JP2019174369A - 検体前処理装置、ロボットアームおよび検体前処理方法 - Google Patents

検体前処理装置、ロボットアームおよび検体前処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一被検者の検体に対して複数種類の検査を実行する際の、ユーザの作業負担を軽減し、ユーザ由来の成分混入によるコンタミネーションの発生を抑制するとともに、汎用の装置を活用すること。【解決手段】この検体前処理装置100は、複数の検体前処理部50と、ロボットアーム10と、を備える。複数の検体前処理部50は、第1検体容器21に収容された検体を第2検体容器22、23に分注する分注部51を少なくとも含む。ロボットアーム10は、第2検体容器22に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、第2検体容器22を前記ハンドにより把持して、分注部51を含む一の群の検体前処理部50に搬送し、第2検体容器23に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、第2検体容器23をハンド15により把持して、分注部51を含む他の群の検体前処理部50に搬送する。【選択図】図1

Description

この発明は、検体前処理装置、ロボットアームおよび検体前処理方法に関する。
従来、同一被検者の検体に対して複数種類の方法で測定を行うことが知られている。たとえば、特許文献1には、子宮頸癌の検査において、細胞の形態の測定とバイオマーカーの測定とが行われている。この子宮頸癌の検査では、検査前の検体前処理として、各々の測定用の検体を準備し、遠心分離処理、不要成分の除去処理などの検体前処理を測定方法に応じて実施している。
特表2013−542452号公報
しかしながら、特許文献1の子宮頸癌の検査では、ユーザがそれぞれの検査用の検体を別個に準備し、各検査に応じた検体前処理をしなければならないため、手間がかかる。また、手動で検体前処理をしている間にユーザ由来の成分が検体に混ざってしまった場合、それらの成分による検査への影響度が検査方法に応じて異なることもある。特許文献1の子宮頸癌の検査において、細胞形態の検査と、HPVなどのバイオマーカーの検査を行う場合、たとえば、ユーザの皮膚に付着している成分が検体に混じると、細胞形態の検査においては測定への影響度が低い一方、バイオマーカー検査においては、ユーザ由来の成分がバイオマーカーとして誤測定されてしまい、2つの検査結果の相関性に信頼性がなくなるおそれがある。
また、システム設計の自由度を高めるため、専用の検体前処理システムを一体的に構築するのではなく、検体前処理用の汎用の装置を活用できることが望まれている。
この発明の第1の局面による検体前処理装置(100)は、複数の検体前処理をそれぞれ実行する複数の検体前処理部(50)と、ハンド(15)が取り付けられた多関節型のアーム部材(10b)を備えたロボットアーム(10)と、を備え、複数の検体前処理部(50)は、第1検体容器(21)に収容された検体を第2検体容器(22、23)に分注する分注部(51)を少なくとも含み、ロボットアーム(10)は、第2検体容器(22)に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、第2検体容器(22)をハンド(15)により把持して、分注部(51)を含む一の群の検体前処理部(50)に搬送し、第2検体容器(23)に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、第2検体容器(23)をハンド(15)により把持して、分注部(51)を含む他の群の検体前処理部(50)に搬送する。
第1の局面による検体前処理装置(100)では、上記のように構成することによって、ロボットアーム(10)により人手の代わりに、互いに異なる複数の検体前処理をそれぞれを行うために第2検体容器(22、23)を搬送することができるので、同一被検者の検体に対して複数種類の検査を実行する際の、ユーザの作業負担を軽減することができるとともに、ユーザ由来の成分混入によるコンタミネーションの発生を抑制することができる。また、可能範囲が広いロボットアーム(10)を用いることにより各種の装置にアクセスして測定に応じた検体前処理を実行できるので、汎用の装置を活用することができる。
この発明の第2の局面によるロボットアーム(10)は、第1検体容器(21)に収容された検体を第2検体容器(22、23)に分注する分注部(51)を少なくとも含む複数の検体前処理部(50)と連携して検体前処理を行うロボットアーム(10)であって、ハンド(15)が取り付けられた多関節型のアーム部材(10b)を備え、ロボットアーム(10)は、第2検体容器(22)に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、第2検体容器(22)をハンド(15)により把持して、分注部(51)を含む一の群の検体前処理部(50)に搬送し、第2検体容器(23)に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、第2検体容器(23)をハンド(15)により把持して、分注部(51)を含む他の群の検体前処理部(50)に搬送する。
第2の局面によるロボットアーム(10)では、上記のように構成することによって、ロボットアーム(10)により人手の代わりに、互いに異なる複数の検体前処理をそれぞれを行うために第2検体容器(22、23)を搬送することができるので、同一被検者の検体に対して複数種類の検査を実行する際の、ユーザの作業負担を軽減することができるとともに、ユーザ由来の成分混入によるコンタミネーションの発生を抑制することができる。また、可能範囲が広いロボットアーム(10)を用いることにより各種の装置にアクセスして測定に応じた検体前処理を実行できるので、汎用の装置を活用することができる。
この発明の第3の局面による検体前処理方法は、ハンド(15)が取り付けられた多関節型のアーム部材(10b)を備えたロボットアーム(10)により、複数の検体前処理をそれぞれ実行する検体前処理方法であって、ロボットアーム(10)により第1検体容器(21)および第2検体容器(22、23)をハンド(15)により把持して分注部(51)に搬送し、第1検体容器(21)に収容された検体を第2検体容器(22、23)に分注させ、第2検体容器(22)に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、第2検体容器(22)をハンド(15)により把持して、一の群の検体前処理部(50)に搬送し、第2検体容器(23)に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、第2検体容器(23)をハンド(15)により把持して、他の群の検体前処理部(50)に搬送する。
第3の局面による検体前処理方法では、上記のように構成することによって、ロボットアーム(10)により人手の代わりに、互いに異なる複数の検体前処理をそれぞれを行うために第2検体容器(22、23)を搬送することができるので、同一被検者の検体に対して複数種類の検査を実行する際の、ユーザの作業負担を軽減することができるとともに、ユーザ由来の成分混入によるコンタミネーションの発生を抑制することができる。また、可能範囲が広いロボットアーム(10)を用いることにより各種の装置にアクセスして測定に応じた検体前処理を実行できるので、汎用の装置を活用することができる。
同一被検者の検体に対して複数種類の検査を実行する際の、ユーザの作業負担を軽減し、ユーザ由来の成分混入によるコンタミネーションの発生を抑制するとともに、汎用の装置を活用することができる。
検体前処理装置の概略を示した図である。 検体前処理を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 検体前処理装置の通信処理を説明するための図である。 検体前処理装置の位置情報テーブルを示した図である。 ロボットアームに設けられたハンドを示した斜視図である。 ハンドによる第2検体容器の把持を説明するための図である。 ハンドによる第1検体容器の把持を説明するための図である。 ハンドによる分注ピペットの把持を説明するための図である。 ハンドに把持した分注ピペットによる分注を説明するための図である。 検体前処理装置の処理を説明するための図である。 前処理動作を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS41の第1検体容器受付処理を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS42のバーコード読取処理を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS43の検体撹拌処理を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS44の第1検体容器開栓処理を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS45の検体分注処理を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS46の第2検体容器22への前処理動作を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS47の第2検体容器23への前処理動作を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS48の第1検体容器閉栓処理を説明するためのフローチャートである。 撹拌部の一例を示した図である。 開栓部・閉栓部の一例を示した図である。 スピッツ投入部の一例を示した図である。 情報付与部の一例を示した図である。 分注部の一例を示した図である。 遠心部の一例を示した図である。 第2実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第3実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第4実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第5実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第6実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第7実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第7実施形態の検体前処理装置のロボットアームによる作業処理を説明するためのフローチャートである。 第8実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第9実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第9実施形態の検体前処理装置のロボットアームによる作業処理を説明するためのフローチャートである。 第10実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。 第11実施形態による検体前処理装置の構成を示した図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(検体前処理装置の概要)
