JP6891053B2 - 柱梁接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管柱と、H形鋼の鋼製梁との柱梁接合構造に関する。
従来から、鋼管柱と、H形鋼の鋼製梁との接合構造では、たとえば、鋼管柱に形成された一対のダイアフラムに鋼製梁のフランジが溶接されている。ここで、鋼製梁の梁成と、一対のダイアフラムの距離とが略同じ場合には、鋼製梁の両方のフランジを各ダイアフラムに溶接すればよいが、例えば、これらの鋼製梁のうち鋼製梁の梁成が、一対のダイアフラムの距離よりも小さい場合には、各ダイアフラムに、鋼製梁の各フランジを直接溶接することはできない。このような点を鑑みて、たとえば、特許文献1には、鋼管柱と鋼製梁とを接合した構造として、以下に示す柱梁接合構造が提案されている。
この柱梁接合構造では、鋼管柱に、上下に一対の通しダイアフラムが形成されており、下側通しダイアフラムには、鋼製梁の下側フランジが溶接されており、鋼製梁のウェブと上側フランジは、鋼製柱の側壁部に溶接されている。さらに、鋼管柱の上側通しダイアフラムと、鋼製梁の上側フランジには、板状の方杖材(ハンチ)が溶接されており、方杖材と鋼製梁の上側フランジとの間には、方杖用ウェブが溶接されている。さらに、方杖材と上側フランジとが接合された部分から外れた位置において、鋼製梁のウェブを挟むように、上下方向に延在した補強リブ(スティフナー)が配置されている。
この柱梁接合構造によれば、鋼管柱の上側ダイアフラムと、鋼製梁の上側フランジとの間に接合された方杖材と、方杖材と鋼製梁の上側フランジとの間とに接合された方杖用ウェブにより、鋼管柱と鋼製梁との接合強度を確保している。また、補強リブを、方杖材と上側フランジとが接合された部分から外れ位置に設けることにより、鋼製梁の強度を確保するとともに、方杖材と上側フランジとが接合された部分の応力集中を回避することができる。
特許第5690533号公報
しかしながら、特許文献1に示す柱梁接合構造では、確かに、方杖材と方杖用ウェブにより、方杖材の塑性変形を抑えることにより鋼管柱と鋼製梁との接合強度を確保しているが、方杖用リブは、その周縁に接触する鋼製梁の上側フランジと、方杖材と、鋼製柱の側壁部と、に溶接されている。このため、溶接時に、これらの部分に熱応力を受けやすいばかりでなく、これらを溶接した溶接部分の検査箇所も多くなる。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、鋼管柱と鋼製梁との溶接部分をこれまでよりも少なくすることにより、溶接時に作用する熱応力を低減するとともに、溶接部分の検査を低減することができる柱梁接合構造を提供することにある。
前記課題を鑑みて、発明者らは鋭意検討を重ねた結果、補強リブを適正な位置に設けることにより、方杖用リブを省略しても、方杖材の塑性変形を抑えることができ、これにより、方杖用リブによる溶接部分を抑えることができると考えた。
本発明は、このような考えに基づくものであり、本発明に係る柱梁接合構造は、鋼管柱と、H形鋼の鋼製梁との柱梁接合構造であって、前記鋼管柱には、前記鋼管柱の側壁部から端部が突出するように、上下に一対の通しダイアフラムが形成されており、前記鋼製梁の梁成は、前記一対の通しダイアフラムの距離よりも小さく、前記一対の通しダイアフラムのうち、一方の通しダイアフラムには、前記鋼製梁の一方のフランジの端部が溶接されており、前記一対の通しダイアフラムの間の前記鋼管柱の前記側壁部には、前記鋼製梁の他方のフランジとそのウェブの端部が溶接されると共に、前記他方の通しダイアフラムと、前記他方のフランジとは、水平方向に対して傾斜するように配置された板状の方杖材を介して溶接され、前記鋼管柱と、前記鋼製梁と、前記方杖材とにより囲まれた空間は、貫通した空間になっており、前記方杖材の厚さを二等分する第1仮想平面と、前記他方のフランジの厚さを二等分する第2仮想平面と、が交差する位置から、前記一方のフランジに向かう上下方向に沿って、前記鋼製梁のウェブを挟むように一対の補強リブが形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、鋼管柱の他方の通しダイアフラムと、鋼製梁の他方のフランジとは、板状の方杖材を介して溶接されているため、鋼製梁からの荷重を方杖材で受けることができる。