長手側面101は足の内側にあり、足裏部100の第2長手側面102は右足1の外側にある。このため、足背部300の裁断縁310の部分は、使い捨てブーティ10の着用時に、つま先部200で受け止められる足1のつま先部分から、又は足の内側の、つまり足裏部100の第1長手側面101のつま先部200から、足1の外側の、つまり足裏部100の第2長手側面102の足1の足首部分へと延びる。このように、足背部300の裁断縁310の部分は足裏部100の第1長手側面101、102に沿ってつま先部200からかかと部400へと互い違いに延びる。使い捨てブーティ10を左足に調節する場合、足裏部100の第1長手側面101は左足の内側に対応し、かかと部200の第2長手側面102は左足1の外側に対応する。このため、左右の足に調節される一対の使い捨てブーティ10を設ける場合、対称的に一致するように形成された2つの使い捨てブーティ10が設けられる。図2A及び下記図8から更に分かるように、足裏部100は形状通りに足1の直立投影を取り囲む形状とするのが有利である。
足背締付部500のフラップ部510を足裏部100に対し足裏部100の第1長手側面101、つまり足1の内側に固定するのが有利である。図2Aと図2Bとを比較から分かるように、使い捨てブーティ10を足1に着用する際に、まず足1のつま先部分を足の内側から袋状に形成されたつま先部200内に、又は足裏部100の第1長手側面101からつま先部200内に滑り込ませる。これは足背部300が足1の内側に向かって、又は足裏部102の長手側面に向かって開放しているため容易になる。更に、足背部300の裁断縁310部分の方向により、足1に使い捨てブーティ10を装着するのが更に容易になる。これは足1の親指を中心として、足の内側から、又は、足裏部100の第1長手側面101から、つま先部200内につま先部分を滑り込ませ、次に、足1をつま先部200で足の内側に向けて、又は、足裏部100の第1長手側面101に向けて、つま先部200内へと旋回して移動することができるためである。使い捨てブーティを足1のつま先部分に装着した後に足1のかかとをかかと部400内に挿入する。このため、左足/右足に調節する際に、つまり足の親指が位置する側で足背締付部500が足裏部100の足の内側へ固定される。この過程で足背締付部500が足背部300の開放領域を締め付け、足背部300の閉鎖領域に対向する。
つま先部200と同様にかかと部400が足1のかかとに対応する袋を形成する。足1の裏は足裏部100と接するため、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10が足背締付部500により固定される。このため、フラップ部510が足1の外側の方向、又は足裏部100の第2長手側面102の方向で足1の甲を横切って移動し、足背部300の裁断縁310の部分を通る。ボンディング要素515と足背部300との接着結合により、又は該当する場合は足裏部100との接着結合により、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10が足背締付部500により固定される。このため、使い捨てブーティ10を着用する際に足背締付部500が足背部300の裁断縁310の上を通るように足背締付部500が形成される。
図2Bから分かるように、本発明による足背締付部500を設けることによりボンディング要素515と足背部300とを異なる位置で接着結合させる無段調節が可能になるため、特に足1への使い捨てブーティ10の取り付けや形状通りの装着が可能になる。
図3A、図3Bは、本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図3A、図3Bに示す使い捨てブーティ10は、フラップ部510の代わりに接着テープ520が足背締付部500に含まれる点において、図2A、図2Bに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なり、使い捨てブーティ10を足1に着用した状態において、接着テープ520が足裏部100と足背部300とを少なくとも一度取り囲む。「接着テープ」とは、機能的包帯材料の一部と理解され、粗面材、織物材、又はそれ自体にくっつく特性がある。このため、足1への装着状態において使い捨てブーティ10の中足領域を取り囲むと、接着テープ520が中足領域で少なくとも一度使い捨てブーティ10を取り囲み又は包み込み、その領域で接着テープ520がそれ自体にくっつく。
接着テープは、サポート包帯又はテープ包帯としても知られる。接着テープは、例えば治療又は予防目的で装着され、関節の移動を制限する自己接着性圧迫包帯である。このため、テープ包帯は機能的包帯である。よって、接着テープ、サポート包帯、テープ包帯は、例えば筋肉や靭帯の弱った又は損傷した構造を完全に固定することなく保護する固定包帯である。また、不安定性がある場合、サポート包帯を予防として装着し、怪我を防止することができる。更に、接着テープ、サポート包帯、テープ包帯には長手方向に特定の弾性があるため、これに取り囲まれた体の部分に圧力がかけられる。このため、図3A、図3Bに示す使い捨てブーティ10の実施形態において、接着テープ520により特に有利に使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10が形状通りに又はぴったりと足1の中足にフィットされる。接着テープ520は、接着効果のないキネシオテープ又は包帯でもよく、中足区分で使い捨てブーティ10に巻かれた後にクリップにより固定される。
接着テープ520の更なる利点として、使い捨てブーティ10を足1に着用した状態において、接着テープ520が足裏部100を覆うともに、使用者が歩行中に床と接する。この過程で使用者が床敷の上を歩くと、接着テープ520の自己接着性又は接着特性が、足1に装着された状態の使い捨てブーティ10の滑り止めとなる。このように、使い捨てブーティ10の図3A、図3Bの実施形態によると、接着テープ520を使用することで特に使い捨てブーティ10を足1にカスタムフィット装着させると共に、使い捨てブーティ10で歩行中の滑り止めが達成される。
図4A、図4Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図4A、図4Bに示す使い捨てブーティ10は、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10には更に足首締付部600がある点で、図2A、図2Bに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。使い捨てブーティ10の装着時に足首締付部600が、足1の足首で使い捨てブーティ10を開放可能に固定する。図4A、図4Bに示す本発明の実施形態において、足首締付部600が少なくともフラップ部610を取り囲み、フラップ部610はかかと部400に固定され、フラップ部610を足首締付部600又はかかと部400に開放可能に固定するボンディング要素615を備える。例えば滑り止めを形成するために、製造工程において機械により床に面する足裏部100の側面をシリコンで被覆することができる。これにより、足1の足背領域に巻かれた接着テープ520を使用する図3A、図3Bの実施形態と同じ効果がもたらされる。
足首締付部600のボンディング要素615、ならびに足背締付部500のボンディング要素515をマジックテープ(登録商標)又は接着片として構成することができる。更に、ボンディング要素515、615をシリコン締付要素として構成することができる。例えば、スミス・アンド・ネフューという会社のオプサイト・フレキシフィックスをボンディング要素615、515に用いることができる。
図4A、図4Bから分かるように、足1に使い捨てブーティ10を着用する際に、足背締付部500がまず固定され、次に足首締付部600が足1の足首に固定される。足首締付部600を設けることで、足1に着用する際に使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10を足1にしっかり着用させることができ、足背締付部500のみを設ける場合よりも足1から使い捨てブーティ10が外れるのがより頑丈に防止される。更に、足首締付部600が形状通りにぴったり足1の足首領域とかかと領域にフィットするため、足1の足首領域から足1のつま先部分に至る足1全体で完全にフィットした使い捨てブーティ1が達成される。使い捨てブーティ10が足1にタイトにフィットするため、使い捨てブーティ10により足1の隔離が達成される一方、使い捨てブーティ10の足1へのタイトフィットにより使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10が広範囲で足1と直接接するため、使い捨てブーティ10に組み込んだスキンケア又は医薬的活性物質が足1に浸透可能となる。
図5A、図5Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図5A、図5Bに示す使い捨てブーティ10は、足首締付部600が少なくとも接着テープ620を具備する点で、図4A、図4Bに示す実施形態とは実質的に異なる。使い捨てブーティ10の着用時に、接着テープ620は足1の足首を少なくとも一度囲む。少なくとも1つの足首締付部600の接着テープ620を設けることで、図5Bに示すように接着テープ620により一方側又は両側から足1の足首領域を巻くことができるため、2つの接着テープ620又は1つの接着テープ620により足首締付部600のタイトフィットが達成される。
図6A、図6Bは本発明の別の実施形態による開放状態と固定状態の使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図6A、図6Bに示す使い捨てブーティ10は、図4A、図4Bに示す使い捨てブーティ10で図示し記載したような足首締付部600を設けている点で、図3A、図3Bに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。図6A、図6Bに示す本発明の実施形態により、足1の中足への使い捨てブーティ10のタイトフィットと同時に滑り止めが達成される一方、他方でボンディング要素615と接合したフラップ部610により足1の足首領域で使い捨てブーティ10を素早く固定することができる。
図7A、図7Bは本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図7A、図7Bに示す使い捨てブーティ10は、テープ620aを含む足首締付部600を設けた点で、図5A、図5Bに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。テープ620aは足1の足首と足1の足背とに交互に巻かれることにより足背部分と足首部分の両方に使い捨てブーティ10を固定する。上記のとおりテープ620を接着テープとして形成してもよいが、テープ620aは接着効果のない弾性テープ又は包帯でもよい。この場合、テープ620aはクリップ又は接着剤で固定可能である。接着テープをテープ620aとして使用する場合、歩行中の滑り止めが向上するという利点もある。
以下では本発明による使い捨てブーティ10の裁断パターンの既製部について説明する。
本発明の実施形態によると、使い捨てブーティ10の構成部分100、200、300、400、500、510、600、610のうち少なくとも1つが平坦材料の既製部からなる。平坦材料は、不織布、紙、セルロース繊維の不織布、織物である。
不織布材料は何らかの方法で(繊維層、繊維ウェブの)不織布に正確に取り付けられ、何らかの方法で相互接合された長さに制限のある繊維、無端繊維(フィラメント)、各種又は各由来の切断糸の構造である。一方、繊維とは、レース生産時や房製品製造時の織込中、緯編中、経編中、組編中に糸を織り交ぜる、又は編み合わせることで作られる織物と理解される。更に、ホイルや紙は不織布材料に含まれない。紙は実質的に植物由来繊維からなる平坦材であり、繊維材料懸濁液を脱水してふるうことで形成される。この過程で繊維フェルトが出現し、これが圧縮され乾燥される(DIN6730)。
但し、使い捨てブーティ10に使用可能な紙と不織布からなる材料混合物も存在する。
このような材料混合物としては、例えば縮セルロース繊維不織布がある。これは柔らかく吸収性のある紙不織布である。製紙産業ではセルロースは高品質原材料である。漂白パルプは化学的純度の非常に高い要件を満たすことができるため、衛生製品の製造に適している。セルロース繊維不織布は細かく縮められ、一時的に湿潤が強く、非常に吸収性があり、一層又は複層に加工することができる。不織布は裁断、穿孔、エンボス加工が可能である。エンボス加工により表面が大きくなるため、より多くの湿気を紙で吸収することができる。薄葉紙に加工する際に重ね合わせた各種セルロース繊維不織布により吸収力と破壊強度が更に向上する。香油を塗布した衛生製品を設けることができる。トイレットペーパー、おむつ、生理用ナプキン等の高品質衛生製品、ならびに医療用傷口包帯はセルロース繊維不織布からなる。
