JP2019183535A - 駐輪装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車の載台からの引出時に載台を自動的に上段に移動できながら、自転車の引出時途中に載台および下昇降装置が上昇することを防止できる駐輪装置を提供する。【解決手段】載台12において回動自在に配置され、自転車1が格納位置まで移動されて前輪1aが載せられた際に、下昇降装置8の下段位置での係止状態を解除させる回動載体31と、載台12から自転車1が引き出されると載台12を上段位置側に自動的に上昇させる自動上昇装置70と、を備えた駐輪装置1である。自動上昇装置70は、載台12における回動載体31よりも支柱11から離れた位置に配置されて自転車1を収納位置から引き出す際に自転車1の前輪1aにより起立姿勢から後方に傾倒に倒される起立傾倒体71を有し、起立傾倒体71が後方傾倒姿勢になった際に載台昇降装置7の下段位置での係止状態を解除することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は駐輪装置に関し、特に自転車を上下2段で収納できるいわゆる2段式の駐輪設備において、自転車を上段の自転車収納箇所に楽に移動できる駐輪装置に関する。
限られたスペースに多数の自転車を効率よく収納できる駐輪装置として、自転車を上下2段で収納できるいわゆる2段式の駐輪装置はすでに広く知られている。この種の2段式の駐輪装置において、上段の自転車収納箇所に楽に移動できる駐輪装置が、例えば特許文献1等に開示されている。
この種の駐輪装置は、図33〜図36に示すように、自転車201を載せた状態で垂直に昇降する載台(自転車ラック)202と、載台202に連結され、支柱203に対して昇降自在に配置された載台昇降装置204と、載台202を引き上げる載台引上力を載台202に付加する載台引上ばね205と、載台昇降装置204の下方において支柱203に対して昇降自在に配置された下昇降装置206と、下昇降装置206に自転車201を引き上げる荷重引上力を付加する荷重引上ばね207と、を備えている。そして、この駐輪装置200は、載台202を引き上げたり降ろしたりする際にはこれらの引上ばね205、207の力が負荷されて、上昇時および下降時において、載台202および自転車201を軽い力で楽に昇降できるよう構成されている。
このような駐輪装置200において、自転車201が上段に収納されている載台202を下段まで下げて自転車201を載台202から取り出した(引き出した)際に、載台202が上段側に自動的に上昇されるように構成することが考えられる。この構成によれば、人が載台202を上段に移動させる手間を省くことができて便利である。
また、自転車201を載台202から引き出すと、載台202が必ず自動的に上段に移動されるので、例えば図37に示すように、下段に横スライド式の駐輪装置210を設けていた場合に、自転車202の引き出し時に、下段の横スライド式の駐輪装置210の載台211を横に移動する操作ができなくなったり、下段の横スライド式の駐輪装置210の載台211と、上段収納用の駐輪装置200の載台202とが当接して、載台202、211などが損傷したりすることを防止できる利点もある。
ここで、自転車201を載台202から引き出すと、載台202が自動的に上段に移動されるようにする機構としては、例えば、図38に示すように、自転車の前輪201aが通過して格納位置に移動されて載せられた際に、下昇降装置206の下段位置での係止状態を解除する回動体208を、載台202において回動自在に配置するとともに、図39に示すように、自転車201を載り入れる載台202の出入口箇所に、自転車201を載台202から引き出す際に自転車201の前輪201aや後輪201bに当接する当接体209を設け、自転車201を載台202から引き出す際に、自転車201の前輪201aや後輪201bに当接体209が当接して押し下げられると、載台昇降装置204の下段位置での係止状態を解除するようにすることが考えられる。
特開2017−185957公報
しかしながら、自転車201を載台202から引き出す際に自転車201の前輪201aや後輪201bに当接する当接体209を設けると、自転車201の全長が長い場合などに、自転車201を載台202からまだ完全には引き出していない(下昇降装置206の上昇が阻止されていない状態)にもかかわらず、自転車201の後輪201bが当接体209を押し下げて、載台昇降装置204の下段位置での係止状態が解除されてしまい、自転車201を引き出している途中で載台(ラック)202および下昇降装置206が上昇してしまうおそれがある。