このとき、方杖材から鋼製梁への反力は、鋼製梁の他方のフランジに作用するが、この反力は、方杖材の厚さを二等分する第1仮想平面と、他方のフランジの厚さ方向に沿った断面において、他方のフランジの厚さを二等分する第2仮想平面と、が交差する位置から、一方のフランジに向かう上下方向に沿って、作用する。本発明では、この反力が作用する方向に沿って、一対の補強リブが延在しているので、方杖用リブを設けることなく、補強リブで、方杖材から鋼製梁への反力を受けることができる。このような結果、方杖用リブを設けた場合に比べて、鋼管柱と鋼製梁との溶接部分をより少なくすることにより、溶接時の熱応力を低減するとともに、溶接部分の検査を低減することができる。また、鋼管柱と、鋼製梁と、方杖材とにより囲まれた空間は貫通しているため、この空間を利用して、鋼管柱と鋼製梁との溶接部分の検査を簡単に行うことができる。
より好ましい態様としては、前記方杖材は、矩形状の板材であり、前記方杖材の曲げ座屈細長比λは、0.53以下である。ただし、λ=(1/2であり、は、=B・tσで表される方杖材の降伏限界耐力であり、Bは、方杖材の幅であり、tは、方杖材の厚さであり、σは、方杖材の降伏応力度であり、は、=π・E・I で表される方杖材の降伏曲げ座屈耐力であり、Eは、方杖材のヤング率であり、Iは、方杖材の弱軸断面二次モーメントであり、は、方杖材の座屈長さであり、方杖材の座屈長さは、方杖材の長さの2分の1である。
この態様によれば、後述する発明者らの解析結果からも明らかなように、方杖材の曲げ座屈細長比λが、0.53以下であれば、方杖材の座屈変形をより確実に抑えることができる。
さらに好ましい態様としては、前記鋼製梁の前記他方のフランジおよび前記ウェブと、前記鋼管柱の前記側壁部とは、隅肉溶接により溶接されている。この態様によれば、他方にフランジおよびウェブは、ダイアフラムが無い鋼管柱の側壁部に、隅肉溶接により溶接されているので、溶接部分の検査を外部から簡単に行うことができる。
さらに好ましい態様としては、前記補強リブは、略直角三角形状の板材からなり、前記補強リブの上下方向の高さは、前記鋼製梁の前記他方のフランジの幅の2分の1以上であり、前記鋼製梁の梁成の大きさの2分の1以下である。この態様によれば、補強リブの上下方向の高さは、鋼製梁の梁成の大きさの2分の1以下であっても、他方のフランジの幅の2分の1以上であれば、補強リブで方杖材の反力を充分に受けることができる。この結果、補強リブと鋼製梁のウェブとの溶接部分の長さを短くすることができ、溶接時の補強リブと鋼製梁のウェブとに作用する熱応力を低減することができる。
本発明に係る柱梁接合構造によれば、鋼管柱と鋼製梁との溶接部分をこれまでよりも少なくすることにより、溶接時に作用する熱応力を抑えるとともに、溶接部分の検査を低減することができる。
本発明の実施形態に係る柱梁接合構造の模式的斜視図である。 図1に示す柱梁接合構造の側面図である。 図1に示す柱梁接合構造の正面図である。 (a)は図2に示す鋼製梁と方杖材との接合部分の模式的拡大図であり、(b)は仮想平面を示した模式的斜視図である。 (a)は図3に示す柱梁接合構造の変形例であり、(b)は図3に示す柱梁接合構造の別の変形例である。 図2に示す柱梁接合構造の別の変形例である。 (a)〜(c)は柱梁接合構造の強度計算を説明するための図である。 図1に示す柱梁接合構造の解析モデルである。 (a)は柱梁接合構造の梁降伏の解析結果であり、(b)は柱梁接合構造の方杖座屈の解析結果である。 (a)および(b)は、方丈材の曲げ座屈細長比と柱梁接合構造の強度比との関係を示したグラフである。 (a)〜(f)は、柱梁接合構造の解析結果を示したグラフである。
以下、図面を参照して、本実施形態に基づき本発明を説明する。
1.柱梁接合構造
