JP3163436U - ソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】合成樹脂製ボビンのフランジ部にコネクタを一体成形し、コネクタ内からフランジ部の周縁側に至る接続端子に、コイル側の導線を電気的に安定して接続したソレノイドにおいて、構成が簡略化されたソレノイドを提供する。【解決手段】筒状部3の端部にフランジ部8を有する合成樹脂製のボビン2を備え、筒状部3の外周に導線5を巻付けることによってコイル7を構成し、フランジ部8のコイル5と反対側の面側に合成樹脂製のコネクタ11を一体成形し、コネクタ11内からフランジ部8の周縁側に至る接続端子14に、コイル7側の導線5を電気的に接続したソレノイドであって、前記接続端子14を、フランジ部8の周縁側からさらにコイル7外周面に沿って筒状部3方向に延出して接続部28aを構成し、該接続部28aにコイル7の導線5を電気的に接続する。【選択図】図4

Description

この考案は、コネクタを備えたソレノイドに関する。
筒状部の端部にフランジ部を有する合成樹脂製のボビンを備え、筒状部に導線を巻付けることによってコイルを構成し、コイルを電源側に電気的に接続するコネクタをフランジ部側に設置したソレノイドが従来公知である。
該構成のソレノイドを改良したものとして、フランジ部のコイルと反対側の面側に合成樹脂製のコネクタを一体成形することにより、部品点数を減少させて製造コストを低く抑えるとともに、上記コネクタ内からフランジ部の周縁側に至る接続端子に、コイル側の導線を電気的に接続することにより、コイルとコネクタとを電気的に安定して接続した特許文献1に示すソレノイドが公知になっている。
特開2002−15914号公報
上記文献のソレノイドは、コネクタ内からフランジ部の周縁側にまで達した接続端子を、さらにフランジ部の周縁に沿って正面視筒状部と直交する方向に延出することにより接続部を構成し、該接続部にコイル側の導線が電気的に接続される構造であり、フランジ部の接続部と近接する位置に突起状のガイドを突出形成し、該ガイドにコイル側の導線を引掛けることにより、該導線を接続部の延出端側まで案内しているため、構造が複雑化する他、フランジ部の形状やサイズが、接続部の形状やサイズによって規制される。
本考案は、合成樹脂製ボビンのフランジ部にコネクタを一体成形し、コネクタ内からフランジ部の周縁側に至る接続端子に、コイル側の導線を電気的に安定して接続したソレノイドにおいて、構成が簡略化されたソレノイドを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本考案は、第1に、筒状部3の端部にフランジ部8を有する合成樹脂製のボビン2を備え、筒状部3の外周に導線5を巻付けることによってコイル7を構成し、フランジ部8のコイル5と反対側の面側に合成樹脂製のコネクタ11を一体成形し、コネクタ11内からフランジ部8の周縁側に至る接続端子14に、コイル7側の導線5を電気的に接続したソレノイドであって、前記接続端子14を、フランジ部8の周縁側からさらにコイル7外周面に沿って筒状部3方向に延出して接続部28aを構成し、該接続部28aにコイル7の導線5を電気的に接続したことを特徴としている。
第2に、コイル7と、接続端子14との間に絶縁シート29を介挿したことを特徴としている。
第3に、接続端子14を、フランジ部8のコイル7側の面側を通過してフランジ部8の周縁側に至るように形成し、フランジ部8のコイル7側の面側に前記絶縁シート29を配置したことを特徴としている。
第4に、コイル29と、接続端子14との間に保護シート31を介挿したことを特徴としている。
第5に、保護シート31をコイル7の外周面側に配置したことを特徴としている。
第6に、コイル7外周とともに、接続端子14のコイル7外周面側に延出した箇所もまとめてカバーするカバー体32を設けたことを特徴としている。
第7に、接続端子14を、フランジ部8からボビン2側方に突出形成させるとともに、接続端子14の該突出形成した箇所を、コイル7外周面に沿うようにコイル7側に曲げ形成してなることを特徴としている。
本考案によれば、接続端子をフランジ部の周縁側からさらにコイル外周面に沿って筒状部方向に延出することにより接続部を構成し、コイル側の導線が電気的に接続される接続部がコイル外周面に沿うため、コイル側の導線を接続部側に案内するガイドが不要になり、構成を簡略化できる他、接続部の形状やサイズに合せてフランジ部を構成する必要がなく、設計の自由度も高い。
