JPH11160323A - 検体処理システム - Google Patents

検体処理システム

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JPH11160323A
JPH11160323A JP27156698A JP27156698A JPH11160323A JP H11160323 A JPH11160323 A JP H11160323A JP 27156698 A JP27156698 A JP 27156698A JP 27156698 A JP27156698 A JP 27156698A JP H11160323 A JPH11160323 A JP H11160323A
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Yoshiaki Igarashi
義章 五十嵐
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幹夫 小又
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Abstract

(57)【要約】 【課題】血液や尿の如き検体の数又はシステム内の検体
処理装置の数の増加によりシステムが複雑且つ大型化す
ることを軽減する。 【解決手段】搬送ライン30に沿って配置された複数の
検体処理装置により検体を処理する場合に、1つ以上の
処理項目の組合せをコード化したグループコードが書き
込まれた検体標識2を、検体容器1に貼り付けておく。
複数の検体容器を固有のキャリア標識が付けられた検体
支持体3に載置する。検体支持体を搬送するのに先立っ
て検体標識とキャリア標識を読み取り、その読み取り結
果に基づき、キャリア標識とグループコードの対応関係
を情報管理制御部と各検体処理装置に管理させる。各検
体処理装置では検体支持体を識別し、各検体に対しグル
ープに該当する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検体処理システムに
係り、特に臨床検査分野において検体検査を自動的に行
うのに適した検体処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の検体処理システムは、ラック搬送
部が内蔵されている種々の処理ユニット(遠心分離,開
栓,分注,バーコードラベリング,閉栓,分類,分析
等)とそれらの処理ユニットを結合する搬送ラインとを
含み、処理ユニットと処理ユニット,搬送ラインと処理
ユニット、あるいは搬送ラインと搬送ラインを直列に接
続して処理システムを構築している。
【0003】“Hitachi Review, vol.41,No.4,第
167〜172頁(1992年)”は、検体を搬送する
ための搬送ラインを複数の搬送ルートで構成し、搬送ラ
インを複数に分岐することによって検体を種々の処理ユ
ニットに分配するような自動検体取扱システムを教示し
ている。
【0004】このシステム内に配置される処理ユニット
は、血液を血清と沈殿物に分離するための自動遠心分離
ユニット,検体容器上の蓋を自動的に除去するための開
栓ユニット,親検体容器から子検体容器へ血清を分注す
るための分注ユニット,子検体容器に対し親検体と同じ
検体IDを有するバーコードラベルを貼り付けるための
バーコードラベラユニット,検体容器に蓋をするための
閉栓ユニット,検体容器を検査別グループに分類する検
体分類ユニット,検体を自動的に化学分析するための化
学分析計ユニットなどである。
【0005】“臨床検査,vol.37,No.11,第11
0〜113頁(1993年増刊号)”は、検体搬送シス
テム内に配置した複数の機能ユニットにそれぞれバーコ
ードリーダを設ける例を教示している。この先行技術で
は、バーコードリーダにより検体容器に貼り付けられて
いるバーコード情報を読み取ることによって、検体同士
の取違えを防止する。
【0006】米国特許第5,366,062 号は、検体容器を保
持する検体キャリアを、複数のワークステーションに搬
送するためのコンベアシステムを教示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の検体
処理システムでは、各検体処理装置が各検体容器毎にそ
の処理項目を中央の制御部に問い合せる通信処理を行っ
ているために、検体容器や検体処理装置の数が増えると
通信量が増えるために、規模が大きく処理速度が高速化
された複雑な通信システムが必要となる。
【0008】本発明の目的は、処理する検体の数や検体
処理装置の数が増加することにより、この検体処理シス
テムの全体を管理及び制御する中央制御部と各検体処理
装置の間の通信システムが複雑且つ大型化するのを軽減
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、検体の情報が書き込まれた検体標識を有
する検体容器に収容した検体について処理を行う検体処
理装置と、前記検体容器を搬送する搬送ラインに設けら
