JP2019186712A - アンテナコイルおよびアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐久性と信頼性を維持しつつ、部材コストや製造コストを抑制できるアンテナコイルを提供する。【解決手段】 金属端子50a、50bとして銅覆鋼線を用いる。金属端子50a、50bを保持するホルダには、Z方向に貫通する貫通孔と、この貫通孔に連続して形成された位置規制溝が形成されている。金属端子50a、50bをホルダの貫通孔に打ち込んで圧入した状態から、一端側をY方向に他端側をX方向に曲げ加工することで、一端側と他端側をそれぞれ位置規制溝に嵌め込み、絡げ部50a1、50b1とリード線接続部50a2、50b2の位置を規制する。【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば車両のドアハンドル内に設置され、ドアの施解錠を遠隔制御で行う通信システムに適用できるアンテナコイルおよびアンテナ装置に関する。
近年の自動車には、ドアの施解錠をキー操作なしで行うキーレスエントリーシステムが装備されている。キーレスエントリーシステムは、近距離におけるLF帯(低周波30〜300kHz)の通信システムによって車両のドアの施解錠を遠隔制御で行うものであり、車両のユーザが携帯する携帯機と通信を行うために、車両外側のドアハンドル内にアンテナコイルを用いたアンテナ装置が備えられている。
例えば特許文献1には、筒状のケース内にアンテナコイルが配されたアンテナ装置が開示されている。このアンテナ装置では、樹脂製のホルダに固定された磁性体コアにコイルが巻回され、このコイルの両端末はホルダに固定された2つの金属端子の一端に接続され、これらの金属端子の他端に接続された2本のリード線がケースの外部に引き出されている。この金属端子は、L字形に形成され、コイル端末を絡げる絡げ部が加工形成されるとともに、リード線の被覆に掛けるツメを有する圧着端子からなっている。
特許文献1に記載のアンテナ装置によれば、仮にリード線が引っ張られたとしても、その引張り力が直接コイルに掛かるのを防止でき、コイルの断線を防止して耐久性や信頼性に優れたものとなる。また、金属端子はコイル端末を絡げる絡げ部を有するため、自動機によるコイルの巻回が可能である。
特開2016−52035号公報
しかしながら、特許文献1に記載のアンテナ装置で用いる金属端子は、形状が複雑で部材コストが高く、アンテナ装置の製造コストが高くなる問題がある。
そこで、本発明は、自動機によるコイルの巻回が可能で、耐久性と信頼性を維持しつつ、製造コストを低減し得るアンテナコイルおよびアンテナ装置を実現しようとするものである。
以下、上記の課題を解決するために成された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様における各構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用することができる。また、本発明の態様あるいは技術的特徴は以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することのできる発明思想に基づいて認識されるものである。
本発明のアンテナコイルの一実施態様は、
X方向に細長い磁性体コアと、前記磁性体コアに装着された樹脂製のホルダと、前記磁性体コアに巻回されたコイルと、一端側に前記コイルの端末が電気的に接続された金属端子と、前記金属端子の他端側に電気的に接続されたリード線を有し、
前記ホルダは、前記磁性体コアを保持するコア保持部と、前記金属端子を保持する端子保持部を有し、
前記金属端子は、銅覆鋼線からなり、
前記端子保持部は、Z方向に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に連続して形成され前記金属端子の一部が嵌め込まれる位置規制溝を有し、
前記金属端子は、前記貫通孔に圧入された状態で、前記一端側がY方向に曲げ加工され前記他端側がX方向に曲げ加工され、前記位置規制溝により位置規制されている、
ことを特徴とする。
本発明のアンテナコイルの他の実施態様では、更なる特徴として、
「前記位置規制溝は、前記金属端子の一端側に対応する部分に設けられていること」、
「前記位置規制溝は、前記金属端子の他端側に対応する部分に設けられていること」、
「前記位置規制溝のZ方向の深さは、該位置規制溝に嵌め込まれる前記金属端子のZ方向の高さ以上であること」、