合成及び/又は天然繊維からなる不織布材料を不織布材料として設けることができる。合成不織布材料又は天然/合成不織布材料混合物は弾性が高い。環境的理由上ほぼ天然繊維のみを不織布材料に含めることができるため、環境的に分解可能となる。例えばモダール繊維又がビスコース繊維を繊維として使用可能である。更に、天然繊維の方が合成繊維よりも吸収力がよい。
不織布材料は概ね柔軟な織物であり、つまりわずかにしなやかで、その主要構造要素は織物繊維であり、長さや幅に比べて比較的厚みが薄い。同様に、織物ではない短繊維として使用される繊維により、又は固化方法により織物というよりは紙、ホイル、繊維増加プラスチックに似た不織布材料が存在する。
使い捨てブーティ10の平坦既製部として使用するために、病院や老人ホーム用として不織布材料を使用することが好ましい。例えば、患者の上掛けとして既に不織布材料製のものがあり、不織布材料製湿布が広く利用されている。
又、少なくとも第1不織布材料をエンボス加工、又は別の不織布材料と機械的に圧縮することができる。更に、エアレイド方法により不織布材料層又はシートは相互接合できる。同様の、又は異なる不織布材料を少なくとも部分的に重ね合わせて接着することができる。これにより吸収力の他に複合不織布の湿潤強度も向上する。
本発明によると、既製部が対応する少なくとも2つの裁断パターンを並行加工できるように不織布材料を一巻きで、及び/又は積み重ねて設けることができる。例えば、不織布材料は、不織布製造業者により、約240cmの幅を有する一巻き、積み重ね等によって供給される。同時に複数の裁断パターンを並行加工することでコストアップすることなく使い捨てブーティ10の製造数が相当増加する。
更に、使い捨てブーティ10の構成部分の1つの既製部用の平坦材料として紙を用いることが考えられる。このため、特定の伸縮性又は拡張度を有し、足の肌に優しくそっとフィットする紙が特に適している。例えば吸収性紙タオル、トイレットペーパー等の薄葉紙で用いられるセルロース詰綿が紙材料として好ましい。
本発明の別の実施形態によると、下記の使い捨てブーティ10の構成部分100、200、300、400、500、510、600、610の平坦材料からなる既製部を美的理由又は同様の理由でラベル要素と共に設けることができる。1つ以上のロゴや社章等のラベル要素をエンボス加工及び/又はインプリント加工することができ有利である。特にこの工程を、既製部の製造工程の後に行うことができ、複数の裁断パターンを同時に加工することができる。
図8は、本発明の実施形態による使い捨てブーティ10の裁断パターンの足裏部100の既製部を示す。図8から分かるように、足裏部100は形状通りに(図1〜図7に示す)足1の鉛直投影1aを囲む形状である。図8に示す足裏部100の実施形態において、足裏部100の既製部は左足に合わされている。しかし、製造上の理由及びコスト上の理由により足裏部100を左足・右足兼用とし、これに応じて両足ともに同一に形成することができる。図2A、図2Bを参照して既に説明したように、足裏部100の第1長手側面101は、使い捨てブーティ10が右足又は左足に合わされる際に足の内側に対応する。また、足裏部100の第2長手側面102は、使い捨てブーティ10が右足又は左足に合わされる際に足の外側に対応する。
足裏部100の裁断縁110には4つの部分がある。第1裁断縁部分112は、足裏部100の第1長手側面101の足裏部100のつま先領域又は前方領域から、足裏部100の第1長手側面101の足裏部100の中央領域に延びる。このため、図8から分かるように、第1裁断縁部分112は、足裏部100の裁断縁110に沿って点Aから点Bに延びる。第2裁断縁部分114は、足裏部100の第1長手側面101の中央領域の足裏部100の裁断縁110の点Bから、足裏部100のかかと領域の第1長手側面101の裁断縁110の点Cへ延びる。第3裁断縁部分116は、点Cから、かかと領域の足裏部100の第2長手側面102に位置する点Dに延びる。第4裁断縁部分118は、裁断縁100の点Dから、再び第1長手側面101の足裏部100の前方領域又はつま先領域の裁断縁110の点Aに延びる。
図9では、つま先部200と足背部300との一枚の共通既製部が示される。つま先部200と足背部300とを備えた既製部には、使い捨てブーティ10を足1に装着した状態の場合、足1の甲を横切って斜めに延びる裁断縁310の上記部分が含まれる。この部分は、図9では、裁断縁310の点Aから点Eに延びる第1裁断縁部分312である。裁断縁310の点Dに延びる第2裁断縁部分314が点Eで第1裁断縁区分312と接合する。つま先部200と足背部300との一枚の既製部の第3裁断縁部分316は点Bから点Aに延びる。
図10A〜10Cで示す既製部の各種実施形態は、かかと部400用、フラップ部610を含む足首締付部600と組み合わせたかかと部400用、ならびに接着テープ620を含む足首締付部600を有するかかと部400用である。
図10Aに示すように、かかと部400用既製部は裁断縁410を含み、第1裁断縁部分412は点Cから点Dに延び、第2裁断縁部分414は点Dから点Eに延び、第3裁断縁部分416は点Eから点Cに延びる。第3裁断縁部分416を2つの部分416a、416bに任意分割することができ、部分416aはかかと部400の裁断縁410において点Eから点Fに延び、第2部分416bは点Fから点Cに延びる。
図10Bに示すように、フラップ部610とボンディング要素615を備えた足首締付部600はかかと部400に一体的に接合される。かかと部400と足首締付部600用既製部の部分には、図10Aに示すように裁断縁410上に点C、D、E、Fがあり、かかと部400の第1裁断縁部分412は、図10Aのかかと部400の場合と同様であり、第2裁断縁部分414も図10Aのかかと部400の場合と同様であるが、第3裁断縁部分416aは一体形成されたかかと部400と足首締付部600との境界線となる。ここで、第2裁断縁部分416bは、図10Aのかかと部400の場合と同様である。
かかと部400と接着テープ620が固定される足首締付部600用の一枚の既製部を図10Cに示す。接着テープ620は、接着テープ620を有する足首締付部600の中央部601の点Gと点Hとの間の裁断縁630の裁断縁部分630aを介して足首締付部600の中央部601に接合可能である。
足背締付部500に用いられる接着テープ520を図11Aに示す。接着テープ520の裁断縁部分522は接着テープ520の一端で点Aから点Bに延びる。
フラップ部510とボンディング要素515を備えた足背締付部500のプレカット部分を図11Bに示す。足背締付部500には裁断縁530があり、第1裁断縁部分532は点Aから点Eに延び、第2裁断縁部分534は点Eから点Fに延び、第3裁断縁部分536は点Fから再び点Aに延びる。
図8〜図11Bの検討と図1〜図7Bに示す使い捨てブーティ10の実施形態から分かるように、図1〜図7Bの使い捨てブーティ10は、図8〜図11Bの各種既製部を集めて製造することができる。
例えば、図1に示す使い捨てブーティ10は図8〜図10Aに示す既製部を組み合わせて製造することができる。しかし、この過程で図9と図10Aに示す既製部を一枚の既製部として形成することも考えられ、かかと部400が足裏部100の点Cに平らに移行するように、コーナー点Fを経ずにかかと部400の第3裁断縁部分416を点Eから点Cに延ばすことができる。図1による使い捨てブーティ10を製造するために、図9に示す足背部300とつま先部200とに用いられる一枚の既製部は、まず足背部300の第3裁断縁部分316に沿って、そして足裏部100の裁断縁110の第4裁断縁部分118に沿って(足背部300の裁断縁310と足裏部100の裁断縁110の両方の)点Dから接合される。ここで、かかと部200はダーツによりつま先部分用の5形状に正確な形に形成される。足背部300の裁断縁310の第1裁断縁部分312は、足の甲を斜めに横切り、又は足裏部100上で、足裏部100の第1長手側面101のつま先部200から点D、つまり足裏部100の第2長手側面102のかかと部400へと自在に延びる。更に、足背部300とかかと部400とを接合させるために、足背部300の第2裁断縁部分314をかかと部400の第2裁断縁部分414に接合できる。
接着、縫製、ボンディング加工、超音波溶接やレーザ溶接等の溶接、例えばこうした方法の組み合わせにより対応する裁断縁部分の接合が可能になる。よって、使い捨てブーティ10の構成部分のうち少なくとも2つを接着、縫製、ボンディング加工、溶接で接合するのが有利である。各構成部分の裁断縁部分の接合時に、不織布材料を使用する場合は溶接及び/又は接着及び/又はボンディング加工を用いることが好ましい。使用する不織布材料によって方法の選択は変更可能である。縫製を除き、合成不織布材料には溶接が好ましい一方、天然不織布材料には接着及び/又はボンディング加工が好ましい。特に、接着剤を選択的に塗布し、ある程度重ねた共通裁断縁部分に接合できる。この重なりもボンディング方法で必要となる。
図2A、図2Bに示す使い捨てブーティ10の場合、使い捨てブーティ10の裁断パターンとして図8の足裏部100の既製部、図9の足背部300とつま先部200の一枚の既製部、図10Aのかかと部400の既製部、ならびに図11Bの足背締付部500の既製部を用いることができる。ここで、縁裁断上の同一参照番号の点の間で延びる、つまり点A、B、C、D、E、Fの間で延びる対応する裁断縁部分を接合する。
図3A、図3Bによる使い捨てブーティ10を製造するために、本発明の一実施形態による図8の足裏部100の既製部、図9の足背部300とつま先部200の一枚の既製部、図10Aのかかと部400の既製部、ならびに本発明の実施形態による図11Aの接着テープ520の既製部を用いることができ、次に共通点A、B、C、D、E、Fの間で延びる対応する裁断縁部分を相互接合する。
図4A、図4Bに示す使い捨てブーティ10は、一実施形態によると、図8の足裏部100の既製部、図9の足背部300とつま先部200の一枚の既製部、図10Bのかかと部400と足首締付部600の一枚の既製部、ならびに図11Bの足背締付部500の既製部を用いて製造可能で、次に点A、B、C、D、E、Fの間で延びる対応する裁断縁部分を順に相互接合する。
図5A、図5Bに示す使い捨てブーティ10は、本発明の一実施形態によると、図8の足裏部100の既製部、図9の足背部300とつま先部200の一枚の既製部、図10Cのかかと部400と足首締付部600の一枚の既製部、ならびに図11Bの足背締付部500の既製部から製造可能で、次に点A、B、C、D、E、Fの間で延びる対応する裁断縁部分を順に相互接合する。
図6A、図6Bに示す使い捨てブーティ10は、本発明の一実施形態によると、図8の足裏部100の既製部、図9の足背部300とつま先部200の一枚の既製部、図10Bのかかと部400と足首締付部600の一枚の既製部、図11Aの接着テープ520の既製部から製造可能で、点A、B、C、D、E、Fの間で延びる対応する裁断縁部分を順に相互接合する。
本発明の別の実施形態によると、図12に示すように、足裏部100、かかと部400、足背部300、つま先部200を一枚の裁断パターンとして形成することもできる。図12に示す足裏部100、つま先部200、足背部300、かかと部400の一枚の既製部700には裁断縁710がある。裁断縁710の第1裁断縁部分712は裁断縁710上の点Bから点A´に延びる。第1裁断縁部分712は、使い捨てブーティ10の着用時につま先部分から足の甲を斜めに横切り足の足首部分に至る上記足背部300の裁断縁310の部分を形成する。既製部700には更に裁断縁710上の点A´から点Iに延びる第2裁断縁部分714がある。一枚の既製部700の点Iは足裏部100の領域に位置し、図8の足裏部100の既製部の点Cに略対応する。第3裁断縁部分716は点Iから点Aに延びる。第4裁断縁部分718は点Aから点Bに延びる。図12による既製部700から使い捨てブーティ10を作成するために、二点AとA´を相互接合し、第2裁断縁部分714と第3裁断縁部分716を点Iから始めて点A、A´まで相互接合する。ここで、点Bと点Iの間の接続線を折り線とすることができる。