れて前記検体標識を読み取る標識読み取り装置を備えた
検体処理システムにおいて、前記検体処理装置により処
理する前記検体の処理項目群をコード化して前記検体容
器に付けられた検体標識に書き込んでおき、この検体標
識を読み取って前記検体処理装置により処理項目群に該
当する処理を行うようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明に基づく検体処理システムは、検体
を収容し得る検体容器を保持する検体支持体と、該検体
支持体を搬送する搬送ラインと、該搬送ラインに沿って
配置された複数の検体処理装置を備える。この検体処理
システムは、検体容器の外壁に付された検体標識であっ
て、検体番号のコードを含み、その内部に収容する検体
に関し上記複数の検体処理装置の内の1つ以上による処
理項目の組合せをグループとして表わすグループコード
を含むように表示されている検体標識と、上記検体支持
体に形成されている識別可能にコード化されたキャリア
標識と、上記複数の検体処理装置の方へ上記検体支持体
を搬送するに先立って、上記検体標識を読み取る検体標
識読み取り装置と、上記複数の検体処理装置の方へ上記
検体支持体を搬送するに先立って、上記キャリア標識を
読み取る第1のキャリア標識読み取り装置と、複数の検
体処理装置のそれぞれに対応して配置されている第2の
キャリア標識読み取り装置と、各々の検体処理装置とペ
アをなしており、対応する第2のキャリア標識読み取り
装置からの読み取り情報を受け取る処理装置制御部と、
上記検体標識読み取り装置による検体標識の読み取り結
果と上記第1のキャリア標識読み取り装置によるキャリ
ア標識の読み取り結果に基づき個々の検体支持体に関し
キャリア標識とグループコードの対応関係を登録する情
報管理制御部と、を具備し、各々の処理装置制御部は、
登録される上記対応関係を上記情報管理制御部から受け
取って自己とペアをなす検体処理装置に関係するキャリ
ア標識を管理する。
【0011】この検体処理システムにおける各々の検体
処理装置は、自己に対応する第2のキャリア標識読み取
り装置で読み取られたキャリア標識が自己の処理項目に
該当するグループコードを含むときに、その読み取られ
たキャリア標識を有する検体支持体上の検体容器又は検
体に対して自己の処理項目の処理を実行する。
【0012】本発明の望ましい実施例では、検体標識読
み取り装置により読み取られた検体標識の中に予め設定
されているグループに該当しない処理項目が含まれてい
るならば、上記情報管理制御部は、その非該当処理項目
を処理すべき特定の検体処理装置に対応する特定の処理
装置制御部に対し問い合せ要求指令を設定する。その
後、上記特定の処理装置制御部は、上記非該当処理項目
と対応関係にあるキャリア標識を認識したときに、上記
情報管理制御部に対し問い合せることにより上記情報管
理制御部から受け取る処理情報に基づいて上記特定の検
体処理装置が上記非該当処理項目の処理を実行するよう
に制御する。
【0013】さらに、本発明の望ましい実施例は、検体
標識読み取り装置及び上記第1のキャリア標識読み取り
装置による読み取り後に、上記グループコードが同じで
ある複数の検体容器を1つの検体支持体に装填し、複数
検体容器装填済みの検体キャリアを上記搬送ラインに供
給する検体振り分け装置を具備する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に基づく一実施例の構成を
示すブロック図を図1に示す。図1において、血液や尿
の如き検体は、検体支持体としての検体ラックに保持さ
れた状態で、ラック供給ユニット7に並べられる。検体
処理項目入力器51には、各検体に関しどのような処理
をするかの項目依頼が入力される。オペレータは、検体
毎に処理項目,検体を識別するための検体ID(検体識
別情報),検体属性情報(日付,性別,年齢など)を入
力する。
【0015】各検体の処理項目としては、遠心分離,開
栓,検体分注,検体分析,開栓及び一時待機などの検体
処理システムが有している検体処理装置が有している機
能が選択される。また、入力される処理項目は、分注装
置で検体を分注するときの検体量及び該当する分析装置
で検査すべき分析項目を含む。
【0016】情報管理制御部として機能する中央コント
ローラ33には、検体処理システムによる検体処理のた
めのグループコードが予め設定されている。この場合、
検体処理システム内の複数の検体処理装置が有する処理
機能の中で、処理指定される頻度が高い1つ以上の処理
項目の組合せ毎にグループされる。例えば、遠心分離と
開栓と分注との組合せ、遠心分離と分析の組合せ、分注
と分析の組合せの等の如き各グループが形成されてお
り、各グループに対し識別可能なグループコードが割り
当てられており、中央制御部のメモリに登録されてい
る。
【0017】そのようなグループ処理に該当する検体に
関し、中央コントローラ33は、バーコードラベル発行
機(図示せず)に各検体毎のバーコードを発行させるよ
うに制御する。発行されたバーコードラベルには、検体