図1を参照して、検体前処理装置100の概要について説明する。
本実施形態による検体前処理装置100は、複数の検体前処理を行う。また、検体前処理装置100は、第1測定装置30に供給するための検体と、第1測定装置30と関連する測定を行う第2測定装置40に供給するための検体と、を準備する前処理を行う検体前処理装置である。なお、3種類以上の測定を行うために、3以上の検体が前処理により用意されてもよい。
被検体は、主としてヒトであるが、ヒト以外の他の動物であってもよい。たとえば、患者から採取された検体は、臨床検査または医学的研究のための測定が行われる。検体は、生体由来の検体である。生体由来の検体は、たとえば、被検体から採取された血液(全血、血清または血漿)、尿、またはその他の体液などの液体、あるいは、採取された体液や血液に所定の前処理を施して得られた液体などである。また、検体は、たとえば、液体以外の、被検体の組織の一部や細胞などであってもよい。第1測定装置30および第2測定装置40では、特定の疾患などを検出するために、互いに関連のある対象成分が検出される。
検体前処理装置100は、ロボットアーム10と、複数の検体前処理部50と、を備えている。検体前処理部50は、少なくとも分注部51を含んでいる。また、検体前処理部50は、たとえば、遠心分離部52を含んでいる。検体前処理装置100には、第1検体容器21に収容された検体を供給する供給部60が設けられている。
ロボットアーム10は、ハンド15が取り付けられた多関節型のアーム部材10bを備え、ハンド15により把持した第2検体容器22および第2検体容器23を異なる検体前処理が行われるように検体前処理部50に搬送する。
検体前処理部50は、互いに異なる複数の検体前処理をそれぞれ実行する。分注部51は、第1検体容器21に収容された検体を第2検体容器22および第2検体容器23に分注する。
ロボットアーム10は、第2検体容器22に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、第2検体容器22をハンド15により把持して、分注部51を含む一の群の検体前処理部50に搬送する。また、ロボットアーム10は、第2検体容器23に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、第2検体容器23をハンド15により把持して、分注部51を含む他の群の検体前処理部50に搬送する。
たとえば、供給部60から第1検体容器21が供給されると、第1検体容器21がロボットアーム10により分注部51に搬送される。分注部51において、第1検体容器21から、第2検体容器22および第2検体容器23に、それぞれ、第1検体および第2検体が分注される。
また、第1測定装置30および第2測定装置40の各々の測定方法に応じて、第1検体と第2検体に異なる前処理が行われる。
前処理が行われた第1検体は、第1測定装置30に供給される。また、第1検体と異なる前処理が行われた第2検体は、第2測定装置40に供給される。
(検体測定処理)
図2を参照して、検体測定処理の概要について説明する。
図2のステップS1において、親検体が設置される。具体的には、供給部60に、検体が収容された第1検体容器21が設置される。ステップS2において、親検体から子検体が分注される。具体的には、第1検体容器21、第2検体容器22および第2検体容器23が分注部51に搬送される。そして、第1検体容器21から、それぞれ、第2検体容器22および第2検体容器23に、検体が分注される。ステップS3において、子検体の測定方法に合わせて各々前処理が行われる。その後、検体前処理が終了される。
(検体前処理装置の構成)
図3〜図26を参照して、第1実施形態による検体前処理装置900の例について説明する。検体前処理装置900は、複数の関連する測定を行うための検体前処理を実行する検体前処理装置である。また、検体前処理装置900は、第1検体容器21に収容された検体から、第1測定に用いられる第1検体と、第1測定に関連する第2測定に用いられる第2検体と、を準備する前処理を行う。検体前処理装置900は、たとえば、臨床検査に用いられる。検体前処理装置100は、病院や検査機関に設けられている。
第1検体は、第1測定装置30により測定される。第2検体は、第2測定装置40により測定される。第1測定は、第1検体中の細胞形態の測定を含み、第2測定は、第2検体中のバイオマーカーの測定を含む。
第1測定装置30は、レーザを使用したフローサイトメトリー法により、保存液により固定された剥離細胞を計測する剥離細胞計測装置である。剥離細胞計測装置により計測される剥離細胞試料は、定量吸引されて、前処理工程および染色工程をへて、シースフロー機構により、フローセル内に供給される。供給された剥離細胞試料は、フローセルを通過する際にレーザ光が照射され、散乱光と蛍光とが検出される。第1測定装置30では、検出された散乱光および蛍光に基づいて、細胞質の大きさ、核の大きさ、細胞内のDNA量等の情報が取得され、子宮頸癌の疑いがあるか否かが判定される。
第2測定装置40は、第2検体に含まれるヒトパピローマウィルス(HPV)を測定する。第2測定装置40は、第2検体から核酸を抽出して測定する。
検体前処理装置900は、図3に示すように、ロボットアーム10と、クリーンエリア910と、剥離細胞用投入部920と、容器載置部930と、撹拌部941と、開栓部942aと、閉栓部942bと、スピッツ投入部943と、情報付与部944と、分注部945と、遠心分離部946と、栓投入部947と、投入部950と、読取部951と、を備えている。剥離細胞用投入部920は、ラック投入部921と、搬送部922とを含んでいる。容器載置部930は、HPV用投入部931と、標本作成用投入部932とを含んでいる。投入部950は、ラックユニット952を含んでいる。
ロボットアーム10は、基台10a上に設けられている。ロボットアーム10は、複数設けられ、たとえば、第1ロボットアーム11と、第2ロボットアーム12とを含んでいる。ここで、ロボットアーム10は、検体が収容された第1検体容器21を搬送する。また、ロボットアーム10は、第1検体が収容された第2検体容器22を搬送する。また、ロボットアーム10は、第2検体が収容された第2検体容器23を搬送する。なお、ロボットアーム10は、単数であってもよいし、3以上の複数であってもよい。ここで、本実施形態では、ロボットアーム10は、検体が収容された第1検体容器21を搬送する。また、ロボットアーム10は、第1検体が収容された第2検体容器22を搬送する。また、ロボットアーム10は、第2検体が収容された第2検体容器23を搬送する。ロボットアーム10は、容器が収容されたラックを搬送してもよい。ロボットアーム10は、水平方向および鉛直方向に容器またはラックを搬送することが可能である。
基台10aは、ロボットアーム10を支持している。具体的には、基台10aは、ロボットアーム10を下方から支持している。また、ロボットアーム10は、ハンド15が取り付けられた多関節型のアーム部材10bを備えている。
ロボットアーム10は、たとえば、電動モータを含む駆動部の駆動により動作する。駆動部は、ハンド15およびアーム部材10bを駆動する。駆動部は、ハンド15により把持された第1検体容器21を分注部945に搬送する。また、駆動部は、第1測定に用いられる第1検体が第1検体容器21から分注部945により分注された第2検体容器22、および、第1測定に関連する第2測定に用いられる第2検体が第1検体容器21から分注部945により分注された第2検体容器23を、異なる検体前処理が行われるように検体前処理部50に搬送する。ロボットアーム10は、エンコーダなどを含み、電動モータの駆動量が制御される。また、ロボットアーム10は、定格出力が所定の仕事率以下である。
第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、それぞれ、第1リンク部材141と、第2リンク部材142とを備えている。第1リンク部材141と、第2リンク部材142とにより多関節型のアーム部材10bが構成される。第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12には、ハンド15が設けられている。アーム部材10bにはハンド15が取り付けられている。第1リンク部材141は、第1軸線14aまわりに回動可能である。第2リンク部材142は、第1軸線14aとは異なる位置の第1リンク部材141上に規定された第2軸線14bまわりに回動可能に結合されている。これにより、ロボットアーム10を複数の軸線まわりに回動させて動作させることができるので、ロボットアーム10の作業可能な範囲を大きくすることができる。第1ロボットアーム11の第1軸線14aと、第2ロボットアーム12の第1軸線14aとは平面視において重なって配置されている。なお、第1ロボットアーム11の第1軸線14aと、第2ロボットアーム12の第1軸線14aとは平面視において互いに離間して配置されていてもよい。
第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、第1リンク部材141および第2リンク部材142が回動されることにより、ハンド15を水平方向に移動させることが可能である。つまり、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、第1リンク部材141および第2リンク部材142により、ハンド15を水平方向に並進移動させるとともに、水平方向に回転させることが可能である。また、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、ハンド15を上下方向に移動させることが可能である。
ロボットアーム10は、稼動中に搬送する物体以外の物体と接触した場合に、動作が停止される。ロボットアーム10は、たとえば、駆動電流を検出し、駆動電流が所定のしきい値を超えた場合に、物体と接触したことを検知してもよい。また、ロボットアーム10の動作を監視するカメラなどにより、ロボットアーム10と物体との接触を検知してもよい。また、センサなどにより、ロボットアーム10と物体との接触を検知してもよい。
基台10aは、設置面に対して移動可能である。これにより、他の装置に合わせてレイアウトを変更したり、検体計測の種類に合わせて、構成を変更することが可能である。また、メンテナンスを行うために、他の装置や壁との間に隙間を設けて配置する必要がないので、設置面積が大きくなるのを抑制することができるとともに、他の装置の設置の自由度をより高くすることができる。