図13は本発明の別の実施形態による足裏部100、つま先部200、足背部300、かかと部400の一枚の既製部700を示す。図13から分かるように、平坦既製/切抜部700には好ましい方向としてLSTRETCHを設けてもよく、平坦既製/切抜部700は、既製/切抜部700の平面又は裁断面に沿って他の方向よりも伸縮可能又は拡張可能である。裁断面とは、対応する裁断縁部分の接合前の平坦材料の表面に平行な平面と理解される。このため、裁断面は対応する裁断パターンのシート高に平行な面である。ここで、平坦既製/切抜部700の好ましい方向は一方向のみであることが好ましく、これにより平坦不織布材料等の平坦材料の既製/切抜部が、例えば所謂ユニストレッチ材料から形成される。但し、好ましい方向が2方向の平坦既製/切抜部を用いることも可能で、このために所謂バイストレッチ材を使用する。伸縮材の場合、不織布材料の好ましい方向に沿って伸縮とする、又は伸縮性を生成するために、不織布材料でペルロンやナイロン繊維を加工することができる。更に、例えば平坦材料に一定の弾性を与えるためにパンデックスやエラスタン等のエラストマーを織布材料に組み入れ可能である。
不織布、紙、織物の場合、伸縮の他に材料の拡張度が重要である。拡張度とは、どの程度まで材料が伸張後に元の形状に再び戻るのかということである。ドイツ語の「Dehnbarkeit」は本書では英語の「伸縮」に相当し、ドイツ語の「Ruckstellfahigkeit(u及びaはウムラウト付)」は英語の「拡張度」に相当する。この過程で伸縮可能で部分的に拡張度がよい材料は興味深い。使い捨て製品を使用に最大限の拡張度、つまり完璧な弾力性は不要である。
このため、材料は伸縮後に完全に元の形状に戻る必要はなく、最初の収縮後に伸縮した形状のままでもよい。よって、拡張度は100%以下でもよく、100%の拡張度は完璧な弾力性に相当する。本発明によると、100%〜30%、又は100%〜50%、又は100%〜70%の拡張度が好ましい。伸縮とは切裂等の何らかの破損のない状態で伸張に対する耐性に相当する。伸縮が高いほど材料の伸縮率が上がる。伸縮可能又は拡張可能な不織布材料の製造者としては、例えばMicrex社がよく知られている。
好ましい方向であるLSTRETCHが一方向のみの平坦材料を使用する場合、足裏部100の場合、好ましい方向であるLSTRETCHが足1の縦方向Lと平行であることが有利である。よって、サイズ差を埋めるために、フリーサイズ用に製造された足裏部100を縦方向Lで足長がやや大きい足1に調節することができる。更に、かかと部400の場合、好ましい方向であるLSTRETCHが足裏部100の法線に対し斜めであれば有利である。足裏部100の法線とは、足裏部100の平面の法線と理解される。つまり、足裏部100、足裏部100の既製/切抜部が水平面の場合、足裏部100の法線は鉛直方向と一致する。図10A〜10Cに示すかかと部400の実施形態において、好ましい方向であるLSTRETCHをこのように設けることができるため、完成済み使い捨てブーティ10の場合、つまり対応する裁断縁部分の接合後、好ましい方向であるLSTRETCHは足裏面に平行であり、足1の縦方向Lに垂直である。
更に、本発明の有利な実施形態によると、つま先部200の場合、好ましい方向であるLSTRETCHは足1の縦方向Lに対し斜め、又は略直交でもよい。ここで、例えばつま先部200の図9に示す既製/切抜部を、不織布からなる平坦材料の好ましい方向であるLSTRETCHと相対的に配置し、例えば対応する裁断縁部分を足裏部100に接合後、好ましい方向が足1の縦方向Lに対し斜め又は略直交となるようにすることができる。
本発明の特に好ましい実施形態によると、足裏部100、つま先部200、足背部300、かかと部400を含む一枚の既製/切抜部700による対応する裁断縁部分の接合後、使い捨てブーティ10内で好ましい方向であるLSTRETCHが既に対応して変更されている。図13から分かるように、図13に示す既製/切抜部700による材料の平坦既製/切抜部をこの材料から分離又は抜き打ちするために、一枚の既製/切抜部700が設けられる。よって、既製/切抜部700が水平面で平坦な場合、好ましい方向であるLSTRETCHが互いに平行な構成部分100、200、300、400の全てにある。
第2裁断縁部分714と第3裁断縁部分716とを点Iから点A、A´へと接合することにより、別様に描かれたかかと部400の縦方向L´とつま先部200のL″が示すように、好ましい方向のLSTRETCHが空間内で徐々に回転する。例えば、完成済み使い捨てブーティ10の場合、かかと部400の好ましい方向であるLSTRETCHは平面で斜め、つまり足1の縦方向L´に対し垂直である。よって、足裏部100の第1長手側面101と第2長手側面102との間の領域で足1のかかと領域が拡張可能である。完成済み使い捨てブーティ10では、つま先部200の好ましい方向であるLSTRETCHは足1の縦方向L″に対し更に垂直で、足裏部100の平面に対し略平行である。よって、足裏部100の縦方向Lに対し垂直につま先部200を拡張することができる。このため、図13の既製/切抜部700の具体的実施形態により、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10は足裏領域で縦方向に伸縮可能又は拡張可能であり、かかと領域の水平方向に伸縮可能又は拡張可能であり、つま先領域で足裏部100の縦方向に対し水平、垂直に伸縮可能又は拡張可能である。
本発明の別の実施形態によると、使い捨てブーティ10、又はブーティの少なくとも1つの構成部分100、200、300、400、500、510、600、610にはスキンケア又は医薬的活性物質が埋め込まれている。この活性物質には例えばマイクロビーズが含まれる。マイクロビーズを不織布材料に組み入れ可能である。詳しくは、マイクロビーズとして樹脂ビーズ及び/又はゼラチンビーズを用いることができる。マイクロカプセル化により固体及び液体を外包で囲むことができる。こうしたマイクロビーズの直径は800μmまでとすることができる。適切なカプセル皮膜としては天然高分子や合成高分子が可能である。機械的安定性、高温耐性、硬皮膜、不織布への簡易応用性があるため樹脂ビーズを用いることが好ましい。
ゼラチンビーズが特に適しているのは皮膚リスクが低く、必要とされる製造温度が低く、凝固に必要とされるボンディング剤の使用が少ないためである。異なるマイクロビーズを用いて長期間に亘り保存物質を連続放出することができる。
マイクロビーズの成分にスキンケア物質及び/又は匂い物質を含めることができる。ここで、各マイクロビーズに異なる成分を充填することができる。同様にマイクロビーズに異なる成分を含めてもよい。例えば、ホホバ油、アロエベラ、オリーブ油、アボカド油、シアバター、ステアリン酸、パンテノール、ビタミンE、グリセリン等の天然油及び天然脂肪を用いてもよい。更にファルネソール、ポリアミノプロピルビグアニド、イソプロピルアルコール、クロトリマゾール等の抗菌物質を用いてもよい。湿気抑制用に樫皮、セージ、クロロフィル(ジデシルジモニウムクロリド)、タンニン酸、ハマメリスを用いてもよい一方、尿素(カルバミド)又は脂質含有成分には逆の効果があり得る。また、全ての天然香料、特にメントールやラベンダー油を用いてもよい。悪臭抑制物質としてチャノキ油又はウンデシレンアミドDEA(ジエタノールアミン)を用いてもよい。
但し、スキンケア又は医薬的活性物質は、例えば滑石等の油性活性物質でもよい。
使い捨てブーティ10の製造方法によると、不織布材料又は平坦材料を一巻きで及び/又は積み重ねて設けることができ、図8〜図13を参照に説明した所定の裁断パターンにより使い捨てブーティ10の構成部分を平坦材料から分離することができる。使い捨てブーティ10の構成部分を裁断又は打抜により平坦材料から分離することができる。使い捨てブーティの構成部分を平坦材料から分離した後、構成部分を使い捨てブーティ10の構成部分の所定接合領域に従い接合し、接合領域とは、対応構成部分100、200、300、400、500、510、600、610の対応既製/切抜部の同一点A〜Fの間に延びる上記対応する裁断縁部分である。このため、本発明によると、次の工程を含む使い捨てブーティ10の製造方法が設けられる。まず、一巻き又は積み重ねの平坦材料が設けられる。その後、使い捨てブーティ10の構成部分100、200、300、400、500、510、600、610から選択された構成部分を所定の裁断パターンに従い平坦材料から分離する。最後に所定の接合領域に従い構成部分を使い捨てブーティ10の構成部分に接合する。ここで、足裏部100に対し垂直となるようにかかと部400を足裏部100に接合するのが特に好ましい。このため、接合縁がかかと部400と足裏部100との間に形成され、かかと部400と足裏部100の間の角度が60度〜120度、又は70度〜110度、又は80度〜100度、又は85度〜95度の範囲である。
プラスチック繊維、又はポリエステルやポリプロピレン等の合成繊維の割合が高い場合、不織布材料を溶接することもできる。また、繊維産業では熱成形方法も存在する。この方法により三次元物体が作られ、ブーティ10もこの方法で製造可能であるが、高比率の合成物質等の具体的な材料特性が求められる。使用後の製品堆肥性がよいことが望ましい場合、低比率のプラスチック繊維が求められ、縫製や接着等のその他接合方法の使用も好ましい。
このため、本発明によると、例えば不織布材料からなる使い捨てブーティ10が設けられ、一枚の既製/切抜部、又は多数の既製/切抜部の裁断パターンを用いることができる。例えば、企業ロゴを最初から不織布材料に編み込んでもよい。伸縮方向に不織布材料が伸縮する、又は拡張性がある場合、使い捨てブーティ10、又は靴下、特に使い捨て靴下10を、裏領域で縦方向に伸縮可能で、かかと領域の足の足首間で周方向に伸縮可能で、つま先領域と足の甲の周方向において足の縦方向に対し垂直に伸縮可能又は拡張可能となるように構成するのが有利である。よって、伸縮可能な材料で足に対し使い捨てブーティ10を最適に調節することができる。使い捨てブーティ10の伸縮方向は、合わせ縫製、又は異なる既製/切抜部の接合により変更可能であるが、特定形状の一枚の既製/切抜部を用いてもよく、使い捨てブーティ10の合体時に伸縮方向が適宜回転する。更に、使い捨てブーティ10を固定する接着テープを使うことで使い捨てブーティ10を足1に最適に調節することができる。ここで、足裏部100に固定される締付部としての接着テープ520を足の甲に巻くだけで使い捨てブーティ10が固定される。更に、接着テープ620により足首で使い捨てブーティ10を固定することもできる。
使い捨てブーティ10の別の実施形態及び/又はその構成を図14〜図17Bに示すが、この使い捨てブーティ10及び/又はその構成は本書に記載の実施形態及び/又はその構成と組み合わせ可能であるため、これにより新たな実施形態が出現する。
図14は本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図14から分かるように、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10は、足裏部100、つま先部200、足背部300の他に、使い捨てブーティ10の着用時に足1のかかとを覆うかかと部400を更に含む。更に、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10には挿入物460を受け止める受け部450がある(図14の矢印を参照)。使い捨てブーティ10の着用時に受け部450は足1のかかと周囲で足1の甲から少なくとも部分的に足1の丸くふくらんだ部分の下に延びるため有利である。例えば、特に足1の後部を散る囲むために挿入物460を受け部450に挿入することができる。境界455により特に受け部450を足1の側面で制限してもよい。境界は特に受け部450と足背部300の間の接合となってもよい。例えば、受け部450と足背部300とを境界455で縫い合わせる又は溶接する。このため境界455は継ぎ目又は溶接継ぎ目となってもよい。
例えば、挿入物460は少なくとも部分的に特に足1の甲、足1の足首、及び/又は足1の側面を覆うシリコンパッド、ゲルパッド、クッション、スポンジ、フォームクッション、綿パッドを含んでもよく、又はこれらであってもよい。
更に、足又は足の足首を支えることで支持手段により足1の安定性を向上させる挿入物460が考えられる。これは足1の足首に沿って上向きに受け部450が到達すればするほど一層効果的である。また、一種の中敷として足裏から足1を支える挿入物460が考えられる。
肌との摩擦を最小限にするために、使い捨てブーティ10の着用時に足1と接する表面領域、又は使い捨てブーティ10の表面領域に低摩擦化材料を含めてもよい。本発明による使い捨てブーティの弾性や張力等の機械的及び/又は幾何学的特性の他に、触覚的「柔らかさ」(つまり縁のない特になめらかなできれいな加工等)は着用者及び/又は足にとって有利である。
摩擦が足にマイナス効果を与えるというリスク(つまり、例えば表皮のすりむけ、又は組織変形の原因)は、材料の影響に加え、継続する圧力により増加する。特に移動度の低い患者では、例えば足のかかとにおける小さな表面には比較的大きい荷重が伝わる位置で圧力は常に増加する。同様に圧力の期間も作用するため、本発明による使い捨てブーティ10は受け部450を含み、特にその中に圧力を低減する挿入物460を挿入可能である。
