JP2010059660A - 垂直昇降式駐輪機のラックの自動戻し装置 - Google Patents

垂直昇降式駐輪機のラックの自動戻し装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ラックから自転車を降ろして空になったラックを自動的に持ち上げることが可能である垂直昇降式駐輪機のラックの自動戻し装置を提供すること。
【解決手段】自転車を積載するラックと前記ラックの前方端に立設した支柱とを有する垂直昇降式駐輪機用の装置であって、前記ラックを空車状態で前記支柱に沿って昇降させる第一昇降手段と、前記ラックを自転車積載状態で前記支柱に沿って昇降させる第二昇降手段とを有し、手動操作により前記第一昇降手段の機能を解錠する第一ロック手段と、前記ラックに自転車が積載されている場合に前記第二昇降手段の機能を解錠する第二ロック手段と、前記ラックから自転車を降車させたときに前記第一ロック手段を解錠状態で保持する第三ロック手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車を積載して垂直に昇降可能な駐輪機及びこれに用いる自動戻し装置に関する。
2段式の駐輪機は、平置きの2倍の収納力があるため、狭いスペースを有効に使える。そのため、大都市近郊をはじめとする駅の駐輪場やマンションの駐輪場などを中心に広く利用されている。自転車を上下二段に駐輪する駐輪装置には、床面から所定の高さ位置で、固定フレームを前後方向に向けて略水平に支持し、この固定フレームに沿って前後に進退する可動フレームを、固定フレームの後端側に引き出した状態で下方へ回動させて駐輪される自転車を載せ、この自転車を載せた可動フレームを上方へ略水平に回動させたのち、固定フレームの前端側へ押し込んで上段側に自転車を収納するタイプのものが多く採用されている。一方、自転車用のラックを垂直に上げ下ろしすることができる垂直昇降式の駐輪機も知られており(例えば、特許文献1参照)、かかる方式では、自転車を積載する可動フレームを水平に引き出して斜めに上げ下ろしする方式である前出の駐輪機に比べ、作業スペースが少なくてすむため、重宝されている。これらの駐輪機は、複数機を並列で並べて用いることが多い。
特開2006−15975
しかし、垂直昇降式の駐輪機においては、自転車の積載及び下ろす作業を行うとき以外は、自転車を積載してあるかどうかにかかわらず、自転車用のラック(受台)を常時上方にある状態に保つことが使用条件になっている。ラックが下方に下りたままであるとスライドラックが動かなくなってしまうタイプもあるからである。また、垂直昇降式の駐輪機の下方に置く自転車は、自転車の側面方向に移動させるための車輪あるいはレール付きのラックに積載して、垂直昇降式の駐輪機で上方に上げるラックを下げるときに邪魔にならないよう、左右に移動させることができるようにしてある場合が多い。ところがラックから自転車を引き出した後に、ラックを持ち上げないまま立ち去る者がおり、そのままでは、下方に並べられた自転車の移動が制限され、並列に設置された、付近の駐輪機の使用の妨げになり混乱が生じている。
したがって、本発明の第一の目的は、上記した課題を解決し、ラックから自転車を降ろして空になったラックを自動的に持ち上げることが可能である垂直昇降式駐輪機のラックの自動戻し装置を提供することにある。また、本発明の第二の目的は、かかる自動戻し装置を有する駐輪機を提供することにある。自転車をラックから引き出した時点で自動的に空ラックが持ち上がり、自然な状態では最上部にある構造にして正常な使用環境の確立に役立てる。
本発明の第1の態様は、自転車を積載するラックと前記ラックの前方端に立設した支柱とを有する垂直昇降式駐輪機用の装置であって、前記ラックを空車状態で前記支柱に沿って昇降させる第一昇降手段と、前記ラックを自転車積載状態で前記支柱に沿って昇降させる第二昇降手段とを有し、手動操作により前記第一昇降手段の機能を解錠する第一ロック手段と、前記ラックに自転車が積載されている場合に前記第二昇降手段の機能を解錠する第二ロック手段と、前記ラックから自転車を降車させたときに前記第一ロック手段を解錠状態で保持する第三ロック手段とを有することを特徴とする自動戻し装置を提供する。
本発明の第1の態様によれば、ラックに自転車を載せるために空のラックを下げたときには、第一ロック手段で、手動操作がない限り第一昇降手段の機能が施錠されているので、ラックが自動で持ち上がることなく安全に自転車を積載でき、また、ラックから自転車を降ろしたときには、第三ロック手段と第一ロック手段により第一昇降手段の機能が解錠されるので、空になったラックを自動的に持ち上げることができ、人が空になったラックを引き上げる必要がなくなる。したがって、ラックから自転車を降ろした後にラックが下方に下りたままであるという状態を防止でき、ラックを上方にある状態に保つことができる。
さらに、自動で引き上げられたラックは、自動的に支柱上方で保持されて、自重降下を防止でき安全である。また、自転車を積載しても、第一ロック手段で手動操作を行わなければ上昇しないので、自転車を積載した際にラックが急に動くことがなく安全である。また、自転車を積載後、ラックを引き上げるときは、手動操作により、第一ロック手段により第一昇降手段の機能が解錠され、第二ロック手段により第二昇降手段の機能も解錠され、自転車積載時でも上昇させることができる。上昇後は、第一ロック手段で、手動操作がない限り第一昇降手段の機能が施錠されるので、自動的に支柱上方で保持されて、落ちてこないので安全である。
本発明の第2の態様は、自転車を積載するラックと前記ラックの前方端に立設した支柱とを有する垂直昇降式駐輪機用の装置であって、前記ラックを牽引して前記支柱に沿って昇降させる軽荷重バネと重荷重バネとを有し、
前記ラックの前方端に付設し前記軽荷重バネを固定した第一スライダーと、前記ラックの下部に付設した切替ユニットと、前記切替ユニットの下部に係脱可能に設けられ前記重荷重バネを固定した第二スライダーと、前記支柱の下部に添設される第一ストッパー部と、前記第一ストッパー部よりさらに下方に添設される第二ストッパー部と、前記支柱の上部に添設される第三ストッパー部とを有し、
前記切替ユニットが、
前記ラックの自転車積載時に前記ラックの後方向へ空車時に逆方向へスライド移動するロットプレートと、手動操作時に前記ラックの後方向へ操作しないときは逆方向へスライド移動する第一ストッパープレートと、前記第一ストッパープレートの下面に後方端のみ接続してあり自重で前方端が下がるプレートチップと、前記ロットプレート下方に突設した第一突起部と、さらに、一端を前記ロットプレートの下面側に固着してあり他端が前記第一ストッパープレートの下方に伸び前記ロットプレート及び前記第一ストッパープレートの間の位置に固定された支点で上下動可能に支えられ前記ロットプレートの動きに連動して水平に回動可能に配設され前記プレートチップの動きを制御するチェンジプレートとを有するものであって、