図1に示すように、本実施形態に係る柱梁接合構造1は、鋼管柱10と、H形鋼の鋼製梁20、30とを接合した柱梁接合構造である。本実施形態では、鋼管柱10は、断面矩形状の角形鋼管柱であり、鋼管柱10には、鋼管柱10の側壁部10aから端部が突出するように上下に一対の通しダイアフラム15、16が形成されている。
具体的には、鋼管柱10は、鋼管柱部11、12、13の間に、矩形状の板材からなる一対の通しダイアフラム15、16が溶接された構造である。上側通しダイアフラム15は、鋼管柱部11と鋼管柱部13により挟まれた状態で、鋼管柱部11と鋼管柱部13とに溶接され、上側通しダイアフラム15の周縁(端部)が、鋼管柱10の側壁部10aから突出している。同様に、下側通しダイアフラム16は、鋼管柱部13と鋼管柱部12により挟まれた状態で、鋼管柱部13と鋼管柱部12とに溶接され、下側通しダイアフラム16の周縁(端部)が、鋼管柱10の側壁部10aから突出している。
ここで、各鋼管柱部11、12、13の外寸の一辺は、150〜1000mmの範囲になることが好ましく、その肉厚は、6〜50mmの範囲にあることが好ましい。また、上側および下側通しダイアフラム15、16の一辺は、200〜1050mmの範囲にあることが好ましく、その肉厚は、12〜100mmの範囲にあることが好ましい。さらに、上側および下側通しダイアフラム15、16の端部の突出長さは、5〜30mmの範囲にあることが好ましい。なお、上側通しダイアフラム15と下側通しダイアフラム16との距離は、後述する鋼製梁30の梁成に応じた大きさとなっている。
本実施形態では、上側通しダイアフラム15と下側通しダイアフラム16との間の鋼管柱10の内部には、内ダイアフラム等のダイアフラムが無く、空洞となっている。また、上側通しダイアフラム15と下側通しダイアフラム16との間の鋼管柱10の外部にも外ダイアフラムなどのダイアフラムが形成されていない。すなわち、鋼管柱10には、上側および下側通しダイアフラム15、16からなる一対の通しダイアフラムを除いて、後述する鋼製梁20、30を接合するためのダイアフラムは存在していない。
本実施形態では、2つの鋼製梁20、30は、梁成の異なるH形鋼からなり、鋼製梁20の梁成は、上側および下側通しダイアフラム15、16の距離よりも小さく、鋼製梁30の梁成は、上側および下側通しダイアフラム15、16の距離と同じである。鋼製梁20と、鋼製梁30とは、直交する方向にそれぞれが延在するように、鋼管柱10に接合されている。このようにして、梁成の異なる鋼製梁20、30を鋼管柱10に接合することにより、鋼製梁20と鋼製梁30との間に段差を設けることができる。ここで、鋼製梁20と鋼製梁30との段差(下側フランジ22、32同士の差)は、50〜150mmの範囲にあることが好ましい。
ここで、鋼製梁30の上側フランジ31は、その端部において、裏当金38を当接させた状態で、上側通しダイアフラム15に、突合せ溶接により溶接されている。これにより、上側フランジ31と上側通しダイアフラム15との間には、突合せ溶接部35が形成されている。
同様に、鋼製梁30の下側フランジ32は、その端部において、裏当金39を当接させた状態で、下側通しダイアフラム16に突合せ溶接により溶接されている。これにより、下側フランジ32と下側通しダイアフラム16との間には、突合せ溶接部37が形成されている。さらに、上側フランジ31と下側フランジ32との間のウェブ33は、その端部において、鋼管柱部13の側壁部13aに、両側から隅肉溶接により溶接されている。これにより、ウェブ33と側壁部13aとの間には、隅肉溶接部36が形成されている。
一方、鋼製梁20の上側フランジ21は、その端部において、裏当金28を当接させた状態で、上側通しダイアフラム15に突合せ溶接により溶接されており、上側フランジ21と上側通しダイアフラム15との間には、突合せ溶接部25が形成されている。
鋼製梁20の下側フランジ22は、その端部において、鋼管柱部13の側壁部13aに、隅肉溶接により溶接されており、下側フランジ22と側壁部13aとの間には、隅肉溶接部27が形成されている。さらに、鋼製梁20のウェブ23は、その端部において、鋼管柱部13の側壁部13aに、隅肉溶接により溶接されており、ウェブ23と側壁部13aとの間には、隅肉溶接部26が形成されている。