肌から使い捨てブーティへの摩擦は、「製造合成繊維」の材料の中でも好ましくは例えばParafrictaという製品名で流通する材料を用いることで軽減可能である。軽度のすりむけ又は赤みから(床ずれによる)褥瘡等の深刻な継続兆候に順次至り得る皮膚刺激はヘルスケア産業の多大なコストと関連し、この皮膚刺激を防止するために、例えば直接材料に働く処方により含浸させた含浸材料を用いることにより、及び/又は肌と使い捨てブーティ10との間に潤滑効果を生じさせる材料に適応される処方を用いることにより、「製造合成繊維」の機械工程において摩擦が低くなる。
足1の肌と使い捨てブーティ10との間で潤滑効果を生じさせるために、ローション含有織物片(不図示)を更に設けることができる。特に少なくとも部分的に足1の甲、足1の足首、及び/又は足1の側面を覆うため織物片を採用してもよい。
(例えば潤滑効果による)皮膚刺激の低減の他に、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10は更に使い捨てブーティ10に塗布される活性物質を含んでもよく、活性物質には摩擦低減、悪臭抑制、抗菌性、静菌性、静真菌性、抗ウイルス性、止血性及び/又は痛み緩和の作用がある。活性物質は挿入物460にも適用可能である。
また、例えば失禁又は汗による湿気も肌にマイナス効果である。湿気で材料と肌との摩擦要因がおよそ2倍に増加するため、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10は、例えば湿気吸収性材料からなる、及び/又は湿気吸収性材料を含む湿気吸収性特性を備えてもよい。
本書に記載したように、実施形態及び/又はその構成を互いに組み合わせ可能で、これにより新たな実施形態が出現する。図14は図2A、図2Bによる実施形態を示すが、結果として本書に記載の実施形態の全てにおいて受け部450を設けてもよい。図15は図4A、図4Bによる実施形態で受け部450を備えた実施形態を示し、特に本書に記載の利点が達成される。
図16は本発明の別の実施形態による固定状態の使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図14から分かるように、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10にはかかと部400に固定される着用補助部470を備えてもよい。着用補助部470は使い捨てブーティ10の着脱を容易にする。例えば、かかと部400をかかとに取り付ける及び/又はかかとから取り外すために着用補助部で使い捨てブーティ10を掴むことができるため、着用補助部470は使い捨てブーティ10の着脱を容易にすることができる。例えば、特に簡略で低コストの実施形態では、かかと部400から延びるフラップ、小穴、布切を着用補助部に含めてもよい。図15による実施形態は特に足首締付部600を含む。より大きな挿入物460を受け止めるために受け部450をかかと部400から足首締付部600に拡張可能とするのが有利である。よって、足1の大部分が保護され、及び/又は支えられる。
更に、装着後に使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10がかかとで滑るのを防ぐために、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10の内側を、つまり使い捨てブーティ10のかかと領域で肌と接する側を、特に足首方向に例えばシリコンで被覆することができる。又、使い捨てブーティ10が床で移動又は捩れるのを防ぐために、使い捨てブーティ10の内側を選択的に、又は他の領域に広げてシリコンで被覆することもできる。よって、シリコン被覆の基材として耐滑性被覆を使い捨てブーティ10の内側に塗布することができ、これで例えば靴下又は使い捨てブーティ10が夜間に内部で意図せず捩れるのが防止される。
図17A、図17Bは本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示す。図17A、図17Bに示す使い捨てブーティ10は、後部締付部800を設けた点で図2A、図2Bに示す使い捨てブーティ10と実質的に異なる。後部締付部800は足の内側に弾性材料810、820を含み、後部締付部800の一端830に接着要素840を設けることができ、接着要素840は足1の足の甲の上部と足1のかかとの方向での調節を可能にする。弾性材料810、820を後部締付部800に特に縫製、溶接、接着で設けることができる。特に、後部締付部800を足の足首の後ろ方向に固定することができる。
弾性材料810、820を使い捨てブーティ10、特に後部締付部800と同じ弾性や高張力特性の材料、特に不織布又は別の不織布又は織材で構成可能である。弾性材料810、820により使い捨てブーティ10のカスタムフィットの装着や固定を可能にする引張応力が形成される。
下にある材料と接合できるように接着要素840に高張力マジックテープ(登録商標)、接着剤、粘着材を含めてもよい。最適フィットとなるまで繰り返し調節可能な、例えばおむつ用と同様のファスナーが可能である。特に、接着要素840はボンディング要素515、615と同じ材料で構成可能であり、及び/又はボンディング要素515と同じ特性を持つことができる。
このように形成された使い捨てブーティ10は、まだ動ける人々及び/又は自立した人々に特に有用である。こうした人々は着脱に介助を要しないが、その足の状態(感染、アレルギー、開き傷、真菌性水虫等)に衛生製品が有利であると考える。使い捨てブーティ10は従来の靴下又は靴で覆われてもよい。この実施形態は受け部がなくても有利となり得る。
また、本発明による使い捨てブーティ10の足1の裏側を、つまり床に対向する側をシリコン等の耐滑性材料で選択的又は広範に被覆することができる。これにより使用者はなめらかな床で滑ることがないが、それでも靴へ滑り込ませることが可能である。
本発明による使い捨てブーティの実施形態には静菌性、静真菌性、抗ウイルス性、非毒性、高吸収性、アレルギー対応、通気性、止血性及び/又は生体適合性といった利点がある。
図18に示すように、実施形態において少なくとも第1不織布材料を少なくとも別の不織布材料とエンボス加工又は機械的に圧縮することができる。更に、エアレイド方法により不織布材料層又はシートを相互接合できる。同様の、又は異なる不織布材料を少なくとも部分的に重ね合わせ接着することができる。これにより吸収力の他に複合不織布の湿潤強度が向上する。
実施形態によると、材料1000又は多層材料1000を設けることができる。多層材料1000には不織布の層、特に第1不織布材料と別の不織布材料の層を含めてもよい。更に、多層材料1000は不織布材料層の他に、又は不織布材料層の代わりに別の層を含めてもよい。
材料1000は例えばDE 60 2004 002 206 T2の開示のように不織布又は不織布材料でもよい。特に、不織布製の材料1000はウィロー、スパンボンド、メルトブロー、エアレイ、ウェットレイ、又はその混合処理により取得可能な繊維やフィラメントからなる多孔性又は吸収性の不織布であってもよい。更に、織物ボンディング方法としてハイドロエンタングルメントを用いてもよい。
不織布材料の繊維又はフィラメントは、例えば木材パルプ、羊毛、綿、麻等の天然材料、例えば再生セルロース、ビスコース、モダール、キュプロ、リヨセル、セルロースアセテート等の天然系合成材料、又は例えばポリビニル、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド等合成材料であってもよい。
材料1000の不織布材料の面積当たりの重量は10〜30g/m、より好ましくは15〜25g/mが可能とするのが有利である。材料1000としては特に面積当たりの重量が15〜25g/mのポリプロピレンからなるスパンボンド布が特に好ましい。
図18の例では多層材料1000を形成する第1材料層1010、第2材料層1020、第3材料層1030、第4材料層1040が示されるが、多層材料1000の材料層の数は例えば2層、3層、5層、6層等の他の数であってもよい。第1〜第4材料層1010、1020、1030、1040を機械的に相互接合し、例えば相互積層するのが好ましい。
例えば、第1材料層1010は好ましくは摩擦係数が低い不織布、吸収性、柔軟、クッション、加温及び/又は高弾性材料層でもよい。実施形態では第1材料層1010は使い捨てブーティ10の内側、つまり足1にフィットする側を構成する。
第2材料層1020は好ましくは弾性膜材又は弾性箔材であってもよい。特に、第2材料層1020は2つの空間方向への弾性を可能とするバイストレッチ材でもよい。更に、第2材料層110は湿気が通過できるように透過性又は半透性であってもよいが、微生物バリア機能が設けられるのが好ましい。
高耐性を設けるために第3材料層1030は特にすりむけに耐性のある不織布及び/又は高弾性材料層であってもよい。
第4材料層1040は特に使い捨てブーティ10の外側で被覆を構成する。使い捨てブーティ10の着用中に滑らないようにするために、第4材料層1040に耐滑性があるのが好ましい。更に、第4材料層1040はバリア機能としての不透性膜を設けることができる。第4材料層1040は一定の領域のみでバリア機能を設けることができる。バリア機能は必要とされる領域にのみ設けることができるが、その他領域では使い捨てブーティを介した高湿気移動が保証される。更に、特に使い捨てブーティで締付機構が形成される領域において、第4材料層1040に粘着被覆を含めることができる。
更に、図19、図20に示すように、第5材料層1050又は局在材料層1050を第1材料層1010(図19参照)又は第4材料層1040(不図示)の上に形成することができる。局在材料層1050は局在領域又は限定空間領域において、その領域用の特殊機能を設けることができる。よって、局在材料層1050は1つ以上の機能的領域を形成することができる。更に、多層材料層1000の他の材料層、つまり第1〜第4材料層1010、1020、1030、1040が局在材料層1050の領域に形成され、局在領域の機能を支援するようにする。
例えば、第1機能的領域1051はつま先部200の領域で通気性を向上させることができる。このため、局在材料層1050及び/又は多層材料1001の他の材料層に有孔材料を含めることができ、その領域の多層材料層1000に透過性箔を設けることができ、その領域の第1〜第4材料層1010、1020、1030、1040に別の材料を設けることができ、及び/又はその領域で多層材料層に開口があってもよい。
第2機能的領域1052は、例えば足背締付部500等の締付機構の領域で弾性を向上させることができる。例えば高耐性及び/又は高重複の締付機構を作成することができる。弾性が向上した機能的領域1052を、例えば足の甲の領域で形成すれば、足の甲での折り曲げが防止される。
第3機能的領域1053はかかと部400の上部領域、つまり使用者が使い捨てブーティ10を着脱するために使い捨てブーティ10を掴む領域で、柔軟な触感を設けることができる。これは高い弾性により達成可能で、他の機能的領域、例えば第7機能的領域1057よりも第3機能的領域において、密に編まれた弾性繊維が材料層1000に導入又は接合されるためである。更に、粘着性被覆を足首部分の使い捨てブーティ10の内側に設けてもよい。更に、使い捨てブーティ10の着脱を容易にするために、弾性と組み合わせた圧縮を余分にかかと部400の領域に設けてもよい。更に、切裂又は破裂を防止するために、その領域の材料を、例えば二重層として厚めに形成してもよい。
第4機能的領域1054に別のクッション機能を設けてもよい。クッション機能を、例えば多層材料層1000により設けてもよい。更に、発泡部分を2つの材料層の間に、特に2つの不織布層の間に設けてもよく、及び/又はマジックテープ(登録商標)により外側材料層に取り付けてもよい。
英語の専門用語で「ランディングゾーン(landing zone)」で示された第5機能的領域1055は、固定機構を表すことができ、又はその一部を表すことができ、又はそのような機構のサポートとなり得る。例えば、マジックテープ(登録商標)又は弾性ファスナーを外側材料層に取り付ける(接着、縫製、溶接する)ことができる。更に、粘着性被覆を設けることができ、この助けにより多層材料層1000の材料層を互いにくっつけることができる。マジックテープ(登録商標)の使用に比べ接着剤の使用により低コストが可能なため、特に使い捨てブーティ10の場合に有利である。
第6機能的領域1056は吸収性特性を設けることができる。例えば、使い捨てブーティ10の内側に不織布又は発泡材料製の底又は底部を余分に設けて汗を吸収することができる。更に、肌を乾燥させることなく汗等の水分を、例えば使い捨てブーティ10の内側から外側に運ぶために、多層材料層1000はその領域で通気性を向上させることができる。更に、第6機能的領域1056は断熱を設けることができる。