ID,検体属性情報,検体処理に関するグループコード
が表示され、さらに、予め設定されているグループ以外
の処理項目がある場合には、中央制御部に対する問い合
せを指示する情報のコードが表示される。検体を収容し
た各々の検体容器には、発行された検体標識としてのバ
ーコードラベルが貼り付けられる。
【0018】予め設定されているグループ以外の処理項
目、例えば分析項目や検体分注量などは、バーコードラ
ベルに表示されず、中央制御部33がグループ以外の処
理項目を検体ID及びキャリアIDに関連づけて管理す
る。このような管理は、バーコードラベルによる表示容
量の不足を補う。
【0019】図2は、検体容器が装填されている検体支
持体としての検体ラックを示す。この検体支持体3は、
箱状の検体支持体であって、複数本、例えば5本の検体
容器1を保持することができる。各検体容器1には、上
述した検体標識としてのバーコードラベル2が貼り付け
られている。検体支持体3の所定箇所には、キャリア番
号(キャリアID)をコード化したキャリア標識4が形
成されている。図2の例では、キャリア標識4がバーコ
ードラベルからなるが、これに代えて2進化コードを形
成するような複数の光通過孔や切欠きをキャリア標識と
して形成してもよい。
【0020】図1において、検査結果出力器52は、依
頼された検査の結果を各検体に対応して出力する。ラッ
ク供給ユニット7には、それぞれの検体処理ユニットに
供給されるべき複数の検体ラックを置くことができ、そ
れぞれの検体処理ユニットでの検体の処理が進むにつ
れ、供給ユニット内に並べた順に検体ラック3を搬送ラ
イン30に供給する。
【0021】搬送ライン30のベルトコンベアが駆動源
であるパルスモータによって駆動されることにより検体
ラックはある場所から別のある場所に搬送される。ラッ
ク収納ストッカ8は依頼に基づく処理を完了した検体ラ
ックを収納する。システムの使用者は処理済みの検体ラ
ックを収納ストッカ8から取出すことができる。検体処
理ユニット9,10,11は遠心分離,開栓,分注,バ
ーコードラベル貼り付け,閉栓,分類,分析などの様々
な検体処理機能の内のいずれかを有し、また、その寸法
も種々存在する。それぞれの検体処理ユニットは搬送ラ
イン30により搬送されてきた検体ラックをラック移載
機構を介して自装置内に取り込み、処理後再び搬送ライ
ン30に検体ラックを戻す。
【0022】各検体処理ユニットが搬送ライン30から
検体ラックを受け取る入口が受け取り側のアクセス位置
であり、各検体処理ユニットが搬送ライン30に対して
検体ラックを送り出す出口が排出側のアクセス位置であ
る。このような搬送ラインと各検体処理ユニットとの間
の一方から他方への検体ラックの移動は、ラック移載機
構によって実行される。よって、搬送ライン上における
検体ラックの送り出し位置又は受け取り位置と、各検体
処理ユニット内における検体ラックのためのアクセス位
置とは対応関係にあり、これらの位置とラック移載機構
とによって、ラック移載ステーションが形成される。
【0023】供給ユニット7,搬送ライン30及び収納
ストッカ8は、それぞれ、通信ケーブル7B,30B、
及び8Bを介して中央制御部33に接続されており、こ
れらの動作は中央制御部33によって制御される。ま
た、検体処理ユニット9としての遠心ユニットはユニッ
ト制御部9aを内蔵し、検体処理ユニット10としての
開栓ユニットはユニット制御部10aを内蔵し、検体処
理ユニット11としての分注ユニットはユニット制御部
11aを内蔵する。これらのユニット制御部9a,10
a,11aは、それぞれ通信ケーブル9B,10B,1
1Bを介して中央制御部33に接続されており、制御部
同士で情報交換する。
【0024】中央制御部33は検体処理項目入力器5
1,検査結果出力器52,パラメータ入力器53に通信
ケーブル51B,52B,53Bを介して接続される。
中央制御部33は項目入力部51で入力された依頼内容
に基づき、検体ラックを供給ユニット7から搬送ライン
30に、また、搬送ライン30からそれぞれの検体処理
ユニット又は収納ストッカ8に送り、収納ストッカ8は
それぞれの検体処理ユニット9,10,11から搬送ラ
イン30を通って送られてくる検体ラックを収納する。
各検体処理ユニットとペアをなしているそれぞれのユニ
ット制御部9a,10a,11aは独立して動作する。
【0025】パラメータ入力器53は、各検体処理ユニ
ットの種類及び位置、各検体処理ユニットが搬送ライン
30を通して他の検体処理ユニット又は収納ストッカ8
に検体ラックを送出するタイミング、取り扱う検体ラッ
クの種別などをパラメータとしてオペレータが入力する
ためのものである。中央制御部33には、各種の情報を
画面表示するための画面表示器54が接続される。
【0026】ラック供給ユニット7は、検体ラックの出
口付近に、検体標識2の情報を読み取るための読み取り
器5a及びキャリア標識4の情報を読み取るための読み
取り器6aを備える。検体処理ユニット9,10,11
のそれぞれには、各処理ユニット用のキャリア標識読み
取り器57,58,59が対応して配置される。
