JP6885370B2 - 鉄骨梁及び該鉄骨梁を用いた柱梁接合構造 - Google Patents

鉄骨梁及び該鉄骨梁を用いた柱梁接合構造 Download PDF

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本発明は、鉄骨梁及び該鉄骨梁を用いた柱梁接合構造に関する。
近年、建物の大型化や大空間化に伴い、梁長さが長くなる傾向にあり、同時に梁のたわみを防止する(剛性を高める)ために梁せいが大きくなる傾向にもある。さらに、剛性への寄与が小さい梁ウェブの厚みは、鋼材量を低減するためになるべく薄い方がよく、結果として大断面かつ梁ウェブが薄肉のH形断面梁が用いられるようになっている。
このような大断面薄肉梁ウェブのH形断面梁においては、梁ウェブの幅厚比が大きくなることで、地震時に生じる曲げやせん断力によって局部座屈現象が生じやすくなる。特に曲げモーメントが大きくなる柱に近い梁端近傍では、梁中央と比較して局部座屈が進行しやすく、局部座屈によって必要な梁の変形性能が得られないといった課題がある。
このような課題を解決するため、梁端部における梁ウェブの局部座屈を防止する方法として、例えば特許文献1で提案されているようにH形断面梁21の梁ウェブ23に直交する横スチフナ25を設置する方法(図6参照)や、特許文献2で提案されている梁ウェブ23に直交する縦スチフナ27を複数設置する方法(図7参照)や、あるいは特許文献3で提案されている縦スチフナ27と横スチフナ25を組合せて設置される方法(図8参照)などがある。
これらの方法はいずれもスチフナが梁ウェブに溶接にて接合されており、これによって、梁ウェブの幅厚比あるいは境界条件をコントロールして、座屈を生じにくくすることを目的としている。
特開2016−23417号公報 特開2011−208434号公報 特開2014−51822号公報
しかし、従来のいずれの方法においても、梁ウェブの座屈を補剛するためのスチフナは、全て梁ウェブに溶接されており、溶接のための工数が多く、コストが高く、さらには溶接熱の影響による梁ウェブの曲りや反りを防止するための手間も生じるという問題がある。
また、スチフナ等の座屈補剛材が梁ウェブと接合されることにより、梁ウェブに生じる曲げモーメントやせん断力の一部が座屈補剛材に伝達するため、梁ウェブの面外変形に伴う面外力以外の力によって座屈補剛材が損傷する可能性があるという問題もある。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、溶接コストや工数の増加、梁ウェブの曲りや反りの発生を防止し、かつ梁ウェブの面外変形による局部座屈を防止することが可能な鉄骨梁及び該鉄骨梁を用いた柱梁接合構造を提供することを目的としている。
(1)本発明に係る鉄骨梁は、柱に取りつくH形断面の鉄骨梁であって、
梁端部に配設された縦スチフナを有し、該縦スチフナの上下端部が上下の梁フランジに接合され、かつ該縦スチフナは梁ウェブとは当接又は近接しつつも接合されていないことを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記縦スチフナの上下端部が前記上下の梁フランジと溶接接合されていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記縦スチフナの座屈を補剛する座屈補剛材を有し、該座屈補剛材は前記縦スチフナに接合され、前記梁ウェブには接合されていないことを特徴とするものである。
(4)また、上記(3)に記載のものにおいて、前記座屈補剛材が、前記縦スチフナと交差方向で、かつ前記梁ウェブに当接又は近接して配置された横スチフナであることを特徴とするものである。
(5)また、上記(3)に記載のものにおいて、前記座屈補剛材が、前記梁ウェブと材軸方向に平行でかつ当接又は近接して配設された面材であることを特徴とするものである。
(6)また、上記(3)乃至(5)のいずれかに記載のものにおいて、前記縦スチフナを複数有し、前記座屈補剛材が隣り合う前記縦スチフナ間に亘るように設けられていることを特徴とするものである。
(7)また、上記(1)乃至(6)のいずれかに記載のものにおいて、梁端部に最も近い縦スチフナは、前記梁端部から梁せいの1/2以下の距離に配置されていることを特徴とするものである。
(8)また、上記(1)乃至(7)のいずれかに記載のものにおいて、前記縦スチフナを複数有し、隣り合う縦スチフナ間の間隔が、梁せいの1/2以下の距離に設定されていることを特徴とするものである。
(9)本発明に係る柱梁接合構造は、(1)乃至(8)のいずれかに記載の鉄骨梁が柱に接合されていることを特徴とするものである。