さらに、下側通しダイアフラム16と、下側フランジ22とは、水平方向に対して傾斜するように配置された板状の方杖材40を介して、突合せ溶接により溶接されている。これにより、鋼管柱10の下側通しダイアフラム16の端部と、鋼製梁20の下側フランジ22の下面とは、方杖材40を介して溶接されているため、鋼製梁20からの荷重を方杖材40で受けることができる。本実施形態では、図2および図4(a)に示すように、下側フランジ22(本実施形態では水平方向)に対する方杖材40の傾斜角度φは、15°〜35°の範囲にあることが好ましく、この範囲を満たすことにより、鋼製梁20からの荷重を方杖材40でより効果的に受けることができる。また、方杖材40の板厚は、6〜22mmの範囲にあることが好ましい。方杖材40の幅は100〜300mmの範囲にあることが好ましく、下側フランジ22の幅と同じであることがより好ましい。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、柱梁接合構造1の側面視において、鋼管柱10と、鋼製梁20と、方杖材40とにより囲まれた空間Sは、貫通した空間になっている。すなわち、本実施形態に係る柱梁接合構造1では、従来の構造とは異なり、方杖材40と下側フランジ22との間に、補強用のウェブ(リブ)等が存在しないので、これまでよりも溶接箇所が少なく、溶接時の熱応力の影響を受け難い。また、この空間Sを利用して、下側フランジ22と、側壁部13aとの間に形成された隅肉溶接部27の溶接状態の検査を簡単に行うことができる。
ここで、方杖材40の一端は、裏当金45を当接させた状態で、下側フランジ22の下面に突合せ溶接により接合されており、これにより、これらの間には突合せ溶接部41が形成されている。方杖材40の他端は、裏当金46を当接させた状態で、下側通しダイアフラム16の端部に、突合せ溶接により接合されており、これらの間には突合せ溶接部42が形成されている。
さらに、図4(a)および図4(b)に示すように、方杖材40の厚さを二等分する第1仮想平面F1と、下側フランジ22の厚さを二等分する第2仮想平面F2とが交差する位置(交線L)から、上側フランジ21に向かう上下方向に沿って、一対の補強リブ50、50が形成されている。一対の補強リブ50、50は、鋼製梁20のウェブ23を挟むように形成されている。
具体的には、本実施形態では、方杖材40の第1仮想平面F1と、下側フランジ22の第2仮想平面F2と、が交差した交線Lを含み、上下方向に延在した第3仮想平面F3が、補強リブ50の高さ方向に亘って補強リブ50の断面を通過するように、各補強リブ50が形成されている。より好ましくは、本実施形態では、第3仮想平面F3が、補強リブ50の厚さを二等分する平面と一致している。これにより、補強リブ50により、方杖材40からの反力を、より効率良く受けることができる。
各補強リブ50と下側フランジ22とは、隅肉溶接により接合されており、これらの間には隅肉溶接部51が形成されており、各補強リブ50とウェブ23とは、隅肉溶接により接合されており、これらの間には隅肉溶接部52が形成されている。
このようにして、方杖材40から鋼製梁20への反力が作用する方向に沿って、鋼製梁20のウェブを挟むように、一対の補強リブ50が延在するので、従来の如く、方杖用リブ等を設けることなく、方杖材40から鋼製梁20への反力を一対の補強リブ50で受けることができる。
本実施形態では、各補強リブ50は、略直角三角形状の板材からなり、下側フランジ22の上面とウェブ23の側面とに溶接されている。補強リブ50の幅は、下側フランジ22の幅の40%以上であることが好ましい。下側フランジ22に溶接された状態で、補強リブ50が下側フランジ22からはみ出さない長さ(ウェブ23から下側フランジ22の縁部までの長さ以下)であることが好ましい。また、補強リブ50の厚さは、6〜22mmの範囲が好ましく、方杖材40の厚さよりも薄くても良い。