【0027】図1のシステムにおいて、供給ユニット7
から搬送ライン30を介して検体処理ユニット9,1
0,11の方へ検体ラックを搬送するのに先立って、そ
の検体ラックのキャリア標識4がキャリア標識読み取り
器6aにより読み取られ、かつ、該検体ラック上の各検
体容器1の検体標識2が検体標識読み取り器5aにより
読み取られる。それの読み取り結果に基づき、中央制御
部33は、読み取った個々の検体ラックに関しキャリア
標識とグループコードの対応関係を登録すると共に、そ
のグループコードに処理項目の組合せとして含まれてい
る処理機能を実行し得る検体処理ユニットとペアをなす
各ユニット制御部の全てに対し、該対応関係の情報を伝
達する。この場合のグループコードは、中央制御部33
に予め設定されている1つの以上の処理項目の組合せか
らなるグループに割り当てられている識別可能なコード
である。
【0028】そのような対応関係の情報を受け取った各
ユニット制御部は、ペアをなす検体処理ユニットが関係
するキャリア標識を登録し、該当する検体ラックが搬送
されることに備えてキャリア標識を管理する。検体処理
ユニットの1つに搬送ライン30によって検体ラックが
搬送されてきたとき、いずれかの検体処理ユニットのキ
ャリア標識読み取り器57,58又は59は、読み取っ
たキャリア標識の情報を対応するユニット制御部9a,
10a又は11aに伝達する。読み取られたキャリア標
識の情報が自検体処理ユニットの処理項目が該当するグ
ループコードを含んでいるとき、検体処理ユニットは、
その検体ラック上の検体容器又は検体に対して自己の処
理項目の処理を実行するようにユニット制御部により制
御される。すなわち、いずれかの検体処理ユニット9,
10又は11が、遠心処理,開栓処理又は分注処理を実
行する。
【0029】さらに、検体標識読み取り器5a及びキャ
リア標識読み取り器6aによる読み取りの際に、中央制
御部33は、予め設定されているグループに該当しない
処理項目、例えば検体分注量や分析項目、が読み取られ
た検体標識の中に含まれているか否かをチェックする。
もしも、予め設定されたグループに該当しない処理項目
が存在するならば、中央制御部33は、そのようなグル
ープに当てはまらない処理項目である非該当項目を処理
すべきである特定の検体処理ユニットとペアをなす特定
のユニット制御部に対し、そのキャリア標識については
処理情報の問い合せをせよとの要求指令のコードを、設
定する。
【0030】そのような非該当項目を有する検体が装填
されている検体ラックのキャリア標識が、特定の検体処
理ユニットのキャリア標識読み取り器57,58又は5
9により読み取られたとき、そのキャリア標識を認識し
た特定のユニット制御部は、中央制御部33に対し上記
要求指令コードに基づいて問い合せをする。その問い合
せに応じて、中央処理装置33は、予め読み取ってあっ
た該当検体に関する詳細で具体的な内容を持つ処理情報
を、通信ケーブルを介して特定のユニット制御部へ伝達
する。そのような伝達を受けた特定のユニット制御部
は、非該当処理項目の処理を実行するように特定の検体
処理ユニットを制御する。
【0031】図3は、多数の検体処理装置を搬送ライン
に沿って配置すると共に、さらに検体振り分け装置を付
加した例を示す。検体標識2が貼り付けられた検体容器
は、検体キャリアである検体支持体に保持された状態
で、図1の供給ユニット7と同様の供給部に架設され
る。
【0032】この検体処理システムは、血液や尿などの
検体を収容した検体容器1を検査や分注などの処理内容
に応じて新たな検体支持体3に移し替える検体振り分け
装置12を備える。システムは、移し替える前の検体支
持体に載置された各検体容器1に貼り付けられている検
体標識2を読み取るバーコードリーダーなどの検体標識
読み取り装置5a,5bと、各検体支持体3に貼り付け
られているキャリア標識4を読み取るキャリア標識読み
取り装置6a〜6gを備える。検体標識2には、予め設
定されたその検体に必要な処理項目群(1つの検体に必
要な1つまたは典型的な一連の検体処理項目を1つの処
理項目群とする)を示すコード番号及び該コード番号で
示される処理項目群以外の処理項目がある場合にはその
ための問い合せの要否を示す情報を書き込む領域を設
け、それぞれに該当情報を書き込む。
【0033】この検体処理システムは、また、検体容器
移し替え後の検体支持体3を搬送する搬送ライン30
と、検体を検体容器1に入れた状態で遠心分離する遠心
分離機13と、検体容器1の栓を抜き取る開栓機14
と、遠心分離機13によって遠心分離処理した検体容器
1内の親検体を目的の検査毎に用意された子検体容器1
aへ分注する分注装置15,17,19,21,22,
23と、前記分注装置15で分注した検体(以下、子検
体という)を分析処理するための分析装置16と、分注
装置19で分注した子検体を分析処理するための分析装
置20とを備える。
【0034】この検体処理システムは、更に、分注装置
23による分注後の残りの子検体を収容する子検体容器
1bに子検体標識を貼る標識貼り付け装置24と、その
