JP2019142649A - 乗客コンベア - Google Patents

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雅也 渡邉
大樹 田中
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Abstract

【課題】省エネと意匠性を両立した自動運転方式の乗客コンベアを提供する。【解決手段】第1光電センサ61から利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、第1時間T1の間第1加速度α1で踏段11を駆動してその移動速度を第1速度V1に上昇させ、第1加速度α1よりも小さい第2加速度α2で踏段11を駆動してその移動速度を定格速度V2まで上昇させ、所定の停止条件が成立するまで定格速度で踏段11を駆動する。第1光電センサ61とフロアプレートの櫛19a先端との距離Lxが1000mm以上、1700mm未満である。第1時間T1は、利用者が所定標準歩行速度で乗り口を通過してから櫛19a先端を通過するまでの時間であり、第1速度V1は、15m/min以上の所定の速度であり、第1加速度α1は、第1加速度α1で加速する踏段を目視した利用者に、速すぎない適切な加速が行われているとの印象を与える加速度に設定する。【選択図】図7

Description

本発明は、自動運転方式の乗客コンベアに関する。
省エネを考慮したエスカレータとして、光電センサの利用者検出結果に基づいて踏段を停止状態または定格速度運転状態に制御する自動運転方式のエスカレータがある。このような自動運転方式のエスカレータに関し、エレベータ業界の標準規格を定めたJEAS−410B(標改06−02)は、上記光電センサを備えた光電ポールを乗り口のフロアプレートの櫛先端から手前に1700mm以上離れた位置、またはハンドレールのニュエル(折り返し部)先端から1000mm以上離れた位置に配置すべきことを規定している。
上記JEAS−410B(標改06−02)は、さらに、自動運転方式のエスカレータに関し、上記光電ポールに加え、光電ポールとハンドレールのニュエル(折り返し部)先端との間から利用者が進入するのを防止するための進入防止柵を設けるべきことを規定している。しかし、光電ポールや進入防止柵を設けると、自動運転方式を採用していないエスカレータと比べ建物内での占有面積が増加したり、建物の意匠に悪影響が生じたりする等意匠面に関する課題がある。
特許文献1は、意匠面を考慮し、光電ポールに代えてニュエル(折り返し部)先端近傍の欄干に光電センサを設けたエスカレータを開示している。なお、特許文献1では、光電センサの利用者検出結果に基づいて踏段を低速運転状態または定格速度運転状態に制御する。
特開2004−83277号公報
特許文献1では、意匠面の課題が改善されるが、停止状態に代えて低速運転状態が採用されているため、省エネの効果が低減するという課題がある。
本発明は、省エネと意匠性を両立した自動運転方式の乗客コンベアを提供する。
本発明の乗客コンベアは、
無端状に連結され、循環駆動される踏段と、
無端状に構成され、踏段に連動して循環駆動される左右一対のハンドレールと、
各ハンドレールを循環移動可能なように支持する左右一対の欄干と、
左右の欄干に配置され、左右のハンドレールの折り返し部の間の乗り口を通過する利用者を検知する光電センサと、
乗り口の床を構成するフロアプレートと、
光電センサから出力される信号に基づいて踏段の駆動を制御する制御装置と、を備える。
制御装置は、踏段の駆動を駆動していないときに光電センサから利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、第1時間の間第1加速度で踏段を駆動してその移動速度を第1速度まで上昇させ、その後、第1加速度よりも小さい第2加速度で踏段を駆動してその移動速度を定格速度まで上昇させ、その後、所定の停止条件が成立するまで定格速度で踏段を駆動する。
光電センサとフロアプレートの櫛先端との距離が1000mm以上、1700mm未満であり、
第1時間は、所定標準歩行速度の利用者が乗り口を通過してから櫛先端またはその手前の所定位置を通過するまでの時間であり、
第1速度は、15m/min以上の所定の速度であり、
第1加速度は、第1加速度で加速する踏段を目視した利用者に、速すぎない適切な加速が行われているとの印象を与える加速度に設定され、
第2加速度は、0.1m/s以下の所定の加速度に設定されている。
本発明の乗客コンベアによれば、自動運転方式の乗客コンベアにおいて、省エネと意匠性を両立できる。
