JP6255674B2 - 収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は被収納体を収納する収納ケースに関する。
例えば、電子機器などの被収納体を収納する収納ケースとして、ケース本体と蓋体とをヒンジにより開閉可能に連結し、ケース本体内部に伸縮可能な脚とプロジェクターとが収納される各収納スペースを有する収納ケースがある(例えば、特許文献1参照)。この収納ケースは、被収納体としてのプロジェクターを収納して運搬できると共に、プロジェクターを使用する際は、ケース本体及び蓋体を開いた状態にして各脚を伸ばすことで収納ケースをプロジェクターの載置台として使用することが可能な構成になっている。
しかしながら、上記特許文献1の収納ケースは、プロジェクターの載置台として使用する場合に高さ調整ができないため、画像を投写されるスクリーンまたは白い壁面の高さ位置にあわせて投写角度を調整することができなかった。さらに、プロジェクターを使用する場合、ケース本体に収納された脚を引き出してケース本体の背面と蓋体の背面とが同じ高さとなるよう脚の長さを調整する作業もあるため、使用するまでの準備操作に手間がかかり、例えば、訪問先で使用する場合に準備に時間がかかり、使用開始時間が遅れるという問題があった。尚、プロジェクター以外の電子機器などを被収納体とする場合も上記と同様な問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した収納ケースの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、プロジェクター用収納ケースであって、
内部にプロジェクターが収納される収納空間を有するケース本体と、
前記ケース本体の底部両側に設けられる車輪と、
前記ケース本体の上部中央に設けられる把持部と、
前記ケース本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、
前記収納空間に設けられ、前記プロジェクターを上方に昇降させる昇降機構と、を有しており、
前記昇降機構は、
前記プロジェクターが載置される載置部を有する昇降部、
前記収納空間の内壁に沿うように起立した支柱、
前記支柱に嵌合し、前記昇降部を昇降させるガイド部、及び
前記昇降部をロックするロック機構を含むことを特徴とする。
本発明によれば、収納ケースに収納された被収納体を短時間で使用可能な状態にすることが可能になる。
本発明による収納ケースの実施形態1を示す斜視図である。 プロジェクターの構成を示す図である。 収納ケースに収納されたプロジェクターを上昇させた使用状態を示す斜視図である。 収納ケースの昇降機構を示す側断面図である。 昇降機構の載置部を上方からみた平面図である。 載置部を背面側からみた図である。 載置部のロック機構を示す側断面図である。 プロジェクターの高さ調整操作を説明するための側面図である。 プロジェクターを上昇させて画像を投写する状態を示す斜視図である。 実施形態2の昇降機構を示す背面図である。 実施形態3の昇降機構を示す背面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔実施形態1〕
図1は本発明による収納ケースの実施形態1を示す斜視図である。図1(A)(B)に示されるように、収納ケース10は、外装が樹脂材又は樹脂シートを縫製したもので、防水・防滴仕様になっている。また、ケース本体12は、内部に被収納体としてプロジェクター20及び各付属品30、メインバッテリー40等が収納される収納空間13を有する。また、収納空間13は、プロジェクター20が収納される第1収納室13aと、メインバッテリー40が収納される第2収納室13bとを有する。尚、被収納体としてロジェクター以外の電子機器、あるいはその他の機器などを収納することも可能である。
ケース本体12の底部には、左右両側に車輪50が設けられ、ケース本体12の上部中央には、搬送時に把持される把持部60が設けられている。そのため、収納ケース10は、収納空間13に被収納体を収納させた場合、重さが増大するものの車輪50の直径が比較的大径に形成されているので、段差のある場所でも把持部60を把持して容易に搬送することができる。