本発明の鉄骨梁は、梁端部に配設された縦スチフナを有し、該縦スチフナの上下端部が上下の梁フランジに接合され、かつ該縦スチフナは梁ウェブとは当接又は近接しつつも接合されていないことにより、梁ウェブの面外変形を抑制できる。
また、縦スチフナは梁ウェブに接合されていないので、梁ウェブに生じる曲げやせん断力による変形が縦スチフナに伝達しないため、縦スチフナのねじりといった変形が防止でき、梁ウェブの面外変形による力に対して、安定した座屈拘束効果が発揮できる。
さらに、梁ウェブと縦スチフナの溶接量および工数を削減することができ、また、梁ウェブと縦スチフナが溶接されないため、溶接熱による梁ウェブの曲りや反りなどを防止することができ、曲りや反りの矯正に要する工数やコストも削減できる。
本発明の一実施の形態の鉄骨梁の説明図であり、側面図(図1(a))と図1(a)の矢視A−A断面図(図1(b))である。 本発明の一実施の形態の鉄骨梁の作用効果を説明する図である。 図2の矢視断面図であり、図3(a)は図2(a)の矢視B−B断面図、図3(b)は図2(b)の矢視C−C断面図、図3(c)は図2(c)の矢視D−D断面図である。 本発明の他の実施の形態の鉄骨梁の説明図であり、側面図(図4(a))と図4(a)の矢視E−E断面図(図4(b))である。 本発明の他の実施の形態の鉄骨梁の説明図であり、側面図(図5(a))と図5(a)の矢視F−F断面図(図5(b))である。 従来例の鉄骨梁の説明図であり、側面図(図6(a))と図6(a)の矢視G−G断面図(図6(b))である(その1)。 従来例の鉄骨梁の説明図であり、側面図(図7(a))と図7(a)の矢視H−H断面図(図7(b))である(その2)。 従来例の鉄骨梁の説明図であり、側面図(図8(a))と図8(a)の矢視I−I断面図(図8(b))である(その3)。
[実施の形態1]
本発明の一実施の形態に係る鉄骨梁1は、図1に示すように、梁上フランジ3、梁下フランジ5及びこれらを接続する梁ウェブ7からなるH形断面を有し、端部が柱9に取り付くものであって、梁端部に梁長手方向と直交するように梁上フランジ3と梁下フランジ5の間に配設された縦スチフナ11を有している。
そして、縦スチフナ11の上端部及び下端部がそれぞれ梁上フランジ3及び梁下フランジ5に接合され、かつ縦スチフナ11は梁ウェブ7とは当接又は近接しつつも接合されていないことを特徴とするものである。
縦スチフナ11と梁上フランジ3及び梁下フランジ5との接合は、溶接接合するのが一般的であるが、これに限定されるものではない。例えば、エンドプレートを介したボルト接合とすることも可能である。
また、縦スチフナ11と梁上フランジ3及び梁下フランジ5との接合は、予め工場で行うのが好ましい。
縦スチフナ11は梁ウェブ7に当接又は近接して配置されるが、近接配置する場合の梁ウェブ7とのクリアランスは小さい方が望ましい。具体的には、梁の製造誤差等を考慮して3.0mm以下が望ましく、さらには梁ウェブの耐座屈性能に与える影響が小さい初期不整の範囲と同程度として、0.2mm以下がより望ましい。
鉄骨梁1には上部の積載荷重や地震時の水平荷重によって、曲げモーメントやせん断力が発生し、幅厚比が大きくなるにしたがって、梁ウェブ7が面外方向(図1(a)では紙面直交方向、図1(b)では左右方向)にはらみ出す変形を生じやすくなる。
本実施の形態の鉄骨梁1では、縦スチフナ11と梁ウェブ7が接合されていないため、梁ウェブ7の幅厚比や境界条件は変わらず、面外変形が生じる荷重条件は縦スチフナ11を有していない鉄骨梁と変わらない。
しかしながら、本実施の形態では、縦スチフナ11が梁ウェブ7に当接又は近接配置されているので、梁ウェブ7の面外変形が生じ始めると、梁ウェブ7と縦スチフナ11の接触により、面外力が縦スチフナ11に伝達され、これに抵抗することによって面外変形を抑制できる。
そのため、縦スチフナ11は、梁ウェブ7の面外変形を拘束するのに十分な厚みと高さ(曲げ剛性)を有している。
なお、梁端部(柱面)に最も近い縦スチフナ11は、梁端部から梁せいの1/2以下の距離に配置されているのが好ましい。
また、縦スチフナ11を複数設ける場合には、隣り合う縦スチフナ間の間隔が、梁せいの1/2以下の距離に設定されていることが好ましい。
この理由は、以下の通りである。
梁ウェブに純せん断力が作用する場合は、45度方向に座屈が発生し、曲げモーメントの影響が大きくなるほど、その角度が小さくなり、梁端部に近づく傾向にある。よって、縦スチフナが効果的に面外座屈を抑えるためには、座屈の中心に近い位置に配置することが望ましく、梁せいの1/2以下とするのが好ましい。
次に、本実施の形態の鉄骨梁1の作用について、図2及び図3に基づいて説明する。