実施の形態1におけるエスカレータの概略側面図である。 実施の形態1におけるエスカレータの乗り口部分の拡大側面図である。 実施の形態1におけるエスカレータの乗り口部分の拡大平面図である。 実施の形態1におけるエスカレータの制御装置の電気的構成を示す図である。 実施の形態1におけるエスカレータの制御装置による、運転指令の生成処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1におけるエスカレータの制御装置による自動運転制御を説明するフローチャートである。 実施の形態1におけるエスカレータの制御装置による起動時の速度制御を説明した図である。 実施の形態2におけるエスカレータの制御装置の電気的構成を示す図である。 実施の形態2におけるエスカレータの乗り口部分の拡大側面図である。 実施の形態2におけるエスカレータの乗り口部分の拡大平面図である。 実施の形態2におけるエスカレータの制御装置による自動運転制御を説明するフローチャートである。 実施の形態2におけるエスカレータの制御装置による起動時の速度制御を説明した図である。 従来における自動運転方式のエスカレータの乗り口部分の拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
1.構成
1−1.概要
図1は、実施の形態1におけるエスカレータの概略側面図である。本実施の形態におけるエスカレータ1は、利用者検出結果に応じて自動で運転または停止する自動運転方式のエスカレータである。エスカレータ1は、乗客コンベアの一例である。
エスカレータ本体10は、建築物の2つの階床F1、F2間に架け渡された状態で設置される。エスカレータ本体10は、無端状に連結された複数の踏段11と、左右一対の無端状のハンドレール12と、モータ20の動力を踏段11及びハンドレール12に伝達する動力伝達機構(不図示)と、乗り口5及び降り口6の床面をそれぞれ構成するフロアプレート19等を有する。複数の踏段11及びハンドレール12は、モータ20の動力により循環駆動される。本実施の形態のエスカレータ1では、階床F1に乗り口5が設けられ、階床F2に降り口6が設けられているものとして説明するが、本発明は階床F2に乗り口5が設けられ、階床F1に降り口が設けられている場合にも適用可能である。
電力供給装置30は、モータ20に駆動用の電力を供給する。電力供給装置30は、例えば、制御装置40による制御に基づいて供給電力を変化させることが可能なインバータにより構成される。
図2、図3は、実施の形態1におけるエスカレータ1の乗り口5部分の拡大側面図及び拡大平面図である。
左右のハンドレール12はそれぞれ、長手方向の両端部に、円弧状に湾曲して折り返す折り返し部(ニュエル部)12nを有する。エスカレータ本体10は、ハンドレール12を走行可能に支持する欄干18を有する。左右の折り返し部12nの下方にはそれぞれインレット16が設けられている。インレット16は、欄干18下方のハンドレール収容空間にハンドレール12を導入し、またはハンドレール収容空間から外部空間にハンドレール12を排出する開口であり、欄干18下方のインレットガード17に設けられている。
欄干18には折り返し部12nの近傍に第1光電センサ61が設けられている。第1光電センサ61の構成等については後述する。
図4は、実施の形態1におけるエスカレータ1の制御装置40の電気的構成を示す図である。
制御装置40は、制御部41と記憶部42とを有する。制御装置40は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)を利用して構成されている。
記憶部42は、プログラムや種々のデータを格納している。プログラムには、本実施の形態の制御装置40の各種機能を実現するためのプログラムが含まれている。
制御部41は、記憶部42からプログラム及びデータを読み出し、読み出したプログラム及びデータに基づく演算処理を行う。これにより、制御装置40における各種の機能が実現される。
制御装置40は、第1光電センサ61から信号を入力する。制御装置40は、入力した信号に基づいて電力供給装置30からモータ20へ供給する電力を制御することで、踏段11の駆動を制御する。
第1光電センサ61は、対向配置される投光部61a及び受光部61bを有する。第1光電センサ61は、櫛19aの先端から所定距離の位置Pdを通過する利用者を検出する。本実施の形態では、所定距離は1000mmに設定されている。
ここで、図13は、従来における自動運転方式のエスカレータの乗り口部分の拡大側面図である。従来のJEAS−410B(標改06−02)では、図13に示すように、自動運転方式のエスカレータに関して、利用者検出用の光電センサとフロアプレートの櫛先端との距離を1700mm以上、または光電センサと折り返し部(ニュエル)先端との距離を1000mm以上とすべきことを規定している。しかし、実際の建物では、建物の意匠の制約等から上記距離を確保できない場合がある。その場合に関し、JEAS−410Bは、利用者の乗り込み中の加速を認める一方、その加速度については0.1m/sとすべきことを規定している。0.1m/sという加速度は、踏段に乗り込む利用者に転倒を生じさせない程度の緩やかな加速を生じさせる加速度である。