また、収納ケース10は、ケース本体12の前側に背負う場合に使用される肩ベルト14が設けられている。そのため、例えば、未舗装道路を通行する場合、あるいは自転車やオートバイなどの2輪車に乗って移動する場合は、運搬者が左右の肩ベルト14を両肩にかけて収納ケース10を背負って運搬することも可能である。
さらに、ケース本体12の背面には、バッテリーに接続された電気出力用コンセント16が設けられている。この電気出力用コンセント16は、ケース本体12の内部に収納された機器(被収納体)以外の電子機器(例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末)を使用する場合の電源として使用される。
尚、上記車輪50及び把持部60は、利用者の要望に応じて適宜取り付けるようにしても良い。
〔プロジェクター20の構成〕
図2はプロジェクター20の構成を示す図である。図2(A)〜(C)に示されるように、プロジェクター20は、小型化及び軽量化された移動可能な構成である。このプロジェクター20は、筐体21の上面21aに画像を投写するための光学系ユニットを有する投写部22及び各種操作スイッチ23が設けられ、筐体21の右側面21bには排熱用開口24及び各種接続コネクタを有する接続部25が設けられている。
また、プロジェクター20は、投写部22が上面に配置されているため、スクリーン又は白い壁に近接した位置から上方に向けて画像を投写することができる。尚、プロジェクター20は、投写部22が上面に配置されている方式のものに限らず、他の方式(例えば、前方に向けて投写する方式のもの)でも良い。
〔プロジェクター20の使用状態〕
図3は収納ケース10に収納されたプロジェクター20を上昇させた使用状態を示す斜視図である。図3に示されるように、収納ケース10は、ケース本体12の上部開口を塞ぐ蓋体18を開くことで収納空間13の上方及び背面側が開放され、内部に収納されたプロジェクター20が露出される。蓋体18は、ケース本体12にファスナー又はホック、ボタンなどの締結部材が縫いつけてあり、開閉可能に取り付けられている。また、蓋体18の裏面には、ケーブル類等の小物を収納する収納ポケット18aが設けられている。尚、上記蓋体18は、ケース本体12の上部開口を塞ぐ必要がない場合、外しても良い。
また、ケース本体12の内部には、プロジェクター20が載置された昇降部72の昇降をガイドする手動式の昇降機構70が設けられている。プロジェクター20は、昇降部72に載置された状態で昇降させられる。ケース本体12の収納空間13に収納されたプロジェクター20を使用する場合、昇降部72を上方に移動させてプロジェクター20を投写可能な高さ位置に保持させる。尚、昇降機構70は、後述するように昇降部72の昇降動作をガイドしており、昇降部72が投写可能な高さ位置に達したとき、当該昇降部72をロックするロック機構を有する。
さらに、収納空間13の底部に収納されたソーラーパネルなどの各付属品30、メインバッテリー40、バッテリーカートリッジ42は、蓋体18を開放することで取出し可能になる。また、プロジェクター20は、電源ケーブル26がメインバッテリー40に接続されており、昇降部72が上昇して投写高さ位置にロックされると、投写可能になる。メインバッテリー40は充電式バッテリーでプロジェクター20の電源となると共に、投写画像を入力するパーソナルコンピュータの電源としても使用される。また、収納空間13に、予備電源として複数のバッテリーカートリッジ42も収納されている。そのため、メインバッテリー40の残量が低下した場合には、バッテリーカートリッジ42からの電源供給により投写を継続することができ、その間にメインバッテリー40を充電する。
〔昇降機構70の構成〕
図4は収納ケース10の昇降機構70を示す側断面図である。図5は昇降機構70の昇降部72を上方からみた平面図である。図4及び図5に示されるように、昇降機構70は、昇降部72と、支柱74と、ガイド部76と、ロック機構80とを有する。昇降部72は、プロジェクター20が載置される載置部72aを有し、支柱74に嵌合するガイド部76が一体に設けられている。
支柱74は、収納空間13の内壁に沿うように起立しており、下端がケース本体12の底部に結合され、上端がケース本体12の上方に突出している。また、支柱74は、横幅方向の幅広い形状に形成された中空部74aを有する中空四角形状に形成されており、中空部74aには把持部60に結合された板状の摺動部62が挿通されている。尚、把持部60は、摺動部62が支柱74の中空部74aを摺動可能に嵌合されているので、摺動部62が支柱74の中空部74aを摺動して上下方向の高さ位置を調整される。
