JP2019194428A - H形鋼製梁 - Google Patents

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【課題】ウェブの補剛に加えて、フランジの局部座屈補剛効果が期待でき、最大耐力以降の変形性能に優れたH形鋼製梁を提供する。【解決手段】本発明に係るH形鋼製梁1は、上フランジ3と下フランジ5とこれら上下のフランジ3、5を繋ぐウェブ7を有し、長手方向直交断面がH形で、梁端部が補剛部材11によって補剛されたH形鋼製梁1であって、補剛部材11は、梁長手方向に直交して配置され、上フランジ3とウェブ7に接合された上補剛部材11aと、上補剛部材11aと所定の間隔を離して、かつ上補剛部材11aに連続する仮想直線L上に設けられて、ウェブ7と下フランジ5に接合された下補剛部材11bとを備えてなることを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、長手方向直交断面がH形で、梁端部が補剛部材によって補剛されたH形鋼製梁に関する。
鉄骨造のH形鋼製梁は、近年、建物の大型化や大空間化に伴い、梁長さが長くなると同時に梁のたわみを防止するために、梁せいが大きくなる傾向にある。コスト・製作性の両面から鋼材量を低減するために、剛性への寄与が小さいウェブの厚みは薄くなる傾向にあり、結果として大断面でウェブの薄いH形鋼製梁が増える傾向にある。
このような大断面薄肉ウェブのH形鋼製梁においては、大地震時に端部に大きな曲げモーメントが作用し、局部座屈が発生する危険性がある。
例えば、H形鋼製梁21の梁長さが長い場合は、図9に示すように、端部の曲げモーメントが卓越するため、梁断面を中立軸で二分したときの一方のウェブ面において、グレーの太い楕円で示すような曲げ座屈が生じる。
一方、H形鋼製梁21の梁長さが短い場合は、図10に示すように、端部の曲げモーメントに比べてせん断力が卓越するため、グレーの細い楕円で示すようなせん断座屈が発生する。
局部座屈を防止し、変形性能を向上する構造として、ウェブに補剛部材を設ける技術が知られている。
例えば特許文献1で提案されているように、H形鋼製梁21の梁ウェブ23に直交する横スチフナ25を設置する方法(図11参照)や、特許文献2で提案されている梁ウェブ23に直交する縦スチフナ27を複数設置する方法(図12参照)や、あるいは特許文献3で提案されている縦スチフナ27と横スチフナ25を組合せて設置される方法(図13参照)などがある。
これらの方法はいずれもスチフナ(横スチフナ25、縦スチフナ27)が梁ウェブ23に溶接にて接合されており、これによって、梁ウェブ23の幅厚比あるいは境界条件をコントロールして、座屈を生じにくくすることを目的としている。
特開2016−23417号公報 特開2011−208434号公報 特開2014−51822号公報
図14は図12に示した従来の補剛構造に荷重が作用した状態を模式的に示したものである。このような補剛構造の場合、図14に示すように、ウェブ23が上下のフランジ28、29に加えて、柱9と縦スチフナ27、あるいは隣り合うと縦スチフナ27によって上下左右が拘束される形となり、梁材軸方向の幅厚比が小さい矩形の板状に分割される。
このため、ウェブ23は分割された狭い範囲において、面外変形を起こすことになり、変形量が大きくなる。
また、ウェブ23の局部座屈に伴い、縦スチフナ27全体が反りあるいは捩れ変形を生じるため、縦スチフナ27が早期に耐力低下して、例えば下フランジ29を拘束する効果が維持できなくなる。このため、図15に示すように、梁の最大耐力以降で早期に下フランジ29が局部座屈し、梁の耐力が急激に低下する。
このように、従来の補剛方法は主にウェブのせん断座屈を補剛することを主目的としており、最大耐力以降の変形性能に影響するフランジの局部座屈を補剛する効果は期待できないという問題がある。