第7機能的領域1057は滑り止め特性を設けることができる。例えば、粘着性被覆、シリコン被覆、余分箔を使い捨てブーティ10の外側に設けることができるが、第7機能的領域1057に粗面材、又は材料層1000に印刷された材料を含めてもよい。更に、滑り止め特性を示す視覚的パターンを設けてもよい。
図21は、弾性特性のある材料層(以下、伸縮材2000)の製造を示す。伸縮材2000とその製造は、例えば、DE 10 2007 055 524 A1及び/又はDE 10 2005 011 059 B3に記載されている。伸縮材2000は弾性化手段1300と材料又は材料層1000を含む。伸縮材2000を製造するために、弾性化手段1300を、例えば予圧(伸縮性ボンディング)下で材料1000のシャーシ成形シェル材料に固定することができる。この過程で予圧下の弾性化手段1300を接合点1140で材料1000のシェル材料に選択的に接合し、弾性化手段1300を未搭載状態の材料1000が好ましい伸縮方向に沿って、つまり弾性化手段1300の予圧方向に沿ってアコーディオン又は波状に折られる。予圧は1.5〜6.00でもよく、特に2.5〜5.0でもよい。この過程で予圧を弾性繊維1120の非伸縮/緩和状態と比較した伸び率要因と定めることができる。
図21の上2つの図から分かるように、伸縮材2000において、材料1000、例えば不織布材料の材料1110を波打形状で弾性化手段1300、例えば弾性繊維1120に適合させることができる。この状態で材料層1110は高い所と低い所を備えることができる。弾性繊維1120を材料層1110の低い所と平行に配置して接合することができる。実用化では弾性繊維1120をボンディング層で完全に被覆し、その後予圧下で特に不織布材料層の材料層1110に接合することができる。不織布材料は複数の繊維又はフィラメントからなるため、弾性繊維1120と材料層1110の間の選択的接合が生じる。弾性繊維1120に沿って圧力を加えると、材料層1110の波打状態を拡張状態に切り替えることができ、特に材料層1110が滑らかな状態になるまで材料層1110を弾性繊維1120に沿った方向に延ばすことができる。弾性繊維1120により波打状態方向の復元力を設けることが可能である。このように固有の弾性ではない弾性を材料層で生成することができる。弾性化手段1300はゴムやポリエステルポリウレタン繊維用ポリエーテルポリウレタン等の繊維又は帯形状の弾性化手段、好ましくはLycra(登録商標)やSpandex(登録商標)繊維等の弾性繊維を含むのが好ましい。弾性化手段1300の強度は好ましくは300〜1500dtex、より好ましくは500〜1200dtex、更に好ましくは500〜900dtexである。よって、ユニストレッチ材を所定の1つの伸縮方向LSTRETCHに沿った弾性特性のある伸縮材2000として製造することができる。
材料層1110は波打状態で肌へのダメージを防止可能なクッション及び/又は断熱を設けることができる。更に、このように作成した構造を継ぎ目及び/又は縁を覆うために用いることができる。更に、微小移動により摩擦を低減できる。また、高伸縮と高拡張度を同時に設ける高弾性伸縮材2000がこのように設けられる。
図21の中央の2つの図は同様の原理を示すが、弾性特性のある伸縮材2000を設けるために、弾性繊維1120に代わり、少なくとも不織布層1110が波打つ空間方向に弾性がある弾性膜1130を弾性化手段1300として使用する。図21の中央右図に示すように、不織布層1110と弾性膜1130との接合が接合点1140を介して設定可能で、超音波溶接合又は接着結合により実現可能である。これにより耐引裂接合が形成されるという利点がある。
図21の下2つの図は上記一次元原理の空間二方向への転換を示す。ここで、材料層1110は、図21の上の2つの図と中央の2つの図に示すように1つの方向に沿って波打のではなく、空間二方向に沿って波打つ。このため、二方向に予圧された弾性膜1130は接合点1140の格子を介して材料1000に接合される。ある実施形態によると、材料1000からなる材料層1110に弾性膜を取り付けることができ、弾性膜はその後の処理で収縮する。このような伸縮材の一例として、H.B.Fuller社(uはウムラウト付)の材料Conformaを引用する。よって、バイストレッチ材を空間二方向、つまり第1伸縮方向LSTRETCH1、ならびに第2伸縮方向LSTRETCH2に弾性特性のある伸縮材2000として生成することができる。
使い捨てブーティ10、ならびに関連する裁断パターンの別の実施形態を図22A〜図27Cに示すが、それ自体及び/又はその構成を本書に記載の実施形態及び/又はその構成と組み合わせてもよく、これにより新たな実施形態が出現する。
図22A、図22Bは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10又は靴下10の概略斜視図を示し、図22Cは、関連する裁断パターンを示す。図22A、図22Bから分かるように、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10は足裏部100、つま先部200、足背部300の他に、使い捨てブーティ10の着用時に足1のかかとを覆うかかと部400を更に含む。更に、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10には足背締付部500があり、使い捨てブーティ10を足1に装着状態の場合に足背締付部500は足1の甲で使い捨てブーティ10を開放可能に固定する。図22A、図22Bに示す本発明の実施形態によると、足背締付部500にはフラップ部510があり、フラップ部510は足裏部100に固定され、フラップ部510を足背部300、又は足裏部100に開放可能に固定するボンディング要素515又はマジックテープ(登録商標)を備える。更に、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10には足首締付部600があり、使い捨てブーティ10の着用時に足首締付部600が足1の足首で使い捨てブーティ10を開放可能に固定する。図22A、図22Bに示す本発明の実施形態では、足首締付部600が少なくともフラップ部610を取り囲み、フラップ部610はかかと部400に固定され、フラップ部610を足首締付部600又はかかと部400に開放可能に固定するボンディング要素615を備える。よって、足の甲をしっかり取り囲み、使い捨てブーティ10を上向きに固定することが共に実現される。移動の余地を確保すると同時に安定した支えを設けるために、足背締付部500及び/又は足首締付部600を弾性可能に形成するのが好ましい。
一実施形態によると、少なくとも足裏部100、かかと部400、つま先部200を一枚の裁断パターンとして形成することができる。特に、足裏部100、かかと部400、つま先部200、更に足背部300を一枚の裁断パターンとして形成することができる。図22Cに示すように、足背部300、かかと部400は、直線状の裁断縁部分を有しており、足背部300の直線裁断縁部分とかかと部400の直線裁断縁部分は足形状に分岐し、裁断縁角αを囲む。よって、一枚の裁断パターンには少なくともの裁断縁角部分があり、その裁断縁角αは70°以上、特に75°以上、及び/又は90°以上、特に85°以下、及び/又は好ましくは約80°である。裁断縁角αを2つの裁断縁の間に形成することができ、その一方は足背部300の一部であり、他方はかかと部400の一部である。裁断縁角αを足背締付部500と足首締付部600と同一側面に形成するのが好ましいが、裁断縁角αを足背部300とかかと部400との間の反対側又は両側に形成することもできる。裁断パターンに少なくとも1つの裁断縁角部分を設け、そこから足背部300の垂直裁断縁部分とかかと部400の垂直裁断縁部分が延びて90°未満の角度を囲み、足背部300とかかと部400の裁断縁部分を組み合わすと使い捨てブーティ10が作製され、後部かかと部400がアキレス腱領域に向かって延び、つまり足裏部100から上向きに垂直には延びずにかかと用の袋を形成する。よって、かかと部400の領域で使い捨てブーティ10が脱げることが防止され、又は少なくとも難しくなる。更に、つま先部200にはつま先受け部210があってもよい。着用時につま先受け部210はつま先を受け止めることができるため、使い捨てブーティ10を付けるため使い捨てブーティ10内への滑り込みが容易になる。
図23A、図23Bは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図23Cは、その関連する裁断パターンを示す。図23A〜図23Cに示す使い捨てブーティ10は、足背締付部500がフラップ部510と足首締付部600の代わりに自己接着テープ又は接着テープ520を有する点で、図22A〜図22Cに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。使い捨てブーティ10を足1に装着状態の場合、接着テープ520はかかと部400を少なくとも一度取り囲む(図23Aの矢印を参照)。更に、かかと部400には図3A、図3Bに関連して説明した特性があってもよい。
図23Cに示す裁断パターンは、接着テープ520を表示するために足背締付部500が長く形成され、足首締付部600に対応する領域が設けられていない点で図22Cに示す裁断パターンとは実質的に異なる。特に、上記裁断縁角αを備えた裁断縁角部分を足背部300とかかと部400の間に設けてもよい。
図24A、図24Bは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図24Cは、関連する裁断パターンを示す。図23A〜図23Cに示す使い捨てブーティ10は、足背締付部500と足首締付部600とがつま先部200に固定される又は接合される点で、図22A〜図22Cに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。特に、フラップ部510をつま先部200に固定することができ、フラップ部610をフラップ部410に固定することができる。使用者が使い捨てブーティ10に踏み入れると、特にそのつま先がつま先部200に入ると、足背締付部500と足首締付部600がつま先部200から後ろ向きにひるがえされ、足背部300及び/又はかかと部400に固定可能となる。例えば、足背締付部500に足背締付部500を足背部300に固定するボンディング要素515又はマジックテープ(登録商標)締付要素を含めてもよく、及び/又は足首締付部要素600に足首締付部600をかかと部400に固定するボンディング要素615又はマジックテープ(登録商標)締付要素を含めてもよい。ここで、足首締付部600を反対側に拡張させて、使用者の足の回りに巻き付け可能とし、ボンディング要素615又はマジックテープ(登録商標)締付要素により互いに固定可能としても良い。
図24Cに示す裁断パターンは、つま先部200に足背締付部500と足首締付部600を設けた点で図22Cに示す裁断パターンと実質的に異なる。特に、足背締付部500と足首締付部600をつま先受け部210に接合できる。更に、足背部300とかかと部400の間に裁断縁角αを備えた裁断縁角部分を設けることができる。
図25A、図25Bは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図25Cは、関連する裁断パターンを示す。図25C〜図25Cに示す使い捨てブーティ10は、足背締付部500と足首締付部600が別の裁断パターンとして存在する点で、図24C〜図24Cに示す使い捨てブーティ10と実質的に異なる。このため、二部式裁断パターンが設けられる。足背締付部500と足首締付部600用の裁断パターンはつま先に被せることのできるつま先締付部900を更に含む。足裏部100、つま先部200、足背部300、かかと部400を含む第1部分を付けた後、足背締付部500、足首締付部600、つま先締付部900を含む締付部をつま先に被せ、締付部を足背部、300及び/又はかかと部400に固定することができる。使い捨てブーティ10の二部式設計により異なる材料を異なる領域に用いることができるため、それぞれの使用目的に応じて2つの部分が最適化される。
図25Cに示す裁断パターンは、2つの部分として設計されている点で、図24Cに示す裁断パターンと実質的に異なる。足背締付部500、足首締付部600、つま先締付部900用の第2裁断パターンが設けられる。特に、つま先締付部900につま先受け部210と同様のつま先受け部があってもよい。更に、裁断縁角αを備えた裁断縁角部分を足背部300とかかと部400の間に設けてもよい。実施形態では図25Cに示すように、つま先受け部210のつま先部200に対応する領域に半円形のへこみがあってもよい。