また、前記第二スライダーが、
前記切替ユニットの下部に当接したときに前記チェンジプレートを下から押し上げるよう上方に突設した第二突起部と、第二突起部に並設した摺動可能な第二ストッパープレートと、前記第二ストッパープレートを前記ラックの前方向に押し出す第三バネと、前記第二ストッパープレート上方に突設され前記第二スライダーの前記切替ユニットの下部への当接時に前記第一突起部に当接して前記切替ユニットとの係脱を制御し且つ第二ストッパープレートを前記ラックの後方向に動かす前記第三突起部とを有するものであって、
手動操作により前記第一ストッパープレートが前記ラックの後方向に移動して前記第一ストッパー部又は前記第三ストッパー部から解錠され、自転車積載時に前記切替ユニットが前記第二スライダーに係止され一体となり第二ストッパープレートが前記ラックの後方向に移動して第二ストッパー部から解錠され、前記ラックから自転車降車時に前記第二ストッパープレートが前記ラックの前方向に移動して前記第二ストッパー部に施錠され且つ前記第一ストッパープレートが前記ラックの後方向に移動して保持されて前記第一ストッパー部から解錠され、自動的に前記ラックが上昇し、前記第一ストッパープレートが前記ラックの前方向に移動して前記第三ストッパー部に施錠され前記ラックが前記支柱上方で保持されることを特徴とする自動戻し装置を提供する。
本発明の第1の態様によれば、ラックに自転車を載せるために空のラックを下げたときには、第二ストッパープレートが第二ストッパー部に施錠され、且つ、第一ストッパープレートが第一ストッパー部に施錠されるので、ラックが自動で持ち上がることなく安全に自転車を積載でき、また、ラックから自転車を降ろしたときには、第二ストッパープレートが第二ストッパー部に施錠され、且つ、第一ストッパープレートが第一ストッパー部から解錠されるので、空になったラックを自動的に持ち上げることができ、人が空になったラックを引き上げる必要がなくなる。したがって、ラックから自転車を降ろした後にラックが下方に下りたままであるという状態を防止でき、ラックを上方にある状態に保つことができる。
さらに、自動で引き上げられたラックは、第一ストッパープレートが第三ストッパー部に施錠され、自動的に支柱上方で保持されて、自重降下を防止でき安全である。また、自転車を積載しても、手動の操作を行わなければ上昇しないので自転車を積載した際にラックが急に動くことがなく安全である。また、自転車を積載後、ラックを引き上げるときは、第二ストッパープレートが第二ストッパー部から解錠され、手動操作により第一ストッパープレートが第三ストッパー部から解錠されて上昇させることができる。上昇後は、第一ストッパープレートが第三ストッパー部に施錠され、自動的に支柱上方で保持されて、落ちてこないので安全である。
前記ロットプレートは、前記ラックに積載した自転車の車輪が嵌脱することにより周方向に転動する孤状のシーソーと、前記シーソーに接続してシーソーの動きに応じて前記ラックの前後方向に動くシーソーロットと、前記ロットプレートを前記ラックの前方向に常時引っ張る第一バネとを伴い、前記シーソーロットに接続され前記シーソーロットの動きに応じて前記ラックの前後方向に動くロットプレートであることが好ましい。
前記第一ストッパープレートは、手動で操作可能な取手と、前記取手に接続され前記取手の動きに応じてラックの前後方向に動く手動ロットと、前記第一ストッパープレートを前記ラックの前方向に常時引っ張る第二バネとを伴い、前記ロットプレートと並列に並べてあり前記手動ロットに接続され前記手動ロットが前記ラックの後方向に動くと前記ラックの後方向へ移動する第一ストッパープレートであることが好ましい。
前記チェンジプレートは、通常の状態で、前記第一ストッパープレート下面から前記プレートチップの厚み分下方にその上面が位置し、押し上げられると前記第一ストッパープレート下面付近までその上面が上がることが好ましい。
本発明の第3の態様は、上述した本発明の第1の態様の自動戻し装置または上述した本発明の第2の態様の自動戻し装置を有することを特徴とする駐輪機を提供する。
本発明の第3の態様によれば、安全に自転車を積載でき、また、ラックから自転車を降ろしたときに空になったラックを自動的に持ち上げてラックを上方にある状態に保つことができ、なおかつ自転車を積載した際にラックが急に動くことがないので、安全且つ便利である。また、下方に並べられた自転車の移動が制限を受けることがなく、不特定多数の人が利用する場合の苦情やトラブルを未然に防止できる。
本発明によれば、ラックから自転車を降ろして空になったラックを自動的に持ち上げることが可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例 を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
{構成}
図1は、本発明の駐輪機の実施例1の概略図である。本発明の駐輪機1は、自転車を積載するためのラック400と、ラック400の前方端に立設した支柱300とを有する駐輪機1である。図1は、駐輪機の左側面図で、支柱300内部の構造は点線で示してある。ラック400下部には切替ユニット100が付設してあり、支柱300には、下部に第一ストッパー部310と第二ストッパー部320、上部に第三ストッパー部330が添設されている。切替ユニット100の下部に係止させて一体となる第二スライダー200が、図1においては、切替ユニット100とは別体として支柱300下部にある。なお、本発明においては、ラックの支柱側を前方、自転車を挿入する側を後方として説明する。切替ユニット100と第二スライダー200は、自転車をラック400から降ろした際に自動的にラック400を上昇させる、ラック400の自動戻し装置の役割を果たす。
図2は、本発明の駐輪機の実施例1の切替ユニットの前方部分の構成図である。図2(a)は底面概略図であり、図2(b)は背面概略図であり、図2(c)は左側面概略図である。切替ユニット100の背面側が、支柱側すなわちラック前方側となる。
切替ユニット100は、第一ストッパープレート111、プレートチップ112、手動ロット113、取手114、第一バネ115、ロットプレート121、第一突起部122、シーソー123、シーソーロット124、連結具126、チェンジプレート130、支点132、ボックス140を総称していう。
