JP2004035169A - 乗客コンベアの自動運転装置 - Google Patents

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Kenji Ogura
小倉 健司
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Abstract

【課題】乗客検出装置を用いた乗客コンベアを自動運転する場合、複数の乗客が連続して乗込んでも運転に支障を生じないようにする。
【解決手段】第1検出装置7が乗客を検出すると、乗客コンベア1は起動する。第2検出装置8が乗客を検出し、この検出がなくなっても乗客コンベア1の運転は継続し、第3検出装置9が乗客を検出すると、乗客コンベア1は第3所定時間運転した後停止する。
第2検出装置8が乗客を第1所定時間検出しないと乗客コンベア1は停止する。また、第3検出装置9が乗客を第2所定時間検出しないときも乗客コンベア1は停止する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エスカレーター等の乗客コンベアを自動的に起動・停止する運転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗客コンベアを利用する乗客の存在を検出して、乗客コンベアを一方向へ自動運転し、乗客が存在しなくなった状態になると、その運転を自動停止させるものが、例えば特開平6−92580号公報に開示されている。
この装置では、乗客コンベアの乗り口に、乗客の通過を検出する第1検出装置、その乗り口の踏段に近い位置に、乗客の通過を検出する第2検出装置が配置されている。
【0003】
また、乗客の降り口の踏段に近い位置に、乗客の通過を検出する第3検出装置が配置されている。そして、第1検出装置が乗客の通過を検出すると、踏段の運転を開始し、第2検出装置が乗客の通過を検出すると、所定の運転を続け、第3検出装置が乗客を検出すると、踏段の運転を停止させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された従来の乗客コンベアの自動運転装置では、複数の乗客が連続して乗込んだ場合、2人以上が重なった状態で検出装置を通過すると、検出装置は一人の通過として検出することになり、他の検出装置を通過する際に、その重なりが解消されて間隔が開いた時に不都合が生じる。例えば、3人の乗客が連続して乗客コンベアに乗込み、2番目と3番目の乗客が重なった状態で第2の検出装置を通過したとする。
【0005】
この場合、先頭の乗客を第1及び第2検出装置が検出して乗客コンベアは所定時間運転が開始され、その後第3検出装置は先頭の乗客通過を確認できる。しかし、第2検出装置は2番目と3番目の乗客を一人として検出しているため、2番目と3番目の乗客が第2検出装置を通過した後、降り口に達するまでに間隔ができた場合、第3検出装置は2番目の乗客の通過を検出した時に踏段から乗客が降りたと判断してしまう。そのため、3番目の乗客が踏段上にいるにもかかわらず、乗客コンベアは停止してしまうことになる。
【0006】
また、そのとき、新たな乗客が第1検出装置を通過すると、再び乗客コンベアが起動されてしまうことになる。更に、第1及び第2検出装置の間に存在する乗客を検出することができないため、乗込みに時間を要した場合、タイマーによる設定時間が経過して、乗客が乗込む前に踏段が停止してしまうことがあるなどの問題点がある。
【0007】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、複数の乗客が連続して乗込んでも、すべての乗客を支障なく移動できるようにした乗客コンベアの自動運転装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1発明に係る乗客コンベアの自動運転装置は、無端状に連結されて移動する踏段が、乗降口間を移動する乗客コンベアにおいて、上記乗降口へ接近する乗客を検出する第1検出装置と、この第1検出装置と上記踏段との間に存在する上記乗客を検出する第2検出装置と、上記踏段の乗込み部を通過する乗客を検出する第3検出装置とを有し、上記第1〜第3検出装置の乗客検出により上記踏段の移動を制御する運転制御手段を備えたものである。
【0009】