この規定を受けて、本実施の形態では、エスカレータ本体10の乗り口5の折り返し部12n先端と櫛19aとの間の距離を、JEAS−410で規定された規定距離(1700mm)よりも短い1000mmに設定している。また、欄干18に折り返し部12n近傍で第1光電センサ61を設置している。このような構成によれば、光電センサ用の光電ポールや進入防止柵を設けることなく、自動運転制御を行うことができる。そのため、エスカレータ1やビルの美観を向上させることができる。
ここで、折り返し部12n先端と櫛19aとの間の距離を1000mmとした場合、光電センサで利用者が検知されてから0.1m/sの加速度で踏段を加速しても、利用者の乗り込み時の踏段の移動速度は10m/minにも満たない程度の低速度としかならず、踏段に乗り込んだ利用者が移動速度を遅く感じ、踏段上で歩く虞がある。これを解決する方法としては、特許文献1のように、利用者が検知されていないときに踏段を完全に停止させるのではなく低速度で駆動し、利用者が検知されたときに定格速度で駆動することが考えられる。しかし、このような運転方法では、解決しようとする課題の欄でも説明したように、省エネの効果が低下するという問題がある。そこで、本実施の形態では、第1光電センサ61とフロアプレート19の櫛19a先端との距離Lxを1000mmとしつつ、以下の構成を採用している。
すなわち、本実施の形態では、踏段11を駆動していないときに、第1光電センサ61から、利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、制御装置40は、第1時間T1の間第1加速度α1で踏段11を駆動してその移動速度を第1速度V1まで上昇させる。その後、制御装置40は、第1加速度α1よりも小さい第2加速度α2で踏段11を駆動してその移動速度を定格速度V2にまで上昇させる。第1時間T1は、利用者が所定標準歩行速度で乗り口5を通過してから櫛19a先端を通過するまでの時間であり、第1速度V1は、15m/min(15m/min以上の所定の速度の一例)であり、第2加速度α2は、JEASで規定されている上記の0.1m/s(0.1m/s以下の所定の加速度の一例)に設定されている。所定標準歩行速度は、最も歩行速度が速い年齢層(例えば19〜35歳)の歩行速度の平均値よりもさらにその標準偏差分(1σ分)速い歩行速度であり、例えば1.6m/sである。
より具体的な例を挙げると、距離Lxが1000mm、利用者の歩行速度が1.6m/s、第1速度V1が15m/minである場合、第1時間T1は0.625秒、第1加速度α1は0.399m/sとする。第2加速度α2はJEASの基準に基づいて0.1m/sとする。
2.動作
制御装置40によるエスカレータ1の自動運転制御についてフローチャートを参照してより詳しく説明する。
図5は、制御装置40による第1光電センサ61の検出結果に基づく運転指令の生成処理を説明するフローチャートである。図6は、制御装置40によるエスカレータ1の自動運転制御を説明するフローチャートである。図5、図6のフローチャートによる処理は並行して実行される。
制御装置40は、乗り口5の第1光電センサ61で利用者が検知されたか否かを判断する(S11)。例えば、制御装置40は、乗り口5の第1光電センサ61から出力される信号が、利用者を検知したことを示しているか否かを判断する。
利用者が検知されていない場合(S11でNO)、制御装置40は、ステップS11の判断を再度実行する。
利用者が検知された場合(S11でYES)、制御装置40は、エスカレータ1の運転指令を生成する(S12)。
次に、図6を参照して、制御装置40によるエスカレータ1の自動運転制御を説明する。
制御装置40は、運転指令が生成されたか否かを判断する(S21)。
運転指令が生成されていない場合(S21でNO)、制御装置40は、ステップS21の判断を再度実行する。
運転指令が生成された場合(S21でYES)、制御装置40は、運転時間Tfを0(ゼロ)にリセットした後(S22)、運転時間Tfの計時を開始する(S23)。
制御装置40は、エスカレータ1が運転中か否かを判断する(S24)。エスカレータ1が運転中とは、踏段11が駆動されて移動していることである。
エスカレータ1が運転中でない場合(S24でNO)、制御装置40は、踏段11を第1時間T1の間第1加速度α1で駆動し、その移動速度を第1速度V1に上昇させる(S25)。