また、コイルと、接続端子との間に絶縁シートを介挿すれば、接続端子とコイルとの不測の短絡を効率的に防止できる。
また、接続端子を、フランジ部のコイル側の面側を通過してフランジ部の周縁側に至るように形成し、フランジ部のコイル側の面側に前記絶縁シートを配置すれば、接続端子をフランジ部の周縁側に延設するため、コイルを避けるようにしてコネクタの一部をフランジ部の周縁よりも外側に突出させる必要が無く、全体をコンパクトに形成できるとともに、接続端子とコイルとの意図しない短絡を、絶縁シートによって防止できる。
さらに、コイルと、接続端部との間に保護シートを介挿すれば、コイルを接続端子から効率的に保護できる。特に、保護シートをコイルの外周面側に配置すれば、さらに効率的にコイルを保護することが可能になる。
なお、コイル外周とともに、接続端子のコイル外周面側に延出した箇所もまとめてカバーするカバー体を設ければ、接続端子や、コイルをさらに効率的に保護できる他、接続端子とコイルの一体性も高まり、美感も向上する。
(A),(B)は、本考案を提供したソレノイドの構成を示す正面図及び側面図である。 ボビンの斜視図である。 ボビンの正断面図である。 (A),(B)は、それぞれ端子とコイルとの電気的接続構成を示す要部下面図及び要部正断面図である。 (A)乃至(C)は、治具の平面図、正面図および側面図である。
図1(A),(B)は、本考案を提供したソレノイドの構成を示す正面図及び側面図であり、図2,3は、ボビンの斜視図及び正断面図である。図示するソレノイドは、方形枠状をなす金属製のフレーム部1と、該フレーム部1の枠内に支持された合成樹脂製のボビン2と、該ボビン2の円筒状をなす本体部(筒状部)3の内周側に軸方向に往復自在に挿入される可動鉄心であるプランジャ4と、上記本体部3の内周側に固定される固定鉄心6と、上記本体部3の外周に導線5(図4参照)を巻付けることにより構成されるコイル7とを備えている。
上記ボビン2は、両側が開放された円筒状の上記本体部3の両端側にそれぞれフランジ部8,9を一体形成することにより構成された絶縁体である。この一対のフランジ部8,9は、それぞれ本体部3の軸方向に対して垂直方向に方形板状をなすとともに本体部3の軸方向視で略全体が互いにラップする形状に成形されている。これに加えて、一対のフランジ部8,9は、一方側の厚みに対して、他方側の厚みが薄くなっており、該一方側が、合成樹脂製の筒状のコイル側コネクタ(コネクタ)11を有する接続側フランジ部8になる一方で、該他方側が、プランジャ4を挿入する側の挿入側フランジ部9となる。
挿入側フランジ部9からは、本体部3を延長するように本体部3軸心方向に円筒状をなす嵌合筒12が一体で突出形成されており、この嵌合筒12がプランジャ4の挿入口を構成している。
接続側フランジ部8における挿入側フランジ部9と対向する側(コイル7側)と反対側の面には、上述のコイル側コネクタ11が一体で突出形成されるとともに、本体部3側に窪んだ凹部8aが形成される。凹部8aは、本体部3の内径よりも若干径が大きくボビン2軸心(具体的には本体部3軸心)上に中心が位置する円状をなし、凹部8aの深さは、該フランジ部8の厚みよりも浅く設定され、本体部3の一方の開放端が凹部8aの底側に臨んでいる。
コイル側コネクタ11は、凹部8aを避けるようにして、該フランジ部8の周縁を構成する4辺の一辺側に配された断面視多角形状(図示する例では六角形状)の筒状体であって、ボビン2の軸方向に沿って本体部3から離間する側に突出形成されており、このコイル側コネクタ11の該突出端側が開放されて接続口を構成している。
この接続口を介して、電源側コネクタ13がコイル側コネクタ11内に挿脱自在に挿入される。該電源側コネクタ13は、コイル側コネクタ11内周の断面形状と同一の断面形状を有する多角柱状に成形された挿入体であり、筒状体であるコイル側コネクタ11に、嵌合状態又は略嵌合状態で、挿入される。このようにして、電源側コネクタ13がコイル側コネクタ11に係脱可能に係合挿入されると、コイル側コネクタ11内にその一部が臨んだ一対の端子(接続端子)14が、電源側コネクタ13に穿設された一対の端子穴13aにそれぞれ挿入され、これによって、電源側コネクタ13とコイル側コネクタ11とが電気的に接続される。