また、第2発明に係る乗客コンベアの自動運転装置は、第1発明のものにおいて、第1検出装置により乗客が検出されると第1所定時間作動する第1時限手段と、上記第1所定時間内に第2検出装置による乗客検出がなくなると第2所定時間作動する第2時限手段と、上記第2所定時間内に第3検出装置により乗客が検出されると第3所定時間作動する第3時限手段とを設けたものである。
【0010】
また、第3発明に係る乗客コンベアの自動運転装置は、第1又は第2発明のものにおいて、第2及び第3検出装置を、第1検出装置が乗客を検出するまで無効とする検出装置制限手段を設けたものである。
【0011】
また、第4発明に係る乗客コンベアの自動運転装置は、第1又は第2発明のものにおいて、第1及び第2検出装置をそれぞれエネルギー波の反射波によって乗客を検出する2つの検出ゾーンを有する形式のものとし、両検出装置を踏段への乗込み部に配置し、上記第1検出装置の検出ゾーンの最前部を、上記第2検出装置の検出ゾーンの最前部よりも前方に配置したものである。
【0012】
また、第5発明に係る乗客コンベアの自動運転装置は、第1又は第2発明のものにおいて、第1検出装置が乗客を検出すると踏段を緩起動し、第3検出装置が上記乗客を検出しなくなってから、上記踏段を緩停止させる緩起動・停止手段を設けたものである。
【0013】
また、第6発明に係る乗客コンベアの自動運転装置は、第1又は第2発明のものにおいて、第1検出装置が乗客を検出すると踏段を低速運転し、この状態で第2検出装置が乗客を検出しないと上記踏段を停止させる低速運転手段を設けたものである。
【0014】
また、第7発明に係る乗客コンベアの自動運転装置は、第1又は第2発明のものにおいて、乗客コンベアの乗降口の両方にそれぞれ第1〜第3検出装置を設置し、運転制御手段を、上記乗降口の一方の上記第1検出装置が乗客を検出すると、上記乗降口の他方の上記第1〜第3検出装置を無効とし、上記乗降口の一方の上記第1〜第3検出装置の乗客検出により上記踏段の移動を制御し、上記踏段の停止後上記乗降口の他方の上記第1〜第3検出装置を有効とするようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の第1及び第2発明の一実施の形態を示す図で、図1は乗客コンベアの側面断面図、図2は図1の平面図、図3は動作フローチャートであり、図中同一符号は同一部分を示す。
【0016】
図1及び図2において、1はエスカレータ等の乗客コンベア、2は下階床に設けられた乗降口、3は上階床に設けられた乗降口、4は無端状に連結されて移動する踏段、5は踏段4の両側に立設された欄干、6は欄干5の周囲に配置され踏段4と同期して移動する手すり、7は乗降口2に設置され、踏段4から一定距離(例えば1.5〜2.0m)の位置に検出ゾーン7aを形成する第1検出装置である。
【0017】
8は手すり6の出入口部周辺に設置され、第1検出装置7と踏段4の間に検出ゾーン8aを形成する第2検出装置、9は踏段4の乗込み部周辺に設置され、検出ゾーン9aを形成する第3検出装置で、第1及び第3検出装置7,9は、例えば光ビームを投射し、その光ビームを乗客が遮断することにより乗客を検出する透過形検出装置が用いられ、第2検出装置8は、光ビームなどのエネルギー線を放射し、その反射波によって乗客を検出する反射形検出装置が用いられている。10は制御装置、11は乗降口2の両側に立設された案内さくである。
【0018】
次に、この実施の形態の動作を図3を参照して説明する。
下階床の乗降口2に来た乗客が検出ゾーン7aに入ると、ステップS1で第1検出装置7が作動する。ステップS2で乗客コンベア1が起動し、ステップS3で第1時限装置(図示しない)が時間のカウントを開始する。次に、ステップS4で乗客が検出ゾーン8aに入ったか、すなわち第2検出装置8で乗客が検出されたかを判断し、検出されないと判断すると、ステップS14へ進み、第1時限装置の設定時間(第1所定時間)が経過したかを判断する。
【0019】
経過していなければ、ステップS4へ戻り、経過していればステップS13へ飛んで乗客コンベア1を停止する。
ステップS4で乗客が検出されたと判断すると、ステップS5で乗客コンベア1の運転指令を継続する。ステップS6で第2検出装置8による乗客検出がなくなるのを待つ。乗客がいなくなるとステップS7で第2時限装置(図示しない)が時間のカウントを開始し、ステップS8で乗客コンベア1の運転指令を継続する。
【0020】
