JP2010170706A - コネクタ - Google Patents

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Yukihiro Nozue
幸弘 野末
Yoshifumi Uchida
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Abstract

【課題】端子金具と電線の芯線とを接続する際に、電線の被覆部の一部を除去する工程、露出した芯線を端子金具の端部が加締める工程を削減しても、電線と端子金具との間に電気的な接続を確実に得ることができるコネクタを提供する。
【解決手段】筒状に形成され、端子収容室12を備えたコネクタハウジング7と、一端部2aが前記端子収容室12に収容され、素線5が複数束ねられて、絶縁性の被覆部4で被覆された芯線3を備えた電線2と、前記一端部2aに取り付けられ、端子収容室12に収容された端子金具6と、コネクタハウジング7に設けられ前記コネクタハウジング7の長手方向に対して交差する方向スライド自在に取り付けられ、前記電線2を押圧して前記電線2が前記コネクタハウジング7から抜け出ることを規制する係止片16とを備え、前記端子金具6に設けられ、前記一端部2aから露出する複数の前記素線5間に侵入する電線接続部9とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に絶縁被覆電線と、当該絶縁被覆電線の接続等に使用されるコネクタに関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配策している。ワイヤハーネスは、図4に示すように、電線110と、コネクタ101(例えば、特許文献1参照。)と、を備えている。電線110は、導電性の芯線111と、該芯線111を被覆する絶縁性の被覆部112と、を備えた所謂被覆電線110である。
前述した特許文献1に記載された、コネクタ101は、雄型の端子金具(以下雄端子と呼ぶ)102と、係止片104を備えたコネクタハウジング103と、を備えている。
雄端子102は、導電性の板金などからなり、電線接続部105と、電気接触部106と、係止突起107と、を備えている。電線接続部105は、平板状に形成されている。電線接続部105は、前述した芯線111を加締めることにより、雄端子102は、前述の電線110と電気的及び機械的に接続される。電気接触部106は、板状に形成されているとともに、電線接続部105に連なっている。電気接触部106は、コネクタ101に嵌合する相手側のコネクタの雌型の端子金具(図示しない)の電気接触部内に侵入して、該雌型の端子金具の電気接触部と電気的に接続する。係止突起107は、電線接続部105の電線110が配される反対側の面に突出して設けられている。この係止突起107は、後述する係止片104が雄端子102に近付けられると、後述する端子収容室108内の雄端子102が端子収容室108内から抜け出ることを係止する。
コネクタハウジング103は、絶縁性の合成樹脂からなり、筒状に形成されている。コネクタハウジング103は、雄端子102を収容する端子収容室108と、前述した係止突起107を係止する係止片104と、この係止片104を通し、かつ、コネクタハウジングを貫通する係止片通し孔(不図示)を備えている。端子収容室108は、直線状に形成されている。端子収容室108は、雄端子102の電気接触部106がコネクタハウジング103の一方の開口部に近付けられ、かつ、雄端子102の電線接続部105がコネクタハウジング103の他方の開口部に近付けられた状態で雄端子102を収容する。
係止片104は、コネクタハウジング103の長手方向に対して直交する方向に、スライド自在に取り付けられている。そして、係止片104が、前記雄端子102の電線110が配される反対側の面に近付けられて、係止片104は、端子収容室108内の雄端子102及び、雄端子102に取り付けられた電線110が、端子収容室108内から抜け出ることを係止する。
上述した構成のコネクタ101に電線110を取り付ける際には、電線110の端末部の被覆部112を除去して、芯線111を露出させた後、電線接続部105が芯線111を加締める。こうして、電線110と、雄端子102の電線接続部105とが、接続する。即ち、電線110と、コネクタ101とは、電気的に接続する。次に、係止片104を、コネクタハウジング103の長手方向に対して直交する方向にスライドさせて雄端子102に近付けて、端子収容室108内の雄端子102及び、雄端子102に取り付けられた電線110が、端子収容室108内から抜け出ることを係止する。
特開2002−252050号公報