特に、特許文献2は、梁と柱の接合部における梁フランジに水平ハンチを設けることを前提としており、ウェブ23に設ける縦スチフナ27に梁端部のフランジの局部座屈の補剛を期待するものではない。
また、従来の補剛方法のように、梁せいと同等の長さを有する補剛部材を設ける場合には、鋼重が大きく、製作の際の取り回しが悪いという問題もある。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、ウェブの補剛に加えて、フランジの局部座屈補剛効果が期待でき、最大耐力以降の変形性能に優れたH形鋼製梁を提供することを目的としている。
(1)本発明に係るH形鋼製梁は、上フランジと下フランジとこれら上下のフランジを繋ぐウェブを有し、長手方向直交断面がH形で、梁端部が補剛部材によって補剛されたH形鋼製梁であって、
前記補剛部材は、梁長手方向に直交して配置され、前記上フランジと前記ウェブに接合された上補剛部材と、
該上補剛部材と所定の間隔を離して、かつ前記上補剛部材に連続する仮想直線上に設けられて、前記ウェブと前記下フランジに接合された下補剛部材とを備えてなることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、梁せい内のり寸法をh、梁幅をB、ウェブ厚さをtとして、
前記上補剛部材及び前記下補剛部材のトータル長さLsが、h/2≦Ls≦3h/4であり、
前記補剛部材の幅Hsが(B-t)/4≦Hs≦(B-t)/2であることを特徴とするものである。
(3)本発明に係るH形鋼製梁は、上フランジと下フランジとこれら上下のフランジを繋ぐウェブを有し、長手方向直交断面がH形で、梁端部が補剛部材によって補剛され、かつ上フランジが床スラブ等によって補剛されるH形鋼製梁であって、
前記補剛部材は、梁長手方向に直交して配置され、梁せい内のり寸法をhとしてh/2〜3h/4の長さを有し、前記下フランジと前記ウェブに接合された下補剛部材を備えてなることを特徴とするものである。
(4)また、上記(3)に記載のものにおいて、前記補剛部材は、前記下補剛部材と所定の間隔を離して、かつ前記下補剛部材に連続する仮想直線上に設けられて、前記ウェブと前記上フランジに接合された前記下補剛部材よりも短尺の上補剛部材を備えてなることを特徴とするものである。
(5)また、上記(3)又は(4)に記載のものにおいて、梁幅をB、ウェブ厚さをtとして、
前記補剛部材の幅Hsが(B-t)/4≦Hs≦(B-t)/2であることを特徴とするものである。
(6)また、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載のものにおいて、前記補剛部材を、梁端部に長手方向に連続して2列以上設けたことを特徴とするものである。
本発明においては、梁端部に設ける補剛部材が、梁長手方向に直交して配置され、前記上フランジと前記ウェブに接合された上補剛部材と、該上補剛部材と所定の間隔を離して、かつ前記上補剛部材に連続する仮想直線上に設けられて、ウェブと下フランジに接合された下補剛部材とを備えてなることにより、ウェブの補剛に加えて、最大耐力以降のフランジの局部座屈補剛効果が期待でき、最大耐力以降の変形性能に優れている。
また、補剛部材が上補剛部材と下補剛部材に分割されているので、一つの補剛部材が従来のものに比べて寸法が小さいため、取り回しが良く製作性に優れる。