ステップS9で第3検出装置9により乗客が検出されたかを判断し、検出されないと判断すると、ステップS15へ進み、第2時限装置の設定時間(第2所定時間)が経過したかを判断する。経過していなければステップS9へ戻り、経過していればステップS13へ飛んで乗客コンベア1を停止する。
ステップS9で乗客が検出されたと判断すると、ステップS10で第3時限装置(図示しない)が時間のカウントを開始し、ステップS11で乗客コンベア1の運転指令を継続する。
【0021】
ステップS12で第3時限装置の設定時間(第3所定時間)が経過するまで運転を継続し、ステップS13で乗客コンベア1を停止する。
ここで、各時限装置の設定時間は次のように設定されている。すなわち、第1所定時間は、第1検出装置7が乗客を検出してから、その乗客が第2検出装置8で検出されるまで移動するのに要する時間に多少の余裕を持たせた時間に、第2所定時間は、第2検出装置8が乗客を検出しなくなってから、その乗客が第3検出装置9で検出されるまで移動するのに要する時間に多少の余裕を持たせた時間に設定されている。
【0022】
また、第3所定時間は、第3検出装置9が乗客を検出してから、その乗客が乗降口3に移動するまでに要する時間に多少の余裕を持たせた時間に設定されている。乗客コンベアが停止するのは、3つの時限装置がすべてタイムアップしており、かつ第2検出装置8で乗客検出がなかった場合となる。
ここで、ステップS1〜S13は運転制御手段を、ステップS3,S4,S14は第1時限手段を、ステップS6,S7は第2時限手段をステップS9,S10,S15は第3時限手段を構成している。
【0023】
このようにして、乗客が乗客コンベア1に乗り込むまで、乗客を確実に検出するため、乗込みに時間を要した場合でも、途中で乗客コンベア1が停止することなく、降り口まで運転することが可能となる。もし、複数の乗客が同時に第1検出装置7を通過した後、乗客間に間隔が生じたときも、第2検出装置8が乗込み口にいる乗客を検出するため、すべての乗客を降り口まで移動させることが可能となる。
【0024】
また、乗客が第1又は第2検出装置7,8を通過した後、乗客コンベア1に乗り込まないで戻ってしまった場合でも、第2時限装置が第2所定時間を経過すれば乗客コンベア1は停止するため、むだな運転時間を減らすことが可能となる。また、たとえ第3検出装置9の手前で乗客が乗り遅れても、第3検出装置9を通過すれば、運転の設定時間が更新されるため、乗客コンベア1の運転が継続され、乗客の移動中に停止するような不都合を防ぐことが可能となる。
【0025】
実施の形態2.
図4はこの発明の第3発明の一実施の形態を示す動作フローチャートで、図3の部分図である。なお、図1及び図2は実施の形態2にも共用する。
図4は図3のステップS1とステップS2の間にステップS17を追加し、ステップS13の次にステップS18を追加したもので、これ以外は図3と同様である。
【0026】
次に、この実施の形態の動作を説明する。
ステップS1で第1検出装置7が作動すると、ステップS17で第2及び第3検出装置8,9を有効にしてから、ステップS2で乗客コンベア1を起動する。そして、ステップS13で乗客コンベア1が停止した後、ステップS18で第2及び第3検出装置8,9を無効にする。ここで、ステップS1,S17は検出装置制限手段を構成している。
このようにして、普段は第2及び第3検出装置8,9は無効(不感)状態となっているため、装置の長寿命化及び省エネルギー化を図ることが可能となる。
【0027】
実施の形態3.
図5はこの発明の第4発明の一実施の形態を示す乗客コンベアの平面図である。なお、図3及び図4は実施の形態3にも共用する。
図1及び図2では、第1検出装置7を透過形の検出装置とし、第2検出装置8を反射形の検出装置とし、第3検出装置9を透過形の検出装置としたが、実施の形態3では、第1及び第2検出装置7,8を共に反射形の検出装置とし、それぞれの検出ゾーン7a,8aとしたものである。
【0028】
このようにして、第1及び第2検出装置7,8を同じ位置に設置したため、第1検出装置7を支持する柱を設置することが不要になり、設置スペースを節減することが可能となる。
また、上記各実施の形態では、各検出装置7〜9の検出媒体として光ビームを用いるものとしたが、これに限るものではなく、エネルギー線を応用した他の形式の検出装置を用いることが可能である。
【0029】
実施の形態4.
