JP6167564B2 - 制振構造 - Google Patents
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前記鉄骨造を構成する複数の鉄骨梁と、
該複数の鉄骨梁の接合部に添設され、前記鉄骨造に入力される水平外力により前記鉄骨梁よりも先行して降伏する降伏板材と、
を有し、
前記降伏板材は、該降伏板材の軸方向と直交する水平方向の幅が縮小された縮小部を備え、
前記降伏板材の曲げ座屈細長比は、塑性限界細長比以下であり、
前記降伏部材に対して座屈防止部材が設けられていないことを特徴とする制振構造である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
前記鉄骨造を構成する複数の鉄骨梁と、
該複数の鉄骨梁の接合部に添設され、前記鉄骨造に入力される水平外力により前記鉄骨梁よりも先行して降伏する降伏板材と、
を有することを特徴とする制振構造。
かかる場合には、鉄骨造の制振を簡便に実現することが可能となる。
かかる場合には、簡易に降伏板材を実現することが可能となる。
前記降伏板材は、複数の該下フランジの接合部に添設されていることとしてもよい。
かかる場合には、鉄骨造の制振をより適切に実現することが可能となる。
複数の該ウエブの接合部に、ウエブ連結部材が設けられており、
該ウエブ連結部材は、上下方向において前記下フランジよりも前記上フランジに近い側に設けられていることとしてもよい。
かかる場合には、ウエブ連結部材の破損を抑止することが可能となる。
かかる場合には、スペースを犠牲にすることなく制振効果を維持することが可能となる。
かかる場合には、簡便に鉄骨造の制振構造を復活させることができる。
先ず、本実施の形態に係る制振構造について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る制振構造の概略側面図である。図2は、本実施の形態に係る制振構造の概略断面図である。図3は、下フランジ連結部材60の概略平面図である。なお、図3の上図は、下側下フランジ連結部材62を、図3の下図は、上側下フランジ連結部材64を、それぞれ表したものである。
すなわち、「鋼構造限界状態設計指針(日本建築学会編)」には、λc≦ρλcを満足するときには、Nc=Nyとなることが記載されている。ここで、λcは曲げ座屈細長比であり、ρλcは塑性限界細長比(=0.15)であり、Ncは曲げ座屈限界耐力であり、Nyは降伏限界耐力(これは、降伏強さと板材の全断面積の積)である。
上述したとおり、本実施の形態に係る鉄骨造1における制振構造は、鉄骨造1を構成する複数の鉄骨梁10と、該複数の鉄骨梁10の接合部に添設され、鉄骨造1に入力される水平外力により鉄骨梁10よりも先行して降伏する降伏板材(本実施の形態においては、下フランジ連結部材60)と、を有している。そのため、鉄骨造1の制振を簡便に実現することが可能となる。
上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
5 鉄骨柱
10 鉄骨梁
12 上フランジ
13 ウエブ
14 下フランジ
20 第一鉄骨梁
21 第一端部
22 第一上フランジ
23 第一ウエブ
24 第一下フランジ
30 第二鉄骨梁
31 第二端部
32 第二上フランジ
33 第二ウエブ
34 第二下フランジ
40 上フランジ連結部材
42 下側上フランジ連結部材
44 上側上フランジ連結部材
50 ウエブ連結部材
60 下フランジ連結部材
60a 縮小部
62 下側下フランジ連結部材
64 上側下フランジ連結部材
70 ボルト
G 間隙
Claims (4)
- 鉄骨造における制振構造であって、
前記鉄骨造を構成する複数の鉄骨梁と、
該複数の鉄骨梁の接合部に添設され、前記鉄骨造に入力される水平外力により前記鉄骨梁よりも先行して降伏する降伏板材と、
を有し、
前記降伏板材は、該降伏板材の軸方向と直交する水平方向の幅が縮小された縮小部を備え、
前記降伏板材の曲げ座屈細長比は、塑性限界細長比以下であり、
前記降伏部材に対して座屈防止部材が設けられていないことを特徴とする制振構造。 - 請求項1に記載の制振構造であって、
前記複数の鉄骨梁の各々は、上フランジと下フランジとを備えており、
前記降伏板材は、複数の該下フランジの接合部に添設されていることを特徴とする制振構造。 - 請求項2に記載の制振構造であって、
前記複数の鉄骨梁の各々は、ウエブを備えており、
複数の該ウエブの接合部に、ウエブ連結部材が設けられており、
該ウエブ連結部材は、上下方向において前記下フランジよりも前記上フランジに近い側に設けられていることを特徴とする制振構造。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の制振構造であって、
前記降伏板材は、取り換え可能であることを特徴とする制振構造。
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JP2013042996A JP6167564B2 (ja) | 2013-03-05 | 2013-03-05 | 制振構造 |
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JP2013042996A JP6167564B2 (ja) | 2013-03-05 | 2013-03-05 | 制振構造 |
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