子検体容器1bを取り出す検体取り出し部25及び分注
装置17による分注済みの検体容器(以下、親検体容器
という)1を必要に応じ取り出し得る検体取り出し部1
8を備え、更に、分注した子検体を保存するために子検
体容器1cを閉栓する閉栓機26と、閉栓した子検体容
器1cを一時的に待機させる待機部27と、待機してい
た子検体を再度処理するために子検体容器1cを開栓す
る開栓機28と、再処理するために親検体容器1または
子検体容器1cを搬送ライン30の先頭部に戻す帰還ラ
イン31と、搬送ライン30の終端部で親検体容器1及
び子検体容器1a,1c取り出す検体取り出し部29
と、検体を保持する検体支持体3を分析ラインへ分岐す
る分岐手段34a〜34jと、検体支持体3を分岐ライ
ンから搬送ライン30に合流する合流手段35a〜35
jと、各検体処理装置に設けられてその動作制御を行う
処理装置制御部37〜42及びこの検体処理システムの
全体の制御及び管理を行う中央制御部33を備える。
【0035】次に、図3の検体処理システムの動作等に
ついて説明する。
【0036】検体振り分け装置12は、検体供給ユニッ
トに投入された検体支持体と検体容器を持たない空の検
体支持体とを移し替えステーションに移動する。振り分
け装置12はそれぞれ処理項目群が同一である複数の検
体容器が1つの空の検体支持体3に収まるように移し替
えて分類する。各々の空の検体支持体3には、予め固有
のキャリア標識4を貼り付けておく。
【0037】検体振り分け装置12によって分類された
検体容器1の振り分け先は、振り分け装置12用の制御
部36の制御の下に、検体の処理項目群を予めコード化
して検体標識2に書き込んだコード番号を検体標識読み
取り装置5aにより読み取り、これを制御部36あるい
は中央制御部33に予め設定した各種のコード番号と照
合し、予め設定した検体処理項目群に割り当てた検体支
持体3(振り分け先)に振り分けるようにする。図3の
例では、中央制御部33と振り分け装置用の制御部36
とが共同することにより情報管理制御部として機能す
る。
【0038】制御部36による場合には、各検体容器1
毎に振り分け先の情報を中央制御部33に問い合せる必
要がなくなるので、検体処理装置が多い検体処理システ
ムにおいても検体振り分けに関する情報通信処理の負担
が重くなることがない。
【0039】続いて、各検体容器1内の検体又は検体容
器自体を処理するために、検体容器1を載置した検体支
持体3を搬送ライン30によって搬送する。搬送すべき
検体支持体3については、これに載置した各検体容器1
との関係を対応づけた管理を行うために、制御部36
は、前記振り分け処理において検体標識読み取り装置5
aにより読み取った各検体容器1の検体標識2の情報
と、キャリア標識読み取り装置6aで読み取った検体支
持体3のキャリア標識(この標識には各検体支持体毎の
固有の番号を表示している)4の情報に基づいて、検体
支持体3のキャリア標識のコードと支持されている検体
容器1内の検体に対する処理項目群の組合せとの対応関
係を把握し、これを管理情報として中央制御部33に登
録する。そして、中央制御部33は、この管理情報を各
処理装置及び/またはその処理装置制御部に設定する。
この検体支持体と処理項目群の関係を示す情報は、予
め、オフライン処理で設定しておくこともできる。
【0040】搬送ライン30によって搬送される各検体
支持体3は、対応関係にある処理項目群が遠心処理を設
定しているならば、分岐手段34aによって遠心分離機
13に搬入するように分岐される。遠心分離機13に向
けて分岐された検体支持体3は該遠心分離機13内に搬
入して検体の遠心分離を実行する。この場合、検体支持
体3に載置した各検体容器1は、この検体標識2に予め
書き込まれた遠心分離に関するコード番号により遠心分
離が必要な検体容器1をグループ化する検体支持体3に
振り分けて載置しているので、この検体支持体3のキャ
リア標識4をキャリア標識読み取り装置6bで読み取
り、予め中央制御部33から処理装置制御部37に設定
された管理情報と照合して識別することで遠心分離の要
否が決定される。
【0041】この実施形態によれば、検体支持体3のキ
ャリア標識4の読み取り情報と該検体支持体3に載置し
た検体容器1の処理項目群として予め処理装置制御部3
7に設定された管理情報(コード番号を含む)により遠
心分離を実施するか否かを決定するので、各検体容器1
毎に中央制御部33に問い合せすることなく各検体の遠
心分離処理を実施することができる。
【0042】検体容器1内の検体の遠心分離が終って遠
心分離機13から搬出された検体支持体3は、検体の分
注処理を実施する前に、搬送ライン30によって、検体
容器1の栓を開ける開栓機14に搬送する。この実施形
態では、開栓機14が全部の容器の栓を開けるように構
成してあるが、中央制御部33に問い合せすることな
く、予め設定されたコード番号により開栓処理を実施す
るか否かを該開栓機14内に予め設定された情報により
判断して処理することも可能である。
【0043】遠心分離及び開栓処理済みの検体容器1を