「前記銅覆鋼線は丸線であり、前記位置規制溝の底面は半円型に形成されていること」、
「前記銅覆鋼線は角線もしくは平角線であり、前記位置規制溝の底面は角型に形成されていること」、
を含む。
また、本発明のアンテナ装置の一実施態様は、
外装ケース内に上記本発明のアンテナコイルが収容されたアンテナ装置であって、
前記リード線が、前記外装ケースからX方向に導出されている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、自動機によるコイル端末の絡げ時や余線の切断除去の際、さらにはリード線の接続時に、線材からなる金属端子の絡げ部やリード線接続部が撓んだり位置ずれするのを効果的に抑制でき、耐久性と信頼性を維持しつつ、アンテナ装置の部材コストや製造コストを抑制することができる。
本発明の第1実施形態例に係るホルダを示し、(a)は上面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)は斜視図である。 本発明の第1実施形態例に係るホルダに直線状の金属端子を圧入した状態を示す図1(d)中のA部拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態例に係るホルダに直線状の金属端子を圧入した後、金属端子を曲げ加工した状態を示す図1(d)中のA部拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態例に係る磁性体コアを示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。 図1のホルダに金属端子を取り付けた後、図3の磁性体コアを装着した状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態例に係るアンテナコイルの上面図である。 本発明の第1実施形態例に係るアンテナ装置を説明するための上面図である。 本発明の第2実施形態例に係るホルダを示し、(a)は上面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)は斜視図である。 本発明の第2実施形態例に係るホルダに直線状の金属端子を圧入した後、金属端子を曲げ加工した状態を示す図8(d)中のB部拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係るホルダの上面図である。 本発明の第3実施形態例に係るアンテナコイルの上面図である。
(第1の実施形態例)
本発明の第1の実施形態例に係るアンテナ装置1を、図1から図7を参照して説明する。
本例のアンテナ装置1は、外装ケース10内にアンテナコイル20が収容されたものであり、例えばキーレスエントリーシステムを搭載した車両のドアハンドル内に設置され、ドアの施解錠を遠隔制御で行う通信システムの一部として用いることができるものである。
アンテナコイル20は、主に、磁性体コア30、ホルダ40、金属端子50a、50b、コイル60およびリード線70で構成されている。
磁性体コア30は、X方向(図4の左右方向)に細長く偏平な略直方体形状を成し、Y方向の幅W2はZ方向の高さH2よりも大きい。磁性体コア30の材料としては、所望の磁気特性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば金属磁性体、Ni−Zn系フェライト、Mn−Zn系フェライト等の任意の磁性材料を用いることができる。
ホルダ40は絶縁性樹脂の一体成形品からなり、磁性体コア30を保持するコア保持部41と、金属端子50a、50bを保持する端子保持部42を備えている。
コア保持部41は、磁性体コア30のX方向で対向する2面を被覆する第1被覆部41aと、磁性体コア30のY方向で対向する2面を被覆する第2被覆部41bを有している。
コア保持部41のZ方向は開口しており、第2被覆部41bを若干弾性変形させることで、このZ方向の開口部分から第1被覆部41aと第2被覆部41bで囲まれた内部空間に磁性体コア30を装着することができる。
コア保持部41の内部空間のY方向の幅W1は、磁性体コア30の幅W2と同一に設定されている。
一方、コア保持部41の内部空間のZ方向の高さH1は、磁性体コア30の高さH2よりも若干大きく設定されており、コア保持部41のZ方向の両端面は磁性体コア30のZ方向の両端面より僅かに突き出ている。