本発明は上記課題を解決するもので、自転車を載台から引き出した際に載台を自動的に上段に移動させることができながら、自転車を引き出している途中に載台および下昇降装置が上昇することを防止できる駐輪装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の駐輪装置は、設置面に立設させた支柱と、自転車を載せて上段位置と下段位置とに昇降自在の載台と、載台に連結され、支柱に対して昇降自在に配置された載台昇降装置と、載台を引き上げる載台引上力を載台に付加する載台引上ばねと、載台昇降装置の下方において支柱に対して昇降自在に配置された下昇降装置と、下昇降装置に自転車を引き上げる荷重引上力を付加する荷重引上ばねと、載台昇降装置の上段位置と下段位置とでの係止状態を解除する操作部と、支柱側に延びる前延部を有するとともに載台において回動自在に配置され、自転車の前輪が格納位置まで移動されて前輪が前延部に載せられて載置位置に切り替えられた際に、下昇降装置の下段位置での係止状態を解除させる回動載体と、載台から自転車が引き出されると載台を上段位置側に自動的に上昇させる一方、載台に自転車を載り入れる際には、載台を上段位置側に自動的には上昇させない自動上昇装置と、を備えた駐輪装置であって、前記自動上昇装置は、載台における回動載体よりも支柱から離れた位置に配置されて自転車が収納位置から引き出される際に自転車の前輪により起立姿勢から後方に傾倒に倒される起立傾倒体を有し、起立傾倒体が後方傾倒姿勢になった際に載台昇降装置の下段位置での係止状態を解除することを特徴とする。
また、この場合に、前記回動載体が、載台における自転車格納時に前輪が載る箇所に配置され、前記自動上昇装置の起立傾倒体が、載台における自転車格納時に前輪と後輪との間となる箇所に配置されていると好適である。
上記構成によれば、自転車の載台からの引出時には、回動載体が支柱から離れる側(後方側)に回動されて下昇降装置が下段位置で係止されるとともに、起立傾倒体が後方傾倒姿勢になって載台昇降装置の下段位置での係止状態が解除されるので、載台が上段に自動的に移動される。一方、自転車の載台への格納時には起立傾倒体は後方には傾倒されないため、載台昇降装置の下段位置での係止状態が解除されず、操作部による解除動作により、載台昇降装置の下段位置での係止状態が解除される。
この場合に、回動載体と起立傾倒体とは、どちらも前輪によってその姿勢が切り替えられるとともに、起立傾倒体は、載台における回動載体よりも支柱から離れた位置に配置されている(より好適には、回動載体が、載台における自転車格納時に前輪が載る箇所に配置され、自動上昇装置の起立傾倒体が、載台における自転車格納時に前輪と後輪との間となる箇所に配置されている)。したがって、載台からの自転車引出時には、まず、回動載体が後方側(支柱から離れる側)に回動されて、下昇降装置の下段位置で係止状態に切り替えられた後に、起立傾倒体が後方傾倒姿勢になって載台昇降装置の下段位置での係止状態が解除され、この結果、自転車を引き出している途中に載台および下昇降装置が上昇することを防止できる。
また、本発明の駐輪装置は、前記自動上昇装置に、操作部が操作されて移動された際に連動する操作部連動部材に連結された揺動レバーと、起立傾倒体に連結されて一体的に回転し、揺動レバーに当接自在とされた解除用カムと、起立傾倒体を起立姿勢に付勢する起立姿勢付勢手段と、が設けられ、自転車を収納位置から引き出す際に起立傾倒体が傾倒されることによって、解除用カムおよび揺動レバーを介して前記操作部連動部材が連動されて、載台昇降装置の下段位置での係止状態が解除されることを特徴とする。この構成によれば、簡単な構造で、自転車を載台の格納位置に入れた後に、自動的に起立傾倒体を起立位置に戻すことができるとともに、載台昇降装置の下段位置での係止状態を解除させるための部品として、操作部連動部材を共用することができるので、製造コストを低減することができる。
本発明によれば、回動載体と自動上昇装置とを備えた駐輪装置において、自動上昇装置を、載台における回動載体よりも支柱から離れた位置に配置されて自転車が収納位置から引き出される際に自転車の前輪により起立姿勢から後方に傾倒に倒される起立傾倒体を有し、起立傾倒体が後方傾倒姿勢になった際に載台昇降装置の下段位置での係止状態を解除するように構成することにより、自転車を引き出している途中に載台および下昇降装置が上昇することを確実に防止でき、ひいては駐輪装置の信頼性および安全性を向上させることができる。
また、自動上昇装置に、操作部が操作されて移動された際に連動する操作部連動部材に連結された揺動レバーと、起立傾倒体に連結されて一体的に回転し、揺動レバーに当接自在とされた解除用カムと、起立傾倒体を起立姿勢に付勢する起立姿勢付勢手段と、を設け、自転車を収納位置から引き出す際に起立傾倒体が傾倒されることによって、解除用カムおよび揺動レバーを介して前記操作部連動部材が連動されて、載台昇降装置の下段位置での係止状態が解除させるよう構成することにより、簡単な構造で、自転車を載台の格納位置に入れた後に、自動的に起立傾倒体を起立位置に戻すことができるとともに、載台昇降装置の下段位置での係止状態を解除させるための部品として、操作部連動部材を共用することができるので、製造コストを低減することができる。
本発明の実施の形態に係る駐輪装置の右側面図である。 同駐輪装置の右側面図で、自転車を載台に載せていない非載置状態を示している。 同駐輪装置の右側面図で、自転車を載台に載せた状態を示している。 同駐輪装置の右側面図で、自転車を載台に載せて上段の自転車収納箇所に移動させた状態を示している。 同駐輪装置の右側面図で、自転車を載せずに載台を上段の自転車収納箇所に移動させた状態を示している。 同駐輪装置における支柱、載台昇降枠およびその近傍の平面断面図である。 同駐輪装置における支柱、下昇降枠およびその近傍の平面断面図である。 同駐輪装置の下部前側箇所の右側面図で、自転車を載せていない非載置状態を示す。 同駐輪装置の上部の右側面図である。 同駐輪装置の下部後側箇所の右側面図で、自転車非載置状態を示す。 同駐輪装置の下部前側箇所の要部拡大平面断面図である。 