第一ストッパープレート111は、第三ストッパー部330や第一ストッパー部310への施錠・解錠を行う手段である。第一突起部122は、第二スライダー200との係脱手段である。取手114及び手動ロット113、第一バネ115は、第一ストッパープレート111に付随して、手動操作に連動して第一ストッパープレート111を移動させる手段である。また、シーソー123、連結具126、シーソーロット124、第二バネ125は、ロットプレート121に付随して、自転車積載に連動してロットプレート121を移動させる手段である。支点132を有するチェンジプレート130、プレートチップ112は、ロットプレート121の動き及び第二スライダー200と切替ユニット100との係脱に連動して第一ストッパープレート111の動きを制御する手段である。各部分の詳細な構成や作用については後述する。
図3は、本発明の駐輪機の実施例1のシーソーとシーソーロットの動きを示す図である。図3(a)は、自転車乗車時の図で、図3(b)は、自転車降車時の図である。
図4は、本発明の駐輪機の実施例1の第二スライダーの構成図である。図4は、斜視図であり、ワイヤー640が取付けてある面が背面側がすなわちラック前方側となる。第二スライダー200は、切替ユニット100の前方下部に係脱可能である。
図5は、本発明の駐輪機の実施例1の支柱の構成図である。図5は、支柱300を正面から見た図であり、ラック400の下部に取付ける切替ユニット100や、切替ユニット100の下部に係止させて一体となる第二スライダー200(図5においては切替ユニット100とは別体の状態)は、位置関係の説明のため図示してある。
図1〜図5を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、ラック400前方端には、ラック400ごと上方に吊り上げる軽荷重バネ510を上部に固定した第一スライダー500が着脱可能に付設してある。第一スライダー500は両脇にタイヤを有しタイヤが支柱300の壁面を転がって第一スライダー500をスムーズに上下できる。軽荷重バネ510は第一スライダー500を付設したラック400の下部に付設された切替ユニット100と一体となる。軽荷重バネ510は、支柱300の最上部において第一巻取具520に巻きつけられて格納されている。軽荷重バネ510は、常に上方向に牽引する力が働いており、ラック400を支柱300上方に牽引して支柱300に沿って昇降させる第一昇降手段である。
ラックを牽引して支柱に沿って昇降させる第一昇降手段及び第二昇降手段としては、常時ラックを支柱上方へ引き上げるバネであることが好ましい。バネは、常に一定の力で引いたり戻したりすることができる定荷重バネであることがより好ましい。ストローク量に関係なく、常に一定出力であるので、ラックの昇降がスムーズである。
軽荷重バネ510は、第一スライダー500の重量、切替ユニット100の重量、ラック400及びその付属品の重量を合計した重量の110%から120%を対荷重とする定荷重バネである。ラック400が第三ストッパー部330の位置にあるときに巻き終わってそれ以上は上方に牽引しない。支柱300の最上部には、軽荷重バネ510の両脇に、第一スライダー500上昇時の衝撃を緩和する緩衝用ゴム340が設けられている。なお、図1において、ラック400は、自転車を積載せずに第三ストッパー部330の位置に第一ストッパープレート111が施錠されている状態である。
重荷重バネ610は、第一スライダー500の重量、第二スライダー200の重量、切替ユニット100の重量とラック400及びその付属品の重量を合計した重量に16kgから20kgを加算した重量を対荷重とする定荷重バネである。第一ストッパープレート111が第三ストッパー部330の位置にあるときに重荷重バネ610は巻き終わってそれ以上は上方に牽引しない。自転車は、通常、荷重は20kg以下であり、重荷重バネ610により、ラック400の上に自転車が積載されていても、利用者は、ほとんど力を加えずにラック400を上昇させることができる。
図1において支柱300下方に位置する第二スライダー200は、図4に示すように、その前方端においてワイヤー640が固定して接続されている。第二スライダー200は両脇にタイヤを有しタイヤが支柱300の壁面を転がって第二スライダー200をスムーズに上下できる。第二スライダー200は切替ユニット100の前方下部に係脱可能である。第二スライダー200が一体となる部分は、切替ユニット100のボックス140の下部にあたる。第二スライダー200が切替ユニット100に係止され一体となっているときは、ラック400は、前方端下方に、第二スライダー200と接続されたワイヤー640を有することとなる。
ワイヤー640は、支柱300の中ほど、すなわち第三ストッパー部330の下部付近に位置する滑車630に吊架されている。支柱300の下部には、第二スライダー200に先端を接続したワイヤー640の他端に接続された重荷重バネ610が第二巻取具620に巻きつけられて格納されている。重荷重バネ610は、常に上方向に牽引する力が働いている。したがって、200が切替ユニット100に係止され一体となっているときは、重荷重バネ610は、ラック400を支柱300上方に牽引して支柱300に沿って昇降させる第二昇降手段となる。
支柱300の下方には、底部が平らで上部が滑らかな傾斜面である側面視三角形の楔形である第一ストッパー部310が設けられている。第一ストッパー部310は、第一ストッパープレート111を第一ストッパー部310の下方に固定することにより、第一ストッパープレート111を有する切替ユニット100を下部に備え軽荷重バネ510に常に上方に牽引されているラック400が、上方向に上昇しないようにすることができる。
支柱300の下方には、また、底部が平らで上部が滑らかな傾斜面である側面視三角形の楔形である第二ストッパー部320が第一ストッパー部310より下方に設けられている。第二ストッパー部320は、第二ストッパープレート210を第二ストッパー部320の下方に固定することにより、第二ストッパープレート210を有する第二スライダー200を下部に備え重荷重バネ610に常に上方に牽引されている第二スライダー200が、上方向に上昇しないようにすることができる。
支柱300の上方には、天井部が平らで下部が滑らかな傾斜面である側面視逆三角形の楔形である第三ストッパー部330が第一ストッパー部310の真上方向に設けられている。第三ストッパー部330は、第一ストッパープレート111を第三ストッパー部330の上方に固定することにより、第一ストッパープレート111を有する切替ユニット100を下部に備えたラック400が、自転車積載時でも空車時でも自重降下しないようにすることができる。
第二ストッパー部320は、第一ストッパー部310の真下ではなく、図5に示すように右側にずらして設けられている。第三ストッパー部330は、第一ストッパー部310の真上方向に設けられているので、第二ストッパー部320の斜め左上となる。
図2に示すように、切替ユニット100には、ロットプレート121と第一ストッパープレート111が左右に並べて摺動可能に設けられている。