図26A、図26Bは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図26Cは、関連する裁断パターンを示す。図26A〜図26Cに示す使い捨てブーティ10は、足背締付部500が少なくとも部分的に内側から固定される点で、図25C〜図25Cに示す使い捨てブーティ10と実質的に異なる。このため、少なくとも部分的に内側から、つまり足に対向する側から第1裁断パターンに固定される二部式裁断パターンが設けられる。
足背締付部500には足の甲の上部に配置されるバック部550がある。バック部550の前部をつま先部200に滑り込ませることができ、バック部550の足首に面する後部をかかと部400に滑り込ませることができる。後部をかかと部400に固定するために、内側からかかと部400に固定可能な1つ、好ましくは2つの足首フラップ部552を設けることができれば好ましい。例えば、足首フラップ部552は粘着性であってもよく、又はマジックテープ(登録商標)を備えてもよい。更に、足背締付部500の中央領域に外側から足背部300に固定される1つ、好ましくは2つの側面フラップ部554を含めてもよい。側面フラップ部554は粘着性でもよく、又はマジックテープ(登録商標)を備えてもよい。
使い捨てブーティ10の二部式設計により、異なる材料を2つの異なる領域に用いることができるため、使用目的に応じて2つの部分が最適化される。足背締付部500は弾性材料、特に足裏部100、つま先部200、足背部300、かかと部400の弾性材料を含むことが好ましい。よって、余地が十分ある安全でぴったりな使い捨てブーティ10の締付具が作製される。更に、足裏部100、つま先部200、足背部300、かかと部400と相対的に足背締付部500を動かすことで使い捨てブーティ10が足1に調節可能となる(図26Aの右側の図の矢印を参照)。
図26Cに示す裁断パターンは、つま先締付部900を設けておらず、足背締付部500にバック部550、足首フラップ部552、側面フラップ部554用の対応する領域を設けている点で図25Cに示す裁断パターンと実質的に異なる。更に、足背部300とかかと部400との間に角度αを備えた裁断縁角部分を設けてもよい。実施形態によると、図26Cに示すつま先受け部210のつま先部200に対応する領域に半円形のへこみがあってもよい。
図27A、図27Bは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図27Cは、関連する裁断パターンを示す。図27A〜図27Cに示す使い捨てブーティ10は、足背締付部500がフラップ部510の代わりに2つの足の甲重ね部560を含み、足首締付部600がフラップ部610の代わりに2つの足首重ね部660を含む点で図22A〜図22Cに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。使い捨てブーティ10を足1に装着状態の場合、2つの足の甲重ね部560は足背部300を少なくとも一度囲み(図27Aの左矢印を参照)、重ね合わせて配置されるため、足の甲重ね部560が少なくとも部分的に重なる。使い捨てブーティ10を足1に装着状態の場合、2つの足首重ね部660はかかと部400を少なくとも一度囲み(図27Aの右矢印を参照)、重ね合わせて配置されるため、足首重ね部660が互いに少なくとも部分的に重なる。図27A〜図27Cに示す使い捨てブーティ10用の多層材料におむつ材料を含めることが可能であるのが好ましい。おむつ材料は、例えば伸縮性ボンディング方法により製造された不織布及び/又は伸縮材であってもよく、弾性特性がある。ここで、不織布材料には足を乾燥状態にするため、又は長時間活性物質を足に投与可能とするための特殊な吸収特性があってもよい、更に、つま先部400の中央領域に裁断パターンの2つの裁断縁の反転部565を設けてもよい。使い捨てブーティ10を開放可能に固定するために、反転部565の足背部300に対向する側にボンディング要素又はマジックテープ(登録商標)締付要素を含めてもよい。
図27Cに示す裁断パターンは、特に簡略形状である点で図22Cに示す裁断パターンとは実質的に異なり、足裏部100の縦長中心線(図27Cの点線を参照)で鏡面対称であり、形状が翼状である。裁断パターンの簡略形状により、図27A〜図27Cに示す使い捨てブーティ10は特に容易に製造可能であり、及び/又は少なくとも足裏領域で継ぎ目なしに製造可能である。
図28Aは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図28Bは、関連する裁断パターンを示す。図22A、図22Bから分かるように、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10は、足裏部100、つま先部200、足背部300の他に、使い捨てブーティ10の着用時に足1のかかとを覆うかかと部400を更に含む。更に、図28A、図28Bの実施形態に示す使い捨てブーティ10は足裏部100に境界1210を含む。境界1210は継ぎ目又は溶接継ぎ目であってもよく、そこでかかと部の2つの裁断縁が縫い合わされる。よって、使用者が容易に足1を覆うことができる使い捨てブーティ10を設けることができる。このため、使い捨てブーティ10又は靴下10、特に使い捨て靴下10が低コストで製造可能であり、取り扱いが簡易となる。
図28Bに示すように、足裏部100、かかと部400、足背部300、つま先部200を一枚の裁断パターンとして形成することができる。一枚の裁断パターンはつま先部200に対応する部分を介して接合可能で、及び/又は境界1210を形成する足裏部100に対応する部分に裁断縁があってもよい。
図29Aは本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図29Bは関連する裁断パターンを示す。図29A、図29Bに示す使い捨てブーティ10には境界1210の代わりに第1境界1220、第2境界1230がある点で図28A、図28Bに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。よって、使い捨てブーティ10で受け止められる足のかかと領域を中央に横切って継ぎ目が延びるのではなく、継ぎ目が横に延びるため、かかと領域の足裏領域において圧覚点が回避される。第1境界1210はつま先受け部210等の上部を、残りのつま先部200に対して固定することができる。第2境界1230によりかかと部400を足背部300に接合できる。
図28Bに示すように、足裏部100、かかと部400、足背部300、つま先部200の構成部分を一枚の裁断パターンとして形成することができるが、つま先受け部210は別の裁断パターンとして存在でき、これは後に境界1220を介して固定される。裁断パターには足背部300に対応する部分とかかと部400に対応する部分との間に境界1230を形成する裁断縁があってもよい。
図30Aは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図30Bは、関連する裁断パターンを示す。図30A、図30Bに示す使い捨てブーティ10は、一枚の裁断パターンから作製することができる点において、図29A、図29Bに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。例えば、つま先受け部210は、図30Bの裁断パターンのつま先部200の残部に接合される。つま先受け部210の裁断縁は、つま先部200に接合可能な境界1240を形成する。更に、境界1230に対応する境界1250が存在する。実施形態では図30Bに示すようにつま先受け部210のつま先部200に対応する領域に半円形のへこみがある。
図31Aは、本発明の別の実施形態による使い捨てブーティ10の概略斜視図を示し、図31Bは、関連する裁断パターンを示す。図31A、図31Bに示す使い捨てブーティ10は、足背部300の構成部分が重なる点において、図30A、図30Bに示す使い捨てブーティ10とは実質的に異なる。足背部300の重なり部分をつま先領域に近い領域に形成することができ、その領域で安定した固定と断熱が可能とされる。図31Bの裁断パターンに示すように、この裁断パターンにはつま先部200に対応する領域に半円形のへこみがない。
図32A、図32Bは、靴下10特に使い捨て靴下10の裁断パターンを示し、伸縮材2000を含んでもよい。伸縮材2000は、弾性化手段1300と少なくとも1つの材料層1000を含んでもよい。弾性化手段1300は、図21を参照して上記説明した弾性繊維1120又は弾性膜1130を含んでもよい。伸縮材2000は、少なくとも材料層1000と弾性化手段1300からなる複合構造を含んでもよく、複合構造が少なくとも伸縮方向LSTRETCHに沿って弾力的に伸縮できるように、少なくとも1つの材料層1000が波打、縮み、アコーディオン形状で弾性化手段1300に接合される。一実施形態によると、靴下10は伸縮方向LSTRETCHが一方向のみの、つまり平面領域基準で一方向のみに弾力的に伸縮可能な伸縮材2000、つまり拡張性/布状伸縮材2000の一部式又は二部式の裁断パターンから組み立てられる。このような伸縮方向LSTRETCHが一方向のみの伸縮材2000には簡易、単純、低コストな製造という利点があり、製造工程の数が減少する。
図32Aは、伸縮していない状態の伸縮材2000からなる靴下10の裁断パターンを示し、これは収縮状態の靴下10に対応し得る。図32Bは、同じ裁断パターンの伸張状態を示す。図32Aに示す状態と図32Bに示す状態との間の拡張度は100%である。ここで拡張度の割合は、伸縮していない状態と比較した割合の長さ変化に対応する。従って、100%の拡張度は、+100%の長さ変化に対応する。よって、図32Bに示す裁断パターンは、矢印LSTRETCHが示す拡張に沿って、図32Aに示す収縮した裁断パターンの長さの二倍になっている。
実施形態では伸縮材2000は引き裂かれるまでは最大限に伸張可能で、つまり破断伸縮又は伸張は、収縮状態から拡張状態への伸縮方向LSTRETCHに沿って50%を上回る、又は100%を上回る、又は150%を上回る、又は200%を上回る、又は250%を上回る、又は300%を上回る、又は400%を上回る、又は500%を上回る、又は600%を上回る、又は700%を上回る、又は800%を上回る、又は900%を上回り、1000%未満である。伸縮とは引き裂かれる等の破損なしに拡張に耐える能力のことで、伸縮が高いほど材料が伸縮される割合が高くなる。図21について説明したように、伸縮材2000の伸縮は材料1000への接合前の弾性化手段1300の予圧荷重レベルにより設定可能である。
靴下10又は使い捨て靴下10を使用する際に完全な拡張度、つまり完璧な弾力性は必要ではないこともある。よって、拡張度(extensibility)は100%未満でもよく、拡張度100%は完璧な弾力性に相当する。本発明によると、好ましい拡張度は100%〜30%、又は100%〜50%、又は100%〜70%である。ここで拡張度100%とは、材料が完全に元の形状に戻ることを意味する。拡張度0%とは、材料が伸張状態のままであることを意味する。拡張度70%とは、例えば材料が70%の拡張でのみ伸張状態から元の形状に戻ることを意味する。このため、材料は拡張後に完璧に元の形状に戻る必要はなく、最初の収縮後に伸張形状のままでもよいが、100%の拡張度が好ましい。
図32A、図32Bに示す靴下10又は使い捨て靴下10の裁断パターンは図示したように1つの部分として設計することができる。あるいは、裁断パターンを2つの部分として設計してもよい。ここで、靴下10、又は使い捨て靴下10の裁断パターンは、対称軸Aに沿って軸対称でもよく、特に2つの鏡面対称部分からなり、対称軸Aに沿って互いに分離されてもよい(図32A、図32Bの点線)。このため、靴下10の裁断パターンは蝶形でもよく、靴下10が容易に製造された状態において、対称軸Aに沿った裁断パターンの折り曲げ縁は、靴下10のかかと部400の脚領域400bに対応し、かかと部400のかかと領域400aの領域、足裏部100の領域、ならびにつま先部200の領域の裁断パターンの裁断縁は相互接合される、又は縫い合わされる。一実施形態によると、伸縮材2000の伸縮方向LSTRETCHは靴下10の裁断パターンの対称軸Aに対し垂直に延びてもよい。
図33Aは、本発明の実施形態による収縮状態の靴下10又は使い捨て靴下10の概略斜視図を示す。図33Bは、本発明の実施形態による収縮状態の靴下10、又は使い捨て靴下10の上面図を示す。図33Cは、本発明の実施形態による伸張状態の靴下10又は使い捨て靴下10の概略斜視図を示す。図32A、図32Bは、関連する裁断パターンを示す。