図2、図3は、座屈拘束をしていないH形断面梁21(図2(a)、図3(a))と、H形断面梁21に縦スチフナ27を梁ウェブ23に溶接したもの(図2(b)、図3(b))と、本発明の実施の形態1の鉄骨梁1(図2(c)、図3(c))について、それぞれの応力伝達(図中の矢印)と面外変形(図中のグレーの楕円)を模式的に示したもの(図2)及び各図の断面方向の変形を示したもの(図3)である。
座屈拘束をしていないH形断面梁21では、図2(a)、図3(a)に示すように、せん断が卓越する短い梁では、概ね45度方向に大きな面外変形が生じる。
なお、梁長さが長くなると、曲げモーメントが支配的になるため、面外変形は45度より小さく、紙面縦方向に近づく傾向がある。
これに対し、図2(b)に示すように、H形断面梁21に縦スチフナ27を梁ウェブ23に溶接して設置したものでは、梁ウェブ23が上下の梁フランジに加えて、柱9と縦スチフナ27、あるいは隣り合う縦スチフナ27によって上下左右が拘束される形となり梁材軸方向の幅厚比が小さい矩形の板状に分割される。これにより、梁ウェブ23の面外変形が抑制され、曲げによる応力の高い梁フランジ近傍、あるいは柱9から最も遠い縦スチフナ27より梁中央側に座屈発生領域を移行させることができ、変形性能を高めることが可能となる。
一方で、縦スチフナ27と梁ウェブ23は溶接接合されているため、梁ウェブ23に生じる面内および面外応力が縦スチフナ27に伝達される(図2(b)、図3(b)参照)。
これにより縦スチフナ27には強軸・弱軸方向に3次元的な応力が発生し、ねじり現象が生じるため、荷重条件によっては、梁ウェブ23の面外変形の拘束効果が低下する可能性がある。
これに対して、本実施の形態の鉄骨梁1においては、縦スチフナ11が梁ウェブ7と接合されていないため、梁ウェブ7の面外変形は、座屈拘束をしていないH形断面梁21と同様に、斜め方向に生じようとする(図2(c)参照)。
しかしながら、面外変形が生じようとすると縦スチフナ11と梁ウェブ7が接触することにより縦スチフナ11近傍の面外変形が拘束され、結果として、幅厚比の小さい縦スチフナ11で分割された範囲に変形を留めることが可能となる(図3(c)参照)。また、縦スチフナ11と梁ウェブ7が溶接接合されていないので、梁ウェブ7に生じるせん断や曲げによる応力が縦スチフナ11に伝達することは無い。このため、縦スチフナ11にはねじりが生じず、上下の梁フランジ間で安定した形状を保つことができる。
以上のように、本実施の形態の鉄骨梁1によれば、溶接コストや工数増加、梁ウェブ7の曲りや反りの発生を防止し、かつ梁ウェブ7の面外変形による局部座屈を防止することができる。
また、梁ウェブ7に生じる曲げやせん断力による変形が縦スチフナ11に伝達しないため、縦スチフナ11のねじりといった変形が防止でき、梁ウェブ7の面外変形による力に対して、安定した座屈拘束効果が発揮できる。
[実施の形態2]
本実施の形態に係る鉄骨梁13を図4に基づいて説明する。なお、図4において、実施の形態1を示した図1と同一部分には同一の符号を付している。
本実施の形態の鉄骨梁13は、梁ウェブ7の面外変形を防止する機能と、縦スチフナ11の座屈を補剛する座屈補剛材としての機能を有する横スチフナ15を設けたものである。
横スチフナ15は、縦スチフナ11に直交し、かつ梁ウェブ7に当接又は近接するように配置されている。また、梁端部に最も近い縦スチフナ11については、縦スチフナ11と柱9との間に設けられ、隣に縦スチフナ11がある場合には、隣り合う縦スチフナ11に亘るように設けられている。
この横スチフナ15は、梁ウェブ7と近接しているが梁ウェブ7には溶接されておらず、縦スチフナ11あるいは柱9とのみ溶接にて接合されている。
なお、横スチフナ15を梁ウェブ7に近接させる場合の横スチフナ15と梁ウェブ7とのクリアランスは、前述した縦スチフナ11と梁ウェブ7とのクリアランスと同程度にするのが望ましい。
ここで、せん断力が支配的な梁を想定すると、梁ウェブ7の面外変形はおおよそ斜め45度方向に生じることとなるため、横スチフナ15を面外変形が卓越すると思われる位置に配置している。これにより、縦スチフナ11のみでは抑えきれない面外変形が生じた場合も、横スチフナ15によって同様の面外変形を抑制することが可能となり、面外拘束力はより高まる。
さらに、梁せいが大きい場合には、縦スチフナ11が細長くなることで、縦スチフナ11自体が梁フランジからの軸応力によって面外(弱軸)方向に座屈する可能性もあるが、適切な間隔で横スチフナ15を設置することにより、縦スチフナ11の座屈を防止する補剛材としての機能も有している。