図3に示すように、シーソー123は、半円リング状すなわち孤状であり、ラック400下部から自転車積載面に突き出した状態でラック400前方に設けられていて、ラック400に積載した自転車の車輪が嵌脱することにより周方向に転動する。
シーソー123下部には連結具126が接続されている。シーソー123の転動によって連結具126の位置は、自転車積載時に後方、降車時に前方へ移動する。また、ラック400下部にはシーソー123に連結具126を介して接続されたシーソーロット124がラック400の前方端方向に向かって伸びている。シーソーロット124は、シーソー123の動きに応じてラック400の前後方向に動く。
図3に示すように、ラック400に自転車が積載されない状態では、シーソー123はラック400の前方側に凸であるが、自転車を積載して前方に進ませると車輪がシーソー123のリングに嵌まり、前方が押されるので、車輪を前方に進ませるにつれ、シーソー123は、ラック400の後方に転動する。シーソー123の周上には連結具126が固着され、連結具126に接続したシーソーロット124をラック400後方に引っ張る。したがって、シーソー123の動きに連動して、ロットプレート121は、後方へ引っ張られた状態となる。
一方、自転車を後退させると車輪を嵌めたまま車輪の前側に回転し、さらに自転車を後退させてラック400から降ろすとシーソー123から車輪が外れる。ロットプレート121には、第二バネ125により、常にラック400前方方向に引っ張る方向に力が働いている。第二バネ125は、一端をロットプレート121後方に接続され、他端を、ボックス140の前方の部分に接続されている引きバネである。引張バネである引きバネは、伸張されたときに戻ろうとする力を利用するバネである。引きバネの代わりに押しバネでもよい。押しバネの場合は、一端をロットプレート121に接続し、他端を、ボックス140の、ロットプレート121より後方の部分に接続する。圧縮バネである押しバネは、圧縮されたときに戻ろうとする力を利用するバネである。
したがって、自転車が乗っていない状態では、シーソー123によって後方に引っ張られないため、ロットプレート121は第二バネ125で前方へ引き出された状態となり、ロットプレート121と連動してシーソー123は、車輪が外れたときの状態で固定される。したがって、次回自転車を載せるときにシーソー123の縁に車輪が当たって積載が阻止されることがなく、スムーズに自転車を積載してシーソー123に嵌めることができる。
シーソーロット124の先端は、図2に示すように、第一ストッパープレート111とともに、ラック400前方端下部に設けられたボックス140内に格納されている。ボックス140はカバーの役割を果たす。また、ラック400の後方端には、使用者が手で引いて操作するための取手114が設けられている。
ロットプレート121の先端部は、負荷のかかっていない定常状態、すなわちシーソー123に自転車が嵌っていない状態において、図2のように、チェンジプレート130はロットプレート121に接続されている方の端がラック400の前方向に、第一ストッパープレート111側の端がラック400の後方向にある。自転車の積載時には、チェンジプレート130の向きが変わり、プレートチップ112の下側に重ならなくなる。
図1に示すようにラック400の後端下部に取り付けられた手動用の取手114には、取手114の動きに応じてラック400の前後方向に動く手動ロット113の一端が接続されていて、利用者が取手114を引くと、手動ロット113はラック400の後方向に引っ張られる。手動ロット113の他端は、第一ストッパープレート111に接続されている。第一ストッパープレート111には、第一バネ115が接続されており、第一バネ115により、常にラック400前方向に引き出す方向に力が働いている。
本実施例では、第一バネ115は、一端を第一ストッパープレート111後方に接続され、他端がボックス140の前方の部分に接続されている引きバネである。引きバネの代わりに押しバネでもよい。押しバネの場合は、一端を第一ストッパープレート111に接続し、他端を、ボックス140の、第一ストッパープレート111より後方の部分に接続する。
第一ストッパープレート111の先端部は、定常状態において、ラック400の前方端より前側に突き出している。取手114が引かれることによって、手動ロット113がラック400の後方向に動き、これに伴い第一ストッパープレート111がラック400の後方向へ引っ張られて移動し、ラック400の前方端より前側に突き出していた先端部がラック400の後方向へ引っ込む。取手114を引いた手を離すと第一バネ115により第一ストッパープレート111が定常状態に戻り、ラック400の前方端より前側に突き出す。
第一ストッパープレート111は、ラック上部からみると左側に位置し、ラック400の前方端より前側に突き出した状態で、第一ストッパー部310や第三ストッパー部330に施錠し、取手114を引いて、突き出した先端部が引っ込んだ状態で解錠する。
一方、ロットプレート121は、ラック上部からみると右側に位置し、ラック400の前方端より前側には突き出ない。ラック400に自転車が積載されるとシーソー123の動きに連動してシーソーロット124が後方へ引かれ、ロットプレート121も後方へ動き、その結果、ロットプレート121に一方端を固定されたチェンジプレート130は、その一方端がロットプレート121の動きにつれて後方へ動く。チェンジプレート130は、支点132でも固定されている。支点132は、ロットプレート121と第一ストッパープレート111の間の位置でボックス140の天板からバネ入りの支柱で上下動可能に固定されている。よって、支点132を中心としてチェンジプレート130は回動し、チェンジプレート130のもう一方の端はラック400の前方端側へ動く。このとき回動する方向は、図2(a)において紙面に向かって反時計回りである。これにより、プレートチップ112の下側(図2(a)では紙面手前側)にその先端が重なっていたチェンジプレート130は、プレートチップ112に重ならない状態となる。
チェンジプレート130のプレートチップ112側の先端付近には切欠部を有する。切欠部は、図2(a)では紙面に向かって右側である。この切欠部は、ロットプレート121が後方に移動した際に、回動する角度がわずかであっても、チェンジプレート130が、プレートチップ112に重ならない状態になることを実現させる。
なお、ロットプレート121下方に突設した第一突起部122は第二スライダー200が切替ユニット100の下部に接続されて一体となっているときに作用するもので、後に述べる。