同駐輪装置の下部前左側箇所の右側面要部拡大図で、自転車非載置状態を示す。 同駐輪装置の操作部などの正面図である。 同駐輪装置の下部前右側箇所の右側面要部拡大図で、自転車非載置状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の右側面図で、起立傾倒体が起立姿勢である状態を示す。 図15のA−A線矢視断面図で、起立傾倒体が起立姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の平面図で、起立傾倒体が起立姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の底面図で、起立傾倒体が起立姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の右側面図で、自動上昇装置の起立傾倒体が起立姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の右側面図で、起立傾倒体が起立姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の右側面図で、起立傾倒体が前傾倒姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の底面図で、起立傾倒体が前傾倒姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の右側面図で、起立傾倒体が後傾倒姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の自動上昇装置の底面図で、起立傾倒体が後傾倒姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の右側面図で、自動上昇装置の起立傾倒体が後傾倒姿勢である状態を示す。 同駐輪装置の下部前側箇所の右側面図で、自転車を下段の自転車収納箇所に載り入れた載置状態を示す。 同駐輪装置の下部前側箇所の右側面要部拡大図で、載置状態を示す。 同駐輪装置の下部後側箇所の右側面図で、自転車載置状態を示す。 同駐輪装置の下部前側箇所の右側面要部拡大図で、操作部を操作した際の状態を示す。 同駐輪装置の上部箇所の右側面図で、自転車を上段の自転車収納箇所に上昇させた状態を示す。 同駐輪装置の下部前側箇所の右側面要部拡大図で、載置状態を示す。 同駐輪装置の下部前側箇所の右側面図で、自転車を下段の自転車収納箇所に載り入れた載置状態を示す。 従来の駐輪装置の右側面図で、自転車を載台に載せていない非載置状態を示している。 同従来の駐輪装置の右側面図で、自転車を載台に載せた状態を示している。 同従来の駐輪装置の右側面図で、自転車を載台に載せて上段の自転車収納箇所に移動させた状態を示している。 同従来の駐輪装置の右側面図で、自転車を載せずに載台を上段の自転車収納箇所に移動させた状態を示している。 同従来の駐輪装置の右側面図で、下段に横スライド式の駐輪装置が設けられている場合を示している。 同従来の駐輪装置の下部前側箇所の右側面図で、自転車を下段の自転車収納箇所に載り入れた載置状態を示す。 同従来の駐輪装置の自動上昇装置を含む後端部の右側面図で、自転車が載台から引き出される場合を示す。
以下、本発明の実施の形態に係る駐輪装置を図面に基づき説明する。なお、以下においては、説明上、自転車のハンドルを持って駐輪装置に自転車を格納する際に利用者が向く方向を前方(あるいは前側)、これと逆方向を後方(あるいは後側)、この状態で両側方となる向き(格納した自転車に対して両側方となる向き)を横方向(あるいは左右方向)と称し、前方に向けて見た場合に左側、右側となる方向を左側、右側と称する。但し、後述する載台昇降装置や下昇降装置などについては、後方側が向かって手前側となり、前方側が向かって背面側となるため、それぞれ手前側、背面側(あるいは奥側)などとも称することがある。
図1などにおいて、1は自転車、10は本発明の実施の形態に係る駐輪装置、2は駐輪装置10が設置される床面などの設置面である。この駐輪装置10は、自転車1を上下2段で収納できるいわゆる2段式の駐輪装置(駐輪設備)において、自転車1を上段の自転車収納箇所に収納するもの(上段収納用駐輪装置)である。
なお、図1に示す駐輪設備では、本発明の実施の形態に係る駐輪装置10に加えて、下段の収納箇所に、左右に延びるスライドレール101A、101B上を横方向(左右)に移動自在の載台(いわゆるラック)102などを備えた駐輪装置(下段収納用駐輪装置)100が設けられている場合を示している。そして、上段の自転車収納箇所に自転車1を収納する際には、下段の自転車収納箇所に収納している載台102および自転車を左右に避けるなどして、本実施の形態に係る駐輪装置10の載台(いわゆるラック)12の箇所およびその近傍に、自転車1の出し入れ用空間を確保した状態で自転車1を載せる。但し、このような、横スライド式の駐輪装置100が設けられている場合が好適であるが、この場合に限るものではなく、駐輪装置100が他の構造であったり、駐輪装置100が設けられていなかったりしてもよいことは申すまでもない。また、駐輪装置(下段収納用駐輪装置)100を有していることは、本実施の形態の駐輪装置10に必須の構成要件ではないため、図1でのみ図示し、他の図では省略している。