前述した従来のコネクタにおいては、端子金具と電線の芯線とを接続する際に、電線の被覆部の一部を除去する工程、及び、露出した芯線を端子金具の端部が加締める工程が必要であった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、端子金具と電線の芯線とを接続する際に、電線の被覆部の一部を除去する工程、及び、露出した芯線を端子金具の端部が加締める工程を削減しても、電線と端子金具との間に電気的な接続を確実に得ることができるコネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のコネクタは、素線が複数束ねられて構成された芯線と、該芯線を被覆した絶縁性の被覆部と、を備えた電線の一端部が取り付けられた端子金具と、該端子金具を収容する端子収容室と、該端子収容室の長手方向に対して交差する方向にスライド自在に取り付けられ、かつ、前記電線を押圧して前記電線が前記端子収容室から抜け出ることを規制する係止片と、を備えたコネクタハウジングと、を備えたコネクタにおいて、前記端子金具が、前記一端部から露出する複数の前記素線間に侵入する電線接続部を備えていることを特徴としている。
請求項2記載のコネクタは、請求項1記載のコネクタにおいて、前記係止片は、前記電線に近付けられると前記電線の外表面に当接する一端面から突出する複数の凸部を備えていることを特徴としている。
請求項3記載のコネクタは、請求項1または請求項2に記載のコネクタにおいて、前記電線接続部は、前記電線の他端部に向かうに従って徐々に先細に形成されている先細部を備えていることを特徴としている。
請求項4記載のコネクタは、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のコネクタにおいて、前記一端部が収容される前記端子収容室の内径は、前記電線の外径と前記電線接続部において最も大きい径に設けられた基部の径との和と、略等しい寸法に形成されていることを特徴としている。
請求項5記載のコネクタは、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のコネクタにおいて、前記コネクタハウジングは、透明な材料で構成されていることを特徴としている。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、端子金具に設けられた電線接続部が、電線の一端面から露出する芯線を構成する複数の素線間に侵入する。そして、電線と端子金具との間に電気的な接続を得ることができる。従って、端子金具と電線の芯線とを接続する際に、電線の被覆部の一部を除去する工程、及び、露出した芯線を端子金具の端部が加締める工程を削減することができ、製造コストを削減することができる。
請求項2記載の発明によれば、電線が端子収容室から抜け出ることを規制する係止片は、電線の被覆部の外周面と接触する係止片の一端面から突出する複数の凸部を設けている。係止片を端子収容室の長手方向に対して直交(交差)する方向にスライドさせて、係止片の一端面を被覆部の外表面に近づけると、前記複数の凸部が、電線の被覆部の外周面に刺し込まれる。こうして、係止片に設けられた複数の凸部は、電線及び、電線と接続する端子金具が端子収容室から抜け出ることを、容易に規制することができる。
請求項3記載の発明によれば、電線接続部は、電線の他端部に向かう方向の先端に向かうに従って徐々に先細に形成された先細部を設けている。従って、先細部は、素線と素線との間に容易に侵入することがでる。また、電線接続部と、素線とが接触する面積が増えるため、端子金具と電線とが、より確実に電気的に接続することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、電線の一端部が収容される端子収容室の内径は、電線の外径と、電線接続部の最も大きい径に設けられた基部の径との和と、略等しい寸法に形成されている。このため、電線が、端子収容室の長手方向に沿って、端子収容室に侵入する際に、電線の外周面と端子収容室の内周面とが近接しているため、電線が途中で座屈することなく、端子収容室の奥へと侵入することができる。また、電線が端子収容室の奥へと侵入することにより、端子金具の電線接続部を、複数の素線と素線との間に確実に侵入させることができる。そして、端子金具と電線とが確実に電気的に接続することが可能となる。また、電線の被覆部の外周面が、端子収容室の内周面と近接しているため、係止片を端子収容室の長手方向に対して交差する方向にスライドさせることにより、前記複数の凸部が、電線の被覆部の外周面に刺し込まれる。そして、電線及び電線と接続する端子金具が端子収容室から抜け出ることを、確実に規制することができる。
請求項5記載の発明によれば、コネクタハウジングは透明な材料で構成されている。電線の一端部が、端子収容室の奥まで侵入していることを目視により確認することができる。即ち、端子金具の電線接続部が、電線の複数の素線と素線との間に侵入して、端子金具と電線とが電気的に接続することを、容易に確認することができる。