制御装置40は、踏段11を第2時間T2の間第2加速度α2で駆動し、その移動速度を定格速度V2に上昇させる(S26)。
制御装置40は、踏段11を定格速度V2で駆動させる(S27)。
ステップS27を実行後、あるいはステップS24でエスカレータ1が運転中である場合(S24でYES)、制御装置40は、運転時間Tfが所定運転時間以上となったか否かを判断する(S28)。所定運転時間は、乗り口5のフロアプレート19の櫛19aの先端から出てきた踏段11が、降り口6のフロアプレート19に隠れるまでの移動時間に所定の余裕時間を加えた時間、つまり利用者がエスカレータ1に乗車してから降車するまでの時間に所定の余裕時間を加えた時間に設定されている。ここで、運転時間Tfが所定運転時間以上となったことは、所定の停止条件の一例である。
運転時間Tfが所定運転時間以上でない場合(S28でNO)、制御装置40は、ステップS21の処理に戻る。
運転時間Tfが所定運転時間以上である場合(S28でYES)、制御装置40は、エスカレータ1が停止中か否かを判断する(S29)。停止中とは、踏段11が駆動されておらず停止していることである。
エスカレータ1が停止中である場合(S29でYES)、制御装置40は、ステップS21の処理に戻る。
エスカレータ1が停止中でない場合(S29でNO)、制御装置40は、エスカレータ1の運転を停止する(S29)。つまり、踏段11の駆動を停止させる。
ここで、ステップS27の定格速度V2での運転が既に開始している状態のときに、新たな利用者が乗り口5から進入してきて新たな運転指令が生成されると(S12)、運転指令が生成されたと判断され(S21でYES)、運転時間Tfが0(ゼロ)にリセットされ(S22)、運転時間Tfの計時が新たに開始される(S23)。そのため、ステップS28の所定運転時間に関する判断は、新たな運転指令が生成されたときを基点とする運転時間Tfに基づいて行われることとなり、新たな利用者がエスカレータ1(踏段11)から降りるまで定格速度V2での運転が継続されることとなる。
3.本実施の形態のエスカレータの作用
図7は、実施の形態1におけるエスカレータ1の制御装置40による起動時の速度制御を説明した図である。エスカレータ1が停止、つまり踏段11が停止しているときに、乗り口5の第1光電センサ61で利用者が検知されると、踏段11が第1加速度α1で第1時間T1の間駆動され、踏段11の移動速度が第1速度V1に上昇する。ここで、前述したが、第1時間T1は、所定標準歩行速度の利用者が乗り口5を通過してから櫛19a先端を通過するまでの時間であり、第1加速度α1は、踏段11の移動速度を、第1時間T1でゼロから第1速度V1に到達させる加速度に設定され、第1速度V1は、15m/min以上の速度に設定されている。15m/min以上の速度は、踏段11に乗り込んだ利用者が移動速度を遅いとは感じにくい速度である。このような構成によると、第1光電センサ61で利用者が検知されて、利用者が踏段11に乗り込むまでの第1時間T1の間に、踏段11の移動速度が、踏段11に乗り込んだ利用者が移動速度を遅いと感じにくい第1速度V1に上昇する。そのため、踏段11に乗り込んだ利用者に違和感を抱かせることを抑制できる。
検知されたときから第1時間T1が経過すると、加速度が第1加速度α1から、第1加速度α1よりも小さい第2加速度α2に切り替えられる。ここで、第2加速度α2は、踏段11に乗り込んだ利用者の安全を担保する条件を満たす加速度であって、踏段11の移動速度を、第2時間T2で第1速度V1から定格速度V2に到達させることが可能な加速度に設定されている。そのため、踏段11に乗り込んだ利用者の安全を保ちつつ、踏段11の移動速度を定格速度V2に上昇させることができる。
第2加速度α2での移動を開始してから第2時間T2が経過すると、加速度が第2加速度α2からゼロに切り替えられ、踏段11が定格速度V2で駆動される。
上述した本実施の形態のエスカレータ1によれば、ハンドレール12の折り返し部12nの先端近傍の欄干18に第1光電センサ61を設けたことで、光電ポールや進入防止柵が不要となる。そのため、自動運転方式を採用していないエスカレータと比べ建物の意匠に悪影響が生じるようなことも生じない。また、2段階で加速することで、第1光電センサ61と櫛19a先端との間の距離Lxを規定の1700mmよりも短くして、占有面積の増加を抑制できるとともに、第1光電センサ61の検出結果に応じてエスカレータ1を停止状態または定格速度運転状態に制御して、良好な省エネ効果を得ることができる。よって、本実施の形態の自動運転方式のエスカレータ1によれば、省エネと意匠性を両立できる。
4.踏段の加速度及び移動速度と乗車感の関係