本発明の一実施の形態のH形鋼製梁の説明図であり、側面図(図1(a))、図1(a)の矢視A−A断面図(図1(b))、上面図(図1(c))である。 本発明の一実施の形態のH形鋼製梁の作用効果を説明する図である(その1)。 本発明の一実施の形態のH形鋼製梁の作用効果を説明する図である(その2)。 本発明の一実施の形態のH形鋼製梁の他の態様の説明図であり、側面図(図4(a))と図4(a)の矢視B−B断面図(図4(b))である(その1)。 本発明の一実施の形態のH形鋼製梁の他の態様の説明図である(その2)。 本発明の一実施の形態のH形鋼製梁の他の態様の説明図である(その3)。 本発明の他の実施の形態のH形鋼製梁の説明図である。 本発明の他の実施の形態の他の態様のH形鋼製梁の説明図である。 従来の補剛をしていないH形鋼製梁の局部座屈の説明図である(その1)。 従来の補剛をしていないH形鋼製梁の局部座屈の説明図である(その2)。 従来例のH形鋼製梁の説明図であり、側面図(図11(a))と図11(a)の矢視C−C断面図(図11(b))である(その1)。 従来例のH形鋼製梁の説明図であり、側面図(図12(a))と図12(a)の矢視H−H断面図(図12(b))である(その2)。 従来例のH形鋼製梁の説明図であり、側面図(図13(a))と図13(a)の矢視E−E断面図(図13(b))である(その3)。 従来例の課題を説明する説明図である(その1)。 従来例の課題を説明する説明図である(その2)。 本発明の一実施の形態の効果を確認する解析結果の説明図である。
[実施の形態1]
本発明の一実施の形態に係るH形鋼製梁1は、図1に示すように、上フランジ3と下フランジ5とこれら上下のフランジ3、5を繋ぐウェブ7を有し、長手方向直交断面がH形で、一端が柱9に接合されると共に、梁端部が補剛部材11によって補剛されたものである。
そして、補剛部材11は、梁長手方向に直交して配置され、上フランジ3とウェブ7に接合された上補剛部材11aと、上補剛部材11aと所定の間隔を離して、かつ上補剛部材11aに連続する仮想直線L上に設けられて、ウェブ7と下フランジ5に接合された下補剛部材11bとを備えてなるものである。
本実施の形態の上補剛部材11a及び下補剛部材11bは、図1に示すように、矩形の板状体からなり、ウェブ7を挟んで両側に設けられている。なお、ウェブ7を挟んで両側に設けられる上補剛部材11aと下補剛部材11bは、対称な位置関係になるように配置するのが好ましい。
補剛部材11同士の材軸方向間隔p(図1参照)あるいは柱9のスキンプレートから補剛部材11までの材軸方向間隔p(図1参照)は、梁幅B以下であることが好ましい。
補剛部材11同士の材軸方向間隔p又はスキンプレートから補剛部材11までの材軸方向間隔pが梁幅B以上の場合、スキンプレートと補剛部材11又は補剛部材11同士の間においてフランジの局部座屈が先行して生じ、十分な塑性変形性能が得られない可能性がある。
また、柱9のスキンプレートから最も離れた補剛部材11までの材軸方向距離は、0.5H以上(H:梁せい)が好ましい。前記材軸方向距離が0.5H以下の場合、梁端部の塑性化領域に対して補剛範囲が不足し、十分な塑性変形性能が得られない可能性がある。
梁せい内のり寸法をh、梁幅をB、ウェブ厚さをtとして、上補剛部材11a及び下補剛部材11bのトータル長さ、すなわち上下の仮想直線L上に配置された一組の上補剛部材11aの長さLsaと下補剛部材11bの長さLsbを加算した長さLs(図1参照)が、h/2≦Ls≦3h/4に設定されている。
Lsをh/2以上としたのは、ウェブ7の補剛効果を得るためにはこのようにするのが好ましいからである。
また、Lsを3h/4以下にすることで、上補剛部材11aと下補剛部材11bの間に隙間を形成することができ、上補剛部材11a及び下補剛部材11bが従来例のように上下のフランジ3、5で拘束されず、座屈し難い構造になっている。
また、補剛部材11を上補剛部材11aと下補剛部材11bに分割したことで、各部材が小さくなり、とり回しが容易で製作がし易い。
補剛部材11の幅Hs(ウェブ7を挟んで両側に設けられている補剛部材11における片側の幅)は、(B-t)/4≦Hs≦(B-t)/2に設定されている。
幅Hsを(B-t)/4以上としたのは、補剛部材11自体の面外方向への剛性を高くするのに好ましいからである。
