JP2020152563A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
Description
無端状に連結された踏段と、
踏段を循環駆動する駆動部と、
乗り口が接する共用通路における乗り口近傍の所定位置を通過する利用者を検知する第1利用者検出部と、
乗り口を通過する利用者を検知する第2利用者検出部と、
踏段に乗り込む利用者を検知する第3利用者検出部と、
制御装置と、を備え、
制御装置は、
踏段を駆動していないときに第1利用者検出部で利用者が検知されると、定格速度よりも遅い低速度で踏段を駆動し、
低速度で踏段を駆動中に第2利用者検出部で利用者が検知されると、駆動速度を低速度から定格速度に増速させ、
定格速度で踏段を駆動中に第3利用者検出部で利用者が検知されると、検知された利用者が降り口側で踏段を降りるまでの少なくとも第1所定時間の間、定格速度で踏段を駆動させる。
1.構成
図1は、実施の形態1におけるエスカレータの概略側面図である。エスカレータ1は、乗客コンベアの一例である。
制御装置40は、第1光電センサ61、第2光電センサ62、及び第3光電センサ63から出力されるセンサ信号に基づいて、エスカレータ1を自動で起動/停止させ、かつ運転速度を制御する。
現在時刻を利用者検知時刻として記憶部42に記憶し(S16)、ステップS15の判断を再度実行する。なお、ステップS16では、ステップS15でYESと判断される都度、現在時刻が最新の利用者検知時刻として重ね書きされる。
本実施の形態のエスカレータ1の作用を説明する。一例として、ある1名の利用者がエスカレータ1を利用した際のエスカレータ1の動作について説明する。エスカレータ1は停止状態にあるものとする。停止状態において、共用通路Sを歩行中の利用者が第1光電センサ61で検知されると(S11でYES)、踏段11が低速度で駆動される(S12)。当該利用者がエスカレータ1に乗り込むために乗り口5を通過すると、第2光電センサ62で当該利用者が検知され(S13でYES)、踏段11の駆動速度が定格速度に増速される(S14)。当該利用者がさらに進みフロアプレート19から踏段11に乗り込むと、第3光電センサ63で利用者が検知される(S15でYES)。その後、例えば、第3光電センサ63で他の利用者が検知されないまま(S15でNO)、1/2周時間+30秒が経過すると(S20でYES)、つまり1/2周時間+30秒の時間だけ定格速度で踏段11が駆動されると、踏段11の駆動速度が低速度に減速される(S19)。その後、例えば、第2光電センサ62で他の利用者が検知されないまま5分が経過し(S21でYES)、かつ第1光電センサ61で他の利用者が検知されないまま5分が経過すると(S23でYES)、踏段11の駆動が停止される(S24)。つまり、エスカレータ1の運転が停止される。
(1)実施の形態1のエスカレータ1(乗客コンベアの一例)は、
無端状に連結された踏段11と、
踏段を循環駆動するモータ20(駆動部の一例)と、
乗り口5が接する共用通路Sにおける乗り口5近傍の所定位置La1を通過する利用者を検知する第1光電センサ61(第1利用者検出部の一例)と、
乗り口5を通過する利用者を検知する第2光電センサ62(第2利用者検出部の一例)と、
踏段11に乗り込む利用者を検知する第3光電センサ63(第3利用者検出部の一例)と、
制御装置40と、を備え、
制御装置40は、
踏段11を駆動していないときに第1光電センサ61で利用者が検知されると、定格速度よりも遅い低速度で踏段11を駆動し、
低速度で踏段11を駆動中に第2光電センサ62で利用者が検知されると、駆動速度を低速度から定格速度に増速させ、
定格速度で踏段11を駆動中に第3光電センサ63で利用者が検知されると、検知された利用者が降り口6側で踏段11を降りるまでの少なくとも第1所定時間(例えば1/2周時間+30秒)の間定格速度で踏段11を駆動させる。
制御装置40は、定格速度で踏段11を駆動した場合において第3光電センサ63で利用者が検知されないまま、第1所定時間(例えば1/2周時間+30秒)よりも短い第2所定時間(例えば10秒)が経過したときは、駆動速度を低速度に減速させる。
制御装置40は、駆動速度を低速度に減速させた場合において第2光電センサ62で利用者が検知されないまま第3所定時間(例えば5分)が経過し、かつ、第1光電センサ61で利用者が検知されないまま第3所定時間が経過したときは、踏段11の駆動を停止させる。
(A)
前記実施の形態のエスカレータ1は、本発明の乗客コンベアの一例である。本発明において、乗客コンベアは、一の階床において水平あるいは斜めに配置されたいわゆる動く歩道等の乗客コンベアであってもよい。