図33A〜図33Cから分かるように、靴下10は、足裏部100、つま先部200、足背部300の他に、使い捨てブーティ10の着用時に足1のかかとを覆うかかと部400を更に含んでもよい。更に、靴下10は、靴下10着用時に足首で、又は足首部分、又は足首より下の部分、又は足1の甲の部分で靴下10を開放可能に固定する足首締付部600を含んでもよい。このとき、かかと部400はかかと領域400a、脚領域400b、ならびに折り返し領域400cを含む。脚領域400bは周知の靴下の靴下脚となる靴下10の領域を含む。折り返し領域400cは、周知の靴下の靴下折り返し、又は折り返しとなり、靴下10の上部終結縁K2の領域に対応する靴下10の領域を含む。足首締付部600による靴下10の固定状態において、靴下10には少なくとも折り返し開口Oがあり、これを通じて足1に関連する靴下10の着用者の脚が延びる。更に、靴下10には、着用時に少なくとも部分的に足首締付部600により固定可能な足背部300領域の足背開口Oがある。
図33A〜図33Bは、図32Aに示す非折り畳み状態の裁断パターンが折り畳まれ、即時使用可能に結合又は接合された状態を示す。図33A、図33Bは、収縮状態の靴下10を示す。図33Cは、伸張状態の靴下10を示す。実施形態によると収縮状態の靴下10は、かかと部400の折り返し領域400cの上部終結縁K2からつま先部200の頂点Sに至る靴下10の縦方向Lの寸法aが収縮状態で40cm以下、又は35cm以下、又は30cm以下、又は25cm以下、又は20cm以下、又は15cm以下、10cm以下であり、10cm以上、又は5cm以上である。収縮状態の靴下10の縦方向Lとは、靴下10の折り返し領域400cの終結縁K2に対し、又は靴下10の折り返し領域400cの折り返し開口Oに対し垂直な方向と定められ、収縮した靴下10の縦方向である。靴下10の終結縁K2が靴下10の収縮状態で直線状の終結縁を形成しない場合、靴下10の縦方向Lは脚領域400bで靴下の脚に平行な縦方向である。縦方向Lを定義できない場合、又は上記定義に基づき定めることが難しい場合、寸法aをある方向に沿った靴下10の寸法と定め、これに沿って収縮状態の靴下10の寸法が最大になる。但し、収縮状態の靴下10の縦方向Lは、図13で縦方向Lとして導入された足1又は足裏部100の縦方向に対応しない。図33Bに示す靴下10の場合、この方向Lはむしろ足裏部100、又は裁断縁区分K4(図35B)に隣接する裁断縁部分と平行に延びる。
伸張した、特に装着時の靴下10のつま先部200の頂点Sからかかと部400の折り返し領域400cの終結縁K2に至る寸法又は長さは、25cm以上、又は30cm以上、又は35cm以上、又は40cm以上、又は45cm以上、又は50cm以上であり、60cm以下であってもよい。特に、収縮状態では靴下10の縦方向Laに沿った靴下10の寸法aは40cm以下、又は35cm以下、又は30cm以下、又は25cm以下、又は20cm以下、又は15cm以下、10cm以下であってもよく、かかと部400を足1のかかとに被せ、足首締付部600により足首で固定されるように伸縮して伸張状態で着用することができる。
更に、図33B、図33Cの裁断パターンには継ぎ目1350を設けてもよく、継ぎ目1350は継ぎ目方向に弾性があり、靴下の構成部分100、200、300、400、500、510、600、610のうち少なくとも2つを相互接合する。特に、弾性継ぎ目1350を足裏部100に形成することができる。このため、弾性継ぎ目1350により足裏部100の2つの部分を相互接合できる。更に、継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目1350をつま先部200に形成してもよい。このため、弾性継ぎ目1350によりつま先部200の2つの部分を相互接合できる。更に、弾性継ぎ目1350を少なくとも部分的にかかと部400に形成してもよい。このため、継ぎ目1350により少なくとも部分的にかかと部400の2つの部分を相互接合できる。ここで、継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目1350はかかと領域400aの2つの部分を相互に接合でき、図32A、図32Bに示すような一枚の裁断パターンの場合、脚領域400bを折り線として一枚に設計可能である。
好ましい実施形態によると、靴下10着用時に弾性継ぎ目1350は中央で足1に沿ってつま先部200から足裏部100を経てかかと部400へ延びる。実施形態にでは継ぎ目1350はT継ぎ目又はジグザグ継ぎ目でもよい。ここで、ジグザグ縫い目によりジグザグ継ぎ目を作ることができ、その縫い目長は非弾性継ぎ目の縫い目長よりも長いが、非弾性継ぎ目、例えば超音波溶接継ぎ目を継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目1350として設けてもよく、その非弾性継ぎ目により予圧下で継ぎ目方向に構成部分を相互接合し、継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目のように再び収縮状態で継ぎ目方向に作用し、弾力的に伸縮できるようにする。このため、伸張状態の靴下10の2つの部分が相互接合され、継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目1350を形成することできる。これは特に伸縮方向LSTRETCHが継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目1350内に垂直に延びない場合に可能である。
図33Bに示すように、(図33B、図33Cに破線として示す)弾性継ぎ目1350はU字型又はV字型であってもよい。更に、かかと部400の脚領域400bにおいて、裁断パターンの対称軸Aに沿って折り畳まれる(図32A、図32B)裁断パターンの接合領域又は一枚の領域は接合可能である。靴下10の裁断パターンを二部式に設計する場合、継ぎ目1350により継ぎ目方向で裁断縁区分K3に沿って脚領域400bの2つの構成部分を弾性自在に接合でき、裁断縁区分K4に沿ってかかと領域400aの2つの構成部分と足裏部100の2つの構成部分を弾力的に相互接合でき、ならびに裁断縁区分K5に沿って互いにつま先部200の2つの構成部分を弾力的に相互接合できる(図35B、図35Cも参照)。
足背開口Oは継ぎ目1350により接合される領域に接合され、かかと部400からつま先部200に延びてもよい。足背開口Oには靴下10の着用を容易にする機能がある。特に、足背開口Oは、長手方向に延びるスリットでもよく、着用時であって靴下10が固定されていない状態において、足1の足首部分のかかと部400の折り返し領域400cの終結縁K2から、つま先部200に、特に、靴下10のつま先部200と足背部300の間の移行領域の足背開口端Eに、特に、つま先部200と足背部300の間の移行領域の継ぎ目1350の端部に延びる。足背開口Oを、靴下10の切り抜き、切り口として形成してもよい。靴下10の折り返し領域400cの終結縁K2から、特に、足首締付部600からつま先部200に、特に、つま先部200と足背部300の間の移行領域の足背開口端Eに、特に、つま先部200と足背部300の間の移行領域の継ぎ目1350の端部に至る収縮した靴下10の足背開口Oの寸法又は長さは、5cm以上、又は10cm以上、又は15cm以上であってもよい。足背開口Oの長さ又は寸法は、収縮状態の靴下10の縦方向Lの寸法の少なくとも20%、又は少なくとも30%、又は少なくとも40%、又は少なくとも50%、又は少なくとも60%、又は少なくとも70%、又は少なくとも80%、最大で90%、又は最大で80%であってもよい。例えば着用時の場合、継ぎ目1350が中央で足裏部100の縦方向Lに沿って靴下10を横切り延びる場合、靴下10のつま先部200と足背部300の間の移行領域の足背開口端Eが、継ぎ目1350の端部と一致してもよい。
このため、靴下10の装着時に患者又は使用者の足1のつま先部分を、収縮状態において、つま先部分を受け止める靴下10のつま先部200に挿入することができ、足裏部100とかかと部400の反対側に足背開口Oがあるため、靴下10の足裏部300、かかと部400、足背部300がつま先部分以外の足1の残余部分を取り囲む又は受け取ることはない。靴下10を完璧に付けるために使用者、又は靴下を装着する者、例えば介護者は、かかと部400の折り返し領域400cで靴下10を掴み、靴下10を引っ張り足1のかかとに被せる、好ましくは足首まで被せる。ここで、靴下10の伸縮材2000が弾性化手段1300(図の簡略化のため参照符号1300のみを図33A〜図33Cで示す)に沿って伸縮される。よって、靴下10を使用者の足1に調節すると同時に安定して固定することができる。
図33Bに示すように、弾性化手段1300は、かかと部400の脚領域400bにおいて収縮状態の靴下10の縦方向Lに対し垂直に延びることができる。一実施形態によると、靴下10の伸縮材の好ましい方向は一方向のみ、つまり1つの伸縮方向LSTRETCHだけでもよく、これは特に弾性化手段1300の配置方向に対応する。使用者は方向Lに沿って上向きに靴下10を引っ張りかかとに被せる。靴下10を付ける間に弾性化手段1300はここでは伸縮方向に対し垂直に延びるため、靴下10を付ける間に伸縮方向の伸張は脚領域400bでは発生しないため、便利な着用が可能になる。
実施形態によると、着用時に靴下10の足首締付部600での角度は80°以上、特に85°以上、及び/又は100°以下、特に95°以下、及び/又は好ましくは約90°であってもよい。よって、圧力が確実に使用者の足に垂直に伝達される。
弾性継ぎ目1350の領域では、弾性化手段1300は、弾性継ぎ目1350に対して傾斜して延びることが好ましい。弾性継ぎ目1350は、U字型又はV字型の形状で、弾性化手段1300は、かかと部400のかかと領域400a及び/又は足裏部100の領域において、鋭角で弾性継ぎ目1350に交差してもよい。弾性化手段1300は、更にかかと部400及び/又は足裏部100から足背部300及び/又はつま先部200に延びてもよい。弾性化手段1300は、つま先部200において、鋭角で弾性継ぎ目1350に交差してもよい。これは特に足裏部100で弾性継ぎ目1350に交差する弾性化手段1300に該当する。更に、弾性化手段1300は、足背部300領域において鋭角で足背開口Oを交差してもよい。これは特に足裏部100及び/又はかかと部400のかかと領域400aで弾性継ぎ目1350に交差する弾性化手段1300に該当する。このため、足裏部100領域又はかかと部400のかかと領域400aならびに足裏部100に隣接する靴下10の裁断縁部分K4の弾性継ぎ目1350と伸縮方向LSTRETCHとの角度は、継ぎ目1350の継ぎ目方向に対する直交から10°〜80°、又は10°〜70°、又は10°〜60°、又は10°〜50°の範囲でずれてもよい。このため、伸縮材2000の伸縮方向LSTRETCHは、伸縮材2000の収縮状態において、かかと部400の折り返し領域400cの終結縁K2に対し略平行に延び、裁断縁部分K4の法線方向からずれて10°〜80°の範囲の角度で足裏部100に隣接する裁断縁部分K4に交差してもよい。ここで伸縮方向LSTRETCHは更に、かかと部400の脚領域400bに隣接する裁断縁部分K3を略垂直に交差してもよい。
よって、靴下10は縦長方向Lに沿ってのみではなく幅方向と高さ方向において使用者の足1に調節する。このため、伸縮方向LSTRETCHは、継ぎ目1350領域の足裏部100領域で弾性継ぎ目1350に対し垂直ではなく斜めに延びるため、V字型で継ぎ目1350に延びる弾性化手段1300により継ぎ目1350の継ぎ目方向の弾性が生成される。よって、足1の縦方向で足裏部100の弾性継ぎ目1350の継ぎ目方向に沿ったかかと部400及び/又は足裏部100のかかと領域400aが弾性であるため、靴下10は様々に異なる大きさの足に対し対応サイズに伸張自在に調節する足裏部100を設けることができ有利であるが、かかと領域400の脚領域400bでは伸縮方向LSTRETCHは収縮状態の靴下10の縦方向Lに対し垂直に延びてもよいため、かかと部400の折り返し領域400cの靴下折り返しに沿って弾性がある。足首締付部600の締付方向は折り返し開口Oの開口面に対し平行であるため、弾性化手段1300により弾性折り返し領域400bで固定状態の足首締付部600が予圧される。
図34A〜図34Dは、本発明の別の実施形態による靴下10の概略斜視図を示す。図34A〜図34Dに示す靴下10は、図33A〜図33Cに示す靴下10に略対応する。更に、足首締付部600を陰影領域として示す。図34Aは収縮状態の靴下10を示す。図34Bは、足首締付部600が開口した伸張状態の靴下10を示す。図34Cは足首締付部600が固定された伸張状態の靴下10を示し、靴下10の固定状態で足首締付部600がどのように足背部300に支えられているのかを示す図と比較して、足背部300と反対側の足背締付部600の部分を破線として示す。