ちなみに、この一対の各端子14は、接続側フランジ部8を貫通するように該接続側フランジ部8に嵌入固定され、コイル側コネクタ11内から、接続側フランジ部8のコイル7側面側に至っており、この一対の端子14に、コイル7を構成する導線5の両端をそれぞれ接続することにより、電源側から、電源側コネクタ13及びコイル側コネクタ11を介して、コイル7に電力を供給することが可能になる。なお、この一対の端子14と、コイル7側の導線5との接続構成については、後述する。
上記固定鉄心は6、基端側から先端に向かって径が小さくなる円錐状をなす本体部16と、該本体部16の基端側から本体部16径方向外側に一体的に延設された円形状の鍔部17と、鍔部17から本体部16と反対側に突出形成された円柱状の挿入部18とを有している。本体部16の最大径となる基端側径は、ボビン2の本体部3内周径よりも小さく設定され、鍔部17は、接続側フランジ部8の上述した凹部8aに、全体を嵌め込み固定可能な形状に成形され、挿入部18の径は、鍔部17の径よりも小さく設定されており、この本体部16の軸心(固定鉄心の軸心)上に挿入部18の軸心と、鍔部17の中心とが配されている。
上記プランジャ4は、ボビン2の本体部3内周径よりも若干径が小さい円柱状に形成され、このプランジャ4の挿入端側である先端側面には、固定鉄心6の本体部16の略全体を挿入して収容する収容穴4aが凹設される一方で、プランジャ4の基端部には、径方向外側に円形状をなすフランジ19が一体的に成形されている。このプランジャ4の先端を、上述の挿入口からボビン2の本体部3内周側に、軸方向に往復移動可能に挿入支持する。ちなみに、フランジ19の周縁の径は、ボビン2の本体部3の外径よりも大きく設定されている。
上記フレーム部1は、方形状の金属製プレートの両側を互いに近づくように屈曲形成することにより構成されるU字状の主フレーム21と、主フレーム22のU字状の両端部間に架設される方形状の金属製の板フレーム22とによって、全体として方形枠状をなしている。このフレーム部1の枠内にボビン2が収容支持されるが、さらに具体的には、この板フレーム22と、主フレーム21の板フレーム22と対向する部分である対向部23との間に、上述したボビン2が取付支持される。
板フレーム22の中心部には、ボビン2の上記嵌合筒12を嵌合挿入する嵌合孔22aが穿設され、主フレーム21の対向部23の中心部には、固定鉄心6の上記挿入部18を嵌合挿入する固定孔23aと、コイル側コネクタ11を挿通させるコネクタ孔23bとが穿設されている。このコネクタ孔23aの縁側からは、コイル側コネクタ11の側部に沿う板状のサポート部24が、突出形成されている。この他、主レーム21のU字状をなす両端部は板フレーム22に当接されるが、該両端部からは板フレーム22側に向かって嵌合爪26が突出形成されている。一方、板フレーム22における主フレーム21の端部が当接される縁側には、該嵌合爪26をカシメ入れて嵌合固定する凹状の嵌合部22bが切欠き形成されている。
該構成のソレノイドの組立手順について説明すると、まず、固定鉄心6の挿入部18を、主フレーム21の板フレーム22と対向する面側から、先端側を板フレーム22に向けた状態で、固定孔23aに挿入する。続いて、固定鉄心6の鍔部17が接続側フランジ部8の凹部8aに嵌合されるとともに、接続側フランジ部8のコイル側コネクタ11が主フレーム21のコネクタ孔23aに挿通されるようにして、コイル7が形成されたボビン2の接続側フランジ部8を主フレーム21の対向部23の当接させる。
続いて、挿入側フランジ部9の嵌合筒12が嵌合孔22aに挿入されるようにして、主フレーム21の一対の嵌合爪26を、板フレーム22の対応する各嵌合部22bにカシメ入れて嵌合固定する。続いて、プランジャ4を、挿入口から、ボビン2の本体部3内周側に挿入することにより、組立作業を完了する。
このようにして、組立作業が完了すると、ボビン2の本体部3と、コイル7と、プランジャ4と、固定鉄心6とが同一軸心となり、板フレーム22によってボビン2が主フレーム21の対向部23側に押圧され、各部材がフレーム部1の枠内に固着される。この他、プランジャ4が、最大限度ボビン2内に挿入されると、プランジャ4の収容穴4aに、固定鉄心6の本体部16の略全体が収容され、プランジャ4のフランジ19が板フレーム22に近接又は接触した状態になる。