図1〜図5などに示すように、本実施の形態に係る駐輪装置10は、設置面2に立設させた支柱11と、自転車1を載せて上段位置と下段位置とに昇降自在の載台12と、載台12に連結され、支柱11に対して昇降自在に配置された載台昇降装置7と、載台12を引き上げる載台引上力を載台12に付加する載台引上ばね14と、載台昇降装置7の下方において支柱11に対して昇降自在に配置された下昇降装置8と、下昇降装置8に自転車1を引き上げる荷重引上力を付加する荷重引上ばね16と、載台昇降装置7の上段位置と下段位置とでの係止を解除する操作部17と、載台12上で回動自在に配設されて自転車1の前輪1aを載置可能な回動載体31などを備えている。
概略的な動作としては、図2に示すように空車の状態(非載置状態)から、図3に示すように、載台12に自転車1を載せることにより、回動載体31が載置姿勢となって下昇降装置8の下部位置での係止が解除され、この状態で操作部17が解除用位置に移動されることにより、載台昇降装置7の下部位置での係止が解除され、載台昇降装置7と下昇降装置8とが連動して、図4に示すように、自転車1が載せられた載台12が上昇されて上段の自転車収納箇所に収納されるように構成されている。
この駐輪装置10の各構成要素について、以下に詳しく説明する。
図2〜図5などに示すように、支柱11は、鉛直線に沿うように設置面2に固定された基台11aから立設された状態で配置されている。支柱11には、載台昇降装置7と下昇降装置8とが上下にスライド自在(摺動自在)に配設されている。
図6、図8などに示すように、載台昇降装置7は、平面視して略四角枠形状の載台昇降枠13や、支柱11に沿って上下に摺動するガイドローラ18、19などを備えている。載台昇降枠13は、上下に長い略長方形状の左右の側面板13aと、これらの側面板13aの背面部側辺(前辺部)を連結する背面板13bと、左右の側面板13aにおける後側上端部同士と後側下端部同士とをそれぞれ連結してする連結支持ロッド13cなどを有している。載台昇降装置7の載台昇降枠13には載台(いわゆるラック)12が後方に延びる姿勢で取り付けられている。また、載台昇降装置7の背面板13bには、補助取付部材23を介して、載台引上ばね14の下端部が取り付けられている。
図7、図8などに示すように、下昇降装置8は、平面視して略四角枠形状の下昇降枠15や、支柱11に沿って上下に摺動するガイドローラ24、25や、下ロック台30などを備えている。下昇降枠15は、載台昇降枠13と同様に、左右の側面板15aと、これらの側面板15aの背面部側辺(前辺部)を連結する背面板15bと、左右の側面板15aにおける後側上端部同士と後側下端部同士とをそれぞれ連結してする連結支持ロッド15cなどを有しているが、側面板15aは上下の長さは短く、側面視して、側面板15aが略正方形状とされている。下昇降枠15の背面板15bには、補助取付部材26A、26Bを介して、荷重引上ばね16の下端部が取り付けられている。また、下昇降枠15の後面部に、下昇降装置8の下ロック台30などが取り付けられている。
図9などに示すように、支柱11の上端部の上方に、載台引上ばね14と荷重引上ばね16とが設けられている。支柱11の上端部の上方には、ばね収納枠27が取り付けられ、このばね収納枠27の内部に、1つの載台引上ばね14と、2つの荷重引上ばね16とが配設されている。載台引上ばね14は、回転軸14aまわりに回転する回転プーリー14bに取り付けられた所定の力で引き上げる定荷重ばねで構成され、載台12を引き上げる載台引上力(詳しくは、載台12とこの載台12に取り付けられている部品とを合わせた重量(あるいはこの重量より若干少なめの重量)にほぼ釣り合う力を引き上げる載台引上力)を、載台昇降装置7を介して、載台12に付加する。荷重引上ばね16も回転軸16aまわりに回転する回転プーリー16bに取り付けられた所定の力で引き上げる定荷重ばねで構成され、これらの2つの荷重引上ばね16により、自転車1の規定範囲の平均重量(あるいはこの重量より若干少なめの重量)に釣り合う荷重引上力を、下昇降装置8を介して、下ロック台30に付加する。なお、図6、図7などに示すように、ばね収納枠27の背面領域および支柱11の背面側領域は背面カバー28で覆われて、載台引上ばね14や荷重引上ばね16が外部に露出しないように保護されている。
また、図1、図3、図9などにおける29Aは、載台昇降装置7の上昇時上限位置を規制する上限位置規制体であり、この上限位置規制体29Aは上下方向の2箇所の高さを選択して取付け可能とすると好適であるが、これに限るものではない。また、図1、図4などにおける29Bは、下昇降装置8の下降時下限位置を規制する下限位置規制体であり、この下限位置規制体29Bも上下方向の2箇所の高さを選択して取付け可能とすると好適であるが、これに限るものではない。
図2、図3、図8、図10などに示すように、載台12は、載台昇降装置7の下端部前辺部に固定された連結枠12aと、この連結枠12aより前方に延びるように取り付けられて、自転車1が載せられる載台本体12bと、載台本体12bの後端部に取り付けられた後端枠12cと、自転車の前部寄り側を案内する案内枠12d、12e、12fなどから構成されている。連結枠12aは、正面視して下方が開放されたコ字状の縦断面形状とされて、前後に延びて載台12の前部寄り部分を構成している。載台本体12bは、正面視して上方が開放された断面コ字状の縦断面形状とされて、前後に延びて載台12の主要部分を構成している。後端枠12cはその上面が後側ほど下方となるように傾斜して、自転車1を載り入れる際に、自転車1を載り入れ易くなるよう案内するとともに、自転車1が載台本体12bに載せられると、自転車1が単体で後方に移動して落ちることなどを防止する。案内枠12d、12e、12fは自転車1を載せた際に自転車1の前輪1aなどを良好に案内して保持するよう構成されているが、このような構成に限るものではない。