また、ガイド部76は、支柱74にガイドされて昇降することができる。ガイド部76は、上下方向に延在するガイド面76aを有し、当該ガイド面76aが支柱74に当接することで昇降部72の載置部72aを水平状態に保持する。
さらに、ロック機構80は、昇降部72の下面側に設けられ、昇降部72が床面から高さH1の収納位置のとき、または、昇降部72が床面から高さH2の上昇位置(投写可能高さ位置)のときに昇降部72を支柱74に対してロックする。
〔ロック機構80の構成〕
図6は昇降部72を背面側からみた図である。図7は昇降部72のロック機構80を示す側断面図である。図6及び図7(A)に示されるように、昇降部72は、支柱74に対してロック(固定)するロック機構80を有する。ロック機構80は、昇降部72の下面側中央に配された凹部72cに設けられた係止部材82と、係止部材82をX1方向に付勢するコイルバネ(付勢部材)84と、係止部材82の端部に設けられた操作ノブ86を有する。
支柱74及び支柱74の中空部74aに挿通された摺動部62は、下側ロック位置(床面からの高さH1)に設けられた第1の係止孔74c、62aと、上側ロック位置(床面からの高さH2)に設けられた第2の係止孔74d、62bとを有する。
係止部材82は、例えば、金属材などの剛性を有する材料による板状に形成されており、先端82aが面取りされている。また、係止部材82は、昇降部72の下面に設けられた保持部72d、72eによりX1、X2方向に摺動可能に保持されている。また、保持部72dには、第1のバネ係止部72fが設けられ、係止部材82に下面には第2のバネ係止部82bが設けられている。
コイルバネ84は、一端が固定側の第1のバネ係止部72dに係止され、他端が可動側の第2のバネ係止部82bに係止されており、係止部材82をX1方向に付勢している。
係止部材82は、コイルバネ84によりX1方向に付勢されており、先端82aがガイド部76の背面側に形成された開口部76bを貫通して支柱74及び中空部74aに挿通された摺動部62の第1の係止孔74c、62a又は第2の係止孔74d、62bに挿通される。これにより、プロジェクター20が載置された昇降部72は、任意の高さ位置(下側ロック位置又は上側ロック位置)に係止される。
すなわち、支柱74及び摺動部62に設けられた第1の係止孔74c、62a又は第2の係止孔74d、62bに係止部材82の先端82aを挿通させることで昇降部72に載置されたプロジェクター20を所定高さ位置に保持(固定)できる。
図7(B)に示されるように、操作者が操作ノブ86をX2方向に引くと、係止部材82が同方向に移動すると共に先端82aが第1の係止孔74c、62a又は第2の係止孔74d、62bから離間して昇降部72に対する係止が解除される。これで昇降部72及びプロジェクター20は、上下方向への移動が可能な状態になる。
また、操作ノブ86をX2方向に引くと、コイルバネよりなるコイルバネ84がX2方向に伸ばされてX1方向への付勢力が増大する。このロック解除状態において、操作者は、昇降部72を保持しながらプロジェクター20を上昇又は降下させる。例えば、プロジェクター20が画像を投写させるのに最適な高さ位置に達したとき、操作ノブ86に対する引張り操作を解除する。これで、係止部材82は、コイルバネ84のバネ力によりX1方向に摺動して先端82aを支柱74及び摺動部62の第2の係止孔74d、62bに挿入させる(図3(A)参照)。
このとき、係止部材82の先端82aは、摺動部62の第2の係止孔62b及び摺動部62の前後に配された支柱74の第2の係止孔74dを貫通するため、昇降部72及びプロジェクター20の重量を支えられるのに十分な強度を有する。
尚、本実施形態では、昇降部72を下側ロック位置と上側ロック位置に固定する場合について説明したが、これに限らず、例えば、複数の係止孔を所定間隔毎に配置し、昇降部72を任意の高さ位置で固定できる構成としても良い。
〔プロジェクター20の高さ調整操作〕
図8はプロジェクターの高さ調整操作を説明するための側面図である。