このように構成されるソレノイドは、電源側コネクタ13をコイル側コネクタ11に挿入して電気的に接続し、コイル7を通電させることにより、ボビン7の本体部3軸心を貫く磁界を発生させ、この磁界の有無によって、プランジャ4が軸方向に往復作動するように構成されている。
次に、図2乃至5に基づき端子14とコイル7との電気的接続構成を説明する。
図4(A),(B)は、それぞれ端子とコイルとの電気的接続構成を示す要部下面図及び要部正断面図である。コイル側コネクタ11は、その最外側壁部が接続側フランジ部8の周縁と一致しており、該フランジ部8からボビン2径方向外側にコネクタ11が突出しないようになっている。
フランジ部8のコネクタ11配置箇所のコイル7側面には、反対側面に向かって窪む端子収容部8bが凹状形成される他、コネクタ11の該面における本体部3外周側から端子収容部8bに至る範囲には、端子収容部8bよりも浅い深さを有するように窪んだガイド溝8cが凹設されている。
一対の各端子14は棒状の金属製導体から構成され、この棒状の端子14を、L字状に屈曲形成した状態で、その一部を、フランジ部8の上記端子収容部8bからコネクタ11に向けて嵌入させることにより、該端子14をフランジ部8に固定している。この際、L字状の端子14の一方は、コイル側コネクタ11内において電源側コネクタ13の挿脱方向の延びる端子本体27になり、端子14の他方は、フランジ部8のコイル7側の面側において、ボビン2の本体部3径方向外側に突出される延長部28になる。
この状態では、上記延長部28の中途部及び突出端側である先端部がフランジ部8周縁から本体部3径方向外側に延びる接続部28aとなり、延長部28の基端部は端子収容部8b内に位置する被収容部28bになる。
コイル7を構成する導線5の巻始端部5aが、一方の端子14の接続部28aに掛け回されて係止され、該導線の巻終端部5bが、他方の端子14の接続部28aに掛け回されて係止されている。さらに具体的に説明すると、導線5は、巻始端部5aが一方の接続部28aに係止され、ガイド溝8c内を通して本体部3の外周側に案内され、本体部3の外周に巻き付けられて円筒状のコイル7を構成し、コイル7の外周側から引出された巻終端部5bが他方の接続部28aに係止される。
なお、導線5は、接続部28aに掛け回すことのみによって電気的に接続してもよいが、これにハンダ付等を併用してもよい。これに加えて、端子収容部8b内及びガイド溝8c内を通される巻始端部5aと、一対の各被収容部28bとをカバーするように、フランジ部8のコイル7側の面には、方形状の絶縁シート29が貼付されている。すなわち、導線5の巻始端部5a及び端子14と、コイル7との間に絶縁シート29を介在させることにより、コイル7と導線5が不測に短絡されることを防止している。
そして、各端子14において、フランジ部8から径方向外側(ボビン2側方)に突出した接続部28aを、被収容部28bに対して、コイル7の外周面側に屈曲形成する。このため、各接続部28aは、コイル7の外周面に近接状態で沿って、本体部3軸方向に延出される。言換えると、端子14は、コイル側コネクタ11内から、接続側フランジ部8のコイル7側の面側を通ってフランジ部8の周縁側に至り、そこから、コイル7の外周面に沿って、本体部3軸方向挿入側フランジ部9側に延出された状態になる。ちなみに、端子14の接続部28aを被収容部28bに対して屈曲する際には、接続部28aを被収容部28bに対して90度よりも若干余分に曲げる。
また、コイル7外周面に沿う接続部28aと、コイル7外周面との間に、保護シート31が介在するように、コイル7外周面における端子14と近接する箇所には、該保護シート31が貼付されている。このため、端子14によって、コイル7の外周面に傷が付くことを防止できる。なお、保護シート31は絶縁体によって構成され、コイル7と、接続部28a側との短絡を防止している。
続いて、コイル7外周とともに、端子14の接続部28aをまとめてカバーするように、保護テープ32aをコイル7の外周面側に巻付けることにより、コイル7及び接続部28aの外面側をカバーするカバー体32を形成し、これによって、コイル7及び接続部28aの一体性を高めている(図1参照)。