また、幅Hsを(B-t)/2以下とすることで、上下のフランジ3、5よりも出っ張ることがない。
上補剛部材11aの上フランジ3及びウェブ7との接合、下補剛部材11bの下フランジ5及びウェブ7との接合は、溶接接合するのが一般的であるが、これに限定されるものではない。例えば、エンドプレートを介したボルト接合とすることも可能である。
また、上補剛部材11a及び下補剛部材11bの接合は、予め工場で行うのが好ましい。
次に、本実施の形態のH形鋼製梁1の作用について、図2及び図3に基づいて説明する。
図2は従来例を示した図12、図14と同程度の間隔で補剛部材11を設置したものである。この場合、上補剛部材11aと下補剛部材11bが繋がっていないので、ウェブ7における補剛部材11のない部分においてある程度ウェブ7の局部座屈変形を許容することになる(図中グレーで示した部分が局部座屈している部分である)。そのため、補剛部材11に作用する応力が抑えられ、補剛部材11そのものの耐力低下を防ぎ、梁の最大耐力以降もフランジの拘束効果を維持することが可能となる。
しかも、補剛部材11がない部分に局部座屈が発生するが、図14の場合に比較して範囲が広いので面外変形量が小さく抑えられる。
図3は、補剛部材11の設置間隔を図2の場合よりも狭めた場合のウェブ局部座屈を模式的に示したものである。
図3に示すように、補剛部材11の設置間隔を狭くすると、ウェブ7の局部座屈は、補剛部材11のないウェブ7の中央部分で発生するようになる。これは補剛部材11の強軸方向に対する面外変形であるため、補剛部材11の耐力低下は発生しない。したがって、図2の場合と同様に、補剛部材11は梁の最大耐力以降も上下フランジ3、5の拘束効果を維持することが可能となる。
以上のように、本実施の形態のH形鋼製梁1は、補剛部材11が上下フランジ3、5に連続することなく、上下で分割されて上下フランジ3、5にそれぞれ接合されているため、ウェブ7の局部座屈補剛効果に加え、該局部座屈補剛効果に伴う補剛部材11そのものの耐力低下を抑制することができ、上下フランジ3、5の局部座屈補剛効果を期待できる。そして、上下フランジ3、5の局部座屈を抑えることで、最大耐力以降の変形性能が向上する。
また、補剛部材11が上補剛部材11aと下補剛部材11bに分割されているので、一つの補剛部材11が従来のものに比べて寸法が小さいため、取り回しが良く製作時の作業性に優れる。
また、従来例に比較して、上補剛部材11a及び下補剛部材11bの長さを短く設定することができ、溶接量を低減して、工数やコスト低下が可能であり、また、溶接熱影響によるウェブ7の反り等を防止することができる。
なお、図1に示した補剛部材11は、矩形の板状体であったが、例えば図4に示すように、三角形でもよい。さらに言えば、補剛部材11は上下フランジ3、5およびウェブ7と接合される形状であればよく、矩形や三角形に限らず様々な形状を有することが可能である。
また、図1に示した補剛部材11は、複数の補剛部材11を梁長手方向に等間隔で配置したが、図5に示すように、曲げモーメントの卓越する梁端部では設置間隔を狭め、梁中央寄りに行くに従って設置間隔を広くするようにしてもよい。
また、図6に示すように、複数の上補剛部材11a及び下補剛部材11bに、梁長手方向に連結する横スチフナ13を設けてもよい。横スチフナ13を設けることで、上補剛部材11a及び下補剛部材11bの剛性を高めて座屈を防止して耐力を維持できるので、最大耐力以降の上下フランジ3、5の局部座屈補剛効果を確実に得ることができる。
[実施の形態2]
本実施の形態のH形鋼製梁15は、図7に示すように、上フランジ3が例えば鉄筋コンクリートの床スラブ17によって補剛される合成梁等の場合である。図7において、図1と同一部分には同一の符号を付してある。