制御部13は、ロボットアーム10の動作を制御する。つまり、制御部13は、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12の動作を制御する。制御部13は、たとえば、CPU(中央処理ユニット)、メモリなどを含んでいる。また、制御部13は、ロボットアーム10に有線または無線により接続されている。つまり、制御部13は、ロボットアーム10を制御する信号をロボットアーム10に対して有線通信または無線通信により送信する。これにより、制御部13により第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12を容易に連携させて動作させることができるので、複数のロボットアーム10を効率よく動作させることができる。
制御部13は、たとえば、基台10aに格納されている。なお、制御部13は、基台10aの外に設けられていてもよい。制御部13は、ロボットアーム10を駆動させて、他の装置に設置された治具をロボットアーム10に触らせて、基台10aの位置と、他の装置との相対位置を取得するようにしてもよい。つまり、治具を他の装置の所定の位置に設置した状態で、ロボットアーム10が移動して触ることにより、基台10aに対して、治具がどの位置に配置されているかを検知することができる。これにより、ロボットアーム10と他の装置との位置合わせを容易に行うことが可能である。なお、ロボットアーム10と他の装置との位置合わせは、ロボットアーム10および他の装置の設置時や、ロボットアーム10の起動時や、所定の期間毎などに行われる。
分注部945は、液体を分注する。具体的には、分注部945は、第1検体容器21から検体を、第2検体容器22または第2検体容器23に分注する。また、分注部945は、前処理に必要な試薬を分注する。また、分注部945は、第1検体容器21に収容された検体から、第1測定に用いられる第1検体を第2検体容器22に分注し、第2測定に用いられる第2検体を第2検体容器23に分注する。
また、分注部945は、前処理に必要な試薬を分注する。分注部945は、分注を行う分注ピペットを交換することが可能である。分注部945は、分注ピペットが取り付けられた状態で、液体を吸引し、吸引した液体を吐出する。分注部945は、たとえば、分注ピペットが着脱可能に取り付けられるピペット取付部と、分注ピペットの吸引動作および吐出動作を行う駆動部とを含んでいる。駆動部は、モータや、エアシリンダなどを含んでいる。
分注部945は、第1検体の吐出量と第2検体の吐出量とが互いに異なるように、第1検体および第2検体を吐出する。具体的には、分注部945は、第1検体を分注するための第1分注ピペットと、第2検体を分注するための第2分注ピペットとを取り付け可能に構成されている。なお、第1分注ピペットおよび第2分注ピペットは、分注部945に択一的に交換可能に設置されてもよいし、両方が設置されて、分注処理時に使い分けられてもよい。第1分注ピペットと、第2分注ピペットは、互いに分注量が異なるように構成されている。たとえば、第1分注ピペットと、第2分注ピペットとは、吸引量が異なる。
読取部951は、第1検体容器21から識別情報を読み取る。たとえば、読取部951は、バーコードリーダ、2次元コードリーダまたはICタグリーダを含む。また、読取部951は、第1検体容器21に添付された情報を読み取る。識別情報は、たとえば、被検体の属性情報や、採取日時、検体種別などが含まれる。
情報付与部944は、読取部951により読み取られた識別情報に基づき、第2検体容器22および第2検体容器23の少なくともいずれか一方に情報を付与する。情報付与部944は、たとえば、識別情報をラベルに印刷する印刷部と、ラベルを容器に貼りつける貼り付け部とを含んでいる。なお、情報付与部944は、容器に直接情報を印刷してもよい。付与される情報は、たとえば、被検体の属性情報や、採取日時、検体種別などが含まれる。
スピッツ投入部943は、空の容器(スピッツ管)を供給する。具体的には、スピッツ投入部943は、空の第2検体容器22および空の第2検体容器23を供給する。スピッツ投入部943は、コンベア上に第2検体容器22および第2検体容器23が載置され、コンベアにより第2検体容器22および第2検体容器23を搬送する。なお、第2検体容器22および第2検体容器23として、同一の種類の容器が使用されてもよい。この場合、スピッツ投入部943は、共通の位置に容器を供給する。また、第2検体容器22および第2検体容器23として、互いに異なる種類の容器が使用されてもよい。この場合、スピッツ投入部943は、第2検体容器22および第2検体容器23を区別して供給する。
栓投入部947は、開栓部942aに対して栓を供給する。栓投入部947から供給された栓は、ロボットアーム10により開栓部942aに搬送される。栓投入部947は、汎用品を用いることができる。
ここで、第1実施形態では、ロボットアーム10は、第1検体が収容された第2検体容器22と、第2検体が収容された第2検体容器23と、を異なる前処理が行われるように搬送する。ロボットアーム10は、細胞形態の測定に用いられる第1検体について、第2検体容器22を、分注部945および遠心分離部946を含む群の検体前処理部に搬送する。なお、この群には、情報付与部944も含まれる。また、ロボットアーム10は、バイオマーカーの測定に用いられる第2検体について、第2検体容器23を、分注部945および閉栓部942bを含む群の検体前処理部に搬送する。なお、この群には、情報付与部944も含まれる。
図3に示す例では、第1検体容器21が投入部950から投入される。投入された第1検体容器21は、読取部951により識別情報が読み取られる。識別情報に基づいて、第1検体容器21は、ラックユニット952に搬送される。そして、ロボットアーム10は、第1検体容器21を、撹拌部941に搬送する。撹拌部941により第1検体容器21の検体の撹拌後、ロボットアーム10は、第1検体容器21を、開栓部942aに搬送する。開栓部942aによる第1検体容器21の蓋の開栓後、ロボットアーム10は、第1検体容器21を分注部945に搬送する。投入部950は、汎用品を用いることができる。たとえば、投入部950は、株式会社IDS製のIDS−CLAS X−1シリーズを使用してもよい。また、読取部951は、汎用品を用いることができる。
また、ロボットアーム10は、空の第2検体容器22を、スピッツ投入部943から取り出して、情報付与部944に搬送する。情報付与部944により第2検体容器22に情報が付与された後、ロボットアーム10は、第2検体容器22を、分注部945に搬送する。分注部945により第2検体容器22に検体が分注されると、ロボットアーム10は、第2検体容器22を、遠心分離部946に搬送する。遠心分離部946による第1検体の遠心分離後、ロボットアーム10は、第2検体容器22を第1検体投入部31に搬送する。
また、ロボットアーム10は、第2検体容器22および第2検体容器23に識別情報を付与するために、第2検体容器22および第2検体容器23を情報付与部944に搬送するとともに、第2検体容器22および第2検体容器23に検体を分注するために、第2検体容器22および第2検体容器23を分注部945に搬送する。
また、ロボットアーム10は、空の第2検体容器23を、スピッツ投入部943から取り出して、情報付与部944に搬送する。情報付与部944により第2検体容器23に情報が付与された後、ロボットアーム10は、第2検体容器23を、分注部945に搬送する。分注部945により第2検体容器23に検体が分注されると、ロボットアーム10は、第2検体容器23を、第2子検体投入部41に搬送する。
また、ロボットアーム10は、第2検体容器22を検体前処理部としての遠心分離部946に搬送し、検体前処理としての遠心分離処理が実行された第2検体容器22を第1位置P1に移動させ、第2検体容器23を遠心分離部946に搬送せず第1位置P1とは異なる第2位置P2に移動させる。つまり、第1検体は、遠心分離部946により遠心分離処理が行われてもよい。一方、第2検体は、遠心分離処理が行われなくてもよい。
第1検体容器21、第2検体容器22および第2検体容器23は、他の前処理が行われるように搬送されてもよい。また、検体前処理装置100は、他の処理部が設けられていてもよい。
また、図4に示すように、検体前処理装置900の各部には、制御部が設けられている。具体的には、ロボットアーム10には、制御部13が設けられている。また、撹拌部941には、制御部962が設けられている。また、閉栓部942bには、制御部963が設けられている。また、スピッツ投入部943には、制御部964が設けられている。また、情報付与部944には、制御部965が設けられている。また、分注部945には、制御部966が設けられている。また、遠心分離部946には、制御部967が設けられている。また、栓投入部947には、制御部968が設けられている。また、ラックユニット952には、制御部969が設けられている。各制御部は、CPU(中央処理装置)と、メモリなどの記憶部とを含んでいる。
ロボットアーム10の制御部13は、制御部962〜969と、通信可能である。制御部13は、他のユニットと通信することにより、検体容器を搬送したり、前処理のための制御を行う。
図5に示すように、制御部13は、制御部962〜969と通信を行うことにより、位置情報のテーブルを作成する。図5に示す例では、番号1、2、3・・・とされた検体の位置を取得する。図5に示す例では、制御部13は、制御部969との通信により、親検体のバーコードの読取情報を取得する。また、制御部13は、制御部962との通信により、撹拌の開始・終了の情報を取得する。また、制御部13は、制御部963との通信により、第1検体容器21の開栓の情報を取得する。また、制御部13は、制御部966との通信により、親検体の分注位置を取得する。たとえば、分注位置が3か所ある場合は、位置を区別して取得する。図5の例では、「(X1,Y1,Z1)」「(X2,Y2,Z2)」「(X3,Y3,Z3)」と区別して分注位置を取得する。なお、分注位置は、ロボットアーム10の基準位置に対して座標位置が設定されている。基準位置は、たとえば、ロボットアーム10の回転軸に基づいて設定されていてもよい。
また、制御部13は、制御部963との通信により、親検体の標本作製の投入位置を取得する。たとえば、投入位置が3か所ある場合は、位置を区別して取得する。図5の例では、「(Xa,Ya,Za)」「(Xb,Yb,Zb)」「(Xc,Yc,Zc)」と区別して投入位置を取得する。なお、投入位置は、ロボットアーム10の基準位置に対して座標位置が設定されている。また、制御部13は、制御部964との通信により、第2検体容器22および第2検体容器23の投入情報を取得する。また、制御部13は、制御部965との通信により、子検体に付与するバーコードの読取情報を送信する。
また、制御部13は、制御部966との通信により、第1検体の分注位置を取得する。また、制御部13は、制御部966との通信により、第2検体の分注位置を取得する。たとえば、分注位置が3か所ある場合は、位置を区別して取得する。図5の例では、「(X4,Y4,Z4)」「(X5,Y5,Z5)」「(X6,Y6,Z6)」「(X7,Y7,Z7)」「(X8,Y8,Z8)」「(X9,Y9,Z9)」と区別して分注位置を取得する。なお、分注位置は、ロボットアーム10の基準位置に対して座標位置が設定されている。また、制御部13は、制御部967との通信により、第1検体の遠心分離の開始・終了の情報を取得する。