(手順1)プロジェクター20が収納ケース10のケース本体12の内部の収納空間13に収納されている。この収納状態は、プロジェクター20を収納ケース10の内部に収納させて運搬可能な状態である。プロジェクター20を使用する際は、先ずケース本体12の蓋体18を開いて上部開口を開放する。これで、ケース本体12に収納されたプロジェクター20の昇降操作が可能になる。
(手順2)次にロック機構80の操作ノブ86をロック解除方向(X2方向)に引き、係止部材82の先端82aを第1の係止孔74c、62aから離間させて昇降部72のロックを解除する。そして、ロック機構80の操作ノブ86をロック解除状態のまま昇降部72を上方(Z1方向)に持ち上げる。このとき、昇降部72は、支柱74に嵌合するガイド部76にガイドされて水平状態のままスムーズに上昇するため、プロジェクター20が落下することを防止できる。昇降部72の載置部72aに載置されたプロジェクター20は、投写時の熱を外部に排出するため、排熱用開口24をケース本体12の上部より上方になるように高さ位置を設定する必要がある。また、把持部60がプロジェクター20の投写方向と重なる場合には、把持部60をZ2方向に降下させる。
(手順3)さらに、昇降部72を上方に持ち上げ、昇降部72がほぼ上側ロック位置(床面から高さH2)に達した時点で、ロック機構80の操作ノブ86から手を離す。すると、コイルバネ84のバネ力により係止部材82の先端82aが摺動部62の第2の係止孔62b及び摺支柱74の第2の係止孔74dに挿通される。これで、昇降部72は、ロック機構80によりロックされ、投写可能な上側ロック位置(床面から高さH2)に固定される。そのため、昇降部72に載置されたプロジェクター20は、投写可能な高さ位置(上側ロック位置)に固定される。
このとき、プロジェクター20は、上方に向けて投写する方式のため、収納ケース10は、図9に示されるように、スクリーンまたは白い壁面からなる投写面100に接近した位置に設置される。尚、本実施形態1では、収納ケース10の上部に上昇したプロジェクター20は、側面から投写面100までの距離がL1(例えば、L1≒12cm程度)となる位置に接近して設置される。そのため、狭いスペースでもプロジェクター20を使用できる。
これにより、収納ケース10は、ケース本体12の上方の所定高さ位置に昇降部72が上昇してロックされるため、従来(特許文献1)のように脚の長さを調整する作業が不要になり、使用するまでの準備操作を大幅に簡略化して、準備時間を短縮することができる。
(手順4)投写終了後は、再度、ロック機構80の操作ノブ86をX2方向に引き、係止部材82の先端82aを第2の係止孔74d、62bから離間させて昇降部72のロックを解除する。これにより、昇降部72及びプロジェクター20は、Z2方向に降下可能となる。そして、昇降部72は、支柱74に嵌合するガイド部76にガイドされてスムーズに降下する。昇降部72がほぼ下側ロック位置(高さH1の位置)に達した時点で、ロック機構80の操作ノブ86から手を離す。これにより、係止部材82の先端82aがコイルバネ84のバネ力により摺動部62の第1の係止孔62a及び支柱74の第1の係止孔74cに挿通されてケース本体12内に収納される収納位置に係止される。
また、上記実施形態1では、昇降部72を降下させる際の降下速度を減速させるため、ガイド部76に摩擦抵抗(制動力)を付与する減速手段を設けても良い。この減速手段は、操作者がロック解除状態のときに誤って昇降部72から手が離れた場合の落下による衝撃を緩和してプロジェクター20が損傷することを防止できる。
〔実施形態2〕
図10は実施形態2の昇降機構を示す背面図である。図10(A)に示されるように、実施形態2の収納ケース10Aは、モータ駆動方式の昇降機構200を有する。昇降機構200は、昇降部72を駆動するモータ(駆動手段)210と、伝達機構220と、ロック機構80A、80Bとを有する。モータ210は、メインバッテリー40の上方に横架されたベース212の後部側中央に設置される。また、伝達機構220は、ボールネジ機構からなり、ボールネジの雄ねじ部222がモータ210の回転軸を形成し、垂直方向に起立している。また、雄ねじ部222が螺合された雌ねじ部224は、昇降部72に結合されている。そのため、モータ210の回転駆動力が雄ねじ部222に伝達されると、雌ねじ部224を有する昇降部72が昇降する。