ちなみに、保護テープ32aによってカバー体32を形成するにあたり、一対の接続部28aの内、まず、巻始端部5aが係止された接続部28aのみを、コイル7の外周面と一緒に保護テープ32aによってまとめて覆い、その後、巻終端部5bが係止された接続部28bを、コイル7の外周面と一緒に保護テープ32aによってまとめて覆う。該構成により、一対の接続部28aが、保護テー部32aによって、互いに隔てられた状態になる。この際、保護テープ32aは絶縁体で構成されており、一対の接続部28a同士が短絡することが防止される。
ところで、端子14を、屈曲形成する際や、保護テープ32aを巻付ける際には、端子14の端子本体27を、フランジ部8周縁側に傾斜させる力が作用し、場合によっては、コイル側コネクタ11と、電源側コネクタ13との接続がスムーズに行われなくなる可能性がある。このため、治具33を用いて、端子本体27が傾斜するのを防止する。
図5(A)乃至(C)は、治具の平面図、正面図および側面図である。治具33は、厚みのあるプレート状部材であって、挿入方向に向かって厚みが薄くなるように形成されており、接続部28aへの導線5の係止から、保護テープ32aによるカバー体32形成の作業完了までの間において、端子本体27と、コイル側コネクタ11の最外側壁部との間に、嵌合状態で、介挿され、端子本体27が外側(最外側壁部側)に傾斜するのを防止する。ちなみに、治具33の端子本体27側面には、端子本体27を嵌め込んで係止する端子溝33aが凹設されており、この端子溝33aの端子本体27の嵌合によって、一対の端子溝33aが互いに離間・近接する側に傾斜することも防止される。
なお、上述した例では、ボビン2に設置した後に、端子14を屈曲等させたが、予め、図4(B)の仮想線で示すような形状に成形された端子14を、ボビン2に設置してもよい。
2 ボビン
3 本体部(筒状部)
5 導線
7 コイル
8 接続側フランジ部8(フランジ)
11 コイル側コネクタ(コネクタ)
14 端子(接続端子)
28a 接続部
29 絶縁シート
31 保護シート
32 カバー体

Claims (7)

  1. 筒状部(3)の端部にフランジ部(8)を有する合成樹脂製のボビン(2)を備え、筒状部(3)の外周に導線(5)を巻付けることによってコイル(7)を構成し、フランジ部(8)のコイル(5)と反対側の面側に合成樹脂製のコネクタ(11)を一体成形し、コネクタ(11)内からフランジ部(8)の周縁側に至る接続端子(14)に、コイル(7)側の導線(5)を電気的に接続したソレノイドであって、前記接続端子(14)を、フランジ部(8)の周縁側からさらにコイル(7)外周面に沿って筒状部(3)方向に延出して接続部(28a)を構成し、該接続部(28a)にコイル(7)の導線(5)を電気的に接続したソレノイド。
  2. コイル(7)と、接続端子(14)との間に絶縁シート(29)を介挿した請求項1に記載のソレノイド。
  3. 接続端子(14)を、フランジ部(8)のコイル(7)側の面側を通過してフランジ部(8)の周縁側に至るように形成し、フランジ部(8)のコイル(7)側の面側に前記絶縁シート(29)を配置した請求項2に記載のソレノイド。
  4. コイル(29)と、接続端子(14)との間に保護シート(31)を介挿した請求項1乃至3の何れかに記載のソレノイド。
  5. 保護シート(31)をコイル(7)の外周面側に配置した請求項4に記載のソレノイド。
  6. コイル(7)外周とともに、接続端子(14)のコイル(7)外周面側に延出した箇所もまとめてカバーするカバー体(32)を設けた請求項1乃至5の何れかに記載のソレノイド。
  7. 接続端子(14)を、フランジ部(8)からボビン(2)側方に突出形成させるとともに、接続端子(14)の該突出形成した箇所を、コイル(7)外周面に沿うようにコイル(7)側に曲げ形成してなる請求項1乃至6の何れかに記載のソレノイド。
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JP2013177916A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Rinnai Corp 電磁弁

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