図6及び図7はこの発明の第5及び第6発明の一実施の形態を示す図で、図6は踏段の速度曲線図、図7は動作フローチャートである。なお、図1、図2及び図5は実施の形態4にも共用する。
この乗客コンベア1は、例えばインバータによって速度が制御され、図6に示すような速度で運転されるものとする。
次に、この実施の形態の動作を図6及び図7を参照して、図3と異なる部分を主として説明する。
【0030】
ステップS1で第1検出装置7が作動する(時刻t)と、ステップS2で乗客コンベア1は起動し、ステップS21で、所定の低速度(例えば10m/min)になるまで加速度Aで運転する。次に、ステップS4で第2検出装置8による乗客検出がある(時刻t)まで、上記所定の低速度で運転を続け、第2検出装置8が乗客を検出すると、加速度Bで定格速度(例えば30m/min)になるまで加速する。乗客が乗客コンベア1に乗り込む際には定格速度となっている。
【0031】
ステップS9で第3検出装置9が乗客を検出する(時刻t)と、ステップS10で第3時限装置が作動し、ステップS12で第3所定時間Tだけ定格速度で運転した後(時刻t)、ステップS22で減速度Cで減速して停止する(時刻t)。
この実施の形態では、第2検出装置8が乗客を検出したときから、加速度Bで運転するものとしたが、これを第2検出装置8が乗客を検出しなくなったときから、加速度Bで運転するようにしてもよい。
ここで、ステップS1,S2,S9,S15,S22,S13は緩起動・停止手段を、ステップS1,S21,S4,S14,S22,S13は低速運転手段を構成している。
【0032】
このようにして、乗客が第1検出装置7を通過したにもかかわらず、乗客コンベア1に乗り込まずに戻った場合、低速運転が第1所定時間分継続されるため、定格速度で起動した場合に比べて省エネルギー化を図ることが可能となる。また、乗客コンベア1を緩起動し緩停止するようにしたため、万が一、踏段4上に乗客がいた場合でも、衝撃が少なく転倒防止に有用なものとすることが可能となる。
【0033】
実施の形態5.
図8及び図9はこの発明の第7発明の一実施の形態を示す図で、図8は乗客コンベアの側面断面図、図9は動作フローチャートで、図3の部分図である。
この実施の形態は、図8に示すように上階床3にも下階床2の第1〜第3検出装置7〜9と同様の第1〜第3検出装置7A〜9A及び案内さく11と同様の案内さく11Aを設けたものである。
図9は図3のステップS1をステップS31及びステップS32に置換し、ステップS13の次にステップS33を追加したもので、これ以外は図3と同様である。
【0034】
次に、この実施の形態の動作を説明する。
ステップS31で乗降口2の第1検出装置7が作動すると、第2及び第3検出装置8,9を有効にすると同時に、ステップS32で乗降口3の第1〜第3検出装置7A〜9Aを無効にする。そして、ステップS2で乗客コンベア1を運転し、一連の動作後、ステップS13で乗客コンベア1が停止すると、乗降口3の第1〜第3検出装置7A〜9Aを有効にする。
【0035】
なお、図4のステップS1,S17に示すように、第1検出装置7が作動してから第2及び第3検出装置8,9を有効にするようにしてもよい。
ここで、ステップS31,S32,S2〜S13,S33は運転制御手段を構成している。
このようにして、乗客コンベア1が一台しか設置できない場合でも、双方向の運転に対応することができ、乗客の使い勝手に適合する更に便利な乗客コンベアとすることが可能となる。
【0036】
上記各実施の形態において、逆乗込みに対する警告機能を持たせてもよい。また、乗降口2,3の一方だけに第1〜第3検出装置7〜9を設置した乗客コンベア1の場合には、降り口に第1検出装置7Aだけを設置し、もし乗客コンベア1の停止中に、乗客が逆乗込みをしようとして、第1検出装置7Aを通過すると、ブザーの鳴動等で警告するように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明の第1発明では、第1検出装置で乗降口へ接近する乗客を検出し、第2検出装置で第1検出装置と踏段との間に存在する乗客を検出し、第3検出装置で踏段の乗込み部を通過する乗客を検出し、これらの乗客検出により踏段の移動を制御するようにしたので、複数の乗客が連続して乗込んでも、第1及び第3検出装置間にとどまっている乗客を確実に検出でき、すべての乗客を降り口まで移動させることができる。
【0038】
また、第2発明では、第1検出装置により乗客が検出されてから第1所定時間内に、第2検出装置による乗客検出がなくなると第2所定時間がカウントされ、この第2所定時間内に第3検出装置により乗客が検出されると第3所定時間がカウントされるようにしたので、第2検出装置が乗客を検出した後、乗客が乗込むのに時間を要した場合でも、乗客コンベアが途中で停止してしまうことを防止することができる。
【0039】
また、第3発明では、第2及び第3検出装置を、第1検出装置が乗客を検出するまで無効にしたので、装置の長寿命化及び省エネルギー化を図ることができる。
【0040】
また、第4発明では、第1及び第2検出装置をそれぞれ反射形の検出装置として踏段の乗込み部に配置し、第1検出装置の検出ゾーンの最前部を、第2検出装置の検出ゾーンの最前部よりも前方に配置したので、第1検出装置を支持する部材の設置が不要となり、設置スペースを節減することができる。
【0041】
また、第5発明では、第1検出装置が乗客を検出すると踏段を緩起動し、第3検出装置が乗客を検出しなくなってから踏段を緩停止させるようにしたので、万が一踏段上に乗客がいた場合でも、衝撃が少なく転倒防止に有用なものとすることができる。