本発明の一実施形態にかかるコネクタの断面図である。 本発明の一実施形態にかかるコネクタの係止片が電線を係止している状態を示す断面図である。 図1に示すA−A線に沿う断面図である。 従来のコネクタの断面図である。
以下、本発明の一実施の形態にかかるコネクタを、図1乃至図3を参照して説明する。コネクタ1は、自動車などに配策されるワイヤハーネスを構成する。ワイヤハーネスは、電線2と、コネクタ1とを備えている。電線2は、導電性の芯線3と、この芯線3を被覆する絶縁性の被覆部4とを備えている。
芯線3は、銅又は銅合金で構成された素線5で構成されている。芯線3は、複数の素線5が寄り合わされて構成されている。素線5の断面形状が丸形である。
被覆部4は絶縁性の合成樹脂から成り、芯線3を被覆している。被覆部4の断面形状は円環状である。前述した芯線3と被覆部4とを備えて、電線2は、断面形状が丸形に形成されている。後述する端子収容室12に侵入する電線2の一端部2aは、電線2が延在する方向に対して直交する方向に切断される。そして、切断された一端面2cから露出した芯線3の複数の素線5と素線5との間に、後述する端子金具6の電線接続部9が侵入する。
コネクタ1は、図1及び図2に示すように、端子金具としての雄型の端子金具(以下雄端子と記す)6と、コネクタハウジング7と、を備えている。雄端子6は、特許請求の範囲に記載された「端子金具」に相当する。
雄端子6は、電気接触部8と、電気接触部8に連なる電線接続部9と、を一体に備えている。雄端子6は、全体的に棒状に形成されている。雄端子6は、導電性の板金などからなる。雄端子6は、後述する端子収容室12に、その長手方向の矢印X1に沿って侵入することにより、後述する端子収容室12に収容される。なお、前述した矢印X1は、電線2及び雄端子6が、後述する端子収容室12に侵入する方向をなしている。
電気接触部8は、円柱状に形成されている。電気接触部8の電線接続部9から離れた端部は、コネクタ1に嵌合する相手側のコネクタの雌型の端子金具(以下雌端子と記す)(図示しない)の電気接触部(図示しない)に侵入して該雌端子の電気接触部と電気的に接続する。
電線接続部9は、前述した電気接触部8に連なる小径部9cと、該小径部9cに連なり、かつ、電線接続部9において最も大きい径に設けられた基部9aと、該基部9aに連なり、かつ、基部9aから、電線2の他端部2bに向かう方向に設けられた先端9dに向かうに従って徐々に先細に形成された先細部9bと、を設けている。小径部9cは、基部9aに向かうに従って、徐々にその径が大きく形成されている。基部9aは、その径が1mm程度の寸法に形成されている。後述する端子収容室12に配された雄端子6の電線接続部9は、電線2が、後述する端子収容室12の長手方向の矢印X1に沿って侵入することにより、前述した複数の素線5と複数の素線5との間に侵入する。
コネクタハウジング7は、筒状に形成された本体部10と、後述する端子収容室12の長手方向に対して直交(交差)する方向にスライド自在に取り付けられた係止片16と、を備えている。コネクタハウジング7は、絶縁性の合成樹脂からなる。コネクタハウジング7は、雄端子6及び電線2が後述する端子収容室12に収容されていることを目視可能な、透明な材料で構成されている。
本体部10は、電線2の一端部2aが取り付けられた雄端子6を収容する端子収容室12と、後述する係止片16が配される係止片通し孔17と、を備えている。筒状に形成された本体部10は、その長手方向の両端に一方の開口部12aと、他方の開口部12bと、を設けている。一方の開口部12aは、本体部10の長手方向の後述する電線収容室13寄りの一端に位置している。他方の開口部12bは、本体部10の長手方向の後述する電気接触部収容室15寄りの他端に位置している。
端子収容室12は、電線接続部9を収容する電線収容室13と、電気接触部8を収容する電気接触部収容室15と、これら電線収容室13と電気接触部収容室15とを連通する連通室14と、を備えている。端子収容室12はその長手方向と、雄端子6の長手方向とを平行にした状態で、雄端子6を収容する。電線接続部9の先端9dは、一方の開口部12aに近付けられて配されて、雄端子6の先端9dから離れた端は、他方の開口部12bに近付けられて配されている。
電線収容室13は、電線2の一端部2aを前述した一方の開口部12aに通して、矢印X1に沿って侵入させて収容する。電線収容室13の内径は、電線2の外径と、電線接続部9の基部9aの径との和と略等しく形成されている。また、図示例では、電線収容室13の内径は、電線2の外径よりも1mm程度大きく形成されている。
連通室14は、電気接触部8を矢印X1に沿ってその長手方向に通す。連通室14の内径は、電気接触部8の外径と略同じ寸法に形成されている。連通室14は、電気接触部8を通す。連通室14の内径は、電線収容室13の内径よりも小さく形成されている。また、連通室14の内径は、後述する電気接触部収容室15の内径よりも小さく形成されている。