第二スライダー200は、背面視右側(図4において、紙面に向かって右側)に、第二突起部211を上部に突設してある。第二突起部211は、第二スライダー200が切替ユニット100と合体した際に、チェンジプレート130の、第一ストッパープレート111側にある先端の下面に当接し、チェンジプレート130の先端部を下から押し上げる。
第二スライダー200は、背面視左側(図4(c)において、紙面に向かって左側)に、第二ストッパープレート210を摺動可能に設けてある。第二ストッパープレート210には、第三バネ212が接続されており、第三バネ212により、常にラック400前方方向に押し出す方向に力が働いている。
本実施例では、第三バネ212は、一端を第二ストッパープレート210に接続され、他端が第二スライダー200の第二ストッパープレート210より前方の部分に接続されている引きバネである。
第二ストッパープレート210の先端部は、定常状態において、ラック400の前方端より前側に突き出している。第二ストッパープレート210の上部には、第三突起部220が突設されている。第三突起部220は、第二スライダー200が切替ユニット100の下部に当接した際に、前方側(図4において紙面手前側)の面において、第一突起部122の側面に当接する部分である。
ラック400に自転車が積載されてロットプレート121が後方に移動すると、第一突起部122も後方へ移動するため、当接している第三突起部220は後方に押される。第三突起部220が後方に動くと、第三突起部220が突設されている第二ストッパープレート210も後方へ移動して、第二ストッパープレート210の先端部は、切替ユニット100を取付けたラック400の前方端より前側に突き出していた先端部がラック400の後方向へ引っ込む。第一突起部122が第三突起部220に接触して第三突起部220を後方に押している状態では、第一突起部122と第三突起部220との強い接触により圧接され、切替ユニット100と第二スライダー200は合体したまま昇降する。ロットプレート121が定常状態の位置に戻ると、第三バネ212により第二ストッパープレート210が定常状態に戻り、ラック400の前方端より前側に突き出す。この状態のとき、第一突起部122と第三突起部220との接触は弱く、第二スライダー200は切替ユニット100と別体となり、合体して昇降することない。すなわち、第三突起部220は、第二スライダー200が切替ユニット100の下部に当接したときに第一突起部122に当接して切替ユニット100との係脱を制御し且つ第二ストッパープレート210をラック400の前後方向に動かす役割を果たす。
第二ストッパープレート210は、ラック400の前方端より前側に突き出した状態で第二ストッパー部320に施錠し、第三突起部220が第一突起部122と圧接した状態で、突き出した先端部が引っ込んだ状態となり第二ストッパー部320から解錠する。
取手114、取手114に接続された手動ロット113、さらに手動ロット113に接続された第一ストッパープレート111、及び第一ストッパープレート111に接続された第一バネ115は、手動操作により、第一ストッパープレート111をスライド移動させて第一ストッパー部310や第三ストッパー部330へ施錠・解錠を行い、よって第一昇降手段の機能を解錠する第一ロック手段としての役割を果たす。取手114が引かれたときに解錠してラック400の上昇・下降を許可し、その他のときは施錠してラック400を上昇・下降をさせない。
シーソー123、シーソー123に接続された連結具126、連結具126に接続されたシーソーロット124、シーソーロット124に接続されたロットプレート121、ロットプレート121に接続された第二バネ125、ロットプレート121の下部に附設された第一突起部122、切替ユニット100と第二スライダー200との合体時に第一突起部122と当接する第三突起部220、第三突起部220を上部に附設した第二ストッパープレート210、第二ストッパープレート210に接続された第三バネ212は、前記ラックに自転車が積載されている場合に、シーソー123の動きに連動して第一突起部122に当接した第三突起部220を移動させ、よって第二ストッパープレート210をスライド移動させて第二ストッパー部320へ施錠・解錠を行って、よって第二昇降手段の機能を解錠する第二ロック手段としての役割を果たす。自転車積載時は解錠してラック400を上部に接続した第二スライダー200の上昇・下降を許可し、空車時には施錠して第二スライダー200を上昇・下降させない。
シーソー123、シーソー123に接続された連結具126、連結具126に接続されたシーソーロット124、シーソーロット124に接続されたロットプレート121、ロットプレート121に接続された第二バネ125及びチェンジプレート130、そして、第一ストッパープレート111に接続されたプレートチップ112、切替ユニット100と第二スライダー200との合体時にチェンジプレート130の下面に当接する第二突起部211は、ラック400から自転車を降車させたときに、シーソー123の動きに連動してスライド移動するロットプレート121に接続されたチェンジプレート130は第二突起部211によって押し上げられたまま回動して、プレートチップ112が接続されている第一ストッパープレート111のスライドを阻止して、よって第一ロック手段を解錠状態で保持する第三ロック手段としての役割を果たす。自転車降車時には第一ストッパープレート111が第一ストッパー部310に施錠されるのを防止し、取手114が引かれていなくても解錠してラック400の上昇・下降を許可する。
以下、各段階ごとに作用を詳述する。
(第一状態:ラック位置は上段で空車の状態)
図6は、本発明の駐輪機の実施例1の第一状態の説明図である。斜線部は施錠状態を示す。図6から図12、図14、図15は、切替ユニット100と第二スライダー200の内部構造も説明のため実際よりやや拡大して図示してある。実際には、ラック400が下段にあるとき、ラック400は床面付近に位置し、容易に自転車を載せたり降ろしたりすることができる。空車のときは、第二ストッパープレート210は、第三バネ212により、前方に突き出している。これが第二ストッパープレート210の定常状態である。第二ストッパープレート210は、第二ストッパー部320に施錠されている。第一ストッパープレート111は、第一バネ115により前方に突き出している。これが第一ストッパープレート111の定常状態である。第一ストッパープレート111は、第三ストッパー部330に施錠されている。なお、上段は、第三ストッパー部330の位置、下段は、第一ストッパー部310の位置とする。下部が第一ストッパープレート111によって第三ストッパー部330の位置で保持されているので、ラック400は下降しない。このとき、プレートチップ112の先端は自重により下がっている。チェンジプレート130は、プレートチップ112より下方にある。