また、制御部13は、制御部963との通信により、第2検体容器23の閉栓の開始・終了の情報を取得する。また、制御部13は、HPVの検体の測定装置への投入の情報を取得する。また、制御部13は、剥離細胞の検体の測定装置への投入の情報を取得する。
(ハンド)
図6〜図10を参照して、ロボットアーム10に設けられたハンド15について説明する。
ハンド15は、第1検体容器21、第2検体容器22、第2検体容器23および分注ピペット16を把持することができる。また、ハンド15は、ロボットアーム10に交換可能に取り付けられている。図6に示すように、ハンド15は、支持部151と、一対のピペット把持部152と、一対の容器把持部153と、スライダ154と、レール155とを含んでいる。一対のピペット把持部152には、各々凹部152aが形成されている。一対の容器把持部153には、合計3つの当接部153aが設けられている。
支持部151は、ロボットアーム10に取り付けられるように構成されている。また、支持部151は、一対のピペット把持部152と、一対の容器把持部153と、スライダ154と、レール155とを支持している。一対のピペット把持部152は、分注ピペット16を把持するように構成されている。具体的には、一対のピペット把持部152は、駆動部により、互いに近づく方向および遠ざかる方向に移動することができる。これにより、ピペット把持部152により分注ピペット16を把持したり、離したりすることができる。なお、駆動部は、たとえば、エアシリンダまたはモータを含んでいる。凹部152aは、分注ピペット16の被把持部161の形状に沿った形状に凹んで形成されている。これにより、ピペット把持部152により、分注ピペット16を確実に把持することができる。
一対の容器把持部153は、容器を把持するように構成されている。具体的には、一対の容器把持部153は、第1検体容器21、第2検体容器22または第2検体容器23を把持するように構成されている。一対の容器把持部153は、駆動部により、互いに近づく方向および遠ざかる方向に移動することができる。これにより、容器把持部153により容器を把持したり、離したりすることができる。なお、一対の容器把持部153は、一対のピペット把持部152と連動して互いに近づく方向および遠ざかる方向に移動する。これにより、共通の駆動部を用いることができるので、ハンド15の簡素化および部品点数の減少を測ることができる。当接部153aは、一方の容器把持部153に1つ、他方の容器把持部153に2つ設けられている。また、当接部153aは、容器に当接して、容器を把持するように構成されている。当接部153aは、それぞれ、鉛直方向に延びる棒形状を有している。つまり、当接部153aは、円筒状の容器の軸方向に延びるように形成されている。
スライダ154は、一対設けられている。また、スライダ154は、レール155に沿って移動可能に構成されている。一対のスライダ154の一方には、一対のピペット把持部152の一方、および、一対の容器把持部153の一方が接続されている。また、一対のスライダ154の他方には、一対のピペット把持部152の他方、および、一対の容器把持部153の他方が接続されている。これにより、一対のスライダ154をレール155に沿って移動させることにより、一対のピペット把持部152および一対の容器把持部153の互いの距離を変えることができる。
図7に示すように、ハンド15により第2検体容器22または第2検体容器23を把持する場合、容器把持部153の3つの当接部153aにより、第2検体容器22または第2検体容器23を挟み込んで保持する。
図8に示すように、ハンド15により第1検体容器21を把持する場合、容器把持部153の3つの当接部153aにより、第1検体容器21を挟み込んで保持する。ハンド15は、一対の容器把持部153により異なる直径の容器を把持することが可能である。
つまり、第1検体容器21は、第2検体容器22および第2検体容器23とは異なる形状を有している。また、ハンド15は、第1検体容器21、第2検体容器22および第2検体容器23をそれぞれ把持可能に構成されている。
図9に示すように、ハンド15により分注ピペット16を保持する場合、ピペット把持部152により、分注ピペット16を挟み込んで保持する。図9に示す例では、分注ピペット16は、被把持部161と、支持部162と、複数の吸引部163とを含んでいる。吸引部163の先端には、チップ164が設けられている。被把持部161は、上下方向に延びる円筒形状を有している。被把持部161は、ピペット把持部152の凹部152aに嵌り込んで、ピペット把持部152に保持される。支持部162は、被把持部161と複数の吸引部163とを接続している。複数の吸引部163は、液体を吸引して、吸引した液体を吐出するように構成されている。また、吸引部163は、付け替え可能に構成されている。また、ロボットアーム10は、ハンド15を用いて、分注部945に対して分注ピペット16の取り付け動作および取り外し動作を行ってもよい。
図10に示すように、ハンド15に分注ピペット16を把持した状態で、分注を行ってもよい。この場合、ハンド15は、アーム156と、アーム156の先端に設けられた歯車157と、歯車157に当接するプランジャ158とをさらに有している。分注ピペット16には、プランジャ158の下端部が接続されている。分注ピペット16は、プランジャ158により、下方向に押圧されることにより、液を吐出する。また、プランジャ158の押圧が解除された場合に、バネなどの付勢部材により上方向に付勢されて、液を吸引する。プランジャ158は、駆動機構によりアーム156が下方向に回動されると、先端の歯車157により押圧されて、下方向に移動する。
図11に示すように、第1検体容器21と、第2検体容器22と、第2検体容器23とが、搬送される。具体的には、第1検体容器21は、子宮頚部検体保存液として検体が収められる。また、第2検体容器22は、剥離細胞測定用スピッツとして用いられる。また、第2検体容器23は、HPV測定用スピッツとして用いられる。子宮頸癌を検査するために、剥離細胞測定、HPV測定を行うことにより、より精度よく検査を行うことができる。
第1検体容器21は、投入部950から投入される。投入部950は、コンベアを有し、複数の第1検体容器21を搬送する。第1検体容器21は、読取部951により、外周部に貼付されたバーコードが読み取られる。バーコードの情報に基づいて、測定対象か否かが判断される。測定対象の第1検体容器21は、ラックユニット952に送られる。また、測定対象でない第1検体容器21は、投入部950により引き続き搬送されて、下流へと送られる。
親検体が投入されると、ラックユニット952の制御部969と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。測定対象の第1検体容器21は、第1ロボットアーム11により、撹拌部941に搬送されて、撹拌処理が行われる。この場合、撹拌部941の制御部962と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。そして、撹拌処理後の第1検体容器21は、第1ロボットアーム11により、開栓部942aに搬送されて、開栓処理が行われる。この場合、制御部963と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。開栓処理後の第1検体容器21は、第1ロボットアーム11により、分注部945に搬送されて、分注処理が行われる。この場合、制御部966と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。その後、閉栓部942bに移動されて、閉栓処理が行われる。この場合、制御部963と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。そして、閉栓処理後、第1検体容器21は、標本作成用投入部932に搬送される。
第2検体容器22は、スピッツ投入部943から供給されて、第2ロボットアーム12により搬送される。この場合、制御部964と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。第2検体容器22は、情報付与部944に搬送されて、第1検体容器21のバーコード情報に基づく情報が付される。この場合、制御部965と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。その後、第2検体容器22は、第2ロボットアーム12により、分注部945に搬送されて、待機後、分注処理が行われる。具体的には、第1検体容器21から所定の量の検体が移される。
その後、第2検体容器22は、搬送位置まで移動されて、第2ロボットアーム12により、遠心分離部946に搬送されて、遠心分離処理が行われる。この場合、制御部967と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。遠心分離処理後の第2検体容器22は、第2ロボットアーム12により、分注部945に搬送されて、上清除去処理が行われる。この場合、制御部966と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。その後、第2検体容器22は、剥離細胞用投入部920に移動される。
第2検体容器23は、スピッツ投入部943から供給されて、第2ロボットアーム12により搬送される。この場合、制御部964と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。第2検体容器23は、情報付与部944に搬送されて、第1検体容器21のバーコード情報に基づく情報が付される。この場合、制御部965と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。その後、第2検体容器23は、第2ロボットアーム12により、分注部945に搬送されて、分注処理が行われる。具体的には、第1検体容器21から所定の量の検体が移される。
その後、第2検体容器23は、搬送位置まで移動されて、栓投入部から栓が供給される。この場合、制御部968と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。そして、第2検体容器23は、第2ロボットアーム12により、閉栓部942bに搬送されて、閉栓処理が行われる。この場合、制御部963と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われる。その後、第2検体容器23は、HPV用投入部931に移動される。
次に、図12〜図20を参照して、前処理動作について説明する。なお、前処理動作の制御は、制御部13が、制御部962〜969と通信しながら行う。