本願発明者は、エスカレータの踏段の加速度及び移動速度を変更して乗車感を実際に体感してみた。その結果、乗り込み時の踏段の移動速度が12m/minでは遅く感じ、移動中の踏段上を歩きたくなる感覚が生じた。一方、乗り込み時の踏段の移動速度が15m/min以上では上記のような感覚は生じなかった。そのため、乗り込み時の踏段の速度は15m/min以上であることが好ましい。
ここで、本実施の形態では、第1光電センサ61から櫛19aの先端までの距離Lxを1000mmとし、踏段11の移動速度をゼロから15m/minに上昇させているが、この場合、上述した0.399m/sの加速度で踏段11を加速させればよい。一利用者としての本願発明者は、この加速を目視したときに、速すぎない適切な加速を行っているように見えた。
なお、上記距離Lxを上記同様1000mmとし、踏段の移動速度をゼロから30m/minに上昇させる場合には、0.799m/sの加速度で踏段を加速させればよいが、この加速を目視したときに、本願発明者は、非常に速く踏段が移動しているように感じられ、違和感があった。
上記を考慮して、本実施の形態では、距離Lxを1000mmとした場合において、第1加速度α1を0.399m/s、第1速度V1を15m/minと設定したものである。
5.実施の形態1の変形例
上記実施の形態では、本発明の一具体例として、第1光電センサ61から櫛19aの先端までの距離Lxが1000mmであり、第1速度V1が15m/minである場合を説明した。しかし、本発明では、距離(Lx)は1000mm以上、1700mm未満の距離であってもよい。また、第1速度V1は、15m/min以上の速度であってもよい。例えば、15m/minよりも大きく、30m/min以下の速度であってもよい。また、第1速度V1に応じて第1加速度α1の大きさを設定する。なお、利用者の歩行速度に関しては、距離Lxや第1速度V1の大きさによらず、上述した1.6m/sで固定とすることが望ましい。利用者の歩行速度については、エレベータ側で制御することは困難であるからである。利用者の歩行速度を固定値とした場合において、第1速度V1を大きくすると、第1加速度α1は連れて大きくなるが、第1加速度α1が大きすぎると、第1加速度α1で加速する踏段を目視した利用者に、加速が速すぎるとの印象を与える虞がある。これを避けるため、本実施の形態では、第1加速度α1を、第1加速度α1で加速する踏段11を目視した利用者に、速すぎない適切な加速が行われているとの印象を与える加速度に設定している。この加速度は、0.5m/s未満の加速度、より好ましくは0.4m/s未満の加速度である。
具体的には、距離Lxを1100mmとし、第1速度V1を16m/minに設定してもよい。利用者の歩行速度については実施の形態1と同様に1.6m/sとする。この場合、第1時間T1は0.688秒となり、第1加速度α1は0.388m/sとなる。本願発明者は、第1加速度α1(0.388m/s)で加速する踏段を目視したときに、速すぎない適切な加速を行っているように見えた。第2加速度α2については、実施の形態1同様、JEASの基準に基づいて0.1m/sとする。
また、距離Lxを1100mmとし、第1速度V1を16.5m/minに設定してもよい。利用者の歩行速度については実施の形態1と同様に1.6m/sとする。この場合、第1時間T1は0.688秒となり、第1加速度α1は0.399m/sとなる。本願発明者は、第1加速度α1(0.399m/s)で加速する踏段を目視したときに、速すぎない適切な加速を行っているように見えた。第2加速度α2については、実施の形態1同様、JEASの基準に基づいて0.1m/sとする。
なお、上記距離Lxを上記同様1100mmとし、踏段の移動速度をゼロから30m/minに上昇させる場合には、0.727m/sの加速度で踏段を加速させればよいが、この加速を目視したときに、本願発明者は、非常に速く踏段が移動しているように感じられ、違和感があった。
また、距離Lxを1200mmとし、第1速度V1を15m/minに設定してもよい。利用者の歩行速度については実施の形態1と同様に1.6m/sとする。この場合、第1時間T1は0.75秒となり、第1加速度α1は0.333m/sとなる。本願発明者は、第1加速度α1(0.333m/s)で加速する踏段を目視したときに、速すぎない適切な加速を行っているように見えた。第2加速度α2については、実施の形態1同様、JEASの基準に基づいて0.1m/sとする。
また、距離Lxを1200mmとし、第1速度V1を16m/minに設定してもよい。利用者の歩行速度については実施の形態1と同様に1.6m/sとする。この場合、第1時間T1は0.75秒となり、第1加速度α1は0.356m/sとなる。本願発明者は、第1加速度α1(0.356m/s)で加速する踏段を目視したときに、速すぎない適切な加速を行っているように見えた。第2加速度α2については、実施の形態1同様、JEASの基準に基づいて0.1m/sとする。