第一状態において、利用者によって取手114が引っ張られると、手動ロット113を介して第一ストッパープレート111が後方に引かれ、第三ストッパー部330から解錠される。第一スライダー500により上方に力は働いているが、軽く押し下げると自重で下降する。第三ストッパー部330より下に下降したら取手114を放す。取手114を放すと、第一ストッパープレート111は、第一バネ115によりラック400前方側に突き出す。
ラック400を軽く押し下げて、第一ストッパープレート111が第一ストッパー部310の下に来るまで下ろす。第一ストッパー部310の楔形の傾斜部分では、傾斜部分に当たった第一ストッパープレート111が第一バネ115を徐々に押し返してラック400を滑り降ろす。
(第二状態:ラック位置は下段で空車の状態)
図7は、本発明の駐輪機の実施例1の第二状態の説明図である。斜線部は施錠状態を示す。第一状態からラックをそのまま下げた場合、第一ストッパープレート111が第一ストッパー部310の下まで来た時点で、第一ストッパープレート111は第一バネ115により前方に突き出して、第一ストッパー部310に施錠される。
チェンジプレート130は、第二突起部211に接触して下から押される。自重で下がっていたプレートチップ112は、チェンジプレート130に下から押され、第一ストッパープレート111とチェンジプレート130に挟まれた状態となる。第一ストッパープレート111は第一ストッパー部310で、第二ストッパープレート210も第二ストッパー部320で、上方への動きを規制された状態となっている。自転車が積載されていないので、ロットプレート121がラック400後方向に移動しておらず、したがって、第三突起部220が第一突起部122によって圧接されていない。よって、切替ユニット100と第二スライダー200とは、上下に重なっているが互いに係止されていない。
(第三状態:ラック位置は下段から上昇中で空車の状態)
図8は、本発明の駐輪機の実施例1の第三状態の説明図である。第二状態から空車のまま利用者が取手114を引くと、第一ストッパープレート111がラック400後方向に移動し、第一ストッパー部310から解錠され、軽荷重バネ510に接続された第一スライダー500によって引張り上げられてほぼ一定速度で上昇する。第二状態において、第二スライダー200は切替ユニット100の下部にあるが、第三突起部220が第一突起部122によって圧接されておらず、一体として上昇することなく、第二ストッパープレート210は、第二ストッパー部320に施錠されたままとなる。
(第四状態:ラック位置は下段で自転車積載の状態)
図9は、本発明の駐輪機の実施例1の第四状態の説明図である。斜線部は施錠状態を示す。第二状態から自転車700をラック400に積載すると、シーソー123の動きにつれてシーソーロット124がラック400後方側(図9において紙面右側)に引かれ、ロットプレート121がラック400後方側に移動する。これに伴い、チェンジプレート130が支点132を中心として回動する。回動する方向は、図2(a)において紙面に向かって反時計回りである。すると、第二状態で第一ストッパープレート111とチェンジプレート130に挟まれていたプレートチップ112が、チェンジプレート130先端部がプレートチップ112下部から外れて、ラック400前方側(図9において紙面左方向)に移動することにより、プレートチップ112の先端が自重で下がる。チェンジプレート130先端部の下面は、第四状態においても、第二突起部211によって下から押し上げられている。プレートチップ112先端の下面とチェンジプレート130の下面は同じ高さになる。
また、ロットプレート121が後方に移動することに伴い、第一突起部122も後方へ移動する。第一突起部122は、第三突起部220をラック400後方側(図9において紙面右方向)へ押す。第三突起部220がラック400後方側に移動することにより、第三突起部220を上部に固定した第二ストッパープレート210もラック400後方側に移動し、第二ストッパー部320から解錠される。また、第一突起部122と第三突起部220とが圧接して、切替ユニット100と第二スライダー200が互いに係止し合体する。
(第五状態:ラック位置は下段で自転車積載して取手を引いた状態)
図10は、本発明の駐輪機の実施例1の第五状態の説明図である。第四状態から取手114を引くと、手動ロット113を介して第一ストッパープレート111がラック400後方側に移動し、第一ストッパー部310から解錠される。自転車700が積載されているので、第一突起部122は、第三突起部220と圧接したままであり、したがって、第二ストッパープレート210もラック400後方側に移動したままで、第二ストッパー部320から解錠されたままである。チェンジプレート130先端部の下面は、第五状態においても、第二突起部211によって下から押し上げられているので、プレートチップ112先端の下面とチェンジプレート130の下面は同じ高さのままである。
(第六状態:ラック位置は下段から上昇中で自転車積載中の状態)
第五状態からラック400はほぼ一定速度で上昇する。第一スライダー500を介してラック400に接続された軽荷重バネ510と、ラック400下部の切替ユニット100と一体となった第二スライダー200にワイヤー640を介して接続された重荷重バネ610とによって、ラック400は引張り上げられて上昇する。重荷重バネ610により自転車700が積載されていてもラック400は上昇する。第一ストッパープレート111が第一ストッパー部310よりも上方へ上昇した時点で取手114を放してよい。第一ストッパープレート111は、取手114を放すと第一バネ115により前方に突き出してくる。第一ストッパープレート111が第三ストッパー部330の上に来るまで上昇させる。第三ストッパー部330の楔形の傾斜部分では、傾斜部分に当たった第一ストッパープレート111が第一バネ115を徐々に伸張しながらラック400を滑り上げる。
(第七状態:ラック位置は上段で自転車積載中の状態)
図11は、本発明の駐輪機の実施例1の第七状態の説明図である。斜線部は施錠状態を示す。第六状態からラックをそのまま上げて、第一ストッパープレート111が第三ストッパー部330の上まで来た時点で、第一ストッパープレート111は第一バネ115により前方に突き出して、第三ストッパー部330に施錠される。
なお、第七状態においては自転車700が積載されているので、第一突起部122は、第三突起部220と圧接したままであり、したがって、第二ストッパープレート210もラック400後方側に移動したままで、切替ユニット100と第二スライダー200とが合体したままである。チェンジプレート130先端部の下面は、第七状態においても、第二突起部211によって下から押し上げられているので、プレートチップ112先端の下面とチェンジプレート130の下面は同じ高さのままである。また、第一ストッパープレート111が前方に突き出す方向に移動するので、プレートチップ112先端がチェンジプレート130の先端側面をラック400前方向に押す形で接触した状態となる。