載置した検体支持体3は、搬送ライン30によって搬送
する途中でキャリア標識読み取り装置6cによりキャリ
ア標識4を読み取り、分注装置15へ運ぶように分岐手
段34bで分岐する。この分注装置15は、緊急で分注
処理することを考慮して、検体投入口を設けてある。検
体投入口に検体標識読み取り装置5bを設置して検体標
識2を読み取り、前記キャリア標識読み取り装置6cに
よって読み取ったキャリア標識4の情報と新たに載置さ
れた検体容器1の情報を対(検体容器1と検体支持体3
との組合せ)にして中央制御部33に再登録する。
【0044】本発明のこの実施形態によれば、各検体支
持体3毎に、そこに載置されている検体容器1の情報は
検体標識2に既にコード化された処理項目群として書き
込んであり、また、処理装置制御部38が管理情報とし
て認識しているために、検体容器1(検体支持体3)が
通過するたびに中央制御部33に問い合せる必要がな
く、分注装置15に予め設定されている分注方法によ
り、自動的に分注することが可能となる。このとき、こ
の検体支持体3には予め設定された処理項目群以外の項
目が指示されている検体容器1が載置されている場合が
あるが、このような場合にのみ分注情報を中央制御部3
3に問い合せる。従って、たとえ検体容器(検体支持
体)の数が増えたとしても中央制御部33への情報通信
量はあまり変わらないために、複雑で大規模な通信シス
テムは不要である。
【0045】このようにして分注装置15で分注処理を
受けた親検体容器1が載置された検体支持体3は、搬送
ライン30によって次の検体処理装置へ搬送する。
【0046】また、分注装置15で分注された子検体を
入れた子検体容器1aは、親検体とは別の検体支持体3
に載置して支持されるが、このときも、子検体(子検体
容器1)と検体支持体3は検体標識2とキャリア標識4
によって相関付けられ分析装置16へ搬送される。そし
て、分析装置16に搬送した子検体容器1aについて
は、この分析装置16に取り付けられているキャリア標
識読み取り装置(図示省略)によって検体支持体3のキ
ャリア標識4を読み取ることにより、その検体支持体3
にはどのような検体(子検体容器1)が載置されている
かを認識し、認識された子検体の処理項目群に基づき該
当する処理を行う。
【0047】次に、合流手段35cを経て搬送ライン3
0に搬出された親検体容器1は、検体(例えば血清)を
別の子検体容器1bに分注するために分注装置17に搬
送し、ここでも同様に、検体支持体3のキャリア標識4
をキャリア標識読み取り装置6dによって読み取ること
により、処理装置制御部39に予め設定された管理情報
に基づいた分注処理を実施する。そして、分注処理済み
の親検体容器1は、必要に応じて検体取り出し部18へ
搬送する。分注処理により別の子検体容器1bに移した
子検体(血清のみ)について、バーコードラベラの如き
標識貼り付け装置32の処理装置制御部(図示省略)
は、検体(検体容器1)の情報を中央制御部33に問い
合せる。この問い合せに対する応答情報に基づき、バー
コードラベラ32は、親検体容器1と同じ、属性,コー
ド化された処理項目群を示すコード番号,コード化され
ていない処理項目の問い合せの要否情報を書き込んだ検
体標識2のラベルを発行し、子検体容器1bの外壁に貼
り付ける処理を行った後、搬送ライン30に検体支持体
を送り出す。
【0048】以下同様に、オンライン用の分析装置20
で検体の分析処理を行うための分注装置19により子検
体容器1bから別の子検体容器1cへ検体を分注処理
し、オフライン用の分析装置(図示省略)のために分注
装置21,22、(キャリア標識読み取り装置及び処理
装置制御部を図示省略)により分注処理し、用手検査用
として分注装置23で分注処理する。残った子検体は、
検体容器1cを閉栓機26にて閉栓した後に一時待機部
27に一時的に保存する。
【0049】待機部27に保存した検体は必要に応じて
待機部27から搬出される。そして、この保存された検
体を再処理する場合には、検体容器1cを開栓機28に
て開栓した後にキャリア標識読み取り装置(図示省略)
にて検体支持体3の情報を読み取ることによりその検体
支持体3に載置されている検体がどういう検体かを認識
する。検体容器1cを帰還ライン31により合流手段3
5aを介して搬送ライン30の先頭部に搬送し、再度、
必要な処理を実行する。
【0050】再処理しない場合、あるいは予定された総
ての処理が適正に終了した検体容器は、検体取り出し部
29に搬出され、収納される。
【0051】尚、検体標識2には、前述したが、各検体
処理装置での処理項目が多くて検体容器に付けられた検
体標識2の情報容量が足らないために、予め設定された
コード番号(処理項目群)以外の処理(処理項目)が必
要となる場合に、必要に応じて中央制御部33に処理内
容の問い合せを行うことを指示するための問い合せ要否
を示すコード番号を設ける。
【0052】以上に説明したように、図3の実施形態に
よれば、検体処理システムは、予め決められた処理項目
群に相当するコードを各検体容器1に貼り付けた検体標