図12のステップS41において、第1検体容器21が受け付けられたか否かが判断される。つまり、投入部950により、第1検体容器21が供給され、ラックユニット952に搬送されたか否かが判断される。たとえば、ラックユニット952の制御部969と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われ、ラックユニット952への第1検体容器21の受け付けが制御部13に送信される。第1検体容器21が受け付けられれば、ステップS42に進み、第1検体容器21が受け付けられなければ、ステップS49に進む。具体的には、図13のステップS411において、ラックユニット952の制御部969からの受け付け信号を受信したか否かが判断される。受信すれば、ステップS412に進み、受信しなければ、ステップS49(図12参照)に進む。ステップS412において、第1検体容器21がラックユニット952から取り出されて搬送される。なお、ロボットアーム10の搬送動作は、各検体前処理部や各分注位置に座標位置が割り当てられており、その座標位置に基づいて動作が行われる。
図12のステップS42において、第1検体容器21のバーコードが読取部951により読み取られる。たとえば、図5に示すように、バーコード読取の情報(たとえば、A、B、C…)が制御部13に送信される。具体的には、図14のステップS421において、第1検体容器21の識別情報を、読取部951から受信する。そして、ステップS422において、親検体識別情報が記録される。
図12のステップS43において、第1検体容器21の撹拌処理が撹拌部941において行われる。たとえば、撹拌部941の制御部962と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われ、撹拌部941の撹拌処理が開始される。また、撹拌が終了すると完了信号が制御部13に送信される。また、図5に示すように、撹拌処理の終了が記録される。具体的には、図15のステップS431において、第1検体容器21を撹拌部941に搬送する。ステップS432において、撹拌部941の制御部962に撹拌開始信号を送信する。撹拌が終了すると、ステップS433において、撹拌部941の制御部962から撹拌終了信号を受信する。そして、ステップS434において、撹拌の終了を記録する。
図12のステップS44において、第1検体容器21の開栓処理が開栓部942aにおいて行われる。たとえば、制御部963と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われ、開栓部942aの開栓処理が開始される。また、開栓が終了すると完了信号が制御部13に送信される。また、図5に示すように、開栓の終了が記録される。具体的には、図16のステップS441において、第1検体容器21を開栓部942aに搬送する。ステップS442において、開栓部942aの制御部963に開栓開始信号を送信する。開栓が終了すると、ステップS443において、開栓部942の制御部963から開栓終了信号を受信する。そして、ステップS444において、開栓の終了を記録する。
図12のステップS45において、第1検体容器21の分注処理が分注部945において行われる。たとえば、制御部966と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われ、分注処理が開始される。また、図5に示すように、分注位置が制御部13に送信されて記録される。また、分注処理が終了すると完了信号が制御部13に送信される。具体的には、図17のステップS451において、第1検体容器21を分注部945に搬送する。ステップS452において、分注部945の制御部966に分注開始信号を送信する。分注が終了すると、ステップS453において、分注部945の制御部966から分注終了信号を受信する。
図12のステップS46において、第2検体容器22への前処理動作が行われる。具体的には、図18のステップS461において、スピッツ投入部943の制御部964に第2検体容器22の取得信号を送信する。そして、スピッツ投入部943から第2検体容器22が供給されて、第2検体容器22をロボットアーム10が取得する。
ステップS462において、第2検体容器22を情報付与部944に搬送する。また、情報付与部944の制御部965に第1検体容器21から取得した識別情報を送信する。また、制御部965に情報付与開始信号を送信する。第2検体容器22への情報付与が終了すると、情報付与部944の制御部965から情報付与終了信号を受信する。そして、情報付与の終了を記録する。
ステップS463において、第2検体容器22を遠心分離部946に搬送する。また、遠心分離部946の制御部967に遠心分離処理開始信号を送信する。第2検体容器22への遠心分離処理が終了すると、遠心分離部946の制御部967から遠心分離処理終了信号を受信する。そして、遠心分離処理の終了を記録する。
ステップS464において、第2検体容器22を分注部945に搬送する。また、分注部945の制御部966に上清除去処理開始信号を送信する。第2検体容器22への上清除去処理が終了すると、分注部945の制御部966から上清除去処理終了信号を受信する。そして、上清除去処理の終了を記録する。
ステップS465において、第2検体容器22を、剥離細胞用投入部920に搬送する。
図12のステップS47において、第2検体容器23への前処理動作が行われる。具体的には、図19のステップS471において、スピッツ投入部943の制御部964に第2検体容器23の取得信号を送信する。そして、スピッツ投入部943から第2検体容器23が供給されて、第2検体容器23をロボットアーム10が取得する。
ステップS472において、第2検体容器23を情報付与部944に搬送する。また、情報付与部944の制御部965に第1検体容器21から取得した識別情報を送信する。また、制御部965に情報付与開始信号を送信する。第2検体容器23への情報付与が終了すると、情報付与部944の制御部965から情報付与終了信号を受信する。そして、情報付与の終了を記録する。
ステップS473において、第2検体容器23を閉栓部942bに搬送する。また、閉栓部942bの制御部963に閉栓開始信号を送信する。第2検体容器23への閉栓処理が終了すると、閉栓部942bの制御部963から閉栓処理終了信号を受信する。そして、閉栓処理の終了を記録する。
ステップS474において、第2検体容器23を、HPV用投入部931に搬送する。
図12のステップS48において、第1検体容器21の閉栓処理が閉栓部942bにおいて行われる。たとえば、制御部963と、ロボットアーム10の制御部13との間で通信が行われ、閉栓部942bの閉栓処理が開始される。また、閉栓が終了すると完了信号が制御部13に送信される。また、図5に示すように、閉栓の終了が記録される。具体的には、図20のステップS481において、第1検体容器21を閉栓部942bに搬送する。ステップS482において、閉栓部942bの制御部963に閉栓開始信号を送信する。閉栓が終了すると、ステップS483において、閉栓部942bの制御部963から閉栓終了信号を受信する。その後、図12のステップS49において、シャットダウン処理が行われる。
図21に示すように、撹拌部941は、本体部9411と、揺動部9412とを含んでいる。撹拌部941は、揺動部9412に、容器を当接させることにより、振動を与えて、容器の中身を撹拌するように構成されている。撹拌部941は、汎用のミキサーを用いてもよい。たとえば、撹拌部941は、Scientific Industries製のDigital Vortex−Genie2を使用してもよい。また、撹拌部941は、コーニング製のボルテックスミキサー6778を使用してもよい。
図22に示すように、開栓部942aおよび閉栓部942bは、回転部9421と、回転部9421に支持される把持部9422とを含んでいる。開栓部942a、閉栓部942bは、把持部9422により容器の栓21aを把持した状態で、回転部9421を回転させることにより、開栓処理および閉栓処理を行うように構成されている。把持部9422は、任意の距離に近づくことが可能であり、異なる直径を有する栓を、それぞれ、安定して把持することが可能である。開栓部942aおよび閉栓部942bは、汎用の自動栓開閉装置を用いてもよい。たとえば、開栓部942aおよび閉栓部942bは、アライドフロー株式会社製のCap自動開閉装置CAPNER CPF−100を使用してもよい。
図23に示すように、スピッツ投入部943は、複数の容器を上下方向に重ねた状態で保持するように構成されている。また、スピッツ投入部943は、供給する容器が、ロボットアーム10のハンド15により把持される。複数の容器は、傾斜して重ねられている。なお、スピッツ投入部943は、上下方向に重ねて容器を保持するとともに、側面に設けられたボタンを押下することにより、容器を供給する構成でもよい。スピッツ投入部943は、汎用の投入部を用いてもよい。
図24に示すように、情報付与部944は、本体部9441と、貼付部9442とを含んでいる。情報付与部944は、たとえば、オートラベラーである。情報付与部944は、ロボットアーム10のハンド15により搬送される容器が貼付部9442に挿入されることにより、所定の情報を有するバーコードを付するように構成されている。なお、情報付与部944は、バーコード以外の情報を、容器に付してもよい。たとえば、2次元コードや、文字、記号を容器に付してもよい。また、情報付与部944は、シールにより情報を付してもよいし、印刷により情報を付してもよい。情報付与部944は、汎用のオートラベラーを用いてもよい。たとえば、情報付与部944は、オートニクス製のBC12TL(検体ラベラーシステム(個別印字タイプ))を使用してもよい。
図25に示すように、分注部945は、複数の分注ピペット9451と、各々の分注ピペット9451の先端に設けられたチップ9452と、複数の分注ピペット9451の上部に当接する駆動機構9453とを含んでいる。駆動機構9453は、複数の分注ピペット9451に連結し、複数の分注ピペット9451を並行して駆動する。分注部945は、駆動機構9453を、ロボットアーム10のハンド15により操作することにより、複数の分注ピペット9451により並行して分注処理を行うことが可能である。つまり、ロボットアーム10は、ハンド15により駆動機構9453を操作して、複数の第1検体容器21から並行して、複数の第2検体容器22および複数の第2検体容器23にそれぞれ第1検体および第2検体を分注することができる。分注ピペット9451は、mLオーダーの単一のピペットが複数配置されている。分注ピペット9451は、市販品を用いてもよい。
ロボットアーム10は、複数の第1検体容器21から、第2検体容器22および第2検体容器23にそれぞれ第1検体および第2検体を分注する動作を繰り返すことにより、複数の第2検体容器22および複数の第2検体容器23を準備してもよい。
図26に示すように、遠心分離部946は、本体部9461と、蓋部9462と、回転部9463と、回転部9463に設けられた複数の容器配置部9464とを含んでいる。蓋部9462は、開閉可能に構成されている。つまり、容器の出し入れの場合に蓋部9462が開けられ、遠心分離処理の際に、蓋部9462が閉じられる。各々の容器配置部9464には、複数の容器を配置することが可能である。回転部9463が回転することにより、容器配置部9464に配置された容器の中身の遠心分離処理が行われる。遠心分離部946には、ロボットアーム10のハンド15により搬送されて容器がセットされる。遠心分離部946は、汎用の遠心分離装置を用いてもよい。たとえば、遠心分離部946は、株式会社久保田製作所製のユニバーサル冷却遠心機5930を使用してもよい。また、遠心分離部946は、Hettich製のROTANTA460 ROBOTICを使用してもよい。