前記実施の形態では、一本の通路である共用通路Sにエスカレータ1の乗り口5が接続されている例を示した。しかし、本発明の乗客コンベアはこれ以外にも適用できる。例えば、図7に示すように、共用通路Sに枝通路S2が接続されているような場合にも本発明の乗客コンベアは適用できる。この場合、枝通路S2に第1光電センサ61と同様の構成を有する光電センサ161を設け、光電センサ161で利用者が検知された場合、第1光電センサ61で利用者が検知された場合と同様の制御を行えばよい。
前記実施の形態では、上昇方向のエスカレータ1の乗り口5のみが共用通路Sに接続されている例を示した。しかし、本発明の乗客コンベアはこれ以外にも適用できる。例えば、図8に示すように、下降方向のエスカレータ200が階床F1、F2間で併設され、その降り口206が共用通路Sに接続されている場合にも適用できる。この構成では、下降方向のエスカレータ200を利用していた利用者は降り口206を通って共用通路Sに入り、共用通路Sでいずれかの方向に進むと考えられる。この場合、下降方向のエスカレータ200を利用していた利用者が第1光電センサ61で検知される。この検知時にエスカレータ1が停止していた場合には、10m/minでエスカレータ1が運転されることとなるが、定格速度で運転が行われることはない。なお、下降方向のエスカレータ200を利用していた利用者が斜めに歩くと、検知領域Rdを通過する可能性がある。この場合、エスカレータ1が運転していない状態であったときには、図6のフローチャートの処理では、エスカレータ1が起動することはない。また、エスカレータ1が10m/minで運転中であったときには、定格速度に増速されるが、第3光電センサ63では当該利用者は検知されないので、第1所定時間(例えば1/2周時間+30秒)よりも短い第2所定時間(例えば10秒)しか踏段11が駆動されない。そのため、下降方向のエスカレータ200が併設されている場合においても、従来のエスカレータや特許文献1のエスカレータと比べて省エネの効果が得られる。
5 乗り口
6 降り口
10 エスカレータ本体
11 踏段
12 ハンドレール
12n ニュエル部
16 インレット
17 インレットガード
18 欄干
19 フロアプレート
20 モータ
30 インバータ
40 制御装置
41 制御部
42 記憶部
61 第1光電センサ
62 第2光電センサ
63 第3光電センサ
161 光電センサ
200 エスカレータ
La1 所定位置
La3 第2所定位置
Rd 検知領域
Claims (3)
- 無端状に連結された踏段と、
前記踏段を循環駆動する駆動部と、
乗り口が接する共用通路における前記乗り口近傍の所定位置を通過する利用者を検知する第1利用者検出部と、
乗り口を通過する利用者を検知する第2利用者検出部と、
前記踏段に乗り込む利用者を検知する第3利用者検出部と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記踏段を駆動していないときに前記第1利用者検出部で利用者が検知されると、定格速度よりも遅い低速度で前記踏段を駆動し、
前記低速度で前記踏段を駆動中に前記第2利用者検出部で利用者が検知されると、駆動速度を前記低速度から前記定格速度に増速させ、
前記定格速度で前記踏段を駆動中に前記第3利用者検出部で利用者が検知されると、検知された利用者が降り口側で踏段を降りるまでの少なくとも第1所定時間の間、前記定格速度で前記踏段を駆動させる、
乗客コンベア。 - 前記制御装置は、前記定格速度で前記踏段を駆動した場合において前記第3利用者検出部で利用者が検知されないまま、前記第1所定時間よりも短い第2所定時間が経過したときは、駆動速度を前記低速度に減速させる、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記制御装置は、駆動速度を前記低速度に減速させた場合において前記第2利用者検出部で利用者が検知されないまま第3所定時間が経過し、かつ、前記第1利用者検出部で利用者が検知されないまま前記第3所定時間が経過したときは、前記踏段の駆動を停止させる、
請求項1または2に記載の乗客コンベア。
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JP2004035169A (ja) * | 2002-07-02 | 2004-02-05 | Mitsubishi Electric Corp | 乗客コンベアの自動運転装置 |
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