識2に書き込んでおき、搬送ライン30に沿って設置し
た各検体処理装置は、先ず、予め決められた処理項目群
に相当するコードに従って検体容器1を検体支持体3に
振り分け載置して該検体支持体3とこれに載置している
検体容器1の処理項目群を関連付け、各検体処理装置
は、検体支持体3に付けられたキャリア標識4を認識す
ることにより、その都度、中央制御部33との処理情報
のやり取りをしなくても、各検体に必要な処理を実行す
ることができ、従って、各検体処理装置と中央制御部の
間の情報交換のための通信処理量を軽減することができ
る。
【0053】このようなシステムは、検体や検体処理装
置の数が多い検体処理システムにおいて、中央制御部3
3と各検体処理装置の間の情報通信処理量を軽減して検
体処理速度を向上することができる。また、見方を変え
れば、大規模な検体処理システムにおいても、簡易な通
信システムを採用することができるので、価格を低減す
ることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、処理する検体の数や検
体処理装置の数が増加することにより、この検体処理シ
ステムの全体を管理及び制御する中央制御部と各検体処
理装置の間の通信システムが複雑且つ大型化するのを軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】少数の検体処理装置を配置した検体処理システ
ムを示すブロック図である。
【図2】検体支持体の例を示す図である。
【図3】多数の検体処理装置を配置した検体処理システ
ムであり、本発明に基づく検体処理機能を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…検体容器、2…検体標識、3…検体支持体、4…キ
ャリア標識、5a,5b…検体標識読み取り装置、6a
〜6g…キャリア標識読み取り装置、7…ラック供給ユ
ニット、8…収納ストッカ、12…検体振り分け装置、
13…遠心分離機、14,28…開栓機、15,17,
19,21,22,23…分注装置、16,20…分析
装置、18…検体取り出し部、24,32…標識貼り付
け装置、25,29…検体取り出し部、26…閉栓機、
27…待機部、30…搬送ライン、31…帰還ライン、
33…中央制御部、37〜42…処理装置制御部、54
…画面表示器、57,58,59…キャリア標識読み取
り器。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体の情報が書き込まれた検体標識を有す
    る検体容器に収容した検体について処理を行う検体処理
    装置と、前記検体容器の前記検体標識を読み取る標識読
    み取り装置を備えた検体処理システムにおいて、 前記検体処理装置により処理する前記検体の処理項目群
    をコード化して前記検体容器の検体標識に書き込んでお
    き、 この検体標識を読み取って前記検体処理装置により処理
    項目群に該当する処理を行うようにしたことを特徴とす
    る検体処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記検体標識には、遠
    心分離の要否,開栓の要否,分注先,分注量などの1つ
    または一連の処理を1つの群にして示すコードで記録
    し、このコード番号に従って検体支持体に振り分けて載
    置した検体容器については、検体処理装置は、検体支持
    体を識別することにより該検体支持体に載置された検体
    容器内の検体に対して前記コードに該当する処理を行う
    ようにしたことを特徴とする検体処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、検体処理装置
    で行う処理項目群を示すコード化した標識を有する前記
    検体容器に収容された検体について、前記検体処理装置
    は、予め設定されたコード以外の処理については、処理
    項目を情報処理装置に問い合せて確認するようにしたこ
    とを特徴とする検体処理システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の1項において、前記検体容
    器に付けられた検体標識には、収容する検体の、日付,
    年齢,性別,名前等の属性を書き込むようにしたことを
    特徴とする検体処理システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記検体標識を読み取
    って処理項目群が同一の検体容器を1つの検体支持体に
    振り分け載置する検体振り分け装置と、この検体支持体
    に応じて該検体支持体に載置された各検体容器内の検体
    の処理を行う検体処理装置を備えたことを特徴とする検
    体処理システム。
  6. 【請求項6】検体の情報が書き込まれた検体標識を有す
    る検体容器と、固有の支持体標識を有し、複数の検体容
    器を載置して支持する検体支持体と、前記検体容器の検