なお、縦スチフナ11と横スチフナ15で構成される格子状のスチフナ群を予め製作し、このスチフナ群を梁フランジ3あるいは柱9に設置するようにすれば、縦スチフナ間隔の調整が簡易となるという効果が得られる。
上記の実施の形態は、一つの事例であり、例えば縦スチフナ11や横スチフナ15の本数や配置、板厚などは荷重条件によって適宜変わってもよい。
また、上記の例では、横スチフナ15を縦スチフナ11に直交するように設けているが、横スチフナ15は必ずしも縦スチフナ11に直交する必要はなく、縦スチフナ11と交差するように配置されていればよく、さらには梁ウェブ7の座屈形状に応じて、縦スチフナに対して概略45度方向に配置されていても良い。
また、横スチフナ15を梁ウェブ7に近接させないで、すなわち梁ウェブ7からある程度の距離を離して配置しても、縦スチフナ11の座屈補剛材としては機能するので、このような態様でもよい。
[実施の形態3]
本実施の形態に係る鉄骨梁17を図5に基づいて説明する。なお、図5において、実施の形態1を示した図1と同一部分には同一の符号を付している。
本実施の形態の鉄骨梁17は、実施の形態2の横スチフナ15に代えて面材19を隣り合う縦スチフナ11に亘るように設置したものである。面材19は、横スチフナ15と同様に梁ウェブ7と当接又は近接しているが梁ウェブ7には溶接されていない。
なお、面材19は、縦スチフナ11における最も梁ウェブ7に近い側に配設することにより、梁ウェブ7と近接させて梁ウェブ7との間のクリアランスを小さくすることが望ましい。
横スチフナ15と比較すると、面材19は梁ウェブ7の面外への変形を線ではなく面で抑えることが可能となるので、より面外変形拘束効果は高まる。
なお、上記の実施の形態は、一例であり、座屈補剛材に用いる面材19は溝形鋼などを用いて縦リブと一体化した部材としてもよく、また長方形に限ったものではなく、梁ウェブ7の面外変形領域に応じた形状を有していてもよい。
また、実施の形態2と同様に、面材19を梁ウェブ7に近接させる場合の面材19と梁ウェブ7とのクリアランスは、前述した縦スチフナ11と梁ウェブ7とのクリアランスと同程度にするのが望ましい。
もっとも、面材19を梁ウェブ7に近接させないで配置しても、縦スチフナ11の座屈補剛材としては機能するので、このような態様でもよい。
1 鉄骨梁(実施の形態1)
3 梁上フランジ
5 梁下フランジ
7 梁ウェブ
9 柱
11 縦スチフナ
13 鉄骨梁(実施の形態2)
15 横スチフナ
17 鉄骨梁(実施の形態3)
19 面材
<従来例>
21 H形断面梁
23 梁ウェブ
25 横スチフナ
27 縦スチフナ

Claims (9)

  1. 端部が柱に取りつくH形断面の鉄骨梁であって、
    梁端部に配設された縦スチフナを有し、該縦スチフナの上下端部が上下の梁フランジに接合され、かつ該縦スチフナは梁ウェブとは当接又は近接しつつも接合されていないことを特徴とする鉄骨梁。
  2. 前記縦スチフナの上下端部が前記上下の梁フランジと溶接接合されていることを特徴とする請求項1記載の鉄骨梁。
  3. 前記縦スチフナの座屈を補剛する座屈補剛材を有し、該座屈補剛材は前記梁フランジに接合されることなく前記縦スチフナに接合され、前記梁ウェブには接合されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄骨梁。
  4. 前記座屈補剛材が、前記縦スチフナと交差方向で、かつ前記梁ウェブに当接又は近接して配置された横スチフナであることを特徴とする請求項3記載の鉄骨梁。
  5. 前記座屈補剛材が、前記梁ウェブと材軸方向に平行でかつ当接又は近接して配設された面材であることを特徴とする請求項3記載の鉄骨梁。
  6. 前記縦スチフナを複数有し、前記座屈補剛材が隣り合う前記縦スチフナ間に亘るように設けられていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の鉄骨梁。
  7. 梁端部に最も近い縦スチフナは、前記梁端部から梁せいの1/2以下の距離に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鉄骨梁。
  8. 前記縦スチフナを複数有し、隣り合う縦スチフナ間の間隔が、梁せいの1/2以下の距離に設定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鉄骨梁。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の鉄骨梁が柱に接合されていることを特徴とする柱梁接合構造。
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