図8などに示すように、載台12の載台本体12bにおける前後方向中央部より若干前側寄り箇所に、自転車1の前輪1aを載置可能な回動載体31が回動自在に配設されている。回動載体31は、載台12における自転車1の収納時に前輪1aの下方となる箇所(収納時に前輪1aが載る箇所であり、より詳しくは、前輪1aの下方における後方寄り箇所)に設けられた回動軸31aと、回動軸31aよりも支柱11が配設されている前側(支柱11寄り側)に延びる前延部31bと、前延部31bに対して、くの字状に屈曲して回動軸31aよりも後側(支柱11から離れる側)に延びる後延部31cと、を有し、前延部31bと後延部31cとの接続箇所に(またはその近傍に)固着された回動軸31aが、載台本体12bに対して横に挿通されている。
回動軸31aは、載台本体12bから左側に突出され、この回動軸31aの左端部には回動アーム32が固着されて、回動載体31と回動アーム32とが、回動軸31aを中心として一体的に回動するようよう構成されている。さらに、図8、図11、図12などに示すように、回動アーム32の下端部には、載台12の下方左側領域で前後方向に延びて略前後方向に移動自在の第1連動軸33が連結されているとともに、この第1連動軸33には、載台12の前端部下方左側領域で前後方向に延びて略前後方向に移動自在に設けられたロック解除用伝達部材34が連結されている。なお、図11、図12における35は、ロック解除用伝達部材34を前方に付勢する第1前付勢ばねである。
図8、図12などに示すように、ロック解除用伝達部材34の前部には下方に突出する連動ロッド36が設けられ、この連動ロッド36は、下ロック台30に形成された長孔30aを通して、下ロック台30の内部で前後に移動自在に取り付けられた下部スライド部材37に係合可能とされている。すなわち、載台12が、下ロック台30上に載った状態で配置されている場合には、下部スライド部材37に形成された丸孔37aに連動ロッド36が挿入されて、ロック解除用伝達部材34と下部スライド部材37とが前後方向に連動する。なお、下部スライド部材37は第2前付勢ばね38により常時前側に付勢されている。また、図12などにおける40は、下ロック台30上に貼り付けられて、載台12に対して当接する際の衝撃を和らげる緩衝板であり、必要に応じて設ければよい。
下部スライド部材37は、下ロック台30より前方(支柱11側)に突出自在とされ、支柱11の下部に取り付けられた下部ストッパ材39の下部下ストッパ39aに下方から係脱自在とされている。すなわち、載台12に自転車1が載っていない非載置状態(詳しくは、載台12における回動載体31の前延部31bに自転車1の前輪1aが載っていない場合)には、図8に示すように、第1前付勢ばね35の付勢力により、図8において実線で示すように、回動載体31の後延部31cが載台12に接する水平姿勢(非載置姿勢)となるとともに、第1連動軸33やロック解除用伝達部材34、連動ロッド36を介して、下部スライド部材37が前寄りの位置となり、下部ストッパ材39の下部下ストッパ39aに下方から係合して(係止されて)、下ロック台30や下昇降枠15などからなる下昇降装置8が上昇しないように阻止されている。一方で、載台12に自転車1が載っていると、回動載体31の前延部31bが載台12に接する水平姿勢(載置姿勢)となるとともに、第1連動軸33やロック解除用伝達部材34、連動ロッド36を介して、下部スライド部材37が後寄りの位置となり、下部ストッパ材39の下部下ストッパ39aから外れて、下ロック台30や下昇降枠15などからなる下昇降装置8が上昇可能な状態となる。
図10、図13などに示すように、載台12の後端部右側に、横支持軸17aを中心として斜め下側に回転自在な操作部(操作ハンドル)17が設けられ、操作部17には、回動アーム42が固着されて、操作部17と回動アーム42とが、横支持軸17aを中心として一体的に回動するようよう構成されている。なお、図13に示すように、操作部17には、ロックを解除する操作を行う際の、操作部17の操作する向き(例えば奥側に押す)が矢印などで示されているが、これに限るものではない。
回動アーム42の下端部には、載台12の下方右側領域で前後方向に延びて略前後方向に移動自在の操作部連動部材(第2連動軸)43が連結されているとともに、この操作部連動部材43には、図11、図14に示すように、載台12の前端部下方右側領域で前後方向に延びて略前後方向に移動自在に設けられた係止部としても機能するスライド部材44が連結されている。なお、45は、スライド部材44を前方に付勢する第2前付勢ばねである。