距離Lxを1000mm、1100mm、1200mm以外の距離とする場合にも、第1加速度α1などは上記と同様に求めればよい。
(実施の形態2)
実施の形態2のエスカレータ1について説明する。実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図8は、実施の形態2におけるエスカレータ1の制御装置40の電気的構成を示す図である。
制御装置40は、第1光電センサ61に加え、第2光電センサ62から信号を入力する。制御装置40は、入力した信号に基づいて電力供給装置30及びモータ20の動作を制御することでエスカレータ1の動作を制御する。
図9は、実施の形態2におけるエスカレータ1の乗り口5部分の拡大側面図である。図10は、実施の形態2におけるエスカレータ1の乗り口5部分の拡大平面図である。
第2光電センサ62は、第1光電センサ61同様に、対向配置される投光部62a及び受光部62bを有する。第2光電センサ62は、左右のスカートガード15に、フロアプレート19の櫛19aの先端から乗り口5側に275mmの位置Ps(所定位置の一例。以下適宜「所定位置Ps」という)で配置される。第1光電センサ61と櫛19aの先端との間の距離Lxが1100mmである場合、第1光電センサ61と第2光電センサ62の間の距離Lsは825mmとなる。275mmという距離は一例である。
図11は、実施の形態2におけるエスカレータ1の制御装置40による自動運転制御を説明するフローチャートである。ステップS21〜S24及びS27〜S30では実施の形態1と同様の制御が行われる。そのため、相違点を中心に説明する。
制御装置40は、エスカレータ1が運転中か否かを判断した結果、エスカレータ1が運転中でない場合(S24でNO)、踏段11を第1加速度α1で駆動させ、その移動速度を、第1速度V1に向けて上昇させる(S25A)。
ここで、本実施の形態では、第1速度V1、定格速度V2、及び第2加速度α2は、実施の形態1と同じ値に設定されている。しかし、第1の実施の形態とは異なり、第1時間T1は、利用者が所定標準歩行速度で乗り口5の第1光電センサ61を通過してから第2光電センサ62を通過するまでの時間としている。また、第1光電センサ61と第2光電センサ62との間の距離Lsを、第1光電センサ61と櫛19aの先端との間の距離Lxの1100mmよりも短い825mmとしているため、第1加速度α1は実施の形態1の0.399m/sよりも大きい0.484m/sに設定している。
制御装置40は、運転時間Tfが第1時間T1以上となったか否かを判断する(S25B)。
運転時間Tfが第1時間T1以上となっていない場合(S25BでNO)、制御装置40は、乗り口5の第2光電センサ62で利用者が検知されたか否かを判断する(S25C)。例えば、制御装置40は、乗り口5の第2光電センサ62から出力される信号が、利用者を検知したことを示しているか否かを判断する。
利用者が検知されていない場合(S25CでNO)、制御装置40は、ステップS25Bの判断に戻る。
利用者が検知された場合(S25CでYES)、制御装置40は、運転時間Tbを下記式に基づいて求めて設定する(S25F)。運転時間Tbは、踏段11を第2加速度α2で駆動させる時間である。
Tb=(30−α1・Ta)/α2
ここで、Taは、第2光電センサ62で利用者が検知されたとき(S25CでYESと判断されたとき)の運転時間Tfである。
これに対し、運転時間Tfが第1時間T1以上となった場合(S25BでYES)、制御装置40は、運転時間Tbとして第2時間T2を設定する。
ステップS25DまたはS25Eで運転時間Tbの設定後、制御装置40は、踏段11を運転時間Tbの間第2加速度α2で駆動し、その移動速度を定格速度V2にまで上昇させる(S26A)。以後、制御装置40は、実施の形態1と同様の制御を行う。
3.本実施の形態のエスカレータの作用
図12は、実施の形態2におけるエスカレータ1の制御装置40による起動時の速度制御を説明した図である。前述したように、第1速度V1、定格速度V2、及び第2加速度α2は実施の形態1と同じ値に設定されているが、第1加速度α1は実施の形態1の第1加速度α1よりも大きい値を有する。
エスカレータ1が停止、つまり踏段11が停止しているときに、乗り口5の第1光電センサ61で利用者が検知されると、踏段11が第1加速度α1で駆動され、踏段11の移動速度が上昇していく。
その場合において、利用者が所定標準歩行速度以下の歩行速度で乗り口5から進入してきた場合は、利用者が第2光電センサ62で検知される前に第1時間T1が経過することとなる。そのため、利用者が踏段11に乗り込む前に、踏段11の移動速度が第1速度V1に到達するとともに、加速度が第1加速度α1から、第1加速度α1よりも小さい第2加速度α2に切り替えられる。そして、第2加速度α2での駆動が開始してから第2時間T2が経過すると、加速度が第2加速度α2からゼロに切り替えられ、踏段11が定格速度V2で駆動される。
