JP2578888Y2 - 弾性複合体 - Google Patents

弾性複合体

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JP2578888Y2
JP2578888Y2 JP1992047690U JP4769092U JP2578888Y2 JP 2578888 Y2 JP2578888 Y2 JP 2578888Y2 JP 1992047690 U JP1992047690 U JP 1992047690U JP 4769092 U JP4769092 U JP 4769092U JP 2578888 Y2 JP2578888 Y2 JP 2578888Y2
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磨 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シート状弾性体と不織
布や液不透過性材料よりなるシート状の基材とを複合さ
せて、特にオムツ等の使い捨て商品に適用して好適な弾
性複合材に関する。
【0002】
【従来の技術】肌着類、靴下類等の日用衣料品、使い捨
てオムツのウエスト部や股部、伸縮性包帯、外科用ガウ
ンの袖口等には、人体への密着性を増強するために各種
の弾性体が使用されている。これらは、天然ゴム、合成
ゴム、ウレタン樹脂等の素材を糸状、フォーム状、フィ
ルム状、ネット状の形態で、しかも人体への直接接触を
避けるために、織物、不織布、糸等で被覆された状態で
使用されているのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる弾性体が、特に
オムツのような使い捨て商品に用いられるためには、価
格が安く、大量高速生産に適応するための作業性にすぐ
れ、しかも乳幼児の敏感な肌に対して厳しい安全性が必
要である。そして、でき得れば、伸縮の必要な部分のみ
を部分的に伸縮できるようにすることが有利である。
【0004】本考案は、以上の点を解決せんとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、緩和状態のシ
ート状弾性体の両面に、伸長方向と直角で、かつ相互に
平行に設けられた結合部と結合部との間にひだを形成す
る非結合部を有するシート状基材を複合させてなり、そ
の一面のシート状基材がシート状弾性体面の伸長方向に
対して部分的に設けられてなることを特徴とする弾性複
合体である。
【0006】これを具体的に図面で説明すると、図1は
一例で、1はシート状弾性体、2,3はシート状弾性体
1の両面に、伸長方向CDに直角で、かつ相互に平行に
設けられた結合部4,5間にひだを形成する非結合部
6,7を有するシート状基材である。この中、シート状
基材3は両端が短かく、シート状弾性体1の片面は露出
している。かかる構成の複合弾性体は、例えば図2,図
3に示すオムツ(詳細な構成は省略してある)に適用し
て有効である。すなわち、オムツ本体9の腰部、腹部の
端部に図1に示す複合弾性体をCD方向に伸長した状態
で、シート状基材3の側で貼着する。すると、複合弾性
体の両端部A,Aにおいては、シート状弾性体1が直接
オムツ本体9に貼着するため、貼着が強固となり、シー
ト状弾性体はオムツ本体とともに収縮して弾性をもった
状態で固定される。弾性は、シート状基材3と、反対面
の該シート状基材3の長さに相当するシート状基材2の
部分Bのひだによって保たれるが、部分B以外の部分A
は、シート状基材2のひだがあっても、オムツ本体の伸
縮性に拘束される。しかし、この部分Aは結束子8の固
定等に利用できる部分であり、むしろ弾性がない方がよ
い。シート状基材2に相当する面は直接肌に触れる部分
であるから、シート状弾性体1の全体に亘って貼着して
おいた方が、ひだがクッション状態となって、肌にやさ
しく接触する。図4は他の態様を示すもので、シート状
弾性体1の片面にはシート状基材2を、他の面にはシー
ト状基材9を間隔をおいて貼着したものである。かかる
複合弾性体は、例えば図5の示すパンツ等に適用でき
る。すなわち、パンツの腰部にシート状基材2,9がく
るように複合弾性体を弾力性をもたせて貼着し、弾性を
調節するものである。
【0007】上記のシート状の弾性体としては、天然ゴ
ム、合成ゴム等の薄層シート、ポリウレタンフィルム、
ポリウレタンメルトブローン不織布、スチレンブタジエ
ンブロックポリマーフィルム、ポリオレフィン系エラス
トマーフィルム等の材質のものが使用可能であるが、コ
スト、基材との熱圧着性等から考えると、EVA、超低
密度のLLDPE、エチレンプロピレンエラストマー、
エチレンメチルアクリレートエラストマー等のポリオレ
フィンエラストマーの単独あるいはこれらの合成ゴム、
スチレンエチレンブタジエンスチレンブロックポリマー
(SEBS)のブレンド体あるいはポリウレタン系エラ
ストマーとポリオレフィン系エラストマーとの共押出し
フィルム等が望ましい。
【0008】シート状基材としては、まず、熱圧着性を