第七状態から取手114を引くと、第一ストッパープレート111がラック400後方側に移動し、第一ストッパープレート111が第三ストッパー部330から解錠される。
ラック400を軽く押し下げて、第一ストッパープレート111が第一ストッパー部310の下に来るまで下ろす。第一ストッパー部310の楔形の傾斜部分では、傾斜部分に当たった第一ストッパープレート111が第一バネ115を徐々に押し返してラック400を滑り降ろす。
(第八状態:ラック位置は下段で自転車降車時の状態)
図12は、本発明の駐輪機の実施例1の第八状態の説明図である。図13は、本発明の駐輪機の実施例1の第八状態における切替ユニット前方部分の底面概略図である。第七状態からラック400を下段に下ろして、自転車700を降ろすと、シーソー123の動きにつれてシーソーロット124がラック400前方側(図12において紙面左側)に引かれ、ロットプレート121がラック400前方側に移動する。これに伴い、ロットプレート121に一端を固定されているチェンジプレート130が支点132を中心として回動する。回動する方向は、図13において紙面に向かって時計回りである。回動により、ロットプレート121に固定されていない方の先端、すなわちプレートチップ112側の先端は、ラック400後方向に移動する。これにより、プレートチップ112先端は、回動したチェンジプレート130の先端側面によってラック400後方向に押され、圧接した状態となる。
チェンジプレート130の下面は、第八状態においても、第二突起部211によって下から押し上げられているので、プレートチップ112先端の下面とチェンジプレート130の下面は同じ高さのままであり、プレートチップ112が第一ストッパープレート111とチェンジプレート130との間に挟まれることがない。
したがって、第一ストッパープレート111が第一バネ115によってラック400前方向に移動する力が加わっても、第一ストッパープレート111の下面にラック400後方側の一端を固定されたプレートチップ112がチェンジプレート130によってラック400前方に移動することを阻止されているため、第一ストッパープレート111はラック400前方向に移動できず、第一ストッパー部310に施錠できない。
自転車700がラック400から降ろされるとロットプレート121がラック400前方側に移動するので、第一突起部122もラック400前方側に移動する。これに伴い、第七状態では第一突起部122によってラック400後方側に押されていた第三突起部220が、第八状態では第三バネ212によりラック400前方向に移動する。したがって、第二ストッパープレート210は、ラック400前方側に移動する。したがって、第二ストッパープレート210は、自転車700を降ろすと同時に、第二ストッパー部320に施錠される。
(第九状態:ラック位置は下段から上昇開始時で自転車降車後の状態)
図14は、本発明の駐輪機の実施例1の第九状態の説明図である。第八状態で降車時に、第二ストッパープレート210は第二ストッパー部320に施錠され、一方、第一ストッパープレート111が第一ストッパー部310に施錠されないため、自転車を降ろすと、第八状態から、ボックス140を下部に有するラック400が、第一スライダー500によって引き上げられて、自動で上昇を開始する。第二スライダー200は切替ユニット100と離れ、第二ストッパー部320の位置に保持される。
切替ユニット100と第二スライダー200が離れることで、ラック400上昇中に、チェンジプレート130は、プレートチップ112先端よりも下方に下がり、プレートチップ112から離れる。
(第十状態:ラック位置は下段から上昇中で自転車降車後の状態)
図15は、本発明の駐輪機の実施例1の第十状態の説明図である。第九状態から上昇を続けている間に、プレートチップ112は、第一ストッパープレート111とチェンジプレート130との間に滑り込む。これにより、第一ストッパープレート111がラック400前方側へ移動することが可能となり、第一バネ115により第一ストッパープレート111は、前方に突き出してくる。第一ストッパープレート111が第三ストッパー部330の上に来るまで自動で上昇する。第三ストッパー部330の楔形の傾斜部分では、傾斜部分に当たった第一ストッパープレート111が第一バネ115を徐々に押し返してラック400を滑り上げる。
第一ストッパープレート111が第三ストッパー部330の上まで来た時点で、第一ストッパープレート111は第一バネ115により前方に突き出して、第三ストッパー部330に施錠されて、第一状態と同じ状態になる。
上述のように、切替ユニット100と第二スライダー200は、ラック400を昇降させるか否かを制御し、下段でラック400から自転車を降車したときに自動的にラック400を上段まで自動的に上げる。
{効果}
本実施例は、かかる構成であるため、ラックから自転車を降ろして空になったラックを自動的に持ち上げることが可能である。
本実施例によれば、ラックに自転車を載せるために空のラックを下げたときには、第二ストッパープレートが第二ストッパー部に施錠され、且つ、第一ストッパープレートが第一ストッパー部に施錠されるので、ラックが自動で持ち上がることなく安全に自転車を積載でき、また、ラックから自転車を降ろしたときには、第二ストッパープレートが第二ストッパー部に施錠され、且つ、第一ストッパープレートが第一ストッパー部から解錠されるので、空になったラックを自動的に持ち上げることができ、人が空になったラックを引き上げる必要がなくなる。したがって、ラックから自転車を降ろした後にラックが下方に下りたままであるという状態を防止でき、ラックが空車の場合、空車の状態で引き下げたとき以外は、ラックを上方にある状態に保つことができる。
また、下方に並べられた自転車の移動が制限を受けることがなく、不特定多数の人が利用する場合の苦情やトラブルを未然に防止できる。
さらに、自動で引き上げられたラックは、第一ストッパープレートが第三ストッパー部に施錠され、自動的に支柱上方で保持されて、落ちてこないので安全である。また、自転車を積載してラックを引き上げるときは、手動の操作を行わなければ上昇しないので、自転車を積載した際にラックが急に動くことがなく安全で、第一ストッパープレートが第三ストッパー部に施錠され、自動的に支柱上方で保持されて、落ちてこないので安全である。
本実施例によれば、支柱上方にラックから空車で下降させたのか、自転車を積載した状態で下降させて自転車を降ろしたのかによって、同じ空車状態での上昇が、支柱下方にラックを下げた後の動きが異なる。空車で下降させた場合は、下方で施錠されて停止し取手を引かないとラックは上昇しないが、自転車を積載した状態で下降させて自転車を降車させた場合は自動で上昇する。