    体標識を読み取る検体標識読み取り装置と、前記検体支
    持体の支持体標識を読み取る支持体標識読み取り装置
    と、前記検体容器に収容した検体の処理を行う検体処理
    装置と、これらを管理する情報処理装置を備えた検体処
    理システムにおいて、 前記検体処理装置により処理する前記検体の処理項目群
    をコード化して前記検体容器の検体標識に書き込んでお
    き、この検体標識を前記標識読み取り装置で読み取って
    処理項目群が同一の検体容器を1つの検体支持体に振り
    分け載置する検体振り分け装置を設け、 前記情報処理装置は、前記検体支持体とこれに載置され
    た検体容器に収容した検体の処理項目群を対にして管理
    情報として保持すると共に各検体処理装置に設定し、 前記検体処理装置は、前記検体支持体の支持体標識を読
    み取って該検体支持体に載置された検体容器に収容した
    検体の処理項目群を判別するようにしたことを特徴とす
    る検体処理システム。
  7. 【請求項7】検体を収容し得る検体容器を保持する検体
    支持体と、該検体支持体を搬送する搬送ラインと、該搬
    送ラインに沿って配置された複数の検体処理装置を備え
    た検体処理システムにおいて、 上記検体容器の外壁に付された検体標識であって、検体
    番号のコードを含み、その内部に収容する検体に関し上
    記複数の検体処理装置の内の1つ以上による処理項目の
    組合せをグループとして表わすグループコードを含むよ
    うに表示されている検体標識と、 上記検体支持体に形成されている識別可能にコード化さ
    れたキャリア標識と、 上記複数の検体処理装置の方へ上記検体支持体を搬送す
    るに先立って、上記検体標識を読み取る検体標識読み取
    り装置と、 上記複数の検体処理装置の方へ上記検体支持体を搬送す
    るに先立って、上記キャリア標識を読み取る第1のキャ
    リア標識読み取り装置と、 上記複数の検体処理装置のそれぞれに対応して配置され
    ている第2のキャリア標識読み取り装置と、 各々の検体処理装置とペアをなしており、対応する第2
    のキャリア標識読み取り装置からの読み取り情報を受け
    取る処理装置制御部と、 上記検体標識読み取り装置による検体標識の読み取り結
    果と上記第1のキャリア標識読み取り装置によるキャリ
    ア標識の読み取り結果に基づき個々の検体支持体に関し
    キャリア標識とグループコードの対応関係を登録する情
    報管理制御部と、を具備し、 各々の処理装置制御部は、登録される上記対応関係を上
    記情報管理制御部から受け取って自己とペアをなす検体
    処理装置に関係するキャリア標識を管理することを特徴
    とする検体処理システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の検体処理システムにおい
    て、各々の検体処理装置は、自己に対応する第2のキャ
    リア標識読み取り装置で読み取られたキャリア標識が自
    己の処理項目に該当するグループコードを含むときに、
    その読み取られたキャリア標識を有する検体支持体上の
    検体容器又は検体に対して自己の処理項目の処理を実行
    することを特徴とする検体処理システム。
  9. 【請求項9】請求項7記載の検体処理システムにおい
    て、上記識別可能なグループに含まれる処理項目は、遠
    心分離,開栓,検体分注,検体分析,閉栓及び一時待機
    の中から選ばれることを特徴とする検体処理システム。
  10. 【請求項10】請求項7記載の検体処理システムにおい
    て、上記検体標識読み取り装置により読み取られた検体
    標識の中に予め設定されているグループに該当しない処
    理項目が含まれているならば、上記情報管理制御部は、
    その非該当処理項目を処理すべき特定の検体処理装置に
    対応する特定の処理装置制御部に対し問い合せ要求指令
    を設定し、 上記特定の処理装置制御部は、上記非該当処理項目と対
    応関係にあるキャリア標識を認識したときに、上記情報
    管理制御部に対し問い合せることにより上記情報管理制
    御部から受け取る処理情報に基づいて上記特定の検体処
    理装置が上記非該当処理項目の処理を実行するように制
    御することを特徴とする検体処理システム。
  11. 【請求項11】請求項7記載の検体処理システムにおい
    て、さらに、上記検体標識読み取り装置及び上記第1の
    キャリア標識読み取り装置による読み取り後に、上記グ
    ループコードが同じである複数の検体容器を1つの検体
    支持体に装填し、複数検体容器装填済みの検体支持体を
    上記搬送ラインに供給する検体振り分け装置を具備する
    ことを特徴とする検体処理システム。
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