スライド部材44は、載台12(詳しくは載台12の連結枠12a)より前方(支柱11側)に突出自在とされ、下部ストッパ材39の下部上ストッパ39bに下方から係脱自在とされている。そして、操作部17を操作していない状態では、図14に示すように、スライド部材44が前寄り(支柱11寄り)の位置となり、下部ストッパ材39の下部上ストッパ39bに下方から係合(係止)可能な姿勢となって、載台昇降装置7や載台12が上昇しないように阻止する。なお、下部ストッパ材39の下部下ストッパ39aや下部上ストッパ39bは、下面が水平面とされて支柱11から後方(手前側)に突出されている一方、上面側が下方ほど突出するように(すなわち、上方ほど後方(手前側)への支柱11からの突出量が少なくなるように)傾斜されている。
なお、下部ストッパ材39の下部下ストッパ39aや下部上ストッパ39bは、下昇降装置8や載台昇降装置7や載台12などを下段位置に保持する(規制する)ために設けられているが、図9などに示すように、支柱11の上部(詳しくは、支柱11の後面部上部)には、下昇降装置8や載台昇降装置7や載台12などを上位置(上段位置)に保持する(規制する)ために、上部ストッパ材46が取り付けられている。上部ストッパ材46の上部下ストッパ46aや上部上ストッパ46bは、上面が水平面とされて支柱11から後方(手前側)に突出されている一方、下面側が上方ほど突出するように(すなわち、下方ほど後方(手前側)への支柱11からの突出量が少なくなるように)傾斜されている。
図1〜図5などに示すように、この駐輪装置10には、上記構成に加えて、自転車1が収納されている載台12を上段から下段に降ろして自転車1が載台12から手前に取り出されると、載台昇降装置7の下段位置での係止状態を解除して載台12を自動的に上段に移動させる自動上昇装置(オートリターン装置や引出時解除機構とも称せられる)70が備えられている。なお、載台12に自転車1を載り入れた際には、載台12は上段側に自動的には上昇されない。
図15〜図25に示すように、自動上昇装置70は、載台12における回動載体31よりも支柱11から離れた位置(すなわち、後方)に配置されて載台本体12bの底面部12bb上で起立傾倒自在とされた起立傾倒体71と、操作部17が操作されて移動された際に連動する操作部連動部材43に連結された揺動レバー72と、起立傾倒体71に連結されて一体的に回転し、揺動レバー72に当接自在とされた解除用カム73と、起立傾倒体71を起立姿勢に付勢する起立姿勢付勢手段としての起立姿勢付勢ばね74と、解除用カム73や起立姿勢付勢ばね74を覆う保護カバー75と、を備えている。
また、この実施の形態では、回動載体31は、載台12における自転車格納時に前輪1aが載る箇所に配置され、自動上昇装置70の起立傾倒体71は、図19などに示すように、載台12における自転車格納時に前輪1aと後輪1bとの間となる箇所に配置されている。すなわち、起立傾倒体71は、自転車1の前輪1aが回動載体31を完全に支柱11側入口側(前側)の収納位置に移動させて前延部13aを倒し切った時に、前輪1aの後部が触れない位置から、自転車1を収納した時の後輪1aが、この起立傾倒体71(後述する起立状態)に届かない位置との間に配置されている。
図15〜図17などに示すように、起立傾倒体71は、載台12の載台本体12b上(より詳しくは載台本体12bの底面部12bb上)の近傍位置で横方向に延びて載台本体12bの側辺部12baにより回転自在に支持された軸部(横軸部)71aと、この軸部71aにねじで連結された略コ字形状の起立傾倒体本体71bと、から構成され、起立姿勢(図15〜図20など参照)と、この起立姿勢から前方(支柱11寄り側)に傾倒する前傾倒姿勢(図21、図22参照)と、起立姿勢から後方(支柱11から離れる側)に傾倒する後傾倒姿勢(図23、図24参照)と、にわたって傾倒自在とされている。しかし、このような構造に限るものではなく、載台12の載台本体12b上で、起立傾倒自在であればよい。
図16、図17などに示すように、この実施の形態では、起立傾倒体71の軸部71aが一側方(この実施の形態では右側)に突出され、軸部71aにおける突出部に、解除用カム73が溶着されるなどして起立傾倒体71と一体的回転する状態で固定されている。解除用カム73は、軸部71aの径方向外側に延びる金属板から構成されて鉛直面内で回転自在とされ、載台本体12bの下方に突出した状態で前後に回動可能とされている。また、解除用カム73の一部に、起立姿勢付勢ばね74の一端部が引っ掛けられ、起立姿勢付勢ばね74により、解除用カム73を介して、起立傾倒体71が起立姿勢に付勢される。なお、この実施の形態では、起立姿勢付勢ばね74の他端部は、図17、図18などに示すように、保護カバー75の前面部に形成された係止部75aに係止されている。
揺動レバー72は、載台本体12bの底面部12bbから下方に突出する支持軸76および取付ねじ77により、水平面内で回転自在に支持されており、揺動レバー72の一端部(右端部)は、操作部連動部材(第2連動軸)43に嵌め込まれた軸取付筒43aに連結ねじ78で連結されている。そして、揺動レバー72が回動されることで、操作部連動部材(第2連動軸)43が前後に移動されるよう構成されている。揺動レバー72の左端部後面には、下方に延ばされて、解除用カム73が後方から当接自在とされた当て部72aが設けられている。