【0042】
また、第6発明では、第1検出装置が乗客を検出すると踏段を低速運転し、この状態で第2検出装置が乗客を検出しないと、踏段を停止させるようにしたので、乗客が第1検出装置を通過したにもかかわらず、乗客コンベアに乗り込まずに戻った場合、定格速度で起動した場合に比べて省エネルギー化を図ることができる。
【0043】
また、第7発明では、乗客コンベアの乗降口の両方に検出装置を設置し、乗降口の一方の第1検出装置が乗客を検出すると、他方の第1〜第3検出装置を無効とし、踏段の停止後他方の第1〜第3検出装置を有効とするようにしたので、一台の乗客コンベアで双方向の運転に対応することができ、乗客の使い勝手に適合する更に便利な乗客コンベアとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す乗客コンベアの側面断面図。
【図2】この発明の実施の形態1を示す図1の平面図。
【図3】この発明の実施の形態1を示す動作フローチャート。
【図4】この発明の実施の形態2を示す動作フローチャート。
【図5】この発明の実施の形態3を示す乗客コンベアの平面図。
【図6】この発明の実施の形態4を示す踏段の速度曲線図。
【図7】この発明の実施の形態4を示す動作フローチャート。
【図8】この発明の実施の形態5を示す乗客コンベアの側面断面図。
【図9】この発明の実施の形態5を示す動作フローチャート。
【符号の説明】
1 乗客コンベア、  2,3 乗降口、  4 踏段、   7,7A 第1検出装置、  7a 第1検出装置の検出ゾーン、  8,8A 第2検出装置、  8a 第2検出装置の検出ゾーン、  9,9A 第3検出装置、
9a 第3検出装置の検出ゾーン。
S1〜S13 運転制御手段、  S3,S4,S14 第1時限手段、  S6,S7 第2時限手段、  S9,S10,S15 第3時限手段、  S1,S17 検出装置制御手段、  S1,S2,S9,S15,S22,S13 緩起動・停止手段、  S1,S21,S4,S14,S22,S13 低速運転手段、  S31,S32,S2〜S13,S33 運転制御手段。

Claims (7)

  1. 無端状に連結されて移動する踏段が、乗降口間を移動する乗客コンベアにおいて、上記乗降口へ接近する乗客を検出する第1検出装置と、この第1検出装置と上記踏段との間に存在する上記乗客を検出する第2検出装置と、上記踏段の乗込み部を通過する乗客を検出する第3検出装置とを有し、上記第1〜第3検出装置の乗客検出により上記踏段の移動を制御する運転制御手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアの自動運転装置。
  2. 第1検出装置により乗客が検出されると第1所定時間作動する第1時限手段と、上記第1所定時間内に第2検出装置による乗客検出がなくなると第2所定時間作動する第2時限手段と、上記第2所定時間内に第3検出装置により乗客が検出されると第3所定時間作動する第3時限手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの自動運転装置。
  3. 第2及び第3検出装置を、第1検出装置が乗客を検出するまで無効とする検出装置制限手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの自動運転装置。
  4. 第1及び第2検出装置をそれぞれエネルギー波の反射波によって乗客を検出する2つの検出ゾーンを有する形式のものとし、両検出装置を踏段への乗込み部に配置し、上記第1検出装置の検出ゾーンの最前部を、上記第2検出装置の検出ゾーンの最前部よりも前方に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの自動運転装置。
  5. 第1検出装置が乗客を検出すると踏段を緩起動し、第3検出装置が上記乗客を検出しなくなってから、上記踏段を緩停止させる緩起動・停止手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの自動運転装置。
  6. 第1検出装置が乗客を検出すると踏段を低速運転し、この状態で第2検出装置が乗客を検出しないと上記踏段を停止させる低速運転手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの自動運転装置。
  7. 乗客コンベアの乗降口の両方にそれぞれ第1〜第3検出装置を設置し、運転制御手段を、上記乗降口の一方の上記第1検出装置が乗客を検出すると、上記乗降口の他方の上記第1〜第3検出装置を無効とし、上記乗降口の一方の上記第1〜第3検出装置の乗客検出により上記踏段の移動を制御し、上記踏段の停止後上記乗降口の他方の上記第1〜第3検出装置を有効とするものとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの自動運転装置。
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JP2019142649A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 フジテック株式会社 乗客コンベア
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JP7191264B1 (ja) 2022-06-06 2022-12-16 三菱電機株式会社 乗客コンベアの制御装置

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