第1被覆部41aと第2被覆部41bの所定の位置には、コア保持部41に装着された磁性体コア30がZ方向に移動するのを規制する規制突起41d、41eが設けられている。具体的には、コア保持部41の下面から内部空間側に僅かに突出する4つの規制突起41dと、コア保持部41の上面から内部空間側に僅かに突出する2つの規制突起41eが設けられている。
規制突起41dの上面から規制突起41eの下面までのZ方向の距離は、磁性体コア30の高さH2と同一に設定されている。
第2被覆部41bの外表面には、コイル60を絡げる絡げ部が3箇所に設けられている。具体的には、一方の第2被覆部41bには端子保持部42に近接する部分だけに絡げ部41c1が設けられ、他方の第2被覆部41bには端子保持部42から遠い部分と端子保持部42に近接する部分にそれぞれ絡げ部41c2と絡げ部41c3が設けられている。これらの絡げ部は、第2被覆部41bの外表面からY方向に突出しており、先端がフランジ状に拡大形成されている。
端子保持部42は、コア保持部41の一方の第1被覆部41aからX方向に延長された部分であり、2つの金属端子50a、50bを保持する。
この端子保持部42には、所定の位置にZ方向に貫通する2つの貫通孔42a1、42a2と、2つのX位置規制溝42b1、42b2と、2つのY位置規制溝42c1、42c2が形成されている。
貫通孔42a1、42a2のX−Y平面での断面形状は、金属端子50a、50bの断面形状と同じであることが好ましく、本例では円形となっている。
X位置規制溝42b1は、貫通孔42a1の上端から連続してY方向に延びて形成されている。X位置規制溝42b2は、貫通孔42a2の上端から連続してY方向に延びて形成されている。
また、Y位置規制溝42c1は、貫通孔42a1の下端から連続してX方向に延びて形成されている。Y位置規制溝42c2は、貫通孔42a2の下端から連続してX方向に延びて形成されている。
X位置規制溝42b1、42b2とY位置規制溝42c1、42c2のZ方向の深さは、これらに嵌め込まれる金属端子50a、50bのZ方向の高さ以上であることが好ましく、本例では金属端子50a、50bの直径とほぼ同じに設定されている。
また、X位置規制溝42b1、42b2とY位置規制溝42c1、42c2の底面は、金属端子50a、50bの外周面の沿った形状にするのが好ましく、本例では半円型の円弧状に湾曲した形状になっている。
金属端子50a、50bとしては、銅覆鋼線が用いられる。銅覆鋼線は、鋼線の外周面に銅(もしくは銅と錫)を被覆した線材であり、銅と同じ半田特性を持ちながら銅線よりも強靭性と強度を持たせたものである。
2本の金属端子50a、50bは、図2に示すように、それぞれ端子保持部42の貫通孔42a1、42a2に打ち込まれて圧入された後、図3に示すように、一端側がY方向に他端側がX方向に曲げ加工される。
具体的には、2本の金属端子50a、50bは、その一端側が互いにY方向逆向きに曲げ加工されてそれぞれX位置規制溝42b1、42b2内に収容され、先端の絡げ部50a1、50b1が端子保持部42から外部に導出されている。
また、2本の金属端子50a、50bは、その他端側がX方向の同じ向きに曲げ加工されてそれぞれY位置規制溝42c1、42c2内に収容され、先端のリード線接続部50a2、50b2が端子保持部42から外部に導出されている。
コイル60は、ポリイミド等の耐熱性樹脂を被覆した一本の導線からなり、コア保持部41に装着された磁性体コア30の外周に巻回されている。
具体的には、巻き始め側のコイル端末61aが絡げ部50a1、41c1に絡げられた後、コア保持部41の第2被覆部41bの外周に巻回され、さらに、絡げ部41c2に絡げられた後、最後に巻き終わり側のコイル端末61bが絡げ部41c3、50b1に絡げられている。
コア保持部41のZ方向の両端面は磁性体コア30のZ方向の両端面より僅かに突き出ているため、第2被覆部41bの外周に巻回されたコイル60と磁性体コア30との間にはZ方向において僅かな隙間が存在する。このため、磁性体コア30として例えば比抵抗が小さいMn−Zn系フェライトを用いた場合にも、磁性体コア30とコイル60との絶縁を確保することができる。
2本のリード線70は、中心部の導体71と、この導体71を被覆する絶縁被覆体72で構成されており、先端は導体71が所定長さだけ剥き出しになっている。
この2本のリード線70の導体71は、リード線接続部50a2、50b2にそれぞれ電気的に接続されている。この導体71とリード線接続部50a2、50b2の接続方法は特に限定されるものではないが、半田接続の他、例えば抵抗溶接で行うことも可能である。