そして、自転車1が載台12に載せられていない状態や、自転車1が載台12の収納位置に収納されている状態では、図2、図3、図15〜図20などに示すように、起立傾倒体71が起立姿勢とされているとともに、図15に示すように、解除用カム73が揺動レバー72の当て部72aから離反している。また、図21および図17、図18に示すように、自転車1を載台12に載り入れて、自転車1の前輪1aで起立傾倒体71を前方に傾倒させた際には、起立傾倒体71と一体的に解除用カム73が上方に回動し、解除用カム73は揺動レバー72の当て部72aから離反している。したがって、これらの場合には、起立傾倒体71の動作が操作部連動部材(第2連動軸)43に伝達されることはない。
一方、自転車1が載台12に収納されている状態から引き出される際には、図23〜図25に示すように、後方に移動される自転車1の前輪1aにより起立傾倒体71が後方に倒されて後傾倒姿勢となる。この結果、解除用カム73が前方に回動して、揺動レバー72の当て部72aに当接してこの当て部72aを前方に押すように揺動レバー72が揺動する。これにより、軸取付筒43aを介して操作部連動部材(第2連動軸)43が後方に移動され、載台昇降装置8の下段位置での係止状態が解除される。したがって、さらに自転車1を載台12から完全に引き出すことにより、載台12および載台昇降装置8だけが上段に自動的に移動されるよう構成されている。
上記構成において、自転車1を駐輪装置10に収納する際には、先ず、図3に示すように、載台12上に自転車1を載り入れる(自転車1の載置状態)。この際、まず自転車1の前輪1aや後輪1bが自動上昇装置70の起立傾倒体71に当接して、図21、図22に示すように、起立傾倒体71が前側に押し倒されるが、この際には、解除用カム73が揺動レバー72の当て部72aから離反するだけで、起立傾倒体71の動作が操作部連動部材(第2連動軸)43に伝達されることがないため、図14に示すように、載台昇降装置7の下部位置での係止(スライド部材44の下部上ストッパ39bの係止)は解除されずに、維持される。
載台12上に自転車1をさらに載り入れると、図26の実線部に示すように、自転車1の前輪1aが回動載体31の前延部31b上に載り上げて回動載体31がa方向に回動し、回動載体31の前延部31bが水平となる載置姿勢に切り換わる。この結果、第1連動軸33やロック解除用伝達部材34、連動ロッド36を介して、下部スライド部材37が後寄りの位置となって下部ストッパ材39の下部下ストッパ39aから離脱した状態(図27参照、下昇降装置8の下部位置での係止が解除された状態)となる。
この状態で、操作部17を操作して、図28に示すように、操作部17の上部側を一時的に奥側(前方)に押し倒す(解除用位置に移動させる)ことにより、回動アーム42を介して、図29に示すように、操作部連動部材43およびスライド部材44が後方に移動し、スライド部材44が下部ストッパ材39の下部上ストッパ39bから離脱し、載台昇降装置7の下部位置での係止が解除される。
これにより、載台昇降装置7および下昇降装置8を介して、載台12に、載台引上ばね14の載台引上力と、荷重引上ばね16の荷重引上力との両方の引き上げ力が加えられ、載台12を軽い力で上昇させることができる。載台12が上昇されて、スライド部材44や下部スライド部材37が、上部ストッパ材46が取り付けられている箇所に達すると、上部ストッパ材46の上部上ストッパ46bにおける下側の傾斜面で、一時的に後退して通過した後、載台昇降装置7および載台12などが下方に移動しようとしても、上部ストッパ材46の上部下ストッパ46aにおける上側の水平に突出している面でスライド部材44が係止されて、下降することが阻止され、この結果、図30、図4に示すように、自転車1を載せた載台12が上段位置で良好に保持される。
上段に収納した自転車1を下す際には、上方に移動した操作部17を操作して、操作部17の上部側を一時的に奥側(前方)に押し倒す(解除用位置に移動させる)。これにより、操作部連動部材43およびスライド部材44が後方に移動して、スライド部材44が上部ストッパ材46の上部上ストッパ46bから離脱し、載台昇降装置7の上部位置での係止が解除される。したがって、この状態から操作部17を持つなどして載台12を下降させることで、自転車1を楽に(容易に)下ろすことができる。そして、スライド部材44が、下部ストッパ材39が取り付けられている箇所に達すると、スライド部材44は、下部ストッパ材39の下部上ストッパ39bにおける下側の傾斜面で一時的に後退して通過した後に前方に突出して下部上ストッパ39bの水平に突出している面に下方から係止し、載台昇降装置7および載台12などが上昇しようとしても阻止され、この結果、図31、図3に示すように、自転車1を載せた載台12が下段位置で良好に保持される。
下段まで下降された自転車1を載台12から引き出すと、図32の実線部に示すように、自転車1の前輪1aにより回動載体31の前延部31b上に載り上げた状態から、図8および図32の仮想線に示すように自転車1の前輪1aが回動載体31の後延部31c上に載り上げてこの後延部31cが水平となる載置姿勢に切り換わる。この結果、図8に示すように、第1連動軸33やロック解除用伝達部材34、連動ロッド36を介して、下部スライド部材37が前寄りの位置となって下部ストッパ材39の下部下ストッパ39aに係止された状態となり、載台12が下段位置に保持される。