また、昇降機構200は、昇降部72が収納位置(床面からの高さがH1の位置)に降下したことを検出する下側リミットスイッチ230と、昇降部72が上昇位置(床面からの高さがH2の位置)に上昇したことを検出する上側リミットスイッチ232とを有する。
また、モータ210及び伝達機構220の左右両側には、一対の支柱74A、74Bと、ロック機構80A、80Bが設けられている。ロック機構80A、80Bは、実施形態1と同様に、操作ノブ86をX2方向に引くことで昇降部72のロックを解除できると共に、操作ノブ86をX1方向に戻すことで昇降部72をロックできる。
図10(B)に示されるように、メインバッテリー40とモータ210とを電気的に接続するケーブルには、モータスイッチ240と、モータ制御部(制御手段)250が設けられている。このモータスイッチ240は、ロック機構80A、80Bのロック解除操作に連動してオンに切り替わり、ロック状態になると共にオフに切り替わる。すなわち、ロック機構80A、80Bの操作ノブ86がX2方向に引き出させて係止部材82の先端82aが支柱74A、74Bの第1の係止孔74c、62aから離間すると共に、モータスイッチ240がオンに切り替わる。これにより、モータ制御部250は、下側リミットスイッチ230及びモータスイッチ240がオンになると、モータ210を正転方向に回転駆動させて伝達機構220を介して昇降部72を上昇させる。
そして、昇降部72が投写可能な上昇位置(上側ロック位置)に達すると、上側リミットスイッチ232がオンになる。モータ制御部250は、上側リミットスイッチ232からの信号によりモータ210への通電を停止させる。次いでロック機構80A、80Bの操作ノブ86から手を離して昇降部72を支柱74A、74Bにロック(固定)する。すなわち、ロック機構80A、80Bの係止部材82がX1方向に戻されて係止部材82の先端82aが支柱74A、74Bの第2の係止孔74d、62bに挿通される。これにより、昇降部72に載置されたプロジェクター20は、投写可能な上昇位置(上側ロック位置)に固定される。
これにより、収納ケース10は、ケース本体12の上方の所定高さ位置に昇降部72が上昇してロックされるため、従来(特許文献1)のように脚の長さを調整する作業が不要になり、使用するまでの準備操作を大幅に簡略化して、準備時間を短縮することができる。
プロジェクター20の投写が終了し、プロジェクター20を収納位置に降下させる際は、ロック機構80A、80Bの操作ノブ86をX2方向に操作してロック解除すると共に、ロック機構80A、80Bに連動するモータスイッチ240がオンに切り替わる。これにより、モータ制御部250は、上側リミットスイッチ232及びモータスイッチ240がオンになると、モータ210を逆転方向に回転駆動させて伝達機構220を介して昇降部72を上昇位置(上側ロック位置)から降下させる。そして、昇降部72が収納位置(下側ロック位置)に降下すると、下側リミットスイッチ230がオンになる。モータ制御部250は、下側リミットスイッチ230からの信号によりモータ210への通電を停止させる。次いで、操作者は、ロック機構80A、80Bの操作ノブ86から手を離して昇降部72を支柱74A、74Bにロック(固定)する。
このように、昇降機構200は、ロック機構80A、80Bの操作ノブ86を引くことでロック解除及びモータ駆動を行って昇降部72を上昇または降下させることができる。
〔実施形態3〕
図11は実施形態3の昇降機構を示す背面図である。図11(A)に示されるように、実施形態3の収納ケース10Bは、気体の圧力で昇降させる空圧方式の昇降機構300が設けられている。昇降機構300は、昇降部72を昇降させる一対のガススプリング(駆動手段)310A、310Bと、ロック機構(制御手段)80とを有する。各ガススプリング310A、310Bは、圧縮された窒素ガスが充填されたシリンダ312と、ピストンロッド314とを有する。シリンダ312の下端は、ケース本体12の底部に固定され、ピストンロッド314の上端は、昇降部72に結合されている。
各ガススプリング310A、310Bは、シリンダ312に封入されたガスの圧力によってピストンロッド314を上方に押し出す構成のため、駆動される昇降部72及びプロジェクター20の重さに応じた駆動力を発生する大きさのものが選定される。