さらに、三角形の斜辺に相当する縁部57と、水平方向との成す角は、45°以上であることが好ましく、補強リブ50の上下方向の高さHaは、鋼製梁20の下側フランジ22の幅の2分の1以上であることが好ましい。また、補強リブ50の上下方向の高さHaは、鋼製梁20の梁成の大きさの2分の1以下であることが好ましい。
本実施形態では、補強リブ50の幅を満たすことを前提に、補強リブ50の上下方向の高さHを、鋼製梁20の下側フランジ22の幅の2分の1以上確保すれば、その高さHaを梁成の大きさの2分の1以下にしても、補強リブ50により、方杖材40からの反力を充分に受けることができる。これにより、下側フランジ22と補強リブ50との隅肉溶接部52をより小さくし、溶接時の熱応力による影響を抑えることができる。
ここで、上述した方杖材40の曲げ座屈細長比λは、0.53以下であることが好ましい。
ただし、λ=(1/2であり、
は、=B・tσで表される方杖材40の降伏限界耐力であり、
は、方杖材40の幅であり、tは、方杖材40の厚さであり、σは、方杖材40の降伏応力度であり、
は、=π・E・I で表される方杖材40の降伏曲げ座屈耐力であり、
Eは、方杖材40のヤング率であり、Iは、方杖材40の弱軸断面二次モーメントであり、は、方杖材40の座屈長さであり、方杖材40の座屈長さは、方杖材の長さの2分の1である。なお、本明細書で示す一連の式に用いた同じ文字は、同じ物理量を示している。
後述する解析結果からも明らかなように、方杖材40の曲げ座屈細長比λが、0.53以下であれば、方杖材40の座屈変形をより確実に抑えることができる。
このような柱梁接合構造1は、以下のようにして施工される。まず、鋼管柱10を施工する。具体的には、鋼管柱部12に矩形状の下側通しダイアフラム16を載置し、これらを溶接し、次に、下側通しダイアフラム16に、鋼管柱部13を載置し、これらを溶接する。次に、鋼管柱部13に、上側通しダイアフラム15を載置しこれらを溶接し、最後に、上側通しダイアフラム15に鋼管柱部11を載置しこれらを溶接する。これにより、鋼管柱10を得ることができる。
次に、施工された鋼管柱10に、鋼製梁20、30を接合する。まず、上述した溶接により、鋼製梁30の端部を、上側および下側通しダイアフラム15、16、および、側壁部13aに溶接する。次に、鋼製梁20の端部を上側通しダイアフラム15と側壁部13aに溶接する。次に、方杖材40を、下側通しダイアフラム16と鋼製梁30の下側フランジ22とに溶接し、一対の補強リブ50を鋼製梁20の下側フランジ22とウェブ33に溶接する。
ここで、本実施形態では、方杖用リブを設けずに、上述した位置に溶接された方杖材40と一対の補強リブ50により、鋼製梁20と鋼管柱10との接合強度を確保することができる。このため、鋼管柱10の内部に、下側フランジ32に溶接する内ダイアフラムを設けることなくても、鋼製梁30の端部において、下側フランジ32とウェブ33とは、鋼管柱10の側壁部10aに隅肉溶接すれば、鋼製梁20と鋼管柱10との接合強度を確保される。
このような結果、補強すべき部材をこれまでよりも少なくし、これに伴い溶接個所も少なくなるので、溶接時の熱応力の影響を低減することができるとともに、溶接部分の検査も少なくすることができる。特に、隅肉溶接の検査の場合、超音波によらず、目視により検査を行うことができるため、より迅速に、鋼製梁30の下側フランジ32とウェブ33の隅肉溶接部26、27を検査することができる。
ここで、図3に示す実施形態では、各補強リブ50は、略直角三角形状の板材であったが、たとえば、図5(a)に示すように、各補強リブ50の形状が、略矩形状であり、各補強リブ50が、上側フランジ21、下側フランジ22、およびウェブ23に溶接されていてもよい。さらに、図3に示す実施形態では、方杖材40は、矩形状の板材であったが、たとえば、図5(b)に示すように、下側通しダイアフラム16側を下底とし、下側フランジ22側を上底とした台形状の板材であってもよい。
さらに、図2に示す実施形態では、上側通しダイアフラム15に上側フランジ21を溶接し、下側通しダイアフラム16に方杖材40を接合したが、たとえば、図6に示す変形例の如く、上側通しダイアフラム15に方杖材40を接合し、下側通しダイアフラム16に下側フランジ22を接合してもよい。