これに対し、利用者が所定標準歩行速度よりも速い歩行速度で乗り口5から進入してきた場合は、第1時間T1が経過する前に第2光電センサ62で利用者が検知され、加速度が第1加速度α1から、第1加速度α1よりも小さい第2加速度α2に切り替えられることとなる。例えば、ある利用者が、所定標準歩行速度よりも速い速度で小走りに乗り込んできたような場合、第1時間T1が経過する前であって時間Taが経過したときに第2光電センサ62で検知され、加速度が第2加速度α2に切り替えられることとなる。そのため、利用者が、第1加速度α1で駆動されている踏段11に乗り込むことが防止される。つまり、通常よりも速い速度で進入してきた利用者についても適切に安全を確保できる。
第1時間T1が経過する前に利用者が第2光電センサ62で検知されたとき、踏段11の移動速度は第1速度V1よりも小さい速度V11にまでしか到達していないが、検知後、定格速度V2に達するまで第2加速度α2で駆動される。例えば、上述の運転時間Tbの間、踏段11を第2加速度α2で駆動することで、踏段11の移動速度を定格速度V2に到達させることができる。踏段11の移動速度が定格速度V2に達すると、第2加速度α2での移動が開始してから運転時間Tbが経過すると、加速度が第2加速度α2からゼロに切り替えられ、踏段11が定格速度V2で駆動される。
実施の形態2のエスカレータ1によれば、実施の形態1同様、自動運転方式の乗客コンベアにおいて、省エネと意匠性を両立できる。さらに、所定標準歩行速度よりも速い歩行速度で進入してきた利用者の安全を適切に確保できる。
(実施の形態についてのまとめ)
(1)実施の形態1、2のエスカレータ1(乗客コンベア)は、
無端状に連結され、循環駆動される踏段11と、
無端状に構成され、踏段11に連動して循環駆動される左右一対のハンドレール12と、
各ハンドレール12を循環移動可能なように支持する左右一対の欄干18と、
左右の欄干18に配置され、左右のハンドレール12の折り返し部12nの間の乗り口5を通過する利用者を検知する第1光電センサ61と、
乗り口5の床を構成するフロアプレート19と、
第1光電センサ61から出力される信号に基づいて踏段11の駆動を制御する制御装置40と、を備える。
制御装置40は、踏段11を駆動していないときに第1光電センサ61から利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、第1時間T1の間第1加速度α1で踏段11を駆動してその移動速度を第1速度V1に上昇させ、その後、第1加速度α1よりも小さい第2加速度α2で踏段11を駆動してその移動速度を定格速度V2まで上昇させ、その後、所定の停止条件が成立するまで定格速度V2で踏段11を駆動する。
第1光電センサ61とフロアプレート19の櫛19a先端との距離Lxが1000mm以上、1700mm未満であり、
第1時間T1は、所定標準歩行速度の利用者が乗り口5を通過してから櫛19a先端(実施の形態1)またはその手前の所定位置Ps(実施の形態2)を通過するまでの時間であり、
第1加速度α1は、第1加速度α1で加速する踏段11を目視した利用者に、速すぎない適切な加速が行われているとの印象を与える加速度に設定され、
第1速度V1は、15m/min以上の所定の速度に設定され、
第2加速度α2は、0.1m/s以下の所定の加速度に設定されている。
実施の形態1、2のエスカレータ1によれば、自動運転方式の乗客コンベアにおいて、省エネと意匠性を両立できる。また、第1加速度α1で加速する踏段を目視した利用者に、速すぎない適切な加速が行われているという印象を与えることができる。
(2)実施の形態1のエスカレータ1において、
第1加速度α1は、0.4m/s未満の加速度に設定されている。
これによれば、第1加速度α1で加速する踏段を目視した利用者に、速すぎない適切な加速を行っているという印象を与えることができる。
(3)実施の形態2のエスカレータ1において、
所定位置Psを利用者が通過したことを検知する第2光電センサ62が配置されている。
制御装置40は、第1時間T1の経過前に、第2光電センサ62から、所定位置Psを利用者が通過したことを示す信号を受信したときは、踏段11を第2加速度α2で駆動してその移動速度を定格速度V2まで上昇させる。
実施の形態2のエスカレータ1によれば、自動運転方式の乗客コンベアにおいて、省エネと意匠性を両立できる。さらに、実施の形態2によれば、所定標準歩行速度よりも速い速度で進入してきたような利用者の安全を適切に確保できる。
(その他の実施の形態)