自転車1を載台12からさらに手前に引き出すと、図23、図24に示すように、自転車1の前輪1aが自動上昇装置(オートリターン装置)70の起立傾倒体71に前方から当接して起立傾倒体71を後方に傾倒させる。これにより、解除用カム73および揺動レバー72を介して操作部連動部材(第2連動軸)43およびスライド部材44が連動されて、載台昇降装置7の下段位置での係止状態が解除される。この結果、載台12が自動的に上段に移動される。このように、利用者が載台12の操作部17を操作しなくても載台12が自動的に上段に移動されて、利用者の手間を省くことができて便利である。
そして、この場合に、回動載体31と起立傾倒体71とは、どちらも自転車1の前輪1aによってその姿勢が切り替えられるとともに、起立傾倒体71は、載台12における回動載体31よりも支柱11から離れた位置(後方)に配置されている。また、この実施の形態では、起立傾倒体71が、載台12における自転車格納時に前輪1aが載る箇所に配置され、起立傾倒体71が、載台12における自転車格納時に前輪1aと後輪1bとの間となる箇所に配置されている。したがって、載台12からの自転車引出時には、まず、回動載体31が後方側(支柱11から離れる側)に回動されて、下昇降装置8の下段位置で係止状態に切り替えられた後に、起立傾倒体71が後方傾倒姿勢になって載台昇降装置7の下段位置での係止状態が解除され、この結果、自転車1を引き出している途中に載台12および下昇降装置8が上昇することを確実に防止でき、ひいては駐輪装置の信頼性および安全性を向上させることができる。なお、この後、自転車1を載台12に載せるために、自転車1が載っていない載台12を下す際には、操作部17を操作して載台12を下降させる。
上記構成によれば、自動上昇装置70に、操作部17が操作されて移動された際に連動する操作部連動部材43に連結された揺動レバー72と、起立傾倒体71に連結されて一体的に回転し、揺動レバー72に当接自在とされた解除用カム73と、起立傾倒体71を起立姿勢に付勢する起立姿勢付勢手段としての起立姿勢付勢ばね74と、が設けられ、自転車1を収納位置から引き出す際に起立傾倒体71が傾倒されることによって、解除用カム73および揺動レバー72を介して操作部連動部材43が連動されて、載台昇降装置7の下段位置での係止状態が解除される。したがって、この構成によれば、簡単な構造で、自転車1を載台12の格納位置に入れた後に、自動的に起立傾倒体71を起立位置に戻すことができるとともに、載台昇降装置7の下段位置での係止状態を解除させるための部品として、操作部連動部材43を共用することができるので、製造コストを低減することができる。
1 自転車
7 載台昇降装置
8 下昇降装置
10 駐輪装置(上段収納用駐輪装置)
11 支柱
12 載台
12b 載台本体
13 載台昇降枠
14 載台引上ばね
16 荷重引上ばね
17 操作部
30 下ロック台
31 回動載体
34 ロック解除用伝達部材
36 連動ロッド
37 下部スライド部材
39 下部ストッパ材
43 操作部連動部材
44 スライド部材
46 上部ストッパ材
70 自動上昇装置(オートリターン装置)
71 起立傾倒体
72 揺動レバー
73 解除用カム
74 起立姿勢付勢ばね(起立姿勢付勢手段)

Claims (3)

  1. 設置面に立設させた支柱と、
    自転車を載せて上段位置と下段位置とに昇降自在の載台と、
    載台に連結され、支柱に対して昇降自在に配置された載台昇降装置と、
    載台を引き上げる載台引上力を載台に付加する載台引上ばねと、
    載台昇降装置の下方において支柱に対して昇降自在に配置された下昇降装置と、
    下昇降装置に自転車を引き上げる荷重引上力を付加する荷重引上ばねと、
    載台昇降装置の上段位置と下段位置とでの係止状態を解除する操作部と、
    支柱側に延びる前延部を有するとともに載台において回動自在に配置され、自転車の前輪が格納位置まで移動されて前輪が前延部に載せられて載置位置に切り替えられた際に、下昇降装置の下段位置での係止状態を解除させる回動載体と、
    載台から自転車が引き出されると載台を上段位置側に自動的に上昇させる一方、載台に自転車を載り入れる際には、載台を上段位置側に自動的には上昇させない自動上昇装置と、
    を備えた駐輪装置であって、
    前記自動上昇装置は、載台における回動載体よりも支柱から離れた位置に配置されて自転車が収納位置から引き出される際に自転車の前輪により起立姿勢から後方に傾倒に倒される起立傾倒体を有し、起立傾倒体が後方傾倒姿勢になった際に載台昇降装置の下段位置での係止状態を解除する
    ことを特徴とする駐輪装置。
  2. 前記回動載体は、載台における自転車格納時に前輪が載る箇所に配置され、
    前記自動上昇装置の起立傾倒体は、載台における自転車格納時に前輪と後輪との間となる箇所に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の駐輪装置。
  3. 前記自動上昇装置に、操作部が操作されて移動された際に連動する操作部連動部材に連結された揺動レバーと、起立傾倒体に連結されて一体的に回転し、揺動レバーに当接自在とされた解除用カムと、起立傾倒体を起立姿勢に付勢する起立姿勢付勢手段と、が設けられ、
    自転車を収納位置から引き出す際に起立傾倒体が傾倒されることによって、解除用カムおよび揺動レバーを介して前記操作部連動部材が連動されて、載台昇降装置の下段位置での係止状態が解除されることを特徴とする請求項1または2に記載の駐輪装置。
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