(検体前処理装置の構成)
図27を参照して、第2実施形態による検体前処理装置1000の例について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第2実施形態の検体前処理装置1000は、図27に示すように、ロボットアーム10と、尿測定装置1010と、親検体投入部1020と、第1子検体投入部1030と、第2子検体載置部1040と、分注部1050と、試験管投入部1060と、オートラベラー1070と、廃棄ステーション1080と、撹拌部1090と、遠心分離部1091と、を備えている。親検体投入部1020は、バーコード読取部1021を含んでいる。
第2実施形態の検体前処理装置1000は、尿の測定を行うための装置である。たとえば、検体前処理装置1000は、ウロビリノーゲン、潜血、蛋白質、ブドウ糖、ケトン体、ビリルビン、亜硝酸塩、白血球、pH、クレアチニン、アルブミンなどの検査を行う、または、これらの検査のための前処理を行う。尿を検査するために、複数の測定を行うことにより、より精度よく検査を行うことができる。
親検体投入部1020からは、第1検体容器21としてのカップにより検体が供給される。カップで供給された検体は、撹拌部1090により撹拌が行われる。撹拌が行われた親検体は、分注部1050により、第2検体容器22と、第2検体容器23に所定量ずつ分注される。その後、第1検体容器21としてのカップは、廃棄ステーション1080に廃棄される。第2検体容器22および第2検体容器23は、それぞれ、試験管投入部1060から供給され、第1検体容器21のバーコード情報に基づく情報が、オートラベラー1070により付される。そして、第2検体容器22は、第1子検体投入部1030に搬送されて、尿測定装置1010により測定が行われる。第1検体は、尿測定装置1010により、尿定性測定が自動的に行われる。
第2検体容器23は、遠心分離部1091により遠心分離処理が行われる。また、遠心分離が行われた第2検体は、分注部1050により上清除去された後、第2子検体載置部1040に搬送される。第2検体は、人により、顕微鏡を用いて検査が実行される。つまり、ロボットアーム10は、目視による測定に用いられる第2検体について、第2検体容器23を、分注部1050および遠心分離部1091を含む群の検体前処理部に搬送する。
(検体前処理装置の構成)
図28を参照して、第3実施形態による検体前処理装置1100の例について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第3実施形態の検体前処理装置1100は、図28に示すように、ロボットアーム10と、細胞測定装置1111と、遺伝子測定装置1112と、タンパク質測定装置1113と、親検体投入部1120と、子検体投入部1131、1132および1133と、分注部1140と、撹拌部1150と、遠心分離部1151と、BF分離部1160と、試験管投入部1170と、オートラベラー1180と、加温部1190とを含んでいる。
第3実施形態の検体前処理装置1100は、FFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋)の測定を行うための装置である。たとえば、検体前処理装置1100は、癌細胞の表面のPD−L1の測定、癌細胞中のPD−L1遺伝子の変異の測定、癌細胞から分離したPD−L1タンパク質の測定などを行う、または、これらの検査のための前処理を行う。なお、培養した細胞または全血について、細胞測定、遺伝子測定およびタンパク質測定を行ってもよい。検体を検査するために、複数の測定を行うことにより、より精度よく検査を行うことができる。
親検体投入部1120からは、親検体として、FFPEを脱パラフィンおよび親水化させた検体が供給される。供給された親検体は、撹拌部1150により撹拌が行われる。撹拌が行われた親検体は、分注部1140により、細胞用ピペットにより細胞検体が所定量分注される。また、親検体は、分注部1140により、遺伝子用ピペットにより遺伝子検体が所定量分注される。また、親検体は、分注部1140により、タンパク質用ピペットによりタンパク質検体が所定量分注される。細胞検体が分注される検体容器、遺伝子検体が分注される検体容器、および、タンパク質検体が分注される検体容器は、それぞれ、試験管投入部1170から供給され、第1検体容器21のバーコード情報に基づく情報が、オートラベラー1180により付される。
細胞検体は、抗原賦活処理が行われる。具体的には、加温部1190により加温された抗原賦活液に、細胞検体が分注される。そして、細胞検体は、子検体投入部1131に搬送されて、細胞測定装置1111により測定が行われる。つまり、ロボットアーム10は、子検体が細胞の表面に発現する物質の測定に用いられる場合には、検体容器を、分注部1140および物質を賦活化させる試薬を分注するための試薬分注部(たとえば、分注部1140)を含む群の検体前処理部に搬送する。
遺伝子検体は、細胞溶解処理が行われる。具体的には、遺伝子検体に、Lysis bufferおよびProteinaseKが分注される。そして、遺伝子検体は、加温部1190により、加温が行われる。そして、遺伝子検体は、核酸抽出処理が行われる。具体的には、分注部1140により、磁性ビーズが添加される。添加された磁性ビーズに核酸が吸着される。その後、BF分離部1160によりBF分離処理が行われる。これにより、不要成分が除去される。その後、溶出液が添加されて核酸が溶出される。そして、遺伝子検体は、子検体投入部1132に搬送されて、遺伝子測定装置1112により測定が行われる。つまり、ロボットアーム10は、検体が細胞中の遺伝子変異の測定に用いられる場合には、検体容器を、分注部1140、細胞を溶解させる試薬を分注するための試薬分注部(たとえば、分注部1140)、加温部1190および核酸抽出部(たとえば、分注部1140、BF分離部1160)を含む群の検体前処理部に搬送する。
タンパク質検体は、分注部1140により、エタノールが添加される。そして、タンパク質検体は、撹拌部1150により、撹拌が行われる。その後、タンパク質検体は、遠心分離部1151により、遠心分離処理が行われる。遠心分離処理が行われたタンパク質検体は、分注部1140により、上清除去が行われる。そして、タンパク質検体は、子検体投入部1133に搬送されて、タンパク質測定装置1113により測定が行われる。つまり、ロボットアーム10は、検体が細胞中のタンパク質の測定に用いられる場合には、検体容器を、分注部1140、エタノールを分注するための試薬分注部(たとえば、分注部1140)、および、遠心分離部1151を含む群の検体前処理部に搬送する。なお、この群には、撹拌部1150も含まれてもよい。
また、検体前処理装置1100の分注部1140は、検体前処理部として、第2検体容器22に対して第1測定に応じた第1試薬を分注し、第2検体容器23に対して第1試薬とは異なる、第2測定に応じた第2試薬を分注する試薬分注部を含んでいてもよい。たとえば、第1試薬は、細胞を賦活化させる試薬であり、第2試薬は、細胞を溶解する試薬である。
(検体前処理装置の構成)
図29を参照して、第4実施形態による検体前処理装置1200の例について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第4実施形態の検体前処理装置1200は、図29に示すように、ロボットアーム10と、血液凝固測定装置1210と、親検体投入部1220と、第1子検体投入部1230と、第2子検体載置部1240と、分注部1250と、開栓・閉栓部1260と、栓投入部1261と、試験管投入部1270と、オートラベラー1280と、遠心分離部1290と、を備えている。
第4実施形態の検体前処理装置1200は、血液の凝固測定を行うための装置である。たとえば、検体前処理装置1200は、PT、APTT、Fbg、TT0、HpT、因子定量、ATIII、APL、Plg、PC、Dダイマー、FDPなどの検査を行う、または、これらの検査のための前処理を行う。
親検体投入部1220から第1検体容器21に収容されて供給された検体は、遠心分離部1290により遠心分離処理が行われる。遠心分離が行われた親検体は、分注部1250により、第2検体容器22に所定量分注される。第1検体には、血小板が含まれている。第2検体容器22は、試験管投入部1270から供給され、第1検体容器21のバーコード情報に基づく情報が、オートラベラー1280により付される。
そして、第2検体容器22は、第1子検体投入部1230に搬送されて、血液凝固測定装置1210により測定が行われる。つまり、第1検体は、血液凝固測定装置1210により血小板凝集の凝固検査が行われる。
第1検体の分注が行われた第1検体容器21は、遠心分離部1290により遠心分離処理が行われる。遠心分離が行われた親検体は、分注部1250により、第2検体容器23に所定量分注される。第2検体には、血小板が含まれていない。第2検体容器23は、試験管投入部1270から供給され、第1検体容器21のバーコード情報に基づく情報が、オートラベラー1280により付される。第2検体容器23は、第2子検体載置部1240に搬送される。そして、第2検体は、血小板凝集とは異なる凝固検査のために保管される。
(検体前処理装置の構成)
図30を参照して、第5実施形態による検体前処理装置200の例について説明する。検体前処理装置200は、親検体から、第1測定装置30(図1参照)に供給するための第1検体と、第1測定装置30とは異なる原理に基づく測定を行う第2測定装置40(図1参照)に供給するための第2検体と、を準備する前処理を行う。
検体前処理装置200は、図30に示すように、ロボットアーム10と、親検体受入部91と、容器ストック92と、検体前処理装置93と、検体前処理試薬94と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97と、第1子検体置き場所98と、第2子検体置き場所99とを備えている。
親検体受入部91は、親検体が収容された第1検体容器21が受け入れられる。容器ストック92には、空の第2検体容器22および空の第2検体容器23がストックされている。
検体前処理装置93は、検体の前処理に必要な装置である。たとえば、検体前処理装置93は、遠心分離機、恒温槽、撹拌装置などを含む。なお、前処理が分注および各試薬との混合だけの場合、この装置は、設置しなくてもよい。
検体前処理試薬94は、前処理に必要な試薬が保管される。載置台95は、作業に必要なものが載置される作業台である。載置台95には、第1検体容器21、第2検体容器22および第2検体容器23が載置される。また、載置台95には、試薬容器が載置されてもよい。
ピペットホルダ96には、複数の種類の分注ピペットが保持される。分注ピペットは、分注量に応じて複数用意されている。分注ピペットは、ロボットアーム10により保持されて、分注に用いられる。チップストック97には、複数のチップが準備されている。チップストック97のチップは、分注ピペットの先端に取り付けられ、分注の度に交換される。