このように構成された図6のアンテナコイル20は、図7に示すように絶縁性樹脂からなる有底の筒状の外装ケース10内に挿入される。このとき、一方の第1被覆部41aと3つの絡げ部41c1、41c2、41c3が外装ケース10の内壁面に当接してアンテナコイル20の位置決めがなされ、外装ケース10内の残余の空間には必要に応じて軟質樹脂からなる充填材が充填される。そして、外装ケース10の開口端は絶縁性樹脂からなる閉塞部材80によって閉塞されるとともに、2本のリード線70が閉塞部材80に設けられている2つの孔から外部に引き出されてアンテナ装置1が完成する。
以上説明した本例のアンテナ装置1では、金属端子50a、50bとして、銅線よりも強靭性と強度の高い線材である銅覆鋼線を用いている。そして、この金属端子50a、50bをホルダ40の貫通孔42a1、42a2に打ち込んで圧入した状態から、一端側をY方向に他端側をX方向に曲げ加工することで、一端側と他端側をそれぞれX位置規制溝42b1、42b2とY位置規制溝42c1、42c2に嵌め込んで位置を規制している。このため、自動機によるコイル端末の絡げ時や余線の切断除去の際、さらにはリード線70の接続時に、金属端子50a、50bの絡げ部50a1、50b1やリード線接続部50a2、50b2が撓んだり位置ずれするのを効果的に抑制でき、耐久性と信頼性を維持しつつ、アンテナ装置の部材コストや製造コストを抑制することができる。
また、本例のアンテナ装置1では、金属端子50a、50bとして断面が円形の丸線を用い、X位置規制溝42b1、42b2とY位置規制溝42c1、42c2の底面を半円型に形成している。それに加え、X位置規制溝42b1、42b2とY位置規制溝42c1、42c2は、貫通孔42a1、42a2に連続して形成されているため、2方向曲げを施した金属端子50a、50bを安定した状態で位置決めすることができる。
また、本例のアンテナ装置1では、X位置規制溝42b1、42b2とY位置規制溝42c1、42c2のZ方向の深さは、金属端子50a、50bのZ方向の高さ以上に設定されている。このため、2方向曲げを施した金属端子50a、50bをホルダ40の厚み内に納めることができる。
それに加え、ホルダ40のコア保持部41は、磁性体コア30のX方向で対向する2面を被覆する第1被覆部41aと、磁性体コア30のY方向で対向する2面を被覆する第2被覆部41bを有し、コア保持部41のZ方向は開口している。
このため、アンテナコイル20のZ方向の高さを抑え、アンテナ装置全体の厚みを抑えることが可能であり、内部空間の狭いドアハンドル内への装着に適したものとなる。
(第2の実施形態例)
本発明の第2の実施形態例に係るアンテナコイル20を、図8と図9を参照して説明する。図8と図9において図1から図7中と同じ符号を付しているものは同等の構成要素を示しており、重複する説明は省略する。
本実施形態例は、金属端子50a、50bの断面形状とホルダ40の端子保持部42の形状だけが第1実施形態例と異なる。
本例の金属端子50a、50bは、断面が角型の角線を用いている。そして、ホルダ40の端子保持部42には、X−Y平面での断面形状が角型の貫通孔42a1、42a2と、底面が角型のX位置規制溝42b1、42b2とY位置規制溝42c1、42c2を設けている。
本例においても第1実施形態例と同様の効果を奏する。それに加え、本例のアンテナコイルでは、断面角型の金属端子と、この断面形状に合った角型の貫通孔と位置規制溝を有するホルダを用いているため、2方向曲げを施した金属端子を第1実施形態例よりも更に安定した状態で位置決めすることができる。
なお、断面角型の金属端子を用いる場合、本例のように正方形断面の角線に限らず、任意の長方形断面の平角線を用いることもできる。
(第3の実施形態例)
本発明の第3の実施形態例に係るアンテナコイル20を、図10と図11を参照して説明する。図10と図11において図1から図7中と同じ符号を付しているものは同等の構成要素を示しており、重複する説明は省略する。
本実施形態例のアンテナコイルは、主にホルダの構造が第1実施形態例および第2実施形態例と異なる。具体的には、第1実施形態例および第2実施形態例のホルダのコア保持部は磁性体コア全体を収容する形態になっているが、本実施形態例のホルダのコア保持部は磁性体コアの一端部だけを収容する形態となっている。