有する合成繊維を主成分とした不織布よりなるものを用
いるが、この不織布は製造時の横方向(CD)には伸長
性を有するが伸長回復性は少ないものがよい。不織布の
原料繊維はどのようなものでもよいが、好ましくは水濡
れ性の少ない肌に対する刺激性も少なく、安全性をもっ
た疎水性繊維であるPE、PP、PET等の1.5dな
いし3d合成繊維ステープルより形成されたものが望ま
しい。
【0009】又、片面に部分的に設けられたシート状基
材として不透水性材料よりなるものを用いてもよい。不
透水性材料よりなる材料としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、酢ビ共重合体等のポリオレフィン系フィル
ム類、ナイロン、ポリエステル等が用いられるが、コス
ト等を勘案するとポリオレフィン系材料が望ましい。か
かる不透水性材料は、本考案を各種商品に適用した場合
に防漏性を発揮する。シート状弾性体1と、シート状基
材2,3、あるいは9との結合にはいろいろの方法があ
る。まず、シート状基材が共にCD方向に伸長性を有す
るが伸長回復性の少ない材料である場合には図6に示す
ように(イ)シート状弾性体1の両面にシート状基材
2,3を重ね、MD方向に連続した複数の平行線よりな
る結合部Cにおいてヒートシールし、各結合部Cの間は
非結合部Dとする。ついで図6(ロ)に示すようにCD
方向に、弾性体の弾性範囲内でかつ基材2,3を損なわ
ない程度に伸長すると、1,2,3の各部は均等に伸び
る。これを図6(ハ)に示すように、その伸長力を解除
すると、シート状弾性体1は元の寸法に戻るが、基材
2,3は伸長回復性が少ないので、非結合部Dにおける
基材2,3は弾性体1から離れて、結合部C,C間にお
いてひだを形成する。
【0010】図7は、シート状基材3がCD方向に余り
伸長性を有せず、基材2がCD方向に伸長性を有する場
合で、まず、(イ)に示す如くシート状弾性体1とシー
ト状基材2とを重ね合せてCD方向に伸長し、ついで
(ロ)に示すように基材2の上に重ねて結合部C,C…
をヒートシールする。これを(ハ)に示すように伸長力
を解除すると、まず、シート状弾性体1は元の寸法に戻
り、シート状基材2,3は非結合部Dで離れてひだを形
成する。ヒートシールがきかない材料を用いる場合に
は、結合部Aを接着剤によって結合してもよい。
【0011】
【実施例】図1に示すシート状弾性体1として、日本ユ
ニカ製ポリオレフィンエラストマー(E,V,Aと合成
ゴムの共重合体)PFB−75よりなる弾性フィルムを
用いた。シート状基材2,3としては1.5d×45m
mのPPを水流絡合してなる不織布を用いた。これを、
所定幅にCD方向にカットして弾性複合体とし、図2,
図3に示すオムツに貼着した。すなわち、オムツのウエ
スト部にこの弾性複合体をCD方向に伸長してシート状
基材3側で貼着し、伸長を解除した。オムツの肌に接す
る面はシート状基材2のひだが全面にあるので、肌に対
してクッション性と感触を良くし、又、ほぼシート状基
材3に対応する部分弾性を有することとなる。
【0012】
【考案の効果】本考案は、強固な貼着性と肌触りの良さ
とを備えた弾性複合体で、オムツ、肌着等の衣料品に適
用して、丈夫さと人体への密着性を高め、かつクッショ
ン性においても有効である。又、シート状基材の一方の
側を不透水性材料をもって形成すると、オムツとか手術
着等において防漏性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成の一例を示す斜視図である。
【図2】本考案をオムツに適用した例の説明図である。
【図3】図2のI−I断面の拡大説明図である。
【図4】本考案の構成の他の例を示す端面図である。
【図5】本考案の他の例をパンツに適用した例の説明図
である。
【図6】(イ)〜(ハ)は本考案の製造例の説明図であ
る。
【図7】(イ)〜(ハ)は本考案の他の製造例の説明図
である。
【符号の説明】
1 シート状弾性体 2,3 シート状基材 4,5 結合部 6,7 非結合部 8 結束子 9 シート状基材

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩和状態のシート状弾性体の両面に、伸
    長方向に直角で、かつ相互に平行に設けられた結合部と
    結合部との間にひだを形成する非結合部を有するシート
    状基材を複合させてなり、その一面のシート状基材がシ
    ート状弾性体面の伸長方向に対して部分的に設けられて
    なることを特徴とする弾性複合体。
  2. 【請求項2】 シート状基材が、シート状弾性体の伸長
    方向には伸張性を有し、かつ復元性が少ない材料よりな
    る請求項1記載の弾性複合体。
  3. 【請求項3】 シート状基材が不織布である請求項2記
    載の弾性複合体。
  4. 【請求項4】 片面に部分的に設けられたシート状基材
    が不透水性材料よりなる請求項1記載の弾性複合体。
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