自転車を引き出した後に、ラックを持ち上げないまま立ち去る者がいても、本実施例によれば、ラックが自動で上昇するので、利用者同士のトラブルや故障を防止できる。
なお、本発明は、実施例を挙げて説明した上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々と変形実施が可能である。
本発明の駐輪機の実施例1の概略図である。 本発明の駐輪機の実施例1の切替ユニットの前方部分の構成図である。 本発明の駐輪機の実施例1のシーソーとシーソーロットの動きを示す図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第二スライダーの構成図である。 本発明の駐輪機の実施例1の支柱の構成図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第一状態の説明図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第二状態の説明図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第三状態の説明図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第四状態の説明図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第五状態の説明図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第七状態の説明図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第八状態の説明図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第八状態における切替ユニット前方部分の底面概略図である。 本発明の駐輪機の実施例1の第九状態の説明図である。 発明の駐輪機の実施例1の第十状態の説明図である。
1 駐輪機
100 切替ユニット
111 第一ストッパープレート
112 プレートチップ
113 手動ロット
114 取手
115 第一バネ
121 ロットプレート
122 第一突起部
123 シーソー
124 シーソーロット
125 第二バネ
126 連結具
130 チェンジプレート
132 支点
140 ボックス
200 第二スライダー
210 第二ストッパープレート
211 第二突起部
212 第三バネ
220 第三突起部
300 支柱
310 第一ストッパー部
320 第二ストッパー部
330 第三ストッパー部
340 緩衝用ゴム
400 ラック
500 第一スライダー
510 軽荷重バネ
520 第一巻取具
610 重荷重バネ
620 第二巻取具
630 滑車
640 ワイヤー
700 自転車

Claims (3)

  1. 自転車を積載するラックと前記ラックの前方端に立設した支柱とを有する垂直昇降式駐輪機用の装置であって、前記ラックを空車状態で前記支柱に沿って昇降させる第一昇降手段と、前記ラックを自転車積載状態で前記支柱に沿って昇降させる第二昇降手段とを有し、手動操作により前記第一昇降手段の機能を解錠する第一ロック手段と、前記ラックに自転車が積載されている場合に前記第二昇降手段の機能を解錠する第二ロック手段と、前記ラックから自転車を降車させたときに前記第一ロック手段を解錠状態で保持する第三ロック手段とを有することを特徴とする自動戻し装置。
  2. 自転車を積載するラックと前記ラックの前方端に立設した支柱とを有する垂直昇降式駐輪機用の装置であって、前記ラックを牽引して前記支柱に沿って昇降させる軽荷重バネと重荷重バネとを有し、
    前記ラックの前方端に付設し前記軽荷重バネを固定した第一スライダーと、前記ラックの下部に付設した切替ユニットと、前記切替ユニットの下部に係脱可能に設けられ前記重荷重バネを固定した第二スライダーと、前記支柱の下部に添設される第一ストッパー部と、前記第一ストッパー部よりさらに下方に添設される第二ストッパー部と、前記支柱の上部に添設される第三ストッパー部とを有し、
    前記切替ユニットが、
    前記ラックの自転車積載時に前記ラックの後方向へ空車時に逆方向へスライド移動するロットプレートと、手動操作時に前記ラックの後方向へ操作しないときは逆方向へスライド移動する第一ストッパープレートと、前記第一ストッパープレートの下面に後方端のみ接続してあり自重で前方端が下がるプレートチップと、前記ロットプレート下方に突設した第一突起部と、さらに、一端を前記ロットプレートの下面側に固着してあり他端が前記第一ストッパープレートの下方に伸び前記ロットプレート及び前記第一ストッパープレートの間の位置に固定された支点で上下動可能に支えられ前記ロットプレートの動きに連動して水平に回動可能に配設され前記プレートチップの動きを制御するチェンジプレートとを有するものであって、
    また、前記第二スライダーが、
    前記切替ユニットの下部に当接したときに前記チェンジプレートを下から押し上げるよう上方に突設した第二突起部と、第二突起部に並設した摺動可能な第二ストッパープレートと、前記第二ストッパープレートを前記ラックの前方向に押し出す第三バネと、前記第二ストッパープレート上方に突設され前記第二スライダーの前記切替ユニットの下部への当接時に前記第一突起部に当接して前記切替ユニットとの係脱を制御し且つ第二ストッパープレートを前記ラックの後方向に動かす前記第三突起部とを有するものであって、
    手動操作により前記第一ストッパープレートが前記ラックの後方向に移動して前記第一ストッパー部又は前記第三ストッパー部から解錠され、自転車積載時に前記切替ユニットが前記第二スライダーに係止され一体となり第二ストッパープレートが前記ラックの後方向に移動して第二ストッパー部から解錠され、前記ラックから自転車降車時に前記第二ストッパープレートが前記ラックの前方向に移動して前記第二ストッパー部に施錠され且つ前記第一ストッパープレートが前記ラックの後方向に移動して保持されて前記第一ストッパー部から解錠され、自動的に前記ラックが上昇し、前記第一ストッパープレートが前記ラックの前方向に移動して前記第三ストッパー部に施錠され前記ラックが前記支柱上方で保持されることを特徴とする自動戻し装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の自動戻し装置を有することを特徴とする駐輪機。
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