第1子検体置き場所98には、前処理が施された第1検体が収容された第2検体容器22が載置される。第1子検体置き場所98に載置された第2検体容器22は、第1測定装置30に搬送されて、測定が行われる。第2子検体置き場所99には、前処理が施された第2検体が収容された第2検体容器23が載置される。第2子検体置き場所99に載置された第2検体容器23は、第2測定装置40に搬送されて、測定が行われる。
ここで、第5実施形態では、ロボットアーム10は、第1検体が収容された第2検体容器22と、第2検体が収容された第2検体容器23と、を異なる前処理が行われるように搬送する。
また、ロボットアーム10は、ピペットホルダ96から分注ピペットを受け取り、分注処理を行うように構成されている。具体的には、ロボットアーム10は、分注ピペットを用いて、親検体から第1検体および第2検体を分注する。また、ロボットアーム10は、分注ピペットを用いて、試薬を分注する。
(検体前処理装置の構成)
図31を参照して、第6実施形態による検体前処理装置300の例について説明する。なお、第5実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第6実施形態の検体前処理装置300は、図31に示すように、2つのロボットアーム10と、親検体受入部91と、容器ストック92と、検体前処理装置93と、検体前処理試薬94と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97と、第1子検体置き場所98と、第2子検体置き場所99とを備えている。
ここで、第6実施形態では、2つのロボットアーム10は、第1検体が収容された第2検体容器22と、第2検体が収容された第2検体容器23と、を異なる前処理が行われるように搬送する。
また、2つのロボットアーム10は、連携して、搬送動作、分注動作を行う。
(検体前処理装置の構成)
図32を参照して、第7実施形態による検体前処理装置400の例について説明する。なお、第5および第6実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第7実施形態の検体前処理装置400は、図32に示すように、2つのロボットアーム10と、親検体受入部91と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97と、細胞検出エリア411と、細胞測定試薬412と、タンパク質検出エリア421と、タンパク質測定試薬422とを備えている。
親検体受入部91と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97は、2つのロボットアーム10が共通して使用する共通エリア401に設けられている。また、検体前処理装置400は、共通エリア401を挟んで、細胞を測定するエリアと、タンパク質を測定するエリアとが設けられている。細胞を測定するエリアには、細胞検出エリア411、ロボットアーム10および細胞測定試薬412が設けられている。タンパク質を測定するエリアには、タンパク質検出エリア421、ロボットアーム10およびタンパク質測定試薬422が設けられている。
細胞検出エリア411は、染色した細胞を検出する光学ユニットが設けられている。細胞測定試薬412は、細胞を検出するための染色試薬が設けられている。
タンパク質検出エリア421は、タンパク質を検出するプレートリーダが設けられている。タンパク質測定試薬422は、検出用抗体等の試薬が設けられている。
(ロボットアームによる作業処理)
図33を参照して、第7実施形態による検体前処理装置400のロボットアーム10の作業処理について説明する。ステップS11〜S15は、2つのロボットアーム10のうち、一方のロボットアーム10により行われる。また、ステップS16〜S18は、他方のロボットアーム10により行われる。
ステップS11において、親検体が載置台95に置かれる。具体的には、ロボットアーム10により、親検体受入部91に載置された第1検体容器21が搬送されて、載置台95に載置される。ステップS12において、ピペットホルダ96から、分注ピペットが取り出される。また、チップストック97のチップが分注ピペットの先端に装着される。
ステップS13において、分注ピペットにより試料の液体部分が吸引されて、別の容器に移される。ステップS14において、残った細胞に細胞表面を染色する染色液が添加される。
ステップS15において、反応時間経過後、細胞の検出に必要な試薬が添加されて、容器が検出装置に搬送される。その後、親検体処理、細胞染色、検出の処理が終了される。
ステップS11〜S15の処理に並行して、ステップS16〜S18の処理が他方のロボットアーム10により行われる。ステップS16において、ピペットホルダ96から、分注ピペットが取り出される。また、チップストック97のチップが分注ピペットの先端に装着される。ステップS17において、試料の液体部分にタンパク質分析用の試薬が添加される。
ステップS18において、反応時間経過後、タンパク質の検出に必要な試薬が添加されて、容器が検出装置に搬送される。その後、タンパク質検出の処理が終了される。
(検体前処理装置の構成)
図34を参照して、第8実施形態による検体前処理装置500の例について説明する。なお、第5〜第7実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第8実施形態の検体前処理装置500は、図34に示すように、2つのロボットアーム10と、親検体受入部91と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97と、核酸検出エリア511と、核酸測定試薬512と、タンパク質検出エリア421と、タンパク質測定試薬422とを備えている。
親検体受入部91と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97は、2つのロボットアーム10が共通して使用する共通エリア501に設けられている。また、検体前処理装置500は、共通エリア501を挟んで、核酸を測定するエリアと、タンパク質を測定するエリアとが設けられている。核酸を測定するエリアには、核酸検出エリア511、ロボットアーム10および核酸測定試薬512が設けられている。タンパク質を測定するエリアには、タンパク質検出エリア421、ロボットアーム10およびタンパク質測定試薬422が設けられている。
核酸検出エリア511は、核酸を検出する分光光度計が設けられている。核酸測定試薬512は、核酸を処理するための試薬が設けられている。
タンパク質検出エリア421は、タンパク質を検出するプレートリーダが設けられている。タンパク質測定試薬422は、検出用抗体等の試薬が設けられている。
(検体前処理装置の構成)
図35を参照して、第9実施形態による検体前処理装置600の例について説明する。なお、第5〜第8実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第9実施形態の検体前処理装置600は、図35に示すように、2つのロボットアーム10と、親検体受入部91と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97と、細胞検出エリア411と、細胞測定試薬412と、タンパク質検出エリア421と、タンパク質測定試薬422と、核酸検出エリア511と、核酸測定試薬512とを備えている。
核酸検出エリア511では、核酸抽出およびPCRが行われて、遺伝子測定が行われる。細胞検出エリア411では、免疫染色が行われて細胞測定が行われる。タンパク質検出エリア421では、ELISA(Enzyme−Linked ImmunoSorbent Assay)が行われてタンパク質測定が行われる。
(ロボットアームによる作業処理)
図36を参照して、第9実施形態による検体前処理装置600のロボットアーム10の作業処理について説明する。ステップS21〜S26は、2つのロボットアーム10のうち、一方のロボットアーム10により行われる。また、ステップS29〜S31は、他方のロボットアーム10により行われる。
ステップS21において、親検体が載置台95に置かれる。具体的には、ロボットアーム10により、親検体受入部91に載置された第1検体容器21が搬送されて、載置台95に載置される。ステップS22において、ピペットホルダ96から、分注ピペットが取り出される。また、チップストック97のチップが分注ピペットの先端に装着される。
ステップS23において、分注ピペットにより試料の液体部分が吸引されて、別の容器に移される。ステップS24において、残った細胞に試薬が添加されて、細胞を分散させる。そして、分散した細胞が2つの容器に分けられる。
ステップS25において、2つに分けられた容器の内の一方の細胞に細胞表面を染色する染色液が添加される。ステップS26において、反応時間経過後、細胞の検出に必要な試薬が添加されて、容器が検出装置に搬送される。
ステップS27において、2つに分けられた容器の内の他方の細胞から核酸が抽出される。ステップS28において、PCR反応(ポリメラーゼ連鎖反応)が行われた後、容器が検出装置に搬送される。その後、親検体処理、細胞染色、検出の処理が終了される。
ステップS21〜S28の処理に並行して、ステップS29〜S31の処理が他方のロボットアームにより行われる。ステップS29において、ピペットホルダ96から、分注ピペットが取り出される。また、チップストック97のチップが分注ピペットの先端に装着される。ステップS30において、試料の液体部分にタンパク質分析用の試薬が添加される。
ステップS31において、反応時間経過後、タンパク質の検出に必要な試薬が添加されて、容器が検出装置に搬送される。その後、タンパク質検出の処理が終了される。
(検体前処理装置の構成)
図37を参照して、第10実施形態による検体前処理装置700の例について説明する。なお、第5〜第9実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第10実施形態の検体前処理装置700は、図37に示すように、1つのロボットアーム10と、親検体受入部91と、載置台95と、ピペットホルダ96と、チップストック97と、細胞検出エリア411と、細胞測定試薬412と、タンパク質検出エリア421と、タンパク質測定試薬422と、核酸検出エリア511と、核酸測定試薬512とを備えている。
検体前処理装置700では、1つのロボットアームを用いて、核酸抽出およびPCRによる遺伝子測定の前処理と、ELISAによるタンパク質測定の前処理とが行われる。
(検体前処理装置の構成)
図38を参照して、第11実施形態による検体前処理装置800の例について説明する。なお、第5〜第10実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して、説明を省略する。
第11実施形態の検体前処理装置800は、図38に示すように、ロボットアーム10と、第1測定装置30と、第2測定装置40と、親検体受入部91と、載置台95と、第1試薬設置部801と、第2試薬設置部802とを備えている。ロボットアーム10は、第1ロボットアーム11と、第2ロボットアーム12とを含んでいる。