電気接触部収容室15は、前述した電気接触部8を矢印X1に沿ってその長手方向に通す。電気接触部収容室15の内径は、電線収容室13の内径より大きく形成されている。また、電気接触部収容室15には、コネクタ1に嵌合する相手側のコネクタの雌端子の電気接触部が侵入して、該雌端子の電気接触部と電気的に接続する。
係止片通し孔17は、本体部10の一方の開口部12a寄りに設けられている。係止片通し孔17は、端子収容室12の長手方向に対して直交(交差)する方向に設けられている。係止片通し孔17は、電線収容室13から本体部10を貫通している。係止片通し孔17は平面形状が略矩形状に形成されている。係止片通し孔17は、その内側に後述する係止片16を通す。
係止片16は、角柱状に形成されている。係止片16は、絶縁性の合成樹脂からなる。係止片16は、係止片通し孔17の内側に配される。係止片16は、本体部10に取り付けられている。係止片16は、前述した係止片通し孔17が、本体部10を貫通する方向にスライドする。即ち、端子収容室12の長手方向に対して直交(交差)する方向にスライドする。係止片16は、係止片16がスライドして電線2の被覆部4の外周面に接触する一端面16aから突出するように複数の凸部18を設けている。
複数の凸部18は、係止片16と一体に形成されている。複数の凸部18は、前記一端面16aから突出した凸に設けられている。複数の凸部18の長手方向の長さは、被覆部4の厚みと等しい寸法に形成されているか、または、複数の凸部18の長手方向の長さが、被覆部4の厚みよりも若干短く形成されている。係止片16が、端子収容室12の長手方向に対して直交(交差)する方向にスライドすることにより、電線2の被覆部4の外周面に当接する一端面16aに設けられた複数の凸部18は、電線2の被覆部4の外周面に刺し込まれる。
次に上述したコネクタ1の組立方法について説明する。雄端子6の電線接続部9から離れた端部を、本体部10の一方の開口部12aに近づける。そして、矢印X1に沿って、電線収容室13内に侵入させる。さらに、雄端子6を端子収容室12の奥へと動かすことにより、電線収容室13及び連通室14を貫通して、電気接触部収容室15に侵入させる。さらに、雄端子6を端子収容室12の奥へと動かすことにより、電線接続部9の小径部9cが連通室14の一方の開口部12a寄りの端部で止まり、雄端子6が、端子収容室12に収容される。このとき、雄端子6の電線接続部9は、電線収容室13に配されている。
次に、電線2を、本体部10の長手方向と並行に延在させる。最初に、電線2の電線収容室13に侵入する一端部2aを、電線2が延在する方向に対して直交する方向に切断する。こうして、切断された一端面2cから芯線3が露出する。次に、電線2の一端部2aを本体部10の一方の開口部12aに近づける。そして、矢印X1に沿って、電線収容室13内に侵入させる。さらに、電線2の一端部2aを電線収容室13の奥へと動かすことにより、電線2の一端面2cから露出した芯線3を構成する素線5と素線5との間に、電線接触部9の先細部9bが侵入する。さらに、電線2を電線収容室13の奥まで動かすことにより、基部9aが、芯線3を構成する素線5と素線5との間に侵入する。このとき、被覆部4が電線2の長手方向に沿って切り裂ける。さらに、電線2を電線収容室13の奥まで動かすことにより、小径部9cが、芯線3を構成する素線5と素線5との間に侵入する。こうして、電線接続部9が、電線2の一端面2cから露出した芯線3を構成する素線5と素線5との間に侵入して、電線2の電線2と雄端子6は電気的に接続する。
次に、係止片16を、端子収容室12の長手方向に対して直交(交差)する方向にスライドさせて、係止片16の一端面16aを被覆部4の外表面に近づける。そして、一端面16aに設けられた複数の凸部18が被覆部4の外表面に刺し込まれる。そして、電線2が端子収容室12から抜け出ることを規制する。こうして、コネクタ1が組み立てられる。
本実施形態によれば、雄端子6に設けられた電線接続部9が、電線2の一端面2cから露出する芯線3を構成する複数の前記素線5間に侵入する。そして、電線2と雄端子6との間に電気的な接続を確実に得ることができる。従って、雄端子6と電線2の芯線3とを接続する際に、電線2の被覆部4の一部を除去する工程、及び、露出した芯線3を雄端子6の端部が加締める工程を削減することができ、製造コストを削減することができる。
また、電線2が端子収容室12から抜け出ることを規制する係止片16は、電線2の被覆部4の外周面と接触する一端面16aに複数の凸部18を設けている。係止片16を端子収容室12の長手方向に対して直交(交差)する方向にスライドさせて、係止片16の一端面16aを被覆部4の外表面に近づけると、前記複数の凸部18が、電線2の被覆部4の外周面に刺し込まれる。こうして、係止片に設けられた複数の凸部は、電線2及び、電線2と接続する雄端子6が端子収容室12から抜け出ることを、容易に規制することができる。