前記実施の形態のエスカレータ1は、本発明の乗客コンベアの一例である。本発明において、乗客コンベアは、一の階床において水平あるいは斜めに配置されたいわゆる動く歩道等の乗客コンベアであってもよい。
前記実施の形態では、光電センサとフロアプレート19の櫛19a先端との距離Lxが1000mmまたは1100mmの場合を説明した。しかし、これに限らず、本発明は、光電センサとフロアプレート19の櫛19a先端との距離Lxが1000mm以上、1700mm未満の場合に好適に利用できる。
前記実施の形態2では、第2光電センサ62は、櫛19a先端の手前275mmの所定位置Psに配置され、櫛19a先端の手前275mmの所定位置Psを通過する利用者を検出する。しかし、275mmという距離は一例であり、これに限定されるものではなく、これより大きくても小さくてもよい。また、第2光電センサ62は、櫛19a先端の直側方位置に配置され、櫛19a先端位置を通過する利用者を検出してもよい。第1時間T1、第2時間T2、及び第1加速度α1は、櫛19a先端と所定位置Psとの間の距離に応じて、前記実施の形態で説明した考え方に基づいて設定すればよい。
前記実施の形態では、第2加速度α2は、0.1m/sとしたが、これに限らず、0.1m/s以下の加速度としてもよい。
前記実施の形態では、制御装置40はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)を利用して構成され、制御装置40における各機能は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現されている。しかし、制御装置40における各機能は、ハードウェア(電子回路)のみにより実現されてもよい。
1 エスカレータ
5 乗り口
6 降り口
10 エスカレータ本体
11 踏段
12 ハンドレール
12n 折り返し部
15 スカートガード
16 インレット
17 インレットガード
18 欄干
19 フロアプレート
19a 櫛
20 モータ
30 電力供給装置
40 制御装置
41 制御部
42 記憶部
61 第1光電センサ
62 第2光電センサ
Pd 位置
Ps 所定位置
T1 第1時間
T2 第2時間
Tf 運転時間
V1 第1速度
V2 定格速度
α1 第1加速度
α2 第2加速度

Claims (3)

  1. 無端状に連結され、循環駆動される踏段と、
    無端状に構成され、前記踏段に連動して循環駆動される左右一対のハンドレールと、
    各ハンドレールを循環移動可能なように支持する左右一対の欄干と、
    左右の欄干に配置され、前記左右のハンドレールの折り返し部の間の乗り口を通過する利用者を検知する光電センサと、
    乗り口の床を構成するフロアプレートと、
    前記光電センサから出力される信号に基づいて前記踏段の駆動を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記踏段を駆動していないときに前記光電センサから利用者が通過したことを示す信号を受信した場合、第1時間の間第1加速度で前記踏段を駆動してその移動速度を第1速度まで上昇させ、その後、前記第1加速度よりも小さい第2加速度で前記踏段を駆動してその移動速度を定格速度まで上昇させ、その後、所定の停止条件が成立するまで前記定格速度で前記踏段を駆動し、
    前記光電センサと前記フロアプレートの櫛先端との距離が1000mm以上、1700mm未満であり、
    前記第1時間は、利用者が所定標準歩行速度で前記乗り口を通過してから前記櫛先端またはその手前の所定位置を通過するまでの時間であり、
    前記第1速度は、15m/min以上の所定の速度であり、
    前記第1加速度は、前記第1加速度で加速する踏段を目視した利用者に、速すぎない適切な加速が行われているとの印象を与える加速度に設定され、
    前記第2加速度は、0.1m/s以下の所定の加速度に設定されている、
    乗客コンベア。
  2. 前記第1加速度は、0.4m/s未満の加速度に設定されている、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記櫛先端または前記所定位置を利用者が通過したことを検知する第2光電センサが配置され、
    前記制御装置は、前記第1時間の経過前に、前記第2光電センサから、前記櫛先端または前記所定位置を利用者が通過したことを示す信号を受信したときは、前記踏段を前記第2加速度で駆動してその移動速度を前記定格速度まで上昇させる、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
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