2−1.柱梁接合構造の強度計算について
ここで、柱梁接合構造1の各溶接部を含む接合部の強度計算について説明する。この計算を、図7(a)〜(c)を用いて説明する。なお、図7(a)および図7(b)では、方杖材40と、これに溶接された鋼管柱10と鋼製梁20との側面図および平面図を示しており、鋼製梁30は省略している。また、図7(c)は、鋼管柱10の端面図である。なお、図中において、点A、B、Cをそれぞれ結ぶ線は、降伏線である。
ここで、接合部は、鋼製梁20に要求される塑性変形能力を確保するのに必要な耐力を保有するように設計する。すなわち、その前提として、以下の式(1.1)〜(1.3)を満たすものとする。なお、これらの関係は、柱梁接合構造の構造解析上、一般的な式である。
Figure 0006891053
Figure 0006891053
Figure 0006891053
ここで、:接合部の降伏曲げ耐力
:鋼製梁20の降伏曲げモーメント
:接合部の全塑性曲げ耐力
:鋼製梁20の全塑性曲げモーメント
:接合部の最大曲げ耐力
α:接合部係数(鋼製梁20の材料が400N/mm級鋼の場合は式1.3、
鋼製梁20の材料が490N/mm級鋼の場合は式1.2)
なお、以下に示すいくつかの式では、これらの耐力および曲げモーメントの算出する過程を説明しているが、この式は一例であり、これに限定されるものではない。
2−2.接合部の降伏曲げ耐力
接合部の降伏曲げ耐力は、以下の式(2.1)により、算出することができる。
Figure 0006891053
ただし、D:鋼管柱10の外径(一辺の寸法)
:鋼管柱10の肉厚
H:鋼製梁20の梁せい
:鋼製梁20の上側および下側フランジ21、22のフランジ厚
c:鋼製梁20の下側フランジ22と下側通しダイアフラム16の距離
d:鋼製梁20の下側フランジ22の縁から降伏線ABまでの距離
x:鋼製梁20の梁端の降伏領域の幅
y:鋼製梁20の下側フランジ22から降伏線AAまでの距離
:降伏線の単位長さ当たりの降伏曲げモーメント
σ:鋼製梁20の降伏応力度
:方杖材40の曲げ座屈限界耐力
φ:方杖材40と梁フランジのなす角度
ここで、降伏線の単位長さ当たりの降伏曲げモーメントは、以下の式(2.2)により算出することができる。
Figure 0006891053
ただし、σ:鋼製梁20の降伏応力度
方杖材の曲げ座屈限界耐力は、以下の式(2.3)または式(2.4)により算出することができる。
(A)λλの場合
Figure 0006891053
(B)λλ≦0.5の場合
Figure 0006891053
ただし、λ:方杖材40の曲げ座屈細長比(上述した式参照)
λ:塑性限界細長比=0.15
λ:弾性限界細長比=1/(0.6)1/2
2−3.接合部の全塑性曲げ耐力
接合部の全塑性曲げ耐力は、以下の式(3.1)により算出することができる。
Figure 0006891053
ただし、:降伏線の単位長さ当たりの全塑性曲げモーメント
ここで、降伏線の単位長さ当たりの全塑性曲げモーメントは、以下の式(3.2)により算出することができる。
Figure 0006891053
2−4.接合部の最大曲げ耐力
接合部の最大曲げ耐力は、以下の式(4.1)により算出することができる。
Figure 0006891053
ただし、:降伏線の単位長さ当たりの最大曲げモーメント
bσ:鋼製梁20の引張強さ
降伏線の単位長さ当たりの最大曲げモーメントは、以下の式(4.2)により算出することができる。
Figure 0006891053
ただし、σ:鋼製梁20の引張強さ
2−5.補強リブ50の検討
方杖材40が取り付く部位の鋼製梁20のウェブ23を補強する補強リブ50を検討する。補強リブ50は、以下の式(5.1)を満たすものとする。
Figure 0006891053
ただし、P:リブの耐力
:リブに作用する力
リブ耐力Pは、以下の式(5.2)および(5.3)により算出することができる。
Figure 0006891053
Figure 0006891053
ただし、l:局部圧縮領域の幅
:鋼製梁20のウェブ23の厚さ
:補強リブ50の厚さ