図34Dは、足首締付部600が固定された伸張状態の靴下10を示す。実施形態では足背開口Oがつま先部200から足首締付部600に延びる。よって、靴下10は足裏部100、袋形状のつま先部200、足背部300、かかと部400を含み、足裏部100の反対側で足1の縦方向に沿って、つまり足1の甲に沿って延びる足背開口Oにより足背部300は第1部の足方向左部300aと第2部の足方向右部300bに分離され、足背開口Oは少なくとも部分的に足首締付部600により固定可能である。つまり靴下10は、足背部300側、つまり足1の上側と脚の前側で折り返し領域400cからつま先部200に開口する靴下スリットである。次に靴下10の足背開口Oが足首締付部600により固定される。ここで、足首締付部600は開口Oの全長を横切り延びることができ、又は上記のとおり足背部300の領域で足背開口Oを固定するために足背締付部500を追加挿入できる。
足首締付部600に本書に記載の接着要素又は接着剤を含めてもよい。例えば、足首締付部600に高張力マジックテープ(登録商標)、接着剤、粘着材を含め、下にある材料と接合可能としてもよい。最適フィットとなるまで繰り返し調節できる例えばおむつ用と同様のファスナーが可能で、特に足首締付部600にボンディング要素515、615と同じ材料を含め、及び/又はボンディング要素515、615と同じ特性を持たせることができる。
あるいは、又は更に、着用時に足1の足首にフィットするフラップ(図35B、図35Cの破線を参照)を足背部300領域に足首締付部600として設けてもよい。着用時に靴下10を足首に固定するためにフラップを足首周囲で足背部300の一方側から足背部300の他方側へと配置してもよい。
図35A〜図35Cは、折り畳み状態の靴下10の裁断パターンを示す。図35Aでは足裏部、つま先部、足背部300、かかと部400、足首締付部600、開口Oに対応する裁断パターンの領域を陰影領域として示す。
図35Bは、各構成部分に対応する裁断縁間の角度を示す。ここでは特に内角を示すが、外角は図22C、図23C、図24C、図25C、図26Cに示される。
足背開口Oに隣接する靴下10の裁断縁部分K1と、靴下10の上記終結縁K2である折り返し開口Oに隣接する靴下10の裁断縁部分K2との間に足首締付部600領域の裁断縁角部分を設けてもよく、その第1角度β1の範囲は80°〜130°、又は85°〜120°、又は85°〜110°、又は85°〜95°である。第1角度β1は特に80°以上、特に85°以上、及び/又は100°以下、特に95°以下及び/又は好ましくは約90°であってもよい。
折り返し開口Oに隣接する靴下10の裁断縁部分K2、つまり靴下10の終結縁K2と、かかと部400の脚領域400bに隣接する靴下10の裁断縁部分K3との間の第2角度β2を裁断縁角区分に含めてもよい。第2角度β2は80°以上、及び/又は100°以下であってもよい。かかと部400の脚領域400bに隣接する靴下10の裁断縁部分K3と、かかと部400のかかと領域400aならびに足裏部100に隣接する靴下10の裁断縁部分K4との間の第3角度β3を裁断縁角部分に含めてもよい。第3角度β3は100°以上、及び/又は140°以下であってもよい。上記のとおり、一枚の裁断パターンの場合、裁断縁部分K3を折り曲げ縁K3として形成してもよい。足裏部100に隣接する靴下10の裁断縁部分K4と、つま先部200に隣接する裁断縁部分K5との間の第4角度β4を裁断縁角部分に含めてもよい。第4角度β4は50°以上、及び/又は90°以下であってもよい。一実施形態によると、伸縮材2000の伸縮方向LSTRETCHは終結縁K2と平行に延び、ならびに裁断縁部分K3又は折り曲げ縁K3に対し垂直に延びてもよい。
図35Cは、各構成部分に対応する裁断縁間の半径を示す。ここで、半径0mmは湾曲による丸みを帯びない2つの裁断縁間の角度を意味する。角度が丸みを帯びた湾曲が大きいほど対応半径仕様が大きくなる。半径仕様をミリメートルで示す。第1角度β1は半径R1で丸みを帯びてもよい。第1半径R1は0mm以上、及び/又は100mm以下であってもよい。第2角度β2は丸みを帯びない方が好ましい。第3角度β2は第3半径R3で丸みを帯びてもよい。第3半径R3は30mm以上、及び/又は100mm以下であってもよい。第4角度β4は第3半径R4で丸みを帯びてもよい。第3半径R4は5mm以上、及び/又は50mm以下であってもよい。
本発明によると、使い捨てブーティ10が好ましいが、再使用可能なブーティ、包帯靴下、靴下又はブーティ、使い捨て靴下、包帯靴、ブーティ、靴の場合、本発明によると、上記使い捨てブーティ10の全構成ならびに記載の製造方法の全工程も好ましく、本出願の開示に含まれる。特に、使い捨てブーティを本開示範囲内の靴下とみなすことができ、逆に靴下を使い捨てブーティとみなすことができる。ここで、本発明による使い捨てブーティ又は靴下はかかとから足首に、又は足首を超えて延びることができる。
DE 10 2004 005 556 B4は肌に密着して着用される織物ストッキング、靴下、パンティストッキング、包帯を記載しており、活性物質堆積物が徐々に放出される活性物質層が含まれる。ここで、肌と接する織物内側の所定領域、及び/又は、標示に従い予め設定可能又は周知のツボや経絡等により決定可能であって成分を混成することができるパッドには、ゾルゲル法により製造された有機液体及び/又は油に含有された無機金属酸化物粉末が設けられる。
US 5 575 013 Aは容易に着用できる靴下を記載している。靴下は通例の靴下で、つま先袋、かかと部、足裏部分、下脚部分、ならびに上部部分を含む。一般に上部部分はつま先袋と下脚部分の間で靴下の上側で拡張する靴下の部分に属する。靴下は、例えば綿ポリエステル混紡等の適した軟質柔軟性織物からなるため、通常の靴下と違わない。通常の靴下と同様に靴下を複数の異なる大きさに製造できる。靴下の下脚部分は比較的短く、靴下着用者の足首の上に延びるが、靴下の下脚部分は靴下着用者の膝を超えて延びることができる。靴下はつま先袋から上部部分と下脚部分に延びるスリットを含む。スリットにより靴下の上部部分と下脚部分が2つの部分に分離されるのが好ましい。
DE 20 2007 011 165 U1は一枚のフットウェアに関する。一枚のフットウェアは2つの要素、つまりストッキング要素と包帯ストラップから概ね構成される。ストッキング要素はつま先部分に各足指用部分があり、そこからストッキング要素は足の裏、又は足の土踏まず、ならびに足のかかと、足の足首を横切り、好ましくは足の足背に延びる。ストッキング要素は主に、好ましくは単層として加工された特殊織物から構成され、特殊織物は薄いが言うまでも無く耐切性があり、同時に好ましくは弾性である特性がある。テフロン(登録商標)と綿の混合物から構成される特殊織物が設けられるのが好ましい。特に足の足首部分と足の土踏まず部分には軽量で弾性があり、好ましくは2層のメッシュ織物が設けられる。こうしたメッシュ材により、特殊織物の残余部分の伸縮性が低い又は全くない場合、ストッキング要素の容易な着用が可能になる。ストッキング要素は更に、足にフィットするよう構成されても特にサーフィン中やランニング中にせん断力により非常に容易に移動し得るという特性がある。これを防止するために包帯ストラップを設ける。包帯ストラップは足の裏から足の土踏まずを横切り足の足背に延びる。この包帯ストラップは、例えばネオプレン材等の弾性バンドで構成され、足の形状に適宜調整されるのが好ましい。よって、包帯ストラップにより一枚のフットウェアが足に固定される。
独国特許発明第10052825号明細書 独国実用新案第29918743号明細書 独国特許出願公開第102008030 941号明細書 独国特許出願公開第102004005 556号明細書 米国特許第5575013号明細書 独国実用新案第102004005556号明細書

Claims (15)

  1. 靴下(10)着用時に足(1)の裏を覆う足裏部(100)と、
    前記靴下(10)着用時に前記足裏部(100)と共に前記足(1)のつま先部分を完全に受け止めるつま先部(200)と、
    前記靴下(10)着用時に少なくとも部分的に前記足(1)の甲を覆う足背部(300)と、
    前記靴下(10)着用時に前記足(1)のかかとを覆うかかと部(400)と、
    前記靴下(10)着用時に前記足(1)の足首で前記靴下(10)を開放可能に固定する足首締付部(600)と、を備えた靴下(10)。
  2. 前記足裏部(100)と反対側で前記足(1)の甲に沿って延びる足背開口(O)により前記足背部(300)が、前記足背部(300)の左部と右部(300a、300b)に分離され、前記足背開口(O)は前記足首締付部(600)により少なくとも部分的に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の靴下(10)。
  3. 前記つま先部(200)から前記足背部(300)に至る移行領域において、前記足背開口(O)が、足背開口端(E)から靴下(10)の折り返し領域(400c)の終結縁(K2)に延びることを特徴とする、請求項2に記載の靴下(10)。
  4. 前記足背開口(O)が、スリット又は切り抜きとして形成されることを特徴とする、請求項3に記載の靴下(10)。
  5. 前記足背開口(O)に隣接する前記靴下(10)の裁断縁部分(K1)と、折り返し開口(O)に隣接する前記靴下(10)の裁断縁部分(K2)との間で、前記足首締付部(600)の領域に、角度(β1)が80°〜130°の範囲の裁断縁角部分を設けることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の靴下(10)。
  6. 靴下(10)の前記構成部分(100、200、300、400、500、510、600、610)の少なくとも1つが不織布を含む既製の平坦材料(1000)からなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の靴下(10)。
  7. 前記靴下(10)の前記構成部分(100、200、300、400、500、510、600、610)の少なくとも1つが既製の伸縮材(2000)からなることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の靴下(10)。
  8. 前記伸縮材(2000)が少なくとも50%の伸縮性を有することを特徴とする、請求項7に記載の靴下(10)。
  9. 前記伸縮材(2000)の拡張度が100%〜30%であることを特徴とする、請求項7又は8に記載の靴下(10)。
  10. 前記伸縮材(2000)の伸縮方向(LSTRETCH)が、前記伸縮材(2000)の収縮状態において、前記かかと部(400)の折り返し領域(400c)の終結縁(K2)と略平行に延び、前記裁断縁部分(K4)の法線方向からずれて10°〜80°の範囲の角度で前記足裏部(100)に隣接する裁断縁部分(K4)に交差することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の靴下(10)。
  11. 前記伸縮方向(LSTRETCH)が前記かかと部(400)の前記脚領域(400b)に隣接する裁断縁部分(K3)を略垂直に横切ることを特徴とする、請求項10に記載の靴下(10)。
  12. 前記伸縮材(2000)は材料層(1000)と弾性化手段(1300)からなる複合構造を含み、前記複合構造が少なくとも伸縮方向(LSTRETCH)に沿って伸縮可能なように、前記材料層(1000)が収縮した前記弾性化手段(1300)に波打形状で接合されることを特徴とする、請求項7〜11のいずれか1項に記載の靴下(10)。
  13. 前記弾性化手段(1300)が弾性繊維(1120)又は弾性膜(1130)を含むことを特徴とする、請求項12に記載の靴下(10)。
  14. 前記靴下(10)の前記構成部分(100、200、300、400、500、510、600、610)のうち少なくとも2つが、前記継ぎ目方向に弾性がある継ぎ目(1350)に接合されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の靴下(10)。
  15. 前記靴下(10)の前記縦方向(L)に沿った収縮状態の前記靴下(10)の寸法(a)が前記収縮状態では40cm以下であり、前記靴下(10)の着用時に伸張状態に伸ばされて、前記かかと部(400)が前記足(1)のかかとを覆い、前記足首締付部(600)により前記足首に固定されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の靴下(10)。
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