また、電線接続部9は、先端9dに向かうに従って徐々に先細に形成された先細部9bを設けている。従って、先細部9bは、素線5と素線5との間に容易に侵入することがでる。また、電線接続部9と、素線5とが接触する面積が増えるため、雄端子6と電線2とが、より確実に電気的に接続することが可能となる。
また、電線2の一端部2aが収容される端子収容室12の電線収容室13の内径は、電線2の外径と、電線接続部9の最も大きい径に設けられた基部9aの径との和と略等しい寸法に形成されている。このため、電線2が、端子収容室12の長手方向に沿って、電線収容室13に侵入する際に、電線2の外周面と端子収容室12の内周面とが近接しているため、電線2が途中で座屈することなく、電線収容室13の奥へと侵入することができる。また、電線2が電線収容室13の奥へと侵入することにより、雄端子6の電線接続部9の先端9dを、複数の素線5と素線5との間に確実に侵入させることができる。そして、雄端子6と電線2とが確実に電気的に接続することが可能となる。また、電線2の被覆部4の外周面が、電線収容室13の内周面と近接しているため、係止片16を端子収容室12の長手方向に対して交差する方向にスライドさせることにより、前記複数の凸部18が、電線2の被覆部4の外周面に刺し込まれる。そして、電線2及び電線2と接続する雄端子6が端子収容室12から抜け出ることを、確実に規制することができる。
また、コネクタハウジング7は透明な材料で構成されている。このため、電線2の一端部2aが、端子収容室12の電線収容室13の奥まで侵入していることを目視により確認することができる。即ち、雄端子6の電線接続部9が、電線2の複数の素線5と素線5との間に侵入して、雄端子6と電線2とが電気的に接続することを、容易に確認することができる。
なお、凸部18は、係止片16と一体に樹脂で形成されているが、金属で構成された針金でもよい。金属で構成された針金が、係止片16と一体に形成されていてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ
2 電線
2a 一端部
2b 他端部
3 芯線
4 被覆部
5 素線
6 雄端子(端子金具)
7 コネクタハウジング
9 電線接続部
9a 基部
9b 先細部
12 端子収容室
16 係止片
16a 一端面
18 凸部

Claims (5)

  1. 素線が複数束ねられて構成された芯線と、該芯線を被覆した絶縁性の被覆部と、を備えた電線の一端部が取り付けられた端子金具と、
    該端子金具を収容する端子収容室と、該端子収容室の長手方向に対して交差する方向にスライド自在に取り付けられ、かつ、前記電線を押圧して前記電線が前記端子収容室から抜け出ることを規制する係止片と、を備えたコネクタハウジングと、を備えたコネクタにおいて、
    前記端子金具が、前記一端部から露出する複数の前記素線間に侵入する電線接続部を備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記係止片は、前記電線に近付けられると前記電線の外表面に当接する一端面から突出する複数の凸部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記電線接続部は、前記電線の他端部に向かうに従って徐々に先細に形成されている先細部を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記一端部が収容される前記端子収容室の内径は、前記電線の外径と、前記電線接続部において最も大きい径に設けられた基部の径との和と、略等しい寸法に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記コネクタハウジングは、透明な材料で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013534705A (ja) * 2010-07-16 2013-09-05 フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 特に太陽光発電システム用の、ケーブルコネクタ
JP2014026791A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Yazaki Corp 電線と端子の接続構造
WO2014141953A1 (ja) * 2013-03-13 2014-09-18 矢崎総業株式会社 電線接続構造
CN111585055A (zh) * 2020-06-01 2020-08-25 上海永进电缆集团长兴有限公司 一种汽车用线束线缆

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