第1試薬設置部801は、第1測定装置30で測定するために第1試薬が収容された第1試薬容器が設置されている。第2試薬設置部802は、第2測定装置40で測定するために第2試薬が収容された第2試薬容器が設置されている。第1試薬設置部801および第2試薬設置部802は、試薬の保管に適した温度になるように保冷または保温する機能を有している。
ロボットアーム10は、第1試薬設置部801と第2試薬設置部802との間に配置されている。これにより、ロボットアーム10が第1試薬設置部801および第2試薬設置部802の両方に容易にアクセスすることができるので、ロボットアーム10の作業効率を向上させることができる。
また、載置台95および親検体受入部91は、第1試薬設置部801と第2試薬設置部802との間の領域に配置されている。
第1ロボットアーム11は、第1試薬容器から第1試薬を第2検体容器22に分注するように第1分注ピペットを把持する機能を有する。また、第2ロボットアーム12は、第2試薬容器から第2試薬を第2検体容器23に分注するように第2分注ピペットを把持する機能を有する。
また、第1ロボットアーム11は、第2検体容器22を把持して載置台95に搬送する機能を有する。また、第2ロボットアーム12は、第2検体容器23を把持して載置台95に搬送する機能を有する。
また、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、第2検体容器22および第2検体容器23を把持し直して載置台95から搬送する機能を有する。これにより、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12の一方から他方に第2検体容器22および第2検体容器23を受け渡すことができるので、第1ロボットアーム11の作業範囲と、第2ロボットアーム12の作業範囲とが重なる範囲において、第2検体容器22および第2検体容器23を容易に搬送することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
10:ロボットアーム、10b:アーム部材、12:第2ロボットアーム、14a:第1軸線、14b:第2軸線、15:ハンド、16:分注ピペット、21:第1検体容器、22:第2検体容器、23:第2検体容器、50:検体前処理部、51:分注部、52:遠心分離部、60:供給部、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200:検体前処理装置、141:第1リンク部材、142:第2リンク部材、941:撹拌部、942a:開栓部、942b:閉栓部、944:情報付与部、951:読取部、1190:加温部、9451:分注ピペット、9453:駆動機構

Claims (19)

  1. 複数の検体前処理をそれぞれ実行する複数の検体前処理部と、
    ハンドが取り付けられた多関節型のアーム部材を備えたロボットアームと、を備え、
    複数の前記検体前処理部は、第1検体容器に収容された検体を第2検体容器に分注する分注部を少なくとも含み、
    前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を前記ハンドにより把持して、前記分注部を含む一の群の前記検体前処理部に搬送し、前記第2検体容器に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を前記ハンドにより把持して、前記分注部を含む他の群の前記検体前処理部に搬送する、検体前処理装置。
  2. 複数の前記検体前処理部は、前記第2検体容器に識別情報を付与する情報付与部、遠心分離部、前記第2検体容器の蓋を閉栓するための閉栓部、試薬を分注する試薬分注部、前記第2検体容器に分注された検体を加温するための加温部、および、前記第2検体容器に分注された検体から核酸を抽出するための核酸抽出部の少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の検体前処理装置。
  3. 前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体が細胞形態の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を、前記分注部および前記遠心分離部を含む群の前記検体前処理部に搬送する、請求項2に記載の検体前処理装置。
  4. 前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体がバイオマーカーの測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を、前記分注部および前記閉栓部を含む群の前記検体前処理部に搬送する、請求項2または3に記載の検体前処理装置。
  5. 前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体が目視による測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を、前記分注部および前記遠心分離部を含む群の前記検体前処理部に搬送する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  6. 前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体が細胞の表面に発現する物質の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を、前記分注部および前記物質を賦活化させる試薬を分注するための前記試薬分注部を含む群の前記検体前処理部に搬送する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  7. 前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体が細胞中の遺伝子変異の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を、前記分注部、前記細胞を溶解させる試薬を分注するための前記試薬分注部、前記加温部および前記核酸抽出部を含む群の前記検体前処理部に搬送する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  8. 前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体が細胞中のタンパク質の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を、前記分注部、エタノールを分注するための前記試薬分注部、および、前記遠心分離部を含む群の前記検体前処理部に搬送する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  9. 前記第1検体容器から識別情報を読み取る読取部をさらに備え、
    複数の前記検体前処理部は、前記読取部により読み取られた前記識別情報に基づき、前記第2検体容器に識別情報を付与する情報付与部を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  10. 前記第1検体容器は、前記第2検体容器とは異なる形状を有し、
    前記ハンドは、前記第1検体容器および前記第2検体容器をそれぞれ把持可能に構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  11. 前記分注部は、複数の分注ピペットと、複数の前記分注ピペットに連結し、複数の前記分注ピペットを並行して駆動する駆動機構と、を含み、
    前記ロボットアームは、前記ハンドにより前記駆動機構を操作して、複数の前記第1検体容器から並行して、複数の前記第2検体容器に分注する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  12. 前記検体を収容する前記第1検体容器が供給される供給部をさらに備え、
    前記ロボットアームは、前記供給部から前記第1検体容器を前記分注部に搬送するように構成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  13. 前記ロボットアームは、検体を分注する分注ピペットを把持して前記分注部に搬送するように構成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  14. 前記ロボットアームは、前記分注部に対して前記分注ピペットの取り付け動作および取り外し動作を行うように構成されている、請求項13に記載の検体前処理装置。
  15. 前記第1検体容器に収容された前記検体を撹拌する撹拌部と、
    前記第1検体容器の蓋を開栓する開栓部とをさらに備え、
    前記ロボットアームは、前記撹拌部により撹拌された前記第1検体容器を前記開栓部に搬送し、前記開栓部により前記蓋が開栓された前記第1検体容器を前記分注部に搬送する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  16. 前記ロボットアームとは異なる第2ロボットアームをさらに備える、請求項1〜15のいずれか1項に記載の検体前処理装置。
  17. 前記ロボットアームおよび前記第2ロボットアームのそれぞれは、第1軸線まわりに回動する第1リンク部材と、前記第1軸線とは異なる第2軸線まわりに回動可能に結合された第2リンク部材と、を含む、請求項16に記載の検体前処理装置。
  18. 第1検体容器に収容された検体を第2検体容器に分注する分注部を少なくとも含む複数の検体前処理部と連携して検体前処理を行うロボットアームであって、
    ハンドが取り付けられた多関節型のアーム部材を備え、
    前記ロボットアームは、前記第2検体容器に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を前記ハンドにより把持して、前記分注部を含む一の群の前記検体前処理部に搬送し、前記第2検体容器に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を前記ハンドにより把持して、前記分注部を含む他の群の前記検体前処理部に搬送する、ロボットアーム。
  19. ハンドが取り付けられた多関節型のアーム部材を備えたロボットアームにより、複数の検体前処理をそれぞれ実行する検体前処理方法であって、
    前記ロボットアームにより第1検体容器および第2検体容器を前記ハンドにより把持して分注部に搬送し、前記第1検体容器に収容された検体を前記第2検体容器に分注させ、
    前記第2検体容器に分注された検体が一の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を前記ハンドにより把持して、一の群の検体前処理部に搬送し、前記第2検体容器に分注された検体が他の測定に用いられる場合には、前記第2検体容器を前記ハンドにより把持して、他の群の前記検体前処理部に搬送する、検体前処理方法。
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