r:鋼製梁20のフィレット半径
:補強リブ50のリブの高さ
:リブ溶接部の有効のど厚
一方、リブに作用する力Pは、以下の式(5.4)により、算出することができる。
Figure 0006891053
2−6.鋼製梁20の下側フランジ22の溶接部の検討
鋼製梁20の下側フランジ22は、隅肉溶接で接合する。溶接部は、以下の式(6.1)を満たすものとする。
Figure 0006891053
ただし、fw:梁の下フランジ溶接部の最大耐力
:梁の下フランジの降伏耐力
:柱フランジ面外曲げ全塑性耐力
α:接合部係数(式(1.3)参照)
下側フランジ22の溶接部の最大耐力fwは、以下の式(6.2)により算出することができる。
Figure 0006891053
だたし、af:梁の下フランジ溶接部の有効のど厚
σ:梁の引張強さ
B:鋼製梁20の下側フランジ22の幅
下側フランジ22の降伏耐力は、以下の式(6.3)により算出することができる。
Figure 0006891053
柱フランジの面外曲げ全塑性耐力は、以下の式(6.4)により算出することができる。
Figure 0006891053
2−7.方杖材40の検討
方杖材40は、以下の式(7.1)を満たすものとする。
Figure 0006891053
ただし、N:梁降伏時に方杖材40に作用する軸力
:方杖材40の曲げ座屈限界耐力(式(2.3)、(2.4)参照)
梁降伏時に方杖材に作用する軸力Nは、以下の式(7.2)により算出することができる。
Figure 0006891053
ここで、:梁の降伏曲げモーメント
:柱フランジの面外曲げ降伏耐力
φ:方杖材と梁フランジのなす角度
柱フランジの面外曲げ降伏耐力は、以下の式(7.3)により算出することができる。
Figure 0006891053
上述した式(1.1)〜(1.3)、(5.1)、(6.1)および(7.1)は、柱梁接合構造において、各部材の強度を確保するための一般的な式である。ここで、以下の表1に示すNo.1〜No14の条件ごとに、上述した式に従って、方杖材の曲げ座屈細長比λを算出し、式(3.1)に従って、接合部の全塑性曲げ耐力と強度比()とを算出した。この結果を、表1に示す。
なお、鋼管柱10の外径Dを300mmとし、鋼製梁20の梁成Hを450mmとし、上側および下側フランジ21、22の幅Bを200mmとし、ウェブ23の厚さtを9mmとし、上側および下側フランジ21、22の厚さtを14mmとした。方杖材40の幅Bを200mmとした。さらに、鋼製梁の全塑性曲げモーメントは、すべて474kNmとした。また、変数として、鋼管柱10の肉厚を、変数として、12mm、16mm、19mmのいずれかとし、方杖材の段差bを変数として、100mm、150mmのいずれかとした。方杖材の長さaは、段差bの1.5倍とした。方杖材40の厚さを、6mm、9mm、12mm、16mmのいずれかとした。
この条件と図8に示すモデルの条件を前提として、No.1〜No14の条件に対して、FEM解析を行った。鋼管柱10の下端をピン支持、上端をピンローラー支持し、片持ち梁の先端に鉛直下向きに荷重を作用させた。解析は材料非線形と幾何学的非線形を考慮した弾塑性有限要素解析で、汎用構造解析プログラムMSC.Marc2015を用いた。要素はシェル要素を用いた。降伏条件はミーゼスの降伏条件を用い、降伏後は等方硬化則に従うものとした。
この解析結果から、No.1〜No.14の接合部の全塑性曲げ耐力と、方杖材の座屈荷重crを算出し、これらのうち、大きい方の値pcrに対する強度比(pcr)を算出した。この結果を、表1に示す。表1には、No.1〜No.14の各条件における全塑性曲げ耐力、方杖材の座屈荷重crのうち、大きい方の値を示している。この解析結果では、破壊モードとして、図9(a)に示すように、梁降伏モード(鋼製梁20の全塑性曲げ耐力の方が大きい場合)と、図9(b)の方丈材座屈モード(方杖材の座屈荷重crの方が大きい場合)に分類できる。この結果も合わせて表1に示した。なお、図9(a)、(b)は1/50変形時の変形とミーゼス応力分布を示している。
Figure 0006891053