図11(B)に示されるように、各ガススプリング310は、内部のガス流路を開閉する弁機構316を有しており、当該弁機構316はロック機構80に連動して開または閉に切り替わる。すなわち、ロック機構80は、操作ノブ86がX2方向に操作されると、支柱74に対するロックが解除され、同時にガススプリング310A、310Bの弁機構316が開放されてシリンダ312内のガスが流通可能となる。これにより、ガススプリング310A、310Bは、ガス圧による伸張可能な状態に切り替わる。そのため、昇降部72及びプロジェクター20は、ガススプリング310A、310Bの伸張動作により収納位置(図11(A)中、実線で示す)から上昇位置(図11(A)中、一点鎖線で示す)に上昇する。
尚、ガススプリング310A、310Bは、シリンダ312内のガスの流通流量が絞られているため、昇降部72が上昇する際、上昇速度を減速してプロジェクター20がケース本体12から飛び出すことを防止できる。
また、ロック機構80の操作ノブ86から手を離すと、昇降部72が支柱74にロック(固定)される。すなわち、ロック機構80の係止部材82がコイルバネ84のばね力でX1方向に戻されて係止部材82の先端82aが支柱74の第2の係止孔74d、62bに挿通される。これにより、昇降部72に載置されたプロジェクター20は、投写可能な上昇位置(上側ロック位置)に固定される。
これにより、収納ケース10は、ケース本体12の上方の所定高さ位置に昇降部72が上昇してロックされるため、従来(特許文献1)のように脚の長さを調整する作業が不要になり、使用するまでの準備操作を大幅に簡略化して、準備時間を短縮することができる。
プロジェクター20の投写が終了し、プロジェクター20を収納位置に降下させる際は、ロック機構80の操作ノブ86がX2方向に操作してロック解除すると共に、ガススプリング310A、310Bの弁機構316が開放されてシリンダ312内のガスが流通可能となる。この状態で、昇降部72を下方に押圧すると、シリンダ312内のガスが流通すると共に、ピストンロッド314がシリンダ312内に進入して昇降部72が降下する。尚、ガススプリング310A、310Bは、シリンダ312内のガスの流通流量が絞られているため、下方に押圧された際、降下速度を減速する。
昇降部72が収納位置(下側ロック位置)に降下すると、操作者は、ロック機構80の操作ノブ86から手を離して昇降部72を支柱74A、74Bにロック(固定)する。
このように、昇降機構300は、ロック機構80の操作ノブ86を引くことでロック解除及びガススプリング310A、310Bを伸縮させて昇降部72を上昇または降下させることができる。
10、10A、10B 収納ケース
12 ケース本体
13 収納空間
14 肩ベルト
18 蓋体
20 プロジェクター
21 筐体
22 投写部
23 操作スイッチ
24 排熱用開口
25 接続部
30 付属品
40 メインバッテリー
42 バッテリーカートリッジ
50 車輪
60 把持部
62 摺動部
62a、74c 第1の係止孔
62b、74d 第2の係止孔
70、200、300 昇降機構
72 昇降部
72a 載置部
72d、72e 保持部
72f 第1のバネ係止部
74、74A、74B 支柱
76 ガイド部
80、80A、80B ロック機構
82 係止部材
82a 先端
82b 第2のバネ係止部
84 コイルバネ(付勢部材)
86 操作ノブ
100 投写面
210 モータ(駆動手段)
212 ベース
220 伝達機構
230 下側リミットスイッチ
232 上側リミットスイッチ
240 モータスイッチ
250 モータ制御部(制御手段)
310 ガススプリング(駆動手段)
312 シリンダ
314 ピストンロッド
316 弁機構
特開2007−296278号公報

Claims (9)

  1. 内部にプロジェクターが収納される収納空間を有するケース本体と、
    前記ケース本体の底部両側に設けられる車輪と、
    前記ケース本体の上部中央に設けられる把持部と、
    前記ケース本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、
    前記収納空間に設けられ、前記プロジェクターを上方に昇降させる昇降機構と、を有しており、
    前記昇降機構は、
    前記プロジェクターが載置される載置部を有する昇降部、
    前記収納空間の内壁に沿うように起立した支柱、