上フランジ3が床スラブ17で補剛される場合、上フランジ3の補剛が不要になり、かつ中立軸が中央線より上になるため、ウェブ7の上部の補剛をしなくてもよい場合があり、本実施の形態はこのような場合に有効である。
もっとも、上補剛部材11aを設けることを排除するものではなく、図8に示すように、上補剛部材11aを設けてもよい。この場合、上補剛部材11aは下補剛部材11bよりも長さの短いものでよい。
本実施の形態では、上補剛部材11aを不要、又は短尺のものにすることができるので、効率的な補剛構造となる。
本実施の形態による性能向上効果を検証するためにFEM解析を実施した。対象とする梁は、断面がH−1000×300×12×25(SN490)であり、片持ち梁長さLがL=5000mmである。
補剛部材は、材軸方向間隔pをp=200mmとして、上下に3列設置した。片方の梁端部を完全固定とし、もう一方の梁端部を鉛直方向に変位制御で載荷することにより、解析を実施した。
解析結果を図16に示す。図16には補剛部材のない梁に対する結果を併せて破線で示している。補剛部材のない梁では、全塑性耐力に到達後、早期に耐力低下が生じている。一方、補剛部材のある梁では、全塑性耐力に到達後も耐力を維持することが可能となっており、塑性変形性能の向上が確認できる。
この解析結果から、本発明によれば、全塑性耐力に到達後の急激な耐力低下を抑え、塑性変形性能を向上することが可能となることが実証された。
L 仮想直線
1 H形鋼製梁(実施の形態1)
3 上フランジ
5 下フランジ
7 ウェブ
9 柱
11 補剛部材
11a 上補剛部材
11b 下補剛部材
13 横スチフナ
15 H形鋼製梁(実施の形態2)
17 床スラブ
<従来例>
21 H形鋼製梁
23 梁ウェブ
25 横スチフナ
27 縦スチフナ
28 上フランジ
29 下フランジ

Claims (6)

  1. 上フランジと下フランジとこれら上下のフランジを繋ぐウェブを有し、長手方向直交断面がH形で、梁端部が補剛部材によって補剛されたH形鋼製梁であって、
    前記補剛部材は、梁長手方向に直交して配置され、前記上フランジと前記ウェブに接合された上補剛部材と、
    該上補剛部材と所定の間隔を離して、かつ前記上補剛部材に連続する仮想直線上に設けられて、前記ウェブと前記下フランジに接合された下補剛部材とを備えてなることを特徴とするH形鋼製梁。
  2. 梁せい内のり寸法をh、梁幅をB、ウェブ厚さをtとして、
    前記上補剛部材及び前記下補剛部材のトータル長さLsが、h/2≦Ls≦3h/4であり、
    前記補剛部材の幅Hsが(B-t)/4≦Hs≦(B-t)/2であることを特徴とする請求項1記載のH形鋼製梁。
  3. 上フランジと下フランジとこれら上下のフランジを繋ぐウェブを有し、長手方向直交断面がH形で、梁端部が補剛部材によって補剛され、かつ上フランジが床スラブ等によって補剛されるH形鋼製梁であって、
    前記補剛部材は、梁長手方向に直交して配置され、梁せい内のり寸法をhとしてh/2〜3h/4の長さを有し、前記下フランジと前記ウェブに接合された下補剛部材を備えてなることを特徴とするH形鋼製梁。
  4. 前記補剛部材は、前記下補剛部材と所定の間隔を離して、かつ前記下補剛部材に連続する仮想直線上に設けられて、前記ウェブと前記上フランジに接合された前記下補剛部材よりも短尺の上補剛部材を備えてなることを特徴とする請求項3記載のH形鋼製梁。
  5. 梁幅をB、ウェブ厚さをtとして、
    前記補剛部材の幅Hsが(B-t)/4≦Hs≦(B-t)/2であることを特徴とする請求項3又は4に記載のH形鋼製梁。
  6. 前記補剛部材を、梁端部に長手方向に連続して2列以上設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のH形鋼製梁。
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