磁性体コア30として例えば比抵抗が大きいNi−Zn系フェライト等を用いる場合には、磁性体コア30に直にコイル60を巻線することができる。
このため、本例のホルダ40は、コイル60を巻線しない磁性体コア30のX方向の一端部だけを収容する凹形状の収容部41fだけでコア保持部41を構成している。
本例においても第2実施形態例と同様の効果を奏する。それに加え、本例のアンテナコイルを用いることにより、アンテナ装置の部材コストや製造コストをより一層抑制することができる。
以上、本発明の3つの実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態例を適宜に変形等できることは言うまでもない。
例えば、上記の実施形態例ではホルダ40にX位置規制溝とY位置規制溝の双方を設けているが、2方向曲げを施した金属端子50a、50bを安定した状態で位置決めすることができれば、X位置規制溝とY位置規制溝の一方だけを設けてもよい。
また、コア保持部41の形態は、コイルを巻線する際に磁性体コアを保持できる形態であれば特に限定されるものではない。
また、上記の実施形態例ではアンテナ装置を車両のドアハンドルに装着する場合を説明したが、本発明のアンテナ装置は住宅や事務所等のドアにも適用できるものである。
1 アンテナ装置
10 外装ケース
20 アンテナコイル
30 磁性体コア
40 ホルダ
41 コア保持部
41a 第1被覆部
41b 第2被覆部
41c1、41c2、41c3 絡げ部
41d、41e 規制突起
41f 収容部
42 端子保持部
42a1、42a2 貫通孔
42b1、42b2 X位置規制溝
42c1、42c2 Y位置規制溝
50a、50b 金属端子
50a1、50b1 絡げ部
50a2、50b2 リード線接続部
60 コイル
61a、61b コイル端末
70 リード線
71 導体
72 絶縁被覆体
80 閉塞部材

Claims (8)

  1. X方向に細長い磁性体コアと、前記磁性体コアに装着された樹脂製のホルダと、前記磁性体コアに巻回されたコイルと、一端側に前記コイルの端末が電気的に接続された金属端子と、前記金属端子の他端側に電気的に接続されたリード線を有し、
    前記ホルダは、前記磁性体コアを保持するコア保持部と、前記金属端子を保持する端子保持部を有し、
    前記金属端子は、銅覆鋼線からなり、
    前記端子保持部は、Z方向に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に連続して形成され前記金属端子の一部が嵌め込まれる位置規制溝を有し、
    前記金属端子は、前記貫通孔に圧入された状態で、前記一端側がY方向に曲げ加工され前記他端側がX方向に曲げ加工され、前記位置規制溝により位置規制されている、
    アンテナコイル。
  2. 請求項1に記載のアンテナコイルにおいて、
    前記位置規制溝は、前記金属端子の一端側に対応する部分に設けられている。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアンテナコイルにおいて、
    前記位置規制溝は、前記金属端子の他端側に対応する部分に設けられている。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアンテナコイルにおいて、
    前記位置規制溝のZ方向の深さは、該位置規制溝に嵌め込まれる前記金属端子のZ方向の高さ以上である。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアンテナコイルにおいて、
    前記銅覆鋼線は丸線であり、
    前記位置規制溝の底面は半円型に形成されている。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアンテナコイルにおいて、
    前記銅覆鋼線は角線もしくは平角線であり、
    前記位置規制溝の底面は角型に形成されている。
  7. 外装ケース内に請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアンテナコイルが収容されたアンテナ装置であって、
    前記リード線が、前記外装ケースからX方向に導出されている。
  8. 請求項7に記載のアンテナ装置において、
    前記外装ケース内の空間に軟質樹脂からなる充填材が充填されている。
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