    前記支柱に嵌合し、前記昇降部を昇降させるガイド部、及び
    前記昇降部をロックするロック機構を含む
    ことを特徴とするプロジェクター用収納ケース。
  2. 前記ロック機構は前記昇降部の下面に設けられ、
    前記ロック機構は、
    前記プロジェクターが、前記蓋体が開放された状態で前記プロジェクターを前記ケース本体の上部開口よりも上方の位置であって投写面に画像を投写する投写可能な高さ位置のとき、及び、前記プロジェクターが前記ケース本体の内部に収容されて運搬可能な状態となる収納位置のときに前記昇降部を前記支柱へ係止する係止部材、及び
    前記係止部材の前記支柱から離れた前面端部に設けられ、前記昇降部を昇降させる際に、前記支柱から離れる前方向への引張り操作により、前記係止部材を係止解除させる操作ノブを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター用収納ケース。
  3. 前記係止部材は前記昇降部の下面の一部に前記支柱から離れる方向に、前記支柱よりも細い幅で帯状に設けられており、
    前記支柱には、前記プロジェクターが前記収納位置となるように前記昇降部を係止させる第1の係止孔と、前記プロジェクターが前記投写可能な高さ位置となるように前記昇降部を係止させる第2の係止孔とが形成されており、
    前記係止部材の支柱側の背面端部が、前記第1の係止孔又は前記第2の係止孔へ挿通されることで、前記係止部材が前記昇降部を前記支柱に対して固定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター用収納ケース。
  4. 前記ロック機構は、前記係止部材を、前記支柱の方向に付勢するコイルバネをさらに備えており、
    前記操作ノブの引張り操作により、前記係止部材が前記第1の係止孔又は前記第2の係止孔から離間してロック解除状態となるとともに、前記コイルバネが伸長し、
    前記プロジェクターが前記収納位置のとき又は前記投写可能な高さ位置のとき、前記操作ノブの引張り操作が解除されると、前記コイルバネの弾性力により、前記係止部材が前記第1の係止孔又は前記第2の係止孔へ挿通されてロック状態となる
    ことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクター用収納ケース。
  5. 前記昇降機構は、前記支柱に形成された中空部に動可能に上下方向に挿通される、前記把持部と結合された動部をさらに備え、
    前記動部が前記支柱の前記中空部内を動することで、前記把持部が前記ケース本体に対して高さ調整可能であり、
    前記動部が前記支柱に対して最も下に位置する状態で前記支柱に形成される前記第1の係止孔と前記第2の係止孔と同じ高さに、前記係止部材の前記背面端部が挿通可能な第1の係止孔と第2の係止孔とが前記動部に形成されている
    ことを特徴とする請求項3又は4の何れか一項に記載のプロジェクター用収納ケース。
  6. 前記昇降機構を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動又は停止させる制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のプロジェクター用収納ケース。
  7. 前記駆動手段は、圧縮されたガスが充填されたシリンダと、該シリンダに封入された前記ガスの圧力によって昇降するピストンロッドとを有するガススプリングであり、
    前記制御手段は前記ロック機構である
    ことを特徴とする請求項6に記載のプロジェクター用収納ケース。
  8. 前記収納空間は、
    前記プロジェクターを収納する第1収納室と、
    前記プロジェクターに電源供給を行うバッテリーを収納する第2収納室と、
    を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のプロジェクター用収納ケース。
  9. 前記プロジェクターは、上方に向けて画像を投写する投写部を有する
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のプロジェクター用収納ケース。
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