さらに、図10(a)に、No.1〜No14の方杖材の曲げ座屈細長比λと、強度計算における強度比()と、の関係を示し、図10(b)に、No.1〜No14の方杖材の曲げ座屈細長比λとFEM解析における強度比強度比(pcr)と、の関係を示した。この結果から、方杖材の曲げ座屈細長比λが0.53以下であれば、強度比が1を超え、方杖材40の曲げ座屈、鋼製梁20の梁降伏が抑えられ、柱梁接合構造の強度を確保できると言える。
さらに、鋼製梁20、30との段差、鋼管柱10の肉厚、方杖材40の厚さ、をそれぞれ、図11(a)〜(f)に示す変数として、荷重変形関係をFEMにより算出した。縦軸は梁端(柱フェース位置)の作用モーメントを鋼製梁ので無次元化したものM/Mp、横軸は柱梁接合構造の骨組全体の変形角Rである。
この結果から、鋼管柱の肉厚が厚くなるに従って、柱梁接合構造の骨組全体の変形が抑えられ、方杖材の厚さが厚くなるに従って、柱梁接合構造の骨組全体の変形が抑えられることが分かる。さらに、鋼管柱の段差が大きくなると、方杖材の長さが長くなり、方杖材が座屈し易いと言える。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。本実施形態では、2本の鋼製梁を、鋼管柱に接合したが、たとえば、3本または4本の鋼製梁を、鋼管柱に接合してもよい。
1:柱梁接合構造、10:鋼管柱、15:上側通しダイアフラム(一方の通しダイアフラム)、16:下側通しダイアフラム(他方の通しダイアフラム)、20:鋼製梁、21:上側フランジ(一方のフランジ)、22:下側フランジ(他方のフランジ)、23:ウェブ、30:鋼製梁、40:方杖材、50:補強リブ

Claims (4)

  1. 鋼管柱と、H形鋼の鋼製梁との柱梁接合構造であって、
    前記鋼管柱には、前記鋼管柱の側壁部から端部が突出するように、上下に一対の通しダイアフラムが形成されており、
    前記鋼製梁の梁成は、前記一対の通しダイアフラムの距離よりも小さく、
    前記一対の通しダイアフラムのうち、一方の通しダイアフラムには、前記鋼製梁の一方のフランジの端部が溶接されており、
    前記一対の通しダイアフラムの間の前記鋼管柱の前記側壁部には、前記鋼製梁の他方のフランジとそのウェブの端部が溶接されると共に、前記他方の通しダイアフラムと、前記他方のフランジとは、水平方向に対して傾斜するように配置された板状の方杖材を介して溶接され、前記鋼管柱と、前記鋼製梁と、前記方杖材とにより囲まれた空間は、貫通した空間になっており、
    前記方杖材の厚さを二等分する第1仮想平面と、前記他方のフランジの厚さを二等分する第2仮想平面と、が交差する位置から、前記一方のフランジに向かう上下方向に沿って、前記鋼製梁のウェブを挟むように一対の補強リブが形成されていることを特徴とする柱梁接合構造。
  2. 前記方杖材は、矩形状の板材であり、
    前記方杖材の曲げ座屈細長比λは、0.53以下であることを特徴とする請求項1に記載の柱梁接合構造。
    ただし、λ=(1/2であり、
    は、=B・tσで表される方杖材の降伏限界耐力であり、
    は、方杖材の幅であり、tは、方杖材の厚さであり、σは、方杖材の降伏応力度であり、
    は、=π・E・I で表される方杖材の降伏曲げ座屈耐力であり、
    Eは、方杖材のヤング率であり、Iは、方杖材の弱軸断面二次モーメントであり、は、方杖材の座屈長さであり、方杖材の座屈長さは、方杖材の長さの2分の1である。
  3. 前記鋼製梁の前記他方のフランジおよび前記ウェブと、前記鋼管柱の前記側壁部とは、隅肉溶接により溶接されていることを特徴とする請求項1または2に記載の柱梁接合構造。
  4. 前記補強リブは、略直角三角形状の板材からなり、前記補強リブの上下方向の高さは、前記鋼製梁の前記他方のフランジの幅の2分の1以上であり、前記鋼製梁の梁成の大きさの2分の1以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の柱梁接合構造。
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